JP2004125210A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷蔵庫11を運転制御する電装部品を収納する収納ケース15を、制御基板16を収納する基板収納部17と電気配線27を収納する電気配線収納部18とに区画するとともに、収納ケース15を覆うカバー20を有し、基板収納部17の外周とカバー20との間にシール材19を設けたことにより万が一、可燃性冷媒が漏洩した場合でも着火源となりうる基板収納部17への侵入を防止できる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可燃性冷媒を用いた冷蔵庫の電装部品の収納構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、冷蔵庫も高機能化が進み、電子制御が一般的になり、電装部品の専用収納部が設けられている。(例えば、特許文献1参照)
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。
【0003】
図10は、従来の冷蔵庫の縦断面図であり、図11がその要部拡大図、図12が外箱・後板・箱体の構成を示す分解図である。
【0004】
図において、1は冷蔵庫本体、2は冷蔵庫の外郭を形成する外箱、3は外箱2背面の鋼板製の後板、2aは外箱2天面に開放した切り欠き部、3aは後板3上部の切り欠き部、4は切り欠き2a、3aを閉塞し鋼板で形成され天面・後面が開放した箱状を成す箱体、5は合成樹脂製の内箱、6は外箱2、内箱5、箱体4間に充填発泡された断熱材、7は箱体4の電装部品収納部4aのボス4bにネジ10により取り付けた制御基板等の電装部品、8は鋼板を成形し箱体4の開放部を閉塞する閉塞板、9は閉塞板を外箱2、後板3に固定するネジである。
【0005】
次に動作について説明する。電装部品収納部4aに収納される電装部品7は、冷蔵庫の運転時に通電され発熱するので、この熱を効率的に庫外に排出する必要がある。電装部品収納部4aは上面、後面が開放し、この開放部を鋼板製の閉塞版8で閉塞しているので熱伝導が良く、かつ閉塞板8の表面積が広いので排熱が効率的に行える。又閉塞板8は梱包時の荷役の踏みつけ等の外圧に耐える十分な強度を有する鋼板で形成されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−87443号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の冷蔵庫は、電装品収納部4aが鋼板の成形品である箱体4と閉塞板8で構成されるため、密閉性が低く、機械室近傍に同様の構成を用いると、可燃性冷媒が冷媒配管から漏洩した場合に、電装品収納部4a内に可燃性冷媒が進入しやすく、電装部品接点のスパーク等により不安全になるという問題を有している。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いても、不安全状態にならない冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の冷蔵庫の発明は、可燃性冷媒を封入した冷蔵庫において、冷蔵庫を運転制御する電装部品を収納する収納ケースを、制御基板を収納する基板収納部と電気配線を収納する電気配線収納部とに区画するとともに、前記収納ケースを覆うカバーを有し、前記基板収納部外周と前記カバーとの間にシール材を設けたものであり、前記基板収納部外周と前記カバーとの嵌合部のひずみ・変形等のばらつきを前記シール材が吸収し、万が一、可燃性冷媒が漏洩した場合でも着火源となりうる基板収納部への侵入は防がれる。そして収納ケースを制御基板を収納する基板収納部と電気配線を収納する電気配線収納部とに区画しているので、基板収納部への可燃性冷媒侵入の機会を減らすことができ安全性が高まる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、シール材は難燃性で独立気泡体からなる弾性部材としたものであり、気体透過性を低くできるとともに、ひずみ・変形等のばらつきを弾性部材が吸収し、安全性がさらに高まる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、シール材をカバー側に設けたものであり、カバー側の広い平面部を貼り付け代に利用することで、基板収納部外周とカバーとの嵌合部のずれを吸収でき安全性がさらに高まる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、シール材を貼り付けるカバーに位置決め用の突起部を設けたものであり、シール材の貼り付け時の位置決めがしやすく、作業効率が向上する。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、シール面を構成するシール材は複数の直方体からなり、シール面の屈曲部は直方体シール材を突き合わせて配置するものであり、屈曲部にシワや隙間が生じることなく確実なシール面を確保できる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースを覆うカバーの固定手段をシール材よりも外周縁に設けたものであり、固定手段によりシール材を破損してしまうことがなく、確実なシール面を確保できる。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、カバーの固定手段は複数のビスとし、収納ケースのビス受け部を台座形状としたものであり、収納ケースとカバーの間に均一なクリアランスを形成することができ、シール材を最適な圧縮率で使用することができ、シール信頼性が向上する。
【0016】
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の発明において、冷蔵庫本体から収納ケース内に延出する電気配線の冷蔵庫本体との連通部と、収納ケース切り欠き部とに配置する電気配線の外周にそれぞれシール材を設けたものであり、電気配線が収納ケース外周を横切る場合においても収納ケースとカバーとの間にシール面を形成することができ、収納ケース内のシール信頼性が向上する。
【0017】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、収納ケース切り欠き部は収納ケースの上面に設けたものであり、可燃性冷媒は空気よりも比重が重いので、冷媒が漏洩した場合においても、隙間が生じやすい切り欠き部からの侵入機会を低減できる。
【0018】
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、収納ケースの電気配線収納部下面に水抜き穴を設けたものであり、万が一、電気配線等の発汗により水分が電気配線収納部に侵入しても水抜き穴から収納ケース外に排水でき、信頼性が向上する。
【0019】
請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、冷蔵庫本体から収納ケースの電気配線収納部底面を連通して電気配線を延出させたものであり、収納ケースでの切欠き部を低減でき、収納ケースのシール性が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による冷蔵庫の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0021】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による冷蔵庫の概略背面図、図2は同実施の形態の冷蔵庫の電装部品収納部の構成図、図3は同実施の形態の冷蔵庫の電装部品収納部に用いるシール材概略図、図4は同実施の形態の冷蔵庫の電装部品収納部に用いるカバーを内側から見た正面図、図5は図4のA−A断面図、図6は同実施の形態の冷蔵庫の電装部品収納部に用いる収納ケースの斜視図、図7は同実施の形態の冷蔵庫の電装部品収納部に用いるカバーを外側から見た斜視図、図8は図6のB−B断面図、図9は同実施の形態の冷蔵庫の電装部品収納部の収納ケースと制御基板と電気配線の構成図である。
【0022】
図1、2において、冷蔵庫本体11の背面下部に機械室12が構成され圧縮機13と電装部品収納部14を有している。電装部品収納部14は、樹脂成形品の収納ケース15を有し、内部を制御基板16を収納する基板収納部17と電気配線を収納する電気配線収納部18とに区画している。シール材19は制御基板16を収納する基板収納部17の周縁部をシールするものでカバー20に貼り付けられている。
【0023】
また、図3に示すように、シール材19は難燃性で独立気泡体からなる弾性部材からなる。
【0024】
また、図4,5に示すように、カバー20に、シール材19を貼り付ける時の位置決め用の突起部21を設け、突起部21に沿ってシール材19を貼り付ける。このとき、シール面を構成するシール材19は複数の直方体形状とし、シール面の屈曲部22は直方体シール材19aを突き合わせて配置させている。なお、シール材19の幅は基板収納部17の周縁部をシールする面よりも広くしている。
【0025】
また、図6,7、8に示すように、収納ケース15の周縁部にはカバー20を固定するための固定手段としての複数のビス23を受けるためのビス受け部25、およびビス穴24を有し、ビス受け部25はシール材19を貼り付けるシール面26よりも外周縁に設けている。また、ビス受け部25はシール材19を貼り付けるシール面26より数mm高い台座形状としている。
【0026】
また、図9に示すように、収納ケース15には、切欠き部28と、収納ケース15の基板収納部17の切欠き部29を有し、冷蔵庫本体11から収納ケース15および基板収納部17に延出する電気配線27が前記切欠き部28、29を介して制御基板16に取り外し自在に連結している。そして、収納ケース15の切欠き部28および基板収納部17の切欠き部29はそれぞれ収納ケース15の上面のみに形成している。
【0027】
また、前記切欠き部28、29を通過する電気配線27の周囲にはそれぞれシール材としての難燃性ウレタンフォーム31、32を巻いている。
【0028】
また、収納ケース15の電気配線収納部18の下面には水抜き穴30を設けている。
【0029】
上記構成により、制御基板16は、プリント基板上に多くの電子部品を装着し冷蔵庫の制御回路を構成するものであるが、これを開放空間に配設すると、小型の部品を密装しているため、埃の付着や虫の侵入により回路がショートし冷蔵庫の運転制御に支障をきたす。これを防止するため収納ケース15とカバー20で構成されるような閉空間に配設するのが一般的であるが、収納ケース15を装着する冷蔵庫本体の機械室12近傍の変形や収納ケース15あるいはカバー20自体の成形ばらつき等により収納ケース15とカバー20の嵌合部に隙間ができやすい。しかし、収納ケース15とカバー20の嵌合部にシール材19が介在しているので嵌合部の隙間は埋められる。したがって、万が一、可燃性冷媒が漏洩した場合でも着火源となりうる基板収納部17への侵入は防がれる。そして収納ケース15を、制御基板16を収納する基板収納部17と電気配線を収納する電気配線収納部18とに区画しているので、基板収納部17への可燃性冷媒侵入の機会を減らすことができ安全性が高まる。
【0030】
なお、収納ケース15を箱型の部品として説明したが、冷蔵庫本体機械室12に凹部を一体形成したものであってもよい。
【0031】
また、カバー20は、電装部品の温度上昇を抑制するため、熱伝導性のよい金属製が望ましい。
【0032】
また、シール材19は難燃性で独立気泡体からなる弾性部材としているので、気体透過性を低くできるとともに、ひずみ・変形等のばらつきを弾性部材が吸収してシール性が向上し安全性がさらに高まる。
【0033】
また、カバー20に、シール材19を貼り付ける時の位置決め用の突起部21を設け、突起部21に沿ってシール材19を貼り付けることにより、カバー20側の広い平面部を貼り付け代に利用することで、基板収納部17の外周とカバー20との嵌合部のずれを吸収でき安全性がさらに高まる。さらに、カバー20に位置決め用の突起部21を設けているので、シール材19の貼り付け時の位置決めがしやすく、作業効率が向上する。
【0034】
また、シール面を構成するシール材19は複数の直方体形状とし、シール面の屈曲部22は直方体シール材19aを突き合わせて配置させているので、屈曲部にシワや隙間が生じることなく確実なシール面を確保できる。また、シール材19を抜き型等で専用に作成する必要がなく、標準寸法品を使用できるのでコストを低くすることが可能となる。また、1本の長いシール材19を用いると、シール面の屈曲部が変形しシワなどが生じ、シール材の厚みがばらついてしまうが、直方体シール材19aを突き合わせて配置させることで上記問題も生じない。
【0035】
また、収納ケース15の周縁部にはカバー20を固定するための固定手段としての複数のビス23を受けるためのビス受け部25、およびビス穴24を有し、ビス受け部25はシール材19を貼り付けるシール面26の外周に設けているので、固定手段であるビス23によりシール材を破損してしまうことがなく、確実なシール面を確保できる。
【0036】
また、ビス受け部25はシール材19を貼り付けるシール面26より数mm高い台座形状としているので、収納ケース15とカバー20の間に均一なクリアランスを形成することができ、シール材19を最適な圧縮率で使用することができ、シール信頼性が向上する。
【0037】
また、収納ケース15には、切欠き部28と、収納ケース15の基板収納部17の切欠き部29を有し、冷蔵庫本体11から収納ケース15および基板収納部17に延出する電気配線27が前記切欠き部28、29を介して制御基板16に取り外し自在に連結し、切欠き部28、29を通過する電気配線27の周囲にはそれぞれシール材としての難燃性ウレタンフォーム31,32を巻いているので、電気配線27が収納ケース15あるいは基板収納部17の外周切欠き部28、29を通り、横切る場合においても収納ケース15とカバー20との間にシール面を形成することができ、収納ケース15内のシール信頼性が向上する。
【0038】
また、収納ケース15の切欠き部28および基板収納部17の切欠き部29はそれぞれ収納ケース15の上面(鉛直面)に形成しているので、可燃性冷媒は空気よりも比重が重く、冷媒が漏洩した場合においても、隙間が生じやすい切り欠き部からの侵入機会を低減できる。
【0039】
また、収納ケース15の電気配線収納部18の下面には水抜き穴30を設けているので、万が一、電気配線27等の発汗により水分が電気配線収納部18に侵入しても水抜き穴30から収納ケース外に排水でき、信頼性が向上する。
【0040】
なお、本実施の形態ではカバー20に、シール材19を貼り付ける時の位置決め用の突起部21を設け、突起部21に沿ってシール材19を貼り付けるもので説明したが、カバ−20の内側のシール材19を貼り付ける部分に凹部を設け、前記凹部内に沿ってシール材19を貼り付けてもよい。この場合、シール材19の貼り付け位置が確実になるとともに、凹部形状を形成することで、カバー20自体の強度を向上でき、変形、ひずみが小さくなり、密閉性に対する構造的精度を高くすることができる。また、カバー20の強度が向上するので、カバー20の材料の厚みを小さくでき低コスト化を図ることができる。
【0041】
また、冷蔵庫本体11から収納ケース15および基板収納部17に延出する電気配線27が前記切欠き部28、29を介して制御基板16に取り外し自在に連結したもので説明したが、冷蔵庫本体11から収納ケース15の電気配線収納部18の底面を連通して電気配線27を延出させたものでもよい。この場合、収納ケース15での切欠き部28が不要となり、収納ケース15のシール性が向上し、安全性が向上する。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、可燃性冷媒を封入した冷蔵庫において、冷蔵庫を運転制御する電装部品を収納する収納ケースを、制御基板を収納する基板収納部と電気配線を収納する電気配線収納部とに区画するとともに、前記収納ケースを覆うカバーを有し、前記基板収納部外周と前記カバーとの間にシール材を設けたものであり、前記基板収納部外周と前記カバーとの嵌合部のひずみ・変形等のばらつきを前記シール材が吸収し、万が一、可燃性冷媒が漏洩した場合でも着火源となりうる基板収納部への侵入は防がれる。そして収納ケースを制御基板を収納する基板収納部と電気配線を収納する電気配線収納部とに区画しているので、基板収納部への可燃性冷媒侵入の機会を減らすことができ安全性が高まる。
【0043】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、シール材は難燃性で独立気泡体からなる弾性部材としたものであり、気体透過性を低くできるとともに、ひずみ・変形等のばらつきを弾性部材が吸収し、安全性がさらに高まる。
【0044】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、シール材をカバー側に設けたものであり、カバー側の広い平面部を貼り付け代に利用することで、基板収納部外周とカバーとの嵌合部のずれを吸収でき安全性がさらに高まる。
【0045】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、シール材を貼り付けるカバーに位置決め用の突起部を設けたものであり、シール材の貼り付け時の位置決めがしやすく、作業効率が向上する。
【0046】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、シール面を構成するシール材は複数の直方体からなり、シール面の屈曲部は直方体シール材を突き合わせて配置するものであり、屈曲部にシワや隙間が生じることなく確実なシール面を確保できる。
【0047】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、収納ケースを覆うカバーの固定手段をシール材よりも外周縁に設けたものであり、固定手段によりシール材を破損してしまうことがなく、確実なシール面を確保できる。
【0048】
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、カバーの固定手段は複数のビスとし、収納ケースのビス受け部を台座形状としたものであり、収納ケースとカバーの間に均一なクリアランスを形成することができ、シール材を最適な圧縮率で使用することができ、シール信頼性が向上する。
【0049】
また、請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の発明において、冷蔵庫本体から収納ケース内に延出する電気配線の冷蔵庫本体との連通部と、収納ケース切り欠き部とに配置する電気配線の外周にそれぞれシール材を設けたものであり、電気配線が収納ケース外周を横切る場合においても収納ケースとカバーとの間にシール面を形成することができ、収納ケース内のシール信頼性が向上する。
【0050】
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、収納ケース切り欠き部は収納ケースの上面に設けたものであり、可燃性冷媒は空気よりも比重が重いので、冷媒が漏洩した場合においても、隙間が生じやすい切り欠き部からの侵入機会を低減できる。
【0051】
また、請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、収納ケースの電気配線収納部下面に水抜き穴を設けたものであり、万が一、電気配線等の発汗により水分が電気配線収納部に侵入しても水抜き穴から収納ケース外に排水でき、信頼性が向上する。
【0052】
また、請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、冷蔵庫本体から収納ケースの電気配線収納部底面を連通して電気配線を延出させたものであり、収納ケースでの切欠き部を低減でき、収納ケースのシール性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施の形態1の概略背面図
【図2】同実施の形態の冷蔵庫の電装部品収納部の構成図
【図3】同実施の形態の冷蔵庫の電装部品収納部に用いるシール材概略図
【図4】同実施の形態の冷蔵庫の電装部品収納部に用いるカバーを内側から見た正面図
【図5】図4のA−A断面図
【図6】同実施の形態の冷蔵庫の電装部品収納部に用いる収納ケースの斜視図
【図7】同実施の形態の冷蔵庫の電装部品収納部に用いるカバーを外側から見た斜視図
【図8】図6のB−B断面図
【図9】同実施の形態の冷蔵庫の電装部品収納部の収納ケースと制御基板と電気配線の構成図
【図10】従来の冷蔵庫の縦断面図
【図11】従来の冷蔵庫の要部拡大図
【図12】従来の冷蔵庫の外箱・後板・箱体の構成を示す分解図
【符号の説明】
11 冷蔵庫本体
15 収納ケース
16 制御基板
17 基板収納部
18 電気配線収納部
19 シール材
20 カバー
21 突起部
22 屈曲部
23 ビス
25 ビス受け部
26 シール面
27 電気配線
28、29 切欠き部
30 水抜き穴
31、32 ウレタンフォーム
Claims (11)
- 可燃性冷媒を封入した冷蔵庫において、冷蔵庫を運転制御する電装部品を収納する収納ケースを、制御基板を収納する基板収納部と電気配線を収納する電気配線収納部とに区画するとともに、前記収納ケースを覆うカバーを有し、前記基板収納部外周と前記カバーとの間にシール材を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
- シール材は難燃性で独立気泡体からなる弾性部材としたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- シール材をカバー側に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
- シール材を貼り付けるカバーに位置決め用の突起部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
- シール面を構成するシール材は複数の直方体からなり、シール面の屈曲部は直方体シール材を突き合わせて配置することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 収納ケースを覆うカバーの固定手段をシール材よりも外周縁に設けたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- カバーの固定手段は複数のビスとし、収納ケースのビス受け部を台座形状としたことを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
- 冷蔵庫本体から収納ケース内に延出する電気配線の冷蔵庫本体との連通部と、収納ケース切り欠き部とに配置する電気配線の外周にそれぞれシール材を設けたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 収納ケース切り欠き部は収納ケースの上面に設けたことを特徴とする請求項8に記載の冷蔵庫。
- 収納ケースの電気配線収納部下面に水抜き穴を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- 冷蔵庫本体から収納ケースの電気配線収納部底面を連通して電気配線を延出させたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
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