JP2000146429A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2000146429A
JP2000146429A JP10314323A JP31432398A JP2000146429A JP 2000146429 A JP2000146429 A JP 2000146429A JP 10314323 A JP10314323 A JP 10314323A JP 31432398 A JP31432398 A JP 31432398A JP 2000146429 A JP2000146429 A JP 2000146429A
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JP
Japan
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refrigerator
refrigerant
power switch
compressor
cooler
Prior art date
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Pending
Application number
JP10314323A
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English (en)
Inventor
Tadashi Iizuka
董 飯塚
Hiroko Yamada
弘子 山田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JP2000146429A publication Critical patent/JP2000146429A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可燃性のHC冷媒を用いた冷凍装置に於いて、
輸送時等の衝撃等で冷凍サイクルからの冷媒洩れを生じ
た場合、この洩れ冷媒ガスが庫内の下部に高濃度で溜
り、据付始動時に庫内の制御リレーの接点部のスパーク
と接触して引火,爆発等の不慮の事故を起こす恐れがあ
る。 【解決手段】電源スイッチ10をONする際に下部室8
の扉9を開くことで、高濃度の洩れ冷媒ガスが庫外に排
気され、庫内のガス濃度が低減するので、制御リレーの
接点を密封することをせずに不慮の事故を未然に防ぐこ
とができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地球環境に悪影響
を及ぼさない可燃性冷媒を用いた冷凍装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】オゾン層破壊および地球温暖化等の環境
問題に鑑み、冷凍装置用冷媒には従来より使用している
クロロフルオロカーボン(CFC)冷媒の代替冷媒とし
て可燃性はあるが環境への影響が極めて少ないハイドロ
カーボン(HC)冷媒への展開が図られている。
【0003】しかし、HC冷媒は可燃性を有するため、
安全性に関する重大な問題がある。冷凍装置の冷凍サイ
クル用の冷媒として使用する場合は、何らかの事故、あ
るいは故障,不良等により冷媒洩れが生じても、引火,
爆発等の災害が生じないようにする必要があり、これを
防止する手段として少なくとも冷凍装置自体の発火源で
爆発が起きないよう、例えば、特開平7−55298号公報が
ある。この公知例は、制御リレーの接点部を密封するこ
とにより、接点のスパークと周囲の可燃性冷媒の接触を
防止する構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した公知例には、
制御リレーの接点のスパークと周囲の可燃性冷媒との接
触を防止し、不慮の事故を防ぐために、制御リレーの接
点部を密封する構造のものが開示されているが、制御リ
レーの接点部を密封する構造にすると、形状も大きくな
り、コストアップにもつながる。そこで、接点部を密封
構造にしないで不慮の事故を起こさない手段を発明する
ことが本発明の目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題に鑑み、本発
明のHC冷媒を用いた冷凍装置は、冷凍装置の電源コー
ドと冷凍装置本体との間に電源スイッチを設け、該電源
スイッチを洩れ冷媒ガスが自重で溜りやすい下部室内に
設けたことを特徴とするものである。この様に、電源ス
イッチの取付け位置を下部室内の上部側にしたことによ
って、据付時に電源スイッチを入れる際に下部室の扉を
開けることで下部室内に溜った高濃度の洩れガスを庫外
に排出させることができるので、制御リレーの接点部を
密封にしなくとも据付始運転時に引火,爆発等の不慮の
事故を未然に防ぐことができる。
【0006】また電源スイッチと直列にリレーを設け、
冷凍装置の冷却器の下側近傍に洩れ検知器を配設し、ガ
ス洩れ検知時には、該洩れ検知器の電気信号により上記
リレーを作動させ、電源スイッチを入れても冷凍装置が
運転しないようにし、制御リレーの接点部を密封にしな
くとも洩れ冷媒ガスによる引火爆発等の不慮の事故を未
然に防ぐことができるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1〜図4で説
明する。
【0008】図1は本発明の冷蔵庫の要部縦断面図。図
2は本発明を構成する冷凍サイクル。図3は保護回路の
概念図。図4は冷蔵庫据付から運転開始までのフローチ
ャート図である。
【0009】先ず図1,図2に於いて、圧縮機1,放熱
器2,キャピラリチューブ3,冷却器4は図2に示す如
く環状に接続され、HC冷媒を封入した冷凍サイクルを
構成している。この冷凍サイクルが図1に示す冷蔵庫本
体に一体に組み込まれ、圧縮機1は冷蔵庫背面下部機械
室内に、放熱器2はその一部を前記機械室内に、他を冷
蔵庫本体の背面,側面,前面部等の断熱材の中に適宜配
設され、終端部がドライヤ5を介してキャピラリチュー
ブ3に連通される。
【0010】さらにキャピラリチューブ3の出口部は冷
蔵庫内に配置された冷却器4に連結されて、冷却器出口
と圧縮機1への戻り配管6を経て圧縮機に戻入される。
【0011】上述の構成で明白な如く、冷却器4および
キャピラリチューブ3,戻り配管6の一部と各々の溶接
々続部は冷蔵庫々内に露出して存在するため、輸送時の
衝撃等により上記の部分から万一可燃性冷媒が洩れた場
合、空気よりも比重の重いHC冷媒ガスは自重により下
部室8の下部側に溜り、この濃度の高い洩れ冷媒ガスが
据付運転開始時に冷蔵庫内にある制御リレーの接点スパ
ークやヒータ類等の熱源に触れて重大な事故を発生させ
る可能性をもっている。
【0012】そこで、冷蔵庫の電源コード14と冷蔵庫
本体7の間に手動式の電源スイッチ10を設け、部屋内
コンセント(図示せず)に冷蔵庫の電源プラグを差し込
んだだけでは冷蔵庫は運転せず、下部室8の扉9を開い
て上記電源スイッチ10をONして初めて冷蔵庫内へ通
電される方式とした。
【0013】さらに、図3に示す如く電源スイッチ10
を投入後、マイコン12を介して動作するリレー13に
より電源コード14をプラグに差し込んでも冷蔵庫の運
転は直ちに開始されず、冷却器4の下方近傍に配設した
洩れ検知器11の電気信号が零であること、すなわち可
燃性冷媒の洩れがないことを確認した後に初めて運転が
開始される。一方、可燃性冷媒の洩れがある時は、この
洩れを洩れ検知器11が検知し、洩れ検知器11から発
信する電気信号がマイコン12を介してリレー13を遮
断させて、冷蔵庫内の電気的および熱的エネルギーを確
実に断ち切るようにする。
【0014】次に本発明による冷蔵庫の据付けから運転
開始までの動作を図4で説明する。冷蔵庫電源コード1
4を部屋内コンセントに差し込み、下部室8の扉9を開
き電源スイッチ10をONさせる。この際、もし下部室
8の下方部に洩れ冷媒ガスが溜っていれば扉9の開放に
より溜った洩れ冷媒ガスは排気され、下部室の洩れ冷媒
ガスの濃度は低減される。
【0015】次に冷却器4の下方近傍に配設した洩れ検
知器11で洩れ冷媒ガスの有無をチェックし、洩れ冷媒
ガスが有る時は電源スイッチ10と直列に結線されたリ
レー13をOFFし、圧縮機,ファンモータ、及びヒー
タへの通電を遮断させる。一方、洩れ冷媒ガスが無い時
はリレー13をONし、庫内温度制御用の庫内サーモを
介して冷蔵庫の運転が行われる。従って、冷蔵庫電源コ
ード14を部屋内コンセントに差し込んだだけでは冷蔵
庫は運転を開始せず、使用開始時に先ず人間が洩れ冷媒
ガスの溜る可能性の大きい下部室8の扉9を開き、洩れ
ガスを庫外に排気して庫内の洩れ冷媒ガス濃度を低減さ
せ、さらに直接検知しやすい冷却器4の下方近傍に配設
した洩れ検知器11によって洩れ冷媒ガスを検知し、洩
れ冷媒ガスが無いことを確認した後、庫内温度制御用の
庫内サーモを介して冷蔵庫の運転が開始される構成とし
たものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明は、HC冷媒
を用いた冷凍装置に於いて、冷凍装置の電源コードと冷
凍装置本体との間に電源スイッチを設け、該電源スイッ
チを洩れ冷媒ガスが自重で溜りやすい下部室内に設けた
ことを特徴とするものである。この様にしたことによっ
て、据付始運転時に、庫内の下部室に溜った高濃度の洩
れ冷媒ガスが下部室の扉を開けることで庫外に排気さ
れ、庫内の洩れ冷媒ガスの濃度が低減した状態で電源ス
イッチが投入されるので、制御リレーの接点を密封する
ことなく引火,爆発による不慮の事故を未然に防ぐこと
ができる。
【0017】さらには、冷凍装置の冷却器の下側近傍に
洩れ検知器を配設し、ガス洩れ検知時には該洩れ検知器
の電気信号によりリレーを作動させ、電源スイッチを入
れても冷凍装置が運転しないようにしたことを特徴とす
るものである。この様にしたことによって、扉開により
ガス冷媒が例え室外に抜けきれない時があっても、ガス
検知器が洩れを検出するのでガス冷媒洩れによる引火,
爆発等による不慮の事故を未然に防ぐことができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のHC冷媒を用いた冷蔵庫の要部縦断面
図。
【図2】本発明を構成する冷凍サイクルを行う回路図。
【図3】本発明の保護回路の概念回路図。
【図4】本発明の冷蔵庫据付から運転開始までのフロー
チャート図。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…放熱器、3…キャピラリチューブ、4
…冷却器、5…ドライヤ、6…戻り配管、7…冷蔵庫本
体、8…下部室、9…扉、10…電源スイッチ、11…
洩れ検知器、12…マイコン、13…リレー、14…電
源コード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】HC冷媒を用いた冷凍装置に於いて、冷凍
    装置の電源コードと冷凍装置本体との間に電源スイッチ
    を設け、該電源スイッチを洩れ冷媒ガスが自重で溜りや
    すい下部室内に設けたことを特徴とする冷凍装置。
JP10314323A 1998-11-05 1998-11-05 冷凍装置 Pending JP2000146429A (ja)

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JP10314323A JP2000146429A (ja) 1998-11-05 1998-11-05 冷凍装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003214734A (ja) * 2002-01-18 2003-07-30 Toshiba Corp 冷凍冷蔵庫の制御装置及び冷凍冷蔵庫の冷媒漏れ判定方法
JP2004077030A (ja) * 2002-08-19 2004-03-11 Toshiba Corp コンプレッサの冷媒漏れ検知装置
JP6038249B1 (ja) * 2015-07-31 2016-12-07 三菱電機エンジニアリング株式会社 保存庫及び電子冷蔵庫
JP2017032269A (ja) * 2016-07-07 2017-02-09 三菱電機エンジニアリング株式会社 保存庫及び電子冷蔵庫

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JP6038249B1 (ja) * 2015-07-31 2016-12-07 三菱電機エンジニアリング株式会社 保存庫及び電子冷蔵庫
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