JPH09158838A - 冷凍空調機及び密閉型圧縮機 - Google Patents

冷凍空調機及び密閉型圧縮機

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JPH09158838A
JPH09158838A JP7316254A JP31625495A JPH09158838A JP H09158838 A JPH09158838 A JP H09158838A JP 7316254 A JP7316254 A JP 7316254A JP 31625495 A JP31625495 A JP 31625495A JP H09158838 A JPH09158838 A JP H09158838A
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JP
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air conditioner
refrigerant
compressor
hermetic compressor
hermetic
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JP7316254A
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Shigeru Muramatsu
繁 村松
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/28Safety arrangements; Monitoring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可燃性冷媒を使用した冷凍空調機の圧縮機に
おいてピンホールから発生する、冷媒の漏洩に対して安
全性の高い機器を提供する。 【解決手段】 空気より重い可燃性冷媒を使用した冷凍
空調機の密閉型圧縮機1の密閉容器2の溶接部分5a等
のピンホールからの冷媒の漏洩に対して、機器の電装品
28をピンホール部に対して上部に配置することによ
り、着火源に置ける冷媒と空気の混合率を可燃域に入ら
ないようにし、安全性の高い機器を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫、除湿機、エ
アコン等の冷凍空調機およびこれに使用する密閉型圧縮
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍空調機に使用する冷媒はCF
C,HCFCなどのフロン系の冷媒であった。フロン系
の冷媒は毒性がなく、不燃であるが、近年オゾン層を破
壊する可能性が指摘され、また、地球温暖化にも関連が
あるといわれており、早急にこれに変わる冷媒が必要性
となっている。これに変わる冷媒として自然界に存在す
るプロパン、イソブタン等の炭化水素を冷媒として使用
することが考えられるが、炭化水素は可燃性物質であ
り、これが漏洩した場合でも火災が発生する可能性が少
ない製品にすることが最も重要になってくる。
【0003】図5はフロン系の冷媒を使用する冷凍空調
機の密閉型圧縮機である。内部には電動機(図示せず)
と圧縮機構(図示せず)が収納されており、これを密閉
容器101に内蔵している。密閉容器は上シェル部10
2と下シェル部103からなり、前記の圧縮機構部、電
動機を収納した後、これを溶接により密封している。一
般的にその溶接方法はアルゴン、炭酸ガスなどの不活性
ガス雰囲気中でのディグ溶接が用いられている。下シェ
ル部103には内部の電動機に電気を供給するためのガ
ラスターミナル105が取り付けられている。ガラスタ
ーミナルは外周が抵抗溶接により下シェル部密封溶接さ
れ、端子はガラスによりシェル部と絶縁密封されてい
る。密閉型圧縮機は完成後使用圧力が掛けられ、特に溶
接部に洩れがないかどうか検査される。溶接部に漏れが
発見された時はその部分が手直し溶接される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような洩れ検査に
おいて比較的大きな穴による漏洩は容易に発見されるが
特に、ティグ溶接において生じるピンホールは微細なも
ので、しかも多くの場合酸化スケールでその穴が塞がれ
ているために発見が難しい。この酸化スケールは長期間
使用したのち脱落し、数年後に漏洩が始まることもあ
る。またこのピンホールは溶接の開始点付近に発生し易
い。同様に微細な穴による漏洩が生じ易い部分がガラス
ターミナル部のガラスに発生するピンホールである。
【0005】冷媒として可燃性冷媒を使用する場合、こ
のように洩れ検査で発見できなかったピンホールによっ
て、可燃性冷媒が圧縮機等の冷凍サイクルから漏洩して
も発火しないようにしなければならない。
【0006】本願発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、密閉型圧縮機に生じたピンホール
から可燃性冷媒が漏洩しても発火しないような安全性の
高い冷凍空調機及び圧縮機を提供することを目的とした
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の第1は、冷媒として空気より重い可燃性ガ
スを使用する冷凍空調機における密閉型圧縮機の密閉容
器の溶接部を、前記密閉型圧縮機のターミナル部より下
部に配したものである。さらにその第2は、冷媒として
空気より重い可燃性ガスを使用する冷凍空調機におい
て、これを構成する密閉型圧縮機の密閉容器の溶接部よ
り上方に冷凍空調機を制御する電装部品を配したもので
ある。またその第3は、密閉型圧縮機の密閉容器の溶接
開始点を冷凍空調機を制御する電装部品と逆側に位置さ
せたものであり、第4は密閉型圧縮機を収納する部屋の
下部に冷凍空調機の外部に通じる開口部を設けたもので
ある。さらにその第5は、冷媒として可燃性ガスを使用
する冷凍空調機において、密閉型圧縮機を周辺を通風路
としてもので、その第6は冷凍空調機における密閉型圧
縮機において、密閉容器部のガラスターミナル部の近傍
に圧縮機制御機器を配し、前記ガラスターミナルを絶縁
性材料でコーティングしたものである。また、その第7
は、冷凍空調機における密閉型圧縮機において、密閉容
器部のガラスターミナル部と圧縮機制御機器を分離して
カバーしたもので、第8は可燃性の冷媒ガスが空気より
重い場合は圧縮機制御機器をガラスターミナル部より上
部に配したものである。その第9は冷媒としてプロパン
またはイソブタンを用いたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】洩れ検査を通過するピンホールは
極めて小さなものであり、ここから洩れる冷媒は1cc
/min以下である。従って、その噴出速度はほとんど
なく冷媒は漏洩部周辺からゆっくり広がっていく。従っ
て、空気より重い冷媒の場合下方に流れていく。また、
可燃性冷媒である、炭化水素は適当な比率に空気と混合
しなければ発火しない。例えばプロパンではLEL=2
%,UEL=10%であり、空気との混合比率が2%か
ら10%の間でなければ発火しない。
【0009】上記の性質より、本発明の第1の技術的手
段により、密閉容器の溶接部のピンホールから漏洩した
空気より重い冷媒をもっとも近くにある着火源になる可
能性のあるターミナル部にいかないようにしたものであ
る。また、第2の技術的手段により、密閉容器の溶接部
のピンホールから漏洩した空気より重い冷媒を、リレー
等があり着火源になる可能性のある冷凍空調機の制御部
にいかないように上部に配したものである。さらに、第
3の技術手段により、密閉容器の溶接部でピンホールが
特に発生し易い溶接開始点から、リレー等があり着火源
になる可能性のある冷凍空調機の制御部を逆側に配する
ことにより、漏洩した可燃性冷媒ガスが着火源にいかな
いように上部に配したものである。また、第4の技術手
段により、密閉容器の溶接部等のピンホールから漏洩し
た可燃性冷媒が機器内部に着火するまでの空気との混合
比になるまでに機器の外に追い出してしまうものであ
る。さらに、第5の技術手段により、密閉容器の溶接部
等のピンホールから漏洩した可燃性冷媒が周囲を通る空
気で持ち去られるため機器内部に着火するまでの空気と
の混合比になるまでに機器の外に追い出してしまうもの
である。また、第6の技術的手段により、密閉容器のガ
ラスターミナル部のピンホールを絶縁材によりコーティ
ングすることによりピンホールからの可燃性冷媒の漏洩
を防止するものである。さらに、第7の技術手段によ
り、密閉容器のガラスターミナル部のピンホールから漏
洩した可燃性冷媒は、着火源となり易い電動機制御器の
リレー,OLPが隔離されて、収納されているため浸入
しにくい。さらに冷媒が空気より重い場合は第9の技術
手段のように制御ボックスをターミナルより上部に配す
れば、より浸入は防げる。
【0010】以上のような技術手段により、密閉型圧縮
機に生じたピンホールから可燃性冷媒が漏洩しても発火
しないような安全性の高い冷凍空調機及び圧縮機を提供
することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面により説
明する。図1は本発明の可燃性冷媒を使用する冷凍空調
機用の密閉型圧縮機の外観図及びその電気制御部品の取
付図である。密閉型圧縮機1の密閉容器2の内部には電
動機(図示せず)と圧縮機構(図示せず)が収納されて
いる。密閉容器2は上シェル部3と下シェル部4からな
り、前記の圧縮機構部、電動機を下シェル部4に収納し
た後、上シェル部3をかぶせ、その接合部5を溶接によ
り密封している。上シェル部3には内部の電動機に電気
を供給するためのガラスターミナル6が取り付けられて
いる。図2は図1のガラスターミナル6の拡大断面図で
ある。上シェル部3に平坦部を設けられており、ガラス
ターミナル6は外周が抵抗溶接により密封溶接されてい
る。端子7はガラス8によりシェル部と絶縁密封されて
いる。ガラスターミナル6の表面はシリコンオイル等の
絶縁性材料9がコーティングされている。シリコンオイ
ル9はガラス8のピンホールに浸入しこれを密封する。
ガラスターミナル6にはクラスター10が挿入され、外
部から電圧供給される。クラスター10は始動リレーと
一体化したものもある。このリレーは火花の出ない、無
接点リレーが望ましい。ガラスターミナル部6はパッキ
ン11を介して、ターミナルカバー12が板バネ13a
により止められ、外からの水分の浸入を防ぐとともに、
充電部の露出を避けている。密閉型圧縮機1の上シェル
部3の頂部には平坦部14が設けられ、ナット15が溶
接されている。この平坦部にはオーバーロードプロテク
ター(OLP)16が板バネ13bで押さえられて取り
付けられる。OLP14はガラスターミナル部6と同様
に、パッキン11bを介して、OLPカバー17がネジ
18により止められ、外からの水分の浸入を防ぐととも
に、充電部の露出を避けている。OLP16は図3の様
な内部構造になっており、バイメタル19が圧縮機頂部
の温度(間接的に内部モータの温度)を関知するととも
に、流れる電流の作用により、過負荷時にはじき、接点
20を切り放し、圧縮機1への電流を遮断する役割をす
る。
【0012】次に、この密閉型圧縮機1がプロパン、イ
ソブタンなどの空気より重い可燃性冷媒のを使用した時
の冷媒の漏洩に関して述べる。密閉型圧縮機1はその設
計圧力で洩れ検査がなされる。洩れ検査は一般に空気を
いれ、水没により、洩れ部より出る気泡により判定した
り、ヘリウムガスをいれ、検知器により判定する。一般
に洩れが多い部分は溶接接合部5であり、その溶接方法
はアルゴン、炭酸ガスなどの不活性ガス雰囲気中でのテ
ィグ溶接が一般に用いられている。溶接接合部5におけ
る洩れは、比較的大きな穴による漏洩は容易に発見され
るが、特に溶接時に発生するガスによって生じるピンホ
ールは微細なものもあり、しかも多くの場合酸化スケー
ルでの穴が塞がれているために発見が難しい。この酸化
スケールは長期間使用したのち脱落し、数年後に漏洩が
始まることもある。洩れ検査を通過するピンホールは極
めて小さなものであり、ここから洩れる冷媒は1cc/
min以下である。従って、その噴出速度はほとんどな
く冷媒は漏洩部周辺からゆっくり広がっていく。従っ
て、空気より重い冷媒の場合下方に流れていく。一方、
圧縮機周辺における着火源はガラスターミナル6に取り
付けられた始動リレー(接点式の場合)とOLP16の
接点が考えられる。また、可燃性冷媒である、炭化水素
は適当な比率に空気と混合しなければ発火しない。例え
ばプロパンではLEL=2%,UEL=10%であり、
空気との混合比率が2%から10%の間でなければ発火
しない。本発明においては請求項1にあるように、溶接
接合部5をリレー等が収納されるガラスターミナル部6
より、下部に配しているため、溶接接合部5のピンホー
ルから漏洩した可燃性ガスが着火点において、可燃域の
空気との混合比になることがなく、安全性に高い冷凍空
調機及び圧縮機を提供することができる。また、請求項
2にあるように制御電装部品であるOLP16が溶接接
合部5より上部に配されているため溶接接合部5のピン
ホールから漏洩した可燃性ガスが着火点において、可燃
域の空気との混合比になることがなく、安全性に高い冷
凍空調機及び圧縮機を提供することができる。
【0013】溶接接合部5におけるこのピンホールは溶
接の開始点5aで溶接条件が変化することと、溶接完了
時開始点が終了点に重なるため、特にこの付近に発生し
易い。請求項3に示すように溶接開始点5aはOLP1
6とは逆側に配置されているため漏洩の可能性のある部
分と着火部とが離れては位置することができ、着火点に
おいて、可燃域の空気との混合比になることがなく、安
全性に高い冷凍空調機及び圧縮機を提供することができ
る。
【0014】次に、冷媒の漏洩が考えられる場所はガラ
スターミナル部6のガラスに発生するピンホールであ
る。ガラス8に含まれた微細な気泡による場合は洩れ検
査での発見が難しい場合がある。この様な危険性に対し
て、請求項6のようにガラス部8の表面を中心にシリコ
ンゴム、シリコンオイル等の絶縁材9をコーティングす
ることにより、冷媒の漏洩をある程度防ぐことができ
る。さらにガラスターミナル部6で冷媒の漏洩が生じて
も請求項7で示すようにガラスターミナル部6とのター
ミナルカバー12と圧縮機制御機器であるOLP16を
カバーするOLPカバー17を独立して設けているた
め、ガラスターミナル部6からの可燃性冷媒がすぐに着
火源となりうるOLP16近傍にいくことがなく、従っ
て着火点において、可燃域の空気との混合比になること
がなく、安全性に高い冷凍空調機及び圧縮機を提供する
ことができる。本例では、独立したカバーで構成してい
るが、1つのカバーで内部を仕切ってもよい。さらに、
請求項8に示すようにOLPカバーをターミナルカバー
より上部に配しているので、空気より重い可燃性冷媒で
あるプロパンなどの場合は漏洩冷媒が下に流れるため、
着火点において、可燃域の空気との混合比になることが
なく、安全性に高い冷凍空調機及び圧縮機を提供するこ
とができる。
【0015】図4は本発明の一実施例である除湿機の縦
断面の模式図を示す。冷凍空調機には冷蔵庫、ルームエ
アコン等があるがここではその一例である除湿機に対し
て本発明を適用した例について説明する。この除湿機2
1の冷媒には空気より重い可燃性のガスであるプロパ
ン、イソブタン等の炭化水素が使われている。図1で説
明した密閉型圧縮機1がその下部に設けられた圧縮機室
22に収納されている。蒸発器23、凝縮器24は上部
に配置され、圧縮機に配管でつながり、冷凍サイクルを
構成している。蒸発器23と凝縮器24の間に送風機2
5が配され、室内の空気を蒸発器を通して、取入れ、凝
縮器を通して出している。蒸発器を空気が通る時温度が
下がり、結露し、除湿される。結露水は水受け皿26に
溜り、タンク27に入る。圧縮室22の上部には圧縮機
1及び送風機25を動かすための制御ボックス28が設
けられ、制御ボックスは圧縮室22からも蒸発器、凝縮
器のある通風回路からも分離されている。通風回路と圧
縮機室22の間には小口29があり、通風回路の空気は
圧縮機室22にはいり、圧縮機室22の下部に設けた開
口部30から出る。
【0016】さきに述べたように、可燃性冷媒が漏洩す
る可能性がある場所は密閉型圧縮機1の溶接接合部5及
びガラスターミナル部6(12)である。本実施例にお
いて、請求項2で示すように、制御ボックスを圧縮機室
の上部に設けることにより、空気より重い可燃性冷媒は
下方に流れるため、リレー等の着火源となる制御ボック
ス28に漏洩冷媒が入り込むことがなく、安全性に高い
冷凍空調機を提供することができる。請求項3に示すよ
うに圧縮機のピンホールから漏洩した空気より重い可燃
性冷媒は下方に流れるため圧縮機室22の下部に設けた
開口部30から除湿機の外にでていく。従って、機器内
部に可燃性冷媒が滞留することがなく、可燃域の空気と
の混合比になることがなく、安全性に高い冷凍空調機及
び圧縮機を提供することができる。さらに、請求項5で
示す様に、通風回路から小口29を経由して空気が流れ
込むため、圧縮機周囲が通風回路の一部となり、漏洩し
た可燃性冷媒は圧縮機室22の下部に設けた開口部30
から除湿機の外にでていく。従って、機器内部に可燃性
冷媒が滞留することがなく、可燃域の空気との混合比に
なることがなく、安全性の高い冷凍空調機及び密閉型圧
縮機を提供することができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、請求項1、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
9については、可燃性冷媒を使用した冷凍空調機の密閉
型圧縮機において、密閉容器の溶接接合部またはガラス
ターミナル部からの冷媒の漏洩に対して、安全性の高い
密閉型圧縮機を提供することができる。さらに請求項
2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項9について
は可燃性冷媒を使用した冷凍空調機において、密閉型圧
縮機の溶接接合部またはガラスターミナル部からの冷媒
の漏洩に対して、安全性の高い冷凍空調機を提供できる
等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す密閉型圧縮機とその電
気制御部品の取付図
【図2】本発明のガラスターミナル部の縦断面図
【図3】OLPの縦面図
【図4】本発明の一実施例を示す除湿機の模式図
【図5】(a)は従来の密閉型圧縮機の外観図 (b)は従来の密閉型圧縮機のガラスターミナル部の縦
断面図
【符号の説明】
1 密閉型圧縮機 2 密閉容器 5 溶接接合部 6 ガラスターミナル部 12 ターミナルカバー 16 OLP 17 OLPカバー 23 蒸発器 24 凝縮器 25 送風機 30 開口部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒として空気より重い可燃性ガスを使用
    する冷凍空調機における密閉型圧縮機の密閉容器の溶接
    部を、前記密閉型圧縮機のターミナル部より下部に配し
    た密閉型圧縮機。
  2. 【請求項2】冷媒として空気より重い可燃性ガスを使用
    する冷凍空調機において、これを構成する密閉型圧縮機
    の密閉容器の溶接部より上方に冷凍空調機を制御する電
    装部品を配した冷凍空調機。
  3. 【請求項3】冷媒として空気より重い可燃性ガスを使用
    する冷凍空調機において、これを構成する密閉型圧縮機
    の密閉容器の溶接開始点を冷凍空調機を制御する電装部
    品と逆側に位置させた冷凍空調機。
  4. 【請求項4】冷媒として空気より重い可燃性ガスを使用
    する冷凍空調機において、密閉型圧縮機を収納する部屋
    の下部に冷凍空調機の外部に通じる開口部を設けた冷凍
    空調機。
  5. 【請求項5】冷媒として可燃性ガスを使用する冷凍空調
    機において、密閉型圧縮機を周辺を通風路とした冷凍空
    調機。
  6. 【請求項6】冷媒として可燃性ガスを使用する冷凍空調
    機における密閉型圧縮機において、密閉容器部のガラス
    ターミナル部の近傍に圧縮機制御機器を配し、前記ガラ
    スターミナルを絶縁性材料でコーティングした密閉型圧
    縮機。
  7. 【請求項7】冷媒として可燃性ガスを使用する冷凍空調
    機における密閉型圧縮機において、密閉容器部のガラス
    ターミナル部と圧縮機制御機器を分離してカバーした密
    閉型圧縮機。
  8. 【請求項8】冷媒として空気より重い可燃性ガスを使用
    する冷凍空調機における密閉型圧縮機において、圧縮機
    制御機器をガラスターミナル部より上部に配した請求項
    7記載の密閉型圧縮機。
  9. 【請求項9】冷媒がプロパン、イソブタン等の炭化水素
    である請求項1から8のいずれか1項の密閉型圧縮機ま
    たは冷凍空調機。
JP7316254A 1995-12-05 1995-12-05 冷凍空調機及び密閉型圧縮機 Pending JPH09158838A (ja)

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CN (1) CN1104606C (ja)

Cited By (4)

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