JP2000220935A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2000220935A
JP2000220935A JP11021845A JP2184599A JP2000220935A JP 2000220935 A JP2000220935 A JP 2000220935A JP 11021845 A JP11021845 A JP 11021845A JP 2184599 A JP2184599 A JP 2184599A JP 2000220935 A JP2000220935 A JP 2000220935A
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JP
Japan
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evaporator
refrigerator
refrigeration cycle
compressor
gas leak
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JP11021845A
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English (en)
Inventor
Akira Yokoe
章 横江
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/12Inflammable refrigerants
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B49/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F25B49/005Arrangement or mounting of control or safety devices of safety devices

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏れを検知し易くする為に着臭剤を使用して
いる冷凍サイクルにて配管中で着臭剤に起因する異物の
生成により詰まり、冷却性能が損なわれる事について改
善を図る。 【解決手段】 蒸発器18に2重管19を使用し冷凍サ
イクルに接続している内管21には冷媒を流し、内管と
外管20の空間部22にはメチルメルカプタン等の着臭
剤20aを封入して冷媒と着臭剤を分離して使用したこ
とにより、異物生成による詰まりに起因する冷却不良を
防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫に使われる
冷媒について、特にR600aの様な可燃性冷媒を使用
したときに問題となる冷媒漏洩時の火災や爆発等の重大
事故を回避するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、クロロフルオロカーボン(以下C
FC)と称する)の影響によるオゾン層破壊及び地球温
暖化等の環境問題が注目されている。このような観点よ
り、冷媒であるCFCの全廃が極めて重要なテーマとな
っていた。国内ではCFCをハイドロクロロフルオロカ
ーボン(以下HCFCと称する)やハイドロフルオロカ
ーボン(以下HFCと称する)への転換が終了している
が、一方で可燃性はあるが地球温暖化への影響が極めて
少ないハイドロカーボン(以下HCと称する)への展開
も図られている。
【0003】例えば、1993年2月にベルギーで行わ
れたIIR−IIFのコミッションB1/2の予稿集の
P281〜P291には家庭用冷蔵庫にHCであるプロ
パン(R290)やイソブタン(R600a)が適用で
きる事が示されている。
【0004】以下、図面を参照しながらこの様な冷媒を
適用しているHC冷蔵庫について説明する。
【0005】図7は、特開平8−14675号公報に示
されているHC冷蔵庫の断面図である。図7において1
は冷蔵庫の本体、2は断熱箱体で、3は外箱、4は内
箱、5は断熱材とで構成されている。6は扉で断熱箱体
2に設置されている。本体1の背面下部には機械室7が
設置されている。8は蒸発器で前記内箱4内の背面側に
設置されている。
【0006】また前記機械室7に圧縮機9が設置され、
凝縮器10,キャピラリチューブ11,前記蒸発器8,
サクションパイプ12と順次環状に接続し、冷凍サイク
ルを構成する。前記キャピラリチューブ11とサクショ
ンパイプ12は、互いに熱交換的に、たとえばハンダ付
け等により密着し設置している。そしてこの冷凍サイク
ル内にはHC冷媒13が封入されている。
【0007】上記内箱4内には、内箱4の温度を圧縮機
9の運転停止により制御する庫内温度調節手段14が設
置される。15は庫内灯、16はドアースイッチで庫内
灯15の点滅を行なう。
【0008】次に、上記構成の動作について図7を参考
に説明する。圧縮機9を運転すると圧縮機9から吐出さ
れた高温高圧のHC冷媒13は、凝縮器10で、外気と
熱交換して凝縮液化し、キャピラリチューブ11に流入
する。キャピラリチューブ11でHC冷媒13は減圧さ
れ、蒸発器8で蒸発し、内箱4内の空気と熱交換を行な
う。
【0009】ここで、蒸発気化したHC冷媒13はその
まま、サクションパイプ12を通り、圧縮機9へと戻
る。このとき、キャピラリーチューブ11とサクション
パイプ12は、熱交換的に配設されているため、サクシ
ョンパイプ12内の気化した温度の低いガス体のHC冷
媒13と、キャピラリーチューブ11内の液化した温度
の高い液体のHC冷媒13は、熱交換を行ない、液体の
HC冷媒13は過冷却方向へ、ガス体のHC冷媒13は
過熱方向へとそれぞれエンタルピが減少、増加する。こ
れにより冷凍効果が大きくなり、冷凍サイクルの冷凍能
力は向上する。そして内箱4内の背面側に設置した蒸発
器8が冷却されるので内箱4内も冷却される。
【0010】また、庫内4の温度が所定の温度となった
とき、庫内温度調節手段14は、圧縮機9を停止し、冷
却を停止する。そして、内箱4の温度が上昇し、第2の
所定の温度になったとき、庫内温度制御手段14は、圧
縮機9を再び運転し冷却を開始する。
【0011】この様な冷凍サイクルで、HC冷媒が漏れ
た時の安全性を確保する為にメチルメルカプタン等の含
硫黄有機物質を混合したHC冷媒17や、トリメチルア
ミン等の含窒素有機物質を混合したHC冷媒18を封入
する事により冷凍サイクル中の冷媒が漏れた事を検知し
易くして改良が図られている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、冷凍サイクルに着臭剤であるメチルメル
カプタン等の含硫黄有機物質を混合したHC冷媒17
や、トリメチルアミン等の含窒素有機物質を混合したH
C冷媒18を使用しているため、冷凍サイクル内にて異
物が生成しキャピラリーチューブ11のような細い内径
の配管途中に詰まることにより、冷却機能が損なわれる
可能性が高かった。また冷蔵庫本体1の外側に漏れず
に、冷蔵庫の内側に漏れた場合を想定した場合、いくら
着臭していても漏れたHC冷媒17又は18が庫内に滞
留しガス濃度が上昇して爆発限界下限値に到達し、この
ような状態で何らかの原因で着火する可能性があるとい
う課題があった。
【0013】本発明は従来の課題を解決するもので、漏
れを検知し易くする為に着臭剤を使用しても冷凍サイク
ルを構成する配管中で着臭剤に起因する異物の生成によ
り詰まり、冷却機能が損なわれる事のない冷蔵庫を提供
する事を目的とする。
【0014】また、本発明は従来の構成は冷蔵庫の内側
に冷媒が漏れた場合、閉ざされた空間である庫内の冷媒
ガス濃度が上昇し、何らかの原因で着火するという欠点
があった。
【0015】本発明の他の目的は、閉ざされた空間であ
る庫内側へ冷媒を漏らさずに、拡散し易い庫外へ冷媒を
漏らす事により発火の可能性をやわらげる事を目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、蒸発器に2重管を使用し冷凍サイクルに接続
している内管には冷媒を流し、内管と外管の空間にはメ
チルメルカプタン等の着臭剤を封入して冷媒と着臭剤を
分離して使用している。
【0017】これにより、万一外管が漏れた場合は、先
ず着臭剤が漏れ出し、臭いにより冷凍サイクルの異常を
知らせるがこの時点では冷媒性能には何ら影響を与える
事がない。
【0018】また、蒸発器近傍にガス漏れ検知センサ
を、扉近傍には扉開放手段を設けたものである。
【0019】これにより、所定量以上のガス漏れ起きれ
ば扉開放手段を作動させ、扉を開放することにより漏れ
た冷媒を庫外へ拡散させる事ができる。
【0020】また、蒸発器の近傍に設けたガス漏れ検知
センサと、庫内と庫外へ通じる排気ダクトと、ファンモ
ータよりなる強制排気手段を備えたものである。
【0021】これにより、所定量以上のガス漏れが起き
れば強制排気手段を作動させ、漏れた冷媒を速やかに庫
外へ拡散させる事ができる。
【0022】また、冷蔵庫本体と機械室をセパレート
し、機械室を屋外へ配置すると共に、冷蔵庫本体から屋
外へ導く排気ダクトと、蒸発器の近傍に設けたガス漏れ
検知センサとを備えたものである。
【0023】これにより、所定量以上のガス漏れが起き
れば強制排気手段により、速やかに屋外へ漏れた冷媒を
拡散する事が出来、屋内に拡散させる以上に発火の可能
性をやわらげる事が出来る。
【0024】また、蒸発器の近傍に設けたガス漏れ検知
センサと、圧縮機を収納する機械室内にメチルメルカプ
タン等の着臭剤を封入したボンベとボンベに接続した強
制放出手段とを備えたものである。
【0025】これにより、所定量以上のガス漏れを検知
すれば強制放出手段により着臭剤を放出するので、漏れ
量の比較的少ない早い段階でガス漏れに気づき易くする
事が出来る。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明は、圧縮機と、凝縮器と、
キャピラリーチューブと、蒸発器と、サクションパイプ
とを順次環状に接続してなる冷凍サイクルにおいて、前
記蒸発器は外管と内管の2重管により構成され、内管は
冷凍サイクルに接続され、ハイドロカーボン冷媒が封入
されており、外管と内管の空間にはメチルメルカプタン
等の着臭剤を封入したものである。
【0027】そして、2重管の構成とし、内管に冷媒、
内管と外管の空間には着臭剤をそれぞれ分離,独立して
封入しているため冷凍サイクルを構成する配管途中に着
臭剤に起因する異物を生成する事なく、万一外管が漏れ
した場合、冷凍サイクルの冷却機能が不良をきたす前
に、臭いにより異常を知らしめる事が出来る。
【0028】また、さらに、本発明は、圧縮機と、凝縮
器と、キャピラリーチューブと、蒸発器と、サクション
パイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルにおい
て、冷凍サイクルにはハイドロカーボン冷媒を封入し、
前記蒸発器の近傍にはガス漏れ検知センサを、扉近傍に
は扉開放手段とを備え、所定量以上のガス漏れを検知す
れば扉開放手段により扉を開放するものである。
【0029】そして、冷媒が所定量以上漏れれば、閉ざ
された空間を扉開放手段の動作により扉を強制的に開
け、庫外と連通させる事により漏れた冷媒を拡散させ、
庫内冷媒漏れによる濃度の高まりを防止して、発火する
可能性を和らげる事ができる。
【0030】また、本発明は、圧縮機と、凝縮器と、キ
ャピラリーチューブと、蒸発器と、サクションパイプと
を順次環状に接続してなる冷凍サイクルにおいて、冷凍
サイクルにはハイドロカーボン冷媒を封入し、前記蒸発
器の近傍に設けたガス漏れ検知センサと、強制排気手段
と排気ダクトとを備え、所定量以上のガス漏れを検知す
れば強制排気手段により漏れたガスを冷蔵庫外に排出す
る事を特徴とするものである。
【0031】そして、所定量以上のガス漏れを検知する
と、庫内と庫外を連通する排気ダクトよりファンモータ
等の強制排気手段を動作させる事により庫内に漏れたガ
スを速やかに庫外へ排出,拡散して庫内の可燃性ガス濃
度を減少させ、発火する可能性をやわらげるものであ
る。
【0032】また、本発明は、蒸発器やキャピラリーチ
ューブ等を収容した冷蔵庫本体を屋内に設置し、圧縮機
や凝縮器を収納した機械室を屋外に設置してなり、圧縮
機と、凝縮器と、キャピラリーチューブと、蒸発器とサ
クションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイク
ルにおいて、冷凍サイクルにはハイドロカーボン冷媒を
封入し、前記蒸発器の近傍に設けたガス漏れ検知センサ
と、強制排気手段と屋外へ導かれた排気ダクトとを備
え、所定量以上のガス漏れを検知すれば強制排気手段に
より漏れたガスを屋外に排出するものである。
【0033】そして、庫内と屋外とを連通した排気ダク
トにて、所定量以上のガス漏れを検知すれば、ファンモ
ータ等の強制排気手段により速やかに屋外へ漏れた冷媒
を拡散するため、発火の可能性は非常に少なくなる。
【0034】また、本発明は、圧縮機と、凝縮器と、キ
ャピラリーチューブと、蒸発器と、サクションパイプと
を順次環状に接続してなる冷凍サイクルにおいて、冷凍
サイクルにはハイドロカーボン冷媒を封入し、前記蒸発
器の近傍に設けたガス漏れ検知センサと、前記圧縮機を
収納する機械室内にメチルメルカプタン等の着臭剤を封
入したボンベとボンベに接続した強制放出手段とを備
え、所定量以上のガス漏れを検知すれば強制放出手段に
より着臭剤を放出するものである。
【0035】そして、所定量以上のガス漏れを検知した
場合、機械室内に設置した着臭剤入りボンベの電磁弁等
よりなる強制放出手段を動作させ、着臭剤を庫外へ放出
させる。これによる臭いにより使用者は比較的少ないガ
ス漏れ濃度にて異常を知る事ができ、安全性の向上につ
ながるものである。
【0036】
【実施例】以下、本発明による冷却システムの一実施例
について図面を参照しながら説明する。なお、従来と同
一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0037】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる冷蔵庫の断面図である。図2は、同実施例の冷蔵庫
の蒸発器冷却管の断面図である。
【0038】図1において、18は蒸発器であり、その
冷却管は外管20と内管21より構成される2重管19
となっている。外管20と内管21の間に形成される空
間部22にはメチルメルカプタン等の着臭剤20aが封
入されている。内管21は冷凍サイクルに接続されてお
り、ハイドロカーボン冷媒が封入されている。また、空
間部22は、内管21とはつながっておらず冷凍サイク
ルから独立した空間を形成している。
【0039】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。蒸発器18の外管20にクラ
ックが入ると空間部22に封入しているメチルメルカプ
タン等の着臭剤20aが冷蔵庫内へ漏れだし、その臭い
により冷蔵庫の使用者は漏れに気が付くものである。内
管21は外管20が保護的や役割を果たすため、外20
より損傷を受け難く正常な機能を確保し易い。従って、
外管20より着臭剤20aが漏れても冷却機能は正常に
働くものである。
【0040】以上のように本実施例の冷蔵庫は、蒸発器
に2重管を使用し冷凍サイクルに接続している内管21
には冷媒を流し、内管21と外管20の空間部22には
メチルメルカプタン等の着臭剤20aを封入して冷媒と
着臭剤を分離して使用している。
【0041】これにより、万一外管が漏れた場合は、先
ず着臭剤が漏れ出し、臭いにより冷凍サイクルの異常を
知らせるがこの時点では冷却性能には何ら影響を与える
事がない。即ち、冷却機能を確保しながら、冷媒漏れが
発生する可能性がある事を臭いにより、比較的早い段階
で安全サイドの警告を発する事ができる。
【0042】なお、本例では蒸発器に2重管を適用して
説明したが、同じ様な考え方を凝縮器や接続配管に適用
しても同様の効果が得られるのはいう迄もない。
【0043】(実施例2)図3は、本発明の実施例2に
よる冷蔵庫の断面図である。
【0044】図3において30はガス漏れ検知センサで
あり、蒸発器8の近傍に設置されている。31は扉開放
手段であり電磁アクチュエータ等より構成される。32
はピンであり、電磁アクチュエータの動作を扉に伝える
ものである。
【0045】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。蒸発器8より冷媒が漏れた場
合、蒸発器8の近傍に設置されたガス漏れ検知センサ3
0はこれを検知し、扉開放手段31に動作信号を送って
ピン32を動かす事により、扉6を押し、扉6を開放す
るものである。
【0046】以上のように本実施例の冷蔵庫は、蒸発器
近傍にガス漏れ検知センサ30を、扉6近傍には扉開放
手段31を設けたものである。
【0047】これにより、所定量以上のガス漏れ起きれ
ば扉開放手段を作動させ、扉を開放することにより漏れ
た冷媒を庫外へ拡散させる事ができる。また、扉が開放
となっているので、冷蔵庫の使用者は異常を知る事がで
きる。
【0048】(実施例3)図4は本発明の実施例3によ
る冷蔵庫の断面図である。
【0049】図4において、30はガス漏れ検知センサ
であり、蒸発器8の近傍に設置されている。41は排気
ダクトであり冷蔵庫本体1の庫内側から庫外側へ連通し
ている。42は強制排気手段であり、ファンモータ等よ
り構成され排気能力をアップする為に設けられている。
【0050】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。蒸発器8より冷媒が漏れた場
合、蒸発器8の近傍に設置されたガス漏れ検知センサ3
0はこれを検知し、ファンモータ等より構成される強制
排気手段42を動作させる事により漏れた冷媒を速やか
に冷蔵庫本体1の庫外側へ排気するものである。
【0051】以上のように本実施例の冷蔵庫は、蒸発器
の近傍に設けたガス漏れ検知センサと、庫内と庫外へ通
じる排気ダクトと、ファンモータよりなる強制排気手段
を備えたものである。
【0052】これにより、所定量以上のガス漏れが起き
れば強制排気手段を作動させ、漏れた冷媒を速やかに庫
外へ拡散させる事ができ、閉ざされた空間である冷蔵庫
本体1の庫内側の漏れた冷媒によるガス濃度の増加を防
止できる。
【0053】(実施例4)図5は本発明の実施例4によ
る冷蔵庫の断面図である。
【0054】図5において、1は冷蔵庫本体であり、蒸
発器8やキャピラリーチューブ11を収容し、屋内側に
設置されている。51は機械室であり屋外に設置され、
内部には圧縮機9,凝縮器10,ファンモータ等よりな
る強制排気手段53を収容している。52は排気ダクト
であり冷蔵庫本体1の庫内側から建物の壁54を貫通し
て屋外の機械室51内に強制排気手段53を介して出口
部を設けている。30はガス漏れ検知センサであり、蒸
発器8の近傍に設けられている。
【0055】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を説明する。蒸発器8より冷媒が漏れた場
合、蒸発器8の近傍に設置されたガス漏れ検知センサ3
0はこれを検知し、強制排気手段53を動作させ、冷蔵
庫本体1の庫内側に漏れた冷媒を排気ダクト52を介し
て、速やかに屋外へ導き、拡散させるものである。
【0056】以上のように本実施例の冷蔵庫は、冷蔵庫
本体と機械室をセパレートし、機械室を屋外へ配置する
と共に、冷蔵庫本体から屋外へ導く排気ダクトと、蒸発
器の近傍に設けたガス漏れ検知センサとを備えたもので
ある。
【0057】これにより、所定量以上のガス漏れが起き
れば強制排気手段により、速やかに屋外へ漏れた冷媒を
拡散する事が出来、屋内に拡散させる以上に発火の可能
性をやわらげる事が出来る。
【0058】なお、排気ダクトの前後に弁機構を備えれ
ば正常使用時の冷気漏れによる冷却性能の効率低下を防
止できる。また本実施例では専用の排気ダクトを使用し
たが、蒸発器の排水パイプを利用できる事は言うまでも
ない。
【0059】(実施例5)図6は本発明の実施例5によ
る冷蔵庫の断面図である。
【0060】図6において、30はガス漏れ検知センサ
であり、蒸発器8の近傍に設置されている。61はボン
ベであり、機械室7内に設置され、その内部にはメチル
メルカプタン等の着臭剤61aを封入しており、冷凍サ
イクルとは何ら接続されておらず独立して設けられてい
る。62は強制放出手段であり、電磁弁等より構成され
配管を介してボンベ61に接続されている。
【0061】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。蒸発器8より冷媒が漏れた場
合、蒸発器8の近傍に設置されたガス漏れ検知センサ3
0はこれを検知し、強制放出手段53を構成する電磁弁
を開動作させ、ボンベ61内に封入されているメチルメ
ルカプタン等の着臭剤61aをボンベ外に放出するもの
である。
【0062】以上のように本実施例の冷蔵庫は、蒸発器
の近傍に設けたガス漏れ検知センサと、圧縮機を収納す
る機械室内にメチルメルカプタン等の着臭剤を封入した
ボンベとボンベに接続した強制放出手段とを備えたもの
である。
【0063】これにより、所定量以上のガス漏れを検知
すれば強制放出手段により着臭剤を放出するので、漏れ
量の比較的少ない早い段階でガス漏れに気づき易くなり
危険性をやわらげる事が出来る。なお、本実施例ではセ
ンサを蒸発器近傍に設けて説明したが、センサを機械室
に設けても同様の効果が得られるものである。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明は、圧縮機と、凝縮
器と、キャピラリーチューブと、蒸発器と、サクション
パイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルにおい
て、前記蒸発器は外管と内管の2重管により構成され、
内管は冷凍サイクルに接続され、ハイドロカーボン冷媒
が封入されており、外管と内管の空間にはメチルメルカ
プタン等の着臭剤を封入したものであるから2重管の構
成とし、内管に冷媒、内管と外管の空間には着臭剤をそ
れぞれ分離,独立して封入しているため冷凍サイクルを
構成する配管途中に着臭剤に起因する異物を生成する事
なく、万一外管が漏れした場合、冷凍サイクルの冷却機
能が不良をきたす前に、臭いにより異常を知らしめる事
が出来る。また、着臭剤を冷媒内に混合していない為、
着臭剤が異物を生成して冷凍サイクルを構成する配管を
詰まらし、冷却不良となる事を防ぐことができる。
【0065】また、さらに、本発明は、圧縮機と、凝縮
器と、キャピラリーチューブと、蒸発器と、サクション
パイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルにおい
て、冷凍サイクルにはハイドロカーボン冷媒を封入し、
前記蒸発器の近傍にはガス漏れ検知センサを、扉近傍に
は扉開放手段とを備え、所定量以上のガス漏れを検知す
れば扉開放手段により扉を開放するものであるから冷媒
が所定量以上漏れれば、閉ざされた空間を扉開放手段の
動作により扉を強制的に開け、庫外と連通させる事によ
り漏れた冷媒を拡散させ、庫内冷媒漏れによる濃度の高
まりを防止して、発火,爆発による危険性を和らげる事
ができる。また、ドアが開いて閉まらなくなっている事
より冷蔵庫の異常を知る事ができるものである。
【0066】また、本発明は、圧縮機と、凝縮器と、キ
ャピラリーチューブと、蒸発器と、サクションパイプと
を順次環状に接続してなる冷凍サイクルにおいて、冷凍
サイクルにはハイドロカーボン冷媒を封入し、前記蒸発
器の近傍に設けたガス漏れ検知センサと、強制排気手段
と排気ダクトとを備え、所定量以上のガス漏れを検知す
れば強制排気手段により漏れたガスを冷蔵庫外に排出す
る事を特徴とするものであるから、所定量以上のガス漏
れを検知すると、庫内と庫外を連通する排気ダクトより
ファンモータ等の強制排気手段を動作させる事により庫
内に漏れたガスを速やかに庫外へ排出,拡散して庫内の
可燃性ガス濃度を減少させ、発火の可能性をやわらげる
ものである。
【0067】また、本発明は、蒸発器やキャピラリーチ
ューブ等を収容した冷蔵庫本体を屋内に設置し、圧縮機
や凝縮器を収納した機械室を屋外に設置してなり、圧縮
機と、凝縮器と、キャピラリーチューブと、蒸発器とサ
クションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイク
ルにおいて、冷凍サイクルにはハイドロカーボン冷媒を
封入し、前記蒸発器の近傍に設けたガス漏れ検知センサ
と、強制排気手段と屋外へ導かれた排気ダクトとを備
え、所定量以上のガス漏れを検知すれば強制排気手段に
より漏れたガスを屋外に排出するものであるから、庫内
と屋外とを連通した排気ダクトにて、所定量以上のガス
漏れを検知すれば、ファンモータ等の強制排気手段によ
り速やかに空間ボリュームの大きい屋外へ漏れた冷媒を
拡散するため、発火の可能性は非常に少なくなる。
【0068】また、本発明は、圧縮機と、凝縮器と、キ
ャピラリーチューブと、蒸発器と、サクションパイプと
を順次環状に接続してなる冷凍サイクルにおいて、冷凍
サイクルにはハイドロカーボン冷媒を封入し、前記蒸発
器の近傍に設けたガス漏れ検知センサと、前記圧縮機を
収納する機械室内にメチルメルカプタン等の着臭剤を封
入したボンベとボンベに接続した強制放出手段とを備
え、所定量以上のガス漏れを検知すれば強制放出手段に
より着臭剤を放出するものであるから、所定量以上のガ
ス漏れを検知した場合、機械室内に設置した着臭剤入り
ボンベの電磁弁等よりなる強制放出手段を動作させ、着
臭剤を庫外へ放出させる。これによる臭いにより使用者
は比較的少ないガス漏れ濃度にて異常を知る事ができ、
安全性の向上につながるものである。また、異常修理後
はボンベ内に再度着臭剤を封入する事により繰り返しボ
ンベを再利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施例1の断面図
【図2】本発明による冷蔵庫の実施例1の蒸発器冷却管
の断面図
【図3】本発明による冷蔵庫の実施例2の断面図
【図4】本発明による冷蔵庫の実施例3の断面図
【図5】本発明による冷蔵庫の実施例4の断面図
【図6】本発明による冷蔵庫の実施例5の断面図
【図7】従来の冷蔵庫の断面図
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 8,18 蒸発器 9 圧縮機 10 凝縮器 11 キャピラリーチューブ 12 サクションパイプ 13 ハイドロカーボン冷媒 19 2重管 20 外管 20a,61a 着臭剤 21 内管 22 空間部 30 ガス漏れ検知センサ 31 扉開放手段 41,52 排気ダクト 42,53 強制排気手段 61 ボンベ 62 強制放出手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、凝縮器と、キャピラリーチュ
    ーブと、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接
    続してなる冷凍サイクルにおいて、前記蒸発器は外管と
    内管の2重管により構成され、内管は冷凍サイクルに接
    続され、ハイドロカーボン冷媒が封入されており、外管
    と内管の空間部にはメチルメルカプタン等の着臭剤を封
    入した事を特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 圧縮機と、凝縮器と、キャピラリーチュ
    ーブと、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接
    続してなる冷凍サイクルにおいて、冷凍サイクルにはハ
    イドロカーボン冷媒を封入し、前記蒸発器の近傍にはガ
    ス漏れ検知センサを、扉近傍には扉開放手段とを備え、
    所定量以上のガス漏れを検知すれば扉開放手段により扉
    を開放する事を特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 圧縮機と、凝縮器と、キャピラリーチュ
    ーブと、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接
    続してなる冷凍サイクルにおいて、冷凍サイクルにはハ
    イドロカーボン冷媒を封入し、前記蒸発器の近傍に設け
    たガス漏れ検知センサと、強制排気手段と排気ダクトと
    を備え、所定量以上のガス漏れを検知すれば強制排気手
    段により漏れたガスを冷蔵庫外に排出する事を特徴とす
    る冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 蒸発器やキャピラリーチューブ等を収容
    した冷蔵庫本体を屋内に設置し、圧縮機や凝縮器を収納
    した機械室を屋外に設置してなり、圧縮機と、凝縮器
    と、キャピラリーチューブと、蒸発器とサクションパイ
    プとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルにおいて、
    冷凍サイクルにはハイドロカーボン冷媒を封入し、前記
    蒸発器の近傍に設けたガス漏れ検知センサと、強制排気
    手段と屋外へ導かれた排気ダクトとを備え、所定量以上
    のガス漏れを検知すれば強制排気手段により漏れたガス
    を屋外に排出する事を特徴とする冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 圧縮機と、凝縮器と、キャピラリーチュ
    ーブと、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接
    続してなる冷凍サイクルにおいて、冷凍サイクルにはハ
    イドロカーボン冷媒を封入し、前記蒸発器の近傍に設け
    たガス漏れ検知センサと、前記圧縮機を収納する機械室
    内にメチルメルカプタン等の着臭剤を封入したボンベと
    ボンベに接続した強制放出手段とを備え、所定量以上の
    ガス漏れを検知すれば強制放出手段により着臭剤を放出
    する事を特徴とする冷蔵庫。
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