JP4175999B2 - 検便用採便具 - Google Patents

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Description

本発明は、検査する便を採取して、その便をシャーシ中の培地へ塗沫するまでの間に、その便を保管したり、検査場所まで移送するために使用する検便用採便具に係る。
本出願人は、特許文献1に示すように、一端を開口し、その内部に培地若しくは保存液を収納して保持しうる管状部材と、上記管状部材の開口部を開閉しうるように上記管状部材に着脱自在に形成されたキャップ部材と、上記キャップ部材を上記管状部材に係合した状態で上記管状部材の内部に挿入すると共に、上記キャップ部材を上記管状部材から取り外した状態で上記管状部材から抜脱しうるように上記キャップ部材に固定された採便棒とからなる検便用採便具を発明して、先に出願した。
特開2001−208750号公報
しかしながら、上記の検便用採便具では、管状部材の内部に収納した培地や保存液が流動性を有するので、移送中の振動等によりキャップ部材の内部に入り込むことがあった。そして、そのキャップ部材を管状部材から取り外して管状部材の開口部を開いたときに、そのキャップ部材内部に入り込んだ培地等が外部へ垂れ落ちて、検査者の衣服を汚す等の不具合があった。
また、上記の検便用採便具では、キャップ部材の内部に採便棒を組み付ける場合は、採便棒をキャップに対し機械で圧入することにより固定していた。従って、圧入用機械を備える必要があったので、製造コストが高くなるという問題があった。
そこで本発明の課題は、上記の不具合を解消すること、即ち、検便用採便具における管状部材に収納した培地等がキャップ部材に移動して、その培地等がキャップ部材を管状部材から取り外したときに外部へ漏れ出すことを防止するとともに、キャップ部材に対し採便棒を機械を用いることなく容易に組み付けることができるようにして、製造コストを低減することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の本発明の検便用採便具は、一端を開口し、その内部に培地若しくは保存液を収納して保持しうる管状部材と、上記管状部材の開口部を開閉しうるように上記管状部材に着脱自在に形成されたキャップ部材と、上記キャップ部材を上記管状部材に係合した状態で上記管状部材の内部に挿入すると共に、上記キャップ部材を上記管状部材から取り外した状態で上記管状部材から抜脱しうるように上記キャップ部材に固定された採便棒とからなる検便用採便具において、上記キャップ部材を上記管状部材に係合した状態で、上記管状部材の開口部を閉じうる閉止部が上記採便棒に設けられ、上記閉止部はフランジ部として上記採便棒に一体成形され、上記採便棒を上記管状部材に挿入した状態で、その周縁部を上記管状部材の内面部に密着するように形成され、上記閉止部の周縁部は、上記管状部材に対する挿入方向の角部が曲面状に形成され、反挿入方向の角部が鋭角状に形成され、上記採便棒は先端に被検査物採取部が設けられると共に、基端部が上記キャップ部材の内部に挿入されて係止されることにより固定され、上記採便棒及び上記キャップ部材はプラスチックにより成形され、上記採便棒は基端に係止用フランジ部が形成されるとともに、上記キャップ部材は内面部に周方向の突条部が形成され、上記係止用フランジ部は上記採便棒の基端部を上記キャップ部材の内部に押し入れたときに弾性変形により上記突条部を乗り越えて係止され、上記係止用フランジ部の周縁部は、上記キャップ部材に対する挿入方向の角部が曲面状に形成されると共に、反挿入方向の角部が略直角に形成され、上記採便棒は、上記係止用フランジ部と上記閉止部との間に中間フランジ部が設けられ、上記中間フランジ部は、その外周面部を上記キャップ部材の内面部に当接しうるように形成されていることを特徴とする。
即ち、本発明に係る検便用採便具にあっては、上記キャップ部材を上記管状部材に係合した状態で、上記採便棒に設けた閉止部が上記管状部材の開口部を閉じることから、上記管状部材の内部に収納された培地等が管状部材の外部へ漏出しない。
また、本発明に係る検便用採便具にあっては、採便棒にフランジ部として形成された閉止部の周縁部が上記管状部材の内面部に密着することにより管状部材の開口部を閉じることができる。
また、本発明に係る検便用採便具にあっては、上記閉止部が管状部材の開口部を閉じるために、管状部材の内部へ挿入する場合に、その周縁部における挿入方向の角部が曲面状に形成されていることから、管状部材の内面部に引っ掛かることなくスムースに挿入することができる。
また、本発明に係る検便用採便具にあっては、上記キャップ部材の基端部をキャップ部材に対し固定する場合に、両者を固着する必要がなく、単に係止させればよい。
また、本発明に係る検便用採便具にあっては、採便棒に形成された上記係止用フランジ部が、キャップ部材の内面部に形成された突条部に係止されて、採便棒がキャップ部材内部に固定されることになる。
また、本発明に係る検便用採便具は、採便棒の係止用フランジ部をキャップ部材の内部へ挿入して固定する場合に、上記係止用フランジ部の曲面状の角部が容易に上記突条部を乗り越えることができることから、その挿入をスムースに行うことができる。
また、本発明に係る検便用採便具にあっては、上記中間フランジ部の外周面部が上記キャップ部材の内面部に当接することによって、上記採便棒はキャップ部材の径方向中心部に傾斜しないように位置することができる。
請求項1記載の本発明の検便用採便具は、上記キャップ部材を上記管状部材に係合した状態で、上記採便棒に設けた閉止部が上記管状部材の開口部を閉じて、培地等が管状部材の外部へ漏れ出さないことから、例えば、移送中の振動等によっても培地等がキャップ部材の内部へ入り込むことがない。従って、キャップ部材を管状部材から取り外して、管状部材の開口部を開いたときに、キャップ部材の内部に入り込んだ培地等が垂れ落ちて検査者の衣服を汚す等の不具合がなくなる。
また、請求項1記載の本発明の検便用採便具は、採便棒にフランジ部として形成された閉止部の周縁部が上記管状部材の内面部に密着することにより管状部材の開口部を閉じることができることから、管状部材の開口部を閉じるため別途栓などを用いる必要がなく、部品点数を増加させることなく培地又は保存液の漏出を効果的に防止することができる。
また、上記採便棒を管状部材に挿入すれば、その結果として、管状部材の開口部が上記閉止部により閉じられることになるので、管状部材の開口部に特に栓をするという意識を常に持たなくてもすむ。従って、管状部材の開口部を閉じ忘れるということがなく、管状部材からの培地等の漏出を確実に防止することができる。
また、請求項1記載の本発明の検便用採便具は、上記管状部材の開口部を閉じるために、上記採便棒の閉止部を管状部材の内部へ挿入する場合に、その周縁部における挿入方向の角部が曲面状に形成されていて、挿入時に管状部材の内面部に引っ掛かることなくスムースに挿入できることから、上記閉止部により上記開口部が確実に閉じられることになり、その結果、上記管状部材からの培地等の漏出を確実に防止することができる。
また、請求項1記載の本発明の検便用採便具は、上記採便棒の基端部が上記キャップ部材の内部に挿入されて係止されることにより固定されることから、両者を固着する必要がなく、単に係止させるだけでよいので、上記キャップ部材に対する上記採便棒の組み付けが容易で、製造コストを低減することができる。
また、請求項1記載の本発明の検便用採便具は、上記採便棒の基端部を上記キャップ部材の内部に押し入れたときに、上記採便棒の基端に形成された係止用フランジ部が弾性変形して上記キャップ部材の内面部に形成された突条部を乗り越えて係止されることにより採便棒がキャップ部材内部に固定されることから、上記採便棒を組み付ける場合にキャップ部材の内部へ押し入れるだけでよく、その作業は機械を用いることなく人手により簡単に行うことができるので、製造コストを低減することができる。
また、請求項1記載の本発明の検便用採便具にあっては、上記採便棒の基端部に形成された係止用フランジ部の周縁部は、上記キャップ部材に対する挿入方向の角部が曲面状に形成されていて、採便棒の係止用フランジ部をキャップ部材の内部へ押し入れて固定する場合に、上記係止用フランジ部の曲面状の角部が容易に上記突条部を乗り越えることができることから、その挿入工程が容易で人手により簡単に行うことができる。従って、その結果、製造コストを低減することができる。
また、一旦、上記係止用フランジ部を上記突条部の内側に挿入した状態では、上記係止用フランジ部の略直角に形成された角部が上記突条部に係止され、その略直角に形成された角部は上記突条部を逆方向に乗り越えることが困難なので、上記採便棒がキャップ部材から安易に外れるのを防止することができる。
また、請求項1記載の本発明の検便用採便具は、上記採便棒における上記係止用フランジ部と上記閉止部との間に形成された中間フランジ部の外周面部が上記キャップ部材の内面部に当接することにより、上記採便棒はキャップ部材の径方向中心部に傾斜しないように安定的に位置することができる。従って、上記採便棒を真直ぐに管状部材の内部へ挿入したり引き抜くことができる。その結果、採便棒の先端に設けた被検査物採取部に付着した被検査物が管状部材の内面部に接触して、管状部材の内面部が被検査物により汚れるのを防止することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
まず、本実施形態に係る検便用採便具1は、図1〜図3に示すように、一端を開口し、その内部に培地2若しくは保存液を収納して保持しうる管状部材3と、上記管状部材3の開口部4を開閉しうるように上記管状部材3に着脱自在に形成されたキャップ部材5と、上記キャップ部材5を上記管状部材3に係合した状態で上記管状部材3の内部に挿入すると共に、上記キャップ部材5を上記管状部材3から取り外した状態で上記管状部材3から抜脱しうるように上記キャップ部材5に固定された採便棒6とからなり、上記キャップ部材5を上記管状部材3に係合した状態で、上記管状部材3の開口部4を閉じうる閉止部7が上記採便棒6に設けられている。
また、図1〜図3に示すように、上記閉止部7はフランジ部8として上記採便棒6に一体成形され、図1に示すように、上記採便棒6を上記管状部材3に挿入した状態で、その周縁部を上記管状部材3の内面部に密着するように形成されている。
また、上記閉止部7の周縁部は、図1〜図3に示すように、上記管状部材3に対する挿入方向の角部9が曲面状に形成され、反挿入方向の角部10が鋭角状に形成されている。
また、上記採便棒6は、図1〜図3に示すように、先端に被検査物採取部11が設けられると共に、基端部が上記キャップ部材5の内部に挿入されて係止されることにより固定されている。
また、上記採便棒6及び上記キャップ部材5はプラスチックにより成形され、図1及び図2に示すように、上記採便棒6は基端に係止用フランジ部12が形成されるとともに、上記キャップ部材5は内面部に周方向の突条部13が形成され、上記係止用フランジ部12は上記採便棒6の基端部を上記キャップ部材5の内部に押し入れたときに弾性変形により上記突条部13を乗り越えて係止されるように形成されている。
また、図1〜図3に示すように、上記係止用フランジ部12の周縁部は、上記キャップ部材5に対する挿入方向の角部14が曲面状に形成されると共に、反挿入方向の角部15が略直角に形成されている。
また、図1〜図3に示すように、上記採便棒6は、上記係止用フランジ部12と上記閉止部7との間に中間フランジ部16が設けられ、上記中間フランジ部16は、図1に示すように、その外周面部27を上記キャップ部材5の内面部に当接しうるように形成されている。
図は、本発明実施例に係る検便用採便具1を示したものである。
上記検便用採便具1は、図3に示すように、管状部材3と、キャップ部材5と、採便棒6とにより構成されている。
上記管状部材3はプラスチックを素材として、図1及び図2に示すように、上端が開口すると共に、下端が曲面状の底部17により閉じられた有底筒状に形成されている。
上記管状部材3は、図1及び図2に示すように、その内部にキャリブレア培地2やグリセリン保存液等を収納しうるように形成されている。
上記キャップ部材5は同じくプラスチック素材を用いて、図1及び図2に示すように、下端を開口すると共に、上端を天板部18で閉じた円筒状に形成されている。
上記キャップ部材5は、図1及び図2に示すように、その開口した下端部を、上記管状部材3の開口した上端部に着脱しうるように形成されている。
即ち、上記管状部材3の開口した上端部には、キャップ部材5の内部に挿入し、かつ抜脱しうる着脱筒部19が形成されている。
上記着脱筒部19は、図2及び図3に示すように、その上端部における片側の側面部に切欠部20が設けられると共に、下端近傍の外面部に周方向の突条部21が形成されている。
なお、上記管状部材3における上記着脱筒部19の下方外面部には、複数の幅広な突条部29が周方向に沿って形成されている。
上記キャップ部材5における下端開口部22の近傍における内面部には、図1に示すように、上記着脱筒部19をキャップ部材5の内部に挿入した状態で、上記突条部21が係合しうる突条部23が周方向に形成されている。
即ち、図1に示すように、上記管状部材3の着脱筒部19を上記キャップ部材5の内部に挿入して、上記突条部21を上記突条部23に係合することにより、上記管状部材3と上記キャップ部材5が連結して固定されるように構成されている。
上記採便棒6はプラスチックを素材として成形され、図1〜図3に示すように、上下方向に沿って中心軸部24が設けられるとともに、その中心軸部24の下端部に被検査物採取部11が一体に形成されている。
上記被検査物採取部11は検査する便を採取するものであって、図1〜図3に示すように、全体が略逆円錐形に形成され、その表面部には、軸方向に沿って縦溝部25が形成されると共に、周方向に沿って複数の横溝部26が形成されている。
上記採便棒6における中心軸部24の上端には、図1〜図3に示すように、上記中心軸部24に対し直交するように係止用フランジ部12が一体に形成されている。
上記係止用フランジ部12は平面形状が円形で、図1〜図3に示すように、その周縁部における上端の角部14が曲面状に形成されると共に、下端の角部15は略直角に形成されている。
また、上記採便棒6における上記中心軸部24の周囲には、上記係止用フランジ部12の少し下方位置に、図1〜図3に示すように、中間フランジ部16が一体に形成されている。この中間フランジ部16は、平面形状が円形で、その周縁部の上端及び下端の角部は略直角に形成されている。
さらに、上記採便棒6における上記中心軸部24の周囲には、上記中間フランジ部16の更に下方位置に、図1〜図3に示すように、閉止部7が設けられている。この閉止部7もフランジ部8として上記中心軸部24に一体に形成されている。
上記閉止部7は、平面形状が円形で、図3に示すように、その周縁部における下端角部9が曲面状に形成されると共に、上端角部10が鋭角状に形成されている。
上記採便棒6は、図1及び図2に示すように、その上端部を上記キャップ部材5の内部に挿入されて、係止されることによりキャップ部材5に一体に固定されている。
上記キャップ部材5は、図1及び図2に示すように、その内面上端近傍に周方向の突状部13が形成され、上記採便棒6の上端部を上記キャップ部材5の内部に押し入れたときに、上記採便棒6の上端に形成された上記係止用フランジ部12が上記突条部13を弾性変形により乗り越えて係止されることにより固定されている。
また、上記採便棒6の上端部を上記キャップ部材5の内部に挿入した状態では、図1及び図2に示すように、上記中間フランジ部16の外周面部27はキャップ部材5の内面部に当接している。これにより、上記採便棒6の上記中心軸部24は傾斜することなく、中心部に安定的に位置することができる。
また、上記採便棒6の上端部を上記キャップ部材5の内部に挿入した状態では、図1及び図2に示すように、上記閉止部7もキャップ部材5の内部に位置している。この閉止部7は上記突条部23の少し上方に位置し、その周縁部はキャップ部材5の内面部から少し離れている。
上記採便棒6は、図2に示すように、その上端部を上記キャップ部材5に固定した状態で使用することができる。
上記キャップ部材5はツマミの役割も有しており、このキャップ部材5を指で把持することができる。そのため、上記キャップ部材5の外周面部には、図3に示すように、軸方向に沿って、滑り止め効果を有する多数の凹状の筋30が形成されている。
上記採便棒6は、その下端部に設けた被検査物採取部11を便(図示せず)に接触させて便を所要量付着させることにより採取することができる。
そして、図1に示すように、上記のように便を採取した上記採便棒6を上記管状部材3の内部に挿入し、便が付着した上記被検査物採取部11を上記培地2に浸漬状態とすることができる。
このとき、上記キャップ部材5を管状部材3における上記着脱筒部19に嵌着させると共に、キャップ部材5の上記突条部23を着脱筒部19の上記突条部21に係合させることにより管状部材3とキャップ部材5とを固定することができる。
なお、上記キャップ部材5を管状部材3における上記着脱筒部19に嵌着させた状態で、図1に示すように、上記着脱筒部19の外面部に接触する周方向の突条部28がキャップ部材5の内面部における上記突条部23の上方位置に形成されている。
また、上記のように、キャップ部材5を管状部材3に嵌着した状態では、図1に示すように、上記採便棒6に設けられた上記閉止部7が管状部材3の内部に挿入し、上記閉止部7は周縁部を管状部材3の内面部に密着させている。
これにより、管状部材3の開口部4は上記閉止部7により閉じられ、管状部材3の内部に収納された上記培地2が管状部材3から脱出不能となっている。そして、検査を行うまでの間、この状態で保管し、又、検査を行う場所までこの状態で移送することができる。
従って、移送中の振動などで、管状部材3の内部に収納された培地2がキャップ部材5の内部へ移動することはあり得ないので、キャップ部材5を管状部材3から外した際にキャップ部材5から培地2が垂れ落ちて検査者の衣服等を汚すことがない。
本発明は、内部に培地若しくは保存液を収納して保持しうる管状部材と、上記管状部材の開口部を開閉しうるように上記管状部材に着脱自在に形成されたキャップ部材と、上記キャップ部材を上記管状部材に係合した状態で上記管状部材の内部に挿入すると共に、上記キャップ部材を上記管状部材から取り外した状態で上記管状部材から抜脱しうるように上記キャップ部材に固定された採便棒とからなる全ての検便用採便具に適用可能である。
実施例1に係る検便用採便具の断面図である。 実施例1に係る検便用採便具のキャップ部材及び採便棒を管状部材から抜き出した状態を示す断面図である。 実施例1に係る検便用採便具の分解側面図である。
符号の説明
1 検便用採便具
2 培地
3 管状部材
4 開口部
5 キャップ部材
6 採便棒
7 閉止部
8 フランジ部
9 角部
10 角部
11 被検査物採取部
12 係止用フランジ部
13 突条部
14 角部
15 角部
16 中間フランジ部
17 底部
18 天板部
19 着脱筒部
20 切欠部
21 突条部
22 開口部
23 突条部
24 中心軸部
25 縦溝部
26 横溝部
27 外周面部
28 突条部
29 突条部
30 筋

Claims (1)

  1. 一端を開口し、その内部に培地若しくは保存液を収納して保持しうる管状部材と、上記管状部材の開口部を開閉しうるように上記管状部材に着脱自在に形成されたキャップ部材と、上記キャップ部材を上記管状部材に係合した状態で上記管状部材の内部に挿入すると共に、上記キャップ部材を上記管状部材から取り外した状態で上記管状部材から抜脱しうるように上記キャップ部材に固定された採便棒とからなる検便用採便具において、
    上記キャップ部材を上記管状部材に係合した状態で、上記管状部材の開口部を閉じうる閉止部が上記採便棒に設けられ、
    上記閉止部はフランジ部として上記採便棒に一体成形され、上記採便棒を上記管状部材に挿入した状態で、その周縁部を上記管状部材の内面部に密着するように形成され、
    上記閉止部の周縁部は、上記管状部材に対する挿入方向の角部が曲面状に形成され、反挿入方向の角部が鋭角状に形成され、
    上記採便棒は先端に被検査物採取部が設けられると共に、基端部が上記キャップ部材の内部に挿入されて係止されることにより固定され、
    上記採便棒及び上記キャップ部材はプラスチックにより成形され、上記採便棒は基端に係止用フランジ部が形成されるとともに、上記キャップ部材は内面部に周方向の突条部が形成され、上記係止用フランジ部は上記採便棒の基端部を上記キャップ部材の内部に押し入れたときに弾性変形により上記突条部を乗り越えて係止され、
    上記係止用フランジ部の周縁部は、上記キャップ部材に対する挿入方向の角部が曲面状に形成されると共に、反挿入方向の角部が略直角に形成され、
    上記採便棒は、上記係止用フランジ部と上記閉止部との間に中間フランジ部が設けられ、上記中間フランジ部は、その外周面部を上記キャップ部材の内面部に当接しうるように形成されていることを特徴とする検便用採便具。
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