JP4175812B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関し、発射ハンドルのハンドルカバーにグリップ部を設けたものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球遊技機では、遊技機本体の前側下部に発射ハンドルを設け、この発射ハンドルの操作により遊技機本体の裏側下部の発射手段を作動させて、上皿等の球供給皿から発射レール上に1個づつ供給される遊技球を打撃槌によって打撃し、その遊技球を遊技盤の遊技領域へと発射させるようにしている。
【0003】
従来の発射ハンドルは、特開平11−290509号公報に記載されるように、発射手段の打撃力を調節する操作ダイアルと、この操作ダイアルの前側に配置され且つ前側に突出する半球体状のハンドルカバーとを備えている。そして、遊技を行う際には、遊技者はハンドルカバーを手で把持して操作ダイアルに指を掛け、その状態で操作ダイアルを回動させながら打撃力を調節する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の発射ハンドルは、操作ダイアルの前側のハンドルカバーが半球体状であるため、この発射カバーを掌で包み込むように把持した場合には、手をハンドルカバー側に預けた状態で操作ダイアルを操作できるが、手の動きが悪くなり操作ダイアルを自由に操作し辛くなる。
【0005】
逆に複数本の指をハンドルカバーの外周に当てて、ハンドルカバーと掌との間に、掌の中央部分から下側の踵部分、母指球部分にかけて隙間ができるように把持した場合には、手の動きが良く操作ダイアルを容易に操作できるものの、ハンドルカバーと掌との間に隙間ができるため、手をハンドルカバー側に預けることができなくなる。このため、その状態で長時間にわたって遊技を行う場合には、その隙間が原因で手、指等が極度に疲労することになる。
【0006】
本発明は、このような従来の課題に鑑み、操作ダイアルを容易に操作でき、しかも手、指等の疲労を軽減できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
本発明は、発射手段16を操作する発射ハンドル18を備え、該発射ハンドル18は支持ケース24により前後方向の軸心廻りに回動可能に支持され且つ前記発射手段16の打撃力を調節するための操作ダイアル25と、該操作ダイアル25の前側で前記支持ケース24に固定され且つ遊技者が前側から把持するハンドルカバー26とを含み、前記ハンドルカバー26前側に突出する略半球状の球面部40と、該球面部40の下側から左右両側にわたって設けられたグリップ部35とを備え、前記グリップ部35は前記球面部40から前側に突出し且つ上側になるに従って突出量が小さくなる形状であって、前記操作ダイアル25に指を掛けて前記ハンドルカバー26を把持したときに掌が前側から当接するハンドレスト部42を備えている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図10は本発明を採用したパチンコ機の第1の実施形態を例示し、図1及び図2において、1は遊技機本体で、外枠2と、この外枠2に開閉自在に枢着された前枠3とを有する。前枠3には、その窓孔に対応して遊技盤4が裏側から着脱自在に装着され、また遊技盤4の前側にガラス扉5と前面板6とが開閉自在に配置されている。
【0009】
遊技盤4には、ガイドレール7が環状に装着されると共に、そのガイドレール7の内側の遊技領域8に特別図柄表示手段9、特別図柄始動手段10、可変入賞手段11、普通図柄表示手段12、普通図柄始動手段13、普通入賞手段14等の複数個の遊技部品が配置されている。
【0010】
前面板6には発射用の遊技球を貯留する上皿(球供給皿)15が装着されている。前枠3の下部には、その裏側に発射手段16が装着されると共に、前面側に余剰球を貯留する下皿(余剰球受け皿)17と、発射手段16用の発射ハンドル18とが設けられている。発射手段16は、遊技球を遊技盤4の遊技領域8へと発射させるためのもので、揺動自在に枢支された打撃槌19と、この打撃槌19を打撃方向に付勢する発射バネ20と、この発射バネ20に抗して打撃槌19を駆動する発射モータ21とを備え、発射モータ21により打撃槌19を駆動し、上皿15から発射レール22上に1個づつ供給される遊技球を、発射バネ20のバネ力に応じた打撃力で打撃槌19により打撃して遊技領域8へと発射させるようになっている。なお、発射手段16は前枠3の裏側下部で遊技機本体1の左右方向の一側に配置されている。
【0011】
発射ハンドル18は発射手段16を操作するためのもので、図2、図3に示すように、前枠3の裏側で発射手段16の支持板23等に固定され且つ前枠3から前側に突出する支持ケース24と、この支持ケース24の前側に回動操作可能に配置された操作ダイアル25と、この操作ダイアル25の前側に配置されたハンドルカバー26と、支持ケース24内に回動自在に挿通された操作軸27とを備え、発射手段16に対応して前枠3の前側に設けられている。
【0012】
支持ケース24は前枠3の通孔28に挿通され、後端側が支持板23に固定されている。支持板23は前枠3の裏側に装着され、この支持板23に打撃槌19、発射モータ21等の発射機構が装着されている。支持ケース24は前端側に前広がりのテーパー部29を介して大径部30を一体に備え、この大径部30とその前のダイアル押さえ体31との間に操作ダイアル25が介在されている。操作ダイアル25は発射手段16の打撃力を調節するためのもので、外周側に周方向に所定の間隔をおいて複数個の指掛け用の指掛け爪32が設けられており、支持ケース24側(特に大径部25)及び/又はダイアル押さえ体31に嵌合して回動自在に支持され、操作軸27の前端側に一体回動可能に結合されている。
【0013】
操作軸27は前枠3の裏側で発射バネ20の調節機構に連動連結され、操作ダイアル25を操作軸27廻りに回動操作したときに発射バネ20のバネ圧を任意に調整でき、これによって発射手段16の打撃力が自在に変化するようになっている。
【0014】
ダイアル押さえ体31は外周が略真円状であって、その外周に導電性を有するハンドルタッチ部33が設けられ、遊技者の指等がハンドルタッチ部33に接触することにより、発射モータ21が作動するようになっている。なお、ダイアル押さえ体31は、ボス部34等を介して支持ケース24に固定されている。ハンドルタッチ部33はダイアル押さえ体31に添設された金属板、ダイアル押さえ体31に施されたメッキ層等により構成されている。
【0015】
ハンドルカバー26は、図3〜図8に示すように、後端側の外周がダイアル押さえ体31と略同心状であって、中央部分に前側に突出する球面部40を有する略半球面状に構成され、その上下方向の中間部から下側にグリップ部35が前側に突出して一体に設けられている。
【0016】
グリップ部35は、ハンドルカバー26を把持する手を下側から受けるためのもので、図3〜図8に示すように、ハンドルカバー26の前面側の略中央部分から上面側に連続する球面部40を下及び左右両側から取り囲み、且つハンドルカバー26の前面側に沿って正面視略円弧状、正面視略U字状等に湾曲して形成されており、このグリップ部35とハンドルカバー26の球面部40との間が凹部41となっている。
【0017】
そして、このグリップ部35は、ハンドルカバー26を手で把持したときに、掌の踵部分から母指球部分、又は踵部分の内側部分から母指球部分の内側部分を下側から受けるハンドレスト部42と、ハンドレスト部42の内周縁45及び球面部40の外周縁46を前後に結ぶ正面視略円弧状、正面視略U字状等の内周面部43と、ハンドレスト部42の外周縁47及びハンドルカバー26の後部側外周部分を結ぶ外周面部44とを備えている。なお、グリップ部35の左右両端部分は、上側になるに従ってハンドルカバー26からの突出量が徐々に小さくなり、上端側がハンドルカバー26の外面に連続する連続面となっている。
【0018】
グリップ部35の外周面部44は、ハンドルカバー26の下端よりも下方に突出する突出部48がその前後方向の中間に設けられ、この突出部48の前側及び左右両側が外側に若干突出する突出曲面49を介してハンドレスト部42の外周縁47に、突出部48の後側が内側に凹入する凹入曲面50を介してハンドルカバー26の後部外周に夫々連続している。
【0019】
グリップ部35及び/又はハンドレスト部42は、操作ダイアル25を適正打撃力となる位置まで所定角度回動操作したときの遊技者の手の角度に合わせて、グリップ部35及び/又はハンドレスト部42の下部側がハンドルカバー26の上下、左右の略中央よりも遊技機本体1の左右方向の内側に位置するように、正面視においてハンドルカバー26の中心又はその近傍を通る鉛直線Aに対して角度αだけ外上がりに傾斜している(図5参照)。
【0020】
またグリップ部35及び/又はハンドレスト部42の主要部分は、操作軸27の延長上の軸線(前後方向の水平線)Bよりも下側にあり、その軸線Bに対して角度βだけ前下がり状に傾斜している。そして、ハンドレスト部42の主要部分は、角度βの傾斜線Cを通る平面に対して内周側から外周側へと角度γだけ外下がり状に傾斜する傾斜面になっている(図6参照)。
【0021】
ハンドレスト部42には、操作ダイアル25を適正打撃力となる位置まで所定角度回動操作したときに掌の母指球部分に対応する母指球受け部分51に、この母指球受け部分51を境界として側面視における傾斜角度がその下側よりも上側が大になるように滑らかに湾曲する湾曲凹面状に形成されている。
【0022】
そして、ハンドレスト部42は、遊技機本体1の左右方向の内側に配置され且つハンドルカバー26を把持したときに踵部分及び/又はその内側部分を受ける踵受け部分52と、母指球部分及び/又はその内側部分を受ける母指球受け部分51とに分けた場合、その幅が母指球受け部分51から踵受け部分52へと徐々に広くなるように形成されており、母指球受け部分51の幅よりも踵受け部分52の幅が大である。踵受け部分52は、内周縁45と外周縁47との間で緩やかに凹入する湾曲面となっている(図10参照)
グリップ部35には、図4〜図8に示すように、操作ダイアル25を適正打撃力となる位置まで所定角度回動操作したときに小指に対応する指掛け部53が、踵受け部分52よりも遊技機本体1の外側に設けられている。この指掛け部53はハンドレスト部42の外端縁からグリップ部35の下側に跨がって凹入状に形成されている。
【0023】
またハンドレスト部42には、反対側の母指球受け部分51と同様に、指掛け部53の上側に対応する指掛け対応部分54が、この指掛け対応部分54を境界として側面視における傾斜角度がその下側の主要部分よりも上側が大になるように滑らかに湾曲する湾曲凹面状に形成されている。
【0024】
更にハンドレスト部42の外周縁47は、指掛け対応部分54で内側に円弧状に湾曲しており、この指掛け対応部分54から上側でハンドレスト部42の幅が狭くなっている。
【0025】
球面部40は、ハンドルカバー26を把持する掌をハンドレスト部42に当てたときにその掌に沿うように、母指球受け部分51と指掛け対応部分54とを結ぶ線分、又はその上側近傍よりも上側では、ハンドレスト部42のそれらの上側部分よりも前側に突出している。
【0026】
このような構成の発射ハンドル18では、次のような利点がある。一般のパチンコ機等では、発射ハンドル18は遊技機本体1の右下部にあり、遊技者は遊技を行う場合にはそのハンドルカバー26を右手で把持し指掛け爪32に指を掛けて操作ダイアル25を操作軸27廻りに操作する。この場合、ハンドルカバー26から前側に突出するグリップ部35があり、そのグリップ部35に手又は掌を預けた状態でハンドルカバー26を把持した状態で操作ダイアル25を操作できるので、手又は掌の疲労を極力軽減できる。しかも、グリップ部35に手等を預けた状態でハンドルカバー26を把持できるため、ハンドルカバー26を包み込むように把持する必要がなく、操作ダイアル25を容易に操作できる。
【0027】
グリップ部35は正面視においてハンドルカバー26の球面部40を下及び左右両側から取り囲むように形成されており、このグリップ部35とハンドルカバー26の球面部40との間に凹部41があるため、ハンドルカバー26を把持した場合にも、掌の中央部分とハンドルカバー26との間に掌の隙間を確保できる。このため手首から先を操作ダイアル25の操作方向へと動かし易く、操作ダイアル25を容易に操作できる。
【0028】
しかもハンドルカバー26を手で把持したときに、掌の踵部分及び母指球部分、又は踵部分及び母指球部分の内側部分を下側から受けるハンドレスト部42がグリップ部35に設けられているので、そのハンドレスト部42で手を確実に受けることができる。
【0029】
グリップ部35及びハンドレスト部42は全体として略前下がりの傾斜状であると共に、そのハンドレスト部42が内周側から外周側へと外下がりに傾斜した傾斜面となっており、しかもグリップ部35及び/又はハンドレスト部42が正面視において外上がりに傾斜しているため、遊技者が最も長時間同じ状態を維持し、しかも最も重要な状態である、操作ダイアル25を適正打撃力となる位置まで操作した状態での手の安定性が向上する。
【0030】
グリップ部35には、踵受け部分52よりも外側に小指用の凹入状の指掛け部53があるため、その指掛け部53に小指を掛けた状態でハンドルカバー26及び/ 又はグリップ部35を把持でき、グリップ部35上での手の安定性が向上する。
【0031】
しかも指掛け部53は、ハンドルカバー26を把持して操作ダイアル25を適正打撃力となる位置まで所定角度回動操作したときの小指に対応する位置にあるため、適正打撃力の位置での操作ダイアル25の微調節も容易にできる。また指掛け部53はハンドレスト部42の外端縁からグリップ部35の下側に跨がっているため、小指を曲げてグリップ部35を把持できる。
【0032】
ハンドレスト部42は母指球受け部分51から踵受け部分52へと徐々に広くなっており、母指球受け部分51の幅よりも踵受け部分52の幅が大であるため、このハンドレスト部42上に手を長時間にわたって載せておくことができる。またハンドレスト部42は母指球部分に対応する部分と、その反対側の指掛け部53に対応する部分とに、その上下が滑らかに湾曲して連続する湾曲凹面があるので、ハンドレスト部42上に掌を載せた状態で違和感なくハンドルカバー26を把持できる。
【0033】
また球面部40はハンドレスト部42の母指球部分に対応する母指球受け部分51、指掛け部53の上側に対応する指掛け対応部分54の上側で、ハンドレスト部42のこれらの上側部分よりも前側に若干突出しているため、ハンドルカバー26を把持したときに、この球面部40の上側を経て操作ダイアル25の指掛け爪32に指を掛けることができる。
【0034】
図11〜図13は本発明の第2の実施形態を例示し、この実施形態では、鉛直線Aに対して角度αだけ傾斜する傾斜線Dに対してグリップ部35が略対称に形成され、その下面側の前後方向の略中央に指掛け部53が凹入状に形成されている。グリップ部35及び/又はハンドレスト部42は、その主要部分が外下がり状に傾斜して形成されている。その他の構成は、第1の実施形態と略同様である。
【0035】
図14は本発明の第3の実施形態を例示し、この実施形態では、グリップ部35の下側の外周面部44に、ハンドルカバー26の後部側の下端よりも下側に突出する膨らみ部分がなく、指掛け部53がグリップ部35の左右方向の外側面から下側面に跨がって凹入状に形成されている。
【0036】
図15は本発明の第4の実施形態を例示し、この実施形態では、グリップ部35の上下両面が前後方向に平坦状であって、その上面側がハンドレスト部42となっている。またグリップ部35の基部側の外側に、その左右方向の外側面から下面側に跨がって指掛け部53が凹入状に形成されている。なお、ハンドレスト部42は指掛け部53が低くなるように湾曲状になっている。このようにグリップ部35は、その上面側がハンドレスト部42となるように前後方向に略水平状に設けても良い。
【0037】
図16は本発明の第5の実施形態を例示し、この実施形態では、グリップ部35の前下部側に下方に屈曲する屈曲部60を有し、その屈曲部60の裏側が指掛け部53の一部となっている。このように指掛け部53の前側に屈曲部60を設けても良い。
【0038】
図17は本発明の第6の実施形態を例示し、この実施形態では、ハンドルカバー26の前部側の下部に、前下方に向かって斜め方向に突出してグリップ部35が形成され、このグリップ部35の上面側にハンドレスト部42が形成されている。そして、グリップ部35の基部側から上側のハンドルカバー26の前面55側が側面視において後上側へと傾斜し且つ平面視において中央が前側に突出する円弧状に形成されている。
【0039】
図18は本発明の第7の実施形態を例示し、この実施形態では、ハンドルカバー26に、グリップ部35に対応して開口状の取り付け部61が形成され、この取り付け部61にグリップ部35が嵌合されて固着されている。グリップ部35には、その上側の凹部41に対応して球面部40の一部が一体に形成されている。このようにハンドルカバー26とグリップ部35とを別々に成型して、ハンドルカバー26の取り付け部61にグリップ部35を嵌め込んで固定するようにしても良い。
【0040】
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えばグリップ部35は、図6に仮想線62で示すように、前上側に球面状に突出するハンドレスト部42を備えたものでも良く、ハンドルカバー26とグリップ部35との間の凹部41を省略することも可能である。
【0041】
ハンドルカバー26とグリップ部35とを別体に構成する場合には、ハンドルカバー26を着色不透明の合成樹脂製とし、グリップ部35を無色透明又は着色透明等の合成樹脂製として、グリップ部35の内部にシート状のシール材を貼着しても良い。ハンドルカバー26と操作ダイアル25とを一体に構成し、操作ダイアル25を操作したときにハンドルカバー26が一体に回動するようにしても良い。この場合には、グリップ部35を支持ケース24側に固定しても良いし、ハンドルカバー26とグリップ部35とが一体に回動するようにしても良い。
【0042】
実施形態では指掛け部53として小指用のものを例示しているが、小指用以外のものを設けても良い。また指掛け部53は、グリップ部35の下面、側面等、対象とする指の位置を考慮してグリップ部35の全体の何処に設けても良し、グリップ部35に複数個の指掛け部53を設けても良い。また発射ハンドル18の構成部材の一部を構造的又はデザイン的に下皿側の下皿カバーと一体化しても良い。その場合、発射ハンドル18の支持ケース24、ハンドルカバー26等を下皿カバーと一体化することが望ましい。
【0043】
グリップ部35は、各実施形態に例示する以外の形状、構造でも良いし、またハンドルカバー26の上部から前側に傾斜状に突出させても良い。ハンドルカバー26はその基本的形状が球面状である必要はない。
【0044】
グリップ部35はハンドルカバー26の中心又はその近傍を通る鉛直線に対して左右対称位置に設けても良い。しかし、遊技中の遊技者が最も長時間維持する手の角度に合わせて設けた場合には、遊技者の手の疲労等を極力軽減し又は防止できる。その場合、グリップ部35はその下部がハンドルカバー26の中心又はその近傍よりも遊技機本体1の左右の内外方向の内側に偏位するように、鉛直線に対して所定角度だけ傾斜させることが望ましい。またそのグリップ部35の角度は、平均的な遊技者を想定し、その遊技者がハンドルカバー26を把持して操作ダイアル25を適正打撃力となる位置まで所定角度回動操作したときの手の角度に合わせて設定すれば良い。勿論、グリップ部35の正面視の傾斜角度は、これ以外の条件に基づいて決めても良い。
【0045】
発射ハンドル18を遊技機本体1の左側に配置した場合にも同様に実施可能である。ハンドルカバー26には、透明、その他の材料で構成された表示窓を球面部40に対応して形成し、その表示窓の内部に、商標、その他の適宜識別標識等を表示するようにしても良い。
【0046】
また表示窓の内部に、遊技者に有利な特別利益状態の発生等の所定条件で点灯又は点滅する表示ランプを設けても良いし、所定条件で動作する可動物を設けても良い。遊技中の遊技者は常時表示窓を完全に覆うようにハンドルカバー26を把持している分けではないので、このようにした場合には、特別利益状態の発生等の所定条件の成立を表示ランプの点灯又は点滅、可動物の動作で遊技者に報知できる。表示窓はグリップ部35に設けても良い。
【0047】
ハンドルカバー26及び/又はグリップ部35、及び/又は指掛け部53の表面の全部又は一部を覆うように、手に対するなじみ性の良い軟質部材を設けても良いし、ハンドルカバー26及び/又はグリップ部35、及び/又は指掛け部53を同様の軟質部材で構成しても良い。グリップ部35は所定条件で振動動作、回転動作、揺動動作及び/又は伸長動作して、所定条件の成立を遊技者に報知するようにしても良い。例えばグリップ部35とハンドルカバー26との接続部分を略回転中心として所定条件のときにグリップ部35を回転させたり、その接続部分でグリップ部35を前後方向に出退させたりしても良い。
【0048】
またグリップ部35はハンドルカバー26との接続部分を中心に前後方向の軸心廻りに回動可能にして、遊技者が自己の好みに応じてグリップ部35の角度を調整できるようにしても良い。またグリップ部35はハンドルカバー26に対して左右方向、前後方向等の所定方向に位置調整及び/又は角度調整可能に設けても良い。更にグリップ部35は所要形状及び/又は所要方向に屈曲してその屈曲状態を保持可能に構成し、その屈曲形状及び/又は屈曲方向を遊技者が自己の好みに応じて適宜変更できるようにしても良い。
【0049】
グリップ部35の表面側の一部又は全部を金属材料、その他の導電性材料で形成しても良いし、グリップ部35とハンドルカバー26との表面側を金属材料、その他の導電性材料で形成しても良い。勿論、グリップ部35及び/又はハンドルカバー26の全体を金属材料等で構成しても良い。これらの場合には、その金属材料、その他の導電性材料の部分をハンドルタッチ検出回路に接続して、遊技者がグリップ部35及び/又はハンドルカバー26に触れているか否かをハンドルタッチ検出回路で検出できるようにしても良い。
【0050】
上皿15及び/又は下皿17に設けられた遊技球排出口の開閉手段を開閉操作する開閉操作手段、及び/又は発射手段16に発射動作の停止を指令する発射停止操作手段、及び/又は珠貸し動作を指令する珠貸し操作手段等、各種の操作手段の1個又は複数個をグリップ部35又はハンドルカバー26に設けても良い。例えば開閉操作手段、発射停止操作手段、珠貸し操作手段の内、その何れか1個、何れか2個又は全部をグリップ部35又はハンドルカバー26に設けても良い。ハンドルカバー26と操作ダイアル25とを一体に構成しても良い。更に本発明はパチンコ機の他、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機においても同様に実施できる。
【0051】
本発明によれば、ハンドルカバー26を軽く把持することが可能であり、操作ダイアル25を容易に操作でき、またグリップ部35に手を当てて遊技を行えるため、手、指等の疲労を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の下皿部分の平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す発射ハンドルの断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す発射ハンドルの斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す発射ハンドルの正面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す発射ハンドルの側面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す発射ハンドルの平面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す発射ハンドルの底面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す発射ハンドルの要部面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す発射ハンドルのハンドレスト部の断面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態を示す発射ハンドルの斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示す発射ハンドルの正面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態を示す発射ハンドルの側面図である。
【図14】本発明の第3の実施形態を示す発射ハンドルの側面図である。
【図15】本発明の第4の実施形態を示す発射ハンドルの側面図である。
【図16】本発明の第5の実施形態を示す発射ハンドルの側面図である。
【図17】本発明の第6の実施形態を示す発射ハンドルの側面図である。
【図18】本発明の第7の実施形態を示す発射ハンドルの断面図である。
【符号の説明】
16 発射手段
18 発射ハンドル
25 操作ダイアル
26 ハンドルカバー
35 グリップ部
41 凹部
42 バンドレスト部
51 母指球受け部分
52 踵受け部分
53 指掛け部

Claims (7)

  1. 発射手段(16)を操作する発射ハンドル(18)を備え、該発射ハンドル(18)は支持ケース(24)により前後方向の軸心廻りに回動可能に支持され且つ前記発射手段(16)の打撃力を調節するための操作ダイアル(25)と、該操作ダイアル(25)の前側で前記支持ケース(24)に固定され且つ遊技者が前側から把持するハンドルカバー(26)とを含み、前記ハンドルカバー(26)前側に突出する略半球状の球面部(40)と、該球面部(40)の下側から左右両側にわたって設けられたグリップ部(35)とを備え、前記グリップ部(35)は前記球面部(40)から前側に突出し且つ上側になるに従って突出量が小さくなる形状であって、前記操作ダイアル(25)に指を掛けて前記ハンドルカバー(26)を把持したときに掌が前側から当接するハンドレスト部(42)を備えていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記ハンドルカバー(26)に前記グリップ部(35)が一体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記グリップ部(35)に、前記ハンドルカバー(26)を把持したときに掌の踵部分から母指球部分及び/又は踵部分から母指球部分の内側部分を下側から受けるハンドレスト部(42)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記グリップ部(35)に、前記ハンドルカバー(26)を把持したときに指を掛ける指掛け部(53)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  5. 前記グリップ部(35)は前記ハンドルカバー(26)の下部側に該ハンドルカバー(26)の下側に沿って正面視略円弧状又はU字状に湾曲形成され、該グリップ部(35)の上側に凹部(41)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 前記ハンドレスト部(42)は内周側から外周側へと外下がり状に所定角度傾斜していることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の弾球遊技機。
  7. 前記ハンドレスト部(42)は踵部分及び/又はその内側部分を受ける踵受け部分(52)の幅が、母指球部分及び/又はその内側部分を受ける母指球受け部分(51)の幅よりも広いことを特徴とする請求項6に記載の弾球遊技機。
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