JP2013176470A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドルユニットの操作部の操作性を向上させる。
【解決手段】ハンドルユニットGは、支持筒体62と、該支持筒体62に回転自在に設けられた回転操作部材64と、支持筒体62および回転操作部材64に掛止されたねじりバネ115とを備える。ねじりバネ115は、コイル部116が回転操作部材64に突設された支持部110に遊嵌状態で支持され、第1アーム部117が支持筒体62に設けた固定ピン79に固定されると共に、第2アーム部118が支持部110に掛止される。支持部110には、回転操作部材64の回転操作時に縮径的に弾性変形するコイル部116との接触を回避する接触回避部120,121が設けられている。
【選択図】図4

Description

この発明は、ハンドルユニットを備えた遊技機に関するものである。
例えば、遊技機の代表例の一つであるパチンコ機は、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の設置枠台に固定される固定枠としての外枠と、該外枠に対して開閉可能に支持されて遊技盤を着脱可能に保持する本体枠としての中枠と、該中枠の前側に開閉可能に支持されてパチンコ機前面を装飾すると共に遊技盤を透視保護するガラス板を備えた装飾枠としての前枠とを基本的に備えている。また、パチンコ機の正面には、遊技球を貯留する上球皿および下球皿が開閉自在に配設されると共に、該パチンコ機の正面右下部(下球皿の右側)に、遊技者が遊技球の発射操作を行なうためのハンドルユニットが配設されている。
前記ハンドルユニットを備えたパチンコ機では、遊技者が操作部を回転操作することで前記中枠に設けられた打球発射装置が作動して、遊技球が遊技領域に打ち出されるよう構成されている。またハンドルユニットは、操作部の回転操作量に応じて遊技球の発射強さが変化するようになっている。そして、遊技球が遊技盤の遊技領域に設けた所定の入賞口に入賞すると、遊技盤に設けられた図柄表示装置で図柄変動演出が実行されると共に、所定数の賞球が上球皿または下球皿に払い出される。
ここで、従来のハンドルユニットは、特許文献1に示すように、電気部品を内蔵した本体部と、該本体部の前側に回転自在に設けられた操作部とを基本構成部品として、本体部の後部から電気部品の配線を引き出すよう構成されたものが一般的である。そして、本体部から引き出した配線を中枠に設けた通孔部に前側から挿通させ、本体部を中枠に対しネジ止めすることで、ハンドルユニットが固定されるようになっている。
そして、従来のハンドルユニットでは、前記操作部と前記本体部とに掛止されるねじりバネが配設されており、操作部を回転させるとこれに伴い該ねじりバネが弾性変形して復帰弾力が発現し、該操作部を停止位置へ付勢するよう構成されている。前記ねじりバネは、円形状に巻回して形成されたコイル部と、このコイル部の一端から延出した第1アーム部および他端から延出した第2アーム部とを備え、前記コイル部に前記操作部の回転中心に立設した支持部を挿通させ、第1アーム部を該操作部に掛止させると共に第2アーム部を前記本体部に掛止した状態で配設されている。
特開2005−328967号公報
ところで前記ねじりバネは、操作部の回転に伴う弾性変形時に、該ねじりバネの前記コイル部が縮径的に変形すると共に径方向へ変位する特性がある。ところが、従来のハンドルユニットでは、前記コイル部の径方向への変位を考慮しておらず、操作部を回転させる途中でコイル部が支持部に接触する場合があった。このため、操作部を回転させるに際して、前記コイル部が支持部に接触する前と接触した後において該操作部の操作感が変化し、特に接触した後においては操作部の回転が渋くなって操作性が低下する問題があった。
すなわち、本発明は、従来技術に係る遊技機に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、ハンドルユニットの操作部の操作性を向上させるようにすることを目的とする。
前記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、内部に電気部品を収容した本体部(62)と、前記本体部(62)に回転自在に設けられた円板状の操作部(64)と、前記操作部(64)および前記本体部(62)に掛止され、操作部(64)の停止位置からの回転に伴い弾性変形して該操作部(64)を停止位置に向け付勢するねじりバネ(115)とを備えたハンドルユニット(G)が設けられ、前記操作部(64)の回転に応じた前記電気部品からの信号により遊技球の発射操作を行なう遊技機において、
前記操作部(64)は、その回転中心から回転軸線方向へ立設された支持部(110)を備え、
前記ねじりバネ(115)は、円形のコイル部(116)が前記支持部(110)に遊嵌状態で支持され、該コイル部(116)における該支持部(110)の挿通方向で一方の円形端部(116A)から延出した第1アーム部(117)が前記本体部(62)に掛止されると共に、該コイル部(116)における他方の円形端部(116B)から延出した第2アーム部(118)が前記支持部(110)に掛止され、
前記支持部(110)には、前記操作部(64)の回転操作時に弾性変形する前記コイル部(116)との接触を回避する接触回避部(120,121)が設けられていることを要旨とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、遊技球の発射操作を行なうに際してハンドルユニットの操作部を回転させると、ねじりバネのコイル部と支持部とか接触回避部により接触しないから、該操作部が常にスムーズに回転するようになって操作性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明では、前記ねじりバネ(115)のコイル部(116)は、前記操作部(64)の回転操作に伴って前記一方の円形端部(116A)側に対し他方の円形端部(116B)側が変位することで、該一方の円形端部(116A)側と該他方の円形端部(116B)とが前記支持部(110)の挿通方向と交差する方向へずれるように変形し、
前記接触回避部(120,121)は、前記操作部(64)の回転操作に伴って前記回転軸線回り回転する前記支持部(110)における前記一方の円形端部(116A)のずれ領域と重なる部分と、回転する該支持部(110)における前記他方の円形端部(116B)のずれ領域と重なる部分とに設けられていることを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、ねじりバネのコイル部における第1の円形端部および第2の円形端部が、操作部の回転操作に伴って支持部側へ変形しても、支持部に設けた接触回避部により該支持部に接触することが回避され、操作部のスムーズな操作感が損なわれることがない。
請求項3に記載の発明では、前記第1アーム部(117)は、前記コイル部(116)の接線方向へ延出するように形成され、前記第2アーム部(118)は、前記コイル部(116)の径方向内方へ折曲げて形成されていることを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、操作部を回転させると、コイル部の第1アーム部が形成された一端側は該コイル部に接線方向へ引っ張られるから、該コイル部の径方向への変位量を抑えることが可能である。また、コイル部の第2アーム部が形成された他端側は、支持部に適切に掛止される。
請求項4に記載の発明では、前記操作部(64)の前記コイル部(116)に外側から隣接する部位に、前記操作部(64)の非回転操作時において、コイル部(116)の第1アーム部(117)と当接する当接部(123)が設けられていることを要旨とする。
従って、請求項4に係る発明によれば、操作部の非回転操作時には、当接部と第1アーム部とが当接するから、コイル部を適切な位置に保持することができる。
本願発明に係る遊技機によれば、ハンドルユニットの操作部の操作性を向上させることができる。
実施例のパチンコ機の正面図である。 実施例のパチンコ機を、中枠から前枠を開放すると共に遊技盤の遊技領域内を省略した状態で示す斜視図である。 前枠に設けられた上球皿、下球皿およびハンドル取付部を示す斜視図である。 回転操作部材が停止位置におけるハンドルユニットを、キャップ体を外した状態で右前上方から見た斜視図である。 実施例のハンドルユニットを、左後上方から見た斜視図である。 ハンドルユニットを前側から見た分解斜視図である。 ハンドルユニットを後側から見た分解斜視図である。 図5のVIII−VIII線断面図である。 回転操作部材が停止位置に停止した状態のハンドルユニットを、キャップ体を外した状態で示す正面図である。 回転操作部材が最大回転位置に回転した状態のハンドルユニットを、キャップ体を外した状態で示す正面図である。 回転操作部材が最大回転位置に回転した状態のハンドルユニットを、キャップ体を外した状態で右前上方から見た斜視図である。 (a)は、回転操作部材が停止位置にある場合のねじりバネの状態を示す説明図であり、(b)は、回転操作部材が最大回転位置に回転変位した場合にねじりバネが弾性変形する状態を示す説明図である。 変更例のねじりバネを、ハンドルユニットに取り付けた状態で示す正面図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機Pを例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、図1に示すようにパチンコ機Pを前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機の概略構成について)
実施例に係るパチンコ機Pは、図1および図2に示すように、遊技店に設けられた「島」とも称される設置枠台(図示せず)に固定される固定枠としての外枠Aと、該外枠Aに対して着脱および開閉可能に枢支された本体枠としての中枠Bと、該中枠Bに着脱交換可能に取り付けられて所要の遊技領域20が画成された遊技盤Dと、中枠Bの前面側に着脱および開閉可能に枢支され、該中枠Bに配設した遊技盤Dを透視保護する透明板35が配設される前枠Cとを備えている。前枠Cには、パチンコ球(遊技球)を貯留可能な上球皿Eが前記透明板の配設部位の下方前側に組み付けられ、パチンコ球を貯留可能な下球皿Fが前記上球皿Eの下方に組み付けられている。また、前枠Cにおける前側右下部には、中枠Bに配設した打球発射装置J(図2参照)を作動させるハンドルユニットGが組み付けられており、該ハンドルユニットGを操作すると上球皿Eに貯留されたパチンコ球を遊技盤Dの遊技領域20に向けて打ち出すよう構成されている。
(中枠)
前記中枠Bは、図2に示すように、上縁をなす上枠部材10と、下縁をなして、スピーカ16や前記打球発射装置J等が設置された下枠部材11と、左側縁をなす左枠部材12と、右側縁をなす右枠部材13とから構成され、全体が外枠Aの開口に整合する矩形枠状に形成される。中枠Bには、遊技盤Dを前側から着脱可能に設置し得る遊技盤保持部14が設けられている。そして中枠Bは、外枠Aの左上端部および左下に設けられた第1ヒンジ機構15,15を介して該外枠Aに枢支され、中枠Bは外枠Aに対して左側端部を中心として開閉し得るようになっている。なお中枠Bは、前記上下左右の枠部材10,11,12,13が一体成形されたものであってもよい。
(遊技盤について)
前記遊技盤Dは、図1および図2に示すように、略円形状に湾曲する外レール21および内レール22が盤面(前面)に配設されて、該内外レール21,22の内側に画成される遊技領域20内に、図柄表示装置H、始動入賞装置23および特別入賞装置24、回転案内具25等の各種遊技用部品(図2では図示省略)が配置されている。また、前記外レール21および内レール22は、パチンコ球が通過可能な距離だけ離間するよう構成されて、打球発射装置Jから発射されたパチンコ球が通過する発射通路26を画成している。ここで、前記発射通路26は、遊技盤Dの下端左寄り位置で下方に開口すると共に、遊技盤Dの左上部位置で遊技領域20内に開口しており、打球発射装置Jから発射されて発射通路26を通過したパチンコ球が遊技領域20の上部位置に打ち出されるようになっている。そして、遊技領域20に打ち出されたパチンコ球が、始動入賞装置23、特別入賞装置24およびその他の入賞口に入賞することで、所定数の賞球が払い出されるようになっている。
(打球発射装置について)
前記打球発射装置Jは、図2に示すように、駆動手段としてのロータリーソレノイド32により往復回動してパチンコ球を打ち出す打球杆30と、右から左に向けて上方傾斜する発射レール31とを備え、前記ハンドルユニットGの回転操作部材(操作部)64が回転操作されると、打球杆30が作動してパチンコ球を発射レール31に沿って打ち出すよう構成される。なお、前記中枠Bにおける下枠部材11の後側には、ハンドルユニットGの操作に基づいて打球発射装置Jを駆動制御する発射制御装置(図示せず)が配設されており、該発射制御装置から出力される制御信号に基づいて前記打球杆30が作動制御される。発射制御装置には、ハンドルユニットGに配設された後述の可変抵抗器80、スイッチユニット85およびタッチセンサユニット90からの各々の信号が入力され、これら信号に基づいて打球発射装置Jに対して前記制御信号を出力する。
(前枠)
前記前枠Cは、図1および図2に示すように、前記中枠Bの外郭形状に略合致する矩形板状に形成されると共に前後方向に開口する開口部33Aが開設された前枠基体部33を基本とし、該前枠基体部33の前面には各種の装飾部材34が配設されて構成される。前枠基体部33は、アルミ等の剛性を有する金属部材で構成されており、前記開口部33Aに臨むように透明板35が組み付けられている。そして前枠Cは、中枠Bの左側部に配置された第2ヒンジ機構36,36(図2参照)を介して該中枠Bに対して開閉自在に枢支されると共に、中枠Bに閉成した際に遊技盤保持部14に設置した遊技盤Dの遊技領域20を開口部33Aを介して前面側から視認し得るよう構成される。
(上球皿および下球皿について)
前記前枠Cの前記開口部33Aの下側に組み付けられた前記上球皿Eは、図1および図3に示すように、前記前枠基体部33の下部前面に取り付けられる球皿本体40と、該球皿本体40に取り付けられる球貯留部41と、該球皿本体40の前側に配設される装飾カバー部材42等から構成されている。球皿本体40は、前方へ円弧状に突出すると共に上方に開放され、上部開口の前部には、球貸し時に操作される球貸ボタン43Aや遊技演出時に操作される操作ボタン43B等を備えた操作盤43が配設されている。前記前枠Cにおける上球皿Eの下側に組み付けられた前記下球皿Fは、図1および図3に示すように、前記前枠基体部33の下部前面に取り付けられる球皿本体45と、該球皿本体45に取り付けられる球貯留部46と、該球皿本体45の前側に配設される装飾カバー部材47等から構成されている。球貯留部46は、前方へ円弧状に突出すると共に上方に開放され、底部にはシャッター49を備えた球抜き開口48が形成されている。
下球皿Fの装飾カバー部材47における右部には、図3に示すように、ハンドルユニットGを取り付けるハンドル取付部50が設けられている。このハンドル取付部50は、水平前方に対しやや右方へ傾いて前方に開口した円筒状の外筒部51と、この外筒部51の後側に形成された後壁部52とを備えており、ハンドルユニットGの支持筒体(本体部)62が該外筒部51に対して前側から嵌挿されるようになっている。外筒部51には、ハンドルユニットGを固定するネジ用のネジ挿通孔53が形成されていると共に、後壁部52には、ハンドルユニットGに設けた後述の係止爪部73が突入係止する係止孔54と、該ハンドルユニットGの後側から延出した配線WHを挿通する配線挿通口(図示せず)が形成されている。
(ハンドルユニットについて)
前記ハンドルユニットGは、図1、図2、図4および図5に示すように、前記ハンドル取付部50の外筒部51に固定される円筒状の取付部60と、該取付部60の前側に設けられて遊技者が把持する球形状の把持部61とから構成されている。このハンドルユニットGは、把持部61の後側部分および取付部60を形成する本体部としての支持筒体62と、該支持筒体62の前側に取り付けられて把持部61の前側部分を形成するキャップ体63と、支持筒体62およびキャップ体63の間に回転可能に支持された操作部としての回転操作部材64とを互いに組み付けたユニット部材である。そしてハンドルユニットGは、取付部60の後部を、ハンドル取付部50の外筒部51に前側から嵌挿して固定することにより、図1に示すように、水平前方に対しやや右方へ傾いた姿勢で下球皿Fの前枠Cを構成する装飾カバー部材47に取り付けられ、遊技者が自然な姿勢で右手により把持操作できるよう考慮されている。
(支持筒体)
前記支持筒体62は、図4、図5および図8に示すように、後方に開口するストレートな円筒状に形成され、前記取付部60をなす円筒部66と、該円筒部66の前側において前方に開口する半球状(ラッパ状)に形成され、前記把持部61の後側部分をなす拡径部67とを有し、円筒部66および拡径部67が一体的に形成された成形部材である。円筒部66は、拡径部67の内側へ延出した状態に形成され(図8参照)、該円筒部66における拡径部67の内側に突出する前部に設置壁部68が形成されている。設置壁部68には、円筒部66の中心軸線に一致する円形開口69や、開口70が形成されている。そして、設置壁部68の後側には、電気部品としての可変抵抗器(ボリュームスイッチ)80が取り付けられると共に、該取付部60の前側には、打球発射装置JをON・OFF制御するスイッチユニット85や、回転操作部材64に遊技者の手が接触したことを感知するタッチセンサユニット90が取り付けられている。更に、設置壁部68の前側において、円形開口69の右下方には、後述するねじりバネ115の第1アーム部117を固定する固定ピン79が、前方へ水平に立設されている。
支持筒体62における円筒部66の後部開口66Aには、図5〜図8に示すように、該後部開口66Aの内縁形状に合致する外縁形状に形成された後壁部材71が取り付けられている。円筒部66の内部には、後方へ延在して後部開口66Aに臨む複数(実施例では3個)の取付ボス72が、該円筒部66に一体に形成されており、各取付ボス72に締結されるネジで後壁部材71が支持筒体62に固定されるようになっている。後壁部材71には、後方へ延出する係止爪部73が形成されると共に、可変抵抗器80、スイッチユニット85およびタッチセンサユニット90からの各配線WHを保持する配線保持片74や、該配線WHを挿通させる配線挿通孔75が形成されている。
また、円筒部66の底部外側には金属製の固定部材76が取り付けられており、該固定部材76には、ハンドル取付部50の円筒部66に形成された前記ネジ挿通孔53に整合するネジ孔76Aが形成されている。従って、ハンドル取付部50にハンドルユニットGをセットして、円筒部66の外側からネジ挿通孔53に挿通させたネジをネジ孔76Aに締結することで、該ハンドルユニットGがハンドル取付部50に安定的に固定されるよう構成されている。
(可変抵抗器)
前記可変抵抗器80は、図6〜図8に示すように、抵抗器本体81と、該抵抗器本体81から外方へ延出した支軸82とを備えている。可変抵抗器80は、支軸82が円形開口69を介して設置壁部68の前方へ延出した状態で該設置壁部68の後側に取り付けられ、該支軸82は円筒部66の中心軸線に一致している。この支軸82は、先端部がDカット加工が施されており、回転操作部材64が固定されると共に、該支軸82に対する該回転操作部材64の空回りを防止するようになっている。従って可変抵抗器80は、支軸82を中心として回転操作部材64を回転させることで該支軸82が抵抗器本体81に対して回転して抵抗値が変化し、抵抗値の変化に応じた信号を発射制御装置に出力する。これにより発射制御装置は、前記打球発射装置Jのロータリーソレノイド32に供給される電流を変化させ、打球杆30によるパチンコ球の打出し力が強弱調節される。
(スイッチユニット)
前記スイッチユニット85は、前記打球発射装置Jのロータリーソレノイド32をON・OFF制御するもので、図6〜図8に示すように、押しボタン86Aを備えたプッシュOFFタイプのスイッチ本体86と、設置壁部68に左右方向へ揺動可能に配設され、押しボタン86Aをプッシュ可能なレバー部材87とを備えている。スイッチ本体86は、設置壁部68における円形開口69の左側に、押しボタン86Aを左側に指向させた姿勢で取り付けられている。レバー部材87は、スイッチ本体86の左側に垂下した姿勢で配設され、スイッチ本体86の上方において設置壁部68の前面から前方へ延出した支持ピン77に上端部が枢支されており、下端側が左右方向へ揺動する。そしてレバー部材87は、押しボタン86Aを左側から押圧する当接部87Aと、拡径部67における左下方に形成された切欠き部67Aから該把持部61の外方へ突出する突出部87Bとを備えている。このようなスイッチユニット85は、レバー部材87が支持ピン77を中心として左方へ揺動すると、当接部87Aによる押しボタン86Aの押付けが解除されてON状態となり、該レバー部材87が支持ピン77を中心として右方へ揺動すると、当接部87Aが押しボタン86Aを押すことでOFF状態となる。なお、設置壁部68の前側には、スイッチ本体86を前側から保持する保持部材88が取り付けられている。
(タッチセンサユニット)
タッチセンサユニット90は、表面がメッキ処理された前記回転操作部材64に遊技者の手が接触したことを感知するもので、図6、図7および図9に示すように、設置壁部68における円形開口69の右側に取り付けられている。タッチセンサユニット90は、導電性を有する金属製のコイルバネ92を介して、該回転操作部材64と通電可能な状態で連結されている。すなわちコイルバネ92は、前記可変抵抗器80の支軸82をコイル部93の内側に挿通させた状態で、設置壁部68の前側と回転操作部材64の後側との間に配設されており、コイル部93の前端部93Aが回転操作部材64の後面に常に接触すると共に、該コイル部93の後端部から延出したアーム部94がタッチセンサユニット90の端子91に接続されている。従って、タッチセンサユニット90は、遊技者の手(指先)が回転操作部材64に接触した際に、該回転操作部材64およびコイルバネ92を介して流れる微細な電気を感知し、これによる感知信号を前記発射制御装置へ出力する。なおコイルバネ92は、コイル部93が軸線方向へ適宜圧縮変形した状態で配設されて前端部93Aが回転操作部材64の後面に常に押し付けられた状態となっており、回転操作部材64が回転しても該回転操作部材64とコイル部93の前端部93Aとの接触状態が維持される。
(キャップ体)
前記キャップ体63は、図4、図6〜図8に示すように、前記支持筒体62の前側に取り付けられる固定部材95と、この固定部材95の前側に取り付けられるカバー部材96とを備えている。固定部材95は、前部が前方へ膨出すると共に後部が前方へ凹んだキャップ状に形成され、その前面には、複雑な凹凸模様に形成されると共にメッキ処理が施された反射面95Aが形成されている。また固定部材95の後側には、複数(実施例では3個)の締結ボス97が、後方へ延出した状態で形成されている。各締結ボス97は、支持筒体62に前方へ延出するよう形成された前記各固定ボス78に前側から対向する位置に形成されており、該締結ボス97の後端にはネジ締結孔97Aが形成されている。従って、支持筒体62の把持部61の後側から、固定ボス78に形成されたネジ孔78Aに挿通したネジ(図示せず)を対応の締結ボス97へ締結することで、固定部材95は、支持筒体62の前側に、前記回転操作部材64を配設するための隙間Sを画成した状態で固定されている。
前記カバー部材96は、透明樹脂製の成形部材であり、前部が前方へ膨出すると共に後部が前方へ凹んだ半球状に形成されている。カバー部材96は、前面は滑らかな球面状に形成されて遊技者の手のひらが接触した際の触感向上が図られていると共に、後面は凹凸模様に形成されており、固定部材95の前側に対してネジ(図示せず)により固定されている。そしてカバー部材96は、固定部材95の前面を透視可能に構成されており、外部光が反射面95Aで反射することを許容する。
(回転操作部材)
前記回転操作部材64は、図4、図6〜図8に示すように、円板状に形成された支持板部100と、この支持板部100に一体的に形成され、該支持板部100の外側に円形に形成されたリング部101と、リング部101に径方向外方へ膨出形成された複数(実施例では3個)の指掛け部102とを備えている。そして回転操作部材64は、表面全体がメッキ処理されていることで、電気の導通が可能に構成されると共に、耐摩耗性の向上、外観的な美観および質感の向上が図られている。
(支持板部)
支持板部100の中心部後側には、図7および図8に示すように、後方へ突出するボス部103が形成され、このボス部103には、支持板部100の中心部を前側に貫通する軸挿通孔104が形成されている。この軸挿通孔104は、前記可変抵抗器80の支軸82が挿通して係合するようになっており、支軸82の断面形状と同じD形に形成されている。これにより、支軸82を軸挿通孔104に挿通させることで該支軸82に固定された回転操作部材64は、該支軸82に対して周方向へ空回りすることが防止される構造となっている。従って、回転操作部材64を周方向へ回転させると、支軸82が追従回転することで、可変抵抗器80の抵抗値を変化させることが可能となっている。そして回転操作部材64は、停止位置(図4、図9参照)と、該停止位置から右方へ回転変位した最大回転位置(図10、図11参照)との間で回転可能となっている。なお、実施例のハンドルユニットGでは、停止位置から右方向へ約120度回転させた位置が最大回転位置となっており、停止位置からの回転角度に比例して打球発射装置Jにおける打球杆30の打出し力が増加するようになっている。但し、回転操作部材64の停止位置から最大回転位置までの回転角度は120度に限定されるものではない。
また支持板部100には、図4、図6および図7に示すように、前記各締結ボス97の挿通を許容する第1開口部105および第2開口部106と、前述した固定ピン79の挿通を許容する第3開口部107が形成されている。第1開口部105は、固定部材95における下側に形成された2つの固定ボス78,78が挿通されるようになっており、回転操作部材64の停止位置から最大回転位置までの回転が許容されるよう円弧状に延在形成されている。第2開口部106は、固定部材95における上側に形成された1つの固定ボス78が挿通されるようになっており、回転操作部材64の停止位置から最大回転位置までの回転が許容されるよう円弧状に延在形成されている。第3開口部107は、挿通された固定ピン79と干渉することなく回転操作部材64が停止位置から最大回転位置まで回転し得るように円弧状に延在形成されている。
(リング部)
リング部101は、図5および図8に示すように、支持筒体62における拡径部67の前端外径およびキャップ体63におけるカバー部材96の後端外径より僅かに大きい内径寸法の円形に形成されている。またリング部101は、拡径部67とカバー部材96との間に形成された隙間Sの前後幅より僅かに大きい前後幅に形成されており、該拡径部67の前部およびカバー部材96の後部と径方向において重なっている。従ってリング部101は、回転操作部材64が回転軸心である支軸82を中心として径方向へ回転する際に、常に隙間Sを被覆した状態に保持するようになっている。また、リング部101の内側には、図7に示すように、前記スイッチユニット85におけるレバー部材87の突出部87Bに当接する当接片108が形成されている。この当接片108は、回転操作部材64が停止位置に停止した状態において、レバー部材87の突出部87Bに当接して該レバー部材87を右方へ押す位置に形成されている。従って、パチンコ遊技が行なわれない回転操作部材64の停止位置では、当接片108により押されたレバー部材87が押しボタン86Aを押すことでスイッチ本体86がOFF状態となって打球発射装置Jのロータリーソレノイド32が停止する。また、パチンコ遊技を行なうために回転操作部材64を右方向へ回転させると、当接片108が突出部87Bから離間してレバー部材87に対する押付けが解除されるため、該レバー部材87による押しボタン86Aの押付けも解除され、スイッチ本体86がON状態となって打球発射装置Jのロータリーソレノイド32が作動する。
(指掛部)
各指掛け部102は、図4および図5に示すように、リング部101の外周面において周方向へ所要間隔をおいて形成されている。各指掛け部102は、リング部101の外周面から径方向外方にいくにつれて先細となる形状に形成されると共に、正面左側面がリング部101の外周面から急勾配に立ち上がるように形成されており、指を左側から当てた状態で回転操作部材64を右方向へ回転させ易く構成されている。また、各指掛け部102は、リング部101の前端より前方へ突出しており、指の側面との接触面積が大きくなるように考慮されている。
(支持部)
前記回転操作部材64における支持板部100の前側には、図4および図7に示すように、回転操作部材64の中心部から回転軸線方向である前方へ延出した支持部110が立設されている。この支持部110は、支持板部100に一体的に形成されており、回転操作部材64の回転中心に位置する前記軸挿通孔104を囲む円筒状をなしている。そして支持部110は、回転操作部材64が停止位置に停止した状態においては、後述するねじりバネ115のコイル部116の通常時(非変形時)の内径より小径に形成されており、該コイル部116と支持部110の外周面との間に隙間が画成されるようになっている。
(ねじりバネ)
回転操作部材64における支持板部100の前側には、該回転操作部材64を最大回転位置から停止位置側に向けて回転させるよう付勢するねじりバネ115が配設されている。前記ねじりバネ115は、バネ鋼線材をコイル状に複数回(実施例では6回)巻回して形成されたコイル部116と、コイル部116の軸方向において前端に位置する円形の第1円形端部(一方の円形端部)116Aから延出した第1アーム部117と、コイル部116の軸方向において後端に位置する円形の第2円形端部(他方の円形端部)116Bから延出した第2アーム部118とで構成されている。そしてねじりバネ115は、回転操作部材64が停止位置から最大回転位置までスムーズに回転して適切な操作感が得られるようにするため、バネ鋼線材の直径、コイル部116の巻径および巻数等が設定されている。
前記第1アーム部117は、コイル部116の第1円形端部116Aから該コイル部116の径方向外方へ折り曲げて斜めに延出するように形成され、第2アーム部118は、コイル部116の第2円形端部116Bから該コイル部116の径方向内方へ折り曲げて形成されている。そして、ねじりバネ115は、回転操作部材64の支持板部100の前側に突設した支持部110,110がコイル部116に遊嵌状態で挿通し、第1アーム部117が前記固定ピン79の前端にネジで固定されると共に、第2アーム部118が支持部110,110間に掛止された状態で、回転操作部材64の前側に取り付けられている。なお、ねじりバネ115は、図9および図12(a)に示す状態よりも第2円形端部116B側が反時計方向(左方向)へ回転した位置が無負荷状態であり、該第2円形端部116B側を時計方向(右方向)へ適宜回転させると、第2アーム部118が各支持部110,110の端部110Aに掛止可能となっている。従って、ねじりバネ115は、回転操作部材64の停止位置において該回転操作部材64を左方向(最大回転位置側の反対側)へ回転させるように弾力的に付勢しており、回転操作部材64が停止位置に弾力的に保持される。また、ねじりバネ115は、回転操作部材64を停止位置から最大回転位置側へ回転させると、コイル部116が周方向へねじれるように弾性変形し、該回転操作部材64の回転変位が大きくなるにつれて復帰弾力も大きくなるようになっている。
実施例のねじりバネ115は、図9および図12(a)に示すように、回転操作部材64が停止位置に停止した状態において、第1円形端部116Aと第1アーム部117との折曲部および第2円形端部116Bと第2アーム部118との折曲部が、支軸82に対しては略同じ下方に位置している。このため、ねじりバネ115は、コイル部116が僅かに弾性変形していても、該コイル部116が第1円形端部116A側と第2円形端部116Bとが径方向へ殆どずれていない。そして、図12(a)に示すように、回転操作部材64が停止位置におけるコイル部116の内径d2が、支持部110の外径d1より大きくなっており、該コイル部116の内縁と支持部110の外周面との間には隙間が形成されている。
前記ねじりバネ115は、回転操作部材64の停止位置から最大回転位置に向けた回転操作に伴い、固定ピン79に固定された第1アーム部117側に対して該回転操作部材64に立設された支持部110,110に掛止された第2アーム部118側がコイル部116の周方向へ回転する。そして、ねじりバネ115は、図10、図11および図12(b)に示すように、回転操作部材64が最大回転位置まで回転した状態で、第1円形端部116Aと第2円形端部116Bとがコイル部116の軸方向(支持部110の挿通方向)と交差する方向において反対側へずれるように変形する。
具体的に、実施例のハンドルユニットGでは、図10および図12(b)に示すように、回転操作部材64を停止位置から最大回転位置まで回転させた際に、第1円形端部116Aと第1アーム部117との折曲部は支持部110の右下に保持されていると共に、第2円形端部116Bと第2アーム部118との折曲部は該支持部110の略真下から左上まで移動するようになり、これに伴ってコイル部116は全体が縮径的に変形する。しかも、コイル部116の第1円形端部116Aは、該第1円形端部116Aにおける支持部110を挟んで第1アーム部117と反対側の部分が、該コイル部116の径方向において第1アーム部117側である右下方へ移動しながら縮径的に変形する一方、該コイル部116の第2円形端部116Bは、該第2円形端部116Bにおける支持部110を挟んで第2アーム部118との折曲部と反対側の部分が、該コイル部116の径方向において第2アーム部118側である左上方へ移動しながら縮径的に変形するようになる(図12(b)で1点鎖線で示す軸線L方向)。従って、ねじりバネ115のコイル部116は、コイル部116の軸心方向と交差する図12(b)に示す軸線Lの方向において、第1円形端部116A側が右下方へ引っ張られると共に、第2円形端部116B側が左上方へ引っ張られるため、第2円形端部116Bに対して第1円形端部116A側が右下方へ変位すると共に、両第1円形端部116Aと第2円形端部116Bとの間の各円形リング部分は第1円形端部116Aから第2円形端部116Bに向けて徐々に左上へ階段状にずれて、該コイル部116は全体が傾斜状に変形するようになる。そして、弾性変形したコイル部116は、図12(b)に示すように正面から見ると、第1円形端部116Aの左上内縁と第2円形端部116Bの右下内縁との間の軸線L方向での内縁間隔d3が、支持部110の外径d1より小さくなる。
(接触回避部)
実施例のハンドルユニットGでは、図10〜図12に示すように、前記支持部110に、回転操作部材64の停止位置から最大回転位置に向けた回転操作時に弾性変形するコイル部116との接触を回避する2つの接触回避部120,121が設けられている。一方の接触回避部(第1接触回避部120)は、回転操作部材64の回転操作に伴って支軸82を中心に回転する支持部110において、コイル部116の第1円形端部116Aにおける支持部110を挟んで第1アーム部117と反対側の部分が、該第1アーム部117の折曲部側に近づくように変位する際のずれ領域と重なる部分に設けられる。また、他方の接触回避部(第2接触回避部121)は、回転する該支持部110において、コイル部116の第2円形端部116Bにおける支持部110を挟んで第2アーム部118との折曲部と反対側の部分が、該第2アーム部118の折曲部側に近づくように変位する際のずれ領域と重なる部分に設けられている。すなわち、第1接触回避部120および第2接触回避部121は、支持部110の周方向において、回転中心を挟んで対向する位置に設けられている。従って、実施例のハンドルユニットGでは、図12(b)に示すように、回転操作部材64を最大回転位置まで回転させても、縮径的に弾性変形したねじりバネ115のコイル部116と支持部110との接触が回避されるよう構成されており、該回転操作部材64がスムーズに回転するようになっている。
なお実施例では、図11に示すように、第1接触回避部120および第2接触回避部121が、支持部110における突出先端から支持板部100の前面(支持部110の基部)まで切り欠いて形成されている。
また、図10に示すように、回転操作部材64の支持板部100の前面には、コイル部116に外側から隣接する部位に、該回転操作部材64の停止位置において、該コイル部116の第1アーム部117に当接する第1当接部(当接部)123が設けられている。更に、前記固定ピン79の先端には、ねじりバネ115のコイル部116および第1アーム部117に当接する第2当接部124が設けられている。この第2当接部124は、第1当接部123に対して第1アーム部117を挟んで反対側に位置しており、回転操作部材64の停止位置においては、該第1当接部123とで該第1アーム部117を挟持するようになっている。これにより、回転操作部材64の非回転操作時において、該回転操作部材64が停止位置に停止している際には、第2当接部124が第1アーム部117に当接すると共に第2アーム部118も該第1アーム部117に当接することで、コイル部116が安定的に保持されると共に、支持部110,110に対するコイル部116の位置決めが図られる。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係るパチンコ機Pの作用について説明する。
実施例のハンドルユニットGは、図8に示すように、可変抵抗器80が、支持筒体62における設置壁部68の後側に、円形開口69から支軸82を前方へ延出させた状態で取り付けられる。スイッチユニット85におけるスイッチ本体86とレバー部材87、タッチセンサユニット90および保持部材88は、支持筒体62における設置壁部68の前側に取り付けられる。可変抵抗器80、スイッチ本体86およびタッチセンサユニット90から延出した各配線WHは、円筒部66内を通して後部開口から外方へ引き出し、後壁部材71の配線保持片74に掛止すると共に開口70に挿通させる。
またコイルバネ92は、他端部をタッチセンサユニット90に接続したもとで、設置壁部68の前側に取り付けられる。回転操作部材64は、コイルバネ92の一端部に接触した状態で可変抵抗器80の支軸82に取り付けられる。そしてねじりバネ115が、支持部110に第2アーム部118を係止させると共に前記支持部110にコイル部116をセットした状態で、回転操作部材64における支持板部100の前側にセットされ、支持板部100の第3開口部107を介して前方へ延出した固定ピン79に第1アーム部117がネジで固定される。また、キャップ体63は、固定部材95にカバー部材96を取り付け、支持筒体62の固定ボス78に整合させた各締結ボス97に拡径部67の後側からネジを締結することで、該支持筒体62の前側に取り付けられる。
組み立てられたハンドルユニットGは、取付部60の後部をハンドル取付部50の円筒部66に前側から嵌挿して、係止爪部73が係止孔54に前側から突入係止されることで、該ハンドル取付部50から脱落不能に取り付けられると共に、ネジをネジ孔76Aに締結することで、該ハンドル取付部50に対してがたつくことなく固定される。なお、取付部60の後側をハンドル取付部50の外筒部51に前側から嵌挿する際に、該取付部60の後側へ引き出されている配線WHを、ハンドル取付部50に形成された開口を介して前枠Cの後側へ挿通させる。
実施例のハンドルユニットGは、当該パチンコ機Pにおいてパチンコ遊技を行なう際に、遊技者が該ハンドルユニットGの把持部61を把持すると共に、回転操作部材64を停止位置から右方向へ回転させることで、上球皿Fの球貯留部46に貯留されているパチンコ球が打球発射装置Jの作動により遊技盤Dの遊技領域20へ打ち出される。すなわち、遊技者の手(指)が回転操作部材64の指掛け部102またはリング部101に接触することでタッチセンサユニット90がこれを感知し、該タッチセンサユニット90からの感知信号が発射制御装置へ出力される。また、回転操作部材64を右方向へ回転させることで、スイッチユニット85がON状態となってスイッチ本体86からのON信号が発射制御装置へ出力されると共に、可変抵抗器80の支軸82が回転することで抵抗値が変化して該可変抵抗器80からの信号が発射制御装置へ出力される。従って、ハンドルユニットGからの各信号が発射制御装置に出力されることで、該発射制御装置は、打球発射装置Jのロータリーソレノイド32を作動制御して、該ロータリーソレノイド32の作動により往復回転する打球杆30がパチンコ球を打ち出す。そして、回転操作部材64の右方向への回転量の増加させる従い、打球発射装置Jの打球杆30よるパチンコ球の打出し力が増加するようになり、該回転操作部材64の回転量を調整することで遊技領域20へのパチンコ球の打出し力を調整することができる。
そして、回転操作部材64を停止位置から最大回転位置に向けて右方向へ回転させるに従い、図10および図11に示すように、ねじりバネ115においては、支持筒体62側に固定された第1アーム部117に対して回転操作部材64側に係止された第2アーム部118がコイル部116の周方向へ回転するので、第1円形端部116Aと第2円形端部116Bとがコイル部116の軸方向(支持部110の挿通方向)と交差する径方向において互いに反対側へずれるように変形する。ここで支持部110には、第1円形端部116Aが径方向へ移動する際のずれ領域と重なる部分に第1接触回避部120が設けられているから、回転操作部材64の回転に従ってコイル部116が縮径的に変形しても、第1円形端部116Aと支持部110との接触が回避される。同様に、第2円形端部116Bが径方向へ移動する際のずれ領域と重なる部分に第2接触回避部121が設けられているから、回転操作部材64の回転に従ってコイル部116が縮径的に変形しても、第2円形端部116Bと支持部110との接触が回避される。
従って、実施例のハンドルユニットGは、ねじりバネ115のコイル部116に挿通した支持部110に第1接触回避部120および第2接触回避部121を設けたことにより、コイル部116の巻径を大きくすることなく該コイル部116と支持部110との接触を回避することができる。特に、配設スペースとの関係で、支持部110の外径に対してコイル部116の巻径を大きくできない場合に有効である。そして、パチンコ球の発射操作を行なうに際して回転操作部材64を最大回転位置まで回転させても、ねじりバネ115のコイル部116と支持部110とは接触しないから、該回転操作部材64が常にスムーズに回転するようになって操作性を向上させることができる。すなわち、回転操作部材64を停止位置から最大回転位置側へ回転させる際にコイル部116の弾性変形が規制されないから、回転操作部材64の回転変位が途中で渋くなってスムーズな操作感が損なわれることがなく、該回転操作部材64が最大回転位置まで回転不能となることもない。また、回転操作部材64が最大回転位置側から停止位置へ戻る際には、コイル部116が支持部110に接触することで発生する摩擦により該コイル部116の弾性復帰が規制されることもないから、該回転操作部材64は停止位置までへスムーズかつ適切に回転する。
そして、ねじりバネ115の第2アーム部118は、コイル部116の第2円形端部116Bから径方向内方へ折曲げて形成されているから、第2アーム部118が、回転操作部材64の回転に際して該支持部110に適切に掛止されて該支持部110から外れることが防止される。また、回転操作部材64の停止位置においては、ねじりバネ115の第1アーム部117に第1当接部123および第2当接部124が当接するから、支持部110,110に対するコイル部116の位置決めが図られ、該コイル部116の内側と支持部110の外周面との間の間隔を一定に保つことが可能である。また、回転操作部材64が停止位置に保持されている際には、ねじりバネ115ががたつくことも防止し得る。
〔変更例〕
なお、本発明に係る遊技機の構成としては、前述した実施例に示したものに限らず、種々の変更が可能である。以下にその一例を示す。
(1)実施例では、ハンドルユニットGを前枠(球皿部材)Cに固定する構成としたが、ハンドルユニットGを固定する遊技機本体としては、例えば中枠Bに固定してもよい。また実施例では、上球皿Eおよび下球皿Fを有する所謂2枚皿タイプのパチンコ機を例示したが、球皿を1つ有する所謂一枚皿のパチンコ機のハンドルユニットにも応用可能である。
(2)第1接触回避部120および第2接触回避部121が、支持部110における突出先端から支持板部100の前面(支持部110の基部)まで切り欠いて形成したものを例示したが、第1接触回避部120は、コイル部116の第1円形端部116Aが接触する部分(支持部110の突出先端側)だけに設け、第2接触回避部121は、該コイル部116の第2円形端部116Bが接触する部分(支持部110の基部側)だけに設けるようにしてもよい。
(3)第1接触回避部120および第2接触回避部121は、支持部110の外周面から凹んだ凹状として形成するようにしてもよい。
(4)ねじりバネ115の第1アーム部117は、図13に示すように、コイル部116の第1円形端部116Aから該コイル部116の接線方向へ延出するように形成してもよい。このように第1アーム部117を形成した場合には、回転操作部材64の回転によりコイル部116が弾性変形するに際して、第1円形端部116A側が該コイル部116の接線方向へ引っ張られるようにすることができる。
(5)ねじりバネ115の取付け態様は、実施例で例示したものに限らず、例えば第1円形端部116Aに対して第1アーム部117が設けられた位置および第2円形端部116Bに対して第2アーム部118が設けられた位置が、回転操作部材64の停止位置においては支軸82を挟んで対向する反対側となるようにすると共に、回動操作部材64の最大回転位置において支軸82に対して同じ側となる関係で取り付けるようにしてもよい。
(6)ねじりバネは、固定ピン79に固定される第1アーム部117を第2円形端部116Bに設けると共に、支持部110,110に掛止される第2アーム部118を第1円形端部116Aに設けた形態であってもよい。
(7)実施例では、回転操作部材64の停止位置から最大回転位置に向けた回転操作時に弾性変形するコイル部116における第1円形端部116Aおよび第2円形端部116Bの両方のずれ領域が支持部110と重なることを前提として、支持部110の周方向において支軸82を挟んで対向する位置に、2つの接触回避部(第1接触回避部120および第2接触回避部121)を設けた形態を例示したが、該接触回避部の配設数は2つに限定されるものではなく、コイル部116のずれ領域と重なる部分の数に応じて配設数が決められる。例えば、回転操作部材64の停止位置から最大回転位置に向けた回転操作時(図10)において、コイル部116の第1円形端部116Aにおける支持部110を挟んで第1アーム部117と反対側の部分だけが該支持部110に接触する場合(第2円形端部116Bは支持部110に接触しない)には、該第1円形端部116Aに対応した前記第1接触回避部120を1つだけ設ければよい。また、回転操作部材64の停止位置から最大回転位置に向けた回転操作時において、コイル部116の第2円形端部116Bにおける支持部110を挟んで第2アーム部118との折曲部と反対側の部分だけが該支持部110に接触する場合(第1円形端部116Aは支持部110に接触しない)には、該第2円形端部116Bに対応した前記第2接触回避部121を1つだけ設ければよい。
(8)支持部110は、円筒形状に限らず、多角形状や楕円形状であってもよい。
62 支持筒体(本体部),64 回転操作部材(操作部),110 支持部,
115 ねじりバネ,116 コイル部,116A 第1円形端部(一方の円形端部),
116B 第2円形端部(他方の円形端部),117 第1アーム部,
118 第2アーム部,120 第1接触回避部(接触回避部),
121 第2接触回避部(接触回避部),123 第1当接部(当接部),
G ハンドルユニット

Claims (4)

  1. 内部に電気部品を収容した本体部と、前記本体部に回転自在に設けられた円板状の操作部と、前記操作部および前記本体部に掛止され、操作部の停止位置からの回転に伴い弾性変形して該操作部を停止位置に向け付勢するねじりバネとを備えたハンドルユニットが設けられ、前記操作部の回転に応じた前記電気部品からの信号により遊技球の発射操作を行なう遊技機において、
    前記操作部は、その回転中心から回転軸線方向へ立設された支持部を備え、
    前記ねじりバネは、円形のコイル部が前記支持部に遊嵌状態で支持され、該コイル部における該支持部の挿通方向で一方の円形端部から延出した第1アーム部が前記本体部に掛止されると共に、該コイル部における他方の円形端部から延出した第2アーム部が前記支持部に掛止され、
    前記支持部には、前記操作部の回転操作時に弾性変形する前記コイル部との接触を回避する接触回避部が設けられている
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ねじりバネのコイル部は、前記操作部の回転操作に伴って前記一方の円形端部側に対し他方の円形端部側が変位することで、該一方の円形端部側と該他方の円形端部とが前記支持部の挿通方向と交差する方向へずれるように変形し、
    前記接触回避部は、前記操作部の回転操作に伴って前記回転軸線回り回転する前記支持部における前記一方の円形端部のずれ領域と重なる部分と、回転する該支持部における前記他方の円形端部のずれ領域と重なる部分とに設けられている請求項1記載の遊技機。
  3. 前記第1アーム部は、前記コイル部の接線方向へ延出するように形成され、前記第2アーム部は、前記コイル部の径方向内方へ折曲げて形成されている請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記操作部の前記コイル部に外側から隣接する部位に、前記操作部の非回転操作時において、コイル部の第1アーム部と当接する当接部が設けられている請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
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