JP4175492B2 - プリント基板検査治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両面実装のプリント基板のテスト用治具に係り、特にプリント基板を表裏両面側から接触及び保持する時に片方のプロ−ブピンと対向する押え部材で押えた後に、タイミングをずらして他方のプロ−ブピンと対向する押え部材で押えることができるプリント基板検査治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品が搭載されたプリント基板の検査を行う場合に、プリント基板と検査装置をコネクタで接続するのが一般的であるが、複数のコネクタの着脱が面倒で工数を要するので、検査装置に接続された複数のプロ−ブピンを、プリント基板に搭載された電子部品のハンダ付けされたリードやスルーホールに押し当てて接触を得る方法も普及している。
【0003】
更に、近年ではプリント基板の両面に電子部品等を搭載する実装方法が行われるようになり、このようなプリント基板は検査時に両面から検査装置に接続する必要があるが、簡単な機構でコストが安く、取り扱いが簡便でプロブピンを押し当てた時にプリント基板に反りや位置ずれが生じないように対応できるプリント基板検査治具が望まれている。更に、数台の同一検査装置にプリント基板検査治具をセットした時に検査ポイント(コンタクトポイント)に正確にプローブピンを接触させることが必須条件である。
【0004】
従来のプリント基板検査治具Aは、図6に示すように上側治具部51と下側治具部52とを備えている。上側治具部51はプレート53とプローブピン設置板54とを有しており、このプレート53の四隅には吊持部材55の上端部が固着してあり、これらの吊持部材55はプローブピン設置板54の四隅の貫通孔56を貫通した状態で、このプローブピン設置板54を固定状態で保持している。
【0005】
そして、プレート53とプローブピン設置板54との間には、複数本の支柱状のスペーサ57Aが介装してあり、また、プローブピン設置板54の両側部中央には下方に突出するようにして位置決めガイドピン57が設けてある。
【0006】
また、プローブピン設置板54の下面部54bには、複数本の支柱状のプリント基板押え部材58と、複数本のプリント基板押えピン59とがそれぞれ下方に突出するようにして取り付けてあり、プリント基板押えピン59はプローブピン設置板54に設けたスプリング59Aにより保持されている。また、プローブピン設置板54の下面部54bには上部プロ−ブピン60が設けてある。また、プローブピン設置板54の下面部54bにはストッパシャフト69が設けてある。
【0007】
下側治具部52はベース部材61を有しており、このベース部材61の上面部61aにはプリント基板受け装置62が設けてあり、これらのプリント基板受け装置62はプリント基板受け駒63を複数のスプリングからなる弾性部材64で水平に保持して構成してある。また、ベース部材61の上面部61aにはその左、右側部に位置させてプリント基板ガイドピン65が立設してある。また、ベース部材61の上面部61aには、その左、右側部に位置させて位置決めリニアブッシュ66が配置してある。また、ベース部材61の上面部61aには下部プロ−ブピン67、68が配置してある。
【0008】
図9及び図10に示すようにプリント基板30の一方の実装面30aには表面実装タイプの電子部品31と、リード32を有する電子部品33とが実装してある。電子部品31は一方の実装面30a側に半田付けされていて、この半田フィレット34が一方の実装面30a側に形成してある。また、電子部品33は、そのリード32をプリント基板30のスルーホール30cに挿入して他方の実装面30b側に半田付けされていて、この半田部35が他方の実装面30b側に形成してある。また、プリント基板30の他方の実装面30bにはコネクタ36が実装してあり、このコネクタ36は、そのリード37をプリント基板30のスルーホール30dに挿入して一方の実装面30a側に半田付けされていて、この半田部37が一方の実装面30a側に形成してある。また、プリント基板30の後部の左右には位置決め用孔部38が設けてある。
【0009】
そして、上記した従来のプリント基板検査治具装置Aを、図7に示すようにプリント基板30の検査装置Bにセットする。すなわち、この検査装置Bはプレス部40と治具セットベース43とを備えており、このプレス部40の可動ラム41にはホルダ42が取り付けてある。そして、このホルダ42にプリント基板検査治具装置Aの上側治具部51のプレート53をセットし、更に、図8に示すように下側治具部52を治具セットベース43に下治具位置決めガイド板44でセットする。
【0010】
そして、プリント基板検査治具Aの下側治具部52のベース部材61上にプリント基板30を、その一方の実装面30a側を上に向けてセットする。すなわち、プリント基板30は、その位置決め用孔部38にプリント基板ガイドピン65が挿入されて位置決めが行われており、プリント基板受け装置62のプリント基板受け駒63の上方にセットされる。
【0011】
そして、プレス部40の可動ラム41を下降させて、上側治具部51を下降させ、位置決めガイドピン57を位置決めリニアブッシュ66に押し込み、更に、上側治具部51を下降すると、プリント基板ガイドピン65にセットしてあるプリント基板30をプリント基板押えピン59で押し付けて、このプリント基板30をプリント基板受け駒14で受け、プリント基板30を水平にする。更に、上側治具部51を下降(加圧)することで、プローブピン設置板54に設けた上部プロ−ブピン60が電子部品31の検査対象であるコンタクトポイント(半田フィレット34)P1に接触する。
【0012】
更に、上側治具部51を下降(加圧)することでプリント基板押え部材58によりプリント基板30を押圧して、下側治具部52に設置してあるプリント基板受け駒63が弾性部材64の弾性力に抗して所定の位置まで沈み、下側治具部52に設けられた下部プロ−ブピン67が電子部品32の検査対象であるコンタクトポイント(リード32とスルーホール30cとの半田部35)P2に接触して所望の検査(パターンのシヨート、断線等)を検査すると共に、下部プロ−ブピン68がコネクタ36のコンタクト36aに接触して所望の検査(パターンのシヨート、断線等)を検査する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプリント基板検査治具Aにあっては、図6に示すように上側治具部51においてプレート53がプローブピン設置板54と一体構成であるために、上側治具部51と下側治具部52とを検査装置40にセットする時、この検査装置40のホルダ42を構成する天板42Aと治具セットベース43の位置関係の精度が出ていないと、プロ−ブピン設置板54に設けてある上部プロ−ブピン60がプリント基板30のコンタクトポイントP1に接触せず、このプリント基板30の検査ができないという問題点があった。
【0014】
また、検査装置40のホルダ42を構成する天板42Aと治具セットベース43の位置関係の精度が出ていないと、プロ−ブピン設置板54に設けてある位置決めガイドピン57を傷付けるし、または位置決めリニアブッシュ66を破損する恐れもあり、最悪の場合は、位置決めガイドピン57が位置決めリニアブッシュ66に挿入できない場合もあり得る。そのために、プリント基板検査治具専用のプレス設備(従来の上側治具部51を取り付ける専用の天板42A及び下側治具部52を取り付ける専用の治具セットベース43)が必要になる。また、数台の同一検査装置があつても、その両面治具、すなわち、上、下側治具部51、52を使い回しできない汎用性のないプリント基板検査治具になる恐れが生じる。
【0015】
本発明は、上記の問題点を解消しようとするものであって、その目的とするところは、上、下側治具部の間で位置関係の精度が出ていなくても、この位置関係の精度を良好に確保することができてプローブピンのコンタクトポイントへの接触を確実なものにすることができるプリント基板検査治具を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1の発明に係るプリント基板検査治具は、検査装置のプレス部の可動側にセットされる上側治具部と前記検査装置の治具セットベースにセットされる下側治具部とを備え、上側治具部が有する一方の押え部材でプリント基板を押えて一方のプロブピンをプリント基板に実装した一方の電子部品のコンタクトポイントに接触させ、上側治具部が有する他方の押え部材でプリント基板を押えて他方のプロブピンをプリント基板に実装した他方の電子部品のコンタクトポイントに接触させるようにしたプリント基板検査治具であって、上側治具部を、検査装置のプレス部の可動側に装着される第1可動板と一方及び他方の押え部材を設けた第2可動板とで構成し、第1可動板に吊持部材を垂下固定し、これらの吊持部材にストッパ部材を設けてこのストッパ部材で第2可動板を下から受けると共に、第1可動板と第2可動板との間にスペーサを介在させてこのスペーサと第1可動板との間に垂直方向のクリアランスを設け、且つ貫通孔の周面部と吊持部材の周面部との間に水平方向のクリアランスを設けて構成した吊持手段により第1可動板で第2可動板を吊持し、第2可動板に位置決めガイド部材を設けると共に、下側治具部に位置決めガイド部材が挿入される位置決め用孔部を設け、位置決めガイド部材の下端部に、上側治具部の下降時に位置決めガイド部材を位置決め用孔部に案内する円錐柱状部を設けたことを特徴とする
【0022】
かかる構成により、垂直方向及び水平方向のクリアランスがあるために、第1可動板に対して第2可動板はフリー(分離)状態になっている。
【0023】
このために、検査装置のプレス部の作動により上側治具部が下降した際に、上側治具部と下側治具部の位置関係精度が出ていなくても、すなわち、上側治具部の第1可動板を検査装置のホルダに取り付けた場合、下側治具部との位置関係で多少のズレがあっても、位置決めガイド部材の先端部の円錐柱状部が位置決め用孔部に倣って挿入されるので、位置決め精度の保持が可能になる。
【0024】
上記のように位置決め用孔部に位置決めガイド部材が容易に挿入されることで、位置決め精度の保持が可能になり、第2可動板に設置してあるプロ−ブピンがプリント基板のコンタクトポイントに精度良く接触するようになる。
【0025】
また、上側治具部の第1可動板を検査装置のホルダに取り付けた場合、下側治具部との位置関係に多少のズレがあっても位置決め精度の保持が可能なために、両面治具専用プレス設備や両面治具専用の検査装置が必要なく通常使用している片面治具の検査装置が使用できる。更に数台の同一検査装置があっても、上、下側治具部の使い回しができるようになる。
【0026】
また、上記した目的を達成するために、請求項の発明に係るプリント基板検査治具は、検査装置のプレス部の可動側にセットされる上側治具部と前記検査装置の治具セットベースにセットされる下側治具部とを備え、上側治具部が有する一方の押え部材でプリント基板を押えて一方のプローブピンをプリント基板に実装した一方の電子部品のコンタクトポイントに接触させ、上側治具部が有する他方の押え部材でプリント基板を押えて他方のプローブピンをプリント基板に実装した他方の電子部品のコンタクトポイントに接触させるようにしたプリント基板検査治具であって、上側治具部を、検査装置の前記プレス部の可動側に装着される第1可動板と一方及び他方の押え部材を設けた第2可動板とで構成し、第1可動板に吊持部材を垂下固定し、これらの吊持部材に雄ねじ部を形成し、第2可動板に貫通孔を設け、これらの貫通孔に吊持部材を貫通して、雄ねじ部にストッパ用ねじ部材を螺合して、このストッパ用ねじ部材で第2可動板を下から受け、且つ第1、第2可動板間にスペーサを介在させて当該スペーサの長さを前記第1、第2可動板間の最大離間距離より短めにして垂直方向に多少のクリアランスを設け、且つ貫通孔の周面部と吊持部材の周面部との間に水平方向のクリアランスを設けて構成した吊持手段により第1可動板で第2可動板を吊持し、第2可動板に位置決めガイド部材を設けると共に、下側治具部に位置決めガイド部材が挿入される位置決め用孔部を設け、位置決めガイド部材の下端部に、上側治具部の下降時に位置決めガイド部材を位置決め用孔部に案内する円錐柱状部を設けたものである。
【0027】
かかる構成により、第2可動板に設けた貫通孔と吊持部材との間には水平方向のクリアランスがあり、また、スペーサの長さが、第1、第2可動板間の最大離間距離より短めにしてあるために、第1可動板に対して第2可動板は垂直方向に多少のクリアランスが存在することになり、これらの垂直方向及び水平方向のクリアランスにより第2可動板はフリー(分離)状態になっている。
【0028】
このために、検査装置のプレス部の作動により上側治具部が下降した際に、上側治具部と下側治具部の位置関係精度が出ていなくても、すなわち、上側治具部の第1可動板を検査装置のホルダに取り付けた場合、下側治具部との位置関係で多少のズレがあっても、位置決めガイド部材の先端部の円錐柱状部が位置決め用孔部に倣って挿入されるので、位置決め精度の保持が可能になる。
【0029】
上記のように位置決め用孔部に位置決めガイド部材が容易に挿入されることで、位置決め精度の保持が可能になり、第2可動板に設置してあるプロ−ブピンがプリント基板のコンタクトポイントに精度良く接触するようになる。
【0030】
また、上側治具部の第1可動板を検査装置のホルダに取り付けた場合、下側治具部との位置関係に多少のズレがあっても位置決め精度の保持が可能なために、両面治具専用プレス設備や両面治具専用の検査装置が必要なく通常使用している片面治具の検査装置が使用できる。更に数台の同一検査装置があっても、上、下側治具部の使い回しができるようになる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るプリント基板検査治具の実施の形態例を図面を参照して説明する。
【0032】
図1は本発明に係るプリント基板検査治具の斜視図、図2は同プリント基板検査治具に検査被物をセットした状態の正面図、図3は図2のX−X線に沿う断面図である。
【0033】
本発明に係るプリント基板検査治具Uは上側治具部1と下側治具部2とを備えている。上側治具部1は第1可動板3と第2可動板4とを有しており、この第1可動板3の四隅には吊持部材5の上端部が固着してあり、これらの吊持部材5の下部には雄ねじ部6が形成してある。また、第2可動板2の四隅には貫通孔7が設けてあり、これらの貫通孔7に吊持部材5が貫通していて、吊持部材5の雄ねじ部6には、ストッパ部材であるストッパ用ねじ部材8が螺合してあり、第2可動板2は吊持部材5及びストッパ用ねじ部材8により成る吊持手段で第1可動板1に対して垂直方向(上下方向)及び水平方向に多少の遊びをもって吊持されている。
【0034】
すなわち、図2に示すように貫通孔7は吊持部材5の外径より大き目にしてあり、貫通孔7の周面7aと吊持支柱5の外周面5aとの間には数ミリ程度の水平方向のクリアランスaが形成してあるし、また、第2可動板4の上面部4aには、支柱状のスペーサ9が複数本取付ねじ部材10により取り付けてあって、これらのスペーサ9の長さL1は、第1、第2可動板3、4間の最大離間距離L2より短めにしてあり、垂直方向に多少のクリアランスbがあるために、第1可動板3に対して第2可動板4はフリー(分離)状態になっている。
【0035】
また、第2可動板4の両側部中央には下方に突出するようにして位置決めガイド部材である位置決めガイドピン11が設けてあり、これらの位置決めガイドピン11の先端部には円錐柱状部(テーパ部)11Aが形成してある。
【0036】
また、第2可動板4の下面部4bには、複数本の支柱状のプリント基板押え部材(他方の押え部材)12と、複数本のプリント基板押えピン(一方の押え部材)13とがそれぞれ下方に突出するようにして取り付けてあり、プリント基板押えピン13は第2可動板4に設けたスプリングのような弾性部材14により保持されている。また、第2可動板4の下面部4bには上部プロ−ブピン15が設けてある。第2可動板4の下面部4bにはストッパシャフト24が下向きに設けてある。
【0037】
下側治具部2はベース部材16を有しており、このベース部材16の上面部16aには、その左、右側部の前後に位置させてプリント基板受け装置17が設けてあり、これらのプリント基板受け装置17はプリント基板受け駒18を複数のスプリングからなる弾性部材19で水平に保持して構成してある。また、ベース部材16の上面部16aにはその左、右側部に位置させてプリント基板ガイドピン20が立設してある。また、ベース部材16の上面部16aには、その左、右側部に位置させて位置決め用孔部である位置決めリニアブッシュ21が配置してある。また、ベース部材16の上面部16aには、下部プロ−ブピン22とコネクタ23とが配置してある。
【0038】
次に、プリント基板30の検査を説明する。
上記のように構成されたプリント基板検査治具Uを検査装置Bにセットする。すなわち、この検査装置Bのプレス部40の可動ラム41に設けたホルダ42にプリント基板検査治具Uの上側治具部1の第1可動板3をセットし、下側治具部2を治具セットベース43に下治具位置決めガイド板44でセットする。
【0039】
プリント基板検査治具Uの下側治具部2のベース部材16上にプリント基板30を、その一方の実装面30a側を上に向けてセットする。すなわち、プリント基板30は、その位置決め用孔部38にプリント基板ガイドピン20が挿入されて位置決めが行われており、プリント基板受け装置17のプリント基板受け駒18の上方にセットされる。
【0040】
そして、プレス部40の可動ラム41を下降させて、第1可動板3と、この第1可動板3に吊持手段で吊持された第2可動板4とを下降させ、位置決めガイドピン5を位置決めリニアブッシュ21に挿入させて、第2可動板4と下側治具部2との位置決めを行う。
【0041】
上側治具部1と下側治具部2とを検査装置40にセットする時、この検査装置40のホルダ42を構成する天板42Aと治具セットベース43の位置関係の精度が出ていないと、上側治具部1と下側治具部2との位置関係精度が出し難い。
【0042】
しかしながら、第2可動板4の四隅に設けた貫通孔7と吊持部材5との間には水平方向のクリアランスaがあり、また、スペーサ9の長さL1が、第1、第2可動板3、4間の最大離間距離L2より短めにしてあって、垂直方向に多少のクリアランスbがあるために、第1可動板3に対して第2可動板4はフリー( 分離)状態になっている。
【0043】
このために、上側治具部1と下側治具部2の位置関係精度が出ていなくても、位置決めガイドピン11の先端部の円錐柱状部(テーパ部)11Aが位置決めリニアブッシュ21に倣って挿入されることにより、位置決め精度の保持が可能になる。
【0044】
更に、上側治具部1が下降すると、プリント基板ガイドピン20にセットしてあるプリント基板30をプリント基板押えピン13で押し付けて、このプリント基板30をプリント基板受け駒14で受け、プリント基板30を水平にする。更に、上側治具部1が下降(加圧)することで第2可動板4に設けた上部プロ−ブピン15が電子部品31の検査対象であるコンタクトポイントP1に接触する。
【0045】
更に、上側治具部1が下降(加圧)することで、プリント基板押え部材12によりプリント基板30を押圧して、下側治具部2に設置してあるプリント基板受け駒18が弾性部材19の弾性力に抗して所定の位置まで沈み、下部プロ−ブピン22が電子部品32の検査対象であるコンタクトポイントP2に接触し、また、コネクタ36がコネクタ23に結合して、それぞれ所望の検査を行う。この場合、ストッパシャフト24がベース部材16の上面部16aに接触して過負荷を防止する。
【0046】
上記した本発明の実施の形態例によれば、第2可動板4の四隅に設けた貫通孔7と吊持部材5との間には水平方向のクリアランスaがあり、また、スペーサ9の長さL1が、第1、第2可動板3、4の最大離間距離L2より短めにしてあるために垂直方向に多少のクリアランスbが存在し、第1可動板3に対して第2可動板4はフリー(分離)状態になっている。
【0047】
このために、上側治具部1が検査装置Bのプレス部40にて下降した際に、上側治具部1と下側治具部2の位置関係精度が出ていなくても、位置決めガイドピン11の先端部の円錐柱状部11Aが位置決めリニヤブッシュ21に倣って挿入されることにより、位置決め精度の保持が可能になる。このように、上側治具部1の第1可動板3を検査装置Bのホルダ42に取り付けた場合、下側治具部2との位置関係に多少のズレがあっても位置決め精度の保持が可能になり、位置決め精度が保持できるようになる。
【0048】
上記のように位置決めリニヤブッシュ21に位置決めガイドピン11が容易に挿入されることで、第2可動板4に設置してある上部プロ−ブピン16がプリント基板30のコンタクトポイントP1に精度の良い接触ができる。
【0049】
また、上側治具部1の第1可動板3を検査装置Bのホルダ43に取り付けた場合、下側治具部2との位置関係に多少のズレがあっても位置決め精度の保持が可能なために、両面治具専用プレス設備や両面治具専用の検査装置が必要なく通常使用している片面治具の検査装置が使用できる。更に数台の同一検査装置があっても、上、下側治具部1、2の使い回しができるし、更には、プリント基板検査治具としての両面治具の機構が簡単なため製作コストが安くできる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るプリント基板検査治具によれば、第2可動板は吊持手段により垂直方向及び水平方向に多少の遊びを持たせてあって、すなわち、垂直方向及び水平方向のクリアランスがあるために、第1可動板に対して第2可動板はフリー(分離)状態になっている。
【0051】
このために、検査装置のプレス部の作動により上側治具部が下降した際に、上側治具部と下側治具部の位置関係の精度が出ていなくても、すなわち、上側治具部の第1可動板を検査装置のホルダに取り付けた場合、下側治具部との位置関係に多少のズレがあっても、位置決めガイド部材の先端部の円錐柱状部が位置決め用孔部に倣って挿入されるので、位置決め精度の保持が可能になる。
【0052】
上記のように位置決め用孔部に位置決めガイド部材が容易に挿入されることで、位置決め精度の保持が可能になり、第2可動板に設置してあるプロ−ブピンがプリント基板のコン夕クトポイントに精度良く接触するようになる。
【0053】
また、上側治具部の第1可動板を検査装置のホルダに取り付けた場合、下側治具部との位置関係に多少のズレがあっても位置決め精度の保持が可能なために、両面治具専用プレス設備や両面治具専用の検査装置が必要なく通常使用している片面治具の検査装置が使用できる。また、数台の同一検査装置があっても、上、下側治具部の使い回しができるし、更には、プリント基板検査治具としての両面治具の機構が簡単なため製作コストが安くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリント基板検査治具の斜視図である。
【図2】同プリント基板検査治具に検査被物をセットした状態の正面図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】同プリント基板検査治具の一部省略した平面図である。
【図5】同プリント基板検査治具の検査状態の正面図である。
【図6】従来のプリント基板検査治具に検査被物をセットした状態の正面図である。
【図7】同プリント基板検査治具を検査装置にセットした状態の正面図である。
【図8】検査装置の治具セットベースにプリント基板検査治具の下側治具部をセットした状態の斜視図である。
【図9】プリント基板の平面図である。
【図10】プリント基板の正面図である。
【符号の説明】
1 上側治具部
2 下側治具部
3 第1可動板
4 第2可動板
5 吊持部材
6 雄ねじ部
7 貫通孔
8 ストッパ用ねじ部材(ストッパ部材)
9 スペーサ
10 取付ねじ部材
11 位置決めガイドピン(位置決めガイド部材)
11A 円錐柱状部
12 プリント基板押え部材(他方の押え部材)
13 プリント基板押えピン(一方の押え部材)
14 弾性部材
15 上部プローブピン
16 ベース部材
17 プリント基板受け装置
18 プリント基板受け駒
19 弾性部材
20 プリント基板ガイドピン
21 位置決めリニヤブッシュ(位置決め用孔部)
22 下部プローブピン

Claims (2)

  1. 検査装置のプレス部の可動側にセットされる上側治具部と前記検査装置の治具セットベースにセットされる下側治具部とを備え、前記上側治具部が有する一方の押え部材でプリント基板を押えて一方のプローブピンを前記プリント基板に実装した一方の電子部品のコンタクトポイントに接触させ、前記上側治具部が有する他方の押え部材で前記プリント基板を押えて他方のプローブピンを前記プリント基板に実装した他方の電子部品のコンタクトポイントに接触させるようにしたプリント基板検査治具であって、
    前記上側治具部を、前記検査装置の前記プレス部の可動側に装着される第1可動板と前記一方及び他方の押え部材を設けた第2可動板とで構成し、
    前記第1可動板に吊持部材を垂下固定し、これらの吊持部材にストッパ部材を設けてこのストッパ部材で前記第2可動板を下から受けると共に、前記第1可動板と前記第2可動板との間にスペーサを介在させてこのスペーサと前記第1可動板との間に垂直方向のクリアランスを設け、且つ前記貫通孔の周面部と前記吊持部材の周面部との間に水平方向のクリアランスを設けて構成した吊持手段により前記第1可動板で前記第2可動板を吊持し、
    前記第2可動板に位置決めガイド部材を設けると共に、前記下側治具部に前記位置決めガイド部材が挿入される位置決め用孔部を設け、前記位置決めガイド部材の下端部に、前記上側治具部の下降時に前記位置決めガイド部材を前記位置決め用孔部に案内する円錐柱状部を設けたことを特徴とするプリント基板検査治具。
  2. 検査装置のプレス部の可動側にセットされる上側治具部と前記検査装置の治具セットベースにセットされる下側治具部とを備え、前記上側治具部が有する一方の押え部材でプリント基板を押えて一方のプローブピンを前記プリント基板に実装した一方の電子部品のコンタクトポイントに接触させ、前記上側治具部が有する他方の押え部材で前記プリント基板を押えて他方のプローブピンを前記プリント基板に実装した他方の電子部品のコンタクトポイントに接触させるようにしたプリント基板検査治具であって、
    前記上側治具部を、前記検査装置の前記プレス部の可動側に装着される第1可動板と前記一方及び他方の押え部材を設けた第2可動板とで構成し、
    前記第1可動板に吊持部材を垂下固定し、これらの吊持部材に雄ねじ部を形成し、前記第2可動板に貫通孔を設け、これらの貫通孔に前記吊持部材を貫通して、前記雄ねじ部にストッパ用ねじ部材を螺合して、このストッパ用ねじ部材で前記第2可動板を下から受け、且つ前記第1、第2可動板間にスペーサを介在させて当該スペーサの長さを前記第1、第2可動板間の最大離間距離より短めにして垂直方向に多少のクリアランスを設け、且つ前記貫通孔の周面部と前記吊持部材の周面部との間に水平方向のクリアランスを設けて構成した吊持手段により前記第1可動板で前記第2可動板を吊持し、
    前記第2可動板に位置決めガイド部材を設けると共に、前記下側治具部に前記位置決めガイド部材が挿入される位置決め用孔部を設け、前記位置決めガイド部材の下端部に、前記上側治具部の下降時に前記位置決めガイド部材を前記位置決め用孔部に案内する円錐柱状部を設けたことを特徴とするプリント基板検査治具。
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