JP5570384B2 - ピンボードユニットおよび基板検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板検査装置におけるコンタクトピンおよび押さえピンを備えたピンボードユニットと、このピンボードユニットを備えた基板検査装置に関するものである。
この種のピンボードユニットとして、下記特許文献1に開示されたピンボードユニット(上側ユニット)が知られている。このピンボードユニットは、加圧装置に取り付けられて昇降させられる加圧板と、この加圧板の下方に杆材を介在させて一体的に固着された上側ピンボードと、この加圧板と上側ピンボードとの間に形成される空間内に配置された介装板とを有している。なお、このピンボードユニットの下方には、このピンボードユニットと対向配置されて、圧縮力が付与されて支持された昇降板を有する下側ユニットが配設されている。
具体的には、上側ピンボードには、複数の上面用テストプローブが正確に位置決めされて垂設されている。介装板には、所定の位置に下側ユニットに衝接してピンボードユニットの下降を停止させるための複数のストッパと、昇降板を押し下げるべくこのストッパよりもその長さを短くして形成されている複数の押圧棒とが上側ピンボードに設けた通孔を介してそれぞれの先端部を進退可能に、かつ、上面用テストプローブよりも突出させた状態となるようにして垂接されている。また、介装板には、加圧板とピンボードとの間に介在固着された案内用の杆材に介装される所定長さの軸受材がその上部に形成された鍔部を介して一体的に固着されている。また、介装板は、鍔部と加圧板との間に位置する案内用の杆材に介装された圧縮ばねにより、軸受材ともども常に下方への押圧力が付勢されて支持されている。この構造により、介装板には、加圧板と上側ピンボードとの間にて圧縮力が付与されることとなり、介装板に垂設された押圧棒が昇降板を押圧してその下降が停止される位置にまで昇降板を押し下げる。
したがって、このピンボードユニットでは、常に水平性を保たせたままの状態で検査基板を支持することができ、このような水平状態で上面用テストプローブを検査基板の接触部位に接触させることが可能となっている。
実公平7−14927号公報(第2−3頁、第1図)
ところが、このピンボードユニットには、以下の改善すべき課題が存在している。すなわち、このピンボードユニットでは、介装板に取り付けられた複数のストッパと複数の押圧棒とを、上側ピンボードに設けた通孔に挿通させる構成を採用している。したがって、このピンボードユニットでは、加圧板と上側ピンボードとを分離し、さらに上側ピンボードから介装板を外してメンテナンスを行った後に、これらを組み立てる必要がある。この際に、介装板に垂設されている複数のストッパおよび複数の押圧棒を、上側ピンボードに設けられた通孔に同時に挿通させる作業が必要となるが、特に、ストッパおよび押圧棒の本数が多い場合に、この作業は位置合わせが難しいことに起因して手間がかかるため、結果としてメンテナンスに要する時間が長くなるという解決すべき課題が存在している。
本発明は、かかる課題を改善すべくなされたものであり、メンテナンスに要する時間を短縮し得るピンボードユニット、および基板検査装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のピンボードユニットは、検査位置に配設された検査基板の一方の面側に配設されて、前記検査基板の前記一方の面における複数の接触位置に先端部が接触する複数のコンタクトピン、および前記検査基板の前記一方の面における複数の押さえ位置に一端が接触して当該検査基板を押さえる複数の押さえピンを有するピンボードユニットであって、前記検査基板の前記一方の面側に当該検査基板と平行な状態で配設されると共に複数の貫通孔が形成され、かつ前記複数のコンタクトピンが前記複数の接触位置と対向する位置に前記先端部が当該検査基板との対向面から同じ長さだけ突出した状態で取り付けられ、かつ前記複数の押さえピンが前記複数の押さえ位置と対向する位置に軸線方向に沿ってスライド自在かつ抜脱不能な状態であって前記一端が前記対向面から突出した状態で貫通して配設された平板状の保持板と、前記保持板を挟んで前記検査基板と反対側の位置に当該保持板と平行な状態で配設された平板状の押圧板と、一端側に前記貫通孔よりも大径のフランジ部が形成されると共に、当該フランジ部が前記保持板における前記検査基板との対向面側に位置するように前記貫通孔に挿入され、かつ他端が前記押圧板に取り外し可能に取り付けられて、当該押圧板に対して当該保持板を平行な状態でスライド自在にガイドする複数のガイドピンと、前記保持板と前記押圧板とを接近させる方向に常時付勢する第1付勢部材と、前記複数の押さえピンにそれぞれ配設され、当該押さえピンを前記保持板に対して前記押圧板の方向に常時付勢して当該押さえピンの他端を当該押圧板に当接させることにより、当該保持板と当該押圧板とを離反させる方向に常時付勢する複数の第2付勢部材とを備え、前記保持板は、前記第1付勢部材の付勢力および前記複数の第2付勢部材の付勢力が平衡する平衡状態で前記複数のガイドピンによってガイドされている。
上記目的を達成すべく請求項2記載のピンボードユニットは、検査位置に配設された検査基板の一方の面側に配設されて、前記検査基板の前記一方の面における複数の接触位置に先端部が接触する複数のコンタクトピン、および前記検査基板の前記一方の面における複数の押さえ位置に一端が接触して当該検査基板を押さえる複数の押さえピンを有するピンボードユニットであって、前記検査基板の前記一方の面側に当該検査基板と平行な状態で配設されると共に、前記複数のコンタクトピンが前記複数の接触位置と対向する位置に前記先端部が当該検査基板との対向面から同じ長さだけ突出した状態で取り付けられ、かつ前記複数の押さえピンが前記複数の押さえ位置と対向する位置に軸線方向に沿ってスライド自在かつ抜脱不能な状態であって前記一端が前記対向面から突出した状態で貫通して配設された平板状の保持板と、前記保持板を挟んで前記検査基板と反対側の位置に当該保持板と平行な状態で配設されると共に、複数の貫通孔が形成された平板状の押圧板と、
一端側に前記貫通孔よりも大径のフランジ部が形成されると共に、当該フランジ部が前記押圧板における前記保持板との対向面に対する背面側に位置するように前記貫通孔に挿入され、かつ他端が前記保持板に取り外し可能に取り付けられて、当該保持板に対して当該押圧板を平行な状態でスライド自在にガイドする複数のガイドピンと、前記保持板と前記押圧板とを接近させる方向に常時付勢する第1付勢部材と、前記複数の押さえピンにそれぞれ配設され、前記保持板に対して前記押圧板の方向であって前記押さえピンの前記一端が前記検査基板から離反する向きに当該押さえピンを常時付勢して当該押さえピンの他端を当該押圧板に当接させることにより、当該保持板と当該押圧板とを離反させる方向に常時付勢する複数の第2付勢部材とを備え、前記押圧板は、前記第1付勢部材の付勢力および前記複数の第2付勢部材の付勢力が平衡する平衡状態で前記複数のガイドピンによってガイドされている。
また、請求項3記載のピンボードユニットは、請求項1または2記載のピンボードユニットにおいて、前記複数の押さえピンは、前記平衡状態において、前記一端が前記複数のコンタクトピンの前記先端部よりも前記保持板の前記対向面から突出している。
上記目的を達成すべく請求項4記載の基板検査装置は、請求項1から3のいずれかに記載のピンボードユニットと、前記ピンボードユニットの前記保持板を検査位置に配設された検査基板に対して接離させる駆動部と、前記複数のコンタクトピンに対して検査用信号を出力すると共に、当該検査用信号に起因して前記検査基板に発生する電気信号を前記複数のコンタクトピンを介して測定する測定部と、前記検査用信号および前記電気信号に基づいて前記検査基板に対する検査を実行する処理部とを備えている。
上記目的を達成すべく請求項5記載の基板検査装置は、請求項1から3のいずれかに記載のピンボードユニットを一対備えると共に、当該ピンボードユニットが前記検査位置に配設された前記検査基板の各面側に配設され、前記一対のピンボードユニットの前記保持板を検査位置に配設された検査基板に対して接離させる駆動部と、前記複数のコンタクトピンに対して検査用信号を出力すると共に、当該検査用信号に起因して前記検査基板に発生する電気信号を前記複数のコンタクトピンを介して測定する測定部と、前記検査用信号および前記電気信号に基づいて前記検査基板に対する検査を実行する処理部とを備え、前記一対のピンボードユニットのうちの一方のピンボードユニットの前記保持板における前記複数の押さえピンの取り付け位置は、当該一対のピンボードユニットのうちの他方のピンボードユニットの前記保持板における前記複数の押さえピンの取り付け位置と対向する位置に規定されている。
請求項1,2記載のピンボードユニットおよび請求項4,5記載の基板検査装置によれば、すべてのガイドピンを押圧板または保持板から取り外して、保持板、押圧板および各ガイドピンを含むピンボードユニットの各構成要素を分解した状態において、すべてのコンタクトピンおよびすべての押さえピンが保持板に取り付けられた状態のままであるため、組み立ての際に、複数の押さえピンを対応する孔に位置決めして同時に挿通させるといった手間のかかる作業を不要にでき、これにより、短時間で組み立てることができる。この結果、メンテナンスに要する時間を大幅に短縮することができる。また、この各ピンボードユニットおよび基板検査装置によれば、従来のピンボードユニットで必要としていた介装板を不要にすることができる結果、装置構成を簡略化することができる。
請求項3記載のピンボードユニットおよび請求項4,5記載の基板検査装置によれば、平衡状態において、各押さえピンは、一端が各コンタクトピンの先端部よりも保持板における対向面から突出して構成されているため、各押さえピンで検査基板をフラットな状態で保持し終えた状態において、各コンタクトピンの先端部を検査基板に接触させることができる。このため、すべてのコンタクトピンの先端部を接触不良の極めて少ない状態で検査基板に同時に接触させることができる結果、検査基板に対する検査を精度よく実施することができる。
請求項5記載の基板検査装置によれば、一対のピンボードユニットのうちの一方のピンボードユニットの保持板における複数の押さえピンの取り付け位置を、一対のピンボードユニットのうちの他方のピンボードユニットの保持板における複数の押さえピンの取り付け位置と対向する位置に規定したことにより、検査基板を確実にフラットな状態で保持することができる。
基板検査装置1の非検査状態での構成図である。 基板検査装置1の検査状態での構成図である。 ピンボードユニット2の分解図である。 他のピンボードユニット2A,3Aの非検査状態での構成図である。 ガイドピン15の他の構成を説明するための要部構成図である(ピンボードユニット2,3,2A,3Aの非検査状態での要部構成図である)。 ガイドピン15の他の構成を説明するための要部構成図である(ピンボードユニット2,3,2A,3Aの検査状態での要部構成図である)。
以下、添付図面を参照して、ピンボードユニット2,3およびこのピンボードユニット2,3を備えた基板検査装置1の実施の形態について説明する。
最初に、基板検査装置1の構成について、図1を参照して説明する。
基板検査装置1は、図1に示すように、第1ピンボードユニット2、第2ピンボードユニット3、駆動部4、測定部5、処理部6および表示部7を備え、検査位置Aに配設される検査基板8に対する検査を実行可能に構成されている。
第1ピンボードユニット2は、検査位置Aに配設される検査基板8の一方の面側(一例として、図1中の上面側)に配設され、第2ピンボードユニット3は、一例として、この検査基板8の他方の面側(一例として、図1中の下面側)に配設されている。以下、各ピンボードユニット2,3の詳細な構成について説明する。なお、各ピンボードユニット2,3の基本的な構成要素は同一であるため、一例として、第1ピンボードユニット2の構成について詳細に説明し、第2ピンボードユニット3については、第1ピンボードユニット2と同一の構成要素については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
第1ピンボードユニット2は、平板状の保持板11、平板状の押圧板12、複数のコンタクトピン13、複数の押さえピン14、複数のガイドピン15、第1付勢部材16および第2付勢部材17を備えている。
保持板11は、検査基板8の対応する一方の面側(第1ピンボードユニット2では上面側)に検査基板8と平行な状態で配設されている。また、保持板11には、平面視した状態において検査基板8の配置領域B外となる位置に複数の貫通孔21が形成されている。また、保持板11には、複数のコンタクトピン13が、その先端部が保持板11における検査基板8との対向面(第1ピンボードユニット2では下面)からその対向面に対して直角の向きで同じ長さだけ突出した状態で取り付けられている(固定されている)。また、各コンタクトピン13は、検査基板8の第1ピンボードユニット2に対応する面(第1ピンボードユニット2では検査基板8の上面)における複数の接触位置(コンタクトピン13毎に予め規定されたコンタクトピン13を接触させる位置)と対向する位置に取り付けられている。各コンタクトピン13は、スリーブ13a内に収容されたプローブピン13bのスリーブ13aからの突出長が伸縮する伸縮型のコンタクトピン(ピンブローブ)で構成されて、このスリーブ13aが保持板11に固定されている。なお、プローブピン13bは、スリーブ13a内に配設された不図示のスプリングにより、スリーブ13aから突出する方向へ常時付勢されている。このプローブピン13bに対する付勢力は、第1付勢部材16の付勢力よりも弱く規定されている。
また、保持板11には、複数の押さえピン14が、その一端(第1ピンボードユニット2では下端)が保持板11における上記の対向面からその対向面に対して直角の向きで突出した状態で貫通して配設されている。また、各押さえピン14は、その軸線方向に沿ってスライド自在かつ抜脱不能な状態で保持板11に取り付けられている。本例では一例として、保持板11には、各押さえピン14に一対一で対応するガイド筒体22が保持板11に対して直角に、かつ貫通して配設されている。各押さえピン14は、同一長に規定されると共に、両端部14a,14bが中央部(均一な直径)14cよりも大径に形成されて、この中央部が対応するガイド筒体22にガタの少ない状態で挿入されることにより、スライド自在かつ抜脱不能な状態で保持板11に取り付けられている。また、各押さえピン14は、検査基板8の第1ピンボードユニット2に対応する面(第1ピンボードユニット2では上面)における複数の押さえ位置(押さえピン14毎に予め規定された押さえピン14で押圧する位置)と対向する位置に取り付けられている。
各コンタクトピン13は、不図示の配線を介して測定部5に接続されている。押圧板12は、保持板11を挟んで検査基板8と反対側(第1ピンボードユニット2では上側)の位置に検査基板8と平行な状態で配設されている。
複数のガイドピン15は、本体部15a(均一な直径)と、この本体部15aの一端側(ガイドピン15の一端側)に形成されたフランジ部15bとを備えている。また、本体部15aの他端の端面には、不図示の雌ねじ孔が形成されている。各ガイドピン15は、フランジ部15bが保持板11の上記した対向面側に位置するように対応する貫通孔21にガタが少なく、かつ摺動自在な状態で保持板11に対して直角となるように挿入されている。また、各ガイドピン15は、押圧板12に対して直角となるように、その他端が押圧板12に取り外し可能に取り付けられている。本例では、図1に示すように、固定ねじ23を押圧板12に形成された貫通孔24に差し込み、本体部15aの他端に形成されている雌ねじ孔に螺合させることにより、各ガイドピン15の他端が押圧板12に取り外し可能に取り付けられている。この構成により、各ガイドピン15は、押圧板12に対して保持板11を平行な状態でスライド自在にガイドする。
各第1付勢部材16は、付勢力が同一に規定されて、保持板11と押圧板12とを互いに接近させる方向に常時付勢する。本例では一例として、第1付勢部材16は、コイルスプリングで構成されている。また、第1付勢部材16は、各ガイドピン15に外嵌され(各ガイドピン15の外側に嵌められ)、かつガイドピン15のフランジ部15bと保持板11の上記した対向面との間に縮長した状態(押し縮められた状態)で配設されることにより、保持板11を押圧板12の方向に常時付勢する(つまり、保持板11と押圧板12とを互いに接近する方向に常時付勢する)。
各第2付勢部材17は、付勢力が同一に規定されると共に各押さえピン14にそれぞれ配設され、各押さえピン14を保持板11に対して押圧板12の方向に常時付勢して、各押さえピン14の他端(第1ピンボードユニット2では上端)を押圧板12に当接させることにより、保持板11と押圧板12とを離反させる方向に常時付勢する。本例では一例として、第2付勢部材17は、コイルスプリングで構成されている。また、第2付勢部材17は、各押さえピン14の中央部14cに外嵌され、かつ押さえピン14の大径に形成された他端(端部14a)とガイド筒体22の押圧板12側の端面との間に縮長した状態(押し縮められた状態)で配設されることにより、各押さえピン14を保持板11から押圧板12の方向へ突出させるように付勢することで、各押さえピン14の他端(端部14a)を押圧板12に接触(当接)させる。
上記の構成において、保持板11には、上記したように、押圧板12に接近する方向の付勢力が各第1付勢部材16から常時加わると共に、各押さえピン14の他端(端部14a)が押圧板12と接触しているため、押圧板12から離反する方向の付勢力が各第2付勢部材17から常時加わる。また、本例の第1ピンボードユニット2では、各コンタクトピン13および各押さえピン14が検査基板8と非接触な状態において、複数の第1付勢部材16の付勢力および複数の第2付勢部材17の付勢力が平衡する平衡状態となるように、第1付勢部材16および第2付勢部材17の各付勢力が規定されている。この平衡状態においては、保持板11は、各ガイドピン15に沿った外力が加わることで、外力の方向に応じて、各第1付勢部材16の付勢力に抗して押圧板12から離反する方向、または各第2付勢部材17の付勢力に抗して押圧板12に接近する方向へスライド可能となっている。
また、本例では、上記の平衡状態において、図1に示すように、各押さえピン14の一端(端部14b)が各コンタクトピン13の先端部よりも、保持板11の対向面から突出している。なお、この対向面を基準としたコンタクトピン13と押さえピン14の突出長の差分Cは、保持板11が外力を受けて上記平衡状態を基準として押圧板12から離反する方向へ移動可能な距離よりも少ない(短い)長さに規定されている。
第2ピンボードユニット3も、図1に示すように、第1ピンボードユニット2と同様にして、平板状の保持板11、平板状の押圧板12、複数のコンタクトピン13、複数の押さえピン14、複数のガイドピン15、第1付勢部材16および第2付勢部材17を備えている。また、第2ピンボードユニット3は、保持板11における各コンタクトピン13の取り付け位置が、検査基板8の第2ピンボードユニット3に対応する面(第2ピンボードユニット3では検査基板8の下面)における複数の接触位置(コンタクトピン13毎に予め規定されたコンタクトピン13を接触させる位置)と対向する位置に規定されている構成を除き、第1ピンボードユニット2と同一に構成されている。なお、第2ピンボードユニット3の保持板11における各押さえピン14の取り付け位置は、第1ピンボードユニット2の保持板11における各押さえピン14の取り付け位置と対向する位置に規定されている。この構成により、各ピンボードユニット2,3の各押さえピン14で、検査基板8をフラットな状態で押さえて保持可能となっている。また、第2ピンボードユニット3もまた、第1ピンボードユニット2と同様にして上記の平衡状態にあるため、図1に示すように、各押さえピン14の一端(端部14b)が各コンタクトピン13の先端部よりも、保持板11の対向面から差分Cだけ突出した状態が維持されている。
なお、この第2ピンボードユニット3は、第1ピンボードユニット2とは逆向きに配設されているため、第1付勢部材16に作用する押圧板12の重量が逆方向に作用すると共に、第2付勢部材17に作用する各押さえピン14の重量も逆方向に作用する。このため、各ピンボードユニット2,3における上記差分Cを揃えるためには、第2ピンボードユニット3側の第1付勢部材16および第2付勢部材17の各付勢力を、第1ピンボードユニット2側の第1付勢部材16および第2付勢部材17の各付勢力と相違させる必要があるが、本例では、発明の理解を容易にするため、各ピンボードユニット2,3の構成要素の重量は無視するものとし、第2ピンボードユニット3側の第1付勢部材16および第2付勢部材17の各付勢力は、第1ピンボードユニット2側の第1付勢部材16および第2付勢部材17の各付勢力と同一であるものとする。
駆動部4は、ピンボードユニット2,3の各保持板11を互いに平行な状態で接離動可能に保持するガイド機構と、処理部6よって制御されて、検査位置Aに配設された検査基板8に対して各保持板11を接離させる駆動機構(いずれも図示せず)とを備えている。測定部5は、ピンボードユニット2,3の各コンタクトピン13と配線(図示せず)を介して接続されている。また、測定部5は、処理部6によって制御されて、コンタクトピン13に対して検査用信号を出力すると共に、検査用信号に起因して検査基板8(検査基板8に形成された配線パターンや実装された電子部品など)に発生する電気信号をコンタクトピン13を介して入力して測定する。
処理部6は、測定部5から出力される検査用信号および測定部5で測定された電気信号に基づいて、検査基板8に対する検査を実行する。例えば、測定部5が、検査基板8に形成された一対の配線パターン間に検査用信号として規定電圧の電圧信号を出力し、この配線パターン間に流れる電流信号を電気信号として測定する場合には、処理部6は、検査用信号としての電圧信号と、電気信号として測定される電流信号とに基づいて、一対の配線パターン間の絶縁抵抗を算出し、算出した絶縁抵抗を予め規定された基準抵抗と比較することにより、一対の配線パターン間の絶縁状態を検査する。また、処理部6は、検査の結果を、例えばディスプレイ装置で構成された表示部7に表示させる。
次に、基板検査装置1の動作について説明する。
非検査状態においては、処理部6は、駆動部4を制御することにより、各ピンボードユニット2,3を検査基板8から離間した待機位置に移動させている。検査基板8に対する検査を実行するときには、処理部6は、まず、駆動部4を制御することにより、ピンボードユニット2,3の各保持板11を検査基板8の方向に向けて移動させて(各ピンボードユニット2,3を待機位置から検査基板8に接近させて)、各保持板11に取り付けられた各コンタクトピン13の先端部と検査基板8に規定された接触位置とが接触する検査状態(図2に示す状態)に移行させた後に、各保持板11の移動を停止させる。
この検査状態に移行する直前において、各ピンボードユニット2,3では、各コンタクトピン13の先端部に先んじて、各保持板11に取り付けられた各押さえピン14の一端(端部14b)が検査基板8の対応する押さえ位置と接触するが、各保持板11は、駆動部4により、さらにコンタクトピン13と押さえピン14の突出長の差分Cよりも若干多く検査基板8の方向に移動させられる。この各保持板11の移動の際、各保持板11に取り付けられた各押さえピン14は、その一端(端部14b)が検査基板8と直接接触し、かつその他端(14a)が各押圧板12と直接接触していることから、検査基板8に対する各押圧板12および各ガイドピン15の位置は変動しない。したがって、各保持板11は、図2に示すように、各ガイドピン15のフランジ部15bとの間で、各ガイドピン15の本体部15aに外嵌されている第1付勢部材16を押し縮めながら、検査基板8の方向へ移動させられる。このため、各ピンボードユニット2,3の各押さえピン14は、同一に規定された各第1付勢部材16の付勢力によって、検査基板8をその両面側から押さえて保持する。この際に、第1ピンボードユニット2において各押さえピン14の長さが同じ長さに規定されると共に、第2ピンボードユニット3において各押さえピン14の長さが同じ長さに規定されているため、検査基板8はフラットな状態で保持される。したがって、各押さえピン14の一端(端部14b)が検査基板8と接触した後、各保持板11が検査基板8側へ差分Cだけ移動させられたときには、各コンタクトピン13のプローブピン13bは、フラットな状態の検査基板8と接触不良の極めて少ない状態で接触する。また、各保持板11が駆動部4によってさらに差分Cよりも若干多く検査基板8の方向に移動させられるため、各コンタクトピン13のプローブピン13bは、その分だけスリーブ13a内にスプリングの付勢力に抗して進入して、検査基板8との正常な接触状態を維持する。
次いで、処理部6は、測定部5に対する制御を実行して、検査基板8に対して検査用信号を出力させると共に、検査基板8からの電気信号を測定させる。続いて、処理部6は、検査用信号と電気信号とに基づいて、検査基板8に対する検査を実行し、その検査結果を表示部7に表示させる。最後に、処理部6は、駆動部4による制御を実行して、各ピンボードユニット2,3を待機位置に移動させる。これにより、検査基板8に対する検査が完了する。
次に、基板検査装置1の各ピンボードユニット2,3に対するメンテナンスを行う際の各ピンボードユニット2,3の分解手順について説明する。なお、上記したように、各ピンボードユニット2,3の基本構造は同一であるため、ピンボードユニット2を例に挙げて説明する。
まず、駆動部4からピンボードユニット2を分離して、ピンボードユニット2を単体にする。次いで、すべての固定ねじ23を緩めてガイドピン15との螺合状態を解除し、図3に示すように、すべての固定ねじ23を押圧板12の貫通孔24から引き抜く。これにより、すべてのガイドピン15と押圧板12との連結状態が解除される。続いて、すべてのガイドピン15を保持板11の貫通孔21から引き抜く。これにより、同図に示すように、保持板11、押圧板12および各ガイドピン15を含むピンボードユニット2の各構成要素の分解が完了する。
次いで、分解された各構成要素に対するメンテナンスが完了した後の組み立て手順について説明する。
上記した分解の手順とは逆に、まず、各ガイドピン15に第1付勢部材16を外嵌させ、次いで、この状態で各ガイドピン15を保持板11の貫通孔21に挿入する。続いて、固定ねじ23を用いて、各ガイドピン15を押圧板12に取り付ける。これにより、ピンボードユニット2の組み立てが完了する。この場合、このピンボードユニット2では、分解した状態において、すべてのコンタクトピン13およびすべての押さえピン14が保持板11に取り付けられた状態のままであるため、背景技術で説明した従来のピンボードユニットとは異なり、すべての押さえピン14を対応する孔に同時に挿通させる煩雑な作業が不要なため、短時間で組み立てることが可能となっている。
このように、この各ピンボードユニット2,3およびこれらを備えた基板検査装置1では、検査基板8の対応する面側に検査基板8と平行な状態で配設されると共に平面視した状態において複数の貫通孔21が形成され、かつ複数のコンタクトピン13が先端部が検査基板8との対向面からその対向面に対して直角の向きで同じ長さだけ突出した状態で取り付けられ、かつ複数の押さえピン14が軸線方向に沿ってスライド自在かつ抜脱不能な状態であって一端が上記の対向面からその対向面に対して直角の向きで突出した状態で貫通して配設された保持板11と、保持板11を挟んで検査基板8と反対側の位置に検査基板8と平行な状態で配設された押圧板12と、一端側に貫通孔21よりも大径のフランジ部15bが形成されると共に、フランジ部15bが保持板11における検査基板8との対向面側に位置するように貫通孔21に挿入され、かつ他端が固定ねじ23によって押圧板12に取り外し可能に取り付けられて、押圧板12に対して保持板11を平行な状態でスライド自在にガイドする複数のガイドピン15と、保持板11と押圧板12とを接近させる方向に常時付勢する第1付勢部材16と、複数の押さえピン14にそれぞれ配設され、押さえピン14を保持板11に対して押圧板12の方向に常時付勢して各押さえピン14の他端(端部14a)を押圧板12に当接させることにより、保持板11と押圧板12とを離反させる方向に常時付勢する複数の第2付勢部材17とを備え、保持板11は、複数の第1付勢部材16の付勢力および複数の第2付勢部材17の付勢力が平衡する平衡状態で複数のガイドピン15によってスライド自在にガイドされている。
したがって、この各ピンボードユニット2,3およびこれらを備えた基板検査装置1によれば、固定ねじ23を緩めて、図3に示すように、保持板11、押圧板12および各ガイドピン15を含むピンボードユニット2の各構成要素を分解した状態において、すべてのコンタクトピン13およびすべての押さえピン14が保持板11に取り付けられた状態のままであるため、組み立ての際に、押さえピン14を対応する孔に位置決めして同時に挿通させるといった手間のかかる作業を不要にでき、これにより、短時間で組み立てることができる。この結果、メンテナンスに要する時間を大幅に短縮することができる。また、この各ピンボードユニット2,3およびこれらを備えた基板検査装置1によれば、従来のピンボードユニットで必要としていた介装板を不要にすることができる結果、装置構成を簡略化することができる。
また、この各ピンボードユニット2,3およびこれらを備えた基板検査装置1によれば、一対のピンボードユニット2,3のうちの一方のピンボードユニット2の保持板11における複数の押さえピン14の取り付け位置は、一対のピンボードユニット2,3のうちの他方のピンボードユニット3の保持板11における複数の押さえピン14の取り付け位置と対向する位置に規定されているため、一方のピンボードユニット2の各押さえピン14と他方のピンボードユニット2の各押さえピン14との間で検査基板8をフラットな状態(撓みの極めて少ない状態)で保持することができる。
なお、検査基板8を確実にフラットな状態で保持するためには、上記のように、一方のピンボードユニット2の保持板11における複数の押さえピン14の取り付け位置と、他方のピンボードユニット3の保持板11における複数の押さえピン14の取り付け位置とを対向する位置に規定する構成が好ましい。しかしながら、検査基板8自体に剛性がある場合には、一方のピンボードユニット2の保持板11における複数の押さえピン14のうちのいくつかの取り付け位置と、他方のピンボードユニット3の保持板11における複数の押さえピン14のうちのいくつかの取り付け位置とを対向させずに、ずらした位置に規定したり、さらには、一方のピンボードユニット2の保持板11における複数の押さえピン14のすべての取り付け位置と、他方のピンボードユニット3の保持板11における複数の押さえピン14のすべての取り付け位置とを対向させずにずらした位置に規定する構成を採用することができ、この構成においても、検査基板8をフラットな状態に保持することができる。
また、この各ピンボードユニット2,3およびこれらを備えた基板検査装置1によれば、各押さえピン14は、平衡状態において、一端(端部14b)が各コンタクトピン13の先端部よりも保持板11における対向面から差分Cだけ突出して構成されているため、各押さえピン14で検査基板8をフラットな状態で保持し終えた状態において、各コンタクトピン13の先端部を検査基板8に接触させることができる。このため、すべてのコンタクトピン13の先端部を接触不良の極めて少ない状態で検査基板8に同時に接触させることができる結果、検査基板8に対する検査を精度よく実施することができる。
なお、上記の各ピンボードユニット2,3では、保持板11側に各ガイドピン15用の貫通孔21を形成し、この貫通孔21に挿通させた各ガイドピン15と押圧板12とを、一例として固定ねじ23を使用して、取り外し可能に取り付ける構成を採用しているが、図4に示す各ピンボードユニット2A,3Aのように、押圧板12A側に各ガイドピン15用の貫通孔21を形成し、この貫通孔21に挿通させた各ガイドピン15と保持板11Aとを固定ねじ23を使用して、取り外し可能に取り付ける構成を採用することもできる。以下、このピンボードユニット2A,3Aの構成について説明する。なお、各ピンボードユニット2,3と同一の構成については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
上記したように、このピンボードユニット2A,3Aでは、固定ねじ23を差し込むための貫通孔24は、保持板11Aに形成されている。また、各ガイドピン15を挿通させるための貫通孔21は、押圧板12Aに形成されている。この構成により、各ガイドピン15は、フランジ部15bが押圧板12Aにおける保持板11Aとの対向面に対する背面側に位置するように、対応する貫通孔21に、ガタが少なく、かつ摺動自在な状態で直角に挿入されている。また、各ガイドピン15は、保持板11Aに対して直角となるように、その他端が保持板11Aに固定ねじ23によって取り外し可能に取り付けられている。また、各第1付勢部材16は、各ガイドピン15に外嵌された状態で、ガイドピン15のフランジ部15bと押圧板12Aにおける保持板11Aとの非対向面(上記の背面)との間に縮長した状態(押し縮められた状態)で配設されて、押圧板12Aを保持板11Aの方向に常時付勢する(つまり、保持板11Aと押圧板12Aとを互いに接近する方向に常時付勢する)。
このピンボードユニット2A,3Aは、上記した構成以外は、ピンボードユニット2,3と同一である。この構成により、押圧板12Aは、各第1付勢部材16の付勢力および各第2付勢部材17の付勢力が平衡する平衡状態で複数のガイドピン15によってスライド自在にガイドされている。
したがって、このピンボードユニット2A,3Aは、上記したピンボードユニット2,3と同様にして、検査基板8に対する検査状態において、複数の押さえピン14で検査基板8をフラットな状態に押さえた状態(保持した状態)で、すべてのコンタクトピン13の先端部を検査基板8に接触させることができる。このため、検査基板8に対する検査を精度よく実施することができる。また、固定ねじ23を緩めて、保持板11A、押圧板12Aおよび各ガイドピン15を含むピンボードユニット2,3の各構成要素を分解した状態において、すべてのコンタクトピン13およびすべての押さえピン14が保持板11Aに取り付けられた状態のままであるため、押さえピン14を対応する孔に同時に挿通させるといった作業が不要なため、短時間で組み立てることができる。よって、メンテナンスに要する時間を短縮することができる。
また、上記のピンボードユニット2,3のうちの一方と、上記のピンボードユニット2A,3Aのうちの一方とを組み合わせて使用する構成を採用することもできる。
また、上記の基板検査装置1では、検査基板8の両側に一対のピンボードユニットを配設しているが、検査基板8の一方の面側にのみ各コンタクトピン13の先端部を接触させる接触位置が存在する場合には、この検査基板8の一方の面側にのみ1つのピンボードユニット(ピンボードユニット2,3の一方、またはピンボードユニット2A,3Aの一方)を配設する構成を採用することもできる。また、この構成を採用した基板検査装置では、図示はしないが、検査基板の他方の面側には支持機構を配設する。この場合、支持機構は、例えば、保持板11(11A)からすべてのコンタクトピン13を省いた構成とする以外の構成については、ピンボードユニット2,3,2A,3Aのうちの1つのピンボードユニットと同一に構成され、押圧板12(12A)が固定された状態で検査基板の他方の面側に配設される。ただし、この保持板11(11A)が駆動部4によらずにフリーな状態でスライドする構成を採用することもできる。また、この支持機構の保持板11(11A)に取り付けられた各押さえピン14の取り付け位置は、検査基板の一方の面側に配設されたピンボードユニットの各押さえピン14の取り付け位置と対向するように規定する。
この構成により、この1つのピンボードユニットを備えた基板検査装置においても、ピンボードユニットの各押さえピン14と支持機構の各押さえピン14との間で検査基板をフラットな状態で保持することができ、かつピンボードユニットに対するメンテナンスに要する時間も短縮することができる。
なお、上記のピンボードユニット2,3,2A,3Aでは、各ガイドピン15を、均一な直径の本体部15aと、この本体部15aの一端側(ガイドピン15の一端側)に形成されたフランジ部15bとを備えた構成とし、本体部15aの外周にコイルスプリングで構成された第1付勢部材16を外嵌させる構成を採用しているが、図5,6に示すガイドピン15のように、本体部15aの一端側(ガイドピン15の一端側。図中の下端側)に、フランジ部15bよりも小径であって、本体部15aよりも大径の小径フランジ15cをフランジ部15bと共に二段重ねとなるように形成し、コイルスプリングで構成された第1付勢部材16を小径フランジ15cの外周に外嵌させる構成を採用することもできる。
このように、本体部15a、フランジ部15bおよび小径フランジ部15cを備えたガイドピン15を使用したピンボードユニット2,3,2A,3Aでは、非検査状態においては、図5に示すように、小径フランジ15cにおける保持板11(11A)側の端面が保持板11(11A)における貫通孔21の口縁と非接触の状態となる。このため、小径フランジ15cに外嵌されている第1付勢部材16は、小径フランジ15cから本体部15a側に延出した状態で、フランジ部15bと保持板11(11A)との間に押し縮められる。また、保持板11(11A)が、駆動部4により、図5に示す状態から、差分Cよりも若干多く検査基板8の方向に移動させられた検査状態においては、図6に示すように、小径フランジ15cにおける保持板11(11A)側の端面が保持板11(11A)における貫通孔21の口縁と接触した状態となり、保持板11(11A)の移動が規制される。このため、この図5,6に示すピンボードユニット2,3,2A,3Aによれば、保持板11(11A)の検査基板8の方向への移動量を常に一定量に規定することができるため、各コンタクトピン13を常に一定の接触圧で検査基板8に接触させることができる。なお、この検査状態においては、小径フランジ15cに外嵌されている第1付勢部材16は、小径フランジ15cにのみ外嵌された状態で、フランジ部15bと保持板11(11A)との間に押し縮められた状態となっている。
1 基板検査装置
2,2A,3,3A ピンボードユニット
8 検査基板
11,11A 保持板
12,12A 押圧板
13 コンタクトピン
14 押さえピン
15 ガイドピン
15b フランジ部
16 第1付勢部材
17 第2付勢部材
21 貫通孔

Claims (5)

  1. 検査位置に配設された検査基板の一方の面側に配設されて、前記検査基板の前記一方の面における複数の接触位置に先端部が接触する複数のコンタクトピン、および前記検査基板の前記一方の面における複数の押さえ位置に一端が接触して当該検査基板を押さえる複数の押さえピンを有するピンボードユニットであって、
    前記検査基板の前記一方の面側に当該検査基板と平行な状態で配設されると共に複数の貫通孔が形成され、かつ前記複数のコンタクトピンが前記複数の接触位置と対向する位置に前記先端部が当該検査基板との対向面から同じ長さだけ突出した状態で取り付けられ、かつ前記複数の押さえピンが前記複数の押さえ位置と対向する位置に軸線方向に沿ってスライド自在かつ抜脱不能な状態であって前記一端が前記対向面から突出した状態で貫通して配設された平板状の保持板と、
    前記保持板を挟んで前記検査基板と反対側の位置に当該保持板と平行な状態で配設された平板状の押圧板と、
    一端側に前記貫通孔よりも大径のフランジ部が形成されると共に、当該フランジ部が前記保持板における前記検査基板との対向面側に位置するように前記貫通孔に挿入され、かつ他端が前記押圧板に取り外し可能に取り付けられて、当該押圧板に対して当該保持板を平行な状態でスライド自在にガイドする複数のガイドピンと、
    前記保持板と前記押圧板とを接近させる方向に常時付勢する第1付勢部材と、
    前記複数の押さえピンにそれぞれ配設され、当該押さえピンを前記保持板に対して前記押圧板の方向に常時付勢して当該押さえピンの他端を当該押圧板に当接させることにより、当該保持板と当該押圧板とを離反させる方向に常時付勢する複数の第2付勢部材とを備え、
    前記保持板は、前記第1付勢部材の付勢力および前記複数の第2付勢部材の付勢力が平衡する平衡状態で前記複数のガイドピンによってガイドされているピンボードユニット。
  2. 検査位置に配設された検査基板の一方の面側に配設されて、前記検査基板の前記一方の面における複数の接触位置に先端部が接触する複数のコンタクトピン、および前記検査基板の前記一方の面における複数の押さえ位置に一端が接触して当該検査基板を押さえる複数の押さえピンを有するピンボードユニットであって、
    前記検査基板の前記一方の面側に当該検査基板と平行な状態で配設されると共に、前記複数のコンタクトピンが前記複数の接触位置と対向する位置に前記先端部が当該検査基板との対向面から同じ長さだけ突出した状態で取り付けられ、かつ前記複数の押さえピンが前記複数の押さえ位置と対向する位置に軸線方向に沿ってスライド自在かつ抜脱不能な状態であって前記一端が前記対向面から突出した状態で貫通して配設された平板状の保持板と、
    前記保持板を挟んで前記検査基板と反対側の位置に当該保持板と平行な状態で配設されると共に、複数の貫通孔が形成された平板状の押圧板と、
    一端側に前記貫通孔よりも大径のフランジ部が形成されると共に、当該フランジ部が前記押圧板における前記保持板との対向面に対する背面側に位置するように前記貫通孔に挿入され、かつ他端が前記保持板に取り外し可能に取り付けられて、当該保持板に対して当該押圧板を平行な状態でスライド自在にガイドする複数のガイドピンと、
    前記保持板と前記押圧板とを接近させる方向に常時付勢する第1付勢部材と、
    前記複数の押さえピンにそれぞれ配設され、前記保持板に対して前記押圧板の方向であって前記押さえピンの前記一端が前記検査基板から離反する向きに当該押さえピンを常時付勢して当該押さえピンの他端を当該押圧板に当接させることにより、当該保持板と当該押圧板とを離反させる方向に常時付勢する複数の第2付勢部材とを備え、
    前記押圧板は、前記第1付勢部材の付勢力および前記複数の第2付勢部材の付勢力が平衡する平衡状態で前記複数のガイドピンによってガイドされているピンボードユニット。
  3. 前記複数の押さえピンは、前記平衡状態において、前記一端が前記複数のコンタクトピンの前記先端部よりも前記保持板の前記対向面から突出している請求項1または2記載のピンボードユニット。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のピンボードユニットと、
    前記ピンボードユニットの前記保持板を検査位置に配設された検査基板に対して接離させる駆動部と、
    前記複数のコンタクトピンに対して検査用信号を出力すると共に、当該検査用信号に起因して前記検査基板に発生する電気信号を前記複数のコンタクトピンを介して測定する測定部と、
    前記検査用信号および前記電気信号に基づいて前記検査基板に対する検査を実行する処理部とを備えている基板検査装置。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載のピンボードユニットを一対備えると共に、当該ピンボードユニットが前記検査位置に配設された前記検査基板の各面側に配設され、
    前記一対のピンボードユニットの前記保持板を検査位置に配設された検査基板に対して接離させる駆動部と、
    前記複数のコンタクトピンに対して検査用信号を出力すると共に、当該検査用信号に起因して前記検査基板に発生する電気信号を前記複数のコンタクトピンを介して測定する測定部と、
    前記検査用信号および前記電気信号に基づいて前記検査基板に対する検査を実行する処理部とを備え、
    前記一対のピンボードユニットのうちの一方のピンボードユニットの前記保持板における前記複数の押さえピンの取り付け位置は、当該一対のピンボードユニットのうちの他方のピンボードユニットの前記保持板における前記複数の押さえピンの取り付け位置と対向する位置に規定されている基板検査装置。
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