JP4174218B2 - 廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法および定量供給装置 - Google Patents

廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法および定量供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4174218B2
JP4174218B2 JP2002030588A JP2002030588A JP4174218B2 JP 4174218 B2 JP4174218 B2 JP 4174218B2 JP 2002030588 A JP2002030588 A JP 2002030588A JP 2002030588 A JP2002030588 A JP 2002030588A JP 4174218 B2 JP4174218 B2 JP 4174218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
waste
composite waste
composite
scraping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002030588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003230825A (ja
Inventor
眞由美 岩子
雅章 中尾
了 南雲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funken Powtechs Inc
Original Assignee
Funken Powtechs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funken Powtechs Inc filed Critical Funken Powtechs Inc
Priority to JP2002030588A priority Critical patent/JP4174218B2/ja
Priority to CNB031043526A priority patent/CN1330903C/zh
Publication of JP2003230825A publication Critical patent/JP2003230825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4174218B2 publication Critical patent/JP4174218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の廃プラスチック類および金属廃棄物、さらには木材および紙材等が混在した複合廃棄物を、焼却処分もしくは燃料としての有効利用を行うために、所要の燃焼炉に対して連続的に定量供給するための廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来において、産業廃棄物等として発生するこの種の複合廃棄物を処理する手段としては、埋め立てもしくは分別して再資源化するか、あるいは前記複合廃棄物を破砕処理した後、熱分解槽において熱分解させて所要の熱分解成分を回収して再資源化するか、あるいは所要の燃焼炉において燃焼させてこの燃焼エネルギーを他の産業工程に有効利用し、そのまま焼却処分とする等の手段がそれぞれ知られている。
【0003】
しかるに、前述した複合廃棄物を燃焼炉等において燃焼させる場合において、特に燃焼炉等を連続運転する際には、燃焼の効率化および燃焼炉の安全性からみて、前記複合廃棄物を定量供給することが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記複合廃棄物は、各種の廃プラスチック類および金属廃棄物、さらには木材および紙材等が混在したものであるため、これらを予め破砕機により破砕するに際しても、それぞれ均一な形状や寸法とすることは困難であり、またこのような不定形に破砕処理された複合廃棄物を、従来公知の定量供給機構を備えた供給装置によって、常に安定かつ連続的に定量供給することも極めて困難であった。
【0005】
そこで、本発明者等は、鋭意研究並びに試作を重ねた結果、廃プラスチック等を含む複合廃棄物を貯留すると共に複合廃棄物を底部より送出する回転攪拌手段を備えた貯留室と、前記貯留室の底部に配置され貯留室より導入される複合廃棄物を定量化すると共に複合廃棄物を底部より排出する回転掻出し手段を備えた定量室と、前記定量室の底部に配置され定量室より排出される複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュートと、前記回転攪拌手段および回転掻出し手段を回転駆動する駆動手段とを設けた構成とすることにより、不定形に破砕処理された廃プラスチック等を含む複合廃棄物を、円滑に定量供給することができ、連続運転する燃焼炉の安全性および燃焼の効率化を容易に達成することができる廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置が得られることを突き止めた。
【0006】
すなわち、前記貯留室は、円筒状に構成し、底部中心に前記駆動手段と結合される円筒状または円錐状の回転体を配置して、この回転体の先端部より上方に延在する支持軸にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる第1の攪拌体と、前記回転体の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる第2の攪拌体とからなる回転攪拌手段を備えた構成とする。
【0007】
そして、前記定量室は、前記貯留室の底部に対応して円筒状に構成し、内部中心に前記駆動手段と結合される回転胴部を配置し、上部に水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第1の調圧板を設け、その下方中位部に前記第1の調圧板によって覆われた位置に対応して開口部分を有し前記定量室の水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第2の調圧板を設けて、前記第2の調圧板の上下部にそれぞれ第1の定量室と第2の定量室を形成し、前記回転胴部の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる第1の掻出し部材と、複数のブレードからなる第2の掻出し部材と、複数の切出片からなる第3の掻出し部材と、複数のブレードからなる第4の掻出し部材とからなる回転掻出し手段を備えた構成とすることにより、前記廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給を容易に実施することができることを突き止めた。
【0008】
従って、本発明の目的は、不定形に破砕処理された廃プラスチック等を含む複合廃棄物を、常に安定かつ円滑に定量供給することができ、連続運転する燃焼炉の安全性および燃焼の効率化を容易に達成することができる廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法および装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、廃プラスチック等を含む複合廃棄物を貯留すると共に複合廃棄物を底部より送出する回転攪拌手段を備えた貯留室と、前記貯留室の底部に配置され貯留室より導入される複合廃棄物を定量化すると共に複合廃棄物を底部より排出する回転掻出し手段を備えた定量室と、前記定量室の底部に配置され定量室より排出される複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュートと、前記回転攪拌手段および回転掻出し手段を回転駆動する駆動手段とを設けてなり
前記貯留室は、円筒状に構成され、底部中心に前記駆動手段と結合される円筒状ないし円錐状の回転体を配置し、この回転体の先端部より上方に延在する支持軸にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる第1の攪拌体と、前記回転体の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる第2の攪拌体とからなる、回転攪拌手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項2に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記回転攪拌手段における第1の攪拌体の複数の棒材と、第2の攪拌体の複数の棒材とは、それぞれ多角形状ないし丸棒状からなり、上下位置において放射状に突出するように設定することを特徴とする
【0012】
本発明の請求項3に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記貯留室の円筒状内周面に、前記回転攪拌手段の第1の攪拌体および/または第2の攪拌体と対応してそれぞれ所要間隔離間して同一平面内または段差を有して突出する複数の回止め部材を配置することを特徴とする
【0013】
本発明の請求項4に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記定量室、前記貯留室の底部に対応して円筒状に構成、内部中心に前記駆動手段と結合される回転胴部を配置し、この回転胴部の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の掻出し部材からなる回転掻出し手段を設け、前記貯留室の底部と前記定量室との接続部に、前記定量室の水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第1の調圧板を設けると共に、その下方中位部に前記第1の調圧板によって覆われた位置に対応して開口部分を有し前記定量室の水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第2の調圧板を設けて、前記第2の調圧板の上下部にそれぞれ第1の定量室と第2の定量室を形成し、前記第2の定量室の底部に前記第2の調圧板によって覆われた位置に対応して複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュートの開口部を形成した底板を設けることを特徴とする
【0014】
本発明の請求項5に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記定量室の第1の調圧板と第2の調圧板との間に形成された第1の定量室において、前記回転胴部の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる第1の掻出し部材と、前記回転胴部の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数のブレードからなる第2の掻出し部材とからなり、前記第1の掻出し部材と第2の掻出し部材とを上下2段に構成配置した回転掻出し手段を備えたことを特徴とする
【0015】
本発明の請求項6に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記回転掻出し手段における第1の掻出し部材の複数の棒材、多角形状ないし丸棒状からなり、これら複数の棒材と第2の掻出し部材の複数のブレードと、それぞれ上下位置において放射状に突出するように設定されることを特徴とする
【0016】
本発明の請求項7に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記定量室の第2の調圧板の下方に形成された第2の定量室において、前記回転胴部の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の切出片からなる第3の掻出し部材と、前記回転胴部の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数のブレードからなる第4の掻出し部材とからなり、前記第3の掻出し部材と第4の掻出し部材とを上下2段に構成配置した回転掻出し手段を備えたことを特徴とする
【0017】
本発明の請求項8に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記回転掻出し手段における第3の掻出し部材の複数の切出片と第2の掻出し部材の複数のブレードと、それぞれ上下位置において放射状に突出するように設定されることを特徴とする
【0018】
本発明の請求項9に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記第1の調圧板および第2の調圧板、それぞれ回転掻出し部材の回転方向に対する被覆開始端縁部を回転胴部の外周部に対する接線方向と一致するように設定されることを特徴とする
【0019】
本発明の請求項10に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記貯留室の円錐回転体と前記定量室の回転胴部と、一体的に結合され、前記回転胴部の上端部は、前記貯留室の底部と前記定量室とを仕切る第1の調圧板より上方の前記貯留室内に位置するよう設定されることを特徴とする
【0020】
本発明の請求項11に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記第2の調圧板の上部に、複合廃棄物を第2の定量室へ強制的に落下させるためのガイドを設けたことを特徴とする
【0021】
本発明の請求項12に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記第1の調圧板および/または第2の調圧板のそれぞれ被覆開始端縁部に対し、複合廃棄物の流動化を促進するためのエア供給手段を設けたことを特徴とする
【0022】
本発明の請求項13に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記貯留室の円筒状内周面に突出配置した回止め部材に対し、複合廃棄物の流動化を促進するためのエア供給手段を設けたことを特徴とする
【0023】
本発明の請求項14に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、前記定量室の下部外周の一部に、メンテナンス作業可能な開閉部を設けたことを特徴とする
【0024】
本発明の請求項15に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置は、中心部に駆動手段により回転駆動する回転体を設けて、この回転体に対しそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる回転攪拌手段を備え、廃プラスチック等を含む複合廃棄物を貯留すると共に複合廃棄物を底部より送出するように構成した貯留室と、
前記貯留室の底部において、中心部に前記回転体と連動する回転部を設けると共に、上部に水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第1の調圧板を設け、その下方の定量室の中位部に前記第1の調圧板によって覆われた位置に対応して開口部分を有し前記定量室の水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第2の調圧板を設けて、前記第2の調圧板の上下部にそれぞれ第1の定量室と第2の定量室を形成し、前記回転部の外周にそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数の掻出し部材からなる回転掻出し手段を備え、前記貯留室より導入される複合廃棄物を定量化すると共に複合廃棄物を底部より排出するように構成した定量室と、
前記第2の定量室の底部に前記第2の調圧板によって覆われた位置に対応して複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュートの開口部を形成して、定量室より排出される複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュートと、
前記回転体および回転部を一体的に結合して回転駆動する駆動手段とを、設けたことを特徴とする。
【0026】
本発明の請求項16に記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法は、中心部に駆動手段により回転駆動する回転体を設けて、この回転体に対しそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる回転攪拌手段により、複合廃棄物を攪拌しながら貯留室から定量室へ送出する工程と、
中心部に前記回転体と連動する回転部を設けると共に、上部に水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第1の調圧板を設け、その下方の定量室の中位部に前記第1の調圧板によって覆われた位置に対応して開口部分を有し前記定量室の水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第2の調圧板を設けて、前記第2の調圧板の上下部にそれぞれ第1の定量室と第2の定量室を形成し、前記第2の定量室の底部に前記第2の調圧板によって覆われた位置に対応して複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュートの開口部を形成し、前記第1の定量室において、前記回転部の外周にそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる第1の掻出し部材と、前記回転部の外周にそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数のブレードからなる第2の掻出し部材とからなり、前記第1の掻出し部材と第2の掻出し部材とを上下2段に構成配置した回転掻出し手段により、複合廃棄物の定量化を行う工程と、
さらに前記第2の定量室において、前記回転部の外周にそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数の切出片からなる第3の掻出し部材と、前記回転部の外周にそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数のブレードからなる第4の掻出し部材とからなり、前記第3の掻出し部材と第4の掻出し部材とを上下2段に構成配置した回転掻出し手段により、複合廃棄物を定量室から供給シュートへ定量供給する工程とからなることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法およびこの方法を実施する複合廃棄物の定量供給装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0029】
図1ないし図5は、本発明に係る廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置の一実施例を示すものである。すなわち、図1ないし図5において、本実施例における定量供給装置は、廃プラスチック等を含む複合廃棄物を貯留すると共に複合廃棄物を底部より送出する貯留室10と、前記貯留室10の底部に配置されて貯留室10より導入される複合廃棄物を定量化すると共に複合廃棄物を底部より排出する定量室20と、前記定量室の底部に配置されて定量室より排出される複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュート40とを設けた基本構成からなる。
【0030】
そして、図4および図5に示すように、前記貯留室10は、円筒状に構成され、複合廃棄物を底部より送出する回転攪拌手段12を備える。また、前記定量室20は、前記貯留室10の底部に対応して円筒状に構成され、複合廃棄物を定量化して底部より排出する回転掻出し手段22を備える。さらに、前記回転攪拌手段12および回転掻出し手段22を回転駆動する駆動手段42が設けられる。
【0031】
しかるに、前記貯留室10における回転攪拌手段12は、底部中心に前記駆動手段42と結合される円錐状に形成した回転体14が配置され、この回転体14の先端部より上方に延在する支持軸15にそれぞれ放射状に等角度(図示例では120°)でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材16a、16b、16cからなる第1の攪拌体16が設けられる〔図6の(a)、(b)参照〕。また、前記回転体14の外周面にそれぞれ放射状に等角度(図示例では120°)でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材18a、18b、18cからなる第2の攪拌体18が設けられる〔図7の(a)、(b)参照〕。
【0032】
なお、図示例においては、前記棒材16a、16b、16c、18a、18b、18cを、丸棒で構成した場合を示したが、多角形状の棒材を使用することも可能である。また、前記回転体14については、円錐状に限定されることなく、円筒状とすることも可能である。
【0033】
前記回転攪拌手段12における第1の攪拌体16の複数の棒材16a、16b、16cと、第2の攪拌体18の複数の棒材18a、18b、18cとは、それぞれ上下において放射状に突出するように設定する(図5参照)。この場合、上下において放射状に突出する前記第1の攪拌体16および第2の攪拌体18のそれぞれ複数の棒材16a、16b、16cと18a、18b、18cとは、それぞれ円周方向の角度位置が一致しないよう(図示例では60°ずらしている)に設定すれば好適である(図5参照)。
【0034】
また、前記貯留室10の円筒状内周面に、前記回転攪拌手段12の第1の攪拌体16および第2の攪拌体18と対応して、それぞれ所要間隔離間して同一平面内または段差を有して突出する複数からなる第1の回止め部材19Aおよび第2の回止め部材19Bを配置することにより(図4および図5参照)、貯留室10内において複合廃棄物が回転攪拌手段12と一体的に回転して回転攪拌機能が阻害されるのを有効に防止することができる。なお、前記第1の回止め部材19Aおよび第2の回止め部材19Bの形状については、図示例に限定されることなく種々の形状からなるものを適用することができるばかりでなく、前記第1の回止め部材19Aおよび第2の回止め部材19Bは、いずれか一方のみを設けた構成とすることも可能である。
【0035】
このように構成された貯留室10においては、順次投入される不定形の複合廃棄物に対し、回転攪拌手段12の回転駆動により、それぞれ第1の攪拌体16および第2の攪拌体18に絡み着くことなく、下方に位置する定量室20へ円滑に送給することができる。なお、特に前記回転攪拌手段12における第2の攪拌体18を構成する各棒材の回転体14に対する取付け基部には、それぞれ回転方向後方位置に補強用リブ17を設けることにより、回転攪拌手段12としての強度を十分に高めることができる〔図7の(a)参照〕。
【0036】
一方、前記貯留室10の底部と前記定量室20との接続部には、前記定量室20の水平面に対し1/4〜3/4円状(図示例ではほぼ1/2円状=180°)に亘って被覆する第1の調圧板30を設ける〔図8の(a)、(b)参照〕と共に、その下方の定量室20の中位部に、前記第1の調圧板30によって覆われた位置に対応して開口部分32aを有し前記定量室20の水平面に対しほぼ1/4〜3/4円状(図示例ではほぼ3/4円状=270°)に亘って被覆する第2の調圧板32を配設して〔図12の(a)、(b)、(c)、(d)参照〕、前記第2の調圧板32の上下部にそれぞれ第1の定量室20Aと第2の定量室20Bとを形成する。そして、前記定量室20の第2の定量室20Bの底部に第2の調圧板32によって覆われた位置に対応して複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュート40に連通する開口部34aを形成した底板34を配設する〔図5、図9、図11参照〕。
【0037】
しかるに、前記定量室20には、内部中心に前記駆動手段42と結合される回転胴部24が配置され、前記第1の定量室20Aに対応し、回転掻出し手段22として、回転胴部24の外周面にそれぞれ放射状に等角度(図示例では90°)でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材26a、26b、26c、26dからなる第1の掻出し部材26が設けられる〔図9、図10の(a)、(b)参照〕。また、前記回転胴部24の外周面にそれぞれ放射状に等角度(図示例では90°)でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数のブレード28a、28b、28c、28dからなる第2の掻出し部材28が設けられる〔図9、図10の(a)、(c)参照〕。なお、図示例においては、前記棒材26a、26b、26c、26dを、丸棒で構成した場合を示したが、多角形状の棒材を使用することも可能である。
【0038】
前記回転掻出し手段22における第1の掻出し部材26の複数の棒材26a、26b、26c、26dと、第2の掻出し部材28の複数のブレード28a、28b、28c、28dとは、それぞれ上下において放射状に突出するように設定する〔図8の(a)参照〕。この場合、上下において放射状に突出する前記第1の掻出し部材26および第2の掻出し部材28のそれぞれ複数の棒材26a、26b、26c、26dと複数のブレード28a、28b、28c、28dとは、それぞれ円周方向の角度位置が一致しないよう(図示例では45°ずらしている)に設定すれば好適である〔図8の(a)参照〕。なお、前記回転掻出し手段22における第1の掻出し部材26および第2の掻出し部材28を構成する各棒材およびブレードの回転胴部24に対する取付け基部には、それぞれ回転方向後方位置に補強用リブ25、27を設けることにより、回転掻出し手段22としての強度を十分に高めることができる〔図8の(a)参照〕。
【0039】
一方、前記第2の定量室20Bに対応し、回転掻出し手段22として、回転胴部24の外周面にそれぞれ放射状に等角度(図示例では45°)でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の切出片36a、36b、36c、36d、36e、36f、36g、36hからなる第3の掻出し部材36が設けられる〔図11、図13参照〕。また、前記回転胴部24の外周面にそれぞれ放射状に等角度(図示例では45°)でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数のブレード38a、38b、38c、38d、38e、38f、38g、38hからなる第4の掻出し部材28が設けられる〔図11、図13参照〕。
【0040】
前記回転掻出し手段22における第3の掻出し部材36の複数の切出片36a、36b、36c、36d、36e、36f、36g、36hと、第4の掻出し部材38の複数のブレード38a、38b、38c、38d、38e、38f、38g、38hとは、それぞれ上下において放射状に突出するように設定する〔図13参照〕。この場合、上下において放射状に突出する前記第3の掻出し部材36および第4の掻出し部材38のそれぞれ複数の切出片36a、36b、36c、36d、36e、36f、36g、36hと複数のブレード38a、38b、38c、38d、38e、38f、38g、38hとは、それぞれ円周方向の角度位置が一致しないよう(図示例では22.5°ずらしている)に設定すれば好適である〔図13参照〕。なお、前記回転掻出し手段22における第3の掻出し部材36および第4の掻出し部材38を構成する切出片およびブレードの回転胴部24に対する取付け基部に、それぞれ回転方向後方位置に前記と同様にして適宜補強用リブを設けることにより、回転掻出し手段22としての強度を十分に高めることができる。
【0041】
このように構成された定量室20においては、第1の調圧板30と第2の調圧板30との間に形成された第1の定量室20Aで、回転掻出し手段22の第1の掻出し部材26および第2の掻出し部材28によって、上部の貯留室10から導入される不定形の複合廃棄物が絡み着くことなく、混合攪拌を促進すると共に、第2の定量室20Bへの送給を安定かつ円滑に行うと共に、第2の定量室20Bでは、回転掻出し手段22の第3の掻出し部材36および第4の掻出し部材38によって、不定形の複合廃棄物を供給シュート40に対し安定かつ円滑に定量送給することができる。なお、前記第4の掻出し部材38の下方において、第2の定量室20Bの底部となる回転胴部24の下端部には、その間隙部への複合廃棄物の侵入を防止するために、適宜掻出し羽根39(図4参照)を設ければ好適である。
【0042】
また、前記第1の調圧板30および第2の調圧板32は、それぞれ回転掻出し部材22の回転方向に対する被覆開始端縁部30a、32aを、回転胴部24の外周部に対する接線方向と一致するように設定する〔図5、図9参照〕。この場合、前記被覆開始端縁部30a、32aの端面形状は、それぞれ湾曲状に形成することにより、複合廃棄物の移動ないし送給を円滑に行うことができる〔図8の(a)、(b)および図12の(a)、(b)参照〕。
【0043】
さらに、前記第1の調圧板30および第2の調圧板32のそれぞれ回転掻出し部材22の回転方向に対する被覆終端縁部30b、32bは、回転胴部24に対しその半径方向と一致するようにそれぞれ設定することができる〔図8の(a)および図12の(a)参照〕。なお、前記第2の調圧板32のその他の端縁部32c、32dにおける端面形状は、それぞれ図12の(c)、(d)に示すように構成される。
【0044】
本実施例の定量供給装置において、前記貯留室10の円錐回転体14と前記定量室20の回転胴部24とは、一体的に結合され、前記回転胴部24の上端部は、前記貯留室10の底部と前記定量室20とを仕切る第1の調圧板30より若干上方の前記貯留室10内に位置するよう設定すれば、貯留室10から定量室20への複合廃棄物の送給を円滑に行うのに好適である(図4参照)。
【0045】
また、前記第1の調圧板30を配置した前記貯留室10と前記定量室20との接続部において、前記貯留室10の内径より前記定量室20の内径を縮小して、複合廃棄物の定量室20内に対する過重圧を分散するための段部13を設けることにより、貯留室10に投入された複合廃棄物の重量圧の一部を前記段部13において受け、定量室20への圧密を解消して複合廃棄物の送給を円滑に達成するのに好適である(図4参照)。なお、前記段部13に代えて、貯留室10の内壁面から定量室20の内壁面に指向して傾斜する傾斜部を設けても、同様の作用および効果を得ることができる。
【0046】
さらに、前記定量室20における第2の調圧板32の上面部には、回転掻出し部手段22の外周部に対応して、第1の定量室20Aに残留する複合廃棄物を第2の定量室20Bへ強制的に落下させるためのガイド35を設けることにより、複合廃棄物の給を円滑に達成することができる(図5、図9参照)。また、前記第2の調圧板32の下面部には、回転掻出し部手段22の第3の掻出し部材36に対応してそれぞれ切出片36a〜36hと交差接触するように掻落し弾性片37を設けることにより、第2の定量室20Bから供給シュート40への複合廃棄物の掻落し送給を円滑に達成することができる(図4、図11参照)。
【0047】
なお、本実施例の定量供給装置においては、例えば前記第1の調圧板30および/または第2の調圧板32のそれぞれ被覆開始端縁部30a、32aに対し、複合廃棄物の流動化を促進するためのエア供給手段50を設けることにより、複合廃棄物の送給をより円滑に達成することができる(図5、図8の(a)、(b)、図12の(a)、(b)参照)。
【0048】
また、前記貯留室10の円筒状内周面に突出配置した第1の回止め部材19Aおよび第2の回止め部材19Bに対し、複合廃棄物の流動化を促進するためのエア供給手段51Aおよび51Bをそれぞれ設けることによっても、前記と同様に複合廃棄物の送給をより円滑に達成することができる(図5参照)。
【0049】
さらに、前記貯留室10の外周の一部や、前記定量室20の外周の一部に、それぞれ監視窓部44を適宜設けることができる。そして、前記定量室20の下部外周の一部には、メンテナンス作業可能な開閉部46を設けて、複合廃棄物を流動化させるためのメンテナンス作業を簡便に行うよう構成すれば好適である。なお、図1ないし図3において、参照符号48は、前記貯留室10の頂部と前記定量室20の底部とを相互に連通する均圧管を示す。
【0050】
以上、本発明の好適な実施例についてそれぞれ説明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、例えば貯留室10の回転体14や定量室20の回転胴部24の形状、また回転攪拌手段および回転掻出し手段の各構成部材の形状、寸法、設置位置および使用個数等については、それぞれ必要に応じて任意の形状および構成とすると共に、使用個数の増減等について適宜変更することが可能であり、その他本発明の精神を逸脱しない範囲内において、多くの設計変更を行うことができる。
【0051】
【発明の効果】
前述した実施例から明らかな通り、本発明に係る廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法および装置によれば、廃プラスチック等を含む複合廃棄物を貯留すると共に複合廃棄物を底部より送出する回転攪拌手段を備えた貯留室と、前記貯留室の底部に配置され貯留室より導入される複合廃棄物を定量化すると共に複合廃棄物を底部より排出する回転掻出し手段を備えた定量室と、前記定量室の底部に配置され定量室より排出される複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュートと、前記回転攪拌手段および回転掻出し手段を回転駆動する駆動手段とを設けた構成とすることにより、不定形に破砕処理された廃プラスチック等を含む複合廃棄物を、常に安定かつ円滑に定量供給することができ、例えば連続運転する燃焼炉の安全性および燃焼の効率化を容易に達成することができる。
【0052】
また、請求項2ないし4に記載の定量供給装置によれば、貯留室から定量室への複合廃棄物の送給を円滑に達成することができる。一方、請求項5ないし11に記載の定量供給装置によれば、定量室における複合廃棄物の定量化と供給シュートへの安定かつ円滑な定量送給を容易に達成することができる。そして、請求項12ないし15に記載の定量供給装置によれば、貯留室および定量室における複合廃棄物の安定かつ円滑な定量送給のための流動化を促進させることができる等の利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法を実施する装置の一実施例を示す概略正面図である。
【図2】図1に示す複合廃棄物の定量供給装置の概略左側面図である。
【図3】図1に示す複合廃棄物の定量供給装置の概略平面図である。
【図4】図1に示す複合廃棄物の定量供給装置の要部縦断面図である。
【図5】図4に示す複合廃棄物の定量供給装置の貯留部内の概略平面図である。
【図6】(a)は図5に示す回転攪拌手段の第1の攪拌体の概略平面図、(b)は(a)に示す第1の攪拌体の取付け状態を示す要部縦断面正面図である。
【図7】(a)は図5に示す回転攪拌手段の第2の攪拌体の概略平面図、(b)は(a)に示す第2の攪拌体の取付け状態を示す要部縦断面正面図である。
【図8】(a)は図5に示す第1の調圧板の概略平面図、(b)は(a)のB−B線要部断面図である。
【図9】図4のIX−IX線断面図である。
【図10】(a)は図9に示す回転掻出し手段の第1の掻出し部材および第2の掻出し部材の概略平面図、(b)は(a)のB−B線要部縦断面正面図、(c)は(a)のC−C線要部縦断面正面図である。
【図11】図4のXI−XI線断面図である。
【図12】(a)は図11に示す第2の調圧板の概略平面図、(b)は(a)のB−B線要部断面図、(c)は(a)のC−C線要部断面図、(d)は(a)のD−D線要部断面図である。
【図13】図4のXIII−XIII線断面図であって回転掻出し手段の第3の掻出し部材および第4の掻出し部材の概略平面図である。
【図14】図13に示す底板の概略平面図である。
【符号の説明】
10 貯留室
12 回転攪拌手段
13 段部
14 回転体
15 支持軸
16 第1の攪拌体
16a、16b、16c 棒材
17 補強用リブ
18 第2の攪拌体
18a、18b、18c 棒材
19A 第1の回止め部材
19B 第2の回止め部材
20 定量室
20A 第1の定量室
20B 第2の定量室
22 回転掻出し手段
24 回転胴部
24a 外周部
25 補強用リブ
26 第1の掻出し部材
26a、26b、26c、26d 棒材
27 補強用リブ
28 第2の掻出し部材
28a、28b、28c、28d ブレード
30 第1の調圧板
30a 被覆開始端縁部
30b 終端縁部
32 第2の調圧板
32a 被覆開始端縁部
32b 終端縁部
32c、32d 端縁部
34 底板
34a 開口部
35 ガイド
36 第3の掻出し部材
36a〜36h 切出片
37 掻落し弾性片
38 第4の掻出し部材
38a〜38h ブレード
39 掻出し羽根
40 供給シュート
42 駆動手段
44 監視窓部
46 開閉部
48 均圧管
50 エア供給手段
51A エア供給手段
51B エア供給手段

Claims (16)

  1. 廃プラスチック等を含む複合廃棄物を貯留すると共に複合廃棄物を底部より送出する回転攪拌手段を備えた貯留室と、前記貯留室の底部に配置され貯留室より導入される複合廃棄物を定量化すると共に複合廃棄物を底部より排出する回転掻出し手段を備えた定量室と、前記定量室の底部に配置され定量室より排出される複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュートと、前記回転攪拌手段および回転掻出し手段を回転駆動する駆動手段とを設けてなり
    前記貯留室は、円筒状に構成され、底部中心に前記駆動手段と結合される円筒状ないし円錐状の回転体を配置し、この回転体の先端部より上方に延在する支持軸にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる第1の攪拌体と、前記回転体の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる第2の攪拌体とからなる、回転攪拌手段を備えたことを特徴とする廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  2. 前記回転攪拌手段における第1の攪拌体の複数の棒材と、第2の攪拌体の複数の棒材とは、それぞれ多角形状ないし丸棒状からなり、上下位置において放射状に突出することを特徴とする請求項1記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  3. 前記貯留室の円筒状内周面に、前記回転攪拌手段の第1の攪拌体および/または第2の攪拌体と対応してそれぞれ所要間隔離間して同一平面内または段差を有して突出する複数の回止め部材を配置することを特徴とする請求項1または2記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  4. 前記定量室は、前記貯留室の底部に対応して円筒状に構成され、内部中心に前記駆動手段と結合される回転胴部を配置し、この回転胴部の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の掻出し部材からなる回転掻出し手段を設け、前記貯留室の底部と前記定量室との接続部に、前記定量室の水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第1の調圧板を設けると共に、その下方中位部に前記第1の調圧板によって覆われた位置に対応して開口部分を有し前記定量室の水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第2の調圧板を設けて、前記第2の調圧板の上下部にそれぞれ第1の定量室と第2の定量室を形成し、前記第2の定量室の底部に前記第2の調圧板によって覆われた位置に対応して複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュートの開口部を形成した底板を設けることを特徴とする請求項1記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  5. 前記定量室の第1の調圧板と第2の調圧板との間に形成された第1の定量室において、前記回転胴部の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる第1の掻出し部材と、前記回転胴部の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数のブレードからなる第2の掻出し部材とからなり、前記第1の掻出し部材と第2の掻出し部材とを上下2段に構成配置した回転掻出し手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  6. 前記回転掻出し手段における第1の掻出し部材の複数の棒材は多角形状ないし丸棒状からなり、これら複数の棒材と第2の掻出し部材の複数のブレードとは、それぞれ上下位置において放射状に突出することを特徴とする請求項5記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  7. 前記定量室の第2の調圧板の下方に形成された第2の定量室において、前記回転胴部の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数の切出片からなる第3の掻出し部材と、前記回転胴部の外周面にそれぞれ放射状に等角度でかつ同一平面内または段差を有して突出する複数のブレードからなる第4の掻出し部材とからなり、前記第3の掻出し部材と第4の掻出し部材とを上下2段に構成配置した回転掻出し手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  8. 前記回転掻出し手段における第3の掻出し部材の複数の切出片と第2の掻出し部材の複数のブレードとは、それぞれ上下位置において放射状に突出することを特徴とする請求項7記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  9. 前記第1の調圧板および第2の調圧板は、それぞれ回転掻出し部材の回転方向に対する被覆開始端縁部を回転胴部の外周部に対する接線方向と一致するように設定したことを特徴とする請求項4、5または7記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  10. 前記貯留室の円錐回転体と前記定量室の回転胴部とは、一体的に結合され、前記回転胴部の上端部は、前記貯留室の底部と前記定量室とを仕切る第1の調圧板より上方の前記貯留室内に位置するよう設定したことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  11. 前記第2の調圧板の上部に、複合廃棄物を第2の定量室へ強制的に落下させるためのガイドを設けたことを特徴とする請求項4ないし10のいずれかに記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  12. 前記第1の調圧板および/または第2の調圧板のそれぞれ被覆開始端縁部に対し、複合廃棄物の流動化を促進するためのエア供給手段を設けたことを特徴とする請求項4ないし11のいずれかに記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  13. 前記貯留室の円筒状内周面に突出配置した回止め部材に対し、複合廃棄物の流動化を促進するためのエア供給手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  14. 前記定量室の下部外周の一部に、メンテナンス作業可能な開閉部を設けたことを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  15. 中心部に駆動手段により回転駆動する回転体を設けて、この回転体に対しそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる回転攪拌手段を備え、廃プラスチック等を含む複合廃棄物を貯留すると共に複合廃棄物を底部より送出するように構成した貯留室と、
    前記貯留室の底部において、中心部に前記回転体と連動する回転部を設けると共に、上部に水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第1の調圧板を設け、その下方の定量室の中位部に前記第1の調圧板によって覆われた位置に対応して開口部分を有し前記定量室の水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第2の調圧板を設けて、前記第2の調圧板の上下部にそれぞれ第1の定量室と第2の定量室を形成し、前記回転部の外周にそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数の掻出し部材からなる回転掻出し手段を備え、前記貯留室より導入される複合廃棄物を定量化すると共に複合廃棄物を底部より排出するように構成した定量室と、
    前記第2の定量室の底部に前記第2の調圧板によって覆われた位置に対応して複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュートの開口部を形成して、定量室より排出される複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュートと、
    前記回転体および回転部を一体的に結合して回転駆動する駆動手段とを、設けたことを特徴とする廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給装置。
  16. 中心部に駆動手段により回転駆動する回転体を設けて、この回転体に対しそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる回転攪拌手段により、複合廃棄物を攪拌しながら貯留室から定量室へ送出する工程と、
    中心部に前記回転体と連動する回転部を設けると共に、上部に水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第1の調圧板を設け、その下方の定量室の中位部に前記第1の調圧板によって覆われた位置に対応して開口部分を有し前記定量室の水平面に対し1/4〜3/4円状に亘って被覆する第2の調圧板を設けて、前記第2の調圧板の上下部にそれぞれ第1の定量室と第2の定量室を形成し、前記第2の定量室の底部に前記第2の調圧板によって覆われた位置に対応して複合廃棄物を下方へ案内供給する供給シュートの開口部を形成し、前記第1の定量室において、前記回転部の外周にそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数の棒材からなる第1の掻出し部材と、前記回転部の外周にそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数のブレードからなる第2の掻出し部材とからなり、前記第1の掻出し部材と第2の掻出し部材とを上下2段に構成配置した回転掻出し手段により、複合廃棄物の定量化を行う工程と、
    さらに前記第2の定量室において、前記回転部の外周にそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数の切出片からなる第3の掻出し部材と、前記回転部の外周にそれぞれ放射状に同一平面内または段差を有して突出する複数のブレードからなる第4の掻出し部材とからなり、前記第3の掻出し部材と第4の掻出し部材とを上下2段に構成配置した回転掻出し手段により、複合廃棄物を定量室から供給シュートへ定量供給する工程とからなることを特徴とする廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法。
JP2002030588A 2002-02-07 2002-02-07 廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法および定量供給装置 Expired - Lifetime JP4174218B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002030588A JP4174218B2 (ja) 2002-02-07 2002-02-07 廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法および定量供給装置
CNB031043526A CN1330903C (zh) 2002-02-07 2003-02-08 含废塑料的复合废弃物的定量供给方法及定量供给装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002030588A JP4174218B2 (ja) 2002-02-07 2002-02-07 廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法および定量供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003230825A JP2003230825A (ja) 2003-08-19
JP4174218B2 true JP4174218B2 (ja) 2008-10-29

Family

ID=27774289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002030588A Expired - Lifetime JP4174218B2 (ja) 2002-02-07 2002-02-07 廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法および定量供給装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4174218B2 (ja)
CN (1) CN1330903C (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104528410B (zh) * 2014-12-31 2017-09-22 国投新疆罗布泊钾盐有限责任公司 圆盘加料机
CN105197596A (zh) * 2015-10-14 2015-12-30 厦门理工学院 一种变频等额输粉装置及其方法
CN106629128A (zh) * 2016-08-31 2017-05-10 林张 一种定量给料机
CN111174217B (zh) * 2020-01-11 2021-09-07 中国人民解放军北部战区总医院 一种医疗垃圾免污染燃烧处理装置
CN112094144B (zh) * 2020-08-31 2022-10-11 内蒙古博隆生态科技有限公司 一种用于农业废弃物变废为宝的综合利用装置
CN114588842B (zh) * 2022-03-01 2022-11-04 广东智子智能技术有限公司 一种固体物料添加反应釜
CN115010339B (zh) * 2022-06-16 2023-09-12 广东福利龙复合肥有限公司 一种污泥处理系统及污泥处理方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2176200Y (zh) * 1993-11-08 1994-09-07 台湾牧原股份有限公司 腐败性废弃物处理装置
JP3691194B2 (ja) * 1997-01-31 2005-08-31 三洋電機株式会社 有機物処理装置
CN2321549Y (zh) * 1997-12-17 1999-06-02 严亨远 垃圾分离筛
JP2000191143A (ja) * 1998-12-25 2000-07-11 Funken Pautekkusu:Kk 粉粒体定量供給システム、そのシステムの駆動装置、そのシステムの定量供給機構装置、およびそのシステムの使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1330903C (zh) 2007-08-08
JP2003230825A (ja) 2003-08-19
CN1439843A (zh) 2003-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4174218B2 (ja) 廃プラスチック等を含む複合廃棄物の定量供給方法および定量供給装置
CN208070868U (zh) 水泥仓的送料结构
CN212189438U (zh) 圆筒旋转式破碎筛分装置
CN206823588U (zh) 一种炸药加料混合系统
CN112354396B (zh) 一种颜料生产用混合装置
CN201036741Y (zh) 加料器
CN219949848U (zh) 一种高效定量粉料投料器
CN212189437U (zh) 圆筒搅拌式破碎筛分装置
CN209971084U (zh) 一种炉渣免烧砖制备设备
US7055769B2 (en) Collider
CN104302404B (zh) 废料、特别是生活垃圾的处理方法,和用于实施该方法的设备
CN206642847U (zh) 一种便于原辅料混合和更换刀头的粉粹机
CN212528208U (zh) 一种新型轻质墙板搅拌站
CN211274937U (zh) 一种废弃建筑构筑物的粉碎分选设备
CN211659766U (zh) 一种农药中间体加工用混合装置
CN210410540U (zh) 一种卧式抛光粉搅拌机
CN209901161U (zh) 一种防止颗粒分层装置
JP4413271B1 (ja) 浮游拡散型乾燥装置
CN217120145U (zh) 一种静电喷涂涂料生产配料机构
CN221601843U (zh) 粉末涂料生产配料装置
CN219441470U (zh) 一种耐火材料混料机
CN203108453U (zh) 一种竹木粉搅拌设备的外壳体以及搅拌设备
CN203108452U (zh) 一种竹木粉搅拌设备
CN214973661U (zh) 一种固废杂盐处理搅拌装置
CN218924544U (zh) 一种石灰石预均化设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4174218

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term