JP4173522B2 - 光配線盤 - Google Patents
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Description
成端ユニットの光モジュールは、光配線盤の前後方向片側(前面側)から成端ユニットに挿脱できる。成端ユニットから光モジュールを引き出せる側が前面側である。また、成端ユニットにおいては、該成端ユニットに収納された各光モジュールの前面側の端部に取り付けられている光コネクタが、複数配列される。光モジュールの内部には、前記光コネクタに接続された光ファイバ(モジュール側光ファイバ)が収納されている。このモジュール側光ファイバは、光配線盤前面側から前記光コネクタに接続される別の光ファイバとコネクタ接続可能になっている。この光配線盤では、光モジュールの光コネクタに接続可能な光コネクタが先端に取り付けられている光ファイバ(切替用光ファイバ)を引き込み、この切替用光ファイバの先端の光コネクタを光モジュールの光コネクタに接続することで、切替用光ファイバとモジュール側光ファイバとを接続できる。切替用光ファイバ先端の光コネクタは、光モジュールの光コネクタに対して着脱可能であり、成端ユニットに複数配列された光コネクタ(光モジュールの光コネクタ)に対する切替用光ファイバの接続を切り替えることで、切替用光ファイバとモジュール側光ファイバとの切替接続が実現される。
この種の光配線盤(前記光モジュールを収納した成端ユニットを具備する構成の光配線盤)にあっては、該光配線盤に導入した光ファイバ(導入光ファイバ)を、モジュール側光ファイバに融着接続する(モジュール側光ファイバにおける、光モジュールの光コネクタとは反対側の端部に融着接続する)ことで、導入光ファイバを、光モジュールの光コネクタによって切替用光ファイバに対してコネクタ接続可能とすることができる。モジュール側光ファイバは、融着用光ファイバとして機能する。この場合、モジュール側光ファイバと導入光ファイバとの融着接続部を、融着接続した両光ファイバの余長とともに、光モジュール内に収納することが広く行われている。
また、光モジュールの、成端ユニットからの取り出し、再収納の際には、成端ユニットの前面側に配線されている既設の切替用光ファイバに不用意に触れて曲げを与えてしまう、といった不都合を回避するために、注意を払いつつ作業を行う必要がある。
第1の発明では、光コネクタが設けられたコネクタモジュールを上部に、光ファイバ同士の融着接続部の収納用の融着トレーを下部に配置した構成の成端ユニットが上下多段に設けられ、前記成端ユニットの前記コネクタモジュールは、前面側に前記光コネクタが複数配列設置され、背面側から、前記光コネクタによってコネクタ接続可能に成端された光ファイバが延出されていて、該光ファイバの前記コネクタモジュールから延出された端部が前記融着トレー内に引き込まれて収納され、前記融着トレーは、前記コネクタモジュールから引き込まれた光ファイバである接続用光ファイバと、該融着トレーに別途引き込んで前記接続用光ファイバと接続する光ファイバである導入光ファイバとの融着接続部を収納可能であり、前記融着トレーは、前記コネクタモジュールから引き込まれた前記接続用光ファイバの内の、前記導入光ファイバと接続していない保留光ファイバを収納する未接続ファイバ収納空間と、融着接続によって互いに接続された接続用光ファイバ及び導入光ファイバを収納する現用ファイバ収納空間と、前記融着接続部を保持する融着部ホルダとを具備し、前記未接続ファイバ収納空間と前記現用ファイバ収納空間とは、前記融着トレーの底板上の互いに異なる位置に確保され、前記融着トレーには、コネクタモジュールから導入される接続用光ファイバ用のファイバガイドが取り付けられ、前記未接続ファイバ収納空間と前記現用ファイバ収納空間とが、前記ファイバガイドによって区分けされ、前記ファイバガイドは細長形状に形成されており、前記未接続ファイバ収納空間と前記現用ファイバ収納空間とが、前記ファイバガイド取付部に取り付けて前記融着トレーの底板上に成端ユニット前後方向に延在するように設けられた前記ファイバガイドによって区分けされることを特徴とする光配線盤を提供する。
第2の発明では、成端ユニットの融着トレーは、コネクタモジュールの下に複数積層して設けられ、それぞれ、成端ユニット前面側に引き出し可能になっていることを特徴とする第1の発明の光配線盤を提供する。
第3の発明では、融着トレーには、前記ファイバガイドが着脱可能に取り付けられるファイバガイド取付部と、融着部ホルダが着脱可能に取り付けられる融着部ホルダ取付部とが、それぞれ、左右方向に離隔した2カ所に設けられ、前記ファイバガイド及び前記融着部ホルダの左右移設が可能であることを特徴とする第1または第2の発明の光配線盤を提供する。
第4の発明では、前記接続用光ファイバは、多心テープファイバ部と、この多心テープファイバ部の片端を複数に分岐した分岐ファイバ部とを具備し、各分岐ファイバ部の先端が前記光コネクタによってコネクタ接続可能とされており、前記接続用光ファイバの多心テープファイバ部に、前記導入光ファイバである多心光ファイバテープ心線が融着接続されることを特徴とする第1〜3のいずれかの発明の光配線盤を提供する。
本発明に係る光配線盤の成端ユニットは、コネクタモジュール下の融着トレーに接続用光ファイバを引き込んである構造であり、融着トレーに引き込んである接続用光ファイバに導入光ファイバを融着接続すれば良いので、融着トレーからの接続用光ファイバの取り出し、融着トレーへの融着接続部の収納等の作業の際に、コネクタモジュールには触れる必要が無い。このため、接続用光ファイバに対する導入光ファイバの融着接続、融着接続部の収納を、非常に簡単に行え、作業効率を向上できる。
また、本発明に係る光配線盤は、上記成端ユニットが上下多段に積層された構造であるため、対応心数、融着接続部の収納数は複数の成端ユニットに分散される。各成端ユニットの融着トレーにおける融着接続部の収納数は、例えば、配線盤内に設けたひとつの融着トレーに該光配線盤の対応心数全心の融着接続部を一括収納する場合に比べて少なくて済む。このため、本発明に係る光配線盤では、回線対照性も容易に確保できる。
図1は本発明に係る光配線盤1を示す正面図、図2は図1の光配線盤1の成端ユニット3を示す正面図、図3は前記成端ユニット3を示す側面図、図4は光配線盤1の平断面図であり、光配線盤1及び成端ユニット3の構造を示す図、図5は図4の成端ユニット3の融着トレー収納部36の構造を示す平面図である。
なお、図1〜図3において上側を「上」、下側を「下」として説明する。図3における左側、図4、図5における下側を「前」、図3における右側、図4、図5における上側を「後」として説明する。図1、図2においては、紙面手前側が「前」、紙面奥側が「後」である。また、図1、図2においては、左側を「左」、右側を「右」として説明する。
また、光配線盤1について、前側を「前面側」、後側を「背面側」として説明する。
また、光配線盤1の左右方向(図1、図2における左右方向)については、「横方向」と称して説明する場合がある。
ラック2は、底板部21と、左右の側壁22a、22bと、天井部23とからなる四角枠状のフレーム部24を具備する。フレーム部24の背面側には背面板25が固定されている。背面板25は、フレーム部24の背面側を塞ぐように設けられている。フレーム部24の前面側は開閉扉(図示略)によって開閉される。
前記成端ユニット3は、前記背面板25に取り付けて、フレーム部24の内側空間26(以下、ラック2の内側空間とも言う)に上下多段に設けられている。また、成端ユニット3を上下多段に設置してなるユニット積層部3Aと、ラック2の左右両側の側壁22a、22bとの間には、それぞれ、光ファイバの配線用の配線用空間27a、27bが確保されている。配線用空間27a、27bは、ユニット積層部3Aを介して両側にある。なお、区別のため、2つの配線用空間27a、27bの内、図1においてユニット積層部3Aを介して左側の配線用空間27aを第1配線用空間、右側の配線用空間27bを第2配線用空間と称して説明する場合がある。
図3等に示すように、図示例の光配線盤1の成端ユニット3は、前面側のコネクタパネル33bに実装された光コネクタアダプタ311に、片端に光コネクタ324(光コネクタプラグ)が取り付けられている光ファイバ32(以下、接続用光ファイバとも言う)の前記光コネクタ324を、背面側から接続した構造になっている。
ここで、前記光コネクタ31は、光コネクタ324を光コネクタアダプタ311に接続したものである。
接続用光ファイバ32の前記光コネクタ324とは反対側の端部に、光ファイバケーブル4の光ファイバ41が融着接続されることで、光ファイバ41が、光コネクタ31によって、別の光ファイバ(例えば、後述のジャンパ用光ファイバ、装置側光ファイバ)とコネクタ接続可能となる。
図1、図4において、符号29aはファイバガイド、符号29bはファイバ保持部品である。ファイバ保持部品29b及びファイバガイド29aは第2配線用空間27bに設けられており、第2配線用空間27b内での光ファイバ41の引き回しに利用される。ファイバ保持部品29bは、内側に光ファイバ41が通されるC形に形成された部材であり、ラック2の背面板25の上下方向の複数箇所に取り付けられている。ファイバガイド29aは、ラック2の側壁22bの上下方向複数箇所に取り付けられている。光ファイバケーブル4の端末から延出された光ファイバ41は、ファイバガイド29a上に引っ掛けて、先端を、ファイバガイド29aよりも下側に位置する成端ユニット3に引き込む。但し、光ファイバ41は、ファイバガイド29aに引っ掛けた部分から先端側をファイバ保持部品29bに通す。ファイバ保持部品29bには、光ファイバケーブル4から成端ユニット3まで引き込み配線した光ファイバ41の内、該光ファイバ41の先端を引き込んだ成端ユニット3と該光ファイバ41を引っ掛けたファイバガイド29aとの間に位置する部分が通される。これにより、ファイバガイド29aと成端ユニット3との間に配線される多数本の光ファイバ41がファイバ保持部品29bによって集束され、第2配線用空間27b内には、ファイバ保持部品29bによって複数本の光ファイバ41を集束したファイバ束が、上下方向に延在するように形成される。ファイバ保持部品29bは、C字の開口部を拡張するように弾性変形させることで、開口部を介して、光ファイバ41を内外に自由に移動させることができる。ファイバ保持部品29bの開口部を拡張させる弾性変形の解除によって、開口部が狭くなる(あるいは閉じられる)と、光ファイバ41が開口部を通過できなくなり、ファイバ保持部品29bの内側に収納されている光ファイバ41のファイバ保持部品29bからの離脱が規制される、収納状態が維持される。
図3、図4に示すように、接続用光ファイバ32の片端には、成端モジュール3の光コネクタ31が取り付けられている。接続用光ファイバ32の光コネクタ31とは反対側の端部に導入光ファイバ41の先端を融着接続すると、実質的に、導入光ファイバ41の先端に光コネクタ31が設けられた状態、すなわち、光コネクタ31によってコネクタ接続可能に成端(以下、コネクタ成端とも言う)された状態となる。
なお、本明細書では、コネクタ成端済みの接続用光ファイバ32に導入光ファイバ41を融着接続して、実質的に、導入光ファイバ41の先端に光コネクタ31が設けられた状態とすることも、コネクタ成端、に含むものとして説明する。
図示例のコネクタモジュール33では、前面側に、複数のコネクタパネル33bを横並びに設置しているが、コネクタモジュール33の前面側の全ての光コネクタ31が取り付けられた1枚のコネクタパネルをコネクタモジュール33の前面側に取り付けた構成も採用可能であることは言うまでも無い。
接続用光ファイバ32は、片端が前記光コネクタ31によってコネクタ接続可能に成端されているコネクタ付き光ファイバである。図4に示すように、この接続用光ファイバ32の、前記光コネクタ31とは反対側の端部は、モジュール本体33aの底板部33cに開口されているファイバ挿通孔33dからモジュール本体33aの下側に延出されて、融着トレー収納部36に引き込まれている。
図示例の成端ユニット3の融着トレー収納部36は、一対の側板361の間に、複数の融着トレー35を上下多段に収納している。各融着トレー35は、それぞれ側板361に案内されながら、前面側への引き出し操作を個別に行える。再収納も個別に行える。
融着トレー収納部36の各融着トレー35には、接続用光ファイバ32のコネクタモジュール33から延出された部分(以下、融着用ピグテイル32aとも言う)の端部が引き込まれ、接続用光ファイバ32の余長が収納されている。融着トレー35を融着トレー収納部36から前面側に引き出すと、融着トレー35内(詳細には内部空間353内)に収納されている接続用光ファイバ32の、融着トレー35からの取り出し、再収納が可能である。
前記配線棚37は、回転によって、棚板371の上面が水平(あるいは、ほぼ水平)となる位置(以下、「通常使用位置37A」)と、棚板371上面がユニット本体38から前側へ斜め下方に傾斜した状態となる傾斜支持位置37Bとを切り換えることができる。傾斜支持位置37Bは、通常支持位置37Aよりも下方に位置する。成端ユニット3には、通常使用位置37A、傾斜支持位置37Bに、配線棚37を支持するための、配線棚支持手段を設けることが好ましい。配線棚支持手段としては、例えば、回転抵抗によって適宜、所望位置で配線棚37を停止させることができるようにしたヒンジ373(いわゆるダンパーヒンジ等)や、配線棚37の回転軌跡に出没可能なストッパ片等を採用できる。配線棚37を傾斜支持位置37Bに位置させれば、配線棚37とコネクタモジュール33との間のスペースが拡がるため、コネクタモジュール33の光コネクタ31に接続されるジャンパ用光ファイバ5や外部光ファイバ6の先端の光コネクタ(光コネクタプラグ)のコネクタモジュール33の光コネクタ31に対する着脱、配線棚37に対する光ファイバ(ジャンパ用光ファイバ5、外部光ファイバ6)の収納及び取り出しといった作業を、光配線盤1の前面側(成端ユニット3の前面側)から、楽に行えるようになり、作業性を向上できる。
前記光ファイバケーブル4の光ファイバ41は、成端ユニット3の融着トレー35に引き込まれている接続用光ファイバ32の端部と融着接続することで、接続用光ファイバ32を介して、成端ユニット3の光コネクタ31によってコネクタ接続可能となる(コネクタ成端される)。光ファイバケーブル4の光ファイバ41と接続用光ファイバ32との融着接続部34は、融着トレー35に収納する。
但し、光コネクタ31を構成する多連の光コネクタアダプタ311としては、例えば、2連や4連のもの等も採用可能であり、対応心数には特には限定は無い。また、接続用光ファイバ32としても、多心テープファイバ部321が8心のものに限定されず、例えば、多心テープファイバ部321が、2心、4心、12心等のものを採用できる。
また、例えば、8連の光コネクタアダプタ311に、4心の多心テープファイバ部321を具備する接続用光ファイバ32を2本接続する(具体的には、分岐ファイバ部322を接続する)など、ひとつの光コネクタアダプタ311に対して、複数本の接続用光ファイバ32を接続することも可能である。また、接続用光ファイバ32の複数本の分岐ファイバ部322先端の光コネクタ324を、複数の光コネクタアダプタに振り分けて接続することも可能である。
接続用光ファイバ32(詳細には分岐ファイバ部322)を、ジャンパ用光ファイバ5に対してコネクタ接続可能に成端する光コネクタ31としては、上述のように、光コネクタアダプタ311と、分岐ファイバ部322先端の光コネクタ334(光コネクタプラグ)とからなる構成のものに限定されず、例えば、接続用光ファイバ32に取り付けた光コネクタレセプタクル等も採用可能である。
ジャンパ用光ファイバ5の両端の光コネクタ52(光コネクタプラグ)としては、接続用光ファイバ32の分岐ファイバ部322先端の光コネクタ324と同じものを用いることができる。この光コネクタ52としては、光コネクタ31に対して着脱可能に接続することで、接続用光ファイバ32(詳細には分岐ファイバ部322)とジャンパ用光ファイバ5とのコネクタ接続を実現できるものであれば良く、必ずしも、接続用光ファイバ32の分岐ファイバ部322先端の光コネクタ324と同じものに限定されない。
光ファイバケーブル4の光ファイバ41は、光ファイバテープ心線である。
ここでは、接続用光ファイバ32として、光ファイバ41と心数が同じ多心テープファイバ部321を具備するものを用い、融着用ピグテイル32aの先端(接続用光ファイバ32の光コネクタ31とは反対側の端部。換言すれば、多心テープファイバ部311における、分岐部313とは反対側の端部)に光ファイバ41を融着接続することで、光ファイバ41の複数本の回線を、接続用光ファイバ32を介して、光コネクタ31によって、一括してコネクタ成端されるようにしてある。
図3に示すように、光コネクタ324によってコネクタモジュール33の光コネクタ31に接続したジャンパ用光ファイバ5は、コネクタモジュール33の前面側にて、光コネクタ31から下方に垂らすようにして、コネクタモジュール33の下部から前面側に張り出すように突設されている配線棚37上に配線される。前記配線棚37は、コネクタモジュール33に沿って横方向に延在する細長形状に形成されており、光コネクタ31に接続された多数本のジャンパ用光ファイバ5が、該配線棚37の長手方向に沿って配線される。また、配線棚37に配線されたジャンパ用光ファイバ5は、配線棚37の第1配線用空間27a側の端部から延出され、配線ステージ39上に配線される。
例えば、図12に示すように、第1配線用空間27aに導入された光ファイバケーブル4の光ファイバ41が第1配線用空間27a内での配線によって成端ユニット3に引き込まれる構成の光配線盤1Aの場合は、配線棚37に配線されたジャンパ用光ファイバ5が配線棚37の第2配線用空間27b側の端部から延出されて、第2配線用空間27bにジャンパ用光ファイバ5の余長が収納されるようにする。
図4に示すように、配線ステージ39は、L字形に形成されたステージ本体391と、このステージ本体391上に設けられたコードクランプ392(392A、392B、392C)とを具備して構成されている。ステージ本体391は、成端ユニット3のユニット本体38に隣設されて配線棚37から該ステージ本体391上に引き込まれるジャンパ用光ファイバ5を受け入れる受け入れ台部391aと、この受け入れ台部391aから配線棚37とは反対の側に延出する第1配線台部391bと、受け入れ台部391bから背面側(図4上側)に延出する第2配線台部391cとを具備する。ステージ本体391は、受け入れ台部391aと、第1配線台部391bと、第2配線台部391cとによって、ジャンパ用光ファイバ5が配線されるL字形の上面(配線面)を有する。配線棚37からステージ本体391上(詳細には受け入れ台部391a)に引き込まれたジャンパ用光ファイバ5は、受け入れ台部391aから2つの配線台部391b、391c(第1配線台部391bと第2配線台部391c)とに振り分け配線され、各配線台部391b、391cの受け入れ台部391aからの延出先端から第1配線用空間27aに垂れ下げるようにして配線される。
なお、図2、図4等において、符号393は、受け入れ台部391aから延出された第1配線台部391b、第2配線台部391cの先端に設けられたRガイドである。第1配線台部391b、第2配線台部391cの先端から垂れ下げられるジャンパ用光ファイバ5は、Rガイド393上の湾曲配線面393aに配線して、第1配線台部391b、第2配線台部391cから垂れ下げることで、光特性に影響を与えない充分な湾曲半径が確保される。
また、ジャンパ用光ファイバ5の余長53の上下延在部53bを集合配線した2本の集合配線部54a,54bの間には、ラック2に突設されて第1配線用空間27aの上下方向の複数箇所に設けられたコードガイド27cが介在配置されている。このため、第1配線用空間27a内においては、2本の集合配線部54a、54bの上下延在部53bを、コードガイド27cによって明瞭に区分けして配線できる。
図2、図4等に示すように、コードクランプ392は、ステージ本体391上に立設された2本のガイド片392aを有するU字状のコード挿通部材392bと、このコード挿通部材392bの2本のガイド片392aの間に架設され2本のガイド片392aに案内されて昇降するクランプ片393cとを具備し、クランプ片393cを下降させて、2本のガイド片392a間のコード挿通空間393dに挿通されているジャンパ用光ファイバ5を、コード挿通部材393b下部において2本のガイド片392aの間を連結している連結部393eに押し付けるようにすることで、ジャンパ用光ファイバ5を固定できる。また、クランプ片393cを上昇させれば、ジャンパ用光ファイバ5の固定を解除できる。クランプ片393cは、連結部393eの両端に立設されている2本のガイド片392aの上端から着脱できるようになっており、クランプ片393cを2本のガイド片392aから離脱して、コード挿通部材392bの内側のコード挿通空間393dの上端を開放することで、コード挿通部材392bに対するジャンパ用光ファイバ5の収納及び取り出しを簡単に行える。
なお、コードクランプ392としては、受け入れ台391a、2つの配線台部391b、391cにそれぞれ配線されるジャンパ用光ファイバ5を、複数本、一括してクランプ(及びクランプ解除)できる構成のものであれば良く、上述の構成のものに限定されず、様々な構成のもの採用できる。
ここで、外部光ファイバ6としては、例えば、伝送装置に接続された光ファイバ等である。また、この外部光ファイバ6としては、先端が、成端ユニット3の光コネクタ31に着脱可能に接続できる光コネクタ61によってコネクタ成端されたものを採用する。外部光ファイバ6は、成端ユニット3の前面側に引き込んで、先端の光コネクタ61を目的の回線の光コネクタ31に接続することで、光ファイバケーブル4の目的の光回線と光接続される。
また、この外部光ファイバ6は、第1配線用空間27aを経由させて、2本の集合配線部54a、54bのジャンパ用光ファイバ5と同様に、目的の成端ユニット3まで引き回し配線される。
また、光ファイバケーブル4の光ファイバ41を融着する、接続用光ファイバ32の融着用ピグテイル32aは、上下多段の成端ユニット3に振り分けて設けられている。さらに、各成端ユニット3において、複数の融着トレー35に振り分けて収納されている。このため、光ファイバケーブル4の光ファイバ41を融着する、目的の融着用ピグテイル32aの収納場所は判りやすく、融着用ピグテイル32aの融着トレー35からの取り出しを迅速に行える。
図5、図7〜図9において、融着トレー35は、光配線盤1の横方向に細長の長方形状に形成されている。融着トレー35の周囲壁352は、融着トレー35の前側の前壁352aと、後側(背面側)の後壁352bと、横方向両側の側壁352c、352dとで構成されている。
横方向両側(左右両側)の両側壁352c、352dには、光ファイバケーブル4の光ファイバ41を引き込むためのファイバ導入口354が開口されている。
前記ファイバ受けユニット355は、クランプ355bがファイバ受け片355aの上側となる向きで、ファイバ受け片355aを、ファイバ導入口354付近から融着トレー35の外側に突設された受け台35b上に設置して、融着トレー35に取り付ける。
ファイバ受けユニット355は、例えば、ねじ等の固定手段を用いて受け台35bに固定する。また、例えば、ファイバ受けユニット355に突設しておいた差込片を、受け台35bに差し込んで受け台35bに取り付ける、取り付け形態等も採用可能である。
また、ファイバ受けユニット355は、受け台35b上ではなく、融着トレー35の底板351上に取り付けても良い。
そして、後述のように、ファイバ受けユニット355は、融着トレー35の両側のファイバ導入口354の間で、移設可能になっている。
ファイバ受けユニット355は、クランプ355bがファイバ導入口354あるいはその近傍となるようにして、融着トレー35に取り付けられる。融着トレー35に取り付けたファイバ受けユニット355のファイバ受け片355aの両側の配線板部355dの内、一方は、融着トレー35の外側に突出され、他方は、ファイバ導入口354から融着トレー35内に延出するように配置されて、融着トレー35の底板351上に重ね合わせるようにして設置される。
図8、図11に示すように、ファイバ受けユニット355を、融着トレー35の両側のファイバ導入口354の内の一方に取り付けたときに、台板部355cの両側の配線板部355dの内の融着トレー35の外側に突出されるものは、ファイバ受けユニット355を他方のファイバ導入口354に取り付けたときには、融着トレー35の内側に配置される。
このクランプ355bの内側(内側空間355g)には、具体的には、光ファイバ41を収納した保護チューブ43が挿入される。
保護チューブ43は、光ファイバ41の光ファイバケーブル4から延出された部分のほぼ全長を収納している。融着トレー35には、保護チューブ43の端末が引き込まれ、保護チューブ43の端末から延出された光ファイバ41が融着トレー35内に引き回される。
クランプ355bの内側空間355gは、ファイバ導入口354と連通されている。ファイバ導入口354から融着トレー35に引き込まれる光ファイバ41は、クランプ355bの内側空間355gに通される。
成端ユニット3の融着トレー35に引き込まれた光ファイバ41(光ファイバケーブル4の光ファイバ41)は、融着トレー35のファイバ受け片355aと、ラック2の背面板25に取り付けられたファイバ保持部品29bとの間に、融着トレー35の融着トレー収納部36から前面側への引き出しに対応するための余長44を確保して、配線される。余長44は、融着トレー35のファイバ受け片355aとファイバ保持部品29bとの間にて光ファイバ41に確保した弛みであり、ファイバ受け片355aとファイバ保持部品29bとから下方に垂れ下がるU字状に湾曲されている。
ファイバ受けユニット355は、台板部355cを通る、光配線盤1の横方向(成端ユニット3の横方向)の仮想直線から後側(背面側)への、台板部355cの両側の配線板部355dの傾斜角度が揃う(傾斜角度が同じ、あるいは、ほぼ同じ)向きで、融着トレー35に取り付けられる。このことは、融着トレー35の左右両側のファイバ導入口354のどちらにファイバ受けユニット355を取り付ける場合でも共通である。したがって、例えば、融着トレー35の左右両側のファイバ導入口354の一方から他方へ、ファイバ受けユニット355を移設した場合であっても、融着トレー35の外側に延出される配線板部355dの延出方向が、ファイバ導入口354から(詳細には台板部355cから)後側へ傾斜した方向となる。
この場合、ファイバ受け片355aの配線板部355dは、光ファイバ41に作用する曲げや引っ張り等の外力によって簡単に弾性変形できるように形成する。これにより、光ファイバ41を無理な引っ張りによって曲げたり、折損してしまうといった不都合の防止に有効に寄与する。
なお、融着トレー35に、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8を取り付けたものも、本発明に係る融着トレーとして機能することは言うまでも無い。この場合は、既述の融着トレー35であるトレー本体に、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8を取り付けたものが、融着トレーである。
ガイド本体71は、細長板状の底板73の幅方向両側に、該底板73の長手方向全長にわたって側壁74を立設した、断面コ字形に形成された細長の部材である。この導入用ファイバガイド7は、ガイド本体71の底板73を、融着トレー35の底板351上に重ね合わせる(側壁74が立設されていない側の面を重ね合わせる)ようにして、融着トレー35に取り付けられる。
説明の便宜上、区別のため、図中、一方の把持部72に符号721、他方の把持部72に符号722を付す。
一方の把持部721(以下、第1把持部とも言う)は、融着トレー収納部36の外側から融着トレー35に引き込まれる前記チューブ32bの先端を嵌め込み固定するものであり、ガイド本体71の一対の側壁74の内面側(一対の側壁74の間に確保された溝75に臨む側)に把持用突起721aが突設された構造になっている。
他方の把持部722(以下、第2把持部とも言う)は、ガイド本体71の底板73から、ガイド本体71の一対の側壁74の間に突設された突壁722aによって、ガイド本体71の溝75を二つの溝(小溝)に区切った構造になっている。この第2把持部722においては、ガイド本体71の一対の側壁74の内面側に把持用の凹凸が形成されている。また、突壁722aの両面にも凹凸が形成されている。
チューブ32bには、コネクタモジュール33(詳細にはモジュール本体33a)から導入する融着用ピグテイル32aを、複数本、通すことができる。
チューブ32bは、先端を、導入用ファイバガイド7の第1把持部721に嵌め込んで、ガイド本体71の長手方向に沿わせた向きで、導入用ファイバガイド7に固定される。
融着トレー35内では、チューブ32b先端から延出された複数本の接続用光ファイバ32(融着用ピグテイル32a)が、複数本のチューブ32c(トレー内配線用チューブ)に振り分け収納して引き回される。複数本の融着用ピグテイル32aを、複数本のチューブ32cに収納することで、融着トレー35内に引き回す融着用ピグテイル32aを整理できるので、後述する未接続ファイバ収納空間353a、現用ファイバ収納空間353bへの振り分け配線等を容易に行える。また、回線照合等の作業を効率良く行える。
チューブ32cは、片端をファイバガイド7の第2把持部722に嵌め込ん(詳細には、ガイド本体71の側壁74と突壁722aとの間の溝への嵌め込み)で固定して、融着トレー35内に引き回される。
ファイバガイド取付部356と融着部ホルダ取付部357とは、それぞれ、融着トレー35の底板351の横方向に離隔した2カ所(図7、図8において、区別のため、2カ所のファイバガイド取付部に符号356A、356B、2カ所の融着部ホルダ取付部に357A、357Bを付す)に設けられている。これにより、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8は、融着トレー35の横方向に互いに離隔した2カ所に選択的に取り付けることができる。
なお、融着用ピグテイル32aの導入用の、融着トレー35の後壁352bのモジュール側ファイバ導入口359も、2カ所のファイバガイド取付部356A、356Bに対応して、後壁352bの左右に離隔した2カ所に形成されており、導入用ファイバガイド7を、2カ所のファイバガイド取付部356A、356Bのどちらに取り付けた場合でも、モジュール側ファイバ導入口359と導入用ファイバガイド7の溝75とが連通されて、融着用ピグテイル32a及び該融着用ピグテイル32aを収納したチューブ32bの融着トレー35への引き込みが可能であるようになっている。
さらに言えば、ファイバガイド取付部356は、融着トレー35の底板351において、ひとつの導入用ファイバガイド7の複数の嵌合突起77の嵌め込みに対応する複数の嵌合孔356aを形成した領域、とも言える。
融着部ホルダ8の嵌合突起83は、融着部ホルダ8の底板81の、把持片82が突設されている上面81aとは反対側の底面81bの複数箇所(図8、図11参照。図示例では2カ所)に突設されている。融着部ホルダ取付部357の複数の嵌合孔357aは、融着部ホルダ8の複数の嵌合突起83をひとつずつ嵌め込み可能なように、融着部ホルダ8の複数の嵌合突起83の位置に応じた複数箇所に形成されている。
嵌合突起77、83は、融着トレー35の底板351側の嵌合孔356a、357aに嵌め込んだ状態において上方に強く引っ張るなどして、嵌合孔356a、357aから引き抜くことができる。これにより、融着トレー35の底板351に取り付けられている導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8を、融着トレー35から離脱させることができる。
なお、融着トレー35の底板351に、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8を着脱可能に取り付けるための構成としては、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8の嵌合突起77、83を融着トレー35の底板351に嵌め込む構成に限定されず、例えば、ファイバガイド取付部356、融着部ホルダ取付部357として、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8に係脱可能に係合する弾性爪を突設した構成や、導入用ファイバガイド7のガイド本体71、融着部ホルダ8の底板81が、離脱可能に嵌め込まれる嵌合凹部を形成した構成、等、様々な構成を採用することができる。
具体的には、導入用ファイバガイド7は、長手方向一端部(基端部)を、融着トレー35の外周部の周囲壁352の内の後壁352bに当接させ、長手方向他端部(先端部)と前記周囲壁352の前壁352aとの間にファイバ配線用の隙間358を確保して、融着トレー35の底板351上に設けられる。
導入用ファイバガイド7には、融着トレー35の後壁352bのモジュール側ファイバ導入口352bから融着トレー35に引き込まれたチューブ32bの端末が、第1把持部の一対の把持用突起721aの間に把持固定されて取り付けられ、チューブ32b端末から延びる融着用ピグテイル32aが、導入用ファイバガイド7の長手方向他端部(先端部)から隙間358に延出され、融着トレー35内に引き回される。
融着トレー35内に引き込まれた光ファイバ41は、現用ファイバ収納空間353b内にのみ引き回され、未接続ファイバ収納空間353aには配線されない。このことは、後述のように、光ファイバケーブル4の導入を第1配線用空間27a、ジャンパ用光ファイバ5の余長収納を第2配線用空間27bとした、図12の光配線盤1Aについても同様である。
また、導入用ファイバガイド7にも、ファイバ押さえ片78が突設されている。導入用ファイバガイド7のファイバ押さえ片78は、ガイド本体71の両側壁74から、ガイド本体71の両側(側壁74を介して溝75とは反対の側)に張り出すように突出されている。このファイバ押さえ片78は、導入用ファイバガイド7を融着トレー35の底板351上に取り付けたときに、融着トレー35の底板351との間に、融着用ピグテイル32a及び光ファイバ41を通せる程度の隙間を空けて、底板351の上方に配置される。
図12に示した光配線盤には、区別のため、符号1Aを付す。
また、ファイバ受けユニット355は、現用ファイバ収納空間353b側のファイバ導入口354に設置するので、図12の光配線盤1Aの場合は、図11に示すように、図中、左側のファイバ導入口354に設置する。
なお、融着トレー35の2カ所の融着部ホルダ取付部357A、357Bは、融着トレー35の横方向において、2カ所のファイバガイド取付部356A、356Bの間に設けられている。
図12、図13に示すように、右用の配線ステージ39Bも、左用の配線ステージ39Aと同様に、L字形に形成されたステージ本体391と、このステージ本体391上に設けられたコードクランプ392(392A、392B、392C)とを具備する構成になっている。また、ステージ本体391が、成端ユニット3のユニット本体38に隣設されて配線棚37から該ステージ本体391上に引き込まれるジャンパ用光ファイバ5を受け入れる受け入れ台部391aと、この受け入れ台部391aから配線棚37とは反対の側に延出する第1配線台部391bと、受け入れ台部391bから背面側に延出する第2配線台部391cとを具備している点、も左用の配線ステージ39Aと同様であるが、第1配線台部391bの受け入れ台部391aからの延出方向が、左用の配線ステージ39Aとは左右方向で逆になっている。第1配線台部391bの受け入れ台部391aからの延出方向以外の点は、左用の配線ステージ39Aと同様である。
例えば、上述の実施形態では、導入用ファイバガイド7及び融着部ホルダ8の両方の左右移設が可能に設けられた融着トレー35を例示したが、これに限定されず、例えば、融着部ホルダ8が、融着トレー35の中央部に設置されたまま移設されず、導入用ファイバガイド7のみ左右移設が可能になっている構成等も採用可能である。
(a)多心テープファイバ部321の片端が、2心以上の多心のテープファイバ状の複数本の分岐ファイバ部322に分岐されているもの。但し、複数本の分岐ファイバ部の心数の合計は多心テープファイバ部の心数と同じであるため、各分岐ファイバ部は、多心テープファイバ部よりも少心の多心テープファイバとなっている。各分岐ファイバ部の先端には、コネクタ成端用の光コネクタが設けられ、各光コネクタがコネクタモジュールの前面側に配列設置されることは、上述の実施形態と同様である。
(b)単心の光ファイバ心線、光ファイバ素線、といった1本の単心光ファイバの片端(一端部)に光コネクタを取り付け、他端部を融着用ピグテイルとしたもの。
(c)多心光ファイバテープ心線の片端(一端部)に光コネクタを取り付け、他端部を融着用ピグテイルとしたもの。
ここで、上記(a)、(c)では、接続用光ファイバのコネクタ成端用の光コネクタとしても多心用のものを用いる。接続用光ファイバにコネクタ接続する、ジャンパ用光ファイバ、外部光ファイバとしても多心のものを用いる。ジャンパ用光ファイバの両端をコネクタ成端する光コネクタ、外部光ファイバの先端をコネクタ成端する光コネクタは、多心用のものを採用する。
Claims (4)
- 光コネクタ(31、311、324)が設けられたコネクタモジュール(33)を上部に、光ファイバ同士の融着接続部(34)の収納用の融着トレー(35)を下部に配置した構成の成端ユニット(3)が上下多段に設けられ、
前記成端ユニットの前記コネクタモジュールは、前面側に前記光コネクタが複数配列設置され、背面側から、前記光コネクタによってコネクタ接続可能に成端された光ファイバ(32)が延出されていて、該光ファイバの前記コネクタモジュールから延出された端部が前記融着トレー内に引き込まれて収納され、
前記融着トレーは、前記コネクタモジュールから引き込まれた光ファイバである接続用光ファイバ(32)と、該融着トレーに別途引き込んで前記接続用光ファイバと接続する光ファイバである導入光ファイバ(41)との融着接続部(34)を収納可能であり、
前記融着トレーは、前記コネクタモジュールから引き込まれた前記接続用光ファイバの内の、前記導入光ファイバと接続していない保留光ファイバ(32a1)を収納する未接続ファイバ収納空間(353a)と、融着接続によって互いに接続された接続用光ファイバ及び導入光ファイバを収納する現用ファイバ収納空間(353b)と、前記融着接続部を保持する融着部ホルダ(8)とを具備し、
前記未接続ファイバ収納空間と前記現用ファイバ収納空間とは、前記融着トレーの底板(351)上の互いに異なる位置に確保され、
前記融着トレーには、コネクタモジュールから導入される接続用光ファイバ用のファイバガイド(7)が取り付けられ、
前記未接続ファイバ収納空間と前記現用ファイバ収納空間とが、前記ファイバガイドによって区分けされ、
前記ファイバガイドは細長形状に形成されており、
前記未接続ファイバ収納空間と前記現用ファイバ収納空間とが、前記ファイバガイド取付部に取り付けて前記融着トレーの底板(351)上に成端ユニット前後方向に延在するように設けられた前記ファイバガイドによって区分けされることを特徴とする光配線盤。 - 成端ユニットの融着トレーは、コネクタモジュールの下に複数積層して設けられ、それぞれ、成端ユニット前面側に引き出し可能になっていることを特徴とする請求項1の光配線盤。
- 融着トレーには、前記ファイバガイド(7)が着脱可能に取り付けられるファイバガイド取付部(356)と、融着部ホルダが着脱可能に取り付けられる融着部ホルダ取付部(357)とが、それぞれ、左右方向に離隔した2カ所に設けられ、前記ファイバガイド及び前記融着部ホルダの左右移設が可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の光配線盤。
- 前記接続用光ファイバは、多心テープファイバ部(321)と、この多心テープファイバ部の片端を複数に分岐した分岐ファイバ部(322)とを具備し、各分岐ファイバ部の先端が前記光コネクタによってコネクタ接続可能とされており、
前記接続用光ファイバの多心テープファイバ部に、前記導入光ファイバである多心光ファイバテープ心線が融着接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光配線盤。
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