JP4173522B2 - 光配線盤 - Google Patents

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Description

本発明は、光配線盤に係り、特に、光ファイバを別の光ファイバとコネクタ接続可能にした光コネクタが複数配列設置されていて、前記光コネクタに対する別の光ファイバのコネクタ接続を、前後方向片側(前面側)から行えるようになっている光配線盤に関する。
例えば、光ファイバケーブルから露出された多数本の光ファイバと、伝送装置側の光ファイバとの切替接続(コネクタ接続)等に用いられる光配線盤としては、光コネクタが複数配列設置されたコネクタ配列部を具備し、該光配線盤に導入した光ファイバ(例えば、上述の光ファイバケーブルの光ファイバ。以下、導入光ファイバ)を、前記コネクタ配列部の光コネクタが片端に取り付けられた光ファイバ(以下、融着用光ファイバ)の前記光コネクタとは反対側の端部に融着接続することで、融着用光ファイバを介して、前記導入光ファイバと、前記コネクタ配列部の複数の光コネクタに対して切替可能にコネクタ接続される光ファイバ(以下、切替用光ファイバ)とのコネクタ接続を可能とする、構成のものが広く普及している。
ところで、光配線盤としては、前記コネクタ配列部の光コネクタに対する切替用光ファイバのコネクタ接続、該光配線盤内への光ファイバの引き込み、配線、等の作業を、該光配線盤の前後方向片側(前面側)から行える、いわゆる前面作業形(片面作業形とも呼ばれる)のものがある(例えば、特許文献1、2)。前面作業形光配線盤は、配線盤の前後方向の一方の側(前面側)から、光ファイバ(導入光ファイバ)の引き込み、導入光ファイバと融着用光ファイバとの融着接続部の収納作業を、他方の側(背面側)から前記コネクタ配列部の光コネクタに対する切替用光ファイバのコネクタ接続作業を行うようになっている、いわゆる両面作業形光配線盤に比べて、作業スペースの確保が前後方向片側のみで済むため、設置スペースの省スペース化が可能であるという利点がある。
前面作業形光配線盤としては、例えば特許文献1、2のように、外観薄板状に形成されたケース状の光モジュールを縦置きにして横並びに複数配列して収納した構成の成端ユニットを、上下多段に設けた構成のものが知られている。
成端ユニットの光モジュールは、光配線盤の前後方向片側(前面側)から成端ユニットに挿脱できる。成端ユニットから光モジュールを引き出せる側が前面側である。また、成端ユニットにおいては、該成端ユニットに収納された各光モジュールの前面側の端部に取り付けられている光コネクタが、複数配列される。光モジュールの内部には、前記光コネクタに接続された光ファイバ(モジュール側光ファイバ)が収納されている。このモジュール側光ファイバは、光配線盤前面側から前記光コネクタに接続される別の光ファイバとコネクタ接続可能になっている。この光配線盤では、光モジュールの光コネクタに接続可能な光コネクタが先端に取り付けられている光ファイバ(切替用光ファイバ)を引き込み、この切替用光ファイバの先端の光コネクタを光モジュールの光コネクタに接続することで、切替用光ファイバとモジュール側光ファイバとを接続できる。切替用光ファイバ先端の光コネクタは、光モジュールの光コネクタに対して着脱可能であり、成端ユニットに複数配列された光コネクタ(光モジュールの光コネクタ)に対する切替用光ファイバの接続を切り替えることで、切替用光ファイバとモジュール側光ファイバとの切替接続が実現される。
この種の光配線盤(前記光モジュールを収納した成端ユニットを具備する構成の光配線盤)にあっては、該光配線盤に導入した光ファイバ(導入光ファイバ)を、モジュール側光ファイバに融着接続する(モジュール側光ファイバにおける、光モジュールの光コネクタとは反対側の端部に融着接続する)ことで、導入光ファイバを、光モジュールの光コネクタによって切替用光ファイバに対してコネクタ接続可能とすることができる。モジュール側光ファイバは、融着用光ファイバとして機能する。この場合、モジュール側光ファイバと導入光ファイバとの融着接続部を、融着接続した両光ファイバの余長とともに、光モジュール内に収納することが広く行われている。
特開2001−004849号公報 特開2001−133636号公報
しかしながら、上述のように、光モジュール内に融着接続部を収納する形態では、成端ユニットから光モジュールを取り出して、光モジュールを開放し、光モジュール内に収納されているモジュール側光ファイバを引き出して、モジュール側光ファイバに導入光ファイバを融着接続し、接続完了後、融着接続部を余長とともに収納した光モジュールを成端ユニットに収納する、といった作業が必要であり、作業効率の向上には限界がある。複数の光モジュールのモジュール側光ファイバについて、導入光ファイバの融着接続を行う場合は、作業対象のモジュール側光ファイバが収納されている各光モジュールについて、それぞれ、上述の作業を行う必要があり、作業に手間が掛かる。
また、光モジュールの、成端ユニットからの取り出し、再収納の際には、成端ユニットの前面側に配線されている既設の切替用光ファイバに不用意に触れて曲げを与えてしまう、といった不都合を回避するために、注意を払いつつ作業を行う必要がある。
本発明は、前記課題に鑑みて、前面作業形の光配線盤において、配線盤内に導入した導入光ファイバと、コネクタモジュールの光ファイバ(接続用光ファイバ)との融着接続、融着接続部の収納を効率良く行える光配線盤の提供を目的としている。
上記課題を解決するために、本発明では以下の構成を提供する。
第1の発明では、光コネクタが設けられたコネクタモジュールを上部に、光ファイバ同士の融着接続部の収納用の融着トレーを下部に配置した構成の成端ユニットが上下多段に設けられ、前記成端ユニットの前記コネクタモジュールは、前面側に前記光コネクタが複数配列設置され、背面側から、前記光コネクタによってコネクタ接続可能に成端された光ファイバが延出されていて、該光ファイバの前記コネクタモジュールから延出された端部が前記融着トレー内に引き込まれて収納され、前記融着トレーは、前記コネクタモジュールから引き込まれた光ファイバである接続用光ファイバと、該融着トレーに別途引き込んで前記接続用光ファイバと接続する光ファイバである導入光ファイバとの融着接続部を収納可能であり、前記融着トレーは、前記コネクタモジュールから引き込まれた前記接続用光ファイバの内の、前記導入光ファイバと接続していない保留光ファイバを収納する未接続ファイバ収納空間と、融着接続によって互いに接続された接続用光ファイバ及び導入光ファイバを収納する現用ファイバ収納空間と、前記融着接続部を保持する融着部ホルダとを具備し、前記未接続ファイバ収納空間と前記現用ファイバ収納空間とは、前記融着トレーの底板上の互いに異なる位置に確保され、前記融着トレーには、コネクタモジュールから導入される接続用光ファイバ用のファイバガイドが取り付けられ、前記未接続ファイバ収納空間と前記現用ファイバ収納空間とが、前記ファイバガイドによって区分けされ、前記ファイバガイドは細長形状に形成されており、前記未接続ファイバ収納空間と前記現用ファイバ収納空間とが、前記ファイバガイド取付部に取り付けて前記融着トレーの底板上に成端ユニット前後方向に延在するように設けられた前記ファイバガイドによって区分けされることを特徴とする光配線盤を提供する。
第2の発明では、成端ユニットの融着トレーは、コネクタモジュールの下に複数積層して設けられ、それぞれ、成端ユニット前面側に引き出し可能になっていることを特徴とする第1の発明の光配線盤を提供する。
第3の発明では、融着トレーには、前記ファイバガイドが着脱可能に取り付けられるファイバガイド取付部と、融着部ホルダが着脱可能に取り付けられる融着部ホルダ取付部とが、それぞれ、左右方向に離隔した2カ所に設けられ、前記ファイバガイド及び前記融着部ホルダの左右移設が可能であることを特徴とする第1または第2の発明の光配線盤を提供する。
第4の発明では、前記接続用光ファイバは、多心テープファイバ部と、この多心テープファイバ部の片端を複数に分岐した分岐ファイバ部とを具備し、各分岐ファイバ部の先端が前記光コネクタによってコネクタ接続可能とされており、前記接続用光ファイバの多心テープファイバ部に、前記導入光ファイバである多心光ファイバテープ心線が融着接続されることを特徴とする第1〜3のいずれかの発明の光配線盤を提供する。
本発明に係る光配線盤では、コネクタモジュールから延出された光ファイバ(接続用光ファイバ)の端部に、導入光ファイバを融着接続することで、導入光ファイバが、接続用光ファイバを介して、コネクタモジュールの光コネクタに接続される別の光ファイバに対して、コネクタ接続可能となる。
本発明に係る光配線盤の成端ユニットは、コネクタモジュール下の融着トレーに接続用光ファイバを引き込んである構造であり、融着トレーに引き込んである接続用光ファイバに導入光ファイバを融着接続すれば良いので、融着トレーからの接続用光ファイバの取り出し、融着トレーへの融着接続部の収納等の作業の際に、コネクタモジュールには触れる必要が無い。このため、接続用光ファイバに対する導入光ファイバの融着接続、融着接続部の収納を、非常に簡単に行え、作業効率を向上できる。
また、本発明に係る光配線盤は、上記成端ユニットが上下多段に積層された構造であるため、対応心数、融着接続部の収納数は複数の成端ユニットに分散される。各成端ユニットの融着トレーにおける融着接続部の収納数は、例えば、配線盤内に設けたひとつの融着トレーに該光配線盤の対応心数全心の融着接続部を一括収納する場合に比べて少なくて済む。このため、本発明に係る光配線盤では、回線対照性も容易に確保できる。
以下、本発明を実施した光配線盤について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る光配線盤1を示す正面図、図2は図1の光配線盤1の成端ユニット3を示す正面図、図3は前記成端ユニット3を示す側面図、図4は光配線盤1の平断面図であり、光配線盤1及び成端ユニット3の構造を示す図、図5は図4の成端ユニット3の融着トレー収納部36の構造を示す平面図である。
なお、図1〜図3において上側を「上」、下側を「下」として説明する。図3における左側、図4、図5における下側を「前」、図3における右側、図4、図5における上側を「後」として説明する。図1、図2においては、紙面手前側が「前」、紙面奥側が「後」である。また、図1、図2においては、左側を「左」、右側を「右」として説明する。
また、光配線盤1について、前側を「前面側」、後側を「背面側」として説明する。
また、光配線盤1の左右方向(図1、図2における左右方向)については、「横方向」と称して説明する場合がある。
図1、図2に示すように、前記光配線盤1は、ラック2内に、成端ユニット3を上下多段に設置した概略構成になっている。
ラック2は、底板部21と、左右の側壁22a、22bと、天井部23とからなる四角枠状のフレーム部24を具備する。フレーム部24の背面側には背面板25が固定されている。背面板25は、フレーム部24の背面側を塞ぐように設けられている。フレーム部24の前面側は開閉扉(図示略)によって開閉される。
前記成端ユニット3は、前記背面板25に取り付けて、フレーム部24の内側空間26(以下、ラック2の内側空間とも言う)に上下多段に設けられている。また、成端ユニット3を上下多段に設置してなるユニット積層部3Aと、ラック2の左右両側の側壁22a、22bとの間には、それぞれ、光ファイバの配線用の配線用空間27a、27bが確保されている。配線用空間27a、27bは、ユニット積層部3Aを介して両側にある。なお、区別のため、2つの配線用空間27a、27bの内、図1においてユニット積層部3Aを介して左側の配線用空間27aを第1配線用空間、右側の配線用空間27bを第2配線用空間と称して説明する場合がある。
光配線盤1において、前記成端ユニット3は、光配線盤1内(ラック2内側)に引き込まれた光ファイバケーブル4から露出されている光ファイバ41を、光コネクタ31によって、別の光ファイバ(例えば、後述のジャンパ用光ファイバ、装置側光ファイバ)とコネクタ接続可能とする機能を果たす。
図3等に示すように、図示例の光配線盤1の成端ユニット3は、前面側のコネクタパネル33bに実装された光コネクタアダプタ311に、片端に光コネクタ324(光コネクタプラグ)が取り付けられている光ファイバ32(以下、接続用光ファイバとも言う)の前記光コネクタ324を、背面側から接続した構造になっている。
ここで、前記光コネクタ31は、光コネクタ324を光コネクタアダプタ311に接続したものである。
接続用光ファイバ32の前記光コネクタ324とは反対側の端部に、光ファイバケーブル4の光ファイバ41が融着接続されることで、光ファイバ41が、光コネクタ31によって、別の光ファイバ(例えば、後述のジャンパ用光ファイバ、装置側光ファイバ)とコネクタ接続可能となる。
図1において、前記光ファイバケーブル4は、第2配線用空間27bに引き込まれている。図1中、符号28aは、光ファイバケーブル4を把持固定するケーブル把持部品、符号28bは、光ファイバケーブル4の端末に露出されたテンションメンバ42を固定するテンションメンバ固定部品28bである。ケーブル把持部品28aとテンションメンバ固定部品28bとは、ラック2(具体的には側壁22b)に取り付けて第2配線用空間27bに設置されており、光ファイバケーブル4は、これらケーブル固定部品(ケーブル把持部品28aとテンションメンバ固定部品28b)によってラック2に固定されている。 なお、ケーブル固定部品(ケーブル把持部品28aとテンションメンバ固定部品28bとの組)は、ラック2の側壁22bに多数設置されている。図示例の光配線盤1では、図5に示すように、ケーブル固定部品(図5ではテンションメンバ固定部品28b)をラック2の前後方向に複数集合設置したケーブル固定部品設置部28が、上下方向の複数箇所(図1の例では3カ所)に設けられている。
図1において、光ファイバケーブル4の光ファイバ41(以下、ケーブル側光ファイバとも言う)は、光ファイバケーブル4の端末から延出されており、第2配線用空間27b内での引き回しによって、目的の成端ユニット3に引き込み配線される。
図1、図4において、符号29aはファイバガイド、符号29bはファイバ保持部品である。ファイバ保持部品29b及びファイバガイド29aは第2配線用空間27bに設けられており、第2配線用空間27b内での光ファイバ41の引き回しに利用される。ファイバ保持部品29bは、内側に光ファイバ41が通されるC形に形成された部材であり、ラック2の背面板25の上下方向の複数箇所に取り付けられている。ファイバガイド29aは、ラック2の側壁22bの上下方向複数箇所に取り付けられている。光ファイバケーブル4の端末から延出された光ファイバ41は、ファイバガイド29a上に引っ掛けて、先端を、ファイバガイド29aよりも下側に位置する成端ユニット3に引き込む。但し、光ファイバ41は、ファイバガイド29aに引っ掛けた部分から先端側をファイバ保持部品29bに通す。ファイバ保持部品29bには、光ファイバケーブル4から成端ユニット3まで引き込み配線した光ファイバ41の内、該光ファイバ41の先端を引き込んだ成端ユニット3と該光ファイバ41を引っ掛けたファイバガイド29aとの間に位置する部分が通される。これにより、ファイバガイド29aと成端ユニット3との間に配線される多数本の光ファイバ41がファイバ保持部品29bによって集束され、第2配線用空間27b内には、ファイバ保持部品29bによって複数本の光ファイバ41を集束したファイバ束が、上下方向に延在するように形成される。ファイバ保持部品29bは、C字の開口部を拡張するように弾性変形させることで、開口部を介して、光ファイバ41を内外に自由に移動させることができる。ファイバ保持部品29bの開口部を拡張させる弾性変形の解除によって、開口部が狭くなる(あるいは閉じられる)と、光ファイバ41が開口部を通過できなくなり、ファイバ保持部品29bの内側に収納されている光ファイバ41のファイバ保持部品29bからの離脱が規制される、収納状態が維持される。
前記光ファイバ41は、本発明に係る導入光ファイバとして機能するものであり(以下、導入光ファイバ41とも言う)、成端ユニット3に引き込まれた先端が、成端ユニット3に設けられている接続用光ファイバ32と融着接続される。
図3、図4に示すように、接続用光ファイバ32の片端には、成端モジュール3の光コネクタ31が取り付けられている。接続用光ファイバ32の光コネクタ31とは反対側の端部に導入光ファイバ41の先端を融着接続すると、実質的に、導入光ファイバ41の先端に光コネクタ31が設けられた状態、すなわち、光コネクタ31によってコネクタ接続可能に成端(以下、コネクタ成端とも言う)された状態となる。
なお、本明細書では、コネクタ成端済みの接続用光ファイバ32に導入光ファイバ41を融着接続して、実質的に、導入光ファイバ41の先端に光コネクタ31が設けられた状態とすることも、コネクタ成端、に含むものとして説明する。
図2、図3、図4に示すように、成端ユニット3は、前面側に光コネクタ31が複数配列設置されたボックス状のモジュール本体33aを有するコネクタモジュール33と、このコネクタモジュール33の下側に設置され、光ファイバ32、41同士の融着接続部34を収納する融着トレー35が設けられた融着トレー収納部36と、コネクタモジュール33の下部にて該コネクタモジュール33の前面側に突設され、コネクタモジュール33の左右方向(横方向)全体にわたって延在する配線棚37と、コネクタモジュール33と融着トレー収納部36とからなるユニット本体38の左右方向片側の側部(図1〜図4に示した例では、第1配線用空間27a側の側部)に設けられた配線ステージ39(後述)とを具備して構成されている。
コネクタモジュール33は、光コネクタ31が複数配列設置されたコネクタパネル33bが前面側に設けられたボックス状のモジュール本体33aと、モジュール本体33a内に配線された前記接続用光ファイバ32とを具備する。
図示例のコネクタモジュール33では、前面側に、複数のコネクタパネル33bを横並びに設置しているが、コネクタモジュール33の前面側の全ての光コネクタ31が取り付けられた1枚のコネクタパネルをコネクタモジュール33の前面側に取り付けた構成も採用可能であることは言うまでも無い。
接続用光ファイバ32は、片端が前記光コネクタ31によってコネクタ接続可能に成端されているコネクタ付き光ファイバである。図4に示すように、この接続用光ファイバ32の、前記光コネクタ31とは反対側の端部は、モジュール本体33aの底板部33cに開口されているファイバ挿通孔33dからモジュール本体33aの下側に延出されて、融着トレー収納部36に引き込まれている。
図2、図3に示すように、融着トレー収納部36は、互いに離隔して設けられた一対の側板361の間に、融着トレー35を収納した構成になっている。この融着トレー収納部36は、ユニット本体38においてコネクタモジュール33のモジュール本体33aの下側に設けられた支持部材381に取り付けて、モジュール本体33aの下側に設けられている。図示例の成端ユニット3において、前記支持部材381は、具体的には、モジュール本体33aの下側に、モジュール本体33aから離隔させて設置された棚(以下、支持部材381を「棚381」として説明する場合がある)であり、融着トレー収納部36は、棚381上に設置して、モジュール本体33aと棚381との間に確保された空間382内に収納してある。
融着トレー収納部36の一対の側板361は、融着トレー35の前後動を案内するガイド部材として機能する。融着トレー35は、一対の側板361によって案内されながら、融着トレー収納部36の前面側に引き出すことができる。また、融着トレー収納部36の前面側に引き出された融着トレー35は、光配線盤1の背面側に向かって押圧するようにして、融着トレー収納部36に収納(再収納)できる。
図示例の成端ユニット3の融着トレー収納部36は、一対の側板361の間に、複数の融着トレー35を上下多段に収納している。各融着トレー35は、それぞれ側板361に案内されながら、前面側への引き出し操作を個別に行える。再収納も個別に行える。
図7等に示すように、融着トレー35は、底板351の外周部上に該底板351から立ち上げられた周囲壁352が周設された構造であり、底板351の上面351a(周囲壁352によって取り囲まれる内側空間353に臨む面)上に、周囲壁352によって取り囲まれる内側空間353が存在する向き、換言すれば、内側空間353の上部開口部(詳細には、底板部351周囲壁352の底板351からの突出先端で取り囲まれる内側)が上となる向きで、融着トレー収納部36に収納される。
融着トレー収納部36の各融着トレー35には、接続用光ファイバ32のコネクタモジュール33から延出された部分(以下、融着用ピグテイル32aとも言う)の端部が引き込まれ、接続用光ファイバ32の余長が収納されている。融着トレー35を融着トレー収納部36から前面側に引き出すと、融着トレー35内(詳細には内部空間353内)に収納されている接続用光ファイバ32の、融着トレー35からの取り出し、再収納が可能である。
なお、成端ユニット3のユニット本体38の前面側に突設されている配線棚37は、融着トレー収納部36よりも上側に設けられている。各成端ユニット3において、コネクタモジュール33の前面側の光コネクタ31は、配線棚37よりも上側に設置されている。
また、図3、図4に例示した成端ユニット3の配線棚37は、ヒンジ373によって、ユニット本体38の前側に上下回転可能に枢着された棚板371と、この棚板371のヒンジ373とは反対側の端部に立設されたファイバ脱落防止壁372とを具備するL字板状に形成されている。前記ヒンジ373は、具体的には、ユニット本体38の前側に突設された台板383の前端に設けられている。符号374は、配線棚37の棚板371と台板383との境界部(ヒンジ373を含む)上を覆う柔軟性シートである。
前記配線棚37は、回転によって、棚板371の上面が水平(あるいは、ほぼ水平)となる位置(以下、「通常使用位置37A」)と、棚板371上面がユニット本体38から前側へ斜め下方に傾斜した状態となる傾斜支持位置37Bとを切り換えることができる。傾斜支持位置37Bは、通常支持位置37Aよりも下方に位置する。成端ユニット3には、通常使用位置37A、傾斜支持位置37Bに、配線棚37を支持するための、配線棚支持手段を設けることが好ましい。配線棚支持手段としては、例えば、回転抵抗によって適宜、所望位置で配線棚37を停止させることができるようにしたヒンジ373(いわゆるダンパーヒンジ等)や、配線棚37の回転軌跡に出没可能なストッパ片等を採用できる。配線棚37を傾斜支持位置37Bに位置させれば、配線棚37とコネクタモジュール33との間のスペースが拡がるため、コネクタモジュール33の光コネクタ31に接続されるジャンパ用光ファイバ5や外部光ファイバ6の先端の光コネクタ(光コネクタプラグ)のコネクタモジュール33の光コネクタ31に対する着脱、配線棚37に対する光ファイバ(ジャンパ用光ファイバ5、外部光ファイバ6)の収納及び取り出しといった作業を、光配線盤1の前面側(成端ユニット3の前面側)から、楽に行えるようになり、作業性を向上できる。
本発明に係る光配線盤の成端ユニットの配線棚としては、必ずしも、上下回転可能なものである必要は無く、成端ユニット3に固定のものであっても良い。
この光配線盤1にあっては、該光配線盤1内に配線したジャンパ用光ファイバ5を介して、光配線盤1に引き込んだ光ファイバケーブル4の光ファイバ同士の切替接続を1心単位で実現できる。
前記光ファイバケーブル4の光ファイバ41は、成端ユニット3の融着トレー35に引き込まれている接続用光ファイバ32の端部と融着接続することで、接続用光ファイバ32を介して、成端ユニット3の光コネクタ31によってコネクタ接続可能となる(コネクタ成端される)。光ファイバケーブル4の光ファイバ41と接続用光ファイバ32との融着接続部34は、融着トレー35に収納する。
図6に示すように、ジャンパ用光ファイバ5は、ここでは、光ファイバ51(光ファイバコード)の長手方向両端に光コネクタ52を取り付けた構造の、単心の光ファイバコード(いわゆるジャンパコード)である。両端の光コネクタ52は、成端ユニット3の光コネクタ31に、成端ユニット3の前側から着脱可能に接続できる。光コネクタ52を成端ユニット3の光コネクタ31に接続すると、成端ユニット3の接続用光ファイバ32とジャンパ用光ファイバ5の光ファイバ51とのコネクタ接続が実現される。ジャンパ用光ファイバ5の両端の光コネクタ52を、それぞれ、成端ユニット3の、ケーブル側光ファイバ41をコネクタ成端している光コネクタ31に接続することで、光ファイバケーブル4の光ファイバ41同士を、ジャンパ用光ファイバ5を介して光接続することができる。
図6に示すように、本実施形態にて採用している接続用光ファイバ32は、具体的には、多心テープファイバ部321と、この多心テープファイバ部321の長手方向片端を複数本に単心分岐した分岐ファイバ部322とを具備した構造になっている。符号333は、多心テープファイバ部321の長手方向片端を複数本の分岐ファイバ部322に単心分岐した分岐部である。
各分岐ファイバ部322の先端は、光コネクタ334(光コネクタプラグ)によってコネクタ接続可能に成端されている。光コネクタ344は、単心用光コネクタプラグであり、例えばSC形光コネクタ(JIS C 5973に制定されるF04形光コネクタ。SC:Single fiberCoupling optical fiber connector)、MU形光コネクタ(JIS C 5983に制定されるF14形光コネクタ。MU:Miniature-Unit coupling optical fiber connector)等の光コネクタプラグが採用される。また、SC形光コネクタからつまみを省略した、いわゆるSC2形光コネクタ(光コネクタプラグ)も採用可能である。
図6等に示すように、光コネクタ31は、詳細には、コネクタモジュール33の前面側のコネクタパネル33bに取り付けられた光コネクタアダプタ311に、分岐ファイバ部322の先端に取り付けられている光コネクタ334(光コネクタプラグ)を、コネクタモジュール33の背面側、すなわち、コネクタモジュール33の内側(詳細には、モジュール本体33aの内側)から挿入して接続したものである。光コネクタアダプタ311に前面側からジャンパ用光ファイバ5先端の光コネクタ52を挿入して接続すると、光コネクタアダプタ311内にて、光コネクタ334、52同士の接続によって、接続用光ファイバ32の分岐ファイバ部322とジャンパ用光ファイバ5とがコネクタ接続される。
図2、図3等では、光コネクタプラグである光コネクタ334、52が挿入されるコネクタ穴が一列に8個配列されている、8連の光コネクタアダプタ311を採用し、接続用光ファイバ32の8心の多心テープファイバ部321から単心分岐された8本の分岐ファイバ部322の先端の光コネクタ334を、ひとつの光コネクタアダプタ311の各コネクタ穴にコネクタモジュール33の内側(詳細には、モジュール本体33aの内側)から挿入して接続してある構成の光コネクタ31を例示している。8連等の多連になっている前記光コネクタアダプタ311は、複数のコネクタ穴が上下多段に配列される向きで、コネクタモジュール33に横並びにして複数配列設置してある。
但し、光コネクタ31を構成する多連の光コネクタアダプタ311としては、例えば、2連や4連のもの等も採用可能であり、対応心数には特には限定は無い。また、接続用光ファイバ32としても、多心テープファイバ部321が8心のものに限定されず、例えば、多心テープファイバ部321が、2心、4心、12心等のものを採用できる。
また、例えば、8連の光コネクタアダプタ311に、4心の多心テープファイバ部321を具備する接続用光ファイバ32を2本接続する(具体的には、分岐ファイバ部322を接続する)など、ひとつの光コネクタアダプタ311に対して、複数本の接続用光ファイバ32を接続することも可能である。また、接続用光ファイバ32の複数本の分岐ファイバ部322先端の光コネクタ324を、複数の光コネクタアダプタに振り分けて接続することも可能である。
なお、分岐ファイバ部322の先端に取り付けられている光コネクタ334(光コネクタプラグ)、光コネクタアダプタ311も、それぞれ、接続用光ファイバ32のコネクタ成端を実現する、本発明に係る「光コネクタ」に相当する。分岐ファイバ部322自体も、コネクタモジュール33の光コネクタ31によってコネクタ成端された光ファイバとして機能する。
接続用光ファイバ32(詳細には分岐ファイバ部322)を、ジャンパ用光ファイバ5に対してコネクタ接続可能に成端する光コネクタ31としては、上述のように、光コネクタアダプタ311と、分岐ファイバ部322先端の光コネクタ334(光コネクタプラグ)とからなる構成のものに限定されず、例えば、接続用光ファイバ32に取り付けた光コネクタレセプタクル等も採用可能である。
ジャンパ用光ファイバ5の両端の光コネクタ52(光コネクタプラグ)としては、接続用光ファイバ32の分岐ファイバ部322先端の光コネクタ324と同じものを用いることができる。この光コネクタ52としては、光コネクタ31に対して着脱可能に接続することで、接続用光ファイバ32(詳細には分岐ファイバ部322)とジャンパ用光ファイバ5とのコネクタ接続を実現できるものであれば良く、必ずしも、接続用光ファイバ32の分岐ファイバ部322先端の光コネクタ324と同じものに限定されない。
接続用光ファイバ32の多心テープファイバ部321は、多心の光ファイバテープ心線と同様のものである。融着用ピグテイル32aは、多心テープファイバ部321を、コネクタモジュール33のモジュール本体33aから延出させた部分である。
光ファイバケーブル4の光ファイバ41は、光ファイバテープ心線である。
ここでは、接続用光ファイバ32として、光ファイバ41と心数が同じ多心テープファイバ部321を具備するものを用い、融着用ピグテイル32aの先端(接続用光ファイバ32の光コネクタ31とは反対側の端部。換言すれば、多心テープファイバ部311における、分岐部313とは反対側の端部)に光ファイバ41を融着接続することで、光ファイバ41の複数本の回線を、接続用光ファイバ32を介して、光コネクタ31によって、一括してコネクタ成端されるようにしてある。
図1、図6に示すように、この光配線盤1にあっては、ジャンパ用光ファイバ5の光コネクタ324を、それぞれ、光ファイバケーブル4の光ファイバ41と融着用ピグテイル32aとの融着接続によって前記光ファイバ41をコネクタ成端している光コネクタ31に接続することで、単心のジャンパ用光ファイバ5を介して、光ファイバ41の特定の1心の光回線同士が光接続される。ジャンパ用光ファイバ5の両端の光コネクタ52の一方又は両方の、コネクタモジュール33の光コネクタ31に対する着脱によって、接続対象の接続用光ファイバ32の光回線(詳細には、分岐ファイバ部322)を切り替えることで、1心単位で、光ファイバ41間の切替接続を行える。
(配線ステージ)
図3に示すように、光コネクタ324によってコネクタモジュール33の光コネクタ31に接続したジャンパ用光ファイバ5は、コネクタモジュール33の前面側にて、光コネクタ31から下方に垂らすようにして、コネクタモジュール33の下部から前面側に張り出すように突設されている配線棚37上に配線される。前記配線棚37は、コネクタモジュール33に沿って横方向に延在する細長形状に形成されており、光コネクタ31に接続された多数本のジャンパ用光ファイバ5が、該配線棚37の長手方向に沿って配線される。また、配線棚37に配線されたジャンパ用光ファイバ5は、配線棚37の第1配線用空間27a側の端部から延出され、配線ステージ39上に配線される。
なお、配線棚37に配線されたジャンパ用光ファイバ5の、配線棚37からの延出方向は、ユニット積層部3Aを介して左右両側の配線用空間の内、成端ユニット3に引き込まれる光ファイバ(ケーブル側光ファイバ41)が引き回し配線されている配線用空間とは反対側の配線用空間への延出となる。
例えば、図12に示すように、第1配線用空間27aに導入された光ファイバケーブル4の光ファイバ41が第1配線用空間27a内での配線によって成端ユニット3に引き込まれる構成の光配線盤1Aの場合は、配線棚37に配線されたジャンパ用光ファイバ5が配線棚37の第2配線用空間27b側の端部から延出されて、第2配線用空間27bにジャンパ用光ファイバ5の余長が収納されるようにする。
第1配線用空間27aには、両端の光コネクタ52をそれぞれ光コネクタ31に接続したジャンパ用光ファイバ5の余長53が、配線ステージ39から下方に垂れ下げるようにして、U字状に湾曲させた状態で収納される。
図4に示すように、配線ステージ39は、L字形に形成されたステージ本体391と、このステージ本体391上に設けられたコードクランプ392(392A、392B、392C)とを具備して構成されている。ステージ本体391は、成端ユニット3のユニット本体38に隣設されて配線棚37から該ステージ本体391上に引き込まれるジャンパ用光ファイバ5を受け入れる受け入れ台部391aと、この受け入れ台部391aから配線棚37とは反対の側に延出する第1配線台部391bと、受け入れ台部391bから背面側(図4上側)に延出する第2配線台部391cとを具備する。ステージ本体391は、受け入れ台部391aと、第1配線台部391bと、第2配線台部391cとによって、ジャンパ用光ファイバ5が配線されるL字形の上面(配線面)を有する。配線棚37からステージ本体391上(詳細には受け入れ台部391a)に引き込まれたジャンパ用光ファイバ5は、受け入れ台部391aから2つの配線台部391b、391c(第1配線台部391bと第2配線台部391c)とに振り分け配線され、各配線台部391b、391cの受け入れ台部391aからの延出先端から第1配線用空間27aに垂れ下げるようにして配線される。
両端の光コネクタ52をそれぞれ光コネクタ31に接続したジャンパ用光ファイバ5の余長53は、ジャンパ用光ファイバ5の長手方向中央部を配線ステージ39(詳細にはステージ本体391)の第1配線台部391bと第2配線台部391cとから垂れ下げるようにして、第1配線用空間27a内にU字状に湾曲配線した部分である。ここで、ジャンパ用光ファイバ5を垂れ下げる第1配線台部391b及び第2配線台部391cは、同一の配線ステージ39に設けられているもの、互いに異なる配線ステージ39に設けられているもの、のいずれであっても良い。また、ジャンパ用光ファイバ5は、このジャンパ用光ファイバ5の一方の端部を光コネクタ52によってコネクタ接続した接続用光ファイバ32が配線されている成端ユニット3に設けられている第1配線台部391bと、前記ジャンパ用光ファイバ5の一方の端部を光コネクタ52によってコネクタ接続した接続用光ファイバ32が配線されている成端ユニット3に設けられている第2配線台部391cとから垂れ下げる。
この光配線盤1では、ジャンパ用光ファイバ5を、光配線盤1の互いの位置が前後方向及び横方向にずらされている第1配線台部391bと第2配線台部391cとの間にU字状に垂れ下げるようにして配線することで、ジャンパ用光ファイバ5の余長53が確保されるので、第1配線用空間27aのスペースを有効利用して充分な長さの余長53を容易に確保できる。したがって、第1配線用空間27aの縮小が可能であり、光配線盤1の小型化に有効に寄与する。
なお、図2、図4等において、符号393は、受け入れ台部391aから延出された第1配線台部391b、第2配線台部391cの先端に設けられたRガイドである。第1配線台部391b、第2配線台部391cの先端から垂れ下げられるジャンパ用光ファイバ5は、Rガイド393上の湾曲配線面393aに配線して、第1配線台部391b、第2配線台部391cから垂れ下げることで、光特性に影響を与えない充分な湾曲半径が確保される。
また、ジャンパ用光ファイバ5の余長53は、第1配線用空間27aにおいて、下端部に湾曲部53aが確保され、この湾曲部53aの両側部分がそれぞれ上下方向に延在するように配線される(上下方向に延在するように配線された部分を、以下、上下延在部53bとも言う)。第1配線用空間27aにおいては、前後方向及び横方向にずらされた2カ所に、多数本のジャンパ用光ファイバ5の余長53の上下延在部53bが集合配線される(上下延在部53bを集合配線したものを、以下、集合配線部54とも言う)。これにより、光配線盤1の上下多段の成端ユニット3の光コネクタ31に対するジャンパ用光ファイバ5の切替接続に伴うジャンパ用光ファイバ5の移動や余長53の取り出しの際に、ジャンパ用光ファイバ5の余長53同士の絡まり等を容易に回避することができ、切替接続の作業性を向上できる。
また、ジャンパ用光ファイバ5の余長53の上下延在部53bを集合配線した2本の集合配線部54a,54bの間には、ラック2に突設されて第1配線用空間27aの上下方向の複数箇所に設けられたコードガイド27cが介在配置されている。このため、第1配線用空間27a内においては、2本の集合配線部54a、54bの上下延在部53bを、コードガイド27cによって明瞭に区分けして配線できる。
コードクランプ392(392A、392B、392C)は、ステージ本体391の、受け入れ台391a、2つの配線台部391b、391cにそれぞれ設けられている。
図2、図4等に示すように、コードクランプ392は、ステージ本体391上に立設された2本のガイド片392aを有するU字状のコード挿通部材392bと、このコード挿通部材392bの2本のガイド片392aの間に架設され2本のガイド片392aに案内されて昇降するクランプ片393cとを具備し、クランプ片393cを下降させて、2本のガイド片392a間のコード挿通空間393dに挿通されているジャンパ用光ファイバ5を、コード挿通部材393b下部において2本のガイド片392aの間を連結している連結部393eに押し付けるようにすることで、ジャンパ用光ファイバ5を固定できる。また、クランプ片393cを上昇させれば、ジャンパ用光ファイバ5の固定を解除できる。クランプ片393cは、連結部393eの両端に立設されている2本のガイド片392aの上端から着脱できるようになっており、クランプ片393cを2本のガイド片392aから離脱して、コード挿通部材392bの内側のコード挿通空間393dの上端を開放することで、コード挿通部材392bに対するジャンパ用光ファイバ5の収納及び取り出しを簡単に行える。
なお、コードクランプ392としては、受け入れ台391a、2つの配線台部391b、391cにそれぞれ配線されるジャンパ用光ファイバ5を、複数本、一括してクランプ(及びクランプ解除)できる構成のものであれば良く、上述の構成のものに限定されず、様々な構成のもの採用できる。
また、この光配線盤1にあっては、別途、ラック2の外側から導入された外部光ファイバ6を、成端ユニット3に引き込んで光コネクタ31に接続することで、接続用光ファイバ32(詳細には、分岐ファイバ部322)にコネクタ接続することも可能である。
ここで、外部光ファイバ6としては、例えば、伝送装置に接続された光ファイバ等である。また、この外部光ファイバ6としては、先端が、成端ユニット3の光コネクタ31に着脱可能に接続できる光コネクタ61によってコネクタ成端されたものを採用する。外部光ファイバ6は、成端ユニット3の前面側に引き込んで、先端の光コネクタ61を目的の回線の光コネクタ31に接続することで、光ファイバケーブル4の目的の光回線と光接続される。
また、この外部光ファイバ6は、第1配線用空間27aを経由させて、2本の集合配線部54a、54bのジャンパ用光ファイバ5と同様に、目的の成端ユニット3まで引き回し配線される。
この光配線盤1は、コネクタモジュール33の光コネクタ31に対する成端ユニット3前面側からの光ファイバ(ジャンパ用光ファイバ5、外部光ファイバ6)先端の光コネクタの接続、該光配線盤1内への光ファイバケーブル4の引き込み、光ファイバ41の配線、ケーブル側光ファイバ41と接続用光ファイバ32の融着用ピグテイル32aの融着接続等の作業を、該光配線盤の前面側から行える、いわゆる前面作業形(片面作業形)の光配線盤である。
この光配線盤1にあっては、光ファイバケーブル4の光ファイバ41を、成端ユニット3の光コネクタ31によってコネクタ成端するには、予め、融着トレー35に引き込んでおいた融着用ピグテイル32aを融着トレー35から取り出して、成端ユニット3に引き込んだケーブル側光ファイバ41の先端を、融着接続すれば良い。このため、特許文献1,2に例示されるような成端ユニットからの光モジュールの取り出しを要する構成の光配線盤に比べて、非常に簡単な作業で効率良くコネクタ成端を実現できる。融着接続部34の収納も簡単に行える。
また、光ファイバケーブル4の光ファイバ41を融着する、接続用光ファイバ32の融着用ピグテイル32aは、上下多段の成端ユニット3に振り分けて設けられている。さらに、各成端ユニット3において、複数の融着トレー35に振り分けて収納されている。このため、光ファイバケーブル4の光ファイバ41を融着する、目的の融着用ピグテイル32aの収納場所は判りやすく、融着用ピグテイル32aの融着トレー35からの取り出しを迅速に行える。
図7〜図9は、本発明に係る融着トレー35の一例を示す図である。
図5、図7〜図9において、融着トレー35は、光配線盤1の横方向に細長の長方形状に形成されている。融着トレー35の周囲壁352は、融着トレー35の前側の前壁352aと、後側(背面側)の後壁352bと、横方向両側の側壁352c、352dとで構成されている。
横方向両側(左右両側)の両側壁352c、352dには、光ファイバケーブル4の光ファイバ41を引き込むためのファイバ導入口354が開口されている。
また、ファイバ導入口354には、プレート状のファイバ受け片355a上に、前記ファイバ導入口354に通される光ファイバ41を保持するためのクランプ355bを取り付けた構造のファイバ受けユニット355が設けられている。
前記ファイバ受けユニット355は、クランプ355bがファイバ受け片355aの上側となる向きで、ファイバ受け片355aを、ファイバ導入口354付近から融着トレー35の外側に突設された受け台35b上に設置して、融着トレー35に取り付ける。
ファイバ受けユニット355は、例えば、ねじ等の固定手段を用いて受け台35bに固定する。また、例えば、ファイバ受けユニット355に突設しておいた差込片を、受け台35bに差し込んで受け台35bに取り付ける、取り付け形態等も採用可能である。
また、ファイバ受けユニット355は、受け台35b上ではなく、融着トレー35の底板351上に取り付けても良い。
但し、図示例の融着トレー35において、ファイバ受けユニット355は着脱可能になっている。
そして、後述のように、ファイバ受けユニット355は、融着トレー35の両側のファイバ導入口354の間で、移設可能になっている。
ファイバ受けユニット355のファイバ受け片355aは、クランプ355bが取り付けられた台板部355cの両側から、光ファイバ41が配線される上面(配線面)を形成する配線板部355dが延出された構造になっている。
ファイバ受けユニット355は、クランプ355bがファイバ導入口354あるいはその近傍となるようにして、融着トレー35に取り付けられる。融着トレー35に取り付けたファイバ受けユニット355のファイバ受け片355aの両側の配線板部355dの内、一方は、融着トレー35の外側に突出され、他方は、ファイバ導入口354から融着トレー35内に延出するように配置されて、融着トレー35の底板351上に重ね合わせるようにして設置される。
図8、図11に示すように、ファイバ受けユニット355を、融着トレー35の両側のファイバ導入口354の内の一方に取り付けたときに、台板部355cの両側の配線板部355dの内の融着トレー35の外側に突出されるものは、ファイバ受けユニット355を他方のファイバ導入口354に取り付けたときには、融着トレー35の内側に配置される。
図7に示すように、クランプ355bは、光ファイバ41を収納できる枠状に形成されている。このクランプ355bは、光ファイバ41を該クランプ355bの内外に移動させるための開口部355fとして機能する不連続部を有している。
このクランプ355bの内側(内側空間355g)には、具体的には、光ファイバ41を収納した保護チューブ43が挿入される。
保護チューブ43は、光ファイバ41の光ファイバケーブル4から延出された部分のほぼ全長を収納している。融着トレー35には、保護チューブ43の端末が引き込まれ、保護チューブ43の端末から延出された光ファイバ41が融着トレー35内に引き回される。
クランプ355bの内側空間355gは、ファイバ導入口354と連通されている。ファイバ導入口354から融着トレー35に引き込まれる光ファイバ41は、クランプ355bの内側空間355gに通される。
図5等に示すように、前記ファイバ受け片355aの両側の配線板部355dの内、ファイバ導入口354から融着トレー35の外側に突出されるものは、台板部355cから背面側に傾斜して突出される。
成端ユニット3の融着トレー35に引き込まれた光ファイバ41(光ファイバケーブル4の光ファイバ41)は、融着トレー35のファイバ受け片355aと、ラック2の背面板25に取り付けられたファイバ保持部品29bとの間に、融着トレー35の融着トレー収納部36から前面側への引き出しに対応するための余長44を確保して、配線される。余長44は、融着トレー35のファイバ受け片355aとファイバ保持部品29bとの間にて光ファイバ41に確保した弛みであり、ファイバ受け片355aとファイバ保持部品29bとから下方に垂れ下がるU字状に湾曲されている。
上述のように、ファイバ受け片355aの配線板部355dがファイバ導入口354から融着トレー35の外側に背面側に傾斜して突出されている構成であれば、融着トレー35の融着トレー収納部36から前面側への引き出し、及び、再収納に伴い、融着トレー35とファイバ保持部品29bとの間に配線されている光ファイバ41が移動したり、揺動しても、光ファイバ41に、光特性に影響を与えるような曲げが生じにくい。
図示例のファイバ受けユニット355のファイバ受け片355aは、台板部355cの両側の配線板部355dが、台板部355cから互いに傾斜する2方向に延出されている、概略V字形の板状に形成されている。
ファイバ受けユニット355は、台板部355cを通る、光配線盤1の横方向(成端ユニット3の横方向)の仮想直線から後側(背面側)への、台板部355cの両側の配線板部355dの傾斜角度が揃う(傾斜角度が同じ、あるいは、ほぼ同じ)向きで、融着トレー35に取り付けられる。このことは、融着トレー35の左右両側のファイバ導入口354のどちらにファイバ受けユニット355を取り付ける場合でも共通である。したがって、例えば、融着トレー35の左右両側のファイバ導入口354の一方から他方へ、ファイバ受けユニット355を移設した場合であっても、融着トレー35の外側に延出される配線板部355dの延出方向が、ファイバ導入口354から(詳細には台板部355cから)後側へ傾斜した方向となる。
なお、図5等に示すように、融着トレー35は、融着トレー35の外側に突出する配線板部355dを含む全体が融着トレー収納部36に収納される訳ではなく、融着トレー35の前記配線板部355dを含む前端部(前壁352a付近)は、融着トレー収納部36に収納されずに、融着トレー収納部36から前面側に配置された状態が維持される。また、本発明に係る融着トレー収納部36としては、このような構成に限定されず、例えば、融着トレー収納部36の両側板361に、融着トレー35から外側に突出された配線板部355dを融着トレー収納部36の前面側から挿脱できるスリットを形成し、融着トレー35の出来るだけ広範囲を収納できるようにした構成等も採用可能である。この場合は、融着トレー35を融着トレー収納部36に収納したときに、ファイバ受けユニット355a、ファイバ導入口354を経由して融着トレー35に導入されている光ファイバ41が、前記スリットに通されて、融着トレー収納部36の側板361に貫通される。
また、前記ファイバ受け片355aの配線板部355dは、例えば、ゴム等の柔軟性に富む樹脂材料等によって、弾性変形可能に形成しても良い。これにより、融着トレー35の移動に伴う光ファイバ41の曲げを、より確実に抑えることができる。
この場合、ファイバ受け片355aの配線板部355dは、光ファイバ41に作用する曲げや引っ張り等の外力によって簡単に弾性変形できるように形成する。これにより、光ファイバ41を無理な引っ張りによって曲げたり、折損してしまうといった不都合の防止に有効に寄与する。
さらに、融着トレー35は、コネクタモジュール33(詳細にはモジュール本体33a)から導入された融着用ピグテイル32aの融着トレー35内での配線位置を設定するためのファイバガイド7(以下、導入用ファイバガイドとも言う)と、融着用ピグテイル32aと光ファイバ41との融着接続部34を保持するための融着部ホルダ8とを具備する。
なお、融着トレー35に、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8を取り付けたものも、本発明に係る融着トレーとして機能することは言うまでも無い。この場合は、既述の融着トレー35であるトレー本体に、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8を取り付けたものが、融着トレーである。
ここで例示する導入用ファイバガイド7は、具体的には、細長板状の部材であるガイド本体7aに、融着用ピグテイル32aを収納したチューブ32b、32cの固定用の把持部72を設けた概略構造になっている。
ガイド本体71は、細長板状の底板73の幅方向両側に、該底板73の長手方向全長にわたって側壁74を立設した、断面コ字形に形成された細長の部材である。この導入用ファイバガイド7は、ガイド本体71の底板73を、融着トレー35の底板351上に重ね合わせる(側壁74が立設されていない側の面を重ね合わせる)ようにして、融着トレー35に取り付けられる。
図7、図8等に示すように、把持部72は、ガイド本体7aの長手方向の2カ所に設けられている。
説明の便宜上、区別のため、図中、一方の把持部72に符号721、他方の把持部72に符号722を付す。
一方の把持部721(以下、第1把持部とも言う)は、融着トレー収納部36の外側から融着トレー35に引き込まれる前記チューブ32bの先端を嵌め込み固定するものであり、ガイド本体71の一対の側壁74の内面側(一対の側壁74の間に確保された溝75に臨む側)に把持用突起721aが突設された構造になっている。
他方の把持部722(以下、第2把持部とも言う)は、ガイド本体71の底板73から、ガイド本体71の一対の側壁74の間に突設された突壁722aによって、ガイド本体71の溝75を二つの溝(小溝)に区切った構造になっている。この第2把持部722においては、ガイド本体71の一対の側壁74の内面側に把持用の凹凸が形成されている。また、突壁722aの両面にも凹凸が形成されている。
融着用ピグテイル32aは、チューブ32bに収納した状態で、融着トレー35に引き込まれる。融着トレー35の後壁352bには、融着用ピグテイル32aを融着トレー35内に引き込むためのファイバ導入口359(以下、モジュール側ファイバ導入口とも言う)が開口されており、融着用ピグテイル32aは、チューブ32bに収納した状態で、前記モジュール側ファイバ導入口359から融着トレー35に引き込まれる。
チューブ32bには、コネクタモジュール33(詳細にはモジュール本体33a)から導入する融着用ピグテイル32aを、複数本、通すことができる。
チューブ32bは、先端を、導入用ファイバガイド7の第1把持部721に嵌め込んで、ガイド本体71の長手方向に沿わせた向きで、導入用ファイバガイド7に固定される。
図示例のチューブ32bには、複数本の融着用ピグテイル32aを収納してある。
融着トレー35内では、チューブ32b先端から延出された複数本の接続用光ファイバ32(融着用ピグテイル32a)が、複数本のチューブ32c(トレー内配線用チューブ)に振り分け収納して引き回される。複数本の融着用ピグテイル32aを、複数本のチューブ32cに収納することで、融着トレー35内に引き回す融着用ピグテイル32aを整理できるので、後述する未接続ファイバ収納空間353a、現用ファイバ収納空間353bへの振り分け配線等を容易に行える。また、回線照合等の作業を効率良く行える。
チューブ32cは、片端をファイバガイド7の第2把持部722に嵌め込ん(詳細には、ガイド本体71の側壁74と突壁722aとの間の溝への嵌め込み)で固定して、融着トレー35内に引き回される。
融着部ホルダ8は、融着トレー35の底板351上に重ね合わせるようにして取り付けられる底板81上に、融着接続部34を把持して固定するための把持片82(弾性片)が複数突設された構造になっている。融着接続部34は、把持片82の間に押し込むことで、融着部ホルダ8に着脱可能に保持される。
融着トレー35の底板351には、導入用ファイバガイド7が着脱可能に取り付けられるファイバガイド取付部356と、融着部ホルダ8が着脱可能に取り付けられる融着部ホルダ取付部357とが設けられている。
ファイバガイド取付部356と融着部ホルダ取付部357とは、それぞれ、融着トレー35の底板351の横方向に離隔した2カ所(図7、図8において、区別のため、2カ所のファイバガイド取付部に符号356A、356B、2カ所の融着部ホルダ取付部に357A、357Bを付す)に設けられている。これにより、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8は、融着トレー35の横方向に互いに離隔した2カ所に選択的に取り付けることができる。
なお、融着用ピグテイル32aの導入用の、融着トレー35の後壁352bのモジュール側ファイバ導入口359も、2カ所のファイバガイド取付部356A、356Bに対応して、後壁352bの左右に離隔した2カ所に形成されており、導入用ファイバガイド7を、2カ所のファイバガイド取付部356A、356Bのどちらに取り付けた場合でも、モジュール側ファイバ導入口359と導入用ファイバガイド7の溝75とが連通されて、融着用ピグテイル32a及び該融着用ピグテイル32aを収納したチューブ32bの融着トレー35への引き込みが可能であるようになっている。
図示例の融着トレー35において、ファイバガイド取付部356は、具体的には、融着トレー35の底板351において、導入用ファイバガイド7の複数箇所に突設されている嵌合突起77(図8、図10参照。図示例では3カ所に突設)を底板351上から押し込むようにして嵌め込むことができる嵌合孔356aが複数形成された領域である。導入用ファイバガイド7の嵌合突起77は、ガイド本体71の長手方向複数箇所(図示例では3カ所)において、導入用ファイバガイド7の底板73の底面76(底板73において、側壁74が突設されている側とは反対側の面)に突設されている。ファイバガイド取付部356の複数の嵌合孔356aは、導入用ファイバガイド7の複数の嵌合突起77をひとつずつ嵌め込み可能なように、導入用ファイバガイド7の複数の嵌合突起77の位置に応じた複数箇所に形成されている。
さらに言えば、ファイバガイド取付部356は、融着トレー35の底板351において、ひとつの導入用ファイバガイド7の複数の嵌合突起77の嵌め込みに対応する複数の嵌合孔356aを形成した領域、とも言える。
図示例の融着トレー35においては、融着部ホルダ取付部357も、ファイバガイド取付部356と同様に、融着トレー35の底板351において、ひとつの融着部ホルダ8に突設されている複数の嵌合突起83の嵌め込みに対応する複数の嵌合孔357aを形成した領域である。融着部ホルダ8は、嵌合突起83を、底板351上から嵌合孔357aに押し込むようにして嵌め込むことで、底板351に取り付けることができる。
融着部ホルダ8の嵌合突起83は、融着部ホルダ8の底板81の、把持片82が突設されている上面81aとは反対側の底面81bの複数箇所(図8、図11参照。図示例では2カ所)に突設されている。融着部ホルダ取付部357の複数の嵌合孔357aは、融着部ホルダ8の複数の嵌合突起83をひとつずつ嵌め込み可能なように、融着部ホルダ8の複数の嵌合突起83の位置に応じた複数箇所に形成されている。
図9,図10等において、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8の嵌合突起77、83は、いずれも、ピン状(嵌合ピン)に形成されている。
嵌合突起77、83は、融着トレー35の底板351側の嵌合孔356a、357aに嵌め込んだ状態において上方に強く引っ張るなどして、嵌合孔356a、357aから引き抜くことができる。これにより、融着トレー35の底板351に取り付けられている導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8を、融着トレー35から離脱させることができる。
なお、融着トレー35の底板351に、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8を着脱可能に取り付けるための構成としては、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8の嵌合突起77、83を融着トレー35の底板351に嵌め込む構成に限定されず、例えば、ファイバガイド取付部356、融着部ホルダ取付部357として、導入用ファイバガイド7、融着部ホルダ8に係脱可能に係合する弾性爪を突設した構成や、導入用ファイバガイド7のガイド本体71、融着部ホルダ8の底板81が、離脱可能に嵌め込まれる嵌合凹部を形成した構成、等、様々な構成を採用することができる。
前記導入用ファイバガイド7は全体として細長形状になっており、ファイバガイド取付部356に取り付けることで、融着トレー35内にて前後方向に延在配置される。
具体的には、導入用ファイバガイド7は、長手方向一端部(基端部)を、融着トレー35の外周部の周囲壁352の内の後壁352bに当接させ、長手方向他端部(先端部)と前記周囲壁352の前壁352aとの間にファイバ配線用の隙間358を確保して、融着トレー35の底板351上に設けられる。
融着トレー35の内側空間353は、融着トレー35に取り付けた導入用ファイバガイド7を介して横方向両側の2つのファイバ収納空間(未接続ファイバ収納空間353a、現用ファイバ収納空間353b)に区分けされる。
導入用ファイバガイド7には、融着トレー35の後壁352bのモジュール側ファイバ導入口352bから融着トレー35に引き込まれたチューブ32bの端末が、第1把持部の一対の把持用突起721aの間に把持固定されて取り付けられ、チューブ32b端末から延びる融着用ピグテイル32aが、導入用ファイバガイド7の長手方向他端部(先端部)から隙間358に延出され、融着トレー35内に引き回される。
未接続ファイバ収納空間353aには、融着トレー35に引き込まれた融着用ピグテイル32aの内、どこにも接続していない光ファイバである保留光ファイバ32a1が収納される。保留光ファイバ32a1は、例えば円形に巻くなどして、湾曲処理して、未接続ファイバ収納空間353aに収納される。
現用ファイバ収納空間353bには、融着用ピグテイル32aとケーブル側光ファイバ41との融着接続部34が、融着用ピグテイル32a及び光ファイバ41の余長とともに収納される。
融着部ホルダ8は、現用ファイバ収納空間353bに設置される。融着用ピグテイル32aとケーブル側光ファイバ41との融着接続部34は、現用ファイバ収納空間353bに設置された融着部ホルダ8上の把持片82の間に嵌め込んで、融着部ホルダ8に取り付ける。
導入用ファイバガイド7を経由して融着トレー35に引き込まれる融着用ピグテイル32aは、導入用ファイバガイド7の先端部と前記周囲壁352の前壁352aとの間の隙間358から、未接続ファイバ収納空間353aと、現用ファイバ収納空間353bとに振り分け配線される。
融着トレー35において、内側空間353を導入用ファイバガイド7を介して両側に区分けしたファイバ収納空間は、ユニット積層部3Aの左右両側の配線用空間の内の、成端ユニット3に引き込む光ファイバ41(導入光ファイバ)が配線される配線用空間、本実施形態においては光ファイバケーブル4が引き込まれる配線用空間(図1の光配線盤1においては第2配線用空間27b)の側を現用ファイバ収納空間353b、導入用ファイバガイド7を介して現用ファイバ収納空間353bとは反対の側を未接続ファイバ収納空間353aとして使用する。
図1の光配線盤1においては、図7、図8に示すように、融着トレー35の横方向両側(左右両側)のファイバ導入口354の内、第2配線用空間27bに臨む側のファイバ導入口354から、光ファイバケーブル4の光ファイバ41が、現用ファイバ収納空間353bに引き込まれる。
融着トレー35内に引き込まれた光ファイバ41は、現用ファイバ収納空間353b内にのみ引き回され、未接続ファイバ収納空間353aには配線されない。このことは、後述のように、光ファイバケーブル4の導入を第1配線用空間27a、ジャンパ用光ファイバ5の余長収納を第2配線用空間27bとした、図12の光配線盤1Aについても同様である。
また、図1の光配線盤1においては、導入用ファイバガイド7を、融着トレー35の2カ所のファイバガイド取付部356A、356Bの内の第1配線用空間27a寄りのファイバガイド取付部356Aに取り付け、融着部ホルダ8を、融着トレー35の2カ所の融着部ホルダ取付部357A、357Bの内の第2配線用空間27b寄りの融着部ホルダ取付部357Bに取り付ける。
上述のように、導入用ファイバガイド7によって、未接続ファイバ収納空間353aと現用ファイバ収納空間353bとが区分けされ、融着接続部34及び該融着接続部34にて接続された光ファイバ32a、41の余長を収納する現用光ファイバ収納空間353bとは別の未接続ファイバ収納空間353aに、保留光ファイバ32a1を収納する構成であれば、保留光ファイバ32a1の取り出しを、融着接続部34にて接続された光ファイバ32a、41の余長との干渉を回避して、効率良く行うことができる。
なお、図7、図8、図11において、符号35aはファイバ押さえ片である。このファイバ押さえ片35aは、融着トレー35(トレー本体)は、周囲壁352の複数箇所から内側空間353内に張り出すように突出する舌片状に形成されており、融着トレー35内に引き回された光ファイバ(融着用ピグテイル32a、光ファイバ41)が、融着トレー35の底板351からの浮き上がりよる融着トレー35から脱落することを防止する。また、ファイバ押さえ片35aは、融着トレー35の底板351との間に、融着用ピグテイル32a及び光ファイバ41を通せる程度の隙間を空けて、底板351の上方に設けられている。
また、導入用ファイバガイド7にも、ファイバ押さえ片78が突設されている。導入用ファイバガイド7のファイバ押さえ片78は、ガイド本体71の両側壁74から、ガイド本体71の両側(側壁74を介して溝75とは反対の側)に張り出すように突出されている。このファイバ押さえ片78は、導入用ファイバガイド7を融着トレー35の底板351上に取り付けたときに、融着トレー35の底板351との間に、融着用ピグテイル32a及び光ファイバ41を通せる程度の隙間を空けて、底板351の上方に配置される。
ところで、この光配線盤1にあっては、図1において第1配線用空間27aに設けられているコードガイド27c、第2配線用空間27bに設けられているケーブル固定部品(ケーブル把持部品28aとテンションメンバ固定部品28b)、ファイバガイド29a、ファイバ保持部品29bは、ユニット積層部3Aを介して両側の配線用空間27a、27bに対して選択的に設置できる。つまり、第1配線用空間27aと第2配線用空間27bとの間で移設可能である。
この光配線盤1は、図12に示すように、光ファイバケーブル4の導入が第1配線用空間27a、ジャンパ用光ファイバ5の余長収納が第2配線用空間27bとなるように、組み替えることが可能である。いわば、図1等に示した構造に比べて、左右反転した構造への組み替えが可能である。
図12に示した光配線盤には、区別のため、符号1Aを付す。
図12の光配線盤1Aでは、成端ユニット3については、図11に示すように、導入用ファイバガイド7を、融着トレー35の2カ所のファイバガイド取付部356A、356Bの内の第2配線用空間27b寄りのファイバガイド取付部356Bに取り付け、融着部ホルダ8を、融着トレー35の2カ所の融着部ホルダ取付部357A、357Bの内の第1配線用空間27a寄りの融着部ホルダ取付部357Aに取り付ける。融着トレー35の内側空間353を導入用ファイバガイド7を介して両側に区分けしたファイバ収納空間の内、第1配線用空間27a側のファイバ収納空間を現用ファイバ収納空間353b、第2配線用空間27b側のファイバ収納空間を未接続ファイバ収納空間353aとして使用する。保留光ファイバ32a1は、未接続ファイバ収納空間353aに収納する。また、第2配線用空間27bに導入した光ファイバケーブル4の光ファイバ41は、第2配線用空間27bから現用ファイバ収納空間353bに引き込むようにする。
また、ファイバ受けユニット355は、現用ファイバ収納空間353b側のファイバ導入口354に設置するので、図12の光配線盤1Aの場合は、図11に示すように、図中、左側のファイバ導入口354に設置する。
なお、融着トレー35の2カ所の融着部ホルダ取付部357A、357Bは、融着トレー35の横方向において、2カ所のファイバガイド取付部356A、356Bの間に設けられている。
図11等に示すように、成端ユニット3の融着トレー35のファイバ導入口354とファイバ受け片355aとは、融着トレー35の横方向(左右方向)両側に設けられている。第1配線用空間27aから融着トレー35に導入する光ファイバ41は、第1配線用空間27aに臨む側のファイバ導入口354から融着トレー35の現用ファイバ収納空間353bに引き込まれる。また、図1等に示した光配線盤1の場合と同様に、光ファイバ41を収納した保護チューブ32bを、ファイバ受けユニット355のクランプ355bの内側空間355gに収納して保持することで、引き留めることができる。
配線ステージ39は、図1の光配線盤1の成端ユニット3の左側に取り付けられるタイプのもの(左用。区別のため符号39Aを付す)と、図12の光配線盤1Aの成端ユニット3の右側に取り付けられるタイプのもの(右用。区別のため符号39Bを付す)とを選択使用する。
図12、図13に示すように、右用の配線ステージ39Bも、左用の配線ステージ39Aと同様に、L字形に形成されたステージ本体391と、このステージ本体391上に設けられたコードクランプ392(392A、392B、392C)とを具備する構成になっている。また、ステージ本体391が、成端ユニット3のユニット本体38に隣設されて配線棚37から該ステージ本体391上に引き込まれるジャンパ用光ファイバ5を受け入れる受け入れ台部391aと、この受け入れ台部391aから配線棚37とは反対の側に延出する第1配線台部391bと、受け入れ台部391bから背面側に延出する第2配線台部391cとを具備している点、も左用の配線ステージ39Aと同様であるが、第1配線台部391bの受け入れ台部391aからの延出方向が、左用の配線ステージ39Aとは左右方向で逆になっている。第1配線台部391bの受け入れ台部391aからの延出方向以外の点は、左用の配線ステージ39Aと同様である。
したがって、この光配線盤によれば、光ファイバケーブル4の導入位置が、ユニット積層部3Aを介して両側の配線用空間のどちらであっても、この光ファイバケーブル4の光ファイバ41のコネクタ成端に対応できる。光ファイバケーブル4の光ファイバ41とジャンパ用光ファイバ5、外部光ファイバ6との光接続も、光ファイバケーブル4を導入する配線用空間の選択に依らず実現できる。その結果、光配線盤の設置位置の自由度を向上できる、等の効果が得られる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、各種変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、導入用ファイバガイド7及び融着部ホルダ8の両方の左右移設が可能に設けられた融着トレー35を例示したが、これに限定されず、例えば、融着部ホルダ8が、融着トレー35の中央部に設置されたまま移設されず、導入用ファイバガイド7のみ左右移設が可能になっている構成等も採用可能である。
接続用光ファイバとしては、上述した多心テープファイバ部321の片端を単心の複数本の分岐ファイバ部322に単心分岐した構造のものに限定されず、以下の(a)〜(c)のような構成も採用可能である。
(a)多心テープファイバ部321の片端が、2心以上の多心のテープファイバ状の複数本の分岐ファイバ部322に分岐されているもの。但し、複数本の分岐ファイバ部の心数の合計は多心テープファイバ部の心数と同じであるため、各分岐ファイバ部は、多心テープファイバ部よりも少心の多心テープファイバとなっている。各分岐ファイバ部の先端には、コネクタ成端用の光コネクタが設けられ、各光コネクタがコネクタモジュールの前面側に配列設置されることは、上述の実施形態と同様である。
(b)単心の光ファイバ心線、光ファイバ素線、といった1本の単心光ファイバの片端(一端部)に光コネクタを取り付け、他端部を融着用ピグテイルとしたもの。
(c)多心光ファイバテープ心線の片端(一端部)に光コネクタを取り付け、他端部を融着用ピグテイルとしたもの。
ここで、上記(a)、(c)では、接続用光ファイバのコネクタ成端用の光コネクタとしても多心用のものを用いる。接続用光ファイバにコネクタ接続する、ジャンパ用光ファイバ、外部光ファイバとしても多心のものを用いる。ジャンパ用光ファイバの両端をコネクタ成端する光コネクタ、外部光ファイバの先端をコネクタ成端する光コネクタは、多心用のものを採用する。
本発明に係る光配線盤を示す正面図である。 図1の光配線盤の成端ユニットを示す正面図である。 図2の成端ユニットを示す側面図である。 図1の光配線盤の平断面図であり、光配線盤及び成端ユニットの構造を示す図である。 図4の成端ユニットの融着トレー収納部の構造を示す平面図である。 図1の光配線盤内に配線されるジャンパ用光ファイバと、該ジャンパ用光ファイバを介して互いに光接続される、2本の光ファイバケーブルの光ファイバとの関係を示す光配線図である。 図1の光配線盤の成端ユニットの融着トレーの構造を示す斜視図である。 図1の光配線盤の成端ユニットの融着トレーの構造を示す平面図である。 図7、図8の融着トレーに設けられる導入用ファイバガイドに突設されている嵌合突起と、融着トレーの底板に穿設された嵌合孔との関係を示す図である。 図7、図8の融着トレーに設けられる融着部ホルダに突設されている嵌合突起と、融着トレーの底板に穿設された嵌合孔との関係を示す図である。 融着トレーに設けられる導入用ファイバガイド及び融着部ホルダを、図7、図8の位置から左右反転するように移設した状態を示す平面図である。 本発明に係る光配線盤を、光ファイバケーブルの導入が第1配線用空間、ジャンパ用光ファイバの余長収納が第2配線用空間となるように構成した場合を示す正面図である。 図12の光配線盤の成端ユニットを示す平面図である。
符号の説明
1,1A…光配線盤、3…成端ユニット、31…光コネクタ、32…接続用光ファイバ、32a…融着用ピグテイル、32a1…保留光ファイバ、321…多心テープファイバ部、322…分岐ファイバ部、33…コネクタモジュール、34…融着接続部、35…融着トレー、351…底板、354…ファイバ導入口、356…ファイバガイド取付部、357…融着部ホルダ取付部、41…光ファイバ、7…ファイバガイド、8…融着部ホルダ。

Claims (4)

  1. 光コネクタ(31、311、324)が設けられたコネクタモジュール(33)を上部に、光ファイバ同士の融着接続部(34)の収納用の融着トレー(35)を下部に配置した構成の成端ユニット(3)が上下多段に設けられ、
    前記成端ユニットの前記コネクタモジュールは、前面側に前記光コネクタが複数配列設置され、背面側から、前記光コネクタによってコネクタ接続可能に成端された光ファイバ(32)が延出されていて、該光ファイバの前記コネクタモジュールから延出された端部が前記融着トレー内に引き込まれて収納され、
    前記融着トレーは、前記コネクタモジュールから引き込まれた光ファイバである接続用光ファイバ(32)と、該融着トレーに別途引き込んで前記接続用光ファイバと接続する光ファイバである導入光ファイバ(41)との融着接続部(34)を収納可能であり、
    前記融着トレーは、前記コネクタモジュールから引き込まれた前記接続用光ファイバの内の、前記導入光ファイバと接続していない保留光ファイバ(32a1)を収納する未接続ファイバ収納空間(353a)と、融着接続によって互いに接続された接続用光ファイバ及び導入光ファイバを収納する現用ファイバ収納空間(353b)と、前記融着接続部を保持する融着部ホルダ(8)とを具備し、
    前記未接続ファイバ収納空間と前記現用ファイバ収納空間とは、前記融着トレーの底板(351)上の互いに異なる位置に確保され、
    前記融着トレーには、コネクタモジュールから導入される接続用光ファイバ用のファイバガイド(7)が取り付けられ、
    前記未接続ファイバ収納空間と前記現用ファイバ収納空間とが、前記ファイバガイドによって区分けされ、
    前記ファイバガイドは細長形状に形成されており、
    前記未接続ファイバ収納空間と前記現用ファイバ収納空間とが、前記ファイバガイド取付部に取り付けて前記融着トレーの底板(351)上に成端ユニット前後方向に延在するように設けられた前記ファイバガイドによって区分けされることを特徴とする光配線盤。
  2. 成端ユニットの融着トレーは、コネクタモジュールの下に複数積層して設けられ、それぞれ、成端ユニット前面側に引き出し可能になっていることを特徴とする請求項1の光配線盤。
  3. 融着トレーには、前記ファイバガイド(7)が着脱可能に取り付けられるファイバガイド取付部(356)と、融着部ホルダが着脱可能に取り付けられる融着部ホルダ取付部(357)とが、それぞれ、左右方向に離隔した2カ所に設けられ、前記ファイバガイド及び前記融着部ホルダの左右移設が可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の光配線盤。
  4. 前記接続用光ファイバは、多心テープファイバ部(321)と、この多心テープファイバ部の片端を複数に分岐した分岐ファイバ部(322)とを具備し、各分岐ファイバ部の先端が前記光コネクタによってコネクタ接続可能とされており、
    前記接続用光ファイバの多心テープファイバ部に、前記導入光ファイバである多心光ファイバテープ心線が融着接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光配線盤。
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