JP3432403B2 - 光配線盤 - Google Patents

光配線盤

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JP3432403B2
JP3432403B2 JP30123097A JP30123097A JP3432403B2 JP 3432403 B2 JP3432403 B2 JP 3432403B2 JP 30123097 A JP30123097 A JP 30123097A JP 30123097 A JP30123097 A JP 30123097A JP 3432403 B2 JP3432403 B2 JP 3432403B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ルあるいは光ファイバコードを別の光ファイバと分岐・
接続するための光配線盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバケーブルを光接続に
より光ファイバ心線へ分岐・接続するには、多数の光フ
ァイバを成端して群構成とする光配線盤が使用されてい
る。この種の光配線盤は、光ファイバの分岐接続のため
のコネクタ接続部、多心単心分岐部およびジャンパ用の
光コード、光コードの光接続に伴う余長部がコンパクト
に収納されたトレーが高密度で多段に積層された構造を
有するものである。
【0003】図5に、従来の光配線盤の一例を示す。こ
の図において、光配線盤は、所定位置に固定設置される
函体1内部に、函体1の下部から立ち上がってくる光フ
ァイバケーブル2の口出し部から引き出した光ファイバ
心線3aの束を上側へ布線する分岐部4aと、該分岐部
4aにおいて前記光ファイバ心線3aを図示しない融着
接続補強部を介して分岐接続用のファンアウトコード3
bの分岐されていない一端部と接続し、かつ当該融着接
続補強部を収納する融着部トレー6を函体1下側におい
て多数積層状態に収納する融着部トレー収納部T1と、
前記ファンアウトコード3bの分岐された他端部の各分
岐コードにジャンパコードjを接続切替可能に接続する
光アダプタ(図示せず)を収納する分岐接続トレー8を
函体1の上部において積層状態に収納する分岐接続トレ
ー収納部T2とを具備している。
【0004】ファンアウトコード3bの分岐されていな
い一端部は、各融着部トレー6内に図5中右側から導入
され、融着部トレー6の左側から導入された光ファイバ
心線3aと融着部トレー6内で接続されている。ファン
アウトコード3bの中央部は、トレー収納部T1,T2
の間に配置されたセンタートレー9に挿通され、ファン
アウトコード3bの分岐された他端部は分岐接続トレー
収納部T2の各分岐接続トレー8内に図中左側から導入
され、右側から分岐接続トレー8に導入されたジャンパ
コードjと接続切替可能に接続されている。
【0005】ジャンパコードjは、分岐接続トレー8間
に布線され、ファンアウトコード3bから分岐した分岐
コード同士を接続するようになっている。ジャンパコー
ドjの余長は、函体1内の右側面にあるコードクランプ
4で折り返して配線される。また、分岐接続トレー8内
では、函体1の上部に配置された渡配線収納トレー9b
を介して函体1の外部から導入された光ファイバコード
3dが導かれて分岐コードと光接続されるケースもあ
る。
【0006】なお、函体1内に布線されるこれらファン
アウトコード3b、ジャンパコードj、光ファイバコー
ド3dは、函体1の両側板10の内面側に突設したコー
ドクランプ4によって、光信号伝達特性に影響を与えな
い程度の適切なクランプ力で着脱可能にクランプされて
引き留められている。
【0007】分岐接続トレー収納部T2は、函体1の背
面パネル11の左右両端部から前方(紙面手前側)に突
設されたガイド棒15によって、分岐接続トレー8を函
体1の前後方向(紙面奥行き方向)にスライド移動自在
に支持される構造になっている。
【0008】ガイド棒15は、背面パネル11において
上下位置が互いに一致する対を形成するように背面パネ
ル11の左右に対向配置されている。分岐接続トレー8
は、左右一対のガイド棒によって、水平を維持しつつ函
体1の前後方向に出し入れされるようになっている。な
お、ジャンパコードjおよびファンアウトコード3b
は、分岐接続トレー8の左右両側部に設置した図示しな
いゲートを介して分岐接続トレー8内に挿通されてい
る。
【0009】一方、伝送情報量の増大に対応して光ケー
ブルが多心化の傾向にあることに鑑みて、前記光配線盤
としては、特に、より多数の光接続部および接続余長を
コンパクトに収納することが重要になってきている。加
えて、光配線盤内の光接続箇所が膨大な数になるので、
光接続作業や光接続部の収納、取り出し作業或いは接続
切替作業を迅速に行うことができる光配線盤の開発が望
まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の光配線盤には、以下のような問題が存在
する。光配線盤に導入される光ファイバケーブルには、
そこから導出される光ファイバがコネクタによって成端
されていない一般ケーブルである場合と、光ファイバ先
端部に予めコネクタが設けられた、いわゆるコネクタ付
ケーブルである場合とがあり、前者においては融着部ト
レー収納部T1が必要であり、後者においてはこれが必
要ではない。従って、上記二種類の光ファイバケーブル
が混在した際には、融着部トレー収納部T1の一部に使
用しない部分が生じるケースがあり、光配線盤内の容積
が有効利用できないといった不都合が存在していた。
【0011】さらに、必要でない融着部トレー収納部T
1や該融着部トレー収納部T1から分岐接続トレー収納
部T2へファンアウトコード3bを引き回すために大き
なスペースが割かれており、光ファイバの高密度実装の
妨げになっていた。また、トレー8のゲート近傍にある
ファンアウトコード3bに、トレー8の引き出し時の移
動量に対応した長さの引出余長を確保する必要があるの
で、函体1の側部の構造が複雑になるといった問題もあ
った。
【0012】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、一般ケーブルとコネクタ付ケーブルとが混
在した場合においても、光ファイバを整然と区分けする
ことが可能であり、従って、接続切替等の作業時間を短
縮することが可能な、また、函体内の構造も複雑になら
ない光配線盤を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、以下の構成を採用している。請求項1記
載の光配線盤は、光ファイバが両側から切替可能に接続
される光コネクタアダプタと、光ファイバケーブルから
導出された光ファイバおよび前記光コネクタアダプタに
接続される中継用光ファイバの光接続部を収納する接続
部モジュールとを備える接続ユニットを函体内に収納し
てなり、前記光コネクタアダプタは、平板状の基体に、
該基体から突出する仮想平面上に位置するよう装着パネ
ルを設けて、該装着パネルに前記基体に沿う一方向に向
け複数列設した構成とされ、前記接続部モジュールは、
前記基体上に前記光コネクタアダプタに対向する位置に
列設すると共に、該基体に対して、前記一方向に向く軸
線回りに回動自在、かつ着脱自在な構成とされているこ
とを特徴とするものである。
【0014】従って、本発明の光配線盤によれば、光フ
ァイバケーブルがコネクタ付ケーブルである場合には、
ケーブルから導出された光ファイバを、その先端の光コ
ネクタプラグを光コネクタアダプタに装着することで配
線用光ファイバと接続切替可能に接続することができ
る。
【0015】また、光ファイバケーブルが一般ケーブル
の場合には、ケーブルから導出された光ファイバを接続
部モジュール内で、例えば、一端に光コネクタプラグが
設けられた中継用光ファイバの他端と融着接続した後
で、光コネクタプラグ側の一端を接続部モジュールから
引き出して、該接続部モジュールに対向する位置の光コ
ネクタアダプタに装着することで配線用光ファイバと接
続切替可能に接続することができる。
【0016】さらに、一般ケーブルの増加時には接続部
モジュールを基体に装着することにより、増設対応が行
える。逆に、一般ケーブルの減少時には、不要な接続部
モジュールを基体から離脱させることができる。
【0017】請求項2記載の光配線盤は、光ファイバが
両側から切替可能に接続される光コネクタアダプタと、
光ファイバケーブルから導出された光ファイバおよび前
記光コネクタアダプタに接続される中継用光ファイバの
光接続部を収納する接続部モジュールとを備える接続ユ
ニットを函体内に収納してなり、前記光コネクタアダプ
タは、平板状の基体に、該基体から突出する仮想平面上
に位置するよう装着パネルを設けて、該装着パネルに前
記基体に沿う一方向に向け複数列設した構成とされ、前
記接続部モジュールは、前記基体上に前記光コネクタア
ダプタに対向する位置に列設すると共に、該基体に対し
て着脱自在な構成とされ、前記基体には、先端に光コネ
クタが設けられ光ファイバケーブルから前記光コネクタ
アダプタへ到る光ファイバを収納する第一のダクトと、
光ファイバケーブルから前記接続部モジュールへ到り、
前記光接続部で前記中継用光ファイバと接続される前記
光ファイバを収納する第二のダクトとが備えられている
ことを特徴とするものである。
【0018】従って、本発明の光配線盤によれば、コネ
クタ付ケーブルと一般ケーブルとが混在した場合、コネ
クタ付ケーブルから導出されて光コネクタへ到る光ファ
イバを第一のダクト内に収納して、一般ケーブルから導
出されて接続部モジュールへ到る光ファイバを第二のダ
クト内にそれぞれ、区分けして収納することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光配線盤の実施の
形態を、図1ないし図4を参照して説明する。これらの
図において、従来例として示した図5と同一の構成要素
には同一符号を付し、その説明を省略する。図2におい
て、符号5は、光配線盤である。光配線盤5は、函体1
内に、線路側架体12と装置側架体13とこれらの間に
設けられた中継架体14とを備えている。
【0020】線路側架体12には、コネクタ付ケーブル
(図示せず)を固定するコネクタ付ケーブル固定部16
と、一般ケーブル(図示せず)の外被を固定する一般ケ
ーブル固定部17と、一般ケーブルの図示しないテンシ
ョンメンバを固定するテンションメンバ固定部18と、
上下方向に複数積層された接続ユニット19および光カ
プラユニット20が備えられている。
【0021】図1に示すように、接続ユニット19は、
コネクタ付ケーブルから導出され先端に光コネクタ(S
Cコネクタ)44が設けられた光ファイバ51、または
後述する光コネクタ(SCコネクタ)39が設けられた
中継用光ファイバ52と両端に光コネクタ(SCコネク
タ)21が設けられた配線用光ファイバ(ジャンパコー
ド)22とを接続するものであって、平板状の基体23
と、該基体23に設けられた装着パネル24および接続
部モジュール(融着モジュール)25とを備えている。
【0022】装着パネル24は、基体23に、該基体2
3から突出する仮想平面上に位置するように設けられて
おり、この装着パネル24には、基体23に沿う一方向
に向けて、光ファイバ51、中継用光ファイバ52およ
び配線用光ファイバ22を両側から切替可能に接続する
光コネクタアダプタ26が複数列設されている。
【0023】また、基体23上には、上記一方向に向け
て断面円形の係合軸27と、該係合軸27と上記装着パ
ネル24間に係止軸28とが設けられると共に、装着パ
ネル24から背面側(図2中紙面奥側)である接続部モ
ジュール25方向へ基体23に沿って突出する突出壁3
2によって第一のダクト(コネクタ付光ファイバ収納ダ
クト)34が形成され、基体23から該基体23上に向
かって突出する正面視略ロ字状の突出壁35によって第
二のダクト(テープ心線収納ダクト)36が形成されて
いる。
【0024】さらに、基体23上には、装着パネル24
から前面側(図2中紙面手前側)である配線用光ファイ
バ22側方向へ基体23に沿って突出する突出壁33に
よって第三のダクト37が形成されている。これら第一
から第三のダクト34,36,37には、それぞれ光コ
ネクタアダプタ26に対向する位置に外部と連通する連
通溝41,42,43が形成されている。
【0025】図3に示すように、接続部モジュール25
は、開閉自在な二つ割り構造を有するものであって、そ
の一側縁29の一端側には該側縁29から突出する平面
視C字状の係合部30が設けられており、この係合部3
0は、接続部モジュール25が光コネクタアダプタ26
に対向する位置になるように、基体23の係合軸27に
対して軸線回りに回動自在、かつ着脱自在に係合してい
る。
【0026】そして、係合部30と接続部モジュール2
5とは、係合軸27の軸線と直交する方向の軸線回りに
回動自在とされている。また、側縁29は、接続部モジ
ュール25が係合軸27の軸線回りに回動したときに係
止軸28に当接して、該接続部モジュール25が係止す
る構成となっている。
【0027】一方、接続部モジュール25の内部には、
光ファイバケーブルからテープ心線状態で導出された光
ファイバ53が第二のダクト36を経て引き込まれてお
り、引き込まれた光ファイバ53は、光接続部(融着接
続部)31において中継用光ファイバ52の分岐されて
いない一端部と融着接続されている。中継用光ファイバ
52は、接続部モジュール25内で接続余長を形成した
後に分岐され、その分岐部は分岐固定部31aに固定さ
れた状態で、それぞれの先端に光コネクタ39が設けら
れた他端部が接続部モジュール25から引き出されて光
コネクタアダプタ26に装着されている。
【0028】一端側が光コネクタアダプタ26に装着さ
れた配線用光ファイバ22は、中継架体14内に突設さ
れたコードクランプ4に支持された状態で中継架体14
を通って、その他端側に設けられたSCコネクタ(図示
せず)が光カプラユニット20へ導入されている。
【0029】光カプラユニット20は、装置側架体13
に配設された配線ユニット40によって装置側光ファイ
バFと接続されたジャンパコードjと配線用光ファイバ
22とを分岐・結合するように接続する光カプラ(図示
せず)を備えており、この光カプラには図示しない線路
監視装置と接続される心線選択装置45が接続されてい
る。心線選択装置45は、光カプラを介して接続された
ジャンパコードjと配線用光ファイバ22に試験光を送
入することによって、これらに係る光線路を監視するも
のである。
【0030】上記の構成の光配線盤の作用について以下
に説明する。まず、コネクタ付ケーブル固定部16に固
定されたコネクタ付ケーブルから導出された光ファイバ
51は、図1に示すように、第一のダクト34に収納さ
れ、その連通溝41から引き出されて光コネクタアダプ
タ26へ到り、その先端に設けられた光コネクタ44が
光コネクタアダプタ26に装着される。
【0031】光コネクタアダプタ26には、配線用光フ
ァイバ22の一端の光コネクタ21が装着されており、
これにより両光ファイバ22,51は両側から光接続さ
れる。この配線用光ファイバ22は第三のダクト37か
ら中継架体14内のコードクランプ4を経て光カプラユ
ニット20へ到り、装置側架体13に配設された配線ユ
ニット40によって装置側光ファイバFと接続されたジ
ャンパコードjと分岐・結合するように接続される。ま
た、ジャンパコードjおよび配線用光ファイバ22は、
心線選択装置45によって試験光を送入されることによ
って、これらに係る光線路を監視される。
【0032】次に、一般ケーブル固定部17にその外被
を、テンションメンバ固定部18にそのテンションメン
バを固定された一般ケーブルからテープ心線状態で導出
された光ファイバ53は、第二のダクト36に収納さ
れ、その連通溝42から引き出されて接続部モジュール
25へ到り該接続部モジュール25内に引き込まれる。
そして、接続部モジュール25内で光ファイバ53は、
光接続部31において、中継用光ファイバ52の分岐さ
れていない一端部と融着接続される。
【0033】中継用光ファイバ52は、接続部モジュー
ル25内に接続余長を形成した後に、分岐されてそれぞ
れに光コネクタ39が設けられた他端部が接続部モジュ
ール25から引き出されて、光コネクタアダプタ26に
装着される。光コネクタアダプタ26には、配線用光フ
ァイバ22の一端の光コネクタ21が装着されており、
これにより両光ファイバ22,52は両側から光接続さ
れる。
【0034】この配線用光ファイバ22は第三のダクト
37から中継架体14内のコードクランプ4を経て光カ
プラユニット20へ到り、装置側架体13に配設された
配線ユニット40によって装置側光ファイバFと接続さ
れたジャンパコードjと分岐・結合するように接続され
る。また、ジャンパコードjおよび配線用光ファイバ2
2は、心線選択装置45によって試験光を送入されるこ
とによって、これらに係る光線路を監視される。
【0035】一方、光コネクタ21に対して接続切替等
を行う場合には、前面側から光コネクタアダプタ26に
対して光コネクタ21を外して別の光コネクタアダプタ
26へ装着することで完了する。また、一般ケーブルの
減少時に、不要な接続部モジュールを基体から離脱させ
るには、図4に示すように、一旦、接続部モジュール2
5を係合軸27の軸線回りに回動させた後、係合部30
を係合軸27に対して係合解除させて、基体23に対し
て接続部モジュール25を離脱させると共に、この接続
部モジュール25から引き出されている中継用光ファイ
バ52の光コネクタ39を光コネクタアダプタ26から
外す。このとき、接続ユニット19から離れた位置に
て、接続部モジュール25を開けて融着接続作業を行う
ことも可能である。
【0036】ただし、光コネクタ39を光コネクタアダ
プタ26から外すことなく、また、接続部モジュール2
5を基体23に対して離脱させることなく、係合部30
を係合軸27の軸線回りに回動して図1中位置Aの状態
にした後、接続部モジュール25を係合軸27の軸線と
直交する方向回りに回動して位置Bの状態にして、開け
て接続余長を取り出して融着接続作業を行うことも可能
である。この場合、図4に示すように、位置Bにある接
続部モジュール25に対して、下方から支持する支持棒
78を配設することにより安定した接続作業を行うこと
もできる。
【0037】本実施の形態の光配線盤によれば、コネク
タ付ケーブルと一般ケーブルとが混在した場合において
も、コネクタ付ケーブルから導出された光ファイバ51
は、第一のダクト34を通って光コネクタアダプタ26
に、一般ケーブルから導出された光ファイバ53は、第
二のダクトを通った後、接続部モジュール25内で光コ
ネクタ39が設けられた中継用光ファイバ52に融着接
続されて光コネクタアダプタ26に装着することができ
るため、光ファイバ51,53を整然と区分けすること
ができる。
【0038】また、接続部モジュール25が接続余長を
収納していることと光コネクタアダプタ26に対向する
位置に列設されているため、別途、接続余長スペースを
確保する必要がなく、また、接続部モジュール25から
光コネクタアダプタ26への引き回しも短くて済むた
め、接続ユニット19の小型化、即ち光ファイバの高密
度実装およびコスト低減になる。
【0039】さらに、この接続部モジュール25が基体
23に対して脱着自在な構成であるので、一般ケーブル
の増加時には接続部モジュール25を基体23に装着す
ることにより、増設対応が容易に行えるものである。逆
に、一般ケーブルの減少時には、不要な接続部モジュー
ル25を基体23から離脱させることができるため、接
続ユニット19の軽量化および部品減少によるコスト低
減になる。
【0040】一方、切替頻度の高い配線用光ファイバ2
2の光コネクタ21が、光コネクタアダプタ26の前面
側に出た状態で装着されているため、引き出し式のよう
に、接続切替対象のSCコネクタが納められている引き
出しを引き出す必要もなく、容易に切替作業を行うこと
ができる。また、この作業は、光コネクタアダプタ26
を固定した状態で行えるので、作業時に他の光ファイバ
に悪影響を及ぼすことも避けられる。
【0041】なお、上記実施の形態において、接続部モ
ジュール25内において、テープ心線の光ファイバ53
と中継用光ファイバ52とを融着接続する構成とした
が、これに限られることなく、例えば、それぞれの端部
にコネクタを設け、これらを接続するような構成であっ
てもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る光
配線盤によれば、光コネクタアダプタが基体に、基体か
ら突出するように設けた装着パネルに、基体に沿う一方
向に向け複数列設して、光ファイバを分岐・接続する光
接続部を収納する接続部モジュールが基体上に光コネク
タアダプタに対向する位置に列設すると共に、基体に対
して前記一方向に向く軸線回りに回動自在、かつ着脱自
在な構成となっている。
【0043】これにより、コネクタ付ケーブルと一般ケ
ーブルとが混在した場合においても、光ファイバを整然
と光コネクタアダプタに区分けすることができると共
に、接続部モジュールから光コネクタアダプタへの引き
回しも短くて済むため、接続切替等の作業時間も短縮す
ることができ、また、接続ユニットの小型化、簡素化お
よびこれによるコスト低減が実現するという優れた効果
を奏するものである。
【0044】請求項2に係る光配線盤によれば、先端に
光コネクタが設けられ光ファイバケーブルから光コネク
タへ到る光ファイバを収納する第一のダクトと、光ファ
イバケーブルから接続部モジュールへ到り、光接続部で
中継用光ファイバと接続される光ファイバを収納する第
二のダクトとが備えられる構成となっている。これによ
り、コネクタ付ケーブルと一般ケーブルが混在した場合
においても、これらから導出される光ファイバを整然と
区分けすることが可能であり、接続切替等の作業時間が
短縮されるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す図であって、コネ
クタ付ケーブルから導出された光ファイバおよび一般ケ
ーブルから導出された光ファイバがそれぞれ光コネクタ
アダプタに装着されている外観斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態を示す図であって、光配
線盤の全体構成を示す正面図である。
【図3】 本発明の光配線盤を構成する接続部モジュー
ルを開けた状態の平面図である。
【図4】 本発明の実施の形態を示す図であって、接続
部モジュールの動作状態を示す正面図である。
【図5】 従来技術による光配線盤の一例を示す正面図
である。
【符号の説明】
1…函体、5…光配線盤、19…接続ユニット、23…
基体、24…装着パネル、25…接続部モジュール(融
着モジュール)、26…光コネクタアダプタ、31…光
接続部(融着接続部)、34…第一のダクト(コネクタ
付光ファイバ収納ダクト)、36…第二のダクト(テー
プ心線収納ダクト)、52…中継用光ファイバ、53…
光ファイバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−152529(JP,A) 特開 平9−236713(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/24 G02B 6/36 - 6/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバが両側から切替可能に接続さ
    れる光コネクタアダプタ(26)と、光ファイバケーブ
    ルから導出された光ファイバ(53)および前記光コネ
    クタアダプタに接続される中継用光ファイバ(52)の
    光接続部(31)を収納する接続部モジュール(25)
    とを備える接続ユニット(19)を函体(1)内に収納
    してなり、 前記光コネクタアダプタは、平板状の基体(23)に、
    該基体から突出する仮想平面上に位置するよう装着パネ
    ル(24)を設けて、該装着パネルに前記基体に沿う一
    方向に向け複数列設した構成とされ、 前記接続部モジュールは、前記基体上に前記光コネクタ
    アダプタに対向する位置に列設すると共に、該基体に対
    して、前記一方向に向く軸線回りに回動自在、かつ着脱
    自在な構成とされていることを特徴とする光配線盤。
  2. 【請求項2】 光ファイバが両側から切替可能に接続さ
    れる光コネクタアダプタ(26)と、光ファイバケーブ
    ルから導出された光ファイバ(53)および前記光コネ
    クタアダプタに接続される中継用光ファイバ(52)の
    光接続部(31)を収納する接続部モジュール(25)
    とを備える接続ユニット(19)を函体(1)内に収納
    してなり、 前記光コネクタアダプタは、平板状の基体(23)に、
    該基体から突出する仮想平面上に位置するよう装着パネ
    ル(24)を設けて、該装着パネルに前記基体に沿う一
    方向に向け複数列設した構成とされ、 前記接続部モジュールは、前記基体上に前記光コネクタ
    アダプタに対向する位置に列設すると共に、該基体に対
    して着脱自在な構成とされ、 前記基体には、先端に光コネクタ(44)が設けられ光
    ファイバケーブルから前記光コネクタアダプタへ到る光
    ファイバ(51)を収納する第一のダクト(34)と、 光ファイバケーブルから前記接続部モジュールへ到り、
    前記光接続部で前記中継用光ファイバと接続される前記
    光ファイバ(53)を収納する第二のダクト(36)と
    が備えられ ていることを特徴とする光配線盤。
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