JPH11133251A - 光配線盤 - Google Patents

光配線盤

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JPH11133251A
JPH11133251A JP9301236A JP30123697A JPH11133251A JP H11133251 A JPH11133251 A JP H11133251A JP 9301236 A JP9301236 A JP 9301236A JP 30123697 A JP30123697 A JP 30123697A JP H11133251 A JPH11133251 A JP H11133251A
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JP
Japan
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optical fiber
optical
cable
connector
connection
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9301236A
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English (en)
Inventor
Mikimasa Shindou
幹正 進藤
Hideo Hirao
秀夫 平尾
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般ケーブルとコネクタ付ケーブルとが混在
した場合においても、接続切替等の作業時間を短縮する
ことが可能な光配線盤を得る。 【解決手段】 光コネクタアダプタ26を収納する成端
部77が設けられた架体12を備える。架体12に、光
ファイバケーブル52と、コネクタ付光ファイバケーブ
ル51とを引き込み、光ファイバケーブル52を固定す
るケーブル固定部17と、コネクタ付光ファイバケーブ
ル51を固定するコネクタ付光ファイバケーブル固定部
16とを互いに成端部77の外側にて離間して配置す
る。光ファイバ57を、架体12の一側部50に設けら
れた光ファイバ収納部58を介して成端部77に引き込
み、成端光ファイバ54を、光ファイバ収納部58に隣
設された成端光ファイバ収納部55を介して成端部77
に引き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ルあるいは光ファイバコードを別の光ファイバと分岐・
接続するための光配線盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバケーブルを光接続に
より光ファイバ心線へ分岐・接続するには、多数の光フ
ァイバを成端して群構成とする光配線盤が使用されてい
る。この種の光配線盤は、光ファイバの分岐接続のため
のコネクタ接続部、多心単心分岐部およびジャンパ用の
光コード、光コードの光接続に伴う余長部がコンパクト
に収納されたトレーが高密度で多段に積層された構造を
有するものである。
【0003】図9に、従来の光配線盤の一例を示す。こ
の図において、光配線盤は、所定位置に固定設置される
函体1内部に、函体1の下部から立ち上がってくる光フ
ァイバケーブル2の口出し部から引き出した光ファイバ
心線3aの束を上側へ布線する分岐領域4aと、該分岐
領域4aにおいて前記光ファイバ心線3aを図示しない
融着接続補強部を介して分岐接続用のファンアウトコー
ド3bの分岐されていない一端部と接続し、かつ当該融
着接続補強部を収納する融着部トレー6を函体1下側に
おいて多数積層状態に収納する融着部トレー収納部T1
と、前記ファンアウトコード3bの分岐された他端部の
各分岐コードにジャンパコードjを接続切替可能に接続
する光アダプタ(図示せず)を収納する分岐接続トレー
8を函体1の上部において積層状態に収納する分岐接続
トレー収納部T2とを具備している。
【0004】ファンアウトコード3bの分岐されていな
い一端部は、各融着部トレー6内に図9中右側から導入
され、融着部トレー6の左側から導入された光ファイバ
心線3aと融着部トレー6内で接続されている。ファン
アウトコード3bの中央部は、トレー収納部T1,T2
の間に配置されたセンタートレー9に挿通され、ファン
アウトコード3bの分岐された他端部は分岐接続トレー
収納部T2の各分岐接続トレー8内に図中左側から導入
され、右側から分岐接続トレー8に導入されたジャンパ
コードjと接続切替可能に接続されている。
【0005】ジャンパコードjは、分岐接続トレー8間
に布線され、ファンアウトコード3bから分岐した分岐
コード同士を接続するようになっている。ジャンパコー
ドjの余長は、分岐接続トレー8内に収容されるか、函
体1側面のコードクランプ4で折り返して配線される。
また、分岐接続トレー8内では、函体1の上部に配置さ
れた渡配線収納トレー9bを介して函体1の外部から導
入された光ファイバコード3dが導かれて分岐コードと
光接続されるケースもある。
【0006】なお、函体1内に布線されるこれらファン
アウトコード3b、ジャンパコードj、光ファイバコー
ド3dは、函体1の両側板10の内面側に突設したコー
ドクランプ4によって、光信号伝達特性に影響を与えな
い程度の適切なクランプ力で着脱可能にクランプされて
引き留められている。
【0007】分岐接続トレー収納部T2は、函体1の背
面パネル11の左右両端部から前方(紙面手前側)に突
設されたガイド棒15によって、分岐接続トレー8を函
体1の前後方向(紙面奥行き方向)にスライド移動自在
に支持される構造になっている。ガイド棒15は、背面
パネル11において上下位置が互いに一致する対を形成
するように背面パネル11の左右に対向配置されてい
る。分岐接続トレー8は、左右一対のガイド棒によっ
て、水平を維持しつつ函体1の前後方向に出し入れされ
るようになっている。なお、ジャンパコードjおよびフ
ァンアウトコード3bは、分岐接続トレー8の左右両側
部に設置した図示しないゲートを介して分岐接続トレー
8内に挿通されている。
【0008】ところで、近年では、光ファイバネットワ
ークの複雑化に伴って、複数の光配線盤を使用して光線
路の接続数や分岐数を増大する等の対策がとられてい
る。複数の光配線盤を使用する場合では、連設した複数
の光配線盤間をジャンパコード等で接続することで、光
線路の接続数や分岐数に対応している。
【0009】図10は、対応心数を増大した光配線盤の
一例を示すものである。この光配線盤は、上方から導入
される線路側の光ケーブル46から引き出した光ファイ
バ46aを接続可能に成端する線路側架体47と、伝送
装置側の光ファイバ48を接続可能に成端する装置側架
体49と、上記線路側架体47と装置側架体49との間
に配線されるジャンパコードjを収納する中継架体Cと
を備えている。
【0010】線路側架体47は、融着部トレー収納部4
7aと分岐接続トレー収納部47bとを備え、装置側架
体49は分岐接続トレー収納部49bを備え、ジャンパ
コードjは両架体47,49の分岐接続トレー収納部4
7b、49b間に配線され、線路側の光ファイバ46a
に係る光線路と伝送装置側の光ファイバ48に係る光線
路とを切替可能に接続している。
【0011】一方、伝送情報量の増大に対応して光ケー
ブルが多心化の傾向にあることに鑑みて、前記光配線盤
としては、特に、より多数の光接続部および接続余長を
コンパクトに収納することが重要になってきている。加
えて、光配線盤内の光接続箇所が膨大な数になるので、
光接続作業や光接続部の収納、取り出し作業或いは接続
切替作業を迅速に行うことができる光配線盤の開発が望
まれている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の光配線盤には、以下のような問題が存在
する。光配線盤に導入される光ファイバケーブルには、
そこから導出される光ファイバがコネクタによって成端
されていない上述したような一般ケーブルである場合
と、光ファイバ先端部に予めコネクタが設けられた、い
わゆるコネクタ付ケーブルである場合とがある。
【0013】例えば、図9では、異種のケーブルを分岐
領域4aに入れた時には、異種の光ファイバが混在する
ことになる。このとき、コネクタ付ケーブル側の光ファ
イバは、融着部トレー収納部T1を経由する必要がない
ため、その配線形態が一般ケーブル側の光ファイバとは
異なり、前記分岐領域4aでは配線形態の異なる複数の
光ファイバが錯綜することが避けられない。
【0014】しかも、これら両ケーブルが光配線盤内に
混在して導入されている状態で接続切替作業を行う場合
には、作業対象の光ファイバを特定して取り出す作業に
多くの手間がかかることになり、切替接続作業を迅速に
行うことは困難であった。
【0015】この状況は、図10に示す光配線盤にて、
一般ケーブルである光ケーブル46と共にコネクタ付ケ
ーブルを導入した時に同様に発生する。さらに、図9に
示す光配線盤の融着部トレー収納部T1や分岐接続トレ
ー収納部T2、図10に示す融着部トレー収納部47a
や分岐接続トレー収納部47bの設置スペースが大きい
ため、切替作業性の低下に一層拍車を掛けていた。ま
た、上記光配線盤に導入される両ケーブルは、通常、側
板10に設けられた固定具によって固定されており、こ
の固定具の配置にも限界があり、結果としてケーブルの
導入本数にも限界があった。
【0016】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、一般ケーブルとコネクタ付ケーブルとが混
在した場合においても、接続切替等の作業時間を短縮す
ることが可能な光配線盤を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、以下の構成を採用している。請求項1記
載の光配線盤は、光ファイバ同士を切替可能に接続する
光コネクタアダプタを複数収納してなる成端部が設けら
れた架体を備え、該架体には、前記光コネクタアダプタ
にて切替接続可能に成端されていない光ファイバが端末
に引き出された光ファイバケーブルと、先端に取り付け
た光コネクタプラグによって前記光コネクタアダプタに
て切替接続可能に成端された成端光ファイバが端末に引
き出されたコネクタ付光ファイバケーブルとが引き込ま
れ、前記架体には、前記光ファイバケーブルの端末を固
定するケーブル固定部と、前記コネクタ付光ファイバケ
ーブルの端末を固定するコネクタ付光ファイバケーブル
固定部とが互いに前記成端部の外側にて離間して配置さ
れ、前記光ファイバは、前記架体の一側部に設けられた
光ファイバ収納部を介して前記成端部に引き込まれ、前
記成端光ファイバは、前記架体の一側部にて前記光ファ
イバ収納部に隣設された成端光ファイバ収納部を介して
前記成端部に引き込まれていることを特徴とするもので
ある。
【0018】従って、本発明の光配線盤によれば、コネ
クタ付光ファイバケーブル固定部によって固定されたコ
ネクタ付光ファイバケーブルから導出された成端光ファ
イバを、成端光ファイバ収納部を介して光コネクタアダ
プタを収納する成端部が設けられた架体に引き込むこと
ができる。また、ケーブル固定部材によって固定された
光ファイバケーブルから導出された光ファイバを、成端
光ファイバ収納部に隣設された光ファイバ収納部を介し
て光コネクタアダプタを収納する成端部が設けられた架
体に引き込むことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光配線盤の実施の
形態を、図1ないし図8を参照して説明する。これらの
図において、従来例として示した図9および図10と同
一の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図2において、符号5は光配線盤である。光配線盤
5は、函体1内に、架体(線路側架体)12と装置側架
体13とこれらの間に設けられた中継架体14とを備え
た構成とされている。
【0020】架体12には、該架体12の天板7に設け
られ、光配線盤5に導入されるコネクタ付光ファイバケ
ーブル(コネクタ付ケーブル)51の端末を固定するコ
ネクタ付光ファイバケーブル固定部(コネクタ付ケーブ
ル固定部)16と、光ファイバケーブル(一般ケーブ
ル)52の端末を一側部50に固定するケーブル固定部
(一般ケーブル固定部)17と、該光ファイバケーブル
52から導出されるテンションメンバ53を固定するテ
ンションメンバ固定部18と上下方向に複数積層された
接続ユニット19を有する成端部77と光カプラユニッ
ト20とが備えられている。
【0021】コネクタ付光ファイバケーブル51の端末
からは、成端光ファイバ54が引き出されており、引き
出された成端光ファイバ54は、一側部50に設けられ
た複数の成端光ファイバ収納部55によって収納される
と共に、支持部56によって支持された状態で、架体1
2の成端部77に配設された接続ユニット19へ引き込
まれている。
【0022】また、図1に示すように、光ファイバケー
ブル52の端末からは、切替接続可能に成端されていな
い光ファイバ57が引き出されており、引き出された光
ファイバ57も、一側部50に設けられた複数の光ファ
イバ収納部58によって収納され、支持部59により支
持された状態で、架体12の成端部77に配設された接
続ユニット19へ引き込まれている。
【0023】また、これらコネクタ付光ファイバケーブ
ル固定部16およびケーブル固定部17は、成端部77
の外側に互いに離間した状態で、成端光ファイバ収納部
55および光ファイバ収納部58は隣設した状態で、一
側部50に、コネクタ付光ファイバケーブル51、コネ
クタ付光ファイバケーブル固定部16、成端光ファイバ
収納部55および支持部56は、函体1内のジャンパコ
ード側Mに配設されており、光ファイバケーブル52、
ケーブル固定部17、光ファイバ収納部58および支持
部59は、函体1内の線路ケーブル側Hに配設されてい
る。
【0024】図3に示すように、接続ユニット19は、
コネクタ付光ファイバケーブル51から引き出され先端
に光コネクタプラグ(SCコネクタ)44が設けられた
成端光ファイバ54、または後述する光コネクタプラグ
39が設けられた中継用光ファイバ60と、両端に光コ
ネクタプラグ21が設けられた配線用光ファイバ22と
を接続するものであって、平板状の基体23と、該基体
23に上記ジャンパコード側Mに設けられた装着パネル
24および該装着パネル24に対して線路ケーブル側H
に設けられた接続部モジュール25とを備えている。
【0025】装着パネル24は、基体23に、該基体2
3から突出する仮想平面上に位置するように設けられて
おり、この装着パネル24には基体23に沿う一方向に
向けて、ジャンパコード側Mから配線用光ファイバ22
を、線路ケーブル側Hから成端光ファイバ54および中
継用光ファイバ60を切替可能に接続する光コネクタア
ダプタ26が複数列設して収納されている。
【0026】また、基体23上には、上記一方向に向け
て断面円形の係合軸27と、該係合軸27と上記装着パ
ネル24間に係止軸28とが設けられると共に、装着パ
ネル24から線路ケーブル側H(図2中紙面奥側)方向
へ基体23に沿って突出する突出壁32によってコネク
タ付光ファイバ収納ダクト34が形成され、基体23か
ら該基体23上に向かって突出する正面視略ロ字状の突
出壁35によってテープ心線収納ダクト36が形成され
ている。
【0027】さらに、基体23上には、装着パネル24
からジャンパコード側M(図2中紙面手前側)方向へ基
体23に沿って突出する突出壁33によって配線用光フ
ァイバ収納ダクト37が形成されている。これら第一か
ら第三のダクト34,36,37には、それぞれ光コネ
クタアダプタ26に対向する位置に外部と連通する連通
溝41,42,43が形成されている。
【0028】図4に示すように、接続部モジュール25
は、開閉自在な二つ割り構造を有するものであって、そ
の一側縁29の一端側には該側縁29から突出する平面
視C字状の係合部30が設けられており、この係合部3
0は、接続部モジュール25が光コネクタアダプタ26
に対向する位置になるように、基体23の係合軸27に
対して軸線回りに回動自在、かつ着脱自在に係合してい
る。
【0029】そして、係合部30と接続部モジュール2
5とは、係合軸27の軸線と直交する方向の軸線回りに
回動自在とされている。また、側縁29は、接続部モジ
ュール25が係合軸27の軸線回りに回動したときに係
止軸28に当接して、該接続部モジュール25が係止す
る構成となっている。
【0030】一方、接続部モジュール25の内部には、
光ファイバケーブル52からテープ心線状態で導出され
た光ファイバ57がテープ心線収納ダクト36を経て引
き込まれており、引き込まれた光ファイバ57は、光接
続部31において中継用光ファイバ60の分岐されてい
ない一端部と融着接続されている。
【0031】中継用光ファイバ60は、接続部モジュー
ル25内で接続余長を形成した後に分岐され、その分岐
部は分岐固定部31aに固定された状態で、それぞれの
先端に光コネクタプラグ39が設けられた他端部が接続
部モジュール25から引き出されて光コネクタアダプタ
26に装着されている。
【0032】一端側が光コネクタアダプタ26に装着さ
れた配線用光ファイバ22は、中継架体14内に突設さ
れたコードクランプ4に支持された状態で中継架体14
を通って、その他端側に設けられたSCコネクタ(図示
せず)が光カプラユニット20へ導入されている。
【0033】光カプラユニット20は、装置側架体13
に配設された配線ユニット40によって装置側光ファイ
バFと接続されたジャンパコードjと配線用光ファイバ
22とを分岐・結合するように接続する光カプラ(図示
せず)を備えており、この光カプラには図示しない線路
監視装置へ接続される心線選択装置45が接続されてい
る。線路監視装置は、光カプラを介して接続されたジャ
ンパコードjと配線用光ファイバ22に試験光を送入す
ることによって、これらに係る光線路を監視するもので
ある。
【0034】配線ユニット40は、装置側架体13内に
複数積層状態に配列されており、図5に示すように、ア
ダプタパネル62と該アダプタパネル62に対してアー
ム65を介してジャンパコード側M、線路ケーブル側H
の両側方に配設されたコードダクト63とを備えた構成
とされている。
【0035】ジャンパコード側Mに位置するコードダク
ト63はジャンパコードjを、線路ケーブル側Hに位置
するコードダクト63は装置側光ファイバFをそれぞれ
収納するものであって、一方向に延在する収納空間64
を有している。また、コードダクト63のアダプタパネ
ル62側の壁面66には、図6に示すように、収納空間
64に臨ませた正面視矩形の貫通孔67が上記一方向に
列設状態に形成されている。
【0036】アダプタパネル62は、上記一方向に延在
する装着パネル68と、該装着パネル68に上記一方向
および上下方向に向けて複数、列設される光コネクタア
ダプタ69とを備えており、この装着パネル68には、
その一端部および他端部に側板70が設けられている。
この光コネクタアダプタ69には、コードダクト63か
ら、それぞれ引き出されたジャンパコードjおよび装置
側光ファイバFの先端に設けられたSCコネクタ71,
72が装着されている。
【0037】一方、側板70には、アーム65の基端部
73が前記方向の軸線を有する回動軸74の軸線75回
りに回動自在に取り付けられている。アーム65の先端
部76間には、上記コードダクト63が固定して設けら
れている。また、これらアーム65,コードダクト63
およびアダプタパネル62からなる配線ユニット40の
単位は、複数上下方向に配列されたときに、アーム65
を介してコードダクト63は、装着パネル68の側方で
互いに接近・離間自在に回動する構成とされている。
【0038】上記の構成の光配線盤の作用について以下
に説明する。まず、図1に示すように、コネクタ付光フ
ァイバケーブル51は、函体1のジャンパコード側Mに
配設されたコネクタ付光ファイバケーブル固定部16に
より、函体1に固定される。
【0039】そして、このコネクタ付光ファイバケーブ
ル51から引き出された成端光ファイバ54は、一側部
50のジャンパコード側Mに固定された成端光ファイバ
収納部55および支持部56によって、それぞれ収納お
よび支持された状態で、図3に示すように、成端部77
の接続ユニット19のコネクタ付光ファイバ収納ダクト
34に収納され、その連通溝41から引き出されて光コ
ネクタアダプタ26へ到り、その先端に設けられた光コ
ネクタプラグ44が光コネクタアダプタ26に線路ケー
ブル側Hから装着される。
【0040】光コネクタアダプタ26のジャンパコード
側Mには、配線用光ファイバ22の一端の光コネクタプ
ラグ21が装着されており、これにより両光ファイバ2
2,54は両側から光接続される。この配線用光ファイ
バ22は配線用光ファイバ収納ダクト37から中継架体
14内のコードクランプ4を経て光カプラユニット20
へ引き込まれる。
【0041】次に、光ファイバケーブル52は、函体1
の線路ケーブル側Hに配設されたケーブル固定部17に
より、函体1の一側部50に固定される。また、同様
に、光ファイバケーブル52から導出されるテンション
メンバ53も、テンションメンバ固定部18によって函
体1の一側部50に固定されている。
【0042】加えて、光ファイバケーブル52からテー
プ心線状態で引き出された光ファイバ57は、一側部5
0の線路ケーブル側Hに固定された光ファイバ収納部5
8および支持部59によって、収納および支持された状
態で、図3に示すように、成端部77の接続ユニット1
9のテープ心線収納ダクト36に収納され、その連通溝
42から引き出されて線路ケーブル側Hに配設された接
続部モジュール25へ到り、その内部に引き込まれる。
そして、接続部モジュール25内で光ファイバ57は、
光接続部31において中継用光ファイバ60の分岐され
ていない一端部と融着接続される。
【0043】このとき、コネクタ付光ファイバケーブル
51は、函体1のジャンパコード側Mに配設されたコネ
クタ付光ファイバケーブル固定部16に固定され、光フ
ァイバケーブル52は函体1の線路ケーブル側Hに配設
されたケーブル固定部17に区分けされた状態で固定さ
れており、また、コネクタ付光ファイバケーブル固定部
16は天板7に、ケーブル固定部は一側部50にと上下
方向においても異なる位置に設けられているため、同じ
上方から導入されていても整然と配置される。
【0044】また、上記、第一、コネクタ付光ファイバ
ケーブル51および光ファイバケーブル52から引き出
される成端光ファイバ54および光ファイバ57も、函
体1のジャンパコード側Mに設けられた成端光ファイバ
収納部55、支持部56および線路ケーブル側Hに設け
られた光ファイバ収納部58、支持部59に、それぞれ
区分けされた状態で収納および支持されているため、同
じ一側部50部に配線されていても整然と配置される。
【0045】中継用光ファイバ60は、接続部モジュー
ル25内に、その接続余長を形成した後に分岐されて、
それぞれに光コネクタプラグ39が設けられた他端部が
接続部モジュール25から引き出されて、光コネクタア
ダプタ26に線路ケーブル側Hから装着される。光コネ
クタアダプタ26のジャンパコード側Mには、配線用光
ファイバ22の一端の光コネクタプラグ21が装着され
ており、これにより両光ファイバ22,60は両側から
光接続される。この配線用光ファイバ22は、配線用光
ファイバ収納ダクト37から中継架体14内のコードク
ランプ4を経て光カプラユニット20へ引き込まれる。
【0046】一方、配線ユニット40においては、ジャ
ンパコードjがジャンパコード側Mのコードダクト63
に、装置側光ファイバFが線路ケーブル側Hのコードダ
クト63の収納空間64に収納される。そして、その先
端が貫通孔67を貫通して収納空間64から引き出され
たジャンパコードjおよび装置側光ファイバFは、その
先端に設けられたSCコネクタ71,72が、アダプタ
パネル62の装着パネル68に列設された光コネクタア
ダプタ69に装着されることにより、これらジャンパコ
ードjおよび装置側光ファイバFが光接続される。
【0047】光カプラユニット20へ到った配線用光フ
ァイバ22は、光カプラにおいて、配線ユニット40に
よって装置側光ファイバFと光接続されたジャンパコー
ドjと分岐・結合するように接続される。そして、これ
らジャンパコードjおよび配線用光ファイバ22は、心
線選択装置45を介し、線路監視装置45によって試験
光を送入されることによって、これらに係る光線路を監
視される。
【0048】一方、接続ユニット19において、光コネ
クタプラグ21に対して接続切替を行う場合には、前面
側であるジャンパコード側Mから光コネクタアダプタ2
6に対して光コネクタプラグ21を外して別の光コネク
タアダプタ26へ装着することで完了する。
【0049】また、接続ユニット19の接続部モジュー
ル25において、一般ケーブルの減少時に不要な接続部
モジュール25を基体23から離脱させるには、図7に
示すように、一旦、接続部モジュール25を係合軸27
の軸線回りに回動させた後、係合部30を係合軸27に
対して係合解除させて、基体23に対して接続部モジュ
ール25を離脱させると共に、この接続部モジュール2
5から引き出されている中継用光ファイバ60の光コネ
クタプラグ39を光コネクタアダプタ26から外す。こ
のとき、接続ユニット19から離れた位置にて、接続部
モジュール25を開けて融着接続作業を行うことも可能
である。
【0050】ただし、光コネクタプラグ39を光コネク
タアダプタ26から外すことなく、また、接続部モジュ
ール25を基体23に対して離脱させることなく、係合
部30を係合軸27の軸線回りに回動して図3中位置A
の状態にした後、接続部モジュール25を係合軸27の
軸線と直交する方向回りに回動して、略水平の位置Bの
状態に倒して、開けて接続余長を取り出して融着接続作
業を行うことも可能である。この場合、図7に示すよう
に、位置Bにある接続部モジュール25に対して、下方
から支持する支持棒78を配設することにより安定した
接続作業を行うこともできる。
【0051】上記、接続ユニット19における光コネク
タ21の接続切替作業および接続部モジュール25の融
着接続作業等では、函体1へのコネクタ付光ファイバケ
ーブル51および光ファイバケーブル52の導入と同様
に、先端に光コネクタプラグ44が設けられた成端光フ
ァイバ54は、この光コネクタプラグ44が装着される
光コネクタアダプタ26と同じジャンパコード側Mに配
設される成端光ファイバ収納部55および支持部56に
収納、支持されており、光ファイバ57は接続部モジュ
ール25と同じ線路ケーブル側Hに配設される光ファイ
バ収納部58、支持部59に収納、支持されているた
め、これらの配線が雑然とすることなく、整然とされて
いるため、上記作業を支障なく行うことができる。
【0052】一方、積層された配線ユニット40におい
て、光コネクタプラグ21に対して接続切替を行う場
合、例えば、図8中の最下段の配線ユニット40に対し
ては、上部に隣設している配線ユニット40のコードダ
クト63(およびさらに上部のコードダクト63)を作
業の障害にならない位置へ移動させる。即ち、アーム6
5の基端部73をアダプタパネル62に対して、回動軸
74の軸線75回りに回動させる。
【0053】これにより、アーム65の先端部76間に
固定して設けられたコードダクト63もアダプタパネル
62の側方で上記回動軸74の軸線75回りに回動する
ため、アダプタパネル62の側方に作業スペースが形成
される。この作業スペースにおいて、ジャンパコードj
および装置側光ファイバFを支障なく接続および接続切
替することができる。
【0054】本実施の形態の光配線盤によれば、函体1
内にコネクタ付光ファイバケーブル51と光ファイバケ
ーブル52とが混在していても、コネクタ付光ファイバ
ケーブル51、成端光ファイバ54がコネクタ付光ファ
イバケーブル固定部16、成端光ファイバ収納部55、
支持部56によってジャンパコード側Mに配設され、光
ファイバケーブル52、光ファイバ57がケーブル固定
部17、光ファイバ収納部58、支持部59によって線
路ケーブル側Hに配設されるため、両光ファイバ54,
57は整然と区分けされることになり、接続切替等の作
業を容易に行うことができる。
【0055】また、コネクタ付光ファイバケーブル固定
部16とケーブル固定部17とを、上下方向においても
異なる位置に配設していることに加えて、接続ユニット
19にコネクタ付光ファイバ収納ダクト34、テープ心
線収納ダクト36、配線用光ファイバ収納ダクト37を
設けたので、両ケーブル51,52を函体1内に引き込
む際、およびここから引き出される両光ファイバ54,
57もそれぞれ区分けした状態で配線することができ
る。従って、いずれの光ファイバも迂回ルートを、別
途、確保する必要がなく、短いルートで配線される。
【0056】さらに、接続部モジュール25が接続余長
を収納していることと光コネクタアダプタ26に対向す
る位置に列設されているため、別途、接続余長スペース
を確保する必要がなく、また、接続部モジュール25か
ら光コネクタアダプタ26への引き回しも短くて済むた
め、接続ユニット19の小型化、即ち光ファイバの高密
度実装およびコスト低減になる。
【0057】そして、この接続部モジュール25が基体
23に対して脱着自在な構成であるので、融着接続作業
が容易に行えることに加えて、一般ケーブルの増加時に
は接続部モジュール25を基体23に装着することによ
り、増設対応が容易に行えるものである。逆に、一般ケ
ーブルの減少時には、不要な接続部モジュール25を基
体23から離脱させることができるため、接続ユニット
19の軽量化および部品減少によるコスト低減にもな
る。
【0058】また、配線ユニット40においても、コー
ドダクト63を回動させるだけで容易に接続作業スペー
スを形成できるので、配線ユニット40を上下方向に複
数列設する際にも、これら配線ユニット40の配列ピッ
チを最小限に抑えることができ、従って、光ファイバの
高密度実装を実現することができる。
【0059】なお、上記実施の形態において、函体内に
接続ユニットおよび配線ユニットを配設する構成とした
が、ジャンパコード側にアダプタパネルが、線路ケーブ
ル側に接続部モジュールが配設されていれば、これに限
られることなく各種光配線盤に適用可能である。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光配線盤
によれば、架体にケーブル固定部とコネクタ付光ファイ
バケーブル固定部とが成端部の外側にて互いに離間して
配置され、光ファイバおよび成端光ファイバが架体の一
側部に、それぞれ隣設された光ファイバ収納部および成
端光ファイバ収納部を介して成端部に引き込まれる構成
となっている。
【0061】これにより、函体内にコネクタ付ケーブル
と一般ケーブルとが混在していても、そこから導出され
る光ファイバを整然と区分けすることが可能であり、か
つ短いルートで配線することが可能であり、従って、接
続切替作業の容易化およびこれによる作業時間の短縮が
実現するという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す図であって、函体
のジャンパコード側に、コネクタ付光ファイバケーブル
および成端光ファイバが配設され、線路ケーブル側に、
光ファイバケーブルおよび光ファイバが配設された正面
図である。
【図2】 本発明の実施の形態を示す図であって、光配
線盤の全体構成を示す正面図である。
【図3】 本発明の光配線盤を構成する接続ユニットの
外観斜視図である。
【図4】 本発明の光配線盤を構成する接続部モジュー
ルを開けた状態の平面図である。
【図5】 本発明の光配線盤を構成する配線ユニットの
側面図である。
【図6】 配線ユニットの正面図である。
【図7】 本発明の実施の形態を示す図であって、接続
部モジュールの動作状態を示す正面図である。
【図8】 配線ユニットが上下方向に複数配列された側
面図である。
【図9】 従来技術による光配線盤の一例を示す正面図
である。
【図10】 従来技術による光配線盤の一例を示す正面
図である。
【符号の説明】
5…光配線盤、12…架体(線路側架体)、16…コネ
クタ付光ファイバケーブル固定部(コネクタ付ケーブル
固定部)、17…ケーブル固定部(一般ケーブル固定
部)、26…光コネクタアダプタ、44…光コネクタプ
ラグ(SCコネクタ)、50…一側部、51…コネクタ
付光ファイバケーブル(コネクタ付ケーブル)、52…
光ファイバケーブル(一般ケーブル)、54…成端光フ
ァイバ、55…成端光ファイバ収納部、57…光ファイ
バ、58…光ファイバ収納部、77…成端部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(22,54,60)同士を
    切替可能に接続する光コネクタアダプタ(26)を複数
    収納してなる成端部(77)が設けられた架体(12)
    を備え、 該架体には、前記光コネクタアダプタにて切替接続可能
    に成端されていない光ファイバ(57)が端末に引き出
    された光ファイバケーブル(52)と、先端に取り付け
    た光コネクタプラグ(44)によって前記光コネクタア
    ダプタにて切替接続可能に成端された成端光ファイバ
    (54)が端末に引き出されたコネクタ付光ファイバケ
    ーブル(51)とが引き込まれ、 前記架体には、前記光ファイバケーブルの端末を固定す
    るケーブル固定部(17)と、前記コネクタ付光ファイ
    バケーブルの端末を固定するコネクタ付光ファイバケー
    ブル固定部(16)とが互いに前記成端部の外側にて離
    間して配置され、 前記光ファイバは、前記架体の一側部(50)に設けら
    れた光ファイバ収納部(58)を介して前記成端部に引
    き込まれ、 前記成端光ファイバは、前記架体の一側部にて前記光フ
    ァイバ収納部に隣設された成端光ファイバ収納部(5
    5)を介して前記成端部に引き込まれていることを特徴
    とする光配線盤(5)。
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Cited By (2)

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