JP3540654B2 - 光部品収容架装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光ファイバ加入者系光通信システムなどに用いられる光部品等を収容する光部品収容架装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、本格的なマルチメディア時代を迎え、FTTH(Fiber To The Home)と呼ばれる、いわゆる光ファイバ加入者系光通信システムの検討が行なわれている。加入者系光通信システムは、電話局などの局と加入者宅とを光ケーブルを介して接続して形成されており、図5には、加入者系光通信システムにおける局内の配線システムの一例が示されている。同図に示すように、局内には、交換機などの伝送装置19と、第1の光ケーブルとしての所内ケーブル1と、光部品収容架装置30が設けられており、光部品収容架装置30は、第2の光ケーブルとしての成端ケーブル2を介して局外の加入者端に接続されている。
【0003】
光部品収容架装置30は、第1の光部品としてのスプリッタモジュール3と、第2の光部品としての光分岐モジュール4と、ファイバセレクタ16とを装置架15内に収容して形成されている。スプリッタモジュール3は、一端側が光ファイバ34を介して所内ケーブル1に接続されており、光分岐モジュール4は、一端側が光ファイバ22を介して成端ケーブル2に接続されている。なお、同図の図中、21は、光ファイバ34とスプリッタモジュール3との接続部を示し、23は、光ファイバ22と光分岐モジュール4との接続部を示している。
【0004】
スプリッタモジュール3と光分岐モジュール4にはそれぞれ、光ケーブル(所内ケーブル1および成端ケーブル2)の接続側と反対の接続端面側に複数の光ファイバ接続部40,41が形成されており、スプリッタモジュール3と光分岐モジュール4との間には、スプリッタモジュール3に形成された複数の各光ファイバ接続部40と光分岐モジュール4に形成された複数の各光ファイバ接続部41とをそれぞれ1対1で接続する複数の接続用光ファイバ6が設けられている。
【0005】
スプリッタモジュール3は、所内ケーブル1に設けられた光ファイバから出射する光を、例えば8,16,32,64といった複数の光に分割するものである。
【0006】
光分岐モジュール4は、複数の光カプラ20を有して構成されており、光分岐モジュール4は、スプリッタモジュール3で分割した各光を、各光カプラ20によって成端ケーブル2側とファイバセレクタ16側とに分岐し、それぞれ成端ケーブル2側とファイバセレクタ16側に導くものである。なお、図の簡略化のために、同図には、光カプラ20を2個示してあるが、光分岐モジュール4には、例えばスプリッタモジュール3で分割される光の数に対応させて、光ファイバ接続部41の数と同様の数の光カプラ20が設けられている。光分岐モジュール4とファイバセレクタ16とは複数の光ファイバ24を介して接続されている。
【0007】
ファイバセレクタ16には、図示されていないOTDR(Optical Time Domain Reflectmeter)などの試験装置が接続されるようになっており、ファイバセレクタ16は、例えば光スイッチを有して形成され、複数の光ファイバ24のうちいずれか1本の光ファイバ24とOTDRとが光接続されるように、光ファイバ24とOTDRとの光接続切り替えを行なう。
【0008】
図6には、開発中の光部品収容架装置30の構造が模式的に示されており、同図の(a)には、この装置を正面側から見た斜視図が、同図の(b)には、この装置を背面側から見た斜視図がそれぞれ示されている。これらの図に示すように、光部品収容架装置30の装置架15には、ケーブル導入口26が形成されており、このケーブル導入口26から所内ケーブル1と成端ケーブル2が導入されてケーブル固定部25によって固定され、ケーブル導入架11が形成されている。
【0009】
また、装置架15内には、複数のモジュール搭載用の棚が形成されており、これらの棚に前記光分岐モジュール4が複数多段(同図では4段)に配設されて光分岐モジュール収容部9が形成され、この光分岐モジュール収容部9の上部側の棚には、複数のスプリッタモジュール3の収容部が配設されている。
【0010】
スプリッタモジュール3の収容部には、例えば所内ケーブル1に設けられた光ファイバのうち、1本の光ファイバから出射される光を64に分割するスプリッタモジュール3が63個収容されており、したがって、全てのスプリッタモジュール3により分割されて出射される光の数は、最大で約4000と成している。
【0011】
そして、スプリッタモジュール3から出射される光の数に対応させて、例えば16個の光カプラ20を備えた光分岐モジュール4が250個設けられている。なお、このように、複数の光カプラ20を設けてモジュール構造とする(光分岐モジュール4とする)ことにより、例えば16心のモジュール単位で光カプラ20を増設可能と成している。光分岐モジュール4の各光ファイバ接続部41(同図には図示せず)には、アダプタ(図示せず)が設けられている。これらの光分岐モジュール4は、図の左右方向に配列配置され、各光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41は上下方向に配列形成されている。光分岐モジュール4の奥側にはファイバセレクタ16が収容されている。
【0012】
なお、一般に、光分岐モジュール4に設けられる光カプラ20やアダプタの数は、16個ずつとは限らず、例えば光カプラ20とアダプタを8個ずつ設けた光分岐モジュール4もあり、例えば光分岐モジュール4の光カプラ20とアダプタの総数が前記スプリッタモジュール3で分割される光の数に対応するように、適宜の数の光分岐モジュール4が装置架15内に設けられる。
【0013】
光分岐モジュール収容部9の側部がわには、前記ケーブル導入架11内に、接続用光ファイバ6の余長収納部10が形成されている。前記の如く、接続用光ファイバ6は、スプリッタモジュール3の光ファイバ接続部40(同図には図示せず)と光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41(同図には図示せず)とを1対1で接続するものであるため、接続用光ファイバ6の長さは、いずれの光ファイバ接続部40,41間の接続にも対応できるように形成されている。
【0014】
つまり、接続用光ファイバ6の長さは、スプリッタモジュール3の最も外側の光ファイバ接続部40、すなわち、図6の(a)の左端に設けられた光ファイバ接続部40に接続された接続用光ファイバ6が、スプリッタモジュール3から最も遠い位置に配設された光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41、すなわち、同図の最下段の左端に設けられた光ファイバ接続部41に接続可能となるように、3〜5m程度の長さに形成されて、その余長部分が余長収納部10に収納されるようになっている。
【0015】
余長収納部10には、接続用光ファイバ6をガイドするRガイド36が設けられており、接続用光ファイバ6の余長部分は、このRガイド36に支持されて収容されている。なお、スプリッタモジュール3で分割される光の数は、前記の如く、最大で約4000となるために、スプリッタモジュール3の光ファイバ接続部に接続されて、これらの光を光分岐モジュール4に伝達する接続用光ファイバ6の本数も、最大で約4000本となるが、同図においては、図の簡略化のために、接続用光ファイバ6の大部分を省略して一部のみ示している。
【0016】
スプリッタモジュール3の収容棚の背面側には、その下部側に、光ファイバ34を配線するための配線用トレイ28aが設けられており、配線用トレイ28aの上部側には、光ファイバ34をガイドする複数のRガイド31が設けられている。また、スプリッタモジュール3の収容棚の正面側には、接続用光ファイバ6を搭載する配線用トレイ28bが設けられ、さらに、光分岐モジュール収容部9の各棚の正面側には、その下部側に、接続用光ファイバ6を搭載して配線するための配線用トレイ28cが設けられており、配線用トレイ28cの上部側には、接続用光ファイバ6をガイドする複数のRガイド27が設けられている。
【0017】
同図に示す光部品収容架装置30においては、所内ケーブル1に接続される光ファイバ34は、装置架15の背面側からRガイド14を介して配線されてスプリッタモジュール3の背面下部側に設けられた配線用トレイ28(28a)を通り、Rガイド31にガイドされてスプリッタモジュール3の入射側に接続される。
【0018】
また、スプリッタモジュール3の出射側の光ファイバ接続部に接続された接続用光ファイバ6は、その先端側(スプリッタモジュール3との接続と反対側)に単心コネクタが設けられた状態で、スプリッタモジュール3の正面下部側に設けられた配線用トレイ28(28b)を通り、余長収納部10を介して、各光分岐モジュール4側に導かれ、光分岐モジュール4が収容されている各段ごとに分割された後、配線用トレイ28(28c)を通り、Rガイド27にガイドされて対応する光分岐モジュール4の入射側の光ファイバ接続部41に接続されるようになっている。
【0019】
なお、同図においては、図の簡略化のために、配線用トレイ28cを通った後に、Rガイド27にガイドされて光分岐モジュール4に接続される接続用光ファイバ6の配線状態は省略して示してあるが、配線用トレイ28cから光分岐モジュール4に至る接続用光ファイバ6の配線状態は、例えば図7に示すようになっており、同図のAに示す位置に、光分岐モジュール4の前記光ファイバ接続部41(図示せず)が上下方向に配列形成されており、この各光ファイバ接続部41には、接続用光ファイバ6の先端側に設けられた単心光コネクタを接続するためのアダプタ(図示せず)が設けられている。そして、作業者等が、このアダプタに対して接続用光ファイバ6のコネクタの抜き差しを行なうことによって、光分岐モジュール4とスプリッタモジュール3との接続および接続の解除が行われる。
【0020】
図5、図6に示すように、光分岐モジュール4と成端ケーブル2は、光ファイバ22によって接続されており、前記光分岐モジュール4とスプリッタモジュール3との接続および接続の解除によって、所内ケーブル1側と成端ケーブル2側の光接続および光接続解除が行われることになる。なお、同図においては、図の簡略化のために、複数の光ファイバ22のうち、一部の光ファイバ22のみ示してある。
【0021】
また、図6の図中、13は保留端子盤を、12は架渡り端子盤をそれぞれ示しており、スプリッタモジュール3に接続した接続用光ファイバ6のうち、光分岐モジュール4との接続を保留する接続用光ファイバ6があるときには、この接続用光ファイバ6を保留端子盤13に接続しておき、スプリッタモジュール3に接続した接続用光ファイバ6のうち、他の光部品収容架装置30に設けられている光分岐モジュール4との接続を行なう接続用光ファイバ6があるときには、この接続用光ファイバ6を架渡り端子盤12に接続し、架渡り端子盤12を介して他の光部品収容架装置30に設けられている光分岐モジュール4との接続を行なう。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記開発中の光部品収容架装置30において、接続用光ファイバ6の本数は、最大約4000本あり、これらの接続用光ファイバ6が例えば約1000本ずつ配線用トレイ28cに搭載されて、配線用トレイ28の上部側に設けられている光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41に接続されているために、複数の接続用光ファイバ6を配線(光ファイバ接続部41に接続)すると、配線用トレイ28c上に接続用光ファイバ6が簾状に垂れ下がることになり、複数の接続用光ファイバ6を配線した後に、さらに接続用光ファイバ6を配線する作業は容易ではなかった。
【0023】
また、接続用光ファイバ6の配線変更を行なうときには、光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41に設けられたアダプタから、撤去する接続用光ファイバ6のコネクタを外し、配線用トレイ28cに搭載された複数(例えば約1000本)の接続用光ファイバ6から、撤去する接続用光ファイバ6を取り出した後、余長収納部10に収納された最大約4000本の接続用光ファイバ6の中から1本の接続用光ファイバ6を取り出す作業を行ない、その後、再度、初期の配線と同様の配線を行なうことになるが、前記開発中の光部品収容架装置30においては、前記の如く、接続用光ファイバ6が、配線用トレイ28c上に接続用光ファイバ6が簾状に垂れ下がっているために、配線用トレイ28c上の接続用光ファイバ6の中から1本の接続用光ファイバ6を取り出す作業は容易でなかった。
【0024】
特に、図6に示した光部品収容架装置30においては、配線用トレイ28c上の接続用光ファイバ6は、単に配線用トレイ28c上に搭載されている状態であり、配線用トレイ28c上で分割して支持されるような構成を有していないために、前記の如く、最大約1000本もの多数の接続用光ファイバ6を配線用トレイ28c上に搭載すると、これらの接続用光ファイバ6は、ばらばらに入り乱れた状態で重なり合ってしまい、接続用光ファイバ6の配線作業や配線変更作業が大変であった。
【0025】
そのため、例えば、接続用光ファイバ6の配線変更に伴う接続用光ファイバ6の取り出し作業時に、撤去する接続用光ファイバ6のコネクタが他の接続用光ファイバ6に引っ掛かり、他の接続用光ファイバ6の光学的特性に一時的にでも悪影響を与えてしまうといった問題もあった。
【0026】
さらに、図6に示した光部品収容架装置30においては、前記の如く、接続用光ファイバ6が、配線用トレイ28の上部側に設けられている光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41に接続されているために、光ファイバ接続部41のアダプタに接続された光コネクタに、光コネクタから配線用トレイ28cまで垂れ下がっている接続用光ファイバ6の重みが加わることになり、この重みによって、前記光コネクタとアダプタとの接続に悪影響が及ぶおそれがあった。そうなると、スプリッタモジュール3と光分岐モジュール4との光接続に悪影響が及び、スプリッタモジュール3と光分岐モジュール4との光接続を介して行なわれる所内ケーブル1と成端ケーブル2との光接続に悪影響が及び、加入者系光通信システムの信頼性を低下させてしまうことになる。
【0027】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スプリッタモジュールと光分岐モジュールとの接続のように、複数の光ファイバ接続部を有する光部品同士を、接続用光ファイバによって各光ファイバ接続部ごとに1対1で接続して収容する光部品収容架装置において、接続用光ファイバの配線や配線変更が容易で、光部品同士の光接続の信頼性が高い光部品収容架装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、本第1の発明は、第1の光部品と第2の光部品とが装置架内に収容され、該第1と第2の光部品の各接続端面側にはそれぞれ複数の光ファイバ接続部が形成され、これら第1の光部品に形成された複数の各光ファイバ接続部と第2の光部品に形成された複数の各光ファイバ接続部とをそれぞれ1対1で接続する複数の接続用光ファイバが第1と第2の光部品の各光ファイバ接続部に接続されている光部品収容架装置であって、前記複数の接続用光ファイバは該接続用光ファイバを搭載して第2の光部品側に導く配線用トレイを介して前記第2の光部品の光ファイバ接続部に接続されており、前記第2の光部品は前記配線用トレイの下方側に配線用トレイ長手方向に沿って複数配列配置されており、各第2の光部品の複数の光ファイバ接続部は上下方向に配列形成されており、前記配線用トレイには該配線用トレイに導入される前記接続用光ファイバを各第2の光部品のファイバ接続部数に対応させて分割して支持する複数の光ファイバ支持部が前記配線用トレイの長手方向に並設され、これらの各光ファイバ支持部は前記配線用トレイの長手方向に直交する方向の位置を順にずらして設けられており、前記光ファイバ支持部は断面が櫛歯状に形成されており、該各光ファイバ支持部の櫛歯の間に接続用光ファイバが1本ずつ配設支持されて該接続用光ファイバが互いに上下方向に間隔を介して配列しており、前記各光ファイバ支持部は、光ファイバが配列支持されている状態でも、配線用トレイに対して個別に抜き差し自在に設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0031】
さらに、本第の発明は、上記本第1の発明の構成に加え、前記接続用光ファイバを配線用トレイから第2の光部品の光ファイバ接続部側に導出する配線用トレイの端縁部には、各光ファイバ支持部によって支持した接続用光ファイバ毎に各第2の光部品のファイバ接続部に導くガイド部が前記配線用トレイの長手方向に沿って複数並設されている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0033】
さらに、本第の発明は、上記本第1の発明の構成に加え、前記第1の光部品は第1の光ケーブルに設けられた光ファイバから出射する光を複数の光に分割するスプリッタモジュールとし、第2の光部品は前記スプリッタモジュールで分割した各光を第2の光ケーブル側に導く光分岐モジュールとした構成をもって課題を解決する手段としている。
【0034】
上記構成の本発明において、第1と第2の光部品を接続する複数の接続用光ファイバは、これらの接続用光ファイバを搭載して第2の光部品側に導く配線用トレイを介して前記第2の光部品の光ファイバ接続部に接続されており、該配線用トレイは第2の光部品の光ファイバ接続部の上部側に設けられているために、配線用トレイを第2の光部品の光ファイバ接続部の下部側に設けた光部品収容架装置と異なり、配線用トレイ上に接続用光ファイバが簾状に垂れ下がることはない。
【0035】
また、本発明においては、前記配線用トレイには該配線用トレイに導入される前記接続用光ファイバを、配線用トレイの下方側に配線用トレイ長手方向に沿って複数配列配置された各第2の光部品のファイバ接続部数に対応させて分割して支持する複数の光ファイバ支持部が設けられているために、接続用光ファイバは、配線用トレイに設けられた複数の各光ファイバ支持部によって、各第2の光部品に上下方向に配列配置された光ファイバ接続部の数に対応する数ごとに分割して支持されるため、配線用トレイに搭載された接続用光ファイバの取り扱いが非常に容易になる。
【0036】
特に、本発明においては、前記光ファイバ支持部は、前記配線用トレイの長手方向に並設され、これらの各光ファイバ支持部は前記配線用トレイの長手方向に直交する方向の位置を順にずらして設けられているために、接続用光ファイバは配線用トレイ上で整然とした状態とされるため、前記接続用光ファイバの配線用トレイ上での取り扱いが非常に容易となる。
【0037】
そのため、本発明においては、複数の接続用光ファイバを配線した後にさらに接続用光ファイバを配線する作業や、接続用光ファイバの配線変更に伴い、配線されている複数の接続用光ファイバ接続用光ファイバから、撤去する1本の接続用光ファイバを取り出す作業等を容易に行なうことが可能となり、その結果、接続用光ファイバの配線や配線変更を容易に行なうことが可能となる。
【0038】
また、本発明においては、上記のように、配線用トレイは第2の光部品の光ファイバ接続部の上部側に設けられており、配線用トレイを第2の光部品の光ファイバ接続部の下部側に設けた光部品収容架装置と異なり、配線用トレイ上に接続用光ファイバが簾状に垂れ下がることはないために、第2の光部品の光ファイバ接続部に接続されている接続用光ファイバ先端の光コネクタ等に、接続用光ファイバ自体の重みが加えられることはなく、この重みにより、光部品同士の接続に悪影響が及ぶこともなく、光部品同士の光接続の信頼性が高まる。
【0039】
したがって、例えば、第1の光部品をスプリッタモジュールとし、第2の光部品を光分岐モジュールとして、本発明の光部品収容架装置を構成することにより、スプリッタモジュールと光分岐モジュールとの接続用光ファイバによる接続を、信頼性良く行なうことが可能となるし、接続用光ファイバの配線および配線変更を容易に行なうことが可能となり、スプリッタモジュールと光分岐モジュールとの光接続の長期信頼性を高めることも可能となり、上記課題が解決される。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明において、図6に示した装置と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。図4には、本発明に係る光部品収容架装置30の一実施形態例の構造が正面側から見た斜視図によって示されている。
【0041】
本実施形態例の光部品収容架装置30も、図5に示したシステム構成を有しており、本実施形態例の光部品収容架装置30に収容されている光部品は、図6に示した光部品収容架装置30に収容されている光部品とほぼ同様である。
【0042】
本実施形態例が図6に示した装置と異なる特徴的なことは、同図に示すように、接続用光ファイバ6を搭載して光分岐モジュール4側に導く配線用トレイ28cを、光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41の上部側に設け、かつ、図1に示すように、配線用トレイ28cに、配線用トレイ28cに導入される接続用光ファイバ6を各光分岐モジュール4のファイバ接続部41数に対応させて分割して支持する複数の光ファイバ支持部48を配線用トレイ28cの長手方向に並設し、これらの各光ファイバ支持部48を、配線用トレイ28cの長手方向に直交する方向の位置を順にずらして設けたことである。
【0043】
なお、図の簡略化のために、同図には、配線用トレイ28cに導入される複数の接続用光ファイバ6のうち、一部の接続用光ファイバ6のみを示している。また、接続用光ファイバ6の配線用トレイ28cから光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41までの配線は、図の右端の光ファイバ接続部41に接続される接続用光ファイバ6の配線のみを示している。
【0044】
前記各光ファイバ支持部48は、図3に示すように、断面が櫛歯状に形成されており、各光ファイバ支持部48の各櫛歯49の先端側には、それぞれ突起部50が設けられている。図2に示すように、接続用光ファイバ6は、各櫛歯49間に1本ずつ配設支持されており、接続用光ファイバ6は互いに上下方向に間隔を介して配列している。なお、図3に示すように、各接続用光ファイバ6は、各櫛歯49の先端側に設けられた突起部50により抜け止め係止されている。
【0045】
また、各光ファイバ支持部48は、配線用トレイ28cに対して抜き差し自在に設けられており、接続用光ファイバ6を光ファイバ支持部48に配列するときには、各光ファイバ支持部48を配線用トレイ28cから抜いて配線し、各櫛歯49の間に接続用光ファイバ6を配列した状態で、各光ファイバ支持部48を配線用トレイ28cに差し込み、図1、2に示すように、各光ファイバ支持部48を、配線用トレイ28cの長手方向に直交する方向の位置を順にずらして並設する。
【0046】
図1に示すように、接続用光ファイバ6を配線用トレイ28cから光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41側に導出する配線用トレイ28cの端縁部には、各光ファイバ支持部48によって支持した接続用光ファイバ6毎に各光分岐モジュール4のファイバ接続部41に導くガイド部43が、配線用トレイ28cの長手方向に沿って複数並設されている。また、配線用トレイ28cの前記端縁部側は、接続用光ファイバ6の許容曲率半径以上の曲率半径を有する凸形状の曲面であるRガイド面46と成しており、このRガイド面46が配線用トレイ6の下部側に突出形成されている。本実施形態例では、Rガイド面46の曲率半径は約30mmと成しており、このRガイド面46の表面には、前記コードガイド43に対応させて、図示されていないコードガイドがコードガイド43の下部側に複数形成されている。
【0047】
このRガイド面46の表面側に形成されたコードガイドは、前記光ファイバ群から分割された16本の接続用光ファイバ6をガイドして、光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41側に導くものであり、本実施形態例では、コードガイドをRガイド面46の表面側に設けることにより、接続用光ファイバ6をRガイド面46に確実に沿わせて光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41側に導くようにしている。また、コードガイド43に対応させてRガイド面46の表面側にコードガイドを設けることにより、光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41の本数ごとに、接続用光ファイバ6をほぼ整列した状態で光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41側に導くようにしている。
【0048】
なお、本実施形態例では、図4に示したように、複数の光分岐モジュール4を5段に配列しており、各配線用トレイ28cには、最大約800本の接続用光ファイバ6が搭載されて配線されるようになっている。
【0049】
さらに、本実施形態例の光部品収容架装置30は、余長収納部10が複数のファイバ支持板5を収容してなり、複数の接続用光ファイバ6を各ファイバ支持板5の数に対応した本数に分割し、この分割した各接続用光ファイバ6の本数毎に各ファイバ支持板5に支持して、接続用光ファイバ6をスプリッタモジュール3と光分岐モジュール4とに接続している。
【0050】
また、各ファイバ支持板5には、それぞれ、ファイバ支持用のRガイド7が複数設けられており、接続用光ファイバ6は、それぞれのファイバ支持板5に設けられたRガイド7に支持されて、接続用光ファイバ6の余長部分が長い場合には、この余長部分をファイバ支持板5に垂らした状態で接続用光ファイバ6をスプリッタモジュール3と光分岐モジュール4に接続している。また、本実施形態例では、接続用光ファイバ6のスプリッタモジュール3への接続端側を複数本まとめて光ファイバテープコード8としている。
【0051】
さらに、本実施形態例では、図6に示した光部品収容架装置30に比べ、装置架15の幅を約1.5倍に広く形成しており、ケーブル導入架11を光分岐モジュール収容部9の左側部に、余長収納部10を光分岐モジュール収容部9の右側部に、それぞれ設けている。また、スプリッタモジュール3を左右に分けて収容し、その一方側を光分岐モジュール収容部9の上部側に設け、その他方側を余長収納部10の上部側に設けており、配線用トレイ28a(図示せず)と配線用トレイ28bをスプリッタモジュール3の上部側に設けている。
【0052】
さらに、本実施形態例では、架渡り端子盤12を装置架15の手前側に設けており、所内ケーブル1を成端ケーブル2の手前側に設けている。
【0053】
本実施形態例は以上のように構成されており、本実施形態例では、図4に示すように、所内ケーブル1に接続される光ファイバ34は、装置架15の正面側から、Rガイド14を介し、装置架15の背面側を通ってスプリッタモジュール3に配線される。
【0054】
そして、本実施形態例でも、接続用光ファイバ6は、その一端側がスプリッタモジュール3に接続され、先端側に単心光コネクタが設けられた状態で、余長収納部10を介して、各光分岐モジュール4側に導かれるが、本実施形態例では、接続用光ファイバ6は、ファイバ支持板5の枚数(例えば5枚)に対応させて、例えば約4000本の接続用光ファイバ6が800本ずつに分割され、この分割された接続用光ファイバ6が、それぞれのファイバ支持板5に設けられたRガイド7に支持されて光分岐モジュール4側に導かれる。そして、接続用光ファイバ6の余長部分が長い場合には、この余長部分は、ファイバ支持板5に垂らした状態とされる。
【0055】
なお、接続用光ファイバ6の先端側のコネクタを光分岐モジュール4に接続しないで、保留端子盤13に保留しておくときにも、接続用光ファイバ6の余長部分を余長収納部10のファイバ支持板5に支持した状態で収納される。
【0056】
そして、余長収納部10を通った複数の接続用光ファイバ6は、接続用光ファイバ6を接続する光分岐モジュール4に対応させて5段に分割され、光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41の上部側に設けられた配線用トレイ28cに導入される。
【0057】
配線用トレイ28に導入された接続用光ファイバ6は、各光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41の本数に対応させて16本ずつに分割されて、各光ファイバ支持部48により支持される。この光ファイバ支持部48による接続用光ファイバ6の支持は、前記の如く、16本の接続用光ファイバ6が、各光ファイバ支持部48の櫛歯49の間にそれぞれ1本ずつ配設されて上下方向に配列された状態で行われる。そして、このように、上下方向に1列に配列された16本ずつの接続用光ファイバ6が、配線用トレイ28cの長手方向の位置を順にずらして並設されることにより、配線用トレイ28c上では、各接続用光ファイバ6が水平方向に間隔を介して16本ずつ配列し、これら16本の接続用光ファイバ6が上下方向(配線用トレイ28cの接続用光ファイバ6搭載面に対して直交する垂直方向)に間隔を介して配列した状態となる。
【0058】
そして、各光ファイバ支持部48に支持された接続用光ファイバ6は、コードガイド43によって、16本ずつ、配線用トレイ28cの前記端縁部からRガイド面46側に導かれる。そして、接続用光ファイバ6は、Rガイド面46に設けられた前記コードガイドによって、16本ずつガイドされて、Rガイド面46に沿って配線用トレイ28cの下部側に導かれ、光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41側に導かれ、接続用光ファイバ6の先端の光コネクタが光ファイバ接続部41のアダプタに接続される。
【0059】
また、本実施形態例でも、光分岐モジュール4と成端ケーブル2および、光分岐モジュール4とファイバセレクタ16との接続などは、図6に示した光部品収容架装置30とほぼ同様に行なわれる。
【0060】
本実施形態例によれば、スプリッタモジュール3と光分岐モジュール4とを接続する複数の接続用光ファイバ6を搭載して、この接続用光ファイバ6を光分岐モジュール4の各光ファイバ接続部41導く配線用トレイ28cが、光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41の上部側に設けられているために、例えば図6に示したような、配線用トレイ28cを光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41の下部側に設けた光部品収容架装置30と異なり、配線用トレイ28c上に接続用光ファイバ6が簾状に垂れ下がることはなく、例えば、複数の接続用光ファイバ6を配線した後に、さらに接続用光ファイバ6を配線する作業も容易に行なうことができるし、接続用光ファイバ6の配線変更に伴い、配線されている複数の接続用光ファイバ6から、撤去する1本の接続用光ファイバを取り出す作業も容易に行なうことができ、接続用光ファイバ6の配線や配線変更を非常に容易にすることができる。
【0061】
しかも、本実施形態例によれば、接続用光ファイバ6を、配線用トレイ28cの長手方向に複数配列配置した光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41の数に対応させて分割して、各光ファイバ支持部48により支持しているために、光ファイバ支持部48を設けずに、接続用光ファイバ6を単に配線用トレイ28c上に搭載する場合と異なり、複数の接続用光ファイバ6がばらばらになって入り乱れて重なり合うようなことはなく、配線用トレイ28cに搭載された接続用光ファイバ6の取り扱いを非常に容易に行なうことができる。
【0062】
また、本実施形態例によれば、前記の如く、断面が櫛歯状の光ファイバ支持部48を形成し、この光ファイバ支持部48の各櫛歯49間に、接続用光ファイバ6を1本ずつ配設支持して互いに上下方向に間隔を介して配列したために、接続用光ファイバ6を、配線用トレイ28cの接続用光ファイバ搭載面に直交する方向と水平方向のいずれの方向からみても、配線用トレイ28c上に整然と配列することができるし、配線用トレイ28c上で接続用光ファイバ6を容易に1本ずつ取り扱うことができる。
【0063】
さらに、本実施形態例によれば、各光ファイバ支持部48は、配線用トレイ28cに対して抜き差し自在に設けられているために、例えば、接続用光ファイバ6を光ファイバ支持部48に配列するときには、各光ファイバ支持部48を配線用トレイ28cから抜いて配線し、各櫛歯49の間に接続用光ファイバ6を配列した状態で、各光ファイバ支持部48を配線用トレイ28cに差し込むことにより、非常に容易に行なうことができるし、同様に、接続用光ファイバ6の配線変更に伴い、撤去する接続用光ファイバ6を取り出すときにも、光ファイバ支持部48を配線用トレイ28cから抜いて取り出すことで、接続用光ファイバ6の取り出す作業も非常に容易に行なうことができる。
【0064】
以上のように、本実施形態例によれば、配線用トレイ28c上での接続用光ファイバ6の取り扱いを非常に容易に行なうことができるために、接続用光ファイバ6の配線および配線変更をより一層容易に行なうことができる。
【0065】
さらに、本実施形態例によれば、接続用光ファイバ6を配線用トレイ28cから光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41側に導出する配線用トレイ28cの端縁部は、接続用光ファイバ6の許容曲率半径以上の曲率半径を有する凸形状の曲面としてのRガイド面46と成しており、このRガイド面46は、配線用トレイ28cの下部側に向けて突出形成したために、接続用光ファイバ6を許容曲率半径よりも小さい曲率半径で曲げることなく、無理なく光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41側に導くことができる。
【0066】
さらに、本実施形態例によれば、このRガイド面46の表面には、前記コードガイド43に対応させて、複数のコードガイド(図示せず)を形成したために、前記光ファイバ群から分割された16本の接続用光ファイバ6をRガイド面46の表面に設けたコードガイドによりガイドして、確実に接続用光ファイバ6をRガイド面46に沿わせることができるし、光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41の本数ごとに、接続用光ファイバ6をほぼ整列した状態で整然と配列して光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41側に導くことができる。
【0067】
さらに、本実施形態例によれば、前記の如く、配線用トレイ28cの上に接続用光ファイバ6が簾状に垂れ下がることはないために、接続用光ファイバ6の先端側の光コネクタに接続用光ファイバ自体の重みが加えられることはなく、この重みにより光ファイバ接続部41に設けられたアダプタと前記光コネクタとの接続に悪影響が及び、結果的に、スプリッタモジュール3と光分岐モジュール4との接続に悪影響が及ぶといったこともなく、スプリッタモジュール3と光分岐モジュール4の光接続の信頼性を高めることができる。
【0068】
したがって、本実施形態例によれば、スプリッタモジュール3と光分岐モジュール4との接続を介して行なわれる所内ケーブル1と成端ケーブル2との光接続の信頼性を高めることが可能となり、信頼性の高い加入者系光通信システムの構築を図ることができる。
【0069】
さらに、本実施形態例によれば、スプリッタモジュール3と光分岐モジュール4を接続する接続用光ファイバ6の余長を収納する余長収納部10は、複数のファイバ支持板5を収容してなり、複数の接続用光ファイバ6を各ファイバ支持板5の数に対応した本数に分割し、この分割した各接続用光ファイバ6の本数毎に各ファイバ支持板5に支持して、接続用光ファイバ6をスプリッタモジュール3と光分岐モジュール4の各光ファイバ接続部に接続したために、接続用光ファイバ6の本数が例えば4000本あっても、これらの接続用光ファイバ6をまとめて収納する場合と異なり、より一層配線や配線変更を容易に行なうことができる。
【0070】
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施形態例では、各光ファイバ支持部48は、断面が櫛歯状に形成されていたが、光ファイバ支持部48の形状などは特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0071】
また、上記実施形態例では、各光ファイバ支持部48は、配線用トレイ28cに対して抜き差し自在に設けたが、各光ファイバ支持部48は、必ずしも配線用トレイ28cに対して抜き差し自在に設けるとは限らず、例えば、各接続用光ファイバ6の各光ファイバ支持部48への取り付けや取り外し作業が容易にできるように、各光ファイバ支持部48の形状などを形成し、各光ファイバ支持部48を配線用トレイ28cに固定して設けてもよい。
【0072】
また、上記実施形態例では、Rガイド面46の表面側に、コードガイド43に対応させて、図示されていない複数のコードガイドを設けたが、このコードガイドは省略することもできる。ただし、上記実施形態例と同様に、Rガイド面46の表面側にコードガイドを設けると、接続用光ファイバ6をRガイド面46に確実に沿わせて配線することができるし、コードガイド43によって分割した接続用光ファイバ6を、より一層整然とした状態で光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41側に導くことができる。
【0073】
さらに、上記実施形態例では、接続用光ファイバ6を配線用トレイ28cから光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41側に導出する配線用トレイ28cの端縁部を凸形状の曲面のRガイド面46とし、このRガイド面46の曲率半径を約30mmとしたが、Rガイド面46の曲率半径は、約30mmに限定されるものではなく、接続用光ファイバ6の曲率半径以上の適宜の値に設定されるものである。
【0074】
さらに、Rガイド面46は省略することもできる。ただし、Rガイド面46を配線用トレイ28cの前記端縁部に設けると、配線用トレイ28cから各光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41側に導くときに、接続用光ファイバ6を許容曲率半径未満に曲げることなく、スムーズに無理なく光ファイバ接続部41側に導くことができるために、Rガイド面46を設けることが好ましい。
【0075】
さらに、上記実施形態例では、接続用光ファイバ6を配線用トレイ28cから光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41側に導出する配線用トレイ28cの端縁部にコードガイド43を設けたが、コードガイド43は省略することができる。ただし、コードガイド43を設けると、各光ファイバ支持部48によって支持した接続用光ファイバ6を、各光分岐モジュール4の光ファイバ接続部41に対応する本数ごと(各光ファイバ支持部48により支持する本数ごと)に、非常に整然とした状態で配線して光ファイバ接続部41側に導くことが可能となり、接続用光ファイバ6の配線および配線変更をより一層行ないやすくすることができる。
【0076】
さらに、上記実施形態例では、余長収納部10に複数のファイバ支持板5を収容し、複数の接続用光ファイバ6を各ファイバ支持板5の数に対応した本数に分割し、この分割した各接続用光ファイバ6の本数毎に各ファイバ支持板5に支持して、接続用光ファイバ6をスプリッタモジュール3と光分岐モジュール4とに接続したが、余長収納部10の構成は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。ただし、余長収納部10を上記実施形態例のように構成すると、図6に示した光部品収容架装置30のように、複数の接続用光ファイバ6を余長収納部10にまとめて収納する場合に比べて、より一層接続用光ファイバ6の配線や配線変更を容易に行なうことができるし、スプリッタモジュール3と光分岐モジュール4との光接続をより一層信頼性の高いものとすることができる。
【0077】
さらに、上記実施形態例では、各光分岐モジュール4にそれぞれ16個の光ファイバ接続部41を設けたが、各光分岐モジュール4に設けられる光ファイバ接続部41の数は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0078】
さらに、上記実施形態例では、複数のスプリッタモジュール3を左右に2つに分けて収容したが、スプリッタモジュール3の収容構造は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものであり、例えば、1つの棚にまとめて収容してもよいし、3つ以上の複数の箇所に分けて収容してもよい。
【0079】
さらに、上記実施形態例では、複数の光分岐モジュール4を5段に分けて収容したが、光分岐モジュール4の収容構造は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものであり、例えば、光分岐モジュール4を5段以外の複数の段に分けて配設収容してもよいし、光分岐モジュール4を1つにまとめて配設収容してもよい。ただし、上記実施形態例のような加入者系光通信システムに用いられる光部品収容架装置30においては、スプリッタモジュール3により分割した例えば最大約4000といった非常に多数の光を成端ケーブル2とファイバセレクタ16側に導くために、非常に多数の光分岐モジュール4が装置架15内に設けられることになるため、上記実施形態例のように、複数段に分けて配設することが好ましい。
【0080】
さらに、本発明の光部品収容架装置30において、所内ケーブル1や成端ケーブル2、架渡り端子盤12、保留端子盤13などの収容構造は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0081】
さらに、上記実施形態例では、光部品収容架装置30の幅を図6に示した光部品収容架装置30の幅の1.5倍程度に形成したが、光部品収容架装置30の幅や大きさは特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0082】
さらに、上記実施形態例では、第1の光部品としてスプリッタモジュール3を装置架15内に収容し、第2の光部品として光分岐モジュール4を装置架15内に収容した光部品収容架装置30としたが、本発明の光部品収容架装置に収容される第1、第2の光部品は、必ずしもスプリッタモジュール3と光分岐モジュール4とするとは限らず、本発明は、第1の光部品と第2の光部品の各接続端面側に複数の光ファイバ接続部を形成して、これらの各光ファイバ接続部を1対1で接続する接続用光ファイバを設け、第1、第2の光部品および接続用光ファイバを収容する様々な光部品収容架装置に適用できるものである。
【0083】
【発明の効果】
本発明によれば、第1と第2の光部品を接続する複数の接続用光ファイバは、これらの接続用光ファイバを搭載して第2の光部品側に導く配線用トレイを介して前記第2の光部品の光ファイバ接続部に接続されており、該配線用トレイは第2の光部品の光ファイバ接続部の上部側に設けられているために、配線用トレイを第2の光部品の光ファイバ接続部の下部側に設けた光部品収容架装置と異なり、配線用トレイ上に接続用光ファイバが簾状に垂れ下がることはなく、配線用トレイ上に簾状に垂れ下がった接続用光ファイバによって、接続用光ファイバの配線や撤去が邪魔されることはない。
【0084】
また、本発明においては、前記配線用トレイには該配線用トレイに導入される前記接続用光ファイバを、配線用トレイの上方側に配線用トレイ長手方向に沿って複数配列配置された各第2の光部品のファイバ接続部数に対応させて分割して支持する複数の光ファイバ支持部が設けられているために、接続用光ファイバを、配線用トレイに設けられた複数の各光ファイバ支持部によって各第2の光部品に上下方向に配列配置された光ファイバ接続部の数に対応する数ごとに分割して支持することにより、配線用トレイに搭載された接続用光ファイバの取り扱いを非常に容易にすることができる。
【0085】
特に、本発明においては、前記光ファイバ支持部は、前記配線用トレイの長手方向に並設され、これらの各光ファイバ支持部は前記配線用トレイの長手方向に直交する方向の位置を順にずらして設けられているために、接続用光ファイバを配線用トレイ内で整然とした状態に配列することができるため、前記接続用光ファイバの配線用トレイでの取り扱いを非常に容易にすることができる。
【0086】
そのため、本発明においては、例えば複数の接続用光ファイバを配線した後にさらに接続用光ファイバを配線する作業を非常に容易に行なうことができるし、接続用光ファイバの配線変更に伴い、配線されている複数の接続用光ファイバ接続用光ファイバから、撤去する1本の接続用光ファイバを取り出す作業も容易に行なうことができる。
【0087】
また、本発明によれば、上記のように、配線用トレイは第2の光部品の光ファイバ接続部の上部側に設けられており、配線用トレイを第2の光部品の光ファイバ接続部の下部側に設けた光部品収容架装置と異なり、配線用トレイ上に接続用光ファイバが簾状に垂れ下がることはないために、第2の光部品の光ファイバ接続部に接続されている接続用光ファイバ先端側の光コネクタ等に、接続用光ファイバ自体の重みが加えられることはなく、この重みにより、光部品同士の接続に悪影響が及ぶこともなく、光部品同士の光接続の信頼性を高めることができる。
【0088】
さらに、各光ファイバ支持部は断面が櫛歯状に形成されており、該各光ファイバ支持部の櫛歯の間に接続用光ファイバが1本ずつ配設支持されて該接続用光ファイバが互いに上下方向に間隔を介して配列しているので、前記櫛歯によって接続用光ファイバを1本ずつ支持して互いに上下方向に間隔を介して配列することにより、接続用光ファイバを、配線用トレイの接続用光ファイバ搭載面に直交する方向と水平方向のいずれの方向からみても、配線用トレイに整然と配列することができるし、配線用トレイ上で接続用光ファイバを容易に1本ずつ取り扱うことができる。そのため、接続用光ファイバの配線や配線変更作業をより一層容易に行なうことができる。
【0089】
さらに、各光ファイバ支持部は配線用トレイに対して抜き差し自在に設けられているので、例えば、接続用光ファイバを光ファイバ支持部に配列するときには、各光ファイバ支持部を配線用トレイから抜いて配線し、各櫛歯の間に接続用光ファイバを配列した状態で、各光ファイバ支持部を配線用トレイに差し込むことにより、非常に容易に行なうことができるし、同様に、接続用光ファイバの配線変更に伴い、撤去する接続用光ファイバを取り出すときにも、光ファイバ支持部を配線用トレイから抜いて取り出すことで、接続用光ファイバの取り出し差す作業も非常に容易に行なうことができる。
【0090】
さらに、接続用光ファイバを配線用トレイから第2の光部品の光ファイバ接続部側に導出する配線用トレイの端縁部には、各光ファイバ支持部によって支持した接続用光ファイバ毎に各第2の光部品のファイバ接続部に導くガイド部が前記配線用トレイの長手方向に沿って複数並設されている本発明によれば、各光ファイバ支持部によって支持した接続用光ファイバを、各第2の光部品毎に、各第2の光ファイバ接続部に導くことが可能となり、接続用光ファイバをより一層整然と配列することができ、接続用光ファイバの配線および配線変更作業をより一層容易に行なうことができる。
【0092】
さらに、前記第1の光部品は第1の光ケーブルに設けられた光ファイバから出射する光を複数の光に分割するスプリッタモジュールとし、第2の光部品は前記スプリッタモジュールで分割した各光を第2の光ケーブル側に導く光分岐モジュールとした発明によれば、これらの光部品同士を接続する接続用光ファイバの配線および配線変更を上記のように、非常に容易に行なうことができるし、これらの光部品同士の光接続を非常に信頼性の高いものとすることができるために、これらの光部品同士の接続を介して行なわれる第1と第2の光ケーブルの光接続を非常に信頼性の高いものとして、信頼性の高い加入者系光通信システムなどの光通信システムの構築を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光部品収容架装置の一実施形態例における接続用光ファイバ6の配線用トレイ28c上および、配線用トレイ28cから光分岐モジュール4側への配線状態の一部を斜視図によって示す要部構成図である。
【図2】上記実施形態例の光部品収容架装置における配線用トレイ28c上での光ファイバ支持部48の配設状態と、1つの光ファイバ支持部48に支持される続用光ファイバ6の配線状態を斜視図によって示す説明図である。
【図3】上記実施形態例の光部品収容架装置に設けられる光ファイバ支持部48と光ファイバ支持部48に支持される1本の接続用光ファイバ6の支持状態を示す断面説明図である。
【図4】上記実施形態例の光部品収容架装置を示す要部構成図である。
【図5】加入者系光通信システムにおける局内配線システムの一例を示す説明図である。
【図6】光部品収容架装置の一例を、光ファイバ配線を大部分省略した状態で斜視図によって示す説明図である。
【図7】図6に示した光部品収容架装置における接続用光ファイバ6の光分岐モジュール4側の配線状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 所内ケーブル
2 成端ケーブル
3 スプリッタモジュール
4 光分岐モジュール
6 接続用光ファイバ
30 光部品収容架装置
43 コードガイド
46 Rガイド面
48 光ファイバ支持部
49 櫛歯

Claims (3)

  1. 第1の光部品と第2の光部品とが装置架内に収容され、該第1と第2の光部品の各接続端面側にはそれぞれ複数の光ファイバ接続部が形成され、これら第1の光部品に形成された複数の各光ファイバ接続部と第2の光部品に形成された複数の各光ファイバ接続部とをそれぞれ1対1で接続する複数の接続用光ファイバが第1と第2の光部品の各光ファイバ接続部に接続されている光部品収容架装置であって、前記複数の接続用光ファイバは該接続用光ファイバを搭載して第2の光部品側に導く配線用トレイを介して前記第2の光部品の光ファイバ接続部に接続されており、前記第2の光部品は前記配線用トレイの下方側に配線用トレイの長手方向に沿って複数配列配置されており、各第2の光部品の複数の光ファイバ接続部は上下方向に配列形成されており、前記配線用トレイには該配線用トレイに導入される前記接続用光ファイバを各第2の光部品のファイバ接続部数に対応させて分割して支持する複数の光ファイバ支持部が前記配線用トレイの長手方向に並設され、これらの各光ファイバ支持部は前記配線用トレイの長手方向に直交する方向の位置を順にずらして設けられており、前記光ファイバ支持部は断面が櫛歯状に形成されており、該各光ファイバ支持部の櫛歯の間に接続用光ファイバが1本ずつ配設支持されて該接続用光ファイバが互いに上下方向に間隔を介して配列しており、前記各光ファイバ支持部は、光ファイバが配列支持されている状態でも、配線用トレイに対して個別に抜き差し自在に設けられていることを特徴とする光部品収容架装置。
  2. 接続用光ファイバを配線用トレイから第2の光部品の光ファイバ接続部側に導出する配線用トレイの端縁部には、各光ファイバ支持部によって支持した接続用光ファイバ毎に各第2の光部品のファイバ接続部に導くガイド部が前記配線用トレイの長手方向に沿って複数並設されていることを特徴とする請求項1記載の光部品収容架装置。
  3. 第1の光部品は第1の光ケーブルに設けられた光ファイバから出射する光を複数の光に分割するスプリッタモジュールとし、第2の光部品は前記スプリッタモジュールで分割した各光を第2の光ケーブル側に導く光分岐モジュールとしたことを特徴とする請求項1記載の光部品収容架装置。
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