JP2003215352A - 光配線盤及び光接続ユニット - Google Patents

光配線盤及び光接続ユニット

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JP2003215352A JP2002016029A JP2002016029A JP2003215352A JP 2003215352 A JP2003215352 A JP 2003215352A JP 2002016029 A JP2002016029 A JP 2002016029A JP 2002016029 A JP2002016029 A JP 2002016029A JP 2003215352 A JP2003215352 A JP 2003215352A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の架体を横並びに配列した構成の光配線
盤においては、従来、ジャンパコード等の光ファイバを
該光配線盤を構成する架体を1以上飛び越して配線する
場合に、飛び越す架体を迂回するような配線ルートによ
って配線長が長くなり、増設、撤去、入れ替え等に手間
が掛かる等の不都合があったため、これを解決できる技
術の開発が求められていた。 【解決手段】 光コネクタアダプタ13にコネクタ接続
されるジャンパ用光ファイバ19Aが配線される配線ダ
クト52の他に、引き通し配線されるジャンパ用光ファ
イバ19B等が配線される引き通し用ダクト53を有す
る光接続ユニット50、この光接続ユニット50が搭載
されている光配線盤を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光配線盤、及び、
光コネクタアダプタによって光ファイバを別の光ファイ
バに対してコネクタ接続可能に成端する光接続ユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来例の光配線盤1を示す。
図13において、この光配線盤1は、外線光ファイバケ
ーブル端末から引き出した光ファイバをコネクタ接続可
能に成端した光コネクタアダプタ2aが多数配列設置さ
れている線路側架体2と、伝送装置側の光ファイバが片
側(図13紙面奥側)から接続された光コネクタアダプ
タ3aが多数配列設置されている装置側架体3とを、配
線架体4を介して対向配置した構成になっている。この
光配線盤1では、前記配線架体4を介して線路側架体2
と装置側架体3との間に配線したジャンパ用光ファイバ
コードであるジャンパコード5の一端の光コネクタ5a
(光コネクタプラグ)を線路側架体2の光コネクタアダ
プタ2aに接続し、他端の光コネクタ5bを装置側架体
3の光コネクタアダプタ3aに接続することで、光ファ
イバケーブル側の光ファイバと伝送装置側の光ファイバ
とが選択的に接続される。ジャンパコード5の両端の光
コネクタ5a、5bは、光コネクタアダプタ2a、3a
に対して着脱自在であり、光コネクタアダプタ2a、3
aに対する接続を切り替えることで、光ファイバケーブ
ル側の光ファイバに対する伝送装置側の光ファイバの接
続を切り替えることができる。また、配線架体4は、線
路側架体2と装置側架体3との間におけるジャンパコー
ド5の引き回し自由度を確保するとともに、ジャンパコ
ード5の余長を湾曲処理して収容する機能を果たす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この光配線
盤1では、図14に示すように、線路側架体2の隣に線
路側架体2Aを追加したり、装置側架体3の隣に装置側
架体3Aを追加して、対応心数の多い光配線盤を構成す
ることが可能である。この架体の追加は、光配線盤の組
み立て時の他、既設の光配線盤について対応心数の増大
の要求に対応して行う場合がある。架体を追加した光配
線盤では、例えば、追加した線路側架体2Aの光コネク
タアダプタと装置側架体3、3Aの光コネクタアダプタ
との間を接続するジャンパコードや、追加した装置側架
体3Aと線路側架体2との間に配線されるジャンパコー
ド等、追加した線路側架体2Aや装置側架体3Aの光コ
ネクタアダプタとの接続に関与するジャンパコード5A
は、光配線盤を構成する全ての架(線路側架体2、2
A、装置側架体3、3A、配線架体4)の上部あるいは
下部(図14では下部)に設けた架間配線棚6を利用し
て、線路側架体2や装置側架体3等を迂回するようにし
て配線することが一般的である。
【0004】しかしながら、前述のように、追加した線
路側架体2又は装置側架体3に係るジャンパコード5A
を架間配線棚6を利用して配線する構成では、ジャンパ
コードの配線長が長くなり、しかも、配線ルートが複雑
になることから、ジャンパコードの配線、入れ替え等に
手間に掛かるといった不都合がある。また、架間配線棚
6を経由して配線するジャンパコードの本数が増大する
と、架間配線棚6内で多数本のジャンパコードが錯綜し
て、ジャンパコードの増設、取り出し、入れ替え等の手
間が増大するといった不満もある。
【0005】本発明は、前記課題に鑑みて、ジャンパ用
光ファイバ等の光ファイバの架体への引き通し配線を実
現し、この光ファイバの長さの短縮、並びに、増設、取
り出し、入れ替え等の作業性の向上等を実現できる光配
線盤及び光接続ユニットの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下の構成を解決手段とした。請求項1記載
の発明は、光コネクタアダプタが設置される光接続ユニ
ットを搭載して横並びに配列された複数の架体を有し、
前記架体間に配線されるジャンパ用光ファイバによって
異なる架体の光コネクタアダプタ間が切替可能に接続さ
れるようになっている光配線盤において、前記光接続ユ
ニットは、前記光コネクタアダプタが設置されるアダプ
タ設置部と、このアダプタ設置部の下側にて横方向に延
在され、前記光コネクタアダプタに接続されるジャンパ
用光ファイバが配線される配線ダクトとを有し、さら
に、前記配線ダクトの下側にて横方向に延在され、該光
接続ユニットに引き通される光ファイバが配線される引
き通し用ダクトを有することを特徴とする。請求項2記
載の発明の光接続ユニットは、導入側の光ファイバを前
記導入側に対向する作業面側の光ファイバに対してコネ
クタ接続可能に成端する光コネクタアダプタが設置され
るアダプタ設置部と、前記作業面側にて前記アダプタ設
置部の下側にて横方向に延在され、前記光コネクタアダ
プタに着脱可能に接続される光ファイバが配線される配
線ダクトとを有し、さらに、前記配線ダクトの下側にて
横方向に延在され、該光接続ユニットに引き通される光
ファイバが配線される引き通し用ダクトを有することを
特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項2記載の光
接続ユニットにおいて、前記アダプタ設置部が、光ファ
イバの余長を収納した光モジュールが設置されるモジュ
ール設置部であり、このモジュール設置部には、前記光
モジュールが該光モジュールの側部に取り付けられた光
コネクタアダプタを作業面側に向けて設置されることを
特徴とする。請求項4記載の発明の光配線盤は、請求項
2又は3記載の光接続ユニットが搭載されていることを
特徴とする。
【0007】請求項1記載の光配線盤では、この光配線
盤を構成する全ての架体が引き通し用ダクトを有する光
接続ユニットを搭載したものである必要は無く、少なく
とも、配列の両端の架体の間に位置する1以上の架体が
光接続ユニットを搭載した架体であれば良い。請求項1
記載の光配線盤の架体に搭載される光接続ユニットとし
ては請求項2又は3記載の光接続ユニットの適用が可能
であり、引き通し用ダクトを有する光接続ユニットを搭
載した架体としては請求項4記載の光配線盤の適用が可
能である。
【0008】本発明に係る光配線盤及び光接続ユニット
では、光接続ユニットの配線ダクト下に設けられている
引き通し用ダクトを利用することで、この光接続ユニッ
トに対する光ファイバの引き通し配線を簡単に実現でき
る。光接続ユニットは、アダプタ設置部に設置された光
コネクタアダプタにコネクタ接続されるジャンパ用光フ
ァイバが配線される配線ダクトとは別に前記引き通し用
ダクトを有する構成であり、該光接続ユニットに引き通
し配線する光ファイバを、配線ダクト内のジャンパ用光
ファイバと干渉させることなく引き通し配線することが
できる。
【0009】引き通し用ダクトに配線される光ファイバ
としては、例えば光接続ユニットが搭載された架体を介
して対向配置された架体間に配線されるジャンパ用光フ
ァイバ等が挙げられるが、これに限定されず、例えば、
光接続ユニットが搭載された架体(あるいは光配線盤)
の設置場所(中継局等)に配線される各種光ファイバ
(例えば伝送装置に接続された光ファイバコード等の光
ファイバ)、光配線盤間の渡り配線用光ファイバなど、
各種採用可能である。引き通し用ダクトに配線したジャ
ンパ用光ファイバ等の光ファイバは、光接続ユニットや
架体を迂回するようにして配線する場合に比べて配線長
の短縮や配線ルートの単純化を実現できる。また、本発
明に係る光接続ユニット(引き通し用ダクト付きの光接
続ユニット)が上下に多段に搭載されている架体(ある
いは光配線盤)であれば、引き通し配線するジャンパ用
光ファイバ等の光ファイバを複数の光接続ユニットの引
き通し用ダクトに分散して配線することができ、これに
より、引き通し配線する光ファイバが多数本であって
も、この光ファイバの増設、取り出し、入れ替え等の作
業性を確保できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1〜図3は、本発明の実施の
形態の光配線盤10を示す図であって、図1は正面図、
図2は平面図、図3は背面図である。
【0011】図1〜図3において、この光配線盤10
は、線路側の光ファイバケーブル11(外線光ファイバ
ケーブル)に収納されている光ファイバ12を光コネク
タアダプタ13によってコネクタ接続可能に成端(以下
「コネクタ接続可能に成端」を「コネクタ成端」と略称
する場合がある)する光モジュール14を収納している
複数(ここでは2つ)の線路側架体20A、20Bと、
伝送装置(図示略)側の光ファイバ15を光コネクタア
ダプタ16によってコネクタ成端する光モジュール17
を収納している装置側架体30と、配線架体40とを有
し、これら架体20A、20B、30、40を横並びに
一列に配列設置した構成になっている。線路側架体20
A、20Bは配線架体40の片側に配列されており、装
置側架体30は、配線架体40を介して線路側架体20
A、20Bに対して対向配置されている。なお、ここで
線路側架体20A、20Bや装置側架体30はいずれも
請求項4記載の発明に係る光配線盤に相当する。
【0012】線路側架体20A、20Bに収納されてい
る光モジュール14は、該線路側架体20A、20Bの
枠状のフレーム21の内側のユニット搭載部22に上下
に多段に搭載されている光接続ユニット50内に収納さ
れている。前記光モジュール14によってコネクタ成端
する光ファイバケーブル11は、線路側架体20A、2
0Bの作業面側(図1紙面手前側、図2下側)に対向す
る導入側(図2上側、図3紙面手前側)に引き込まれ、
ユニット搭載部22の導入側(図2上側、図3紙面手前
側)に取り付けられたケーブル固定具23によって端末
が固定されている。前記ユニット搭載部22の側部に
は、該ユニット搭載部22に沿って上下に延在しかつ作
業面側と導入側とに連通する空間である光ファイバ配線
領域24が確保されており、前記ケーブル固定具23に
よって固定された光ファイバケーブル11端末に口出し
されている光ファイバ12は、前記光ファイバ配線領域
24を介して作業面側に引き込まれるとともに、ユニッ
ト搭載部22の光接続ユニット50に対して振り分け配
線されている。なお、光配線盤10並びに該光配線盤1
0を構成する架体20A、20B、30、40や、光接
続ユニット50、60等の光配線盤10を構成する各部
分等について説明する「作業面側」とは図1紙面手前
側、図2下側等を指し、「導入側」とは図2上側、図3
紙面手前側等を指しており、表現を統一している。
【0013】図4(a)〜(c)は、光接続ユニット5
0を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面
図、(c)は側面図である。図4(a)〜(c)に示す
ように、光接続ユニット50は、外観薄板状のケースで
ある光モジュール14を縦置きにして横並びに複数収納
した正面視(図4(b)の向き)四角枠状のユニットフ
レーム51と、このユニットフレーム51の下部(図4
(b)、(c)の下側)から、作業面側(図4(a)下
側、図4(b)紙面手前側、図4(c)左側)に張り出
され、ユニットフレーム51の正面視四角枠状の本体部
51aの底板51bに沿って正面視横方向に延在する配
線ダクト52と、この配線ダクト52の下側にて該配線
ダクト52に沿って正面視横方向に延在された引き通し
用ダクト53とを有して構成されている。ユニットフレ
ーム51は、光モジュール14が設置されるモジュール
設置部、並びに、光モジュール14の設置によって光コ
ネクタアダプタ13が設置されるアダプタ設置部として
機能する。
【0014】ユニットフレーム51と、配線ダクト52
と、引き通し用ダクト53とは一体化されており、ユニ
ットフレーム51を、線路側架体20A、20Bのフレ
ーム21に固定することで、全体を一体的にユニット搭
載部22に搭載することができる。線路側架体20A、
20Bのフレーム21に対するユニットフレーム51の
固定は、具体的には、ユニット搭載部22(図1参照)
の正面視(作業面側から見た場合。図1の向き)左右両
側に存在するフレーム21の柱21aの間に、ユニット
フレーム51の本体部51aを挿入し、ユニットフレー
ム51の正面視左右両側に張り出された固定フランジ5
1cを両側の柱21aにボルト等によって固定する。図
4(b)において、符号51dは、固定フランジ51c
にボルトを挿通するためのボルト用溝である。なお、ユ
ニットフレーム51をフレーム21に固定する固定手段
としては、前述のボルトに限定されないが、フレーム2
1に対してユニットフレーム51を着脱可能に固定でき
る構成(前述のボルト等を含む)を採用することが好ま
しい。
【0015】光モジュール14は、一端部に取り付けら
れた光コネクタアダプタ13を作業面側に向けてユニッ
トフレーム51内に収納される。また、この光モジュー
ル14は、ユニットフレーム51から作業面側に引き出
し可能である(図4(c)仮想線の符号14参照)。ユ
ニットフレーム51内に収納された光モジュール14
は、ユニットフレーム51の本体部51aの底板51b
及び本体部51aの天板51eから本体部51a内側に
向けて突設された仕切片51fによって縦置き状態に支
持される。仕切片51fは、ユニットフレーム51から
の光モジュール14の引き出しや、作業面側からユニッ
トフレーム51への光モジュール14の挿入の障害には
ならない。
【0016】前記光コネクタアダプタ13は、ユニット
フレーム51に収納された光モジュール14の作業面側
の側部(作業面側端部壁14a)に突出されている。ま
た、図4(c)等に示すように、光コネクタアダプタ1
3には、光モジュール14内に収納された光ファイバ1
8(以下「モジュール側光ファイバ」と称する場合があ
る)先端に設けられている光コネクタ18a(光コネク
タプラグ)が光モジュール14内側からコネクタ接続さ
れている。前記光ファイバ18は、具体的には例えば4
心、8心等の多心光ファイバテープ心線等の多心光ファ
イバの一端に、この多心光ファイバを単心分岐した単心
部を有し、各単心部先端がそれぞれ前記光コネクタ18
aによってコネクタ接続可能に成端されたものである。
【0017】この光ファイバ18(具体的には分岐され
ていない多心部)は、光モジュール14の作業面側端部
壁14aに開口された光ファイバ挿通穴14bから光モ
ジュール14の外側に引き出されて配線ダクト52に配
線され、配線ダクト52の延在方向一端、ここでは、光
ファイバ配線領域24側の端部(図4(a)、(b)右
側)から引き上げるようにして、ユニットフレーム51
の本体部51aの天板51e上に設けられている配線棚
54に引き込まれており、前記光ファイバ配線領域24
から配線棚54に引き込まれた線路側の光ファイバ12
と光接続されている。光ファイバ12、18同士の光接
続部55はここでは融着接続部であり、図5に示すよう
に、配線棚54上に設けられているホルダ56に着脱自
在に保持される。なお、光接続部55としては、融着接
続部に限定されず、例えば光ファイバ12、18同士を
機械的に突き合わせ接続する接続器(スプライス)等、
各種採用可能である。光ファイバ12、18は、心数が
同じ多心光ファイバである。光ファイバケーブル11側
の光ファイバ12としては光ファイバ18と同様に多心
光ファイバテープ心線等が採用される。
【0018】つまり、光ファイバケーブル11端末に引
き出された多心の光ファイバ12は、モジュール側光フ
ァイバ18を介して単心分岐して光モジュール14の光
コネクタアダプタ13に光モジュール14内側から接続
されており、これにより、光コネクタアダプタ13によ
って、該光コネクタアダプタ13に作業面側から接続さ
れる光ファイバ(ジャンパ用光ファイバ19等)に対す
るコネクタ成端が実現されている。
【0019】なお、配線棚54は、ユニットフレーム5
1の本体部51aの天板51e上の棚収納部51gに作
業面側から押し込んで格納することができ、この格納状
態では、光接続部55が露出しないように光配線盤10
内部に収納、保護される。また、配線棚54は棚収納部
51gから引き出し可能であり、適宜引き出すことで、
光ファイバ12、18の増設、撤去、接続の切り替え等
の作業を行うことができる。
【0020】次に、装置側架体30について説明する。
図1〜図3において、装置側架体30は、枠状のフレー
ム31の内側に、光接続ユニット60が上下に多段に搭
載されるユニット搭載部32と、このユニット搭載部3
2の一側部に確保された光ファイバ配線領域34とを有
している。前記光ファイバ配線領域34は、ユニット搭
載部32に沿って上下に延在しかつ作業面側と導入側と
に連通する空間である。
【0021】この実施の形態において、前記光ファイバ
15は伝送装置側の光線路と接続された単心の光ファイ
バコードであり、光配線盤10に引き込まれる先端は、
光コネクタ15a(光コネクタプラグ。図6(c)参
照)によってコネクタ成端されている。但し、この光フ
ァイバ15は、該光ファイバ15である光ファイバコー
ドを複数本結束した構成のコードケーブル15Aとして
光配線盤10に導入されている。コードケーブル15A
は、配線架体40の導入側に引き込まれ、該配線架体4
0の導入側に設けられたケーブル固定具41によってそ
の端末が固定されている。装置側架体30では、コード
ケーブル15A端末に口出されている光ファイバ15が
導入側から引き込まれて光ファイバ配線領域34を経由
して作業面側に引き出されるとともに、前記光ファイバ
配線領域34内での引き回しによってユニット搭載部2
2の目的の光接続ユニット60の配線ダクト62(後
述)に配線されている。
【0022】なお、コードケーブル15A端末を固定す
るケーブル固定具は、配線架体40以外、装置側架体3
0の導入側に設置しても良い。また、光配線盤10への
光ファイバ15の導入は、コードケーブル15Aとして
行う構成に限定されず、例えば光ファイバコードのまま
の状態で、直接、引き込むことも可能である。
【0023】図6(a)〜(c)は、光接続ユニット6
0を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面
図、(c)は側面図である。図6(a)〜(c)に示す
ように、光接続ユニット60は、外観薄板状のケースで
ある光モジュール17を縦置きにして横並びに複数収納
した正面視(図6(b)の向き)四角枠状のユニットフ
レーム61と、このユニットフレーム61の下部(図6
(b)、(c)の下側)から、作業面側(図6(a)下
側、図6(b)紙面手前側、図6(c)左側)に張り出
され、ユニットフレーム61の正面視四角枠状の本体部
61aの底板61bに沿って正面視横方向に延在する配
線ダクト62と、この配線ダクト62の下側にて該配線
ダクト62に沿って正面視横方向に延在された引き通し
用ダクト63とを有して構成されている。ユニットフレ
ーム61は、光モジュール17が設置されるモジュール
設置部、並びに、光モジュール17の設置によって光コ
ネクタアダプタ16が設置されるアダプタ設置部として
機能する。なお、ユニットフレーム61は、光モジュー
ル17が設置されるモジュール設置部、並びに、光モジ
ュール17の設置によって光コネクタアダプタ16が設
置されるアダプタ設置部として機能する。
【0024】ユニットフレーム61と、配線ダクト62
と、引き通し用ダクト63とは一体化されており、この
光接続ユニット60は、ユニットフレーム61を装置側
架体3のフレーム31に固定することで、全体を一体的
にユニット搭載部32に搭載することができる。装置側
架体30のフレーム31に対するユニットフレーム61
の固定は、具体的には、ユニット搭載部32の正面視
(作業面側から見た場合)左右両側に存在するフレーム
21の柱21a(図1参照)の間に、ユニットフレーム
61の本体部61aを挿入し、ユニットフレーム61の
正面視左右両側に張り出された固定フランジ61cを両
側の柱31aにボルト等によって固定する。図6(b)
において、符号61dは、固定フランジ61cにボルト
を挿通するためのボルト用溝である。なお、ユニットフ
レーム61をフレーム31に固定する固定手段として
は、前述のボルトに限定されないが、フレーム31に対
してユニットフレーム61を着脱可能に固定できる構成
(前述のボルト等を含む)を採用することが好ましい。
【0025】光モジュール17は、一端部に取り付けら
れた光コネクタアダプタ16を作業面側に向けてユニッ
トフレーム61内に収納される。また、この光モジュー
ル17は、ユニットフレーム61から作業面側に引き出
し可能である。ユニットフレーム61内に収納された光
モジュール17は、ユニットフレーム61の本体部61
aの底板61b及び天板61eから本体部61a内側に
向けて突設された仕切片61fによって縦置き状態に支
持される。仕切片61fは、ユニットフレーム61から
作業面側への光モジュール17の引き出しや、作業面側
からユニットフレーム61への光モジュール17の挿入
の障害にはならない。
【0026】図6(b)、(c)等に示すように、光モ
ジュール17の前記光コネクタアダプタ16が取り付け
られている側壁部、すなわち、ユニットフレーム61に
収納された光モジュール17の作業面側の側壁部(作業
面側端部壁17a)には光ファイバ挿通穴17bが開口
されている。光ファイバ配線領域24から光接続ユニッ
ト60の配線ダクト62に引き込まれた光ファイバ15
は、この配線ダクト62から引き上げるようにして前記
光ファイバ挿通穴17bを介して目的の光モジュール1
7内に引き込まれ、その先端の光コネクタ15aを光モ
ジュール17内側から光コネクタアダプタ16に接続し
ており、これにより、光コネクタアダプタ16によっ
て、該光コネクタアダプタ16に作業面側から接続され
るジャンパ用光ファイバ19等の光ファイバに対してコ
ネクタ接続可能に成端されている。なお、配線ダクト6
2では、該配線ダクト62に設けられているクランプ部
材71等によって、光ファイバ15の配線領域とジャン
パ用光ファイバ19の配線領域とが区分けされている。
【0027】図1〜図3、図7に示すように、配線架体
40は、枠状のフレーム42と、このフレーム42の中
央部に設けられ該フレーム42内側の領域を作業面側と
導入側とに仕切る仕切壁43と、この仕切壁43の導入
側に取り付けられたケーブル固定具41と、仕切壁43
の作業面側に上下に多段に取り付けられた引っ掛け部材
44とを有している。前記引っ掛け部材44は、フレー
ム42の内側の領域を仕切壁43によって仕切った作業
面側の部分(空間)である光ファイバ配線領域45の中
央部に配置されている。
【0028】図8に示すように、ジャンパ用光ファイバ
19は、ここでは、両端が光コネクタ19a、19b
(光コネクタプラグ)によってコネクタ成端されている
単心の光ファイバコード(所謂ジャンパコード)であ
る。図1、図2等に示すように、この光配線盤10で
は、ジャンパ用光ファイバ19の一端の光コネクタ19
aを、線路側架体20A、20Bに設けられている光モ
ジュール14の光コネクタアダプタ13から選択したも
のに接続し、ジャンパ用光ファイバ19の他端の光コネ
クタ19bを、装置側架体30に設けられている光モジ
ュール17の光コネクタアダプタ16から選択したもの
に接続することで、ジャンパ用光ファイバ19を介し
て、線路側の目的の光回線を装置側の光回線(光ファイ
バ15)に対して接続できる。線路側架体20A、20
Bの光コネクタアダプタ13に対する光コネクタ19a
の切り替え接続、及び/又は、装置側架体30の光コネ
クタアダプタ16に対する光コネクタ19bの切り替え
接続によって、線路側の光回線に対する装置側の光回線
(光ファイバ15)の接続を切り替えることができる。
なお、以下、図1、図2中、ジャンパ用光ファイバ19
の内、配線架体40に近い側の線路側架体20Aの光モ
ジュール14の光コネクタアダプタ13と装置側架体3
0の光モジュール17の光コネクタアダプタ16との間
を接続するジャンパ用光ファイバ19に符号19A、線
路側架体20Aを介して配線架体40に対向する側に配
置された線路側架体20Bの光モジュール14の光コネ
クタアダプタ13と装置側架体30の光モジュール17
の光コネクタアダプタ16との間を接続するジャンパ用
光ファイバ19に符号19Bを付して区別して説明する
場合がある。
【0029】光モジュール14、17の光コネクタアダ
プタ13、16は、光モジュール14、17内側から該
光コネクタアダプタ13、16に接続されている光ファ
イバとジャンパ用光ファイバ19との単心接続に対応す
る光コネクタアダプタ(以下「単位光コネクタアダプ
タ」と称する場合がある)を多連にしたものであり、光
コネクタアダプタ13、16に対するジャンパ用光ファ
イバ19の切り替え接続によって、線路側の光回線に対
する伝送装置側の光回線(光ファイバ15)の接続を単
心単位で切り替えることができる。
【0030】なお、光コネクタアダプタ13、16の単
位光コネクタアダプタと、伝送装置側の光線路に接続さ
れている光ファイバ15と、ジャンパ用光ファイバ19
とは、対応心数が同じものであれば良く、必ずしも単心
のものに限定されない。コネクタアダプタ13、16の
単位光コネクタアダプタや、光ファイバ15、ジャンパ
用光ファイバ19が多心用である場合、線路側架体20
A、20B内の光モジュール14に収納される光ファイ
バ(モジュール側光ファイバ)としても、多心部先端を
分岐した単心部を有するものに代えて、光モジュール内
側から光コネクタアダプタに対して接続される先端に、
ジャンパ用光ファイバ19の光コネクタ19aと同じ対
応心数の多心光コネクタを有するものものを採用する。
光モジュール14、17に設けられる光コネクタアダプ
タ、モジュール側光ファイバ18先端の光コネクタ18
a、伝送装置側の光ファイバ15先端の光コネクタ15
a、ジャンパ用光ファイバ19先端の光コネクタ19
a、19bとして、光ファイバ同士の単心接続に対応す
るものとしては、例えばJIS C 5973に制定さ
れるSC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling
opticalfiber connector)の光コネクタプラグや光コネ
クタアダプタ等が採用可能であり、光ファイバ同士の多
心接続に対応するものとしては例えばJIS C 59
82に制定されるMPO形光コネクタ(MPO:Multifi
ber Push-On)の光コネクタプラグや光コネクタアダプ
タ等が採用可能である。
【0031】図1に示すように、ジャンパ用光ファイバ
19の長手方向中央部は配線架体40内に配線されてい
る。配線架体40内では、ジャンパ用光ファイバ19を
前記引っ掛け部材44に引っ掛けて該引っ掛け部材44
から下方に垂らすようにして湾曲配線することで、ジャ
ンパ用光ファイバ19の余長が吸収される。
【0032】図4(a)〜(c)に示すように、線路側
架体20A、20Bの目的の光接続ユニット50に引き
込まれたジャンパ用光ファイバ19A、19Bの端部
(一端)は、前記光接続ユニット50の配線ダクト52
に配線され、この配線ダクト52から引き上げるように
して目的の光モジュール14の光コネクタアダプタ13
にコネクタ接続される。一方、図6(a)〜(c)に示
すように、装置側架体30の目的の光接続ユニット60
に引き込まれたジャンパ用光ファイバ19A、19Bの
端部(他端)は、前記光接続ユニット60の配線ダクト
62に配線され、この配線ダクト62から引き上げるよ
うにして目的の光モジュール17の光コネクタアダプタ
16にコネクタ接続される。なお、線路側架体20A、
20Bの光接続ユニット50の配線ダクト52では、該
配線ダクト52上に設けられたクランプ部材71(図4
(c)参照。図4(a)、(b)等では図示略)や仕切
部材(図示略)等によって、ジャンパ用光ファイバ19
(19A、19B)とモジュール側光ファイバ18とが
区分けして配線されるようになっており、ジャンパ用光
ファイバ19やモジュール側光ファイバ18の増設、撤
去、入れ替え等を効率良く行える。
【0033】クランプ部材71は、光ファイバを取り出
し可能にクランプ保持する部材であって、配線棚54や
引き通し用ダクト53にも設けられている。また、図示
を略すが、配線棚54や引き通し用ダクト53でも、光
ファイバの錯綜を防止するための仕切部材等を適宜設置
することが可能である。
【0034】図1〜図4に示すように、ジャンパ用光フ
ァイバ19Bは、配線架体40に近い側の線路側架体2
0Aに搭載されている各光接続ユニット50の引き通し
用ダクト53に配線して、前記線路側架体20Aよりも
配線架体40から遠い側の線路側架体20Bに引き込ま
れている。すなわち、線路側架体20Aの光接続ユニッ
ト50では、当該光接続ユニット50の光モジュール1
4の光コネクタアダプタ13にコネクタ接続されるジャ
ンパ用光ファイバ19Aと引き通されるジャンパ用光フ
ァイバ19Bとが複数のダクトに区分けして別個に配線
されるため、ジャンパ用光ファイバ19Aやモジュール
側光ファイバ18の増設、撤去、切り替え接続等に伴う
入れ替えなどの作業を行う際に、ジャンパ用光ファイバ
19Bの干渉を防止でき、作業性を確保できる。
【0035】しかも、ジャンパ用光ファイバ19Bは、
線路側架体20Bの目的の光接続ユニット50への配線
ルートに鑑みて、配線架体40に近い側の線路側架体2
0Aに上下に多段に搭載されている各光接続ユニット5
0の引き通し用ダクト53に選択的に配線することで配
線長の短縮を図ることができる。これにより、ジャンパ
用光ファイバ19Bを低コスト化できるとともに、長さ
の短縮によって、増設、撤去、切り替え接続等に伴う入
れ替えなどの作業性を向上できる。さらに、ジャンパ用
光ファイバ19Bが多数本であっても、複数の光配線ユ
ニット50の引き通し用ダクト53に分散配線すること
で、ジャンパ用光ファイバ19Bの増設、撤去、切り替
え接続等に伴う入れ替えなどの作業性を向上できる利点
がある。
【0036】特に、この光配線盤10では、隣り合う線
路側架体20A、20Bにそれぞれ上下に多段に搭載さ
れている光接続ユニット50の位置が、線路側架体20
A、20B間で丁度横並びとなるように対応されてお
り、線路側架体20Aの光接続ユニット50の引き通し
用ダクト53に引き通し配線されたジャンパ用光ファイ
バ19Bは、該引き通し用ダクト53が設けられている
光接続ユニット50の横方向に位置する線路側架体20
A側の光接続ユニット50の配線ダクト52に配線され
るようになっている。ジャンパ用光ファイバ19Bは、
線路側架体20A側の引き通し用ダクト53と線路側架
体20A側の配線ダクト52との間の位置(高さ)の違
いを吸収できる程度に緩やかに湾曲するだけで隣り合う
線路側架体20A、20B間に容易に配線することがで
きる。なお、隣り合う線路側架体20A、20B間で
は、線路側架体20A側の引き通し用ダクト53と線路
側架体20A側の配線ダクト52とが横並びとなるよう
に光接続ユニット50の搭載位置を調整することも可能
である。
【0037】この光配線盤10では、線路側架体20
A、20B及び装置側架体30の上部又は下部(本実施
の形態では下部)に設けられた架間配線棚25、35に
もジャンパ用光ファイバ19を配線可能である。架間配
線棚25、35は、光配線盤間の渡り配線用の光ファイ
バの配線等にも利用される。但し、架間配線棚25内で
ジャンパ用光ファイバ19Bが錯綜したり、架間配線棚
25に配線される他の光ファイバ(光配線盤間の渡り配
線用の光ファイバ等)と干渉するといった不都合を避け
る点では、架間配線棚25に配線するジャンパ用光ファ
イバ19Bの本数を極力少なく抑えることが好ましい。
【0038】線路側架体20A、20Bに収納されてい
る光モジュール14の光コネクタアダプタ13には、ジ
ャンパ用光ファイバ19の他、伝送装置側の光ファイバ
15を接続することも可能である。以下、線路側架体2
0A、20B内の光モジュール14の光コネクタアダプ
タ13に直接接続される光ファイバ15に符号15Bを
付して説明する場合がある。すなわち、図2に示すよう
に、この光配線盤10では、配線架体40の導入側にて
コードケーブル15A端末に口出しされている光ファイ
バ15Bを、配線架体40の仕切壁43に形成されてい
る窓(図示略)を介して配線架体40の作業面側に引き
出し(図7参照)、以下、ジャンパ用光ファイバ19A
又はジャンパ用光ファイバ19Bと同様の配線ルートに
よって線路側架体20A、20Bの目的の光接続ユニッ
ト50に引き込み、この光ファイバ15B先端の光コネ
クタ15aを目的の光モジュール14の光コネクタアダ
プタ13に接続する。なお、この光ファイバ15Bにつ
いても、ジャンパ用光ファイバ19と同様に、配線架体
40の引っ掛け部材44に引っ掛けて該引っ掛け部材4
4から垂れ下げるようにして光ファイバ配線領域45内
に配線することで、余長を簡単に吸収できる。
【0039】線路側架体20A、20B、装置側架体3
0に収納されている光モジュール14、17の光コネク
タアダプタ13、16には、架間配線棚25、35等を
経由して光配線盤10に外部から引き込まれた光ファイ
バ(以下「外部光ファイバ」)を接続することも可能で
ある。但し、この外部光ファイバは、ジャンパ用光ファ
イバ19先端の光コネクタ19a、19bと同様に光コ
ネクタアダプタ13、16に対してコネクタ接続可能な
光コネクタを先端に有するものである。また、この架間
配線棚25、35を介して、ジャンパ用光ファイバ19
等を光配線盤10の外に引き出すことも可能である。
【0040】前記光配線盤10は、設置時の対応心数に
対応して線路側架体や装置側架体の設置数を図1等に例
示したものよりも多くしたり、設置後に対応心数の増大
の要求に対応して線路側架体や装置側架体を増設するこ
とが可能である。図9〜図11は、前述の光配線盤10
の装置側架体30の隣(装置側架体30を介して配線架
体40に対向する側)に装置側架体30を1つ追加し
て、合計4つの架体を横並びに配列した例を示すもので
ある。説明の便宜上、以下、光配線盤10に係る装置側
架体30に符号30A、追加した装置側架体30に符号
30B、この装置側架体30Bを増設した光配線盤に符
号100を付して説明する。
【0041】装置側架体30Bの構成は配線架体40側
の装置側架体30Aと同様である。図10に示すよう
に、この装置側架体30Bの光接続ユニット60内の光
モジュール17の光コネクタアダプタ16によってコネ
クタ成端される光ファイバ15(伝送装置側の光ファイ
バ)は、配線架体40の導入側から装置側架体30Aの
導入側を経由して装置側架体30Bの導入側から光ファ
イバ配線領域34に配線されて該装置側架体30Bの作
業面側に引き込まれ、光ファイバ配線領域34から目的
の光接続ユニット60に配線され、以下、配線架体40
側の装置側架体30Aの場合と同様に、光モジュール1
7内に引き込まれて、光モジュール17内側から光コネ
クタアダプタ16に接続される。
【0042】図9、図10に示すように、装置側架体3
0Bの光接続ユニット60内の光モジュール17の光コ
ネクタアダプタ16と、線路側架体20A、20Bの光
接続ユニット60内の光モジュール14の光コネクタア
ダプタ13とを接続するジャンパ用光ファイバ19(以
下、説明の便宜上、このジャンパ用光ファイバ19に符
号19Cを付して説明する場合がある)は、線路側架体
20A、20B及び配線架体40では前述の光配線盤1
0におけるジャンパ用光ファイバ19と同様の配線ルー
トで配線されるが、図9、図12に示すように、配線架
体40側の装置側架体30A内では、該装置側架体30
に上下に多段に搭載されている光接続ユニット60の引
き通し用ダクト63に引き通し配線して、この装置側架
体30よりも配線架体40から遠い位置に配置されてい
る装置側架体30Bに引き込まれ、この装置側架体30
Bの目的の光接続ユニット60の配線ダクト62に配線
される。そして、この配線ダクト62から引き上げるよ
うにして、先端の光コネクタ19bを目的の光モジュー
ル17の光コネクタアダプタ16に接続する。
【0043】装置側架体30Aの光接続ユニット60で
は、当該光接続ユニット60の光モジュール17の光コ
ネクタアダプタ16にコネクタ接続されるジャンパ用光
ファイバ19と引き通されるジャンパ用光ファイバ19
Cとが配線ダクト62と引き通し用ダクト63とに区分
けして別個に配線されるため、ジャンパ用光ファイバ1
9や伝送装置側の光ファイバ15の増設、撤去、切り替
え接続等に伴う入れ替えなどの作業にジャンパ用光ファ
イバ19Cが干渉することを防止でき、作業性を確保で
きる。
【0044】しかも、ジャンパ用光ファイバ19Cは、
配線架体40から遠い側の装置側架体30Bの目的の光
接続ユニット60への配線ルートに鑑みて、配線架体4
0に近い側の装置側架体30に上下に多段に搭載されて
いる各光接続ユニット60の引き通し用ダクト63に選
択的に配線することで装置側架体30Aを迂回する場合
に比べて配線長を短縮でき、これによりジャンパ用光フ
ァイバ19Cの低コスト化、増設、撤去、切り替え接続
等に伴う入れ替えなどの作業性の向上を実現できる。ま
た、装置側架体30Aに配線するジャンパ用光ファイバ
19Cが多数本であっても、複数の光接続ユニット60
の引き通し用ダクト63に分散配線することでジャンパ
用光ファイバ19Cの錯綜を防止でき、ジャンパ用光フ
ァイバ19Cの増設、撤去、切り替え接続等に伴う入れ
替えなどの作業性を向上できる。
【0045】特に、この光配線盤100では、隣り合う
装置側架体30A、30Bにそれぞれ上下に多段に搭載
されている光接続ユニット60の位置が、装置側架体3
0A、30B間で丁度横並びとなるように対応されてお
り、装置側架体30Aの光接続ユニット60の引き通し
用ダクト63に引き通し配線されたジャンパ用光ファイ
バ19Cは、該引き通し用ダクト63が設けられている
光接続ユニット60の横方向に位置する装置側架体30
A側の光接続ユニット60の配線ダクト62に配線され
るようになっている。ジャンパ用光ファイバ19Cは、
装置側架体30A側の引き通し用ダクト63と装置側架
体30A側の配線ダクト62との間の位置(高さ)の違
いを吸収できる程度に緩やかに湾曲するだけで隣り合う
装置側架体30A、30B間に容易に配線することがで
きる。なお、隣り合う装置側架体30A、30B間で
は、装置側架体30A側の引き通し用ダクト53と装置
側架体30A側の配線ダクト52とが横並びとなるよう
に光接続ユニット60の搭載位置を調整することも可能
である。
【0046】ジャンパ用光ファイバ19Cは、装置側架
体30A、30Bに設けられている架間配線棚35にも
配線することが可能であり、これにより、より多くの配
線ルートへの分散配線を実現できる。但し、架間配線棚
35に配線される他の光ファイバとの干渉防止の点で、
架間配線棚35に配線するジャンパ用光ファイバ19C
の本数は極力少なくすることが好ましい。
【0047】なお、本発明の光配線盤及び光配線ユニッ
トとしては、前記実施の形態に限定されず、以下の変更
も含まれる。本発明に係る光配線盤を構成する線路側架
体や装置側架体の数は、前述の実施の形態に限定され
ず、さらに多くしても良い。また、線路側架体と装置側
架体とをそれぞれ1つずつ有する構成も採用可能であ
る。本発明の請求項4記載の発明に係る光配線盤は、本
発明に係る光配線ユニットを搭載した光配線盤であり、
具体的構成は前述の実施の形態に限定されず、各種採用
可能である。例えば、一つの架体のみからなる構成の光
配線盤も採用可能である。本発明に係る光配線ユニット
を搭載した光配線盤であれば、横並びに別の光配線盤
(架体)を追加設置する際に、この追加設置する光配線
盤(架体)への光ファイバの配線を、光配線ユニットの
引き通し用ダクトを利用することで簡単に行うことがで
きる。また、一つの架体の横方向に複数の光接続ユニッ
トが連設された構成も採用可能である。この場合、光接
続ユニットの引き通し用ダクトには、該引き通し用ダク
トが設けられている光接続ユニットに引き通して、同一
の架体内の別の光接続ユニットに引き込まれるジャンパ
用光ファイバ等が配線される。本発明に係る光配線盤
は、本発明に係る光配線ユニットを既設の光配線盤に搭
載することによっても構成可能である。
【0048】前記実施の形態では、光ファイバをコネク
タ成端する光コネクタアダプタが側部に取り付けられて
いる光モジュールを収納する構成の光接続ユニットを例
示したが、請求項1、2記載の発明に係る光接続ユニッ
トとしてはこれに限定されず、例えば、光接続ユニット
の導入側の光ファイバを作業面側の光ファイバに対して
コネクタ接続可能に成端する光コネクタアダプタが取り
付けられるパネルを有するもの等、各種構成が採用可能
である。また、前記実施の形態では、線路側架体に搭載
される光接続ユニットとして、光モジュールに内蔵の光
ファイバ(モジュール側光ファイバ)を介して線路側
(外線光ファイバケーブル11側)の光ファイバをコネ
クタ成端した構成を例示したが、本発明はこれに限定さ
れず、線路側の光ファイバが直接、光コネクタアダプタ
によってコネクタ成端された構成も採用可能である。こ
の場合、線路側の光ファイバが直接、導入側の光ファイ
バとして機能する。光接続ユニットの引き通し用ダクト
に配線される光ファイバとしては、ジャンパ用光ファイ
バ19や伝送装置側の光ファイバ15や光配線盤に外部
から引き込まれる外部光ファイバに限定されず、光接続
ユニットへの引き通し配線を要する各種光ファイバが採
用可能である。また、引き通し用ダクトには、光ファイ
バ以外、電線等の各種線状体の引き通し配線にも利用で
きる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、光
接続ユニットに設けられている引き通し用ダクトを利用
することで、光接続ユニットへの光ファイバの引き通し
配線を、該光接続ユニットの光コネクタアダプタに接続
されるジャンパ用光ファイバとの干渉を生じることなく
簡単に実現できる。光接続ユニットは、該光接続ユニッ
トに設置された光コネクタアダプタにコネクタ接続され
るジャンパ用光ファイバが配線される配線ダクトとは別
に前記引き通し用ダクトを有する構成であるため、該光
接続ユニットに引き通し配線する光ファイバと、該光接
続ユニットの光コネクタアダプタに接続されるジャンパ
用光ファイバとの干渉を防止でき、光コネクタアダプタ
に対する作業面側からのジャンパ用光ファイバのコネク
タ接続、接続解除(光コネクタアダプタからの離脱)、
配線ダクトに対するジャンパ用光ファイバの増設、撤
去、入れ替え等の作業性を確保できる。また、引き通し
用ダクトを利用して光接続ユニットに光ファイバを引き
通し配線すると、光接続ユニットや該光接続ユニットを
搭載した架体(あるいは光配線盤)を迂回した配線ルー
トを以て光ファイバを配線した場合に比べて配線長を短
くできる等の利点がある。引き通し用ダクトを利用し光
接続ユニットに引き通し配線する光ファイバがジャンパ
用光ファイバである場合は、配線長の短縮によって、ジ
ャンパ用光ファイバの増設、撤去、入れ替え等の作業性
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の光配線盤を示す正面図
(作業面側から見た図)である。
【図2】 図1の光配線盤を示す平面図である。
【図3】 図1の光配線盤を示す背面図(導入側から見
た図)である。
【図4】 図1の光配線盤の線路側架体に搭載されてい
る光接続ユニットを示す図であって、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図5】 図4の光接続ユニットの配線棚に設けられて
いるホルダを示す斜視図である。
【図6】 図1の光配線盤の装置側架体に搭載されてい
る光接続ユニットを示す図であって、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図7】 図1のA−A線断面矢視図であり、図1の光
配線盤の配線架体の構造を示す。
【図8】 ジャンパコードを示す図である。
【図9】 図1の光配線盤に装置側架体を追加して構成
された光配線盤を示す正面図である。
【図10】 図9の光配線盤を示す平面図である。
【図11】 図9の光配線盤を示す背面図(導入側から
見た図)である。
【図12】 図9の光配線盤の配線架体側の装置側架体
に搭載されている光接続ユニットを示す図であって、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。
【図13】 従来例の光配線盤を示す正面図である。
【図14】 図13の光配線盤に線路側架体と装置側架
体とを追加した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10,100…光配線盤、13…光コネクタアダプタ、
14…光モジュール、15…導入側の光ファイバ(伝送
装置側の光ファイバ)、15B…作業面側の光ファイバ
(伝送装置側の光ファイバ)、16…光コネクタアダプ
タ、17…光モジュール、18…導入側の光ファイバ
(モジュール側光ファイバ)、19,19A,19B,
19C…ジャンパ用光ファイバ,作業面側の光ファイ
バ、20A,20B…架体,光配線盤(線路側架体)、
30,30A,30B…架体,光配線盤(装置側架
体)、50…光接続ユニット、51…アダプタ設置部,
モジュール設置部(ユニットフレーム)、52…配線ダ
クト、53…引き通し用ダクト、60…光接続ユニッ
ト、61…アダプタ設置部,モジュール設置部(ユニッ
トフレーム)、62…配線ダクト、63…引き通し用ダ
クト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 和也 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H038 AA21 CA38

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光コネクタアダプタ(13、16)が設
    置される光接続ユニット(50、60)を搭載して横並
    びに配列された複数の架体(20A、20B、30、3
    0A、30B)を有し、前記架体間に配線されるジャン
    パ用光ファイバ(19、19A、19B、19C)によ
    って異なる架体の光コネクタアダプタ間が切替可能に接
    続されるようになっている光配線盤において、前記光接
    続ユニットは、前記光コネクタアダプタが設置されるア
    ダプタ設置部(51、61)と、このアダプタ設置部の
    下側にて横方向に延在され、前記光コネクタアダプタに
    接続されるジャンパ用光ファイバが配線される配線ダク
    ト(52、62)とを有し、さらに、前記配線ダクトの
    下側にて横方向に延在され、該光接続ユニットに引き通
    される光ファイバが配線される引き通し用ダクト(5
    3、63)を有することを特徴とする光配線盤(10、
    100)。
  2. 【請求項2】 導入側の光ファイバ(18、15)を前
    記導入側に対向する作業面側の光ファイバ(19、19
    A、19B、19C、15B)に対してコネクタ接続可
    能に成端する光コネクタアダプタ(13、16)が設置
    されるアダプタ設置部(51、61)と、前記作業面側
    にて前記アダプタ設置部の下側にて横方向に延在され、
    前記光コネクタアダプタに着脱可能に接続される光ファ
    イバが配線される配線ダクト(52、62)とを有し、
    さらに、前記配線ダクトの下側にて横方向に延在され、
    該光接続ユニットに引き通される光ファイバが配線され
    る引き通し用ダクト(53、63)を有することを特徴
    とする光接続ユニット(50、60)。
  3. 【請求項3】 前記アダプタ設置部が、光ファイバの余
    長を収納した光モジュール(14、17)が設置される
    モジュール設置部であり、このモジュール設置部には、
    前記光モジュールが該光モジュールの側部に取り付けら
    れた光コネクタアダプタを作業面側に向けて設置される
    ことを特徴とする請求項2記載の光接続ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の光接続ユニットが
    搭載されていることを特徴とする光配線盤(10、20
    A、20B、30、30A、30B、100)。
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