JP4172805B2 - 通信装置、直交誤差補償の設定値算出方法および直交誤差補償プログラム - Google Patents
通信装置、直交誤差補償の設定値算出方法および直交誤差補償プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4172805B2 JP4172805B2 JP2006191784A JP2006191784A JP4172805B2 JP 4172805 B2 JP4172805 B2 JP 4172805B2 JP 2006191784 A JP2006191784 A JP 2006191784A JP 2006191784 A JP2006191784 A JP 2006191784A JP 4172805 B2 JP4172805 B2 JP 4172805B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- quadrature
- orthogonal
- unit
- error
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/32—Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
- H04L27/34—Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/0014—Carrier regulation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/32—Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
- H04L27/34—Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
- H04L27/36—Modulator circuits; Transmitter circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/32—Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
- H04L27/34—Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
- H04L27/36—Modulator circuits; Transmitter circuits
- H04L27/362—Modulation using more than one carrier, e.g. with quadrature carriers, separately amplitude modulated
- H04L27/364—Arrangements for overcoming imperfections in the modulator, e.g. quadrature error or unbalanced I and Q levels
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/32—Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
- H04L27/34—Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
- H04L27/38—Demodulator circuits; Receiver circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/32—Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
- H04L27/34—Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
- H04L27/38—Demodulator circuits; Receiver circuits
- H04L27/3845—Demodulator circuits; Receiver circuits using non - coherent demodulation, i.e. not using a phase synchronous carrier
- H04L27/3854—Demodulator circuits; Receiver circuits using non - coherent demodulation, i.e. not using a phase synchronous carrier using a non - coherent carrier, including systems with baseband correction for phase or frequency offset
- H04L27/3863—Compensation for quadrature error in the received signal
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/0014—Carrier regulation
- H04L2027/0016—Stabilisation of local oscillators
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/0014—Carrier regulation
- H04L2027/0018—Arrangements at the transmitter end
- H04L2027/0022—Arrangements at the transmitter end using the carrier of the associated receiver of a transceiver
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Transceivers (AREA)
Description
オフセット等)の不完全性を補償するもので、特に直交変調器と直交復調器の誤差を、R
F信号の経路切り替えをせずに推定する技術に関する。
構成は広く一般的に知られている。例えば特許文献1の図3においては、D/A変換器3
08やA/D変換器322よりも左に示される部分がそれに該当する。
・Q信号変復調の振幅誤差、位相誤差(直交誤差)、直流オフセットは残留する。また、
残留するこれらの誤差はDPDの非線形特性の補償性能にも影響を与えるので、別途除去
する必要がある。
2に記載された構成が知られている。また、直交復調器における誤差を補償する技術とし
ては例えば特許文献3の各図に記載された構成が知られている。
備える構成である。
3記載の技術のフィードバック系とを単純に共用する構成としても、直交変調器による誤
差なのか直交復調器による誤差なのか、あるいは非線形誤差なのかを切り分ける術がなか
った。そのため、フィードバック系を直交変調器と直交復調器とに個別に設ける必要があ
り、回路規模が大きくならざるを得なかった。
る構成を採っても、非線形特性と直交変調器および直交復調器の誤差とを切り分けて補償
させ得る構成及び方法を提供することを目的とする。
とを生成する局部信号発生部と、前記第1の局部信号を用いて入力信号を変調信号へ変調
する直交変調部と、前記直交変調部にて生じる直交誤差を補正する第1の直交誤差補償部
と、前記第2の局部信号を用いて前記変調信号を復調信号へ復調する直交復調部と、前記
直交復調部にて生じる直交誤差を補正する第2の直交誤差補償部と、前記第1の局部信号
と前記第2の局部信号との位相差と、前記入力信号と、前記復調信号と、から前記第1の
直交誤差補償部の設定値と前記第2の直交誤差補償部の設定値とを求める直交誤差補償設
定部と、を備えることを特徴とする通信装置を提供する。また、係る機能を得るための直
交誤差補償の設定値算出方法や直交誤差補償プログラムを提供する。
採っても、非線形特性と直交変調器および直交復調器の誤差とを切り分けて補償すること
ができる。
アナログ部200は、DAC(Digital-Analog Converter:デジタル−アナログ変換器
)201及び202、LPF(Low Pass Filter:ローパスフィルタ)203及び204
、ミキサ205及び206、移相器207、PA(Power Amplifier:電力増幅器)20
8などを備える。以下これらを纏めて送信系回路600と称する。
216、ADC(Analog-Digital Converter:アナログ−デジタル変換器)217及び2
18などを備える。以下これらを纏めて受信系回路800と称する。
を備える。以下これらをまとめてアンテナ共用部300と称する。
lator:局部信号発振器)219を備える。以下これらをまとめてLO部500と称する
。
デジタルの直交ベースバンド信号I0及びQ0はデジタル部400により加工されてそ
れぞれ、I2及びQ2としてDAC201及び202へ供給される。
給する。また、DAC202はQ2をアナログ信号に変換し、LPF204を通してミキ
サ206へ供給する。
を用いて変調する。またミキサ206は、アナログ信号に変換されたQ2を、移相器20
7により90°移相された信号LO1を用いて変調する。本実施の形態では、ミキサ20
5及び206と移相器207とで直交変調器230を構成している。
信号を増幅し、増幅変調信号を出力する。
アッテネータやフィルタを挿入しても良い。また、これらは、可変増幅器、可変アッテネ
ータであっても構わない。また、必要に応じてPA208の出力側にフィルタやアイソレ
ータを挿入しても良い。また、PA208はフィードフォワード方式やプリディストーシ
ョン方式などのいわゆるリニアライザの構成を取っていても良い。また、PA208はそ
の動作級がいかなるものであってもよく、また、Doherty増幅器やEERなどの特
殊な構成であっても良い。
スイッチ210はアンテナ209と送信系回路600とを接続/切断する。またスイッ
チ210はアンテナ209と受信系回路800につながるスイッチ211とをも接続/切
断する。
800を接続/切断する。また、スイッチ211はスイッチ210と受信系回路800と
をも接続/切断する。以下、スイッチ210がアンテナ209と送信系回路600を接続
している場合を送信モード、スイッチ210とスイッチ211がアンテナ209と受信系
回路800を接続している場合を受信モード、スイッチ211がPA208からカプラ2
22により分岐された信号と受信系回路800を接続している状態を誤差推定モードと称
する。誤差推定モードと送信モードは同時に利用できるが、送信モードと受信モードは排
他的である。また、受信モードと誤差推定モードも排他的である。
スイッチ211がない)構成としてもよい。また、図1では図示しないが、実際のシステ
ムでは必要に応じてフィルタを挿入してアンテナ209からの不要波の入出力を抑制する
よう構成してもよい。また、フィルタを挿入することによって誤差推定モードにおける受
信系回路800への不要波の回りこみを低減する構成としてもよい。
DAC221は、後述する制御部405が出力する位相制御デジタル信号をアナログ信
号へ変換して移相器220へ供給する。
が出力するLO信号に施す。すなわち、LO219と移相器220とで、互いに位相がず
れた2つの局部信号を発生する局部信号発生部を構成している。移相器220が出力する
信号をLO2と称す。
ミキサ213及び214は、受信モードにおいてはアンテナ209で受信した受信信号
が、誤差推定モードにおいてはPA208の出力である増幅変調信号が、それぞれへ入力
される。ミキサ213は、受信信号あるいは増幅変調信号を、移相器220が出力するL
O2を用いて復調した、信号I4を出力する。またミキサ214は、受信信号あるいは増
幅変調信号を、移相器220から出力されてから更に移相器212により90°移相され
た信号であるLO3を用いて復調した、信号Q4を出力する。本実施の形態では、ミキサ
213及び214と移相器212とで直交復調器240を構成している。
号に変換してデジタル部400へ供給する。また、ADC218は、LPF216を通し
て不要な周波数成分を除去したQ4をデジタル信号に変換してデジタル部400へ供給す
る。
フィルタ、増幅器、アッテネータ等を挿入してもよい。可変フィルタ、可変増幅器、可変
アッテネータであってもよいことはいうまでもない。
デジタル部400は、DPD(Digital Pre-Distorter:非線形歪補償部)401、直
交変調器誤差補償部402及び直交復調器誤差補償部404、直交誤差推定部403、制
御部405、送信信号生成部406、受信信号処理部407を備える。
Q1を出力する。構成および動作については後述する。
ンドの直交デジタル信号の直交性(振幅誤差、移相誤差、DCオフセットなど)を補正す
る。すなわち直交変調器誤差補償部402及び直交復調器誤差補償部404は、入力され
るベースバンドの直交デジタル信号の両成分の、振幅や位相や直流オフセットなどが補正
されたIおよびQ成分の信号を出力する。直交変調器誤差補償部402と直交復調器誤差
補償部404とのの関係は、誤差推定モードにおいて検出された直交誤差から求められて
設定される。
直交誤差推定部403は直交変調器誤差補償部402の演算モデルに応じて誤差推定モー
ドにおいて求める。より詳しい構成については後述する。
算を行うものである。
を生成する。なお、本実施の形態では送信すべきデータは送信システムに応じたシンボル
レートで更新される。各直交デジタル信号の更新レートは、I0及びQ0と、I1及びQ
1と、I2及びQ2と、I4及びQ4と、I5及びQ5、さらにはDAC201及び20
2、ADC217及び218、のそれぞれの間で一致している必要はなく、通常これらの
間で更新レートが1倍、2倍、4倍、8倍、16倍などのシステムによって都合の良い関
係に設定される。レートの変換を行う場合、補完フィルタやデシメーション等の処理が必
要となる。しかし、この操作は本発明の効果に影響しないため、本実施形態ではデジタル
信号の更新レートは全て一致しているものとする。また、便宜上、この更新レートをシン
ボルレートと称するが、OFDMにおいてはOFDMシンボルレートではなくFFTポイ
ントに応じたサンプリングレートと等価である。また、誤差推定モードで用いるシンボル
のパターンが4種類あるものとする。受信信号処理部407は、受信モードにおいて入力
されたデータから情報を再生するものである。
直交変調器誤差補償部402は、例えば本願の図2に記載した構成とすればよい。すな
わち直交変調器誤差補償部402は、加算器501,502,503,504、増幅器5
05,506,507,508を備える。
幅して出力する。アンプ506は、入力されるQ1を、制御部405により制御される増
幅率g22で増幅して出力する。アンプ507は、入力されるQ1を、制御部405によ
り制御される増幅率g12で増幅して出力する。アンプ508は、入力されるI1を、制
御部405により制御される増幅率g21で増幅して出力する。加算器503は、アンプ
505の出力とアンプ507の出力とを加算して出力する。加算器504は、アンプ50
6の出力とアンプ508の出力とを加算して出力する。加算器501は、加算器503の
出力信号と、制御部405により制御される直流オフセット制御用電圧IDC1と、を加
算してI2として出力する。加算器502は、加算器504の出力信号と、制御部405
により制御される直流オフセット制御用電圧QDC1と、を加算してQ2として出力する
。
復調器誤差補償部404は直交変調器誤差補償部402と同様の構成を用い、I1及びQ
1に代わってI4及びQ4が入力される。また、I2及びQ2に代わってI5及びQ5を
出力する。また、直流オフセット制御用電圧IDC2、QDC2、および、増幅器705
、707、708、706それぞれの増幅率h11、h12、h21、h22が制御部4
05により制御される。なお、本実施例ではDCオフセット成分を加算する位置が直交変
調器誤差補償部402と直交復調器誤差補償部404では異なるかたちで説明したが、こ
れは演算の便宜上のもので、必ずしも順番を逆にしなければならない問題ではない。
直交誤差推定部403は例えば図4に記載した構成とすればよい。すなわち直交誤差推
定部403は、遅延時間推定部601、遅延時間補償部602、パラメータ算出部603
を備える。
トリーミング処理)と、蓄積処理(バースト処理)あるいは、これらの中間的な処理方法
が考えられる。一般に、直交変調器および直交復調器の誤差補償はサンプリングレートに
追従して処理する必要なないので、本実施形態ではバースト処理について述べる。
ンプル数分だけサンプリングする。また同様に、直交復調器誤差補償部404へ入力され
るI4及びQ4についても所定のサンプル数分サンプリングする。
びQ2に対する複素信号I4及びQ4の遅延時間を推定する。
両複素信号間の遅延時間を求める。また遅延時間補償部602は、遅延時間推定部601
がサンプリングしたI2及びQ2を、遅延時間推定部601が推定した遅延時間だけ遅延
させてパラメータ算出部603に供給する。遅延の方法としては、ストリーミング処理が
可能なシフトレジスタ等の遅延挿入による方法や、バースト処理で実行するFFTによる
移相回転などの方法が知られている。
調器240のIQ平面の回転も同時に補償可能である。この処理は、移相器220の移相
量を0としたときに、直交変調器230のIQ平面と直交復調器240のIQ平面が揃う
ように補正するもので、LO219からの信号線路長が直交変調器230までの電気長と
、移相器220を含む直交復調器240までの電気長が異なることに起因する。この処理
は、パラメータ算出部603における演算の煩雑さを軽減するために任意で利用すること
が出来る。
602においてI4とQ4の時刻を進めてI2とQ2にあわせてもよい。どちらを基準と
するかは任意である。
力され、これらから、直交変調器誤差補償部402及び直交復調器誤差補償部404に設
定すべきパラメータを算出する。なお、パラメータ算出部603におけるパラメータの算
出手法については後述する。
ここで、図1に示した通信装置100において移相器220を用いて直交変調器230
と直交復調器240の誤差を推定する原理について述べる。
図5および図6を用いて本発明の推定原理を説明する。この例では、直交変調器と直交
復調器の誤差がお互いに相殺する値であったと仮定している。
関係にある。従って、ここでは、直交変調器と直交復調器が直結されたモデルを考える
図5では、IQ平面上にQPSKの4点のシンボル点がマッピングされている(図5(
a))。誤差のある直交変調器ではIQ平面状の格子点が図5中の矢印の方向に動かされ
る(図5(b))。従って、4点のシンボル点も移動する。この状態の信号を直交復調器
に入力する。直交復調器の誤差はIQ平面状で矢印の様になっていると仮定すると、4点
のシンボル点も元々マッピングされていた位置に移動する(図5(c))。従って、直結
された直交変調器と直交復調器において、直交変調器に入力したマッピング情報(ベース
バンド信号)と直交復調器の出力のマッピング情報(ベースバンド信号)を観測しても、
双方の誤差が相殺する関係にあると、誤差の存在を見落とす可能性が示されている。
調器に供給するLO信号との間に位相差を設ける方法で、移相器220により直交復調器
のIQ平面が回転する場合を示している。図6では90°回転させている。移相器により
90°回転させることによって、直交復調器出力のシンボル点の位置が、位相回転が無い
場合と明らかに異なる位置に動かされている。従って、本発明によれば図5の場合では相
殺されて見逃していた誤差の存在を確認することができる。本発明では、これらシンボル
点のマッピングの位相回転依存性から、直交変調器側の誤差なのか、直交復調器側の誤差
なのかを区別し、分離することができる。以下、その様子を示した図について説明する。
5)、(−0.5,0)、(0、−0.5)の4つのシンボル点がどのように観測される
か示したものである。
変調器出力がどのようになるか示した例であり、直交変調器のIQ平面の歪みを直感的に
理解するための補足的な図である。また中段左(b)は直交変調器に入力されるデジタル
部のマッピング、中段右(c)は直行変調器出力が直交復調器に入力されて移相器220
によりIQ平面に回転が与えられたもの、下段左(d)は直交復調器出力、下段右(e)
は直交復調器出力をデジタル部にてIQ平面上で逆回転したものをそれぞれ示しているこ
の例では、位相回転は0°、30°、60°、90°の4つの位相回転位置が各線図に描
かれている。
IQ平面が回転した直交復調器から見たマッピングは、直交復調器に歪みがなければ(c
)の様になる。次に、これが直交復調器の誤差を受けると(d)のようになり、この直交
復調器から出力されたマッピングを、デジタル部においてIQ平面を移相しただけ逆回転
すると(e)のようになる。すなわち、直交復調器のIQ平面をφ回転させたとき、デジ
タル部においてφ戻したら(e)のように観測される。
を中心に正方形のまま30°ずつ回転している。
し、(a)の直交変調器出力は原点が(0.1,0.2)にずれた場所にマッピングされ
ている。この状態でIQ平面に回転が加えられるため、シンボル点の原点は90°回転し
た時には(−0.2,0.1)に移動する。この例では、(b)の直交復調器出力に誤差
が無く、(e)の直交復調器のIQ平面に歪みが無いため、(d)の直交復調器出力は(
c)の直交変調器出力と同じになる。さらに、デジタル部で逆方向に回転させると、すべ
てのシンボル点が重なった場所に戻され、それは(a)の直交変調器出力と一致する。直
交復調器に誤差が無ければ(e)の直交復調器出力は(a)の直交変調器出力と一致する
のである。
変調器のDCオフセットを相殺する値に設定している。この場合、直交変調器には誤差が
無いため、(c)の直交変調器出力は原点を中心に正方形が30°ずつ回転した絵になっ
ている。この点が図8とは異なる。そして、図8では直交復調器に誤差が無かったため(
c)の直交変調器出力と(d)の直交復調器出力とが同じであったが、図9では直交復調
器に誤差があるため、(c)の直交変調器出力と(d)の直交復調器出力とは異なってい
る。この違いが直交復調器の誤差そのものである。図9では、(c)の直交変調器出力の
回転の中心が、(−0.1、−0.2)に移動しており、これはDCオフセットの設定値
そのものである。また、直交復調器側に誤差があると、移相量に応じてマッピングの図形
が(e)の直交復調器出力のように歪む。この場合、4つのシンボル点同士の相対的な位
置関係は正方形のままであるが、その原点は移相量に応じて変化している。この変化量が
DCオフセットに相当している。
、(b)の直交復調器出力と(c)の直交変調器出力の違いが直交変調器の誤差に起因し
ており、(c)の直交変調器出力と(d)の直交復調器出力との違いが直交復調器の誤差
に起因している。この図では、(c)の直交変調器出力と(d)の直交復調器出力ではす
べてのシンボル点が(−0.1、−0.2)平行移動しているため、直交復調器のDCオ
フセットが(−0.1、−0.2)であることが分かる。また、(b)の直交復調器出力
と(c)の直交変調器出力とでは、回転によって原点が移動している。この移動を観測し
てもよいが、(d)の直交復調器出力や(e)の直交復調器出力から判断してもよい。(
e)の直交復調器出力に表れる移相量依存性は直交復調器の誤差そのものであり、移相量
に依存しない成分は直交変調器の誤差である。
器出力のマッピングは長方形に引き伸ばされる。その様子は(e)の直交復調器出力に表
れている。
ではIQ平面の回転量に依存してシンボル点の相対的な位置関係が変化して歪んで観測さ
れる。
器出力のマッピングはひし形に変形されている。その様子は(e)の直交復調器出力に表
れている。
ではIQ平面の回転量に依存してシンボル点の相対的な位置関係が変化して歪んで観測さ
れる。
回転させる(つまり移相する)ことにより、その移相量に依存したシンボル点の動きを観
測することができる。この動きを数学的に解析し、直交変調器の誤差と直交復調器の誤差
に分離する方法を以下に述べる。
図15に直交変調器230の計算モデルを示す。なお、直交変調器230の計算モデル
には、直交変調器230の出力から直交復調器240に至る経路で生じる利得を含めてい
る。これを式で表すと、
直交復調器240の計算モデルの一例であるが、一般に計算モデルは、補償器402およ
び404と対称になるようにモデル化し、逆行列によって補償パラメータを決定できる様
に選ぶ。
同様である。図2、図3に示した補償器はこの考えに基づいた典型例である。
20を持たない通常の構成は、図17に示すように直交変調器の出力が直交復調器に直接
入力されているモデルで表すことができる。尚、図17では直交変調器と直交復調器の位
相面が一致している場合を仮定しているため、直交変調器(QMOD)のIch出力は直
交復調器(QDEMOD)のIchに入力され、直交変調器(QMOD)のQch出力は
直交復調器(QDEMOD)のQchに入力される。これを式で表すと、
るため、直交変調器と直交復調器の誤差が分離可能になる。
先ず初めに、直交変調器の利得誤差と直交復調器の利得誤差を分離する原理について述
べる。
になっており、上式を解いただけでは分離することはできない。ΔgdとΔgmを分離す
るには、ΔgdとΔgmの比が必要である。そこで、移相器220によって直交変調器と
直交復調器の位相面を回転させることを考える。
相誤差は無いと仮定している。nサンプル目に0°の状態で評価した値と、pサンプル後
に90°で評価した値では、演算の経路が異なる。これを式で表すと、
反転しているため、直交変調器側と直交復調器側でパラメータのつじつまを合わせる必要
が生じる。この例では、直交変調器と直交復調器の利得誤差の積と比の両方が明確になる
ため、分離が可能になる。
る。この様に、位相回転を与えることでDCオフセットも分離可能となる。
従って、これらの関係から双方の誤差を分離できると錯覚してしまう。ところが、よく見
てみると、位相誤差の和はsin関数に、差はcosの関数になっている。sin関数と
cos関数は±πの範囲で任意の値を示す角度が2値存在するため、位相誤差の和や差の
値を特定することができない。従って、cos関数とsin関数が偶然にも±1の値を取
らない限り、上式からは直行変調器と直交復調器の位相誤差を分離することができない。
差もcos関数とsin関数で表されている。従って、sin関数とcos関数の双方の
値を満たす位相誤差の和あるいは差はただひとつの値に限定される。この結果、直交変調
器側の位相誤差と直交復調器側の位相誤差が分離可能になる。
復調器の利得誤差、位相誤差、DCオフセットを分離可能である。ここでは、同種の誤差
が個別に存在する場合について説明したが、混在していても分離可能である。また、直交
変調器と直交復調器の利得や、移相器の位相回転量φの誤差についても推定可能である。
これについては後述する。
以上、説明してきたように、図18のモデルにおいては、下式により9つの誤差パラメ
ータすなわちΔgm、Δθm、IDCm、QDCm、G、Δgd、Δθd、IDCd、QDCdを求める問題に帰
着する。
て、数値計算によって解くことができる。一般に、多次元の問題で解を見つけることは困
難とされるが、この問題では、求めるべきパラメータは誤差を表しているため解の真値は
概ね想像が付き、初期値としてよい値、すなわち誤差が無い値を与えることが可能である
。
. Vetterling, Brian P. Flannery, “Numerical Recipes in C” Cambridge University
Press (1988)」の第9章(非線形連立方程式)と第10章(最適化)に詳細に記述され
ている。
を用いて述べる。なお、図21はパラメータ算出モデルの図、図22はこのモデル解法の
フローチャート、図23はフローチャートに準じてシンボル点(サンプル点としてもよい
)の関係を示した図である。
。ここでは、乱数として一様乱数を用いる。一様乱数の範囲は各パラメータ毎に初期設定
されているものとする。
スバンド信号が発生される(図22のステップ102)。このベースバンド信号はDAコ
ンバータ804(DAC201及び202に相当)を介してアナログ部801に入力され
、補償対称となる直交変調器805(直交変調器230に相当)に入力される。
に入力される。このとき、移相器220によってnサンプル目における直交変調器230
と直交復調器240の位相面の回転φが与えられる。図21では、これを回転806とし
て表現している。回転を与えられた信号は、直交復調器807によってベースバンド信号
に落とされ、AD変換器808(ADC217及び218に相当)を経由してデジタル信
号に戻される。
器808を経由して戻ってきたデジタルベースバンド信号(I4及びQ4に相当)は、図
1では直交誤差推定部403に取り込まれる。ここで、遅延時間の推定と補償が行われ、
時刻の揃った信号がパラメータ算出部603に送られる。図4のパラメータ算出部603
では、図21に示す仮想的な直交変調器809、回転810、直交復調器811の直列接
続のパスの演算結果と、実際の直交変調器805と回転806と直交復調器807の従属
接続における計測結果との比較を行い、パラメータを推定する。仮想的なパスの演算に当
たっては上記の方程式が用いられる。
プ104)の観測が終了した段階で、上記方程式の評価を行う(図22のステップ107
)。図22のステップ106において決定した乱数819及び821を用いて、上の方程
式を計算する。位相回転φは制御部405によって512シンボル毎にD個の値(例えば
0°と90°の2つの値)を交互に取るように変更される(図22のステップ105)。
力DI(n)、DQ(n)を得る。例えば1024シンボルのDI(n)、DQ(n)を
求め、これと時刻を合わせたI4,Q4との誤差を求める。ここで誤差は
2のステップ108)。
、最も少ない16個を選び、9個のパラメータ、Δgm、Δθm、IDCm、QDCm、G、Δgd、Δ
θd、IDCd、QDCdにどのような乱数を設定したか調べる。
たとすると、求めるΔgmの解はこの範囲内に存在すると仮定し、次回の乱数設定の範囲
を0.18dB〜0.36dBに制限する。他のパラメータについても同様に調べて乱数
の設定範囲を更新する。また、この段階(M回目)での各パラメータの推定値としては、
Err(1)〜Err(8192)の誤差が最も少なかった回に乱数で設定されていた値
を与える(図22のステップ109)。この処理をM回(例えば20回)行い(図22の
ステップ110)、処理を終了する。
ータの収束の様子を示したものである。図中、3本の線のうち、一番上が一様乱数の上限
値、一番下が一様乱数の下限値、中央が推定値である。また、図30は各パラメータの収
束値の一覧である。これらから、9個の誤差パラメータを確実に収束させることができる
ことがわかる。
とによってそれぞれが持つ誤差を推定している。誤差の推定は上記の方程式に帰着される
。
られるものではなく、この多次元の非線形方程式の解き方がいかなる方法であっても構わ
ないことはいうまでもない。
R個の乱数セットのデータを先に取得し、続いて移相器を制御して異なるφにおいて同様
の処理をおこなっても誤差の推定を行うことができる。上記の連立方位式をどの順番で用
意するかの問題であって、その順序によって答えが変化することはないことは説明するま
でもない。
上記実施形態では移相器220によって回転させる位相角として0°と90°の2種類
を選んだ。しかし、本発明は位相角としてこの限定された値を用いる必要はない。図31
は上記第実施形態について、位相角φの分割数Dと収束特性の関係をシミュレーションし
た結果の一例を示している。この図から2分割以上では同等の収束特性が得られているこ
とが分かる。
図32は位相角φの分割数D=2とした場合、一方の移相量が0°のとき、他方の移相
量として何度を選ぶのが効果的か示したものである。
く、収束特性が良いことが分かる。しかし、これ以外の値でも収束することが分かる。最
も収束しやすいのは±115°を中心とした領域である。実用的な領域は0°±15°と
180°±5°を除く広い範囲であることが分かる。
他方と移相量として何度を選ぶのが効果的かを示したものである。図32の例と同様、第
2の位相角として有効な角度は、第1の位相角に対して±15°と第1の位相角+180
°±5°の領域の除いて有効であることが分かる。
°等の特定の値に限定する必要の無いことを示している。
上記説明は、位相角φは厳密に制御された値になっていることを前提としていた。すな
わち、制御部405が位相角φを45°に設定すれば、移相器220は直交変調器230
と直交復調器240のIQ平面を正確に45°移相することを仮定していた。しかし、実
用上はこの様な校正を必要とする方法は好ましくなく、移相器220により設定されるI
Q平面の位相角φに誤差があっても推定アルゴリズムが動作することが望ましい。
を設定することで、他の9個の誤差パラメータと一緒に位相角φの誤差を推定しながら、
他の9個の誤差パラメータを推定することが可能である。特に、Δφとして±180の探
索範囲を設定しても収束し得ることである。推定方法は上記実施の形態と同じでよい。こ
れは、多次元の非線形連立方程式において未知数が1つ増えたことに相当する。
なくてもよいため、例えば、ローカル信号源から直交変調器あるいは直交復調器までの電
気長を気にする必要が無くなる。また、移相器の電気長や制御電圧に対する移相量の線形
性も気にする必要が無くなる。
上記説明では乱数に一様乱数を用いてもよかったが、これをガウス乱数にしてもよい。
小値の間に一様乱数を発生するため、万が一、真値がこの範囲から外れた場合は収束しな
くなる問題がある。
的な探索範囲の外にも再探索をかけることができるため、一様乱数に比べればロバストな
方法と言える。収束特性は一様乱数とさほど変わりない。
ため、探索方法を任意に変更することが可能である。
上記説明では実用時に発生する雑音について無視してきたが、本発明は、雑音について
も耐性を有していることについて説明する。
ゴリズムを実施する。
目の推定で、収束が底を打ったとする。この場合、11回目以降の推定値について平均化
処理を行うことで、真値に向かってさらに収束させることが可能になる。
11回目、12回目、13回目の推定値の平均値とする。
上記説明では、PA208の非線形性を考慮していなかった。しかし、実際の通信装置
ではPA208は非線形領域で用いられることがある。この場合、信号振幅に対して閾値
を設けて、閾値よりも小さな信号について上記方程式の演算対象とし、大きな値は破棄す
る。この処理によりPA208の非線形性の影響を軽減できる。
PA208の非線形性の影響を軽減する例としてDPD401との併用も考えられる。
差の両方を収束させて行く方法である。また、この関係は必ずしも機械的に交互に動作さ
せる必要は無く、独立に動作させてもよい。それぞれの推定動作のトリガとなるイベント
も共通のものである必要は無く、独立していても良い。イベントとしては、タイマ、カウ
ンタ、温度変化、送信電力の変化、送信周波数の変化、PA208の出力電力の変化、P
A208の入力電力の変化、PA208の利得、直交変調器230の利得、直交変調器2
30の出力電力の変化、直交復調器240の入力電力の変化、直交復調器240の利得の
変化、LO信号の電力の変化、LO信号の周波数の変化、PLLのアンロック、マルチキ
ャリアにおける送信チャネルの組み合わせの変化、変調方式の変化などがある。また、受
信データや送信データの内容によりイベントを発生することも可能である。
相殺される。従って、直交誤差推定部403はI0及びQ0とI4及びQ4を比較するこ
とで、非線形性を除去できる。ただし、この場合、直交変調器誤差補償部402が経路に
挟まれているため、直交変調器誤差補償部402の誤差も補償されている。観測されるの
は、補償からずれた分である。
誤差も補償されていることになり、観測されるのは同じく補償からずれた分となる。
DPD401、送信信号生成部406、受信信号処理部407は、直交変調器230と
直交復調器240の補償にとって必須の部分ではないが、特にDPD401の構成と動作
の一例について以下述べる。
DPD401は、図35のようにDPD401は、パワー計算部302、非線形歪補償
用のLUT304、非線形歪補償部306、非線形誤差算出部327、LUT更新部32
9を備える。
Q0とで表される直交ベースバンド信号301、パワー計算部302で計算した振幅値3
03、直交化した非線形歪補償データ305、I1とQ1とで表される非線形歪補償され
た直交ベースバンド信号307、I5とQ5とで表される戻り直交ベースバンド信号32
3、非線形誤差算出部327で算出されたパワーに対応付けされた非線形誤差328、L
UT更新部329によってパワーに対応づけされたLUTアドレスに新しく書き込むため
の更新用非線形歪補償データ330、として符号を付す。
DPD401の各ブロックの、送信モードにおける動作について説明する。
3を計算する。つぎに、計算した送信信号の振幅値303をアドレスとして非線形歪補償
用のLUT304を参照し、あらかじめ計算した送信系の非線形歪特性の逆特性を持つ非
線形歪補償データを直交化した非線形歪補償データ305として得る。
タ305の複素積を行い、非線形歪補償された直交ベースバンド信号307を出力する。
誤差推定モードでは、制御部405からの指示により、戻り直交ベースバンド信号32
3と直交ベースバンド信号301を比較して送信系回路600の非線形誤差を直交ベース
バンド信号301の振幅の関数としてモデル化し、さらにLUT304を更新する。
ド信号323の間で生じた遅延を推定し、遅延を補正する。遅延補正された直交ベースバ
ンド信号301と戻り直交ベースバンド信号323を同時刻同士で複素除算することでそ
の時刻における送信系回路600の複素利得を得る。次にこの複素利得をその時刻におけ
る直交ベースバンド信号301の振幅の関数として表す。このモデル化された結果は、振
幅に対応付けされた非線形誤差328としてLUT更新部329に送られる。LUT更新
部329では、振幅をアドレスとするための変換を行うとともに、非線形誤差328の逆
関数を求めて、その振幅(LUTアドレス)に対応する複素の非線形歪補償データ330
を求める。LUT304の更新は、制御部405からの指示により送信に支障ないタイミ
ングで実行される。
ワー計算部302で計算する値は振幅値に限るものではなく、送信信号のパワー値を計算
してもよい。すなわち、これをアドレスとして非線形歪補償用のLUT304を参照し、
あらかじめ計算した送信系の非線形歪特性の逆特性を持つ非線形歪補償データを直交化し
た非線形歪補償データ305として得る構成でも構わない。このような細かな点のみなら
ず、非線形性を補正し得る構成であればよいのであることは当業者であれば理解できるこ
とであろう。
るいは受信系回路800へ時間的に切り替えており、この場合は受信系回路800を誤差
推定に用いるフィードバックループとして用いることができるのは上述のとおりである。
また、送信系回路600用と受信系回路800用との複数のアンテナを用意して、切り替
えを行わない構成としてもよいことはいうまでもない。受信ダイバーシティ型であれば受
信系回路800を2系統有することになるが、この場合は一方の系統をアンテナと接続/
切断の切り替え可能に構成してフィードバックループとして用いればよい。
場合は受信系回路800をフィードバックループとして用いることができないので、誤差
推定のためのフィードバックループ専用の回路を設ければよい。
波数とするダイレクトコンバージョン方式の通信装置を挙げて説明したが、LO信号の周
波数を中間周波数としてアップコンバード/ダウンコンバートするヘテロダイン方式でも
本発明を用いることはできる。その場合はアップコンバータ/ダウンコンバーダはLO信
号の周波数を共用すればよい。また、最近では複素共役関係にある2つのIF信号をDA
変換器で発生させて直交変調器に通すことでイメージ抑圧を図る方式もあるが、この直交
変調器の補正にも有効である。比較のための信号は複素ミキシング前のベースバンド信号
同士とすれば、上記の実施形態が適用できる。尚、上記にイメージ抑圧の方法は受信にお
いても有効な方法であり、この場合の直交復調器の誤差補償にも上記と同様に有効である
。
み合わせ方に限られるものではなく、公知の種々の形態をとることができることはいうま
でもない。
号源から一方へ送る信号を移相する本実施形態のような構成に限られるものではなく、例
えば他方へ送る信号も移相する構成としてもよいし、2つの局部信号源をそれぞれに対し
て独立に設けて両者の位相をずらすような構成でもよい。
を、アンプを通った信号に加算する構成としてもよい。
、増幅器1705,1706、移相器1707,1708を備える構成としてもよい。加
算器1701は、入力されるI1と、制御部405により制御される直流オフセット制御
用電圧IDC1と、を加算して出力する。アンプ1705は、加算器1701の出力信号
を、制御部405により制御される増幅率kで増幅して出力する。移相器1707は、ア
ンプ1705の出力信号を、制御部405により制御される移相量ηだけ移相してI2と
して出力する。加算器1702は、入力されるQ1と、制御部405により制御される直
流オフセット制御用電圧QDC1と、を加算して出力する。アンプ1706は、加算器1
702の出力信号を、制御部405により制御される増幅率kで増幅して出力する。移相
器1708は、アンプ1706の出力信号を、制御部405により制御される移相量ηだ
け移相してQ2として出力する。この場合、直交変調器の入出力関係を表すモデル式は(
1)に代えて
ターンを変えるようにしたが、これはシンボルレートが遅い場合に適する手法である。シ
ンボルレートが速い場合は逆に、4通りのシンボルパターンでサンプリングを行ってから
LO位相差を変えるようにするとよい。
上述のように求めた直交変調器230の誤差と直交復調器240の誤差は、それぞれ直
交変調器誤差補償部402と直交復調部誤差補償部404に設定され、直交誤差が相殺さ
れる。
補償部の構成と逆の構成になっている。従って、DCオフセット量は、直交変調器のDC
オフセット量に対して符号を反転して直交変調器誤差補償器402に設定する。また、直
交変調器230の振幅誤差と位相誤差については行列Ψmの逆行列を求め直交変調器誤差
補償部の行列gに与えればよい。
部を設けることにより誤差を相殺するためのパラメータを簡単に求めることが出来て、そ
の変換に際して演算誤差を抑えることが可能である。直交復調器についても同様のことが
言える。
が、直交変調器側と直交復調器側で同じ構成となる関係にしても構わないし、全く異なる
モデルを用いても構わない。直交変調器の計算モデルには補償対象となるアナログ部の特
性をより効率的あるいは正確に表現できるモデルを用いるべきである。また、そのモデル
は数学的に逆モデルが立てられることが望ましい。
202・・・DAC、203,204・・・LPF、205,206・・・変調器、20
7・・・移相器、208・・・PA、212・・・移相器、213,214・・・変調器
、215,216・・・LPF、217,218・・・ADC、209・・・アンテナ、
210,211・・・スイッチ、220・・・移相器、221・・・DAC、219・・
・LO、401・・・DPD、402・・・直交変調器誤差補償部、403・・・直交誤
差推定部、404・・・直交復調器誤差補償部、405・・・制御部、406・・・送信
信号生成部、407・・・受信信号処理部。
Claims (11)
- 第1の局部信号と、前記第1の局部信号とは位相差を有する第2の局部信号とを生成す
る局部信号発生部と、
前記第1の局部信号を用いて入力信号を変調信号へ変調する直交変調部と、
前記直交変調部にて生じる直交誤差を補正する第1の直交誤差補償部と、
前記第2の局部信号を用いて前記変調信号を復調信号へ復調する直交復調部と、
前記直交復調部にて生じる直交誤差を補正する第2の直交誤差補償部と、
前記第1の局部信号と前記第2の局部信号との位相差と、前記入力信号と、前記復調信
号と、から前記第1の直交誤差補償部の設定値と前記第2の直交誤差補償部の設定値とを
求める直交誤差補償設定部と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記直交誤差補償設定部は、前記第1の局部信号と前記第2の局部信号との位相差が第
1の大きさである場合における前記入力信号と前記復調信号との対応関係と、前記位相差
が前記第1の大きさとは異なる第2の大きさである場合における前記入力信号と前記復調
信号との対応関係と、用いて、前記第1の直交誤差補償部の設定値と前記第2の直交誤差
補償部の設定値とを求めることを特徴とする請求項1記載の通信装置。 - 前記第1の大きさと前記第2の大きさとの差は90°であることを特徴とする請求項2
記載の通信装置。 - 前記第1の大きさと前記第2の大きさとの差が15°乃至175°の範囲内にあること
を特徴とする請求項2記載の通信装置。 - 前記第1の大きさと前記第2の大きさとの差が185°乃至345°の範囲内にあるこ
とを特徴とする請求項2記載の通信装置。 - 前記局部信号発生部は、前記第1の局部信号を発生する基本局部信号発生部と、前記第
1の局部信号を移相して前記第2の局部信号を出力する移相部と、を備えることを特徴と
する請求項1記載の通信装置。 - 前記第2の直交誤差補償部の出力信号と第1の原信号との関係から非線形歪補償特性を
求め、該非線形補償特性で前記第1の原信号に非線形歪補償を施した第2の原信号を前記
第1の直交誤差補償部へ供給する非線形歪補償部を更に備え、
前記第1の直交誤差補償部は前記第2の原信号に、前記直交変調部にて生じる直交誤差
補正を施して前記入力信号として出力することを特徴とする請求項1記載の通信装置。 - 第1の局部信号を用いて入力信号を変調信号へ変調する直交変調部と、前記直交変調部
にて生じる直交誤差を補正する第1の直交誤差補償部と、前記変調信号を第2の局部信号
で復調信号へ復調する直交復調部と、前記直交復調部にて生じる直交誤差を補正する第2
の直交誤差補償部と、を備える装置における直交誤差補償の設定値算出方法において、
前記直交変調部が変調に用いる第1の局部信号と前記直交復調部が復調に用いる第2の
局部信号との間に第1の位相差を与えて、前記直交変調部の入力信号と前記直交復調部の
復調信号とを取得するステップと、
前記第1の局部信号と前記第2の局部信号との間に第2の位相差を与えて、前記直交変
調部の入力信号と前記直交復調部の復調信号とを取得するステップと、
前記第1の位相差における前記直交変調部の入力信号と前記直交復調部の復調信号と、
前記第2の位相差における前記直交変調部の入力信号と前記直交復調部の復調信号と、を
少なくとも用いて、前記第1の直交誤差補償部の設定値と前記第2の直交誤差補償部の設
定値とを算出し、前記設定値それぞれを前記第1の直交誤差補償部及び前記第2の直交誤
差補償部に設定するステップと、
を備えることを特徴とする、直交誤差補償の設定値算出方法。 - 前記入力信号と前記第2の直交誤差補償部の出力信号とから、前記第1の直交誤差補償
部の設定値と前記第2の直交誤差補償部の設定値とを算出することを特徴とする請求項8
記載の直交誤差補償の設定値算出方法。 - 第1の局部信号を用いて入力信号を変調信号へ変調する直交変調部と、前記直交変調部
にて生じる直交誤差を補正する第1の直交誤差補償部と、第2の局部信号を用いて前記変
調信号を復調信号へ復調する直交復調部と、前記直交復調部にて生じる直交誤差を補正す
る第2の直交誤差補償部と、前記第1の局部信号と前記第2の局部信号とを位相差を設け
て生成する局部信号発生部と、前記入力信号と前記復調信号との対応関係を少なくとも用
いて前記第1の直交誤差補償部の設定値と前記第2の直交誤差補償部の設定値とを求める
直交誤差補償設定部と、を備える装置に適用する直交誤差補償プログラムにおいて、
前記局部信号発生部に、前記第1の局部信号と前記第2の局部信号との間に第1の位相
差を与えさせ、
前記直交誤差補償設定部に、前記直交変調部の入力信号と前記直交復調部の復調信号と
を取得させ、
前記局部信号発生部に、前記第1の局部信号と前記第2の局部信号との間に第2の位相
差を与えさせ、
前記直交誤差補償設定部に、前記直交変調部の入力信号と前記直交復調部の出力信号と
を取得させ、
前記直交誤差補償設定部に、前記第1の位相差における前記直交変調部の入力信号と前
記直交復調部の復調信号と、前記第2の位相差における前記直交変調部の入力信号と前記
直交復調部の復調信号と、を少なくとも用いて、前記第1の直交誤差補償部の設定値と前
記第2の直交誤差補償部の設定値とを求め、前記設定値それぞれを前記第1の直交誤差補
償部及び前記第2の直交誤差補償部に設定させる
ことを特徴とする直交誤差補償プログラム。 - 前記入力信号(I2&Q2)と前記第2の直交誤差補償部(直交復調器誤差補償部40
4)の出力信号(I5&Q5)とから、前記第1の直交誤差補償部(直交変調器誤差補償
部402)の設定値と前記第2の直交誤差補償部(直交復調器誤差補償部404)の設定
値とを算出することを特徴とする請求項10記載の直交誤差補償プログラム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006191784A JP4172805B2 (ja) | 2006-07-12 | 2006-07-12 | 通信装置、直交誤差補償の設定値算出方法および直交誤差補償プログラム |
US11/689,098 US7778354B2 (en) | 2006-07-12 | 2007-03-21 | Communicating apparatus, method of calculating set value of orthogonal error compensation and orthogonal error compensation program |
EP07251754.3A EP1879342B1 (en) | 2006-07-12 | 2007-04-25 | Calculation of quadrature error compensation values |
CN2007101021823A CN101106558B (zh) | 2006-07-12 | 2007-04-29 | 通信设备和正交误差补偿的设定值的计算方法 |
KR1020070043962A KR100910603B1 (ko) | 2006-07-12 | 2007-05-07 | 통신 장치, 직교 오차 보상의 설정치 계산 방법, 및 직교 오차 보상 프로그램이 기록된 컴퓨터 판독 가능 기록 매체 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006191784A JP4172805B2 (ja) | 2006-07-12 | 2006-07-12 | 通信装置、直交誤差補償の設定値算出方法および直交誤差補償プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008022243A JP2008022243A (ja) | 2008-01-31 |
JP4172805B2 true JP4172805B2 (ja) | 2008-10-29 |
Family
ID=38659383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006191784A Active JP4172805B2 (ja) | 2006-07-12 | 2006-07-12 | 通信装置、直交誤差補償の設定値算出方法および直交誤差補償プログラム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7778354B2 (ja) |
EP (1) | EP1879342B1 (ja) |
JP (1) | JP4172805B2 (ja) |
KR (1) | KR100910603B1 (ja) |
CN (1) | CN101106558B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10419136B2 (en) | 2016-12-27 | 2019-09-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Communication device and orthogonal error measurement method for communication device |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112008001573T5 (de) * | 2007-06-11 | 2010-05-06 | Advantest Corporation | Messgerät und Programm |
US8102940B1 (en) * | 2007-07-16 | 2012-01-24 | Lockheed Martin Corporation | Receive frequency band interference protection system using predistortion linearization |
US8014444B1 (en) * | 2007-10-30 | 2011-09-06 | Itt Manufacturing Enterprises, Inc. | System and method for DC offset, amplitude and phase imbalance correction for I and Q baseband calibration |
JP5104561B2 (ja) * | 2008-06-05 | 2012-12-19 | 富士通株式会社 | 直交信号出力回路 |
CN101610093B (zh) * | 2008-06-17 | 2012-09-05 | 富士通株式会社 | 预失真装置、预失真系统和预失真方法 |
US8160191B2 (en) * | 2008-12-01 | 2012-04-17 | Rockstar Bidco Lp | Correction of quadrature errors |
EP2432075B1 (en) * | 2009-05-14 | 2018-11-14 | Nec Corporation | Phase shifter, wireless communication apparatus, and phase shift control method |
US8953663B2 (en) | 2009-09-25 | 2015-02-10 | Intel Corporation | Calibration of quadrature imbalance via loopback phase shifts |
WO2011121979A1 (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-06 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 位相調整回路、位相調整方法 |
US8711905B2 (en) | 2010-05-27 | 2014-04-29 | Intel Corporation | Calibration of quadrature imbalances using wideband signals |
KR101659295B1 (ko) * | 2010-06-03 | 2016-09-23 | 현대모비스 주식회사 | 레졸버-디지털 변환기의 출력 보상 방법 |
JP5572493B2 (ja) * | 2010-09-13 | 2014-08-13 | パナソニック株式会社 | 通信装置及び直交誤差補正方法 |
JP5572662B2 (ja) * | 2011-05-23 | 2014-08-13 | アンリツ株式会社 | 直交変調器及び信号発生装置並びに直交変調方法 |
JP2013090003A (ja) * | 2011-10-13 | 2013-05-13 | Hitachi Ltd | 無線通信装置、イメージ成分分離方法及びインバランス補正方法 |
US8964821B2 (en) * | 2011-10-14 | 2015-02-24 | Qualcomm Incorporated | Shared feedback for adaptive transmitter pre-distortion |
JP6148728B2 (ja) * | 2013-05-14 | 2017-06-14 | 株式会社日立国際電気 | 送信機 |
JP6074379B2 (ja) * | 2014-03-26 | 2017-02-01 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 信号処理装置、信号処理方法、及び、プログラム |
JP6436303B2 (ja) * | 2015-03-24 | 2018-12-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 無線通信装置及び故障判定方法 |
EP3278471B1 (en) * | 2015-04-02 | 2019-07-31 | Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) | A wireless communication node and a method for processing a signal in said node |
US10034258B2 (en) * | 2016-06-29 | 2018-07-24 | Infineon Technologies Ag | Signal detector device and method |
CN107782977A (zh) * | 2017-08-31 | 2018-03-09 | 苏州知声声学科技有限公司 | 多个usb数据采集卡输入信号延时测量装置及测量方法 |
CN110212997B (zh) * | 2019-06-04 | 2022-02-22 | 成都德芯数字科技股份有限公司 | 一种调制误码率的获取方法及装置 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100206373B1 (ko) * | 1994-12-30 | 1999-07-01 | 이형도 | 플라이백 트랜스포머의 동기케이블 결합장치 |
JP3198864B2 (ja) | 1995-03-09 | 2001-08-13 | 松下電器産業株式会社 | 送信装置 |
JPH09186729A (ja) * | 1996-01-08 | 1997-07-15 | Hitachi Denshi Ltd | 直交変調器および直交復調器の振幅誤差制御方法 |
FR2746563B1 (fr) | 1996-03-22 | 1998-06-05 | Matra Communication | Procede pour corriger des non-linearites d'un amplificateur, et emetteur radio mettant en oeuvre un tel procede |
US6161017A (en) | 1997-10-07 | 2000-12-12 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Method of routing calls to portable numbers in a radio telecommunications network |
JP2000270037A (ja) | 1999-03-19 | 2000-09-29 | Hitachi Denshi Ltd | 直交変調器 |
US6266517B1 (en) * | 1999-12-30 | 2001-07-24 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for correcting distortion in a transmitter |
US6940916B1 (en) * | 2000-01-27 | 2005-09-06 | Pmc-Sierra, Inc. | Wideband analog quadrature modulator/demodulator with pre-compensation/post-compensation correction |
US6384677B2 (en) * | 2000-01-28 | 2002-05-07 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | Power amplifier having negative feedback circuit for transmitter |
JP2003309615A (ja) | 2002-04-18 | 2003-10-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 直交復調器 |
US6700453B2 (en) * | 2002-06-18 | 2004-03-02 | Nokia Corporation | Amplitude imbalance compensation of quadrature modulator |
US7471736B2 (en) | 2003-09-30 | 2008-12-30 | Alcatel-Lucent Usa Inc. | Frequency based modulator compensation |
US20060109893A1 (en) * | 2004-11-24 | 2006-05-25 | Hsin-Hung Chen | Inphase/quadrature phase imbalance compensation |
-
2006
- 2006-07-12 JP JP2006191784A patent/JP4172805B2/ja active Active
-
2007
- 2007-03-21 US US11/689,098 patent/US7778354B2/en active Active
- 2007-04-25 EP EP07251754.3A patent/EP1879342B1/en not_active Ceased
- 2007-04-29 CN CN2007101021823A patent/CN101106558B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2007-05-07 KR KR1020070043962A patent/KR100910603B1/ko active IP Right Grant
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10419136B2 (en) | 2016-12-27 | 2019-09-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Communication device and orthogonal error measurement method for communication device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20080025435A1 (en) | 2008-01-31 |
KR100910603B1 (ko) | 2009-08-03 |
CN101106558A (zh) | 2008-01-16 |
EP1879342A3 (en) | 2013-06-26 |
CN101106558B (zh) | 2011-07-06 |
KR20080006447A (ko) | 2008-01-16 |
EP1879342B1 (en) | 2015-11-18 |
JP2008022243A (ja) | 2008-01-31 |
US7778354B2 (en) | 2010-08-17 |
EP1879342A2 (en) | 2008-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4172805B2 (ja) | 通信装置、直交誤差補償の設定値算出方法および直交誤差補償プログラム | |
US6771709B2 (en) | System and method for direct transmitter self-calibration | |
EP1854259B1 (en) | Iq-modulator pre-distortion | |
KR101815329B1 (ko) | 변조 방식에 무관한 디지털 하이브리드 모드 전력 증폭기 시스템 및 그 방법 | |
US8903336B2 (en) | Method for compensating signal distortions in composite amplifiers | |
JP4261578B2 (ja) | 無線通信装置及び受信方法 | |
JP4574471B2 (ja) | 歪補償直交変調器及び無線送信機 | |
KR102141257B1 (ko) | 무선 통신 시스템에서의 광대역 디지털 사전왜곡을 위해 주파수가 널리 이격된 신호들을 정렬하는 방법 및 시스템 | |
JP4653183B2 (ja) | Iq変調器のプレディストーション | |
US20080039024A1 (en) | Amplifying Circuit, Radio Communication Circuit, Radio Base Station Device and Radio Terminal Device | |
WO2008018263A1 (fr) | circuit de traitement de signal et procédé de traitement de signal | |
AU2010364317B2 (en) | Signal processing arrangement and signal processing method | |
WO2002017586A1 (en) | Multicarrier transmitter circuit arrangement with predistortion linearisation method | |
US8792583B2 (en) | Linearization in the presence of phase variations | |
JPH10327209A (ja) | 歪補償システム | |
US9231523B2 (en) | Modulating device and modulation method | |
Almoneer et al. | I/Q imbalance compensation in wideband millimeter-wave transmitters using a single undersampling ADC | |
JPH1079693A (ja) | 送信装置 | |
JP2011199415A (ja) | 非線形歪み補償装置 | |
RU2380848C2 (ru) | Предыскажение iq-модулятора | |
JP4829096B2 (ja) | 送信装置 | |
JP2011109520A (ja) | 受信機 | |
Zhao et al. | An Automatic Error Compensation Method For The Feedback Loop In Adaptive DPD Systems | |
KR20180004314A (ko) | 변조 방식에 무관한 디지털 하이브리드 모드 전력 증폭기 시스템 및 그 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080801 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080808 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080811 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4172805 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822 Year of fee payment: 5 |