JP2003309615A - 直交復調器 - Google Patents

直交復調器

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JP2003309615A
JP2003309615A JP2002115958A JP2002115958A JP2003309615A JP 2003309615 A JP2003309615 A JP 2003309615A JP 2002115958 A JP2002115958 A JP 2002115958A JP 2002115958 A JP2002115958 A JP 2002115958A JP 2003309615 A JP2003309615 A JP 2003309615A
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Japan
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signal
quadrature
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control
phase
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Application number
JP2002115958A
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English (en)
Inventor
Yasushi Iwata
靖史 岩田
Yasushi Ichikawa
泰史 市川
Mitsuharu Abe
光治 阿部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な調整アルゴリズムを用い、また調
整用回路を大きく追加することなく直交復調器内部でI
信号とQ信号の高精度な調整が行えるようにすること。 【解決手段】 直交復調されたI信号とQ信号をデジタ
ル変換するA/D変換器109,110と、その後段に
加算器111,112及び乗算器113,114とを設
けるとともに、PLL発振器106に用いる基準周波数
を分周する分周器116と、その分周信号とローカル信
号をミキシングするミキサ115と、ミキサ出力と通常
入力信号とを直交復調器に入力することを切り替えるセ
レクタ101とを設け、調整モード時に調整値を求め、
その求めた調整値を通常動作モード時に反映できる構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交変調波である
受信信号を直交同期検波して同相成分信号(以下「I信
号」という)と直交成分信号(以下「Q信号」という)
とを復調出力する直交復調器に関する。
【0002】
【従来の技術】直交復調器では、温度などの要因によっ
てI信号とQ信号間の振幅誤差やDCオフセット誤差な
どが発生することがある。このような誤差は、復調処理
に悪影響を与える。
【0003】そこで、例えば、特開平6−97920号
公報(無線受信装置)では、位相変調成分と振幅変調成
分とを分けて検波し、その後合成することによってI信
号とQ信号間の振幅誤差やDCオフセット誤差などを調
整する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された調整方法では、直交復調器単体で調整が
できない。また、調整アルゴリズムが複雑であるという
問題がある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、簡単な調整アルゴリズムを用い、また調整用回路
を大きく追加することなく直交復調器内部でI信号とQ
信号の高精度な調整を行うことが可能な直交復調器を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の直交復調器は、
ローカル信号の生成に用いる基準周波数信号を分周する
分周手段と、前記分周手段の出力と前記ローカル信号と
をミキシングするミキサと、直交復調器の入力信号とし
て切換信号が通常動作モードを示すとき受信信号を選択
し、前記切換信号が調整モードを示すとき前記ミキサの
出力を選択する選択手段と、同相成分信号と直交成分信
号とをそれぞれデジタル信号に変換する同相側A/D変
換手段及び直交側A/D変換手段と、前記同相側A/D
変換手段の出力値と同相側第1制御値とを加算する同相
側加算手段及び前記直交側A/D変換手段の出力値と直
交側第1制御値とを加算する直交側加算手段と、前記同
相側加算手段の出力と同相側第2制御値とを乗算し、デ
ジタル同相成分信号として出力する同相側乗算手段及び
前記直交側加算手段の出力と直交側第2制御値とを乗算
し、デジタル直交成分信号として出力する直交側乗算手
段と、前記調整モードを示す前記切換信号を発生し、前
記同相側乗算手段及び前記直交側乗算手段の出力に基づ
き、前記同相側第1制御値と前記直交側第1制御値とを
操作してDCオフセット誤差キャンセル値を求め、かつ
前記同相側第2制御値と前記直交側第2制御値とを操作
して振幅誤差キャンセル値を求め、前記通常動作モード
を示す前記切換信号を発生し、前記同相側第1制御値と
前記直交側第1制御値として前記DCオフセット誤差キ
ャンセル値を用い、かつ前記同相側第2制御値と前記直
交側第2制御値として前記振幅誤差キャンセル値を用い
る制御手段と、を具備する構成を採る。
【0007】この構成によれば、直交復調器内部で、直
交復調誤差成分である同相成分信号(I信号)と直交成
分信号(Q信号)間のDCオフセット誤差及び振幅誤差
を容易にかつ高精度に補正調整できる直交復調器が得ら
れる。
【0008】また、本発明の直交復調器は、上記の発明
において、前記選択手段に入力側に、前記受信信号を増
幅するアンプであって、外部から入力されるゲインコン
トロール電圧信号に従ってゲインコントロールが行われ
るゲインコントロールアンプを具備する構成を採る。
【0009】この構成によれば、ゲインコントロール機
能を必要とする受信装置でも、直交復調誤差成分である
同相成分信号(I信号)と直交成分信号(Q信号)間の
DCオフセット誤差及び振幅誤差を容易にかつ高精度に
補正調整できる直交復調器が得られる。
【0010】また、本発明の直交復調器は、上記の発明
において、前記制御手段は、前記DCオフセット誤差キ
ャンセル値と前記振幅誤差キャンセル値とを求める際
に、前記ゲインコントロール電圧信号を決定し、前記通
常動作モードを示す前記切換信号を発生するときに前記
ゲインコントロールアンプに前記決定した前記ゲインコ
ントロール電圧信号を供給する手段を具備する構成を採
る。
【0011】この構成によれば、ソフトウェア処理によ
ってゲインコントロール電圧信号を生成できるので、回
路を追加することなくゲインコントロール機能を制御す
ることができる。
【0012】また、本発明の直交復調器は、上記の発明
において、前記デジタル同相成分信号と前記デジタル直
交成分信号に基づき受信レベルを測定するレベル測定手
段を具備し、前記制御手段は、前記レベル測定手段の受
信レベル測定結果に基づき前記ゲインコントロール電圧
信号を供給する手段を具備する構成を採る。
【0013】この構成によれば、ハードウェア処理によ
ってゲインコントロール電圧信号を生成できるので、高
速にゲインコントロール機能を制御することができる。
【0014】また、本発明の直交復調器は、上記の発明
において、前記同相側A/D変換手段及び直交側A/D
変換手段それぞれの入力信号レベルを検出するアナログ
レベル検波手段を具備し、前記制御手段は、前記アナロ
グレベル検波手段の受信レベル測定結果に基づき前記ゲ
インコントロール電圧信号を供給する手段を具備する構
成を採る。
【0015】この構成によれば、アナログ信号で受信レ
ベル測定を行うので、制御手段の能力に関わらず高速に
ゲインコントロール機能を制御することができる。
【0016】また、本発明の直交復調器は、上記の発明
において、前記制御手段は、受信OFF区間において、
前記調整モードを示す前記切換信号を発生する手段を具
備する構成を採る。
【0017】この構成によれば、受信OFF区間におい
て、直交復調誤差成分である同相成分信号(I信号)と
直交成分信号(Q信号)間のDCオフセット誤差及び振
幅誤差を調整することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、直交復調誤差で
あるI信号とQ信号間のDCオフセット誤差及び振幅誤
差を大幅な回路追加を必要とせずにかつ簡単なアルゴリ
ズムにて高精度に調整できる機能を持つ直交復調器を実
現することである。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0020】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る直交復調器の構成を示すブロック図であ
る。図1において、実施の形態1に係る直交復調器10
0は、分配器102と、ミキサ(MIX)103,10
4と、位相器105と、PLL発振器106と、低域ろ
波器(LPF)107,108とを備える直交復調器に
おいて、セレクタ101と、ミキサ(MIX)115
と、A/D変換器109,110と、加算器111,1
12と、乗算器113,114と、分周器116と、制
御部117とが追加されている。
【0021】外部からセレクタ101の一方の切換入力
端に印加される入力信号121は、受信波である直交変
調波もしくは受信周波数帯をダウンコンバートした中間
周波数(IF)帯信号である。セレクタ101の他方の切換
入力端には、MIX115が発生する内部発振信号12
3が入力される。セレクタ101は、制御部117から
の切換信号125が、通常動作モードを示すとき一方の
切換入力端と切換出力端とを接続し、調整モードを示す
とき他方の切換入力端と切換出力端とを接続する。
【0022】分配器102は、セレクタ101の出力
を、MIX103とMIX104とに等分配する。PL
L発振器106は、外部から入力される基準周波数信号
127からローカル信号を生成し、位相器105とMI
X115とに与える。外部から入力される基準周波数信
号127は、分周器116にも入力されている。分周器
116は、外部から入力される基準周波数信号127を
1/nに分周してMIX115に与える。なお、分周比
nは、LPF107,108の通過帯域を考慮して定め
られる。MIX115では、PLL発振器106から入
力されるローカル信号と分周器116からの分周信号と
を乗算し、内部発振信号123としてセレクタ101の
他方の切換入力端に出力している。
【0023】位相器105は、PLL発振器106から
入力されるローカル信号にπ/2の位相差を与えてMI
X103とMIX104とに供給する。MIX103と
MIX104とは、それぞれ、分配器102から入力さ
れる信号とローカル信号とを乗算し、つまり直交検波
し、例えば、MIX103は同相成分信号(I信号)を
LPF107に出力し、MIX104は直交相成分信号
(Q信号)をLPF108に出力する。LPF107,
108では、MIX103,104の出力信号に含まれ
る高調波成分を抑圧し、A/D変換器109,110に
与え、デジタルのI信号とQ信号を得る。
【0024】A/D変換器109の出力は、加算器11
1と乗算器113を介して外部にデジタルのI信号13
1として出力される。また、A/D変換器110の出力
は、加算器112と乗算器114を介して外部にデジタ
ルのQ信号133として出力される。外部に出力される
I信号131とQ信号133とは、制御部117にも入
力されている。
【0025】加算器111,112は、A/D変換器1
09,110の出力と、制御部117からの制御値とを
加算する。乗算器113,114は、加算器111,1
12の出力と、制御部117からの制御値とを乗算す
る。
【0026】制御部117は、セレクタ101に与える
上記内容の切換信号を発生する。具体的には、受信OF
F期間において調整モードを指定する切換信号を発生
し、受信ON期間において、通常動作モードを指定する
切換信号を発生する。そして、制御部117は、以下に
説明する方法で、外部に出力されるI信号131とQ信
号133とに基づき、加算器111,112に与える制
御値と、乗算器113,114に与える制御値とを求め
る。
【0027】次いで、図1を参照して上記構成を有する
直交復調器において行われる調整動作について説明す
る。
【0028】制御部117は、受信OFF期間において
調整モードを指定する切換信号を発生する。セレクタ1
01は、MIX115が発生する内部発振信号123を
選択する。その結果、MIX103,104の出力に
は、分周器116の出力周波数における正弦波成分と余
弦波成分とが得られる。
【0029】この状態で、制御部117は、外部に出力
されるI信号131とQ信号133とに基づき、加算器
111,112に与える制御値を操作してDCオフセッ
ト誤差をキャンセルできるDCオフセット値を求め、同
時に、乗算器113,114に与える制御値を操作して
振幅誤差をキャンセルできる振幅増幅値を求め、それぞ
れを調整値として記憶する。
【0030】そして、制御部117は、受信ON期間に
おいて通常動作モードを指定する切換信号を発生する。
セレクタ101は、直交変調波の受信信号である入力信
号を選択する。このとき、制御部117は、加算器11
1,112に与える制御値として上記のように求めたD
Cオフセット誤差キャンセル値を用いる。同時に、乗算
器113,114に与える制御値として上記のように求
めた振幅誤差キャンセル値を用いる。
【0031】その結果、外部に直交復調器出力として出
力されるI信号131とQ信号133は、加算器11
1,112にてDCオフセット調整が行われ、乗算器1
13,114にて振幅調整が行われた後に送出されるの
で、DCオフセット誤差と振幅誤差が少なくなるように
高精度に調整されることになる。
【0032】以上のように、実施の形態1によれば、直
交復調されたI信号とQ信号をデジタル変換するA/D
変換器と、その後段に加算器及び乗算器とを設けるとと
もに、PLL発振器に用いる基準周波数を分周する分周
器と、その分周信号とローカル信号をミキシングするミ
キサと、ミキサ出力と通常入力信号とを直交復調器に入
力することを切り替えるセレクタとを設け、調整モード
時に調整値を求め、その求めた調整値を通常動作モード
時に反映できる構成としたので、直交復調器に大幅な回
路追加をすることなく直交復調器内部で、かつ複雑なア
ルゴリズムを必要とせずに高精度に受信されたI信号と
Q信号を調整することができる。
【0033】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2に係る直交復調器の構成を示すブロック図であ
る。なお、図2では、図1に示した構成と同一ないしは
同等である構成部分には同一の符号が付されている。こ
こでは、実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
【0034】図2に示すように、実施の形態2に係る直
交復調器200では、図1に示した構成において、セレ
クタ101の一方の切替入力端の前段に、ゲインコント
ロールアンプ(GCA)222が設けられている。そし
て、GCA222には、ゲインを変化させるゲインコン
トロール電圧223が外部から入力されている。その他
は、図1に示した構成と同様である。
【0035】この構成によれば、入力信号121は、G
CA222にてゲインコントロール電圧223に対応し
たゲインで増幅され、セレクタ101の一方の切替入力
端に供給される。すなわち、通常動作モードにおいて
は、ゲインコントロールが行われた受信信号について直
交復調が行われる。調整モード時では、実施の形態1と
同様の方法で、調整値が取得される。
【0036】以上のように、実施の形態2によれば、ゲ
インコントロール機能を有し、かつ受信されたI信号と
Q信号の調整機能を有する直交復調器が実現でき、AG
C機能を必要とする受信装置において実施の形態1と同
様の効果が得られる。
【0037】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3に係る直交復調器の構成を示すブロック図であ
る。なお、図3では、図2に示した構成と同一ないしは
同等である構成部分には同一の符号が付されている。こ
こでは、実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
【0038】図3に示すように、実施の形態3に係る直
交復調器300では、図2に示した構成において、制御
部117に代えて、制御部317が設けられている。制
御部317は、GCA222のゲインコントロール電圧
223も発生するようになっている。その他は、図1に
示した構成と同様である。
【0039】この構成によれば、制御部317では、調
整モード時において、乗算器113が出力するI信号1
31と、乗算器114が出力するQ信号133とに基づ
き、それぞれのDCオフセット値及び振幅値を算出し、
つまり加算器111,112及び乗算器113,114
の調整値を求め、通常動作モード時において、乗算器1
13,114に調整値を反映するとともに、出力のI信
号131とQ信号133についてレベル計算を行い、そ
れらが一定となるようGCA222の制御電圧であるゲ
インコントロール電圧223を求め、GCA222に印
加する。
【0040】以上のように、実施の形態3によれば、受
信されたI信号とQ信号の調整が可能で、かつ直交復調
器内部でAGCが可能な直交復調器が実現できる。
【0041】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4に係る直交復調器内部の構成を示すブロック図で
ある。なお、図4では、図3に示した構成と同一ないし
は同等である構成部分には同一の符号が付されている。
ここでは、実施の形態4に関わる部分を中心に説明す
る。
【0042】図4に示すように、実施の形態4に係る直
交復調器400では、図3に示した構成において、乗算
器113,114の出力を受ける2乗計算器424,4
25と、2乗計算器424,425の出力を受ける加算
器426と、加算器426の出力を受ける平均化回路4
27とが追加され、それに伴い、制御部317に代え
て、制御部417が設けられている。制御部417に
は、乗算器113,114の出力とともに、平均化回路
427の出力が入力されている。
【0043】この構成によれば、制御部417は、調整
モード時では、乗算器113,114の出力(I信号1
31,Q信号133)に基づきDCオフセット値を算出
し、加算器111,112に対する調整値を決定する。
また、制御部417は、振幅誤差を求めて乗算器11
3,114に対する調整値を決定する場合には、2乗計
算器424,425の機能を停止して振幅値を求める。
すなわち、I信号131の振幅値を求めるときは、2乗
計算器424を停止し、Q信号133の振幅値を求める
ときは2乗計算器425を停止した状態での加算器42
6の出力について、平均化回路427にてある時間内平
均化された値に基づき振幅誤差を求め、乗算器113,
114に対する調整値を決定する。
【0044】制御部417は、通常動作モード時におい
て、加算器111,112及び乗算器113,114に
対する調整値を設定する。同時に、通常動作モード時で
は、2乗計算器424にて、乗算器113の出力(I信
号131)が2乗計算される。2乗計算器425にて、
乗算器114の出力(Q信号133)が2乗計算され
る。加算器426では、2乗計算器424,425の各
出力が加算される。平均化回路427では、加算器42
6の出力レベルをある時間内平均化することが行われ
る。
【0045】そこで、制御部417では、平均化回路4
27にて平均化された値に基づき、I信号131とQ信
号133の出力レベルが一定となるようGCA222の
ゲインコントロール電圧223を算出することが行われ
る。
【0046】以上のように、実施の形態4によれば、A
GC制御を行う際にレベル算出を行う回路を設けたの
で、実施の形態3に比べて回路規模は増大するが、高速
なAGC機能が実現できる。
【0047】(実施の形態5)図5は、本発明の実施の
形態5に係る直交復調器の構成を示すブロック図であ
る。なお、図5では、図3に示した構成と同一ないしは
同等である構成部分には同一の符号が付されている。こ
こでは、実施の形態5に関わる部分を中心に説明する。
【0048】図5に示すように、実施の形態5に係る直
交復調器500では、図3に示した構成において、検波
ダイオードで構成されるレベル検波器528,529が
設けられ、それに伴い制御部317に代えて、制御部5
17が設けられている。
【0049】レベル検波器528,529は、LPF1
07,108の出力アナログ信号のI信号とQ信号のか
らレベル算出を行い、それぞれ制御部517に出力す
る。
【0050】制御部517では、通常動作モードにおい
て、レベル検波器528,529から出力されたI信号
とQ信号それぞれのレベルから出力信号であるI信号1
31,Q信号133のレベルが一定となるようにGCA
222のゲインコントロール電圧223を求める。
【0051】以上のように、本実施の形態5によれば、
実施の形態4に比べ高精度な調整が可能でかつ高速AG
C動作を実現できる。
【0052】なお、上述した斯く実施の形態では、ロー
カル信号生成をPLL発振器にて行っているが、基準周
波数を逓倍することによってローカル信号を生成する場
合でも同様である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
直交復調誤差であるI信号とQ信号間のDCオフセット
誤差及び振幅誤差を大幅な回路追加を必要とせずかつ簡
単なアルゴリズムにて高精度に調整できる機能を持つ直
交復調器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る直交復調器の構成
を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係る直交復調器の構成
を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3に係る直交復調器の構成
を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4に係る直交復調器の構成
を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態5に係る直交復調器の構成
を示すブロック図
【符号の説明】 100,200,300,400,500 直交復調器 101 セレクタ 102 分配器 103,104,115 ミキサ(MIX) 105 位相器 106 PLL発振器 107,108 低域ろ波器(LPF) 109,110 A/D変換器 111,112 加算器 113,114 乗算器 116 分周器 117,317,417,517 制御部 222 ゲインコントロールアンプ(GCA) 424,425 2乗計算器 426 加算器 427 平均化回路 528,529 レベル検波回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 光治 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K004 AA05 AA08 FD03 FD05 FH04 JD03 JD05 JH03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカル信号の生成に用いる基準周波数
    信号を分周する分周手段と、前記分周手段の出力と前記
    ローカル信号とをミキシングするミキサと、直交復調器
    の入力信号として切換信号が通常動作モードを示すとき
    受信信号を選択し、前記切換信号が調整モードを示すと
    き前記ミキサの出力を選択する選択手段と、同相成分信
    号と直交成分信号とをそれぞれデジタル信号に変換する
    同相側A/D変換手段及び直交側A/D変換手段と、前
    記同相側A/D変換手段の出力値と同相側第1制御値と
    を加算する同相側加算手段及び前記直交側A/D変換手
    段の出力値と直交側第1制御値とを加算する直交側加算
    手段と、前記同相側加算手段の出力と同相側第2制御値
    とを乗算し、デジタル同相成分信号として出力する同相
    側乗算手段及び前記直交側加算手段の出力と直交側第2
    制御値とを乗算し、デジタル直交成分信号として出力す
    る直交側乗算手段と、前記調整モードを示す前記切換信
    号を発生し、前記同相側乗算手段及び前記直交側乗算手
    段の出力に基づき、前記同相側第1制御値と前記直交側
    第1制御値とを操作してDCオフセット誤差キャンセル
    値を求め、かつ前記同相側第2制御値と前記直交側第2
    制御値とを操作して振幅誤差キャンセル値を求め、前記
    通常動作モードを示す前記切換信号を発生し、前記同相
    側第1制御値と前記直交側第1制御値として前記DCオ
    フセット誤差キャンセル値を用い、かつ前記同相側第2
    制御値と前記直交側第2制御値として前記振幅誤差キャ
    ンセル値を用いる制御手段と、を具備することを特徴と
    する直交復調器。
  2. 【請求項2】 前記選択手段に入力側に、前記受信信号
    を増幅するアンプであって、外部から入力されるゲイン
    コントロール電圧信号に従ってゲインコントロールが行
    われるゲインコントロールアンプを具備することを特徴
    とする請求項1記載の直交復調器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記DCオフセット誤
    差キャンセル値と前記振幅誤差キャンセル値とを求める
    際に、前記ゲインコントロール電圧信号を決定し、前記
    通常動作モードを示す前記切換信号を発生するときに前
    記ゲインコントロールアンプに前記決定した前記ゲイン
    コントロール電圧信号を供給する手段を具備することを
    特徴とする請求項2記載の直交復調器。
  4. 【請求項4】 前記デジタル同相成分信号と前記デジタ
    ル直交成分信号に基づき受信レベルを測定するレベル測
    定手段を具備し、前記制御手段は、前記レベル測定手段
    の受信レベル測定結果に基づき前記ゲインコントロール
    電圧信号を供給する手段を具備することを特徴とする請
    求項2又は請求項3記載の直交復調器。
  5. 【請求項5】 前記同相側A/D変換手段及び直交側A
    /D変換手段それぞれの入力信号レベルを検出するアナ
    ログレベル検波手段を具備し、前記制御手段は、前記ア
    ナログレベル検波手段の受信レベル測定結果に基づき前
    記ゲインコントロール電圧信号を供給する手段を具備す
    ることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の直交復
    調器。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、受信OFF区間におい
    て、前記調整モードを示す前記切換信号を発生する手段
    を具備することを特徴とする請求項1から請求項5のい
    ずれかに記載の直交復調器。
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