JP3408452B2 - 直交復調器 - Google Patents

直交復調器

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JP3408452B2 JP13637299A JP13637299A JP3408452B2 JP 3408452 B2 JP3408452 B2 JP 3408452B2 JP 13637299 A JP13637299 A JP 13637299A JP 13637299 A JP13637299 A JP 13637299A JP 3408452 B2 JP3408452 B2 JP 3408452B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルBS受
信機に使われ、直交変調された受信信号から直交復調信
号を取り出す直交復調器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルBS受信機は、直交変調
された受信信号から直交復調信号を取り出すためにダブ
ルコンバージョン方式による直交復調器を使用してい
た。図6に、ダブルコンバージョン方式によるデジタル
BS受信機の高周波信号入力からGPSKデモジュレー
タまでの構成をブロック図で示す。この図において、パ
ラボラアンテナ61でキャッチされた電波は、周波数9
50〜2150MHzの信号として増幅器62に入力し
て増幅した後、可変減衰器63によって所定レベルの信
号に減衰させ、ミキサ64においてPLLによるローカ
ルオシレータ65の周波数1430〜2630MHzの
信号とミキシングして480MHz±40MHzの中間
周波信号に変換する。
【0003】この中間周波信号は、可変増幅器66で増
幅された後、バンドパスフィルタ67を経て直交復調器
68に入力される。この直交復調器68は、PLLによ
るローカルオシレータ69の周波数480MHzの信号
から互いに直交する信号を発生させ、入力された中間周
波信号とミキシングすることによって、周波数0〜40
MHzの直交するベースバンド信号I-OUT及びQ-OUTを出
力する。このベースバンド信号はA/Dコンバータ10
1でデジタル変換され、QPSKデモジュレータ102
に与えられる。
【0004】ここで、図7を参照して直交復調器の動作
について説明する。直交復調器68に入力されるRF入
力信号2は一般的に不平衡信号なので、増幅器72の1
つの入力をキャパシタ4によって高周波的に接地し、差
動増幅動作させることにより平衡出力を得る。ローカル
オシレータ69の信号は、I/Q移相器75によって、
0°(In-phase)信号と90°(Quad-phase)信号として出
力される。
【0005】0°(In-phase)信号は、I−ミキサ13に
おいて増幅器72で増幅された信号とミキシングし、ミ
キシング出力はローパスフィルタ31で高周波成分をカ
ットした後、増幅器14で増幅してI-OUT信号として出
力する。90°(Quad-phase)信号は、Q−ミキサ15に
おいて増幅器72で増幅された信号とミキシングし、ミ
キシング出力はローパスフィルタ32で高周波成分をカ
ットした後、増幅器16で増幅してQ-OUT信号として出
力する。
【0006】上述のダブルコンバージョン方式による構
成は、中間周波変換を行うため取り扱う周波数が低く、
直交復調動作が比較的容易で安定度が高いが受信機を構
成する回路が複雑になることから、回路簡素化のため、
図8に示すダイレクトコンバージョン方式が用いられる
ようになってきた。この方式は、図6における中間周波
を生成するミキサ64、ローカルオシレータ65および
可変増幅器66の構成を省き、ローカルオシレータ69
から950〜2150MHzの周波数の信号を与えて直
交復調器81によって直交変換を行い、周波数0〜40
MHzの直交するベースバンド信号I-OUT及びQ-OUTを直
接出力する方式である。
【0007】次に、図9を参照して、ダイレクトコンバ
ージョン方式のデジタルBS受信機に用いられる従来の
技術による直交復調器について、動作説明をする。図9
において、高周波入力信号2は、AGC入力電圧5によ
って設定されたAGC制御部17の出力で増幅率を制御
された可変増幅器11により所定レベルに増幅された平
衡出力を得る。
【0008】この平衡出力とI−ミキサ13またはQ−
ミキサ15でミキシングされる信号は、ローカルオシレ
ータ3の出力信号をI/Q移相器91内の90°移相器
20に与え、出力された直交信号をそれぞれ振幅増幅器
21または23によって増幅し、振幅リミッタ22また
は24を通した後、0°(In-phase)信号または90°(Q
uad-phase)信号としてI−ミキサ13またはQ−ミキサ
15に与えられる。
【0009】この0°(In-phase)信号または90°(Qua
d-phase)信号は位相比較器25で位相比較される。この
位相比較器25は、エクスクルーシブ・ノット・オア
(以下、EX−NORと略称する)の機能を持つ比較器
であり、直交信号同士が90°の位相差を持っていれ
ば、この比較器の出力はプラス側とマイナス側とが対称
となり、平均値がゼロとなるが、位相差が90°からず
れた場合は平均値がゼロとならず、補正信号を出力し、
ローパスフィルタ26によってリップルを除去した後、
増幅器27で増幅して90°移相器20の位相角が90
°になるように補正する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、高周波で広
いダイナミックレンジを持つ直交変調器において、上述
のダイレクトコンバージョン方式を用いた場合、高周波
入力信号のレベルが変動し、所定レベルの増幅出力を得
るためにAGC増幅器11のゲインを変えたとき、この
AGC増幅器11の増幅出力の位相が回転し、この位相
ズレがミキシング後のI-OUT出力とQ-OUT出力間の位相ズ
レとして現れてしまい、良好な復調信号を得ることがで
きないという課題があった。
【0011】高周波入力信号のレベルのレベルの変動に
より、AGC増幅器11のゲインが変わったときのRF
信号vRFの位相誤差φによるI-OUT出力とQ-OUT出力間の
位相ズレについて、以下に説明する。位相誤差φを持つ
RF信号vRFは、 vRF=VRFcos(ωRFt−φ) =VRF(cosωRFt・cosφ+sinωRFt・sinφ) =VRF(BcosωRFt+CsinωRFt) と表せる。
【0012】90°移相器による0°(In-phase)信号を
AcosωLOt、90°(Quad-phase)信号をAsin(−ωLO)
tとすると、I-OUT出力の電圧vI-OUTおよびQ-OUT出力
の電圧vQ-OUTは、 vI-OUT=K・vRF・AcosωLOt =K・VRF・A〔B/2{cos(ωLO+ωRF)t+cos(ωLO−ωRF)t} +C/2{sin(ωLO+ωRF)t+sin(ωLO−ωRF)t}〕、 vQ-OUT=K・vRF・Asin(−ωLO)t =K・VRF・A〔B/2{−sin(ωLO+ωRF)t+sin(ωLO−ωRF)t} −C/2{ cos(ωLO+ωRF)t−cos(ωLO−ωRF)t}〕 となる。
【0013】高周波成分がローパスフィルタでカットさ
れ、vI-OUTおよびvQ-OUTは、 vI-OUT=K・vRF/2・A{Bcos(ωLO−ωRF)t+C
sin(ωLO−ωRF)t}、 vQ-OUT=K・vRF/2・A{Bsin(ωLO−ωRF)t+C
cos(ωLO−ωRF)t}、 となる。
【0014】したがって、I-OUT出力の電圧vI-OUTと位
相角θIおよびQ-OUT出力の電圧vQ- OUTと位相角θQは、 vI-OUT=K・vRF/2・A(B2+C2)1/2・sin{(ωLO
−ωRF)t+θI}、 θI =tan-1(B/C)=tan-1(cosφ/sinφ)、 vQ-OUT=K・vRF/2・A(B2+C2)1/2・sin{(ωLO
−ωRF)t+θQ}、 θQ =tan-1(C/B)=tan-1(sinφ/cosφ) となり、振幅は、 vI-OUT=vQ-OUTなので同一振幅で、位相差θI-Qは、 θI-Q =θI−θQ =tan-1(cosφ/sinφ)−tan-1(sinφ/cosφ) となる。例えば、φ=2°であれば、θI-Q=86°と
なり、直交出力の品質が低下してしまうという課題があ
った。
【0015】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、AGC増幅器のゲインが変わったときに生ずる増
幅歪みに起因して発生した位相のズレをI/Q移相器で
キャンセルさせる補正を行うことによって良好なベース
バンド信号I-OUT及びQ-OUTを出力することができる直交
復調器を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、受信した直交信号を所定レ
ベルに増幅して出力する自動利得制御(AGC)増幅器
と、このAGC増幅器を制御するAGC制御部と、ミキ
シングのための周波数信号を発生するローカルオシレー
タの出力から互いに直交する0゜信号及び90゜信号を
生成する直交(I/Q)移相器と、前記0゜信号と前記
AGC増幅器の出力信号とをミキシングするI−ミキサ
と、前記90゜信号と前記AGC増幅器の出力信号とを
ミキシングするQ−ミキサとを具備して直交出力を取り
出す直交復調器であって、前記AGC制御部の制御出力
によって動作し、前記I/Q移相器の出力信号の位相を
変えることによって周波数変換後に誤差を生じさせない
位相補正部を配設したことを特徴とする直交復調器提供
する。
【0017】請求項2に記載の発明は、受信した直交変
調信号を所定レベルに増幅して出力する自動利得制御
(AGC)増幅器と、このAGC増幅器を制御するAG
C制御部と、ミキシングのための周波数信号を発生する
ローカルオシレータの出力から互いに直交する0°信号
および90°信号を生成する直交(I/Q)移相器と、
前記0°信号と前記AGC増幅器の出力信号とをミキシ
ングするI−ミキサと、前記90°信号と前記AGC増
幅器の出力信号とをミキシングするQ−ミキサとを具備
して直交復調出力を取り出す直交復調器であって、前記
I/Q移相器は、前記ローカルオシレータの周波数信号
から同相の第1の信号および90°位相差の第2の信号
を生成する90°移相器と、前記第1の信号を増幅する
第1の振幅可変増幅器、および第1の振幅リミッタと、
前記第2の信号を増幅する増幅器または第2の振幅可変
増幅器、および第2の振幅リミッタと、前記第1の振幅
リミッタの出力と前記第2の振幅リミッタの出力との比
較出力によって前記90°移相器の位相差補正を行う比
較器とからなり、前記AGC制御部の制御出力によって
動作し、前記第1または第2の振幅可変増幅器のゲイン
を制御して前記0°信号と前記90°信号間の位相補正
を行う位相補正部を配設したことを特徴とする直交復調
器を提供する。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
直交復調器において、前記第1または第2の振幅可変増
幅器が、増幅器の電流を変えることによって制御するこ
とを特徴とする。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項2記載の
直交復調器において、前記第1または第2の振幅可変増
幅器が、AGC増幅器であることを特徴とする。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項2ないし
4のいずれか記載の直交復調器において、前記AGC増
幅器が、多段構成の増幅器であることを特徴とする。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項2ないし
5のいずれか記載の直交復調器において、前記I−ミキ
サまたは前記Q−ミキサの出力をそれぞれローパスフィ
ルタを通した後、増幅して直交復調出力を取り出すこと
を特徴とする。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項2ないし
6のいずれか記載の直交復調器において、前記90°移
相器が、キャパシタおよび抵抗の組み合わせ、または遅
延器、またはこれらの合成によって構成されたことを特
徴とする。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項2ないし
7のいずれか記載の直交復調器において、前記比較器
が、エクスクルーシブ・ノット・オア(EX−NOR)
の機能を持つ比較器であることを特徴とする。
【0024】また、上述の課題を解決するために請求項
9に記載の発明は、受信した直交変調信号を所定レベル
に増幅して出力する自動利得制御(AGC)増幅器と、
このAGC増幅器を制御するAGC制御部と、ミキシン
グのための周波数信号を発生するローカルオシレータの
出力から互いに直交する0°信号および90°信号を生
成する直交(I/Q)移相器と、前記0°信号と前記A
GC増幅器の出力信号とをミキシングするI−ミキサ
と、前記90°信号と前記AGC増幅器の出力信号とを
ミキシングするQ−ミキサと具備して直交復調出力を取
り出す直交復調器であって、前記I/Q移相器は、前記
ローカルオシレータの周波数信号から同相の第1の信号
および90°位相差の第2の信号を生成する90°移相
器と、前記第1の信号を増幅する第1の増幅器および第
1の振幅リミッタと、前記第2の信号を増幅する第2の
増幅器および第2の振幅リミッタと、前記第1の振幅リ
ミッタの出力と前記第2の振幅リミッタの出力との比較
出力によって前記90°移相器の位相差補正を行う比較
器と、前記90°信号を遅延させる第1の遅延回路とか
らなり、前記AGC制御部の制御出力によって動作し、
前記第1の遅延回路の遅延時間を制御して前記0°信号
と前記90°信号間の位相補正を行う位相補正部を配設
したことを特徴とする直交復調器を提供する。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の直交復調器において、前記0°信号を遅延させる第2
の遅延回路を具備し、前記第1の遅延回路または、前記
第2の遅延回路の遅延時間を制御して前記0°信号と前
記90°信号間の位相補正を行う位相補正部を配設した
ことを特徴とする。
【0026】請求項11に記載の発明は、請求項9また
は10記載の直交復調器において、前記第1または前記
第2の遅延回路が、エミッタフォロワの多段接続によっ
て構成され、流す電流を変えることによって遅延時間を
制御することを特徴とする。
【0027】請求項12に記載の発明は、請求項9また
は10記載の直交復調器において、前記第1または前記
第2の遅延回路が、エミッタフォロワの多段接続によっ
て構成され、通過回路のパスを変えることによって遅延
時間を制御することを特徴とする。
【0028】請求項13に記載の発明は、請求項9ない
し12のいずれか記載の直交復調器において、前記AG
C増幅器が、多段構成の増幅器であることを特徴とす
る。
【0029】請求項14に記載の発明は、請求項9ない
し13のいずれか記載の直交復調器において、前記I−
ミキサまたは前記Q−ミキサの出力をそれぞれローパス
フィルタを通した後、増幅して直交復調出力を取り出す
ことを特徴とする。
【0030】請求項15に記載の発明は、請求項9ない
し14のいずれか記載の直交復調器において、前記90
°移相器が、キャパシタおよび抵抗の組み合わせ、また
は遅延器、またはこれらの合成によって構成されたこと
を特徴とする。
【0031】請求項16に記載の発明は、請求項9ない
し15のいずれか記載の直交復調器において、前記比較
器が、エクスクルーシブ・ノット・オア(EX−NO
R)の機能を持つ比較器であることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】デジタルBS受信機に使われ、直
交変調された受信信号から直交復調信号を取り出す直交
復調器において、高周波入力信号のレベルのレベルの変
動により、AGC増幅器のゲインが変わったときのRF
信号vRFの位相誤差φによるI-OUT出力とQ-OUT出力間の
位相ズレについて、以下に説明する。位相誤差φを持つ
RF信号vRFは、 vRF=VRFcos(ωRFt−φ) =VRF(cosωRFt・cosφ+sinωRFt・sinφ) =VRF(BcosωRFt+CsinωRFt) と表せる。
【0033】90°移相器による0°(In-phase)信号を
AcosωLOt、90°(Quad-phase)信号をAsin(−ωLO)
tとすると、I-OUT出力の電圧vI-OUTおよびQ-OUT出力
の電圧vQ-OUTは、 vI-OUT=K・vRF・AcosωLOt =K・VRF・A〔B/2{cos(ωLO+ωRF)t+cos(ωLO−ωRF)t} +C/2{sin(ωLO+ωRF)t+sin(ωLO−ωRF)t}〕、 vQ-OUT=K・vRF・Asin(−ωLO)t =K・VRF・A〔B/2{−sin(ωLO+ωRF)t+sin(ωLO−ωRF)t} −C/2{ cos(ωLO+ωRF)t−cos(ωLO−ωRF)t}〕 となる。
【0034】高周波成分がローパスフィルタでカットさ
れ、vI-OUTおよびvQ-OUTは、 vI-OUT=K・vRF/2・A{Bcos(ωLO−ωRF)t+C
sin(ωLO−ωRF)t}、 vQ-OUT=K・vRF/2・A{Bsin(ωLO−ωRF)t+C
cos(ωLO−ωRF)t} となる。
【0035】したがって、I-OUT出力の電圧vI-OUTと位
相角θIおよびQ-OUT出力の電圧vQ- OUTと位相角θQは、 vI-OUT=K・vRF/2・A(B2+C2)1/2・sin{(ωLO
−ωRF)t+θI}、 θI =tan-1(B/C)=tan-1(cosφ/sinφ)、 vQ-OUT=K・vRF/2・A(B2+C2)1/2・sin{(ωLO
−ωRF)t+θQ}、 θQ =tan-1(C/B)=tan-1(sinφ/cosφ) となり、振幅は、 vI-OUT=vQ-OUTなので同一振幅で、位相差θI-Qは、 θI-Q =θI−θQ =tan-1(cosφ/sinφ)−tan-1(sinφ/cosφ) となる。
【0036】例えば、φ=2°であれば、θI-Q=86
°となり、直交出力の品質が低下してしまう。したがっ
て、θI-Q=90°とするためには、0°(In-phase)信
号と90°(Quad-phase)信号の位相差が4°大きくなる
ように補正すればよい。以下、この発明の2つの実施形
態について図を参照しながら説明する。
【0037】<第1の実施形態>図1は、この発明の第
1の実施形態による直交復調器の構成を示すブロック図
である。また、図2は図1の位相比較器の動作を説明す
るための図であり、図3は図1の位相比較器の比較入力
信号と比較器出力の基本動作を説明するための図であ
り、図4は図1の位相移相比較器の振幅リミッタを通過
した比較入力信号と比較器出力を説明するための図であ
る。
【0038】図1において、符号1は直交復調器であ
り、高周波入力信号2がAGC入力電圧5によって設定
されたAGC制御部17の出力で増幅率を制御されたA
GC増幅器11により所定レベルに増幅される。入力さ
れる高周波入力信号2は不平衡信号なので、可変増幅器
11の1つの入力をキャパシタ4によって高周波的に接
地し、差動増幅動作させることにより平衡出力を得る。
【0039】この平衡出力とI−ミキサ13またはQ−
ミキサ15でミキシングされる信号は、ローカルオシレ
ータ3の出力信号をI/Q移相器30内の90°移相器
20に与え、出力された直交信号をそれぞれ振幅可変増
幅器28または増幅器23によって増幅し、振幅リミッ
タ22または振幅リミッタ24を通した後、0°(In-ph
ase)信号または90°(Quad-phase)信号としてI−ミキ
サ13またはQ−ミキサ15に与えられる。
【0040】前記振幅可変増幅器28は、前記AGC制
御部17の出力が与えられてAGC増幅器11と連動す
る信号を出力する位相補正部18によって制御され、所
定振幅に増幅されることによって位相比較器25から補
正信号を出力し、前記90°移相器20を制御して0°
(In-phase)信号と90°(Quad-phase)信号との位相角を
補正し、結果的に前記AGC増幅器の増幅率の変化によ
る高周波入力信号の位相ズレを補正して良好なI-OUT信
号とQ-OUT信号を得る。
【0041】次に、図1および図2から図4を参照し
て、この発明の第1の実施形態のI/Q移相器30の動
作について説明する。図2において、振幅リミッタ22
または振幅リミッタ24を通った前記0°(In-phase)信
号または90°(Quad-phase)信号は、図1のI−ミキサ
13またはQ−ミキサ15に与えられるとともに、位相
比較器25において位相比較される。
【0042】この位相比較器25は、エクスクルーシブ
・ノット・オア(以下、EX−NORと略称する)の機
能を持つ比較器であり、直交信号同士が90°の位相差
を持ち、同一振幅の信号であれば、図3(a)に示すよ
うにこの比較器のEX−NOR出力はプラス側A1とマ
イナス側A2とが対称となり、平均値がゼロとなるの
で、ローパスフィルタ26からの出力はゼロとなる。こ
のときは90°移相器20に対する補正は行われず、こ
の90°移相器20が生成した0°(In-phase)信号また
は90°(Quad-phase)信号がそのまま、図1のI−ミキ
サ13またはQ−ミキサ15に与えられる。
【0043】実際の直交復調器1の動作では、高周波入
力信号2のレベルが一定ではないので、AGC制御部1
7の制御によってAGC増幅器のゲインが変わり、信号
の位相ズレが起こる。そこで、前記AGC制御部17の
出力によって動作する位相補正部18が設けられ、この
位相補正部18の出力によって振幅可変増幅器28を制
御し、振幅を変化させる。
【0044】ここで扱われる信号は高周波なので、振幅
が大きくなるに従い、振幅可変増幅器28を構成するト
ランジスタのDCバイアスの変化が大きくなり、接合容
量の影響によって図4(a)の0°の波形に示すような
立ち上がり、および立ち下がりのなまった波形となる。
0°(In-phase)信号と90°(Quad-phase)信号が図4
(a)に示す波形になったとき、位相比較器25の出力
はプラス側のA1の面積がマイナス側のA2の面積より
も小さくなり、図4(b)に示すようにA1とA2の面
積が等しくなる90°+βで位相比較器25、ローパス
フィルタ26、増幅器27および90°移相器20の制
御ループが収束し、0°(In-phase)信号と90°(Quad-
phase)信号は90°+βの位相差を持った信号を出力す
る。そして、I-OUT信号とQ-OUT信号は、結果的に互いに
90°の位相差となり、良好な信号出力を得ることがで
きる。
【0045】<第2の実施形態>図5は、この発明の第
2の実施形態の構成を示すブロック図である。この図に
おいて、図1の第1の実施形態と異なる部分は、AGC
制御部17の出力で動作する位相補正部19の出力信号
によって動作する遅延回路29を位相比較器25の出力
で90°移相器20を補正するループの外に配設して9
0°(Quad-phase)信号を直接遅延させるようにしたこと
である。AGC増幅器11のゲインの変化に連動して9
0°(Quad-phase)信号を遅延させることにより、I-OUT
信号とQ-OUT信号は、結果的に互いに90°の位相差と
することができ、良好な信号出力を得ることができる。
【0046】以上、本発明の実施形態の動作を図面を参
照して詳述してきたが、本発明はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等があっても本発明に含まれる。たとえば、90°
移相器の構成は、キャパシタおよび抵抗の組み合わせ、
または遅延器、またはこれらの合成による構成など、ど
のような構成であってもよい。また、第1の実施形態の
振幅可変増幅器は、0°信号側のみでなく、90°信号
側にも設けてもよい。また、第1の実施形態の振幅可変
増幅器は、増幅器の電流を変えることによって制御する
ものであってもAGC増幅器によるものであってもよ
い。また、第2の実施形態の遅延回路は、Q−ミキサ側
の入力のみでなく、I−ミキサの入力にも設けてもよ
い。
【0047】
【発明の効果】これまでに説明したように、この発明に
よれば、AGC増幅器のゲインが変化したときに発生す
る直交信号の位相ズレをAGC制御信号と連動して動作
する補正回路によって補正するようにしたので、良好な
直交復調信号を得ることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態による直交復調器
の構成を示すブロック図。
【図2】 図1の位相比較器の動作を説明するための
図。
【図3】 図1の位相比較器の比較入力信号と比較器出
力の基本動作を説明するための図。
【図4】 図1の位相比較器の振幅リミッタを通過した
比較入力信号と比較器出力を説明するための図。
【図5】 この発明の第2の実施形態による直交復調器
の構成を示すブロック図。
【図6】 ダブルコンバージョン方式によるデジタルB
S受信機の構成を示すブロック図。
【図7】 直交復調器の動作原理を示すブロック図。
【図8】 ダイレクトコンバージョン方式によるデジタ
ルBS受信機の構成を示すブロック図。
【図9】 従来の技術による直交復調器の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1…直交復調器 2…RF入力信号 3…ローカルオシレータ 4…キャパシタ 5…AGC入力電圧 11…AGC増幅器 12、30…I/Q移相器 13…I−ミキサ 14…増幅器 15…Q−ミキサ 16…増幅器 17…AGC制御部 18、19…位相補正部 20…90°移相器 21、23…増幅器 22、24…振幅リミッタ 25…位相比較器(EX−NOR) 26…ローパスフィルタ 27…増幅器 28…振幅可変増幅器 29…遅延回路 31、32…ローパスフィルタ 61…パラボラアンテナ 62…増幅器 63…可変減衰器 64…ミキサ 65、69…ローカルオシレータ 66…可変増幅器 67…バンドパスフィルタ 68…直交復調器 72…増幅器 75…I/Q移相器 81…直交復調器 91…I/Q移相器 101…A/Dコンバータ 102…QPSKデモジュレータ

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した直交信号を所定レベルに増幅し
    て出力する自動利得制御(AGC)増幅器と、 このAGC増幅器を制御するAGC制御部と、 ミキシングのための周波数信号を発生するローカルオシ
    レータの出力から互いに直交する0゜信号及び90゜信
    号を生成する直交(I/Q)移相器と、 前記0゜信号と前記AGC増幅器の出力信号とをミキシ
    ングするI−ミキサと、 前記90゜信号と前記AGC増幅器の出力信号とをミキ
    シングするQ−ミキサと、 を具備して直交出力を取り出す直交復調器であって、前記AGC制御部の制御出力によって動作し、 前記I/
    Q移相器の出力信号の位相を変えることによって周波数
    変換後に誤差を生じさせない位相補正部を配設したこと
    を特徴とする直交復調器。
  2. 【請求項2】 受信した直交変調信号を所定レベルに増
    幅して出力する自動利得制御(AGC)増幅器と、 このAGC増幅器を制御するAGC制御部と、 ミキシングのための周波数信号を発生するローカルオシ
    レータの出力から互いに直交する0°信号および90°
    信号を生成する直交(I/Q)移相器と、 前記0°信号と前記AGC増幅器の出力信号とをミキシ
    ングするI−ミキサと、 前記90°信号と前記AGC増幅器の出力信号とをミキ
    シングするQ−ミキサとを具備して直交復調出力を取り
    出す直交復調器であって、 前記I/Q移相器は、 前記ローカルオシレータの周波数信号から同相の第1の
    信号および90°位相差の第2の信号を生成する90°
    移相器と、 前記第1の信号を増幅する第1の振幅可変増幅器、およ
    び第1の振幅リミッタと、 前記第2の信号を増幅する増幅器または第2の振幅可変
    増幅器、および第2の振幅リミッタと、 前記第1の振幅リミッタの出力と前記第2の振幅リミッ
    タの出力との比較出力によって前記90°移相器の位相
    差補正を行う比較器とからなり、 前記AGC制御部の制御出力によって動作し、前記第1
    または第2の振幅可変増幅器のゲインを制御して前記0
    °信号と前記90°信号間の位相補正を行う位相補正部
    を配設したことを特徴とする直交復調器。
  3. 【請求項3】 前記第1または第2の振幅可変増幅器
    は、 増幅器の電流を変えることによって制御することを特徴
    とする請求項2記載の直交復調器。
  4. 【請求項4】 前記第1または第2の振幅可変増幅器
    は、 AGC増幅器であることを特徴とする請求項2記載の直
    交復調器。
  5. 【請求項5】 前記AGC増幅器は、 多段構成の増幅器であることを特徴とする請求項2ない
    し4のいずれか記載の直交復調器。
  6. 【請求項6】 前記I−ミキサまたは前記Q−ミキサの
    出力をそれぞれローパスフィルタを通した後、増幅して
    直交復調出力を取り出すことを特徴とする請求項2ない
    し5のいずれか記載の直交復調器。
  7. 【請求項7】 前記90°移相器は、 キャパシタおよび抵抗の組み合わせ、または遅延器、ま
    たはこれらの合成によって構成されたことを特徴とする
    請求項2ないし6のいずれか記載の直交復調器。
  8. 【請求項8】 前記比較器は、 エクスクルーシブ・ノット・オア(EX−NOR)の機
    能を持つ比較器であることを特徴とする請求項2ないし
    7のいずれか記載の直交復調器。
  9. 【請求項9】 受信した直交変調信号を所定レベルに増
    幅して出力する自動利得制御(AGC)増幅器と、 このAGC増幅器を制御するAGC制御部と、 ミキシングのための周波数信号を発生するローカルオシ
    レータの出力から互いに直交する0°信号および90°
    信号を生成する直交(I/Q)移相器と、 前記0°信号と前記AGC増幅器の出力信号とをミキシ
    ングするI−ミキサと、 前記90°信号と前記AGC増幅器の出力信号とをミキ
    シングするQ−ミキサとを具備して直交復調出力を取り
    出す直交復調器であって、 前記I/Q移相器は、 前記ローカルオシレータの周波数信号から同相の第1の
    信号および90°位相差の第2の信号を生成する90°
    移相器と、 前記第1の信号を増幅する第1の増幅器および第1の振
    幅リミッタと、 前記第2の信号を増幅する第2の増幅器および第2の振
    幅リミッタと、 前記第1の振幅リミッタの出力と前記第2の振幅リミッ
    タの出力との比較出力によって前記90°移相器の位相
    差補正を行う比較器と、 前記90°信号を遅延させる第1の遅延回路とからな
    り、 前記AGC制御部の制御出力によって動作し、前記第1
    の遅延回路の遅延時間を制御して前記0°信号と前記9
    0°信号間の位相補正を行う位相補正部を配設したこと
    を特徴とする直交復調器。
  10. 【請求項10】 前記0°信号を遅延させる第2の遅延
    回路を具備し、前記第1の遅延回路または、前記第2の
    遅延回路の遅延時間を制御して前記0°信号と前記90
    °信号間の位相補正を行う位相補正部を配設したことを
    特徴とする請求項9記載の直交復調器。
  11. 【請求項11】 前記第1または前記第2の遅延回路
    は、 エミッタフォロワの多段接続によって構成され、流す電
    流を変えることによって遅延時間を制御することを特徴
    とする請求項9または10記載の直交復調器。
  12. 【請求項12】 前記第1または前記第2の遅延回路
    は、 エミッタフォロワの多段接続によって構成され、通過回
    路のパスを変えることによって遅延時間を制御すること
    を特徴とする請求項9または10記載の直交復調器。
  13. 【請求項13】 前記AGC増幅器は、 多段構成の増幅器であることを特徴とする請求項9ない
    し12のいずれか記載の直交復調器。
  14. 【請求項14】 前記I−ミキサまたは前記Q−ミキサ
    の出力をそれぞれローパスフィルタを通した後、増幅し
    て直交復調出力を取り出すことを特徴とする請求項9な
    いし13のいずれか記載の直交復調器。
  15. 【請求項15】 前記90°移相器は、 キャパシタおよび抵抗の組み合わせ、または遅延器、ま
    たはこれらの合成によって構成されたことを特徴とする
    請求項9ないし14のいずれか記載の直交復調器。
  16. 【請求項16】 前記比較器は、 エクスクルーシブ・ノット・オア(EX−NOR)の機
    能を持つ比較器であることを特徴とする請求項9ないし
    15のいずれか記載の直交復調器。
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