JPH0690261A - 直接変換受信機における信号チャネル間の利得及び位相エラー制御方法及び装置 - Google Patents
直接変換受信機における信号チャネル間の利得及び位相エラー制御方法及び装置Info
- Publication number
- JPH0690261A JPH0690261A JP4086732A JP8673292A JPH0690261A JP H0690261 A JPH0690261 A JP H0690261A JP 4086732 A JP4086732 A JP 4086732A JP 8673292 A JP8673292 A JP 8673292A JP H0690261 A JPH0690261 A JP H0690261A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- error
- gain
- phase
- signals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D3/00—Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
- H03D3/007—Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by converting the oscillations into two quadrature related signals
- H03D3/008—Compensating DC offsets
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D1/00—Demodulation of amplitude-modulated oscillations
- H03D1/22—Homodyne or synchrodyne circuits
- H03D1/2245—Homodyne or synchrodyne circuits using two quadrature channels
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D2200/00—Indexing scheme relating to details of demodulation or transference of modulation from one carrier to another covered by H03D
- H03D2200/0001—Circuit elements of demodulators
- H03D2200/0025—Gain control circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D2200/00—Indexing scheme relating to details of demodulation or transference of modulation from one carrier to another covered by H03D
- H03D2200/0001—Circuit elements of demodulators
- H03D2200/0029—Loop circuits with controlled phase shift
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D2200/00—Indexing scheme relating to details of demodulation or transference of modulation from one carrier to another covered by H03D
- H03D2200/0041—Functional aspects of demodulators
- H03D2200/005—Analog to digital conversion
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D7/00—Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
- H03D7/16—Multiple-frequency-changing
- H03D7/165—Multiple-frequency-changing at least two frequency changers being located in different paths, e.g. in two paths with carriers in quadrature
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 信号チャネル間の利得エラーおよび位相エラ
ーから生じる歪みを修正して優れた直接変換受信機を提
供する。 【構成】 直角位相であるベースバンド成分信号Iおよ
びQを運ぶ一対の信号チャネルを有する直接変換受信機
における信号チャネル間の間の不整合による利得エラー
および位相エラー制御システムであり、元のベースバン
ド成分信号IおよびQにより定義される位相角の2倍に
関連する新しい信号I′および信号Q′が発生される。
元のベースバンド成分信号IおよびQ、そして、新しい
信号I′および信号Q′に基づいて位相角が決定され
る。次に、これらの信号からエラー信号が形成され、そ
れを分析してベースバンド成分IおよびQに影響を及ぼ
す利得および位相エラーを決定することができる。次
に、これらの成分を調整して利得エラーおよび位相エラ
ーを修正して受信機内の信号チャネル間のハードウェア
不整合を補償することができる。
ーから生じる歪みを修正して優れた直接変換受信機を提
供する。 【構成】 直角位相であるベースバンド成分信号Iおよ
びQを運ぶ一対の信号チャネルを有する直接変換受信機
における信号チャネル間の間の不整合による利得エラー
および位相エラー制御システムであり、元のベースバン
ド成分信号IおよびQにより定義される位相角の2倍に
関連する新しい信号I′および信号Q′が発生される。
元のベースバンド成分信号IおよびQ、そして、新しい
信号I′および信号Q′に基づいて位相角が決定され
る。次に、これらの信号からエラー信号が形成され、そ
れを分析してベースバンド成分IおよびQに影響を及ぼ
す利得および位相エラーを決定することができる。次
に、これらの成分を調整して利得エラーおよび位相エラ
ーを修正して受信機内の信号チャネル間のハードウェア
不整合を補償することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラジオ通信技術に関し、
より詳細には直接変換ラジオ受信機における信号チャネ
ル間の利得及び位相エラー制御方法及び装置に関する。
より詳細には直接変換ラジオ受信機における信号チャネ
ル間の利得及び位相エラー制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、殆んど全てのラジオ受信機は定周
波数で濾波及び増幅を行う一つ以上の中間周波数段を使
用するスーパーヘテロダイン型である。スーパー再生及
び直接変換設計等のスーパーヘテロダイン技術に替る技
術が常に存在していた。しかしながら、これらの代替設
計には重大な欠点があるためこの種のラジオ受信機はラ
ジオ通信分野において特殊な役割に限定されてきた。
波数で濾波及び増幅を行う一つ以上の中間周波数段を使
用するスーパーヘテロダイン型である。スーパー再生及
び直接変換設計等のスーパーヘテロダイン技術に替る技
術が常に存在していた。しかしながら、これらの代替設
計には重大な欠点があるためこの種のラジオ受信機はラ
ジオ通信分野において特殊な役割に限定されてきた。
【0003】スーパヘテロダイン設計は広範に採用され
てはいるが、直接変換技術は優れた性能を保有している
ことが広く認識されていた。例えば、直接変換受信機に
はイメージリジェクション問題がなく且つスーパヘテロ
ダイン受信機の干渉及び設計の難しさの原因となること
が多い交差スプリアス応答の影響を受けない。さらに、
直接変換受信機はスーパヘテロダイン受信機に使用され
る大型で高価なバンドパスフィルタとは対照的に可聴周
波数で作動する簡単なローパスフィルタを特徴とし、異
なる周波数の多重信号(多重変換セット)ではなく1周
波数の一つの注入信号しか必要とせず、大部分の受信機
部品がアクティブオーディオ及びデジタル回路で構成さ
れるためVLSI化できる可能性がある。
てはいるが、直接変換技術は優れた性能を保有している
ことが広く認識されていた。例えば、直接変換受信機に
はイメージリジェクション問題がなく且つスーパヘテロ
ダイン受信機の干渉及び設計の難しさの原因となること
が多い交差スプリアス応答の影響を受けない。さらに、
直接変換受信機はスーパヘテロダイン受信機に使用され
る大型で高価なバンドパスフィルタとは対照的に可聴周
波数で作動する簡単なローパスフィルタを特徴とし、異
なる周波数の多重信号(多重変換セット)ではなく1周
波数の一つの注入信号しか必要とせず、大部分の受信機
部品がアクティブオーディオ及びデジタル回路で構成さ
れるためVLSI化できる可能性がある。
【0004】代表的なI/Q直接変換受信機では、到来
するRF通信信号は互いに同相の一対の同じ成分へ分割
される。次にRF成分は周波数が同じで90°移相され
た別々の注入信号と混合される。従って、直角位相の
I,Qベースバンド成分が形成され、それらは一対の別
々の信号チャネルを介して可聴周波数で独立的に濾波及
び増幅することができる。混合処理により形成される
I,Q成分は適切な信号処理装置へ送ることにより簡便
且つ正確に復調することができる。
するRF通信信号は互いに同相の一対の同じ成分へ分割
される。次にRF成分は周波数が同じで90°移相され
た別々の注入信号と混合される。従って、直角位相の
I,Qベースバンド成分が形成され、それらは一対の別
々の信号チャネルを介して可聴周波数で独立的に濾波及
び増幅することができる。混合処理により形成される
I,Q成分は適切な信号処理装置へ送ることにより簡便
且つ正確に復調することができる。
【0005】温度、周波数及び他の動作パラメータの変
化により生じる信号チャネル間の変動により利得及び位
相が整合しなくなり受信機出力に歪積が生じる点を除け
ば、この技術はうまく作動する。僅か0.2dBの利得
不整合及び僅か1°の位相不整合でも40dBの歪積が
生じる。位相不整合は特に調整が難しく、本技術に固有
の主要な設計上の問題点となっている。こうして生じる
歪積は実際上30〜40dB以下には低減できず、受信
機性能を著しく制限する個別トーンに対応する。
化により生じる信号チャネル間の変動により利得及び位
相が整合しなくなり受信機出力に歪積が生じる点を除け
ば、この技術はうまく作動する。僅か0.2dBの利得
不整合及び僅か1°の位相不整合でも40dBの歪積が
生じる。位相不整合は特に調整が難しく、本技術に固有
の主要な設計上の問題点となっている。こうして生じる
歪積は実際上30〜40dB以下には低減できず、受信
機性能を著しく制限する個別トーンに対応する。
【0006】直接変換ラジオ受信機の設計を調査する研
究者はしばしばこの限界を認識し、直角位相信号チャネ
ル間のエラーを修正するためのシステムが数多く提案さ
れている。しかしながら、これらのシステムは1種の変
調のみの信号を処理する特殊設計とされている。例え
ば、ワーナーライヒの米国特許第4,926,433号
“デジタル直角位相信号対修正回路”には、修正信号を
形成するための振幅、オフセット及び位相エラーを引き
出すエラー検出段を含む修正システムが記載されてい
る。しかしながら、エラー検出は広帯域FM信号に限定
され、理想円との比較によりエラーを検出することがで
きる“楕円軌跡”を形成することのできる直角位相信号
対を特徴としている。これとは対照的に、AM信号の場
合には適切なエラー信号を引き出すことができない不規
則な形状の軌跡となる。
究者はしばしばこの限界を認識し、直角位相信号チャネ
ル間のエラーを修正するためのシステムが数多く提案さ
れている。しかしながら、これらのシステムは1種の変
調のみの信号を処理する特殊設計とされている。例え
ば、ワーナーライヒの米国特許第4,926,433号
“デジタル直角位相信号対修正回路”には、修正信号を
形成するための振幅、オフセット及び位相エラーを引き
出すエラー検出段を含む修正システムが記載されてい
る。しかしながら、エラー検出は広帯域FM信号に限定
され、理想円との比較によりエラーを検出することがで
きる“楕円軌跡”を形成することのできる直角位相信号
対を特徴としている。これとは対照的に、AM信号の場
合には適切なエラー信号を引き出すことができない不規
則な形状の軌跡となる。
【0007】1990年7月24〜26日に英国オック
スフォードで開催されたラジオ受信機及び関連システム
第5回国際会議議事録の中のボリジャー及びヴォレンワ
イダーの論文“直接変換受信機の実験”には、I/Q直
接変換受信機における信号チャネル間の利得及び位相エ
ラーを低減するための有用な方法が記載されている。こ
の方法によれば、2IQ及びI2−Q2に等しい新しい
信号が形成されこれらの信号をハイパス濾波することに
より直流成分を除去して、元のI及びQ成分により定義
される位相角θの2倍に関連し且つ利得及び位相エラー
が低減されることを特徴とする新しいIN及びQNが生
成される。これらの信号を形成する理由は基本的な三角
関数式cos2θ=cos2θ−sin2θ及びsin
2θ=2cosθsinθを参照すれば容易に理解でき
る。信号I及びQは直角位相であるため、cosθ及び
sinθに対応するように見える。従って、2IQ及び
I2−Q2式は2θに関連しそれによりIN及びQN信
号を使用して位相角を決定することができる。
スフォードで開催されたラジオ受信機及び関連システム
第5回国際会議議事録の中のボリジャー及びヴォレンワ
イダーの論文“直接変換受信機の実験”には、I/Q直
接変換受信機における信号チャネル間の利得及び位相エ
ラーを低減するための有用な方法が記載されている。こ
の方法によれば、2IQ及びI2−Q2に等しい新しい
信号が形成されこれらの信号をハイパス濾波することに
より直流成分を除去して、元のI及びQ成分により定義
される位相角θの2倍に関連し且つ利得及び位相エラー
が低減されることを特徴とする新しいIN及びQNが生
成される。これらの信号を形成する理由は基本的な三角
関数式cos2θ=cos2θ−sin2θ及びsin
2θ=2cosθsinθを参照すれば容易に理解でき
る。信号I及びQは直角位相であるため、cosθ及び
sinθに対応するように見える。従って、2IQ及び
I2−Q2式は2θに関連しそれによりIN及びQN信
号を使用して位相角を決定することができる。
【0008】2IQ及びI2−Q2式では、信号チャネ
ル間のハードウェア不整合により生じる位相及び利得エ
ラーは主として効果を低減するために信号から濾波する
ことのできる直流項へ帰属される。IN及びQNはθで
はなく2θに関連するという事実は計算された位相角を
調整することにより補償することができる。信号チャネ
ル間の利得及び位相エラーを低減するこの方法は極めて
有用であるが、角変調信号に限定され振幅変調の場合に
は濾波し難い低周波交流成分へ変換される直流項が生じ
る。さらに、この方法では実際の位相及び利得エラーの
検出及び継続ベースでこのようなエラーを完全且つ正確
に修正することができない。
ル間のハードウェア不整合により生じる位相及び利得エ
ラーは主として効果を低減するために信号から濾波する
ことのできる直流項へ帰属される。IN及びQNはθで
はなく2θに関連するという事実は計算された位相角を
調整することにより補償することができる。信号チャネ
ル間の利得及び位相エラーを低減するこの方法は極めて
有用であるが、角変調信号に限定され振幅変調の場合に
は濾波し難い低周波交流成分へ変換される直流項が生じ
る。さらに、この方法では実際の位相及び利得エラーの
検出及び継続ベースでこのようなエラーを完全且つ正確
に修正することができない。
【0009】従って、信号チャネル間の利得及び位相エ
ラーから生じる歪積が無いために優れた性能を特徴とす
るI/Q直接変換受信機を提供することが本発明の目的
である。
ラーから生じる歪積が無いために優れた性能を特徴とす
るI/Q直接変換受信機を提供することが本発明の目的
である。
【0010】あらゆる種類の変調信号を処理するように
され且つ受信機内の信号チャネル間の不整合により生じ
る位相及び利得エラーを自動的に検出し簡単な信号処理
アルゴリズムに従ってこのようなエラーを完全に修正す
るI/Q直接変換受信機用システムを提供することが本
発明のもう一つの目的である。
され且つ受信機内の信号チャネル間の不整合により生じ
る位相及び利得エラーを自動的に検出し簡単な信号処理
アルゴリズムに従ってこのようなエラーを完全に修正す
るI/Q直接変換受信機用システムを提供することが本
発明のもう一つの目的である。
【0011】経済的に製造することができ、優れた性能
を提供し且つ実質的にVLSI化することができるI/
Q直接変換ラジオ受信機内の位相及び利得エラーを制御
する新しいシステムを提供することが本発明のさらにも
う一つの目的である。
を提供し且つ実質的にVLSI化することができるI/
Q直接変換ラジオ受信機内の位相及び利得エラーを制御
する新しいシステムを提供することが本発明のさらにも
う一つの目的である。
【0012】本発明は直角位相のI及びQベースバンド
信号を運ぶ一対の信号チャネルを有する直接変換受信機
内の信号チャネル間の不整合により生じる位相及び利得
エラーを制御するシステムを構成する。本発明のシステ
ムにより、I及びQ信号の“アナログ”と見なすことが
できるが元のI及びQ信号により定義される位相角の2
倍に関連するI′及びQ′信号が形成される。次に、I
及びQ信号及び新しいI′及びQ′信号に基づいて別々
の位相角信号が形成される。これらの位相角信号は利得
及び位相エラーに関する情報を含むエラー信号を形成す
るのに使用される。次に、エラー信号を位相角の関数と
して分析することにより位相及び利得エラーを決定す
る。こうして得られる利得及び位相エラーを使用して元
のベースバンド成分信号I及びQを調整し、実質的に信
号チャネル間の利得及び位相エラーの無い修正されたベ
ースバンド成分信号を得る。
信号を運ぶ一対の信号チャネルを有する直接変換受信機
内の信号チャネル間の不整合により生じる位相及び利得
エラーを制御するシステムを構成する。本発明のシステ
ムにより、I及びQ信号の“アナログ”と見なすことが
できるが元のI及びQ信号により定義される位相角の2
倍に関連するI′及びQ′信号が形成される。次に、I
及びQ信号及び新しいI′及びQ′信号に基づいて別々
の位相角信号が形成される。これらの位相角信号は利得
及び位相エラーに関する情報を含むエラー信号を形成す
るのに使用される。次に、エラー信号を位相角の関数と
して分析することにより位相及び利得エラーを決定す
る。こうして得られる利得及び位相エラーを使用して元
のベースバンド成分信号I及びQを調整し、実質的に信
号チャネル間の利得及び位相エラーの無い修正されたベ
ースバンド成分信号を得る。
【0013】実施例では、本発明はI/Q直接変換受信
機においてデジタル化されたI及びQベースバンド成分
信号を受信するように接続されたデジタル信号処理シス
テム内に常駐する信号処理アルゴリズムとして実現され
る。I′及びQ′信号はsin2θ及びcos2θの修
正形を表わし、従ってI及びQベースバンド成分信号に
より定義される位相角の2倍に関連している。しかしな
がら、I′及びQ′信号は利得及び位相エラーを反映す
る直流成分を除去するように処理される。I及びQ信号
及びI′及びQ′信号に基づく位相角の差分により生じ
るエラー信号を使用してI及びQ信号により定義される
元の位相角の関数として位相及び利得エラーを検出でき
ることが判っている。次に、こうして得られる位相及び
利得エラーをQベースバンド成分の調整に使用して元の
I及びQ成分間の関係を修正し、実質的に信号チャネル
間のハードウェア不整合による利得及び位相エラーの無
いI及びQベースバンド成分信号を得ることができる。
機においてデジタル化されたI及びQベースバンド成分
信号を受信するように接続されたデジタル信号処理シス
テム内に常駐する信号処理アルゴリズムとして実現され
る。I′及びQ′信号はsin2θ及びcos2θの修
正形を表わし、従ってI及びQベースバンド成分信号に
より定義される位相角の2倍に関連している。しかしな
がら、I′及びQ′信号は利得及び位相エラーを反映す
る直流成分を除去するように処理される。I及びQ信号
及びI′及びQ′信号に基づく位相角の差分により生じ
るエラー信号を使用してI及びQ信号により定義される
元の位相角の関数として位相及び利得エラーを検出でき
ることが判っている。次に、こうして得られる位相及び
利得エラーをQベースバンド成分の調整に使用して元の
I及びQ成分間の関係を修正し、実質的に信号チャネル
間のハードウェア不整合による利得及び位相エラーの無
いI及びQベースバンド成分信号を得ることができる。
【0014】
【実施例】次に図1を参照として、直接変換ラジオ受信
機10は直角位相(すなわち、90゜移相)のベースバ
ンド信号成分I及びQを処理する2つのベースバンドチ
ャネル15,25を有している。受信機10は信号チャ
ネル間のハードウェア不整合により生じる位相及び利得
エラーを制御するための修正装置30を含んでいる。ラ
ジオ受信機10の構造及び動作を調べると、アンテナ1
1がピックアップする無線周波数(“RF”)信号が限
定量のRF利得を与えるプリアンプ12へ送られる。プ
リアンプ12の出力はスプリッタ14へ通されて等振幅
同相RF成分へ分割され、次にミキサー16,18へ送
られる。シンセサイザ20がラジオ受信機10が受信し
処理する通信信号と同周波数の注入信号を発生する。シ
ンセサイザ20からの注入信号は移相網22へ通されて
等振幅直角位相成分へ分割され、次にミキサー16,1
8へ送られる。
機10は直角位相(すなわち、90゜移相)のベースバ
ンド信号成分I及びQを処理する2つのベースバンドチ
ャネル15,25を有している。受信機10は信号チャ
ネル間のハードウェア不整合により生じる位相及び利得
エラーを制御するための修正装置30を含んでいる。ラ
ジオ受信機10の構造及び動作を調べると、アンテナ1
1がピックアップする無線周波数(“RF”)信号が限
定量のRF利得を与えるプリアンプ12へ送られる。プ
リアンプ12の出力はスプリッタ14へ通されて等振幅
同相RF成分へ分割され、次にミキサー16,18へ送
られる。シンセサイザ20がラジオ受信機10が受信し
処理する通信信号と同周波数の注入信号を発生する。シ
ンセサイザ20からの注入信号は移相網22へ通されて
等振幅直角位相成分へ分割され、次にミキサー16,1
8へ送られる。
【0015】ミキサ16,18は移相器22からの信号
及びスプリッタ14からのRF信号成分の反復の積とし
てI及びQベースバンド成分を発生する。ベースバンド
信号チャネル15,25は受信機10に選択度を与える
別々のローパスフィルタ網22,24及び受信機10の
主利得源である別々のベースバンドアンプ網26,28
を含んでいる。フィルター網22,24で濾波されアン
プ網26,28で増幅された後、ベースバンド信号成分
I及びQはアナログ/デジタルコンバータ21,23へ
送られる。A/Dコンバータ21,23はI,Qベース
バンド成分をアナログからデジタル形式へ変換する。
及びスプリッタ14からのRF信号成分の反復の積とし
てI及びQベースバンド成分を発生する。ベースバンド
信号チャネル15,25は受信機10に選択度を与える
別々のローパスフィルタ網22,24及び受信機10の
主利得源である別々のベースバンドアンプ網26,28
を含んでいる。フィルター網22,24で濾波されアン
プ網26,28で増幅された後、ベースバンド信号成分
I及びQはアナログ/デジタルコンバータ21,23へ
送られる。A/Dコンバータ21,23はI,Qベース
バンド成分をアナログからデジタル形式へ変換する。
【0016】こうして得られるデジタル化されたI,Q
ベースバンド成分信号は修正装置30へ送られる。修正
装置30は信号チャネル間の位相及び利得エラーを検出
するためにデジタルI,Q信号を処理し、I,Qベース
バンド成分間の関係を調整してこのようなエラーを修正
する。修正されたI,Qベースバンド信号は復調器32
へ送られ信号が運ぶ情報が抽出されて対応する可聴出力
が得られる。
ベースバンド成分信号は修正装置30へ送られる。修正
装置30は信号チャネル間の位相及び利得エラーを検出
するためにデジタルI,Q信号を処理し、I,Qベース
バンド成分間の関係を調整してこのようなエラーを修正
する。修正されたI,Qベースバンド信号は復調器32
へ送られ信号が運ぶ情報が抽出されて対応する可聴出力
が得られる。
【0017】次に図2を参照として、本発明の修正装置
30は入力としてベースバンド成分信号I,Q0を受信
してベースバンド成分信号I,Q1を出力し、装置30
のI,Q成分調整動作を説明するためにQ信号成分には
下付き文字を付してある。修正装置30はI,Q0信号
に基づいて信号チャネル15,25間の位相及び利得エ
ラーを検出するモジュール40,42,44,46,4
8及び信号Q0を修正することによりI,Q0信号間の
関係を調整して実質的に位相及び利得エラーが低減され
ている修正されたI,Q1ベースバンド成分信号を生成
するモジュール50を含んでいる。好ましくは、修正装
置30はデジタル信号処理機能を実施するようにされた
マイクロプロセッサシステムを構成し、従って、モジュ
ール40,42,44,46,48,50は信号処理機
能を提供するソフトウェアルーチンで構成される。
30は入力としてベースバンド成分信号I,Q0を受信
してベースバンド成分信号I,Q1を出力し、装置30
のI,Q成分調整動作を説明するためにQ信号成分には
下付き文字を付してある。修正装置30はI,Q0信号
に基づいて信号チャネル15,25間の位相及び利得エ
ラーを検出するモジュール40,42,44,46,4
8及び信号Q0を修正することによりI,Q0信号間の
関係を調整して実質的に位相及び利得エラーが低減され
ている修正されたI,Q1ベースバンド成分信号を生成
するモジュール50を含んでいる。好ましくは、修正装
置30はデジタル信号処理機能を実施するようにされた
マイクロプロセッサシステムを構成し、従って、モジュ
ール40,42,44,46,48,50は信号処理機
能を提供するソフトウェアルーチンで構成される。
【0018】モジュール40は入力信号成分I,Q0を
受信してそれらに基づく新しい信号成分I′,Q′を発
生する。I′,Q′信号は対応する振幅情報は運ばず
I,Q0信号により定義される位相角の2倍に関連する
ものではあるが、入力信号I,Q0とほぼ“アナログ”
であると見なすことができる。さらに、I′,Q′信号
は利得及び位相エラーが低減されていることを特徴とす
る。モジュール42はI′,Q′信号を使用して位相角
信号θAを決定する。同様に、モジュール44はI,Q
0信号を使用して位相角信号θBを決定する。次に、モ
ジュール46は位相角θA,θBの差分をとって位相角
エラー信号θEを発生する。こうして得られるエラー信
号θEは信号チャネル15,25間の利得及び位相エラ
ーに対応する有用な情報を含むことが判っている。従っ
て、エラー信号θEは(位相角信号θBを使用すること
もできるが)位相角θAの関数としてモジュール48の
動作に従って分析され、位相及び利得エラー信号p,q
が発生される。位相及び利得エラーp,qはモジュール
50へ送られI,Q0ベースバンド信号成分間の関係を
調整して利得及び位相エラーに関して修正された新しい
ベースバンド信号成分I,Q1を生成するのに使用され
る。
受信してそれらに基づく新しい信号成分I′,Q′を発
生する。I′,Q′信号は対応する振幅情報は運ばず
I,Q0信号により定義される位相角の2倍に関連する
ものではあるが、入力信号I,Q0とほぼ“アナログ”
であると見なすことができる。さらに、I′,Q′信号
は利得及び位相エラーが低減されていることを特徴とす
る。モジュール42はI′,Q′信号を使用して位相角
信号θAを決定する。同様に、モジュール44はI,Q
0信号を使用して位相角信号θBを決定する。次に、モ
ジュール46は位相角θA,θBの差分をとって位相角
エラー信号θEを発生する。こうして得られるエラー信
号θEは信号チャネル15,25間の利得及び位相エラ
ーに対応する有用な情報を含むことが判っている。従っ
て、エラー信号θEは(位相角信号θBを使用すること
もできるが)位相角θAの関数としてモジュール48の
動作に従って分析され、位相及び利得エラー信号p,q
が発生される。位相及び利得エラーp,qはモジュール
50へ送られI,Q0ベースバンド信号成分間の関係を
調整して利得及び位相エラーに関して修正された新しい
ベースバンド信号成分I,Q1を生成するのに使用され
る。
【0019】次に図3を参照として、モジュール40は
I,Q0信号に基づいてI′,Q′信号を発生するため
の3つの動作段51,53,55を有している。第1段
51において、サブモジュール50,52,54はベー
スバンド成分信号I,Q0を演算してそれぞれ2I
Q0,I2−Q0 2及びI2+Q0 2に対応するN1,
N2及びD信号を生成する。N1,N2信号は三角関数
式cos2θA,sin2θAに対応し従ってI,Q0
信号のように位相角に関連している。第2段53におい
て、N1,N2信号は共通係数信号Dで除算することに
より正規化される。従って、サブモジュール56,58
はN1/D、N2/D式を表わし且つ実質的に定振幅の
信号に対応するR1,R2信号を発生する。第3段55
において、R1R2信号とそれ自体の直流成分の2倍に
等しいDC1,DCQ信号との差分がとられる。利得及
び位相エラーは主としてR1,R2信号の直流成分に含
まれるため、これらのエラーはこれらの成分を除去する
ことにより低減される。サブモジュール60,62はR
1,R2信号から直流成分の2倍2DC1,2DCQを
減算してI′,Q′信号を生成する。段53で行われる
正規化の影響により直流成分DC1,DCQの2倍を減
算する必要のあることをお判り願いたい。
I,Q0信号に基づいてI′,Q′信号を発生するため
の3つの動作段51,53,55を有している。第1段
51において、サブモジュール50,52,54はベー
スバンド成分信号I,Q0を演算してそれぞれ2I
Q0,I2−Q0 2及びI2+Q0 2に対応するN1,
N2及びD信号を生成する。N1,N2信号は三角関数
式cos2θA,sin2θAに対応し従ってI,Q0
信号のように位相角に関連している。第2段53におい
て、N1,N2信号は共通係数信号Dで除算することに
より正規化される。従って、サブモジュール56,58
はN1/D、N2/D式を表わし且つ実質的に定振幅の
信号に対応するR1,R2信号を発生する。第3段55
において、R1R2信号とそれ自体の直流成分の2倍に
等しいDC1,DCQ信号との差分がとられる。利得及
び位相エラーは主としてR1,R2信号の直流成分に含
まれるため、これらのエラーはこれらの成分を除去する
ことにより低減される。サブモジュール60,62はR
1,R2信号から直流成分の2倍2DC1,2DCQを
減算してI′,Q′信号を生成する。段53で行われる
正規化の影響により直流成分DC1,DCQの2倍を減
算する必要のあることをお判り願いたい。
【0020】I′,Q′信号は位相及び利得エラーが低
減されているI,Q0信号の“アナログ”と考えること
ができる。しかしながら、I′,Q′信号は多くの点、
特に実質的に定振幅でθAではなく2θAに関連してい
る点でI,Q0とは異なる。
減されているI,Q0信号の“アナログ”と考えること
ができる。しかしながら、I′,Q′信号は多くの点、
特に実質的に定振幅でθAではなく2θAに関連してい
る点でI,Q0とは異なる。
【0021】次に図4を参照として、モジュール50は
ベースバンド成分信号Q0を調整し、位相及び利得エラ
ー信号g,pに基づいてベースバンド信号Iから90゜
移相し平均振幅が等しくなるように作動する。サブモジ
ュール60はtanp式に対応する信号を形成する。サ
ブモジュール62はI/(1+g)cosp式に対応す
る信号bを形成する。a,b信号はサブモジュール64
においてベースバンド信号成分I,Q0と結合され、
a,b信号にI,Q0信号を乗じることによりaI,b
Q0信号が形成される。サブモジュール68において、
aI,bQ0信号の差分をとってQ1信号が形成され
る。実際上、少量の同相ベースバンド成分Iを直角位相
ベースバンド成分と結合させて、直角位相ベースバンド
成分自体の利得エラーを修正しながら位相エラーが修正
される。出力信号Q1は同相ベースバンド成分に対して
90°移相し等振幅となるように調整される。
ベースバンド成分信号Q0を調整し、位相及び利得エラ
ー信号g,pに基づいてベースバンド信号Iから90゜
移相し平均振幅が等しくなるように作動する。サブモジ
ュール60はtanp式に対応する信号を形成する。サ
ブモジュール62はI/(1+g)cosp式に対応す
る信号bを形成する。a,b信号はサブモジュール64
においてベースバンド信号成分I,Q0と結合され、
a,b信号にI,Q0信号を乗じることによりaI,b
Q0信号が形成される。サブモジュール68において、
aI,bQ0信号の差分をとってQ1信号が形成され
る。実際上、少量の同相ベースバンド成分Iを直角位相
ベースバンド成分と結合させて、直角位相ベースバンド
成分自体の利得エラーを修正しながら位相エラーが修正
される。出力信号Q1は同相ベースバンド成分に対して
90°移相し等振幅となるように調整される。
【0022】次に図5を参照として、利得及び位相エラ
ーを繰返し計算することにより信号チャネル15,25
間の利得及び位相エラーを制御し、修正ベースバンド信
号成分I,Q1の生成時にベースバンド信号I,Q0の
調整を漸次向上できるようにする修正装置30のフロー
図を示す。ステップ101,102,103において直
角位相ベースバンド成分Q0を調整し、修正された直角
位相ベースバンド成分信号Q1が発生して復調器32へ
送られ、位相及び利得エラーp,qの計算(及び再計
算)ステップの開始を表わすステップ104,105,
106,121で使用される。ステップ104によりQ
1信号は二乗されステップ107,108へ送られる。
ステップ105に従ってI信号は二乗されこれもステッ
プ107,108へ送られる。ステップ106におい
て、I,Q1信号は乗じられこの積はステップ109へ
送られる。ステップ107において、Q1 2,I2を表
わす信号が加算されD信号を形成してステップ110,
111へ送る。ステップ108において、Q1 2,I2
を表わす信号の差分をとってN2信号を形成しステップ
110へ送る。ステップ109において、IQ1を表わ
す信号を2倍してN1信号を形成しステップ111へ送
る。
ーを繰返し計算することにより信号チャネル15,25
間の利得及び位相エラーを制御し、修正ベースバンド信
号成分I,Q1の生成時にベースバンド信号I,Q0の
調整を漸次向上できるようにする修正装置30のフロー
図を示す。ステップ101,102,103において直
角位相ベースバンド成分Q0を調整し、修正された直角
位相ベースバンド成分信号Q1が発生して復調器32へ
送られ、位相及び利得エラーp,qの計算(及び再計
算)ステップの開始を表わすステップ104,105,
106,121で使用される。ステップ104によりQ
1信号は二乗されステップ107,108へ送られる。
ステップ105に従ってI信号は二乗されこれもステッ
プ107,108へ送られる。ステップ106におい
て、I,Q1信号は乗じられこの積はステップ109へ
送られる。ステップ107において、Q1 2,I2を表
わす信号が加算されD信号を形成してステップ110,
111へ送る。ステップ108において、Q1 2,I2
を表わす信号の差分をとってN2信号を形成しステップ
110へ送る。ステップ109において、IQ1を表わ
す信号を2倍してN1信号を形成しステップ111へ送
る。
【0023】ステップ110,111において、(位相
角2θAに関連する)N1,N2信号はD信号で除算す
ることにより正規化され、振幅“安定化された”R1,
R2信号を発生する。ステップ115,112に従っ
て、R1,R2信号は低域濾波され直流成分DCQ,D
C1が分離される。次にステップ113,114におい
て直流成分に2を乗じて2DC1,2DCQを表わす信
号を発生する。ステップ116,117に従って、ステ
ップ113,114の直流成分出力はステップ110,
111で形成されたR2,R1信号と差分をとられ
I′,Q′信号を生成する。
角2θAに関連する)N1,N2信号はD信号で除算す
ることにより正規化され、振幅“安定化された”R1,
R2信号を発生する。ステップ115,112に従っ
て、R1,R2信号は低域濾波され直流成分DCQ,D
C1が分離される。次にステップ113,114におい
て直流成分に2を乗じて2DC1,2DCQを表わす信
号を発生する。ステップ116,117に従って、ステ
ップ113,114の直流成分出力はステップ110,
111で形成されたR2,R1信号と差分をとられ
I′,Q′信号を生成する。
【0024】ステップ118においてQ′/I′比を表
わす信号が形成され、ステップ119においてこの比の
アークタンジェントを表わす信号が発生される。I′,
Q′信号は2θAに関連しているため、ステップ119
の出力にステップ120においてI/2を乗じて位相角
を表わす信号θAが形成される。同様に、ステップ12
1において、比Q1/Iを表わす信号が形成されステッ
プ122においてこの比のアークタンジェントを表わす
信号を発生して信号θBを形成する。ステップ120,
122で発生されるθA,θBを表わす信号は同じ基本
量、すなわち、直角位相信号I,Q0により定義される
位相角の測定値であることを思い出していただきたい。
それにもかかわらず、ステップ104〜117のI′,
Q′信号の偏差に基づく信号間の重要な差異が存在す
る。
わす信号が形成され、ステップ119においてこの比の
アークタンジェントを表わす信号が発生される。I′,
Q′信号は2θAに関連しているため、ステップ119
の出力にステップ120においてI/2を乗じて位相角
を表わす信号θAが形成される。同様に、ステップ12
1において、比Q1/Iを表わす信号が形成されステッ
プ122においてこの比のアークタンジェントを表わす
信号を発生して信号θBを形成する。ステップ120,
122で発生されるθA,θBを表わす信号は同じ基本
量、すなわち、直角位相信号I,Q0により定義される
位相角の測定値であることを思い出していただきたい。
それにもかかわらず、ステップ104〜117のI′,
Q′信号の偏差に基づく信号間の重要な差異が存在す
る。
【0025】従って、ステップ120,122で使用さ
れるθA,θBを表わす信号はステップ123に示すよ
うに差分をとってユニークな量を有することが判ってい
る位相角エラー信号θEを生成し、それによりI/Q直
接変換受信機における信号チャネル間の位相及び利得エ
ラーを決定することができる。ステップ124に従っ
て、θE信号はステップ120で生成されるθA信号の
関数として分析される。θE信号をθA=0°において
評価して利得エラーgを決定し、θA=45°において
評価して位相エラーpを決定することができる。また、
θE信号をθA=180°及び225°において評価し
て利得及び位相エラーp,qを決定することもできる。
0°及び45°においてサンプルが得られない場合に
は、これらの点に対する値を補間により決定することが
できる。θAの関数としてθEを使用する利得エラー
は、I,Q0信号により定義される位相角サイクル中の
異なる点における利得もしくは位相エラーのみを表わす
θEを生じるI,Q0信号の位相及び直角位相特性の評
価能力に起因するものと思われる。
れるθA,θBを表わす信号はステップ123に示すよ
うに差分をとってユニークな量を有することが判ってい
る位相角エラー信号θEを生成し、それによりI/Q直
接変換受信機における信号チャネル間の位相及び利得エ
ラーを決定することができる。ステップ124に従っ
て、θE信号はステップ120で生成されるθA信号の
関数として分析される。θE信号をθA=0°において
評価して利得エラーgを決定し、θA=45°において
評価して位相エラーpを決定することができる。また、
θE信号をθA=180°及び225°において評価し
て利得及び位相エラーp,qを決定することもできる。
0°及び45°においてサンプルが得られない場合に
は、これらの点に対する値を補間により決定することが
できる。θAの関数としてθEを使用する利得エラー
は、I,Q0信号により定義される位相角サイクル中の
異なる点における利得もしくは位相エラーのみを表わす
θEを生じるI,Q0信号の位相及び直角位相特性の評
価能力に起因するものと思われる。
【0026】θEに基づいて利得及び位相エラーを決定
するためのより一般的な解が存在することをお判り願い
たい。2つのサンプルが与えられθE1,θA1は第1
のサンプルに対応する値に関連しθE2,θA2は第2
のサンプルに対応する値に関連するものとすれば、θ
E1,θE2は利得エラーg及び位相エラーpにより次
のように表わすことができる。
するためのより一般的な解が存在することをお判り願い
たい。2つのサンプルが与えられθE1,θA1は第1
のサンプルに対応する値に関連しθE2,θA2は第2
のサンプルに対応する値に関連するものとすれば、θ
E1,θE2は利得エラーg及び位相エラーpにより次
のように表わすことができる。
【0027】
【数9】 θE1=a1 g+b1 p θE2=a2 g+b2 p ここに、
【数10】 a1 +0.5sin(2θA1) b1 +0.5cos(2θA1) a2 +0.5sin(2A2) b2 +0.5cos(2θA2) 前式をg,pについて解くと次のようになる。
【0028】
【数11】
【0029】これにより、任意2つのθEから利得エラ
ー及び位相エラーを正確に決定することができる。
ー及び位相エラーを正確に決定することができる。
【0030】ステップ125,126に従って、位相及
び利得エラーp,qを表わす信号はステップ101〜1
31の前の繰返しにより計算された利得及び位相エラー
p′,g′の前の値に加算され、利得及び位相エラーの
漸次正確な表現p″,g″が発生されてベースバンド信
号成分I,Q0の修正に使用される。ステップ127に
おいて、tanp″を表わす信号が発生されステップ1
01へ入力として送られる。ステップ128,129,
130において、cosp″及び(1+g″)を表わす
信号が発生され互いに乗じられて(1+g″)cos
p″を表わす信号が生成される。ステップ131におい
て、この信号の逆数が発生されb信号を形成してステッ
プ102へ入力として送られる。
び利得エラーp,qを表わす信号はステップ101〜1
31の前の繰返しにより計算された利得及び位相エラー
p′,g′の前の値に加算され、利得及び位相エラーの
漸次正確な表現p″,g″が発生されてベースバンド信
号成分I,Q0の修正に使用される。ステップ127に
おいて、tanp″を表わす信号が発生されステップ1
01へ入力として送られる。ステップ128,129,
130において、cosp″及び(1+g″)を表わす
信号が発生され互いに乗じられて(1+g″)cos
p″を表わす信号が生成される。ステップ131におい
て、この信号の逆数が発生されb信号を形成してステッ
プ102へ入力として送られる。
【0031】ステップ101,102において、a,b
信号は係数としてI,Q0信号に乗じられ、bQ0,a
Iを表わす信号の差分をとって修正ベースバンド成分信
号Q1を生成しそれを位相及び利得エラー信号p″,
g″に従って調整する時に、I,Q0はステップ103
の異なる部分で結合される。信号チャネル間の利得及び
位相エラーを修正したI,Q1信号は復調器32へ送ら
れ且つステップ104,105,106,121へ入力
として与えられて信号処理アルゴリズムの次の繰返しに
使用される。
信号は係数としてI,Q0信号に乗じられ、bQ0,a
Iを表わす信号の差分をとって修正ベースバンド成分信
号Q1を生成しそれを位相及び利得エラー信号p″,
g″に従って調整する時に、I,Q0はステップ103
の異なる部分で結合される。信号チャネル間の利得及び
位相エラーを修正したI,Q1信号は復調器32へ送ら
れ且つステップ104,105,106,121へ入力
として与えられて信号処理アルゴリズムの次の繰返しに
使用される。
【0032】特定実施例について説明してきたが、本発
明の真の範囲及び精神から逸脱することなく実施例にさ
まざまな変更や修正を加えられることは明白である。特
許請求の範囲にはこのような全ての変更及び修正が含ま
れるものとする。
明の真の範囲及び精神から逸脱することなく実施例にさ
まざまな変更や修正を加えられることは明白である。特
許請求の範囲にはこのような全ての変更及び修正が含ま
れるものとする。
【図1】本発明による修正装置を使用して利得及び位相
エラーを制御する直接変換受信機の全体ブロック図。
エラーを制御する直接変換受信機の全体ブロック図。
【図2】位相及び利得エラーを検出してI及びQベース
バンド成分信号を調整しこのようなエラーを修正するよ
うに作動する図1に示す修正装置のブロック図。
バンド成分信号を調整しこのようなエラーを修正するよ
うに作動する図1に示す修正装置のブロック図。
【図3】I及びQベースバンド成分信号の“アナログ″
と見なすことができるI′及びQ′信号を発生するよう
に作動する図2に示すモジュールのブロック図。
と見なすことができるI′及びQ′信号を発生するよう
に作動する図2に示すモジュールのブロック図。
【図4】元のQベースバンド成分信号を実際に調整して
利得及び位相エラーを修正するように作動する図2のモ
ジュールのブロック図。
利得及び位相エラーを修正するように作動する図2のモ
ジュールのブロック図。
【図5】本発明に従って利得及び位相エラーを検出しベ
ースバンド成分信号を調整してこのようなエラーを繰返
しベースで修正するデジタル信号処理アルゴリズムのフ
ロー図。
ースバンド成分信号を調整してこのようなエラーを繰返
しベースで修正するデジタル信号処理アルゴリズムのフ
ロー図。
10 直接変換ラジオ受信機 11 アンテナ 12 プリアンプ 14 スプリッタ 15 ベースバンドチャネル 16 ミキサ 18 ミキサ 20 シンセサイザ 21 A/Dコンバータ 22 移相ネットワーク 23 A/Dコンバータ 24 移相網 25 ベースバンドチャネル 26 ベースバンドアンプ網 28 ベースバンドアンプ網 30 修正装置 32 復調器 40 利得エラー検出モジュール 42 利得エラー検出モジュール 46 利得エラー検出モジュール 48 利得エラー検出モジュール 50 修正I,Qベースバンド成分生成モジュール 51 動作段 52 サブモジュール 53 動作段 54 サブモジュール 55 動作段 56 サブモジュール 58 サブモジュール 60 サブモジュール 62 サブモジュール 64 サブモジュール 66 サブモジュール 68 サブモジュール
Claims (28)
- 【請求項1】 直角位相で位相角θAの信号Iおよび信
号Qを運ぶ一対の信号チャネルを有する直接変換受信機
における信号チャネル間の利得および位相エラー制御方
法において、 (1)前記信号Iおよび信号Qに基づいて信号I′およ
び信号Q′を次のステップにより発生し、 (a)sin(2θA)およびcos(2θA)を表す
信号を形成し、 (b)これらの前記信号に含まれる直流成分を除去する
ことによりsin(2θA)およびcos(2θA)を
表す前記信号に含まれる位相および利得エラーを低減し
て前記信号I′および信号Q′を生成し、 (2) 前記信号I、信号Q、信号I′、および信号
Q′に基づいて位相角エラー信号θEを次のステップに
より発生し、 (a)前記信号Iおよび信号Qに基づいて第1の位相信
θAを形成し、 (b)前記信号I′および信号Q′に基づいて第2の位
相信号θBを形成し、 (c)前記第1の位相信号θAおよび第2の位相信号θ
Bに基づいて前記位相角エラー信号θEを形成し、 (3)前記位相エラー信号θEを前記第1の位相信号θ
Aの関数として分析し、利得エラーgおよび位相エラー
pを決定し、 (4)前記信号Iおよび信号Q間の関係を調整して前記
利得エラーgおよび位相エラーpを修正する利得および
位相エラー制御方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のsin(2θA)及びc
os(2θA)を表わす信号を形成するステップ(1)
の(a)はsin(2θA)=2IQ及びcos(2θ
A)=I2−Q2式に従って実施され、利得及び位相エ
ラーを低減するステップ(1)の(b)はsin(2θ
A)及びcos(2θA)を表わす前記信号とその直流
成分DCI及びDCQとの差分をとって実施され、エラ
ー信号θEを形成するステップ(2)の(c)は前記第
1及び第2の信号θA及びθBの差分をとって実施され
る利得及び位相エラー制御方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の信号I′及びQ′を発生
するステップ(1)の(b)はさらにI2+Q2式を表
わす信号を除数として使用してsin(2θA)及びc
os(2θA)を表わす前記信号を正規化し、sin
(2θA)及びcos(2θA)を表わす前記信号とそ
の直流成分の2倍2DCI及び2DCQとの差分をとる
ことにより利得及び位相エラーを低減する利得及び位相
エラー制御方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の信号θAを形成するステ
ップ(2)の(a)は 【数1】 θA=arctanQ′/I′ 式に従って実施されθB信号を形成するステップ(2)
の(b)は 【数2】θB=arctanQ/I 式に従って実施される利得及び位相エラー制御方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の前記エラー信号θEを位
相角の関数として分析するステップ(3)は利得エラー
を確認するために第1の位相信号θA=0゜における位
相エラー信号θEを評価し、位相エラーを確認するため
に第1の位相信号θA=45°における位相エラー信号
θEを評価して実施される利得及び位相エラー制御方
法。 - 【請求項6】 請求項1記載の前記信号I及び信号Qを
調整するステップ(4)は 【数3】Q1=bQф−aI 式に従って実施され、ここに、Q1=エラー調整した信
号Q、 Qφ=非調整信号Q、a=tanp、b=1/(1+
g)cosp、p=位相エラー、g=利得エラーである
利得及び位相エラー制御方法。 - 【請求項7】 請求項1記載の全ステップは先のステッ
プの繰返しで確認された利得及び位相エラーに従って修
正された値に対応する入力信号Qにより繰返し実施され
る利得及び位相エラー制御方法。 - 【請求項8】 直角位相であるベースバンド成分信号I
及びQを運ぶ一対の信号チャネルを有する直接変換受信
機における信号チャネル間の利得及び位相エラー制御方
法において、 (1)前記信号I及び信号Qに基づく第1の位相角信号
θAと利得及び位相エラーを低減するためにその直流成
分を実質的に除去するように調整されたほぼ2IQ及び
I2−Q2を表わす信号I′及び信号Q′に基づく第2
の位相角信号θBとの差分をとることによりエラー信号
θEを発生し、 (2)受信機内の信号チャネル間の位相エラーp及び利
得エラーgを決定するために前記エラー信号θEを位相
角の関数として分析し、 (3)前記信号チャネル間の利得及び位相エラーを修正
するために前記利得及び位相エラー信号g及びpに従っ
て前記信号I及び信号Qを調整する利得及び位相エラー
制御方法。 - 【請求項9】 請求項8記載の前記信号I′及び信号
Q′は振幅安定化を行うために共通係数に従って正規化
される利得及び位相エラー制御方法。 - 【請求項10】 請求項8記載の前記位相角信号θA及
びθBはそれぞれアークタンジェントQ′/I′及びア
ークタンジェントQ/I式に従って形成される、利得及
び位相エラー制御方法。 - 【請求項11】 請求項9記載の前記信号I′は2IQ
/(I2+Q2)−2DCI式にほぼ対応し、前記信号
QはI2−Q2/(I2+Q2)−2DCQ式にほぼ対
応し、ここに、DCI=2IQ/(I2+Q2)の直流
成分、DCQ=I2−Q2/(I2+Q2)の直流成分
である利得及び位相エラー制御方法。 - 【請求項12】 請求項8記載の前記エラー信号θEを
分析するステップ(2)は(a).θA=0°における
θEを評価して位相エラーpを決定し、(b).θA=
45°におけるθEを評価して利得エラーgを決定する
ことを含む利得及び位相エラー制御方法。 - 【請求項13】 請求項8記載の前記信号I及び信号Q
を調整する前記ステップ(3)は 【数4】Q1=bQф− aI 式に従って実施され、ここに、Q1=エラー調整したQ
信号、 Qφ=非調整信号Q、a=tanp、b=1/(1+
g)cosp、p=位相エラー、g=利得エラーである
利得及び位相エラー制御方法。 - 【請求項14】 直角位相であるベースバンド信号I及
びQを運ぶ一対の信号チャネルを有する直接変換受信機
における信号チャネル間のエラー制御装置において、 (1).前記I及びQ信号のアナログに対応するが利得
及び位相エラーが低減されている信号I′及び信号Q′
を発生する手段と、 (2).前記信号I及び信号Qに基づいて第1の位相角
信号θAを形成する手段と、 (3)前記信号I′及びQ′信号に基づいて第2の位相
角信号θBを形成する手段と、 (4)前記第1及び第2の位相角信号θA及びθBに基
づいて位相角エラー信号θEを形成する手段と、 (5)前記位相角エラー信号θEを分析して位相エラー
pを決定する手段と、 (6)前記信号I及び信号Q間の関係を調整して前記位
相エラーpを修正する手段を備えた利得及び位相エラー
制御装置。 - 【請求項15】 請求項14記載の前記位相角エラー信
号θEを分析する前記手段は利得エラーgを決定するよ
うに作動し、前記信号I及び信号Q間の関係を調整する
前記手段は前記利得エラーgを修正するようにも作動す
る利得及び位相エラー制御装置。 - 【請求項16】 請求項14記載の信号I′及び信号
Q′を発生する前記手段は、 (a)ほぼ2IQ及びI2−Q2を表わす信号を形成す
る手段と、 (b)2IQ及びI2−Q2を表わす前記信号とその直
流成分DCI.及びDCQとの差分をとる手段を含む利
得及び位相エラー制御装置。 - 【請求項17】 請求項16記載の信号I′及び信号
Q′を発生する前記手段はさらに、I2+Q2を表わす
共通除数信号を使用して2IQ及びI2−Q2を表わす
前記信号を正規化する手段を含み、2IQ及びI2−Q
2を表わす前記信号とその直流成分との差分をとる前記
手段はこれらの信号とその直流成分の2倍2DCI及び
2DCQとの差分をとる利得及び位相エラー制御装置。 - 【請求項18】 請求項14記載の第1及び第2の位相
角信号θA及びθBを形成する前記手段はそれぞれθA
=arctanQ′/I′及びθB=arctanQ/
I、式に従って作動する、利得及び位相エラー制御装
置。 - 【請求項19】 請求項14記載の信号I′及び信号
Q′を形成する前記手段は式 【数5】I′=2IQ/(I2+Q2)−2DCI 及び 【数6】Q′=I2−Q2/(I2+Q2)−2DCQ
に従って作動し、ここにDCI=2IQ/(I2+
Q2)の直流成分、DCQ=I2−Q2/(I2+
Q2)の直流成分、である利得及び位相エラー制御方
法。 - 【請求項20】 請求項14記載の前記位相エラー信号
θEを分析する前記手段はθA=0°におけるθEを評
価して位相エラーを決定するように作動する利得及び位
相エラー制御装置。 - 【請求項21】 請求項15記載の利得エラーを決定す
る前記手段はθA=0°におけるθEを評価して利得エ
ラーを決定するように作動し、前記位相エラーを分析す
る前記手段はθA=45°におけるθEを評価して利得
エラーを決定するように作動する利得及び位相エラー制
御装置。 - 【請求項22】 請求項15記載の前記信号I及び信号
Q間の関係を調整する前記手段は 【数7】Q1=bQф−aI 式に従って作動し、ここに、Q1=エラー調整された信
号Q、 Qφ=非調整信号Q、a=tanp、b=1/(1+
g)cosp、p=位相エラー、g=利得エラー、であ
るエラー制御器。 - 【請求項23】 請求項15記載の信号I′及び信号
Q′を発生する前記手段は式 I′=2IQ/(I2+Q2)−2DCI 及び Q′=I2−Q2/(I2+Q2)−2D
CQ に従って作動し、ここに、DCI=2IQ/(I2+Q
2)の直流成分、DCQ=I2−Q2/(I2+Q2)
の直流成分、である利得及び位相エラー制御装置。 - 【請求項24】 直角位相であるベースバンド信号I及
びQを運ぶ一対の信号チャネルを有する直接変換受信機
における信号チャネル間のエラー修正方法において、 (1)前記信号I及び信号Qのアナログであるが利得及
び位相エラーが低減されている信号I′及び信号Q′を
発生し、 (2)前記ベースバンド信号I及びQ及び前記信号I′
及びQ′から位相角エラー信号θEを形成し、 (3)前記位相角エラー信号θEを分析して位相エラー
pを決定し、 (4)前記信号I及び信号Q間の関係を調整して前記位
相エラーpを調整するエラー修正方法。 - 【請求項25】 請求項24記載の位相角エラー信号θ
Eを形成するステップ(2)は (a)前記信号I及び信号Qに基づいて第1の位相角信
号θAを形成し、 (b)前記信号I′及び信号Q′に基づいて第2の位相
角エラー信号θBを形成し、 (c)前記第1及び第2の位相角信号θA及びθBに基
づいて位相角エラー信号θEを形成することを含み、前
記位相角エラー信号θEを分析するステツプ(3)は利
得エラーgを決定することも含み前記信号I及び信号Q
間の関係を調整するステップ(4)は前記利得エラーg
を修正することを含むエラー修正方法。 - 【請求項26】 請求項24記載の信号I′及び信号
Q′を発生するステップ(1)は (a)ほぼ2IQ及びI2−Q2を表わす信号を形成
し、 (b)2IQ及びI2−Q2を表わす前記信号とそれら
の直流成分DCI及びDCQとの差分をとることを含む
エラー修正方法。 - 【請求項27】 請求項26記載の信号I′及び信号
Q′を発生するステップ(1)はさらに、I2+Q2を
表わす信号を共通除数として2IQ及びI2−Q2を表
わす前記信号を正規化することを含み、ここに、2IQ
及びI2−Q2を表わす前記信号とそれらの直流成分と
の差分をとる前記ステップ(b)は、これらの信号とそ
れらの直流成分の2倍2DCI及び2DCQとの差分を
とって実施されるエラー修正方法。 - 【請求項28】 請求項24記載の前記信号I及び信号
Qを調整するステップ(4)は 【数8】Q1=bQф−aI 式に従って実施され、ここに、Q1=エラー調整した信
号Q、 Qφ=非調整信号Q、a=tanp、b=1/(1+
g)cosp、p=位相エラー、g=利得エラーである
エラー修正方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US660492 | 1991-02-25 | ||
US07/660,492 US5249203A (en) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | Phase and gain error control system for use in an i/q direct conversion receiver |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690261A true JPH0690261A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=24649756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4086732A Pending JPH0690261A (ja) | 1991-02-25 | 1992-02-25 | 直接変換受信機における信号チャネル間の利得及び位相エラー制御方法及び装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5249203A (ja) |
EP (1) | EP0501740B1 (ja) |
JP (1) | JPH0690261A (ja) |
DE (1) | DE69225513T2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005233946A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Advantest Corp | ジッタ測定装置、ジッタ測定方法およびプログラム |
KR100544777B1 (ko) * | 2004-04-07 | 2006-01-23 | 삼성탈레스 주식회사 | I/q 부정합 보상 방법 및 장치 |
Families Citing this family (62)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5400366A (en) * | 1992-07-09 | 1995-03-21 | Fujitsu Limited | Quasi-synchronous detection and demodulation circuit and frequency discriminator used for the same |
US5404405A (en) * | 1993-08-05 | 1995-04-04 | Hughes Aircraft Company | FM stereo decoder and method using digital signal processing |
US5442654A (en) * | 1993-08-06 | 1995-08-15 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force | Phase modulation measurement system |
US5491725A (en) * | 1993-09-07 | 1996-02-13 | Rockwell International Corporation | Tracking filter and quadrature-phase reference generator |
US5604929A (en) * | 1995-04-21 | 1997-02-18 | Rockwell International | System for correcting quadrature gain and phase errors in a direct conversion single sideband receiver independent of the character of the modulated signal |
US5828955A (en) * | 1995-08-30 | 1998-10-27 | Rockwell Semiconductor Systems, Inc. | Near direct conversion receiver and method for equalizing amplitude and phase therein |
DE19536527C2 (de) * | 1995-09-29 | 1998-05-07 | Siemens Ag | Empfängerarchitektur zum Empfangen von winkelmodulierten/-getasteten Trägersignalen |
US5881112A (en) * | 1995-11-02 | 1999-03-09 | Motorola, Inc. | Modulator with baseband to phase converter |
US5881376A (en) * | 1995-12-15 | 1999-03-09 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Digital calibration of a transceiver |
US5937341A (en) * | 1996-09-13 | 1999-08-10 | University Of Washington | Simplified high frequency tuner and tuning method |
US6041035A (en) * | 1997-06-30 | 2000-03-21 | Rockwell Collins, Inc. | Open system modular electronics architecture |
JP3414633B2 (ja) * | 1998-01-16 | 2003-06-09 | 沖電気工業株式会社 | 周波数変換装置 |
US6192225B1 (en) | 1998-04-22 | 2001-02-20 | Ericsson Inc. | Direct conversion receiver |
US6324211B1 (en) * | 1998-04-24 | 2001-11-27 | Micron Technology, Inc. | Interrogators communication systems communication methods and methods of processing a communication signal |
FR2781948B1 (fr) * | 1998-07-28 | 2001-02-09 | St Microelectronics Sa | Reception radiofrequence a conversion de frequence a basse frequence intermediaire |
US7515896B1 (en) | 1998-10-21 | 2009-04-07 | Parkervision, Inc. | Method and system for down-converting an electromagnetic signal, and transforms for same, and aperture relationships |
US6061551A (en) | 1998-10-21 | 2000-05-09 | Parkervision, Inc. | Method and system for down-converting electromagnetic signals |
US6694128B1 (en) | 1998-08-18 | 2004-02-17 | Parkervision, Inc. | Frequency synthesizer using universal frequency translation technology |
US6091940A (en) | 1998-10-21 | 2000-07-18 | Parkervision, Inc. | Method and system for frequency up-conversion |
US6340883B1 (en) * | 1998-09-03 | 2002-01-22 | Sony/Tektronik Corporation | Wide band IQ splitting apparatus and calibration method therefor with balanced amplitude and phase between I and Q |
US7065327B1 (en) | 1998-09-10 | 2006-06-20 | Intel Corporation | Single-chip CMOS direct-conversion transceiver |
US6542722B1 (en) | 1998-10-21 | 2003-04-01 | Parkervision, Inc. | Method and system for frequency up-conversion with variety of transmitter configurations |
US6370371B1 (en) | 1998-10-21 | 2002-04-09 | Parkervision, Inc. | Applications of universal frequency translation |
US6049706A (en) | 1998-10-21 | 2000-04-11 | Parkervision, Inc. | Integrated frequency translation and selectivity |
US7236754B2 (en) | 1999-08-23 | 2007-06-26 | Parkervision, Inc. | Method and system for frequency up-conversion |
US6560301B1 (en) | 1998-10-21 | 2003-05-06 | Parkervision, Inc. | Integrated frequency translation and selectivity with a variety of filter embodiments |
US6813485B2 (en) | 1998-10-21 | 2004-11-02 | Parkervision, Inc. | Method and system for down-converting and up-converting an electromagnetic signal, and transforms for same |
US6061555A (en) | 1998-10-21 | 2000-05-09 | Parkervision, Inc. | Method and system for ensuring reception of a communications signal |
US7039372B1 (en) | 1998-10-21 | 2006-05-02 | Parkervision, Inc. | Method and system for frequency up-conversion with modulation embodiments |
DE69834407T2 (de) * | 1998-12-23 | 2007-04-19 | Asulab S.A. | Direktmischempfänger für FSK-modulierte Signale |
CN100508508C (zh) * | 1999-01-19 | 2009-07-01 | 交互数字技术公司 | 相移键控接收机中振幅和相位不平衡的校正方法及相应信号平衡器 |
US6377620B1 (en) * | 1999-01-19 | 2002-04-23 | Interdigital Technology Corporation | Balancing amplitude and phase |
US6704549B1 (en) | 1999-03-03 | 2004-03-09 | Parkvision, Inc. | Multi-mode, multi-band communication system |
US6704558B1 (en) | 1999-01-22 | 2004-03-09 | Parkervision, Inc. | Image-reject down-converter and embodiments thereof, such as the family radio service |
US6879817B1 (en) | 1999-04-16 | 2005-04-12 | Parkervision, Inc. | DC offset, re-radiation, and I/Q solutions using universal frequency translation technology |
US6853690B1 (en) | 1999-04-16 | 2005-02-08 | Parkervision, Inc. | Method, system and apparatus for balanced frequency up-conversion of a baseband signal and 4-phase receiver and transceiver embodiments |
US7110444B1 (en) | 1999-08-04 | 2006-09-19 | Parkervision, Inc. | Wireless local area network (WLAN) using universal frequency translation technology including multi-phase embodiments and circuit implementations |
US7693230B2 (en) | 1999-04-16 | 2010-04-06 | Parkervision, Inc. | Apparatus and method of differential IQ frequency up-conversion |
US7065162B1 (en) | 1999-04-16 | 2006-06-20 | Parkervision, Inc. | Method and system for down-converting an electromagnetic signal, and transforms for same |
DE60001960T2 (de) * | 1999-05-24 | 2003-11-13 | Level One Communications, Inc. | Automatische verstärkungsregelung und offsetkorrektur |
US6535560B1 (en) * | 1999-06-03 | 2003-03-18 | Ditrans Corporation | Coherent adaptive calibration system and method |
US8295406B1 (en) | 1999-08-04 | 2012-10-23 | Parkervision, Inc. | Universal platform module for a plurality of communication protocols |
US6289048B1 (en) | 2000-01-06 | 2001-09-11 | Cubic Communications, Inc. | Apparatus and method for improving dynamic range in a receiver |
US6704349B1 (en) * | 2000-01-18 | 2004-03-09 | Ditrans Corporation | Method and apparatus for canceling a transmit signal spectrum in a receiver bandwidth |
US7088765B1 (en) * | 2000-03-15 | 2006-08-08 | Ndsu Research Foundation | Vector calibration system |
US7010286B2 (en) | 2000-04-14 | 2006-03-07 | Parkervision, Inc. | Apparatus, system, and method for down-converting and up-converting electromagnetic signals |
US6671336B1 (en) | 2000-05-16 | 2003-12-30 | Motorola, Inc. | Gain controller for circuit having in-phase and quadrature channels, and method |
US6987815B2 (en) * | 2000-06-23 | 2006-01-17 | Ntt Docomo, Inc. | Receive method and receiver in communication system |
US7454453B2 (en) | 2000-11-14 | 2008-11-18 | Parkervision, Inc. | Methods, systems, and computer program products for parallel correlation and applications thereof |
US6683926B2 (en) | 2000-12-18 | 2004-01-27 | Motorola, Inc. | Gain controller with comparator offset compensation for circuit having in-phase and quadrature channels |
US7072427B2 (en) | 2001-11-09 | 2006-07-04 | Parkervision, Inc. | Method and apparatus for reducing DC offsets in a communication system |
US7460584B2 (en) | 2002-07-18 | 2008-12-02 | Parkervision, Inc. | Networking methods and systems |
US7379883B2 (en) | 2002-07-18 | 2008-05-27 | Parkervision, Inc. | Networking methods and systems |
KR100475124B1 (ko) * | 2003-01-15 | 2005-03-10 | 삼성전자주식회사 | 위상 및 이득 부정합 보상 기능을 가지는 직접 변환방식의 무선신호 수신 장치 |
US7187916B2 (en) | 2003-02-07 | 2007-03-06 | Broadcom Corporation | Method and system for measuring receiver mixer IQ mismatch |
ES2249690T3 (es) * | 2003-02-21 | 2006-04-01 | Alcatel | Circuito para desplazar la fase de reloj sin pasos de forma programable. |
US7412222B2 (en) * | 2003-05-20 | 2008-08-12 | Broadcom Corporation | Quadrature correction method for analog television reception using direct-conversion tuners |
US20060183451A1 (en) * | 2003-06-06 | 2006-08-17 | Interdigital Technology Corporation | Method and system for continuously compensating for phase variations introduced into a communication signal by automatic gain control adjustments |
US7330501B2 (en) * | 2004-01-15 | 2008-02-12 | Broadcom Corporation | Orthogonal normalization for a radio frequency integrated circuit |
US7272375B2 (en) | 2004-06-30 | 2007-09-18 | Silicon Laboratories Inc. | Integrated low-IF terrestrial audio broadcast receiver and associated method |
DE102005034032A1 (de) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Selex Sistemi Intergrati Gmbh | Mehrkanaliger Hochfrequenz-Empfänger |
GB0723892D0 (en) * | 2007-12-06 | 2008-01-16 | Cambridge Silicon Radio Ltd | Adaptive IQ alignment apparatus |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4475088A (en) * | 1981-06-04 | 1984-10-02 | Westinghouse Electric Corp. | Gain imbalance corrected quadrature phase detector |
US4631738A (en) * | 1984-12-06 | 1986-12-23 | Paradyne Corporation | Gain tracker for digital modem |
GB2193405A (en) * | 1986-08-01 | 1988-02-03 | Philips Electronic Associated | Demodulating an angle-modulated signal |
DE3784717T2 (de) * | 1987-09-03 | 1993-08-26 | Philips Nv | Phasen- und verstaerkungsregelung fuer einen empfaenger mit zwei zweigen. |
CH676405A5 (ja) * | 1988-11-22 | 1991-01-15 | Ascom Radiocom Ag | |
CH676404A5 (ja) * | 1988-11-22 | 1991-01-15 | Ascom Radiocom Ag | |
US4943982A (en) * | 1989-05-01 | 1990-07-24 | Motorola, Inc. | Baseband carrier phase corrector |
US5095536A (en) * | 1990-03-23 | 1992-03-10 | Rockwell International Corporation | Direct conversion receiver with tri-phase architecture |
US5121072A (en) * | 1990-11-27 | 1992-06-09 | Rockwell International Corporation | Digital demodulator for amplitude or angle modulation using truncated nonlinear power series approximations |
-
1991
- 1991-02-25 US US07/660,492 patent/US5249203A/en not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-02-25 DE DE69225513T patent/DE69225513T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-02-25 JP JP4086732A patent/JPH0690261A/ja active Pending
- 1992-02-25 EP EP92301553A patent/EP0501740B1/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005233946A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Advantest Corp | ジッタ測定装置、ジッタ測定方法およびプログラム |
KR100544777B1 (ko) * | 2004-04-07 | 2006-01-23 | 삼성탈레스 주식회사 | I/q 부정합 보상 방법 및 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0501740B1 (en) | 1998-05-20 |
DE69225513D1 (de) | 1998-06-25 |
DE69225513T2 (de) | 1998-09-10 |
EP0501740A2 (en) | 1992-09-02 |
EP0501740A3 (en) | 1993-03-03 |
US5249203A (en) | 1993-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0690261A (ja) | 直接変換受信機における信号チャネル間の利得及び位相エラー制御方法及び装置 | |
US5230099A (en) | System for controlling phase and gain errors in an i/q direct conversion receiver | |
US7376170B2 (en) | Digital imbalance correction method and device in a receiver for multi-carrier applications | |
AU614702B2 (en) | Gain and phase correction in a dual branch receiver | |
US5604929A (en) | System for correcting quadrature gain and phase errors in a direct conversion single sideband receiver independent of the character of the modulated signal | |
CN109560825B (zh) | 零中频接收机正交误差校正方法 | |
US8976914B2 (en) | Multi-tap IQ imbalance estimation and correction circuit and method | |
EP0473373A2 (en) | Calibration system for direct conversion receiver | |
EP0074858A2 (en) | Radio receiver | |
US6304751B1 (en) | Circuits, systems and methods for digital correction of phase and magnitude errors in image reject mixers | |
JP2006525715A (ja) | 直交変調器及び較正方法 | |
US9431962B2 (en) | Coefficient estimation for digital IQ calibration | |
JP4087850B2 (ja) | 入力信号を出力信号にダウンミキシングする装置および方法 | |
US5339040A (en) | AM demodulation receiver using digital signal processor | |
US5915028A (en) | Amplitude demodulator | |
JPH01135223A (ja) | 周波数差検出器 | |
US9806745B2 (en) | Systems and methods for low pass filter mismatch calibration | |
US4809203A (en) | Hybrid analog-digital filter | |
US7310388B2 (en) | Direct conversion receiver and receiving method | |
CA2197472A1 (en) | Method and apparatus for the correction of signal-pairs | |
GB2215544A (en) | Apparatus for the correction of frequency independent errors in quadrature zero I.F. radio architectures | |
US20090215422A1 (en) | Receiver | |
US20030236073A1 (en) | Correction of mismatch between in-phase and quadrature signals in a radio receiver | |
JP4206249B2 (ja) | イメージリジェクションミキサ | |
EP2339755A1 (en) | Clock jitter compensation |