JP4171953B2 - ディスク搬送装置及びディスク搬送方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はディスク搬送装置等についての技術分野に関する。詳しくは、ディスク状記録媒体を搬送するディスク搬送部とディスク状記録媒体を収納するディスク収納部とを備えるディスク搬送装置についての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスク状記録媒体をディスク搬送部によって搬送するディスク搬送装置があり、このようなディスク搬送装置として、複数のディスク状記録媒体を各別に収納する複数の収納棚を有するディスク収納部を有し、ディスク搬送部とディスク収納部との間でディスク状記録媒体をやり取りして交換する所謂ディスクチェンジャーと称される装置がある。
【0003】
このようなディスクチェンジャーにあっては、ディスク搬送部からディスク収納部の各収納棚へディスク状記録媒体を適正な状態で収納するために、ディスク収納部の各収納棚に対する最適停止位置を設定する必要があり、最適停止位置を設定するための位置合わせ調整を行っている。
【0004】
従来のディスクチェンジャーにおける位置合わせ調整の方法には、以下のようなものがある。
【0005】
(1)複数の各収納棚に各別に遮光板を設けると共にディスク搬送部に位置検出用の一対のフォトカプラーを設け、このフォトカプラー間に停止位置の許容範囲を予め設定しておく。フォトカプラーによって各遮光板のエッジを検出して、その検出結果に基づいて予め設定した許容範囲内にディスク搬送部を停止させる。
【0006】
(2)所定の原点位置を設定しておき、数箇所の任意の収納棚と原点との距離をCCD(Charge Coupled Device)カメラを用いて測定し、この測定結果に対する当該収納棚と原点との設計上の距離とのずれ量を算出し、そのずれ量分だけ設計上の距離を補正する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のディスクチェンジャーにおける(1)の方法にあっては、停止位置の許容範囲を決定するためのパルスカウンターやオシロスコープ等が必要であると共に各収納棚ごとに遮光板が必要となるため、部品点数も多くコスト高であるという問題がある。
【0008】
上記した(2)の方法にあっては、実際に測定する数箇所の任意の収納棚においては位置合わせ調整の高い信頼性を確保することができるが、補正しきれない収納棚も存在し得るため、全体として位置合わせ調整の高い信頼性を確保することができない場合がある。また、この(2)の方法では、測定用のCCDカメラの必要性もあり、(1)の方法と同様にコスト高であるという問題もある。
【0009】
そこで、本発明ディスク搬送装置は、上記した問題点を克服し、低コストでディスク搬送部のディスク収納部に対する最適停止位置を設定するための位置合わせ調整を行うことを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明ディスク搬送装置は、上記した課題を解決するために、所定の方向へ移動されてディスク状記録媒体を搬送するディスク搬送部と、該ディスク搬送部によって搬送されたディスク状記録媒体を収納するディスク収納部と、ディスク搬送部とともに移動する受光素子と発光素子とを有し、該発光素子と該受光素子との間に遮光可能な遮光ディスクが該ディスク搬送部によって保持されるように配置し、該発光素子から発光され受光素子で受光された検出光に基づいてディスク搬送部の移動方向における停止位置を検出する位置検出手段とを備え、上記発光素子から発光された検出光のうち遮光ディスクに遮光されず受光素子で受光された受光量に基づいてディスク搬送部の停止位置が位置検出手段によって検出され、所定の基準位置に対するディスク搬送部の位置情報を記憶する記憶手段の当該位置情報を位置検出手段によって検出された検出結果に応じて更新してディスク搬送部をディスク収納部に対する最適停止位置に停止させるようにし、遮光ディスクがディスク搬送部からディスク収納部へ向けて移動され遮光ディスクの重心がディスク収納部に位置された状態においてディスク搬送部の停止位置を検出するようにしたものである。また、本発明ディスク搬送方法は、ディスク搬送部と共に発光素子と受光素子とが移動し、該発光素子と該受光素子との間に遮光可能な遮光ディスクが該ディスク搬送部によって保持されるように配置し、該発光素子から発光された光を該受光素子で受光し、該受光素子で受光した受光量に基づいてディスク搬送部の移動を制御するディスク搬送方法において、上記遮光ディスクを保持した上記ディスク搬送部を第1の停止位置に移動させ、該第1の停止位置における受光量を測定する第1の測定ステップと、上記遮光ディスクを保持した上記ディスク搬送部を第2の停止位置に移動させ、該第2の停止位置における受光量を測定する第2の測定ステップと、上記第1の停止位置における受光量と上記第2の停止位置における受光量とに基づいて上記ディスク搬送部の移動方向を決定する移動方向決定ステップと、上記移動方向決定ステップにより決定された移動方向に上記ディスク搬送部を移動させる移動ステップと、遮光ディスクをディスク搬送部からディスク収納部へ向けて移動させ、遮光ディスクの重心がディスク収納部に位置された状態においてディスク搬送部の停止位置を検出する検出ステップとを有するものである。
【0011】
従って、本発明ディスク搬送装置等にあっては、オシロスコープやCCDカメラ等の測定器を用いる必要がない。また、遮光ディスクがディスク搬送部からディスク収納部へ向けて移動され遮光ディスクの重心がディスク収納部に位置された状態においてディスク搬送部の停止位置を検出するようにしたので、停止位置の検出が確実に為され最適停止位置の検出の信頼性が一層高まる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明ディスク搬送装置等の実施の形態を添付図面を参照して説明する。尚、以下に示した実施の形態は、本発明をディスク搬送部と複数の収納棚を有するディスク収納部との間でディスク状記録媒体をやり取りして交換するディスクチェンジャーに適用したものである。
【0013】
ディスクチェンジャー1は、外筐2内に所要の各部材及び各機構が設けられて成る(図1及び図2参照)。
【0014】
外筐2は一方に開口された縦長の箱状を為し、ディスクチェンジャー1は外筐2の開口2a側が正面、即ち、前面とされる。
【0015】
外筐2内の開口2a側に寄って縦長の本体側筐体3が配置され、該本体側筐体3は前後両面が開放されている。
【0016】
本体側筐体3の両側面の後端部には、ガイドレール4、4が設けられている。ガイドレール4、4は、それぞれ本体側筐体3に取り付けられた被取付部4aと該被取付部4aの前後両端部から外方へ突出された案内部4b、4bとが一体に形成されて成り、本体側筐体3の上端から下端まで設けられている。
【0017】
一方のガイドレール4の下端部には、後方へ突出され上下に延びる遮光板5が取り付けられている。遮光板5は、後述するディスク搬送部の本体側筐体3に対する基準位置、即ち、原点位置を検出するための役割を果たし、遮光板5の上端5aが原点位置とされている。
【0018】
本体側筐体3の内部空間は、挿脱部6、ディスク収納部7、7及びドライブ部8、8の各装着ブロックが装着される装着空間として形成され、各装着ブロック6、7、7、8、8を外筐2の開口2aを介して本体側筐体3の前面から差し込むことにより該本体側筐体3に装着することができ、装着された各装着ブロック6、7、7、8、8を本体側筐体3の前面から引き出すことにより該本体側筐体3から取り出すことができるようになっている。
【0019】
挿脱部6は、ディスク状記録媒体100、100、・・・をディスクチェンジャー1に挿入し及びディスク状記録媒体100、100、・・・をディスクチェンジャー1から取り出すための装着ブロックであり、本体側筐体3の上端部に装着される。そして、挿脱部6の後端部の下端部には左右に離間してラック部9a、9a(図1に一方のもののみ示す。)が設けられている。
【0020】
ディスク収納部7、7は、ディスクチェンジャー1に挿入されたディスク状記録媒体100、100、・・・を収納するための装着ブロックであり、各ディスク状記録媒体100、100、・・・を収納する積層状に設けられた複数の収納棚7a、7a、・・・を有している。そして、収納棚7a、7a、・・・はそれぞれ左右に離間して位置し互いに近づく方向へ突出された載置部7b、7bを有し(図2及び図3参照)、該載置部7b、7bの内側の部分は互いに近づくに従って厚みが薄くなる傾斜面に形成され、ディスク状記録媒体100、100、・・・を呼び込み易い形状とされている。
【0021】
ディスク収納部7、7は、挿脱部6の下側において、上下に隣接して本体側筐体3に装着される。ディスク収納部7、7の後端部には、それぞれ左右に離間してラック部9b、9b(図1に一方のもののみ示す。)が設けられており、該ラック部9b、9bは挿脱部6のラック部9a、9aと同様の形状及び大きさに形成されている。
【0022】
ドライブ部8、8は、ディスクチェンジャー1に挿入されたディスク状記録媒体100、100、・・・に対して情報信号の記録又は再生を行うための装着ブロックである。ドライブ部8、8は、ディスク収納部7、7の下側において、上下に隣接して本体側筐体3に装着される。そして、ドライブ部8、8の後端部には、それぞれ左右に離間してラック部9c、9c(図1に一方のもののみ示す。)が設けられており、該ラック部9c、9cはラック部9a、9a、9b、9bと同様の形状及び大きさに形成されている。
【0023】
挿脱部6、ディスク収納部7、7及びドライブ部8、8の各装着ブロックが本体側筐体3に装着されると、ラック部9a、9a、9b、9b、9b、9b、9c、9c、9c、9cによって左右に離間して連続したラック9、9が形成される(図1参照)。
【0024】
本体側筐体3には、ディスク搬送部10が上下方向に移動自在に支持され、該ディスク搬送部10は、ベース部11とピッキング部12と被支持部13、13とを有している(図1乃至図6参照)。
【0025】
ベース部11は、本体部14と該本体部14に取り付けられた規制壁15、15とを有している(図3乃至図6参照)。
【0026】
本体部14の左右両側縁には、他の部分より一段高く形成された受部16、16が設けられ、該受部16、16は、上方を向きディスク支持部として設けられたディスク受面16a、16aと該ディスク受面16a、16aの内側に連続する傾斜面16b、16bとから成る。そして、受部16、16の前端寄りの位置には、左右方向に延び上方に開口された第1の透過溝16c、16cが形成されている。
【0027】
規制壁15、15は本体部14の左右両側縁のうち略前半部に取り付けられ、前後方向に長く形成されている。規制壁15、15は、それぞれ本体部14から垂直に立ち上げられた立上部15a、15aと該立上部15a、15aの下端部を除く部分から互いに近づく方向へ突出された突出部15b、15bとから成り、受部16、16の第1の透過溝16c、16cに対応した位置に左右方向に延び下方に開口された第2の透過溝15c、15cが形成されている。
【0028】
受部16、16に形成された第1の透過溝16c、16cと規制壁15、15に形成された第2の透過溝15c、15cとによって透過孔17、17が形成され、該透過孔17、17は、例えば、開口面が横長の矩形状に形成されている。
【0029】
ベース部11の前面下端部には、左右に離間して図示しないピニオンが回転自在に支持されており、該ピニオンにそれぞれラック9、9が噛合されている。そして、ピニオンは、ベース部11に設けられた駆動モーター(ステッピングモーター)を有する図示しない駆動機構によって回転され、これによりディスク搬送部10が昇降移動されるようになっている。
【0030】
ベース部11の左端部にはフォトインタラプター18が設けられており(図1及び図2参照)、該フォトインタラプター18によって遮光板5の上端5aが検出され、原点位置の検出が為される。図1は、フォトインタラプター18によって原点位置が検出され、その位置でディスク搬送部10が停止された状態を示す。
【0031】
ピッキング部12はベース部11に前後方向に移動自在に支持されており、ディスク状記録媒体100を挿脱部6、ディスク収納部7、7又はドライブ部8、8とディスク搬送部10との間で移動させてやり取りを行うための役割を果たすものである。
【0032】
被支持部13、13はベース部11の左右両側面の前端部に設けられ、一部がベース部11から前方へ突出されている(図2参照)。被支持部13、13の前端部は、内方へ折り曲げられた折曲部13a、13aとして形成され、該折り曲げ部13a、13aの前面に、それぞれ移動用ローラー19、19が回転自在に支持されている。そして、被支持部13、13のうち前方へ突出した部分の内面には、前後に離間してガイド用ローラー20、20、・・・が回転自在に支持されている。
【0033】
ディスク搬送部10は、上記したように、ピニオンがラック9、9に噛合され、また、移動用ローラー19、19が本体側筐体3の側面に外方から接すると共にガイド用ローラー20、20、・・・が本体側筐体3に設けられたガイドレール4、4の案内部4b、4bの互いに対向する面に接して本体側筐体3に支持される(図2参照)。そして、ディスク搬送部10は、上記したように、ピニオンが回転されることにより、移動用ローラー19、19及びガイド用ローラー20、20、・・・が転動しながら本体側筐体3に対して昇降移動される。
【0034】
被支持部13、13には、それぞれディスク搬送部10の位置検出手段の構成要素である発光素子21と受光素子22とが互いに対向した状態で設けられている。そして、発光素子21から発光された検出光が一方の透過孔17を透過され、ベース部11を横切って他方の透過孔17を透過されて受光素子22に入光される(図4乃至図6参照)。
【0035】
ディスク搬送部10からの収納棚7aへのディスク状記録媒体100の収納は、該ディスク状記録媒体100を保持したディスク搬送部10のピッキング部12の前方への移動によって行われる。収納棚7aからのディスク搬送部10のディスク状記録媒体100の取出は、該ディスク状記録媒体100をディスク搬送部10のピッキング部12が前方へ移動して把持し、該ピッキング部12が後方へ移動することによって行われる。これらのディスク状記録媒体100のディスク搬送部10と収納棚7aとの間でのやり取りのときには、ディスク状記録媒体100は、その外周縁の一部が受部16、16のディスク受面16a、16a上をスライドされる。
【0036】
ディスク搬送部10を昇降移動させるための駆動モーターはステッピングモーターであるため、ディスク状記録媒体100をディスク搬送部10と収納棚7aとの間でやり取りするときに、収納棚7aの底面に対してディスク搬送部10のディスク受面16a、16aを同一の高さに位置させるようにディスク搬送部10を停止させることが必ずしもできない。また、図7及び図8に示すように、各収納棚7aの高さ、即ち、溝幅Aは、ディスク状記録媒体100が位置される高さ方向におけるスペースであるディスク受面16a、16aと規制壁15、15の突出部15b、15bの下面との間隔Bよりも小さくされている。
【0037】
従って、ステッピングモーターを用いたディスクチェンジャー1にあっては、収納棚7aの溝幅Aを最大限確保し、かつ、ディスク状記録媒体100をディスク搬送部10と収納棚7aとの間で円滑に移動させるには、図7に示すように、ディスク受面16a、16aを収納棚7aの底面より僅かに下方に位置させるようにディスク搬送部10を収納棚7aに対して停止させる必要がある。即ち、図7のディスク搬送部10の停止位置が収納棚7aに対する最適停止位置とされ、例えば、最適停止位置よりディスク搬送部10を1ステップ以上上方へ移動させてしまうと、ディスク受面16a、16aが収納棚7aの底面より上方に位置してしまい、収納棚7aの溝幅Aを最大限に確保することができず(図8参照)、ディスク状記録媒体100の収納及び取出に支障を来たす可能性がある。
【0038】
尚、最適停止位置においてディスク受面16a、16aを収納棚7aの底面より僅かに下方に位置させたときに両者に僅かな高さの差があることは、上記したように、収納棚7aの載置部7b、7bの内側の部分が互いに近づくに従って厚みが薄くなる傾斜面に形成されてディスク状記録媒体100を呼び込み易い形状とされていることから、ディスク状記録媒体100のディスク搬送部10と収納棚7aとの間でのやり取りに支障を来たすことはない。また、ステッピングモーターの1ステップは、例えば、収納棚7aの12分の1の量に設定されている。
【0039】
ディスクチェンジャー1にあっては、各収納棚7a、7a、・・・に対する設計上のディスク搬送部10の最適停止位置についてのデーターを初期テーブルとして有しているが、実際には、ディスクチェンジャー1の各構成部品の寸法誤差や組立誤差等によって最適停止位置が異なってくる。従って、ディスク搬送部10を最適停止位置に停止させるためには、ディスク搬送部10の各収納棚7a、7a、・・・に対する最適停止位置についての位置合わせ調整を行う必要がある。
【0040】
ディスクチェンジャー1にあっては、ディスク搬送部10の収納棚7a、7a、・・・に対する位置合わせ調整を、発光素子21から発光され透過孔17、17を透過されて受光素子22で受光された検出光の光量を測定することにより行っている。そして、この測定を行うに際しては、検出光を遮光する遮光ディスク200を用いる。
【0041】
遮光ディスク200はディスクチェンジャー1に用いられるディスク状記録媒体100と同様の大きさ及び形状に形成されている。位置合わせ調整は、遮光ディスク200がディスク搬送部10のピッキング部12によって収納棚7aへ向けて移動され、遮光ディスク200の重心である中心Pが収納棚7aの後端部に対応して位置された状態、即ち、遮光ディスク200が収納棚7aに依存した状態で行い(図3参照)、この遮光ディスク200の位置が測定位置とされる。そして、遮光ディスク200が測定位置にある状態においては、発光素子21から発光され透過孔17を透過される検出光の一部が遮光ディスク200によって遮光され得る状態となる。
【0042】
このように遮光ディスク200が収納棚7aに依存した状態でディスク搬送部10を1ステップ間隔で昇降移動させると、ディスク搬送部10の停止位置に応じて遮光ディスク200とディスク受け面16a、16aとの間に隙間が形成され、また、その隙間の量が変化されていく。そして、このとき発光素子21から受光素子22へ向けて検出光が照射されると、遮光ディスク200とディスク受け面16a、16aとの間の隙間の量の変化によって遮光ディスク200によって遮光される検出光の量が変化され、これにより受光素子22で受光される光量が変化される。
【0043】
従って、遮光ディスク200が収納棚7aに依存した状態において、ディスク搬送部10の停止位置に応じた受光素子22の受光量を測定することにより、各収納棚7a、7a、・・・に対するディスク搬送部10の停止位置を検出することができる。
【0044】
図9乃至図17は、遮光ディスク200が収納棚7aに依存した状態において、ディスク搬送部10が昇降移動されたときの受光素子22で受光される受光量の変化を模式的に示すものである。尚、遮光ディスク200が収納棚7aに依存した状態においてディスク搬送部10が昇降移動されるときには、ピッキング部12は遮光ディスク200に干渉しない位置に退避されており、遮光ディスク200に対する保持が解除されている。図9乃至図17において、網掛けで示す部分が、透過孔17、17を透過され受光素子22で受光される検出光の光量に相当する。
【0045】
また、図18は、ディスク搬送部10の停止位置をステップ数で表し、そのときの検出光の検出量との関係を示すグラフ図である。
【0046】
図9は、遮光ディスク200の上面が、収納された収納棚7aの上側にある載置部7b、7bの下面に当接しディスク搬送部10が最適停止位置より4ステップ上方の停止位置にあり遮光ディスク200が前下がりに傾斜している状態を示し、図18のステップ数n+4に相当する。このとき、遮光ディスク200が前下がりに傾斜しているため、該遮光ディスク200は受部16、16のディスク受面16a、16aと面接触しておらず該ディスク受面16a、16aの前端と線接触しており、遮光ディスク200とディスク受面16a、16aとの間に隙間が生じている。従って、遮光ディスク200がディスク受面16a、16aと面接触している場合に比し、測定される光量が多い。
【0047】
図10は、図9の状態よりディスク搬送部10が1ステップ下方へ移動された状態である。遮光ディスク200の上面は収納された収納棚7aの上側にある載置部7b、7bの下面と離間され、ディスク搬送部10が最適停止位置より3ステップ上方の停止位置にあり遮光ディスク200がディスク受面16a、16a上に載置されて水平状態に保持されている状態を示し、図18のステップ数n+3に相当する。このとき、遮光ディスク200の下面が収納棚7aの載置部7b、7bに載置されておらず遮光ディスク200がディスク受面16a、16aに載置されているため、遮光ディスク200とディスク受面16a、16aとの間に隙間が生じていない。従って、図9に示すステップ数n+4に比し、測定される光量は少なく、その光量は受部16、16の第1の透過溝16c、16cを透過された量に相当する。
【0048】
尚、ステップ数n+4とステップ数n+3との間でディスク搬送部10が移動される過程において、遮光ディスク200がディスク受面16a、16aに面接触されて載置されるため、ステップ数n+4とステップ数n+3との間に、図18に示すように、グラフ線が傾斜状態から水平状態に変換する変換点X1が表れる。この変換点X1は、遮光ディスク200がディスク受面16a、16aに載置される瞬間の点を示すものである。
【0049】
図11は、図10の状態よりディスク搬送部10が1ステップ下方へ移動された状態である。ディスク搬送部10が最適停止位置より2ステップ上方の停止位置にあり遮光ディスク200がディスク受面16a、16a上に載置されて水平状態に保持されている状態を示し、図18のステップ数n+2に相当する。このとき、遮光ディスク200の下面が収納棚7aの載置部7b、7bに載置されておらず遮光ディスク200がディスク受面16a、16aに載置されているため、遮光ディスク200とディスク受面16a、16aとの間に隙間が生じていない。従って、図10に示すステップ数n+3と測定される光量は同じである。尚、遮光ディスク200の下面と載置部7b、7bとの隙間は、図10の状態より小さい。
【0050】
図12は、図11の状態よりディスク搬送部10が1ステップ下方へ移動された状態である。ディスク搬送部10が最適停止位置より1ステップ上方の停止位置にあり遮光ディスク200がディスク受面16a、16a上に載置されて水平状態に保持されている状態を示し、図18のステップ数n+1に相当する。このとき、遮光ディスク200の下面が収納棚7aの載置部7b、7bに載置されておらず遮光ディスク200がディスク受面16a、16aに載置されているため、遮光ディスク200とディスク受面16a、16aとの間に隙間が生じていない。従って、図10に示すステップ数n+3及び図11に示すステップ数n+2と測定される光量は同じである。尚、遮光ディスク200の下面と載置部7b、7bとの隙間は、図11の状態より小さい。
【0051】
図13は、図12の状態よりディスク搬送部10が1ステップ下方へ移動された状態である。ディスク搬送部10が最適停止位置にあり遮光ディスク200がディスク受面16a、16aと離間され載置部7b、7b上に載置されて水平状態に保持されている状態を示し、図18のステップ数nに相当する。このとき、遮光ディスク200の下面が収納棚7aの載置部7b、7bに載置されているため、遮光ディスク200とディスク受面16a、16aとの間に隙間が生じている。従って、図12に示すステップ数n+1に比し測定される光量は多い。
【0052】
尚、ステップ数n+1とステップ数nとの間でディスク搬送部10が移動される過程において、遮光ディスク200がディスク受面16a、16aと離間されるため、ステップ数n+1とステップ数nとの間に、図18に示すように、グラフ線が水平状態から傾斜状態に変換する変換点X2が表れる。この変換点X2は、載置部7b、7bに載置される遮光ディスク200がディスク受面16a、16aから離間される瞬間の点を示すものである。
【0053】
図14は、図13の状態よりディスク搬送部10が1ステップ下方へ移動された状態である。ディスク搬送部10が最適停止位置より1ステップ下方の停止位置にあり遮光ディスク200が載置部7b、7b上に載置されて水平状態に保持されている状態を示し、図18のステップ数n−1に相当する。このとき、遮光ディスク200の下面が収納棚7aの載置部7b、7bに載置されているため、遮光ディスク200とディスク受面16a、16aとの間に隙間が生じ、この隙間はディスク搬送部10が図13の状態より下方へ移動されていることからステップ数nより大きい。従って、図13に示すステップ数nより測定される光量は多い。
【0054】
図15は、図14の状態よりディスク搬送部10が1ステップ下方へ移動された状態である。ディスク搬送部10が最適停止位置より2ステップ下方の停止位置にあり遮光ディスク200が載置部7b、7b上に載置されて水平状態に保持されている状態を示し、図18のステップ数n−2に相当する。このとき、遮光ディスク200の下面が収納棚7aの載置部7b、7bに載置されているため、遮光ディスク200とディスク受面16a、16aとの間に隙間が生じ、この隙間はディスク搬送部10が図14の状態より下方へ移動されていることからステップ数n−1より大きい。従って、図14に示すステップ数n−1より測定される光量は多い。
【0055】
図16は、図15の状態よりディスク搬送部10が1ステップ下方へ移動された状態である。ディスク搬送部10が最適停止位置より3ステップ下方の停止位置にあり遮光ディスク200が載置部7b、7b上に載置されて水平状態に保持されている状態を示し、図18のステップ数n−3に相当する。このとき、遮光ディスク200の下面が収納棚7aの載置部7b、7bに載置されているため、遮光ディスク200とディスク受面16a、16aとの間に隙間が生じ、この隙間はディスク搬送部10が図15の状態より下方へ移動されていることからステップ数n−2より隙間が大きい。従って、図15に示すステップ数n−2より測定される光量は多い。
【0056】
尚、ステップ数n−2とステップ数n−3との間でディスク搬送部10が移動される過程において、遮光ディスク200の下面が透過孔17、17の上側開口縁より上方に位置されるため、ステップ数n−2とステップ数n−3との間に、図18に示すように、グラフ線が傾斜状態から水平状態に変換する変換点X3が表れる。この変換点X3は、遮光ディスク200の下面が透過孔17、17の上側開口縁と同一の高さに位置される瞬間の点を示すものである。また、遮光ディスク200の下面が透過孔17、17の上側開口縁より上方に位置されていることから、透過孔17、17を透過される検出光の光量は最大である。
【0057】
図17は、図16の状態よりディスク搬送部10が1ステップ下方へ移動された状態である。ディスク搬送部10が最適停止位置より4ステップ下方の停止位置にあり遮光ディスク200が載置部7b、7b上に載置されて水平状態に保持されている状態を示し、図18のステップ数n−4に相当する。このとき、遮光ディスク200の下面が収納棚7aの載置部7b、7bに載置されているため、遮光ディスク200とディスク受面16a、16aとの間に隙間が生じ、この隙間はディスク搬送部10が図16の状態より下方へ移動されていることからステップ数n−3より隙間が大きい。しかしながら、遮光ディスク200の下面が透過孔17、17の上側開口縁より上方に位置されていることから、透過孔17、17を透過される検出光の光量は図16の状態と同じく最大であり、図16に示すステップ数n−2と測定される光量は同じである。
【0058】
以上に説明したように、受光素子22で測定される光量は、変換点X1と変換点X2の間で最小値を示し、変換点X3からステップ数が減少する方向で最大値を示す(図18参照)。
【0059】
図19は、受光素子22で受光された受光量と該受光量を検出するときの検出信号との関係を示すグラフ図である。受光量は検出信号の出力量で表わされ、図19において、出力量が最大値Hの波形は、例えば、図18に示すステップ数n−3以下における受光量に相当し、出力量が最小値Lの波形は、例えば、ステップ数n+1、ステップ数n+2、ステップ数n+3における受光量に相当し、出力量が中間値Mの波形は、例えば、ステップ数n、ステップ数n−1、ステップ数n−2における受光量に相当する。
【0060】
次に、図20乃至図22を参照して、ディスク収納部7、7に対してディスク搬送部10が傾斜している場合の位置合わせ調整について説明する。
【0061】
通常、ディスクチェンジャー1の各構成部品の寸法誤差や組立誤差によって、ディスク搬送部10はディスク収納部7、7に対して傾斜しており、このディスク搬送部10の傾斜を考慮すると、受部16、16のディスク受面16a、16aのうち何れか高い位置にあるディスク受面16aがステップ数nに相当する位置にあることがディスク搬送部10の最適停止位置とされる。
【0062】
図20は、ディスク搬送部10がディスク収納部7に対して傾斜していない理想的な状態を示している。この場合には、ディスク搬送部10及び収納棚7aに依存し測定位置にある遮光ディスク200の何れもが水平状態とされているため、左右に位置する透過孔17、17の開口面積のうち遮光ディスク200によって遮光されていない部分の面積は同じである。従って、受光側の像、即ち、受光素子22の受光量を測定すればよい。
【0063】
図21及び図22は、ディスク搬送部10がディスク収納部7に対して傾斜している状態を示し、図21はディスク搬送部10と遮光ディスク200との距離が小さく、図22はディスク搬送部10と遮光ディスク200との距離が大きい場合を示している。これらの場合には、収納棚7aに依存した遮光ディスク200が水平状態とされ、ディスク搬送部10が傾斜状態とされているため、透過孔17、17の開口面積のうち遮光ディスク200によって遮光されていない部分の面積が異なり、検出光の光量はディスク受面16a、16aのうち高い位置にある側の透過孔17に絞られることになる。このようにディスク搬送部10が傾斜した場合であっても、ディスク受面16a、16aのうち高い位置にある側の透過孔17に絞られ受光素子22に受光される検出光の光量を測定すればディスク搬送部10の収納棚7aに対する位置が検出される。
【0064】
従って、ディスク搬送部10が傾斜しているか否かに拘わらず、受光側の像、即ち、受光素子22の受光量を測定すれば、ディスク搬送部10の各収納棚7a、7a、・・・に対する位置合わせ調整を正確に行うことができる。
【0065】
この位置合わせ調整に際しては、発光素子21から発光され透過孔17、17を透過されて受光素子22で受光された検出光の受光量を測定しており、ディスク搬送部10の受部16、16にディスク受面16a、16aの下側に位置する第1の透過溝16c、16cを形成し、遮光ディスク200によって検出光が遮光された場合でも、常に、一定量以上の受光量が測定されるようにしているが、その理由を図23のグラフ図を参照して説明する。
【0066】
図23は、検出光の検出時に発生する検出電圧とセンサー感度との関係を示すグラフ図である。図23に示すように、検出電圧が大きくなるに従ってセンサー感度が高くなり、両者の関係は指数関数として表される。第1の透過溝16c、16cを形成せず第2の透過溝15c、15cのみを形成したとすれば、測定される光量が少ないため、レンジR1の範囲で検出電圧が測定されるが、第1の透過溝16c、16cをも形成すれば測定される光量が多くなるため、レンジR2の範囲でも検出電圧が測定され、従って、レンジR1とレンジR2を加算したレンジR3の範囲で検出電圧の測定が可能となる。
【0067】
従って、第1の透過溝16c、16cを形成すれば、遮光ディスク200によって検出光が遮光された場合でも、常に、一定量以上の受光量が測定されるため、レンジR3の範囲で検出電圧が測定され、その分、広い範囲で分解能を設定することができ、位置合わせ調整における調整の精度の向上を図ることができる。
【0068】
次に、位置合わせ調整を行うためのディスクチェンジャー1の主要な構成を、図24に示すブロック図を参照して説明する。
【0069】
ディスクチェンジャー1にはマイクロコンピューター23が搭載されており、該マイクロコンピューター23から各種の指令信号、例えば、モータードライバー24を介してステッピングモーター25の駆動の開始又は停止のための信号等が送出される。また、受光素子22で受光された検出光の光量の測定に基づいて、マイクロコンピューター23から各収納棚7a、7a、・・・に対するディスク搬送部10の最適停止位置についての位置情報を含む信号が送出され、メモリー26が有する初期テーブルに書き込まれた設計上のディスク搬送部10の最適停止位置についてのデーターが更新される。従って、メモリー26は、原点位置に対するディスク搬送部10の位置情報が記憶される記憶手段としての役割を果たす。
【0070】
次に、ディスク搬送部10の各収納棚7a、7a、・・・に対する位置合わせ調整の手順について図25に示すフローチャート図を参照して説明する。
【0071】
位置合わせ調整が必要となった場合には、遮光ディスク200を挿脱部6から挿入すると共にディスク搬送部10を移動範囲における上端まで移動させて、ピッキング部12によって挿入された遮光ディスク200を引き込んで保持させる。
【0072】
(S1)予め遮光ディスク200によって検出光が遮光されていない状態における受光素子22での受光量が記憶される。このように遮光ディスク200によって遮光されていない状態における受光量を記憶しておくのは、例えば、受光量の検出機能の不具合等によって予想された以上の出力が生じてしまった場合でも、その出力の増加によって誤検出を生じないように検出量の最大値を記憶させておくようにするためである。従って、以下の受光量の測定において、記憶された受光量より大きな受光量が測定された場合には、当該測定された受光量を記憶された受光量に置き換えて位置合わせ調整を行う。
【0073】
(S2)遮光ディスク200を保持したディスク搬送部10は下降され、該ディスク搬送部10に設けられたフォトインタラプター18によって遮光板5の上端5aが検出され、原点位置の検出が為される。そして、原点位置が検出されると、メモリー26の初期テーブルの値に基づいて、位置合わせ調整を必要とする収納棚7aまで所定のステップ数だけディスク搬送部10が第1の停止位置まで上昇する。尚、初期テーブルの値とは、設計上定められた値又は既に位置合わせ調整が行われている場合には更新された値を意味する。
【0074】
(S3)ディスク搬送部10が第1の停止位置に停止されると、ピッキング部12が前進し、保持している遮光ディスク200が収納棚7aに依存する位置、即ち、遮光ディスク200の中心Pが収納棚7aの後端部に対応する位置である測定位置まで移動され(図3参照)、次いで、ピッキング部12による遮光ディスク200の保持が解除され該ピッキング部12が後退して遮光ディスク200に干渉しない位置まで移動される。
【0075】
(S4)発光素子21から透過孔17、17を介して検出光が受光素子22へ向けて照射され、測定位置における受光量Aが測定される。
【0076】
(S5)ディスク搬送部10が1ステップ下降される。例えば、第1の停止位置がステップ数nであればステップ数n−1に移動され、第1の停止位置がステップ数n+3であればステップ数n+2に移動される。1ステップ下降された位置が第2の停止位置とされる。
【0077】
(S6)ディスク搬送部10が1ステップ下降された第2の停止位置において、受光量Bが測定される。
【0078】
(S7)受光量Aと受光量Bとの測定値の変化の状態が判別される。尚、この測定値の変化の状態の判別においては、検出機能における検出精度やディスク搬送部10の停止位置の精度等を考慮して、ある閾値を設定し、ある閾値以内の変化であれば、「変化なし」と判別し、閾値を超える変化量があった場合に「増加」又は「減少」と判別する。このように閾値を設けての判別は、以下の測定値の変化の状態の判別についても同様とする。
【0079】
受光量A<受光量Bであれば、第2の停止位置は、図18に示す変換点X2より左側の位置であると考えられ、通常、ステップ数n、ステップ数n−1、ステップ数n−2又はステップ数n−3の位置である。この場合には、(S8)に進み、ディスク搬送部10が上昇される。
【0080】
逆に、受光量A≧受光量Bであれば、第2の停止位置は、図18に示す変換点X2より右側の位置であると考えられ、通常、ステップ数n+1、ステップ数n+2、ステップ数n+3又はステップ数n+4の位置である。この場合には、(S9)に進み、ディスク搬送部10がさらに下降される。
【0081】
従って、搬送部10の第1の停止位置における受光量Aと第2の停止位置における受光量Bとの比較によって、搬送部10が引き続いて移動される第3の停止位置が決定される。
【0082】
(S8)(S7)の測定値の変化の判別結果に基づいて、ディスク搬送部10が上昇と決定される。
【0083】
(S9)(S7)の測定値の変化の判別結果に基づいて、ディスク搬送部10が下降と決定される。
【0084】
(S10)(S8)又は(S9)の決定に基づいてディスク搬送部10が1ステップ上昇又は下降され第3の停止位置に移動される。
【0085】
(S11)1ステップ上昇又は下降された位置における受光量が測定される。
【0086】
(S12)1ステップ上昇又は下降された位置における測定値と上昇又は下降される前の測定値との変化の状態が判別される。ディスク搬送部10が上昇された場合に、「変化なし」と判別されたときには(S15)へ進み、「増加」又は「減少」と判別されたときには(S13)へ移行する。ディスク搬送部10が下降された場合に、「増加」と判別されたときには(S15)へ進み、「変化なし」又は「減少」と判別されたときには(S13)へ移行する。
【0087】
ディスク搬送部10の上昇過程において、「変化なし」と判別された場合には、図18に示すステップ数n+1からステップ数n+2への移動であると考えられる。また、ディスク搬送部10の下降過程において、「増加」と判別された場合には、図18に示すステップ数n+1からステップ数nへの移動であると考えられる。
【0088】
(S13)ディスク搬送部10が4ステップ移動したか否かが判別される。3ステップまでの移動であれば再度(S10)へ進み、(S12)において(S15)へ移行する判別結果が得られるまで(S10)から(S13)が繰り返し行われる。4ステップの移動であれば(S14)へ移行する。
【0089】
4ステップ移動したか否かを判別するのは、例えば、検出機能に不具合が生じた場合に(S10)から(S12)の手順が無限に繰り返されるようなことがないように回数制限をしたものである。尚、4ステップというのは一例であって、回数制限は判定環境や装置の精度等に応じて任意に選択可能である。
【0090】
(S14)4ステップ移動した場合には、位置合わせ調整のリトライモードに移行し、(S3)へ移行して再度(S3)以降の手順が行われる。
【0091】
(S15)ディスク搬送部10の移動方向を反転し、上昇していた場合にはディスク搬送部10を下降させ、下降していた場合にはディスク搬送部10を上昇させる。例えば、ディスク搬送部10の反転移動は2ステップ行われ、ディスク搬送部10が2ステップ下降又は上昇する過程において、各ステップ数の停止位置における受光量を測定し、2ステップの下降がステップ数n+2→ステップ数n+1→ステップ数nの移動であるか否か又は2ステップの上昇がステップ数n→ステップ数n+1→ステップ数n+2の移動であるか否かを確認判断する。
【0092】
(S16)2ステップで確認判断が完了しないときには(S10)へ移行し、再度(S10)以降の手順が行われる。尚、2ステップというのは一例であって、確認判断の回数制限は判定環境や装置の精度等に応じて任意に選択可能である。
【0093】
(S17)ディスク搬送部10が下降されて確認判断された場合には2ステップ下降した位置がステップ数nであるため、2ステップ下降されたステップが収納棚7aに対するディスク搬送部10の最適停止位置として決定され、ディスク搬送部10が上昇されて確認判断された場合には2ステップ上昇される前の位置がステップ数nであるため、2ステップ上昇される前のステップが収納棚7aに対するディスク搬送部10の最適停止位置として決定される。
【0094】
以上のようにして、位置合わせ調整が必要とされる各収納棚7a、7a、・・・に対するディスク搬送部10の最適停止位置が決定され、決定された各最適停止位置がマイクロコンピューター23によってメモリー26に記憶され初期テーブルの値が更新される。尚、最適停止位置のメモリー26への記憶は、ディスク搬送部10の原点位置からの絶対値として記憶させてもよく、また、初期テーブルが有する設計値とのずれ量を記憶させるようにしてもよい。
【0095】
位置合わせ調整が完了すると、遮光ディスク200がディスク搬送部10のピッキング部12によって再び保持され、ディスク搬送部10が移動範囲における上端まで移動され、ピッキング部12が前進され遮光ディスク200に対する保持が解除されることにより、該遮光ディスク200が挿脱部6から排出可能な状態とされる。
【0096】
そして、ディスク状記録媒体100、100、・・・のディスク搬送部10と各収納棚7a、7a、・・とのやり取りが行われる実動作時には、メモリー26に記憶され更新された最適停止位置の値が読み出され、ディスク搬送部10が各収納棚7a、7a、・・・に対して最適停止位置で停止されディスク状記録媒体100、100、・・・の適正なやり取りが行われる。
【0097】
以上に記載した通り、ディスクチェンジャー1にあっては、発光素子21から発光された検出光のうち遮光ディスク200に遮光されず受光素子22で受光された受光量に基づいてディスク搬送部10の収納棚7aに対する最適停止位置を検出し、検出結果をメモリー26に記憶させるようにしているため、高価な検出手段、例えば、CCDカメラやオシロスコープ等の測定器を用いる必要がなく、部品点数が少なく、低コストでディスク搬送部10の収納棚7aに対する最適停止位置を設定するための位置合わせ調整を行うことができる。
【0098】
また、各収納棚7a、7a、・・・に対して各別に位置合わせ調整を行うことができるため、位置合わせ調整の信頼性を向上させることができる。
【0099】
さらに、位置合わせ調整に際しては、遮光ディスク200の重心がディスク収納部7に位置された状態、即ち、遮光ディスク200が収納棚7aに依存した測定位置においてディスク搬送部10の停止位置が検出されるため、停止位置の検出が確実に為され最適停止位置の検出の一層の信頼性の向上を図ることができる。
【0100】
さらにまた、ディスクチェンジャー1にあっては、位置合わせ調整において、ディスク搬送部10の停止位置に応じて変化される遮光ディスク200とディスク受面16a、16aとの間の隙間を透過される検出光の光量の変化を測定してディスク搬送部10の最適停止位置を検出しているため、最適停止位置の検出を極めて容易に行うことができる。
【0101】
加えて、位置合わせ調整においては、ディスク搬送部10を昇降させ収納棚7aに対する停止位置を変化させて各停止位置の位置情報を検出しているため、例えば、設計値を基準にして実際のずれ量を計算によって算出し最適停止位置を設定するような場合に比し、最適停止位置の検出を正確に行うことができる。
【0102】
尚、上記した位置合わせ調整の手順にあっては、図25に示す(S5)において受光量Aを測定後、常に、ディスク搬送部10を1ステップ下降させるようにしているが、このように常に一方向へディスク搬送部10を移動させれば、手順が簡単であり、誤動作が防止され、マイクロコンピューター23による制御も容易であるため調整時間の短縮化にも寄与する。
【0103】
上記には、位置合わせ調整において、遮光ディスク200を用いた場合を示したが、例えば、ケース体内に回転可能に収納されて成るディスク状記録媒体が用いられるディスクチェンジャー等では、ケース体が遮光するものであれば、遮光ディスク200に代えて当該ディスク状記録媒体を用いて発光素子21から照射される検出孔を遮光して最適停止位置を検出するようにしてもよい。
【0104】
また、上記した位置合わせ調整は、所謂縦置き型のディスクチェンジャーにおいても行うことが可能である。尚、この場合には、遮光ディスク200を測定位置において収納棚に依存させるための機構を設けることが望ましい。
【0105】
尚、上記した実施の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明の実施を行うに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0106】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明ディスク搬送装置は、所定の方向へ移動されてディスク状記録媒体を搬送するディスク搬送部と、該ディスク搬送部によって搬送されたディスク状記録媒体を収納するディスク収納部と、ディスク搬送部とともに移動する受光素子と発光素子とを有し、該発光素子と該受光素子との間に遮光可能な遮光ディスクが該ディスク搬送部によって保持されるように配置し、該発光素子から発光され受光素子で受光された検出光に基づいてディスク搬送部の移動方向における停止位置を検出する位置検出手段とを備え、上記発光素子から発光された検出光のうち遮光ディスクに遮光されず受光素子で受光された受光量に基づいてディスク搬送部の停止位置が位置検出手段によって検出され、所定の基準位置に対するディスク搬送部の位置情報を記憶する記憶手段の当該位置情報を位置検出手段によって検出された検出結果に応じて更新してディスク搬送部をディスク収納部に対する最適停止位置に停止させるようにし、遮光ディスクがディスク搬送部からディスク収納部へ向けて移動され遮光ディスクの重心がディスク収納部に位置された状態においてディスク搬送部の停止位置を検出するようにしたことを特徴とする。また、本発明ディスク搬送方法は、ディスク搬送部と共に発光素子と受光素子とが移動し、該発光素子と該受光素子との間に遮光可能な遮光ディスクが該ディスク搬送部によって保持されるように配置し、該発光素子から発光された光を該受光素子で受光し、該受光素子で受光した受光量に基づいてディスク搬送部の移動を制御するディスク搬送方法において、上記遮光ディスクを保持した上記ディスク搬送部を第1の停止位置に移動させ、該第1の停止位置における受光量を測定する第1の測定ステップと、上記遮光ディスクを保持した上記ディスク搬送部を第2の停止位置に移動させ、該第2の停止位置における受光量を測定する第2の測定ステップと、上記第1の停止位置における受光量と上記第2の停止位置における受光量とに基づいて上記ディスク搬送部の移動方向を決定する移動方向決定ステップと、上記移動方向決定ステップにより決定された移動方向に上記ディスク搬送部を移動させる移動ステップと、遮光ディスクをディスク搬送部からディスク収納部へ向けて移動させ、遮光ディスクの重心がディスク収納部に位置された状態においてディスク搬送部の停止位置を検出する検出ステップとを有することを特徴とする。
【0107】
従って、高価な検出手段、例えば、CCDカメラやオシロスコープ等の測定器を用いる必要がなく、部品点数が少なく、低コストでディスク搬送部のディスク収納部に対する最適停止位置を設定するための位置合わせ調整を行うことができる。また、遮光ディスクがディスク搬送部からディスク収納部へ向けて移動され遮光ディスクの重心がディスク収納部に位置された状態においてディスク搬送部の停止位置を検出するようにしたので、停止位置の検出が確実に為され最適停止位置の検出の信頼性が一層高まる。
【0109】
請求項2に記載した発明にあっては、ディスク搬送部に遮光ディスクを支持するディスク支持部を設け、遮光ディスクのディスク外周面とディスク支持部とに向けて発光素子から検出光を照射し、ディスク搬送部の停止位置に応じて変化される遮光ディスクとディスク支持部との間の隙間を透過する検出光を受光素子で受光するようにしたので、最適停止位置の検出を極めて容易に行うことができる。
【0110】
請求項3に記載した発明にあっては、ディスク搬送部の停止位置を変化させて位置検出手段によって各停止位置の位置情報を検出し、検出した各位置情報に基づいてディスク搬送部のディスク収納部に対する最適停止位置を決定するようにしたので、例えば、設計値を基準にして実際のずれ量を計算によって算出し最適停止位置を設定するような場合に比し、最適停止位置の検出を正確に行うことができる。
【0111】
請求項4に記載した発明にあっては、検出開始後に初めにディスク搬送部が移動されて停止される第1の停止位置における位置検出手段による第1の位置情報の検出に引き続き、ディスク搬送部を移動方向における一方へ移動させて該ディスク搬送部の第2の停止位置における位置検出手段による第2の位置情報の検出を行い、第1の位置情報の検出時の受光素子の受光量と第2の位置情報の検出時の受光素子の受光量との変化量に基づいて第2の停止位置から第3の停止位置へのディスク搬送部の移動方向を決定するようにしたので、位置合わせ調整の手順が簡単であり、誤動作が防止され、制御も容易であるため調整時間の短縮化にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2乃至図25と共に本発明ディスク搬送装置等をディスクチェンジャーに適用した実施の形態を示すものであり、本図はディスクチェンジャーの概略側面図である。
【図2】 ディスク搬送部とディスク収納部とを示す概略平面図である。
【図3】 遮光ディスクが測定位置にある状態を示す概略拡大斜視図である。
【図4】 要部を一部を断面にして示す拡大斜視図である。
【図5】 発光素子と透過孔との関係を一部を断面にして示す拡大正面図である。
【図6】 発光素子と透過孔との関係を一部を断面にして示す拡大平面図である。
【図7】 図8と共にディスク搬送部と収納棚との関係を示すものであり、本図はディスク搬送部が最適停止位置にある状態を示す概略断面図である。
【図8】 ディスク搬送部が最適停止位置にない状態を示す概略断面図である。
【図9】 図10乃至図17と共にディスク搬送部の停止位置と透過孔の開口面積との関係を示すものであり、本図はディスク搬送部がステップ数n+4に位置されている状態を示す概念図である。
【図10】 ディスク搬送部がステップ数n+3に位置されている状態を示す概念図である。
【図11】 ディスク搬送部がステップ数n+2に位置されている状態を示す概念図である。
【図12】 ディスク搬送部がステップ数n+1に位置されている状態を示す概念図である。
【図13】 ディスク搬送部がステップ数nに位置されている状態を示す概念図である。
【図14】 ディスク搬送部がステップ数n−1に位置されている状態を示す概念図である。
【図15】 ディスク搬送部がステップ数n−2に位置されている状態を示す概念図である。
【図16】 ディスク搬送部がステップ数n−3に位置されている状態を示す概念図である。
【図17】 ディスク搬送部がステップ数n−4に位置されている状態を示す概念図である。
【図18】 受光素子で検出される検出光の検出量とディスク搬送部の停止位置(ステップ数)との関係を示すグラフ図である。
【図19】 受光量に対する検出信号の波形を示すグラフ図である。
【図20】 図21及び図22と共にディスク搬送部の傾きと受光量との関係を示すものであり、本図はディスク搬送部が傾斜していない状態を示す概念図である。
【図21】 ディスク搬送部が傾斜され遮光ディスクとディスク受面との距離が小さい状態を示す概念図である。
【図22】 ディスク搬送部が傾斜され遮光ディスクとディスク受面との距離が大きい状態を示す概念図である。
【図23】 検出電圧とセンサー感度の関係を示すグラフ図である。
【図24】 ディスクチェンジャーの主要な構成を示すブロック図である。
【図25】 位置合わせ調整の手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…ディスクチェンジャー(ディスク搬送装置)、7…ディスク収納部、10…ディスク搬送部、16a…ディスク受面(ディスク支持部)、21…発光素子、22…受光素子、26…メモリー(記憶手段)、100…ディスク状記録媒体、200…遮光ディスク
Claims (5)
- 所定の方向へ移動されてディスク状記録媒体を搬送するディスク搬送部と、
前記ディスク搬送部によって搬送されたディスク状記録媒体を収納するディスク収納部と、
前記ディスク搬送部とともに移動する受光素子と発光素子とを有し、当該発光素子と当該受光素子との間に遮光可能な遮光ディスクが当該ディスク搬送部によって保持されるように配置し、当該発光素子から発光され当該受光素子で受光された検出光に基づいて当該ディスク搬送部の移動方向における停止位置を検出する位置検出手段とを備え、
前記発光素子から発光された検出光のうち遮光ディスクに遮光されず前記受光素子で受光された受光量に基づいて前記ディスク搬送部の停止位置が前記位置検出手段によって検出され、所定の基準位置に対する当該ディスク搬送部の位置情報を記憶する記憶手段の当該位置情報を当該位置検出手段によって検出された検出結果に応じて更新して当該ディスク搬送部を前記ディスク収納部に対する最適停止位置に停止させるようにし、
前記遮光ディスクが前記ディスク搬送部から前記ディスク収納部へ向けて移動され当該遮光ディスクの重心が当該ディスク収納部に位置された状態において当該ディスク搬送部の停止位置を検出するようにした
ことを特徴とするディスク搬送装置。 - 前記ディスク搬送部に前記遮光ディスクを支持するディスク支持部を設け、
前記遮光ディスクのディスク外周面と前記ディスク支持部とに向けて前記発光素子から検出光を照射し、
前記ディスク搬送部の停止位置に応じて変化される前記遮光ディスクと前記ディスク支持部との間の隙間を透過する検出光を前記受光素子で受光するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載のディスク搬送装置。 - 前記ディスク搬送部の停止位置を変化させて前記位置検出手段によって各停止位置の位置情報を検出し、検出した各位置情報に基づいて前記ディスク搬送部の前記ディスク収納部に対する最適停止位置を決定するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載のディスク搬送装置。 - 検出開始後に初めに前記ディスク搬送部が移動されて停止される第1の停止位置における前記位置検出手段による第1の位置情報の検出に引き続き、前記ディスク搬送部を移動方向における一方へ移動させて前記ディスク搬送部の第2の停止位置における前記位置検出手段による第2の位置情報の検出を行い、
前記第1の位置情報の検出時の前記受光素子の受光量と前記第2の位置情報の検出時の前記受光素子の受光量との変化量に基づいて前記第2の停止位置から第3の停止位置への前記ディスク搬送部の移動方向を決定するようにした
ことを特徴とする請求項3に記載のディスク搬送装置。 - 前記ディスク搬送部とともに前記発光素子と前記受光素子とが移動し、前記発光素子と前記受光素子との間に遮光可能な前記遮光ディスクが前記ディスク搬送部によって保持されるように配置し、前記発光素子から発光された光を前記受光素子で受光し、前記受光素子で受光した受光量に基づいて前記ディスク搬送部の移動を制御するディスク搬送方法において、
前記遮光ディスクを保持した前記ディスク搬送部を前記第1の停止位置に移動させ、前記第1の停止位置における受光量を測定する第1の測定ステップと、
前記遮光ディスクを保持した前記ディスク搬送部を前記第2の停止位置に移動させ、前記第2の停止位置における受光量を測定する第2の測定ステップと、
前記第1の停止位置における受光量と前記第2の停止位置における受光量とに基づいて前記ディスク搬送部の移動方向を決定する移動方向決定ステップと、
前記移動方向決定ステップにより決定された移動方向に前記ディスク搬送部を移動させる移動ステップと、
前記遮光ディスクを前記ディスク搬送部から前記ディスク収納部へ向けて移動させ、前記遮光ディスクの重心が前記ディスク収納部に位置された状態において前記ディスク搬送部の停止位置を検出する検出ステップとを有する
ことを特徴とするディスク搬送方法。
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