JP4170777B2 - 音声案内機能を有する装置 - Google Patents

音声案内機能を有する装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の手順に従って操作が実行される装置であって、手順夫々の操作方法を音声で案内する音声案内機能を有する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置,コピー機,プリンタ及びこれらを複合した複合機等のような装置は、ユーザによる操作を受け付ける操作部が設けられており、操作部に備えられている各部をユーザが操作した場合に、操作された各部に対応した処理を実行することにより、各装置としての動作を行なっている。
【0003】
このような装置においては、機能の拡張が著しく、ユーザは、各装置が備える全ての機能を十分に理解することが困難であり、特に使用頻度の少ない機能については、操作手順を理解していない場合が多く、このような機能を利用する場合、操作手順をマニュアル等により調べながら操作しなければならなかった。
特に、装置に不具合が発生した場合に、発生した不具合を解消するための操作手順をユーザが理解していない場合が多い。このような場合には、ユーザは、マニュアル等を参照し、また、サービスセンターへ問い合わせする等の必要が生じる。
【0004】
そこで、特に、この種の装置において発生する可能性が大きい不具合についての音声ガイダンス機能を、各装置に予め持たせておき、不具合が発生した場合に、対応するガイダンスを再生出力することにより、ユーザに、不具合を解消する方法を案内する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−122449号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1の装置においては、発生した不具合の解消方法をユーザに案内するために出力される音声ガイダンスは、発生した不具合の解消手順の全てを含んでおり、不必要な内容を出力する場合もある。従って、ユーザが所望する内容のみを音声ガイダンスとして出力させることは困難である。
また、案内すべき全ての操作手順についての音声ガイダンスを出力するために、出力される音声ガイダンスが長くなる場合には、音声の出力時間が長くなり、周囲の人に耳障りであるという問題があった。
【0007】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、音声案内の実行の指示を受け付けた時点で次に実行すべき手順を特定し、特定した手順に基づき選択した音声データを読み出して再生出力することにより、所定の手順の進行中において、ユーザが音声案内の実行の指示をした時点で特定された手順に基づく音声データを再生出力させ、ユーザに各手順の操作方法を音声で案内することができる音声案内機能を有する装置を提供することを目的とする。
【0008】
本発明の他の目的は、音声案内の実行の指示を受け付けた時点で次に実行すべき手順であると特定された手順以降の全ての手順の操作方法を音声で案内する音声データを順次読み出して再生出力することにより、所定の手順の進行中において、ユーザが音声案内の実行の指示をした時点以降に順次実行すべき手順についての操作方法を順次音声でユーザに案内することができる音声案内機能を有する装置を提供することにある。
【0009】
本発明の更に他の目的は、音声案内の実行の指示を受け付けた時点で次に実行すべき手順であると特定された手順の操作方法を音声で案内する音声データを読み出して再生出力することにより、所定の手順の進行中において、ユーザが次に実行すべき手順の操作方法が分からない場合に、ユーザが必要とする音声案内を再生出力することができる音声案内機能を有する装置を提供することにある。
【0010】
本発明の更に他の目的は、音声案内の停止の指示を受け付けた時点で、再生出力していた音声データを停止させることにより、ユーザが音声案内の出力を必要としなくなった場合に、音声データの再生出力を終了させることができる音声案内機能を有する装置を提供することにある。
【0011】
本発明の更に他の目的は、入力された音声情報と予め記憶してある所定の音声情報とを比較し、比較結果が一致した場合に、音声案内の実行の指示、又は停止の指示として受け付けることにより、予め設定された音声情報を入力することで、音声案内の実行の指示、又は停止の指示を行なうことができる音声案内機能を有する装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る音声案内機能を有する装置は、所定の手順に従って操作が実行される装置において、前記所定の手順夫々の操作方法を音声で案内する音声データを記憶した音声データ記憶手段と、該音声データ記憶手段が記憶している音声データを再生出力する音声再生手段と、音声案内の実行/停止の指示を受け付ける受付手段と、該受付手段が音声案内の実行の指示を受け付けた時点で次に実行すべき手順を特定する特定手段と、該特定手段が特定した手順に基づき、再生出力すべき音声データを選択する選択手段と、該選択手段が選択した音声データを前記音声データ記憶手段から読み出して前記音声再生手段に再生出力させる音声案内手段とを備え、前記音声再生手段が、前記受付手段が音声案内の実行の指示を受け付けた時点で前記特定手段が特定した次に実行すべき手順に基づいて前記選択手段が選択した再生出力すべき音声データを再生出力し、前記受付手段が音声案内の停止の指示を受け付けた時点で音声データの再生出力を停止することにより、前記所定の手順中の任意の手順から音声案内を開始し、前記所定の手順中の任意の手順で音声案内を終了するようにしてあることを特徴とする。
【0013】
第1発明による場合は、所定の手順夫々の操作方法を音声で案内する音声データを音声データ記憶手段に記憶しておく。
また、任意の手順において、音声案内の実行の指示を受付手段により受け付けた時点で次に実行すべき手順を特定手段により特定し、特定した手順に基づき再生出力すべき音声データを選択手段により選択し、選択した音声データを音声データ記憶手段から読み出して音声再生手段により再生出力することにより、所定の手順の進行中において、ユーザが音声案内の実行の指示をした任意の時点で特定された手順に基づく音声データを再生出力させ、ユーザに各手順の操作方法を音声で案内することができる。
さらに、受付手段が音声案内の停止の指示を受け付けた任意の時点で、音声再生手段が再生出力していた音声データを停止させることにより、ユーザが音声案内の出力を必要としなくなった場合に、音声データの再生出力を終了させることができ、不要な音声案内による周囲への迷惑を軽減することができる。
【0014】
第2発明に係る音声案内機能を有する装置は、前記選択手段は、前記特定手段が特定した手順以降の全ての手順の操作方法を音声で案内する音声データを選択するようにしてあることを特徴とする。
【0015】
第2発明による場合は、音声案内の実行の指示を受付手段により受け付けた時点で次に実行すべき手順であると特定手段により特定された手順以降の全ての手順の操作方法を音声で案内する音声データを選択手段により選択し、選択した音声データを順次音声データ記憶手段から読み出して再生出力することにより、所定の手順の進行中において、ユーザが音声案内の実行の指示をした時点以降に順次実行すべき手順についての操作方法を順次音声でユーザに案内することができる。
【0016】
第3発明に係る音声案内機能を有する装置は、前記選択手段は、前記特定手段が特定した手順の操作方法を音声で案内する音声データを選択するようにしてあることを特徴とする。
【0017】
第3発明による場合は、音声案内の実行の指示を受付手段により受け付けた時点で次に実行すべき手順であると特定手段により特定された手順の操作方法を音声で案内する音声データを選択手段により選択し、選択した音声データを音声データ記憶手段から読み出して再生出力することにより、所定の手順の進行中において、ユーザが次に実行すべき手順の操作方法が分からない場合に、ユーザが必要とする音声案内を再生出力することができる。
【0020】
発明に係る音声案内機能を有する装置は、所定の音声情報を記憶する記憶手段と、音声入力手段と、該音声入力手段が入力した音声情報と前記記憶手段が記憶している所定の音声情報とを比較する比較手段とを更に備え、前記受付手段は、前記比較手段による比較結果が一致した場合に、音声案内の実行の指示、又は停止の指示を受け付けるようにしてあることを特徴とする。
【0021】
発明による場合は、所定の音声情報を記憶手段に記憶しておき、音声入力手段が入力した音声情報と予め記憶してある所定の音声情報とを比較手段により比較し、比較結果が一致した場合に、音声案内の実行の指示、又は停止の指示として受付手段が受け付けることにより、予め設定された音声情報を入力することで、音声案内の実行の指示、又は停止の指示を行なうことができ、所定の手順夫々の操作方法についての音声案内を出力させるための操作を知らないユーザにおいても、予め設定された音声情報を発することのみにて、所望する音声案内を確認することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る音声案内機能を有する装置を、その実施の形態である複合機に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は本発明に係る複合機100の機能構成例を示すブロック図であり、本発明に係る音声案内機能を有する装置としての複合機100は、主制御部(CPU)1を制御中枢としてバス2を介して以下のような各部の動作を制御し、一連の手順に従って受け付けた操作を順次実行する。
【0023】
バス2には、主制御部1の制御手順(コンピュータプログラム)等を記録したROM(記憶手段)3、主制御部1による制御動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM(SRAM等)4、画像データを一時的に記憶する画像メモリ(DRAM等)5、画像メモリ5に記憶された画像データの符号化/復号化処理を行なうコーデック6、音声によるガイダンスメッセージが適宜の音声データ形式で予め記録されている音声メッセージメモリ(音声ROM)(音声データ記憶手段)7、音声メッセージメモリ7を制御して音声データを読み出してスピーカ(音声再生手段)9から再生出力させるメッセージ発生制御部(音声案内手段)8、マイク17から入力された音声情報を適宜の音声データ形式に変換して取得する音声入力部(音声入力手段)18等が接続されている。
【0024】
またバス2には、一般アナログ回線等の外部(公衆)通信網にデータを送受信するための変復調機能を備えたモデム10、このモデム10と外部(公衆)通信網とを接続する場合に通信相手を呼び出すためにダイヤル信号を送出する機能を備えたNCU(網制御部)11、コピーすべき原稿またはファクシミリ送信すべき原稿をデジタルデータの画像データとして読み取る画像読取部12、コピーすべき原稿を読み取った場合にその画像データを、またはファクシミリ通信により受信した画像データを用紙に記録出力するプリンタ(画像記録部)13、テンキー及びボタン等を備え、これらの操作が行なわれた場合に対応する信号を入力する操作部14、使用方法の案内、処理状態の途中経過等の状況表示又は操作確認を表示するための表示部(たとえばLCD等)15、LAN等の通信網に接続するためのLANI/F16等が接続されている。
【0025】
なお、画像メモリ5は一般的なDRAMを使用しているが、高速処理が可能なSDRAM又はDDR―SDRAM等である方が複合機100のスループット向上のためには好ましい。
操作部14には、コピー部数を入力するため、またはファクシミリ送信の際の宛先の電話番号(ファクシミリ番号)を入力するためのテンキー、通信相手の電話番号又はファクシミリ番号等の相手先番号をメモリ登録するためのワンタッチ登録キー140、各種の設定処理において設定完了を指示するためのOKキー141、及びワンタッチキー等が備えられている。
【0026】
RAM4には、ユーザによりワンタッチキーとして設定されたワンタッチキーテーブルが記憶してある。尚、RAM4にフラッシュメモリを使用した場合には、停電,複合機100の移動等のために電源が遮断された場合であっても記憶内容が失われることはない。また、ワンタッチキーテーブルには、ワンタッチキー番号、相手先番号、相手先名、相手先名の読み仮名、及び相手先夫々をグループ分けする際に割り当てたグループ番号等を対応させて記憶してある。
音声メッセージメモリ7には、複合機100が有する各機能を実現するための所定の手順夫々に対応して、各手順の操作方法を音声で案内する音声データが記憶してある。
【0027】
ROM3には、予め設定された特定メッセージデータ30、例えば、「ワカラナイ」及び「オワリ」等の所定の音声情報が記憶してあり、主制御部1は、マイク17を介して音声入力部18が取得した音声情報と、ROM3に記憶してある特定メッセージデータ30とを比較する比較手段としても機能する。
具体的には、主制御部1は、音声入力部18が取得した音声情報を音声認識してテキストデータに変換し、特定メッセージデータ30と比較する。
【0028】
また、マイク17を介して取得した音声情報が、特定メッセージデータ30と一致した場合、主制御部1は、音声メッセージメモリ7が記憶している音声データを、メッセージ発生制御部8が再生出力することによる音声案内の実行及び停止の指示を受け付ける受付手段としても機能する。例えば、特定メッセージデータ30である「ワカラナイ」と一致する音声情報を取得した場合には、音声案内の実行の指示を受け付け、また、「オワリ」と一致する音声情報を取得した場合には、音声案内の停止の指示を受け付けるものとする。
尚、操作部14に、音声案内の実行及び停止を指示するためのキーを設ける構成としてもよい。
【0029】
更に、主制御部1は、ユーザの操作により進行される所定の手順において、上述のように、マイク17を介して音声入力部18が取得した音声情報に基づき、音声案内の実行指示を受け付けた時点で次に実行すべき手順を特定する特定手段、及び特定した手順に基づき再生出力すべき音声データを選択する選択手段としても機能する。
具体的には、主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けた場合、この時点で次に実行すべき手順を特定し、また、特定した手順の操作方法を音声で案内する音声データを選択する。更に選択した音声データを、メッセージ発生制御部8に、音声メッセージメモリ7から読み出させ、スピーカ9を介して再生出力させることにより、ユーザに次に実行すべき手順の操作方法を案内する。
【0030】
以下に、上述のような構成の複合機100による音声案内の出力動作について説明する。図2及び図3は実施の形態1に係る複合機100による音声案内出力処理手順を示すフローチャートである。
ここでは、ユーザが、ワンタッチ登録操作を行なっている際の音声案内出力処理について説明する。尚、ワンタッチ登録操作には、ワンタッチ登録キー140の操作、次いで、登録すべきワンタッチキー番号、相手先番号、相手先名、相手先名の読み仮名の入力操作、更に、メモリ登録内のグループ番号の入力操作が含まれており、ユーザは、操作部14の各部を用いて、上述した一連の操作を行なう必要がある。
【0031】
上述した構成の複合機100において、ワンタッチ登録操作を行なうユーザは、まず、操作部14のワンタッチ登録キー140を操作する。
複合機100の主制御部1は、ワンタッチ登録キー140が操作されたか否かを判断しており(S1)、ワンタッチ登録キー140が操作されたと判断した場合(S1:YES)、マイク17を介して音声入力部18が取得する音声情報と、予めROM3に記憶してある特定メッセージデータ30の「ワカラナイ」とを比較することによる、音声案内の実行指示の受付処理を開始する(S2)。
【0032】
ユーザは、次に、登録すべきワンタッチキー番号を設定するため、所望のワンタッチキーを操作する必要があり、複合機100の主制御部1は、ワンタッチキーが操作されたか否かを判断しており(S3)、ワンタッチキーが操作されていないと判断した場合(S3:NO)、マイク17を介して取得した音声情報と、特定メッセージデータ30の「ワカラナイ」とを比較することにより、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S4)。
【0033】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S4:NO)、ステップS3の処理に戻り、ユーザがワンタッチキーを操作したか否かを判断しており、音声案内の実行指示を受け付けた場合(S4:YES)、この時点で次にユーザが実行すべき手順をワンタッチキーの操作であると特定し、ワンタッチキーの操作方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S5)。
【0034】
ここでは、例えば、「登録したい番号のワンタッチキーを押して下さい」等のように、ワンタッチキーを操作することを案内する音声データが再生出力される。この音声案内を聞いたユーザは、対応するワンタッチキーを操作することにより、次の操作手順を行なうことができる。
【0035】
上述のようにしてユーザがワンタッチキーを操作した場合(S3:YES)、主制御部1は、次に、相手先番号をユーザが入力したか否かを判断しており(S6)、相手先番号が入力されていない場合(S6:NO)、ステップS4と同様に、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S7)。
【0036】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S7:NO)、ステップS6の処理に戻り、相手先番号をユーザが入力したか否かを判断している。音声案内の実行指示を受け付けた場合(S7:YES)、主制御部1は、この時点で次にユーザが実行すべき手順を相手先番号の入力であると特定し、相手先番号の入力方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S8)。
【0037】
ここでは、例えば、「相手先番号を入力して下さい」等のように、登録したい相手先番号を操作部14の操作により入力することを案内する音声データが再生出力される。この音声案内を聞いたユーザは、相手先番号を入力することにより、次の操作手順を行なうことができる。
【0038】
ユーザが相手先番号を入力した場合(S6:YES)、主制御部1は、次に、相手先名をユーザが入力したか否かを判断しており(S9)、相手先名が入力されていない場合(S9:NO)、ステップS4と同様に、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S10)。
【0039】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S10:NO)、ステップS9の処理に戻り、相手先名をユーザが入力したか否かを判断している。音声案内の実行指示を受け付けた場合(S10:YES)、主制御部1は、この時点で次にユーザが実行すべき手順を相手先名の入力であると特定し、相手先名の入力方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S11)。
【0040】
ここでは、例えば、「相手先名を入力して下さい」等のように、登録したい相手先名を操作部14の操作により入力することを案内する音声データが再生出力される。この音声案内を聞いたユーザは、相手先名を入力することにより、次の操作手順を行なうことができる。
【0041】
ユーザが相手先名を入力した場合(S9:YES)、主制御部1は、次に、ユーザが相手先名の読み仮名を入力したか否かを判断しており(S12)、相手先名の読み仮名が入力されていない場合(S12:NO)、ステップS4と同様に、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S13)。
【0042】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S13:NO)、ステップS12の処理に戻り、相手先名の読み仮名をユーザが入力したか否かを判断している。音声案内の実行指示を受け付けた場合(S13:YES)、主制御部1は、この時点で次に実行すべき手順を相手先名の読み仮名の入力であると特定し、相手先名の読み仮名の入力方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S14)。
【0043】
ここでは、例えば、「相手先名の読み仮名を入力して下さい」等のように、登録したい相手先名の読み仮名を操作部14の操作により入力することを案内する音声データが再生出力される。この音声案内を聞いたユーザは、相手先名の読み仮名を入力することにより、次の操作手順を行なうことができる。
【0044】
ユーザが相手先名の読み仮名を入力した場合(S12:YES)、主制御部1は、次に、登録すべきグループ番号をユーザが入力したか否かを判断しており(S15)、グループ番号が入力されていない場合(S15:NO)、ステップS4と同様に、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S16)。
【0045】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S16:NO)、ステップS15の処理に戻り、ユーザがグループ番号を入力したか否かを判断している。音声案内の実行指示を受け付けた場合(S16:YES)、主制御部1は、この時点で次にユーザが実行すべき手順をグループ番号の入力であると特定し、グループ番号の入力方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S17)。
【0046】
ここでは、例えば、「登録したいグループ番号を入力して下さい」等のように、登録したいグループ番号を操作部14の操作により入力することを案内する音声データが再生出力される。この音声案内を聞いたユーザは、対応するグループ番号を入力することにより、次の操作手順を行なうことができる。
【0047】
ユーザがグループ番号を入力した場合(S15:YES)、主制御部1は、次に、ワンタッチ登録処理を完了させるためのOKキーをユーザが操作したか否かを判断しており(S18)、OKキーが操作されていない場合(S18:NO)、ステップS4と同様に、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S19)。
【0048】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S19:NO)、ステップS18の処理に戻り、ユーザがOKキーを操作したか否かを判断している。音声案内の実行指示を受け付けた場合(S19:YES)、主制御部1は、この時点で次にユーザが実行すべき手順をOKキーの操作であると特定し、OKキーの操作方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S20)。
【0049】
ここでは、例えば、「設定内容を確認してOKキーを押下して下さい」等のように、OKキーを押下することを案内する音声データが再生出力される。
また、この音声案内を聞いたユーザがOKキーを押下した場合(S18:YES)、主制御部1は、ユーザにより入力された各データをRAM4のワンタッチキーテーブルに登録し(S21)、音声案内の実行指示の受付処理とともに、ワンタッチキー登録処理を終了する。
【0050】
上述したように本実施の形態の複合機100では、ワンタッチキー登録操作等のように、ユーザによる複数の操作を含む所定の手順の実行中に、ユーザが「ワカラナイ」等のように、予めROM3に設定してある特定メッセージデータ30を発声した場合に、ユーザが次に実行すべき手順の操作方法についての音声データを出力することにより、ユーザは、必要なときに必要な音声ガイダンスを聞くことができる。
【0051】
次に、複合機100が備える用紙の搬送経路において、紙詰まりが発生した場合の音声案内出力処理について説明する。尚、説明の便宜上、搬送経路上の紙詰まりを解消する操作手順として、ユーザは、第1のカバーを開放させ、第1のレバー及び第2のレバーを持ち上げ、持ち上げた状態で、詰まった用紙を取り除き、第2のレバー及び第1のレバーを元に戻し、第1のカバーを閉じるという一連の操作を行なう必要があることとする。
【0052】
また、複合機100は、図示しないが、用紙の搬送経路に発生した紙詰まりを検知する紙詰まりセンサ、複合機100が有する各カバーの開閉を検知するセンサ、及び各レバーの移動を検知するセンサ等の複数のセンサを備えており、各センサは、自身が検知した検知内容を主制御部1に随時通知している。
【0053】
図4、図5及び図6は実施の形態1に係る複合機100による音声案内出力処理手順を示すフローチャートである。
複合機100において、紙詰まりセンサは、用紙の搬送経路において紙詰まりが発生したか否かを検知しており(S31)、紙詰まりの発生を検知した場合(S31:YES)、紙詰まりの発生を主制御部1に通知する。
【0054】
主制御部1は、紙詰まりセンサから紙詰まりの発生を通知された場合、表示部15に紙詰まりが発生したことを表示したり、スピーカ9を介した音声により紙詰まりの発生をユーザに報知するとともに(S32)、マイク17を介して音声入力部18が取得する音声情報と、予めROM3に記憶してある特定メッセージデータ30の「ワカラナイ」とを比較することによる、音声案内の実行指示の受付処理を開始する(S33)。
【0055】
紙詰まりの発生を報知されたユーザは、詰まった用紙を取り除くため、第1のカバーを開放させる必要があり、主制御部1は、第1のカバーが開放されたか否かを判断している(S34)。
主制御部1は、第1のカバーが開放されていないと判断した場合(S34:NO)、マイク17を介して取得する音声情報と、特定メッセージデータ30の「ワカラナイ」とを比較することにより、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S35)。
【0056】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S35:NO)、ステップS34の処理に戻り、第1のカバーが開放されたか否かを判断しており、音声案内の実行指示を受け付けた場合(S35:YES)、この時点で次にユーザが実行すべき手順を第1のカバーの開放であると特定し、第1のカバーの開放方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S36)。
【0057】
ここでは、例えば、「第1のカバーを開放して下さい」等のように、第1のカバーを開ける必要があることを案内する音声データが再生出力される。この音声案内を聞いたユーザは、第1のカバーを開放することにより、次の操作手順を行なうことができる。
【0058】
上述のようにしてユーザが第1のカバーを開放した場合(S34:YES)、主制御部1は、次に、第1のレバーが操作されて持ち上げられたか否かを判断しており(S37)、第1のレバーが操作されていない場合(S37:NO)、ステップS35と同様に、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S38)。
【0059】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S38:NO)、ステップS37の処理に戻り、第1のレバーが操作されたか否かを判断している。音声案内の実行指示を受け付けた場合(S38:YES)、主制御部1は、この時点で次にユーザが実行すべき手順を第1のレバーの操作であると特定し、第1のレバーの操作方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S39)。
【0060】
ここでは、例えば、「第1のレバーを持ち上げて下さい」等のように、第1のレバーを持ち上げる必要があることを案内する音声データが再生出力される。この音声案内を聞いたユーザは、第1のレバーを持ち上げることにより、次の操作手順を行なうことができる。
【0061】
ユーザにより第1のレバーが操作された場合(S37:YES)、主制御部1は、第2のレバーが操作されて持ち上げられたか否かを判断しており(S40)、第2のレバーが操作されていない場合(S40:NO)、ステップS35と同様に、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S41)。
【0062】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S41:NO)、ステップS40の処理に戻り、第2のレバーが操作されたか否かを判断している。音声案内の実行指示を受け付けた場合(S41:YES)、主制御部1は、この時点で次にユーザが実行すべき手順を第2のレバーの操作であると特定し、第2のレバーの操作方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S42)。
【0063】
ここでは、例えば、「第2のレバーを持ち上げて下さい」等のように、第2のレバーを持ち上げる必要があることを案内する音声データが再生出力される。この音声案内を聞いたユーザは、第2のレバーを操作することにより、次の操作手順を行なうことができる。
【0064】
ユーザにより第2のレバーが操作された場合(S40:YES)、主制御部1は、詰まっている用紙が取り除かれたか否かを判断しており(S43)、詰まっている用紙が取り除かれていない場合(S43:NO)、ステップS35と同様に、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S44)。
【0065】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S44:NO)、ステップS43の処理に戻り、詰まった用紙が取り除かれたか否かを判断している。音声案内の実行指示を受け付けた場合(S44:YES)、主制御部1は、この時点で次にユーザが実行すべき手順を詰まった用紙の取り除きであると特定し、用紙の取り除き方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S45)。
【0066】
ここでは、例えば、「詰まった用紙を取り除いて下さい」等のように、紙詰まりを起こした用紙を取り除く必要があることを案内する音声データが再生出力される。この音声案内を聞いたユーザは、用紙を取り除くことにより、次の操作手順を行なうことができる。
【0067】
紙詰まりを起こした用紙がユーザにより取り除かれた場合(S43:YES)、主制御部1は、第2のレバーが操作されて元の位置に戻されたか否かを判断しており(S46)、第2のレバーが操作されていない場合(S46:NO)、ステップS35と同様に、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S47)。
【0068】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S47:NO)、ステップS46の処理に戻り、第2のレバーが操作されたか否かを判断している。音声案内の実行指示を受け付けた場合(S47:YES)、主制御部1は、この時点で次にユーザが実行すべき手順を第2のレバーの操作であると特定し、第2のレバーの操作方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S48)。
【0069】
ここでは、例えば、「第2のレバーを元の位置に戻して下さい」等のように、第2のレバーを元の位置に戻る必要があることを案内する音声データが再生出力される。この音声案内を聞いたユーザは、第2のレバーを操作することにより、次の操作手順を行なうことができる。
【0070】
ユーザにより第2のレバーが操作された場合(S46:YES)、主制御部1は、第1のレバーが操作されて元の位置に戻されたか否かを判断しており(S49)、第1のレバーが操作されていない場合(S49:NO)、ステップS35と同様に、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S50)。
【0071】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S50:NO)、ステップS49の処理に戻り、第1のレバーが操作されたか否かを判断している。音声案内の実行指示を受け付けた場合(S50:YES)、主制御部1は、この時点で次にユーザが実行すべき手順を第1のレバーの操作であると特定し、第1のレバーの操作方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S51)。
【0072】
ここでは、例えば、「第1のレバーを元の位置に戻して下さい」等のように、第1のレバーを元の位置に戻す必要があることを案内する音声データが再生出力される。この音声案内を聞いたユーザは、第1のレバーを操作することにより、次の操作手順を行なうことができる。
【0073】
ユーザにより第1のレバーが操作された場合(S49:YES)、主制御部1は、第1のカバーが閉じられたか否かを判断しており(S52)、第1のカバーが閉じられていない場合(S52:NO)、ステップS35と同様に、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S53)。
【0074】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S53:NO)、ステップS52の処理に戻り、第1のカバーが操作されたか否かを判断している。音声案内の実行指示を受け付けた場合(S53:YES)、主制御部1は、この時点で次にユーザが実行すべき手順を第1のカバーの操作であると特定し、第1のカバーの操作方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S54)。
【0075】
ここでは、例えば、「第1のカバーを閉じて下さい」等のように、第1のカバーを閉じる必要があることを案内する音声データが再生出力される。
この音声案内を聞いたユーザが第1のカバーを閉じた場合(S52:YES)、主制御部1は、紙詰まりが解消されたと判断して音声案内の実行指示の受付処理とともに、表示部15に表示した紙詰まりの発生を報知する報知画面の表示を終了する。
【0076】
上述したように本実施の形態の複合機100は、紙詰まり等のように、複合機100に生じた不具合を解消するための所定の操作手順中に、ユーザが「ワカラナイ」等のように、予めROM3に設定してある特定メッセージデータ30を発した場合、ユーザが次に行なわなければならない操作方法についての音声データを出力することにより、ユーザに、不具合を解消するための適切な手順を報知することができる。
また、主制御部1は、各操作方法を案内する音声データの再生出力中に、ユーザが「オワリ」等のように、予めROM3に記憶してある、音声案内の停止を指示する特定メッセージデータ30を発声した場合、メッセージ発生制御部8に音声データの再生出力を終了させる。
【0077】
(実施の形態2)
以下に、実施の形態2における音声案内機能を有する装置としての複合機100について説明する。尚、本実施の形態に係る複合機100は、上述した実施の形態1の複合機100と同様の構成を有するため、説明を省略する。
尚、本実施の形態に係る複合機100の主制御部1は、ユーザの操作により進行される所定の手順において、音声案内の実行指示を受け付けた時点で次に実行すべきであると特定した手順以降の全ての手順の操作方法についての音声データを選択する選択手段として機能する。
【0078】
以下に、実施の形態2の複合機100による音声案内の出力動作について説明する。図7及び図8は実施の形態2に係る複合機100による音声案内出力処理手順を示すフローチャートである。
ここでは、実施の形態1で説明したワンタッチ登録操作の際の音声案内出力処理について説明する。尚、上述したようにワンタッチ登録操作には、ワンタッチ登録キー140の操作、登録すべきワンタッチキー番号、相手先番号、相手先名、相手先名の読み仮名の入力操作、メモリ登録内のグループ番号の入力操作の各手順が含まれているが、説明の便宜上、図7及び図8におけるフローチャートでは、第1の手順及び次の手順と示している。
【0079】
本実施の形態の複合機100において、ワンタッチ登録操作を行なうユーザは、まず、操作部14のワンタッチ登録キー140を操作する。
複合機100の主制御部1は、ワンタッチ登録キー140が操作されたか否かを判断しており(S61)、ワンタッチ登録キー140が操作されたと判断した場合(S61:YES)、マイク17を介して音声入力部18が取得する音声情報と、予めROM3に記憶してある特定メッセージデータ30の「ワカラナイ」とを比較することによる、音声案内の実行指示の受付処理を開始する(S62)。
【0080】
ユーザは、次に、ワンタッチ登録操作における第1の手順として、所望のワンタッチキーを操作する必要があり、複合機100の主制御部1は、ワンタッチキーの操作による第1の手順を実行したか否かを判断しており(S63)、第1の手順を実行していないと判断した場合(S63:NO)、マイク17を介して取得した音声情報と、特定メッセージデータ30の「ワカラナイ」とを比較することにより、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S64)。
【0081】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S64:NO)、ステップS63の処理に戻り、ユーザによるワンタッチキーの操作である第1の手順を実行したか否かを判断しており、音声案内の実行指示を受け付けた場合(S64:YES)、この時点で次にユーザが実行すべき手順をワンタッチキーの操作であると特定し、ワンタッチキーの操作以降の全ての手順についての操作方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した各音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から順次読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S65)。
【0082】
ここでは、例えば、「登録したい番号のワンタッチキーを押して下さい」、「相手先番号を入力して下さい」、「相手先名を入力して下さい」等のように、ワンタッチキーの操作以降の手順についての操作方法を案内する音声データが順次再生出力される。これらの音声案内を聞いたユーザは、再生出力された音声データが案内する操作方法に従って、順次操作手順を行なうことができる。
【0083】
主制御部1は、上述のような音声案内をメッセージ発生制御部8により再生出力させつつ、マイク17を介して取得する音声情報と、特定メッセージデータ30の「オワリ」とを比較することにより、音声案内の終了指示を受け付けたか否かを判断する(S66)。
主制御部1は、音声案内の終了指示を受け付けていない場合(S66:NO)、上述のように選択した各音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から順次読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S65)。
【0084】
また、音声案内の終了指示を受け付けた場合(S66:YES)、主制御部1は、音声出力を終了させ、次にユーザが実行すべき手順を特定し(S67)、特定した手順が第1の手順であるか否かを判断し(S68)、第1の手順であると判断した場合(S68:YES)、ステップS63の処理に戻り、第1の手順であるワンタッチキーの操作がされたか否かを判断する。
一方、特定した手順が第1の手順でない場合(S68:NO)、主制御部1は、ワンタッチ登録処理に含まれる全ての手順を実行したか否かを判断し(S69)、全ての手順を実行したと判断した場合(S69:YES)、入力された各データをワンタッチキーテーブルに登録して(S76)、ワンタッチ登録処理を終了する。
【0085】
主制御部1は、ワンタッチ登録処理に含まれる全ての手順を実行していないと判断した場合(S69:NO)、ステップS67において特定した次に実行すべき手順を実行したか否かを判断しており(S70)、このような次の手順を実行していないと判断した場合(S70:NO)、音声案内の実行指示を受け付けたか否かを判断する(S71)。
【0086】
主制御部1は、音声案内の実行指示を受け付けていない場合(S71:NO)、ステップS70の処理に戻り、上述した次の手順を実行したか否かを判断しており、音声案内の実行指示を受け付けた場合(S71:YES)、この時点で次にユーザが実行すべき手順を特定し、特定した手順以降の全ての手順についての操作方法を案内する音声データを選択する。また、主制御部1は、選択した各音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から順次読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S72)。
【0087】
ここでは、例えば、「相手先番号を入力して下さい」、「相手先名を入力して下さい」、「相手先名の読み仮名を入力して下さい」等のように、相手先番号の入力操作以降の手順についての操作方法を案内する音声データが順次再生出力される。これらの音声案内を聞いたユーザは、再生出力された音声データが案内する操作方法に従って、順次操作手順を行なうことができる。
【0088】
主制御部1は、上述のような音声案内をメッセージ発生制御部8により再生出力させつつ、音声案内の終了指示を受け付けたか否かを判断しており(S73)、音声案内の終了指示を受け付けていない場合(S73:NO)、上述のように選択した各音声データをメッセージ発生制御部8に音声メッセージメモリ7から順次読み出させてスピーカ9を介して再生出力させる(S72)。
【0089】
また、音声案内の終了指示を受け付けた場合(S73:YES)、主制御部1は、音声出力を終了させ、次にユーザが実行すべき手順を特定し(S74)、ワンタッチ登録処理に含まれる全ての手順を実行したか否かを判断する(S75)。
ここで、ワンタッチ登録処理に含まれる全ての手順を実行していないと判断した場合(S75:NO)、主制御部1は、ステップS70の処理に戻り、ステップS74において特定された次の手順を実行したか否かを判断し(S70)、ワンタッチ登録処理に含まれる全ての手順を実行するまで、ステップS70からS74までの処理を繰り返す。
【0090】
ワンタッチ登録処理に含まれる全ての手順を実行した場合(S75:YES)、主制御部1は、入力された各データをワンタッチキーテーブルに登録し(S76)、音声案内の実行指示の受付処理とともにワンタッチ登録処理を終了する。
【0091】
上述したように本実施の形態の複合機100では、ワンタッチキー登録操作等のように、ユーザによる複数の操作を含む所定の手順の実行中に、ユーザが「ワカラナイ」等のように、予めROM3に設定してある特定メッセージデータ30を発声した場合に、ユーザが次に実行すべき手順以降の手順についての操作方法を音声で順次案内することにより、ユーザは音声ガイダンスに従って必要な操作手順を実行することができる。
【0092】
上述した両実施の形態では、音声案内の出力指示をユーザによる「ワカラナイ」及び「オワリ」の発声により受け付ける構成について説明しているが、音声案内の出力を指示するスタートキー及び音声案内の出力を停止するストップキーを備え、ユーザによるスタートキー又はストップキーの押下により、音声案内の出力指示及び停止指示を受け付ける構成とすることもできる。
【0093】
【発明の効果】
第1発明による場合は、所定の手順夫々の操作方法を音声で案内する音声データを音声データ記憶手段に記憶しておく。
また、任意の手順において、音声案内の実行の指示を受付手段により受け付けた時点で次に実行すべき手順を特定手段により特定し、特定した手順に基づき再生出力すべき音声データを選択手段により選択し、選択した音声データを音声データ記憶手段から読み出して音声再生手段により再生出力することにより、所定の手順の進行中において、ユーザが音声案内の実行の指示をした任意の時点で特定された手順に基づく音声データを再生出力させ、ユーザに各手順の操作方法を音声で案内することができる。
さらに、受付手段が音声案内の停止の指示を受け付けた任意の時点で、音声再生手段が再生出力していた音声データを停止させることにより、ユーザが音声案内の出力を必要としなくなった場合に、音声データの再生出力を終了させることができ、不要な音声案内による周囲への迷惑を軽減することができる。
【0094】
第2発明による場合は、音声案内の実行の指示を受付手段により受け付けた時点で次に実行すべき手順であると特定手段により特定された手順以降の全ての手順の操作方法を音声で案内する音声データを選択手段により選択し、選択した音声データを順次音声データ記憶手段から読み出して再生出力することにより、所定の手順の進行中において、ユーザが音声案内の実行の指示をした時点以降に順次実行すべき手順についての操作方法を順次音声でユーザに案内することができる。
【0095】
第3発明による場合は、音声案内の実行の指示を受付手段により受け付けた時点で次に実行すべき手順であると特定手段により特定された手順の操作方法を音声で案内する音声データを選択手段により選択し、選択した音声データを音声データ記憶手段から読み出して再生出力することにより、所定の手順の進行中において、ユーザが次に実行すべき手順の操作方法が分からない場合に、ユーザが必要とする音声案内を再生出力することができる。
【0097】
発明による場合は、所定の音声情報を記憶手段に記憶しておき、音声入力手段が入力した音声情報と予め記憶してある所定の音声情報とを比較手段により比較し、比較結果が一致した場合に、音声案内の実行の指示、又は停止の指示として受付手段が受け付けることにより、予め設定された音声情報を入力することで、音声案内の実行の指示、又は停止の指示を行なうことができ、所定の手順夫々の操作方法についての音声案内を出力させるための操作を知らないユーザにおいても、予め設定された音声情報を発することのみにて、所望する音声案内を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合機の機能構成例を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係る複合機による音声案内出力処理手順を示すフローチャートである。
【図3】実施の形態1に係る複合機による音声案内出力処理手順を示すフローチャートである。
【図4】実施の形態1に係る複合機による音声案内出力処理手順を示すフローチャートである。
【図5】実施の形態1に係る複合機による音声案内出力処理手順を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態1に係る複合機による音声案内出力処理手順を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態2に係る複合機による音声案内出力処理手順を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態2に係る複合機による音声案内出力処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 複合機(音声案内機能を有する装置)
1 主制御部(受付手段、特定手段、選択手段、比較手段)
3 ROM(記憶手段)
30 特定メッセージデータ(所定の音声情報)
7 音声メッセージメモリ(音声データ記憶手段)
8 メッセージ発生制御部(音声案内手段)
9 スピーカ(音声再生手段)
17 マイク
18 音声入力部(音声入力手段)

Claims (4)

  1. 所定の手順に従って操作が実行される装置において、
    前記所定の手順夫々の操作方法を音声で案内する音声データを記憶した音声データ記憶手段と、
    該音声データ記憶手段が記憶している音声データを再生出力する音声再生手段と、
    音声案内の実行/停止の指示を受け付ける受付手段と、
    該受付手段が音声案内の実行の指示を受け付けた時点で次に実行すべき手順を特定する特定手段と、
    該特定手段が特定した手順に基づき、再生出力すべき音声データを選択する選択手段と、
    該選択手段が選択した音声データを前記音声データ記憶手段から読み出して前記音声再生手段に再生出力させる音声案内手段とを備え、
    前記音声再生手段が、前記受付手段が音声案内の実行の指示を受け付けた時点で前記特定手段が特定した次に実行すべき手順に基づいて前記選択手段が選択した再生出力すべき音声データを再生出力し、前記受付手段が音声案内の停止の指示を受け付けた時点で音声データの再生出力を停止することにより、前記所定の手順中の任意の手順から音声案内を開始し、前記所定の手順中の任意の手順で音声案内を終了するようにしてあることを特徴とする音声案内機能を有する装置。
  2. 前記選択手段は、前記特定手段が特定した手順以降の全ての手順の操作方法を音声で案内する音声データを選択するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の音声案内機能を有する装置。
  3. 前記選択手段は、前記特定手段が特定した手順の操作方法を音声で案内する音声データを選択するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の音声案内機能を有する装置。
  4. 所定の音声情報を記憶する記憶手段と、
    音声入力手段と、
    該音声入力手段が入力した音声情報と前記記憶手段が記憶している所定の音声情報とを比較する比較手段とを更に備え、
    前記受付手段は、前記比較手段による比較結果が一致した場合に、音声案内の実行の指示、又は停止の指示を受け付けるようにしてあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の音声案内機能を有する装置。
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