JP4165220B2 - 画像処理方法、プログラムおよび画像処理装置 - Google Patents

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    • G06T2207/20192Edge enhancement; Edge preservation

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された画像の電子データを平滑化し、雑音を除去する画像処理方法、記録媒体および画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばCCDなどの画像入力手段を利用したデジタルスチルカメラ(以下、デジタルスチルカメラを「デジタルカメラ」という。)あるいはスキャナなどの画像入力装置の場合、画像入力手段からは受光した光の量に対応した電気信号だけでなく、不要な電気信号が出力されることがある。出力された不要な電気信号は雑音(以下、雑音を「ノイズ」という。)として画像を構成する電子データに含まれる。特に輝度の低い部分、すなわち画像が暗い部分にはノイズが目立って発生する傾向にある。
【0003】
従来は、そのような画像に含まれるノイズを除去するために、面像を構成する電子データの全部に平滑化処理を実施したり、エッジ情報に基づいて画像に含まれるノイズを除去する方法が利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
エッジ情報を保持したままノイズを除去する方法として、(a)画像のエッジの勾配に応じて平滑化または輪郭を強調する方法、または(b)エッジの方向を検出して平滑化の範囲を変更する方法などが考えられている。ここで、エッジの勾配とは画像を構成する画素の輝度の勾配である。
【0005】
しかしながら、(a)エッジの勾配に応じて平滑化または輪郭を強調する場合、ノイズが比較的少ない平坦部のノイズをも強調し画質が低下するという問題がある。一方、(b)エッジの方向を検出して平滑化範囲を変更する場合、条件分岐を利用してエッジの方向を検出している。検出角度の精度を高めるためにエッジの方向の検出角度を細かく設定すると、分岐を行うための条件が増大する。そのため、パイプライン処理のような高速化処理を実行することが困難である。また、高速化のためにエッジの方向の検出角度の設定を低減すると、条件分岐における判断に誤りが増大し、エッジのぼけが生じるという問題がある。
さらに、(a)および(b)はそれぞれ単独の機能として実施されており、両者の機能を同時に実施する方法はない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、画像のエッジがぼけたり平坦部のノイズが強調されることなく、ノイズを除去し、かつ高速にノイズを除去処理をする画像処理方法、記録媒体および画像処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項記載の画像処理方法、請求項記載の画像処理装置によると、エッジに対応したフィルタ情報を用いて電子データは平滑化処理される。
また、フィルタ情報はあらかじめ設定され、算出されたエッジ情報に基づいてフィルタ情報を選択するので、複雑な条件分岐処理を実施する必要がなく、例えばパイプライン処理により高速に平滑化処理を実行することができる。したがって、画像のエッジがぼけたり平坦部のノイズが強調されることなく、ノイズを除去することができ、かつ高速にノイズを除去処理をすることができる。
また、フィルタ情報はエッジの勾配が大きくなるにしたがって円形から楕円形に平滑化の範囲が変化するように設定されている。そのため、例えばエッジの勾配が大きいすなわち輝度の変化が大きいときは、フィルタ情報の平滑化の範囲は楕円形となり、エッジに沿って平滑化を実施することができる。
したがって、平坦部のノイズが強調されることなく、エッジに沿ってエッジ近傍のノイズだけを除去することができる。
また、フィルタ情報は勾配の方向と平滑化の範囲の傾きとは同一になるように設定されている。そのため、エッジの形状が変化してもそのエッジの形状に合わせて平滑化の範囲を変化させることができる。
【0010】
本発明の請求項記載の画像処理方法、請求項記載の画像処理装置によると、電子データに基づいて輝度を算出し、輝度から平滑化強度を算出している。この平滑化強度およびエッジ情報に基づいてフィルタ情報は選択される。そのため、エッジの輝度によって平滑化強度を変化させることができ、エッジ近傍のノイズを集中的に除去することができる。したがって、平坦部のノイズが強調されることなく、エッジ近傍のノイズだけを除去することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図2は、本発明の第1実施例による画像処理装置を適用したデジタルカメラ1である。
図2に示すようにデジタルカメラ1は、制御部10、画像入力手段20、記録部30、表示部40およびインターフェイス50などから構成されている。
【0012】
制御部10は画像入力手段20から出力された電子データを処理するための電気回路である。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12および処理回路60を有している。ROM12には、制御部10のCPU11および処理回路60で実行されるコンピュータプログラムが記録されている。
【0013】
図3に示すように処理回路60は、エッジ情報算出手段61、フィルタ情報選択手段63、平滑化処理手段64および書き込み手段65から構成されている。
また、図2に示すように制御部10には、ユーザからの入力を受け付けるための入力手段が接続されている。入力手段としては、ユーザから撮影の実行の指示が入力されるシャッターボタン71、ならびにデジタルカメラ1の種々の機能の操作が入力される複数の入力ボタン72などがある。
【0014】
画像入力手段20は、集光レンズ21、CCD22およびA/D変換器23を有している。集光レンズ21は被写体からの光をCCD22へ集光する。CCD22は撮像素子を複数有している。CCD22は、水平方向ならびに垂直方向にマトリクス状に複数個配置されている撮像素子からなり、1つの撮像素子が1つの画素を構成している。
【0015】
撮像素子の受光面側にはそれぞれカラーフィルタが配置されている。カラーフィルタとしては、Cy(Cyan)、Mg(Magenta)、Ye(Yellow)およびG(Green)からなる補色フィルタが使用されている。CCDの補色フィルタは、例えば図4に示すように配置されている。各カラーフィルタは光の三原色である赤(R)、緑(G)および青(B)のうち次の色の光を透過する。Cy=G+B、Mg=B+RおよびYe=G+Rである。すなわち、1つのフィルタで2色の光を透過する。
【0016】
CCD22の各撮像素子へ入射された光は電気信号に変換されて出力される。CCD22から出力された電気信号はアナログ信号であるので、A/D変換器23でデジタルの電子データへ変換される。
【0017】
記録部30は、RAM(Random Access Memory)31およびフラッシュメモリ32を有している。RAM31としては、セルフリフレッシュ機能を有するDRAM(Dynamic RAM)が用いられる。フラッシュメモリ32は通電しなくても記録内容を保持することができる書き換え可能な記録媒体であり、デジタルカメラ1に内蔵されているか、またはデジタルカメラ1に着脱自在に取り付けられている。
【0018】
RAM31は、制御部10で処理またはA/D変換器23から出力されたデジタルの電子データを一時的に記録する。フラッシュメモリ32は、RAM31に一時的に記録されている電子データを蓄積して保管する。また、フラッシュメモリ32には、後述するフィルタ情報が記録されている。
【0019】
表示部40は、液晶表示装置(LCD)41およびVRAM(Video RAM)42を有している。LCD41はフラッシュメモリ32に記録されている電子データまたはA/D変換器23から出力されたデジタルの電子データに基づく画像を表示する。VRAM42にはLCD41で表示するために電子データから作成される表示データが記録されている。
インターフェイス50は、フラッシュメモリ32に記録されている電子データを外部の例えばパーソナルコンピュータなどの機器に出力する。
【0020】
次に、制御部10での処理について詳細に説明する。
前述のように制御部10には処理回路60が設けられている。処理回路60は画像処理を実行するための専用の演算装置である。処理回路60はROM32に記録されているコンピュータプログラムにより所定の処理を実行する。
図1および図3に基づいて、処理回路60の各手段によって実行される処理およびその流れについて説明する。処理回路60の各手段で実行される処理は、CPU11が用いられることなくパイプライン処理される。
【0021】
(エッジ情報算出手段)
エッジ情報算出手段61では、画像入力手段から出力された画像の電子データからエッジ抽出処理を実施する(S101)。抽出されたエッジからそのエッジの勾配と方向とを算出する。
【0022】
エッジ抽出処理の方法としては、画素の微分値を求めるためのPrewittオペレータを使用する。Prewittオペレータは以下の式により示される。図5に示すように、注目画素をP(i,j)とする。
Δfx={P(i+1,J−1)−P(i−1,J−1)}+{P(i+1,j)−P(i−1,j)}+{P(i+1,j+1)−P(i−1,j+1)}
Δfy={P(i−1,j+1)−P(i−1,j−1)}+{P(i,j+1)−P(i,j−1)}+{P(i+1,j+1)−P(i+1,j−1)}
【0023】
上記の式では、図5に示すように注目画素Pについて近傍領域の画素、本実施例では注目画素Pを中心とした3×3のマトリクス80を構成する画素から出力される電子データに基づいてエッジ抽出を行う。エッジ抽出では、図5の矢印X方向および矢印Y方向のエッジ成分が検出される。電子データとして画素から出力されるのは、例えば出力が8bitの場合0から255までの256段階の階調データである。
【0024】
次に、上記の式で抽出されたエッジからエッジの勾配およびエッジの方向からなるエッジ情報を算出する(S102)。エッジの勾配の大きさgradは以下の式(A)により、エッジの方向θgは以下の式(B)により算出される。
【0025】
【数1】
Figure 0004165220
【0026】
【数2】
Figure 0004165220
【0027】
上記の式(A)および式(B)に基づいて、エッジ情報算出手段61はエッジ情報としての勾配の大きさgradおよびエッジの方向θgを算出する。
また、上記の式(A)の代わりに、次の式(A1)または式(A2)によりエッジの勾配の大きさを算出してもよい。式(A1)または式(A2)を用いることによって、より高速にエッジの勾配の大きさを求めることができる。
【0028】
【数3】
Figure 0004165220
【0029】
【数4】
Figure 0004165220
【0030】
エッジとは画素から出力される電子データの階調が大きく変化する部分、すなわち画像に含まれる対象物と対象物との境界部分である。このエッジでは、エッジの両側で画素から出力される電子データの階調が大きく変化する。この電子データの階調の変化量を勾配の大きさgrad、電子データの階調の変化が生じている方向が勾配の方向θgということになる。したがって、図6に示すように、エッジEの方向とエッジの勾配の方向θgとは垂直な関係となる。
【0031】
(平滑化強度算出手段)
画像入出力手段20から出力された電子データからは、エッジ情報だけでなく、平滑化強度が算出される(S103)。
平滑化強度算出手段62は、CCD22の各画素から出力される電子データに含まれる輝度Yの情報に基づいて平滑化強度σを算出する。平滑化強度σは、以下の式(C)によって算出される。
【0032】
【数5】
Figure 0004165220
【0033】
式(C)において、eは自然対数、nはノイズ量が最大となる輝度である。nは撮影条件に応じて変化し、例えば画素からの出力が8bitの256階調の本実施例では、n=50に設定している。
この式(C)で算出された平滑化強度σから平滑化の範囲が算出される。平滑化の範囲は後述するガウス分布により求められる。
【0034】
(フィルタ情報選択手段)
エッジ情報算出手段61により算出されたエッジ情報および平滑化強度に基づいて、フィルタ情報選択手段63はフラッシュメモリ32に記録されているフィルタ情報を選択する。フィルタ情報選択手段63は、記録されている複数のフィルタ情報のうち算出されたエッジ情報および平滑化強度に対応したフィルタ情報を選択する(S104)。
【0035】
フィルタ情報は、ガウス分布により設定されている平滑化フィルタを上述のエッジ情報に基づいて変形させたものである。ここでは、一例を用いて原理を説明する。本実施例では、注目画素Pを中心とした5×5のマトリクスを平滑化の範囲としている。
ガウス分布は以下の式(D)により求められる。
【0036】
【数6】
Figure 0004165220
【0037】
式(D)はガウス分布式の変形であり、短軸方向を1/nおよび長軸方向を1/mにスケーリングした楕円に変形し、かつθgだけ右回りに回転させたものである。すなわち、mおよびnにより楕円の形状が変化し、θgにより楕円の傾きが変化する。このmおよびnはスケーリングパラメータであり、上記の式(A)によって算出された勾配の大きさgradに依存している。
【0038】
エッジの勾配の大きさgradが大きくなるにつれてスケーリングパラメータmおよびnの値(主にnの値)を大きくし、扁平な楕円形状に変形させる。また、勾配の方向θgに応じて回転させることにより図7に示すようにエッジEに沿った平滑化の範囲Aが求められる。すなわち、スケーリングパラメータmおよびnの値が小さいとき図7の破線で示すように平滑化の範囲A1は円形であるのに対し、スケーリングパラメータmおよびn、特にnの値が大きくなるにしたがって図7の実線で示すように平滑化の範囲A2は扁平な楕円形となる。
【0039】
注目画素Pについてエッジ情報を算出した結果、エッジの勾配が小さいとき注目画素Pの周辺は平坦部であることになる。したがって、注目画素Pから出力された電子データは注目画素Pの周囲の画素に均等に分配される必要がある。そのため、平滑化の範囲は注目画素Pを中心とした円形の範囲となる。
【0040】
一方、エッジの勾配が大きいとき注目画素Pの周辺はエッジ部であることになる。したがって、注目画素Pから出力された電子データは注目画素Pの周囲のエッジに沿った画素に分配される必要がある。そのため、平滑化の範囲は注目画素Pを中心としてエッジEに沿った楕円形の範囲となる。すなわち、エッジの勾配が大きくなるほど、エッジEに沿って平滑化処理を実施する必要がある。
【0041】
本実施例では、エッジ情報算出手段61により算出されるエッジの勾配の大きさgradとスケーリングパラメータmおよびnの値とは関連づけられている。そのため、勾配の大きさgradが決定されると、その勾配の大きさgradに対応するスケーリングパラメータmおよびnが決定される。
【0042】
図8は、一例として勾配の方向θg=45°および平滑化強度σ=0.7を一定にしてスケーリングパラメータnを変化させた場合に平滑化の範囲がどのように変化するかを示している。マトリクスは本実施例のように5×5に限らず、3×3、あるいは7×7など適当に設定可能である。
【0043】
図8から、n=1のとき平滑化の範囲は全方向に均一になっていることが分かる。これに対し、nが大きくなるにしたがって、勾配の方向θgに沿った軸の長さが短くなり、平滑化の範囲がエッジEに沿って集中してくるのが分かる。また、n=3より大きくなると平滑化の範囲はほとんど変化しない。したがって、σ=0.7の場合には有効なスケーリングパラメータnの範囲は1から3であるといえる。
【0044】
次に、平滑化強度とスケーリングパラメータとの関係について説明する。平滑化の範囲は上記の式(D)において平滑化強度σの大きさによって変化させることができる。平滑化強度σが小さいときは平滑化の効果は小さくなり、平滑化強度σが大きいときは平滑化の効果は大きくなる。
【0045】
平滑化強度σが大きくなると平滑化の範囲が広くなるため、スケーリングパラメータnを大きくすることにより平滑化の範囲を絞り込む必要がある。また、短軸方向のスケーリングパラメータnのみを変化させるとエッジの平滑化の効果が強くなりすぎるため、長軸方向のスケーリングパラメータmも変化させる必要がある。
【0046】
図9には、平滑化強度σを変化させたとき、その平滑化強度において平滑化の効果が最も弱いフィルタ情報と、平滑化の効果が最も強いフィルタ情報を示している。図9の左の列が平滑化の効果が最も弱いフィルタ情報、右の列が平滑化の効果が最も強いフィルタ情報である。
図9から、平滑化の効果が弱いとき平滑化の範囲は注目画素から均一に分布しており、平滑化の効果が強いとき平滑化の範囲はエッジ周辺に集中していることが分かる。
【0047】
フラッシュメモリ32には、各パラメータに対応した複数のフィルタ情報が記録されている。この複数のフィルタ情報には、勾配の大きさgradによって決定されるスケーリングパラメータmおよびn、勾配の方向θg、ならびに輝度Yから算出される平滑化強度σの値を組み合わせることにより設定されている平滑化の範囲が含まれている。
【0048】
フィルタ情報選択手段63は、フラッシュメモリ32に記録されている複数のフィルタ情報から、特定のフィルタ情報を読み出す。すなわち、エッジ情報算出手段61で算出されたエッジの勾配の大きさgradからスケーリングパラメータmおよびnの値を決定する。そして、決定されたスケーリングパラメータmおよびn、勾配の方向θg、ならびに平滑化強度算出手段62により算出された平滑化強度σに基づいて特定のフィルタ情報を選択し、フラッシュメモリ32から読み出す。
【0049】
(平滑化処理手段)
フィルタ情報選択手段63によりフィルタ情報が選択されると、注目画素Pから出力された電子データと選択されたフィルタ情報とから平滑化処理が実行される(S105)。平滑化処理は、注目画素Pから出力された電子データの生データにフィルタ情報の数値を乗ずることにより実行される。
【0050】
例えば、注目画素Pの周囲のマトリクス80から算出された勾配の大きさgradから決定されたスケーリングパラメータがm=1.25およびn=4、勾配の傾きがθg=45°、ならびに注目画素Pの輝度Yに基づいて算出される平滑化強度がσ=0.9であった場合、フィルタ情報選択手段63により図10に示すようなフィルタ情報90が選択される。そして、注目画素Pから出力される電子データの生データに図8に示すフィルタ情報の数値(マトリクスの数値/総和)を乗ずることにより、注目画素Pの情報はその注目画素Pを中心とする5×5のマトリクス80の特定画素に分散される。注目画素Pの情報がマトリクス80の特定画素に分散されることにより、注目画素Pの電子データに平滑化処理が行われる。
【0051】
この平滑化処理を画像を構成する全ての画素すなわちCCD22のすべての画素について実施する。平滑化処理は1つの画素について周囲24個の画素において実施されるので、1つの画素ごとに25回の平滑化処理が実施される。周囲の各画素について実施された平滑化処理の総和が平滑化処理後の電子データとなる。
【0052】
(書き込み手段)
平滑化処理手段64により平滑化処理が完了すると、処理を完了した電子データは書き込み手段65によりRAM31に書き込まれる。
書き込み手段65により1画像分の電子データがRAM31へ書き込まれると、RAM31に記憶されている電子データはフラッシュメモリ32へ記録されるデータ量を低減するために圧縮処理される。圧縮形式としては、デジタルカメラ1で撮影した画像の場合、JPEG(Joint Photographic Experts Group)あるいはTIFF(Tagged Image File Format)などのファイル形式が使用される。圧縮された電子データはフラッシュメモリ32に記録される。
【0053】
次に、第1実施例のデジタルカメラ1の作動について説明する。
(1) デジタルカメラ1の図示しない電源スイッチを「ON」にすると、デジタルカメラ1はいつでも撮影可能な待機状態となる。このとき、CCD22では数分の1秒〜数百分の1秒ごとに集光レンズ21により集光された光が電気信号に変換される。変換された電気信号は、A/D変換器23でデジタルの電子データに変換される。ユーザがファインダーとしてLCD41を使用する場合、A/D変換器23から出力されたデジタルの電子データはVRAM42に転送され、撮影対象が動画としてLCD41に表示される。
【0054】
(2) ユーザによりシャッターボタン71が作動範囲の途中まで押し込まれた「半押し」状態になると、露光およびフォーカスが設定され固定される。撮影時の露光は、制御部10のCPU11が集光レンズ21の絞りやシャッタスピードすなわちCCD22の電荷蓄積時間を制御することにより変更可能である。デジタルカメラ1のシャッタは、物理的に光を遮る機械的なシャッタ、あるいはCCD22の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタの一方または両方が使用される。
【0055】
(3) ユーザによりシャッターボタン71が作動範囲の限界まで押し込まれた「全押し」状態となると、以下のような処理が行われる。まず、被写体に対し正確な測光、焦点合わせなどを行う。測光、焦点合わせが完了すると、CCD22に蓄積されている電荷が一端すべて放電され、その後集光レンズ41により被写体からの光がCCD22へ入射し、CCD22は入射した光の光量に応じた電荷の量に基づいて電気信号を出力する。
【0056】
(4) CCD22から出力された電気信号はA/D変換器23によりデジタルの電子データに変換される。デジタルの電子データは、高速化のためDMA(Direct Memory Access)により制御部10のCPU11を介さずに直接RAM31のアドレスを指定して一時的に記憶される。
【0057】
(5) RAM31に記憶された電子データは処理回路60により上述の処理が実施されたあと、適切なカラー画像の電子データとして生成される。そしてフラッシュメモリ32への記録枚数を増加させるために、JPEGなどのファイル形式の電子データに圧縮される。
(6) 電子データの圧縮が完了すると、電子データはRAM31からフラッシュメモリ32へ複製され記録される。
【0058】
以上説明したように、本発明の第1実施例によるデジタルカメラ1の画像処理方法によると、注目画素Pを通るエッジの勾配の大きさgradによって決定されるスケーリングパラメータnおよびm、エッジの勾配の方向θg、ならびに注目画素Pから出力される電子データから算出される平滑化強度σに基づいてフィルタ情報が選択され読み出される。そのため、複雑な条件分岐を実施することなく、エッジに沿った最適なフィルタ情報を選択することができる。また、フィルタ情報はあらかじめ設定されフラッシュメモリ32に記録されている。すなわち、算出されたエッジ情報および平滑化強度σに基づいて、注目画素Pから出力される電子データを処理するための最適なフィルタ情報が選択される。そのため、パイプライン処理により平滑化処理を高速に実行することができる。
したがって、画像のエッジがぼけたり平坦部のノイズが強調されることなく、ノイズを除去することができ、かつ高速にノイズの除去処理をすることができる。
【0059】
また、フィルタ情報に含まれる平滑化の範囲の情報は、エッジの勾配の大きさが大きくなるにしたがって、平滑化の範囲が円形から楕円形に分布するように設定されている。したがって、平坦部のノイズを強調することなく、エッジの近傍のノイズを集中的に除去することができる。
【0060】
さらに、エッジ情報および平滑化強度からフィルタ情報を選択することにより、エッジの勾配に応じた平滑化および輪郭の強調をする機能と、平滑化の範囲を変更する機能とを同時に実施することができる。したがって、高速にノイズの除去処理をすることができる。
【0061】
(第2実施例)
本発明の第2実施例によるデジタルカメラの処理回路100を図10、ならびに処理の手順を図11に示す。第1実施例と実質的に同一の構成部位または手順については説明を省略する。
第2実施例は、エッジ情報であるエッジの勾配の大きさgradおよび勾配の方向θgを算出するごとにフィルタ情報を作成する点で第1実施例と異なる。
【0062】
図10に示すように、第2実施例によるデジタルカメラの処理回路100は、エッジ情報算出手段101、平滑化強度算出手段102、フィルタ情報作成手段103、平滑化手段104および書き込み手段105を備えている。
エッジ情報算出手段101および平滑化強度算出手段102は第1実施例と同様である。フィルタ情報作成手段103は、エッジ情報算出手段101により算出されたエッジ情報ならびに平滑化強度算出手段102により算出された平滑化強度に基づいて、第1実施例で説明した式(D)からフィルタ情報が作成される。すなわち、画像を構成する各画素から出力される電子データに基づいてエッジ情報および平滑化強度が算出されるごとに、各画素についてフィルタ情報が作成されることになる。
【0063】
第2実施例では、CCD22から出力された電子データからエッジを抽出し(S201)、抽出されたエッジからエッジ情報を算出する手順(S202)、ならびに平滑化強度を算出する手順(S203)は、第1実施例と同様である。第2実施例では、フィルタ情報作成手段103により算出されたエッジ情報および平滑化強度に基づいて、スケーリングパラメータmおよびnが設定される。そして、フィルタ情報作成手段93は、前述の式(D)に基づいてフィルタ情報を作成する(S204)。平滑化手段104は、フィルタ情報作成手段103により作成されたフィルタ情報に基づいて、画素から出力された電子データを平滑化処理する(S205)。平滑化された電子データは、書き込み手段105により記録部30のRAM31へ記録される。
【0064】
第2実施例では、画素から出力される電子データからエッジ情報および平滑化強度が算出されるごとにスケーリングパラメータmおよびnを設定し、各画素に対応したフィルタ情報が作成される。そのため、エッジがぼやけることなくより効果的にノイズの除去を実施することができる。
【0065】
以上説明した本発明の複数の実施例では、エッジ情報を算出した後に輝度Yの算出を実施する例について説明したが、輝度Yの算出を先に実施してもよく、またエッジ情報の算出と輝度Yの算出を同時に並列処理してもよい。また、輝度Yに限らず、RGBなどの色成分の強度に基づいて平滑化の範囲を決定することもできる。
【0066】
また、本発明の複数の実施例では、平滑化強度σならびにスケーリングパラメータmおよびnを変化させることにより平滑化の範囲を変化させている。しかし、平滑化強度σを固定しても、スケーリングパラメータmおよびnを変化させることにより、平滑化の範囲を変化させることもできる。したがって、平滑化強度σの値を一定値に固定し、エッジの勾配の大きさおよび方向に基づいてスケーリングパラメータmおよびnを変化させることによって、より高速にフィルタ情報の選択、またはフィルタ情報の作成をすることも可能である。
【0067】
さらに、本発明の複数の実施例では、エッジの勾配の大きさおよび方向を抽出する方法としてPrewittオペレータを使用したが、SobelオペレータまたはKirschオペレータなど他のエッジ抽出方法を使用してもよい。
【0068】
さらにまた、本発明の複数の実施例では、入力される画像として補色フィルタを用いた256階調のカラー画像について説明したが、その他RGBの原色フィルタを用いたカラー画像、1024階調もしくは4096階調のカラー画像、グレースケールの画像、または2値のモノクロ画像などを入力画像とすることができる。
さらにまた、本発明の複数の実施例では、補色フィルタを有するCCDから出力される電子データの処理について説明したが、補色フィルタに限らず例えばRGBの原色フィルタを用いることも可能である。
【0069】
本発明の複数の実施例では画像処理装置としてデジタルカメラに適用したが、デジタルカメラに限らずスキャナや複写機などの画像読み取り装置による画像処理、あるいはプリンタのドライバなどのソフトウェアによる画像処理に本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の一実施例による画像処理方法の処理の流れを示すフロー図である。
図2は、本発明の一実施例によるデジタルカメラを示すブロック図である。
図3は、本発明の一実施例によるデジタルカメラの処理回路を示すブロック図である。
図4は、本発明の一実施例によるデジタルカメラのCCDを示す模式図である。
図5は、本発明の一実施例による画像処理方法において、エッジの抽出処理を説明するための模式図である。
図6は、本発明の一実施例による画像処理方法において、注目画素についてエッジとエッジの勾配の方向との関係を説明するための図である。
図7は、本発明の一実施例による画像処理方法において、注目画素について平滑化の範囲を説明するための図である。
図8は、本発明の一実施例による画像処理方法において、注目画素を中心としたフィルタ情報を示すマトリクスであって、スケーリングパラメータと平滑化の範囲との関係を示す模式図である。
図9は、本発明の一実施例による画像処理方法において、注目画素を中心としてフィルタ情報を示すマトリクスであって、平滑化強度およびスケーリングパラメータを変化させたときの平滑化の範囲を説明するための図である。
図10は、本発明の一実施例による画像処理方法において、平滑化強度σ=0.9、スケーリングパラメータn=4、m=1.25、勾配の方向θg=45°のときのフィルタ情報を示す模式図である。
図11は、本発明の第2実施例によるデジタルカメラの処理回路を示す図である。
図12は、本発明の第2実施例による画像処理方法の流れを示すフロー図である。

Claims (6)

  1. 入力された画像の電子データを平滑化し、前記電子データに含まれる雑音を除去する画像処理方法であって、
    前記電子データから前記画像のエッジを抽出し、前記エッジの勾配の大きさおよび該勾配の方向からなるエッジ情報を算出するエッジ情報算出行程と、
    前記エッジ情報算出行程で算出されたエッジ情報に基づいてフィルタ情報を選択するフィルタ情報選択行程と、
    前記フィルタ情報選択行程で選択された前記フィルタ情報に基づいて前記電子データを平滑化処理する処理行程と、
    を含み、
    前記フィルタ情報選択行程では、
    前記勾配の大きさが大きいときには平滑化の範囲が楕円形状、かつ、前記勾配の方向と前記平滑化の範囲の傾きとが同一のフィルタ情報が選択されること、
    を特徴とする画像処理方法。
  2. 前記電子データから輝度を算出し、
    前記輝度から平滑化強度を算出する平滑化強度算出行程をさらに含み、
    前記フィルタ情報選択行程では、
    前記エッジ情報算出手段で算出された前記エッジ情報ならびに前記平滑化強度算出行程で算出された前記平滑化強度に対応するフィルタ情報が選択されること、
    を特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 画像情報が入力され、前記画像情報を電子データとして出力可能な画像入力手段と、
    前記画像入力手段から出力された前記電子データから前記画像のエッジを抽出し、前記エッジの勾配の大きさおよび該勾配の方向からなるエッジ情報を算出するエッジ情報算出手段と、
    前記エッジ情報に対応して設定されているフィルタ情報が記録されている記録部と、
    前記エッジ情報算出手段により算出されたエッジ情報に基づいて前記記録部に記録されているフィルタ情報を選択するフィルタ情報選択手段と、
    前記フィルタ情報選択手段により選択されたフィルタ情報に基づいて前記電子データに平滑化処理を実行する平滑化処理手段と、
    を備え、
    前記フィルタ情報選択手段は、
    前記勾配の大きさが大きいときには平滑化の範囲が楕円形状、かつ、前記勾配の方向と前記平滑化の範囲の傾きとが同一のフィルタ情報を選択すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 前記電子データに基づいて輝度を算出し、前記輝度から平滑化強度を算出する平滑化強度算出手段をさらに備え、
    前記記録部には、
    前記エッジ算出手段により算出された前記エッジ情報および前記平滑化強度算出手段により算出された前記平滑化強度に対応して設定されているフィルタ情報が記録されていること、
    を特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. コンピュータを請求項3記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
  6. コンピュータを請求項4記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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