JP4069581B2 - 画像処理方法、画像処理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体および画像処理装置 - Google Patents
画像処理方法、画像処理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体および画像処理装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理方法、画像処理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体および画像処理装置に関し、特に画像データに含まれる雑音を低減する平滑化処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばCCDなどの画像入力手段を利用したデジタルスチルカメラ(以下、デジタルスチルカメラを「デジタルカメラ」という。)あるいはスキャナなどの画像入力装置の場合、画像入力手段からは受光した光の量に対応した電気信号だけでなく、不要な電気信号が出力されることがある。出力された不要な電気信号は雑音(以下、雑音を「ノイズ」という。)として画像を構成する電子データに含まれる。
従来は、そのような画像に含まれるノイズを除去するために、画像を構成する複数の画素から出力される電子データのすべてに平滑化処理を実施したり、エッジ情報に基づいて画像に含まれるノイズを除去する方法が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
エッジ情報に基づいてノイズを除去する場合、注目画素を中心とした所定数の画素から構成されるマトリクスに含まれるエッジ成分の検出が行われている。検出したエッジ成分のエッジ量すなわち階調差が大きいときはエッジ成分の方向に沿って狭い範囲に平滑化を実施し、エッジ量が小さいときは同心円状に広い範囲に平滑化を実施している。エッジ成分の検出には、例えばPrewittあるいはSobelなどのオペレータが使用されている。
【0004】
しかしながら、それらのオペレータで検出されるエッジ量は、エッジ成分が含まれている場合でも、マトリクスを構成する画素の出力値の分布によってエッジ量が低く算出されることがある。
例えば、図11に示すようなマトリクス100の場合、マトリクス100を構成する画素の出力値から左上および右下にはエッジ成分が含まれていることがわかる。しかし、Prewittオペレータを用いてエッジ量を計算すると、dfx=−2およびdfy=−8であり、エッジ量=(dfx2+dfy2)1/2とすると、エッジ量が8.25となる。すなわち、エッジ成分が含まれているにもかかわらずエッジ量が小さくなる。そのため、マトリクス100にはエッジ成分が含まれていないと判断され、平滑化は注目画素を中心とした同心円状の広い範囲で実施されることになる。その結果、周辺部のエッジ成分がマトリクスを構成する各画素に混ぜ込まれ、平滑化処理後の画像が破綻するという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、画像に含まれるエッジ成分の検出精度を向上し、ノイズの除去性能が高い画像処理方法、画像処理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体および画像処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1もしくは2記載の画像処理方法、請求項4もしくは5記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体、または請求項7記載の画像処理装置によると、注目画素を含む所定数の画素からなるマトリクスのエッジ量を検出している。そして、検出したエッジ量が所定値よりも小さいとき、さらにマトリクスの画素の出力値から出力値の分散値を算出している。
【0007】
分散値は、マトリクスを構成する画素の出力値の平均値と各画素の出力値とのばらつきの度合いを示す。例えば、分散値が大きいとき、データのばらつきが大きく、エッジ成分を含む可能性が高くなる。一方、分散値が小さいとき、データのばらつきが小さく、出力値の分布が平坦である可能性が高くなる。
【0008】
分散値を算出することにより、マトリクスに実際にエッジ成分が含まれずエッジ量が小さくなったのか、またはマトリクスを構成する画素の出力値の分布により偶然的に計算上エッジ量が小さくなったのかを判別することができる。
算出された分散値に基づいて、フィルタ情報を作成する。分散値とフィルタ情報とを関連づけることにより、フィルタ情報の作成精度が向上する。したがって、画像を構成するマトリクスに含まれるエッジ成分の検出精度が向上し、ノイズの除去性能を向上することができる。
【0009】
本発明の請求項3記載の画像処理方法または請求項6記載の記録媒体によると、フィルタ情報は分散値に応じて平滑化の範囲が設定される。そのため、分散値が大きいすなわちマトリクスにエッジ成分が含まれる可能性の高いとき、平滑化は注目画素を中心に狭い範囲かつエッジ成分に沿って実行することができる。一方、分散値が小さいすなわちマトリクスを構成する各画素からの出力値が平坦である可能性が高いとき、平滑化は注目画素を中心に広い範囲かつ同心円状に実施することができる。したがって、エッジ情報に応じた平滑化を実施することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を示す一実施例を図面に基づいて説明する。
図2は、本発明の一実施例による画像処理装置を適用したデジタルカメラ1である。
図2に示すようにデジタルカメラ1は、制御部10、画像入力手段20、記録部30、表示部40およびインターフェイス50などから構成されている。
【0011】
制御部10は画像入力手段20から出力された電子データを処理するための電気回路である。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12および処理回路60を有している。ROM12には、制御部10のCPU11および処理回路60で実行される画像処理プログラムなどの各種コンピュータプログラムが記録されている。
【0012】
図3に示すように処理回路60は、エッジ量判断手段61、分散値算出手段62、フィルタ情報選択手段63、平滑化手段64および書き込み手段65から構成されている。
また、図2に示すように制御部10には、ユーザからの入力を受け付けるための入力手段が接続されている。入力手段としては、ユーザから撮影の実行の指示が入力されるシャッターボタン71、ならびにデジタルカメラ1の種々の機能の操作が入力される複数の入力ボタン72などがある。
【0013】
画像入力手段20は、集光レンズ21、CCD22およびA/D変換器23を有している。集光レンズ21は被写体からの光をCCD22へ集光する。CCD22は撮像素子を複数有している。CCD22は、水平方向ならびに垂直方向にマトリクス状に複数個配置されている撮像素子からなり、1つの撮像素子が1つの画素を構成している。
【0014】
撮像素子の受光面側にはそれぞれカラーフィルタが配置されている。カラーフィルタとしては、Cy(Cyan)、Mg(Magenta)、Ye(Yellow)およびG(Green)からなる補色フィルタが使用されている。CCDの補色フィルタは、例えば図4に示すように配置されている。各カラーフィルタは光の三原色である赤(R)、緑(G)および青(B)のうち次の色の光を透過する。Cy=G+B、Mg=B+RおよびYe=G+Rである。すなわち、1つのフィルタで2色の光を透過する。
CCD22の各撮像素子へ入射された光は電気信号に変換されて出力される。CCD22から出力された電気信号はアナログ信号であるので、A/D変換器23でデジタルの電子データへ変換される。
【0015】
記録部30は、RAM(Random Access Memory)31およびフラッシュメモリ32を有している。RAM31としては、セルフリフレッシュ機能を有するDRAM(Dynamic RAM)が用いられる。フラッシュメモリ32は通電しなくても記録内容を保持することができる書き換え可能な記録媒体であり、デジタルカメラ1に内蔵されているか、またはデジタルカメラ1に着脱自在に取り付けられている。
【0016】
RAM31は、制御部10で処理またはA/D変換器23から出力されたデジタルの電子データを一時的に記録する。フラッシュメモリ32は、RAM31に一時的に記録されている電子データを蓄積して保管する。また、フラッシュメモリ32には、後述するフィルタ情報が記録されている。
【0017】
表示部40は、液晶表示装置(LCD)41およびVRAM(Video RAM)42を有している。LCD41はフラッシュメモリ32に記録されている電子データまたはA/D変換器23から出力されたデジタルの電子データに基づく画像を表示する。VRAM42にはLCD41で表示するために電子データから作成される表示データが記録されている。
インターフェイス50は、フラッシュメモリ32に記録されている電子データを外部の例えばパーソナルコンピュータなどの機器に出力する。
【0018】
次に、制御部10での処理について詳細に説明する。
前述のように制御部10には処理回路60が設けられている。処理回路60は画像処理を実行するための専用の演算装置である。処理回路60はROM32に記録されているコンピュータプログラムにより所定の処理を実行する。
図1に基づいて、処理回路60の各手段によって実行される処理およびその流れについて説明する。処理回路60の各手段で実行される処理は、CPU11が用いられることなくパイプライン処理される。
【0019】
(エッジ量判断手段)
エッジ量判断手段61では、画像入力手段から出力された画像の電子データからエッジ成分の抽出を実施する。
エッジ成分の抽出の方法としては、画素の微分値を求めるためのPrewittオペレータを使用する。Prewittオペレータは以下の式により示される。図5に示すように、注目画素をP(i,j)とする。
Δfx={P(i+1,j-1)−P(i-1,j-1)}+{P(i+1,j)−P(i-1,j)}+{P(i+1,j+1)−P(i-1,j+1)}
Δfy={P(i-1,j-1)−P(i-1,j+1)}+{P(i,j-1)−P(i,j+1)}+{P(i+1,j-1)−P(i+1,j+1)}
【0020】
上記の式では、図5に示すように注目画素Pについて近傍領域の画素、本実施例では注目画素Pを中心とした3×3のマトリクス80を構成する画素から出力される電子データに基づいてエッジ成分の抽出を行う。エッジ成分の抽出では、図5の矢印X方向および矢印Y方向のエッジ成分が検出される。電子データとして画素から出力されるのは、例えば出力が8bitの場合0から255までの256段階の階調データである。
【0021】
次に、上記の式で抽出されたエッジ成分からエッジ量Gが算出される(S)。エッジ量Gは以下の式(A)により算出される。
【0022】
【数1】
【0023】
エッジ量判断手段61は、上記の式(A)に基づいてはエッジ量Gを算出する。また、上記の式(A)の代わりに、次の式(A1)または式(A2)によりエッジ量を算出してもよい。式(A1)または式(A2)を用いることによって、より高速にエッジ量を求めることができる。
【0024】
【数2】
【0025】
【数3】
【0026】
エッジとは画素から出力される電子データの階調が大きく変化する部分、すなわち画像に含まれる対象物と対象物との境界部分である。このエッジでは、エッジ成分の両側で画素から出力される電子データの階調が大きく変化する。この電子データの階調の変化量がエッジ量Gである。
【0027】
ここで、エッジ量判断手段61は、算出されたエッジ量Gが所定値としての特定エッジ量Gsよりも大きいか小さいかを判断する(S102)。特定エッジ量Gsとはマトリクス80にエッジ成分が含まれているか否かを判断するしきい値である。特定エッジ量Gsは、エッジ量Gを算出する際のオペレータによって決定される。
【0028】
ここで、エッジ量Gが特定エッジ量Gsよりも大きいと判断された場合、下記の式(B)に基づいてエッジ成分の傾きθgが算出される(S103)。このエッジ成分の傾きθgはエッジ成分の勾配の向き、すなわち階調差が生じる方向を示しており、図6に示すようにエッジEに対し垂直になる。
【0029】
【数4】
【0030】
一方、エッジ量Gが特定エッジ量Gsよりも小さいと判断された場合、分散値算出手段62により分散値が算出される。
【0031】
(分散値の算出)
上述のように、エッジ量判断手段61で算出されたエッジ量Gが特定エッジ量Gsよりも小さいと判断された場合、分散値算出手段62により分散値Dが算出される(S110)。分散値Dは、下記の式(C)により算出される。
【0032】
【数5】
【0033】
分散値は上記の式(C)により、図5に示すような注目画素を中心とする3×3のマトリクス80を構成する各画素の出力値または図7に示すような注目画素を中心とする5×5のマトリクスMを構成する各画素の出力値から算出される。
【0034】
(フィルタ情報選択手段)
分散値Dが算出されると、フィルタ情報選択手段63はフラッシュメモリ32に記録されているフィルタ情報を選択する。フィルタ情報選択手段63は、記録されている複数のフィルタ情報のうち算出されたエッジ量Gおよびエッジ成分の方向θgからなるエッジ情報、平滑化強度ならびに分散値Dに対応したフィルタ情報を選択する(S104)。
【0035】
フィルタ情報は、ガウス分布により設定されている平滑化フィルタを上述のエッジ情報および分散値Dに基づいて変形させたものである。ここでは、一例を用いて原理を説明する。本実施例では、注目画素Pを中心とした5×5のマトリクスMを平滑化の範囲としている。
ガウス分布は以下の式(D)により求められる。
【0036】
【数6】
【0037】
式(D)はガウス分布式の変形であり、短軸方向を1/nおよび長軸方向を1/mにスケーリングした楕円に変形し、かつθgだけ右回りに回転させたものである。すなわち、mおよびnにより楕円の形状が変化し、θgにより楕円の傾きが変化する。このmおよびnはスケーリングパラメータであり、上記の式(A)によって算出されたエッジ量Gに依存している。
エッジ量Gが大きくなるにつれてスケーリングパラメータmおよびnの値(主にnの値)を大きくし、扁平な楕円形状に変形させる。
【0038】
注目画素Pについてエッジ情報を算出した結果、エッジ量Gが小さいとき注目画素Pの周辺は平坦部であることになる。したがって、注目画素Pから出力された電子データは注目画素Pの周囲の画素に均等に分配される必要がある。そのため、平滑化の範囲は注目画素Pを中心とした円形の範囲A1となる。
【0039】
一方、エッジ量Gが大きいとき注目画素Pの周辺はエッジ成分であることになる。したがって、注目画素Pから出力された電子データは注目画素Pの周囲のエッジEに沿った画素に分配される必要がある。そのため、図7に示すように平滑化の範囲Aは注目画素Pを中心としてエッジEに沿った楕円形の範囲A2となる。すなわち、エッジ量Gが大きくなるほど、エッジEに沿って平滑化処理が実施される。
【0040】
さらに、エッジ量Gが特定エッジ量Gsよりも小さいとき、分散値Dが算出され、算出された分散値Dに応じて平滑化の範囲が拡大または縮小される。例えば、算出された分散値Dが小さいとき、マトリクスMにエッジ成分が含まれている可能性は低いため、マトリクスMを構成する画素から出力される出力値の分布は平坦であると判断される。したがって、平滑化の範囲Alは図8に示すように注目画素Pを中心にマトリクスMの全体に及ぶように広範囲となる。
【0041】
一方、算出された分散値Dが大きいとき、エッジ量Gからは注目画素Pの近傍にエッジ成分が含まれているとの判断できないものの、注目画素Pを中心としたマトリクスMにはエッジ成分が含まれている可能性が高い。したがって、平滑化の範囲Anは図9に示すように注目画素Pを中心とした狭い範囲となる。
フィルタ情報選択手段63は、エッジ量判断手段61および分散値算出手段62で算出されたエッジ情報および分散値Dに基づいて、フラッシュメモリ32に記録されている複数のフィルタ情報から特定のフィルタ情報を読み出す。
【0042】
(平滑化手段)
フィルタ情報選択手段63によりフィルタ情報が選択されると、注目画素Pから出力された電子データと選択されたフィルタ情報とから平滑化手段64により平滑化処理が実行される(S105)。平滑化処理は、注目画素Pから出力された電子データの生データにフィルタ情報の数値を乗ずることにより実行される。
【0043】
注目画素Pの周囲のマトリクスMを構成する画素の出力値から算出されたエッジ量G、分散値D、ならびに必要であればエッジ成分の傾きθgからフィルタ情報選択手段63によりフィルタ情報が選択される。そして、注目画素Pから出力される電子データの生データにフィルタ情報を乗ずることにより、注目画素Pの情報はその注目画素Pを中心とする5×5のマトリクスMの特定画素に分散される。注目画素Pの情報がマトリクスMの特定画素に分散されることにより、注目画素Pの電子データに平滑化処理が行われる。
【0044】
例えば、エッジ量Gおよび分散値Dが小さいとき、図8に示すように平滑化の範囲Alが注目画素Pを中心とした同心円状に広い範囲のフィルタ情報が選択される。エッジ量Gが小さく分散値Dが大きいとき、図9に示すように平滑化の範囲Anが注目画素Pを中心とした同心円状に狭い範囲のフィルタ情報が選択される。エッジ量Gが大きいとき、エッジ成分の傾きθgが算出され、図10に示すように平滑化の範囲Ahがエッジ量Gおよびエッジ成分の傾きθgに応じた楕円形のフィルタ情報が選択される。
【0045】
この平滑化処理を画像を構成する全ての画素すなわちCCD22のすべての画素について実施する。平滑化処理は1つの画素について周囲24個の画素において実施されるので、1つの画素ごとに25回の平滑化処理が実施される。周囲の各画素について実施された平滑化処理の総和が平滑化処理後の電子データとなる。
【0046】
(書き込み手段)
平滑化手段64により平滑化処理が完了すると、処理を完了した電子データは書き込み手段65によりRAM31に書き込まれる。
書き込み手段65により1画像分の電子データがRAM31へ書き込まれると、RAM31に記憶されている電子データはフラッシュメモリ32へ記録されるデータ量を低減するために圧縮処理される。圧縮形式としては、デジタルカメラ1で撮影した画像の場合、JPEG(Joint Photographic Experts Group)あるいはTIFF(Tagged Image File Format)などのファイル形式が使用される。圧縮された電子データはフラッシュメモリ32に記録される。
【0047】
次に、本実施例のデジタルカメラ1の作動について説明する。
(1) デジタルカメラ1の図示しない電源スイッチを「ON」にすると、デジタルカメラ1はいつでも撮影可能な待機状態となる。このとき、CCD22では数分の1秒〜数百分の1秒ごとに集光レンズ21により集光された光が電気信号に変換される。変換された電気信号は、A/D変換器23でデジタルの電子データに変換される。ユーザがファインダーとしてLCD41を使用する場合、A/D変換器23から出力されたデジタルの電子データはVRAM42に転送され、撮影対象が動画としてLCD41に表示される。
【0048】
(2) ユーザによりシャッターボタン71が作動範囲の途中まで押し込まれた「半押し」状態になると、露光およびフォーカスが設定され固定される。撮影時の露光は、制御部10のCPU11が集光レンズ21の絞りやシャッタスピードすなわちCCD22の電荷蓄積時間を制御することにより変更可能である。デジタルカメラ1のシャッタは、物理的に光を遮る機械的なシャッタ、あるいはCCD22の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタの一方または両方が使用される。
【0049】
(3) ユーザによりシャッターボタン71が作動範囲の限界まで押し込まれた「全押し」状態となると、以下のような処理が行われる。まず、被写体に対し正確な測光、焦点合わせなどを行う。測光、焦点合わせが完了すると、CCD22に蓄積されている電荷が一端すべて放電され、その後集光レンズ41により被写体からの光がCCD22へ入射し、CCD22は入射した光の光量に応じた電荷の量に基づいて電気信号を出力する。
【0050】
(4) CCD22から出力された電気信号はA/D変換器23によりデジタルの電子データに変換される。デジタルの電子データは、高速化のためDMA(Direct Memory Access)により制御部10のCPU11を介さずに直接RAM31のアドレスを指定して一時的に記憶される。
【0051】
(5) RAM31に記憶された電子データは処理回路60により上述の処理が実施されたあと、適切なカラー画像の電子データとして生成される。そしてフラッシュメモリ32への記録枚数を増加させるために、JPEGなどのファイル形式の電子データに圧縮される。
(6) 電子データの圧縮が完了すると、電子データはRAM31からフラッシュメモリ32へ複製され記録される。
【0052】
以上、説明したように本実施例の画像処理装置を適用したデジタルカメラ1によると、注目画素を含むマトリクスを構成する画素の出力値からエッジ量Gを算出し、そのエッジ量Gが特定エッジ量Gsよりも小さいと判断された場合、さらに分散値Dを算出している。そのため、マトリクスにエッジ成分が含まれているにもかかわらず、計算上偶然エッジ量が小さくなった場合でもエッジ成分に応じたフィルタ情報を選択することができる。したがって、画像の破綻を招くことなく、画像に含まれるエッジ成分の検出精度を向上することができ、ノイズの除去性能が向上することができる。
【0053】
以上、本発明の一実施例では画像処理装置をデジタルカメラに適用した例について説明したが、デジタルカメラに限らず画像処理を必要とするスキャナや複写機などの画像入力装置あるいはプリンタなどの画像出力装置についても本発明の画像処理を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデジタルカメラによる画像処理方法の流れを示す図である。
【図2】本発明の一実施例によるデジタルカメラを示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例によるデジタルカメラの処理回路を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例によるデジタルカメラに用いられるCCDのフィルタ配置を示す模式図である。
【図5】 Prewittオペレータを示す説明図であって、(A)はX方向のエッジ検出、(B)はY方向のエッジ検出を示す図である。
【図6】本発明の一実施例による画像処理方法において、注目画素についてエッジとエッジの傾きとの関係を説明するための図である。
【図7】本発明の一実施例による画像処理方法において、注目画素について平滑化の範囲を説明するための図である。
【図8】本発明の一実施例による画像処理方法において、エッジ量および分散値がともに小さい場合の平滑化の範囲を示す模式図である。
【図9】本発明の一実施例による画像処理方法において、エッジ量が小さく分散値が大きい場合の平滑化の範囲を示す模式図である。
【図10】本発明の一実施例による画像処理方法において、エッジ量が大きい場合の平滑化の範囲を示す模式図である。
【図11】周辺部にエッジ成分が含まれているマトリクスを示す模式図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ(画像処理装置)
20 画像入力手段
30 記録部
60 処理回路
61 エッジ量判断手段
62 分散値算出手段
63 フィルタ情報選択手段
64 平滑化手段
Claims (7)
- 注目画素を含むマトリクスを構成する所定数の画素の出力値から前記マトリクスのエッジ量を検出するエッジ量検出段階と、
前記エッジ量検出段階で検出されたエッジ量から、該エッジ量と所定値との大小を判断するエッジ量判断段階と、
該エッジ量が前記所定値以上の場合、前記エッジ量検出段階で検出されたエッジ量から、エッジ成分の傾きを算出するエッジ傾き算出段階と、
前記マトリクスを構成する各画素の出力値から分散値を算出する分散値算出段階と、
前記出力値を平滑化処理する処理段階と、
を含む画像処理方法であって、
前記処理段階は、
前記エッジ量判断段階で前記マトリクスのエッジ量が前記所定値以上と判断された場合、前記エッジ量および前記エッジ成分の傾きに基づく第一のフィルタ情報により前記出力値を平滑化処理し、
前記エッジ量判断段階で前記マトリクスのエッジ量が前記所定値よりも小さいと判断された場合、前記分散値算出段階で算出された分散値に基づく第二のフィルタ情報により前記出力値を平滑化処理することを特徴とする画像処理方法。 - 前記第二のフィルタ情報は、前記分散値の大きさに応じて平滑化の範囲が設定されることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
- 前記第二のフィルタ情報は、前記分散値が大きくなるにしたがって前記平滑化の範囲が狭くなることを特徴とする請求項2記載の画像処理方法。
- 画像を構成する画素から出力される雑音を除去するための画像処理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
注目画素を含むマトリクスを構成する所定数の画素の出力値から前記マトリクスのエッジ量を検出するエッジ量検出手順と、
前記エッジ量検出手順で検出されたエッジ量から、該エッジ量と所定値との大小を判断するエッジ量判断手順と、
該エッジ量が前記所定値以上の場合、前記エッジ量検出手順で検出されたエッジ量から、エッジ成分の傾きを算出するエッジ傾き算出手順と、
前記マトリクスの出力値から分散値を算出する分散値算出手順と、
前記出力値を平滑化処理する処理手順と、
をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムが記録された記録媒体
であって、
前記処理手順は、
前記エッジ量判断手順で前記マトリクスのエッジ量が前記所定値以上と判断された場合、前記エッジ量および前記エッジ成分の傾きに基づく第一のフィルタ情報により前記出力値を平準化処理し、
前記エッジ量判断手順で前記マトリクスのエッジ量が前記所定値よりも小さいと判断された場合、前記分散値算出手順で算出された分散値に基づく第二のフィルタ情報により前記出力値を平滑化処理することを特徴とする
画像処理プログラムが記録された記録媒体。 - 前記第二のフィルタ情報は、前記分散値の大きさに応じて平滑化の範囲が設定されることを特徴とする請求項4記載の記録媒体。
- 前記第二のフィルタ情報は、前記分散値が大きくなるにしたがって前記平滑化の範囲が狭くなることを特徴とする請求項5記載の記録媒体。
- 画像情報が入力され、前記画像情報を電子データとして出力可能な画像入力手段と、
前記画像入力手段から出力された前記電子データから、注目画素を含む所定数の画素から構成されるマトリクスのエッジ量を算出し、該エッジ量と所定値との大小を判断するエッジ量判断手段と、
該エッジ量が前記所定値以上の場合、前記算出されたマトリクスのエッジ量から、エッジ成分の傾きを算出するエッジ傾き算出手段と、
前記マトリクスを構成する画素の電子データの出力値から分散値を算出する分散値算出手段と、
前記電子データに平滑化処理を実行する平滑化手段と、
を備える画像処理装置であって、
前記平滑化手段は、
前記エッジ量判断手段で、前記エッジ量が前記所定値以上と判断された場合、前記エッジ量および前記エッジ成分の傾きに基づく第一のフィルタ情報により前記電子データに平滑化処理を実行し、
前記エッジ量判断手段で、前記エッジ量が前記所定値よりも小さいと判断された場合、前記分散値算出手段で算出された第二のフィルタ情報により前記電子データに平滑化処理を実行することを特徴とする
画像処理装置。
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