JP2002185795A - 画像処理方法、画像処理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法、画像処理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体および画像処理装置

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JP2002185795A
JP2002185795A JP2000376105A JP2000376105A JP2002185795A JP 2002185795 A JP2002185795 A JP 2002185795A JP 2000376105 A JP2000376105 A JP 2000376105A JP 2000376105 A JP2000376105 A JP 2000376105A JP 2002185795 A JP2002185795 A JP 2002185795A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像に含まれるエッジ成分の検出精度を向上
し、ノイズの除去性能が高い画像処理方法、画像処理プ
ログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録
媒体および画像処理装置を提供する。 【解決手段】 注目画素を含むマトリクスを構成する画
素の出力値からそのマトリクスのエッジ量Gを算出し
(S101)、エッジ量Gと特定エッジ量Gsとの大小
を判断する(S102)。その結果、エッジ量Gが特定
エッジ量Gsよりも小さい、すなわち注目画素の近傍に
エッジ成分が含まれる可能性が低いと判断された場合、
さらにマトリクスを構成する各画素の出力値から分散値
を算出する(S110)。フィルタ情報は分散値に基づ
いて選択され(S104)、計算上偶然エッジ量が小さ
くなった場合でも、エッジ成分に応じた平滑化処理をす
ることができる(S105)。したがって、エッジの検
出精度、ならびにノイズの除去性能を向上することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法、画
像処理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可
能な記録媒体および画像処理装置に関し、特に画像デー
タに含まれる雑音を低減する平滑化処理に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばCCDなどの画像入力手段を利用
したデジタルスチルカメラ(以下、デジタルスチルカメ
ラを「デジタルカメラ」という。)あるいはスキャナな
どの画像入力装置の場合、画像入力手段からは受光した
光の量に対応した電気信号だけでなく、不要な電気信号
が出力されることがある。出力された不要な電気信号は
雑音(以下、雑音を「ノイズ」という。)として画像を
構成する電子データに含まれる。従来は、そのような画
像に含まれるノイズを除去するために、画像を構成する
複数の画素から出力される電子データのすべてに平滑化
処理を実施したり、エッジ情報に基づいて画像に含まれ
るノイズを除去する方法が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エッジ情報に基づいて
ノイズを除去する場合、注目画素を中心とした所定数の
画素から構成されるマトリクスに含まれるエッジ成分の
検出が行われている。検出したエッジ成分のエッジ量す
なわち階調差が大きいときはエッジ成分の方向に沿って
狭い範囲に平滑化を実施し、エッジ量が小さいときは同
心円状に広い範囲に平滑化を実施している。エッジ成分
の検出には、例えばPrewittあるいはSobelなどのオペレ
ータが使用されている。
【0004】しかしながら、それらのオペレータで検出
されるエッジ量は、エッジ成分が含まれている場合で
も、マトリクスを構成する画素の出力値の分布によって
エッジ量が低く算出されることがある。例えば、図11
に示すようなマトリクス100の場合、マトリクス10
0を構成する画素の出力値から左上および右下にはエッ
ジ成分が含まれていることがわかる。しかし、Prewitt
オペレータを用いてエッジ量を計算すると、dfx=−
2およびdfy=−8であり、エッジ量=(dfx2
dfy21/2とすると、エッジ量が8.25となる。す
なわち、エッジ成分が含まれているにもかかわらずエッ
ジ量が小さくなる。そのため、マトリクス100にはエ
ッジ成分が含まれていないと判断され、平滑化は注目画
素を中心とした同心円状の広い範囲で実施されることに
なる。その結果、周辺部のエッジ成分がマトリクスを構
成する各画素に混ぜ込まれ、平滑化処理後の画像が破綻
するという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、画像に含まれる
エッジ成分の検出精度を向上し、ノイズの除去性能が高
い画像処理方法、画像処理プログラムが記録されたコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体および画像処理装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1もしく
は2記載の画像処理方法、請求項4もしくは5記載のコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体、または請求項7記
載の画像処理装置によると、注目画素を含む所定数の画
素からなるマトリクスのエッジ量を検出している。そし
て、検出したエッジ量が所定値よりも小さいとき、さら
にマトリクスの画素の出力値から出力値の分散値を算出
している。
【0007】分散値は、マトリクスを構成する画素の出
力値の平均値と各画素の出力値とのばらつきの度合いを
示す。例えば、分散値が大きいとき、データのばらつき
が大きく、エッジ成分を含む可能性が高くなる。一方、
分散値が小さいとき、データのばらつきが小さく、出力
値の分布が平坦である可能性が高くなる。
【0008】分散値を算出することにより、マトリクス
に実際にエッジ成分が含まれずエッジ量が小さくなった
のか、またはマトリクスを構成する画素の出力値の分布
により偶然的に計算上エッジ量が小さくなったのかを判
別することができる。算出された分散値に基づいて、フ
ィルタ情報を作成する。分散値とフィルタ情報とを関連
づけることにより、フィルタ情報の作成精度が向上す
る。したがって、画像を構成するマトリクスに含まれる
エッジ成分の検出精度が向上し、ノイズの除去性能を向
上することができる。
【0009】本発明の請求項3記載の画像処理方法また
は請求項6記載の記録媒体によると、フィルタ情報は分
散値に応じて平滑化の範囲が設定される。そのため、分
散値が大きいすなわちマトリクスにエッジ成分が含まれ
る可能性の高いとき、平滑化は注目画素を中心に狭い範
囲かつエッジ成分に沿って実行することができる。一
方、分散値が小さいすなわちマトリクスを構成する各画
素からの出力値が平坦である可能性が高いとき、平滑化
は注目画素を中心に広い範囲かつ同心円状に実施するこ
とができる。したがって、エッジ情報に応じた平滑化を
実施することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を示す一実施
例を図面に基づいて説明する。図2は、本発明の一実施
例による画像処理装置を適用したデジタルカメラ1であ
る。図2に示すようにデジタルカメラ1は、制御部1
0、画像入力手段20、記録部30、表示部40および
インターフェイス50などから構成されている。
【0011】制御部10は画像入力手段20から出力さ
れた電子データを処理するための電気回路である。制御
部10は、CPU(Central Processing Unit)11、
ROM(Read Only Memory)12および処理回路60を
有している。ROM12には、制御部10のCPU11
および処理回路60で実行される画像処理プログラムな
どの各種コンピュータプログラムが記録されている。
【0012】図3に示すように処理回路60は、エッジ
量判断手段61、分散値算出手段62、フィルタ情報選
択手段63、平滑化手段64および書き込み手段65か
ら構成されている。また、図2に示すように制御部10
には、ユーザからの入力を受け付けるための入力手段が
接続されている。入力手段としては、ユーザから撮影の
実行の指示が入力されるシャッターボタン71、ならび
にデジタルカメラ1の種々の機能の操作が入力される複
数の入力ボタン72などがある。
【0013】画像入力手段20は、集光レンズ21、C
CD22およびA/D変換器23を有している。集光レ
ンズ21は被写体からの光をCCD22へ集光する。C
CD22は撮像素子を複数有している。CCD22は、
水平方向ならびに垂直方向にマトリクス状に複数個配置
されている撮像素子からなり、1つの撮像素子が1つの
画素を構成している。
【0014】撮像素子の受光面側にはそれぞれカラーフ
ィルタが配置されている。カラーフィルタとしては、C
y(Cyan)、Mg(Magenta)、Ye(Yellow)および
G(Green)からなる補色フィルタが使用されている。
CCDの補色フィルタは、例えば図4に示すように配置
されている。各カラーフィルタは光の三原色である赤
(R)、緑(G)および青(B)のうち次の色の光を透
過する。Cy=G+B、Mg=B+RおよびYe=G+
Rである。すなわち、1つのフィルタで2色の光を透過
する。CCD22の各撮像素子へ入射された光は電気信
号に変換されて出力される。CCD22から出力された
電気信号はアナログ信号であるので、A/D変換器23
でデジタルの電子データへ変換される。
【0015】記録部30は、RAM(Random Access Me
mory)31およびフラッシュメモリ32を有している。
RAM31としては、セルフリフレッシュ機能を有する
DRAM(Dynamic RAM)が用いられる。フラッシュメ
モリ32は通電しなくても記録内容を保持することがで
きる書き換え可能な記録媒体であり、デジタルカメラ1
に内蔵されているか、またはデジタルカメラ1に着脱自
在に取り付けられている。
【0016】RAM31は、制御部10で処理またはA
/D変換器23から出力されたデジタルの電子データを
一時的に記録する。フラッシュメモリ32は、RAM3
1に一時的に記録されている電子データを蓄積して保管
する。また、フラッシュメモリ32には、後述するフィ
ルタ情報が記録されている。
【0017】表示部40は、液晶表示装置(LCD)4
1およびVRAM(Video RAM)42を有している。L
CD41はフラッシュメモリ32に記録されている電子
データまたはA/D変換器23から出力されたデジタル
の電子データに基づく画像を表示する。VRAM42に
はLCD41で表示するために電子データから作成され
る表示データが記録されている。インターフェイス50
は、フラッシュメモリ32に記録されている電子データ
を外部の例えばパーソナルコンピュータなどの機器に出
力する。
【0018】次に、制御部10での処理について詳細に
説明する。前述のように制御部10には処理回路60が
設けられている。処理回路60は画像処理を実行するた
めの専用の演算装置である。処理回路60はROM32
に記録されているコンピュータプログラムにより所定の
処理を実行する。図1に基づいて、処理回路60の各手
段によって実行される処理およびその流れについて説明
する。処理回路60の各手段で実行される処理は、CP
U11が用いられることなくパイプライン処理される。
【0019】(エッジ量判断手段)エッジ量判断手段6
1では、画像入力手段から出力された画像の電子データ
からエッジ成分の抽出を実施する。エッジ成分の抽出の
方法としては、画素の微分値を求めるためのPrewittオ
ペレータを使用する。Prewittオペレータは以下の式に
より示される。図5に示すように、注目画素をP(i,
j)とする。 Δfx={P(i+1,j-1)−P(i-1,j-1)}+{P(i+1,j)−P(i-1,j)}
+{P(i+1,j+1)−P(i-1,j+1)} Δfy={P(i-1,j-1)−P(i-1,j+1)}+{P(i,j-1)−P(i,j+1)}
+{P(i+1,j-1)−P(i+1,j+1)}
【0020】上記の式では、図5に示すように注目画素
Pについて近傍領域の画素、本実施例では注目画素Pを
中心とした3×3のマトリクス80を構成する画素から
出力される電子データに基づいてエッジ成分の抽出を行
う。エッジ成分の抽出では、図5の矢印X方向および矢
印Y方向のエッジ成分が検出される。電子データとして
画素から出力されるのは、例えば出力が8bitの場合
0から255までの256段階の階調データである。
【0021】次に、上記の式で抽出されたエッジ成分か
らエッジ量Gが算出される(S)。エッジ量Gは以下の
式(A)により算出される。
【0022】
【数1】
【0023】エッジ量判断手段61は、上記の式(A)
に基づいてはエッジ量Gを算出する。また、上記の式
(A)の代わりに、次の式(A1)または式(A2)に
よりエッジ量を算出してもよい。式(A1)または式
(A2)を用いることによって、より高速にエッジ量を
求めることができる。
【0024】
【数2】
【0025】
【数3】
【0026】エッジとは画素から出力される電子データ
の階調が大きく変化する部分、すなわち画像に含まれる
対象物と対象物との境界部分である。このエッジでは、
エッジ成分の両側で画素から出力される電子データの階
調が大きく変化する。この電子データの階調の変化量が
エッジ量Gである。
【0027】ここで、エッジ量判断手段61は、算出さ
れたエッジ量Gが所定値としての特定エッジ量Gsより
も大きいか小さいかを判断する(S102)。特定エッ
ジ量Gsとはマトリクス80にエッジ成分が含まれてい
るか否かを判断するしきい値である。特定エッジ量Gs
は、エッジ量Gを算出する際のオペレータによって決定
される。
【0028】ここで、エッジ量Gが特定エッジ量Gsよ
りも大きいと判断された場合、下記の式(B)に基づい
てエッジ成分の傾きθgが算出される(S103)。こ
のエッジ成分の傾きθgはエッジ成分の勾配の向き、す
なわち階調差が生じる方向を示しており、図6に示すよ
うにエッジEに対し垂直になる。
【0029】
【数4】
【0030】一方、エッジ量Gが特定エッジ量Gsより
も小さいと判断された場合、分散値算出手段62により
分散値が算出される。
【0031】(分散値の算出)上述のように、エッジ量
判断手段61で算出されたエッジ量Gが特定エッジ量G
sよりも小さいと判断された場合、分散値算出手段62
により分散値Dが算出される(S110)。分散値D
は、下記の式(C)により算出される。
【0032】
【数5】
【0033】分散値は上記の式(C)により、図5に示
すような注目画素を中心とする3×3のマトリクス80
を構成する各画素の出力値または図7に示すような注目
画素を中心とする5×5のマトリクスMを構成する各画
素の出力値から算出される。
【0034】(フィルタ情報選択手段)分散値Dが算出
されると、フィルタ情報選択手段63はフラッシュメモ
リ32に記録されているフィルタ情報を選択する。フィ
ルタ情報選択手段63は、記録されている複数のフィル
タ情報のうち算出されたエッジ量Gおよびエッジ成分の
方向θgからなるエッジ情報、平滑化強度ならびに分散
値Dに対応したフィルタ情報を選択する(S104)。
【0035】フィルタ情報は、ガウス分布により設定さ
れている平滑化フィルタを上述のエッジ情報および分散
値Dに基づいて変形させたものである。ここでは、一例
を用いて原理を説明する。本実施例では、注目画素Pを
中心とした5×5のマトリクスMを平滑化の範囲として
いる。ガウス分布は以下の式(D)により求められる。
【0036】
【数6】
【0037】式(D)はガウス分布式の変形であり、短
軸方向を1/nおよび長軸方向を1/mにスケーリング
した楕円に変形し、かつθgだけ右回りに回転させたも
のである。すなわち、mおよびnにより楕円の形状が変
化し、θgにより楕円の傾きが変化する。このmおよび
nはスケーリングパラメータであり、上記の式(A)に
よって算出されたエッジ量Gに依存している。エッジ量
Gが大きくなるにつれてスケーリングパラメータmおよ
びnの値(主にnの値)を大きくし、扁平な楕円形状に
変形させる。
【0038】注目画素Pについてエッジ情報を算出した
結果、エッジ量Gが小さいとき注目画素Pの周辺は平坦
部であることになる。したがって、注目画素Pから出力
された電子データは注目画素Pの周囲の画素に均等に分
配される必要がある。そのため、平滑化の範囲は注目画
素Pを中心とした円形の範囲A1となる。
【0039】一方、エッジ量Gが大きいとき注目画素P
の周辺はエッジ成分であることになる。したがって、注
目画素Pから出力された電子データは注目画素Pの周囲
のエッジEに沿った画素に分配される必要がある。その
ため、図7に示すように平滑化の範囲Aは注目画素Pを
中心としてエッジEに沿った楕円形の範囲A2となる。
すなわち、エッジ量Gが大きくなるほど、エッジEに沿
って平滑化処理が実施される。
【0040】さらに、エッジ量Gが特定エッジ量Gsよ
りも小さいとき、分散値Dが算出され、算出された分散
値Dに応じて平滑化の範囲が拡大または縮小される。例
えば、算出された分散値Dが小さいとき、マトリクスM
にエッジ成分が含まれている可能性は低いため、マトリ
クスMを構成する画素から出力される出力値の分布は平
坦であると判断される。したがって、平滑化の範囲Al
は図8に示すように注目画素Pを中心にマトリクスMの
全体に及ぶように広範囲となる。
【0041】一方、算出された分散値Dが大きいとき、
エッジ量Gからは注目画素Pの近傍にエッジ成分が含ま
れているとの判断できないものの、注目画素Pを中心と
したマトリクスMにはエッジ成分が含まれている可能性
が高い。したがって、平滑化の範囲Anは図9に示すよ
うに注目画素Pを中心とした狭い範囲となる。フィルタ
情報選択手段63は、エッジ量判断手段61および分散
値算出手段62で算出されたエッジ情報および分散値D
に基づいて、フラッシュメモリ32に記録されている複
数のフィルタ情報から特定のフィルタ情報を読み出す。
【0042】(平滑化手段)フィルタ情報選択手段63
によりフィルタ情報が選択されると、注目画素Pから出
力された電子データと選択されたフィルタ情報とから平
滑化手段64により平滑化処理が実行される(S10
5)。平滑化処理は、注目画素Pから出力された電子デ
ータの生データにフィルタ情報の数値を乗ずることによ
り実行される。
【0043】注目画素Pの周囲のマトリクスMを構成す
る画素の出力値から算出されたエッジ量G、分散値D、
ならびに必要であればエッジ成分の傾きθgからフィル
タ情報選択手段63によりフィルタ情報が選択される。
そして、注目画素Pから出力される電子データの生デー
タにフィルタ情報を乗ずることにより、注目画素Pの情
報はその注目画素Pを中心とする5×5のマトリクスM
の特定画素に分散される。注目画素Pの情報がマトリク
スMの特定画素に分散されることにより、注目画素Pの
電子データに平滑化処理が行われる。
【0044】例えば、エッジ量Gおよび分散値Dが小さ
いとき、図8に示すように平滑化の範囲Alが注目画素
Pを中心とした同心円状に広い範囲のフィルタ情報が選
択される。エッジ量Gが小さく分散値Dが大きいとき、
図9に示すように平滑化の範囲Anが注目画素Pを中心
とした同心円状に狭い範囲のフィルタ情報が選択され
る。エッジ量Gが大きいとき、エッジ成分の傾きθgが
算出され、図10に示すように平滑化の範囲Ahがエッ
ジ量Gおよびエッジ成分の傾きθgに応じた楕円形のフ
ィルタ情報が選択される。
【0045】この平滑化処理を画像を構成する全ての画
素すなわちCCD22のすべての画素について実施す
る。平滑化処理は1つの画素について周囲24個の画素
において実施されるので、1つの画素ごとに25回の平
滑化処理が実施される。周囲の各画素について実施され
た平滑化処理の総和が平滑化処理後の電子データとな
る。
【0046】(書き込み手段)平滑化手段64により平
滑化処理が完了すると、処理を完了した電子データは書
き込み手段65によりRAM31に書き込まれる。書き
込み手段65により1画像分の電子データがRAM31
へ書き込まれると、RAM31に記憶されている電子デ
ータはフラッシュメモリ32へ記録されるデータ量を低
減するために圧縮処理される。圧縮形式としては、デジ
タルカメラ1で撮影した画像の場合、JPEG(Joint
Photographic Experts Group)あるいはTIFF(Tagg
ed Image File Format)などのファイル形式が使用され
る。圧縮された電子データはフラッシュメモリ32に記
録される。
【0047】次に、本実施例のデジタルカメラ1の作動
について説明する。 (1) デジタルカメラ1の図示しない電源スイッチを
「ON」にすると、デジタルカメラ1はいつでも撮影可
能な待機状態となる。このとき、CCD22では数分の
1秒〜数百分の1秒ごとに集光レンズ21により集光さ
れた光が電気信号に変換される。変換された電気信号
は、A/D変換器23でデジタルの電子データに変換さ
れる。ユーザがファインダーとしてLCD41を使用す
る場合、A/D変換器23から出力されたデジタルの電
子データはVRAM42に転送され、撮影対象が動画と
してLCD41に表示される。
【0048】(2) ユーザによりシャッターボタン7
1が作動範囲の途中まで押し込まれた「半押し」状態に
なると、露光およびフォーカスが設定され固定される。
撮影時の露光は、制御部10のCPU11が集光レンズ
21の絞りやシャッタスピードすなわちCCD22の電
荷蓄積時間を制御することにより変更可能である。デジ
タルカメラ1のシャッタは、物理的に光を遮る機械的な
シャッタ、あるいはCCD22の電荷蓄積時間を制御す
る電子シャッタの一方または両方が使用される。
【0049】(3) ユーザによりシャッターボタン7
1が作動範囲の限界まで押し込まれた「全押し」状態と
なると、以下のような処理が行われる。まず、被写体に
対し正確な測光、焦点合わせなどを行う。測光、焦点合
わせが完了すると、CCD22に蓄積されている電荷が
一端すべて放電され、その後集光レンズ41により被写
体からの光がCCD22へ入射し、CCD22は入射し
た光の光量に応じた電荷の量に基づいて電気信号を出力
する。
【0050】(4) CCD22から出力された電気信
号はA/D変換器23によりデジタルの電子データに変
換される。デジタルの電子データは、高速化のためDM
A(Direct Memory Access)により制御部10のCPU
11を介さずに直接RAM31のアドレスを指定して一
時的に記憶される。
【0051】(5) RAM31に記憶された電子デー
タは処理回路60により上述の処理が実施されたあと、
適切なカラー画像の電子データとして生成される。そし
てフラッシュメモリ32への記録枚数を増加させるため
に、JPEGなどのファイル形式の電子データに圧縮さ
れる。 (6) 電子データの圧縮が完了すると、電子データは
RAM31からフラッシュメモリ32へ複製され記録さ
れる。
【0052】以上、説明したように本実施例の画像処理
装置を適用したデジタルカメラ1によると、注目画素を
含むマトリクスを構成する画素の出力値からエッジ量G
を算出し、そのエッジ量Gが特定エッジ量Gsよりも小
さいと判断された場合、さらに分散値Dを算出してい
る。そのため、マトリクスにエッジ成分が含まれている
にもかかわらず、計算上偶然エッジ量が小さくなった場
合でもエッジ成分に応じたフィルタ情報を選択すること
ができる。したがって、画像の破綻を招くことなく、画
像に含まれるエッジ成分の検出精度を向上することがで
き、ノイズの除去性能が向上することができる。
【0053】以上、本発明の一実施例では画像処理装置
をデジタルカメラに適用した例について説明したが、デ
ジタルカメラに限らず画像処理を必要とするスキャナや
複写機などの画像入力装置あるいはプリンタなどの画像
出力装置についても本発明の画像処理を適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデジタルカメラによる
画像処理方法の流れを示す図である。
【図2】本発明の一実施例によるデジタルカメラを示す
ブロック図である。
【図3】本発明の一実施例によるデジタルカメラの処理
回路を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例によるデジタルカメラに用い
られるCCDのフィルタ配置を示す模式図である。
【図5】Prewittオペレータを示す説明図であって、
(A)はX方向のエッジ検出、(B)はY方向のエッジ
検出を示す図である。
【図6】本発明の一実施例による画像処理方法におい
て、注目画素についてエッジとエッジの傾きとの関係を
説明するための図である。
【図7】本発明の一実施例による画像処理方法におい
て、注目画素について平滑化の範囲を説明するための図
である。
【図8】本発明の一実施例による画像処理方法におい
て、エッジ量および分散値がともに小さい場合の平滑化
の範囲を示す模式図である。
【図9】本発明の一実施例による画像処理方法におい
て、エッジ量が小さく分散値が大きい場合の平滑化の範
囲を示す模式図である。
【図10】本発明の一実施例による画像処理方法におい
て、エッジ量が大きい場合の平滑化の範囲を示す模式図
である。
【図11】周辺部にエッジ成分が含まれているマトリク
スを示す模式図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ(画像処理装置) 20 画像入力手段 30 記録部 60 処理回路 61 エッジ量判断手段 62 分散値算出手段 63 フィルタ情報選択手段 64 平滑化手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC02 CE02 CE05 CE06 CH09 DC16 5C077 LL02 LL19 PP02 PP47 PQ12 PQ20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注目画素を含むマトリクスを構成する所
    定数の画素の出力値から前記マトリクスのエッジ量を検
    出するエッジ量検出段階と、 前記エッジ量検出段階で検出されたエッジ量から、該エ
    ッジ量と所定値との大小を判断するエッジ量判断段階
    と、 前記エッジ量判断段階で前記マトリクスのエッジ量が前
    記所定値よりも小さいと判断された場合、前記マトリク
    スを構成する各画素の出力値から分散値を算出する分散
    値算出段階と、 前記分散値算出段階で算出された分散値に基づいて、フ
    ィルタ情報を作成するフィルタ情報作成段階と、 前記フィルタ情報作成段階で作成された前記フィルタ情
    報に基づいて前記出力値を平滑化処理する処理段階と、 を含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ情報は、前記分散値の大き
    さに応じて平滑化の範囲が設定されることを特徴とする
    請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ情報は、前記分散値が大き
    くなるにしたがって前記平滑化の範囲が狭くなることを
    特徴とする請求項2記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 画像を構成する画素から出力される雑音
    を除去するための画像処理プログラムが記録されたコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 注目画素を含むマトリクスを構成する所定数の画素の出
    力値から前記マトリクスのエッジ量を検出するエッジ量
    検出手順と、 前記エッジ量検出手順で検出されたエッジ量から、該エ
    ッジ量と所定値との大小を判断するエッジ量判断手順
    と、 前記エッジ量判断手順で前記マトリクスのエッジ量が前
    記所定値よりも小さいと判断された場合、前記マトリク
    スの出力値から分散値を算出する分散値算出手順と、 前記分散値算出手順で算出された分散値に基づいて、フ
    ィルタ情報を作成するフィルタ情報作成手順と、 前記フィルタ情報選択手順で選択された前記フィルタ情
    報に基づいて前記出力値を平滑化処理する処理手順と、 をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム
    が記録された記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ情報は、前記分散値の大き
    さに応じて平滑化の範囲が設定されることを特徴とする
    請求項4記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ情報は、前記分散値が大き
    くなるにしたがって前記平滑化の範囲が狭くなることを
    特徴とする請求項5記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】 画像情報が入力され、前記画像情報を電
    子データとして出力可能な画像入力手段と、 前記画像入力手段から出力された前記電子データから、
    注目画素を含む所定数の画素から構成されるマトリクス
    のエッジ量を算出し、該エッジ量と所定値との大小を判
    断するエッジ量判断手段と、 前記エッジ量判断手段で、前記エッジ量が前記所定値よ
    りも小さいと判断された場合、前記マトリクスを構成す
    る画素の電子データの出力値から分散値を算出する分散
    値算出手段と、 前記分散値算出手段で算出された分散値に基づいてフィ
    ルタ情報を作成するフィルタ情報作成手段と、 前記フィルタ情報作成手段により作成されたフィルタ情
    報に基づいて前記電子データに平滑化処理を実行する平
    滑化手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
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