JP5111023B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は、撮像装置及びその制御方法に関し、更に詳しくは、所定の条件を満たす被写体を検出する撮像装置及びその制御方法に関する。
従来、画面全体を考慮して自動的に露出を決定する自動露出機能を備えた撮像装置がある。このような撮像装置では、シーンによっては主被写体の露出が適正な輝度にならない場合がある。主被写体の輝度が適正になるようにするために、ユーザーに主被写体が存在するエリアを指示させ、指示されたエリアに合わせて露出を調節するものもあるが、この方法ではユーザーの手間がかかってしまう。
一方、画像データから所定の条件を満たす対象を繰り返し検出する機能を有する装置がある。そこで、光電変換素子からなる固体撮像素子により画像データを得るカメラにおいて、得られた画像データの中から形状解析等の手法によって主被写体である顔を自動的に検出し、検出された顔が適正な露出になるように、露出制御を行うものが提案されている。(例えば、特許文献1を参照)。このカメラによれば、どのようなシーンにおいても、主被写体の輝度が適正になるように撮影を行うことができる。
なお、主被写体が顔の場合の検出動作としては、例えば、両目や鼻や口などの顔器官の配置に基づいて人物の正面顔や斜め顔を検出する方法が特許文献2に提案されている。
特開2003−107555号公報 特開2002−251380号公報
しかしながら、これらの主被写体の検出方法は撮像された画像を元に顔を検出するものであり、顔の明るさが極端にアンダー、もしくはオーバーであった場合に、両目や鼻や口を認識することができず、顔と認識できない場合があった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、撮影された画像から主被写体を検出する精度を向上することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、画像を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生成された画像を表示する表示手段と、前記撮像素子で生成された画像に対して予め設定された条件を満たす被写体の検出処理を行う検出手段とを有する撮像装置であって、前記撮像素子に、所定範囲の輝度となるように露出制御された第1の画像と、前記第1の画像よりも高い輝度となるように露出制御された第2の画像と、前記第1の画像よりも低い輝度となるように露出制御された第3の画像とを含む、露出制御値の異なる複数の画像を生成させる露出制御手段と、前記複数の画像のうち、前記第1の画像を複数の領域に分割した領域毎の輝度値を解析して、画像の中心の領域の露出がアンダーである第1の状態、画像の中心の領域の露出がオーバーである第2の状態、それ以外の第3の状態のいずれの状態であるかを判別する判別手段と、を有し、前記第1の状態は前記第2の画像、前記第2の状態は前記第3の画像、前記第3の状態は前記第1の画像に予め対応付けられており、前記検出手段は、前記複数の画像のうち、前記判別手段により判別された前記第1から第3の状態のいずれかに対応付けられた画像を選択し、選択した画像に対して前記検出処理を行って前記予め設定された条件を満たす被写体を検出し、前記表示手段は、前記第1の画像を表示する。
また、別の構成によれば、本発明の撮像装置は、画像を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生成された画像を表示する表示手段と、前記撮像素子で生成された画像に対して予め設定された条件を満たす被写体の検出処理を行う検出手段とを有する撮像装置であって、前記撮像素子に、所定範囲の輝度となるように露出制御された第1の画像と、前記第1の画像よりも高い輝度となるように露出制御された第2の画像と、前記第1の画像よりも低い輝度となるように露出制御された第3の画像とを含む、露出制御値の異なる複数の画像を生成させる露出制御手段と、前記複数の画像のうち、前記第1の画像を複数の領域に分割した領域毎の輝度値を解析して、画像の中心の領域の露出がアンダーである第1の状態、画像の中心の領域の露出がオーバーである第2の状態、それ以外の第3の状態のいずれの状態であるかを判別する判別手段と、を有し、前記第1の状態は前記第2の画像、前記第2の状態は前記第3の画像、前記第3の状態は前記第1の画像に予め対応付けられており、前記検出手段は、前記複数の画像それぞれに対して前記検出処理を行い、得られた検出結果のうち、前記判別手段により判別された前記状態に対応付けられた画像の検出結果を選択して前記予め設定された条件を満たす被写体を検出し、前記表示手段は、前記第1の画像を表示する。
更に別の構成によれば、本発明の撮像装置は、画像を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生成された画像を表示する表示手段と、前記撮像素子で生成された画像に対して予め設定された条件を満たす被写体の検出処理を行う検出手段とを有する撮像装置であって、前記撮像素子に、所定範囲の輝度となるように露出制御された第1の画像と、前記第1の画像よりも高い輝度となるように露出制御された第2の画像と、前記第1の画像よりも低い輝度となるように露出制御された第3の画像とを含む、露出制御値の異なる複数の画像を生成させる露出制御手段と、前記複数の画像のうち、前記第1の画像を複数の領域に分割した領域毎の輝度値を解析して、画像の中心の領域の露出がアンダーである第1の状態、画像の中心の領域の露出がオーバーである第2の状態、それ以外の第3の状態のいずれの状態であるかを判別する判別手段と、を有し、前記検出手段は、前記複数の画像それぞれに対して前記検出処理を行い、前記判別手段により判別された前記状態に応じて予め前記複数の画像に設定された重み付けにより検出結果を加重平均して前記予め設定された条件を満たす被写体を検出し、前記表示手段は、前記第1の画像を表示する。
また、画像を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生成された画像を表示する表示手段と、前記撮像素子で生成された画像に対して予め設定された条件を満たす被写体の検出処理を行う検出手段とを有する撮像装置の本発明の制御方法は、露出制御手段が、前記撮像素子に、所定範囲の輝度となるように露出制御された第1の画像と、前記第1の画像よりも高い輝度となるように露出制御された第2の画像と、前記第1の画像よりも低い輝度となるように露出制御された第3の画像とを含む、露出制御値の異なる複数の画像を生成させる生成工程と、判別手段が、前記複数の画像のうち、前記第1の画像を複数の領域に分割した領域毎の輝度値を解析して、画像の中心の領域の露出がアンダーであって前記第2の画像に対応付けられた第1の状態、画像の中心の領域の露出がオーバーであって前記第3の画像に対応付けられた第2の状態、それ以外の前記第1の画像に対応付けられた第3の状態のいずれの状態であるかを判別する判別工程と、前記検出手段が、前記複数の画像のうち、前記判別工程で判別された前記状態に対応付けられた画像を選択し、選択した画像に対して前記検出処理を行って前記予め設定された条件を満たす被写体を検出する検出工程と、前記第1の画像を前記表示手段が表示する表示工程とを有する。
また、別の構成によれば、画像を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生成された画像を表示する表示手段と、前記撮像素子で生成された画像に対して予め設定された条件を満たす被写体の検出処理を行う検出手段とを有する撮像装置の本発明の制御方法は、露出制御手段が、前記撮像素子に、所定範囲の輝度となるように露出制御された第1の画像と、前記第1の画像よりも高い輝度となるように露出制御された第2の画像と、前記第1の画像よりも低い輝度となるように露出制御された第3の画像とを含む、露出制御値の異なる複数の画像を生成させる生成工程と、判別手段が、前記複数の画像のうち、前記第1の画像を複数の領域に分割した領域毎の輝度値を解析して、画像の中心の領域の露出がアンダーであって前記第2の画像に対応付けられた第1の状態、画像の中心の領域の露出がオーバーであって前記第3の画像に対応付けられた第2の状態、それ以外の前記第1の画像に対応付けられた第3の状態のいずれの状態であるかを判別する判別工程と、前記検出手段が、前記複数の画像それぞれに対して前記検出処理を行い、得られた検出結果のうち、前記判別工程で判別された前記状態に対応付けられた画像の検出結果を選択して前記予め設定された条件を満たす被写体を検出する検出工程と、前記第1の画像を前記表示手段が表示する表示工程とを有する。
更に別の構成によれば、画像を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生成された画像を表示する表示手段と、前記撮像素子で生成された画像に対して予め設定された条件を満たす被写体の検出処理を行う検出手段とを有する撮像装置の本発明の制御方法は、露出制御手段が、前記撮像素子に、所定範囲の輝度となるように露出制御された第1の画像と、前記第1の画像よりも高い輝度となるように露出制御された第2の画像と、前記第1の画像よりも低い輝度となるように露出制御された第3の画像とを含む、露出制御値の異なる複数の画像を生成させる生成工程と、判別手段が、前記複数の画像のうち、前記第1の画像を複数の領域に分割した領域毎の輝度値を解析して、画像の中心の領域の露出がアンダーである第1の状態、画像の中心の領域の露出がオーバーである第2の状態、それ以外の第3の状態のいずれの状態であるかを判別する判別工程と、前記検出手段が、前記複数の画像それぞれに対して前記検出処理を行い、前記判別手段により判別された前記状態に応じて予め画像に設定された重み付けにより検出結果を加重平均して前記予め設定された条件を満たす被写体を検出する検出工程と、前記第1の画像を前記表示手段が表示する表示工程とを有する。
本発明によれば、撮影された画像から主被写体を検出する精度を向上することができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の構成を示すブロック図である。
図1において、101は撮像レンズ群、102は絞り装置及びシャッタ装置を備えた光量調節部である。シャッタ装置は2段階式のシャッタである。そして、不図示のシャッタボタンの途中操作(例えば半押し)でシャッタスイッチSW1がオンとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。更に、不図示のシャッタボタンがシャッタスイッチSW1のオン状態を経由して全操作(例えば全押し)されると、シャッタスイッチSW2がオンとなり、露光処理及び現像処理からなる一連の処理の動作開始を指示する。103は撮像レンズ群101を通過した被写体像としての光束を電気信号に変換する、複数の画素からなるCCDやCMOS等の撮像素子である。本実施の形態における撮像素子103は、画素領域を分割した複数の領域の領域毎に電荷蓄積を制御可能であって、撮像素子駆動回路115は、領域毎に電荷のクリアや読み出しのタイミングを制御することができる。電荷のクリア及び読み出しのタイミングを制御することにより所謂電子シャッタを実現することができ、これにより領域毎に電荷蓄積時間を制御することができる。
104は撮像素子103から出力されるアナログ信号にクランプ処理、ゲイン処理等の信号処理を行うアナログ信号処理回路である。105はアナログ信号処理回路104の出力をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル(A/D)変換器である。107はデジタル信号処理回路であり、A/D変換器105から出力されるデジタルデータ或いはメモリ制御回路106からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、このデジタル信号処理回路107は、撮像した画像データを用いて所定の演算を行う。システム制御回路112はこの演算結果に基づいて露出制御回路113、焦点制御回路114に対する制御を実行するTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF処理、AE処理、EF処理を行う。即ち、システム制御回路112、露出制御回路113、撮像素子駆動回路115により、露出制御手段が構成される。
また、デジタル信号処理回路107は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB処理も行う。更に、デジタル信号処理回路107は、撮像した画像データから後述するように画像の状態(シーン)を判別するシーン判別処理を行う。即ち、デジタル信号処理回路107は、判別手段を含む。そして、このシーン判別の結果を利用して、撮像した画像データから、目、口等のエッジを検出して顔の特徴部を検出し、人間の顔が占める領域を検出する顔検出処理も実行する。なお、本実施の形態では、人の顔を主被写体として検出する場合について説明するが、本発明は人の顔に限るものではなく、予め設定された条件を満たす被写体を検出する場合を含む。
メモリ制御回路106は、アナログ信号処理回路104、A/D変換器105、デジタル信号処理回路107、メモリ108、デジタル/アナログ(D/A)変換器109を制御する。これにより、A/D変換器105でA/D変換されたデータはデジタル信号処理回路107、メモリ制御回路106を介して、或いはA/D変換器105でA/D変換されたデータが直接メモリ制御回路106を介して、メモリ108に書き込まれる。
メモリ108は表示部110に表示するデータを記憶しており、このメモリ108に記録されているデータはD/A変換器109を介してTFT、LCD等の表示部110に出力されて表示される。また、メモリ108は、所定枚数の静止画像や所定時間分の動画像を格納するのに十分な記憶量を備え、撮像した静止画像や動画像を格納する。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮像する連写撮像やパノラマ撮像の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ108に対して行うことができる。また、メモリ108をシステム制御回路112の作業領域として使用することも可能である。
110は表示部であり、撮像した画像データを逐次表示すれば電子ファインダとしての機能を実現できる。また表示部110は、システム制御回路112の指示により任意に表示をオン/オフすることが可能であり、表示をオフにした場合は、オンにした場合に比較して、この撮像装置100の電力消費を大幅に低減することができる。また、システム制御回路112でのプログラムの実行に応じて、文字、画像等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する。
111はメモリカードやハードディスク等の記憶媒体とのインタフェースである。このインターフェース111をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、各種通信カードを接続することができる。通信カードとしては、LANカードやモデムカード、USB(Universal Serial Bus)カード、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394カードがある。他にも、P1284カード、SCSI(Small Computer System Interface)カード、PHS等がある。これら各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
システム制御回路112は撮像装置100全体の動作を制御する。システム制御回路112は、その内部メモリに動作用の定数、変数、プログラム等を記憶している。
露出制御回路113は、光量調節部102の絞り装置、シャッタ装置を制御する。焦点制御回路114は撮像レンズ群101のフォーカシング、ズーミングを制御する。露出制御回路113、焦点制御回路114はTTL方式を用いて制御されている。撮像した画像データをデジタル信号処理回路107によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路112が露出制御回路113、焦点制御回路114、撮像素子駆動回路115に対して制御を行う。なお、システム制御回路112が行う露出制御についての詳細については後述する。
図2は、デジタル信号処理回路107の構成要素の一部を示すブロック図である。201はA/D変換器105から出力されたデータのRGB信号から輝度信号Yと色差信号Cr、Cbを分離して生成する色変換回路である。202は色差信号Cr、Cbに対してAWB処理、高輝度或いは低輝度の色を薄くする色消し処理を行う色処理回路である。203は輝度信号Yにフィルタ処理、輝度補正処理、ガンマ処理等を行う輝度処理回路である。204は輝度信号にフィルタ処理を施して輪郭強調を行う輪郭強調回路である。デジタル信号処理回路107は、輝度処理回路203及び色処理回路202でそれぞれ処理された輝度信号Yと色差信号Cr、Cbを加算器205で合成したYCrCb信号を画像データとして出力する。
次に、図3乃至図5のフローチャートを参照して、本実施の形態に係る上記構成を有する撮像装置100の動作を説明する。なお、この処理を実行するプログラムはシステム制御回路112の内部メモリに記憶されており、システム制御回路112の制御の下に実行される。
図3は本実施の形態に係る撮像装置100におけるメイン処理ルーチンを示すフローチャートである。
この処理は、例えば電池交換後などの電源投入により開始され、まずステップS101で、システム制御回路112は、内部メモリの各種フラグや制御変数等を初期化する。ステップS102で、システム制御回路112は表示部110の画像表示をオフ状態に初期設定する。次にステップS103でシステム制御回路112は撮像装置100のモード設定状態を検知し、電源オフに設定されていたならばステップS105に進む。ステップS105ではシステム制御回路112は各表示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを内部メモリに記録する。そしてシステム制御回路112は表示部110を含む撮像装置100の各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後、このルーチンを終了する。
また、ステップS103でその他のモードに設定されていれば、ステップS104に進み、システム制御回路112は選択されたモードに応じた処理を実行し、処理を終えるとステップS103に戻る。
また、ステップS103で撮像モードが設定されている場合はステップS106に進み、システム制御回路112は、電源の残容量や動作情況が撮像装置100の動作に問題があるか否かを判断する。問題があると判断するとステップS108に進み、表示部110等を用いて、画像や音声により所定の警告を行った後、ステップS103に戻る。
ステップS106で電源に問題が無いと判断すると、ステップS107に進み、システム制御回路112は記憶媒体の動作状態が撮像装置100の動作、特に記憶媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断する。問題があると判断するとステップS108に進み、表示部110等を用いて、画像や音声により所定の警告を行ってからステップS103に戻る。
ステップS107で問題がないと判断するとステップS109に進み、システム制御回路112は、画像や音声により撮像装置100の各種設定状態のユーザーインターフェース(UI)表示を行う。なお、表示部110の画像表示がオンであったならば、表示部110も用いて画像により撮像装置100の各種設定状態のUI表示を行ってもよい。こうしてユーザによる各種設定がなされる。
次にステップS110で、画像のキャプチャ動作を実施する。このとき、本実施の形態では、撮像素子103の画素領域を3つの領域(フィールド)に分けて読み出すと共に、それぞれのフィールドの電荷蓄積時間が互いに異なるように電荷のクリア及び読み出しのタイミングを制御する。
図6は、本実施の形態における3つのフィールドの概念図を示す。第1フィールドは、第0ライン、第3ライン等の3Nライン目(Nは自然数)の画素で構成される領域、第2フィールドは、第1ライン、第4ライン等の3N+1ライン目の画素で構成される領域である。また、第3フィールドは、第2ライン、第5ライン等の3N+2ライン目の画素で構成される。上述したように、フィールド毎に電荷蓄積時間が異なるように、電荷のクリア及び読み出しタイミングが制御される。本実施の形態においては、第1フィールド(第1の領域)の電荷蓄積時間をTv1と表現すると、第2フィールド(第2の領域)の電荷蓄積時間Tv2はTv1より1段分長い電荷蓄積時間とする。また、第3フィールド(第3の領域)の電荷蓄積時間Tv3はTv1より1段分短い電荷蓄積時間露光されて読み出される。つまり、Tv2>Tv1>Tv3の関係にある。
また、この第1フィールドの電荷蓄積時間Tv1は、第1フィールドから得られる画像の輝度が適正(即ち、予め決められた輝度の範囲内にある)となる露出が得られる時間に設定される。このときの画像の輝度が適正となる露出制御値は、後述する図4のステップS202と同じ方法で求められる。
次に、ステップS111のシーン判別処理において、適正露出となる電荷蓄積時間Tv1、電荷を蓄積して得られた第1フィールドのCCD信号を用いて、撮影された画像がどのような状態(シーン)であるか判別する。本実施の形態では、判別する画像の状態(シーン)として、以下の3つの状態(シーン)を想定する。1つ目は、主被写体の露出がアンダー、背景の露出がオーバーの所謂逆光シーン(第1の状態)、2つ目は、主被写体の露出がオーバー、背景の露出がアンダーの所謂トンネルシーン(第2の状態)である。そして、3つ目が、これら以外(第1及び第2の状態以外)の通常シーン(第3の状態)である。
ここで、図7を参照して、シーン判別処理について詳細に説明する。なお、この処理はデジタル信号処理回路107によって行われ、図7に示す各構成は、デジタル信号処理回路107内にハードウエア及び/またはソフトウエアにより構成されている。
ステップS110においてキャプチャされた第1フィールドのCCD信号データ701は、エリア輝度値算出部702によりその画面を横6、縦6に分割した6×6の36のエリアに分割される。そして、エリア輝度値算出部702はそれぞれのエリアの平均輝度Y(I,J)(I=0〜5、J=0〜5)を求める。さらにエリア毎の平均輝度Y(I,J)を基に、中心輝度値算出部703において中心部の輝度値Ycを下記の式(1)により求める。
Yc=(Y(2,2)+Y(2,3)+Y(3,2)+Y(3,3))/4
…(1)
これらの平均輝度Y(I,J)および輝度値Ycのデータは、エリア重み決定部704へと送られる。エリア重み決定部704では、そのシーンに応じたエリア毎の重みWeight(I,J)を以下のようにして求める。この時、予め用意されている図8に示す分割されたエリア毎の重みWC(I,J)及び、エリア毎の補正係数HC(I,J)、エリア輝度値算出部702にて求めた平均輝度Y(I,J)と中心部の輝度値Ycとの大きさの関係を用いる。なお、図8(a)に示す分割エリア設定のうち、同じ符号が記載されたエリアにおいては、重みWC(I,J)と補正係数HC(I,J)は同じ値が設定されている。
Y(I,J) ≧ Yc×αの場合
Weight(I,J) = WC(I,J)×HC(I,J) …(2)
Y(I,J) ≦ Yc/αの場合
Weight(I,J) = WC(I,J)×HC(I,J) …(3)
その他の場合
Weight(I,J) = WC(I,J) …(4)
ただし、α=2
エリア重み決定部704で求められたエリア毎の重みWeight(I,J)及び平均輝度Y(I,J)のデータは露出制御補正値決定部705に送られ、次の式(5)〜(7)により露出制御補正値Deltaが求められる。
BvC=Log2{Σ(Y(I,J)×Weight(I,J))
/Σ(Weight(I,J))/Yref} …(5)
Bv=Log2{Σ(Y(I,J)×WC(I,J))
/Σ(WC(I,J))/Yref} …(6)
Delta=BvC−Bv …(7)
ただしYrefは画面目標輝度値
上述したようにして求められた露出制御補正値Deltaはシーン判別部706へと送られ、この露出制御補正値Deltaの値に応じてシーン判別が実施される。
具体的には以下の条件でシーンを判別し、判別結果を示すシーン判別信号(SceneFlag)を以下のように設定する。
Delta<−0.5、逆光シーン(SceneFlag=1)
−0.5≦Delta≦0.5、通常シーン(SceneFlag=2)
Delta<0.5、トンネルシーン(SceneFlag=3)
(SceneFlagはシーン判別信号)
以上のようにしてシーン判別処理が実施される。
図3に戻り、次にステップS112において、システム制御回路112は表示部110の画像表示をオン状態に設定する。更に、ステップS113で、システム制御回路112は撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定する。このスルー表示状態は、撮像素子103からの信号をメモリ108に逐次書き込み、書き込まれたデータを表示部110に逐次表示するもので、これにより電子ファインダ機能を実現している。またこのときに表示される画像は、ステップS110でキャプチャされた適正露出の第1フィールド画像を用いて作成される。
ステップS114では、システム制御回路112は、画像データから顔領域を検出する顔検出処理をデジタル信号処理回路107に行わせる(検出手段)。このとき、ステップS111で決定されたシーン判別信号(SceneFlag)に基づいて、ステップS110でキャプチャされた第1〜第3フィールドのうち、どのフィールドを用いて顔検出を実施するかを決定する。具体的には、シーン判別において逆光シーンと判別された場合(SceneFlag=1)には、適正より一段分オーバーに撮影されている第2フィールド信号を用いて顔検出を実施する。また、トンネルシーンと判別された場合(SceneFlag=3)には、適正より一段分アンダーに撮影されている第3フィールド信号を用いて顔検出を実施する。そして、通常シーンと判別された場合(SceneFlag=2)には、第1フィールド信号を用いて顔検出を実施する。このように、第1〜第3フィールドは、各シーンに予め対応付けられており、検出されたシーンに応じて顔検出に使用する信号を変えることで、顔の露出がより適正露出に近いフィールド信号を用いて顔検出を行うことが可能になる。
なお、顔領域を検出する技術としては、様々な手法が公知となっている。例えば、ニューラルネットワークに代表される学習を用いた方法がある。また、目や鼻といった物理的な形状の特徴のある部位を画像領域から抽出するテンプレートマッチングを用いた手法がある。他にも、肌の色や目の形といった画像特徴量を検出し、統計的解析を用いた手法があげられる(例えば、特開平10‐232934号公報や特開2000‐48184号公報等を参照)。なお、本発明は顔検出の方法により制限されるものではなく、適宜公知の方法を用いて行えばよい。
次に、ステップS115において、システム制御回路112は、AE処理を行って絞り値及びシャッタ速度を決定する。更に、AWB処理、及び撮像レンズ群101の焦点を被写体に合わせるAF処理も行う。
このステップS115で行われるAE、AWB、AF処理の詳細を図4のフローチャートを用いて説明する。
まずステップS201で、ステップS110でキャプチャした適正露出の第1フィールド信号を読み込み、デジタル信号処理回路107に入力する。デジタル信号処理回路107はこの入力された画像データを用いて、TTL方式のAE処理、EF処理、AWB処理、AF処理に用いる所定の演算を行う。なお、ステップS114の顔検出処理において顔が検出された場合、第1フィールドの全信号の内、ステップS114で検出された顔領域の画像データのみを用いて、あるいは、顔領域の画像データに対する重み付けを大きくして演算を行う。これにより、TTL方式のAE処理、EF処理、AWB処理、AF処理の各処理において、検出された顔領域の画像データが好適となるように演算を行うことが可能となる。
ステップS201におけるデジタル信号処理回路107での演算結果から、システム制御回路112はステップS202において露出が適正かどうか(例えば、輝度等に代表される演算結果が予め設定された所定範囲内にあるかどうか)を判断する。適正でない場合には、露出が適正になるように露出制御回路113にAE制御を行わせると共に、撮像素子駆動回路115により撮像素子103の電荷蓄積時間Tv1を変更する。
ここで、ステップS202においてシステム制御回路112により行われるAE制御について、図10を参照して更に詳細に説明するが、ここでは、図9のようなシーンを撮影する場合を例に挙げて説明を行う。
先ず、画像データ1001は輝度ブロック計算部1002により、6×6の36のブロックに分割され、それぞれのブロックの平均輝度値が算出される。求められた各ブロックの平均輝度値である輝度ブロック値Yij(i=1〜6、j=1〜6)は、第1露出決定部1003と第2露出決定部1004へそれぞれ送られる。第1露出決定部1003は、画面全体の輝度ブロックに中央を重点とした図11に示す重みをかけて加算平均し、第1輝度Y1を求める。
Y1 = Σ(Yij×Wij)/ΣWij
ここで求められた第1輝度Y1が適正な輝度になるように、露出値Bv1が第1輝度Y1から求められる。
また、第2露出決定部1004には、輝度ブロック値Yijと顔検出情報1006(ここでは、顔の座標位置と顔の大きさ)が送られる。そして、顔のエリアを含むブロックが求められ(図9中の顔検出エリア)、その輝度ブロック値の平均値である第2輝度Y2が計算される。ここで求められた第2輝度Y2が適正な輝度になる露出値Bv2をY2より求める。なお、画面中に顔がない場合、もしくは顔検出がうまくいかなかった場合は顔検出情報1006が無いため、第1露出決定部1003と同様に図11の重みを用いて、画面全体の輝度を求める。
以下に露出値Bvを求める式を示す。
Bv1=log2(Y1/Yref)+Av+Tv‐Sv
Bv2=log2(Y2/Yref)+Av+Tv‐Sv
ここで、Yrefは画面輝度の目標値、Av、Tv、Svは画像データを撮影したときの絞り値(Av)、シャッタースピード(Tv)、感度(Sv)である。
それぞれ求められた露出値Bv1とBv2は露出制御値決定部1005に送られる。露出制御値決定部1005では、顔検出情報1006を基にして、露出制御値を決定する。
具体的には、検出された顔の位置情報を用いて、Bv1とBv2の加重平均によりBv値を求める。
Bv = (1−α)×Bv1+α×Bv2
α = f(顔の位置情報)
なお、αは画面中の顔の位置により決定される値であり、画面中心であるほど1.0に近づき、画面端であるほど0に近くなる値である。
ステップS202が終了するとステップS203に進み、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路112の内部メモリ或いはメモリ108に記憶させる。そしてシステム制御回路112はデジタル信号処理回路107での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、デジタル信号処理回路107を用いて色処理のパラメータを調節してAWB制御を行って、ステップS204に進む。
ステップS204において、システム制御回路112はメモリ108の測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路112の内部メモリ或いはメモリ108に記憶させる。そしてAE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路112は焦点制御回路114にAF制御を行わせて、AF、WB、AE処理を終了する。
図3に戻り、ステップS116において、システム制御回路112は、不図示のシャッタボタンが押されてシャッタスイッチSW1がオンされているかどうかを調べ、オンでなければステップS103に戻る。シャッタスイッチSW1がオンであればステップS117に進む。
ステップS117では、ステップS115のAE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路112はフラッシュが必要か否かを判断する。フラッシュが必要であれば、フラッシュフラグをセットし、不図示のフラッシュを充電してフラッシュ発光の準備を行う。
ステップS118では、システム制御回路112はEF処理後に再度スルー表示状態に設定する。
次にステップS119で、シャッタスイッチSW2がオンとならずに、更にシャッタスイッチSW1も解除されると(ステップS120でNO)、ステップS103に戻る。一方、ステップS119でシャッタスイッチSW2がオンされると(撮影した画像を記録する指示がなされると)、ステップS121に進む。
ステップS121において、システム制御回路112は、露光処理及び現像処理を含む一連の撮影処理の動作を制御する。まず、露光処理では、撮像素子103から読み出した信号をA/D変換器105、メモリ制御回路106を介して画像データをメモリ108に書き込む。そして、必要に応じてデジタル信号処理回路107やメモリ制御回路106での演算を用いた現像処理が行われる。
ここで、ステップS121で行われる撮影処理の詳細を図5のフローチャートを用いて説明する。
先ず、ステップS115のAE処理で得られた測光データに従い、露出制御回路113は絞り値を設定する。それとともに、露出制御回路113はシャッタを開放して撮像素子103を露光する(ステップS301及びS302)。
次にステップS303で、システム制御回路112は、フラッシュフラグによりフラッシュが必要か否かを判断し、フラッシュが必要な場合はステップS304に進み、所定の発光量で不図示のフラッシュユニットをプリ発光させる。このプリ発光の光量は、絞り値と被写体までの距離と、設定された撮像素子103の感度とに基づいて決定される。ステップS305では、露出制御回路113は測光データに従って撮像素子103の露光終了を待ち、露光終了のタイミングになると、ステップS306で光量調節部102のシャッタを閉じる。そしてシステム制御回路112はステップS307で、撮像素子103から電荷信号を読み出させる。そして、A/D変換器105、デジタル信号処理回路107、メモリ制御回路106を介して、或いはA/D変換器105から直接メモリ制御回路106を介して、撮像画像のデータをメモリ108に書き込ませる。
次にステップS308に進み、システム制御回路112はプリ発光時の顔領域内の輝度の平均値を求め、顔領域内の輝度が適正輝度となる本発光量(実際の撮像時の発光量)を演算する。例えば、プリ発光によるプリ撮像の画像信号レベルが適正レベルである場合は、プリ発光と同じ発光量で良く、また例えば、プリ撮像の画像信号レベルが1段階下回っている場合は、プリ発光の2倍の発光量に設定すると言ったように本発光量を演算する。
次にステップS309で、システム制御回路112は、本撮像のために、再度露出制御回路113によってシャッタを開放させ、ステップS310で、撮像素子103を露光する。そしてステップS311に進み、ステップS308で求めた本発光量で、フラッシュユニットを発光させる。
ステップS312では、露出制御回路113は測光データに従って撮像素子103の露光が終了するまでの時間を待ち、ステップS313でシャッタを閉じる。そしてステップS314で、システム制御回路112は、撮像素子103から電荷信号を読み出させる。そして、A/D変換器105、デジタル信号処理回路107、メモリ制御回路106を介して、或いはA/D変換器105から直接メモリ制御回路106を介して、メモリ108に撮像画像のデータを書き込ませる。ステップS315で、システム制御回路112は、メモリ制御回路106、そして必要に応じてデジタル信号処理回路107を用いて、メモリ108に書き込まれた画像データを読み出して垂直加算処理を実行させる。そして、システム制御回路112は、ステップS316で、色処理を順次行わせた後、ステップS317でその処理を終えた表示画像データをメモリ108に書き込ませ、撮像処理ルーチン(ステップS119)を終了する。なお、この撮像処理ルーチンでは、撮像素子103の第1〜第3フィールドで画像蓄積時間が同じになるように電荷のクリア及び読み出しタイミングを制御する。
こうしてステップS121の撮像処理が実行されるとステップS122に進み、表示部110にて、ステップS119にて得られた画像データを基に表示を行うクイックレビュー表示を実行する。撮像中も表示部110には電子ファインダとして常に画像が表示された状態であり、撮像直後のクイックレビュー表示も行われる。
ステップS123では、システム制御回路112は、メモリ108に書き込まれた撮像した画像データを読み出して、メモリ制御回路106、及び必要に応じてデジタル信号処理回路107を用いて各種画像処理を実行させる。また、システム制御回路112は、画像圧縮処理を行わせた後、不図示の記憶媒体へ圧縮した画像データの書き込みを行う記録処理を実行する。
なお、上述した実施の形態では、図3のステップS114で行われる顔検出処理において、ステップS111のシーン判別処理で判別されたシーン判別信号に基づいて、第1〜第3フィールドの内の1つを選択し、選択したフィールドを用いて顔検出を実施した。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、第1〜第3フィールドのそれぞれにおいて顔検出を実施し、シーン判別信号に対応するフィールドの顔検出結果を選択するようにしてもよい。またシーン判別信号に重みを予め対応付けておき、第1〜第3フィールドそれぞれの顔検出結果を加重平均して、顔検出結果を求めるようにしても良い。
また、本実施の形態では、図3のステップS110でキャプチャされるCCD信号は、第2フィールドでは第1フィールドに対して1段オーバー、第3フィールドでは第1フィールドに対して1段アンダーの固定値に設定した。しかしながら、図7の露出制御補正値決定部705により決定されるDeltaの値に基づいて変更するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、画素領域をライン毎に繰り返される第1〜第3の3つのフィールドに分割したが、これに限られるものではない。3つ以上のフィールドに分割し、その中で適正な露出のフィールド、適正露出に対してアンダーなフィールド、適正露出に対してオーバーなフィールドの少なくとも3つのフィールドがあれば、本発明の効果を得ることができる。また、ライン毎でなくても良く、CMOSセンサのように画素毎の駆動が可能であれば、例えば、4画素を1組として、各組から1画素ずつ抽出したものをまとめて1つの領域とすることもできる。このように分割領域を構成する画素が撮像素子103の画素領域全体に分散していれば、本発明の効果を得ることができる。
また、本実施の形態におけるシーン判別処理の方法もこれに限られるものではなく、主被写体がアンダー状態であるか、オーバー状態であるかを判別する方法としては、従来公知である様々な方法を適用することができる。
本発明の実施の形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における撮像装置のデジタル信号処理回路の構成要素の一部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるメイン処理ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるAE、AWB、AF処理ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における撮像処理ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における撮像素子のフィールドを説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるシーン判別処理の動作を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態におけるシーン判別処理に用いる分割ブロックの重みを説明する図である。 本発明の実施の形態におけるAE制御における顔検出枠と分割領域の対応を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるAE制御を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態におけるAE処理時の画面輝度算出時の重みテーブルを説明するための図である。
符号の説明
100 撮像装置
101 撮像レンズ群
102 光量調節部
103 撮像素子
104 アナログ信号処理回路
105 アナログ/デジタル(A/D)変換器
106 メモリ制御回路
107 デジタル信号処理回路
108 メモリ
109 デジタル/アナログ(D/A)変換器
110 表示部
111 インタフェース
112 システム制御回路
113 露出制御回路
114 焦点制御回路
115 撮像素子駆動回路

Claims (9)

  1. 画像を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生成された画像を表示する表示手段と、前記撮像素子で生成された画像に対して予め設定された条件を満たす被写体の検出処理を行う検出手段とを有する撮像装置において、
    前記撮像素子に、所定範囲の輝度となるように露出制御された第1の画像と、前記第1の画像よりも高い輝度となるように露出制御された第2の画像と、前記第1の画像よりも低い輝度となるように露出制御された第3の画像とを含む、露出制御値の異なる複数の画像を生成させる露出制御手段と、
    前記複数の画像のうち、前記第1の画像を複数の領域に分割した領域毎の輝度値を解析して、画像の中心の領域の露出がアンダーである第1の状態、画像の中心の領域の露出がオーバーである第2の状態、それ以外の第3の状態のいずれの状態であるかを判別する判別手段と、を有し、
    前記第1の状態は前記第2の画像、前記第2の状態は前記第3の画像、前記第3の状態は前記第1の画像に予め対応付けられており、
    前記検出手段は、前記複数の画像のうち、前記判別手段により判別された前記第1から第3の状態のいずれかに対応付けられた画像を選択し、選択した画像に対して前記検出処理を行って前記予め設定された条件を満たす被写体を検出し、
    前記表示手段は、前記第1の画像を表示することを特徴とする撮像装置。
  2. 画像を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生成された画像を表示する表示手段と、前記撮像素子で生成された画像に対して予め設定された条件を満たす被写体の検出処理を行う検出手段とを有する撮像装置において、
    前記撮像素子に、所定範囲の輝度となるように露出制御された第1の画像と、前記第1の画像よりも高い輝度となるように露出制御された第2の画像と、前記第1の画像よりも低い輝度となるように露出制御された第3の画像とを含む、露出制御値の異なる複数の画像を生成させる露出制御手段と、
    前記複数の画像のうち、前記第1の画像を複数の領域に分割した領域毎の輝度値を解析して、画像の中心の領域の露出がアンダーである第1の状態、画像の中心の領域の露出がオーバーである第2の状態、それ以外の第3の状態のいずれの状態であるかを判別する判別手段と、を有し、
    前記第1の状態は前記第2の画像、前記第2の状態は前記第3の画像、前記第3の状態は前記第1の画像に予め対応付けられており、
    前記検出手段は、前記複数の画像それぞれに対して前記検出処理を行い、得られた検出結果のうち、前記判別手段により判別された前記状態に対応付けられた画像の検出結果を選択して前記予め設定された条件を満たす被写体を検出し、
    前記表示手段は、前記第1の画像を表示することを特徴とする撮像装置。
  3. 画像を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生成された画像を表示する表示手段と、前記撮像素子で生成された画像に対して予め設定された条件を満たす被写体の検出処理を行う検出手段とを有する撮像装置において、
    前記撮像素子に、所定範囲の輝度となるように露出制御された第1の画像と、前記第1の画像よりも高い輝度となるように露出制御された第2の画像と、前記第1の画像よりも低い輝度となるように露出制御された第3の画像とを含む、露出制御値の異なる複数の画像を生成させる露出制御手段と、
    前記複数の画像のうち、前記第1の画像を複数の領域に分割した領域毎の輝度値を解析して、画像の中心の領域の露出がアンダーである第1の状態、画像の中心の領域の露出がオーバーである第2の状態、それ以外の第3の状態のいずれの状態であるかを判別する判別手段と、を有し、
    前記検出手段は、前記複数の画像それぞれに対して前記検出処理を行い、前記判別手段により判別された前記状態に応じて予め前記複数の画像に設定された重み付けにより検出結果を加重平均して前記予め設定された条件を満たす被写体を検出し、
    前記表示手段は、前記第1の画像を表示することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記露出制御値の異なる複数の画像は、それぞれ前記撮像素子における異なるラインを用いて生成した画像であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記判別手段は、前記第1の画像から、前記複数の領域の輝度値の平均と中心部の領域の輝度値の大きさの関係に基づいて、該画像の状態を判別することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記検出手段は、前記予め設定された条件を満たす被写体として、人の顔を検出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 画像を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生成された画像を表示する表示手段と、前記撮像素子で生成された画像に対して予め設定された条件を満たす被写体の検出処理を行う検出手段とを有する撮像装置の制御方法において、
    露出制御手段が、前記撮像素子に、所定範囲の輝度となるように露出制御された第1の画像と、前記第1の画像よりも高い輝度となるように露出制御された第2の画像と、前記第1の画像よりも低い輝度となるように露出制御された第3の画像とを含む、露出制御値の異なる複数の画像を生成させる生成工程と、
    判別手段が、前記複数の画像のうち、前記第1の画像を複数の領域に分割した領域毎の輝度値を解析して、画像の中心の領域の露出がアンダーであって前記第2の画像に対応付けられた第1の状態、画像の中心の領域の露出がオーバーであって前記第3の画像に対応付けられた第2の状態、それ以外の前記第1の画像に対応付けられた第3の状態のいずれの状態であるかを判別する判別工程と、
    前記検出手段が、前記複数の画像のうち、前記判別工程で判別された前記状態に対応付けられた画像を選択し、選択した画像に対して前記検出処理を行って前記予め設定された条件を満たす被写体を検出する検出工程と、
    前記第1の画像を前記表示手段が表示する表示工程と
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 画像を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生成された画像を表示する表示手段と、前記撮像素子で生成された画像に対して予め設定された条件を満たす被写体の検出処理を行う検出手段とを有する撮像装置の制御方法において、
    露出制御手段が、前記撮像素子に、所定範囲の輝度となるように露出制御された第1の画像と、前記第1の画像よりも高い輝度となるように露出制御された第2の画像と、前記第1の画像よりも低い輝度となるように露出制御された第3の画像とを含む、露出制御値の異なる複数の画像を生成させる生成工程と、
    判別手段が、前記複数の画像のうち、前記第1の画像を複数の領域に分割した領域毎の輝度値を解析して、画像の中心の領域の露出がアンダーであって前記第2の画像に対応付けられた第1の状態、画像の中心の領域の露出がオーバーであって前記第3の画像に対応付けられた第2の状態、それ以外の前記第1の画像に対応付けられた第3の状態のいずれの状態であるかを判別する判別工程と、
    前記検出手段が、前記複数の画像それぞれに対して前記検出処理を行い、得られた検出結果のうち、前記判別工程で判別された前記状態に対応付けられた画像の検出結果を選択して前記予め設定された条件を満たす被写体を検出する検出工程と、
    前記第1の画像を前記表示手段が表示する表示工程と
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 画像を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生成された画像を表示する表示手段と、前記撮像素子で生成された画像に対して予め設定された条件を満たす被写体の検出処理を行う検出手段とを有する撮像装置の制御方法において、
    露出制御手段が、前記撮像素子に、所定範囲の輝度となるように露出制御された第1の画像と、前記第1の画像よりも高い輝度となるように露出制御された第2の画像と、前記第1の画像よりも低い輝度となるように露出制御された第3の画像とを含む、露出制御値の異なる複数の画像を生成させる生成工程と、
    判別手段が、前記複数の画像のうち、前記第1の画像を複数の領域に分割した領域毎の輝度値を解析して、画像の中心の領域の露出がアンダーである第1の状態、画像の中心の領域の露出がオーバーである第2の状態、それ以外の第3の状態のいずれの状態であるかを判別する判別工程と、
    前記検出手段が、前記複数の画像それぞれに対して前記検出処理を行い、前記判別手段により判別された前記状態に応じて予め画像に設定された重み付けにより検出結果を加重平均して前記予め設定された条件を満たす被写体を検出する検出工程と、
    前記第1の画像を前記表示手段が表示する表示工程と
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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