JP6116299B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、露出を変えて撮影した複数枚の画像を合成することで幅広いダイナミックレンジを持つ画像を生成する技術に関する。
近年、CCDやCMOSからなる撮像素子のダイナミックレンジを超えるダイナミックレンジを実現するために、ハイダイナミックレンジ(HDR)合成と呼ばれる技術が提案されている。このHDR合成は、白飛びが少ない画像と黒潰れが少ない画像を、露出条件を変えて複数枚撮影し、これらを合成することで幅広いダイナミックレンジを持つ画像を生成する手法である(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−273354号公報
しかしながら、上記HDR合成において、例えば蛍光灯のもとで動画を撮影する場合は、合成するフレームのそれぞれにフリッカが発生してしまうため、合成後のフレームにも同様にフリッカが発生してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、HDR合成においてフリッカ補正を行い、高画質な画像をHDR合成により生成し記録することができる技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、なる露光時間で被写体を撮像することで複数の画像を順次生成可能な撮像手段と、前記撮像手段を用いて生成された画像に基づいてフリッカを検出する検出手段と、前記検出手段を用いて、同じ露光時間となる画像間でフリッカを検出し、検出したフリッカに基づいて同じ露光時間の画像に対してフリッカを補正する補正手段と、前記補正手段により補正された露光時間の異なる複数の画像を合成して合成画像を生成する画像合成手段と、前記画像合成手段による合成処理の前の第1のタイミングで既にフリッカが検出されているか否かを判定する判定手段と、を有し、前記補正手段は、前記判定手段により前記第1のタイミングで既にフリッカが検出されていると判定した場合に、フリッカを検出した画像と同じ露光時間の画像に対しては、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングにおける前記検出手段によるフリッカの検出結果を用いずに、前記第1のタイミングで既に検出されているフリッカに基づいて当該画像に対してフリッカを補正する。
本発明によれば、HDR合成においてフリッカ補正を行い、高画質な画像をHDR合成により生成し記録することが可能となる。
本実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図。 本実施形態のHDR撮影処理を示すフローチャート。 本実施形態のHDR合成比率テーブルを例示する図。 本実施形態のフリッカ補正処理を示すタイミングチャート。 実施形態2のHDR合成処理を示すフローチャート。 実施形態2のフリッカ補正処理を示すタイミングチャート。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成しても良い。
[実施形態1]以下、本発明を、例えば、動画や静止画を撮影するデジタルカメラなどの撮像装置に適用した実施形態について説明する。
<装置構成>図1を参照して、本発明に係る実施形態の撮像装置の構成及び機能の概略について説明する。
図1に示す撮像装置100において、10は撮影レンズ、12は絞り機能を備える機械式シャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。18は撮像素子14、A/D変換器16にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生部であり、メモリ制御部22及びシステム制御部50により制御される。なお、上記機械式シャッター12以外にも、撮像素子14のリセットタイミングを制御することによって、電子シャッタとして、蓄積時間を制御することが可能であり、動画撮影などに使用可能である。
20は画像処理部であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御部22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また画像処理部20によって画像の切り出し、変倍処理を行うことで電子ズーム機能が実現される。また、画像処理部20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御部40及び測距制御部42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行う。さらに画像処理部20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御部であり、A/D変換器16、タイミング発生部18、画像処理部20、メモリ30、圧縮・伸長部32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理部20、メモリ制御部22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御部22を介して、メモリ30に書き込まれる。
28はTFT LCD等からなる表示部であり、メモリ30に書き込まれた表示用の画像データはメモリ制御部22を介して表示部28により表示される。表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。また、表示部28は、システム制御部50の制御により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には装置の電力消費を大幅に低減することができる。
30は撮影した静止画や動画を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。
不揮発性メモリ31は、電気的に消去・記録可能な、例えばEEPROMなどである。不揮発性メモリ31には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、装置全体を統括して制御する演算処理装置であって、不揮発性メモリ31に格納されたプログラムを実行することで、後述するフローチャートの各処理を実現する。システムメモリ33はRAMなどであり、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ31から読み出したプログラムなどを展開するワークメモリとしても使用される。また、システム制御部50は、メモリ30や表示部28などを制御することにより表示制御も行う。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長部であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は機械式シャッター12を制御する露光制御部であり、フラッシュ48と連動することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部である。
48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
露光制御部40、測距制御部42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理部20によって演算した演算結果に基づき、システム制御部50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。
50は撮像装置100全体を制御するシステム制御部である。
60、62、64、66、70及び72は、システム制御部50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、動画撮影モード、並びに本実施形態のHDR動画撮影モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
62はシャッタースイッチSW1で、シャッターボタンの操作途中でONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチSW2で、シャッターボタンの操作完了でONとなる。フラッシュ撮影の場合、EF処理を行った後に、AE処理で決定された露光時間分、撮像素子14を露光させ、フラッシュ撮影の場合、この露光期間中に発光させて、露光期間終了と同時に露光制御部40により遮光することで、撮像素子14への露光を終了させる。撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御部22を介してメモリ30に画像データを書き込む読み出し処理、画像処理部20やメモリ制御部22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長部32で圧縮を行う処理、記録媒体200に画像データを書き込む処理という一連の処理の動作開始を指示する。
66は表示切替スイッチで、表示部28の表示を切替えることができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
70は各種ボタン、タッチパネルや回転式ダイアル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等がある。またメニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等もある。
72はユーザーが撮像画像の倍率変更指示を行うズーム操作手段としてのズームスイッチである。ズームスイッチ72は、撮像画角を望遠側に変更させるテレスイッチと、広角側に変更させるワイドスイッチからなる。このズームスイッチ72を用いることにより、ズーム制御部44に撮影レンズ10の撮像画角の変更を指示し光学ズーム操作を行うトリガとなる。また、画像処理部20による画像の切り出しや、画素補間処理などによる撮像画角の電子的なズーミング変更のトリガともなる。
86はアルカリ電池の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Liイオン電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる電源部である。
90はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。
104は光学ファインダであり、表示部28による電子ファインダ機能を使用することなしに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。
110は、USB、IEEE1394、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する通信部である。
112は、通信部110により撮像装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインタフェース204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
<HDR撮影処理>次に、図2を参照して、本実施形態のHDR合成のための動画撮影処理について説明する。なお、図2の処理は、システム制御部50が、不揮発性メモリ31に格納された制御プログラムを、メモリ30のワークエリアに展開し、実行することで実現される。
以下ではHDR合成処理として、露出が適正、アンダーの2枚の画像を撮影し、それらを合成することで撮像素子のダイナミックレンジを擬似的に拡張した1枚の合成画像を作成する処理について説明する。
図2において、S201では、システム制御部50は適正露出の画像(適正画像)を撮影し、S202ではアンダー画像を撮影する。アンダー画像は適正画像に対して露出段差を設けることで生成するが、本例では適正画像撮影時よりも高速のシャッタースピードで撮影した画像とする。適正画像、アンダー画像の各露出条件は、公知の方法を用いて算出可能である。例えば、画像全体の輝度分布より画像全体を適正な明るさにするための露出条件(第1の露出条件)を算出する。その際、被写体検出技術などを用いて検出される被写体の明るさを適正にする露出条件も算出し、重み付け等で露出条件を算出してもよい。また、アンダー画像の露出条件(第2の露出条件)は、例えば適正画像の露出条件と適正露出との露出段差によって設定される。固定でもよいし、ヒストグラム等から推定される画像のダイナミックレンジに基づいて自動で決定しても良い。このようにして逐次算出される第1の露出条件及び第2の露出条件で行う撮影を1サイクルの撮影として、これを繰り返すことでHDR合成のための動画像の各フレームを生成する。
S203では、システム制御部50は適正画像、アンダー画像の撮影がそれぞれ1枚目の撮影であるか判定し、1枚目の撮影であった場合にはS209に進み、適正画像とアンダー画像を現像し、S210にて合成処理を施し、S211にて記録処理を行う。合成処理については図3を用いて後述する。
S212では、システム制御部50はHDR動画撮影モードから別のモードへ遷移したかを判定する。別のモードに遷移していた場合には本処理を終了し、そうでない場合にはS201に戻り、適正画像、アンダー画像を撮影する。
S203にて2枚目以降の撮影であった場合には、S204に進み、システム制御部50は複数の適正画像からフリッカ検出を行う。フリッカ検出方法については図4を用いて後述する。
続いてシステム制御部50は、アンダー画像についても同様にS205にてフリッカ検出を行う。
S206では、システム制御部50はS204、S205のフリッカ検出処理によりそれぞれの画像に対するフリッカ検出が終了しているか判定する。S206でフリッカ検出が終了していないと判定された場合にはS209に進み、現像処理を行う。それ以降の処理は1枚目の撮影と同様である。
一方、S206でフリッカ検出が終了したと判定された場合には、S207に進み、システム制御部50はS204で検出されたフリッカを同じ適正露出で撮影した適正画像に対して補正する。
システム制御部50は、S208ではS207と同様の処理をアンダー画像に対して行い、S209では補正処理を施した適正画像とアンダー画像を現像する。それ以降の処理は1枚目の撮影時と同様である。
図3はHDR合成処理における合成比率テーブルを示している。
HDR合成は、適正、アンダー2種類の画像を撮影し、アンダー画像を参照して合成比率を求める。アンダー画像の各画素のレベルに応じて、合成比率テーブルを参照して、画素ごとの合成比率を決定し、下記の式に基づき画像合成処理を行う。
PixOut[x,y]=PixL[x,y]×A+PixM[x,y]×B
PixOut[x,y]:合成後出力
PixL[x,y]:アンダー画像
PixM[x,y]:適正画像
A:アンダー画像比率(合成比率テーブル参照)
B:適正画像比率(合成比率テーブル参照)
図3に示すように合成比率はアンダー画像の画素レベルによって決定される。アンダー画像の画素レベルが低いときは、非常に輝度レベルが低い画素なので、適正画像からの合成比率を高め、アンダー画像からの合成比率を低めに設定する。逆に適正画像の画素レベルが高いときは、非常に輝度レベルが高い画素なので、アンダー画像からの合成比率を高め、適正画像からの合成比率を低めに設定する。このように画像合成処理を実行することで、1種類の露出で得られた画像より、ダイナミックレンジの広い画像を生成することができる。
<フリッカ補正処理>次に、図4を参照して、本実施形態のフリッカを検出し補正する処理について説明する。
本実施形態では、適正画像とアンダー画像をそれぞれ交互に生成し、適正画像は適正画像間で、アンダー画像はアンダー画像間でぞれぞれフリッカの検出を行う。
フリッカ検出時の演算方法は、まず式(1)に示される演算を用いて蓄積時間の差による平均輝度レベルを補正するとともに、画素ごとにフリッカ成分を検出する。
Figure 0006116299
ここで、F(h,v)はフリッカ成分を表し、S(h,v)は本画像を表す。また、S’(h,v)は補助画像を表す。hおよびvは、それぞれの画像のx座標、y座標を表す。また、Tv1は本画像の蓄積時間を表し、Tv2は補助画像の蓄積時間を表す。次に、検出されたフリッカ成分に対し、式(2)、式(3)、式(4)に示されるフーリエ変換によって、列ごとにフリッカ特性パラメータの抽出を行う。
Figure 0006116299
Figure 0006116299
Figure 0006116299
ここで、y(v)は水平方向にh画素目、垂直方向にv画素目のフリッカ成分の値を示す。また、fは周波数を表し、YRe(f)、YIm(f)は、それぞれフーリエ変換した時の実部と虚部を表す。Y(f)は振幅成分を表し、検出したフリッカの強度となる。
続いて式(4)にフリッカ周波数成分fを当てはめ振幅成分Aを算出し、式(5)に示す演算によってフリッカ成分の位相を算出する。
Figure 0006116299
次に式(6)に示す演算によってフリッカ補正値を算出する。
Figure 0006116299
ここで、Aは振幅を表し、fはフリッカ成分の周波数または位相を表す。
適正画像とアンダー画像のそれぞれについて複数のフレーム間でY(f)が所定値以上であればフリッカが発生していると判定し、演算にて求めたそれぞれのフリッカ補正値とそれぞれの画像信号を乗算することによりフリッカ補正を行う。
上記のフリッカ成分の演算からわかるように、画像に乗るフリッカ成分は露光時間(蓄積時間)によって値が異なる。従って、露光時間がフレーム間で大きく変化することが少ない適正画像同士、アンダー画像同士でそれぞれフリッカ検出を行う方が露光時間の違いを考慮せずに済む分、演算コストや設計コスト上有利である。この理由から、本実施形態では、同じ露出条件の算出方法で算出された露出条件同士(第1の露出条件同士、第2の露出条件同士)でフリッカ検出及び補正を行うこととした。
[実施形態2]次に、図5を参照して、実施形態2のHDR合成を用いた動画撮影処理について説明する。
図5において、S501及びS502では、図2のステップS201及びS202と同様に、システム制御部50は適正画像及びアンダー画像を撮影する。
S503では、システム制御部50はHDR動画モードに遷移する前に、適正画像と同じ撮像レートでのフリッカ検出を行っていたか判定する。S503にてフリッカは未検出であった場合にはS504に進み、システム制御部50は、HDRモード遷移後の1枚目の撮影であるか判定し、それ以降のS506〜S510の処理は図2のS204〜S208と同様である。
S503にて既にフリッカを検出していた場合にはS505に進み、システム制御部50はS504と同様に1枚目の撮影であるかを判定する。S505にて1枚目の撮影であると判定した場合には、S515に進み、システム制御部50は適正画像に対して既に検出したフリッカ補正を行う。
続いてシステム制御部50はS516〜S518で、図2のS209〜S211と同様の処理を行い、S519ではS512と同様に、HDR撮影モードの場合はS501に戻り、別のモードへ遷移していた場合は本処理を終了する。
一方、S505で2枚目以降の撮影であると判定された場合にはS511に進み、システム制御部50は、複数のアンダー画像でフリッカ検出を行い、S512にてフリッカ検出が終了していない場合にはS516に進む。
一方、S512にてフリッカ検出が終了していた場合にはS513に進み、システム制御部50は既に検出していたフリッカ補正を適正画像に対して実行する。
続いてシステム制御部50は、S514にて複数のアンダー画像から検出したフリッカをアンダー画像に対して補正し、S516に進む。
<フリッカ補正処理>次に、図6を参照して、本実施形態のフリッカを検出し補正する処理について説明する。
本実施形態では、HDR動画モードに遷移すると適正画像とアンダー画像をそれぞれ交互に生成し、既に検出していたフリッカ補正を適正画像に対して施す。アンダー画像のフリッカ検出が終了するまでは補正された適正画像とアンダー画像を合成し、アンダー画像間でのフリッカ検出が終了したらそれぞれにフリッカ補正を施してから合成する。フリッカ検出、補正値の演算方法は実施形態1と同様である。
本実施形態ではHDR合成を行う際に適正画像、アンダー画像を使用しているが適正画像、オーバー画像、または適正画像、アンダー画像、オーバー画像を使用してもよい。
また、露出補正を実行して適正画像からアンダー画像を生成する際にシャッタースピードを変えているが、ゲインや絞りを変えることでアンダー画像を生成することも可能である。その場合、適正画像とアンダー画像のシャッタースピードが等しくなることが考えられる。シャッタースピードが等しい場合には、適正画像またはアンダー画像のいずれかのみでフリッカ検出を行い、検出結果を適正画像、アンダー画像の両方に適用させてもよい。
なお、適正画像とアンダー画像の露光時間が等しい場合、いずれか一方のフレームでのフリッカ検出結果を他方のフレームの補正に用いればよい。
[他の実施形態]本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (6)

  1. なる露光時間で被写体を撮像することで複数の画像を順次生成可能な撮像手段と、
    前記撮像手段を用いて生成された画像に基づいてフリッカを検出する検出手段と、
    前記検出手段を用いて、同じ露光時間となる画像間でフリッカを検出し、検出したフリッカに基づいて同じ露光時間の画像に対してフリッカを補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された露光時間の異なる複数の画像を合成して合成画像を生成する画像合成手段と、
    前記画像合成手段による合成処理の前の第1のタイミングで既にフリッカが検出されているか否かを判定する判定手段と、を有し、
    前記補正手段は、前記判定手段により前記第1のタイミングで既にフリッカが検出されていると判定した場合に、フリッカを検出した画像と同じ露光時間の画像に対しては、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングにおける前記検出手段によるフリッカの検出結果を用いずに、前記第1のタイミングで既に検出されているフリッカに基づいて当該画像に対してフリッカを補正することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像装置は、露光時間が異なる複数の画像を順次生成する第1のモードと、前記第1のモードとは異なる第2のモードを設定可能であって、
    前記第1のタイミングは、前記第2のモードから第1のモードへと切り換えられる前であって、
    前記第2のタイミングは、前記第2のモードから前記第1のモードへと切り換えられた後であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記合成画像を動画用のフレームとして記録する記録手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. なる露光時間で被写体を撮像することで複数の画像を順次生成する撮像装置の制御方法であって、同じ露光時間となる画像間でフリッカを検出し、検出したフリッカに基づいて同じ露光時間の画像に対してフリッカを補正する補正ステップと、
    前記補正された露光時間の異なる複数の画像を合成して合成画像を生成する合成ステップと、
    前記合成ステップでの合成処理の前の第1のタイミングで既にフリッカが検出されているか否かを判定する判定ステップと、を有し、
    前記補正ステップでは、前記第1のタイミングで既にフリッカが検出されていると判定された場合に、フリッカを検出した画像と同じ露光時間の画像に対しては、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングにおけるフリッカの検出結果を用いずに、前記第1のタイミングで既に検出されているフリッカに基づいて当該画像に対してフリッカを補正することを特徴とする制御方法。
  5. 露出の異なる複数の画像を順次生成する撮像手段と、
    同じ露出の画像間でフリッカを検出し、検出したフリッカに基づいて同じ露出の画像に対して補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された露出の異なる複数の画像を合成して合成画像を生成する画像合成手段と、
    前記画像合成手段による合成処理の前に、既にフリッカを検出しているか判定する判定手段と、を有し、
    前記補正手段は、前記判定手段により既にフリッカが検出されていると判定された場合は、フリッカを検出した画像と同じ露出の画像に対しては新たにフリッカを検出せずに前記既に検出したフリッカに基づいて当該画像に対して補正し、前記判定手段によりフリッカが未検出であると判定された場合であって前記撮像手段により生成された露出の異なる複数の画像の露光時間が等しい場合は、当該複数の画像の1つに基づいてフリッカを検出し当該検出したフリッカに基づいて前記露出の異なる複数の画像について同じ補正を行うことを特徴とする撮像装置。
  6. 露出の異なる複数の画像を順次生成する撮像装置の制御方法であって、
    同じ露出の画像間でフリッカを検出し、検出したフリッカに基づいて同じ露出の画像に対して補正する補正ステップと、
    前記補正ステップで補正された露出の異なる複数の画像を合成して合成画像を生成する画像合成ステップと、
    前記画像合成ステップでの合成処理の前に、既にフリッカを検出しているか判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップで、フリッカが未検出であると判定された場合に、前記露出の異なる複数の画像の露光時間が等しいか否かを判定する第2の判定ステップと、を有し、
    前記補正ステップでは、前記第1の判定ステップで既にフリッカが検出されていると判定された場合は、フリッカを検出した画像と同じ露出の画像に対しては新たにフリッカを検出せずに、前記既に検出したフリッカに基づいて当該画像に対して補正し、前記第1の判定ステップでフリッカが未検出であると判定された場合であって前記第2の判定ステップで露出の異なる複数の画像の露光時間が等しいと判定された場合は、当該複数の画像の1つに基づいてフリッカを検出し、当該検出したフリッカに基づいて前記露出の異なる複数の画像について同じ補正を行うことを特徴とする制御方法。
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