JP2021197613A - 撮像装置、及び撮像方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】フリッカ現象を低減しつつ、より広いダイナミックレンジを持つ画像を取得することが可能な撮像装置、及び撮像方法を提供すること。【解決手段】本撮像装置は、透過率調整部と、撮像素子と、露光期間設定部と、透過率設定部と、合成部とを具備する。透過率調整部は、光の透過率を調整する。撮像素子は、透過率調整部を透過した光を露光することで撮像を実行する。露光期間設定部は、透過率調整部を透過した光のフリッカ周期に基づいて、第1の露光期間と第1の露光期間よりも短い第2の露光期間とを設定する。透過率設定部は、第1の露光期間での撮像が実行される際の第1の透過率、及び第2の露光期間での撮像が実行される際の第2の透過率を設定する。合成部は、第1の露光期間及び第1の透過率での撮像により取得される第1の画像と、第2の露光期間及び第2の透過率での撮像により取得される第2の画像とを合成する。【選択図】図10
Description
本技術は、撮像装置、及び撮像方法に関する。
特許文献1に記載の撮像装置では、HDR(High Dynamic Range)モードとフリッカ低減モードとが実行される。
HDRモードでは、2ライン(画素行)毎に長時間露光と短時間露光とが繰り返される。そして、各々の露光時間で得られた2種類の画像が合成されることで、HDR画像が取得される。
フリッカ低減モードでは、長短の露光時間の合計が、フリッカ周期と同じ時間に設定される。そして連続するフレームにて、長時間露光の画像と短時間露光の画像とが合成される。これにより、フリッカ現象がキャンセルされた画像が取得される(特許文献1の明細書段落[0008][0035][0036]等)。
HDRモードでは、2ライン(画素行)毎に長時間露光と短時間露光とが繰り返される。そして、各々の露光時間で得られた2種類の画像が合成されることで、HDR画像が取得される。
フリッカ低減モードでは、長短の露光時間の合計が、フリッカ周期と同じ時間に設定される。そして連続するフレームにて、長時間露光の画像と短時間露光の画像とが合成される。これにより、フリッカ現象がキャンセルされた画像が取得される(特許文献1の明細書段落[0008][0035][0036]等)。
フリッカ現象を低減しつつ、より広いダイナミックレンジを持つ画像を取得することが可能となる技術が求められている。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、フリッカ現象を低減しつつ、より広いダイナミックレンジを持つ画像を取得することが可能な撮像装置、及び撮像方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る撮像装置は、透過率調整部と、撮像素子と、露光期間設定部と、透過率設定部と、合成部とを具備する。
前記透過率調整部は、光の透過率を調整する。
前記撮像素子は、透過率調整部を透過した光を露光することで撮像を実行する。
前記露光期間設定部は、前記透過率調整部を透過した光のフリッカ周期に基づいて、第1の露光期間と前記第1の露光期間よりも短い第2の露光期間とを設定する。
前記透過率設定部は、前記第1の露光期間での撮像が実行される際の第1の透過率、及び前記第2の露光期間での撮像が実行される際の第2の透過率を設定する。
前記合成部は、前記第1の露光期間及び前記第1の透過率での撮像により取得される第1の画像と、前記第2の露光期間及び前記第2の透過率での撮像により取得される第2の画像とを合成する。
前記透過率調整部は、光の透過率を調整する。
前記撮像素子は、透過率調整部を透過した光を露光することで撮像を実行する。
前記露光期間設定部は、前記透過率調整部を透過した光のフリッカ周期に基づいて、第1の露光期間と前記第1の露光期間よりも短い第2の露光期間とを設定する。
前記透過率設定部は、前記第1の露光期間での撮像が実行される際の第1の透過率、及び前記第2の露光期間での撮像が実行される際の第2の透過率を設定する。
前記合成部は、前記第1の露光期間及び前記第1の透過率での撮像により取得される第1の画像と、前記第2の露光期間及び前記第2の透過率での撮像により取得される第2の画像とを合成する。
この撮像装置では、第1の露光期間と、第1の露光期間よりも短い第2の露光期間とが、撮像の対象となる光のフリッカ周期に基づいて設定される。また第1の露光期間及び第2の露光期間の各々に対応する透過率として、第1の透過率及び第2の透過率が設定される。これにより、第1の画像と第2の画像とを合成することで、フリッカ現象を低減しつつ、より広いダイナミックレンジを持つ画像を取得することが可能となる。
前記露光期間設定部は、前記第2の露光期間を前記フリッカ周期に基づいて設定してもよい。
前記合成部は、前記第1の画像と前記第2の画像とを合成することで、HDR(High Dynamic Range)画像を生成してもよい。
前記露光期間設定部は、前記第2の露光期間を前記フリッカ周期の1/2の整数倍に設定してもよい。
前記露光期間設定部は、前記第1の露光期間を前記フリッカ周期の1/2の整数倍に設定してもよい。
前記透過率設定部は、前記第1の透過率を前記第2の透過率よりも大きい値に設定してもよい。
前記透過率設定部は、前記第1の透過率を100%に設定してもよい。
前記透過率設定部は、前記第1の透過率を前記第2の透過率と同じ値に設定してもよい。
前記撮像装置は、さらに、前記第1の画像を取得するための第1の露光量の設定、及び前記第2の画像を取得するための第2の露光量の設定を実行する露光量設定部を具備してもよい。この場合、前記透過率設定部は、設定された前記第2の露光量、及び設定された前記第2の露光期間に基づいて、前記第2の透過率を設定してもよい。
前記透過率設定部は、設定された前記第1の露光量、及び設定された前記第1の露光期間に基づいて、前記第1の透過率を設定してもよい。
前記透過率調整部は、印加される電圧に応じて前記透過率を調整してもよい。
前記透過率調整部は、液晶ND(Neutral Density)フィルタであってもよい。
前記撮像装置は、さらに、前記透過率調整部を透過した光のフリッカ周期を検出する検出部を具備してもよい。
本技術の一形態に係る撮像方法は、撮像装置により実行される撮像方法であって、光の透過率を調整可能な透過率調整部を透過した光のフリッカ周期に基づいて、第1の露光期間と、前記第1の露光期間よりも短い第2の露光期間とを設定することを含む。前記透過率調整部を透過した光を露光することで撮像を実行する撮像素子により前記第1の露光期間での撮像が実行される際の第1の透過率が設定される。前記撮像素子により前記第2の露光期間での撮像が実行される際の第2の透過率が設定される。前記第1の露光期間及び前記第1の透過率での撮像により取得される第1の画像と、前記第2の露光期間及び前記第2の透過率での撮像により取得される第2の画像が合成される。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[撮像装置100の全体構成及び各部の構成]
図1は、本技術の一実施形態に係る撮像装置100の機能的な構成例を示すブロック図である。
図1に示す撮像装置100は、静止画像、及び動画像を撮像可能なデジタルカメラ(デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ)である。また、この撮像装置100は、記録された画像データを再生可能とされている。撮像装置100の具体的な構成は限定されず、任意に設計されてよい。
図1は、本技術の一実施形態に係る撮像装置100の機能的な構成例を示すブロック図である。
図1に示す撮像装置100は、静止画像、及び動画像を撮像可能なデジタルカメラ(デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ)である。また、この撮像装置100は、記録された画像データを再生可能とされている。撮像装置100の具体的な構成は限定されず、任意に設計されてよい。
図1に示すように、撮像装置100は、レンズ系10と、液晶ND(Neutral Density)フィルタ11と、撮像素子12と、アナログ信号処理回路13と、A/D変換回路14と、デジタル信号処理回路15とを有する。
また撮像装置100は、レンズドライバ16と、液晶NDドライバ17と、タイミングジェネレータ(TG:Timing Generator)18と、記録部19と、操作部20とを有する。
また撮像装置100は、制御部30と、データ保存部21と、表示処理部22とを有する。
また撮像装置100は、レンズドライバ16と、液晶NDドライバ17と、タイミングジェネレータ(TG:Timing Generator)18と、記録部19と、操作部20とを有する。
また撮像装置100は、制御部30と、データ保存部21と、表示処理部22とを有する。
レンズ系10には、撮像対象となる被写体からの光である被写体光が入射する。
レンズ系10は、撮像レンズ、フォーカスレンズ等の各種のレンズと、絞りとを含む。
被写体光は、レンズ系10内の各種レンズ及び絞りを通って、撮像素子12の露光面に結像される。
絞りは、その開度を調整することにより機械的に被写体光の光量を調整することが可能に構成されている。
絞りは、撮像レンズとフォーカスレンズとの間に配置されていてもよいし、フォーカスレンズよりも後方に配置されてもよい。
レンズ系10は、撮像レンズ、フォーカスレンズ等の各種のレンズと、絞りとを含む。
被写体光は、レンズ系10内の各種レンズ及び絞りを通って、撮像素子12の露光面に結像される。
絞りは、その開度を調整することにより機械的に被写体光の光量を調整することが可能に構成されている。
絞りは、撮像レンズとフォーカスレンズとの間に配置されていてもよいし、フォーカスレンズよりも後方に配置されてもよい。
液晶NDフィルタ11は、被写体光の光路上に配置される。
液晶NDフィルタ11は、印加される電圧に応じて光の透過率を調整可能に構成されている。透過率とは、液晶NDフィルタ11に入射する光の光量と、液晶NDフィルタ11から出射される光の光量との比率である。なお透過率を、濃度と表現することも可能である。
本実施形態では、液晶NDフィルタ11の光の透過率を制御することで、撮像素子12に結像される被写体光の光量を調整することが可能である。
液晶NDフィルタ11を用いることで、透過率を精度よく調整することが可能となる。従って、撮像素子12に結像される被写体光の光量を精度よく調整することが可能となる。
本実施形態において、液晶NDフィルタ11は、透過率調整部の一実施形態として機能する。透過率調整部として、液晶NDフィルタ11とは異なるデバイスが用いられてもよい。また透過率の調整方法として、電圧の印加とは異なる方法が採用されてもよい。
例えば、透過率(濃度)が異なる複数のNDフィルタが、光路上に切り替え可能に配置されるような構成に対しても、本技術は適用可能である。
液晶NDフィルタ11は、印加される電圧に応じて光の透過率を調整可能に構成されている。透過率とは、液晶NDフィルタ11に入射する光の光量と、液晶NDフィルタ11から出射される光の光量との比率である。なお透過率を、濃度と表現することも可能である。
本実施形態では、液晶NDフィルタ11の光の透過率を制御することで、撮像素子12に結像される被写体光の光量を調整することが可能である。
液晶NDフィルタ11を用いることで、透過率を精度よく調整することが可能となる。従って、撮像素子12に結像される被写体光の光量を精度よく調整することが可能となる。
本実施形態において、液晶NDフィルタ11は、透過率調整部の一実施形態として機能する。透過率調整部として、液晶NDフィルタ11とは異なるデバイスが用いられてもよい。また透過率の調整方法として、電圧の印加とは異なる方法が採用されてもよい。
例えば、透過率(濃度)が異なる複数のNDフィルタが、光路上に切り替え可能に配置されるような構成に対しても、本技術は適用可能である。
撮像素子12は、液晶NDフィルタ11を透過した光を露光することで撮像を実行する。
具体的には、撮像素子12は、複数の画素(R画素、G画素、B画素)を有している。液晶NDフィルタ11を透過して露光面に入射された被写体光は、画素毎に光電変換により電子信号に変換される。RGBの各画素にて変換された電子信号である3原色信号(R、G、B)は、アナログ画像データとしてアナログ信号処理回路13へ出力される。
撮像素子12は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサや、CCD(Charge Coupled Device)センサなどにより構成されている。その他、撮像素子12として、任意の構成が用いられてもよい。
具体的には、撮像素子12は、複数の画素(R画素、G画素、B画素)を有している。液晶NDフィルタ11を透過して露光面に入射された被写体光は、画素毎に光電変換により電子信号に変換される。RGBの各画素にて変換された電子信号である3原色信号(R、G、B)は、アナログ画像データとしてアナログ信号処理回路13へ出力される。
撮像素子12は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサや、CCD(Charge Coupled Device)センサなどにより構成されている。その他、撮像素子12として、任意の構成が用いられてもよい。
アナログ信号処理回路13は、撮像素子12から出力された画像信号に対して、例えばCDS(Correlated Double Sampling)処理や、ゲイン処理等を実行する。その他、信号処理の方式は限定されず、任意の方式が採用されてよい。
A/D変換回路14は、アナログ信号処理回路13から出力されたアナログ画像データをデジタル画像データに変換する。具体的なA/D変換の方法は限定されず、任意の方法が採用されてよい。
デジタル信号処理回路15は、A/D変換回路14から出力されたデジタル画像データに対して、例えばノイズ除去処理、ホワイトバランス調整処理、色補正処理、エッジ強調処理、ガンマ補正処理などの各種のデジタル信号処理を実行する。その他、デジタル画像データに対する処理は限定されず、任意の処理が実行されてよい。
デジタル信号処理回路15によって処理されたデジタル画像データは、制御部30に出力される。
またデジタル信号処理回路15は、後述のHDRモードにおいては、A/D変換回路14から出力されたデジタル画像データを検波して、その結果を制御部30に出力する。
A/D変換回路14は、アナログ信号処理回路13から出力されたアナログ画像データをデジタル画像データに変換する。具体的なA/D変換の方法は限定されず、任意の方法が採用されてよい。
デジタル信号処理回路15は、A/D変換回路14から出力されたデジタル画像データに対して、例えばノイズ除去処理、ホワイトバランス調整処理、色補正処理、エッジ強調処理、ガンマ補正処理などの各種のデジタル信号処理を実行する。その他、デジタル画像データに対する処理は限定されず、任意の処理が実行されてよい。
デジタル信号処理回路15によって処理されたデジタル画像データは、制御部30に出力される。
またデジタル信号処理回路15は、後述のHDRモードにおいては、A/D変換回路14から出力されたデジタル画像データを検波して、その結果を制御部30に出力する。
レンズドライバ16は、制御部30からの指示に応じて、レンズ系10を制御する。具体的には、撮像レンズ、フォーカスレンズ及び絞りの位置を制御したり、絞りの開度を制御したりする。
液晶NDドライバ17は、制御部30からの指示に応じて、液晶NDフィルタ11に印加される電圧を制御することによって、液晶NDフィルタ11の透過率(濃度)を制御する。
液晶NDドライバ17は、制御部30からの指示に応じて、液晶NDフィルタ11に印加される電圧を制御することによって、液晶NDフィルタ11の透過率(濃度)を制御する。
タイミングジェネレータ18は、制御部30からの指示に応じて撮像素子12の駆動に必要な駆動パルスを生成して、撮像素子12に供給する。タイミングジェネレータ18によって撮像素子12が駆動されることで、被写体像が撮像され(電子シャッター)、被写体像の画像が取得される。
またタイミングジェネレータ18が、撮像素子12のシャッタースピードを調整することで、撮像の際の露光期間が制御される。
露光期間とは、撮像により画像が取得される際に、撮像素子12に光が入射される時間幅のことである。露光期間は、シャッター時間ともいえる。
タイミングジェネレータ18は、例えば、30fpsのフレームレートで撮像素子12に撮像を行わせる。もちろんこのフレームレートに限定される訳ではない。
またタイミングジェネレータ18が、撮像素子12のシャッタースピードを調整することで、撮像の際の露光期間が制御される。
露光期間とは、撮像により画像が取得される際に、撮像素子12に光が入射される時間幅のことである。露光期間は、シャッター時間ともいえる。
タイミングジェネレータ18は、例えば、30fpsのフレームレートで撮像素子12に撮像を行わせる。もちろんこのフレームレートに限定される訳ではない。
記録部19は、制御部30から出力された画像データや、その画像データに関連するメタデータ(例えば、その画像データが取得された日時等)を記録する。
記録部19は、例えば、メモリーカード等の半導体メモリ、光ディスク、HD(hard Disc)などの記録媒体にデータを記録する。
記録媒体は、撮像装置100の内部に固定されていてもよいし、撮像装置100に対して着脱可能に構成されていてもよい。
記録部19は、例えば、メモリーカード等の半導体メモリ、光ディスク、HD(hard Disc)などの記録媒体にデータを記録する。
記録媒体は、撮像装置100の内部に固定されていてもよいし、撮像装置100に対して着脱可能に構成されていてもよい。
操作部20は、例えば、電源スイッチ、シャッターボタン、録画ボタン、設定ボタン、モード切替えボタンなどを含む。
電源スイッチは、撮像装置100の電源のON/OFFを切替えるために用いられる。
シャッターボタンは、静止画像を撮像する静止画像撮像モードにおいて、画像データを静止画データとして記録するために用いられる。
録画ボタンは、動画像を撮像する動画像撮像モードにおいて、画像データを動画データとして記録するために用いられる。
設定ボタンは、例えば、ズームレンズ、フォーカスレンズ、絞りの位置を調整したり、絞りの開度を調整したりするために用いられる。
また設定ボタンは、電子シャッターを調整したり、アナログ信号処理回路13のゲイン処理におけるゲイン値を変更したり、デジタル信号処理回路15による各種の処理の設定値を変更したりするために用いられる。
モード切替えボタンは、静止画像撮像モードと、動画像撮像モードとを切替えるために用いられる。またモード切替えボタンにより、連写モードを選択することが可能である。
また本実施形態では、モード切替えボタンにより、記録部19により記録された画像を再生する再生モードへの切替えが実行される。
電源スイッチは、撮像装置100の電源のON/OFFを切替えるために用いられる。
シャッターボタンは、静止画像を撮像する静止画像撮像モードにおいて、画像データを静止画データとして記録するために用いられる。
録画ボタンは、動画像を撮像する動画像撮像モードにおいて、画像データを動画データとして記録するために用いられる。
設定ボタンは、例えば、ズームレンズ、フォーカスレンズ、絞りの位置を調整したり、絞りの開度を調整したりするために用いられる。
また設定ボタンは、電子シャッターを調整したり、アナログ信号処理回路13のゲイン処理におけるゲイン値を変更したり、デジタル信号処理回路15による各種の処理の設定値を変更したりするために用いられる。
モード切替えボタンは、静止画像撮像モードと、動画像撮像モードとを切替えるために用いられる。またモード切替えボタンにより、連写モードを選択することが可能である。
また本実施形態では、モード切替えボタンにより、記録部19により記録された画像を再生する再生モードへの切替えが実行される。
さらに本実施形態では、静止画像撮像モード、動画像撮像モード、及び連写モードの各々において、ノーマルモード及びHDRモードを切替えて設定することが可能である。
ノーマルモードは、通常の動作によって撮像を行うモードである。具体的には、所定のフレームレートにて撮像素子12により撮像が実行される。そして撮像素子12、アナログ信号処理回路13、A/D変換回路14、及びデジタル信号処理回路15を介して出力されるデジタル画像データが、撮像画像のデータとして記録される。
HDRモードは、露光期間の異なる複数の画像を撮影し、1枚の画像として合成することで、HDR画像を生成するモードである。
HDRモードを選択することで、より広いダイナミックレンジを持つ階調表現の豊かなHDR画像を生成することが可能となる。
HDRモードにおける動作は、後述する。
ノーマルモードは、通常の動作によって撮像を行うモードである。具体的には、所定のフレームレートにて撮像素子12により撮像が実行される。そして撮像素子12、アナログ信号処理回路13、A/D変換回路14、及びデジタル信号処理回路15を介して出力されるデジタル画像データが、撮像画像のデータとして記録される。
HDRモードは、露光期間の異なる複数の画像を撮影し、1枚の画像として合成することで、HDR画像を生成するモードである。
HDRモードを選択することで、より広いダイナミックレンジを持つ階調表現の豊かなHDR画像を生成することが可能となる。
HDRモードにおける動作は、後述する。
データ保存部21は、例えば、各種のプログラムや、各種のデータが固定的に記憶される不揮発性のメモリ(例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、プログラムROM(Read Only Memory))、一時格納領域として利用されるRAM(Radom Access Memory)等のメモリデバイスにより構成される。
データ保存部21は、HDRモードにおいて、合成される画像を保存するためのフレームメモリとしても使用される。
またデータ保存部21には、透過率対電圧テーブルが記憶されている。透過率対電圧テーブルは、液晶NDフィルタ11の透過率と、印加電圧との関係が示されたテーブルである。
もちろんデータ保存部21に、制御部30から出力された画像データや、その画像データに関連するメタデータが保存されてもよい。
データ保存部21は、HDRモードにおいて、合成される画像を保存するためのフレームメモリとしても使用される。
またデータ保存部21には、透過率対電圧テーブルが記憶されている。透過率対電圧テーブルは、液晶NDフィルタ11の透過率と、印加電圧との関係が示されたテーブルである。
もちろんデータ保存部21に、制御部30から出力された画像データや、その画像データに関連するメタデータが保存されてもよい。
表示処理部22は、表示デバイスに対する表示処理を実行する。例えば、撮像された画像やユーザ操作のためのGUI(Graphical User Interface)等が表示される。
なお本実施形態では、表示デバイスも含めて表示処理部22が実現されている。すなわち液晶ディスプレイや、有機EL(Electro luminescence)ディスプレイ等からなる表示デバイスが、撮像装置100に備えられている。
もちろんこれに限定されず、撮像装置100に接続された外部の表示デバイスに対して、画像やGUI等の表示処理が実行されてもよい。
例えば、表示処理部22は、デジタル信号処理回路15から出力された画像データをリアルタイムで表示することによって、スルー画像を表示する。スルー画像は、静止画像や動画像を撮像するときに、ユーザが画角を合わせることを可能とするために表示される。
また表示処理部22は、記録部19により記録された画像を再生することも可能である。
なお本実施形態では、表示デバイスも含めて表示処理部22が実現されている。すなわち液晶ディスプレイや、有機EL(Electro luminescence)ディスプレイ等からなる表示デバイスが、撮像装置100に備えられている。
もちろんこれに限定されず、撮像装置100に接続された外部の表示デバイスに対して、画像やGUI等の表示処理が実行されてもよい。
例えば、表示処理部22は、デジタル信号処理回路15から出力された画像データをリアルタイムで表示することによって、スルー画像を表示する。スルー画像は、静止画像や動画像を撮像するときに、ユーザが画角を合わせることを可能とするために表示される。
また表示処理部22は、記録部19により記録された画像を再生することも可能である。
制御部30は、例えばCPU、GPU、DSP等のプロセッサ、ROMやRAM等のメモリ、HDD等の記憶デバイス等、コンピュータの構成に必要なハードウェアを有する。例えばCPU等がROM等に予め記録されている本技術に係るプログラムをRAMにロードして実行することにより、本技術に係る撮像方法が実行される。
制御部30の構成は限定されず、任意のハードウェア及びソフトウェアが用いられてよい。もちろんFPGA、ASIC等のハードウェアが用いられてもよい。
本実施形態では、CPU等が所定のプログラムを実行することで、機能ブロックとして露出制御処理部31、画像合成処理部32、及びフリッカ検出部33が構成される。もちろん機能ブロックを実現するために、IC(集積回路)等の専用のハードウェアが用いられてもよい。
また図1に示すデータ保存部21や表示処理部22等の他のブロックが、制御部30内の機能ブロックとして構成されてもよい。
プログラムは、例えば種々の記録媒体を介して撮像装置100にインストールされる。あるいは、インターネット等を介してプログラムのインストールが実行されてもよい。
プログラムが記録される記録媒体の種類等は限定されず、コンピュータが読み取り可能な任意の記録媒体が用いられてよい。例えば、コンピュータが読み取り可能な非一過性の任意の記憶媒体が用いられてよい。
制御部30の構成は限定されず、任意のハードウェア及びソフトウェアが用いられてよい。もちろんFPGA、ASIC等のハードウェアが用いられてもよい。
本実施形態では、CPU等が所定のプログラムを実行することで、機能ブロックとして露出制御処理部31、画像合成処理部32、及びフリッカ検出部33が構成される。もちろん機能ブロックを実現するために、IC(集積回路)等の専用のハードウェアが用いられてもよい。
また図1に示すデータ保存部21や表示処理部22等の他のブロックが、制御部30内の機能ブロックとして構成されてもよい。
プログラムは、例えば種々の記録媒体を介して撮像装置100にインストールされる。あるいは、インターネット等を介してプログラムのインストールが実行されてもよい。
プログラムが記録される記録媒体の種類等は限定されず、コンピュータが読み取り可能な任意の記録媒体が用いられてよい。例えば、コンピュータが読み取り可能な非一過性の任意の記憶媒体が用いられてよい。
フリッカ検出部33は、撮像対象となる被写体光にフリッカが発生しているか否かを検出することが可能である。またフリッカ検出部33は、フリッカが発生している場合には、フリッカ周期を検出することが可能である。
上記したように本実施形態では、撮像素子12により、液晶NDフィルタ11を透過した光が露光されることで撮像が実行される。
フリッカ検出部33は、液晶NDフィルタ11を透過した光のフリッカの有無、及びフリッカ周期を検出することが可能である。
フリッカ検出部33は、本技術に係る検出部の一実施形態として機能する。
上記したように本実施形態では、撮像素子12により、液晶NDフィルタ11を透過した光が露光されることで撮像が実行される。
フリッカ検出部33は、液晶NDフィルタ11を透過した光のフリッカの有無、及びフリッカ周期を検出することが可能である。
フリッカ検出部33は、本技術に係る検出部の一実施形態として機能する。
画像合成処理部32は、HDRモードの設定時において、異なる露光量により撮像された2枚の画像(後に説明する長時間露光画像及び短時間露光画像)を合成することで、HDR画像を生成する。
画像合成処理部32は、本技術に係る合成部の一実施形態として機能する。
画像合成処理部32は、本技術に係る合成部の一実施形態として機能する。
図2は、露出制御処理部31の機能的な構成例を示すブロック図である。
露出制御処理部31は、撮像が実行される際の露光量を制御するための種々の処理を実行することが可能であり、露光量設定部34と、露光期間設定部35と、透過率設定部36とを有する。
露光量設定部34は、撮像が実行される際の露光量を設定する。
露光期間設定部35は、撮像が実行される際の露光期間を設定する。
透過率設定部36は、撮像が実行される際の液晶NDフィルタ11の透過率を設定する。
露出制御処理部31は、撮像が実行される際の露光量を制御するための種々の処理を実行することが可能であり、露光量設定部34と、露光期間設定部35と、透過率設定部36とを有する。
露光量設定部34は、撮像が実行される際の露光量を設定する。
露光期間設定部35は、撮像が実行される際の露光期間を設定する。
透過率設定部36は、撮像が実行される際の液晶NDフィルタ11の透過率を設定する。
例えば、露光量、露光期間、及び透過率は、以下の式に従って設定される。
Log(露光量)=Log(露光期間)+Log(透過率)・・・・・・・・(1)
例えば、露光量設定部34により、撮像が実行される際に必要となる露光量が設定される。当該露光量が実現されるように、式(1)に従って、露光期間設定部35及び透過率設定部36により、露光期間及び透過率が設定される。
あるいは、露光期間又は透過率のいずれかが固定された状態で、必要な露光量となるように、固定されていない方のパラメータが調整されてもよい。
あるいは、必要な露光量を設定することなく、最大の露光期間及び最大の透過率で撮像を行うといった制御も可能である。
Log(露光量)=Log(露光期間)+Log(透過率)・・・・・・・・(1)
例えば、露光量設定部34により、撮像が実行される際に必要となる露光量が設定される。当該露光量が実現されるように、式(1)に従って、露光期間設定部35及び透過率設定部36により、露光期間及び透過率が設定される。
あるいは、露光期間又は透過率のいずれかが固定された状態で、必要な露光量となるように、固定されていない方のパラメータが調整されてもよい。
あるいは、必要な露光量を設定することなく、最大の露光期間及び最大の透過率で撮像を行うといった制御も可能である。
[動作説明]
次に、本実施形態に係る撮像装置100による処理について具体的に説明する。図3は本実施形態に係る撮像装置100の処理を示すフローチャートである。
次に、本実施形態に係る撮像装置100による処理について具体的に説明する。図3は本実施形態に係る撮像装置100の処理を示すフローチャートである。
まず、制御部30は、撮像の設定がHDRモードであるか否かを判定する(ステップ101)。なお、ノーマルモードと、HDRモードとの切替えは、例えば操作部20のモード切替えボタンによって実行することができる。
現在のモードがHDRモードではない場合(ステップ101のNO)、つまり、現在のモードがノーマルモードである場合、撮像装置100は、通常撮像処理を行う(ステップ102)。
現在のモードがHDRモードではない場合(ステップ101のNO)、つまり、現在のモードがノーマルモードである場合、撮像装置100は、通常撮像処理を行う(ステップ102)。
[通常撮像処理]
図4は、通常撮像処理の一例を示すフローチャートである。
露光量設定部34により、画像を取得するための露光量が設定される(ステップ201)。
露光量は、例えばユーザにより入力された設定値や、被写体を照らす環境光の光量に基づいて設定される。もちろん露光量を設定する方法は限定されず、任意の方法が採用されてよい。
露光期間設定部35により、撮像が実行される際の露光期間が設定される。また透過率設定部36により、撮像が実行される際の液晶NDフィルタ11の透過率が設定される(ステップ202)。
例えば、上記した式(1)に従って、ステップ201にて設定された露光量が実現されるように、露光期間及び透過率を算出することが可能である。
図4は、通常撮像処理の一例を示すフローチャートである。
露光量設定部34により、画像を取得するための露光量が設定される(ステップ201)。
露光量は、例えばユーザにより入力された設定値や、被写体を照らす環境光の光量に基づいて設定される。もちろん露光量を設定する方法は限定されず、任意の方法が採用されてよい。
露光期間設定部35により、撮像が実行される際の露光期間が設定される。また透過率設定部36により、撮像が実行される際の液晶NDフィルタ11の透過率が設定される(ステップ202)。
例えば、上記した式(1)に従って、ステップ201にて設定された露光量が実現されるように、露光期間及び透過率を算出することが可能である。
ステップ202にて設定された露光期間及び透過率で、撮像素子12により撮像が実行され、画像が取得される(ステップ203)。
例えば、制御部30により、次フレームの画像データが撮像されるタイミングに合わせて、ステップ202にて算出された透過率となるように、液晶NDフィルタ11の透過率が制御される。
具体的には、制御部30により、透過率対電圧テーブルが参照され、ステップ202にて算出された透過率に対応する印加電圧が読み出される。
制御部30により、読み出された印加電圧を印加するように、液晶NDドライバ17に指示が出される。なお制御部30によりテーブルが参照される場合に限定されず、プログラムに従ってリアルタイムに電圧が算出されてもよい。
液晶NDドライバ17により、制御部30からの指示に基づいて、液晶NDフィルタ11に電圧が印加される。液晶NDフィルタ11により、印加された電圧に応じて透過率が調整される。
液晶NDフィルタ11を用いることで、高い精度で透過率を調整することが可能となる。
例えば、制御部30により、次フレームの画像データが撮像されるタイミングに合わせて、ステップ202にて算出された透過率となるように、液晶NDフィルタ11の透過率が制御される。
具体的には、制御部30により、透過率対電圧テーブルが参照され、ステップ202にて算出された透過率に対応する印加電圧が読み出される。
制御部30により、読み出された印加電圧を印加するように、液晶NDドライバ17に指示が出される。なお制御部30によりテーブルが参照される場合に限定されず、プログラムに従ってリアルタイムに電圧が算出されてもよい。
液晶NDドライバ17により、制御部30からの指示に基づいて、液晶NDフィルタ11に電圧が印加される。液晶NDフィルタ11により、印加された電圧に応じて透過率が調整される。
液晶NDフィルタ11を用いることで、高い精度で透過率を調整することが可能となる。
制御部30により、タイミングジェネレータ18が制御され、ステップ202で算出された露光期間となるように、撮像素子12のシャッタースピードが調整される。
液晶NDフィルタ11を透過した被写体像が撮像素子12の露光面に結合され、撮像素子12により画像データが生成される。この画像データは、アナログ信号処理回路13により各種の処理が施された後、A/D変換回路14によってデジタル信号に変換される。
デジタル信号に変換された画像データは、デジタル信号処理回路15において各種の処理が実行された後、制御部30により取得され、記録部19に記憶される。
もちろん通常撮像の具体的な方法として、他の任意の方法が採用されてよい。
デジタル信号に変換された画像データは、デジタル信号処理回路15において各種の処理が実行された後、制御部30により取得され、記録部19に記憶される。
もちろん通常撮像の具体的な方法として、他の任意の方法が採用されてよい。
図3に示すように、現在のモードがHDRモードである場合(ステップ101のYES)、撮像装置100は、ステップ103からステップ108の処理により、HDR画像の生成を実行する。
[HDR画像の生成の基本動作]
ここで、まずHDR画像を生成する際の基本動作について説明する。
図5及び図6は、HDR画像の生成の基本動作を説明するための模式図である。
HDR画像とは、白飛びや黒つぶれが十分に抑制された、より広いダイナミックレンジを持つ画像である。例えば、露光量を変えつつ複数枚の写真が撮像され、撮像された画像が合成されることでHDR画像が取得される。
ここで、まずHDR画像を生成する際の基本動作について説明する。
図5及び図6は、HDR画像の生成の基本動作を説明するための模式図である。
HDR画像とは、白飛びや黒つぶれが十分に抑制された、より広いダイナミックレンジを持つ画像である。例えば、露光量を変えつつ複数枚の写真が撮像され、撮像された画像が合成されることでHDR画像が取得される。
図5及び図6に示すように本実施形態では、連続するフレームにて、長時間露光画像P1と、短時間露光画像P2とが生成される。そして、長時間露光画像P1と、短時間露光画像P2とが合成されることで、HDR画像P3が生成される。
長時間露光画像P1は、長時間露光により撮像が実行されることで生成される。本実施形態では、露光期間及び透過率が適宜設定されて長時間露光による撮像が実行される。
以下、長時間露光画像P1を撮像するための露光期間を第1の露光期間T1とする。また長時間露光画像P1を撮像するための透過率を第1の透過率とする。第1の透過率は、第1の露光期間T1での撮像が実行される際の透過率ともいえる。
長時間露光画像P1は、第1の露光期間T1及び第1の透過率での撮像により取得される。
長時間露光画像P1は、長時間露光により撮像が実行されることで生成される。本実施形態では、露光期間及び透過率が適宜設定されて長時間露光による撮像が実行される。
以下、長時間露光画像P1を撮像するための露光期間を第1の露光期間T1とする。また長時間露光画像P1を撮像するための透過率を第1の透過率とする。第1の透過率は、第1の露光期間T1での撮像が実行される際の透過率ともいえる。
長時間露光画像P1は、第1の露光期間T1及び第1の透過率での撮像により取得される。
短時間露光画像P2は、短時間露光により撮像が実行されることで生成される。本実施形態では、第1の露光期間T1よりも短い露光期間、及び透過率が適宜設定されて短時間露光による撮像が実行される。
以下、短時間露光画像P2を撮像するための露光期間を第2の露光期間T2とする。第2の露光期間T2は、第1の露光期間T1よりも短くなる。
また短時間露光画像P2を撮像するための透過率を第2の透過率とする。第2の透過率は、第2の露光期間T2での撮像が実行される際の透過率ともいえる。
短時間露光画像P2は、第2の露光期間T2及び第2の透過率での撮像により取得される。
以下、短時間露光画像P2を撮像するための露光期間を第2の露光期間T2とする。第2の露光期間T2は、第1の露光期間T1よりも短くなる。
また短時間露光画像P2を撮像するための透過率を第2の透過率とする。第2の透過率は、第2の露光期間T2での撮像が実行される際の透過率ともいえる。
短時間露光画像P2は、第2の露光期間T2及び第2の透過率での撮像により取得される。
図5に示す例では、nフレーム目にて、長時間露光による撮像が実行される。従って第1の露光期間T1にて撮像が実行される。
n+1フレーム目にて、短時間露光による撮像が実行される。従って、第2の露光期間T2にて撮像が実行される。またn+1フレーム目にて、nフレーム目で撮像された長時間露光画像P1の画像データが出力されフレームメモリに記憶される。
n+2フレーム目にて、n+1フレーム目で撮像された短時間露光画像P2の画像データが出力される。そしてn+2フレーム目にて、長時間露光画像P1の画像データと、短時間露光画像P2の画像データとが合成され、HDR画像P3が生成される。
なお、n+2フレーム目には、次フレームのHDR画像を生成するための、長時間露光による撮像が実行される。
従って図5に示すn、n+1、n+2の各フレームが繰り返されるフレームレートをM(fps)とすると、HDR画像P3が生成されるフレームレートは、1/2倍のM/2(fps)となる。
n+1フレーム目にて、短時間露光による撮像が実行される。従って、第2の露光期間T2にて撮像が実行される。またn+1フレーム目にて、nフレーム目で撮像された長時間露光画像P1の画像データが出力されフレームメモリに記憶される。
n+2フレーム目にて、n+1フレーム目で撮像された短時間露光画像P2の画像データが出力される。そしてn+2フレーム目にて、長時間露光画像P1の画像データと、短時間露光画像P2の画像データとが合成され、HDR画像P3が生成される。
なお、n+2フレーム目には、次フレームのHDR画像を生成するための、長時間露光による撮像が実行される。
従って図5に示すn、n+1、n+2の各フレームが繰り返されるフレームレートをM(fps)とすると、HDR画像P3が生成されるフレームレートは、1/2倍のM/2(fps)となる。
図6Aに示す例では、長時間露光画像P1は、被写体の手前側に相当する部分に白飛びが発生している。すなわち本例では、露光量の多い箇所が白く写り、階調が失われている。長時間露光画像P1は、黒つぶれが発生しないように、十分に長い露光期間が設定される。長時間露光画像P1として、白飛びが許容された画像が撮像されてもよい。
図6Bに示す例では、短時間露光画像P2は、被写体の奥側に相当する部分に黒つぶれが発生している。すなわち本例では、露光量の少ない箇所が黒く写り、階調が失われている。短時間露光画像P2は、白飛びが発生しないように、短い露光期間が設定される。短時間露光画像P2として、黒つぶれが許容された画像が撮像されてもよい。
図6Cに例示するように、長時間露光画像P1と、短時間露光画像P2とがHDR合成されることでHDR画像P3が生成される。
これにより、被写体の手前側に相当する部分、及び被写体の奥側に相当する部分のいずれにおいても階調が失われない画像を生成することが可能となる。すなわち、より広いダイナミックレンジを持つ階調表現の豊かなHDR画像P3を取得することが可能となる。
HDR合成の方法としては、例えば階調値(画素値)について閾値が設定される。そして、各画素に対して長時間露光画像P1の階調値又は短時間露光画像P2の階調値を、閾値に基づいて適宜割り振り、合成画像として出力する。
もちろん画像合成の方法は限定されず、例えばゲイン処理等を含んだ画像合成方法等、任意の方法が採用されてよい。
本実施形態において、長時間露光画像P1は、第1の画像の一実施形態に相当する。また短時間露光画像P2は、第2の画像の一実施形態に相当する。
図6Bに示す例では、短時間露光画像P2は、被写体の奥側に相当する部分に黒つぶれが発生している。すなわち本例では、露光量の少ない箇所が黒く写り、階調が失われている。短時間露光画像P2は、白飛びが発生しないように、短い露光期間が設定される。短時間露光画像P2として、黒つぶれが許容された画像が撮像されてもよい。
図6Cに例示するように、長時間露光画像P1と、短時間露光画像P2とがHDR合成されることでHDR画像P3が生成される。
これにより、被写体の手前側に相当する部分、及び被写体の奥側に相当する部分のいずれにおいても階調が失われない画像を生成することが可能となる。すなわち、より広いダイナミックレンジを持つ階調表現の豊かなHDR画像P3を取得することが可能となる。
HDR合成の方法としては、例えば階調値(画素値)について閾値が設定される。そして、各画素に対して長時間露光画像P1の階調値又は短時間露光画像P2の階調値を、閾値に基づいて適宜割り振り、合成画像として出力する。
もちろん画像合成の方法は限定されず、例えばゲイン処理等を含んだ画像合成方法等、任意の方法が採用されてよい。
本実施形態において、長時間露光画像P1は、第1の画像の一実施形態に相当する。また短時間露光画像P2は、第2の画像の一実施形態に相当する。
図3に示すように、倍速駆動設定が実行される(ステップ103)。
本実施形態では、図5に示すn、n+1、n+2の各フレームが繰り返されるフレームレートが、通常撮像処理のフレームレートの2倍のフレームレートとなるように、駆動周波数が設定される。
これにより、ノーマルモードにてノーマル画像が生成されるフレームレートと、HDRモードにてHDR画像が生成されるフレームレートとを等しくすることが可能となる。これにより、撮像装置100を使用するユーザに対するユーザビリティが向上する。
もちろんHDR画像P3が生成されるフレームレートが限定される訳ではない。
本実施形態では、図5に示すn、n+1、n+2の各フレームが繰り返されるフレームレートが、通常撮像処理のフレームレートの2倍のフレームレートとなるように、駆動周波数が設定される。
これにより、ノーマルモードにてノーマル画像が生成されるフレームレートと、HDRモードにてHDR画像が生成されるフレームレートとを等しくすることが可能となる。これにより、撮像装置100を使用するユーザに対するユーザビリティが向上する。
もちろんHDR画像P3が生成されるフレームレートが限定される訳ではない。
[長時間露光画像の撮像処理]
長時間露光画像P1の撮像処理が実行される(ステップ104)。
図7は、長時間露光画像P1の撮像処理の一例を示すフローチャートである。
露光量設定部34により、長時間露光画像P1を取得するための第1の露光量が設定される(ステップ301)。本実施形態では、ユーザからの設定値や環境光の光量等に基づいて目標となる第1の露光量が設定される。
露光期間設定部35により、長時間露光画像P1の撮像が実行される際の第1の露光期間T1が設定される。また透過率設定部36により、長時間露光画像P1の撮像が実行される際の第1の透過率が設定される(ステップ302)。
長時間露光画像P1の撮像処理が実行される(ステップ104)。
図7は、長時間露光画像P1の撮像処理の一例を示すフローチャートである。
露光量設定部34により、長時間露光画像P1を取得するための第1の露光量が設定される(ステップ301)。本実施形態では、ユーザからの設定値や環境光の光量等に基づいて目標となる第1の露光量が設定される。
露光期間設定部35により、長時間露光画像P1の撮像が実行される際の第1の露光期間T1が設定される。また透過率設定部36により、長時間露光画像P1の撮像が実行される際の第1の透過率が設定される(ステップ302)。
例えば、第1の露光量、第1の露光期間T1、及び第1の透過率は、以下の式に従って設定される。
Log(第1の露光量)=Log(第1の露光期間)+Log(第1の透過率)・・・(2)
例えば、目標となる第1の露光量が設定され、まず第1の露光期間T1が設定される。そして第1の露光量及び第1の露光期間T1に基づいて、式(2)に従って、第1の透過率が設定される。
本実施形態では、液晶NDフィルタ11により高い精度で第1の透過率を設定することが可能である。従って、第1の露光量及び第1の露光期間T1が設定された後に、第1の透過率を設定することは容易に実現可能である。
もちろんこのような設定方法に限定される訳ではない。
Log(第1の露光量)=Log(第1の露光期間)+Log(第1の透過率)・・・(2)
例えば、目標となる第1の露光量が設定され、まず第1の露光期間T1が設定される。そして第1の露光量及び第1の露光期間T1に基づいて、式(2)に従って、第1の透過率が設定される。
本実施形態では、液晶NDフィルタ11により高い精度で第1の透過率を設定することが可能である。従って、第1の露光量及び第1の露光期間T1が設定された後に、第1の透過率を設定することは容易に実現可能である。
もちろんこのような設定方法に限定される訳ではない。
ステップ302にて設定された第1の露光期間T1及び第1の透過率で、撮像素子12により撮像が実行され、長時間露光画像P1が取得される(ステップ303)。
撮像により取得された長時間露光画像P1は、データ保存部21のフレームメモリに保存される。
撮像により取得された長時間露光画像P1は、データ保存部21のフレームメモリに保存される。
図3に示すように、フリッカ検出部33により、撮像対象となる被写体光、すなわち液晶NDフィルタ11を透過した被写体光に、フリッカが発生しているか否かが判定される(ステップ105)。
例えば、被写体を照明する光源が蛍光灯であった場合に、被写体光にフリッカが発生する場合がある。蛍光灯は、電源周波数(50Hz、60Hz)の2倍の周波数(100Hz、120Hz)で明滅を繰り返している。この明滅が被写体光のフリッカの原因となる。
被写体光にフリッカが発生すると、撮像される画像にフリッカ現象が発生してしまい、画像の品質が低下してしまう場合があり得る。例えば、所定のフレームレートで撮影される動画像において、フレーム間フリッカが発生してしまう場合があり得る。
フリッカ現象が発生すると、表示される画像がちらついているように見えてしまい、ユーザに不快感を与えてしまう。
例えば、被写体を照明する光源が蛍光灯であった場合に、被写体光にフリッカが発生する場合がある。蛍光灯は、電源周波数(50Hz、60Hz)の2倍の周波数(100Hz、120Hz)で明滅を繰り返している。この明滅が被写体光のフリッカの原因となる。
被写体光にフリッカが発生すると、撮像される画像にフリッカ現象が発生してしまい、画像の品質が低下してしまう場合があり得る。例えば、所定のフレームレートで撮影される動画像において、フレーム間フリッカが発生してしまう場合があり得る。
フリッカ現象が発生すると、表示される画像がちらついているように見えてしまい、ユーザに不快感を与えてしまう。
[フリッカ検出処理]
図8は、フリッカ検出処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態では、図3に示す撮像のための処理とは別に、図8に示すフリッカ検出処理が定期的に実行されている。
フリッカ検出部33により、フリッカの有無とフリッカ周期とが検出される(ステップ401)。
本実施形態では、デジタル信号処理回路15により、A/D変換回路14から入力されたデジタル画像データが検波され、検波結果が制御部30に出力される。フリッカ検出部33は、この検波結果に基づいて、フリッカが発生しているかどうかを判定する。
例えば、フリッカ検出部33により、所定フレーム分(5フレーム程度)の画像データの検波結果が取得される。そして、これらの画像データ全体の輝度(階調)の変動具合に基づいて、フリッカの有無、及びフリッカ周期が検出される。
例えば、通常撮像処理において取得された画像を用いてフリッカの検出が実行されてもよい。又は短時間露光画像P2に基づいて、フリッカの検出が実行されてもよい。あるいは、フリッカ検出用の撮像が実行されてもよい。
フリッカの検出方法は限定されない。例えば、離散フーリエ変換を用いてフリッカの有無及びフリッカ周期を特定する方法等、任意の方法が採用されてよい。
図8は、フリッカ検出処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態では、図3に示す撮像のための処理とは別に、図8に示すフリッカ検出処理が定期的に実行されている。
フリッカ検出部33により、フリッカの有無とフリッカ周期とが検出される(ステップ401)。
本実施形態では、デジタル信号処理回路15により、A/D変換回路14から入力されたデジタル画像データが検波され、検波結果が制御部30に出力される。フリッカ検出部33は、この検波結果に基づいて、フリッカが発生しているかどうかを判定する。
例えば、フリッカ検出部33により、所定フレーム分(5フレーム程度)の画像データの検波結果が取得される。そして、これらの画像データ全体の輝度(階調)の変動具合に基づいて、フリッカの有無、及びフリッカ周期が検出される。
例えば、通常撮像処理において取得された画像を用いてフリッカの検出が実行されてもよい。又は短時間露光画像P2に基づいて、フリッカの検出が実行されてもよい。あるいは、フリッカ検出用の撮像が実行されてもよい。
フリッカの検出方法は限定されない。例えば、離散フーリエ変換を用いてフリッカの有無及びフリッカ周期を特定する方法等、任意の方法が採用されてよい。
フリッカ検出部33により、ステップ401の結果に基づいて、フリッカの有無が判定される(ステップ402)。
被写体光にフリッカが発生している場合(ステップ402のYES)、被写体の状態がフリッカ状態に設定される(ステップ403)。
被写体光にフリッカが発生していない場合(ステップ402のNO)、被写体の状態が通常状態に設定される(ステップ404)。
被写体光にフリッカが発生している場合(ステップ402のYES)、被写体の状態がフリッカ状態に設定される(ステップ403)。
被写体光にフリッカが発生していない場合(ステップ402のNO)、被写体の状態が通常状態に設定される(ステップ404)。
図3に示すステップ105では、被写体の状態がどちらの状態に設定されているかが判定される。
被写体の状態が通常状態である場合には、被写体光にフリッカは発生していないと判定される。被写体の状態がフリッカ状態である場合には、被写体光にフリッカが発生していると判定される(ステップ105)。
被写体光にフリッカが発生していない場合は(ステップ105のNo)、フリッカがない場合の短時間露光画像P2の撮像処理が実行される(ステップ106)。
被写体光にフリッカが発生している場合は(ステップ105のYes)、フリッカがある場合の短時間露光画像P2の撮像処理が実行される(ステップ107)。
被写体の状態が通常状態である場合には、被写体光にフリッカは発生していないと判定される。被写体の状態がフリッカ状態である場合には、被写体光にフリッカが発生していると判定される(ステップ105)。
被写体光にフリッカが発生していない場合は(ステップ105のNo)、フリッカがない場合の短時間露光画像P2の撮像処理が実行される(ステップ106)。
被写体光にフリッカが発生している場合は(ステップ105のYes)、フリッカがある場合の短時間露光画像P2の撮像処理が実行される(ステップ107)。
[短時間露光画像の撮像処理(フリッカなし)]
図9は、フリッカが発生していない場合の、短時間露光画像P2の撮像処理の一例を示すフローチャートである。
露光量設定部34により、短時間露光画像P2を取得するための第2の露光量が設定される(ステップ501)。本実施形態では、ユーザからの設定値や環境光の光量等に基づいて目標となる第2の露光量が設定される。
露光期間設定部35により、短時間露光画像P2の撮像が実行される際の第2の露光期間T2が設定される。また透過率設定部36により、短時間露光画像P2の撮像が実行される際の第2の透過率が設定される(ステップ502)。
図9は、フリッカが発生していない場合の、短時間露光画像P2の撮像処理の一例を示すフローチャートである。
露光量設定部34により、短時間露光画像P2を取得するための第2の露光量が設定される(ステップ501)。本実施形態では、ユーザからの設定値や環境光の光量等に基づいて目標となる第2の露光量が設定される。
露光期間設定部35により、短時間露光画像P2の撮像が実行される際の第2の露光期間T2が設定される。また透過率設定部36により、短時間露光画像P2の撮像が実行される際の第2の透過率が設定される(ステップ502)。
例えば、第2の露光量、第2の露光期間T2、及び第2の透過率は、以下の式に従って設定される。
Log(第2の露光量)=Log(第2の露光期間)+Log(第2の透過率)・・・(3)
例えば、目標となる第2の露光量が設定され、まず第2の露光期間T2が設定される。そして第2の露光量及び第2の露光期間T2に基づいて、式(3)に従って、第2の透過率が設定される。
本実施形態では、液晶NDフィルタ11により高い精度で第2の透過率を設定することが可能である。従って、第2の露光量及び第2の露光期間T2が設定された後に、第2の透過率を設定することも容易に実現可能である。
もちろんこのような設定方法に限定される訳ではない。
Log(第2の露光量)=Log(第2の露光期間)+Log(第2の透過率)・・・(3)
例えば、目標となる第2の露光量が設定され、まず第2の露光期間T2が設定される。そして第2の露光量及び第2の露光期間T2に基づいて、式(3)に従って、第2の透過率が設定される。
本実施形態では、液晶NDフィルタ11により高い精度で第2の透過率を設定することが可能である。従って、第2の露光量及び第2の露光期間T2が設定された後に、第2の透過率を設定することも容易に実現可能である。
もちろんこのような設定方法に限定される訳ではない。
ステップ502にて設定された第2の露光期間T2及び第2の透過率で、撮像素子12により撮像が実行され、短時間露光画像P2が取得される(ステップ503)。
撮像により取得された短時間露光画像P2は、データ保存部21のフレームメモリに保存される。
撮像により取得された短時間露光画像P2は、データ保存部21のフレームメモリに保存される。
[短時間露光フレーム撮像処理(フリッカあり)]
図10は、フリッカが発生している場合の、短時間露光画像P2の撮像処理の一例を示すフローチャートである。
図11は、フリッカ現象が低減される原理を説明するための模式図である。
図11には、横軸に時間を、縦軸にフリッカ光源の光量を取ったグラフを示している。
図11に示す例では、被写体がフリッカ周波数50Hzで明滅を行っている。従って、フリッカ周期は、1/50s=0.02sとなっている。
図10は、フリッカが発生している場合の、短時間露光画像P2の撮像処理の一例を示すフローチャートである。
図11は、フリッカ現象が低減される原理を説明するための模式図である。
図11には、横軸に時間を、縦軸にフリッカ光源の光量を取ったグラフを示している。
図11に示す例では、被写体がフリッカ周波数50Hzで明滅を行っている。従って、フリッカ周期は、1/50s=0.02sとなっている。
露光量設定部34により、短時間露光画像P2を取得するための第2の露光量が設定される(ステップ601)。本実施形態では、ユーザからの設定値や環境光の光量等に基づいて目標となる第2の露光量が設定される。
露光期間設定部35により、短時間露光画像P2の撮像が実行される際の第2の露光期間T2が設定される(ステップ602)。
本実施形態では、第2の露光期間T2は、フリッカ周期の1/2の整数倍(逓倍)に設定される。図11に示す例では、第2の露光期間T2=1/100s=0.01s=1/2フリッカ周期となっている。
このように第2の露光期間T2が設定されることにより、第2の露光期間T2が開始する時刻によらず、グラフと横軸がなす部分の面積が一定となる。
例えば図11中では、第2の露光期間T2が2つの矢印で示されている。左側の矢印に示された第2の露光期間T2での、グラフと横軸がなす部分の面積は、右側の矢印に示された第2の露光期間T2での、グラフと横軸がなす部分の面積と一致している。
従って、短時間露光画像P2の撮像を開始する時刻によらず、第2の露光期間T2の間に液晶NDフィルタ11に入射する被写体光の光量を、一定にすることが可能となる。
これにより、被写体光のフリッカにより、短時間露光画像P2にフリッカ現象が発生してしまうことを十分に低減させることが可能となる。すなわち異なるフレームにて撮影された短時間露光画像P2の露光量が、被写体光のフリッカにより、ばらついてしまうことを十分に低減することが可能である。
もちろん、液晶NDフィルタ11の透過率を制御して、各短時間露光画像P2の露光量を変化させるといった処理は可能である。このような処理も、被写体光のフリッカを十分に低減させることで、精度よく実行することが可能である。
もちろん第2の露光期間T2は1/2フリッカ周期に限定されず、フリッカ周期の1/2の整数倍となる任意の値が設定されてよい。
本実施形態では、第2の露光期間T2は、フリッカ周期の1/2の整数倍(逓倍)に設定される。図11に示す例では、第2の露光期間T2=1/100s=0.01s=1/2フリッカ周期となっている。
このように第2の露光期間T2が設定されることにより、第2の露光期間T2が開始する時刻によらず、グラフと横軸がなす部分の面積が一定となる。
例えば図11中では、第2の露光期間T2が2つの矢印で示されている。左側の矢印に示された第2の露光期間T2での、グラフと横軸がなす部分の面積は、右側の矢印に示された第2の露光期間T2での、グラフと横軸がなす部分の面積と一致している。
従って、短時間露光画像P2の撮像を開始する時刻によらず、第2の露光期間T2の間に液晶NDフィルタ11に入射する被写体光の光量を、一定にすることが可能となる。
これにより、被写体光のフリッカにより、短時間露光画像P2にフリッカ現象が発生してしまうことを十分に低減させることが可能となる。すなわち異なるフレームにて撮影された短時間露光画像P2の露光量が、被写体光のフリッカにより、ばらついてしまうことを十分に低減することが可能である。
もちろん、液晶NDフィルタ11の透過率を制御して、各短時間露光画像P2の露光量を変化させるといった処理は可能である。このような処理も、被写体光のフリッカを十分に低減させることで、精度よく実行することが可能である。
もちろん第2の露光期間T2は1/2フリッカ周期に限定されず、フリッカ周期の1/2の整数倍となる任意の値が設定されてよい。
なお図11には、長時間露光画像P1が撮像される際の第1の露光期間T1も図示されている。第1の露光期間T1は、第2の露光期間T2よりも長い時間となる。
比較的長い第1の露光期間T1では、被写体光のフリッカの影響は小さく十分に許容範囲となる場合が多い。従って、例えば第1の露光期間T1として最大露光期間を設定することで、黒つぶれがない高精度の長時間露光画像P1を撮像することが可能となる。
一方で、フリッカの影響を十分に抑えるために、第1の露光期間T1がフリッカ周期の1/2の整数倍となるように設定されてもよい。
さらにいえば、図4に示す通常撮像処理が実行される際にも、露光期間が、フリッカ周期の1/2の整数倍となるように設定されてもよい。これにより、通常撮像処理におけるフレーム間フリッカを十分に抑制することが可能となる。
比較的長い第1の露光期間T1では、被写体光のフリッカの影響は小さく十分に許容範囲となる場合が多い。従って、例えば第1の露光期間T1として最大露光期間を設定することで、黒つぶれがない高精度の長時間露光画像P1を撮像することが可能となる。
一方で、フリッカの影響を十分に抑えるために、第1の露光期間T1がフリッカ周期の1/2の整数倍となるように設定されてもよい。
さらにいえば、図4に示す通常撮像処理が実行される際にも、露光期間が、フリッカ周期の1/2の整数倍となるように設定されてもよい。これにより、通常撮像処理におけるフレーム間フリッカを十分に抑制することが可能となる。
ステップ602で設定された第2の露光期間T2に基づいて、露光量設定部34により、露光量が再設定される(ステップ603)。
例えば、露光量の再設定は、以下の式に従って設定される。
Log(第2の露光量)−Log(第2の露光期間)=Log(露光量_再設定)・・・(4)
透過率設定部36は、再設定された露光量、及び設定された第2の露光期間T2に基づいて、以下の式に従って第2の透過率を設定する(ステップ604)。
Log(露光量_再設定)=Log(第2の透過率)・・・・(5)
従って、本実施形態では、まず目標となる第2の露光量が設定される。そして、フリッカ周期の1/2の整数倍となるように、第2の露光期間T2が設定される。そして、目標となる第2の露光量、及び第2の露光期間T2に基づいて、最後に第2の透過率が設定される。
液晶NDフィルタ11を用いることで、このような第2の透過率の設定を高精度に実行することが可能となる。
第2の露光量、第2の露光期間T2、及び第2の透過率の設定として、他の方法が採用されてよい。
例えば、露光量の再設定は、以下の式に従って設定される。
Log(第2の露光量)−Log(第2の露光期間)=Log(露光量_再設定)・・・(4)
透過率設定部36は、再設定された露光量、及び設定された第2の露光期間T2に基づいて、以下の式に従って第2の透過率を設定する(ステップ604)。
Log(露光量_再設定)=Log(第2の透過率)・・・・(5)
従って、本実施形態では、まず目標となる第2の露光量が設定される。そして、フリッカ周期の1/2の整数倍となるように、第2の露光期間T2が設定される。そして、目標となる第2の露光量、及び第2の露光期間T2に基づいて、最後に第2の透過率が設定される。
液晶NDフィルタ11を用いることで、このような第2の透過率の設定を高精度に実行することが可能となる。
第2の露光量、第2の露光期間T2、及び第2の透過率の設定として、他の方法が採用されてよい。
ステップ602及び604にて設定された第2の露光期間T2及び第2の透過率で、撮像素子12により撮像が実行され、短時間露光画像P2が取得される(ステップ605)。
撮像により取得された短時間露光画像P2は、データ保存部21のフレームメモリに保存される。
撮像により取得された短時間露光画像P2は、データ保存部21のフレームメモリに保存される。
図3に戻り、画像合成処理部32により、フレームメモリに保存された長時間露光画像P1と短時間露光画像P2とが合成されることで、HDR画像P3が生成される(ステップ108)。
なお、短時間露光画像P2はフレームメモリに保存されなくてもよい。すなわちフレームメモリに保存された長時間露光画像P1と、ステップ503や605で生成された短時間露光画像P2とが合成されて、HDR画像P3が生成されてもよい(ステップ108)。
本実施形態では、被写体光にフリッカが発生している場合にも、フリッカ現象が低減されたHDR画像を、高い精度で生成することが可能となる。
表示処理部22は、生成されたHDR画像P3の表示処理を実行する。
なお、短時間露光画像P2はフレームメモリに保存されなくてもよい。すなわちフレームメモリに保存された長時間露光画像P1と、ステップ503や605で生成された短時間露光画像P2とが合成されて、HDR画像P3が生成されてもよい(ステップ108)。
本実施形態では、被写体光にフリッカが発生している場合にも、フリッカ現象が低減されたHDR画像を、高い精度で生成することが可能となる。
表示処理部22は、生成されたHDR画像P3の表示処理を実行する。
以上、本実施形態に係る撮像装置100では、第1の露光期間T1と、第1の露光期間T1よりも短い第2の露光期間T2が、撮像の対象となる被写体光のフリッカ周期に基づいて設定される。また第1の露光期間T1及び第2の露光期間T2の各々に対応する透過率として、第1の透過率及び第2の透過率とが設定される。これにより、長時間露光画像P1と短時間露光画像P2とを合成することで、フリッカ現象を低減しつつ、より広いダイナミックレンジを持つHDR画像P3を取得することが可能となる。
近年、撮像装置において、蛍光灯及びLED(Light Emitting Diode)などの光源によるフリッカを抑制する技術が提案されている。
一方で、光源のフリッカを抑制しつつ、より広いダイナミックレンジを持つHDR画像を生成することは難しかった。
一方で、光源のフリッカを抑制しつつ、より広いダイナミックレンジを持つHDR画像を生成することは難しかった。
本実施形態では、短時間露光画像P2の露光期間T2がフリッカ周期に基づいて設定すされる。これにより短時間露光画像P2のフリッカ現象が低減される。
また目標となる第2の露光量を実現するために、液晶NDフィルタ11の透過率が調整される。これにより、高品質なHDR画像P3を生成することが可能となる。
例えば、目標となる第2の露光量を実現するために絞りの開度を調整することも考えられる。しかしながら絞りの開度を調整する方法では、長時間露光画像P1と短時間露光画像P2との間で絞りボケが発生してしまったり、被写体深度ずれが発生してしまう可能性が高い。この結果、合成により取得されるHDR画像P3の画質が劣化してしまう。
本実施形態では、液晶NDフィルタ11の透過率が調整することで、高品質な短時間露光画像P2が取得可能であり、合成により取得されるHDR画像P3の画質の向上を実現することが可能となる。
すなわち本実施形態では、液晶NDフィルタ11の透過率が調整することで、短時間露光画像P2の露光期間T2をフリッカ周期に設定するシンプルな方法により、フリッカ現象が低減された高品質なHDR画像P3を生成することが可能となる。
また目標となる第2の露光量を実現するために、液晶NDフィルタ11の透過率が調整される。これにより、高品質なHDR画像P3を生成することが可能となる。
例えば、目標となる第2の露光量を実現するために絞りの開度を調整することも考えられる。しかしながら絞りの開度を調整する方法では、長時間露光画像P1と短時間露光画像P2との間で絞りボケが発生してしまったり、被写体深度ずれが発生してしまう可能性が高い。この結果、合成により取得されるHDR画像P3の画質が劣化してしまう。
本実施形態では、液晶NDフィルタ11の透過率が調整することで、高品質な短時間露光画像P2が取得可能であり、合成により取得されるHDR画像P3の画質の向上を実現することが可能となる。
すなわち本実施形態では、液晶NDフィルタ11の透過率が調整することで、短時間露光画像P2の露光期間T2をフリッカ周期に設定するシンプルな方法により、フリッカ現象が低減された高品質なHDR画像P3を生成することが可能となる。
<その他の実施形態>
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
透過率の設定について、例えば、長時間露光画像P1の撮像時には、より明るい側の情報を得るために、透過率(第1の透過率)を高く設定する(濃度を薄く設定する)。そして、短時間露光画像P2の撮影時には、透過率(第2の透過率)を下げる(濃度を濃くする)。例えば第1の透過率を100%(100%に近い値)に設定し、第2の透過率を低い値に設定する。このように第1の透過率を、第2の透過率よりも大きい値に設定することで、さらに高品質なHDR画像3を生成することが可能となる。
なお、第1の透過率を100%(100%に近い値)に設定することは、液晶NDフィルタ11を使用しない場合と同等となる。従って、例えば第1の透過率を100%(100%に近い値)に設定し、第2の透過率を低い値に設定する制御は、長時間露光画像P1の撮像時には液晶NDフィルタ11を使用せず、短時間露光画像P2の撮影時にのみ液晶NDフィルタ11を使用する制御ともいえる。
なお、第1の透過率を100%(100%に近い値)に設定することは、液晶NDフィルタ11を使用しない場合と同等となる。従って、例えば第1の透過率を100%(100%に近い値)に設定し、第2の透過率を低い値に設定する制御は、長時間露光画像P1の撮像時には液晶NDフィルタ11を使用せず、短時間露光画像P2の撮影時にのみ液晶NDフィルタ11を使用する制御ともいえる。
もちろん、第1の透過率を第2の透過率と同じ値に設定することも可能である。これにより、頻繁に液晶NDフィルタ11を制御する必要がなくなるので、制御的/装置的に負荷を低減することが可能となる。この結果、負荷を低減しつつHDR画像を生成することが可能となる。
液晶NDフィルタ11の透過率は、温度環境の影響を受けることがある。例えば、液晶NDフィルタ11が高温になることで、透過率設定部36により設定された透過率と撮像を実行する際の透過率に、差異が生じることがある。
この差異を抑制するために、例えばフィードバック制御が実行されてもよい。具体的には、制御部30は、撮像が実行された際の透過率と設定した透過率を比較して、その差異が抑制されるように液晶NDフィルタ11への印加電圧を設定し、液晶NDドライバ17に指示を出してもよい。また、アナログ信号処理回路13は、差異に基づいてゲイン処理等を実行してもよい。
この差異を抑制するために、例えばフィードバック制御が実行されてもよい。具体的には、制御部30は、撮像が実行された際の透過率と設定した透過率を比較して、その差異が抑制されるように液晶NDフィルタ11への印加電圧を設定し、液晶NDドライバ17に指示を出してもよい。また、アナログ信号処理回路13は、差異に基づいてゲイン処理等を実行してもよい。
各図面を参照して説明した撮像装置等の各構成、各処理フロー等はあくまで一実施形態であり、本技術の趣旨を逸脱しない範囲で、任意に変形可能である。すなわち本技術を実施するための他の任意の構成やアルゴリズム等が採用されてよい。
本開示において、「略」という文言が使用される場合、これはあくまで説明の理解を容易とするための使用であり、「略」という文言の使用/不使用に特別な意味があるわけではない。
すなわち、本開示において、「中心」「中央」「均一」「等しい」「一致」「同じ」「直交」「平行」「対称」「延在」「軸方向」「円柱形状」「円筒形状」「リング形状」「円環形状」等の、形状、サイズ、位置関係、状態等を規定する概念は、「実質的に中心」「実質的に中央」「実質的に均一」「実質的に等しい」「実質的に一致」「実質的に同じ」「実質的に直交」「実質的に平行」「実質的に対称」「実質的に延在」「実質的に軸方向」「実質的に円柱形状」「実質的に円筒形状」「実質的にリング形状」「実質的に円環形状」等を含む概念とする。
例えば「完全に中心」「完全に中央」「完全に均一」「完全に等しい」「完全に一致」「完全に同じ」「完全に直交」「完全に平行」「完全に対称」「完全に延在」「完全に軸方向」「完全に円柱形状」「完全に円筒形状」「完全にリング形状」「完全に円環形状」等を基準とした所定の範囲(例えば±10%の範囲)に含まれる状態も含まれる。
従って、「略」の文言が付加されていない場合でも、いわゆる「略」を付加して表現される概念が含まれ得る。反対に、「略」を付加して表現された状態について、完全な状態が排除される訳ではない。
すなわち、本開示において、「中心」「中央」「均一」「等しい」「一致」「同じ」「直交」「平行」「対称」「延在」「軸方向」「円柱形状」「円筒形状」「リング形状」「円環形状」等の、形状、サイズ、位置関係、状態等を規定する概念は、「実質的に中心」「実質的に中央」「実質的に均一」「実質的に等しい」「実質的に一致」「実質的に同じ」「実質的に直交」「実質的に平行」「実質的に対称」「実質的に延在」「実質的に軸方向」「実質的に円柱形状」「実質的に円筒形状」「実質的にリング形状」「実質的に円環形状」等を含む概念とする。
例えば「完全に中心」「完全に中央」「完全に均一」「完全に等しい」「完全に一致」「完全に同じ」「完全に直交」「完全に平行」「完全に対称」「完全に延在」「完全に軸方向」「完全に円柱形状」「完全に円筒形状」「完全にリング形状」「完全に円環形状」等を基準とした所定の範囲(例えば±10%の範囲)に含まれる状態も含まれる。
従って、「略」の文言が付加されていない場合でも、いわゆる「略」を付加して表現される概念が含まれ得る。反対に、「略」を付加して表現された状態について、完全な状態が排除される訳ではない。
本開示において、「Aより大きい」「Aより小さい」といった「より」を使った表現は、Aと同等である場合を含む概念と、Aと同等である場合を含なまい概念の両方を包括的に含む表現である。例えば「Aより大きい」は、Aと同等は含まない場合に限定されず、「A以上」も含む。また「Aより小さい」は、「A未満」に限定されず、「A以下」も含む。
本技術を実施する際には、上記で説明した効果が発揮されるように、「Aより大きい」及び「Aより小さい」に含まれる概念から、具体的な設定等を適宜採用すればよい。
本技術を実施する際には、上記で説明した効果が発揮されるように、「Aより大きい」及び「Aより小さい」に含まれる概念から、具体的な設定等を適宜採用すればよい。
以上説明した本技術に係る特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。すなわち各実施形態で説明した種々の特徴部分は、各実施形態の区別なく、任意に組み合わされてもよい。また上記で記載した種々の効果は、あくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果が発揮されてもよい。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)
光の透過率を調整可能な透過率調整部と、
前記透過率調整部を透過した光を露光することで撮像を実行する撮像素子と、
前記透過率調整部を透過した光のフリッカ周期に基づいて、第1の露光期間と前記第1の露光期間よりも短い第2の露光期間とを設定する露光期間設定部と、
前記第1の露光期間での撮像が実行される際の第1の透過率、及び前記第2の露光期間での撮像が実行される際の第2の透過率を設定する透過率設定部と、
前記第1の露光期間及び前記第1の透過率での撮像により取得される第1の画像と、前記第2の露光期間及び前記第2の透過率での撮像により取得される第2の画像とを合成する合成部と
を具備する撮像装置。
(2)(1)に記載の撮像装置であって、
前記露光期間設定部は、前記第2の露光期間を前記フリッカ周期に基づいて設定する
撮像装置。
(3)(1)又は(2)に記載の撮像装置であって、
前記合成部は、前記第1の画像と前記第2の画像とを合成することで、HDR(High Dynamic Range)画像を生成する
撮像装置。
(4)(1)から(3)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、
前記露光期間設定部は、前記第2の露光期間を前記フリッカ周期の1/2の整数倍に設定する
撮像装置。
(5)(1)から(4)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、
前記露光期間設定部は、前記第1の露光期間を前記フリッカ周期の1/2の整数倍に設定する
撮像装置。
(6)(1)から(5)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、
前記透過率設定部は、前記第1の透過率を前記第2の透過率よりも大きい値に設定する
撮像装置。
(7)(6)に記載の撮像装置であって、
前記透過率設定部は、前記第1の透過率を100%に設定する
撮像装置。
(8)(1)から(5)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、
前記透過率設定部は、前記第1の透過率を前記第2の透過率と同じ値に設定する
撮像装置。
(9)(1)から(8)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、さらに、
前記第1の画像を取得するための第1の露光量の設定、及び前記第2の画像を取得するための第2の露光量の設定を実行する露光量設定部を具備し、
前記透過率設定部は、設定された前記第2の露光量、及び設定された前記第2の露光期間に基づいて、前記第2の透過率を設定する
撮像装置。
(10)(9)に記載の撮像装置であって、
前記透過率設定部は、設定された前記第1の露光量、及び設定された前記第1の露光期間に基づいて、前記第1の透過率を設定する
撮像装置。
(11)(1)から(10)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、
前記透過率調整部は、印加される電圧に応じて前記透過率を調整可能である
撮像装置。
(12)(11)に記載の撮像装置であって、
前記透過率調整部は、液晶ND(Neutral Density)フィルタである
撮像装置。
(13)(1)から(12)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、さらに、
前記透過率調整部を透過した光のフリッカ周期を検出する検出部を具備する
撮像装置。
(14)
光の透過率を調整可能な透過率調整部を透過した光のフリッカ周期に基づいて、第1の露光期間と、前記第1の露光期間よりも短い第2の露光期間とを設定し、
前記透過率調整部を透過した光を露光することで撮像を実行する撮像素子により前記第1の露光期間での撮像が実行される際の第1の透過率を設定し、
前記撮像素子により前記第2の露光期間での撮像が実行される際の第2の透過率を設定し、
前記第1の露光期間及び前記第1の透過率での撮像により取得される第1の画像と、前記第2の露光期間及び前記第2の透過率での撮像により取得される第2の画像とを合成する
ことを撮像装置が実行する撮像方法。
(1)
光の透過率を調整可能な透過率調整部と、
前記透過率調整部を透過した光を露光することで撮像を実行する撮像素子と、
前記透過率調整部を透過した光のフリッカ周期に基づいて、第1の露光期間と前記第1の露光期間よりも短い第2の露光期間とを設定する露光期間設定部と、
前記第1の露光期間での撮像が実行される際の第1の透過率、及び前記第2の露光期間での撮像が実行される際の第2の透過率を設定する透過率設定部と、
前記第1の露光期間及び前記第1の透過率での撮像により取得される第1の画像と、前記第2の露光期間及び前記第2の透過率での撮像により取得される第2の画像とを合成する合成部と
を具備する撮像装置。
(2)(1)に記載の撮像装置であって、
前記露光期間設定部は、前記第2の露光期間を前記フリッカ周期に基づいて設定する
撮像装置。
(3)(1)又は(2)に記載の撮像装置であって、
前記合成部は、前記第1の画像と前記第2の画像とを合成することで、HDR(High Dynamic Range)画像を生成する
撮像装置。
(4)(1)から(3)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、
前記露光期間設定部は、前記第2の露光期間を前記フリッカ周期の1/2の整数倍に設定する
撮像装置。
(5)(1)から(4)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、
前記露光期間設定部は、前記第1の露光期間を前記フリッカ周期の1/2の整数倍に設定する
撮像装置。
(6)(1)から(5)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、
前記透過率設定部は、前記第1の透過率を前記第2の透過率よりも大きい値に設定する
撮像装置。
(7)(6)に記載の撮像装置であって、
前記透過率設定部は、前記第1の透過率を100%に設定する
撮像装置。
(8)(1)から(5)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、
前記透過率設定部は、前記第1の透過率を前記第2の透過率と同じ値に設定する
撮像装置。
(9)(1)から(8)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、さらに、
前記第1の画像を取得するための第1の露光量の設定、及び前記第2の画像を取得するための第2の露光量の設定を実行する露光量設定部を具備し、
前記透過率設定部は、設定された前記第2の露光量、及び設定された前記第2の露光期間に基づいて、前記第2の透過率を設定する
撮像装置。
(10)(9)に記載の撮像装置であって、
前記透過率設定部は、設定された前記第1の露光量、及び設定された前記第1の露光期間に基づいて、前記第1の透過率を設定する
撮像装置。
(11)(1)から(10)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、
前記透過率調整部は、印加される電圧に応じて前記透過率を調整可能である
撮像装置。
(12)(11)に記載の撮像装置であって、
前記透過率調整部は、液晶ND(Neutral Density)フィルタである
撮像装置。
(13)(1)から(12)のうちいずれか1つに記載の撮像装置であって、さらに、
前記透過率調整部を透過した光のフリッカ周期を検出する検出部を具備する
撮像装置。
(14)
光の透過率を調整可能な透過率調整部を透過した光のフリッカ周期に基づいて、第1の露光期間と、前記第1の露光期間よりも短い第2の露光期間とを設定し、
前記透過率調整部を透過した光を露光することで撮像を実行する撮像素子により前記第1の露光期間での撮像が実行される際の第1の透過率を設定し、
前記撮像素子により前記第2の露光期間での撮像が実行される際の第2の透過率を設定し、
前記第1の露光期間及び前記第1の透過率での撮像により取得される第1の画像と、前記第2の露光期間及び前記第2の透過率での撮像により取得される第2の画像とを合成する
ことを撮像装置が実行する撮像方法。
P1…長時間露光画像
P2…短時間露光画像
P3…HDR画像
T1…第1の露光期間
T2…第2の露光期間
11…液晶NDフィルタ
12…撮像素子
32…画像合成処理部
33…フリッカ検出部
34…露光量設定部
35…露光期間設定部
36…透過率設定部
100…撮像装置
P2…短時間露光画像
P3…HDR画像
T1…第1の露光期間
T2…第2の露光期間
11…液晶NDフィルタ
12…撮像素子
32…画像合成処理部
33…フリッカ検出部
34…露光量設定部
35…露光期間設定部
36…透過率設定部
100…撮像装置
Claims (14)
- 光の透過率を調整可能な透過率調整部と、
前記透過率調整部を透過した光を露光することで撮像を実行する撮像素子と、
前記透過率調整部を透過した光のフリッカ周期に基づいて、第1の露光期間と前記第1の露光期間よりも短い第2の露光期間とを設定する露光期間設定部と、
前記第1の露光期間での撮像が実行される際の第1の透過率、及び前記第2の露光期間での撮像が実行される際の第2の透過率を設定する透過率設定部と、
前記第1の露光期間及び前記第1の透過率での撮像により取得される第1の画像と、前記第2の露光期間及び前記第2の透過率での撮像により取得される第2の画像とを合成する合成部と
を具備する撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記露光期間設定部は、前記第2の露光期間を前記フリッカ周期に基づいて設定する
撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記合成部は、前記第1の画像と前記第2の画像とを合成することで、HDR(High Dynamic Range)画像を生成する
撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記露光期間設定部は、前記第2の露光期間を前記フリッカ周期の1/2の整数倍に設定する
撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記露光期間設定部は、前記第1の露光期間を前記フリッカ周期の1/2の整数倍に設定する
撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記透過率設定部は、前記第1の透過率を前記第2の透過率よりも大きい値に設定する
撮像装置。 - 請求項6に記載の撮像装置であって、
前記透過率設定部は、前記第1の透過率を100%に設定する
撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記透過率設定部は、前記第1の透過率を前記第2の透過率と同じ値に設定する
撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、さらに、
前記第1の画像を取得するための第1の露光量の設定、及び前記第2の画像を取得するための第2の露光量の設定を実行する露光量設定部を具備し、
前記透過率設定部は、設定された前記第2の露光量、及び設定された前記第2の露光期間に基づいて、前記第2の透過率を設定する
撮像装置。 - 請求項9に記載の撮像装置であって、
前記透過率設定部は、設定された前記第1の露光量、及び設定された前記第1の露光期間に基づいて、前記第1の透過率を設定する
撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記透過率調整部は、印加される電圧に応じて前記透過率を調整可能である
撮像装置。 - 請求項11に記載の撮像装置であって、
前記透過率調整部は、液晶ND(Neutral Density)フィルタである
撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、さらに、
前記透過率調整部を透過した光のフリッカ周期を検出する検出部を具備する
撮像装置。 - 光の透過率を調整可能な透過率調整部を透過した光のフリッカ周期に基づいて、第1の露光期間と、前記第1の露光期間よりも短い第2の露光期間とを設定し、
前記透過率調整部を透過した光を露光することで撮像を実行する撮像素子により前記第1の露光期間での撮像が実行される際の第1の透過率を設定し、
前記撮像素子により前記第2の露光期間での撮像が実行される際の第2の透過率を設定し、
前記第1の露光期間及び前記第1の透過率での撮像により取得される第1の画像と、前記第2の露光期間及び前記第2の透過率での撮像により取得される第2の画像とを合成する
ことを撮像装置が実行する撮像方法。
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