JP2017126920A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の信号処理では、RGB信号のうちのいずれかが飽和することによる色曲がりが発生するという課題があった。
【解決手段】信号処理時のダイナミックレンジを最終出力におけるダイナミックレンジよりも大きく確保して撮像し、最終出力のダイナミックレンジで表現できる範囲に色信号をマッピングした後に、最終出力のダイナミックレンジに換算する処理を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置に関する。
撮像装置は被写体等を撮像素子により撮像した撮像信号から得られるRGB信号に対し、ゲイン、ホワイトバランス補正、色調補正などの信号処理を行って出力する。その際、撮像素子の出力、もしくは信号処理途中においてRGB信号のうちのいずれかが飽和してしまうと、色相が本来の状態からずれてしまう「色曲がり」と呼ばれる現象が発生する。例えば、R>G>Bの関係にあるオレンジ色の被写体を撮像している場合、露光量を多くしていくとRが最初に飽和する。R信号がちょうど飽和した状態からさらに露光量を多くしていくとRは飽和したままG信号とB信号が増加するため、色相は本来の状態よりも黄色側にずれていく。
このように色曲がりの現象が発生すると、撮像装置により得られる画像が実際の見た目とは異なってしまい、得られる画像として望ましくないことがある。特に、近年注目されているハイダイナミックレンジ技術においては、高輝度部を二―などによって圧縮せずに、輝度に対してリニアなまま表示することから、飽和の前後で信号の傾きが急激に変わってしまい、色曲がりがより顕著に発生する。
上記のような課題を解決するために、飽和した画素の画素値を周囲の画素から補間することで色曲がりの発生そのものを抑制する方法が提案されている(特許文献1)。
特開2004−5694号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では飽和した画素を周囲の画素から推定するため、処理が複雑であるという課題がある。また、飽和している領域が広いと飽和を含まない画素に隣接している画素から順に推定を繰り返し行う必要があるため、推定精度が低いという課題がある。 また、色曲がりを目立たなくするためのアプローチとして、高輝度部などに限定して彩度を抑制する「色消し」と呼ばれる処理がよく知られている。しかし、輝度に対してリニアに表示する場合に発生する顕著な色曲がりに対しては彩度を大きく落とす必要があり、色の階調性が低下してしまう弊害もある。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、色曲がりを抑制した画像を得られる撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
最終出力となる第一のダイナミックレンジよりも広い第二のダイナミックレンジで撮像するダイナミックレンジ拡張撮像手段と、
前記ダイナミックレンジ拡張撮像手段により得られた信号を第一の輝度信号と第一の色信号に分離する信号分離手段と、
前記第一の色信号を前記第一のダイナミックレンジで表せる色信号領域にマッピングする色信号マッピング手段と、
前記色信号マッピング手段により得られた第二の色信号と第一の輝度信号を合成した合成信号を第一のダイナミックレンジに換算した信号に変換するダイナミックレンジ換算手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置によれば、飽和による色曲がりの発生を抑制し、特に高輝度部における色再現性を向上することが出来る。
本発明の実施形態におけるデジタルビデオカメラ100の外観図である。 本発明の実施形態におけるデジタルビデオカメラ100の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における色曲がり抑制処理の信号処理パラメータ決定のフローチャートである。 本発明の実施形態におけるガンマ補正カーブを示す図である。 本発明の実施形態における画像処理部24の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における各枠で評価値からダイナミックレンジ制御を判断するフローチャートである。 本発明の実施形態における各枠でのダイナミックレンジ制御の判断から画像全体でのダイナミックレンジ拡大縮小の制御を行うフローチャートである。 本発明の実施形態における各枠でのダイナミックレンジ制御の判断を行うための表である。 本発明の実施形態における色マッピング部で彩度抑圧される入力例を示す図である。 本発明の実施形態における色マッピング部で無彩色にマッピングされる入力例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の撮像装置の第1の実施形態であるデジタルビデオカメラ100を示す外観図である。
図1において、表示部28は画像や各種情報を表示する表示部である。録画スイッチ61は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。コネクタ112は接続ケーブルとデジタルビデオカメラ100とのコネクタである。操作部70はユーザーからの各種操作を受け付ける各種ボタン、十字キー等の操作部材より成る操作部である。
72は電源スイッチであり、電源オン、電源オフを切り替える。記録媒体200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルビデオカメラ100との通信が可能となる。
図2は本実施形態のデジタルビデオカメラ100の内部構成を示すブロック図である。
図2において、撮影レンズ103はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群であり、被写体像を結像させる。絞り101は光量調整に使用する絞りである。ND104は減光用に使用するNDである。撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。また、撮像部22には電子シャッターによる蓄積の制御や、アナログゲイン、読み出し速度の変更などの機能も備える。
A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。バリア102は、デジタルビデオカメラ100の、撮影レンズ103を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ103、絞り101、撮像部22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理、ガンマ補正、デジタルゲインの付加等の処理を行う。また、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、演算結果をシステム制御部50に送信する。送信された演算結果に基づいてシステム制御部50が露出制御、測距制御をホワイトバランス制御等行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等が行われる。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって撮像されA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示を行うことができる。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROMが用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、デジタルビデオカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。52はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。モード切替スイッチ60、録画スイッチ61、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを、動画記録モード、静止画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。動画記録モードや静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、動画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切り替えスイッチ60で動画撮影モードに一旦切り換えた後に、動画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。録画スイッチ61は撮影待機状態と撮影状態を切り替える。システム制御部50は、録画スイッチ61により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200への動画データの書き込みまでの一連の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右4方向の十字キーやSETボタンを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Liイオン電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
次に画像処理部24について図を参照しながらさらに詳細に説明する。
図5は第1の実施形態の画像処理部24の概略的な内部構成を示すブロック図である。なお、画像処理部24は、システム制御部50から、例えば絞り値やND情報、シャッター速度などの露出パラメータを含めたカメラ内部のあらゆるデータを取得可能となされている。
図5において、ゲイン制御部301は、A/D変換器23からの映像信号、又は、メモリ制御部15からの映像信号に対し、所定のデジタルゲインの付加などを行う。WB制御部302は、後述する色評価値取得部308が取得した映像の色情報から、R(赤色),G(緑色),B(青色)の信号のうち、R信号に対するゲイン、B信号に対するゲインを制御して映像全体の色味を変更する。
ガンマ補正部303は、複数のガンマ特性のうち、後述する撮影モードに応じて選択(設定)されたガンマ特性を使用して、R,G,Bの入力値(入力コード値)を、ガンマ補正カーブに応じた出力値(出力コード値)に変換するようなガンマ補正処理を行う。ガンマ補正部303におけるガンマ補正は、R,G,Bの入力値をガンマ補正カーブに応じた出力値に変換することで映像信号における明るさ(輝度の成分)について階調補正を行うような処理である。ガンマ補正部303で設定されているガンマ特性の情報は、後述する白抽出制御部311へ送られる。
色変換部304は、RGB信号を、輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yに変換する。以下、輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yをそれぞれ区別しない場合には輝度色差信号と表記する。ノイズリダクション部305は、映像信号に対して空間フィルタをかけることで映像を平滑化してノイズ成分を低減する。輪郭強調部306は、映像中の周波数成分を抽出して輪郭部を検出し、その輪郭部を強調する。色補正部307は、色差信号R−Y,B−Yにゲインをかけることで映像の彩度を変更する。
色マッピング部307は、色差信号の彩度を圧縮する処理を行う。彩度圧縮の度合いは輝度信号やRGB信号を参照する事で画素ごとに適応的に決定する事ができる。
ダイナミックレンジ換算部308は、入力ダイナミックレンジにおける輝度色差信号から最終ダイナミックレンジにおける輝度色差信号を取り出し、最終ダイナミックレンジにおける輝度色差信号に変換する。また、入力ダイナミックレンジにおける輝度色差信号のうち最終ダイナミックレンジに収まらない輝度色差信号については最終ダイナミックレンジにおける輝度色差信号の上限でクリップする。
色評価値取得部309は、1フレームの映像全体を複数のメッシュ枠に分割し、各メッシュ枠を評価枠として、各評価枠の映像領域毎に輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yのそれぞれの平均値を取得する。
図4は色評価値取得部309が例えば1フレームの映像全体に対して設定する評価枠を説明するための図である。
図4に示すように、色評価値取得部309は、映像全体を例えば8×8の64個のメッシュに分割し、各メッシュ枠を色の評価枠とする。図4の各評価枠は、H1〜H8で表される水平ライン方向の番号と、V1〜V8で表される垂直ライン方向の番号とで示される。色評価値取得部309は、各評価枠の映像領域毎に、輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yからなる輝度色差信号を取得する。
色評価値取得部309は、(H1,V1)の評価枠の映像領域から輝度色差信号の取得処理をスタートして水平ライン方向に走査し、H8まできたならば、垂直ライン方向に1ライン分ずらして(H1,V2)の評価枠から同様に水平ライン方向の走査を行う。そして、色評価値取得部309は、(V8,H8)の評価枠まで走査を行って、64枠の全ての評価枠の各映像領域から輝度色差信号を取得する。色評価値取得部309は、前述のように評価枠の映像領域毎に求めた輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yのそれぞれの平均値が、略々白色と思われる領域として抽出するために設けられた閾値範囲内であるか否か判定する。以下の説明では、略々白色と思われる領域を「白らしい領域」と表記する。色評価値取得部309は、閾値範囲内であり白らしい領域と判定された評価枠の色差信号R−Y,B−Yの積算値を白らしい領域と判定された評価枠数で割った値を、色評価値として求める。
ここで、色評価値取得部309には、白抽出制御部311から、白らしい領域として抽出するための、輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yのそれぞれの閾値範囲の情報が送られている。
白抽出制御部311は、白らしい領域として抽出するための輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yのそれぞれの閾値範囲を、ガンマ補正部303で用いられているガンマ特性の情報に基づいて決定している。白抽出制御部311は、ガンマ特性に基づいて決定した輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yのそれぞれの閾値範囲の情報を、色評価値取得部309へ送る。色評価値取得部309で求められた色評価値は、WB制御部302へ送られる。WB制御部302は、色評価値取得部309から供給された色評価値に基づいて、前述した白らしい領域と判定された映像領域の色が目標の無彩色の白色となるように、WBゲインを調整するWB補正処理を行う。
次に本発明の実施形態におけるガンマ補正カーブについて図4を参照しながら説明する。
最終ガンマ補正カーブ401はD%のダイナミックレンジを持ち、入力D%で出力109%となる。カーブの特性は任意のものでよく、本実施例では入力をxとしたときに、最終ガンマ補正カーブ401の出力をG(x)と表すこととする。ここで、入力xはホワイトバランス制御部302後の出力とする。最終出力ガンマ補正カーブは撮像装置の最終的な出力での特性であり、ダイナミックレンジ換算部308から出力される信号の特性を表している。
また、信号処理ガンマ補正カーブ402は最終ガンマ補正カーブ401よりも大きいダイナミックレンジを持ち、本実施例においてはD‘%のダイナミックレンジを持つこととする。ガンマ補正カーブ402のカーブの特性はガンマ補正カーブ401のカーブによらず任意のものでよいが、本実施例では入力D%まではガンマ補正カーブ401の出力を圧縮し、入力D%以降はそのままの数式を使ってD’%まで引いたものとする。さらに出力の圧縮度合いは入力D‘%で出力109%になる量とする。その際、入力をx、入力xにおけるガンマ補正カーブ401の出力をG(x)、入力xにおけるガンマ補正カーブ402の出力をG‘(x)とすると、
と表せる。信号処理ガンマ補正カーブは信号処理途中での特性を表しており、ガンマ補正部303で適用される。
次に本発明の実施形態の各ブロックで適用するパラメータ決定動作について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS101では、ダイナミックレンジ拡張による色曲がり抑制処理が有効であるかどうかを判定する。これは例えば、カメラの設定で色曲がり抑制処理が有効であるかどうかをユーザが指定できるようにしておき、その設定値を参照する事により行う。色曲がり抑制処理が有効である場合、ステップS102に進み、そうでない場合はステップS107に進む。
ステップS102では、信号処理ダイナミックレンジを決定する。信号処理ダイナミックレンジは最終ダイナミックレンジよりも大きければよく、カメラによりあらかじめ決められた固定値を用いてもよいし、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。本実施例では、最終ダイナミックレンジをD%、信号処理ダイナミックレンジをD‘%の固定値とした場合について説明する事とする。
ステップS103では、露出制御に使用する目標輝度値の決定を行う。ここではステップS102によって決定された信号処理ダイナミックレンジの大きさに基づいて、特定の被写体輝度値を目標輝度値にするための補正量を算出する。本実施例においては、信号処理ダイナミックレンジがD‘%であり最終ダイナミックレンジD%のD’/D倍であることから、目標輝度値はその逆数のD/D‘倍を入力ダイナミックレンジD%の目標輝度値に乗じた値となる。
ステップS104では、ガンマ補正部303で適用するガンマ補正カーブの決定を行う。ガンマ補正カーブはステップS102において決定した入力ダイナミックレンジの大きさに基づいて決定する。例として、最終ダイナミックレンジにおけるガンマ補正カーブの出力を一律に圧縮したガンマ補正カーブを適用することが考えられる。その場合、色曲がり抑制処理が有効な場合のガンマ補正カーブG‘(x)は次式により表される。
本実施例では、最終ダイナミックレンジにおけるガンマ補正カーブに定数を乗じてガンマ補正カーブとしたが、信号処理ダイナミックレンジにおける入力をすべて出力コードに変換出来るのであれば、どのようなガンマ補正カーブを用いてもよい。
ステップS105では、色マッピング処理の方法を決定する。ここで色マッピング処理とは、信号処理ダイナミックレンジで表現できる色空間内に位置しているが、最終ダイナミックレンジで表現できる色空間よりも外に位置している色を最終ダイナミックレンジで表現できる色空間内にマッピングする処理をいう。この処理については後述する。
ステップS106では、ダイナミックレンジ換算パラメータを決定する。本実施例では、ステップS104においてガンマ補正カーブを最終ダイナミックレンジにおけるガンマ補正カーブの出力を一律に圧縮したガンマ補正カーブに決定している。そのため、最終ダイナミックレンジであるD%でちょうど輝度が飽和するようにRGB信号にかけるゲインを算出する。RGB信号にかけるゲインをαとすると、αは次式により表される。
本実施例では、ステップS104で決定したガンマ補正カーブが最終ダイナミックレンジにおけるガンマ補正カーブの出力を一律に圧縮した場合について説明した。一方、ステップS104で決定したガンマ補正カーブと最終ダイナミックレンジのガンマ補正カーブが非線形な関係を有している場合は、ステップS106で決定するダイナミックレンジ換算パラメータも非線形なパラメータとなる。その際は、数式をパラメータとして用いてもよいし、1次元のルックアップテーブルを用いてもよい。
ステップS101からステップS106までで決定したパラメータを画像処理部24の各ブロックに適用する事で色曲がり抑制処理を行うことが出来る。
ステップS107からステップS109は通常撮影のためのパラメータ決定フローである。ステップS107では通常撮影用のダイナミックレンジ決定を行う。本実施例においてはD%の固定とする。
ステップS108では、通常撮影用露出制御における目標輝度値決定を行う。本実施例においては、ダイナミックレンジD%を確保できるように目標輝度値を決定する。
ステップS109では、通常撮影用ガンマ補正カーブを決定する。本実施例においては、図4のガンマ補正カーブ401に決定する。通常撮影の場合には、色マッピング部307とダイナミックレンジ換算部308では何も行わず、輪郭強調部306の出力がそのまま出力される。
<色マッピング処理>
色マッピング処理とステップS105で決定する色マッピング処理パラメータについて詳細に説明する。
まず、色マッピング処理について説明する。図9はある画素におけるRGB信号と輝度信号Yを表しており、これまでと同様にG‘(D)は最終ダイナミックレンジの最大の入力における信号処理ガンマ補正カーブ402の出力を表している。また、G’(D‘)は信号処理ダイナミックレンジの最大の入力における信号処理ガンマ補正カーブ402の出力を表している。
色マッピング部307に図9のようにRGBの最大値がG‘(D)を超えており、かつ輝度信号YがG’(D)よりも小さい信号が入力された場合、色マッピング処理として色相と輝度信号Yを維持したまま、RGBの最大値をG‘(D)に移すという方法が考えられる。例えば、色相としてUV空間の角度を用いて、それと輝度信号Yを維持して新たなRGB信号を算出する事が可能である。また、UV空間の角度に限らず、例えばLab空間の色相などを用いてもよい。また、RGBの最大値の移動先はG‘(D)に限らずG’(D)よりも小さければ、最終ダイナミックレンジに換算後でも色マッピング部に入力された色相を維持する事ができる。さらには、色曲がりを許容してRGBの最大値の移動先をG‘(D)よりも大きくしてもよい。このように、RGBの最大値の移動先はステップS105で決定すべきパラメータである。これは撮像装置により固定値が設定されていてもよいし、ユーザが任意の値を設定でき、その設定値を用いてもよい。
次に、図10のように輝度信号Yが最終ダイナミックレンジ出力の最大値であるG‘(D)を超えている場合であるが、輝度信号Yを維持したまま、R=G=B=Yとなるようにマッピングを行う。RGB信号と輝度信号YはすべてG’(D)を超えることとなるが、ダイナミックレンジ換算部308で換算後にG‘(D’)でクリップされる。
以上、実施例1では信号処理途中でのダイナミックレンジを最終ダイナミックレンジよりも多く確保しておき、色マッピング処理とダイナミックレンジ換算処理を行い、最終ダイナミックレンジ相当の信号を出力する方法について説明した。本実施例によれば、RGB信号のいずれかがセンサ及び信号処理途中で飽和する事による色曲がりを抑制する効果を有する。
<第2の実施形態>
実施例1では、信号処理途中でのダイナミックレンジは固定である場合について説明した。本実施例では、信号処理途中でのダイナミックレンジをシーンに応じて適応的に制御することにより、色曲がりとS/N比が好適な画像を得る方法について説明する。システム構成は図1、図2に示す実施例1の場合と同様である。また、実施例1と重複する部分については説明を省略する。
<枠ごとのダイナミックレンジ制御ラベル付け>
本実施例では、まず色評価値取得部309で取得される評価値から各枠にラベル付けを行う。このフローについて図6のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS201では、色評価値取得部309から色評価値を取得する。色評価値は前述しているようにホワイトバランス制御後のRGB信号である。
ステップS202では、ステップS201で取得したRGB信号から輝度信号Yを算出する。ここで算出する輝度信号Yは信号処理ガンマ補正カーブ401を適用した後の輝度信号Yである。そのため、RGB信号に信号処理ガンマ補正カーブ401を適用し、それによって得られたRGB信号にRGB信号から輝度信号Yに変換するための係数を掛けることで算出できる。Yを算出するための数式は、RGBからYへと変換するための係数r、g、bを用いて例えば以下のように表せる。
ここで、r、g、bは例えばBT.709などで規定されている係数を用いる。これらの処理はシステム制御部50上でソフトウェアにより算出してもよいし、色評価値取得部309に算出のためのハードウェアを用意し、それを用いてもよい。
ステップS203では、ガンマ補正カーブ401適用後のRGB信号の最大値を算出する。このRGB信号の最大値もステップS202と同様にガンマ補正カーブ401を適用した後のRGB信号から最大値を求める。
ステップS204では、ステップS202とステップS203で算出した輝度信号YとRGB信号の最大値に基づいて枠にラベル付けを行う。ラベル付けは図8の表を参照して、以下の4パターンのいずれかを行う。
輝度信号YがG(D)以上であり、かつRGBの最大値がG(D‘)以上の場合、Aとラベル付けする。
輝度信号YがG(D)以上であり、かつRGBの最大値がG(D‘)未満の場合、Bとラベル付けする。
輝度信号YがG(D)未満であり、かつRGBの最大値がG(D‘)以上の場合、Cとラベル付けする。
輝度信号YがG(D)未満であり、かつRGBの最大値がG(D‘)以上の場合、Dとラベル付けする。
これらのラベルの意味づけについて説明する。
まず、Aとラベル付けされるとき、輝度信号YがG(D)以上であることから最終ダイナミックレンジにおいては白とびする事が分かる。また、RGB信号の最大値がG(D‘)以上であることから飽和による色曲がりが起きていることも分かる。しかし、最終的に白とびさせればよいので、注目している枠としてはダイナミックレンジをこれ以上拡張する必要はない。ただし、RGB信号では飽和は起きていることから、この枠はダイナミックレンジ制御の判定に使わない。 次にBとラベル付けされるときはAとラベル付けされる場合と同様に最終ダイナミックレンジにおいては白とびすることが分かる。一方、RGBの最大値がG(D’)未満であることから飽和による色曲がりも起きていないことになる。そのため、信号処理ダイナミックレンジを縮小しても最終結果には影響がなく、ダイナミックレンジを縮小可能ということになる。
Dとラベル付けされる場合もRGBの飽和による色曲がりが発生していないため、信号処理ダイナミックレンジを縮小可能となる。
しかし、Cとラベル付けされる場合は、YがG(3)未満であるため最終ダイナミックレンジにおいて白飛びせず、かつRGBの最大値が信号処理段階で飽和しているため、色曲がりが発生しそれが最終出力に影響を与える状態である。そのため、信号処理ダイナミックレンジを拡張する必要があると言える。
以上により、色評価値取得部309で色評価値を得られる枠ごとに信号処理ダイナミックレンジを制御するためのラベル付けを行うことが出来る。
<枠ごとのラベル付け結果を用いたダイナミックレンジ制御>
次に、枠ごとにラベル付けされた結果を用いてダイナミックレンジを制御する方法について図7のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS301では、全枠のうちCとラベル付けされた枠の割合を算出し、それが第一の所定の値、例えば20%以上のときにステップS304に進み、そうでなければステップS302に進む。第一の所定の値はどのような値であってもよい。
ステップS302では、Cとラベル付けされた枠の割合が第二の所定の値以下かつBまたはDとラベル付けされたの割合が第三の所定の値以上である場合にステップS303に進み、そうでない場合は処理を終了する。前記第二の所定の値は例えば10%、前記第三の所定の値は例えば20%などとすればよいが、どのような値であってもよい。
ステップS303では、ダイナミックレンジ縮小した新たなダイナミックレンジを決定する処理を行う。最初に新たなダイナミックレンジを決定する必要があるが、固定値で所定の値ずつダイナミックレンジを縮小してもよいし、RGBの最大値が最も大きい枠でRGBの最大値がちょうど飽和するようにダイナミックレンジを縮小してもよい。また、その他の方法で新たなダイナミックレンジを決定してもよい。。次に、信号処理ガンマ補正カーブ
ステップS304では、ダイナミックレンジ拡張のためのパラメータ算出処理を行う。最初に新たなダイナミックレンジを決定する必要があるが、例えば固定値で所定の値だけダイナミックレンジを広げるなどすればよい。また、その他の方法で新たなダイナミックレンジを決定してもよい。
以上のようにダイナミックレンジ制御を行った後、図3のフローチャートに則って信号処理パラメータを決定する。そして、色評価値取得部309から新たな色評価値を取得し、枠ごとのラベル付けとダイナミックレンジ制御を繰り返すことでダイナミックレンジ制御を継続的に行う。
以上、本実施例では枠ごとに取得した色評価値に基づいて枠にラベル付けを行い、そのラベル付けの結果を用いてダイナミックレンジ制御を行うとともに信号処理パラメータを変更する例について説明した。本実施例によれば、信号処理ダイナミックレンジ不足による色曲がり発生と信号処理ダイナミックレンジ過多によるS/N低下のバランスをとることが出来、好適な信号処理ダイナミックレンジに設定する事が出来る。
以上、第1の実施形態および第2の実施形態を通じて、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。
また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
13 D/A変換器、15 メモリ制御部、18 記録媒体I/F、22 撮像部、
23 A/D変換器、24 画像処理部、28 表示部、30 電源部、32 メモリ、
50 システム制御部、52 システムメモリ、53 システムタイマー、
56 不揮発性メモリ、60 モード切替スイッチ、61 録画スイッチ、
70 操作部、72 電源スイッチ、80 電源制御部、
100 デジタルビデオカメラ、101 絞り、102 バリア、103 撮像レンズ、
104 NDフィルタ、112 コネクタ、200 記録媒体、301 ゲイン制御部、
302 ホワイトバランス制御部、303 ガンマ補正部、
304 輝度色差信号生成部、305 ノイズリダクション部、306 輪郭強調部、
307 色マッピング部、308 ダイナミックレンジ換算部、
309 色評価値取得部、310 白抽出制御部、401 最終ガンマ補正カーブ、
402 信号処理ガンマ補正カーブ、
ステップS101 ダイナミックレンジ拡張処理有効判定ステップ、
ステップS102 入力ダイナミックレンジ決定ステップ、
ステップS103 露出制御決定ステップ、
ステップS104 ガンマ補正カーブ決定ステップ、
ステップS105 色マッピング処理決定ステップ、
ステップS106 ダイナミックレンジ換算パラメータ決定ステップ、
ステップS107 通常撮影用ダイナミックレンジ決定ステップ、
ステップS108 通常露出制御決定ステップ、
ステップS109 通常撮影用ガンマ補正カーブ決定ステップ、
ステップS201 色評価値取得ステップ、
ステップS202 輝度信号Y算出ステップ、
ステップS203 RGB信号の最大値算出ステップ、
ステップS204 枠へのラベル付けステップ、
ステップS301 枠のラベル付け割合判定ステップ1、
ステップS302 枠のラベル付け割合判定ステップ2、
ステップS303 ダイナミックレンジ縮小ステップ、
ステップS304 ダイナミックレンジ拡張ステップ

Claims (11)

  1. 被写体を撮像し、それに応じて複数の信号を出力するセンサを備え、
    最終出力となる第一のダイナミックレンジよりも広い第二のダイナミックレンジで撮像するダイナミックレンジ拡張撮像手段と、
    前記ダイナミックレンジ拡張撮像手段により得られた第一の輝度信号と第一の色信号に分離する信号分離手段と、
    前記第一の色信号を前記第一のダイナミックレンジで表せる色信号領域にマッピングする色信号マッピング手段と、
    前記色信号マッピング手段により得られた第二の色信号と第一の輝度信号を合成した合成信号を第一のダイナミックレンジに換算した信号に変換するダイナミックレンジ換算手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ダイナミックレンジ拡張撮像手段は前記第一のダイナミックレンジに対応した前記第一の露出パラメータよりも露光量を小さくした前記第二の露出パラメータで撮像し、高輝度側のダイナミックレンジを拡張することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記露出パラメータは絞り、シャッタースピード、NDフィルタ、撮像装置から制御可能な照明装置のいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記色信号マッピング手段は前記輝度信号が第一のダイナミックレンジを超えていない場合に色信号の彩度を抑圧し、輝度信号が第一のダイナミックレンジの最大値を超えているときに無彩色とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記ダイナミックレンジ換算手段は、第二の色信号と第一の輝度信号を合成した合成信号が第一のダイナミックレンジの最大値で出力最大となるように合成信号にゲインを加え、第一のダイナミックレンジの最大値を超えている領域は出力最大でクリップすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 被写体を撮像し、それに応じて複数の信号を得る撮像手段と、
    前記撮像手段により得られた前記複数の信号を第一の輝度信号と第一の色信号に分離する信号分離手段を備え、
    前記第一の輝度信号のうち高輝度側の一部を除外した第二の輝度信号と前記第一の色信号から出力信号を生成する出力信号生成手段を備えることを特徴とする撮像装置において、
    前記撮像手段により得られる複数の信号から算出される輝度に係る輝度評価値を算出する輝度評価値算出手段と、
    前記撮像手段により得られる複数の信号の最大値に係る最大値評価値を算出する最大値評価値算出手段と、
    前記輝度評価値と前記最大値評価値から前記撮像手段により得られる複数の信号のダイナミックレンジの大きさを制御するダイナミックレンジ制御手段を持つことを特徴とする撮像装置。
  7. 前記ダイナミックレンジ制御手段は、絞り、シャッタースピード、NDフィルタ、撮像装置から制御可能な照明装置のいずれか1つ以上を制御して露光量を調節することによりダイナミックレンジを制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記輝度評価値算出手段は画像を複数の領域に分割した各領域で輝度評価値を算出することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  9. 前記最大値評価値算出手段は画像を複数の領域に分割した各領域で最大値評価値を算出することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  10. 前記ダイナミックレンジ制御手段は前記輝度評価値が第二の輝度信号において取り得る最大の輝度値に係る輝度評価値より小さく、かつ前記最大値評価値が飽和している領域の占める割合を算出し、その割合が所定の値を超えるときにダイナミックレンジを拡張することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  11. 前記ダイナミックレンジ制御手段は前記最大値評価値が飽和していない領域の占める割合を算出し、その割合が所定の値を超えるときにダイナミックレンジを縮小することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
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