JP4158983B2 - 開封保持性及び再封性に優れた容器密封用蓋体 - Google Patents

開封保持性及び再封性に優れた容器密封用蓋体 Download PDF

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本発明は開封保持性及び再封性に優れ、即席食品等の容器に用いるのに好適な蓋体に関する。
カップラーメンや即席焼きそばのような即席食品を収容する容器の蓋体は、開封時に注湯が容易であるとともに、3分間程保持する間容易に封止できるようになっているのが好ましい。開封時に注湯が容易であるためには、開封した蓋体が強くカールして、開封状態が保持される必要がある。また再封が容易であるためには、蓋体の開封部(フラップ部)が蓋体の残留部又は容器本体と容易に係合して、フラップ部が封止状態に保持されることが必要である。
開封保持性に関しては、本出願人は先に、図11及び図12に示すように、内容物を収容する容器本体1の上端フランジ部1aにシールされる蓋体200であって、開封用タブ部21と、開封用タブ部21の両側に設けられた引裂始点22a,22bとを有する蓋体を提案した[特開2002-302154号(特許文献1)]。蓋体200は少なくともデッドホールド性(蓋体が持ち上げた状態に維持される性質)を付与する紙シート及びシーラントフィルムを有する積層シートからなるので、開封用タブ部21を持ち上げると、図12に示すように、蓋体200が引裂始点22a,22bの延長線220a,220bに沿って引き裂かれ、帯状フラップ部3ができる。残留した蓋体200の側縁部2a,2b及び帯状フラップ部3の側縁部3a,3bは、紙シートの引裂面が露出しているので、ギザギザしている。従って、フラップ部3が立ち上がった状態で注湯した後、フラップ部3を再封すると、蓋体200のギザギザな側縁部2a,2bと帯状フラップ部3のギザギザな側縁部3a,3bとが係合し、フラップ部3はしっかり再封される。しかしながら、蓋体200はデッドホールド性付与層として紙シートのみを有するので、フラップ部3の立ち上がりが十分でないことがあることが分かった。
そのため本出願人は、十分なフラップ部3の立ち上がりを確保するため、上面から順に主としてポリブチレンテレフタレート(PBT)フィルム、紙シート、及びシーラントフィルムを有する積層シートからなる蓋体300を提案した[特開2004-83099号(特許文献2)]。
また本出願人は、図13及び図14に示すように、内容物を収容する容器本体1の上端フランジ部1aにシールされる蓋体400であって、開封用タブ部21と、開封用タブ部21の両側に設けられた引裂始点22a,22bと、各始点22a,22bから引裂方向に延びる直線状の開封用ハーフカット25a,25bと、引裂方向に凸となる向きに形成された実質的にU字状又は円弧状の引裂停止用ハーフカット23a,23bとを有する蓋体を提案した(PCT/JP2004/007391)。
図15(図14のD−D断面)に示すように、蓋体400は、例えば上面側から順に、PBTフィルム層201、接着層202、押出ラミネーションされたポリエチレン層203、紙シート層204、接着層205、押出ラミネーションされたポリエチレン層206、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム層207、遮光性インク層208、接着層209、押出ラミネーションされたポリエチレン層210、及びシーラント層211とからなる。各開封用ハーフカット25a,25bは、PBTフィルム層201、接着層202、及び押出ラミネーションされたポリエチレン層203を貫通して、紙シート層204の一部(紙シート204の厚さの少なくとも約30%)に達している。
このため、開封用タブ部21を持ち上げると、図16に示すように、蓋体400は一対の開封用ハーフカット25a,25bに沿って引き裂かれるが、通常の力でできた蓋体400の裂け目は引裂停止用ハーフカット23a,23bで確実に停止する。そのため帯状フラップ部3は分離しない。
特許文献2の蓋体300及びPCT/JP2004/007391の蓋体400はデッドホールド性に優れたPBTフィルムを有するので、特許文献1に記載の蓋体200に比べて、フラップ部3のカール性に優れている。しかしながら、蓋体300及び400は、紙シートより下面側に剛性の高い樹脂フィルムを有する場合、フラップ部3の立ち上がりが十分でないことがあることが分かった。
特開2002-302154号 特開2004-83099号
従って本発明の目的は、開封した状態を保持するのに十分なデッドホールド性を有するとともに、確実な再封を行うことができる即席食品等の容器用に好適な蓋体を提供することである。
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者は、蓋体の外周縁に設けられたタブ部の両側に引裂始点を設けるとともに、蓋体の開封によりできる帯状フラップ部の引裂方向末端部の近傍の下面に、引裂方向に直交するハーフカット(a)と、X字状に交差するように、引裂方向に斜交する方向に延在する二本の直線状ハーフカット(b)、又は実質的にX字状に交差するように、引裂方向に凸となる向き、及び引裂方向に凹となる向きの円弧状に延在する二本の円弧状ハーフカット(c)とを設けると、大きなカール性を有する帯状フラップ部が形成され、大きなカール性による優れた開封保持性と、紙シート層の側縁部の係合による優れた再封性とを同時に達成することができることを発見し、本発明に想到した。
すなわち、本発明の容器密封用蓋体は、紙シート層とカール性プラスチック層とを有し、前記カール性プラスチック層より前記紙シート層を下側にして容器にシールされるもので、(1) 外周縁に設けられたタブ部と、
(2) 前記タブ部の両側に設けられた引裂始点と、
(3) 前記引裂始点の引裂方向延長線に設けられた開封用ハーフカットと、
(4) 前記引裂始点の引裂方向延長線上で、かつ前記蓋体の中心線を越えたシール部の近傍に、引裂方向に凸となる向きに形成された実質的にU字状又は円弧状の引裂停止用ハーフカットと、
(5) 前記引裂始点の引裂方向延長線の間で、かつ前記両引裂停止用ハーフカットの引裂方向末端を結ぶ直線上か、この直線から逆引裂方向に10 mmの長さの領域内の下面に設けられ、引裂方向に直交し、両末端が前記引裂停止用ハーフカットから僅かに離隔している一本のデッドホールド性付与用直線状ハーフカット(a)と、
(6) 前記開封用ハーフカットの間で、前記ハーフカット(a)より逆引裂方向の領域の下面に設けられ、(6-1) X字状に交差するように、引裂方向に斜交する方向に延在し、両末端が前記開封用ハーフカットから僅かに離隔している二本のデッドホールド性付与用直線状ハーフカット(b)、又は(6-2) 実質的にX字状に交差するように、引裂方向に凸となる向き、及び引裂方向に凹となる向きの円弧状に延在し、両末端が前記開封用ハーフカットから僅かに離隔している二本のデッドホールド性付与用円弧状ハーフカット(c)と
を有することを特徴とする。
前記ハーフカット(c)は、前記引裂方向に凸となる向きの円弧状ハーフカット、及び前記引裂方向に凹となる向きの円弧状ハーフカットが交差して接点又は交点を有するように設けられているのが好ましい。前記ハーフカット(a)及び(b)、又は前記ハーフカット(a)及び(c)が設けられている領域の引裂方向の長さは10〜30 mmであるのが好ましい。
前記開封用ハーフカットの間で、前記ハーフカット(b)又は(c)より逆引裂方向側の下面に設けられ、引裂方向に直交し、両末端が前記引裂停止用ハーフカットから僅かに離隔している一本のデッドホールド性付与用直線状ハーフカット(d)を有してもよい。前記ハーフカット(a)、(b)及び(d)、又は前記ハーフカット(a)、(c)及び(d)が設けられている領域の引裂方向の長さは10〜30 mmであるのが好ましい。
前記蓋体は、上面から順に少なくともカール性プラスチック層、紙シート、剛性プラスチックフィルム層及び熱シール性フィルムを有する積層シートからなり、前記ハーフカット(a)及び(b)、又は前記ハーフカット(a)及び(c)は前記剛性プラスチックフィルム層の厚さの少なくとも約30%に相当する深さに達しているのが好ましい。前記ハーフカット(a)及び(b)、又は前記ハーフカット(a)及び(c)はほぼ前記剛性プラスチックフィルム層の上面に達しているのが好ましい。
前記カール性プラスチック層はポリブチレンテレフタレートフィルムからなるのが好ましい。
本発明の蓋体の構造を添付図面を参照して説明するが、特に断りがない限り図11〜図16に示す部位と同じ部位には同じ参照番号を付与する。従って、図11〜図16に示す蓋体の説明を参照されたい。
[1] 蓋体の構造
(1) 第一の蓋体
図1は本発明の第一の蓋体を示す。カップラーメン容器1に貼付される蓋体2は、(i) 開封用タブ部21の両側に設けられた一対の引裂始点22a,22bと、(ii) 一対の引裂始点22a,22bから引裂方向に延びる直線220a,220b上に引裂方向に凸となる向きに刻設された実質的に円弧状又はU字状の引裂停止用ハーフカット23a,23bと、(iii) 引裂始点22a,22bから引裂方向に延びる直線220a,220bの間で、かつ前記両引裂停止用ハーフカットの近傍に刻設されており、引裂方向に斜交又は直交する方向に延在する複数の直線状カール用ハーフカット24と、(iv) 各直線220a,220bに沿って刻設された開封用ハーフカット25a,25bとを有する。
図1に示すように、引裂停止用ハーフカット23a,23b及び開封用ハーフカット25a,25bは蓋体2の上面側に形成されており、各直線状カール用ハーフカット24は蓋体2の下面側に形成されている。
開封後の蓋体2をカールさせるハーフカット24は直線状に限定されず、円弧状でもよい。以下特段の断りがない限り、直線状及び円弧状のカール用ハーフカットをまとめて単に「カール用ハーフカット」と呼ぶ。
カール用ハーフカット24は、引裂停止用ハーフカット23a,23bの引裂方向末端を結ぶ直線230から逆引裂方向の領域に設ける。カール用ハーフカット24を設ける領域の引裂方向の長さd1は、ハーフカット24の本数に関わらず、フラップ部3の引裂方向長さに応じて適宜設定すればよいが、一般的に10〜30 mmとするのが好ましく、15〜25 mmとするのがより好ましい。
カール用ハーフカット24の本数に特に制限はないが、一〜十本が好ましく、二〜八本がより好ましい。カール用ハーフカット24を十本超としても効果が飽和する。
帯状フラップ部3のカール性を一層向上させる観点から、引裂方向に直交する直線状カール用ハーフカット24を、直線230上か、直線230に近接した位置に少なくとも一本設けるのが好ましい。直線230に近接して設ける直線状カール用ハーフカット24は、直線230から逆引裂方向に10 mmの長さの領域内に設けるのが好ましく、直線230から5mmの長さの領域内に設けるのがより好ましい。
カール用ハーフカット24を三本以上設ける場合、図1に示すように、そのうち少なくとも二本が実質的にX字状に交差しているのが好ましく、これにより特に給湯時のデッドホールド性が一層向上する。ここで「実質的にX字状に交差している」とは、直線状カール用ハーフカット24,24が交差している場合のみならず、互いに逆向きの円弧状カール用ハーフカット24,24が接点又は交点を有するように交差している場合も含む。
実質的にX字状に交差させたカール用ハーフカット24,24(以下特段の断りがない限り、「X字状カール用ハーフカット240」と呼ぶ)を設ける場合、引裂方向に直交する直線状カール用ハーフカット24を二本以上併設するのが好ましく、これにより帯状フラップ部3のカール性が一層向上する。例えば図1に示すように、直線230に沿った直線状カール用ハーフカット24とともに、X字状カール用ハーフカット240を挟んでもう一本の直線状カール用ハーフカット24を設ける。
互いに交わらない複数のカール用ハーフカット24やX字状カール用ハーフカット240を設ける場合、各カール用ハーフカット24(240)の間隔d2は2〜10 mmであるのが好ましく、3〜7mmであるのがより好ましい。
内容物の密封のために、引裂停止用ハーフカット23a,23bに近接するカール用ハーフカット24の末端24',24'は、引裂停止用ハーフカット23a,23bから離隔している必要がある。上記と同じ理由により、カール用ハーフカット24の末端24',24'は、開封用ハーフカット25a,25bから離隔している必要がある。カール用ハーフカット24の末端24',24'から引裂方向に直交する方向における引裂停止用ハーフカット23a,23bまでの距離d3、並びにカール用ハーフカット24の末端24',24'と開封用ハーフカット25a,25bとの距離d4は1〜10 mmであるのが好ましく、2〜7mmであるのがより好ましい。
図1に示すように、引裂停止用ハーフカット23a,23bは、蓋体2の中心線40を越える位置にあるのが好ましく、特にシール部27の近傍にあるのが好ましい。なお引裂停止用ハーフカット23a,23bが「実質的に円弧状」であるとは、湾曲状であれば良いことを意味する。
蓋体2が開封用ハーフカット25a,25bを有することにより、蓋体2の引き裂きが引裂停止用ハーフカット23a,23bに到達するのを確実にできる。開封用ハーフカット25a,25bは引裂停止用ハーフカット23a,23bに連結していても良いが、引裂停止用ハーフカット23a,23bによる引裂停止を確実にするためには引裂停止用ハーフカット23a,23bの直前で終了しているのが好ましい。すなわち、開封用ハーフカット25a,25bの末端が引裂停止用ハーフカット23a,23bから離隔しているのが好ましい。
開封用ハーフカット25a,25bが引裂停止用ハーフカット23a,23bの直前で終了している場合、開封用ハーフカット25a,25bの末端25a',25b'と引裂停止用ハーフカット23a,23bとの距離d5は1〜10 mmであるのが好ましく、2〜5mmであるのがより好ましい。
図2〜図4に示す例では、蓋体2は、カール性プラスチック(PBT)フィルム層201、接着層202、押出ラミネーションされたポリエチレン層203、紙シート層204、接着層205、押出ラミネーションされたポリエチレン層206、剛性プラスチック(PET)フィルム層207、遮光性インク層208、接着層209、押出ラミネーションされたポリエチレン層210、及びシーラント層211とからなる。各カール用ハーフカット24は、蓋体2の下面側からシーラント層211、押出ラミネーションされたポリエチレン層210、接着層209、遮光性インク層208、剛性プラスチック(PET)フィルム層207の上面に達している。また引裂停止用ハーフカット23a,23b及び開封用ハーフカット25a,25bは、蓋体2の上面側からカール性プラスチック(PBT)フィルム層201、接着層202、押出ラミネーションされたポリエチレン層203及び紙シート層204の底面に達している。
このため図5に示すように、開封用タブ部21を引き上げると、蓋体2は容器1の上端フランジ部1aから剥離し、開封用ハーフカット25a,25bに沿って引き裂かれる。通常の力でできた蓋体2の裂け目は引裂停止用ハーフカット23a,23bで確実に停止する。そのため帯状フラップ部3は分離しない。帯状フラップ部3が容器本体1から分離してしまうと、蓋体2の再封が困難になる。
蓋体2がカール用ハーフカット24を有することにより、開封によりできた帯状フラップ部3のカール性は非常に大きい。従って、蓋体2を開封したままの状態で、カップラーメン容器1は注湯するのに十分な間口を有することになる。
また図6に示すように、フラップ部3を再封したとき、蓋体2の側縁部2a,2bとフラップ部3の側縁部3a,3bとが係合し、フラップ部3の再封を確実にする。このように本発明の蓋体2は開封保持性と再封性の両方に優れている。
図2に示すようにカール用ハーフカット24が、剛性プラスチック(PET)フィルム層207の上面に達していることにより、カール性が向上する。但しカール用ハーフカット24は、必ずしも剛性プラスチック(PET)フィルム層207の上面に達していなくてもよく、剛性プラスチック(PET)フィルム層207の厚さの少なくとも約30%に相当する深さに達していればよい。
なおタブ部21の上面側にタブ部屈曲用ハーフカット26を設けることにより、蓋体2を有する容器1をプラスチックフィルムで包装した時に、タブ部21が容易に下側に屈曲する。タブ部屈曲用ハーフカット26は紙シート層204に達していればよい。
(2) 第二の蓋体
図7(a)に示す第二の蓋体2は、引裂方向に直交する直線状カール用ハーフカット24が、引裂停止用ハーフカット23a,23bの引裂方向末端を結ぶ直線230に沿った一本のみである以外、第一の蓋体と同じである。
(3) 第三の蓋体
図7(b)に示す第三の蓋体2は、2つのX字状カール用ハーフカット240,240を引裂方向に沿って並列に設けた以外、第二の蓋体と同じである。
(4) 第四の蓋体
図7(c)に示す第四の蓋体2は、引裂方向に沿って並列に設けられた2つのX字状カール用ハーフカット240,240の引裂方向の長さが異なる以外、第三の蓋体と同じである。
(5) 第五の蓋体
図7(d)に示す第五の蓋体2は、引裂方向に沿って3つのX字状カール用ハーフカット240,240,240を有し、そのうちタブ部21側の2つは互いに平行なハーフカット24,24同士が近接するように設けられている以外、第四の蓋体と同じである。
(6) 第六の蓋体
図7(e)に示す第六の蓋体2は、X字状カール用ハーフカット240を有さず、引裂方向に直交する三本のカール用ハーフカット24,24,24が等間隔に設けられている以外、第一の蓋体と同じである。
(7) 第七の蓋体
図7(f)に示す第七の蓋体2は、引裂方向に直交する三本のカール用ハーフカット24,24,24が非等間隔に設けられている以外、第六の蓋体と実質的に同じである。
(8) 第八の蓋体
図7(g)に示す第八の蓋体2は、引裂停止用ハーフカット23a,23bの引裂方向末端を結ぶ直線230に最も近い直線状カール用ハーフカット24と、直線230との距離が比較的長い以外、第六の蓋体と同じである。ただし直線230に沿って直線状カール用ハーフカット24を設けた第六の蓋体の方が、第八の蓋体より帯状フラップ部3のカール性に優れている。
(9) 第九の蓋体
図7(h)に示す第九の蓋体2は、逆引裂方向にV字型に開くように傾斜した一対の直線状カール用ハーフカット24,24が、引裂方向に沿って二対並列に設けられている以外、第一の蓋体と同じである。
(10) 第十の蓋体
図7(i)に示す第十の蓋体2は、引裂方向にV字型に開くように傾斜した一対の直線状カール用ハーフカット24,24が、引裂方向に沿って二対並列に設けられている以外、第一の蓋体と同じである。
(11) 第十一の蓋体
図8(a)に示す第十一の蓋体2は、引裂方向に開くように傾斜した一対の離隔した直線状カール用ハーフカット24,24が、引裂方向に沿って二対並列に設けられている以外、第十の蓋体と同じである。
(12) 第十二の蓋体
図8(b)に示す第十二の蓋体2は、引裂方向に凸となる向きの円弧状カール用ハーフカット24と、引裂方向に凹となる向きの円弧状のカール用ハーフカット24とを接するように設けてX字状カール用ハーフカット240を形成するとともに、直線230に沿って設けた直線状カール用ハーフカット24に近接してもう一本の直線状カール用ハーフカット24を設けた以外、第一の蓋体と実質的に同じである。
(13) 第十三の蓋体
図8(c)に示す第十三の蓋体2は、引裂方向に凸となる向きの円弧状カール用ハーフカット24と、引裂方向に凹となる向きの円弧状のカール用ハーフカット24とが交点を有するように設けてX字状カール用ハーフカット240を形成した以外、第十二の蓋体と実質的に同じである。
(14) 第十四の蓋体
図8(d)に示す第十四の蓋体2はインスタント焼きそば用容器1に貼付するものである。この蓋体2は、開封用タブ部21の対角線上の反対側外周縁に湯切り口形成用タブ部121を有し、タブ部121に複数の湯切り口形成用のコの字状切れ目122と、両側の切込み123とを有する以外、第一の蓋体と実質的に同じである。28'は湯切り口形成用タブ部121の開封限界を示す。
コの字状切れ目122自体は特開2003-285881号に記載されているように公知である。各コの字状切れ目122は、一対の直線と、それらの円弧状連結部とからなり、切れ目122のコの字の開口部は蓋体2の内側に向いている。またコの字状切れ目122の先端は蓋体2のシール部内に位置している。タブ部121を持ち上げると、コの字状切れ目122に囲まれた部分は容器1の上端フランジ部1aにシールされたままであるので、蓋体2はコの字状切れ目122の直線部から直線状に切れ、湯切り口が形成される。
(15) 第十五の蓋体
図8(e)に示す第十五の蓋体2は、四角いインスタント焼きそば用容器1に貼付するものである。蓋体2の構造自体は第十四の蓋体と同じである。
(16) 第十六の蓋体
図9に示す第十六の蓋体2は、引裂停止用ハーフカット23a,23bの近傍において、開封用ハーフカット25a,25bに複数対の断続部250a,250bが設けられている以外、第一の蓋体と実質的に同じである。断続部250a,250bを設ける位置は、フラップ部3の引裂方向長さに応じて適宜設定すればよいが、図9に示すように、カール用ハーフカット24のタブ部21側先端を通る引裂方向と直交する直線241から引裂方向側であるのが好ましい。断続部250a,250bは少なくとも一対設ければよいが、複数対設けるのが好ましく、2〜4対設けるのがより好ましい。断続部250a,250bを複数対設ける場合、図9に示すように、そのうち一対は直線241上に設けるのが好ましい。直線241より引裂方向側の断続部250a,250bの位置は特に限定されないが、図9に示すように、ほぼ等間隔に設けるのが好ましい。断続部250a,250bの長さd6は、0.5〜5mmであるのが好ましく、2〜3mmであるのがより好ましい。
開封用ハーフカット25a,25bに、以上のような断続部250a,250bを設けると、蓋体2を開封用ハーフカット25a,25bに沿って引き裂く時に、断続部250a,250bで生じる抵抗により、断続部250a,250bを結ぶ帯状の領域において、引裂方向に比較的強い力が加わる。このためフラップ部3に強いカール性を付与でき、フラップ部3のデッドホールド性が一層向上する。
(17) 第十七の蓋体
図10に示す第十七の蓋体2は、別のタブ部21'をタブ部21とほぼ対向する位置に設けた以外、第十六の蓋体と同じである。蓋体2にタブ部21'を設けると、喫食時に蓋体2を全面開封するのが容易になる。タブ部21'の上面側にも屈曲用ハーフカット26'を設けるのが好ましい。タブ部屈曲用ハーフカット26'も紙シート層204に達していればよい。
[2] 蓋体の層構成
本発明の蓋体2の層構成は限定的ではないが、図2に示す例において主要な層について説明する。
(1) カール性プラスチックフィルム層
デッドホールド性を付与する紙シート層204の外側に設けるカール性プラスチックフィルム層201は、ポリエステルフィルムからなるのが好ましく、特にポリブチレンテレフタレート(PBT)が好ましい。PBTフィルムはデッドホールド性のみならずガスバリア性及び耐熱性にも優れている。また用済み後に焼却しても有害ガスが発生しないので、後処理も容易である。
PBTフィルムの厚さは約5〜50μmであるのが好適である。PBTフィルムの厚さを約5μm未満とするのは技術的に困難であり、約50μm超にしても蓋体のコストが高騰するだけで、意味がない。PBTフィルムの好ましい厚さは10〜30μmである。
カール性プラスチックフィルム層204は、弾性復元力を保持した伸長状態で紙シート204に接着するのが好ましい。これにより、フラップ部3にカール性を付与できる。
(2) 透明樹脂コーティング層
PBTフィルム層201の上面に透明樹脂コーティング層を設けると、PBTフィルム層201は、微細な表面凹凸が吸収されて透明性及び高鮮映性を獲得する。そのため、PBTフィルム層201を通して見える印刷層が美麗かつ鮮明になる。透明樹脂は水溶性又は非水溶性のいずれでもよいが、有機溶剤を使用しなくて済む点で水溶性のものが好ましい。水溶性透明樹脂として、例えばポリビニルアルコール、セルロース系重合体、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド等が挙げられる。ポリビニルアルコールはアニオン、カチオン、アセタール等により変性されていても良く、またエチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリ酢酸ビニル部分ケン化物等でも良い。ポリビニルアルコールの重合度は1,000以下であるのが好ましい。
非水溶性透明樹脂としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、紫外線硬化性不飽和アクリル樹脂、紫外線硬化性不飽和エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。
透明樹脂コーティング層の厚さは限定的ではないが、1〜5μmが好ましく、2〜4μmがより好ましい。透明樹脂コーティング層の厚さが1μm未満であると、印刷の鮮明性の向上が不十分であり、また5μm超とするとコスト高になる。
(3) 紙シート層
紙シート層204は、デッドホールド性付与層として機能する。
(4) 剛性プラスチックフィルム層
剛性プラスチックフィルム層207は好ましくはPETフィルムからなる。蓋体2の直線易裂性を高めるために、PETフィルムとして一軸配向又は配向度が異なる二軸配向のPETフィルムを用いるのが好ましい。また剛性プラスチックフィルム層207に多数の実質的に平行な線状痕及び/又は多数の微細孔を形成すると、蓋体2の直線易裂性が向上する。蓋体2の直線易裂性の方向は開封用ハーフカット25a,25bと平行であるのが好ましい。その厚さは必要に応じて適宜設定すれば良い。
(5) 遮光性インク層
日光や紫外線による即席食品の変質を防止するために、蓋体2は遮光性インク層208を有する。遮光性インクは、例えばカーボンブラックのような黒色又は暗色の顔料又は染料を含むインクであれば、特に限定されない。遮光性インク層208は、焼却時に環境への悪影響がないととともに、容器内の金属系異物を金属探知機で検知するのを可能にするという利点もある。なお場合によっては、遮光性インク層208の代わりにアルミニウム箔を用いても良い。
(6) シーラント層
容器本体1の上端フランジ部1aに熱シールするシーラント層211はシーラントフィルム又はホットメルトからなる。シーラントフィルムは、ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、アイオノマー、ポリスチレン等からなる。またシーラント層211はイージーピール性を有するのが好ましい。
シーラントフィルムとして、例えばポリエチレンベースフィルムと低分子量ポリエチレンフィルムとを有する積層フィルムを使用することができる。このような積層ポリエチレンフィルムは、例えば760FD(東レ合成フイルム(株)製)として市販されている。またシーラントフィルムとして、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)とポリエチレンとの混合物からなるフィルムも使用できる。またエチレンと炭素数3〜18のα-オレフィンとの直鎖状共重合体[密度(JIS K6922):0.870〜0.910 g/cm、MFR(JIS K6921、190℃、2.16kg荷重):1〜100 g/10分]、及びポリスチレン組成物からなるシーラントフィルムも使用可能である。
(7) 接着層
接着層に特に制限はないが、接着性を有するフィルム状のプラスチックからなるのが好ましい。例えば紙シート204の上面に文字や図柄等の印刷層を有する場合、カール性プラスチックフィルム201と紙シート204を接着する層202及び203には透明接着剤を用いるのが好ましい。透明接着剤は透明性を有するものである限り特に制限されないが、例えばポリウレタン樹脂(例えば商品名「ロックボンドRU-40」、ロックペイント(株)製)、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(EVA)、ポリビニルアセタール系樹脂(例えばポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール(PVB樹脂)、変性PVB等)、塩化ビニル樹脂等を挙げることができる。
紙シート204より下層の接着層205、206、208及び209には、ホットメルト、押出ラミネーションしたポリエチレン等が使用できる。
[3] 蓋体の製造方法
(1) 積層シートの製造方法
例えば図2に示す積層シート20を形成する場合、長尺の紙シート204の両面に接着層を形成し、一方の面にカール性プラスチックフィルム201を積層するとともに、他方の面に剛性プラスチックフィルム207と遮光性インク層208とシーラントフィルム211との積層フィルムを積層する。各フィルム201,207又は211には、必要に応じて予め多数の実質的に平行な線状痕及び/又は多数の微細孔を設けても良い。各フィルム201,207及び211の易裂性方向は長尺紙シート204の長手方向と一致させる。
カール性プラスチックフィルム201としてPBTフィルムを用いる場合、PBTの形状記憶性を利用して積層シート20にカール形状を記憶させることができる。カール形状を記憶したPBT積層シート20を作製するには、例えばWO 2004/026577に記載の2通りの方法を採用することができる。
第一の方法は、(a) PBTフィルムを含む積層シート20を、カール形状に保持しながらPBTのガラス転移温度Tg以下の温度T1で賦形処理(冷間加工)し、(b) 賦形積層シート20を、Tgを超える温度T2で平坦な形状に変形し、(c) Tg以下の温度T3まで冷却して平坦な形状に固定することからなる。また第二の方法は、(a) (i) PBTフィルムを含む積層シート20をカール形状に保持しながらTg超〜融点未満の温度T4で賦形処理するか、(ii) PBTフィルムをカール形状に保持しながら温度T4で賦形処理した後、紙シート204を含むフィルム積層体(積層シート20を形成した際に内層2bとなる層+紙シート21からなる積層体)と積層することによりカール形状を有する積層シート20を作製し、(b) 賦形積層シート20をTg以下の温度T5まで冷却してカール形状に固定し、(c) 賦形積層シート20をTg超〜T4未満の温度T6で平坦な形状に変形し、(d) Tg以下の温度T7まで冷却して平坦な形状に固定することからなる。これらの方法で作製した形状記憶PBT積層シート20は平坦であるが、それから打ち抜き加工/熱シールした蓋体2はカール性を回復しているので、容器本体1から剥離すればカールする。
(2) 打ち抜き/ハーフカット加工
積層シート20をカール性プラスチックフィルム201側を上にして載置し、複数のパンチにより打ち抜き/ハーフカット加工を行うと、一度に複数の蓋体2を製作することができる。打ち抜き/ハーフカット加工自体は公知の方法により行うことができる。一対の引裂始点22a,22b及びこれらに連結するハーフカット25a,25bの方向は、長尺紙シートの長手方向と一致させる。打ち抜き加工とハーフカット加工は同時に行っても、連続的に行っても良い。
(3) 容器本体への熱シール
蓋体2を形成した後に熱シールする場合を例にとって説明する。内容物(例えば乾燥麺、粉末スープ及び具材等)を容器本体1に収容した後、容器本体1の上端フランジ部1aに蓋体2をシーラントフィルム層211を下にして当接し、熱シールする。イージーピール性を付与するために、熱シール温度は120〜160℃程度であるのが好ましい。
もちろん積層シート20に予めハーフカット加工をした後で打ち抜き加工と容器本体1への熱シールとを同時に行っても良い。特に形状記憶PBT積層シート20は熱シール時の熱によりカール形状を回復するので、打ち抜き加工と容器本体1への熱シールを同時に行うのが好ましい。
以上の通り、図面を参照して本発明を説明したが、本発明はそれらに限定されず本発明の趣旨を変更しない限り種々の変更を加えることができる。例えば引裂方向に斜交する直線状カール用ハーフカットの傾斜角は、フラップ部が十分なカール性を得られるように適宜決めれば良い。
本発明の一実施例による蓋体を示す平面図である。 図1(a)の蓋体の下面のハーフカットを示す底面図である。 図1のA−A拡大断面図である。 図1のB−B拡大断面図である。 図1のC−C拡大断面図である。 カップラーメン容器に貼付した図1の蓋体を開封した状態を示す斜視図である。 カップラーメン容器に貼付した図1の蓋体を開封した後再封した状態を示す斜視図である。 (a) は本発明の別の実施例による蓋体を示す平面図であり、(b)〜(i) は本発明のさらに別の実施例による各蓋体を示す平面図である。 (a)〜(e)は本発明のさらに別の実施例による各蓋体を示す平面図である。 本発明のさらに別の実施例による蓋体を示す平面図である。 本発明のさらに別の実施例による蓋体を示す平面図である。 従来の蓋体の例を示す斜視図である。 容器に貼付された図11の蓋体が開封された状態を示す斜視図である。 従来の蓋体の別の例を示す斜視図である。 図13の蓋体を示す平面図である。 図14のD−D断面図である。 容器に貼付された図13の蓋体が開封された状態を示す斜視図である。
符号の説明
1・・・容器(本体)
1a・・・上端フランジ部
2,200,300,400・・・蓋体
2a,2b・・・側縁部
20・・・積層シート
21,21'・・・開封用タブ
22a,22b・・・引裂始点
220a,220b・・・引裂始点の延長線
23a,23b・・・引裂停止用ハーフカット
230・・・引裂停止用ハーフカットの引裂方向末端を結ぶ直線
24,240・・・カール用ハーフカット
24'・・・カール用ハーフカットの末端
241・・・カール用ハーフカットのタブ部側先端を通る引裂方向と直交する直線
25a,25b・・・開封用ハーフカット
25a',25b'・・・開封用ハーフカットの末端
250a,250b・・・断続部
26,26'・・・タブ部屈曲用ハーフカット
27・・・シール部
28,28’・・・マーク
40・・・中心線
201・・・カール性プラスチック(PBT)フィルム層
202,205,209・・・接着層
203,206,210・・・ポリエチレン層
204・・・紙シート層
207・・・剛性プラスチック(PET)層
208・・・遮光性インク層
211・・・シーラント層
3・・・フラップ部
3a,3b・・・側縁部
121・・・剥離用タブ部
122・・・コの字状切れ目
123・・・切込み

Claims (7)

  1. 紙シート層とカール性プラスチック層とを有し、前記カール性プラスチック層より前記紙シート層を下側にして容器にシールされる容器密封用蓋体であって、
    (1) 外周縁に設けられたタブ部と、
    (2) 前記タブ部の両側に設けられた引裂始点と、
    (3) 前記引裂始点の引裂方向延長線に設けられた開封用ハーフカットと、
    (4) 前記引裂始点の引裂方向延長線上で、かつ前記蓋体の中心線を越えたシール部の近傍に、引裂方向に凸となる向きに形成された実質的にU字状又は円弧状の引裂停止用ハーフカットと、
    (5) 前記引裂始点の引裂方向延長線の間で、かつ前記両引裂停止用ハーフカットの引裂方向末端を結ぶ直線上か、この直線から逆引裂方向に10 mmの長さの領域内の下面に設けられ、引裂方向に直交し、両末端が前記引裂停止用ハーフカットから僅かに離隔している一本のデッドホールド性付与用直線状ハーフカット(a)と、
    (6) 前記開封用ハーフカットの間で、前記ハーフカット(a)より逆引裂方向の領域の下面に設けられ、(6-1) X字状に交差するように、引裂方向に斜交する方向に延在し、両末端が前記開封用ハーフカットから僅かに離隔している二本のデッドホールド性付与用直線状ハーフカット(b)、又は(6-2) 実質的にX字状に交差するように、引裂方向に凸となる向き、及び引裂方向に凹となる向きの円弧状に延在し、両末端が前記開封用ハーフカットから僅かに離隔している二本のデッドホールド性付与用円弧状ハーフカット(c)と
    を有することを特徴とする容器密封用蓋体。
  2. 請求項1に記載の容器密封用蓋体において、前記ハーフカット(c)は、前記引裂方向に凸となる向きの円弧状ハーフカット、及び前記引裂方向に凹となる向きの円弧状ハーフカットが交差して接点又は交点を有するように設けられていることを特徴とする容器密封用蓋体。
  3. 請求項1又は2に記載の容器密封用蓋体において、前記ハーフカット(a)及び(b)、又は前記ハーフカット(a)及び(c)が設けられている領域の引裂方向の長さは10〜30 mmであることを特徴とする容器密封用蓋体。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の容器密封用蓋体において、前記開封用ハーフカットの間で、前記ハーフカット(b)又は(c)より逆引裂方向側の下面に設けられ、引裂方向に直交し、両末端が前記引裂停止用ハーフカットから僅かに離隔している一本のデッドホールド性付与用直線状ハーフカット(d)を有し、前記ハーフカット(a)、(b)及び(d)、又は前記ハーフカット(a)、(c)及び(d)が設けられている領域の引裂方向の長さは10〜30 mmであることを特徴とする容器密封用蓋体。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の容器密封用蓋体において、前記蓋体は、上面から順に少なくともカール性プラスチック層、紙シート、剛性プラスチックフィルム層及び熱シール性フィルムを有する積層シートからなり、前記ハーフカット(a)及び(b)、又は前記ハーフカット(a)及び(c)は前記剛性プラスチックフィルム層の厚さの少なくとも約30%に相当する深さに達していることを特徴とする容器密封用蓋体。
  6. 請求項に記載の容器密封用蓋体において、前記ハーフカット(a)及び(b)、又は前記ハーフカット(a)及び(c)はほぼ前記剛性プラスチックフィルム層の上面に達していることを特徴とする容器密封用蓋体。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の容器密封用蓋体において、前記カール性プラスチック層はポリブチレンテレフタレートフィルムからなることを特徴とする容器密封用蓋体。
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