JP4156700B2 - 露光データ作成方法、露光データ作成装置、及び、記録媒体 - Google Patents

露光データ作成方法、露光データ作成装置、及び、記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路の設計パターンを露光媒体に対して露光するために用いられる露光データを作成する露光データ作成方法、露光データ作成装置、及び、記録媒体に関するものである。
【0002】
近年の半導体集積回路(LSI)においては、大規模化及び高集積化が進められ、そのLSIのパターンを露光する際のショット数、即ちLSIを作成するために必要な露光データのデータ量も増大している。ショット数の増加は露光時間の長時間化、ひいてはLSIの製造時間の長時間化を招くことから、ショット数を低減して露光時間を短くすることが要求されている。
【0003】
【従来の技術】
図43は、電子ビーム(EB)露光装置の概略構成図である。EB露光装置は、プレート11及びステンシルマスク(又はブロックマスクという)12を備えている。プレート11には、所定面積の矩形形状の開口13が形成されている。図44に示すように、ステンシルマスク12には、複数の第1透過孔14と複数のブロック領域15が形成されている。第1透過孔14は、所定面積の矩形形状に形成されている。
【0004】
ブロック領域15には、第2透過孔16又は第3透過孔17が形成されている。第2透過孔16の形状は、LSIのレイアウトパターンデータから共通部分を抽出した「繰り返しパターン」の形状に形成されている。繰り返しパターンには、複数種類のパターンが含まれる。この第2透過孔16が形成されたブロック領域を「繰り返しブロック」という。
【0005】
第3透過孔17の形状は、斜辺を含む「分割パターン」の形状に形成されている。分割パターンは、LSIのレイアウトパターンデータから斜辺を含むレイアウトパターンを、ブロック領域14の大きさに対応して斜辺を含むように分割したパターンである。この第3透過孔17が形成されたブロック領域を「分割ブロック」という。
【0006】
露光装置は、図43の第1,第2電磁偏向器19,20を制御し、プレート11により成形したビームとステンシルマスク12の第1〜第3透過孔14〜16との重なり具合を変え、各透過孔を透過するビームの断面形状、即ち露光パターンを制御する。そして、露光装置は、第3電磁偏向器21を制御して透過ビームを偏向させると共に、ステージ22をX,Y軸方向に移動させ、該ステージ22上に載置された露光媒体としてのウェハ23に所望のパターンを露光する。
【0007】
露光装置は、第1透過孔14を透過したビームにより、矩形形状のパターンを露光する。また、露光装置は、プレート11により成形したビームと第1透過孔14の重なり具合を変えることにより、ウェハ23上に露光される矩形パターンの大きさを制御する。これにより、露光装置は、可変矩形方式による露光方法を提供する。
【0008】
露光装置は、第2透過孔15を透過したビームにより、複数種類のパターンをを含む繰り返しパターンを一度のショットにて露光する。また、露光装置は、第3電磁偏向器21,ステージ22を制御し、第2透過孔15を透過したビームにより同一形状の繰り返しパターンを複数露光する。これにより、露光装置は、「繰り返しブロック」を用いたブロック露光による露光方法を提供する。このブロック露光は、ショット数を少なくして露光時間を短縮する。
【0009】
又、露光装置は、第3透過孔16を透過したビームにより、斜辺を含む分割パターンを一度のショットにて露光する。露光装置は、分割パターンを組み合わせることにより、所望の形状のパターンを露光する。これにより、露光装置は、「分割ブロック」を用いたブロック露光による露光方法を提供する。
【0010】
一般に、図45上段に示すように、斜辺を有するパターン24を図43のウェハ23に露光する場合、可変矩形露光を行う露光装置はパターン24をショット分割し、図45左下に示すごとく複数の矩形パターン25を露光する。即ち、この露光装置は、1つのパターン24を複数の矩形パターン25に分割して露光する。このことは、ショット数を増加させ、露光時間の長時間化を招く。また、矩形パターン25によるショット分割は、基のパターン24の斜辺が階段状に露光される。この斜辺の段差を小さくするためには矩形パターン25の幅を狭くする必要があるが、これにより基のパターン24を矩形パターン25に分割する分割数が多くなるため、ショット数を更に増加させる。
【0011】
そこで、図45右下に示すように、基のパターン24に含まれる斜辺と同じ傾きの斜辺を有する直角三角形状の第3透過孔17aを図44のステンシルマスク12に形成する。露光装置は、この第3透過孔17aの形状に基づいて、基のパターン24を三角形のパターン26a,26bと矩形のパターン27a,27bにショット分割する。このときの分割数は、左側の矩形パターン25のみによるショット分割の分割数に比べて少ない。即ち、ショット数が少ない。
【0012】
露光装置は、第3透過孔17aを透過したビームにより三角形状のパターン26aを、図43のプレート11を透過したビームと第3透過孔17aの重なり具合を変え、小さな三角形状のパターン26bを露光する。また、露光装置は、プレート11を透過したビームと図44の第1透過孔14の重なり具合を変え、矩形状のパターン27a,27bを露光する。これにより、基のパターン24に含まれる斜辺が第3透過孔17aの斜辺にて露光されるため、斜辺の精度が良くなる。
【0013】
LSIの露光データは、図示しない露光データ作成装置により作成され、上記の露光装置に供給される。露光データ作成装置は、LSIのレイアウトパターンの形状が表現可能形状か表現不可形状かを判断する。表現可能形状は露光装置にて露光可能な形状であり、表現不可形状は露光装置にて露光不可能な形状である。
【0014】
露光装置は、表現可能形状のレイアウトデータに対応する露光データを上記の繰り返しパターン,分割パターンをそのまま、又は分割パターン,矩形パターンによりショット分割して露光する。このレイアウトデータの表現可能形状は水平,垂直な辺を含む図形であり、例えば図46に示すように、矩形、直角三角形、平行四辺形、台形等のパターン29a〜29nを含む。また、分割ブロックに搭載される第3透過孔17の形状も表現可能形状である。従って、水平,垂直な辺を含まない任意図形は表現不可形状である。
【0015】
表現不可形状は露光装置にて露光不可能であるため、露光データ作成装置は、表現不可形状のパターンデータを露光装置における表現可能形状にショット分割して露光データを作成する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、レイアウトデータから露光データを作成する際に、誤差が含まれる場合がある。即ち、露光データ作成装置は、LSIのレイアウトデータを基に、サイジングやシュリンク等の図形処理,露光装置が扱うデータのグリッド(座標値)にレイアウトデータの座標値を合わせる丸め処理等を施して露光データを作成する。これらの処理により作成される露光データは、基のレイアウトデータに対して誤差を含む場合がある。この露光データに含まれる誤差により表現可能形状であったレイアウトデータの座標値がずれることにより、レイアウトデータの形状が分割ブロックを利用することができない表現不可形状となる。特に、45度の倍角ではない斜辺含むレイアウトパターンの場合、そのレイアウトパターンに基づく第3透過孔16をステンシルマスク12に形成しておいても、僅かな誤差により斜辺の傾きが変化してしまい、表現不可形状となる。
【0017】
上記により、第3透過孔17を利用する事ができなくなる。すると、露光データ作成装置は、表現不可形状のレイアウトデータに基づく露光データに対して、矩形パターンを用いたショット分割処理を実施し、矩形パターンによる露光データを作成する。これにより、露光装置におけるショット数が増加し、1枚のウェハに対する露光時間が長くなる。
【0018】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的はショット数を少なくして露光時間の短縮を図ることのできる露光データ作成方法、露光データ作成装置、及び、記録媒体を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、露光媒体に半導体集積回路を作成するための設計パターンを予め形状が設定された分割ブロックパターンを搭載したマスクを用いて露光するブロック露光のための露光データを作成する露光データ作成方法であって、前記設計パターンが水平及び垂直な辺を含まず露光装置にて露光不可能な形状である表現不可形状である場合に、その表現不可形状を水平あるいは垂直な辺を含み前記露光装置にて露光可能な形状である表現可能形状に補正可能か否かを判定する第1判定ステップと、前記第1判定ステップにおける判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に前記表現不可形状を表現可能形状に補正する第1補正ステップと、前記補正された表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定する第2判定ステップと、前記第2判定ステップにおける判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に前記表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正する第2補正ステップと、前記分割ブロックパターンのデータに基づいて露光データを作成する露光データ作成ステップとを含む。
【0020】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の露光データ作成方法において、前記第1判定ステップは、前記表現不可形状と前記表現可能形状とを形状比較し、前記表現不可形状を前記表現可能形状に変更するのに必要とする変化量を計算するステップと、前記変化量と予め設定された誤差範囲値を比較し、その比較結果に基づいて前記表現不可形状を前記表現可能形状に補正可能か否かを判定するステップとを含む。
【0021】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の露光データ作成方法において、前記第2判定ステップは、前記分割ブロックパターンの形状の大きさを前記表現可能形状の大きさに対応させ、その対応する大きさの形状と前記表現可能形状とを比較し、前記表現可能形状と前記分割ブロックパターンの形状の間の相違値を計算するステップと、前記相違値と予め設定された誤差範囲値を比較し、その比較結果に基づいて前記表現可能形状を前記分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定するステップとを含む。
【0022】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法において、前記設計パターンの形状は三角形形状であり、前記第1判定ステップにおいて、前記三角形形状の設計パターンを直角三角形の表現可能形状に補正可能か否かを判定し、前記第2判定ステップにおいて、前記直角三角形の表現可能形状を、直角三角形の分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定するようにした。
【0023】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法において、前記設計パターンの形状は四角形形状であり、前記第1判定ステップにおいて、前記四角形形状の設計パターンを平行四辺形の表現可能形状に補正可能か否かを判定し、前記第2判定ステップにおいて、前記平行四辺形の表現可能形状を、平行四辺形の分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定するようにした。
【0024】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法において、前記設計パターンの形状は四角形形状であり、前記第1判定ステップにおいて、前記四角形形状の設計パターンを平行四辺形の表現可能形状に補正可能か否かを判定し、前記第2判定ステップにおいて、前記平行四辺形の表現可能形状を、直角三角形の分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定するようにした。
【0025】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法において、前記設計パターンの形状は四角形形状であり、前記第1判定ステップにおいて、前記四角形形状の設計パターンを台形の表現可能形状に補正可能か否かを判定し、前記第2判定ステップにおいて、前記台形の表現可能形状を、直角三角形の分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定するようにした。
【0026】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法において、前記第2補正ステップは、前記表現可能形状を前記第2判定ステップにおいて前記表現可能形状の大きさに前記分割ブロックパターンの大きさを対応させた形状に変更し、その変更後の形状を前記分割ブロックパターンを用いて露光するための分割パターンデータを作成するようにした。
【0027】
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法において、前記第2判定ステップの判定結果に基づいて、補正不可能と判定された場合に、前記表現可能形状を前記分割ブロックパターンの形状の大きさに縮小した縮小パターンを作成し、その縮小パターンが前記分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に、前記表現可能形状を前記分割ブロックパターンの形状で分割した分割ブロックパターンデータを作成するステップを含む。
【0028】
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至8のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法において、前記第2判定ステップの判定結果に基づいて、補正不可能と判定された場合に、前記表現可能形状と前記分割ブロックパターンの形状の相違値が前記誤差範囲値以内となる分割用の縮小パターンを作成し、その縮小パターンにより前記表現可能形状を分割した分割ブロックパターンデータを作成するステップを含む。
【0029】
請求項11に記載の発明は、露光媒体に半導体集積回路を作成するための設計パターンを予め形状が設定された分割ブロックパターンを搭載したマスクを用いて露光するブロック露光のための露光データを作成する露光データ作成装置であって、前記設計パターンが水平及び垂直な辺を含まず露光装置にて露光不可能な形状である表現不可形状である場合に、その表現不可形状を水平あるいは垂直な辺を含み前記露光装置にて露光可能な形状である表現可能形状に補正可能か否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段における判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に前記表現不可形状を表現可能形状に補正する第1補正手段と、前記補正された表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定する第2判定手段と、前記第2判定手段における判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に前記表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正する第2補正手段と、前記分割ブロックパターンのデータに基づいて露光データを作成する露光データ作成手段とを備えた。
【0030】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の露光データ作成装置において、前記第1判定手段は、前記表現不可形状と前記表現可能形状とを形状比較し、前記表現不可形状を前記表現可能形状に変更するのに必要とする変化量を計算する手段と、前記変化量と予め設定された誤差範囲値を比較し、その比較結果に基づいて前記表現不可形状を前記表現可能形状に補正可能か否かを判定する手段とを備えた。
【0031】
請求項13に記載の発明は、請求項11又は12に記載の露光データ作成装置において、前記第2判定手段は、前記分割ブロックパターンの形状の大きさを前記表現可能形状の大きさに対応させ、その対応する大きさの形状と前記表現可能形状とを比較し、前記表現可能形状と前記分割ブロックパターンの形状の間の相違値を計算する手段と、前記相違値と予め設定された誤差範囲値を比較し、その比較結果に基づいて前記表現可能形状を前記分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定する手段とを備えた。
【0032】
請求項14に記載の発明は、請求項11乃至13のうちの何れか1項に記載の露光データ作成装置において、前記第2補正手段は、前記表現可能形状を前記第2判定ステップにおいて前記表現可能形状の大きさに前記分割ブロックパターンの大きさを対応させた形状に変更し、その変更後の形状を前記分割ブロックパターンを用いて露光するための分割パターンデータを作成するようにした。
【0033】
請求項15に記載の発明は、請求項11乃至14のうちの何れか1項に記載の露光データ作成装置において、前記第2判定手段の判定結果に基づいて、補正不可能と判定された場合に、前記表現可能形状を前記分割ブロックパターンの形状の大きさに縮小した縮小パターンを作成し、その縮小パターンが前記分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に、前記表現可能形状を前記分割ブロックパターンの形状で分割した分割ブロックパターンデータを作成する手段を備えた。
【0034】
請求項16に記載の発明は、請求項11乃至14のうちの何れか1項に記載の露光データ作成装置において、前記第2判定手段の判定結果に基づいて、補正不可能と判定された場合に、前記表現可能形状と前記分割ブロックパターンの形状の相違値が前記誤差範囲値以内となる分割用の縮小パターンを作成し、その縮小パターンにより前記表現可能形状を分割した分割ブロックパターンデータを作成する手段を備えた。
【0035】
請求項17に記載の発明は、記録媒体には、請求項1乃至10のうちのいずれか1項に記載のステップよりなるプログラムを記録した。
(作用)
従って、請求項1に記載の発明によれば、設計パターンが水平及び垂直な辺を含まず露光装置にて露光不可能な形状である表現不可形状である場合に、その表現不可形状を水平あるいは垂直な辺を含み露光装置にて露光可能な形状である表現可能形状に補正可能か否かが判定される。その判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に表現不可形状を表現可能形状に補正される。補正された表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かが判定され、その判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正される。これにより、露光データのデータ量が少なくなる。
【0036】
請求項2に記載の発明によれば、表現不可形状と表現可能形状とが形状比較され、表現不可形状を表現可能形状に変更するのに必要とする変化量が計算される。その変化量と予め設定された誤差範囲値が比較され、その比較結果に基づいて表現不可形状を表現可能形状に補正可能か否かが判定される。
【0037】
請求項3に記載の発明によれば、分割ブロックパターンの形状の大きさを表現可能形状の大きさに対応させ、その対応する大きさの形状と表現可能形状とが比較され、表現可能形状と分割ブロックパターンの形状の間の相違値が計算される。その相違値と予め設定された誤差範囲値が比較され、その比較結果に基づいて表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かが判定される。
【0038】
請求項4に記載の発明によれば、設計パターンの形状は三角形形状であり、第1判定ステップにおいて、三角形形状の設計パターンを直角三角形の表現可能形状に補正可能か否かが判定され、第2判定ステップにおいて、直角三角形の表現可能形状を、直角三角形の分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かが判定される。
【0039】
請求項5に記載の発明によれば、設計パターンの形状は四角形形状であり、第1判定ステップにおいて、四角形形状の設計パターンを平行四辺形の表現可能形状に補正可能か否かが判定され、第2判定ステップにおいて、平行四辺形の表現可能形状を、平行四辺形の分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かが判定される。
【0040】
請求項6に記載の発明によれば、設計パターンの形状は四角形形状であり、第1判定ステップにおいて、四角形形状の設計パターンを平行四辺形の表現可能形状に補正可能か否かが判定され、第2判定ステップにおいて、平行四辺形の表現可能形状を、直角三角形の分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かが判定される。
【0041】
請求項7に記載の発明によれば、設計パターンの形状は四角形形状であり、第1判定ステップにおいて、四角形形状の設計パターンを台形の表現可能形状に補正可能か否かが判定され、第2判定ステップにおいて、台形の表現可能形状を、直角三角形の分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かが判定される。
【0042】
請求項8に記載の発明によれば、第2補正ステップにおいて、表現可能形状を、その表現可能形状の大きさに分割ブロックパターンの大きさを対応させた形状に変更され、その変更後の形状を分割ブロックパターンを用いて露光するための分割パターンデータが作成される。
【0043】
請求項9に記載の発明によれば、第2判定ステップの判定結果に基づいて、補正不可能と判定された場合に、表現可能形状を分割ブロックパターンの形状の大きさに縮小した縮小パターンが作成され、その縮小パターンが分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かが判定され、その判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に、表現可能形状を分割ブロックパターンの形状で分割した分割ブロックパターンデータが作成される。
【0044】
請求項10に記載の発明によれば、第2判定ステップの判定結果に基づいて、補正不可能と判定された場合に、表現可能形状と分割ブロックパターンの形状の相違値が誤差範囲値以内となる分割用の縮小パターンが作成され、その縮小パターンにより表現可能形状を分割した分割ブロックパターンデータが作成される。
【0045】
請求項11に記載の発明によれば、第1判定手段は、設計パターンが水平及び垂直な辺を含まず露光装置にて露光不可能な形状である表現不可形状である場合に、その表現不可形状を水平あるいは垂直な辺を含み露光装置にて露光可能な形状である表現可能形状に補正可能か否かを判定する第1補正手段は、第1判定手段における判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に表現不可形状を表現可能形状に補正する。第2判定手段は、補正された表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定する。そして、第2補正手段は、第2判定手段における判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正する。これにより、露光データのデータ量が少なくなる。
【0046】
請求項12に記載の発明によれば、第1判定手段には、表現不可形状と表現可能形状とを形状比較し、表現不可形状を表現可能形状に変更するのに必要とする変化量を計算する手段と、変化量と予め設定された誤差範囲値を比較し、その比較結果に基づいて表現不可形状を表現可能形状に補正可能か否かを判定する手段とが備えられる。
【0047】
請求項13に記載の発明によれば、第2判定手段には、分割ブロックパターンの形状の大きさを表現可能形状の大きさに対応させ、その対応する大きさの形状と表現可能形状とを比較し、表現可能形状と分割ブロックパターンの形状の間の相違値を計算する手段と、相違値と予め設定された誤差範囲値を比較し、その比較結果に基づいて表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定する手段とが備えられる。
【0048】
請求項14に記載の発明によれば、第2補正手段は、表現可能形状を、第2判定ステップにおいて表現可能形状の大きさに分割ブロックパターンの大きさを対応させた形状に変更し、その変更後の形状を分割ブロックパターンを用いて露光するための分割パターンデータを作成する。
【0049】
請求項15に記載の発明によれば、第2判定手段の判定結果に基づいて、補正不可能と判定された場合に、表現可能形状を分割ブロックパターンの形状の大きさに縮小した縮小パターンが作成され、その縮小パターンが分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かが判定され、その判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に、表現可能形状を分割ブロックパターンの形状で分割した分割ブロックパターンデータが作成される。
【0050】
請求項16に記載の発明によれば、第2判定手段の判定結果に基づいて、補正不可能と判定された場合に、表現可能形状と分割ブロックパターンの形状の相違値が誤差範囲値以内となる分割用の縮小パターンが作成され、その縮小パターンにより表現可能形状を分割した分割ブロックパターンデータが作成される。
【0051】
請求項17に記載の発明によれば、記録媒体には、請求項1乃至9のうちのいずれか1項に記載のステップよりなるプログラムが記録され提供される。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図42に従って説明する。
図3は、露光データ作成装置の概略構成図である。露光データ作成装置31は、中央演算処理装置(以下、CPUという)32、メモリ装置33、MT装置34、端末装置35、ディスク装置36を備え、各装置33〜36はCPU32に接続されている。
【0053】
ディスク装置36には、図1に示す露光データ作成処理のプログラムデータが予め記憶されている。その露光データ作成処理のプログラムデータは、図3の記録媒体としての磁気テープ(MT)37に記録されている。磁気テープ37は、MT装置34にセットされ、CPU32はMT装置34により磁気テープ37からプログラムデータを読み出し、ディスク装置36に格納する。そして、CPU32は、端末装置35の操作に基づいて起動され、図1,2の各ステップに従って露光データ作成処理を実行する。
【0054】
図3のディスク装置36には、図1に示す第1データファイル41が記憶されている。第1データファイル41には、例えば図示しないCAD装置により回路設計及びレイアウト設計されたメモリ等の繰り返しの多いパターンを含む半導体装置(LSI)チップの設計データが予め格納されている。図3のCPU32は、データフィル41から設計データであるパターンデータを入力し、そのパターンデータに基づいて図1に示される露光データ作成処理を実行する。
【0055】
また、図3中のディスク装置36には、図1に示す第2〜第7データファイル42〜47が格納される。CPU32は、図1に示されるフローチャートのステップS1〜S8に従って露光データ作成処理を実行し、その処理において作成した各データを第2〜第7データファイル42〜47に格納する。
【0056】
即ち、図1に示されるステップS1は処理データ入力処理(処理データ入力手段)であって、図3中のCPU32は、データフィル41からパターンデータを基データとして入力する。
【0057】
次に、図1に示されるステップS2において、CPU32は、全てのパターンデータに対して、所定の図形処理、例えば、OR処理、サイジング処理、リサイズ処理等のように、LSIの露光データを作成する上で必要となる図形処理を施す。また、CPU32は、5角形以上の多角形のレイアウトデータに対してパターン分割処理を施し、三角形のレイアウトデータと四角形のレイアウトデータに分割する。そして、CPU32は、処理後のレイアウトデータを中間データとしてディスク装置36上の第2データファイル42に格納する。中間データの格納を終了すると、CPU32は、ステップS2からステップS3に移る。
【0058】
次に、図1に示されるステップS3において、CPU32は、第2データファイル42から中間データを入力する。中間データの入力を終了すると、CPU32は、ステップS3からステップS4に移る。
【0059】
ステップS4は繰り返しデータ抽出処理(繰り返しデータ抽出手段)であって、図3中のCPU32は、入力した中間データから繰り返し性のあるレイアウトパターンデータを認識及び抽出する。そして、CPU32は、抽出したレイアウトパターンデータを繰り返しブロックデータとして図1中の第4データファイル44に格納する。
【0060】
また、CPU32は、入力した中間データから繰り返しブロックデータを除くレイアウトパターンデータを第1パターンデータとして第3データファイル43に格納する。そして、繰り返しブロックデータ,第1パターンデータの格納を終了すると、CPU32は、図1に示されるステップS4からステップS5に移る。
【0061】
ステップS5は分割ブロックデータ入力処理であって、図3中のCPU32は、図44のステンシルマスク12に搭載する分割ブロックパターンの形状データを入力する。形状データの入力を終了すると、CPU32は、ステップS5からステップS6に移る。
【0062】
ステップS6は、形状補正処理(形状補正手段)であり、先ずCPU32は、第3データファイル43に格納された第1パターンデータを入力する。次に、CPU32は、第1パターンデータの形状認識を行い、第1パターンデータの形状が表現可能形状か表現不可形状かを判断する。その判断結果に基づいて、CPU32は、表現不可形状の第1パターンデータを表現可能形状のデータに補正する。
【0063】
詳しくは、CPU32は、先ず第1パターンデータの形状を表現可能形状への補正が可能かを判定する。その判定結果に基づいて、CPU32は、補正可能な場合に、第1パターンデータの形状を表現可能形状に補正し、補正後のデータを第2パターンデータとして第5データファイル45に格納する。
【0064】
次に、CPU32は、第2パターンデータと、ステップS5にて入力した分割ブロックパターンの形状データとを比較する。その比較結果に基づいて、CPU32は、第2パターンデータの形状を分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判断する。
【0065】
補正可能な場合、CPU32は、第2パターンデータの形状を分割ブロックパターンの形状に補正し、その補正後のデータを分割ブロックパターンデータとして第6データファイル46に格納する。このように、分割ブロックパターンに補正することにより、分割ブロックを用いた露光が可能となる。これにより、矩形パターンにショット分割する場合に比べて、斜辺を精度良く露光することができるとともに、ショット数が少なくなる。
上記した表現可能形状への補正が可能か否かを判定した判定結果に基づいて、第1パターンデータの形状を表現可能形状に補正不可能な場合、図3中のCPU32は、図1のステップS6からステップS7に移る。そのステップS7はショット分割処理であって、CPU32は、第1パターンデータを矩形パターンにてショット分割する。CPU32は、ショット分割により生成したデータを第2パターンデータとして第5データファイル45に格納する。
【0066】
全ての第1パターンデータに対して補正処理又はショット分割処理を施すと、図3中のCPU32は、図1のステップS6,S7からステップS8に移る。
ステップS8は露光データ作成処理である。ここで、図3中のCPU32は、第4〜第6データファイル44〜46から各パターンデータを読み込み、各データを露光データに変換する。そして、CPU32は、その露光データを図1の第7データファイル47に格納する。その後、CPU32は露光データ作成処理を終了する。
【0067】
第7データファイル47に格納された露光データは、露光媒体としてのウェハ23を露光する場合に利用される。即ち、図22に示す露光装置において、第7データファイル47に格納された露光データに基づいて、第1〜第3電磁偏向器19〜21及びステージ22が制御され、ウェハ23の所定位置に所望の露光パターンが露光される。
【0068】
表現不可形状を分割ブロックパターンの形状に補正することにより、矩形パターンによるショット分割を行う場合に比べてショット数が少なくなる。これにより、ウェハ1枚当たりの露光時間が短縮される。
【0069】
次に、図1中のステップS6における形状補正処理を、図2に示すフローチャートのステップS11〜S20に従って詳述する。
先ず、図2に示されるステップS11〜S20は図1中のステップS6における形状補正処理のサブステップである。先ず、図3中のCPU32は、図2中のステップS11で第3データファイル43に格納された第1パターンデータを読み込む。そのデータの読み込みを終了すると、CPU32は図2のステップS11からステップS12に移る。
【0070】
ステップS12は形状認識処理(形状認識手段)であり、図3のCPU32は、ステップS11で入力した1つのパターンデータに対する形状認識処理を行う。この形状認識処理において、CPU32は、入力した第1パターンデータの形状が三角形か四角形かを判断する。第1パターンデータの形状によって、補正処理の方法が異なるからである。CPU32は、第1パターンデータの形状を認識すると、図2のステップS12からステップS13に移る。
【0071】
ステップS13は矩形判定処理(矩形判定手段)であり、図3のCPU32は、ステップS12において認識した第1パターンデータの形状が矩形か否かを判定する。矩形は表現可能形状である。従って、CPU32は、矩形形状の第1パターンデータに対して形状補正処理を行う必要がない。そのため、CPU32は、第1パターンデータの形状が矩形の場合、次の第1パターンデータを読み込むためにステップS13からステップS20に移る。そして、CPU32は、第1パターンデータの形状が矩形ではない場合にその第1パターンデータに対する形状補正処理を行うためにステップS13からステップS14に移る。
【0072】
ステップS14は変化量計算処理(変化量計算手段)であり、図3のCPU32は、表現可能形状への補正が可能か否かを判断するための補正判定値とする変化量を求める。変化量は、第1パターンデータの形状を表現可能形状に変形した場合に、元の第1パターンデータの形状と変形後の形状の差である。パターンデータの形状は、辺の座標値、辺の角度等によりに示される。尚、本実施形態では第1パターンデータの辺の座標値と表現可能形状の辺の座標値の差を変化量とする。
【0073】
そして、CPU32は、第1パターンデータに含まれる各辺のうち、その第1パターンデータの形状に応じた辺を特定する。特定する辺は、第1パターンデータの形状が三角形の場合、最も大きな角度の内角を構成する2辺であり、その形状が四角形の場合には相対向する2辺である。CPU32は、特定した辺を水平(X軸と平行)又は垂直(X軸に対して垂直であってY軸と平行)に変更するときの変化量を求める。
【0074】
例えば、第1パターンデータの形状が図4(a)に実線で示す三角形の場合、第1パターンデータは、辺A,B,Cのデータを含む。辺A,B,Cは、両端の座標値(=各頂点の座標値)にてそれぞれの位置が指定される。従って、第1パターンデータは、辺A〜Cを示す座標値(=各頂点の座標値)を格納するための領域を含む。
【0075】
図4(a)において、辺A〜Cのうち、最も大きな角度の内角を構成する2辺は辺A,Bである。そして、図4(a)では、辺Aは水平である。従って、図3のCPU32は、形状補正処理において、第1パターンデータの形状を、図4(a)に一点差線で示す直角三角形の表現可能形状に補正する。この場合、CPU32は、辺Bが辺Aと直角をなすように、辺B,Cに挟まれた頂点T1を表現可能形状の頂点T2まで各辺B,Cを移動させる。
【0076】
そして、第1パターンデータの頂点T1の座標値(x1,y1)と、表現可能形状の頂点T2の座標値(x2,y2)の差ΔX(=x1−x2),Δy(=y1−y2)を辺Bにおける変化量とする。そして、この辺Bにおける変化量を、変化量BΔx,BΔyとして表す。尚、辺Aが水平ではない場合、CPU32は、辺Bと同様に辺Aにおける変化量AΔx,AΔyを求める。
【0077】
また、第1パターンデータの形状が図4(b)に実線で示す四角形の場合、第1パターンデータは辺A,B,C,Dのデータを含む。図3のCPU32は、形状補正処理において、第1パターンデータの形状を、図4(b)に一点鎖線で示す四角形(図4(b)では平行四辺形)の表現可能形状に補正する。この場合、CPU32は、辺A,B,を移動させると共に、辺A,Cを平行にする。従って、図4(b)に示す形状の第1パターンデータの場合、辺A,Cの右端点の座標値のY軸方向の差Δyが変化量となる。
【0078】
また、変化量として第1パターンデータの辺の角度と表現可能形状の辺の角度の差(図4(a)に示す角度θ)、第1パターンデータの辺と表現可能形状の辺に挟まれた領域の面積(図4(a)にハッチングにて示した領域の面積)を用いても良い。
【0079】
図3中のCPU32は、図2のステップS11において読み込んだ第1パターンデータに対する変化量を求めると、図2のステップS14からステップS15に移る。
【0080】
ステップS15は第1補正判定処理(第1補正判定手段)であり、図3中のCPU32は、ステップS14にて求めた第1パターンデータの変化量と予め設定した誤差範囲値により、第1パターンデータの形状が表現可能形状に補正可能か否か判定する。誤差範囲値は、変形後の形状の第1パターンデータに基づいて実際のパターンを形成した場合に、そのパターンがLSIの性能に影響を与えない範囲の値である。
【0081】
例えば、補正後の第1パターンデータに基づいて形成した実際の配線パターンが設計上の第1パターンデータの形状よりもはるかに大きく隣接するパターン等に近づいた場合、両パターン間の信号が干渉する。また、実際のパターンの幅が第1パターンデータのそれよりも極端に狭くなると、そのパターンを通過する信号が大きく減衰する。これらは、LSIの性能に影響を与える。
【0082】
従って、第1パターンデータの変化量が所定の範囲値内にある時、その第1パターンデータに基づいて形成される実際の配線パターン等は、LSIの性能に影響を与えない。このような範囲を示す値が誤差範囲値である。
【0083】
図3中のCPU32は、第1パターンデータの変化量が誤差範囲値以内である場合、その第1パターンデータの形状を表現可能形状に補正可能であると判定する。その場合、CPU32は、補正処理を行うために図2のステップS15からステップS16へ移る。
【0084】
一方、CPU32は、第1パターンデータの変化量が誤差範囲値を越えている場合、その第1パターンデータの形状を表現可能形状に補正不可能であると判定する。その場合、CPU32は、第1パターンデータをショット分割するために図2のステップS15からステップS7へ移る。
【0085】
ステップS16は第1補正処理(第1補正手段)であり、図3中のCPU32は、第1パターンデータの形状を表現可能形状に補正する。そして、CPU32は、補正後の第1パターンデータを第2パターンデータとして第5データファイル45に格納する。
【0086】
具体的には、CPU32は、第1パターンデータに含まれる各辺の座標値を格納するための領域に、表現可能形状を構成する辺の座標値を格納する。例えば、図4(a)に示す形状の場合、第1パターンデータに含まれる辺B,Cの座標値(x1,y1)が格納された領域に座標値(x2,y2)を格納する。そして、この座標値(x2,y2)を含む第1パターンデータを第2パターンデータとして図2の第5データファイル45に格納する。第2パターンデータの格納を終了すると、図3中のCPU32は、ステップS16からステップS17に移る。
【0087】
ステップS17は相違値計算処理(相違値計算手段)であり、図3中のCPU32は、第2パターンデータの形状をブロックパターンの形状に補正可能であるか否かを判定するために用いる相違値を計算する。相違値は、第2パターンデータの形状とブロックパターンの形状の差分であり、本実施形態では上記した変化量と同様に、両図形の頂点の座標値の差である。尚、変化量と同様に、相違値に角度、面積が用いられても良い。
【0088】
この相違値計算処理について詳述すれば、先ず、図3中のCPU32は、第5データファイル45に格納した第2パターンデータを読み込む。そして、CPU32は、第2パターンデータの形状に類似した形状、又は組み合わせにより第2パターンデータの形状を表現することができる形状のブロックパターンを選択する。
【0089】
例えば、第2パターンデータの形状が直角三角形の場合、CPU32は、その直角三角形と相似した直角三角形の透過孔を有するブロックパターンを選択する。第2パターンデータの形状が平行四辺形の場合、CPU32はその平行四辺形と相似した平行四辺形の透過孔を有するブロックパターンを選択する。平行四辺形は、直角三角形を組み合わせることにより表現可能である。従って、CPU32は、組み合わせにより平行四辺形を表現することができる直角三角形の透過孔を有するブロックパターンを選択する。
【0090】
図6は、登録された分割ブロックパターンを示す。各分割ブロックパターンは、それぞれ所定の形状の透過孔(図のハッチング部分)を有している。そして、各ブロックパターンには、それぞれ固有のブロック番号が付けられている。このブロック番号は、図5に示す分割ブロックパターンデータ52の領域52aに格納される。そして、図43に示すブロック露光装置は、分割ブロックパターンデータ52の領域52aに格納されたブロック番号に基づいて図44に示すステンシルマスク12に搭載されたブロック領域15のうち、該当する透過孔17が形成されたブロック領域15を選択する。これにより、ブロック番号に対応する形状のパターンが図43のウェハ23に露光される。尚、露光データには、図5に示す分割ブロックパターンデータ52以外に、繰り返しブロックデータ51、パターンデータ53が含まれる。
【0091】
次に、CPU32は、選択したブロックパターンの大きさを、第2パターンデータの大きさと同じにする。具体的には、CPU32は、選択したブロックパターンのデータをX,Y方向に拡大又は縮小し、そのX,Y方向のサイズを第2パターンデータの形状のX,Y方向のサイズと同じにする。そして、CPU32は、拡大又は縮小したブロックパターンの各辺の座標値と、第2パターンデータの各辺の座標値の差を計算する。
【0092】
ステップS18は第2補正判定処理(第2補正判定手段)であり、図3中のCPU32は、第2パターンデータの形状が分割ブロックパターンデータの形状に補正可能か否かを判定する。このとき、CPU32は、ステップS17において求めた第2パターンデータの相違値と予め設定した誤差範囲値とを比較する。そして、CPU32は、相違値が誤差範囲値内の場合に第2パターンデータの形状を分割ブロックパターンデータの形状に補正可能であると判定する。その場合、CPU32は、補正処理を行うために図2のステップS18からステップS19へ移る。
【0093】
一方、CPU32は、第2パターンデータの相違値が誤差範囲値を越えている場合、その第2パターンデータの形状を分割ブロックパターンデータの形状に補正不可能であると判定する。そして、CPU32は、ステップS18からステップS20に移る。
【0094】
この場合、CPU32は、図1のステップS8において第2パターンデータを露光データにデータ変換し、その露光データを第7データファイル47に格納する。この露光データは形状を示すデータであるため、露光データのデータ量はショット分割した場合のデータ量に比べて少ない。そして、露光データは、入力したデータから所定の矩形パターンに矩形分割した分割データを作成し、その作成した分割データに基づいて露光を行う。
【0095】
ステップS19は第2補正処理(第2補正手段)であり、図3中のCPU32は、ステップS18において補正可能と判断した第2パターンデータの形状を分割ブロックパターンデータの形状に変更する補正処理を行う。そして、補正処理後のデータを分割ブロックパターンデータとして第6データファイル46に格納する。
【0096】
このとき、CPU32は、第2パターンデータのデータ形式を分割ブロックパターンデータのデータ形式に変更し、第6データファイル46に格納する。
図5は、露光データ作成処理にて扱われる各データのデータ形式を示す。
【0097】
繰り返しブロックデータ51は、図44の「繰り返しブロック」である第2透過孔16が形成されたブロック領域を用いて繰り返し性のあるパターンを露光するためのデータである。分割ブロックデータ52は、図44の分割ブロックである第3透過孔17が形成されたブロック領域を用いてパターンを露光するためのデータである。第1パターンデータは、繰り返しブロックデータとならない、即ち繰り返しブロックを用いることができない形状のパターンを露光するためのデータである。第2パターンデータは、分割ブロックパターンデータとはならない、即ち、分割ブロックを用いることができない形状のパターンを露光するためのデータである。
【0098】
繰り返しブロックデータ51は、ステンシルマスク上に搭載されている繰り返しブロックの番号、ブロックの種類、チップ上の配置位置のデータを格納するための領域51a〜51dを有する。
【0099】
分割ブロックパターンデータ52は、ステンシルマスク上に搭載されている分割ブロックの番号とブロックの種類、その分割ブロックで露光されるパターンデータの情報(ブロックの形状、配置位置、大きさ)を格納するための領域52a〜52fを有する。
【0100】
パターンデータ53は、第1,第2パターンデータであり、パターンの形状、配置位置、パターンの大きさのデータを格納するための領域53a〜53dを有する。
【0101】
図3中のCPU32は、パターンデータ53の領域53a〜53dに格納されたデータを分割ブロックパターンデータ52の領域52c〜52fに格納するとともに、分割ブロックパターンデータ52に固有の領域52a,52bにそれぞれ対応する情報を格納する。
【0102】
即ち、CPU32は、分割ブロックパターンデータ52の領域52aに、図2のステップS17において選択したブロック番号を格納する。CPU32は、領域52bに分割ブロックを示す情報を格納し、領域52cに露光する第1パターンデータの形状を示す情報を格納する。更に、CPU32は、パターンデータ53の領域53b〜53dに格納された配置座標(x、y)とパターンの大きさをそれぞれ分割ブロックパターンデータ52の領域52d〜52fに格納する。
【0103】
上記のステップS14〜S19の処理を、図7〜図10に従って説明する。
先ず、第1パターンの形状が三角形の場合を、図7,図8に従って説明する。図7(a)は、図2のステップS11において第3データファイル43から読み出された三角形の第1パターン61を示す。先ず、図3中のCPU32は、第1パターン61に対する変化量を求める。この第1パターン61の場合、最も大きな角度の内角を構成する辺A,Bを特定する。そして、CPU32は、辺A,Bにおける変化量AΔx,AΔy、BΔx,BΔyを求める。ここで、第1パターン61において、辺Aは水平であるため、CPU32は、辺Aにおける変化量AΔx,AΔyを共に「0」とする。
【0104】
次に、CPU32は、ステップS15において求めた辺Bにおける変化量BΔx,BΔyが誤差範囲値内であるか否かを判定し、その判定結果に基づいて第1パターンデータ61を図7(b)に一点鎖線で示す表現可能形状の第2パターンデータ61aに補正する。
【0105】
次に、CPU32は、第2パターン61aの形状に類似した形状の透過孔を有する分割ブロックパターンを選択する。この場合、CPU32は、図6に示す番号「2」の分割ブロックパターンBPを選択する。この分割ブロックパターンBP(2)を図7(b)に点線で示す。尚、括弧内の数字は、選択した番号「2」を示す。
【0106】
次に、CPU32は、第2パターン61aの形状を分割ブロックパターンBP(2)の形状に補正可能か否かを判定するために両形状の相違値を求める。図7(b)の場合、CPU32は、透過孔領域62の大きさを拡大した拡大パターン63を生成する。この拡大パターン63の底辺の長さは、辺Aの長さと一致する。そして、CPU32は、辺B1とその辺B1に対応する拡大パターン63の辺のY軸方向の長さの差(=Δy)を相違値として求める。CPU32は、相違値Δyが誤差範囲値内であるため、図2のステップS18において第2パターンの形状を分割ブロックパターンBP(2)の形状に補正可能であると判定し、ステップS19の第2補正処理を実施する。このようにして、図7(c)に示すように、元の第1パターン61を分割ブロックパターンBP(2)を用いて露光することとする。
【0107】
この第2補正処理において、CPU32は、図8に示すデータ形式にて分割ブロックパターンデータを図2の第6データファイル46に格納する。即ち、CPU32は、領域64aに選択したブロックパターンデータBP(2)の番号「2」を、領域64bにブロックの種類である「分割」を示す情報を、領域64cにパターン形状である「三角形」を示す情報を格納する。更に、CPU32は、領域64d,64eに第2パターンを配置するX座標,Y座標を、領域64fに第2パターンの大きさを示す情報を格納する。
【0108】
次に、第1パターンの形状が四角形の場合を、図9,図10に従って説明する。
図9(a)は、図2のステップS11において第3データファイル43から読み出された四角形の第1パターン71を示す。先ず、図3中のCPU32は、第1パターン71に対する変化量を求める。この第1パターン71の場合、CPU32は、垂直又は水平な辺とその辺に対向する辺を特定する。
【0109】
図9(a)において、辺Dが垂直である。従って、CPU32は、辺B,Dを特定する。CPU32は、辺Bを垂直に補正可能であるか否かを判定するために、辺Bにおける変化量BΔxを求める。そして、CPU32は、求めた変化量BΔxと誤差範囲値とを比較し、第1パターン71を表現可能形状に補正可能か否かを判定する。
【0110】
次に、CPU32は、第1パターン71を表現可能形状の内の平行四辺形に補正可能か否かを判定する。CPU32は、辺Bを垂直に補正した場合における斜辺の辺A,Cの相違値を求める。この場合、CPU32は、図9(b)に示すように、辺A,Cの一端を重ね合わせ、他端の座標値の差を相違値Δy1を求める。CPU32は、求めた相違値Δy1が誤差範囲値以下であれば第1パターン71の形状を平行四辺形に補正し、相違値Δy1が誤差範囲値以上のであれば台形に補正する。
【0111】
次に、CPU32は、第2パターン72の形状に類似した形状の透過孔を有する分割ブロックパターンを選択する。この場合、CPU32は、図6に示す番号「11」の分割ブロックパターンBPを選択する。この分割ブロックパターンBP(11)を図9(c)に点線で示す。
【0112】
次に、CPU32は、第2パターン72の形状を分割ブロックパターンBP(11)の形状に補正可能か否かを判定するために両形状の相違値を求める。図9(c)に示すように、CPU32は、透過孔領域73の大きさを拡大した拡大パターン74を生成する。CPU32は、拡大パターン74の左辺の長さを、辺Dの長さと一致させる。CPU32は、辺A1(又は辺C1)におけるY軸方向の差(=Δy2)を相違値として求める。CPU32は、相違値Δy2が誤差範囲値内であるため、図2のステップS18において第2パターンの形状を分割ブロックパターンBP(11)の形状に補正可能であると判定し、ステップS19の第2補正処理を実施する。このようにして、図9(d)に示すように、第2パターン72を分割ブロックパターンBP(11)を用いて露光することとする。
【0113】
この第2補正処理において、CPU32は、図10に示すデータ形式にて分割ブロックパターンデータを図2の第6データファイル46に格納する。即ち、CPU32は、領域75aに選択した分割ブロックパターンBP(11)の番号「11」を、領域75bにブロックの種類である「分割」を示す情報を、領域75cにパターン形状である「平行四辺形」を示す情報を格納する。更に、CPU32は、領域75d,75eに第2パターンを配置するX座標,Y座標を、領域75fにパターンの大きさを示す情報を格納する。
【0114】
ステップS20は終了判定処理(終了判定手段)であり、図3中のCPU32は、全ての第1パターンデータに対する形状補正処理を終了したか否かを判定する。CPU32は、まだ処理を行っていない第1パターンデータが存在している場合、図2のステップS20からステップS11に移る。そして、CPU32は、ステップS11において、次の第1パターンデータを第3データファイル43から読み込む。
【0115】
即ち、CPU32は、ステップS11からステップS20のループを繰り返し実行する。そして、CPU32は、全ての第1パターンデータに対して補正処理を実施した場合、形状補正処理を終了する。
【0116】
次に、図2中のステップS14〜S19の各処理を、第1パターンデータの形状に対応して詳述する。
[第1パターンデータの形状が三角形の場合]
先ず、第1パターンデータの形状が三角形の時の形状補正処理を、図11のフローチャート及び図12〜図16に従って詳述する。
【0117】
(1)第1パターンデータの形状が図12(a)に示す形状の場合。
図11のステップS21〜S23は、図2のステップS14のサブステップであり、変化量計算処理である。また、図11のステップS24,S25は、図2のステップ15のサブステップであり、第1補正判定処理である。更に、図11のステップS26〜S29は、図2のステップS16〜S19にそれぞれ対応している。
【0118】
先ず、図11のステップS21において、図3中のCPU32は、図12(a)に示す三角形形状の第1パターン81の内角の内、最も大きい角度を構成している辺Aと辺Bを求める。次に、ステップS22において、CPU32は、辺Aの変化量AΔx,AΔyを求める。この時、辺Aは水平であるため、CPU32は、変化量AΔyを「0」とする。更に、CPU32は、辺Aの端点を水平方向に移動させないため、変化量AΔxを「0」とする。同様に、ステップS23において、CPU32は、辺Bの変化量BΔx,BΔyを求める。
【0119】
ステップS24において、CPU32は、辺A,Bの変化量AΔy,BΔxが共に誤差範囲値以下であるため、第1パターン81が表現可能形状に補正可能であると判断する。そして、CPU32は、ステップS24からステップS25に移る。そのステップS25において、CPU32は、辺Bを垂直に補正した時に辺Aと辺Bが構成する内角が90度となるため、ステップS25からステップS26に移る。
【0120】
ステップS26において、CPU32は、第1パターン81の形状から辺Bを垂直にした直角三角形の形状に補正変更した第2パターン81a(図12(b)参照)を生成する。更に、CPU32は、補正変更後の第2パターンの形状を示すデータを第2パターンデータとして図11の第5データファイル45に格納する。そして、CPU32は、ステップS26からステップS27に移る。
【0121】
次に、ステップS27において、CPU32は、補正により生成した第2パターン81aに類似する分割ブロックパターンを選択する。この場合、CPU32は、図6中のブロック番号2の分割ブロックパターンBPを選択する。そして、CPU32は、第2パターン81aの形状と選択した分割ブロックパターンBP(2)の形状との比較を行う。
【0122】
この時、図12(c)に示すように、CPU32は、分割ブロックパターンBP(2)の透過孔の形状を補正後の第2パターン81aの大きさまで拡大した拡大パターン81bを生成する。そして、CPU32は、生成した拡大パターン81bと第2パターン81aを重ね合わせて、先端の差分Δyを求める。この差分Δyを相違値と呼ぶ。
【0123】
ステップS28において、CPU32は、求めた相違値(=Δy)が誤差範囲値以内であるため第2パターン81aを分割ブロックパターンBP(2)の形状に補正可能であると判定する。その判定結果に基づいて、CPU32は、ステップS28からステップS29へ移る。
【0124】
ステップS29において、CPU32は、図12(d)に示すように、第2パターン81aの斜辺の傾きを分割ブロックパターンBP(2)と同じ傾きに補正変更する。そして、CPU32は、補正変更した第2パターン81aのための分割ブロックパターンデータ82(図13参照)を作成する。CPU32は、分割ブロックパターンデータ82を図11の第6データファイル46に格納する。そして、分割ブロックパターンデータの格納を終了すると、CPU32は、形状補正処理を終了する。
【0125】
(2)第1パターンデータの形状が図14(a)に示す形状の場合。
図11のステップS21において、図3中のCPU32は、図14(a)に示す三角形形状の第1パターン83の内角のうち、最も大きい角度を構成している辺Aと辺Bを求める。次に、CPU32は、ステップS22において辺Aの変化量AΔx,AΔyを求め、ステップS23において辺Bの変化量BΔx,BΔyを求める。
【0126】
ステップS24において、CPU32は、辺Aの変化量AΔx,AΔyが共に誤差範囲値より大きいため、第1パターン83の形状を表現可能形状に補正不可能と判断する。そして、CPU32は、図11のステップS24からステップS7に移る。
【0127】
ステップS7において、CPU32は、図14(b)に示すように、第1パターン83を複数の短冊状の矩形パターン84にショット分割する。そして、CPU32は、複数の矩形パターン84のパターンデータを第2パターンデータとして図11の第5データファイル45に格納する。そして、第2パターンデータの格納を終了すると、CPU32は、形状補正処理を終了する。
【0128】
(3)第1パターンデータの形状が図15(a)に示す形状の場合。
図11のステップS21において、図3中のCPU32は、図15(a)に示す三角形形状の第1パターン85の内角のうち、最も大きい角度を構成している辺Aと辺Bを求る。次に、CPU32は、ステップS22において辺Aの変化量AΔx,AΔyを求め、ステップS23において辺Bの変化量BΔx,BΔyを求める。
【0129】
ステップS24において、CPU32は、辺Aの変化量AΔxと辺Bの変化量BΔyが共に誤差範囲値以内であるため、第1パターン85の形状を表現可能形状に補正可能と判定する。その判定結果に基づいて、CPU32は、ステップS24からステップS25に移る。そのステップS25において、CPU32は、辺Bを水平な辺B1に補正したとき、辺Aと辺B1が構成する内角は90度であるため、ステップS25からステップS26に移る。
【0130】
ステップS26において、CPU32は、辺A,B1を含む直角三角形に形状を変更した第2パターン85a(図15(b)参照)を生成する。そして、CPU32は、生成した第2パターン85aのパターンデータを第2パターンデータとして図11の第5データファイル45に格納する。そして、CPU32は、ステップ26からステップ27に移る。
【0131】
次に、ステップS27において、CPU32は、第2パターン85aに類似したブロック番号8のブロックパターンBP(図6参照)を選択する。そして、CPU32は、図15(c)に示すように、分割ブロックパターンBP(8)を拡大した拡大パターン85bを生成し、その拡大パターンと第2パターン85aを比較して相違値Δxを求める。
【0132】
ステップS28において、CPU32は、ステップS27において求めた相違値Δxが誤差範囲値以内であるため、第2パターン85aを分割ブロックパターンBP(8)の形状に補正可能であると判定する。その判定結果に基づいて、CPU32は、ステップS28からステップS29へ移る。
【0133】
ステップS29において、CPU32は、図15(d)に示すように、第2パターン85aの斜辺の傾きを分割ブロックパターンBP(8)と同じ傾きに補正変更する。そして、CPU32は、補正変更した第2パターン85bのための分割ブロックパターンデータ86(図16参照)を生成する。CPU32は、分割ブロックパターンデータ86を図11の第6データファイル46に格納する。
【0134】
[第1パターンデータの形状が四角形であり、四角形の分割ブロックパターンに補正する場合]
次に、第1パターンデータの形状が四角形の時の形状補正処理を詳述する。
【0135】
第1パターンデータの形状が四角形の場合、補正に用いる分割ブロックパターンの形状に対応して処理が異なる。先ず、平行四辺形の分割ブロックパターンを用いる場合を、図17のフローチャート及び図18〜図21に従って説明する。
【0136】
図17のステップS31,S32は、図2のステップS14のサブステップであり、変化量計算処理である。また、図17のステップS33〜S39は、図2のステップS15のサブステップであり、第1補正判定処理である。更に、図17のステップS40,S44は、図2のステップS16のサブステップであり、第1補正処理である。また、図17のステップS41〜S43は、図2のステップS17〜S19にそれぞれ対応している。
【0137】
(1)第1パターンデータの形状が図18(a)に示す形状の場合。
先ず、図17のステップS31において、図3中のCPU32は、図18(a)に示す四角形形状の第1パターン91を構成する4つの辺A〜Dの変化量AΔx,AΔy、BΔx,BΔy、CΔx,CΔy、DΔx,DΔyを求める。
【0138】
次に、ステップS32において、CPU32は、辺B,Dを判定の対象とし、各辺B,Dの変化量BΔx,DΔxが誤差範囲値以下か否かを判定する。
次に、ステップS33において、CPU32は、辺Bの変化量BΔxと辺Dの変化量DΔxが共に誤差判定値以下であるため、第1パターン91を表現可能形状に補正可能であると判定する。更に、CPU32は、補正可能な辺の組み合わせが辺Bと辺Dであるため、ステップS33からステップS34に移る。
【0139】
ステップS34において、CPU32は、辺Bを垂直な辺B1に補正した第2パターン91a(図18(b)参照)を生成する。次に、ステップS36において、CPU32は、第2パターン91aの形状が平行四辺形形状に類似しているか否かを認識するために辺Aと辺Cの傾斜方向が同じであるか否かを判定する。この場合、辺A,Cは傾斜方向が同じであるため、CPU32は、図17のステップS36からステップS38へ移る。
【0140】
ステップS38において、CPU32は、斜辺である辺A、辺Cを、図18(c)に示すように、一端(左端)を重ね合わせた時の他端(右端)の座標値の差を相違値Δyとしてを求める。
【0141】
ステップS39において、CPU32は、求めた相違値Δyが誤差範囲値以内であるため、第2パターン91aを平行四辺形に補正可能と判定し、ステップS39からステップS40へ移る。
【0142】
ステップS40において、CPU32は、辺Cの傾きを辺Aの傾きに一致させ、第2パターン91aの形状を平行四辺形形状に補正変更した第3パターン91b(図18(d)参照)を生成する。そして、CPU32は、生成した第3パターン91bの形状を示すパターンデータを第2パターンデータとして図17の第5データファイル45に格納する。
【0143】
次に、ステップS41において、CPU32は、補正により生成した第3パターン91bに類似した形状の分割ブロックパターンを選択する。この場合、CPU32は、図6中のブロック番号12の分割ブロックパターンBPを選択する。そして、CPU32は、第3パターン91bの形状と選択した分割ブロックパターンBP(12)の形状との比較を行う。
【0144】
この時、分割ブロックパターンBP(12)の透過孔形状を第3パターン91bの大きさまで拡大した拡大パターン91cを生成し、その拡大パターン91cと第3パターン91bを重ね合わせ、図18(e)に示すように先端(右端)の差分である相違値Δyを求める。
【0145】
次に、図17のステップS42において、CPU32は、求めた相違値Δyと誤差範囲値を比較する。この場合、相違値Δyが誤差範囲値以内であるため、CPU32は第3パターン91bの形状を分割ブロックパターンBP(12)の形状に補正可能と判定し、ステップS42からステップS43へ移る。
【0146】
ステップS43において、CPU32は、図18(f)に示すように、第3パターン91bの斜辺の傾きを分割ブロックパターンBP(11)と同じに補正変更した補正パターン(この場合は拡大パターン91cと同じ形状であるため同じ符号を付す)91cを生成する。そして、CPU32は、補正パターン91cのデータを、パターンデータ形式から図19に示す分割パターンデータ用のデータ形式に変更したデータ92を生成し、その変更後のデータ92を分割ブロックパターンデータとして図17の第6データファイル46に格納する。
【0147】
(2)第1パターンデータの形状が図20(a)に示す形状の場合。
先ず、図17のステップS31において、図3中のCPU32は、図20(a)に示す四角形形状の第1パターン93を構成するから4つの辺A〜Dの変化量を求める。この第1パターン93は平行四辺形であるため、CPU32はステップS32,S33,S34,S36の各処理を実行した後、ステップS36からステップS38へ移る。
【0148】
ステップS38において、CPU32は、斜辺である辺Aと辺Cを図20(b)に示すように左端を重ねた時の右端における相違値Δyを求める。この相違値Δyは誤差範囲値より大きいため、CPU32は、ステップS39において平行四辺形への補正が不可能と判定し、ステップS39からステップS44へ移る。
【0149】
ステップS44において、CPU32は、台形形状のパターンデータとして第1パターン93のパターンデータを図17の第5データファイル45に格納する。
【0150】
(3)第1パターンデータの形状が図21(a)に示す形状の場合。
先ず、図17のステップS31において、図3中のCPU32は、図21(a)に示す四角形形状の第1パターン94を構成する4つの辺A〜Dの変化量を求める。
【0151】
次に、ステップS32において、CPU32は、変化量AΔy(=0)のみが誤差範囲値以内であるため、第1パターン94を表現可能形状に補正不可能と判定する。その判定結果に基づいて、CPU32は、ステップS33からステップS7へ移る。
【0152】
ステップS7において、CPU32は、表現不可形状である第1パターン94を図21(b)に示すようにショット分割して複数の矩形パターン95を生成する。そして、CPU32は、全ての矩形パターン95のデータを第2パターンデータとして図17の第5データファイル45に格納する。
【0153】
[第1パターンデータの形状が四角形であり、直角三角形の分割ブロックパターンの形状に補正する場合]
次に、直角三角形の分割ブロックパターンを用いる場合を、図22のフローチャート及び図23〜図26に従って説明する。尚、図22のフローチャートに示す処理において、図17のフローチャートと同じ処理については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0154】
図22のステップS31,S32は、図2のステップS14のサブステップであり、変化量計算処理である。また、図22のステップS33〜S39は、図2のステップS15のサブステップであり、第1補正判定処理である。更に、図22のステップS40,S44は、図2のステップS16のサブステップであり、第1補正処理である。また、図22のステップS51,S52は、図2のステップS17のサブステップであり、相違値計算処理である。更にまた、図22のステップS42,S53は、図2のステップS18,S19にそれぞれ対応している。
【0155】
(1)第1パターンに対する第1補正処理後の形状が図23(a)に示す形状の場合。
図22のステップS31〜S39の各処理は、図17のそれらの処理と同じであるため説明を省略する。そして、ステップS40において、図3中のCPU32は、図23(a)に示すように、第1補正処理を施した平行四辺形形状の第1パターン101を生成する。
【0156】
次に、図22のステップS51において、図23(a)に示すように、CPU32は、第1パターン101の斜辺である辺Aを含む第1直角三角形101aを発生させる。CPU32は、この第1直角三角形101aと類似した図6中のブロック番号4の分割ブロックパターンBPを選択する。
【0157】
図23(b)に示すように、CPU32は、選択した分割ブロックパターンBP(4)の透過孔形状の大きさを、第1直角三角形101aの大きさに拡大した拡大パターン101cを生成する。CPU32は、拡大パターン101cと第1直角三角形101aを形状比較し、相違値AΔyを求める。
【0158】
次に、ステップS52において、図23(a)に示すように、CPU32は、第1パターン101の斜辺である辺Cを含む第2直角三角形101bを発生させる。CPU32は、この第2直角三角形101bと類似した形状の図6中のブロック番号2の分割ブロックパターンBPを選択する。
図23(c)に示すように、CPU32は、選択した分割ブロックパターンBP(2)の透過孔形状の大きさを、第2直角三角形101bの大きさに拡大した拡大パターン101dを生成する。CPU32は、拡大パターン101dと第2直角三角形101bを形状比較し、相違値CΔyを求める。
【0159】
ステップS42において、CPU32は、ステップS51,52において求めた相違値AΔy,CΔyが誤差範囲値以内であるため、第1パターン101を分割ブロックパターンの形状に補正可能であると判定する。その判定結果に基づいて、CPU32は、ステップS42からステップS53へ移る。
【0160】
ステップS53において、CPU32は、図23(d)に示すように、第1パターン101を分割ブロックパターンBP(4),BP(2)の透過孔形状と相似の直角三角形形状の分割パターン102,103にパターン分割する。そして、CPU32は、各分割パターン102,103のデータ102a,103aを、パターンデータ形式から図24に示す分割ブロックパターン形式に変更し、その変更後のデータを分割ブロックパターンデータとして図22の第6データファイル46に格納する。
【0161】
尚、図22のステップS53におけるパターン分割処理により、分割の具合によって図23(d)に示す矩形形状のパターン104が生じる場合がある。この場合、CPU32は、生じた矩形形状のパターン104のデータ104aを第2パターンデータとして図22の第5データファイル45に格納する。
【0162】
(2)第1パターンデータの形状が図25(a)に示す形状の場合。
この場合、CPU32は、ステップS51,S52において、第1パターン105を斜辺である辺B,Dを含む第1,第2直角三角形105a, 105bを生成する。そして、CPU32は、生成した第1,第2直角三角形105a,105bの類似した図6中のブロック番号5,1の分割ブロックパターンBPをそれぞれ選択する。
【0163】
そして、CPU32は、図25(c)、(b)に示すように、それぞれ第1,第2直角三角形105a,105bを選択した分割ブロックパターンBP(5)、BP(1)の透過孔形状を拡大した形状の拡大パターン106,107と形状比較する。その比較結果に基づいて、CPU32は、図23(d)に示すように、第1,第2直角三角形105a,105bを補正した補正パターン106.107を生成する。そして、CPU32は、補正パターン106,107の分割ブロックパターンデータ106a,107a(図26参照)を図22の第6データファイル46に格納する。また、CPU32は、図23(d)の補正パターン106,107に含まれない矩形パターン105cのパターンデータ105ca(図26参照)を第2パターンデータとして図22の第5データファイル45に格納する。
【0164】
[第1パターンデータの形状が四角形であり、台形の分割ブロックパターンの形状に補正する場合]
次に、台形の分割ブロックパターンを用いる場合を、図27のフローチャート及び図28〜図31に従って説明する。尚、図27のフローチャートに示す処理において、図17,22のフローチャートと同じ処理については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0165】
図27のステップS31,S32は、図2のステップS14のサブステップであり、変化量計算処理である。また、図27のステップS33〜S37,S63は、図2のステップS15のサブステップであり、第1補正判定処理である。更に、図27のステップS61,S64は、図2のステップS16のサブステップであり、第1補正処理である。また、図27のステップS51,52は、図2のステップS17のサブステップであり、相違値計算処理である。更にまた、図27のステップS42,S62は、図2のステップS18,S19にそれぞれ対応している。
【0166】
(1)第1パターンデータの形状が図28(a)に示す形状の場合。
先ず、図27のステップS31において、図3中のCPU32は、図28(a)に示す四角形形状の第1パターン111を構成する4つの辺A〜Dの変化量AΔx,AΔy、BΔx,BΔy、CΔx,CΔy、DΔx,DΔyを求める。
【0167】
次に、ステップS32において、CPU32は、辺A,Cを判定の対象とし、各辺A,Cの変化量AΔy,CΔyが誤差範囲値以下か否かを判定する。
次に、ステップS33において、CPU32は、辺Aの変化量AΔyと辺Cの変化量CΔyが共に誤差判定値以下であるため、第1パターン111を表現可能形状に補正可能であると判定する。その判定結果に基づいて、CPU32はステップS33からステップS35に移る。
【0168】
ステップS35において、CPU32は、辺Cを水平な辺C1に補正した第2パターン111a(図28(b)参照)を生成する。次に、ステップS37において、CPU32は、第2パターン111aの形状が台形形状か否かを認識するために辺Bと辺Dの傾斜方向が同じであるかを判定する。この場合、辺B,Dは傾斜方向が異なるため、CPU32は、第2パターン111aを台形と判定し、図27のステップS37からステップS61へ移る。
【0169】
ステップS61において、CPU32は、補正変更した台形形状の第2パターン111aを生成する。そして、CPU32は、生成した第2パターン111aの形状を示すパターンデータを第2パターンデータとして図27の第5データファイル45に格納する。
【0170】
次に、ステップS51において、図28(b)に示すように、CPU32は、第2パターン111aの辺Bを含む第1直角三角形111bを生成する。CPU32は、この第1直角三角形111bと類似した図6中のブロック番号7の分割ブロックパターンBPを選択する。
【0171】
図28(c)に示すように、CPU32は、選択した分割ブロックパターンBP(7)の透過孔形状の大きさを第1直角三角形111bの大きさに拡大した拡大パターン112を生成する。CPU32は、拡大パターン112と第1直角三角形111bを形状比較し、相違値BΔy2を求める。
【0172】
次に、ステップS52において、図28(b)に示すように、CPU32は、第2パターンデータ111aの辺Dを含む第2直角三角形111cを生成する。CPU32は、この第2直角三角形111cと類似した図6中のブロック番号3の分割ブロックパターンBPを選択する。
【0173】
図28(c)に示すように、CPU32は、選択した分割ブロックパターンBP(3)の透過孔形状の大きさを第2直角三角形111cの大きさに拡大した拡大パターン113を生成する。CPU32は、拡大パターン113と第2直角三角形111cを形状比較し、相違値DΔx2を求める。
【0174】
ステップS42において、CPU32は、ステップS51,52において求めた相違値BΔy2,DΔx2が誤差範囲値以内であるため、第2パターン111aを分割ブロックパターンの形状に補正可能であると判定する。その判定結果に基づいて、CPU32は、ステップS42からステップS62へ移る。
【0175】
ステップS62において、CPU32は、図28(d)に示すように、第2パターン111aを分割ブロックパターンBP(3),BP(7)の透過孔形状と相似の直角三角形形状の分割パターン113,112にパターン分割する。そして、CPU32は、各分割パターンのデータを、パターンデータ形式から図29に示す分割ブロックパターン形式に変更した分割ブロックパターンデータ113a,112aをそれぞれ生成する。そして、CPU32は、両データ113a,112aを図27の第6データファイル46に格納する。
【0176】
尚、図27のステップS62におけるパターン分割処理により、図28(d)に示す矩形形状のパターン111dが残る。CPU32は、矩形パターン111dのデータ111da(図29参照)を第2パターンデータとして図27の第5データファイル45に格納する。
【0177】
(2)第1パターンの形状が図30(a)に示す形状の場合。
先ず、図27のステップS31において、図3中のCPU32は、図30(a)に示す四角形形状の第1パターン114を構成する4つの辺A〜Dの変化量AΔx,AΔy、BΔx,BΔy、CΔx,CΔy、DΔx,DΔyを求める。この第1パターン114は、辺A,Cが平行である台形形状であるため、CPU32は、ステップS32,S33,S53,S37,S61の各処理を実行した後、ステップS51へ移る。
【0178】
ステップS51,S52において、図30(b)(c)に示すように、CPU32は、辺B,Dを含む第1,第2直角三角形114a,114bを生成する。しかしながら、第1,第2直角三角形114a,114bに類似した分割ブロックパターンは存在しない。そのため、CPU32は、各直角三角形114a,114bの各辺における相違値を求めることができない。そのため、CPU32は、ステップS42における判定処理により形状補正処理を終了する。
【0179】
この場合、図27のステップS61において、台形形状の第1パターン114のデータ第2パターンデータとして第5データファイル45に格納されている。これにより、第1パターン114は、露光装置にて第2パターンデータに基づいてショット分割され所望のパターンが露光される。
【0180】
(3)第1パターンデータの形状が図31(a)に示す形状の場合。
先ず、図27のステップS31において、図3中のCPU32は、図31(a)に示す四角形形状の第1パターン115を構成する4つの辺A〜Dの変化量AΔx,AΔy、BΔx,BΔy、CΔx,CΔy、DΔx,DΔyを求める。この第1パターン115の場合、誤差範囲以内である変化量はAΔyだけであるので、CPU32はステップS33において表現可能形状に補正不可能と判定し、ステップS33からステップS7へ移る。
【0181】
ステップS7において、CPU32は、表現不可形状である第1パターン115を図31(b)に示すようにショット分割して複数の矩形パターン116を生成する。そして、CPU32は、全ての矩形パターン116のデータを第2パターンデータとして図27の第5データファイル45に格納する。
【0182】
[ブロック分割による補正処理を行う第1の場合]
次に、分割ブロックパターンを用いてブロック分割により補正処理を行う第1の場合を、図32のフローチャート及び図33〜図36に従って説明する。尚、図27のフローチャートに示す処理において、図17,22のフローチャートと同じ処理については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0183】
図32のステップS71〜S74は、図2のステップS12,S14〜S16にそれぞれ対応している。また、図32のステップS75,S78は、図2のステップS17のサブステップであり、相違値計算処理である。更に、図32のステップS76,S79は、図2のステップS18のサブステップであり、第2補正判定処理である。また、図32のステップS77,S80,S81は、図2のステップS19のサブステップであり、第2補正処理である。
【0184】
(1)第1パターンに対する第1補正処理後の形状が図33(a)に示す形状の場合。
先ず、図32のステップS71において、図3中のCPU32は、第1パターンの形状認識を行い、その結果に基づいて、第1パターンが矩形形状以外の場合にステップS72における変化量計算処理を実行し変化量を求める。
【0185】
次に、ステップS73において、CPU32は、ステップS72において求めた変化量に基づいて、第1パターンの形状を表現可能形状に補正可能か否かを判定する。そして、その判定結果に基づいて、補正可能な場合にCPU32はステップS75における第1補正処理を実行する。その第1補正処理により補正された第1パターン121の図形を図33(a)に示す。
【0186】
次に、図32のステップS75において、図3中のCPU32は、第1パターン121の形状に類似した図6中のブロック番号19の分割ブロックパターンBPを選択する。そして、図33(b)に示すように、CPU32は、選択した分割ブロックパターンBP(19)の透過孔パターンを拡大した拡大パターン122を生成する。CPU32は、拡大パターン122と第1パターン121を形状比較し、下端の座標値の差を第1相違値Δx1として求める。次に、ステップS76において、CPU32は、第1相違値Δx1と誤差範囲値を比較する。この時、相違値Δx1は誤差範囲値より大きいので、CPU32はステップS76からステップS78に移る。
【0187】
ステップS78において、CPU32は、ステップS75における処理とは逆に、第1パターン121を分割ブロックBP(19)のパターンと同じ大きさに縮小した縮小パターン122を生成する。そして、CPU32は、図33(c)に示すように、縮小パターン123と分割ブロックBP(19)の透過孔パターンを比較し、第2相違値Δx2を求める。
【0188】
次に、ステップS79において、CPU32は、ステップS78において求めた第2相違値Δx2と誤差範囲値を比較する。この場合、相違値Δx2は誤差範囲値以内であるため、CPU32はステップS79からステップS80へ移る。
【0189】
ステップS80において、CPU32は、図33(d)に示すように、第1パターン121を分割ブロックBP(19)のパターン124のサイズで分割するパターン分割を行う。更に、CPU32は、パターン分割した複数のパターン124のための分割ブロックパターン124a(図34参照)を生成する。CPU32は、分割ブロックパターンデータ124aを図32の第6データファイル46に格納する。
【0190】
(2)第1パターンに対する第1補正処理後の形状が図35(a)に示す形状の場合。
先ず、CPU32は、図32のステップS71〜S74の各処理を実行し、図35(a)に示す第1パターン125を生成する。
【0191】
次に、ステップS75において、CPU32は、第1パターン125の形状に類似した図6中のブロック番号1の分割ブロックBPを選択する。そして、図35(b)に示すように、CPU32は、選択した分割ブロックBP(1)の透過孔パターンを拡大した拡大パターン126を生成する。
【0192】
CPU32は、拡大パターン126と第1パターン125を形状比較し、右端の座標値の差を第1相違値Δy1として求める。次に、ステップS76において、CPU32は、第1相違値Δy1と誤差範囲値を比較する。この時、相違値Δy1は誤差範囲値より大きいので、CPU32はステップS76からステップS78に移る。
【0193】
ステップS78において、CPU32は、ステップS75における処理とは逆に、第1パターン125を分割ブロックBP(1)の透過孔パターンと同じ大きさに縮小した縮小パターン127を生成する。そして、CPU32は、図35(c)に示すように、縮小パターン127と分割ブロックBP(1)の透過孔パターンを比較し、第2相違値Δy2を求める。
【0194】
次に、ステップS79において、CPU32は、ステップS78において求めた第2相違値Δy2と誤差範囲値を比較する。この場合、相違値Δy2は誤差範囲値以内であるため、CPU32はステップS79からステップS80へ移る。
【0195】
ステップS80において、CPU32は、図35(d)に示すように、第1パターン125を分割ブロックBP(1)のパターン128と矩形パターン129で分割するパターン分割を行う。更に、CPU32は、パターン分割した複数のパターン128のための分割ブロックパターンデータ128aと、矩形パターン129のためのパターンデータ129aを生成する。CPU32は、分割ブロックパターンデータ128aを図32の第6データファイル46に格納し、パターンデータ129aを第2パターンデータとして第5データファイル45に格納する。
【0196】
[ブロック分割による補正処理を行う第2の場合]
次に、分割ブロックパターンを用いてブロック分割により補正処理を行う第2の場合を、図37のフローチャート及び図38〜図41に従って説明する。尚、図37のフローチャートに示す処理において、図32のフローチャートと同じ処理については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0197】
図37のステップS71〜S76は、図2のステップS12,S14〜S18にそれぞれ対応している。また、図37のステップS77,S80,S81は、図2のステップS19のサブステップであり、第2補正処理である。
【0198】
(1)第1補正処理後の形状が図38(a)に示す三角形形状の場合。
先ず、CPU32は、図32のステップS71〜S74の各処理を実行し、図38(a)に示す第1パターン131を生成する。
【0199】
次に、ステップS75において、CPU32は、第1パターン131の形状に類似した図6中のブロック番号10の分割ブロックBPを選択する。そして、図38(b)に示すように、CPU32は、選択した分割ブロックBP(10)の透過孔パターンを拡大した拡大パターン132を生成する。
【0200】
CPU32は、拡大パターン132と第1パターン131を形状比較し、右端の座標値の差を第1相違値Δx1として求める。次に、ステップS76において、CPU32は、第1相違値Δx1と誤差範囲値を比較する。この時、相違値Δx1は誤差範囲値より大きいので、CPU32はステップS76からステップS82に移る。
【0201】
ステップS82において、CPU32は、図38(c)に示すように、第1パターン131と分割ブロックBP(10)の透過孔形状のパターン133の相違値Δx2が誤差範囲値を越えた位置で第1パターン131を分割する。即ち、CPU32は、分割ブロックパターンBP(10)の透過孔形状に基づくパターン133の大きさを、そのパターン133と第1パターン131との相違値が誤差範囲値を越えないように決定する。
【0202】
次に、ステップS83において、CPU32は、ステップS82において分割したパターン133のための分割ブロックパターンデータ133a(図39参照)を生成する。CPU32は、分割ブロックパターンデータ133aを図37の第6データファイル46に格納する。
【0203】
尚、図38(c)に示すように、CPU32は、上記のように第1パターン131を分割する際に矩形パターン134を用いて分割する。CPU32は、この矩形パターン134のパターンデータ134a(図39参照)を第2パターンデータとして図37の第5データファイル45に格納する。
【0204】
(2)第1補正処理後の形状が図40(a)に示す四角形形状の場合。
先ず、CPU32は、図32のステップS71〜S74の各処理を実行し、図40(a)に示す第1パターン135を生成する。
【0205】
次に、ステップS75において、CPU32は、第1パターン135の形状に類似した図6中のブロック番号14の分割ブロックBPを選択する。そして、図40(b)に示すように、CPU32は、選択した分割ブロックBP(14)の透過孔パターンを拡大した拡大パターン136を生成する。
【0206】
CPU32は、拡大パターン136と第1パターン135を形状比較し、右端の座標値の差を第1相違値Δy1として求める。次に、ステップS76において、CPU32は、第1相違値Δy1と誤差範囲値を比較する。この時、相違値Δy1は誤差範囲値より大きいので、CPU32はステップS76からステップS82に移る。尚、第1パターン135を分割ブロックパターンBP(14)の大きさに縮小した縮小パターン137においても、相違値が誤差範囲値以上であるため、図32に示す補正処理においてはCPU32は補正不可能と判定する。
【0207】
ステップS82において、CPU32は、図40(c)に示すように、第1パターン135と分割ブロックBP(14)の透過孔形状のパターン138の相違値が誤差範囲値を越えた位置で第1パターン135を分割する(図40(d)参照)。即ち、CPU32は、分割ブロックパターンBP(14)の透過孔形状に基づく縮小パターン138の大きさを、その縮小パターン138と第1パターン135との相違値が誤差範囲値を越えないように決定する。次に、ステップS83において、CPU32は、ステップS82において分割したパターン138のための分割ブロックパターン138aを生成する。そして、CPU32は、分割ブロックパターンデータ138aを図37の第6データファイル46に格納する。
【0208】
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)設計パターンが表現不可形状である場合に、その表現不可形状を表現可能形状に補正可能か否かを判定する。その判定結果に基づいて、補正可能と判定した場合に表現不可形状を表現可能形状に補正した後、その表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定する。その判定結果に基づいて、補正可能と判定した場合に表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正するようにした。これにより、露光データのデータ量が少なくなるため、露光装置におけるショット時間を短くすることができる。
【0209】
(2)表現不可形状と表現可能形状とを形状比較して変化量を求め、その変化量と予め設定された誤差範囲値を比較して表現不可形状を表現可能形状に補正可能か否かを判定するようにした。その結果、判定のための時間を短縮することができ、露光データの作成に要する時間を短くすることができる。
【0210】
(3)分割ブロックパターンの形状の大きさを表現可能形状の大きさに対応させて相違値を求め、その相違値と予め設定された誤差範囲値を比較して表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定するようにした。その結果、判定のための時間を短縮することができ、露光データの作成に要する時間を短くすることができる。
【0211】
(4)表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正不可能と判定した場合に、表現可能形状を分割ブロックパターンの形状の大きさに縮小した縮小パターンを作成し、その縮小パターンが分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定する。そして、その判定結果に基づいて、補正可能と判定した場合に、表現可能形状を縮小パターンの形状で分割した分割ブロックパターンデータを作成するようにした。その結果、多くの種類のパターンから分割ブロックパターンデータを生成することができるため、露光データのデータ量が少なくなり、露光装置におけるショット時間を短くすることができる。
【0212】
(5)表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正不可能と判定した場合に、表現可能形状と分割ブロックパターンの形状の相違値が誤差範囲値以内となる分割用の縮小パターンを作成し、その縮小パターンにより表現可能形状を分割した分割ブロックパターンデータを作成するようにした。その結果、多くの種類のパターンから分割ブロックパターンデータを生成することができるため、露光データのデータ量が少なくなり、露光装置におけるショット時間を短くすることができる。
【0213】
尚、本発明は前記実施形態の他、以下の態様で実施してもよい。
○上記実施の形態では、四角形形状のパターンの一部を分割した直角三角形を生成し、その三角形が補正可能か否かを判定するようにしたが、三角形形状のパターンを複数の直角三角形に分割した後、その複数の直角三角形が補正可能か否か判断するようにしてもよい。例えば、図42に示す三角形形状のパターン141〜144は、上記各処理では表現可能形状に補正不可能と判定される。しかしながら、各パターン141〜144において点線にてそれぞれ直角三角形141a,141b〜144a,144bに分割する。これらの直角三角形141a〜144bは表現可能形状である。これにより、更に各直角三角形141a〜144bが分割ブロックパターンに補正可能であり、露光データのデータ量を少なくすると共に露光時間を短縮することができる。
【0214】
また、図14(a)の三角形形状の第1パターン83は、図の点線から辺Aを含む三角形形状のパターンと、辺Bを含む直角三角形パターンに分割する。これにより、辺Bを含むパターンは表現可能形状であるため更に分割ブロックパターンに補正が可能である。これにより、露光データのデータ量を少なくすると共に露光時間を短縮することができる。
【0215】
○上記実施形態では、四角形をその2つの斜辺を含む三角形状のパターンに分割した時に、2つのパターンをともの補正可能な場合において分割ブロックパターンの形状に補正するようにしたが、一方のパターンのみに対して補正判定を行うようにしても良い。
【0216】
○上記実施の形態では、出力する分割ブロックパターンデータの領域に格納するブロック種類を「分割」としたが、分割ブロックパターン形状と一致している場合には繰り返しブロックパターンデータ形式として出力しても良い。これにより、露光装置におけるショット分割の際にショット分割の判定及び計算が不要となり、露光時間の短縮が図られる。
【0217】
○上記実施形態では、表現不可形状に対するショット分割処理を露光データ作成装置にて行うようにしたが、露光装置にて行うようにするべく露光データを作成する処理構成としても良い。逆に、表現可能形状に対するショット分割を露光装置にて行うようにするべく露光データを作成したが、露光データ作成装置31にて表現可能形状のショット分割を行い、その処理後のデータを露光データに変換して露光装置に供給する構成としてもよい。
【0218】
○上記実施形態では、露光媒体としてウェハ23にLSIのレイアウトパターンを露光する場合について説明したが、露光媒体としてはウェハ以外の物でもよく、例えば、LCDやPDP等に用いられる基板にパターンを露光する場合に用いてもよい。
【0219】
○上記実施形態のプログラムを記録した記録媒体は、コンピュータソフトウエアを記録できるものならどのようなものでもよい。具体的には、半導体メモリ、フロッピ−デイスク(FD)、ハードディスク(HD)、光ディスク(CD,DVD)、光磁気ディスク(MO,MD)、相変化ディスク(PD)、磁気テープ等が含まれる。
【0220】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜10に記載の発明によれば、ショット数を少なくして露光時間の短縮を図ることの可能な露光データ作成方法を提供することができる。
【0221】
請求項11〜16に記載の発明によれば、ショット数を少なくして露光時間の短縮を図ることの可能な露光データ作成装置を提供することができる。
請求項17に記載の発明によれば、ショット数を少なくして露光時間の短縮を図ることの可能なプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 露光データ作成処理の概略フローチャート。
【図2】 補正処理の詳細なフローチャート。
【図3】 露光データ作成装置の概略構成図。
【図4】 (a)(b)は、誤差範囲値を示す説明図。
【図5】 データ形式を示す説明図。
【図6】 登録されたブロックの形状を示す説明図。
【図7】 (a)〜(c)は、三角形に対する補正処理の説明図。
【図8】 図7(c)のパターンデータを示す説明図。
【図9】 (a)〜(d)は、四角形に対する補正処理の説明図。
【図10】 図9(d)のパターンデータを示す説明図。
【図11】 三角形のパターンに対する補正処理のフローチャート。
【図12】 (a)〜(d)は、三角形に対する補正処理の説明図。
【図13】 図12(d)のパターンデータを示す説明図。
【図14】 (a),(b)は、三角形に対する補正処理の説明図。
【図15】 (a)〜(d)は、三角形に対する補正処理の説明図。
【図16】 図15(d)のパターンデータを示す説明図。
【図17】 四角形のパターンに対する補正処理のフローチャート。
【図18】 (a)〜(f)は、四角形に対する補正処理の説明図。
【図19】 図18(f)のパターンデータを示す説明図。
【図20】 (a)〜(d)は、四角形に対する補正処理の説明図。
【図21】 (a)〜(d)は、四角形に対する補正処理の説明図。
【図22】 四角形のパターンに対する補正処理のフローチャート。
【図23】 (a)〜(d)は、四角形に対する補正処理の説明図。
【図24】 図24(d)のパターンデータを示す説明図。
【図25】 (a)〜(d)は、四角形に対する補正処理の説明図。
【図26】 図25(d)のパターンデータを示す説明図。
【図27】 四角形のパターンに対する補正処理のフローチャート。
【図28】 (a)〜(d)は、四角形に対する補正処理の説明図。
【図29】 図28(d)のパターンデータを示す説明図。
【図30】 (a)〜(c)は、四角形に対する補正処理の説明図。
【図31】 (a),(b)は、四角形に対する補正処理の説明図。
【図32】 分割ブロックへの補正処理を示すフローチャート。
【図33】 (a)〜(d)は、分割ブロックへの補正処理の説明図。
【図34】 図33(d)のパターンデータを示す説明図。
【図35】 (a)〜(d)は、分割ブロックへの補正処理の説明図。
【図36】 図35(d)のパターンデータを示す説明図。
【図37】 分割ブロックへの補正処理を示すフローチャート。
【図38】 (a)〜(c)は、分割ブロックへの補正処理の説明図。
【図39】 図38(c)のパターンデータを示す説明図。
【図40】 (a)〜(d)は、分割ブロックへの補正処理の説明図。
【図41】 図40(d)のパターンデータを示す説明図。
【図42】三角形のパターンを表現可能形状に分割する説明図。
【図43】 ブロック露光装置の概略構成図。
【図44】 ステンシルマスクの平面図。
【図45】 従来の露光データ作成処理を示す説明図。
【図46】 表現可能パターンの形状を示す説明図。
【符号の説明】
S14 第1判定ステップとしての変化量計算処理
S15 第1判定ステップとしての第1判定処理
S16 第1補正ステップとしての第1補正処理
S17 第2判定ステップとしての相違値計算処理
S18 第2判定ステップとしての第2判定処理
S19 第2補正ステップとしての第2補正処理

Claims (17)

  1. 露光媒体に半導体集積回路を作成するための設計パターンを予め形状が設定された分割ブロックパターンを搭載したマスクを用いて露光するブロック露光のための露光データを作成する露光データ作成方法であって、
    前記設計パターンが水平及び垂直な辺を含まず露光装置にて露光不可能な形状である表現不可形状である場合に、その表現不可形状を水平あるいは垂直な辺を含み前記露光装置にて露光可能な形状である表現可能形状に補正可能か否かを判定する第1判定ステップと、
    前記第1判定ステップにおける判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に前記表現不可形状を表現可能形状に補正する第1補正ステップと、
    前記補正された表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定する第2判定ステップと、
    前記第2判定ステップにおける判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に前記表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正する第2補正ステップと、
    前記分割ブロックパターンのデータに基づいて露光データを作成する露光データ作成ステップとを含む露光データ作成方法。
  2. 前記第1判定ステップは、
    前記表現不可形状と前記表現可能形状とを形状比較し、前記表現不可形状を前記表現可能形状に変更するのに必要とする変化量を計算するステップと、
    前記変化量と予め設定された誤差範囲値を比較し、その比較結果に基づいて前記表現不可形状を前記表現可能形状に補正可能か否かを判定するステップと
    を含む請求項1に記載の露光データ作成方法。
  3. 前記第2判定ステップは、
    前記分割ブロックパターンの形状の大きさを前記表現可能形状の大きさに対応させ、その対応する大きさの形状と前記表現可能形状とを比較し、前記表現可能形状と前記分割ブロックパターンの形状の間の相違値を計算するステップと、
    前記相違値と予め設定された誤差範囲値を比較し、その比較結果に基づいて前記表現可能形状を前記分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定するステップと
    を含む請求項1又は2に記載の露光データ作成方法。
  4. 前記設計パターンの形状は三角形形状であり、
    前記第1判定ステップにおいて、前記三角形形状の設計パターンを直角三角形の表現可能形状に補正可能か否かを判定し、
    前記第2判定ステップにおいて、前記直角三角形の表現可能形状を、直角三角形の分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定するようにした
    請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法。
  5. 前記設計パターンの形状は四角形形状であり、
    前記第1判定ステップにおいて、前記四角形形状の設計パターンを平行四辺形の表現可能形状に補正可能か否かを判定し、
    前記第2判定ステップにおいて、前記平行四辺形の表現可能形状を、平行四辺形の分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定するようにした
    請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法。
  6. 前記設計パターンの形状は四角形形状であり、
    前記第1判定ステップにおいて、前記四角形形状の設計パターンを平行四辺形の表現可能形状に補正可能か否かを判定し、
    前記第2判定ステップにおいて、前記平行四辺形の表現可能形状を、直角三角形の分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定するようにした
    請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法。
  7. 前記設計パターンの形状は四角形形状であり、
    前記第1判定ステップにおいて、前記四角形形状の設計パターンを台形の表現可能形状に補正可能か否かを判定し、
    前記第2判定ステップにおいて、前記台形の表現可能形状を、直角三角形の分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定するようにした
    請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法。
  8. 前記第2補正ステップは、前記表現可能形状を前記第2判定ステップにおいて前記表現可能形状の大きさに前記分割ブロックパターンの大きさを対応させた形状に変更し、その変更後の形状を前記分割ブロックパターンを用いて露光するための分割パターンデータを作成するようにした請求項1乃至7のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法。
  9. 前記第2判定ステップの判定結果に基づいて、補正不可能と判定された場合に、前記表現可能形状を前記分割ブロックパターンの形状の大きさに縮小した縮小パターンを作成し、その縮小パターンが前記分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に、前記表現可能形状を前記分割ブロックパターンの形状で分割した分割ブロックパターンデータを作成するステップを含む請求項1乃至8のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法。
  10. 前記第2判定ステップの判定結果に基づいて、補正不可能と判定された場合に、前記表現可能形状と前記分割ブロックパターンの形状の相違値が前記誤差範囲値以内となる分割用の縮小パターンを作成し、その縮小パターンにより前記表現可能形状を分割した分割ブロックパターンデータを作成するステップを含む請求項1乃至8のうちの何れか1項に記載の露光データ作成方法。
  11. 露光媒体に半導体集積回路を作成するための設計パターンを予め形状が設定された分割ブロックパターンを搭載したマスクを用いて露光するブロック露光のための露光データを作成する露光データ作成装置であって、
    前記設計パターンが水平及び垂直な辺を含まず露光装置にて露光不可能な形状である表現不可形状である場合に、その表現不可形状を水平あるいは垂直な辺を含み前記露光装置にて露光可能な形状である表現可能形状に補正可能か否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段における判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に前記表現不可形状を表現可能形状に補正する第1補正手段と、
    前記補正された表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段における判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に前記表現可能形状を分割ブロックパターンの形状に補正する第2補正手段と、
    前記分割ブロックパターンのデータに基づいて露光データを作成する露光データ作成手段とを備えた露光データ作成装置。
  12. 前記第1判定手段は、
    前記表現不可形状と前記表現可能形状とを形状比較し、前記表現不可形状を前記表現可能形状に変更するのに必要とする変化量を計算する手段と、
    前記変化量と予め設定された誤差範囲値を比較し、その比較結果に基づいて前記表現不可形状を前記表現可能形状に補正可能か否かを判定する手段と
    を備えた請求項11に記載の露光データ作成装置。
  13. 前記第2判定手段は、
    前記分割ブロックパターンの形状の大きさを前記表現可能形状の大きさに対応させ、その対応する大きさの形状と前記表現可能形状とを比較し、前記表現可能形状と前記分割ブロックパターンの形状の間の相違値を計算する手段と、
    前記相違値と予め設定された誤差範囲値を比較し、その比較結果に基づいて前記表現可能形状を前記分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定する手段と
    を備えた請求項11又は12に記載の露光データ作成装置。
  14. 前記第2補正手段は、前記表現可能形状を前記第2判定ステップにおいて前記表現可能形状の大きさに前記分割ブロックパターンの大きさを対応させた形状に変更し、その変更後の形状を前記分割ブロックパターンを用いて露光するための分割パターンデータを作成するようにした請求項11乃至13のうちの何れか1項に記載の露光データ作成装置。
  15. 前記第2判定手段の判定結果に基づいて、補正不可能と判定された場合に、前記表現可能形状を前記分割ブロックパターンの形状の大きさに縮小した縮小パターンを作成し、その縮小パターンが前記分割ブロックパターンの形状に補正可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて、補正可能と判定された場合に、前記表現可能形状を前記分割ブロックパターンの形状で分割した分割ブロックパターンデータを作成する手段を備えた請求項11乃至14のうちの何れか1項に記載の露光データ作成装置。
  16. 前記第2判定手段の判定結果に基づいて、補正不可能と判定された場合に、前記表現可能形状と前記分割ブロックパターンの形状の相違値が前記誤差範囲値以内となる分割用の縮小パターンを作成し、その縮小パターンにより前記表現可能形状を分割した分割ブロックパターンデータを作成する手段を備えた請求項11乃至14のうちの何れか1項に記載の露光データ作成装置。
  17. 請求項1乃至10のうちのいずれか1項に記載のステップよりなるプログラムを記録した記録媒体。
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