JP2000208409A - 電子線描画用デ―タの処理方法、電子線露光用マスク及び記録媒体 - Google Patents

電子線描画用デ―タの処理方法、電子線露光用マスク及び記録媒体

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JP2000208409A
JP2000208409A JP11010663A JP1066399A JP2000208409A JP 2000208409 A JP2000208409 A JP 2000208409A JP 11010663 A JP11010663 A JP 11010663A JP 1066399 A JP1066399 A JP 1066399A JP 2000208409 A JP2000208409 A JP 2000208409A
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Takahisa Tamura
貴央 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路パターンを全て図形一括描画の方式で描
画し、寸法安定性の高い電子線描画用データの処理方
法、電子線露光用マスク及び記録媒体を提供する。 【解決手段】 電子線によって半導体ウェハ上に所望の
回路パターンを形成するための電子線露光装置で用いら
れる電子線露光用マスクに、回路パターンに対応する開
口パターンを形成するための電子線描画用データの処理
方法であって、回路パターンを形成する設計データを、
各配線の線幅情報を持つ可変成形用データに変換し、予
め決められた所定線幅の配線を抽出し、対応する開口パ
ターンを持つ電子線露光用マスクを作成するための図形
一括描画データの処理方法と、それに基づいて作成した
電子線露光用マスクを生成する電子線描画用データを処
理するためのプログラムが記録された記録媒体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子線によって半
導体ウェハ上に微細な回路パターンを形成するための電
子線描画用データの処理方法、電子線描画用データによ
って作成される電子線露光用マスク、及び電子線描画用
データ処理プログラムが記録された記録媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】LSIをはじめとする半導体デバイスの
高密度化ならびに高集積化に伴い、半導体デバイスに形
成する回路パターンの微細化が急速に進んでいる。微細
回路パターンを形成するために、現在広く用いられてい
る紫外線等の光を用いた光露光は限界に近づきつつあ
る。光露光に替わるものとして幾つか提案されている
が、その中でも電子線を用いた電子線露光は、今後必要
となる0.25μm以下のデザインルールに適用できる
有効な露光方法である。
【0003】電子線露光装置としては、図6に示すよう
な電子線露光装置が知られている。
【0004】図6は、電子線露光装置の一構成例を示す
ブロック図である。
【0005】図6において、電子銃1から発せられた電
子線50はブランキング電極2、第1アパーチャ3、成
形レンズ4、成形偏向器5、第2アパーチャ6、縮小レ
ンズ7、主偏向器8、副偏向器9、投影レンズ10を通
り、試料台12上のレジストを塗布した半導体ウェハ1
1に照射される。
【0006】第1アパーチャ3には四角形の開口3Aが
形成されており、電子線50は第1アパーチャ3によっ
て矩形電子線50Aに成形される。また、矩形電子線5
0Aは、複数個の開口パターン6A〜6Eを設けた第2
アパーチャ6によって、複数個のパターンを有する電子
線50Bに成形され、レジストを塗布した半導体ウェハ
11上に照射される。このようにして、微細な回路パタ
ーンが半導体ウェハ11上に形成される。
【0007】ここで、第2アパーチャ6には複数個の開
口パターン6A〜6Eを一括開口として予め作ってお
き、第1アパーチャ3を通じて四角形に成形された電子
線50Aを第2アパーチャ6上の一括開口上に照射し、
この内の複数個のパターンを有する電子線50Bをレジ
ストを塗布した半導体ウェハ11上に照射し、複数個の
パターンを一度に転写する。
【0008】すなわち、一回のショットにより少なくと
も1個もしくは複数のパターンの潜像をレジストを塗布
した半導体ウェハ11上に形成することができる。
【0009】回路パターンを形成するためのCADデー
タは記憶装置15に保存されており、計算機14により
CADデータ用メモリ17に読み出された後、データの
展開、ソート等の必要な処理が行われる。
【0010】上記CADデータは、制御装置16を通し
てブランキング電極2、成形偏向器5、主偏向器8、及
び副偏向器9に転送され、レジストを塗布した半導体ウ
ェハ11上の所望の位置に、所望の形状で電子線50B
が照射される。
【0011】上述した図形一括描画方式により、半導体
ウェハ11上に同様の回路パターンを描画するのに必要
なショット数は、従来用いられてきた可変成形の電子線
露光に比べて約1/10〜1/100に減少する。
【0012】この結果、電子線露光を行うのに必要な時
間が減少し、スループットが向上する。
【0013】更に、図形一括描画方式では、第2アパー
チャ6上に予め規定された寸法の開口パターンが設けら
れているため、第2アパーチャ6を通過した後の電子線
50Bのサイズが安定し、高寸法精度の配線が得られ
る。
【0014】図形一括描画方式では、上述したように、
予め複数の開口パターンを設けた第2アパーチャ6を使
用する。この第2アパーチャ6上に形成する開口パター
ンは、LSIの設計データの中から予め図形一括描画用
セルとして指定されたセル名と同等の名称を持つセル
か、もしくは参照回数の多い基本のセルを抽出して選択
する。これら基本の開口パターンを所定数選択した後、
第2アパーチャを作製する。
【0015】抽出された基本の開口パターンには開口番
号が与えられると共に、LSI設計データ中の該当する
セルには全て同一の開口番号を付与して図形一括描画用
データとする。
【0016】一方、これらの図形一括描画用のセルとし
て抽出されなかったセルは、可変成形用データとして変
換される。さらに、これら図形一括描画用データと可変
成形用データを合わせて、電子線描画用データとする。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の技術では、図形一括描画用データとして
抽出されずに、可変成形用データとして変換された図形
は、電子線サイズの校正結果ならびに電子線を成形する
偏向器が不安定なため、描画後のレジストパターンの寸
法精度が劣化するという問題点があった。
【0018】本発明は、上記したような従来の技術が有
する問題点を解決するために成されたものであり、高寸
法精度が要求される配線を全て図形一括描画することに
より、寸法安定性の高い電子線描画用データの処理方
法、電子線露光用マスク、及び記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の電子線描画用データ処理方法は、電子線によ
って半導体ウェハ上に所望の回路パターンを形成するた
めの電子線露光装置で用いられる電子線露光用マスク
に、回路パターンに対応する開口パターンを形成するた
めの電子線描画用データの処理方法であって、回路パタ
ーンを形成するための設計データを、各配線の線幅の情
報を持つ可変成形用データに変換し、可変成形用データ
から、予め決められた所定線幅の配線を抽出し、抽出し
た配線の線幅に対応する開口パターンを持ち、所定の領
域毎に一括して露光するための電子線露光用マスクを作
成するためのEBマスク用データを生成すると共に、半
導体ウエハ上の所望の位置に抽出した配線の線幅に対応
するパターンを露光するための図形一括描画用データを
生成する方法である。
【0020】このとき前記所定線幅の配線は、高い寸法
精度が要求される配線である。また、本発明の電子線露
光用マスクは、電子線によって半導体ウェハ上に所望の
回路パターンを形成するための電子線露光装置で用いら
れる電子線露光用マスクであって、前記回路パターンを
形成するための設計データから変換された各配線の線幅
の情報を持つ可変成形用データを基に、予め決められた
所定線幅の配線を抽出し、抽出した配線の線幅に対応す
る開口パターンを持ち、所定の領域毎に一括して露光す
るための電子線露光用マスクを作成するためのEBマス
ク用データによって作成されたものある。このとき、前
記所定線幅は高い寸法精度が要求される配線である。
【0021】また、本発明の記録媒体は、電子線によっ
て半導体ウェハ上に所望の回路パターンを形成するため
の電子線露光装置で用いられる電子線露光用マスクに、
前記回路パターンに対応する開口パターンを形成するた
めの電子線描画用データを計算機で処理するためのプロ
グラムが記録された記録媒体であって、前記回路パター
ンを形成するための設計データを、各配線の線幅の情報
を持つ可変成形用データに変換する可変成形用データ変
換処理と、前記可変成形用パターンデータから、予め決
められた線幅の配線を抽出する抽出処理と、抽出した配
線の線幅に対応する開口パターンを持ち、所定の領域毎
に一括して露光するための電子線露光用マスクを作成す
るためのEBマスク用データを生成すると共に、半導体
ウエハ上の所望の位置に抽出した配線の線幅に対応する
パターンを露光するための図形一括描画用データを生成
する描画用データ生成処理と、を計算機に実行させるた
めのプログラムが記録された記録媒体である。
【0022】上記のような電子線描画用データの処理方
法は、可変成形用データから予め決められた所定線幅の
配線を抽出し、抽出した配線の線幅に対応する開口パタ
ーンを持つ電子線露光用マスクを作成するためのEBマ
スク用データを作成すると共に、半導体ウエハ上の所望
の位置に抽出した配線の線幅に対応するパターンを露光
するための図形一括描画用データを生成することで、指
定された線幅を持つ回路パターンを全て図形一括描画方
式で描画することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0024】なお、電子線露光用装置の構成は、図6に
示した従来の構成と同様であるため、その説明は省略す
る。また、図6に示した計算機14は、電子線描画用デ
ータの処理プログラムが記録された記録媒体18を備え
ている。この記録媒体18は、磁気ディスク、半導体メ
モリ、その他の記録媒体であってもよい。
【0025】電子線描画用データの処理プログラムは、
記録媒体18から計算機14に読み込まれ、計算機14
は読み込んだ処理プログラムに従って、以下に記載する
処理を実行する。
【0026】図1は、本発明の図形一括描画用データ処
理方法の処理手順を示すフローチャートである。
【0027】まず、CADデータを可変成形用データに
変換(ステップS1)し、続いて線幅情報を持つ配線デ
ータに変換する(ステップS2)。このとき、各図形に
は線幅w及び配線高さhの情報が付加される。
【0028】次に最小線幅、あるいは高寸法精度が要求
される線幅に合致する、指定線幅を持つ配線を抽出する
(ステップS3)。抽出された配線にはそれぞれの開口
番号が与えられ、図形一括描画用データが生成される
(ステップS5)。
【0029】一方、ステップS3で抽出されなかった配
線は、可変成形用データに変換される(ステップS
6)。また、図形一括描画用データとして抽出された配
線に対応する基本図形は、EBマスクのデータとして保
存され(ステップS4)、EBマスクデータを基に図形
一括描画用のEBマスク(電子線露光用マスク)が作製
される。
【0030】最後に、図形一括描画用データと、可変成
形用データを合わせて図形一括描画、可変成形混在のデ
ータを生成する(ステップS7)。
【0031】次に、本発明の電子線描画用データの処理
方法の第1実施例について図2及び図3を用いて具体的
に説明する。
【0032】図2は、本発明の電子線描画用データの処
理方法の第1実施例の処理結果を示す図であり、同図
(a)はCADデータの構成を示す表、同図(b)は可
変成形用データの構成を示す表、同図(c)は図形一括
描画、可変成形混在データの構成を示す表である。ま
た、図3は、本発明の電子線描画用データの処理方法で
用いる電子線露光用マスクの構成の平面図である。
【0033】まず、図2(a)に示すように、CADデ
ータとして(x1,y1)を参照点としてセルAが配置
され、また、(x1,y2)を参照点としてセルBが配
置されたデータを考える。このとき、CADデータには
x座標、y座標、セル名から成る組が所定個数並んでい
る。
【0034】次に、CADデータを可変成形用のデータ
に変換し、続いて図2(b)に示すような線幅情報を持
つ配線データに変換する。線幅情報を持つ配線データ
は、配線の原点座標(本実施例では図形の左下)(x,
y)、図の左右方向の長さである線幅w、及び図の上下
方向の長さである配線高さhから成る組が所定個数並ん
でいる。例えば、図2(b)ではx1エ、y1エ、w2、
及びh2で一つの組を成す。
【0035】次に、指定線幅を持つ配線を抽出し、図形
一括描画用データに変換する。
【0036】ここでは、例として、図形一括描画の方式
で採用する線幅としてw1を指定するものとする。
【0037】線幅としてw1を持つ配線には開口番号1
(K=1)が与えられ、図形一括描画用データに変換さ
れる。図形一括描画用データは、図2(c)に示すよう
に、原点座標(x,y)と開口番号とのデータから成
り、これらの組が所定個数並んでいる。
【0038】一方、線幅w2を持つ配線は、可変成形用
データに変換される。可変成形用データは、図2(b)
と同様に原点座標(x,y)、線幅w、及び配線高さh
から成る組が所定個数並べられた構成である。
【0039】また、このとき第2アパーチャ(図形一括
描画用のEBマスク)として、図4に示すような開口を
有する第2アパーチャ6を用意する。図3の6A、6
B、6C、6D、及び6Eは図形一括描画用の開口であ
り、6Aは上述した線幅w1、配線高さh1を持つ配線
に対応した図形一括描画用の開口である。6Fは可変成
形用の配線を描画する際に用いる開口である。
【0040】図形一括描画用データとして開口番号1の
情報を持つ配線を描画する際には、開口6Aを選択して
図6に示した半導体ウェハ11上のレジスト上に回路パ
ターンの潜像を形成する。
【0041】一方、可変成形用のパターンを描画する際
には、可変成形用の開口6Fを選択し、半導体ウェハ1
1上のレジスト内に回路パターンの潜像を形成する。
【0042】上述した方法により、微細な線幅w1を持
つ配線は、図形一括描画方式で描画されるため、線幅変
動が少なく、高寸法精度を有する回路パターンを形成す
ることができる。
【0043】次に、本発明の電子線描画用データの処理
方法の第2実施例について図3を参照しつつ図4及び図
5を用いて説明する。第2の実施の形態について図面を
参照して詳細に説明する。第2実施例におけるデータ処
理の基本フローは、図1に示したフローチャートと同一
であるのでここでは省略する。
【0044】図4は、本発明の電子線描画用データの処
理方法の第2実施例の処理結果を示す図であり、同図
(a)はCADデータの構成を示す表、同図(b)は可
変成形用データの構成を示す表、同図(c)は図形一括
描画、可変成形混在データの構成を示す表である。
【0045】また、図5(a)は図3に示した開口に対
して電子線をずらしながら照射する様子を示した図であ
り、同図(a)はY方向にずらす場合の平面図、同図
(b)はX方向にずらす場合の平面図である。
【0046】図4(a)に示すように、CADデータと
して(x1,y1)を参照点としてセルA、(x1,y2)を
参照点としてセルB、(x2,y2)を参照点としてセ
ルC、及び(x3,y2)を参照点としてセルDが各々
配置されたデータを考える。このとき、CADデータは
x座標、y座標、及びセル名から成る組が所定個数並ん
でいる構成である。
【0047】まず、CADデータを可変成形用データに
変換し、図4(b)に示すような線幅情報を持った配線デ
ータに変換する。線幅情報を持った配線データは、配線
の原点座標(本実施例では図形の左下)(x,y)、線
幅w、及び配線高さhから成る組が所定個数並べられた
構成である。
【0048】ここでは、例として、図形一括描画方式で
採用する配線として線幅w1及び配線高さh3を指定す
る。
【0049】線幅としてw1を持つ配線には開口番号5
(K=5)が与えられ、図形一括描画用データに変換さ
れる。
【0050】このときの図形一括描画用データは、図4
(c)に示すように原点座標(x,y)、開口番号のデ
ータ、及び配線高さのデータの組から成り、これらの組
が所定個数並んでいる。
【0051】また、配線高さh3を持つ配線にも開口番
号5(K=5)が与えられ、図形一括描画用データとし
て変換される。
【0052】このときの図形一括描画用データは図4
(c)に示すように原点座標(x,y)、開口番号のデ
ータ、及び線幅のデータから成る組が所定個数並んでい
る。
【0053】一方、線幅w2及び配線高さh4の配線
は、可変成形用データに変換される。可変成形用データ
は、図4(b)と同様に座標(x,y)、線幅w、及び
配線高さhから成る組が所定個数並んでいる。
【0054】また、このとき図形一括描画用のEBマス
クとして、第1実施例と同様に図3に示すような開口を
もつ第2アパーチャ6を用意する。図3の6A〜6Eは
図形一括描画用の開口であり、6Eは上述した線幅w
1、あるいは配線高さh3を持つ配線に対応した図形一
括描画用の開口である。6Fは可変成形用の配線を描画
する際に用いる開口である。
【0055】図形一括描画用データとして開口番号5の
情報を持つ配線を描画する際には、開口6Eを選択して
図6に示した半導体ウェハ11上のレジスト上に回路パ
ターンの潜像を形成する。
【0056】このとき、開口番号5の情報に続き配線高
さhの情報が後に続く場合は、Y方向ラインであると判
断し、図6に示したように、第1アパーチャ3Aを通過
した電子線50Aを、図5(a)に示すように、Y方向
にずらして配線高さh1に対応する長さになるように第
2アパーチャ6E上に照射する。これにより、線幅w1
で配線高さh(hは最大ビームサイズ以下の任意のサイ
ズ)のサイズを持つ電子線50Bが得られる。
【0057】また、開口番号5の情報に続き線幅wの情
報が後に続く場合は、X方向ラインであると判断し、上
述の第1アパーチャを通過した電子線50Aを図5
(b)に示すように、X方向にずらして線幅w3に対応
する長さになるように第2アパーチャ6E上に照射す
る。これにより、配線高さh3で線幅w(wは最大ビー
ムサイズ以下の任意のサイズ)のサイズを持つ電子線5
0Bが得られる。
【0058】可変成形用の配線を描画する際には、第2
アパーチャに設けられた可変成形用の開口6Fを選択
し、レジストを塗布した半導体ウェハ11上に回路パタ
ーンの潜像を形成する。
【0059】上述した方法により、微細な線幅w1ある
いは配線高さh3を持つ配線は、図形一括描画の方式で
描画されるため線幅の変動が少なくなる。この結果、高
寸法精度の回路パターンを形成することができる。
【0060】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、指定した線幅を持つ配線を全て図形一括方
式で描画することができ、高寸法精度で微細な回路パタ
ーンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の図形一括描画用データ処理方法の処理
手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の電子線描画用データの処理方法の第1
実施例の処理結果を示す図であり、同図(a)はCAD
データの構成を示す表、同図(b)は可変成形用データ
の構成を示す表、同図(c)は図形一括描画、可変成形
混在データの構成を示す表である。
【図3】図3は、本発明の電子線描画用データの処理方
法で用いる電子線露光用マスクの構成の平面図である。
【図4】図4は、本発明の電子線描画用データの処理方
法の第2実施例の処理結果を示す図であり、同図(a)
はCADデータの構成を示す表、同図(b)は可変成形
用データの構成を示す表、同図(c)は図形一括描画、
可変成形混在データの構成を示す表である。
【図5】図3に示した開口に対して電子線をずらして任
意の長さで照射する様子を示した図であり、同図(a)
はY方向にずらす場合の平面図、同図(b)はX方向に
ずらす場合の平面図である。
【図6】電子線露光装置の一構成例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 電子銃 2 ブランキング電極 3 第1アパーチャ 3A 第1アパーチャ開口パターン 4 成形レンズ 5 成形偏向器 6 第2アパーチャ 6A、6B、6C、6D、6E、6F 第2アパーチ
ャ開口パターン 7 縮小レンズ 8 主偏向器 9 副偏向器 10 投影レンズ 11 半導体ウェハ 12 試料台 13 データバス 14 計算機 15 記憶装置 16 制御装置 17 CADデータ用メモリ 18 記録媒体 50 電子線 50A 矩形電子線 50B 複数個の配線を有する電子線 50C 可変成形用電子線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子線によって半導体ウェハ上に所望の
    回路パターンを形成するための電子線露光装置で用いら
    れる電子線露光用マスクに、前記回路パターンに対応す
    る開口パターンを形成するための電子線描画用データの
    処理方法であって、 前記回路パターンを形成するための設計データを、各配
    線の線幅の情報を持つ可変成形用データに変換し、 前記可変成形用データから、予め決められた所定線幅の
    配線を抽出し、 該抽出した配線の線幅に対応する開口パターンを持ち、
    所定の領域毎に一括して露光するための電子線露光用マ
    スクを作成するためのEBマスク用データを生成すると
    共に、半導体ウエハ上の所望の位置に抽出した配線の線
    幅に対応するパターンを露光するための図形一括描画用
    データを生成する電子線描画用データの処理方法。
  2. 【請求項2】 前記所定線幅の配線は、高い寸法精度が
    要求される配線である請求項1記載の電子線描画用デー
    タの処理方法。
  3. 【請求項3】 電子線によって半導体ウェハ上に所望の
    回路パターンを形成するための電子線露光装置で用いら
    れる電子線露光用マスクであって、 前記回路パターンを形成するための設計データから変換
    された各配線の線幅の情報を持つ可変成形用データを基
    に、予め決められた所定線幅の配線を抽出し、 該抽出した配線の線幅に対応する開口パターンを持ち、 所定の領域毎に一括して露光するための電子線露光用マ
    スクを作成するためのEBマスク用データによって作成
    される電子線露光用マスク。
  4. 【請求項4】 前記所定線幅の配線は、 高い寸法精度が要求される配線である請求項3記載の電
    子線露光用マスク。
  5. 【請求項5】 電子線によって半導体ウェハ上に所望の
    回路パターンを形成するための電子線露光装置で用いら
    れる電子線露光用マスクに、前記回路パターンに対応す
    る開口パターンを形成するためのEBマスク用データを
    計算機で処理するためのプログラムが記録された記録媒
    体であって、 前記回路パターンを形成するための設計データを、各配
    線の線幅の情報を持つ可変成形用データに変換する可変
    成形用データ変換処理と、 前記可変成形用データから、予め決められた線幅の配線
    を抽出する抽出処理と、 該抽出した配線の線幅に対応する開口パターンを持ち、
    所定の領域毎に一括して露光するための電子線露光用マ
    スクを作成するためのEBマスク用データを生成すると
    共に、半導体ウエハ上の所望の位置に抽出した配線の線
    幅に対応するパターンを露光するための図形一括描画用
    データを生成する描画用データ生成処理と、を計算機に
    実行させるためのプログラムが記録された記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記所定線幅の配線は、 高い寸法精度が要求される配線である請求項5記載の記
    録媒体。
JP11010663A 1999-01-19 1999-01-19 電子線描画用デ―タの処理方法、電子線露光用マスク及び記録媒体 Pending JP2000208409A (ja)

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