JP4156475B2 - ドア機構、メディア再生装置、電気機器、およびドア部材の位置制御方法 - Google Patents

ドア機構、メディア再生装置、電気機器、およびドア部材の位置制御方法 Download PDF

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本発明は、ドア機構、メディア再生装置、電気機器、およびドア部材の位置制御方法に関する。
家庭用音響機器または車載用音響機器等には、ドアをスライド等させるドア機構を備えるタイプがある。このタイプのドア機構には、例えば音響機構の上部にCDおよびMD等の挿入口が設けられていると共に、該挿入口をドアで隠すものがある。かかるドア機構においては、CD、MD等のメディアを再生装置に装着したり、または取り出したりする際に、単にドアを開閉させる動作のみを行う場合が多い。
また、他のタイプとしては、CD等の再生を行わせるための再生ボタン等を、ドアで覆うタイプのドア機構を備えるものがある(特許文献1〜3)。これらのうち、特許文献1には、再生等を行う各操作子をドアが第1の位置で覆っている状態で電源をオンとした場合に、各操作子を押すことができる第2の位置までドアが開放すると共に、ドア操作子を押した場合に、ドアが第3の位置まで上昇し、CD装填領域が開放される構成が開示されている。なお、この特許文献1の構成では、電源をオフとする場合には、ドアが第1の位置となって、各操作子を覆う状態となる。
また、特許文献2には、蓋体に覆われない部分に開閉ボタンおよび半開閉ボタンを含む第1の操作ボタン群が設けられていると共に、蓋体によって開閉される部分に第2の操作ボタン群が設けられている構成が開示されている。かかる特許文献2の構成では、開閉ボタンまたは半開閉ボタンの操作のみによって、蓋体の開閉または半開きが実現される。さらに、特許文献3には、VTR本体の内部に収納される操作パネルを、全開状態または半開き状態で引き出し可能な構成が開示されている。かかる特許文献3の構成では、2つの選択ボタンのうち、一方が全開用、他方が半開き用に対応している。
特表2002−519810号公報(段落番号0018、図5〜図7参照) 特許2874554号公報(段落番号0015、図1〜図3参照) 特許3277433号公報(段落番号0021、図1〜図3参照)
ところで、上述のように、単純にドアを開閉させるだけの開閉制御では、操作ボタンと、CDおよびMD等のディスクの挿入口とを混在させて、これら操作ボタン及び挿入口の両方を、ドアで覆う構成を採用することが難しくなっている。
すなわち、ドアの単純な開閉制御を、操作ボタン及び挿入口の両方がドアで覆われる構成に適用すると、ディスクの挿入口に該ディスクを入れた後には、ドアを開いたままでしか再生のための操作ボタンを押す(操作する)ことができない。つまり、ディスクを挿入した後に、該ディスクを再生させる場合には、全開状態を維持し続ける必要がある。また、ディスクを挿入口から挿入した後にドアを閉じると、操作ボタンがドアで覆われて押すことができなくなる。このような観点から、単純にドアを開閉させるだけの開閉制御では、操作ボタンと、ディスクの挿入口とを混在させる構成に適用することが難しい。
また、上述の特許文献1〜3に記載されているような、ドアを半開き状態にすることが可能な構成において、ディスクの再生を行う場合、まずドアを全開状態とする。その後に、ディスクの再生を行うための操作ボタンを押し、さらにその後にドアを半開きまたは全閉状態にする。このため、それらの状態に対応している操作ボタンを押すことになり、2度またはそれ以上、操作ボタンを押す必要がある。それにより、使い勝手が良いとはいえなくなっている。
また、ドアを半開き状態、または全開状態にするためには、かかる状態に独立して対応している操作ボタンを、夫々押す必要がある。そのため、半開き状態にしようとしたのに、誤って全開状態に対応する操作ボタンを押したり、全開状態にしようとしたのに、誤って半開き状態に対応する操作ボタンを押す、といった誤操作が生じることがある。特に、ドアの開閉ボタンは、全開に対応しているのか、半開きに対応しているのか、区別がつき難いケースがあり、誤操作が生じ易い。そのため、このような誤操作によって、再び別の操作ボタンを押す等の必要性が生じ、使い勝手が悪くなる場合がある。
また、上述の特許文献1〜3に記載されているような構成では、全開状態と半開き状態とに対応している、操作ボタンを別個に設ける必要があるため、部品点数が多くなる、といった欠点がある。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、ドア部材の移動を操作手段での操作によって簡単に行え、操作手段とディスクの挿入口とを混在させることができると共に、部品点数を削減することができるドア機構、このドア機構を用いたメディア再生装置、このドア機構を用いた電気機器、およびドア部材の位置制御方法を提供しよう、とするものである。
上述課題を解決するために、本発明は、ドア部材を第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に移動させることが可能なドア機構において、ドア部材に駆動力を伝達し、第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に該ドア部材を移動させることが可能な駆動源と、駆動源を作動させる操作を行う操作手段と、ドア部材の位置を検出する位置検出手段と、操作手段及び位置検出手段から信号を受信すると共に、操作手段での操作に応じて駆動源の作動を制御して、ドア部材を第1位置、第2位置又は第3位置に向けて移動させると共に、移動後それら第1位置、第2位置又は第3位置で停止させる制御手段と、を具備し、制御手段は、ドア部材が3種類の位置のいずれかの位置にある場合において、操作手段の操作を検知した場合に、該操作手段に対する操作が第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを検出し、この検出に応じて、駆動源を駆動させて、ドア部材を第1の操作又は第2の操作に対応させて、夫々別の位置に向けて移動させ、その制御において制御手段は、操作手段からの信号を受信することによって、該操作手段の操作を監視する監視手段、監視手段での監視状態において、操作手段が操作された場合に、現在のドア部材の位置を位置検出手段からの信号を受信することによって判断する位置判断手段、位置判断手段で、第2位置又は第3位置のいずれかの位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、駆動源を駆動させて、該ドア部材を第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置移動制御手段、位置判断手段で、第1位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、規定時間長さのタイマーカウントを開始するタイマー手段、タイマー手段でのタイマーカウント中における操作手段の操作が、第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを判断する操作判断手段、操作判断手段で操作手段に対して第1の操作が為されたと判断した場合に、駆動源を駆動させて、ドア部材を第2位置に向けて移動させると共に、移動後この第2位置で停止させる第2位置移動制御手段、操作判断手段で操作手段に対して第2の操作が為されたと判断した場合に、駆動源を駆動させて、ドア部材を第3位置に向けて移動させると共に、移動後この第3位置で停止させる第3位置移動制御手段、として機能するものである。
さらに、他の発明は、ドア部材を第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に移動させることが可能なドア機構において、ドア部材に駆動力を伝達し、第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に該ドア部材を移動させることが可能な駆動源と、駆動源を作動させる操作を行う操作手段と、ドア部材の位置を検出する位置検出手段と、操作手段及び位置検出手段から信号を受信すると共に、操作手段での操作に応じて駆動源の作動を制御して、ドア部材を第1位置、第2位置又は第3位置に向けて移動させると共に、移動後それら第1位置、第2位置又は第3位置で停止させる制御手段と、を具備し、制御手段は、ドア部材が3種類の位置のいずれかの位置にある場合において、操作手段の操作を検知した場合に、該操作手段に対する操作が第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを検出し、この検出に応じて、駆動源を駆動させて、ドア部材を第1の操作又は第2の操作に対応させて、夫々別の位置に向けて移動させ、その制御において制御手段は、操作手段からの信号を受信することによって、該操作手段の操作を監視する監視手段、監視手段での監視状態において、操作手段が操作された場合に、現在のドア部材の位置を位置検出手段からの信号を受信することによって判断する位置判断手段、位置判断手段で、第1位置又は第2位置のいずれかの位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、駆動源を駆動させて、該ドア部材を第3位置に向けて移動させると共に、移動後この第3位置で停止させる第3位置移動制御手段、位置判断手段で、第3位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、規定時間長さのタイマーカウントを開始するタイマー手段、タイマー手段でのタイマーカウント中における操作手段の操作が、第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを判断する操作判断手段、操作判断手段で操作手段に対して第1の操作が為されたと判断した場合に、駆動源を駆動させて、ドア部材を第2位置に向けて移動させると共に、移動後この第2位置で停止させる第2位置移動制御手段、操作判断手段で操作手段に対して第2の操作が為されたと判断した場合に、駆動源を駆動させて、ドア部材を第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置移動制御手段、として機能するものである。
また、他の発明は、ドア部材を第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に移動させることが可能なドア機構において、ドア部材に駆動力を伝達し、第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に該ドア部材を移動させることが可能な駆動源と、駆動源を作動させる操作を行う操作手段と、ドア部材の位置を検出する位置検出手段と、操作手段及び位置検出手段から信号を受信すると共に、操作手段での操作に応じて駆動源の作動を制御して、ドア部材を第1位置、第2位置又は第3位置に向けて移動させると共に、移動後それら第1位置、第2位置又は第3位置で停止させる制御手段と、を具備し、制御手段は、ドア部材が第1位置にある場合において、操作手段の操作を検知した場合に、該操作手段に対する操作が第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを検出し、この検出に応じて、駆動源を駆動させて、ドア部材を第2位置又は第3位置のいずれかの位置に向けて移動させると共に、ドア部材が第3位置にある場合において、操作手段の操作を検知した場合に、該操作手段に対する操作が第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを検出し、この検出に応じて、駆動源を駆動させて、ドア部材を第1位置又は第2位置のいずれかの位置に向けて移動させ、その制御において制御手段は、操作手段からの信号を受信することによって、該操作手段の操作を監視する監視手段、監視手段での監視状態において、操作手段が操作された場合に、規定時間長さのタイマーカウントを開始するタイマー手段、タイマー手段でのタイマーカウント中における操作手段の操作が、第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを判断する操作判断手段、操作判断手段で操作手段での操作を判断した後に、現在のドア部材の位置を位置検出手段からの信号を受信することによって判断する位置判断手段、操作判断手段で第1の操作が為されたと判断すると共に位置判断手段で第2位置に該ドア部材が位置していると判断した場合、または操作手段で第2の操作が為されたと判断すると共に位置判断手段で第3位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、駆動源を駆動させて、該ドア部材を第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置移動制御手段、操作判断手段で第1の操作が為されたと判断すると共に位置判断手段で第1位置又は第3位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、駆動源を駆動させて、該ドア部材を第2位置に向けて移動させると共に、移動後この第2位置で停止させる第2位置移動制御手段、操作判断手段で第2の操作が為されたと判断すると共に位置判断手段で第1位置又は第2位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、駆動源を駆動させて、該ドア部材を第3位置に向けて移動させると共に、移動後この第3位置で停止させる第3位置移動制御手段、として機能するものである。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第2位置は、第1位置と第3位置の間に位置しているものである。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1位置は、被覆部位を覆う状態で設けられるドア部材の全閉位置であると共に、第3位置は、被覆部位を開放する状態で設けられるドア部材の全開位置であり、第2位置は、被覆部位の中途まで開放する状態で設けられるドア部材の半開き位置であることとしたものである。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1位置と第2位置との間の部位においては、ドア部材はスライドすると共に、第2位置と第3位置との間の部位においては、ドア部材は回動することとしたものである。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の操作は、操作手段に対する操作の継続の終了であると共に、第2の操作は、操作手段に対する操作の継続であることとしたものである。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の操作は、操作手段に対する操作の継続であると共に、第2の操作は、操作手段に対する操作の継続の終了であることとしたものである。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、操作手段は、押し込み式の操作ボタンであると共に、操作手段の前記操作は、該操作ボタンの押し込み動作であることとしたものである。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、位置検出手段は、第2位置にドア部材が位置した場合に、該ドア部材の位置の検出信号を制御手段に向けて送信する第1の検出スイッチと、第1位置と第3位置の夫々の位置に、ドア部材が位置した場合に、これら第1位置及び第3位置の夫々の位置に応じて、ドア部材の位置の検出信号を制御手段に向けて送信する第2の検出スイッチと、を具備するものである。
さらに、他の発明は、メディアの再生を可能とするメディア再生装置において、上述の各発明に係るドア機構と、ドア部材の全開状態又は半開き状態において、メディアの再生が開始された場合には、駆動源を作動させて、ドア部材を全閉位置に向けて移動させると共に、メディアの再生が開始されなかった場合には、駆動源を作動させずに、ドア部材の全開状態又は半開き状態を維持する駆動制御手段と、を具備するものである。
また、他の発明は、上述のドア機構の各発明を、電気機器に適用したものである。
さらに、他の発明は、移動可能なドア部材と、駆動力を伝達してドア部材を移動させるための駆動源と、操作によって駆動源を作動させる操作手段と、ドア部材の位置を検出する位置検出手段と、を具備し、ドア部材を第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に移動させるためのドア部材の位置制御方法において、操作手段からの信号を受信することによって、該操作手段の操作を監視する監視ステップと、監視ステップでの監視状態において、操作手段に第1の操作又は第2の操作のいずれかの操作が為された場合に、現在のドア部材の位置を位置検出手段からの信号を受信することによって判断する位置判断ステップと、位置判断ステップで、第2位置又は第3位置のいずれかの位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、駆動源を駆動させて、該ドア部材を第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置移動制御ステップと、位置判断ステップで、第1位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、規定時間長さのタイマーカウントを開始するタイマーカウントステップと、タイマーカウントステップでのタイマーカウント中における操作手段の操作が第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを判断する操作判断ステップと、操作判断ステップで、操作手段における操作が第1の操作であると判断された場合に、駆動源を駆動させて、ドア部材を第2位置に向けて移動させると共に、移動後この第2位置で停止させる第2位置移動制御ステップと、操作判断ステップで、操作手段における操作が第2の操作であると判断された場合に、駆動源を駆動させて、ドア部材を第3位置に向けて移動させると共に、移動後この第3位置で停止させる第3位置移動制御ステップと、を具備するものである。
また、他の発明は、移動可能なドア部材と、駆動力を伝達してドア部材を移動させるための駆動源と、操作によって駆動源を作動させる操作手段と、ドア部材の位置を検出する位置検出手段と、を具備し、ドア部材を第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に移動させるためのドア部材の位置制御方法において、操作手段からの信号を受信することによって、該操作手段の操作を監視する監視ステップと、監視ステップでの監視状態において、操作手段に第1の操作又は第2の操作のいずれかの操作が為された場合に、現在のドア部材の位置を位置検出手段からの信号を受信することによって判断する位置判断ステップと、位置判断ステップで、第1位置又は第2位置のいずれかの位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、駆動源を駆動させて、該ドア部材を第3位置に向けて移動させると共に、移動後この第3位置で停止させる第3位置移動制御ステップと、位置判断ステップで、第3位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、規定時間長さのタイマーカウントを開始するタイマーカウントステップと、タイマーカウントステップでのタイマーカウント中における操作手段の操作が第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを判断する操作判断ステップと、操作判断ステップで、操作手段における操作が第1の操作であると判断された場合に、駆動源を駆動させて、ドア部材を第2位置に向けて移動させると共に、移動後この第2位置で停止させる第2位置移動制御ステップと、操作判断ステップで、操作手段における操作が第2の操作であると判断された場合に、駆動源を駆動させて、ドア部材を第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置移動制御ステップと、を具備するものである。
さらに、他の発明は、移動可能なドア部材と、駆動力を伝達してドア部材を移動させるための駆動源と、操作によって駆動源を作動させる操作手段と、ドア部材の位置を検出する位置検出手段と、を具備し、ドア部材を第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に移動させるためのドア部材の位置制御方法において、操作手段からの信号を受信することによって、該操作手段の操作を監視する監視ステップと、監視ステップでの監視状態において、操作手段に第1の操作又は第2の操作のいずれかの操作が為された場合に、規定時間長さのタイマーカウントを開始するタイマーカウントステップと、タイマーカウントステップでのタイマーカウント中における操作手段の操作が第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを判断する操作判断ステップと、操作判断ステップで、操作手段における操作が第1の操作であると判断された場合に、現在のドア部材の位置を位置検出手段からの信号を受信することによって判断する第1の位置判断ステップと、第1の位置判断ステップで、第2位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、駆動源を駆動させて、該ドア部材を第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置小移動制御ステップと、第1の位置判断ステップで、第1位置又は第3位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、駆動源を駆動させて、該ドア部材を第2位置に向けて移動させると共に、移動後この第2位置で停止させる第2位置移動制御ステップと、操作判断ステップで、操作手段における操作が第2の操作であると判断された場合に、現在のドア部材の位置を位置検出手段からの信号を受信することによって判断する第2の位置判断ステップと、第2の位置判断ステップで、第3位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、駆動源を駆動させて、該ドア部材を第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置大移動制御ステップと、第2の位置判断ステップで、第1位置又は第2位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、駆動源を駆動させて、該ドア部材を第3位置に向けて移動させると共に、移動後この第3位置で停止させる第3位置移動制御ステップと、を具備するものである。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、ドア部材は、メディアを再生させるためのメディア再生装置に設けられていると共に、第2位置移動制御ステップ又は第3位置移動制御ステップの後に、メディア再生装置においてメディアを再生させる操作が為された場合に、該メディアの再生が実際に行えるか否かを判断するメディア再生判断ステップと、メディア再生判断ステップにおいて、該メディアの再生を行えると判断された場合には、ドア部材を第1位置となる位置まで移動させるドア部材移動ステップと、メディア再生判断ステップにおいて、該メディアの再生を行えないと判断された場合には、ドア部材の移動を中止するドア部材移動中止ステップと、を具備するものである。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の操作は、操作手段に対する操作の継続の終了であると共に、第2の操作は、操作手段に対する操作の継続であることとしたものである。
本発明によると、ドア部材の移動を操作手段での操作によって簡単に行うことができる。また、操作手段とディスクの挿入口とを混在させることができる。さらに、部品点数を削減することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係るドア機構、ドア機構を用いた電気機器(メディア再生装置)としての音響機器、およびドアの位置制御方法について、図1から図12に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る、ドア機構11(図4等参照)を用いた、電気機器及びメディア再生装置としての音響機器10を示す図であり、ドア30の閉じ状態を示す斜視図である。また、図2は、ドア30がスライドした状態(半開き状態)を示す音響機器10の斜視図である。また、図3は、ドア30が回動した状態(全開状態)を示す音響機器10の斜視図である。
図1〜図3に示すように、ドア機構11は、筐体20を有している。筐体20は、その内部にディスクを再生するためのディスク再生装置(不図示)を備えている。なお、本実施の形態では、筐体20の内部には、CD/DVD等を再生するための再生装置、およびMDを再生するための再生装置の計2台の再生装置が設けられている。
図3に示すように、筐体20の上面側には、操作スイッチ部22と、CD/DVD等を挿入/排出するための挿入口23と、MDを挿入するための挿入口24とを具備している。これらの操作スイッチ部22、挿入口23,24は、図1に示すように、不使用状態ではドア30によって覆われている。操作スイッチ部22には、MD側およびCD側の再生装置の、各種の操作スイッチ22aを有している。なお、各種の操作スイッチ22aの配列は、図2に示す配列には限られず、適宜その配列を変更可能である。
また、以下の説明では、筐体20の上面側のうち、ドア30によって覆われる部分を、被覆部位25と呼ぶ。また、筐体20の上面側のうち、被覆部位25よりも一段高く、ドア30の閉じ状態において該ドア30の上面と面一となる部分を、外装部26と呼ぶ。
図1〜図3に示すように、外装部26には、操作手段としてのドア操作ボタン28が設けられている。ドア操作ボタン28は、ドア30の全閉状態(閉じ状態)、半開き状態(ドア30のスライドが終了した状態)、および開き状態(全開状態;ドア30が、回動し終えた状態)の、一連の動作を、後述するような、押し時間の長さに応じて、選択的に切り替えて、該ドア30を移動させるためのボタンである。
なお、本実施の形態では、ドア30の第1位置には、ドア30の全閉状態が対応する。また、ドア30の第2位置には、ドア30の半開き状態が対応する。また、ドア30の第3位置には、ドア30の全開状態が対応する。また、第1の操作には、ドア操作ボタン28を指で押した後に、タイマーカウントが終了する前に離す、短押しが対応する。また、第2の操作には、ドア操作ボタン28を指で押し続け、該押している状態を、後述するタイマーカウントが終了するまで継続する、長押しが対応する。
続いて、ドア機構11の構成について説明する。ドア機構11は、筐体20の内部に設けられるものである。図4〜図6に示すように、ドア機構11は、シャーシ部材としての一対のサブシャーシ40を具備している。サブシャーシ40は、薄板状の部材に、適宜後述する溝および孔部を形成した部材である。これらサブシャーシ40は、筐体20の内部のうち、向かい合う外壁の夫々に取り付けられている。
図7〜図10に示すように、サブシャーシ40の上方には、案内溝41が形成されている。この案内溝41は、筐体20を水平面に設置した場合に、その長手が該水平面に対して略水平を為す状態に設けられている。また、案内溝41は、図7〜図10において左側の他端部が開放していると共に、右側の一端部は閉塞されている。この案内溝41には、次に述べるドアホルダ31に存在するガイド突起32が嵌まり込む。このため、ドア30およびドアホルダ31が図7〜図10の左側にスライドすると、該スライドに伴なってガイド突起32は案内溝41を摺動すると共に、ガイド突起32は、案内溝41から外れる。
ドアホルダ31は、図6に示すように、ドア30の下面側に取り付けられている。ドアホルダ31は、その外観が太めの略L字状を為す板状部材であり、また該L字状のドアホルダ31のうち上端側にドア30が取り付けられている。ドアホルダ31のうち、水平方向における他端側(左端側)の部位は、ドア30の他端側の部位と略同程度の位置に設けられている(図7〜図10参照)。また、ドアホルダ31のうち、略L字状の下方側の辺における一端側(右端側)の部位には、ガイド突起32が設けられている。ガイド突起32は、上述の案内溝41に嵌まり込む部分である。
なお、本実施の形態では、ドアホルダ31は、一対のサブシャーシ40が対向する対向面側ではなく、その対向面の裏側(非対向面側)に取り付けられている。また、ドアホルダ31は、1つのサブシャーシ40に対して、1対設けられていて、該一対のドアホルダ31の間で、後述するボス51,61を支持する構成となっている。しかしながら、ドアホルダ31は、夫々のサブシャーシ40に対して、1つずつ設けられる構成としても良い。
また、ドアホルダ31に取り付けられているドア30は、図1〜図6に示すように、板状部材から構成されている。ドア30のうち、図1〜図3において手前側の右端部には、矩形状に切り取られた切欠部33が設けられている。この切欠部33には、ドア操作ボタン28が設けられている。なお、本実施の形態では、ドア30とドアホルダ31とによって、ドア部材が構成されている。
図7〜図10に示すように、ドアホルダ31には、2つの挿通孔34a,34bが形成されていて、夫々の挿通孔34a,34bには、ボス51,61が嵌め込まれている。これらのボス51,61のうち、他端側の挿通孔34aに嵌め込まれているボス51は、第1のリンク部材としての後アーム50の上方側かつ他端側に設けられている。ボス51を有する後アーム50は、本実施の形態では、角度のなだらかな略W字を為すように、3回折れ曲がる形状に形成されている。
また、後アーム50のうち、下方側の下端片52には、2つのボス53,54が設けられている。2つのボス53,54は、水平溝42に嵌め込まれる部分である。また、2つのボス53,54は、互いに所定の間隔だけ離間している。このように、2つのボス53,54が水平溝42に嵌め込まれることで、後アーム50の水平面に対する設置角度が維持され、該後アーム50が姿勢変化しないように設けられている。
さらに、図7〜図10に示すように、後アーム50の下端片52には、その下底部から上方に向かうように係止凹部55が設けられている。係止凹部55は、後述する係止凸部84が嵌め込まれる部分である。この係止凹部55に係止凸部84が嵌め込まれると、後アーム50の他端側から一端側に向かう移動が規制される。また、後アーム50の下端片52のうち、他端側の下底部には、下方に向かうように突起部56が設けられている。突起部56は、後述するスライド検出スイッチ110を押し込む部分である。
なお、水平溝42は、第1のガイド部材および第1のガイド溝として機能する。また、水平溝42は、サブシャーシ40のうち略中央部分に設けられている。また、水平溝42は、その両端が閉塞していると共に、ドア30のスライドに対応した長さを有している。さらに、水平溝42は、上述の案内溝41と同様に、水平面に対して略水平を為す状態に設けられている。
また、一端側の挿通孔34bに嵌め込まれているボス61は、第2のリンク部材としての前アーム60に設けられている。前アーム60は、図7〜図10に示すように、角度のなだらかな略V字を為すように、1回折れ曲がる形状(図7〜図10において、前アームの上方側に存在する小さい折れ曲がりを除く。)に形成されている。この前アーム60のうち、上方側の他端部には、上述のボス61が設けられている。
また、前アーム60の下方側の端部にも、ボス62が設けられている。ボス62は、カム溝43に嵌め込まれている。カム溝43は、図7〜図10に示すように、平行部43aと、カム溝部43bとを有している。このカム溝43のうち、一端側から他端側に向かう所定位置までは、水平状に形成されている平行部43aであり、該平行部43aの終点位置から他端側に向かっては、上方に向かって湾曲する上昇部としてのカム溝部43bである。
なお、カム溝部43bの湾曲形状は、図7〜図10においては、変極点(図示省略)付近の傾きが最大となる形状となっている。また、この変極点を基準として、一端側および他端側に向かうにしたがって、その傾斜角度が小さくなる。そして、変極点から離間する所定位置においては、平行部43aに対して略水平を為すように設けられている。
また、カム溝43のうち平行部43aと、水平溝42と、後アーム50と、前アーム60とによって、平行移動ガイド機構が構成される。また、カム溝43のうちカム溝部43bと、水平溝42と、後アーム50と、前アーム60とによって、回動移動ガイド機構が構成される。さらに、カム溝43は、第2のガイド部材および第2のガイド溝として機能する。
また、下方側の端部に位置するボス62は、カム溝43と共に駆動アーム70のボス駆動溝71に嵌め込まれる。ボス駆動溝71は、駆動アーム70を貫通するように設けられている。ここで、駆動アーム70は、図7〜図10に示すように、支点72を中心として回動する部材であり、この駆動アーム70に存在するボス駆動溝71は、かかる支点72に向かうように設けられている。そのため、ボス駆動溝71は、カム溝43に対して、所定角度傾斜した状態で、交差する状態となっている。
図7〜図10に示すように、駆動アーム部材としての駆動アーム70は、上述のボス駆動溝71が設けられているアーム部70aと、このアーム部70aの下方に位置すると共に支点72が設けられているスイッチ起動部70bとから構成されている。このうち、アーム部70aには、ボス駆動溝71よりも支点72側の部位に、ガイドカム73が設けられている。ガイドカム73は、駆動アーム70の回動に伴なって、ロックスライダ80をスライドさせるための部分である。そのため、ガイドカム73は、その入り口側が支点か72からの距離が短く、支点72寄りに位置していると共に、内部を奥側に向けて移動するにつれて、支点72からの距離が長く、支点72から離間する形状に形成されている。
また、ガイドカム73には、ボス81が嵌め込まれる。ボス81は、ロックスライダ80の突出部80bに設けられている部分である。なお、ロックスライダ80は、スライド部80aと、このスライド部80aから図7〜図10において右側に向かって突出している突出部80bとを有している。また、ロックスライダ80のうち、サブシャーシ40側の背面には、一対のボス82,83が設けられている。これらボス82,83は、サブシャーシ40の鉛直溝44に差し込まれる。それにより、鉛直溝44の両端部にボス82,83が当接しない範囲において、ロックスライダ80は、図7〜図10において上下方向にスライド可能となっている。
また、スライド部80aの上端部分には、後アーム50の係止凹部55に差し込まれる係止凸部84が設けられている。係止凸部84のうち、図7中左側に位置する垂直辺84aは、略鉛直を為すように切り立った状態に設けられていると共に、図7中右側に位置する傾斜辺84bは、略台形の傾斜辺を為すように寝かされた状態に設けられている。また、係止凹部55も、かかる垂直辺84aおよび傾斜辺84bの当接に夫々対応した、垂直壁55aおよび傾斜壁55bを有している。
それにより、ロックスライダ80が、上方に向かってスライドして、係止凸部84が係止凹部55に嵌まり込むと、垂直辺84aが垂直壁55aに当接する。この状態で、後アーム50が一端側に向かってスライドしようとしても、垂直壁55aが垂直辺84aに対して略鉛直を為す状態で当接しているので、該後アーム50の一端側に向かう移動が規制される。
図7〜図10に示すように、駆動アーム70のスイッチ起動部70bは、その外観が略円盤状を為していると共に、該円盤状のうち、所定の角度範囲に亘って、外周部から所定深さだけ切り取られた円弧凹部74を有している。なお、本実施の形態では、円弧凹部74は、スイッチ起動部70bの他の部分の半径の約半分程度の深さだけ切り取られた状態となっている。また、円弧凹部74は、本実施の形態においては、略72度弱の角度範囲に亘って設けられている。また、円盤状を為すスイッチ起動部70bの外周部分には、駆動伝達ギヤ75が形成されている。駆動伝達ギヤ75は、ギヤ輪列90(図4〜図6参照)を介して、駆動源としてのモータ91(図11参照)からの駆動力が伝達される部分である。
円弧凹部74には、検出スイッチ100のスイッチレバー101が差し込まれる。検出スイッチ100は、位置検出手段および第2の検出スイッチとして機能するスイッチである。本実施の形態では、スイッチレバー101は、ドア30の全閉状態に対応する回動の上端側に位置している場合と、ドア30の半開き状態に対応するニュートラル側に位置している場合と、ドア30の全開状態に対応する回動の下端側に位置している場合とのそれぞれに、切り替え可能となっている。
なお、かかる切り替えに応じて、検出スイッチ100は、制御部92に対して異なる検出信号を送信する。この検出信号の例としては、例えば、スイッチレバー101がニュートラル側に位置している場合がオフとなると共に、上端側と下端側とのそれぞれにおいて、所定の電位差が生じる方式のスイッチであっても良く、その他の方式のスイッチを用いても良い。
この検出スイッチ100では、上述したスイッチレバー101の位置を検出することによって、該駆動アーム70(ボス62)が、一端側、他端側およびニュートラル側に位置していることが検出される。ここで、駆動アーム70(ボス62)の一端側とは、図7に示すように、ボス62がカム溝43の一端部分に位置していて、ドア30が全閉状態となっている状態を指す。また、駆動アーム70(ボス62)の他端側とは、図10に示すように、ボス62がカム溝43のカム溝部43bの他端部分に位置していて、ドア30の全閉状態となっている状態を指す。さらに、駆動アーム70のニュートラル側とは、ボス62がカム溝43の平行部43aのうち、一端側以外の他端寄りの部位に位置していて、ドア30が全閉状態から幾分開いている状態を指す。
しかしながら、後述する制御フローの説明においては、ドア30の半開き状態とは、図8に示すように、ボス62が、平行部43aの他端側に位置している状態を指す。
また、図7に示すように、駆動アーム70が一端側に位置する状態においては、円弧凹部74の下端部がスイッチレバー101を上方に持ち上げる状態となっている。それにより、検出スイッチ100は、駆動アーム70が一端側に位置している状態に対応する信号を、制御部92に送信する。また、図10に示すように、駆動アーム70が他端側に位置する状態においては、円弧凹部74の上端部がスイッチレバー101を下方に押し下げる状態となっている。それにより、検出スイッチ100は、駆動アーム70が他端側に位置している状態に対応する信号を、制御部92に送信する。
検出スイッチ100には、図11に示すように、制御部92が接続されている。制御部92は、例えばマイコンにより構成されていて、一定のプログラムを記憶することが可能なROM等のメモリと、該プログラム等の制御情報に基づいた演算処理等を行うCPU(Central Processing Unit)と、処理した情報を出力し、または処理する情報を入力するための入出力部と、を具備している。それにより、メモリに記憶されているプログラムに基づいて、CPUで演算処理することにより、後述するようにタイマーカウントを行うことが可能となる。
また、制御部92は、ドア操作ボタン28との協働により監視手段92aおよび操作判断手段92bとして機能する(図11参照)。また、制御部92は、検出スイッチ100およびスライド検出スイッチ110との協働により位置判断手段92cとして機能する。さらに、制御部92は、モータ91との協働により第1位置移動制御手段92d、第2位置移動制御手段92e、第3位置移動制御手段92f、および駆動制御手段92gとして機能する。また、制御部92は、単独でタイマー手段92hとして機能する。
なお、タイマーカウントを行う時間の長さとしては、例えば1秒間〜5秒間の間において、適宜設定するのが好ましい。特に、その中でも、ユーザが長押しによる不快感をさほど抱かずに、長押しとして区別できる、タイマーカウントの時間の長さとして、1.5秒〜3秒程度とするのが、特に好ましい。また、タイマーカウントの時間の長さは、上述の時間範囲には限られず、適宜設定可能である。
また、制御部92は、上述の検出スイッチ100での検出に応じて、モータ91の駆動を停止させる。それによってこのモータ91から駆動力が伝達される駆動アーム70の回動が停止される。なお、この制御部92は、後述する図12に示すようなフローに基づいて、モータ91の駆動を制御する。
また、水平溝42の他端部分に近接する部位であって、図7〜図10中の左側の部位には、位置検出手段および第1の検出スイッチとして機能するスライド検出スイッチ110が設けられている。スライド検出スイッチ110は、後アーム50のボス54が、水平溝42の最も他端側に位置した状態を検出するためのスイッチである。このような検出を可能とするために、水平溝42の他端側にボス54が位置すると、後アーム50の突起部55は、スライド検出スイッチ110を押し込む。かかる押し込みによって、制御部92に接続されているスライド検出スイッチ110は、押し込まれたことを検出する信号を、該制御部92に対して送信する。
なお、このスライド検出スイッチ110が押し込まれると共に、スイッチレバー101がニュートラル状態となっている図8に示す状態が、半開き状態に対応する。
次に、ドア30の全開状態および半開き状態に対応する、機構的な動作について説明する。ユーザが、ドア操作ボタン28を押すと、その押し込みが制御部92によって検出され、該制御部92はモータ91を駆動させる。かかるモータ91の駆動により、駆動アーム70は図7において反時計回りに回動させられる。
駆動アーム70が反時計回りに回動させられると、ボス駆動溝71の縁部がボス62を他端側に向けて押す。それにより、図8に示すように前アーム60が他端側に向かって移動し、該前アーム60の移動に伴なってドアホルダ31を介してドア30も移動する。この場合、ドア30は、閉じ状態から開く状態となる。さらに、駆動アーム70が回動させられると、ボス62も他端側に向かってさらに移動し(図8参照)、該移動によって突起部56がスライド検出スイッチ110を押し込む。それにより、制御部92は、ドア30がスライドの終点に至ったことを検出する(図8参照)。
なお、後述するように、ユーザがドア操作ボタン28を短押しした場合には、制御部92がかかる押し込みに対応して、スライドの終点位置において、モータ91の駆動を停止させる。そして、以後は駆動アーム70が回動せず、動作停止の状態となる。それにより、ドア30は半開き状態となる。また、ユーザが、ドア操作ボタン28を長押した場合には、引き続いて、モータ91は上述のドア30をスライドさせる場合と同様の方向に回転駆動する。それによって、駆動アーム70は、図8においてさらに反時計回りに回動する。
ここで、ボス54は水平溝42の他端側の壁面に当接しているため、後アーム50のスライドは規制された状態となっている。また、ボス54の他端側の壁面への当接状態においては、図9に示すように、ガイド突起32は、案内溝41から外れた状態となっていて、ドア30の回動を許す状態となっている。この状態において、駆動アーム70が図9において反時計回りに回動すると、ボス駆動溝71の縁部がさらにボス62を押し込む。ボス62がさらに押し込まれると、ボス62はカム溝43の平行部43aからカム溝部43bの内部を、他端側に向かって移動する。それにより、前アーム60もさらに移動する。なお、この場合、ボス62は、ボス駆動溝71の上端側に向かってさらに移動する。
ここで、ドア30は、前アーム60の移動に伴ない、上方に向かって持ち上げられる。この詳細について述べると、後アーム50のボス51は、移動しないので、ドアホルダ31の回動の支点となる。かかる支点を中心として、ドアホルダ31(ドア30)は反時計回りに回動させられる。ここで、後アーム50のボス51と前アーム60のボス61との間の距離を半径とする円弧と、前アーム60のボス61とボス62との間の距離を半径とする円弧との交点に、ボス61が位置している。
そのため、ボス62がカム溝部43bの内部を他端側に向かって移動すると、該カム溝部43bの内部におけるボス62の移動に伴なって、ボス62が他端側に近接すると共にボス62の高さ位置が上昇する。それによって、ドアホルダ31(ドア30)は、ボス62の移動に伴なって徐々に持ち上がり、最終的には、ボス62がカム溝部43bの他端部に到達する図6および図10に示す状態となる。なお、図6および図10に示す状態においては、ドア30は最大限まで回動させられた状態となっている。また、駆動アーム70の回動に伴なって、ボス62はボス駆動溝71の上端部分に到達する。
なお、ドア30が全閉状態にある場合において、ユーザがドア操作ボタン28を押すと、駆動アーム70は図10において時計回りの回動を開始し、上述した動作と逆の動作を行う。それによって、駆動アーム70は、時計回りに回動され、ドア30が徐々に閉じてゆき、最終的には図4および図7に示す状態となる。
以上のような構成を有し、かつ上述のような動作を行うドア機構11、およびこのドア機構11を用いる音響機器10における、ドア30の位置制御方法について、以下に説明する。なお、このドア30の位置制御方法の説明においては、図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
ユーザが不図示の電源ボタンをオンにした場合、または予め電源ボタンがオンとなっている場合、制御部92は、ドア操作ボタン28からの押し込み(入力)があるか否かの判断を行う(ステップS10;監視ステップに対応)。すなわち、制御部92は、ドア操作ボタン28が押されたか否かの監視を行う状態となり、監視手段92aの一部としての機能を果たす。
この監視状態(入力待ち状態)において、ドア操作ボタン28を押す操作があったと制御部92が判断した場合(ステップS10において、Yesの場合)には、制御部92は、検出スイッチ100、およびスライド検出スイッチ110が現在どのような状態にあるかの判断を行い、ドア30が全開状態/半開き状態となっているか、閉じているかのドア30の位置判断を行う(ステップS11;位置判断ステップに対応)。なお、この場合、制御部92は、位置判断手段92cの一部としての機能を果たす。
この判断において、スライド検出スイッチ110が押し込まれている状態に対応する検出信号、およびスイッチレバー101がニュートラル側または下端側となっている状態に対応する検出信号を、制御部92が検出すると、該制御部92は、ドア30が開いている(ドア30が半開き状態/全開状態にある)と判断する。
なお、ステップS10において、Noと判断(ドア操作ボタン28の押し込みが為されていないと判断)される場合には、再びステップS10に戻り、ドア操作ボタン28が押されたか否かの監視を継続する。
ドア30が開いていると制御部92が判断する(ステップS11において、Noと判断する)と、本実施の形態では、ドア30が半開き状態、または全開状態のいずれの状態にあるかを問わず、制御部92は、ドア30を閉じるように、モータ91を作動させる(ステップS12;第1位置移動制御ステップに対応)。なお、このとき、制御部92は、第1位置移動制御手段92dの一部としての機能を果たす。
なお、ドア30が全開状態、または半開き状態にあるか否かの判断は、スライド検出スイッチ110のみにおいての検出によって行うようにしても良い。しかしながら、かかるスライド検出スイッチ110のみでの検出を行う場合には、ドア30が図8に示す状態よりも少しだけ閉じられたような状況の、半開き状態の検出を行うことはできない。かかる状態を検出することを考慮すれば、検出スイッチ100を併せて用いるようにするのが好ましい。
また、ドア操作ボタン28を押した際に、スイッチレバー101が上端側となっていると共に、スライド検出スイッチ110が押し込まれていない状態に対応する検出信号を、制御部92が検出すると、制御部92は、ドア30が全閉状態にあると判断(ステップS11において、Yesと判断)する。ドア30が全閉状態にあると判断した場合には、制御部92は、一定時間の間、連続してドア操作ボタン28が押し込まれたか否かを検出するタイマーをセットする(ステップS13;タイマーカウントステップに対応)。すなわち、タイマーカウントを行い、このとき、制御部92は、タイマー手段92hとしての機能を果たす。なお、このタイマーカウントを行う場合には、制御部92を構成するマイコンの内部に存在する記憶部から、タイマーカウント用のプログラムが、該マイコンが具備するCPUに読み出されて、該CPUにおいて一定時間のカウントを行うことによって、タイマーカウントが為される。
かかるタイマーカウントの実行中に、制御部92は、ドア操作ボタン28の押し込みが、一定時間経過するまでの間に中断されたか否かの判断を行う(ステップS14;操作判断ステップに対応)。このとき、制御部92は、操作判断手段92bの一部として機能する。そして、一定時間経過するまでの間に、ドア操作ボタン28の押し込みが中止されたと制御部92が判断した場合(短押ししたと判断される場合)には、制御部92は、モータ91を作動させ、ドア30を図8に示すような半開き状態となる位置までスライドさせる(ステップS15;第2位置移動制御ステップに対応)。このとき、制御部92は、第2位置移動制御手段92eの一部として機能する。また、かかるスライドと共に、制御部92は、セットされているタイマーカウントをクリアする(ステップS16)。
なお、ドア30を半開き状態とする場合、後アーム50の突起部55がスライド検出スイッチ110を押し込む位置までドア30をスライドさせるように、モータ91を駆動させる。ここで、突起部55がスライド検出スイッチ110を押し込むと、その押し込みが制御部92にて検出される。この押し込みに対応して、制御部92は、駆動状態にあるモータ91の作動を停止させる。このようにして、図8に示す位置において、ドア30のスライドが中断され、該ドア30が半開き状態となる。
また、ステップS14において、制御部92がドア操作ボタン28の長押しが為されたと判断した場合(ステップS14において、Noと判断される場合)には、制御部92は、モータ91を作動させて、ドア30を全開状態となる位置まで開放させる(ステップS17;第3位置移動制御ステップに対応)。このとき、制御部92は、第3位置移動制御手段92fの一部として機能する。本実施の形態では、ドア30のスライドおよび回動の両方の動作が終了する、図10に示す状態が、ドア30の全開状態となる。なお、図10に示す状態においては、スライド検出スイッチ110が押し込まれていると共に、スイッチレバー101が下端側に位置している。そして、かかる状態を制御部92が検出すると、制御部92は、駆動状態にあるモータ91の作動を停止させる。それによって、図10に示す位置において、ドア30の開放が中断され、該ドア30が全開状態となる。
ここで、一定時間経過した場合には、タイマーカウントは自動的に終了する。そして、次回のタイマーの起動を行える状態となる。
以上のようにすると、ドア操作ボタン28の押し込み時間の長さに応じて、全閉状態にあるドア30を、半開き状態、または全開状態のいずれかの状態に切り替えることが可能となる。
続いて、上述のようなドア30(モータ91)の制御作動を行った後に、ディスクの再生を実行するための操作スイッチ22aの押し込みがあった場合には、ディスクの再生動作を試みる(ステップS18)。そして、ディスクの再生が開始されたか否かを判断し(ステップS19;メディア再生判断ステップに対応)、ディスクの再生が実際に開始されたと判断した場合には、制御部92は、モータ91を作動させて、ドア30を閉じ状態にする(ステップS20;ドア部材移動ステップに対応)。このとき、制御部92は、駆動制御手段92gの一部として機能する。
また、ステップS19の判断において、ディスクの再生が開始されなかったと判断された場合には、ディスクの再生の試みを中断すると共に、モータ91を作動させずに、ドア30が開いている状態を維持する(ステップS21;ドア部材移動中止ステップに対応)。なお、このステップS21においては、ドア30が全開状態にある場合には、この全開状態を維持する。また、ドア30が半開き状態にある場合には、この半開き状態を維持する。
ここで、ディスクの再生動作を開始する場合においては、ディスクの再生装置において、ディスクに記録されているTOC情報の読み取りが試みられる。そして、このTOC情報を読み取ることができた場合には、ディスクに再生すべき音楽データ等の情報が記録されているものと判断する。そして、この判断に基づいて、再生装置においてターンテーブルが回転駆動されると共に、ディスクの再生が実行される。この場合において、TOC情報の読み取りに成功した時点において、制御部92がモータ91を作動させて、ドア30を閉じ状態としても良く、またターンテーブルが回転駆動される等、実際にディスクの再生が行われた時点において、制御部92がモータ91を作動させて、ドア30を閉じ状態としても良い。
なお、上述のステップS21に続いて、制御部92は、電源をオフにするか否かを判断する(ステップS22)。そして、電源がオフにされていないと制御部92が判断すると、再びステップS10に戻り、ドア操作ボタン28からの押し込み(入力)があるか否かの検出を行う状態となる。また、電源がオフにされたと制御部92が判断すると、上述の全ての動作フローは終了する。
このような構成のドア機構11、ドア機構11を用いた音響機器10、およびドアの位置制御方法によれば、ドア30が全閉状態にある場合において、ドア操作ボタン28を押している時間長さを変えるだけで、該ドア30の開く位置を切り替えることができる。すなわち、ドア操作ボタン28を長押しすれば、ドア30を全開状態とすることができ、ドア操作ボタン28を短押しすれば、ドア30を半開き状態とすることができる。このため、ドア30の開閉のためのボタン点数を少なくすることができ、コストの削減を図ることができる。
また、ドア操作ボタン28を押している時間長さに応じて、ドア30を開く位置を切り替えることができるので、従来のような、ドア30の単純な開閉制御を行う場合では困難であった、CD及びMDの再生等に関する操作スイッチ22aと、挿入口23,24とを、混在させる構成を採用することができる。すなわち、挿入口23,24に該ディスクを入れた後でも、ドア30を半開きにすることができるので、操作スイッチ22aの操作を行うことができるためである。
また、ディスクを再生させるために、ドア30の全開状態を維持し続ける必要が無くなり、ドア30の半開き状態に位置させることによって挿入口24から塵埃の侵入を防ぐことができる。また、ドア30を全閉状態から半開き状態とする場合、ドア30の移動時間が少なくなるので、その分だけ、再度のCD及びMD等の再生を早く行うことができる。
さらに、ドア操作ボタン28を長押しすると、ドア30が長い距離移動する全開状態となると共に、ドア操作ボタン28を短押しすると、ドア30が短い距離移動する半開き状態となるのは、ユーザの長短の感覚にフィットし、操作が分かり易い。
さらに、ディスクの挿入後に、該ディスクの再生が実際に為されると、ドア30は、自動的に閉じるように動作する。このため、ユーザは、ディスク挿入の後に再生のための操作スイッチ22aを一度押すだけで、ディスク再生後に自動的にドア30を閉じ状態とすることができる。それによって、ディスクが再生された場合には、ドア30を閉じるためにドア操作ボタン28を押さずに済み、ユーザのボタン操作回数が少なくなり、ユーザにとって使い勝手が良好となる。
さらに、制御部92は、ドア30が全開状態又は半開き状態にある場合において、ディスクが実際に再生された後に、ドア30を全閉状態とするように、モータ91を制御駆動している。このため、ディスクが再生されなかった場合に、ユーザが該ディスクを取り替えるために、再びドア操作ボタン28を押す、といった操作をせずに済む。そのため、ユーザは、ディスクの再生が為されなかった場合には、即座にディスクのイジェクトボタンを押す操作を実行することができ、ユーザ側のボタン操作を減らすことが可能となる。それによって、ユーザにとって使い勝手が良好となる。
また、ドア操作ボタン28が1つ設けられるだけで済むので、ユーザがドア30の開閉のためのボタンを、押し間違えるといった誤操作が減少する。特に、本実施の形態では、ユーザの側で、ドア操作ボタン28を意図的に長押ししない限り、ドア30が全閉状態から全開状態とすることができないので、かかる動作においてはユーザの明確な意思が必要とされ、ユーザが誤操作を引き起こす可能性が低減される。また、従来は、ドア操作ボタンを2つ設けることによって、夫々のドア操作ボタンが全開に対応しているのか、半開きに対応しているのか、区別がつき難く、使い勝手が悪くなるケースがある、といった問題が生じることがあった。しかしながら、ドア操作ボタン28を1つとすることで、このような問題が解決され、一層使い勝手が良好となっている。
また、制御部92は、検出スイッチ100、およびスライド検出スイッチ110から発せられた検出信号に基づいて、モータ91を制御駆動するので、ドア30を、全閉位置、全開位置および半開き位置に確実に位置させることが可能となる。
さらに、制御部92では、タイマーカウント中にドア操作ボタン28を継続して押しているか否かによって、該ドア操作ボタン28の長押しか、短押しかを区別している。このようにすれば、ドア30の全閉状態から全開状態にしたい場合、又は全閉状態から半開き状態にしたい場合のいずれの場合でも、該ドア操作ボタン28の操作によって、良好に区別することができる。また、ドア30の長押しか否かによって、ドア30の開放位置を区別できるので、タイマーカウントの時間長さを適切に設定することで、誤操作を少なくすることができる。
さらに、本実施の形態では、全閉状態にあるドア30のスライド終了地点を、ドア30の半開き状態となる位置としている。このため、ドア30がスライド動作されたか、回動動作されたかによって、ドア30の開放状態を明確に区別することができ、ドア30の移動制御に適している。
また、ドア30の位置検出のために、検出スイッチ100と、スライド検出スイッチ110とが設けられているので、ドア30の全閉状態、半開き状態、および全開状態を、確実に検知することが可能となっている。特に、本実施の形態では、検出スイッチ100、スライド検出スイッチ110といった2つの検出手段を用いており、スイッチレバー101がニュートラル側に位置している状態を検出すると共に、スライド検出スイッチ110が押し込まれない状態を検出することもできる。このため、半開き状態と全閉状態との間の中間的な開き具合を、さらに検出することが可能である。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について、図13に基づいて説明する。なお、この第2の実施の形態においては、上述の第1の実施の形態と同一の部材については、同一の符号を付して説明する。
上述の第1の実施の形態においては、ドア30が全閉状態にある場合において、ドア操作ボタン28の長押し又は短押しによって、ドア30の開く位置を切り替える場合について説明している。しかしながら、本実施の形態においては、ドア30が全閉状態にある場合のみならず、ドア30が全開状態にある場合においても、ドア操作ボタン28の長押し又は短押しによって、ドア30の開き位置を制御する場合の態様について説明する。以下、その詳細について述べる。
ユーザが不図示の電源ボタンをオンにした場合、または予め電源ボタンがオンとなっている場合、制御部92は、図13に示すように、上述の第1の実施の形態のステップS10と同様な、ドア操作ボタン28からの入力があるか否かの判断(検出)を行う(ステップS30;監視ステップに対応)。すなわち、制御部92は、ドア操作ボタン28が押されたか否かの監視を行う状態となり、監視手段92aの一部としての機能を果たす。
この監視状態(入力待ち状態)において、ドア操作ボタン28を押す操作があった場合(ステップS30において、Yesの場合)には、制御部92において、タイマーカウントをセットする状態とする(ステップS31;タイマーカウントステップに対応)。このとき、制御部92は、タイマー手段92hとして機能する。また、ステップS30において、Noの場合には、再びステップS30に戻り、ドア操作ボタン28からの入力があるか否かの判断(検出)を継続する。
ステップS31のタイマーカウントの実行中においては、上述の第1の実施の形態の場合と同様に、ドア操作ボタン28の押し込みが、一定時間経過するまでの間に中断されたか否かの判断が為される(ステップS32;操作判断ステップに対応)。このとき、制御部92は、操作判断手段92bの一部として機能する。
そして、一定時間経過するまでの間に、ドア操作ボタン28の押し込みが中止されたと制御部92が判断した場合(第1の操作に対応する短押しと判断した場合;ステップS32においてYesの場合)には、制御部92は、続いてドア30の開閉状態の判断を行う(ステップS33;第1の位置判断ステップに対応)。すなわち、検出スイッチ100、およびスライド検出スイッチ110からの信号の受信により、制御部92は、ドア30が現在、全開状態又は全閉状態となっているか否か(半開き状態となっていないか否か)、判断する。なお、このとき、制御部92は、位置判断手段92cの一部として機能する。
ステップS33の判断において、スライド検出スイッチ110が押し込まれている状態に対応する検出信号、およびスイッチレバー101がニュートラル側となっている状態に対応する検出信号を、制御部92が検出すると、該制御部92は、ドア30が半開き状態にある、と判断する。すなわち、ステップS33において、Noと判断した場合に該当する。
ステップS33において、Noであると制御部92が判断すると、ドア30が閉じ状態となるように、モータ91を作動させる(ステップS34;第1位置小移動ステップに対応)。このとき、制御部92は、第1位置移動制御手段92dの一部として機能する。そして、所定時間経過後に、スイッチレバー101が上端側に位置することで、該ドア30の全閉状態が検出される。また、ドア30の全閉動作と共に、制御部92は、セットされているタイマーをクリアする(ステップS35)。その後、再びステップS30に戻り、ドア操作ボタン28の押し込みを検出する状態となる。
また、ステップS33において、スライド検出スイッチ110が押し込まれていると共に、スイッチレバー101が下端側となっている状態に対応する検出信号を、制御部92が検出した場合には、該制御部92は、ドア30が全開状態にある、と判断する。同じく、ステップS33の判断において、スライド検出スイッチ110が押し込まれていないと共に、スイッチレバー101が上端側となっている状態に対応する検出信号を、制御部92が検出した場合には、該制御部92は、ドア30が全閉状態にある、と判断する。なお、これらの判断は、ステップS33のYesの場合に該当する。
このように、ドア30が全開状態、または全閉状態にあると制御部92が判断した場合には、制御部92はモータ91を作動させ、ドア30を図8に示すような半開き状態となる位置までスライドさせる(ステップS36;第2位置移動制御ステップに対応)。このとき、制御部92は、第2位置移動制御手段92eの一部として機能する。また、かかるスライドと共に、制御部92は、セットされているタイマーをクリアする(ステップS37)。
また、上述のタイマーカウントの間に、ドア操作ボタン28の押し込みが中断されなかったと、制御部92が判断した場合(第2の操作に対応する長押しと判断される場合;ステップS32において、Noと判断した場合)には、制御部92は、続いて、上述のような、スライド検出スイッチ110および検出スイッチ100からの信号受信に基づいて、ドア30が全開状態となっているか否か、判断する(ステップS38;第2の位置判断ステップに対応)。このとき、制御部92は、位置判断手段92cの一部として機能する。
かかるステップS38の判断において、スライド検出スイッチ110が押し込まれている状態に対応する検出信号、およびスイッチレバー101が下端側となっている状態に対応する検出信号を、制御部92が検出すると、該制御部92は、ドア30が全開状態にある(ステップS38において、Yesに該当する)、と判断する。そして、制御部92は、モータ91を作動させ、ドア30を図7に示すような全閉状態となる位置までスライドさせる(ステップS39;第1位置大移動制御ステップに対応)。このとき、制御部92は、第1位置移動制御手段92dの一部として機能する。このステップS39の後、再びステップS30に戻り、ドア操作ボタン28の押し込みを検出する状態となる。
また、上述のステップS38において、スライド検出スイッチ110が押し込まれていなく、かつスイッチレバー101が上端側となっている状態、またはスライド検出スイッチ110が押し込まれていて、かつスイッチレバー101がニュートラル側となっている状態に対応する検出信号を、制御部92が受信すると、該制御部92は、ドア30が全閉状態または半開き状態にある(ステップS38において、Noに該当する)、と判断する。そして、これらの場合には、制御部92は、ドア30を全開させるように、モータ91を作動させる(ステップS40;第3位置移動制御ステップに対応)。このとき、制御部92は、第3位置移動制御手段92fの一部として機能する。
以上のように、ドア30の開閉動作を制御すると、ドア30が全開状態にある場合でも、ドア操作ボタン28を押し込んでいる時間長さに応じて、該ドア30の閉じる位置を切り替える(全閉状態と、半開き状態との間の切り替え)ことが可能となる。
また、この図13に示すフローのステップS37、ステップS40の後に、ディスクの再生動作を開始する場合、上述の第1の実施の形態で述べたのと同様な、ドア30を全閉状態とする動作が実行される。そのため、図13に示すように、この後のステップに関しては、上述の第1の実施の形態におけるものと同様のステップ番号(ステップS18〜ステップS22)を付し、その説明は省略する。なお、本実施の形態では、ステップS22においてNoとなる場合、ステップS30に進行する。
このような構成のドア機構11、ドア機構11を用いた音響機器10、およびドアの位置制御方法によれば、上述の図13に示すような各ステップを実行すると、上述の第1の実施の形態と同様に、全閉状態にあるドア30を、ドア操作ボタン28の押している時間長さを変えるだけで、該ドア30の開く位置を切り替えることができる。これに加えて、本実施の形態では、全開状態にあるドア30を、ドア操作ボタン28の押している時間長さを変えるだけで、該ドア30の閉じる位置を切り替えることができる。
すなわち、全開状態にあるドア30の閉じ位置を、ユーザの側で選択することができ、ユーザの意思によってドア30の動作のコントロールの選択肢を広げることができる。また、ドア30を全開状態から半開き状態とすることができるので、挿入口24からの塵埃の侵入等を防ぎながら、ディスクの再生、早送り、巻き戻し等の操作を行うことができる。このため、ユーザにとって、一層使い勝手が良好となる。
また、本実施の形態でも、ユーザの側で、ドア操作ボタン28を意図的に長押ししない限り、ドア30が全開状態から全閉状態とすることができないので、かかる動作においてはユーザの明確な意思が必要とされ、ユーザが誤操作を引き起こす可能性が低減される。また、従来は、ドア操作ボタンを2つ設けることによって、夫々のドア操作ボタンが全閉に対応しているのか、半開きに対応しているのか、区別がつき難く、使い勝手が悪くなるケースがある、といった問題が生じることがあった。しかしながら、ドア操作ボタン28を1つとすることで、このような問題が解決され、一層使い勝手が良好となっている。
さらに、ドア操作ボタン28を長押しすると、ドア30が長い距離移動する全閉状態となると共に、ドア操作ボタン28を短押しすると、ドア30が短い距離移動する半開き状態となるのは、ユーザの感覚にフィットし、操作性が分かり易い。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態では、挿入口23は、半開き状態においては、ドア30によって覆われていない状態となっている。しかしながら、挿入口23,24と、操作スイッチ部22との間におけるレイアウト変更によって、ドア30の半開き状態において、挿入口23が、ドア30によって覆われる状態とすることも、勿論可能である。このように構成すれば、ドア30の半開き状態においても、挿入口23からの塵埃の侵入を防ぐことができる。
また、上述の実施の形態では、メディアとして、CD、MD等のディスクを再生する場合について述べたが、メディアはディスクには限られず、例えばカセットテープをメディアとすることも、勿論可能である。カセットテープをメディアとする場合、被覆部位25に該カセットテープの挿入口を設けるようにすることもできる。また、メディアは、CD、MDには限られず、DVD、CD−R/RW,DVD−R/RW、MO等、種々のメディアにつき適用可能である。
また、上述の第1の実施の形態では、全閉状態にあるドア30を、ドア操作ボタン28の長押し又は短押しの検出によって、半開き状態又は全開状態に、制御移動させる場合について説明している。しかしながら、上述の第1の実施の形態とは逆に、全開状態にあるドア30を、ドア操作ボタン28の長押し又は短押しの検出によって、半開き状態又は全開状態に、制御移動させると共に、ドア30が全閉状態/半開き状態にある場合にドア操作ボタン28が操作されたときに、該ドア30を全開状態となるように制御移動させる構成しても良い。
この場合には、ステップS11の検出においては、ドア30が半開き状態又は全閉状態にあるか否かを検出する。また、ステップS12においては、ドア30を全開させるように、モータ91を作動させる。さらに、ステップS17においては、ドア30を全閉となる位置までスライドさせる。また、ステップS12及びステップS16の後に、ステップS18に進行するが、ステップS17の後には、ステップS18には進行しない状態となる。
また、上述の各実施の形態では、第1の操作に「短押し」を、第2の操作に「長押し」を対応させている。しかしながら、第1の操作、および第2の操作は、夫々「短押し」および「長押し」には限られない。例えば、第1の操作に「長押し」を対応させると共に、第2の操作に「短押し」を対応させるようにしても良い。また、第1の操作にドア操作ボタン28を1回押す、「一度押し」を対応させると共に、第2の操作にドア操作ボタン28を2回押す、「二度押し」を対応させるように、ドア操作ボタン28の押し込み回数により、操作を区別するように構成しても良い。また、かかる「一度押し」および「二度押し」との間で、対応関係を逆にしても良い。
その他、第1の操作及び第2の操作に、ドア操作ボタン28のような、ボタン押し操作ではなく、一定方向に回転させることが可能なダイヤル回転操作を対応させるようにしても良い。ダイヤル回転操作の場合、一定方向に回転させ、その部位に該ダイヤルを位置させ続けている時間が長い側を第1の操作、一定方向に回転させ、その部位に該ダイヤルを位置させ続けている時間が短い側を第2の操作に対応させても良く、また、これらの対応関係を逆にしても良い。
また、上述の各実施の形態では、ドア30の第1位置には、ドア30の全閉状態を対応させている。また、ドア30の第2位置には、ドア30の半開き状態を対応させている。また、ドア30の第3位置には、ドア30の全開状態を対応させている。しかしながら、ドア30と、第1位置〜第3位置の対応関係は、上述の場合には限られない。例えば、ドア30の第1位置には、ドア30の全開状態を対応させ、第2位置にはドア30の半開き状態を対応させ、さらに第3位置にはドア30の全閉状態を対応させるようにしても良い。
また、ドア30の第1位置又は第3位置には、ドア30の全開状態又は全閉状態のいずれか一方を、必ずしも対応させなくても良い。例えば、ドア30が幾分閉じている状態又は幾分開いている状態のいずれか一方を、ドア30の第1位置又は第3位置に対応させるようにしても良い。
さらに、上述の各実施の形態では、ドア30の移動の態様として、第1位置と第2位置の間をドア30がスライドし、第2位置と第3位置の間をドア30が回動する場合について述べている。しかしながら、ドア30の移動の態様は、これらに限られない。例えば、第1位置と第2位置の間をドア30がスライドし、第2位置と第3位置の間を、ドア30が、第1位置と第2位置の間と同一方向にスライドするようにしても良い。その他、第1位置と第2位置の間をドア30がスライドし、第2位置と第3位置の間を、ドア30が、第1位置と第2位置の間と別方向にスライドするようにしても良い。
さらに、ドア30は、一定区間の間を往復移動するのみならず、所定の周を描くように移動する構成としても良い。また、必要に応じて、第4位置等、他の位置を追加し、上述した以外の部分にドア30を移動させる構成を採用しても良い。
また、上述の実施の形態では、ドア部材としてドア30を用いた場合について説明したが、ドア部材はドア30には限られない。すなわち、ドア部材は、被覆部位25を覆う部材であれば、例えば蓋部材といった形態の覆い部材であっても良い。
また、上述の各実施の形態では、ロックスライダ80をスライドさせて、係止凸部84が係止凹部55に嵌まり込む構成を採用している。しかしながら、例えば図14に示すように、後アーム50に、ロック用のボス120を設けると共に、このボス120に対応する円弧状の溝76を設けるようにしても良い。このような構成では、図14において駆動アーム70が、時計回りに最大限回動した状態で、溝76の端部にボス120が当接し、メカロック状態となる。それにより、ボス120が水平溝42を、一端側に向かって摺動するのを規制することができ、後アーム50のスライドを防止して、ドア30の回動を安定的に行うことが可能となる。
さらに、上述の実施の形態では、位置検出手段として、検出スイッチ100及びスライド検出スイッチ110を設けた場合について説明している。しかしながら、位置検出手段としては、検出スイッチ100及びスライド検出スイッチ110の2つを設ける必要はない。例えば、第1位置、第2位置および第3位置の3つの部位を良好に検出できるセンサを、1つ設けるようにしても良く、また夫々の部位に1つずつ、計3つ設けるようにしても良い。
また、検出スイッチ100は、スイッチ起動部70bの回動によって、円弧凹部74の端面がスイッチレバー101を押す構成となっている。しかしながら、例えばスイッチ起動部70bの裏面と、サブシャーシ40の表面との間に接点方式のスイッチを設け、かかる接点方式のスイッチによって、駆動アーム70の回動の終点を検出するようにしても良い。さらに、スライド検出スイッチ110は、例えばアーム部70aの裏面と、サブシャーシ40の表面との間に接点方式のスイッチを設け、かかる接点方式のスイッチによって、駆動アーム70のスライドの終点を検出するようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、ドア30が被覆部位25に対して平行にスライドする場合について説明している。しかしながら、ドア30のスライドは、被覆部位25に対して平行となる場合には限られない。すなわち、ドア30が被覆部位25を隠見させる構成であれば、例えば、被覆部位25に対して、所定角度傾斜する状態で、ドア30がスライドする構成であっても良い。また、被覆部位25は、上述したような、音響機器10の上面側のみならず、例えば側面側に位置していても良い。また、被覆部位25としては、操作スイッチ22a等以外の、例えばディスプレイ等を隠見させる構成であっても良い。
また、上述の実施の形態では、電気機器として音響機器10にドア機構11を適用した場合について説明している。しかしながら、ドア機構11が適用される電気機器は、音響機器10には限られない。例えば、カーナビゲーション装置、ビデオデッキおよびDVDプレーヤー等のAV装置、電話装置、プリンタ装置、パーソナルコンピュータ、CDチェンジャ装置等、種々の電気機器に本発明のドア機構11を適用することが可能である。
また、上述のステップS15とステップS16、ステップS34とステップS35、およびステップS36とステップS37は、その前後を逆にしても良く、また同時に実行するようにしても良い。
本発明のドア機構は、音響機器の分野において利用することができる。また、音響機器のみならず、ドア部材の開閉を利用する種々の電気機器に利用することができる。
本発明の第1及び第2の実施の形態に係るドア機構を備える音響機器の構成を示す図であり、ドアの閉じ状態を示す斜視図である。 図1の音響機器において、ドアがスライドした後の状態を示す斜視図である。 図1の音響機器において、ドアが回動した後の状態を示す斜視図である。 図1の音響機器に用いられているドア機構の構成を示す図であり、ドアがスライドする前の閉じ状態を示す斜視図である。 図4のドア機構において、ドアがスライドした後の状態を示す斜視図である。 図4のドア機構において、ドアが回動した後の状態を示す斜視図である。 図4のドア機構において、ドアがスライドする前の閉じ状態を示す側面図である。 図4のドア機構において、ドアがスライドして回動し始める前の状態を示す側面図である。 図4のドア機構において、ドアが回動して回動し始めた状態を示す側面図である。 図4のドア機構において、ドアが最も回動した状態を示す側面図である。 図4のドア機構において、駆動系統および制御系統を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係り、図1〜図3の音響機器において、ドア操作ボタンを押してドアの開閉動作を実行する場合の動作フローを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係り、図1の音響機器において、ドア操作ボタンを押してドアの開閉動作を実行する場合の動作フローを示す図である。 図4のドア機構において、後アームが一端側に戻るのを防止する構成の変形例を示す側面図である。
符号の説明
10…音響機器
11…ドア機構
20…筐体
22…操作スイッチ部
25…被覆部位
26…外装部
28…ドア操作ボタン(操作手段)
30…ドア(ドア部材)
32…ガイド突起
40…サブシャーシ(シャーシ部材)
41…案内溝
42…水平溝
43…カム溝
43a…平行部
43b…カム溝部
50…後アーム
51,53,54,61,62…ボス
60…前アーム
70…駆動アーム
71…ボス駆動溝
73…ガイドカム
80…ロックスライダ
91…モータ(駆動源)
92…制御部(制御手段)
100…検出スイッチ(位置検出手段、第2の検出スイッチ)
110…スライド検出スイッチ(位置検出手段、第1の検出スイッチ)

Claims (17)

  1. ドア部材を第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に移動させることが可能なドア機構において、
    上記ドア部材に駆動力を伝達し、上記第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に該ドア部材を移動させることが可能な駆動源と、
    上記駆動源を作動させる操作を行う操作手段と、
    上記ドア部材の位置を検出する位置検出手段と、
    上記操作手段及び上記位置検出手段から信号を受信すると共に、上記操作手段での操作に応じて上記駆動源の作動を制御して、上記ドア部材を上記第1位置、第2位置又は第3位置に向けて移動させると共に、移動後それら第1位置、第2位置又は第3位置で停止させる制御手段と、
    を具備し、上記制御手段は、
    上記ドア部材が上記3種類の位置のいずれかの位置にある場合において、上記操作手段の操作を検知した場合に、該操作手段に対する操作が第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを検出し、この検出に応じて、上記駆動源を駆動させて、上記ドア部材を上記第1の操作又は上記第2の操作に対応させて、夫々別の位置に向けて移動させ、
    その制御において上記制御手段は、
    上記操作手段からの信号を受信することによって、該操作手段の操作を監視する監視手段、
    上記監視手段での監視状態において、上記操作手段が操作された場合に、現在の上記ドア部材の位置を上記位置検出手段からの信号を受信することによって判断する位置判断手段、
    上記位置判断手段で、上記第2位置又は上記第3位置のいずれかの位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、該ドア部材を上記第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置移動制御手段、
    上記位置判断手段で、上記第1位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、規定時間長さのタイマーカウントを開始するタイマー手段、
    上記タイマー手段でのタイマーカウント中における上記操作手段の操作が、上記第1の操作又は上記第2の操作のいずれであるかを判断する操作判断手段、
    上記操作判断手段で上記操作手段に対して第1の操作が為されたと判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、上記ドア部材を上記第2位置に向けて移動させると共に、移動後この第2位置で停止させる第2位置移動制御手段、
    上記操作判断手段で上記操作手段に対して第2の操作が為されたと判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、上記ドア部材を上記第3位置に向けて移動させると共に、移動後この第3位置で停止させる第3位置移動制御手段、
    として機能する、
    ことを特徴とするドア機構。
  2. ドア部材を第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に移動させることが可能なドア機構において、
    上記ドア部材に駆動力を伝達し、上記第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に該ドア部材を移動させることが可能な駆動源と、
    上記駆動源を作動させる操作を行う操作手段と、
    上記ドア部材の位置を検出する位置検出手段と、
    上記操作手段及び上記位置検出手段から信号を受信すると共に、上記操作手段での操作に応じて上記駆動源の作動を制御して、上記ドア部材を上記第1位置、第2位置又は第3位置に向けて移動させると共に、移動後それら第1位置、第2位置又は第3位置で停止させる制御手段と、
    を具備し、上記制御手段は、
    上記ドア部材が上記3種類の位置のいずれかの位置にある場合において、上記操作手段の操作を検知した場合に、該操作手段に対する操作が第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを検出し、この検出に応じて、上記駆動源を駆動させて、上記ドア部材を上記第1の操作又は上記第2の操作に対応させて、夫々別の位置に向けて移動させ、
    その制御において上記制御手段は、
    上記操作手段からの信号を受信することによって、該操作手段の操作を監視する監視手段、
    上記監視手段での監視状態において、上記操作手段が操作された場合に、現在の上記ドア部材の位置を上記位置検出手段からの信号を受信することによって判断する位置判断手段、
    上記位置判断手段で、上記第1位置又は上記第2位置のいずれかの位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、該ドア部材を上記第3位置に向けて移動させると共に、移動後この第3位置で停止させる第3位置移動制御手段、
    上記位置判断手段で、上記第3位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、規定時間長さのタイマーカウントを開始するタイマー手段、
    上記タイマー手段でのタイマーカウント中における上記操作手段の操作が、上記第1の操作又は上記第2の操作のいずれであるかを判断する操作判断手段、
    上記操作判断手段で上記操作手段に対して第1の操作が為されたと判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、上記ドア部材を上記第2位置に向けて移動させると共に、移動後この第2位置で停止させる第2位置移動制御手段、
    上記操作判断手段で上記操作手段に対して第2の操作が為されたと判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、上記ドア部材を上記第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置移動制御手段、
    として機能する、
    ことを特徴とするドア機構。
  3. ドア部材を第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に移動させることが可能なドア機構において、
    上記ドア部材に駆動力を伝達し、上記第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に該ドア部材を移動させることが可能な駆動源と、
    上記駆動源を作動させる操作を行う操作手段と、
    上記ドア部材の位置を検出する位置検出手段と、
    上記操作手段及び上記位置検出手段から信号を受信すると共に、上記操作手段での操作に応じて上記駆動源の作動を制御して、上記ドア部材を上記第1位置、第2位置又は第3位置に向けて移動させると共に、移動後それら第1位置、第2位置又は第3位置で停止させる制御手段と、
    を具備し、上記制御手段は、
    上記ドア部材が上記第1位置にある場合において、上記操作手段の操作を検知した場合に、該操作手段に対する操作が第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを検出し、この検出に応じて、上記駆動源を駆動させて、上記ドア部材を上記第2位置又は上記第3位置のいずれかの位置に向けて移動させると共に、
    上記ドア部材が上記第3位置にある場合において、上記操作手段の操作を検知した場合に、該操作手段に対する操作が第1の操作又は第2の操作のいずれであるかを検出し、この検出に応じて、上記駆動源を駆動させて、上記ドア部材を上記第1位置又は上記第2位置のいずれかの位置に向けて移動させ、
    その制御において上記制御手段は、
    上記操作手段からの信号を受信することによって、該操作手段の操作を監視する監視手段、
    上記監視手段での監視状態において、上記操作手段が操作された場合に、規定時間長さのタイマーカウントを開始するタイマー手段、
    上記タイマー手段でのタイマーカウント中における上記操作手段の操作が、上記第1の操作又は上記第2の操作のいずれであるかを判断する操作判断手段、
    上記操作判断手段で上記操作手段での操作を判断した後に、現在の上記ドア部材の位置を上記位置検出手段からの信号を受信することによって判断する位置判断手段、
    上記操作判断手段で上記第1の操作が為されたと判断すると共に上記位置判断手段で上記第2位置に該ドア部材が位置していると判断した場合、または上記操作手段で上記第2の操作が為されたと判断すると共に上記位置判断手段で上記第3位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、該ドア部材を上記第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置移動制御手段、
    上記操作判断手段で上記第1の操作が為されたと判断すると共に上記位置判断手段で上記第1位置又は上記第3位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、該ドア部材を上記第2位置に向けて移動させると共に、移動後この第2位置で停止させる第2位置移動制御手段、
    上記操作判断手段で上記第2の操作が為されたと判断すると共に上記位置判断手段で上記第1位置又は上記第2位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、該ドア部材を上記第3位置に向けて移動させると共に、移動後この第3位置で停止させる第3位置移動制御手段、
    として機能する、
    ことを特徴とするドア機構。
  4. 前記第2位置は、前記第1位置と前記第3位置の間に位置していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のドア機構。
  5. 前記第1位置は、被覆部位を覆う状態で設けられる前記ドア部材の全閉位置であると共に、前記第3位置は、上記被覆部位を開放する状態で設けられる前記ドア部材の全開位置であり、前記第2位置は、上記被覆部位の中途まで開放する状態で設けられる前記ドア部材の半開き位置であることを特徴とする請求項記載のドア機構。
  6. 前記第1位置と前記第2位置との間の部位においては、前記ドア部材はスライドすると共に、前記第2位置と前記第3位置との間の部位においては、前記ドア部材は回動することを特徴とする請求項4又は5記載のドア機構。
  7. 前記第1の操作は、前記操作手段に対する操作の継続の終了であると共に、前記第2の操作は、前記操作手段に対する操作の継続であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のドア機構。
  8. 前記第1の操作は、前記操作手段に対する操作の継続であると共に、前記第2の操作は、前記操作手段に対する操作の継続の終了であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のドア機構。
  9. 前記操作手段は、押し込み式のドア操作ボタンであると共に、前記操作手段の前記操作は、該ドア操作ボタンの押し込み動作であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のドア機構。
  10. 前記位置検出手段は、
    前記第2位置に前記ドア部材が位置した場合に、該ドア部材の位置の検出信号を前記制御手段に向けて送信する第1の検出スイッチと、
    前記第1位置と前記第3位置の夫々の位置に、前記ドア部材が位置した場合に、これら第1位置及び第3位置の夫々の位置に応じて、前記ドア部材の位置の検出信号を前記制御手段に向けて送信する第2の検出スイッチと、
    を具備することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のドア機構。
  11. メディアの再生を可能とするメディア再生装置において、
    請求項5から10のいずれか1項に記載のドア機構と、
    前記ドア部材の全開状態又は半開き状態において、上記メディアの再生が開始された場合には、前記駆動源を作動させて、前記ドア部材を全閉位置に向けて移動させると共に、上記メディアの再生が開始されなかった場合には、前記駆動源を作動させずに、前記ドア部材の全開状態又は半開き状態を維持する駆動制御手段と、
    を具備することを特徴とするメディア再生装置。
  12. 請求項1から10のいずれか1項に記載のドア機構を用いたことを特徴とする電気機器
  13. 移動可能なドア部材と、駆動力を伝達して上記ドア部材を移動させるための駆動源と、操作によって上記駆動源を作動させる操作手段と、上記ドア部材の位置を検出する位置検出手段と、を具備し、上記ドア部材を第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に移動させるためのドア部材の位置制御方法において、
    上記操作手段からの信号を受信することによって、該操作手段の操作を監視する監視ステップと、
    上記監視ステップでの監視状態において、上記操作手段に第1の操作又は第2の操作のいずれかの操作が為された場合に、現在の上記ドア部材の位置を上記位置検出手段からの信号を受信することによって判断する位置判断ステップと、
    上記位置判断ステップで、上記第2位置又は上記第3位置のいずれかの位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、該ドア部材を上記第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置移動制御ステップと、
    上記位置判断ステップで、上記第1位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、規定時間長さのタイマーカウントを開始するタイマーカウントステップと、
    上記タイマーカウントステップでのタイマーカウント中における上記操作手段の操作が上記第1の操作又は上記第2の操作のいずれであるかを判断する操作判断ステップと、
    上記操作判断ステップで、上記操作手段における操作が上記第1の操作であると判断された場合に、上記駆動源を駆動させて、上記ドア部材を上記第2位置に向けて移動させると共に、移動後この第2位置で停止させる第2位置移動制御ステップと、
    上記操作判断ステップで、上記操作手段における操作が上記第2の操作であると判断された場合に、上記駆動源を駆動させて、上記ドア部材を上記第3位置に向けて移動させると共に、移動後この第3位置で停止させる第3位置移動制御ステップと、
    を具備することを特徴とするドア部材の位置制御方法。
  14. 移動可能なドア部材と、駆動力を伝達して上記ドア部材を移動させるための駆動源と、操作によって上記駆動源を作動させる操作手段と、上記ドア部材の位置を検出する位置検出手段と、を具備し、上記ドア部材を第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に移動させるためのドア部材の位置制御方法において、
    上記操作手段からの信号を受信することによって、該操作手段の操作を監視する監視ステップと、
    上記監視ステップでの監視状態において、上記操作手段に第1の操作又は第2の操作のいずれかの操作が為された場合に、現在の上記ドア部材の位置を上記位置検出手段からの信号を受信することによって判断する位置判断ステップと、
    上記位置判断ステップで、上記第1位置又は上記第2位置のいずれかの位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、該ドア部材を上記第3位置に向けて移動させると共に、移動後この第3位置で停止させる第3位置移動制御ステップと、
    上記位置判断ステップで、上記第3位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、規定時間長さのタイマーカウントを開始するタイマーカウントステップと、
    上記タイマーカウントステップでのタイマーカウント中における上記操作手段の操作が上記第1の操作又は上記第2の操作のいずれであるかを判断する操作判断ステップと、
    上記操作判断ステップで、上記操作手段における操作が上記第1の操作であると判断された場合に、上記駆動源を駆動させて、上記ドア部材を上記第2位置に向けて移動させると共に、移動後この第2位置で停止させる第2位置移動制御ステップと、
    上記操作判断ステップで、上記操作手段における操作が上記第2の操作であると判断された場合に、上記駆動源を駆動させて、上記ドア部材を上記第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置移動制御ステップと、
    を具備することを特徴とするドア部材の位置制御方法。
  15. 移動可能なドア部材と、駆動力を伝達して上記ドア部材を移動させるための駆動源と、操作によって上記駆動源を作動させる操作手段と、上記ドア部材の位置を検出する位置検出手段と、を具備し、上記ドア部材を第1位置、第2位置及び第3位置の夫々の位置に移動させるためのドア部材の位置制御方法において、
    上記操作手段からの信号を受信することによって、該操作手段の操作を監視する監視ステップと、
    上記監視ステップでの監視状態において、上記操作手段に第1の操作又は第2の操作のいずれかの操作が為された場合に、規定時間長さのタイマーカウントを開始するタイマーカウントステップと、
    上記タイマーカウントステップでのタイマーカウント中における上記操作手段の操作が上記第1の操作又は上記第2の操作のいずれであるかを判断する操作判断ステップと、
    上記操作判断ステップで、上記操作手段における操作が上記第1の操作であると判断された場合に、現在の上記ドア部材の位置を上記位置検出手段からの信号を受信することによって判断する第1の位置判断ステップと、
    上記第1の位置判断ステップで、上記第2位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、該ドア部材を上記第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置小移動制御ステップと、
    上記第1の位置判断ステップで、上記第1位置又は上記第3位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、該ドア部材を上記第2位置に向けて移動させると共に、移動後この第2位置で停止させる第2位置移動制御ステップと、
    上記操作判断ステップで、上記操作手段における操作が上記第2の操作であると判断された場合に、現在の上記ドア部材の位置を上記位置検出手段からの信号を受信することによって判断する第2の位置判断ステップと、
    上記第2の位置判断ステップで、上記第3位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、該ドア部材を上記第1位置に向けて移動させると共に、移動後この第1位置で停止させる第1位置大移動制御ステップと、
    上記第2の位置判断ステップで、上記第1位置又は上記第2位置に該ドア部材が位置していると判断した場合に、上記駆動源を駆動させて、該ドア部材を上記第3位置に向けて移動させると共に、移動後この第3位置で停止させる第3位置移動制御ステップと、
    を具備することを特徴とするドア部材の位置制御方法。
  16. 前記ドア部材は、メディアを再生させるためのメディア再生装置に設けられていると共に、
    前記第2位置移動制御ステップ又は前記第3位置移動制御ステップの後に、
    上記メディア再生装置において上記メディアを再生させる操作が為された場合に、該メディアの再生が実際に行えるか否かを判断するメディア再生判断ステップと、
    上記メディア再生判断ステップにおいて、該メディアの再生を行えると判断された場合には、上記ドア部材を上記第1位置となる位置まで移動させるドア部材移動ステップと、
    上記メディア再生判断ステップにおいて、該メディアの再生を行えないと判断された場合には、上記ドア部材の移動を中止するドア部材移動中止ステップと、
    を具備することを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載のドア部材の位置制御方法。
  17. 前記第1の操作は、前記操作手段に対する操作の継続の終了であると共に、前記第2の操作は、前記操作手段に対する操作の継続であることを特徴とする請求項13から16のいずれか1項に記載のドア部材の位置制御方法。
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