JP4111991B2 - 電子機器、電子機器の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、本体に対して移動する操作パネルを備えた電子機器の改良に関するもので、より具体的には、パネルの移動中などに操作を受け付けないことで、誤動作や誤操作を防ぐものである。
車載用AV(オーディオ/ビジュアル)再生機器をはじめとする電子機器の一種として、表示や操作を行う本体正面の操作パネル(以下「パネル」という)が、本体に対して蓋のように開閉移動するものが知られている。この種の電子機器では、操作パネルの表面に、情報を液晶などでユーザに表示する表示部と、操作キーなどを備えた操作部と、が設けられている。
そして、このような電子機器では、例えば、CDの再生中など普段はパネルが本体正面を覆っているが、CDなどの記録媒体を本体からイジェクトしたり本体に挿入するときは、自動や手動でパネルを動かして倒すと、本体正面にあるCDの挿入口が現われる。
このように、パネルが斜めや水平に開いていて、CDなどの記録媒体を本体から取り出したり本体に挿入できるようなパネルの位置を、取り出し可能位置と呼ぶ。このような取り出し可能位置では、ユーザは、本体から排出(イジェクト)された記録媒体を手で持って挿入口から取り出したり、逆に挿入口に差し込んだりすることができる。このような電子機器は、表示や操作を行う部分とCDなどの挿入口とを、本体正面に上下に並べる必要がない分、小型化することができる。
しかし、上に述べたようにパネルが移動するのは、本体からイジェクトされた記録媒体をユーザが取り出したり、本体に記録媒体を挿入する動作の直前や直後である。このため、パネルに設けられた操作部にユーザの手がたまため触れることで、誤動作や誤操作が起きるという問題点があった。特に、光線がさえぎられることで操作を検出するタイプのタッチパネルを操作部に使っている場合は、操作部に力が加わらなくとも、指などがたまたま光線をさえぎっただけで誤動作や誤操作が起きやすいという問題があった。
また、パネルが移動中や取り出し可能位置にあるときは、パネルを動かす駆動機構で部品同士が互いに動いていたり、パネルを支える駆動アームが本体から外に展びきっているため、パネルが不安定な状態になっている。そして、従来では、この状態でも操作部で操作を受け付けていたため、ユーザが操作部を操作する指の力が、不安定な状態のパネルの負荷となり、パネルの駆動機構が故障しやすいという問題点があった。
本発明は、上に述べたような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、その目的は、パネルの移動中などに操作を受け付けないことで、誤動作や誤操作を防ぐことである。
上に述べた目的を達成するため、請求項1の電子機器は、挿入された記録媒体を再生するための本体と、記録媒体を本体に出し入れするための挿入口と、本体に対して移動することで前記挿入口を塞ぐ第1の位置と、前記挿入口を露出させ前記挿入口から前記記録媒体を取り出せる第2の位置とを、とるように構成され、前記第1の位置及び第2の位置において操作を受け付ける操作パネルと、前記操作パネルを、前記第1の位置と第2の位置との間を移動させるパネル駆動手段と、を備え、前記操作パネルには、操作を受け付けるための操作部が設けられ、当該操作部は、前記第2の位置において、前記操作パネルの上端を本体に向けて仰向けに倒れるように設けられ、前記操作パネルが、前記第2の位置にあるかどうかを判定する位置判定手段と、操作パネルが前記第2の位置に到達した後、所定時間経過後に、前記操作部における操作の受付けを開始するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明を方法という見方からとらえたもので、挿入された記録媒体を再生するための本体と、記録媒体を本体に出し入れするための挿入口と、本体に対して移動することで前記挿入口を塞ぐ第1の位置と、前記挿入口を露出させ前記挿入口から前記記録媒体を取り出せる第2の位置とを、とるように構成され、前記第1の位置及び第2の位置において操作を受け付ける操作パネルと、前記操作パネルを、前記第1の位置と第2の位置との間を移動させるパネル駆動手段と、を備え、前記操作パネルには、操作を受け付けるための操作部が設けられ、当該操作部は、前記第2の位置において、前記操作パネルの上端を本体に向けて仰向けに倒れるように設けられた電子機器御を制御するための電子機器の制御方法において、前記操作パネルが、前記第2の位置にあるかどうかを判定するステップと、前記操作パネルが、前記第2の位置に到達した後、所定時間経過後に、前記操作部における操作の受付けを開始するように制御するステップと、を含むことを特徴とする。
このような請求項1,3の発明では、操作パネルが開いて記録媒体を取り出せる位置に到達した後、しばらくの間は操作部が操作を受け付けない。このため、記録媒体を挿入口から取り出したり挿入口に挿入するときに、記録媒体や記録媒体を持っているユーザの手などが操作部に触れても、誤動作や誤操作が発生しない。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の電子機器において、前記操作部はタッチパネルを備えたことを特徴とする。
タッチパネルでは、指などが光線がさえぎったり表面に触れただけで操作を認識するため誤動作や誤操作が特に起きやすいが、請求項2の発明では、このようなタッチパネルを使っていても、パネルが移動中や開いているときに操作を受け付けないことで、誤動作や誤操作が効果的に防止される。
以上のように、本発明によれば、操作パネルの移動中などは、操作部が操作を受け付けないので、ユーザの手などが操作部に触れても誤動作や誤操作が発生せず、またパネルの駆動機構の故障を防止することができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、説明で使うそれぞれの図について、それより前で説明した図と同じ部材や同じ種類の部材については同じ符号をつけ、説明は省略する。
〔1.構成〕
〔1−1.全体の構成〕
この実施形態は、CDとMDを記録媒体として再生するカーオーディオユニットであり、図1は、このユニットのパネルがある本体正面の部分を示す斜視図である。すなわち、この実施形態は、図1に示すように、本体101と、パネル115(操作パネル)とを備えている。
このうち本体101は、挿入された記録媒体、すなわちCDやMDを再生する機構やボリューム調整といったオーディオ機能を備え、自動車のコンソールパネルに取付けて使うものである。また、パネル115は、本体101のうちユーザに向かう正面にあり、本体101に対して移動することで、本体101の正面を覆ったり露出させるように構成されている。
〔1−2.パネル〕
ここで、このパネル115を移動させて開くことで、本体101の正面を露出させた状態を図2に示す。この図に示すように、本体101の正面には、CDを出し入れするための挿入口125cと、MDを出し入れするための挿入口125mが設けられている。また、パネル115は、本体101に対して移動することでこれら挿入口125c,125mを塞ぐ位置と、露出させる位置と、をとるように構成されている。このうち挿入口125c,125mが露出する位置は、取り出し可能位置と呼ぶ。
また、パネル115には、ユーザから操作を受け付けるための操作部115aが設けられていて、この操作部115aは、タッチパネルキーを備えている。このタッチパネルキーは、液晶などを使った表示画面の表面をタッチパネルで覆ったものである。つまり、このタッチパネルキーは、操作キーや押しボタンなどを設ける代わりに、使える機能を表示画面に表示し、使いたい機能の部分を指でさわればそれをタッチパネルが検出するようにしたものである。なお、この実施形態では、操作の一部は、本体101の正面に設けた操作キー124を押すことによっても行うことができるものとする。
〔1−3.回路の構成〕
次に、この実施形態について、ハードウェアの部分との関係を含め、回路構成を図3に示す。すなわち、この実施形態のカーオーディオユニットは、CD再生機構21と、MD再生機構22と、パネル駆動機構23と、タッチパネルキー24と、マイクロコンピュータ25と、を備えている。
このうちCD再生機構21は、CD(コンパクトディスク)を再生するためのハードウェアであり、挿入口125cから差し込まれたCDを引き込んだり排出するローディング機構、CDを回転させるスピンドルモータ、CDの表面からレーザー光線でピットパターンを読み取る光学ピックアップやそのシーク機構などを備えている。また、MD再生機構22は、MD(ミニディスク)を再生するためのハードウェアであり、MDのサイズや記録フォーマットに合わせて、CD再生機構21と同様の構成を備えている。
また、パネル駆動機構23は、パネル115を移動させて開閉するためのハードウェアであり、パネル115を動かすための駆動アームやギア機構、駆動源となるモータやリレー、パネルが所定の位置まで動いたことを検出するスイッチなどを備えている。
〔1−4.マイクロコンピュータの構成〕
また、マイクロコンピュータ25は、CD再生機構21、MD再生機構22、パネル駆動機構23及びタッチパネルキー24を含むカーオーディオユニット全体を制御する部分である。ここで、このマイクロコンピュータ25の果たす具体的な機能は、コンピュータのプログラムによってこのマイクロコンピュータ25のCPUを制御することによって実現され、そのように実現される機能が、カーオーディオユニットが持っているハードウェア資源を活用する。
但し、このようにマイクロコンピュータ25をプログラミングする場合、CPUやプログラム言語の種類といった具体的な事柄はいろいろ変更することができる。このため、以下では、マイクロコンピュータ25の果たすそれぞれの機能に対応する仮想的回路ブロックを使って実施の形態を説明する。
すなわち、このマイクロコンピュータ25は、予め与えられたプログラムを実行することで、操作受付手段251と、処理手段252と、パネル駆動制御部253と、CD制御手段254と、MD制御手段255と、移動判定手段256と、第1の制御手段257と、位置検出手段258と、第2の制御手段259と、の役割を果たすように構成されている。
このうち操作受付手段251は、ユーザがタッチパネルキー24から入力する操作を受け付ける手段である。また、処理手段252は、操作受付手段251に入力された操作に応じて、どの部分を使ってどのような動作を行うかを決める手段である。
また、パネル駆動制御部253は、電源がオフになるときなど予め決められた場合や、ユーザがパネル115を動かす操作を入力したときに、パネル駆動機構23を制御することでパネル115を動かす手段である。また、CD制御手段254は、CD再生機構21を制御することでCDを再生する手段である。また、MD制御手段255は、MD再生機構22を制御することでMDを再生する手段である。
また、移動判定手段256は、パネル115が移動中であることを判定する手段である。また、第1の制御手段257は、パネル115が移動中であると移動判定手段256によって判定されたとき、パネル115の移動中は操作部115aから入力される操作を受け付けないように、操作受付手段251を制御する手段である。
また、位置検出手段258は、パネル115が、上に述べた取り出し可能位置にあるかどうかを判定する手段であり、第2の制御手段259は、パネルが取り出し可能位置に到達した後、予め決められた時間の間、操作部115aから入力される操作を受け付けないように、操作受付手段251を制御する手段である。
〔1−5.タッチパネルの構成〕
次に、タッチパネルキー24の構成を図4に示す。すなわち、このタッチパネルキー24は、表示画面50の表面をタッチパネルで覆ったものであり、具体的には、液晶などを使った表示画面50の上に、発光素子51と受光素子52のペアを、縦横に格子を描くように向かい合わせて並べたものである。
各々の発光素子51は、赤外線など目に見えない光を、レンズでおおむね平行な光線にして、対応する受光素子52に向けて放つように構成されている。一方、各々の受光素子52は、対応する発光素子51からの光線が何かで遮られると、図示しない検出回路に信号を入力するように構成されている。
つまり、表示画面50の表面は、図4に点線で示すように、縦方向の複数の光線と横方向の複数の光線で覆われていて、ユーザが表示画面50を指で触ると、その部分を通っている縦の光線と横の光線がそれぞれさえぎられる。そして、上に述べた検出回路は、縦方向のどの光線と横方向のどの光線がさえぎられたかを、受光素子52からの信号に基づいて判断することで、表示画面50のどの部分が触られたかを検出し、その結果を操作受付手段251に送るように構成されている。
〔1−6.パネル駆動機構の構成〕
続いて、パネル駆動機構の構成を図5に示す。すなわち、この実施形態では、パネル115上部の両側に突き出たガイドピン119が、本体101のガイド溝126に自由にスライドできるように入り込んでいる。一方、パネル115の下端は、駆動アーム120が支軸118で支えている。この駆動アーム120は、本体101から出入りするように構成され、本体101内には、駆動アーム120を動かす駆動源となるモータ123と、ギヤ121や122を含むギヤ機構が設けられている。
つまり、制御回路の役割を果たすマイクロコンピュータ25がモータ123を回転させると、その回転がギヤ121や122を介して駆動アーム120を本体から出入りさせる。そして、駆動アーム120が本体101内に引き込まれた状態では、ガイドピン119はガイド溝126の一番上にあり(図5)、パネル115は直立して本体101の前面を塞いでいる。
一方、駆動アーム120が本体101から出て来ると、パネル115の下端は支軸118で本体101から引き離され、パネル115の上端のガイドピン119がガイド溝126の中を滑り降りてゆく。このため、パネル115は、上端を本体101に向けて仰向けに倒れ(図6)、本体101前面にある記録媒体の挿入口125cや125mが露出する。
〔2.作用〕
上に述べたように構成されたこの実施形態は次のように作用する。ここで、図7は、この実施形態を制御するマイクロコンピュータ25の動作手順のうち、パネル115の状態を判断して、タッチパネルキー24からの操作を受け付けるかどうかを制御する処理に関する部分を示すフローチャートである。
〔2−1.移動の判定〕
すなわち、移動判定手段256は、まず、駆動部、すなわちパネル駆動機構23が動作中かどうかを調べることで、パネル115が移動中かどうかを判定する(ステップ301)。このようにパネル115が移動中かどうかを判定するには、例えば、パネル駆動機構23のモータ123に駆動電流が流れているかどうかを監視し、電流が流れていればパネル115が移動中と判定すればよい。
移動判定手段256は、パネル駆動機構23が動作中のときは、再びパネル駆動機構23が動作中かどうかを確認する(ステップ301)。この実施形態において、タッチパネルキー24からの操作を受け付ける処理は、操作受付手段251が起動されることで行われるが、移動判定手段256が、パネル駆動機構23が動作中と判断し、ステップ301による確認を繰り返している間は、第1の制御手段257が、操作受付手段251を起動しないという形で、タッチパネルキー24からの操作を検出しないように操作受付手段251を制御する。
〔2−2.パネルの位置の判定〕
また、ステップ301の判定で、パネル駆動機構23が動作中でないときは、位置検出手段258が、パネル115が取り出し可能位置にあるかどうかを判定する(ステップ302)。この判定は、例えば、パネル115を動かす駆動アーム120に突起132を設けておき(図5)、駆動アーム120が本体101から延び切ってパネル115が取り出し可能位置に到達すると(図6)、突起132がリミットスイッチ130を押して動作させ、このリミットスイッチ130からの信号をマイクロコンピュータ25に入力することで行うことができる。また、リミットスイッチの代わりにフォトセンサなどを使うこともできる。
位置検出手段258が、パネル115が取り出し可能位置以外の位置に停止していると判定したときは、第2の制御手段259は、操作受付手段251を起動することで、タッチパネルキー24から操作を検出する処理を行わせる(ステップ307)。
一方、位置検出手段258が、パネル115は取り出し可能位置にあると判定すると、第2の制御手段259は、予め決められた時間をカウントする間(ステップ303〜306)、操作受付手段251を起動しないという形で、タッチパネルキー24からの操作を検出しないように操作受付手段251を制御する。
〔2−3.時間のカウント〕
予め決められた時間をカウントするために、第2の制御手段259は、ステップ302の判定でパネル115が取り出し可能位置にあることがわかると、まず、すでに時間カウント中でないかどうかを判断する(ステップ303)。すでに時間カウント中のときは、タッチパネルキー24からの操作の受付は禁止されているので、時間のカウントを続ければよい(ステップ305,306)。
一方、ステップ303の判断で時間カウント中でなければ、予め決められた待ち時間、例えば1秒間、2秒間といった時間を、これからカウントする時間として設定する(ステップ304)。
このようにカウントする時間が設定された後、再びステップ301,302の判断を経て、時間カウント中かどうかの判断が行われると(ステップ303)、今度は既に時間カウント中であると判断され、設定されている残り時間のカウントが続けられる(ステップ305)。ステップ305で一度にカウントする時間は、例えば100ミリ秒など一定の長さに決めておけばよく、このような手順を繰り返すたびに、待ち時間の残り時間をカウントした分ずつ減らしてゆく。
この結果、待ち時間のカウントが終了すると(ステップ306)、第2の制御手段259は、操作受付手段251を起動することで、タッチパネルキー24から操作を検出する処理を行わせる。
〔3.効果〕
以上説明したように、この実施形態では、パネル115の移動中と、パネル115が開いて記録媒体を取り出せる位置に到達した後しばらくの間は、操作部115aは操作を受け付けない。このため、図6に示すように、記録媒体Mを挿入口125cや125mから取り出したり挿入口125cや125mに挿入するときに、記録媒体Mや記録媒体Mを持っているユーザの手などが操作部115aに触れても、誤動作や誤操作が発生しない。
また、パネル115の移動中やパネル115が開いているときは、パネル駆動機構23の各部品同士が互いに動いていたり、駆動アーム120が本体101から延び切っているのでパネル駆動機構23は不安定な状態にある。しかし、この実施形態では、このような状態での操作を受け付けないことで、誤動作や誤操作の防止だけでなく、キーやタッチパネルを指で押す負荷がパネル駆動機構23にかからなくなるので、パネル駆動機構23の故障を防止することができる。
特に、タッチパネルでは、指などが光線がさえぎったり表面に触れただけで操作が認識されるため誤動作や誤操作が特に起きやすいが、この実施形態では、このようなタッチパネルを使っていても、パネル115が移動中や開いているときに操作を受け付けないことで、誤動作や誤操作が効果的に防止される。
〔4.他の実施の形態〕
なお、この発明は上に述べた実施形態に限定されるものではなく、次に例示するような他の実施の形態も含むものである。例えば、上に述べた実施形態では、操作部が、光線を使ったタッチパネルを備えた例を示したが、タッチパネルとしては例えば実際に表面を指で触れたことを検出するタイプのものを使うこともできるし、また、この発明は、操作部にタッチパネルを使わない電子機器に適用することも可能である。その場合でも、記録媒体や記録媒体を持っているユーザの指などが誤って操作キーを押したときの誤動作や誤操作を防ぐことができる。
また、上に述べた実施形態は、CDとMDを再生できるカーオーディオユニットに関するものであったが、この発明は、オーディオカセットテープなど他の種類の記録媒体を再生する電子機器に適用することもできる。さらに、この発明は、本体に対して移動する操作パネルを備えた電子機器であれば、車載用の音響装置だけでなく、例えばカーナビゲーションシステム、船舶用の電子機器や家庭用の電子機器など各種の電子機器に適用することもできる。
また、上に述べた実施形態では、操作の一部は本体101に設けた操作キー124などでできる例を示したが、本体101やパネル115には、機械的な操作キーは必ずしも設ける必要はない。例えば、全ての操作をタッチパネルから行うようにする場合でも、パネル115が取り出し可能位置に到達した後、予め決められた時間が経てば操作は受け付けられるので、再びパネル115を閉じるときにはタッチパネルキー24からその旨を指示すればよい。
また、例えば、閉じた状態や取り出し可能位置にあるパネル115に軽く指で開く動作や閉じる動作を加えると、その力をセンサで検出して開く動作や閉じる動作を行うようにしてもよい。
また、上に述べた実施形態では、第1の制御手段257や第2の制御手段259が、操作受付手段251を制御してタッチパネルキー24からの操作を検出させないようにするために、操作受付手段251を起動しないという消極的な意味の制御を行ったが、同じ処理は、これとは逆に積極的な意味の制御によっても実現できる。
例えば、操作受付手段251は常に働かせておき、パネル115の移動中など操作を受け付けさせないときは、第1の制御手段257や第2の制御手段259から操作受付手段251に信号を送り、操作受付手段251はこの信号を受け取ると操作の検出を中止したり、検出した操作内容を処理手段252に転送しないようにすればよい。
この発明の実施形態について、本体正面のパネルの部分の外観を示す図。 この発明の実施形態について、パネルを開いた状態を示す図。 この発明の実施形態の回路構成を示すブロック図。 この発明の実施形態におけるタッチパネルキーの構成を示す概念図。 この発明の実施形態におけるパネル駆動機構の構成を示す側面図。 この発明の実施形態におけるパネル駆動機構の構成について、パネルを開いた状態を示す側面図。 この発明の実施形態におけるマイクロコンピュータの動作手順のうち、パネルの状態に応じてタッチパネルキーから操作を受け付けるかどうかに関する処理を示すフローチャート。
符号の説明
101…本体
115…パネル
115a…操作部
125c,125m…挿入口
21…CD再生機構
22…MD再生機構
23…パネル駆動機構
24…タッチパネルキー
25…マイクロコンピュータ
251…操作受付手段
252…処理手段
253…パネル駆動制御部
254…CD制御手段
255…MD制御手段
256…移動判定手段
257…第1の制御手段
258…位置検出手段
259…第2の制御手段
118…支軸
119…ガイドピン
121,122…ギヤ
123…モータ
126…ガイド溝
130…リミットスイッチ
132…突起

Claims (3)

  1. 挿入された記録媒体を再生するための本体と、
    記録媒体を本体に出し入れするための挿入口と、
    本体に対して移動することで前記挿入口を塞ぐ第1の位置と、前記挿入口を露出させ前記挿入口から前記記録媒体を取り出せる第2の位置とを、とるように構成され、前記第1の位置及び第2の位置において操作を受け付ける操作パネルと、
    前記操作パネルを、前記第1の位置と第2の位置との間を移動させるパネル駆動手段と、を備え、
    前記操作パネルには、操作を受け付けるための操作部が設けられ、当該操作部は、前記第2の位置において、前記操作パネルの上端を本体に向けて仰向けに倒れるように設けられ、
    前記操作パネルが、前記第2の位置にあるかどうかを判定する位置判定手段と、
    操作パネルが前記第2の位置に到達した後、所定時間経過後に、前記操作部における操作の受付けを開始するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記操作部はタッチパネルを備えたことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 挿入された記録媒体を再生するための本体と、記録媒体を本体に出し入れするための挿入口と、本体に対して移動することで前記挿入口を塞ぐ第1の位置と、前記挿入口を露出させ前記挿入口から前記記録媒体を取り出せる第2の位置とを、とるように構成され、前記第1の位置及び第2の位置において操作を受け付ける操作パネルと、前記操作パネルを、前記第1の位置と第2の位置との間を移動させるパネル駆動手段と、を備え、前記操作パネルには、操作を受け付けるための操作部が設けられ、当該操作部は、前記第2の位置において、前記操作パネルの上端を本体に向けて仰向けに倒れるように設けられた電子機器御を制御するための電子機器の制御方法において、
    前記操作パネルが、前記第2の位置にあるかどうかを判定するステップと、
    前記操作パネルが、前記第2の位置に到達した後、所定時間経過後に、前記操作部における操作の受付けを開始するように制御するステップと、
    を含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
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