JP2004319050A - ディスク装置 - Google Patents

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JP2004319050A
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Takeshi Inatani
多圭士 稲谷
Norihiro Watanabe
教弘 渡辺
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】ディスク装置内への異物の侵入を防止することにより、部品の損傷を防止し、ディスク装置の信頼性を向上する。
【解決手段】ディスク装置10は、挿入口11aから挿入されたディスク1を筐体10a内の所定の装着位置7まで搬送する搬送ローラ21を備えている。挿入口11aから装着位置7までのディスク1の搬送路6には、開閉可能なゲート23が設けられている。ディスク1の搬送路6においてゲート23よりも挿入口側には、ディスク1が挿入されたことを検知する挿入検知センサ4(発光素子14及び受光素子15)が設けられている。挿入検知センサ4がディスク1の挿入を検知したときにのみ、ゲート22の開放が行われる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等のディスクを用いて情報の記録等を行うディスク装置に関し、特にディスクを搬送する搬送機構を備えたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスク装置には、挿入口から挿入されたディスクを、情報の記録等が行われる装着位置まで搬送する所謂スロットインタイプの搬送機構を備えたものがある。このようなディスク装置には、挿入口の近傍にディスクを検知するセンサ(挿入検知センサとする。)が備えられており、その検知信号に基づいて搬送機構が作動する。さらに、ディスクの種別等を判別するための光学式又は機械式のセンサも備えられており、ディスク以外の物体すなわち異物が挿入された場合には、搬送機構により強制的に排出するようになっている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−149367号公報(第3−4頁、図1)
【特許文献2】
特開2000−268482号公報(第3頁、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のディスク装置では、異物が挿入検知センサにより検知されない経路で挿入された場合には、上述した排出機構が作動せず、異物のディスク装置内への侵入を防止することができないため、異物がディスク装置内の部品と接触して部品の損傷を招くおそれがある。また、異物がディスク装置内に残存して除去できない状態となり、ディスク装置の信頼性を損なうおそれもある。
【0005】
この発明は、上記の課題を解消するためになされたものであり、その目的は、ディスク装置内への異物の侵入を防止することにより、部品の損傷を防止し、ディスク装置の信頼性を向上することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るディスク装置は、ディスクを挿入するための挿入口を有する筐体と、挿入口から挿入されたディスクを筐体内の所定の装着位置まで搬送する搬送機構と、挿入口から装着位置までのディスクの搬送路に開閉可能に設けられたゲートとを備えている。ゲートは、閉鎖時には、挿入口側と装着位置側との間の物体の移動を遮断する。搬送路においてゲートよりも挿入口側には、ディスクを検知する検知手段が設けられている。検知手段からの検知信号に基づいて、ゲート開閉手段によるゲートの開閉が行われる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るディスク装置10の全体を模式的に示す斜視図である。ディスク装置10は、CD、DVD等のディスク1に対して情報の記録若しくは再生(又はその両方)を行うものである。ディスク装置10の筐体10aの内部において、ディスク1を回転させて情報の記録若しくは再生を行う位置を、装着位置7とする。ディスク装置10の筐体10aは、その一面(図中、左側の面)に、フロントパネル11を有している。このフロントパネル11には、ディスク1を挿入するため、水平方向に延在するスロット状の挿入口11aが形成されている。
【0008】
以下の説明では、鉛直方向、すなわちディスク装置10内のディスク1の面に直交する方向をz方向とする。また、スロット状の挿入口11aの延在方向をx方向とし、この挿入口11aからのディスク1の装着方向をy方向とする。x方向、y方向及びz方向は、互いに略直交している。
【0009】
図2及び図3は、挿入口11aの近傍の構成をフロントパネル11の外側及び内側からそれぞれ見た斜視図である。また、図4は、挿入口11aの近傍の構成の分解斜視図である。図2に示すように、フロントパネル11の内面11bには、一対のサイドプレート25,26が互いに平行に取り付けられている。サイドプレート25,26は、x方向に互いに対向しており、またx方向において挿入口11aよりも外側に取り付けられている。図3に示すように、サイドプレート25,26は、それぞれのフロントパネル側に屈曲形成されたフランジ状の取り付け部25a,26aを有しており、この取り付け部25a,26aがフロントパネル11の内面11bに固定されている。
【0010】
図4に示すように、サイドプレート25,26の間には、搬送ローラ21が設けられている。搬送ローラ21は、その軸方向とx方向とが一致するように配置されている。搬送ローラ21の軸方向両端に設けられた支軸21a,21bは、サイドプレート25,26にそれぞれ形成された略円孔であるローラ軸受部25d,26dにより回動可能に支持されている。また、搬送ローラ21の一方の支軸21aは、図示しない連結手段を介して搬送用モータ17(図7)に連結されている。
【0011】
搬送ローラ21の上方には、ガイドフラップ(対向部材)22が設けられている。ガイドフラップ22は、x方向に延在する長辺と、y方向に延在する短辺とを有する略長方形状の板状部材である。ガイドフラップ22と搬送ローラ21との間には、1枚のディスク1の厚さとほぼ同じクリアランスが設けられている。ガイドフラップ22の長手方向(x方向)両端面は、サイドプレート25,26にそれぞれ固定されている。搬送ローラ21及びガイドフラップ22は、挿入口11aから挿入されたディスク1を装着位置7まで搬送し、また装着位置7から筐体10a外に排出する搬送機構20を構成している。
【0012】
搬送ローラ21及びガイドフラップ22よりも挿入口11a側には、ゲート23が設けられている。ゲート23は、x方向に延在する長辺と、この長辺に直交する方向に延在する短辺とを有する略長方形の板状部材である。ゲート23の一長辺(図4において上側の長辺)のx方向両端には、一対の回動支軸23a,23bが形成されている。回動支軸23a,23bは、サイドプレート25,26に形成された軸受部25b,26bにより回転可能に支持されている。ゲート23は、回動支軸23a,23bを中心として、板面が水平面をなす開位置と、板面が鉛直面をなす開位置との間で約90度揺動する。
【0013】
ゲート23において、回動支軸23a,23bが形成された側と反対側の長辺(図3において下側の長辺)のx方向両端には、一対の駆動軸23c,23dが形成されている。サイドプレート25,26には、ゲート23の駆動軸23c,23dを貫通させる円弧状の溝部25c,26cがそれぞれ形成されている。これら溝部25c,26cは、軸受部25b,26bを中心とした円弧を描くように形成されている。
【0014】
サイドプレート25,26の外側には、一対のスライドカム32,35がそれぞれ設けられている。スライドカム32は、y方向に延在する上下一対のガイド溝32a,32bを有している。ガイド溝32a,32bには、それぞれガイドピン33,34が貫通しており、これらガイドピン33,34はサイドプレート25に固定されている。これにより、スライドカム32は、サイドプレート25に、y方向に移動可能に取り付けられている。同様に、スライドカム35は、y方向に延在する上下一対のガイド溝35a,35bを有している。ガイド溝35a,35bには、それぞれガイドピン36,37が貫通しており、これらガイドピン36,37はサイドプレート26に固定されている。これにより、スライドカム35は、サイドプレート26に、y方向に移動可能に取り付けられている。スライドカム32,35は、また、y方向に対して所定角度傾斜した直線状のカム溝32c,35cを有している。上述したゲート23の駆動軸23c,23dは、サイドプレート25,26の円弧状の溝部25c,26cを貫通して、スライドカム32,35のカム溝32c,35cに係合している。
【0015】
搬送ローラ21の下方には、軸方向がx方向と一致するように、ギアシャフト31が設けられている。ギアシャフト31は、サイドプレート25,26にそれぞれ形成されたギアシャフト受部25e,26eにより回動可能に支持されている。ギアシャフト31の両端には、スライドカム駆動ギア(ピニオンギア)29,30が固定されている。これらスライドカム駆動ギア29,30は、スライドカム32,35の下端縁にy方向に形成されたラック32d,35dに係合している。
【0016】
サイドプレート25に形成された取り付け穴25fには、ギアシャフト31を回転駆動するための開閉用モータ27が取り付けられている。開閉用モータ27の出力軸にはモータギア28が取り付けられ、このモータギア28は、スライドカム駆動ギア29に係合している。開閉用モータ27が回転すると、その回転はギアシャフト31のスライドカム駆動ギア29,30に伝達され、スライドカム駆動ギア29,30とラック32d,35dとの係合により、スライドカム32,35がy方向に移動する。スライドカム32,35がy方向に移動すると、ゲート23の駆動軸23c,23dがカム溝32c,35cとの係合により、円弧状の溝部25c,26cに沿って移動し、ゲート23が回動支軸23a,23bを中心として揺動する。
【0017】
図5及び図6は、記録媒体の搬送路を拡大して示す斜視図であり、ゲート23が閉鎖された状態及び開放された状態をそれぞれ示している。図5に示すように、サイドプレート25,26(図5では一方のサイドプレート25が省略されている。)の間には、上下に一定間隔を開けて上カバー12及び下カバー13が取り付けられている。上カバー12及び下カバー13は、それぞれフランジ状の取り付け部12a,13aにおいて、フロントパネル11の内面11b(図4)に固定されている。上カバー12及び下カバー13は、また、挿入口11a(図4)の上側及び下側にそれぞれ位置している。
【0018】
図6に示すように、ゲート23が開位置にあるときには、挿入口11aから挿入されたディスク1は、上カバー12と下カバー13との間を経て搬送機構20(搬送ロール21及びガイドフラップ22)に達し、この搬送機構20により装着位置7(図1)まで搬送される。挿入口11aから装着位置7に至るまでディスク1が搬送される経路を、搬送路6とする。
【0019】
ゲート23は、上カバー12と下カバー13との間に、上下に僅かなクリアランスを残して配置されている。ゲート23は、図5に示す閉鎖位置にあるときには、ディスク1の搬送路6を挿入口11a側と装着位置7側とに二分し、挿入口11a側と装着位置7側との間での物体の移動を遮断する。すなわち、挿入口11aから挿入された物体は、ゲート23、上カバー12、下カバー13及びサイドプレート25,26により、それ以上内部に侵入することができない。一方、図6に示すように、ゲート23が開位置にあるときには、挿入口11aから挿入された物体が搬送路6に沿って装着位置7側に侵入することが可能になる。
【0020】
上カバー12には、発光素子14が取り付けられている。発光素子14は、上カバー12のx方向略中央で且つy方向においてゲート23よりも挿入口11a寄りの位置に配置されている。下カバー13には、受光素子15が取り付けられている。この受光素子15は、発光素子14からの光を受光できるように、発光素子14と対向する位置に配置されている。発光素子14及び受光素子15は、両者の間に形成される光路が遮断されると一定の検知信号を発する挿入検知センサ(検知手段)4を構成する。
【0021】
図7は、ゲート23及び搬送機構20を制御する制御系を示すブロック図である。制御部(ゲート開閉手段)100は、ゲート23を開閉するための開閉用モータ27と、ディスク1を搬送する搬送ローラ21を回転させる搬送用モータ17とを駆動制御する。また、制御部100には、上述した発光素子14及び受光素子15からなる挿入検知センサ4からの検知信号が入力される。
【0022】
次に、このように構成されたディスク装置の動作について、図8〜図13を参照して説明する。図8は、ディスク1を挿入口11aに挿入する工程を説明するための斜視図である。図9は、図8に示した工程を、フロントパネル11及び上カバー12を取り除いて示す斜視図である。図10及び図11は、ゲート23を開放する工程を説明するための斜視図である。図12及び図13は、ディスク1を装着位置7に向けて搬送する工程を示す斜視図である。
【0023】
図8及び図9に示すように、使用者がディスク1を挿入口11aに挿入し、ディスク1が発光素子14(図8)と受光素子15(図9)との間の光路を遮断することにより、検知信号が発せられる。制御部100は、この検知信号を受信すると、ディスク1が挿入されたと判断し、開閉用モータ27を駆動する。開閉用モータ27の回転により、上述したようにスライドカム32,35がy方向に移動する。図10及び図11に示すように、スライドカム32,35がy方向に移動すると、スライドカム32,35のカム溝32c,35c(図4)とゲート23の駆動軸23c,23d(図4)との係合により、ゲート23が図中反時計回りに揺動する。図11に示すように、ゲート23が開位置まで揺動したところで、制御部100は開閉用モータ27の回転を停止する。
【0024】
制御部100は、その後、搬送用モータ17を駆動して搬送ローラ21(図6)を回転させる。搬送ローラ21とガイドフラップ22との間に挿入されたディスク1は、搬送ローラ21の回転により、図13に示すように搬送路6に沿って装着位置7まで搬送される。図13に示す装着位置7では、スピンドルモータ等によりディスク1を回転させ、情報の記録若しくは再生(又はその両方)を行う。
【0025】
ディスク1を排出するときには、制御部100は、搬送用モータ17により搬送ローラ21を排出方向に回転させ、ディスク1を挿入口11aから外部に突出させる。ディスク1が挿入口11aから使用者により引き抜かれたのち、制御部100は、開閉用モータ27を駆動してゲート23を閉位置まで揺動させる。これにより、搬送路6はゲート23によって再び閉鎖される。
【0026】
このディスク装置では、挿入口11aに物体をどの方向に挿入しても、その物体が発光素子14と受光素子15との間の光路を遮断しない限り、ゲート23が搬送路6を閉鎖しているため、物体がゲート23よりも内部に進入することがない。従って、異物(すなわちディスク以外の物体)のディスク装置10内への侵入を防止し、ディスク装置10内の部品の損傷を防止すると共に、ディスク装置10の信頼性を高めることができる。
【0027】
なお、異物が発光素子14と受光素子15との間の光路を遮断した場合には、ゲート23が開放される。この場合には、公知の方法(例えば特開2000−149367号に記載された方法)によりディスクか異物かの判別を行い、異物と判断したときには搬送ローラ21により強制的に排出する。例えば、搬送路6等に光学式又は機械式(接触式)の判別用センサを複数設け、物体(ディスク1又は異物)が搬送路6を搬送される際、それぞれの判別用センサのオンオフの時間差に基づき、ディスク1か異物かの判別を行う。異物と判断した場合には、搬送ローラ21を排出方向に回転し、ディスク装置10外に排除する。
【0028】
以上説明したように、この実施の形態1のディスク装置10によれば、挿入口11aから装着位置7までのディスク1の搬送路6に開閉可能なゲート23を設け、挿入検知センサ4(発光素子14及び受光素子15)がディスク1を検知したときにのみゲート23を開放するようにしたので、ディスク1以外の物体すなわち異物の侵入をゲート23において遮断することができる。従って、異物の侵入によるディスク装置10内の部品の損傷を防止し、また、ディスク装置10の信頼性を高めることができる。
【0029】
また、搬送ローラ21とガイドフラップ22とからなる搬送機構20を、搬送路6においてゲート23よりも装着位置7側に設けたので、異物が搬送機構20に接触する可能性を最小限に抑えることができ、搬送機構20の損傷を確実に防止することができる。また、光学式の挿入検知センサ4(発光素子14及び受光素子15)を用いてディスク1を非接触状態で検知するようにしたので、接触等によるディスクの損傷を防止することができる。
【0030】
実施の形態2.
実施の形態2は、ディスク1の挿入を検知する方法において、上述した実施の形態1と異なるものである。この実施の形態2に係るディスク装置は、光学式の挿入検知センサ4(発光素子14及び受光素子15)の代わりに、ディスク1に接触することでディスク1の挿入を検知する挿入検知部5を備えている。
【0031】
図14は、実施の形態2に係るディスク装置における、挿入検知部5を含む挿入口11aの近傍の構成を示す斜視図である。図15及び図16は、挿入検知部5をフロントパネル11側からみた斜視図及び分解斜視図である。図14〜16に示すように、挿入検知部5は、下カバー13の前端に沿って設けられた一対のスライドレバー50,51を有している。図16に示すように、スライドレバー50,51は、それぞれ長手方向がx方向と一致している。また、スライドレバー51は、スライドレバー50の上側に重ね合わされている。スライドレバー50は、x方向に延在する一対のガイド溝50a,50bを有し、これらガイド溝50a,50bを挿通するガイドピン56,57により、下カバー13に略x方向にスライド可能に取り付けられている。スライドレバー51は、x方向に延在する一対のガイド溝51a,51bを有し、これらガイド溝51a,51bを挿通するガイドピン57,58により、下カバー13に略x方向にスライド可能に取り付けられている。
【0032】
スライドレバー50の図中右側の端部には、ローラピン52が垂直(z方向)に取り付けられており、このローラピン52には、当接ローラ53が、その中心軸線の回りに回転可能に支持されている。同様に、スライドレバー51の図中左側の端部には、ローラピン54が垂直(z方向)に取り付けられており、このローラピン54には、当接ローラ55が、その中心軸線の回りに回転可能に支持されている。スライドレバー50,51は、コイルバネ59により、当接ローラ53,55が互いに接近する方向に付勢されている。コイルバネ59は、スライドレバー50,51にそれぞれ設けられたばねフック部50c,51cに取り付けられている。
【0033】
スライドレバー50,51の位置を検出するため、下カバー13上にはプッシュスイッチ60が設けられている。プッシュスイッチ60は、下カバー13上のx方向略中心に配置されており、可動部である接触子60aをスライドレバー50,51側に突出させている。スライドレバー50のx方向略中央部から当接ローラ53が形成された端部までの部分は、プッシュスイッチ60側に突出するスイッチ押圧部50dを構成している。スライドレバー51のx方向略中央部から当接ローラ55が形成された端部までの部分は、プッシュスイッチ60側に突出するスイッチ押圧部51dを構成している。ディスク1が挿入されていないときには、スライドレバー50,51のスイッチ押圧部50d,51dがプッシュスイッチ60の接触子60aを押圧している。
【0034】
図17〜図19は、ディスク1の挿入に伴う挿入検知部5の動作を示す上面図である。図17〜図19において、下カバー13のx方向中心を基準として、図中右方向を+x方向とし、図中左方向を−x方向とする。図17に示すように、使用者がディスク1を挿入口11a(図1)から挿入すると、ディスク1の外周端面が当接ローラ53,55に当接する。ディスク1をさらに挿入すると、ディスク1が当接ローラ53を+x方向に、当接ローラ55を−x方向に付勢する。これにより、図18に示すように、スライドレバー50は+x方向に移動し、スライドレバー51は−x方向に移動する。
【0035】
ディスク1の挿入前は、スライドレバー50,51の各スイッチ押圧部50d,51dがプッシュスイッチ60を押圧しているが、スライドレバー50,51が+x方向及び−x方向にそれぞれ移動することにより、図19に示すように、スライドレバー50,51のスイッチ押圧部50d,51dが接触子60aから離間し、接触子60aに対する押圧が解除される。これにより、プッシュスイッチ60が切り替えられ、プッシュスイッチ60は検知信号を発する。制御部100は、検知信号を受信すると、実施の形態1で説明したように開閉用モータ27を駆動してゲート23を開放し、さらに搬送用モータ17を駆動して搬送ローラ21を回転させ、ディスク1を装着位置7(図13)まで搬送する。
【0036】
図20は、異物(ディスク1以外の物体)を挿入したときの挿入検知部5の動作の一例を示す上面図である。この実施の形態2では、スライドレバー50,51をそれぞれ+x方向及び−x方向に移動させて接触子60aに対する押圧を解除しない限り、プッシュスイッチ60は切り替えられない。すなわち、一定の間隔をあけて配置された当接ローラ53,55を相反する方向に押し広げなければ、ディスク1が挿入されたと判断されない。ディスク1よりも小さい異物を挿入した場合には、例えば図20に示すように、一方のスライドレバー51が移動してスイッチ押圧部51dが接触子60aから離間しても、他方のスライドレバー50のスイッチ押圧部50dは接触子60aに当接しているため、プッシュスイッチ60の切り替えが行われず、従ってゲート23は閉鎖されたままである。すなわち、実施の形態1では、挿入口11aから小さな異物が挿入された場合、その異物が発光素子14及び受光素子15の間の光路を遮ればゲート23が開放されたのに対し、この実施の形態2では、挿入口11aから小さな異物が挿入されてもゲート23が開放されないため、小さな異物の侵入をより確実に防止することができる。
【0037】
なお、この実施の形態2において、ディスク1と同程度の大きさの異物が挿入口11aから挿入された場合には、当接ローラ53,55が相反する方向に押し広げられ、プッシュスイッチ60が切り替えられる可能性もある。この場合には、ゲート23の開放が行われるが、実施の形態1と同様、公知の方法でディスク1か異物かの判別を行い、異物と判断した場合はこれを強制的に排出する。
【0038】
以上説明したように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様、ディスク装置10内への異物の侵入を防止して、部品の損傷を防ぐと共に、ディスク装置10の信頼性を向上することができる。加えて、挿入口11aから挿入された物体が当接ローラ53,55を相反する方向に押し広げなければゲート23が開放されないため、小さな異物の筐体10a内への侵入を特に効果的に防止することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、挿入口から装着位置までのディスク搬送路に開閉可能なゲートを設け、且つ、挿入口からのディスクの挿入を検知手段により検知し、その検知結果に基づいてゲートを開閉するよう構成したので、筐体内への異物の侵入を防止することができる。これにより、ディスク装置内の部品の損傷を防止し、ディスク装置の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るディスク装置の斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るディスク装置の挿入口近傍の構成を示す斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係るディスク装置の挿入口近傍の構成を装置内側から見た斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係るディスク装置の挿入口近傍の構成を示す分解斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態1に係るディスク装置においてゲートが閉じているときの挿入口近傍の構成を拡大して示す斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態1に係るディスク装置においてゲートが開いているときの挿入口近傍の構成を拡大して示す斜視図である。
【図7】この発明の実施の形態1に係るディスク装置の制御系を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態1において、ディスク装置にディスクを挿入する工程を説明するための斜視図である。
【図9】この発明の実施の形態1において、ディスク装置にディスクを挿入する工程を、フロントパネル及び上カバーを取り除いて示す斜視図である。
【図10】この発明の実施の形態1において、ディスク装置のゲートを開放する工程を説明するための斜視図である。
【図11】この発明の実施の形態1において、ディスク装置のゲートを開放する工程が完了した状態を示す斜視図である。
【図12】この発明の実施の形態1において、ディスク装置内にディスクを搬送する工程を説明するための斜視図である。
【図13】この発明の実施の形態1において、ディスクの搬送が完了した状態を示す斜視図である。
【図14】この発明の実施の形態2に係るディスク装置の挿入検知部を装置内側から見た斜視図である。
【図15】この発明の実施の形態2に係るディスク装置の挿入検知部をフロントパネル側から見た斜視図である。
【図16】この発明の実施の形態2に係るディスク装置の挿入検知部の分解斜視図である。
【図17】この発明の実施の形態2において、ディスク装置へのディスクの挿入を開始したときの挿入検知部を示す上面図である。
【図18】この発明の実施の形態2において、ディスク装置にディスクを挿入したときの挿入検知部を示す上面図である。
【図19】この発明の実施の形態2において、ディスク装置にディスクを挿入したときの挿入検知部を、ディスクを取り除いて示す上面図である。
【図20】この発明の実施の形態2において、ディスク装置に異物を挿入したときの挿入検知部を示す上面図である。
【符号の説明】
1 ディスク、 4 挿入検知センサ、 5 挿入検知部、 6 搬送路、 7 装着位置、 10 ディスク装置、 10a 筐体、 11 フロントパネル、 11a 挿入口、 12 上カバー、 13 下カバー、 14 発光素子、 15 受光素子、 16 検知センサ、 21 搬送ローラ、 22 ガイドフラップ、 23 ゲート、 25,26 サイドプレート、 27 開閉用モータ、 31 ギアシャフト、 32,35 スライドカム、 50,51スライドレバー、 53,55 当接ローラ、 60 プッシュスイッチ、 60a 接触子。

Claims (7)

  1. ディスクを挿入するための挿入口を有する筐体と、
    前記挿入口から挿入された前記ディスクを、前記筐体内の所定の装着位置まで搬送する搬送機構と、
    前記挿入口から前記装着位置までの前記ディスクの搬送路に開閉可能に設けられ、閉鎖時には前記挿入口側と前記装着位置側との間の物体の移動を遮断するゲートと、
    前記搬送路において前記ゲートよりも前記挿入口側に設けられ、前記ディスクを検知する検知手段と、
    前記検知手段からの検知信号に基づいて前記ゲートを開閉するゲート開閉手段と
    を備えたことを特徴とするディスク装置。
  2. 前記搬送機構は、前記搬送路において、前記ゲートよりも前記装着位置側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記搬送機構は、
    前記ゲートを通過した前記ディスクの面に当接するローラと、
    前記ローラとの間で前記ディスクを挟み込むように対向配置された対向部材とを備えることを特徴とする請求項2に記載のディスク装置。
  4. 前記検知手段は、前記挿入口から挿入された前記ディスクを光学的に検知する光学式検知手段であることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のディスク装置。
  5. 前記検知手段は、
    前記搬送方向に略垂直な方向において互いに接近及び離間可能に設けられ、前記挿入口から挿入された前記ディスクにより付勢されて互いに離間する方向に移動する一対の可動部材と、
    前記一対の可動部材に接触する接触子を有し、前記一対の可動部材の前記移動を検知する移動検知手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のディスク装置。
  6. 前記挿入口は、スロット状に形成されており、
    前記一対の可動部材は、前記挿入口の長手方向に沿って移動可能に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のディスク装置。
  7. 前記挿入口は、スロット状に形成されており、
    前記ゲートは、前記挿入口の長手方向と平行に設けられた支軸を中心として揺動するものであり、
    前記ゲート開閉手段は、前記ゲートを前記支軸の周りに揺動させることにより前記開閉を行うことを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載のディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013065384A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Mitsubishi Electric Corp ディスク装置

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JP2013065383A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Mitsubishi Electric Corp ディスク再生装置
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