JP2003263816A - 記録媒体搬送装置 - Google Patents

記録媒体搬送装置

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JP2003263816A
JP2003263816A JP2003031319A JP2003031319A JP2003263816A JP 2003263816 A JP2003263816 A JP 2003263816A JP 2003031319 A JP2003031319 A JP 2003031319A JP 2003031319 A JP2003031319 A JP 2003031319A JP 2003263816 A JP2003263816 A JP 2003263816A
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JP
Japan
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recording medium
disc
roller
disk
carrying
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Application number
JP2003031319A
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English (en)
Inventor
Michihiro Sato
道弘 佐藤
Nobuyuki Sato
伸之 佐藤
Hideyuki Takahashi
秀之 高橋
Tetsuya Shinno
哲也 新野
Noritaka Kunimaru
敬高 国丸
Shigeji Furusawa
茂治 古澤
Yasuhiro Shinkai
康広 新飼
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Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
Original Assignee
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Electronic Corp
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの重複挿入を未然に防止する。 【解決手段】 ディスク挿入口4からターンテーブル2
9の設けられているクランプ位置までの搬送経路に、搬
送ローラ6を配置し、揺動可能な可動部材25のクラン
プ位置側の偏心位置に搬送ローラ6を支承する。また、
可動部材25の搬送ローラ6側の偏心位置に、搬送経路
に対して略直交しディスク挿入口4に向けて延在するL
字形状の突部GT2を形成する。ディスク挿入口4より
挿入されたディスクDSが、搬送ローラ6によって搬入
され、クランプ位置に到達すると、可動部材25が所定
方向に揺動し、ディスクDSから退避する方向に搬送ロ
ーラ6を移動して搬入動作を停止させる。同時に可動部
材25の揺動に伴って、突部GT2がディスク挿入口4
側の搬送経路内に移動し、前記搬送経路を塞ぐことで別
のディスクの重複挿入を未然に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば記録媒体に
対し記録再生を行う記録再生装置等に関し、特に、記録
媒体を搬送するための記録媒体搬送装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、記録再生装置に備えられている記
録媒体搬送装置として、特許文献1(特公平6−909
7号公報)、特許文献2(実公平6−14317号公
報)に開示されたものが知られている。
【0003】これら文献の記録媒体搬送装置は、CD
(Compact Disc)やDVD(DigitalVersatile Disc)
等のディスク(すなわち、記録媒体)をクランプ機構へ
搬入し、光ピックアップによる記録再生を可能にするた
めに設けられており、ディスク挿入口に沿って設けられ
たディスクガイドと、ディスクガイドの直後の位置に設
けられた搬送ローラと、搬送ローラを駆動するための駆
動モータと、搬送ローラの前方に設けられた光センサ等
を備えて構成されている。
【0004】使用者がディスクをディスク挿入口からデ
ィスクガイドに沿って挿入すると、光センサがこのディ
スクの挿入端を光学検知して駆動モータを起動させ、駆
動モータの駆動力を受けて搬送ローラがディスクに接触
しつつ所定方向に回転し、ディスクをクランプ機構側へ
自動的に搬入する。ディスクがクランプ機構の所定位置
(クランプ位置)に到達すると搬送ローラの回転が停止
し、更に、クランプ機構がディスクを保持することで、
光ピックアップによる記録又は再生が行われるようにな
っている。
【0005】一方、使用者が、クランプ機構に装着され
ているディスクの取り出しを操作スイッチの操作により
指示すると、クランプ機構がディスク保持を解除すると
共に、搬送ローラがディスクに接触しつつ逆回転の動作
を開始し、ディスク挿入口側へ自動的に搬出する。そし
て、ディスクの挿入端の近傍部分が搬送ローラに接触す
る位置まで来ると、ディスクを過度に搬出するのを防止
するために搬送ローラが停止するようになっている。
【0006】
【特許文献1】特公平6−9097号公報
【特許文献2】実公平6−14317号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
記録媒体搬送装置では、既にディスクが記録再生装置内
に挿入されている状態で、別のディスクが挿入されるこ
とを防止するための効果的な防止手段が設けられていな
い。このため、不慮の事故等の発生を未然に防止するた
めの防止手段の開発が望まれていた。
【0008】例えば、車載用オーディオ機器に設けられ
る記録再生装置では、自動車の運転に専念している運転
者が、既にディスクが挿入されていることを知らずに、
別のディスクを強制的に挿入してしまうような事態が生
じる場合が想定されることから、いわゆるディスクの重
複挿入を未然に防止し得る効果的な防止手段が望まれて
いた。
【0009】本発明は、こうした従来の課題に鑑みてな
されたものであり、例えば、既にディスクが挿入された
状態で、更なるディスクの挿入を未然に防止する記録媒
体搬送装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の記録媒
体搬送装置の発明は、ディスク挿入口から所定位置まで
の搬送経路に沿って記録媒体を搬送する搬送ローラと、
前記記録媒体が搬入され前記所定位置に達すると、当該
記録媒体から退避する方向に前記搬送ローラを移動する
移動手段と、前記搬送ローラの退避動作に連動して前記
搬送経路内に移動し前記搬送経路を塞ぐ阻止手段とを具
備することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図6を参照して説明する。尚、好適な実施形態と
して、CDやDVD等の記録媒体(以下「ディスク」と
いう)に対し情報記録又は情報再生を行う車載用の記録
再生装置に適用して好適な記録媒体搬送装置について説
明する。
【0012】図1は、記録再生装置1の外観構造を表し
た斜視図である。同図において、この記録再生装置1
は、略矩形状の筐体2にフロントパネル3が取り付けら
れた構造を有し、フロントパネル3にはスリット状のデ
ィスク挿入口4が形成されている。
【0013】使用者がディスクDSの先端部分をディス
ク挿入口4を介して挿入すると、筐体2内に設けられて
いる記録媒体搬送装置が自動的に搬入を行う。
【0014】また、図示しない取り出しボタン(イジェ
クトボタン)を使用者が操作すると、筐体2内に挿入さ
れているディスクDSをその記録媒体搬送装置が自動的
に搬出し、ディスク挿入口4を介して出力する。
【0015】図2(a)は、筐体2内に組み込まれた記
録媒体搬送装置の構造を概略的に表した平面図、図2
(b)は、図2(a)中の仮想線x1,x1に沿った部
分の断面構造を表した矢視断面図、図3(a)(b)及
び図4(a)(b)は、記録媒体搬送装置の構造を表し
た側面図、図5は、搬送ローラの構造を模式的に表した
図である。
【0016】図2(a)を参照して、本実施形態の記録
媒体搬送装置の構成要素を概説すると、この記録媒体搬
送装置は、金属製のシャーシ5の上方に配設された搬送
ローラ6と、駆動モータ7と、駆動モータ7の駆動力を
搬送ローラ6に伝達する複数個のギヤ8〜11と、搬送
ローラ6に対向するようにしてシャーシ5に成形された
長溝状の凹部12と、凹部12の両端に搬送ローラ6に
対向するようにして突設された突部13,14と、可動
部材24,25を備えて構成されている。
【0017】シャーシ5には、少なくとも一対の光セン
サP1,P2が搬送ローラ6を挟むようにして配設され
ており、光センサP1はディスクDSが挿入されたこと
を検出し、光センサP2はディスクDSが排出位置に至
ったことを検出する。
【0018】突部13,14は、図2(b)に示されて
いるように、凹部12の両側端のシャーシ5に曲げ加工
等を施すことで一体成形されている。
【0019】搬送ローラ6は、図5(a)の平面図に示
すように、金属製のシャフト15に一対の略円錐台状の
ローラ部材16,17が一体化され、更に、シャフト1
5の両端に支軸18,19が突設された構造を有してい
る。尚、ローラ部材16,17は共に同一形状となって
おり、合成ゴムなどの摩擦抵抗が大きく可撓性を有する
材料で成形されている。
【0020】シャフト15は、図5(b)の平面図に示
すように、所定の直径及び長さに成形された中軸であ
り、支軸18,19は共にシャフト15よりも小さい直
径で所定長さに設計されている。
【0021】また、図5(c)の縦断面図に示すよう
に、ローラ部材16,17は、シャフト15を圧入させ
るための長手方向に延びる貫通穴16a,17aが一様
の内径で成形され、更に、外径寸法が支軸18,19側
ほど大きくなるように一定の傾きをもって設計されるこ
とで、支軸18,19側ほど肉厚となっている。また、
図示していないが、ローラ部材16,17の小径側の先
端部には、上記の傾きよりも大きな傾きのテーパ面が形
成されており、これによって、その先端部分に鋭角なエ
ッジが発生するのを未然に防止している。
【0022】そして、ローラ部材16,17の貫通穴1
6a,17a中にシャフト15を圧入して固着し、ロー
ラ部材16,17の小径側の端部を一定の間隔で対向配
置させることでシャフト15の中心領域を露出させ、更
に、図5(d)の縦断面図に示すように、ローラ部材1
6,17の大径側の端部16b,17bを支軸18,1
9側にそれぞれ所定量オーバッラップさせることによっ
て、搬送ローラ6が構成されている。
【0023】したがって、ローラ部材16,17の端部
16b,17b側には、貫通穴16a,17aと支軸1
8,19によって囲まれた隙間20,21が設けられて
おり、支軸18,19のうち、隙間20,21よりも外
側に突出した部分が、後述の可動部材24,25にて回
動自在に支持されている。
【0024】尚、隙間20,21をローラ部材16,1
7よりも軟性な軟性材料で封止してあってもよい。
【0025】再び、図2(a)において、シャーシ5の
ディスク挿入口4に近接する部分の両側(ディスクDS
の搬送方向Xに対して直交する両側)には、側壁部2
2,23が上方に向けられて一体成形されている。
【0026】次に、記録媒体搬送装置の構成を、図3
(a)(b)(側壁部23側から見た場合の側面図)
と、図4(a)(b)(側壁部22側から見た場合の側
面図)を参照して、より詳細に説明する。
【0027】上述の側壁部22,23に、可動部材2
4,25がそれぞれ揺動自在に支持されており、可動部
材24,25の間に搬送ローラ6の支軸18,19が回
動自在に支承され、支軸19にギヤ11が連結されてい
る。
【0028】より詳細に述べれば、可動部材24,25
は、支軸Q1,Q2によって側壁部22,23に支持さ
れることで、支軸Q1,Q2を中心として側壁部22,
23に対し揺動自在に支持されている。
【0029】そして、可動部材24,25のターンテー
ブル29側(クランプ位置側)の偏心位置(支軸Q1,
Q2に対して偏心した位置)に、搬送ローラ6の支軸1
8,19が回動自在に支承されている。
【0030】かかる支持構造により、搬送ローラ6は、
ディスクDSの搬送方向Xに対して直交し且つディスク
挿入口4に対して平行に配置され、更に、可動部材2
4,25と共に揺動することで、凹部12に対する対向
間隔が変えられるようになっている。
【0031】尚、図3(a)及び図4(a)には示され
ていないが、ディスク挿入口4の内側近傍には、搬送ロ
ーラ6による搬送動作が行われる際に、ディスクDSを
搬送ローラ6とディスク挿入口4との高さに合わせて略
水平に保ちつつ搬送方向Xに案内するためのガイド部材
が設けられている。
【0032】ここで、図3(a)及び図4(a)に示す
ように、可動部材24,25が上方に揺動する(より詳
細には、搬送ローラの設けられている側の端部が支軸Q
1,Q2を中心として上方に揺動する)と、駆動モータ
7にて常時駆動されるギヤ10にギヤ11が噛合するこ
とで搬送ローラ6が回転し、更に、ディスク挿入口4か
ら挿入されるディスクDSに搬送ローラ6が接触するこ
とで、ディスクDSの搬入が行われる。
【0033】また、ディスクDSを搬出する場合には、
駆動モータ7が逆回転することで搬送ローラ6も逆回転
し、ディスクDSに搬送ローラ6が接触することでディ
スク挿入口4側への搬出が行われる。
【0034】図3(b)及び図4(b)に示すように、
可動部材24,25が最下方へ揺動する(より詳細に
は、搬送ローラの設けられている側の端部が支軸Q1,
Q2を中心として最下方に揺動する)と、ギヤ11がギ
ヤ10から離脱することで搬送ローラ6の回転が停止さ
れ、更に搬送ローラ6がディスク搬送路側から待避する
ように移動することで、搬送ローラ6の下部が凹部12
内に収容されると共に、ローラ部材16,17の大径側
の端部16b,17bが突部13,14に圧接される。
【0035】このようにローラ部材16,17の大径側
の端部16b,17bが突部13,14にそれぞれ圧接
されると、図5(e)の縦断面図にて示すように、端部
16b,17bが突部13,14に押されて隙間20,
21側へ変形し、端部16b,17bと突部13,14
間での接触抵抗が増加することにより、搬送ローラ6が
シャーシ5側に確実に固定される。
【0036】尚、図示していないが、可動部材24,2
5の揺動動作は、シャーシ5に設けられたアクチュエー
タによって行われるようになっている。
【0037】更に、図3(a)(b)及び図4(a)
(b)に示されているように、ディスク挿入口4側の上
方を開閉するように揺動する第1の天板部材26が、シ
ャーシ5の両側に立設されている側壁27にて支持され
ており、第1の天板部材26と可動部材25との間にコ
イルスプリング28が設けられている。
【0038】また、図3(a)に代表して示されている
ように、第1の天板部材26の裏面には、ディスクDS
を搬入又は搬出(排出)する際に、ディスクDSの上面
に当接すると共に、ディスクDSをローラ部材16,1
7側に付勢することで、所定方向への搬入又は搬出を行
なわせるためのディスクガイド部材26aが設けられて
いる。
【0039】そして、図3(a)及び図4(a)に示す
ように、可動部材24,25が上方へ揺動すると、可動
部材24,25の上端部が天板部材26を上方へ押し上
げることで、天板部材26が上方へ揺動し、搬送ローラ
6によるディスクDSの搬入又は搬出が可能となる。
【0040】一方、図3(b)及び図4(b)に示すよ
うに、ディスクDSが所定のクランプ位置に搬送された
状態で可動部材24,25が下方へ揺動すると、コイル
スプリング28に引かれて天板部材26も下方へ揺動す
る。これにより、ディスクDSが後述のターンテーブル
29に装着される。
【0041】尚、ターンテーブル29は、シャーシ5の
略中央部分に設けられたサーボモータ(図示略)の駆動
軸に直結して取り付けられており、記録再生時に、この
サーボモータの回転力を受けてディスクDS及びターン
テーブル29が一体に回転するようになっている。
【0042】更に、ディスク挿入口4側の上方を開閉す
るように揺動する第2の天板部材30が、シャーシ5の
後方の両側に立設されている側壁31,32にて支持さ
れており、第2の天板部材30とシャーシ5との間にコ
イルスプリング33が設けられている。
【0043】この天板部材30の内側面には、ターンテ
ーブル29に装着されるディスクDSを上方から押圧す
るためのクランプ部材34が設けられている。
【0044】そして、第1,第2の天板部材26,30
の揺動動作は、図示していないアクチュエータによって
制御され、図3(b)及び図4(b)に示すように、第
2の天板部材30が下方へ揺動すると、クランプ部材3
4とターンテーブル29との間にディスクDSが挟持さ
れ、ディスクDSへの記録又は再生が可能となる。
【0045】また、図3(a)及び図4(a)に示すよ
うに、第2の天板部材30が上方へ揺動すると、ターン
テーブル29からクランプ部材34が離間し、ターンテ
ーブル29に装着されているディスクDSをディスク搬
送路の位置に移動させ、搬出が可能となる。また、ディ
スクDSの搬出が完了すれば、新たなディスクDSの搬
入が可能となる。
【0046】また、図3(a)(b)、図4(a)
(b)に示されているように、ディスク搬送経路側に略
直交して延在すると共に、ディスク挿入口4側に向けら
れた阻止手段としての突部(具体的にはL字形の突起)
GT1,GT2が、可動部材24,25のディスク挿入
口4側の偏心部位に形成されている。
【0047】そして、上述したように、ディスクDSが
ターンテーブル29の位置に搬入され、上述したように
可動部材24,25が、図3(a)及び図4(a)の状
態から図3(b)及び図4(b)の状態へと揺動する
と、搬送ローラ6がディスクから退避するように移動
し、それに連動して、突部GT1,GT2が搬送ローラ
6の退避方向とは逆方向(ディスク挿入口4に近づく方
向)に移動して、ディスク搬送経路内に進入する。
【0048】したがって、突部GT1,GT2がディス
ク搬送経路内に進入すると、ディスク挿入口4に対向す
ると共にディスク搬送経路を塞ぐこととなり、使用者が
例えば既にディスクが挿入されていることを知らずに別
のディスクをディスク挿入口4を介して挿入しようとし
ても、突部GT1,GT2がそのディスクの挿入を阻止
し、故障などの不慮の事態を未然に防止する。
【0049】このように、突部GT1,GT2は、いわ
ゆるディスクの重複挿入を効果的に防止する阻止手段と
して機能する。
【0050】また、上述したように、ディスクDSがタ
ーンテーブル29の位置に搬入されると、第1,第2の
天板部材26,30がディスク挿入口4を閉じるように
移動し、ディスク挿入口4からクランプ位置までのディ
スク搬送経路を塞ぐ阻止手段として機能する。よって、
使用者が例えば既にディスクが挿入されていることを知
らずに、別のディスクをディスク挿入口4を介して挿入
しようとしても、そのディスクの挿入を阻止し、故障な
どの不慮の事態を未然に防止する。
【0051】このように、本実施例の記録媒体搬送装置
は、既にディスクDSが装填されていると、可動部材2
4,25と第1,第2の天板部材26,30との2つの
阻止手段によってディスク搬送経路を二重に塞ぎ、いわ
ゆるディスクの多重挿入を確実に防止する。
【0052】次に、図2(a)において、シャーシ5の
底面には、ターンテーブル29の回転中心に向けて進退
自在な光ピックアップ35が設けられている。
【0053】すなわち、シャーシ5の底面には、一対の
シャフト36,37と、図示しない駆動モータに連動す
るウォームギヤ38が取り付けられている。シャフト3
6,37に光ピックアップ35が摺動自在に支承され、
更に、光ピックアップ35の一端に設けられた延設部3
9がウォームギヤ38と噛合している。
【0054】光ピックアップ35には、ターンテーブル
29に装着されるディスクDSの記録再生面側に対して
光ビームを照射し、また、その記録再生面からの反射光
を検出するための対物レンズ40が設けられている。
【0055】上記の駆動モータによってウォームギヤ3
8が回転すると、その回転量に応じて光ピックアップ3
5がターンテーブル29側へ進行又は後退し、対物レン
ズ40に対向するディスクDSに対して情報読み取りや
情報書き込みが行われるようになっている。
【0056】次に、以上に説明した構造を有する記録媒
体搬送装置の動作を説明する。
【0057】使用者がディスク挿入口4に新たなディス
クDSを挿入すると、図2(a)に示す光センサP1
が、ディスクDSの挿入端を光学的に検出し、この検出
結果に基づいて図3(a)及び図4(a)に示すよう
に、第1,第2の天板部材26,30が上方に揺動し且
つ搬送ローラ6も上方へ移動し、突部GT1,GT2が
下方へ移動する。更に、駆動モータ7が回転駆動を開始
する。
【0058】これにより、搬送ローラ6がディスクDS
に接触し、ディスクDSをターンテーブル29の設けら
れているクランプ位置側へ自動的に搬入する。
【0059】尚、搬送ローラ6のローラ部材16,17
は、図5に示したように、端部16b,17b側ほど肉
厚な円錐台状に形成されているため、ディスクDSはタ
ーンテーブル29の中心軸方向へセンタリングされて搬
入される。
【0060】ディスクDSが上記のクランプ位置まで搬
入されると、図3(b)及び図4(b)に示すように、
搬送ローラ6が下方へ移動し、同時に駆動モータ7も停
止する。更に、第1,第2の天板部材26,30も下方
へ揺動し、突部GT1,GT2が上方へ移動する。
【0061】これにより、搬送ローラ6による搬送動作
が停止し、ディスクDSがターンテーブル29とクラン
プ部材34との間に挟持されることで、ディスクDSの
記録再生が可能となる。更に、第1,第2の天板部材2
6,30と突部GT1,GT2によってディスク搬送経
路が塞がれるため、いわゆるディスクの重複挿入を確実
且つ未然に防止する。
【0062】ここで、搬送ローラ6による搬送動作が停
止すると、ローラ部材16,17の端部16b,17b
が突部13,14に圧接され、更に、端部16b,17
bが隙間20,21側へ変形するため、端部16b,1
7bと突部13,14間での接触抵抗が増加して、搬送
ローラ6がシャーシ5側に確実に固定される。このよう
に、搬送ローラ6がシャーシ5側に固定される結果、例
えば外部から振動等を受けても搬送ローラ6の振動等が
防止され、静粛性が保たれるようになっている。
【0063】次に、ディスクDSがターンテーブル29
とクランプ部材34との間に挟持された状態で、上記の
イジェクトボタンを使用者が操作すると、本記録媒体搬
送装置は搬出動作を開始する。
【0064】すなわち、使用者がイジェクト操作をする
と、図3(a)及び図4(a)と同様に、第1,第2の
天板部材26,30及び搬送ローラ6が上方に移動し、
突部GT1,GT2が下方へ移動するため、ディスク挿
入口4は開放状態となる。
【0065】この結果、搬送ローラ6の上方への移動に
伴って、ディスクDSが上方へ浮き上がり、ターンテー
ブル29とクランプ部材34から離脱する。そして、駆
動モータ7が逆回転を開始し、これに伴って搬送ローラ
6も逆回転することにより、ディスクDSがディスク挿
入口4側へ搬出される。
【0066】尚、この搬出の際に、光センサP2がディ
スクDSの挿入端の近傍部分を検出すると、駆動モータ
7が停止する。したがって、ディスクDSの一部分が搬
送ローラ6に接触した状態で搬出動作が停止され、最後
のディスク取り出し(抜き取り)の作業だけを使用者に
促すようになっている。
【0067】そして、使用者がディスクDSを抜き取る
と、これを他の光学センサ等で検出し、搬出動作の最終
確認が行われた後、図3(b)及び図4(b)と同様
に、第1,第2の天板部材26,30及び搬送ローラ6
が下方へ移動して待機状態となり、新たなディスクが挿
入されるまで待機状態を継続する。
【0068】この待機状態においても、ローラ部材1
6,17の端部16b,17bが突部13,14に圧接
され、更に、端部16b,17bが隙間20,21側へ
変形するため、端部16b,17bと突部13,14間
での接触抵抗が増加して、搬送ローラ6がシャーシ5側
に確実に固定される。更に、ディスクDSが抜き取られ
ると、第1の天板部材26に設けられているディスクガ
イド部材26aの一端がローラ部材16,17に当接す
るため、これによっても搬送ローラ6が固定され、例え
ば外部振動などを受けて搬送ローラ6からビビリ音等が
発生することを防止する。
【0069】このように本実施形態によれば、ディスク
DSがクランプ位置まで搬入されると、可動部材24,
25が揺動すると共に、搬送ローラ6がディスクDSか
ら退避する方向(下方)に移動し、それに連動して、第
1,第2の天板部材26,30と突部GT1,GT2が
ディスク搬送経路内に進入することでディスク搬送経路
を塞ぐため、いわゆるディスクの重複挿入を未然に且つ
確実に防止することが可能となっている。
【0070】更に、第1,第2の天板部材26,30と
突部GT1,GT2によってディスク搬送経路が塞がれ
た状態になると、ディスクガイド部材26aの一端がロ
ーラ部材16,17に当接する。このため、搬送ローラ
6が固定されることとなり、外部振動などを受けて搬送
ローラ6からビビリ音等が発生することを防止すること
ができ、静粛性の良い記録媒体搬送装置を提供すること
ができる。
【0071】尚、本実施形態では、第1,第2の天板部
材26,30と突部GT1,GT2によってディスク搬
送経路を二重に塞ぐ構造となっているが、第1,第2の
天板部材26,30又は突部GT1,GT2の何れか一
方をディスク搬送経路内に移動させることで、ディスク
搬送経路を塞ぐようにしてもよい。
【0072】また、図3、図4において示した可動部材
24,25の突部GT1,GT2は、必ずしも突起でな
くともよい。また、可動部材24,25の両方に突部G
T1,GT2を設けるのではなく、すくなくとも一方に
設ければよい。
【0073】また、突部GT1,GT2の代わりに、可
動部材24,25の間に橋渡して形成した遮蔽板等の部
材によって、ディスク挿入口4をほぼ完全に遮蔽するこ
とで、いわゆるディスクの重複挿入を未然に防止する構
成としてもよい。
【0074】次に、本実施形態の他の変形例について図
6を参照して説明する。尚、図6(a)(b)は、図3
(a)(b)に示した搬送ローラ6と側壁部23及び可
動部材25の近傍の支持構造を示している。
【0075】この変形例では、前述した突部13,14
に代えて、シャーシ5の凹部12に貫通穴47が穿設さ
れている。すなわち、凹部12の突部13,14と同じ
位置に、貫通穴47が穿設されている。
【0076】更に、シャーシ5の一端にアーム部材48
が揺動自在に支持され、アーム部材48の先端部に、貫
通穴47を介して搬送ローラ6に圧接する当接部49が
設けられている。
【0077】そして、図3(a)及び図4(a)に示し
たのと同様に、可動部材24,25が揺動して搬送ロー
ラ6が上方に移動すると、それに連動してアーム部材4
8が貫通穴47から離間するように下方へ揺動する。更
に、可動部材24,25に設けられているL字状の突部
GT1,GT2が下方へ移動し、ディスク搬送路から外
れる。
【0078】また、図3(b)及び図4(b)に示した
のと同様に、可動部材24,25が揺動して搬送ローラ
6が下方に移動すると、それに連動してアーム部材48
が貫通穴47側へ揺動することで、当接部49が貫通穴
47を介して搬送ローラ6に圧接する。更に、可動部材
24,25に設けられている突部GT1,GT2が上方
へ移動し、ディスク搬送路内に進入する。
【0079】かかる構造によると、図6(b)に示すよ
うに、搬送ローラ6がシャーシ5側に降下すると、ロー
ラ部材16の端部16b,17bが、当接部49に押圧
されて変形するため、図5(e)に示したのと同様に、
搬送ローラ6がシャーシ5側に確実に固定され、静粛構
造が実現される。更に、突部GT1,GT2が上方へ移
動してディスク搬送路内に進入するため、いわゆるディ
スクの多重挿入を未然に防止することができる。
【0080】尚、図6(a)(b)では、搬送ローラ6
がシャーシ5側に降下することで当接部49に圧接する
場合を示しているが、当接部49が搬送ローラ6側に移
動(上昇)することで、互いに圧接する構成としてもよ
い。
【0081】このように、本実施形態によれば、静粛性
の向上を図ることができると共に、いわゆるディスクの
重複挿入を未然に防止することができる記録媒体搬送装
置を提供することができる。
【0082】また、本発明の記録媒体搬送装置は、CD
やDVD等の円板状の光ディスクを用いる記録再生装置
に限定されるものではなく、いわゆる板状の記録媒体で
あれば、全てに適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る記録再生装置の外観構造を示
す斜視図である。
【図2】本実施形態に係る記録再生装置に内蔵されてい
る記録媒体搬送装置の構造を示す平面図である。
【図3】記録媒体搬送装置を一方の側面から見た場合の
構造を表した側面図である。
【図4】更に、記録媒体搬送装置を他方の側面から見た
場合の構造を表した側面図である。
【図5】搬送ローラの構造を表した図である。
【図6】記録媒体搬送装置の変形例の構造を表した側面
図である。
【符号の説明】
4…ディスク挿入口 6…搬送ローラ 24,25…可動部材 26…第1の天板部材 30…第2の天板部材 突部…GT1,GT2 DS…ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 伸之 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (72)発明者 高橋 秀之 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (72)発明者 新野 哲也 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (72)発明者 国丸 敬高 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 古澤 茂治 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 新飼 康広 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 Fターム(参考) 3F049 AA10 CA04 CA31 DB02 LA16 LB07 5D046 AA16 AA19 CB03 FA05 HA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク挿入口から所定位置までの搬送
    経路に沿って記録媒体を搬送する搬送ローラと、 前記記録媒体が搬入され前記所定位置に達すると、当該
    記録媒体から退避する方向に前記搬送ローラを移動する
    移動手段と、 前記搬送ローラの退避動作に連動して前記搬送経路内に
    移動し、前記搬送経路を塞ぐ阻止手段と、を具備するこ
    とを特徴とする記録媒体搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記阻止手段は、前記搬送経路内の前記
    ディスク挿入口に近接した位置に移動して、前記搬送経
    路を塞ぐことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体搬
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記阻止手段は、前記移動手段によって
    前記搬送経路内に移動されることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の記録媒体搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段は、前記搬送ローラの周方
    向に沿って揺動する可動部材を有し、 前記搬送ローラは、前記可動部材の前記所定位置側の偏
    心位置に回動可能に支承され、 前記阻止手段は、前記可動部材の前記ディスク挿入口側
    の偏心位置に設けられた突部によって形成されており、 前記記録媒体が前記所定位置に達すると、前記可動部材
    が揺動することによって、前記搬送ローラを前記記録媒
    体から退避する方向に移動すると共に、前記突部を前記
    搬送ローラの退避する方向とは逆方向に移動することで
    前記搬送経路を塞ぐことを特徴とする請求項1〜3の何
    れか1項に記載の記録媒体搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記突部は、前記搬送経路に対して略直
    交し前記ディスク挿入口に向けて延在する突起であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の記録媒体搬送装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記移動手段により前記退避する
    方向に移動された前記搬送ローラに相対的に圧接する当
    接手段を備え、 前記搬送ローラは、前記当接手段が圧接する少なくとも
    一端が可撓性を有する材料で形成されていることを特徴
    とする請求項1〜5の何れか1項に記載の記録媒体搬送
    装置。
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