JP4153864B2 - 複合イオン液体を触媒としたアルキレートの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、石油化学工業の分野に属し、アルキレートの製造方法に係わり、特に複合イオン液体を触媒としたアルキレートの製造方法に関するものである。
自動車産業の高度成長と人類が環境保護を益々重視するようになることにつれ、無鉛かつ高オクタン価ガソリンに対する世界各国の需要が増えつつあると共に、ガソリンにおける芳香族炭化水素とアルケンの含有量も規制されている。このような状況の中に、ガソリンにアルキレートを加えることは、ガソリンの高オクタン価と低蒸気圧を維持する1つの有効な方法となっている。
アルキレートは、一種の燃料オイル製品であり、C4アルケンとアルカンが酸性触媒で反応して得られた液体製品を指し、一種の特定的なアルキル化産物でもある。その中のC8含有量とTMP/DMH(トリメチロール・プロパン/ジメチルヒドラジン)の比率は、アルキレート製品の品質を示す重要な指標である。現在、産業に広く採用されている製造方法としては、硫酸法とフッ化水素酸法(HF法)などがある。即ち、濃硫酸とフッ化水素酸を触媒とし、アルカンとアルケンのアルキル化反応を実施する。しかし、これらの液体強酸には、腐食性が強く、生産と操作が難しく、産物の後始末が面倒であり、環境汚染が深刻であるなどの問題点がある。現在、世界における人類の生存環境に対する保護が極めて重視され、持続可能な発展を求める流れの中で、次世代のアルキル化触媒と反応プロセス、特にアルキレートの製造プロセスを開発することは、既に石油化学工業の触媒と反応工程分野における1つの重要かつ早急に解決すべく研究課題となっている。
近年、国内外におけるアルキル化プロセスに対する研究の多くは、固体酸触媒及びそれに関連するプロセスに集中し、硫酸法とフッ化水素酸法(HF法)によりもたらされた汚染と設備の腐食問題を解決しようとしている。前記アルキル化反応に用いられている様々な新型固体触媒が多く報道されているが、1つの共通な欠点が存在している。即ち、触媒の初期活性が非常に優れているが、通常の条件では失活の速度が非常に速く、数時間、ひいては数十分間でアルケンの転化率が100%から非常に低いレベルに落ちてしまう。触媒失活の主な原因としては、固体酸触媒の酸性条件での配位にあり、原料中のアルケン自身と反応過程で生成されたアルケン或いは炭素陽イオンとの重合、環化など副反応が発生する。そして、それによって生成されたC9−36の高分子量の炭化水素類化合物は、触媒の活性中心を覆うだけでなく、触媒の穴を塞くこともありえる。そのため、研究者たちは超臨界流体の優れた溶解能力を利用することを思い付き、超臨界条件でのアルキル化反応システムを開発した。ところが、前記触媒の活性中心が主に触媒の微孔に集中しており、その微孔における超臨界流体の溶解能力は大幅に低下している。そのため、超臨界条件において触媒の活性サイクルを延長させることができるが、超臨界が触媒のコークス化と失活などの問題点を完全に解決できないことはいままでの研究結果により示されている。また、超臨界反応には高い温度と圧力が要求され、反応時間の延長につれアルキル化反応の選択性が低下するという問題点もある。
固体酸触媒がアルキル化に用いられる成功例としては、中国石油科学院の超臨界反応システムとアメリカUOP社のAlkyleneプロセスがある。しかし、前記2種類のプロセスにおいてもいくつかの欠陥が存在する。例えば、超臨界反応は設備に対する要求が高く、前述したような反応時間の延長に伴う選択性の低下という問題も存在する。Alkyleneプロセスでは、触媒がリサイクルできるが、大量の溶剤を要し、これらの溶剤のリサイクルにも多くの問題が存在している。また、前記2種類のプロセスは、新たな製造装置を作る必要があり、巨額な投資を必要とするようになる。
イオン液体は、液体状態で室温に存在する1種の塩であり、多くの特性を持っている。例えば、その飽和蒸気圧がゼロに近いほど非常に低く、多くの有機物と無機物を溶解でき、腐食性もなく、その陰イオンと陽イオンの種類と量を制御することによって様々な酸性を有するイオン液体を製造できる。現在、イオン液体の製造と応用に関する研究は盛んに行われており、製造したイオン液体の種類とそれに関連する応用分野も増えつつある。
イオン液体を触媒或いは溶剤としてアルキル化反応を実施する特許は多く公開されているが、その大部分(例えば特許文献1〜3など)は、ベンゼン及びその誘導体とアルケンとのアルキル化プロセスに関するものである。特許文献4は、イミダゾール型或いは四置換アミン型イオン液体を構造異性体のアルカンとアルケンとの触媒としたが、当該特許の反応産物には構造異性体のC6或いはC7がメインであり、その反応産物にはC8アルカンの含有量が非常に低く、アルキレートとしての応用価値が殆どない。また、イミダゾール型イオン液体は、その合成の難しさ及び価格問題のため、うまく利用・普及していない。
特許文献5及び6では、共に安価かつ取得しやすい室温イオン液体の製造方法が提供される。即ち、アルキル基を含有するアミンのハロゲン化水素と金属ハロゲン化合物の反応を利用してイオン液体を製造するようになっている。当該産物は室温において液体状態を呈し、その陰イオン部分には一種の金属しか含まれていない。前記特許では、このイオン液体をベンゼンとアルケンがアルキル化するときの触媒とした応用も開示したが、構造異性体のアルカンとアルケンとのアルキル化反応、つまり当技術分野において公認されているアルキレートの製造に関するものでない。
当該技術分野の研究者がわかるように、高品質のアルキレートを製造するポイントの1つとしてはアルキル化反応の選択性を向上させることである。上述のような先に開示されたアルキル化の反応方法はその要求を満たしていないことも分かる。
前記工業硫酸法にてアルキレートを製造する過程においてよく用いられるStratoc 反応器は、構造が複雑で、設備保守も難しく、設備投資も高い。フッ化水素酸法に用いられる反応器は、構造がより簡単であるが、フッ化水素酸の漏洩を防ぐ様々な補助施設を採用しているため、設備構造とプロセスが複雑である。また、この2種類の液体酸は腐食性が強いため、設備の材質に対する要求も高い。更に、硫酸法とフッ化水素酸法によるアルキル化プロセスは、反応器内におけるアルカンとアルケンとの比率が数百、ひいては千以上に達しないと製品の高品質を保証できない。それによって、大量のイソブタンを循環させることが求められ、分留塔の稼動負荷が大いに増え、コストアップをもたらす。あるいは、一部の製品を循環させることにより、高いアルカンとアルケンとの比率を維持し、イソブタンの循環量を低減できるが、アルキレート製品と触媒との接触時間が増加し、アルキレートの分解及び/又は重合が増加することにより、アルキレート製品の選択性が低下してしまう。
米国特許第5994602号明細書 米国特許第5824832号明細書 国際公開第99/03163号パンフレット 仏国特許第2626572号明細書 米国特許第5731101号明細書 国際公開第00/41809号パンフレット
概して、アルキレート製品を製造又は生産する従来技術においては多くの欠点があり、それを克服、改良する必要があった。
本発明は、複合イオン液体を触媒としたアルキレートの製造方法を提供し、触媒を改良することによって、アルキル化反応の選択性を向上させることができる。現有技術に比べ、アルキル化反応により得られる産物としてのアルキレートは高いオクタン価を有すると共に、C8の含有量も高く、製品の歩留まりを更に向上させることができる。
本発明の方法は、イソブタンとC4アルケンの混合物を原料とし、複合イオン液体を触媒とし、アルキル化反応を行い、反応原料におけるアルカンとアルケンの比率が1対1より大きい。また、前記複合イオン液体触媒の組成において、陽イオンはアルキル基を有するアミンの水素ハロゲン化物或いはピリディンの水素ハロゲン化物からなり、陰イオンは2種類又は2種類以上の金属化合物により作られた複合配位の陰イオンからなり、一種の金属化合物はアルミ金属化合物であり、その他の金属化合物は鉄或いは亜鉛の硫酸塩或いは硝酸塩、もしくはニッケルのハロゲン化物或いは硫酸塩或いは硝酸塩である。
本発明の方法は、アルキル化反応において複合イオン液体を触媒とし、当該複合イオン液体の陰イオン部分には、2種類又は2種類以上の金属化合物が含まれている。本発明のアルキル化反応の産物は前記アルキレートであり、得られたアルキル化産物には明らかに従来技術より高いC8含有量とTMP/DMH比率を有することが試験結果により証明されている。また、本発明の方法では、複合イオン液体触媒は良好な再生性と長時間の触媒活性及び安定性を有している。
本発明は、更に前記複合イオン液体触媒を製造する最適な方法も提供している。
本発明では、当該アルキル化反応(連続過程と間欠過程を含む)は当該技術分野によく利用されている高圧反応釜にて実施できる。更に、本発明は、前記アルキル化反応を実施できる静的混合反応器を提供する。それには、少なくとも1つの静的混合器及び沈降器、分留塔などの装置が含まれ、静的混合器(反応器ともされる)の中でアルキル化反応を行い、反応中で過剰となった一部のイソブタンと複合イオン液体触媒を制御し、製造過程で循環させることによって、利用率を向上し、設備投資を低減し、操作を簡単にすることができる。
本発明は、前記静的混合反応器を利用し、アルキレートを有效に製造するプロセス方法も提供する。
本発明のアルキル化反応プロセスは、イソブタンとC4アルケンの混合物を原料とし、複合イオン液体を触媒とし、アルキル化反応を発生させる。前記複合イオン液体触媒の組成では、陽イオンがアルキル基を有するアミンの水素ハロゲン化物或いはピリディンの水素ハロゲン化物からなり、陰イオンが2種類或いは2種類以上の金属化合物より作られた複合配位の陰イオンからなる。一種の金属化合物はアルミ金属化合物であり、その他の金属化合物は鉄或いは亜鉛の硫酸塩或いは硝酸塩、もしくはニッケルのハロゲン化物或いは硫酸塩或いは硝酸塩である。
当該アルキレートの製造方法は、前記複合イオン液体を触媒とし、その組成における陽イオン部分には前記アルキル基を有するアミンの水素ハロゲン化物或いはピリディンの水素ハロゲン化物における窒素原子が4つの置換基により飽和され、且つその中には少なくとも1つの水素原子と1つのアルキル置換基を有する。更に、前記アルキル置換基は、少なくともメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、アミル基及びヘキシル基のいずれか1つであり、例えば、NEt3H+ 、CH3NEt2H+
Figure 0004153864
などである。
本発明を従来技術と比較して分かるように、本発明に利用される複合イオン液体触媒の陽イオン部分が基本的に同じく、相違点といえば、本発明における複合イオン液体の陰イオン部分は、2種類或いは2種類以上の金属化合物からなることである。また、そのアルミ金属化合物は、例えば、塩化アルミニウムのようなアルミのハロゲン化物が優先的に選択されている。その他の金属化合物は鉄或いは亜鉛の硫酸塩或いは硝酸塩、もしくはニッケルのハロゲン化物或いは硫酸塩或いは硝酸塩ら選択されている。なお、当該金属化合物がハロゲン化物である場合は、例えば、塩化ニッケルのような塩化物或いは臭化物が優先的に選択されている。
本発明の最適な実施形態では、当該陰イオン部分において、アルミ金属化合物とその他の金属化合物のモル比を1対100〜100対1にコントロールし、優先的には1対1〜100対1にコントロールし、最適には5対1〜50対1にコントロールする。
本発明の方法では、反応原料は基本的にイソブタンとC4アルケンとの混合物であり、C4アルケンには各種のノーマル構造のアルケンと構造異性体のアルケンが含まれ、2−ブテン、イソブテン、1−ブテンなどの一種或いはその2種ないし2種以上の混合物でもよい。実際の生産に利用される原料には少量のプロピレンが含まれてもよい。製造過程においては通常、過量のイソブタンを必要とする(少量のプロパン、ペンタンなどその他の炭素数を有するアルカンを含有しても構わない)。即ち、反応原料の中、アルカンとアルケンとの比率は1より大きくなければならず、通常、1対1〜40対1である。それによって、アルキル化反応の選択性と製品の歩留まりを向上する目的を達成でき、連続反応プロセスの場合は、過量部分のイソブタンをリサイクルできる。
本発明のアルキレートの製造方法では、アルキル化反応の温度はできるだけ低いほうが合理的であるが、温度が低すぎると操業コストが上昇する。そのため、総合的に配慮した上で、反応温度を−20〜100℃に設定でき、最適な温度範囲は0〜50℃である。反応終点の確定は、通常のアルキル化反応の操作によって行われ、反応の具体的な状況と操作条件によって異なるが、技術者にとって容易に確定できる。一般の状況において、反応時間は2秒間〜60分間でもよく、2秒間〜30分間は最適であり、1〜20分間は最も適切とされている。
本発明を実施するポイントとしては、複合イオン液体を触媒とすることである。そのため、反応過程においては、例えば、適切な圧力をコントロールするように、反応物が液体状態であるよう反応条件をコントロールしなければならない。本発明におけるアルキル化反応の中では一定の圧力を加えている。その反応圧力の設定は、所定反応条件において反応原料が液体状態を維持できることを下限とする必要があり、通常0.1〜1.6MPaに設定されている。
本発明に対する前記説明によれば、当技術分野における普通の技術者は、如何なる実行可能な方法で具体的な複合イオン液体触媒を獲得できる。本発明は、次のような最適な製造方法を提供する。
まず、第1の製造方法を説明する。陰イオンを用いるアルミ金属のイオン液体を原料とし、非酸化環境において、前記その他の一種或いは一種以上の金属化合物と共に、添加した金属化合物の固体が液体になるよう完全に溶けるまで攪拌し、複合イオン液体を得る。
なお、前記陰イオンはアルミ金属のイオン液体であり、市場から直接に購入でき、開示されている従来技術の方法にて製造してもよい。例えば、非酸化環境において、アルミ金属化合物と、アルキル基を有するアミンの水素ハロゲン化物或いはピリディンの水素ハロゲン化物とを混合し、そして加熱し、アルミ金属化合物の固体が液体になるよう完全に溶けるまで攪拌することによって、陰イオンのアルミ金属を含有するイオン液体が得られる。アルミ金属化合物とアルキル基を有するアミンの水素ハロゲン化物或いはピリディンの水素ハロゲン化物は、モル比1対1〜2.5対1の比率にて混合できる。
上記反応は、飽和アルカン溶剤の中で行われてもよい。また、溶剤を使わなくてもよい。飽和炭化水素溶剤は、C4−C9の飽和アルカンでもよい。例えば、ヘプタン、ヘキサン、ペンタン等を用いてもよい。直接にアルキレートを溶剤として利用して前記反応を行ってもよい。
なお、当該製造反応の温度は80〜100℃であり、攪拌反応の時間は1〜3時間である。
次に、第2の製造方法を説明する。非酸化環境において、アルミ金属化合物をその他の一種或いは一種以上の金属化合物とアルキル基を有するアミンの水素ハロゲン化物或いはピリディンの水素ハロゲン化物に混合させる。金属化合物の総添加量と水素ハロゲン化物の添加量とのモル比は1対1〜2.5対1である。常温条件で攪拌反応を起こし、次第に液体が生成し、金属化合物の固体が液体になるよう完全に溶けるまで連続的に攪拌し、複合イオン液体が生成される。
上述2種類の複合イオン液体の製造方法は、非酸化環境の下で実現することが一番理想的である。例えば、不活性気体或いは窒素ガス、或いは乾燥空気或いは精錬工場の乾燥ガスの保護ガス雰囲気中で行われる。
本発明のアルキル化反応は、通常の反応装置を利用してもよい。例えば、間欠反応釜或いは連続反応釜を含む攪拌装置付きの高圧釜、或いは工業生産中において硫酸法或いはフッ化水素酸法によるアルキル化反応に利用されている連続生産装置を利用する。本発明に対する説明に基づいて、当技術分野の技術者は容易に実施できる。
また、本発明は、本発明の前記製造方法にてアルキレートを連続的に生産できる静的混合器反応装置を提供する。アルキル化原料と触媒との混合効率が向上され、アルキル化反応の選択性が有効に改善され、アルキル化製品に高オクタン価をもたらし、製品の歩留まりが向上される。それと同時に、アルキル化反応の操作プロセスが大いに簡素化され、設備投資が低減され、アルキル化反応の安全性が向上される。
更に、本発明は、当該静的混合器反応装置にて本発明を実現させる製造方法とアルキレートを製造するプロセスを提供する。
本発明で提供する静的混合器反応装置は、少なくとも原料をアルキル化反応させることに用いる静的混合器と、反応済みの物質を収納し、沈降分離させることに用いる沈降器と、その上部の分留を原料混合器に送り返せることに用いる分留装置とを含んでいる。
前記反応装置における静的混合器は、静的反応器とも言い、1ユニットに設計されてもよいし、それぞれ原料の予混合と反応に用いられる。例えば、次のような第1〜第3静的混合器が含まれてもよい。
第1静的混合器は、反応原料の混合に用いられる。つまり、反応原料のイソブタンとC4アルケンの混合物を一部の循環イソブタンと共に第1静的混合器の中で十分に混合させる。
第2静的混合器は、一部の循環イソブタンと複合イオン液体の混合に用いられる。具体的に言えば、複合イオン液体と、循環複合イオン液体と一部の循環イソブタンを補充し、第2静的混合器の中で十分に混合させる。
第3静的混合器は、第1、第2の静的混合器の混合原料がアルキル化反応することに用いられる。具体的に言えば、第1静的混合器からの原料と第2静的混合器からの原料が共に第3静的混合器に入り、十分に混合し、アルキル化反応が発生する。
この際、分留装置の上部にあるものが第1、第2静的混合器に送り返され、下部において分留後のアルキレートが得られる。具体的に言えば、分留塔で分留した後、中上部の分留物はイソブタンとなり、第1静的混合器と第2静的混合器へ戻るよう循環される。また、中部の分留物は正ブタンとなり、中下部の分留物は軽質アルキレートとなり、下部の分留物は重質アルキレートとなる。
沈降器には、1つの原料入り口と3つの出口が設けられ、その1つの出口は下部に設けられ、また、複合イオン液体再生器も設置されている。沈降器と分留装置の間にはフラッシュタンクが設けられてもよい。反応後の原料は沈降器で沈降分離され、その上層が過量のイソブタンとアルキレートとなる。この部分の原料がフラッシュタンクでフラッシュ蒸発され、或いは直接に分留塔に入る。中下部にある複合イオン液体は、触媒回収装置又は第2静的混合器に戻るよう循環される。一番下層部分の複合イオン液体は、再生器に入り再生される。前記フラッシュタンクは、その上部側出口を通して反応過量のイソブタンが予め混合器或いは第1、第2静的混合器に戻るよう循環され、その下部側出口を通して主にアルキレートと一部のイソブタンからなる反応産物が分留装置に送り込まれて分留されるように設置されている。
各静的混合器は、それぞれ一段の静的混合器を用いてもよいし、或いは数段の静的混合器が直列又は並列するよう構成されてもよい。また、アルキル化反応を実現する混合器(例えば、第3静的混合器)は、1つの充填塔或いは空塔と連設されて連続的なアルキル化反応を維持するための反応器として構成されてもよい。
本発明のもう1つの目的は、複合イオン液体を触媒とし、静的混合器反応装置の中でアルキレートを製造する方法を提供することにある。当該方法は次のような工程がある。
まず、反応原料と複合イオン液体が静的混合器に入り、十分に混ぜ合わされ、アルキル化反応が発生する。
そして、反応後の原料が沈降器に入り、沈降分離される。
最後に、反応産物が分留処理されてから、アルキレート完成品が収集される。
前記アルキレートの製造方法では、3つの静的混合器を用いて予め混合とアルキル化反応を行うことができる。当該方法の最適な過程には、次のようなステップが含まれている。
反応原料のイソブタンとC4アルケンの混合物は、一部の循環イソブタンと共に第1静的混合器に入り、十分に混合する(反応原料としてのイソブタンと複合イオン液体触媒は、部分的に循環されてもよい)。原料には少量のプロピレン或いは低級アルカンが含有されてもよい。原料におけるアルカンとアルケンとの比率は1対1より大きく、1対1〜40対1でもよい。C4アルケンは優先的に2−ブテン、イソブテン、1−ブテンの中の一種或いは2種或いは2種以上の混合物から選ばれる。
複合イオン液体と循環複合イオン液体及び一部の循環イソブタンが補充され、第2静的混合器を通して十分に混ぜ合わされる。
第1静的混合器からの原料と第2静的混合器からの原料は、共に第3静的混合器に入り、十分に混合されながらアルキル化反応が発生する。静的反応器の中で行われるアルキル化反応は、常圧で行われてもよい。反応温度は−20〜100℃であり、0〜50℃が最適である。
反応後の原料は、沈降器で沈降分離されてから、上層の分留物は過量のイソブタンとアルキレートとなる。この部分の原料はフラッシュタンクに入りフラッシュ蒸発され、或いは直接に分留塔に入る。中下部の複合イオン液体は第2静的混合器に戻るよう循環される。一番下層部分の複合イオン液体は再生器に入り再生される。
原料は分留塔を通して分留され、上部の分留物はプロパンとなり(原料にプロピレンが含有されている場合)、中上部の分留物はイソブタンとなり(第1静的混合器と第2静的混合器に戻るよう循環される)、中部の分留物は正ブタンとなり、中下部の分留物は軽質アルキレートとなり、下部の分留物は重質アルキレートとなる。
概して、本発明は従来技術に比べ、次のような顕著な特徴を有している。
(1)本発明の方法では、普通のイオン液体の代わりに複合イオン液体を触媒とし、連続48時間以上使用してもその触媒活性が低減しない。そして、1つの工程で生産したアルキレートの体積は、複合イオン液体触媒使用量の25倍以上にも達する。即ち、複合イオン液体触媒の使用寿命が長くなり、アルキレート触媒の消耗量を非常に低いレベルに制御でき、生産コストの低減にも有利である。
(2)本発明の方法で採用した複合イオン液体触媒は、C8構造異性体アルカンにおけるトリメチロール・プロパン(TMP)の選択性を十分に向上することができる。そのため、アルキル化製品にもっと高いオクタン価をもたらし、アルキル化製品の歩留まりが更に向上される。構造異性体アルカンに対する複合イオン触媒の溶解度が高いため、当該反応が低いアルカンとアルケンとの比率においても高品質のアルキレートを製造できる。
(3)本発明の方法における複合イオン液体は、普通のイオン液体と同様に腐食性が非常に低く、簡単に分離してその触媒活性を回復させることできる。そのプロセス(過程)においては廃棄溶剤、廃水など汚染物が発生しないため、本発明の方法は環境保護に強いプロセス(過程)でもある。
(4)本発明の方法は、設備の材質に対する要求が低く、使用される複合イオン液体触媒の設備に対する腐食性が殆どなく、複合イオン液体が揮発することもなく、アルキレートとは容易に分離される。従って、操作を更に簡単にし、設備投資と生産コストを低減することができるだけでなく、プロセス全体の潜在的な漏洩個所が大幅に減らされ、アルキル化生産過程が更に安全となる。
(5)本発明の方法は静的混合器反応装置が使用され、複合イオン液体触媒が静的混合器の中で反応原料と十分に混合反応できる。反応原料と触媒は一回接触して反応器を通過し、反応後に乳化界面が形成されないため、沈降器で容易に沈降分離し、且つ連続的に再生、リサイクルできる。具体的に言えば、本発明の方法は、原料全体のバックミキシング(back mixing )或いは原料と製品のリサイクルにより重質アルキレートが生成される副反応などの発生をなくし、アルキレートの品質を向上することができる。
(6)測定結果では次のようなことを示している。本発明の方法で製造したアルキレートは、その成分が全て構造異性体アルカンであり、高分子量のアルケンと芳香族炭化水素が生成せず、その歩留まりがアルケン原料体積の170〜180%又はそれ以上に達することができる。アルキレートにおけるC8の割合は60〜80%以上に達している。最も優れた点としては、C8組成におけるトリメチロール・プロパンの割合が70%以上に達したことであり、得られたアルキレートのRONオクタン価が93以上にも達している。
次に、本発明の技術内容と特徴をよりよく理解させるために、具体的な実施例を踏まえ本発明を詳しく説明する。この説明は、実施範囲に対し如何なる制限にもならない。
(1)複合イオン液体の製造について
実施例1
0.56モル(74.98 グラム)のAlCl3 をゆっくりと0.282 モル(39.76 グラム)のトリエチルアミン塩酸塩(Triethylamine hydrochloride )に加える。正ヘプタンを溶剤とし、窒素ガスを保護雰囲気ガスとし、室温条件で30分間攪拌してから、80℃になるまで加熱し、反応が終了するまで(即ち、固体が完全に液体になるよう溶けるまで)引き続き2時間攪拌する。冷却後、反応物が二相に分かれ、上層はヘプタンとなり、下層は[NEt3H+][Al2Cl7 -] の組成をもつイオン液体となる。
窒素ガスの保護の下で、合成した[NEt3H+][Al2Cl7 -] イオン液体に0.056 モル(5.54グラム)のCuClを加え、100℃になるまで加熱し、CuClが完全に反応するまで(即ち、固体が完全に液体になるよう溶けるまで)攪拌し、複合イオン液体が得られる。
実施例2
乾燥空気の中において、0.56モル(72.6グラム)のNiCl2 と0.056 モル(7.50グラム)のAlCl3 をゆっくりと0.282 モル(39.76 グラム)のトリエチルアミン塩酸塩に加え、攪拌して反応させる。反応過程で熱が発生し、浅いとび色の液体が生成する。反応温度を80℃にコントロールする。反応が終了するまで(即ち、固体が完全に液体になるよう溶けるまで)引き続き2時間攪拌し、複合イオン液体が得られる。
実施例3
0.56モル(74.98 グラム)のAlCl3 をゆっくりと0.282 モル(39.76 グラム)のトリエチルアミン塩酸塩に加え、アルキレートを溶剤とし、不活性混合気体を保護雰囲気ガスとし、室温条件で30分間攪拌してから、80℃になるまで加熱し、反応が終了するまで引き続き2時間攪拌する。不活性混合気体の保護の下で、0.056 モル(5.54グラム)のCuClと0.056 モル(7.26グラム)のNiCl2 を加え、100℃になるまで加熱し、CuClとNiCl2 が完全に反応するまで(即ち、固体が完全に液体になるよう溶けるまで)攪拌し、複合イオン液体が得られる。
実施例4
実施例1と同じ条件でイオン液体を製造する。使用されるアンモニウム塩は塩酸ピリディンであり、一種の金属化合物はAlCl3 であり、もう一種の金属化合物はCu(NO3)2である。
実施例5
実施例2と同じ条件でイオン液体を製造する。使用されるアンモニウム塩は塩酸トリメチロール・アンモニウムであり、一種の金属化合物はAlCl3 であり、もう一種の金属化合物はCuSO4 である。
(2)高圧釜における間欠反応にてアルキレートを製造する
アルキレートは、燃料オイルの中間製品であり、C4アルケンとアルカンを酸性触媒で反応させて製造した液体製品である。アルキレートにおいて、C8の含有量が高く、TMP/DMH(トリメチロール・プロパン/ジメチルヒドラジン)の比率も高いことは、アルキレートの品質が良いことの重要な指標である。
実施例6
前記実施例1で製造した複合イオン液体200mLを攪拌装置付きの高圧釜に入れ、窒素ガスで0.5MPaに加圧し、激しく攪拌する。高圧ポンプにてイソブタンと2−ブテン或いは1−ブテン或いはイソブテン或いはこの3種類のブテンの混合体の混合原料1200mLを入れ、10℃で20分間反応させる。なお、原料におけるアルカンとアルケンとの比率は10対1である。そして、反応が終わってから、反応していないイソブタンを排出し、分液漏斗に静置させた後、産物が二層に分かれる。下層はイオン液体となり、上層はアルキレートとなり、分離された後にアルキレートが得られる。反応により得られるアルキレートの歩留まりは、アルケン原料体積の156%となり、アルケンの転化率は96%となり、アルキレートにおけるC8組成の割合は54wt%となる。また、TMP/DMHは4.8である。
実施例7
前記実施例1で製造した複合イオン液体200mLを攪拌装置付きの高圧釜に入れ、窒素ガスで0.5MPaに加圧し、激しく攪拌する。高圧ポンプにてイソブタンとブテン(2−ブテン、1−ブテンとイソブテンを含む)の混合原料1200mLを入れ、0℃で20分間反応させる。なお、原料におけるアルカンとアルケンとの比率は20対1である。そして、反応が終わってから、反応していないイソブタンを排出し、分液漏斗に静置させた後、産物が二層に分かれる。下層はイオン液体となり、上層はアルキレートとなり、分離された後にアルキレートが得られる。反応により得られるアルキレートの歩留まりは、アルケン原料体積の168%となり、アルケンの転化率は98%となり、アルキレートにおけるC8組成の割合は49wt%となる。また、TMP/DMHは5.2である。
実施例8
前記実施例2で製造した複合イオン液体200mLを攪拌装置付きの高圧釜に入れ、不活性混合気体で 0.8MPaに加圧し、激しく攪拌する。高圧ポンプでイソブタンとブテン(2−ブテン、1−ブテンとイソブテンを含む)の混合原料400mLを入れ、25℃で20分間反応させる。なお、原料におけるアルカンとアルケンとの比率は20対1である。そして、反応が終わってから、反応していないイソブタンを排出し、分液漏斗に静置させた後、産物が二層に分かれる。下層はイオン液体となり、上層はアルキレートとなり、分離された後にアルキレートが得られる。反応により得られるアルキレートの歩留まりは、アルケン原料体積の176%となり、アルケンの転化率は99%となり、アルキレートにおけるC8組成の割合は61wt%となる。また、TMP/DMHは4.9である。
実施例9
前記実施例3で製造した複合イオン液体200mLを攪拌装置付きの高圧釜に入れ、窒素ガスで1.5MPaにし、激しく攪拌する。高圧ポンプでイソブタンとブテン(2−ブテン、1−ブテンとイソブテン)の混合原料200mLを入れ、65℃で15分間反応させる。なお、原料におけるアルカンとアルケンとの比率は20対1である。そして、反応が終わってから、反応していないイソブタンを排出し、分液漏斗に静置させた後、産物が二層に分かれる。下層はイオン液体となり、上層はアルキレートとなり、分離された後にアルキレートが得られる。反応により得られるアルキレートの歩留まりは、アルケン原料体積の170%となり、アルケンの転化率は98%となり、アルキレートにおけるC8組成の割合は55wt%となる。また、TMP/DMHは4.9である。
実施例10
前記実施例4で製造したイオン液体200mLを攪拌装置付きの高圧釜に入れ、窒素ガスで1.0MPaに加圧し、激しく攪拌する。高圧ポンプでイソブタンとブテン(2−ブテン、1−ブテンとイソブテンを含む)の混合原料100mLを入れ、50℃で15分間反応させる。なお、原料におけるアルカンとアルケンとの比率は30対1である。そして、反応が終わってから、反応していないイソブタンを排出し、分液漏斗に静置させた後、産物が二層に分かれる。下層はイオン液体となり、上層はアルキレートとなり、分離された後にアルキレートが得られる。反応により得られるアルキレートの歩留まりは、アルケン原料体積の164%となり、アルケンの転化率は97%となり、アルキレートにおけるC8組成の割合は62wt%となる。また、TMP/DMHは5.1である。
(3)高圧釜における連続反応にてアルキレートを製造する
イオン液体の密度は、反応原料とアルキレート製品よりはるかに高いため、イオン液体はずっと高圧釜の中下部に維持できれば、反応産物を高圧釜の頂上から連続的に抽出できる。反応していない過量のイソブタンを気化分離することによって、アルキレート製品が得られる。
実施例11
前記実施例5で製造した複合イオン液体200mLを攪拌装置付きの高圧釜に入れ、窒素ガスで0.1MPaに加圧し、激しく攪拌する。高圧ポンプでイソブタンと2−ブテン或いは1−ブテン或いはイソブテン或いはこの3種類のブテンの混合体の混合原料1200mLを入れ、−10℃で反応させる。なお、原料におけるアルカンとアルケンとの比率は10対1である。そして、高圧釜の頂上から連続的に過量のアルカンとアルキレート製品の混合物を排出し、分離された後にアルキレート製品が得られる。反応により得られるアルキレートの歩留まりは、アルケン原料体積の172%となり、アルケン転化率は100%となり、アルキレートにおけるC8組成の割合は72wt%となる。また、TMP/DMHは5.6である。
実施例12
前記実施例1で製造したイオン液体200mLを攪拌装置付きの高圧釜に入れ、乾燥空気で1.6MPaに加圧し、激しく攪拌する。高圧ポンプでイソブタン、2−ブテンとイソブテンの混合原料2000mLを入れ、80℃で反応させる。なお、原料におけるアルカンとアルケンとの比率は200対1である。そして、高圧釜の頂上から連続的に過量のアルカンとアルキレート製品の混合物を排出し、分離された後にアルキレート製品が得られる。反応により得られるアルキレートの歩留まりは、アルケン原料体積の165%となり、アルケン転化率は99%となり、アルキレートにおけるC8組成の割合は74wt%となる。また、TMP/DMHは4.3である。
実施例13
前記実施例1で製造したイオン液体200mLを攪拌装置付きの高圧釜に入れ、不活性混合気体で1.0MPaに加圧し、激しく攪拌する。高圧ポンプでイソブタンと1−ブテンの混合原料600mLを入れ、10℃で反応させる。なお、原料におけるアルカンとアルケンとの比率は100対1である。そして、高圧釜の頂上から連続的に過量のアルカンとアルキレート製品の混合物を排出し、分離された後にアルキレート製品が得られる。反応により得られるアルキレートの歩留まりは、アルケン原料体積の174%となり、アルケン転化率は99%となり、アルキレートにおけるC8組成の割合は78wt%となる。また、TMP/DMHは6.8である。
実施例14
前記実施例1で製造したイオン液体200mLを攪拌装置付きの高圧釜に入れ、窒素ガスで0.5MPaに加圧し、激しく攪拌する。高圧ポンプでイソブタンと2−ブテン或いは1−ブテン或いはイソブテン或いはこの3種類のブテン混合体の混合原料4000mLを入れ、0℃で反応させる。なお、原料におけるアルカンとアルケンとの比率は150対1である。そして、高圧釜の頂上から連続的に過量のアルカンとアルキレート製品の混合物を排出し、分離された後にアルキレート製品が得られる。反応により得られるアルキレートの歩留まりは、アルケン原料体積の182%となり、アルケン転化率は99%となり、アルキレートにおけるC8組成の割合は80wt%となる。また、TMP/DMHは6.9である。
(4)静的混合器反応装置にて連続的にアルキレートを製造する
実施例15
図1は、本発明の方法で使用される静的混合器反応装置のプロセス・フローチャートを示している。図1において、1は第1静的混合器、2は第2静的混合器、3は第3静的混合器、4は沈降器、5はフラッシュタンク、6は分留塔、7は循環イソブタン、8はプロパン、9は正ブタン、10は軽質アルキレート、11は重質アルキレート、12は再生待ちのイオン液体触媒、13は循環イオン液体触媒、14は補充イオン液体触媒、15は反応原料である。
反応原料15、即ちイソブタンとブテンは、一定の比率(2対1)にて一部の循環イソブタン7と混合し、第1静的混合器1を通して十分に混合される。そして、静的混合器1で十分に混合された補充複合イオン液体14と、循環複合イオン液体13と一部の循環イソブタン7との混合原料は、一緒に第3静的混合器3に入り、十分に混合され、アルキル化反応が発生する。反応温度は30℃であり、圧力は1.0MPaであり、反応器内における総アルカンとアルケンとの比率を10対1に維持する。反応後の原料は沈降器4で沈降分離され、最も低い層部分のイオン液体12は再生器に入り再生され、中下部のイオン液体13は、第2静的混合器2に戻るよう循環される。上層における過量のイソブタンとアルキレートは、フラッシュタンク5に入りフラッシュ蒸発される。フラッシュタンク5上部側の出口にあるものは過量のイソブタン7であり、第1静的混合器1と第2静的混合器2に戻るよう循環される。フラッシュタンク5の下部にあるものは主にアルキレート剤と一部のイソブタン7であり、分留塔6に入り分留される。分留塔の中上部にあるものはイソブタン7であり、冷却後に第1静的混合器1と第2静的混合器2に戻るよう循環され、低い反応温度を確保する。分留塔6の中部にあるものは正ブタン9であり、中下部にあるものは軽質アルキレート10であり、下部にあるものは重質アルキレート11である。反応により得られるアルキレートの歩留まりは、アルケン原料体積の176%となり、アルケン転化率は98%となり、アルキレートにおけるC8組成の割合は76wt%となる。また、TMP/DMHは6.7である。
実施例16
図2は、反応プロセスを示している。実施例15と比べ、図に示されるように静的混合器と充填塔が共同構造の形で新型反応器を構成している。それは、図1における第3静的混合器に当たり、フラッシュタンク5を利用していない。図2において、16は充填塔であり、静的混合器3と一緒に反応器を構成する。
反応原料15、即ち、イソブタンと少量のプロピレンを含有するブテンは、一定の比率(5対1)にて一部の循環イソブタンと混合し、第1静的混合器1を通して十分に混合される。そして、静的混合器1で十分に混合された補充複合イオン液体14、循環複合イオン液体13と一部の循環イソブタン7の混合原料と一緒に第3静的混合器3に入り、十分に混合されてから、充填塔16に入り、原料は連続的にアルキル化反応が発生することを維持する。反応温度は5℃であり、圧力は0.6MPaであり、反応器内における総アルカンとアルケンとの比率を30対1に維持する。反応後の原料は、沈降器4で沈降分離され、最も低い層部分のイオン液体12は再生器に入り再生され、中下部のイオン液体13は第2静的混合器2に戻るよう循環され、上層における過量のイソブタン7とアルキレートは分留塔6に入り分留される。分留塔6の頂上にあるものはプロパン8となり、中上部にあるものはイソブタン7となり、冷却後に第1静的混合器1と第2静的混合器2に戻るよう循環され、低い反応温度を確保する。中部にあるものは正ブタン9となり、中下部にあるものは軽質アルキレート10となり、下部にあるものは重質アルキレート11となる。反応により得られるアルキレートの歩留まりは、アルケン原料体積の182%となり、アルケン転化率は99%となり、アルキレートにおけるC8組成の割合は82wt%となる。また、TMP/DMHは8.2である。
実施例17
図3は、反応プロセスを示している。実施例16の反応プロセスと比べ、フラッシュタンクの応用を追加し、充填塔16を空塔17に替えた。空塔17は静的混合器3と共に反応器を構成する。反応原料15、即ち、イソブタンとブテンは、一定の比率(1対1)にて一部の循環イソブタン7と混合し、第1静的混合器1で十分に混合されてから、静的混合器で十分に混合された補充複合イオン液体14と、循環複合イオン液体13と一部の循環イソブタン7との混合原料と共に第3静的混合器3に入り、十分に混合される。そして、原料は空塔17に入り、アルキル化反応が継続的に行われる状態を保つ。第3静的混合器3と空塔17には、熱取り装置が設けられており、反応で発生した熱を移転させる。反応温度は60℃であり、圧力は1.2MPaであり、反応器内における総アルカンとアルケンとの比率は80対1である。反応後の原料は沈降器4で沈降分離され、最も低い層部分のイオン液体12は再生器に入り再生され、中下部の複合イオン液体13は第2静的混合器2に戻るよう循環され、上層における過量のイソブタンとアルキレートはフラッシュタンク5に入りフラッシュ蒸発される。フラッシュタンク5頂上の出口にあるものは過量のイソブタン7となり、第1静的混合器1と第2静的混合器2に戻るよう循環される。フラッシュタンク5下部にあるものは主にアルキレート剤と一部のイソブタン7となり、分留塔6に入り分留される。分留塔6の中上部にあるものはイソブタン7となり、第1静的混合器1と第2静的混合器2に戻るよう循環され、分留塔6の中部にあるものは正ブタン9となり、中下部にあるものは軽質アルキレート10となり、下部にあるものは重質アルキレート11となる。反応により得られるアルキレートの歩留まりは、アルケン原料体積の176%となり、アルケン転化率は99%となり、アルキレートにおけるC8組成の割合は76wt%となる。また、TMP/DMHは6.4である。
(5)イオン液体を触媒とした安定性に関する実験
実施例18
実施例13と同じ条件で、反応アルケン原料を連続的にフィードし、産物を連続的に反応釜から排出させ、1時間ごとに排気ガスにおけるアルケンの含有量とアルキレートの組成を測定する。48時間の連続反応でも排気ガスからC4アルケンを検知していないという結果が得られ、アルケンが全部転化されたことが証明された。それと同時に、各時間ごとにサンプリングしたアルキレートに対するクロマトグラフィー測定により、48時間の連続反応過程において、アルキレートの組成には変化がなく、C8組成の割合が78%であり、C8組成におけるトリメチロール・プロパンの割合が74%であることが分かった。本実施例では、複合イオン液体が長時間の触媒安定性を持っていることが証明された。
最後に以下のことを説明しておきたい。以上の実施例は、単に本発明を説明するものであって制限するものではない。好適な実施例を参照して本発明を詳しく説明したが、本発明のアイデアと範囲内において本発明を修正すること或いは均等に変換することが本発明の権利範囲内にあることは当業者には理解されよう。
静的混合器反応装置のフローチャート図。 充填塔付きの静的混合器反応装置のフローチャート図。 空塔付きの静的混合器反応装置のフローチャート図。

Claims (27)

  1. 複合イオン液体を触媒としたアルキレートの製造方法であって、イソブタンとC4アルケンの混合物を原料とし複合イオン液体を触媒としてアルキル化反応が行なわれ、反応原料におけるアルカンとアルケンの比率が1対1よりも大きく、複合イオン液体触媒の組成において、陽イオンはアルキル基を有するアミンの水素ハロゲン化物或いはピリディンの水素ハロゲン化物からなり、陰イオンは2種類又は2種類以上の金属化合物より得られる複合配位の陰イオンからなり、一種の金属化合物はアルミ金属化合物であり、その他の金属化合物は鉄或いは亜鉛の硫酸塩或いは硝酸塩、もしくはニッケルのハロゲン化物或いは硫酸塩或いは硝酸塩であることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  2. 請求項1に記載のアルキレートの製造方法において、前記アルキル基を有するアミンの水素ハロゲン化物或いはピリディンの水素ハロゲン化物における窒素原子は4つの置換基により飽和されており、且つその4つの置換基の中には少なくとも1つの水素原子と1つのアルキル置換基とが含まれることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載のアルキレートの製造方法において、前記アルミ金属化合物はアルミのハロゲン化物であり、アルミ金属化合物とその他の金属化合物のモル比はそれぞれ1対100〜100対1であることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  4. 請求項3に記載のアルキレートの製造方法において、アルミ金属化合物とその他の金属化合物のモル比はそれぞれ1対1〜100対1であることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  5. 請求項2に記載のアルキレートの製造方法において、前記アルキル置換基は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、アミル基及びヘキシル基の少なくともいずれか1つであることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  6. 請求項2に記載のアルキレートの製造方法において、前記アルミ金属化合物は塩化アルミニウムであることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  7. 請求項1に記載のアルキレートの製造方法において、反応原料におけるC4アルケンは2−ブテン、イソブテン、1−ブテンの中の1種或いは2種或いは2種以上の混合物であることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  8. 請求項1に記載のアルキレートの製造方法において、アルキル化反応の反応温度は−20〜100℃であり、反応原料が液体状態に維持されるよう反応圧力を制御することを特徴とするアルキレートの製造方法。
  9. 請求項8に記載のアルキレートの製造方法において、反応圧力は0.1〜1.6MPaで有り、反応時間はおよそ2秒間〜30分間であることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  10. 請求項8又は9に記載のアルキレートの製造方法において、アルキル化反応の反応温度は0〜50℃であることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のアルキレートの製造方法において、陰イオンを用いるアルミ金属のイオン液体を原料とし、非酸化環境にて、前記その他の一種或いは一種以上の金属化合物と共に添加される金属化合物の固体が液体になるよう完全に溶けるまで攪拌する複合イオン液体触媒の製造を備えていることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  12. 請求項11に記載のアルキレートの製造方法において、前記アルミ金属のイオン液体としての陰イオンの製造方法では、非酸化環境にて、アルミ金属化合物とアルキル基を有するアミンの水素ハロゲン化物或いはピリディンの水素ハロゲン化物がモル比1対1〜2.5対1の比率にて混合して加熱され、アルミ金属化合物の固体が液体になるよう完全に溶けるまで攪拌されるようになっていることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  13. 請求項11又は12に記載のアルキレートの製造方法において、イオン液体を形成する反応は、飽和アルカン溶剤の中又はアルキレートとしての溶剤の中で行われ、反応温度はおよそ80〜100℃であり、攪拌時間はおよそ1〜3時間であることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載のアルキレートの製造方法において、非酸化環境にて、アルミ金属化合物と、その他の一種或いは一種以上の金属化合物と、アルキル基を有するアミンの水素ハロゲン化物或いはピリディンの水素ハロゲン化物とが混合され、金属化合物の総添加量と水素ハロゲン化物の添加量とのモル比は1対1〜2.5対1であり、常温条件で金属化合物の固体が液体になるよう完全に溶けるまで攪拌反応が行われる複合イオン液体触媒の製造方法を備えていることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  15. 請求項1に記載のアルキレートの製造方法において、アルキル化反応は、高圧反応釜の中で行われ、間欠反応過程或いは連続反応過程であることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  16. 請求項1に記載のアルキレートの製造方法に用いられる静的混合器反応装置であって、
    アルキル化反応させることに用いる静的混合器と、
    反応済みの物質を収納し、沈降分離させることに用いる沈降器と、
    その上部の分留を原料混合器に送り返すことに用いる分留装置と
    を少なくとも備えることを特徴とする静的混合器反応装置。
  17. 請求項16に記載の反応装置において、前記静的混合器は、
    反応原料の混合に用いられる第1静的混合器と、
    一部の循環イソブタンと複合イオン液体との混合に用いられる第2静的混合器と、
    第1、第2の静的混合器からの混合原料をアルキル化反応させることに用いられる第3静的混合器と
    を備えることを特徴とする静的混合器反応装置。
  18. 請求項16に記載の反応装置において、沈降器と分留装置との間にはフラッシュタンクが設けられ、その上部側の出口を通して反応過量のイソブタンが原料混合器に戻るよう循環され、その下部側出口を通して反応産物が分留装置に送り込まれることを特徴とする静的混合器反応装置。
  19. 請求項16に記載の反応装置において、沈降器には1つの原料入り口と3つの出口が設けられ、そのうちの1つの出口は下部に設けられ、また、複合イオン液体再生器も設置されていることを特徴とする静的混合器反応装置。
  20. 請求項16,17,18又は19に記載の反応装置において、各静的混合器は、それぞれ一段の静的混合器を用いて構成されているか、或いは数段の静的混合器が直列又は並列するよう構成されていることを特徴とする静的混合器反応装置。
  21. 請求項16又は17に記載の反応装置において、静的混合器は連続的なアルキル化反応を維持するための1つの充填塔或いは1つの空塔と連設されていることを特徴とする静的混合器反応装置。
  22. 複合イオン液体を触媒としたアルキレートの製造方法であって、請求項16〜21のいずれか一項に記載の反応装置にて実現される連続的なアルキル化反応過程が用いられ、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法にて反応原料と触媒が確定され、且つ反応原料としてのイソブタンと複合イオン液体触媒は部分的に循環可能であることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  23. 請求項22に記載のアルキレートの製造方法において、
    反応原料と複合イオン液体とを静的混合器に入れて十分に混ぜ合わせ、アルキル化反応を発生させる工程と、
    反応後の原料を沈降器に入れて沈降分離する工程と、
    反応産物を分留処理した後にアルキレート完成品を収集する工程と
    を備えることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  24. 請求項23に記載のアルキレートの製造方法において、3つの静的混合器を用いて予め混合及びアルキル化反応が行われ、
    反応原料のイソブタンとC4アルケンの混合物とを一部の循環イソブタンと共に第1静的混合器に入れて十分に混合するステップと、
    補充された複合イオン液体を第2静的混合器を通して循環複合イオン液体及び一部の循環イソブタンと十分に混ぜ合わせるステップと、
    第1静的混合器からの原料及び第2静的混合器からの原料の双方を第3静的混合器に入れて十分に混合しながらアルキル化反応を発生させるステップと
    を備えることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  25. 請求項24に記載のアルキレートの製造方法において、反応後の原料は沈降器で沈降分離され、その上層が過量のイソブタンとアルキレートとなり、この部分の原料がフラッシュタンクでフラッシュ蒸発され或いは直接に分留塔に入り、中下部にある複合イオン液体は、第2静的混合器に戻るよう循環され、一番下層部分の複合イオン液体は、再生器に入り再生されることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  26. 請求項25に記載のアルキレートの製造方法において、沈降器の上部側出口から出された過量のイソブタンとアルキレートとの混合物はフラッシュ蒸発され、フラッシュタンク上部側の出口にあるものは過量のイソブタンであって第1静的混合器と第2静的混合に戻るよう循環され、その下部にあるものは主にアルキレート剤と一部のイソブタンであって分留塔に入り分留されることを特徴とするアルキレートの製造方法。
  27. 請求項25に記載のアルキレートの製造方法において、原料は分留塔に入り分留され、中上部にあるものはイソブタンであって第1静的混合器と第2静的混合器に戻るよう循環され、中下部にあるものは軽質アルキレートであり、下部にあるものは重質アルキレートであることを特徴とするアルキレートの製造方法。
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