JPH10504343A - 高オクタン価ガソリン成分の製造方法および触媒 - Google Patents
高オクタン価ガソリン成分の製造方法および触媒Info
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Abstract
(57)【要約】
イソブタンと、オレフィン類、好ましくはブチレン類とで構成され、そのモル比が1〜40である供給原料を、約50〜約160℃の温度および約1〜約40気圧で、その活性成分が多孔質の有機もしくは無機のマトリックス中に分散させた、一般式:Hk(Me1)l(Me2)mOnXp(式中、k=1〜6,l=1〜3,m=1〜5,n=1〜10,p=2〜10)で表される金属錯体化合物または金属オキソ高分子化合物である不均一系酸触媒と接触させ、次いで失活した触媒を有機もしくは無機の溶媒で抽出再生することからなる高オクタン価ガソリン成分の製造方法。
Description
【発明の詳細な説明】
高オクタン価ガソリン成分の製造方法および触媒技術分野
本発明は、触媒化学に関し、さらに詳細には、石油精製工業と石油化学工業に
おける高オクタン価ガソリン成分の製造方法に関する。
本発明は、イソパラフィン類とオレフィン類を反応させて高分子量のイソパラ
フィン炭化水素を生成させる反応に基づいたアルキル化法に関する。従来の技術
イソブタンのブチレン類によるアルキル化は伝統的に工業界で利用され、イソ
パラフィンの炭化水素の混合物、すなわちいわゆるオクタン価が82〜92MMのアル
キレートが製造されている。工業的アルキル化法の一般的な触媒は、硫酸または
そのフッ素化誘導体(ヨーロッパ特許出願公開第0433954A1号)およびフッ化水
素酸である。硫酸を使用する方法は反応温度を3〜8℃と低く維持するため人工
冷却(artificial cold)を利用し、酸の濃度は、反応系に連続的に新しい酸を加
え使用済の酸を取り出すことによって約88〜約94重量%にする。
フッ化水素酸と硫酸によるアルキル化のプラントは世界中で利用されている。
しかしフッ化水素酸は硫酸より危険であり、それが、いくつもの国でこの触媒を
使用するプラントの建設が拒否されている理由である。これらの方法は、運転経
費の額および/または運転時の安全性によって選択される。
フッ化水素酸によるアルキル化法は通常、アルキレート1トン当り0.5〜0.8kg
のフッ化水素酸を使用し、一方、硫酸によるアルキル化法ははるかに大量の硫酸
、すなわちアルキレート1トン当り60〜100kgの硫酸を使用する。
酸の消費量が高いと酸の再生プラントを使用することが必要になり、そのプラ
ントをアルキル化プラントと組合わせて使用しなければならない。
アルキレートの世界の年間生産量は、5100万トンに達しており、そしてテトラ
エチル鉛、ベンゼンおよび芳香族炭化水素類全体の含有量に関する自動車ガソリ
ンの生態学的基準が一層厳しいため、西暦2000年までに5倍まで成長すると予想
されている。
広く知られている工業的アルキル化法には以下のような欠点がある。すなわち
−硫酸とフッ化水素酸の高い毒性と腐蝕性、
−使用済の酸の利用の問題、および
−触媒を製品混合物から回収し次いでアルカリ性にする必要があることであるが
、これらの要因によって、高い生態学的危険がもたらされかつ工業上の観点から
みて経済的効率が不十分になる。
これらの問題点を理解するため、この10年間に、固体酸触媒を開発して、気体
(原料)−固体(触媒)または液体(原料)−固体(触媒)の不均一系でアルキ
ル化法と実施する集中的な研究が行われてきた。この方法によって、アルキル化
法は生態学的に一層安全になる。
固体アルキル化触媒を開発するのにいくつもの方法を選び出すことが得策であ
る。
第一の方法は、長年にわたって知られている(伝統的な)活性成分を、無機の
支持体に適用する〔ヘテロジェナイズする(heteroge
nize)〕ことによって、アルキル化触媒を改良することを示唆している。この方
法の固有の特徴は、活性成分として、プロトン含有酸類(H2SO4,HF,CF3SO3H)
およびルイス酸類(AlCl3,BF3,BCl3,SbF5など)の両者を使用することである
。特許されているものの性質は非常に多様である。支持体の大きな群が二つ選び
出されている。すなわち、
1.I族〜VIII族の元素を添加することで修飾された、III族またはIV族の金
属の酸化物またはその混合物(希土類元素の酸化物の場合が多い)で表される非
ゼオライトの支持体、および
2.X,Y,ZSMまたはβなどのタイプのワイドポア(wide−pore)のゼオラ
イトである。
これらの方法は、これら方法に基づいたいくつもの特許された触媒系と方法で
例示されている。
米国特許第2,804,491号には、触媒が、シリカで安定化されかつ三フッ化ホウ
素を含有するアルミングゲル(aluming gel)で示されている。日本国特許第51−6
3386号、同第57−3650号、同第59−40056号、同第59−6181号では、発明の主題
が硫酸で修飾された固体無機物のIV族金属の酸化物であり、また米国特許第3,25
1,902号、同第3,655,813号、同第4,377,721号は、イソパラフィン炭化水素をオ
レフィンでアルキル化する方法の特許である。
無機の支持体に適用された硫酸またはフルオロスルホン酸は、ヨーロッパ特許
出願公開第433954A1号にアルキル化触媒としてクレームされている。
マクロセテイキュラー(macroseticular)ポリマー類、ゼオライト類、III族
〜VIII族の金属の酸化物またはその組合わせによって形成される種類に属する無
機または有機の支持体に液相の形態で適用される両方の酸が、イソパラフィンを
オレフィンでアルキル化する際
の触媒として、ヨーロッパ特許出願公開第0542620A1号にクレームされている。
固体の非ゼオライト無機酸化物(米国特許第4,956,518号)およびZSM−4,ZS
M−18,ZSM−20のタイプのゼオライト、βゼオライト(米国特許第4,992,616号
、同第4,384,161号、PCT特許願第US/92/00948号)に適用したAlCl3,BF3,BCl3
,SbF5のタイプのルイス酸によって、ブチレン類によるイソブタンのアルキル化
が触媒された。
上記特許にしたがって、ワイドポアのゼオライトをルイス酸と組み合わせて適
用すると、触媒の活性とアルキル化の選択性が高まる。この種の触媒の欠点は、
活性触媒成分として、毒性が高くかつ強力な化合物を利用することである。
第二の方法は、固体酸類から新しい性質の活性成分をさがし合成する方法であ
る。まず第一に、カチオンの型を変えることによって各種のゼオライトの酸特性
を増強し、脱アルミニウム法を用いることが必要である。
この方法は、ワイドポアの結晶性アルミノケイ酸塩のゼオライトXとYおよび
そのカチオン型によって例示され、これらの化合物は、米国特許第1003,251,902
号、同第3,549,557号、同第3,655,813号、同第3,893,942号、同第4,992,615号;
フランス特許第1,598,716号;ドイツ特許第1,118,181号;およびソ連邦発明者証
第1622358号に、アルキル化触媒として推薦されている。
第三の方法は、強い酸特性を示すグラフトされた(固定化された)官能基を有
する高分子マトリックスを用いることに基づいた方法である。
カチオン型のマクロセティキュラー有機イオン交換樹脂が、アルキル化触媒と
して米国特許第3,862,258号および同第3,855,342号
に開示されている。
上記分析は、イソパラフィン炭化水素類(とりわけイソブタン)をオレフィン
類(ブチレン類)でアルキル化して高オクタン価ガソリン成分(イソパラフィン
炭化水素類の混合物)を製造する新しい方法を扱っており、その目的のために異
なる性質の固体酸触媒が用いられている。
しかし、これらの触媒は、二回の再生の間の一回の運転で触媒1g当り得られ
るアルキレートの量で表される触媒力が低く、かつ1gの触媒で1時間で得られ
るアルキレートのグラム数で表されるアルキレート生成効率が低い。大部分の特
許は、オートクレーブによる周期的モード(periodic mode)で得た実験データ
を提供している。上記理由から、上記の規模で、前記の諸触媒は実用性が見出せ
ずしかも工業規模では紹介されていない。
使用される触媒が、水またはそれを含有する化合物の存在下、ルイス酸(BF3
,AlCl3,BCl3,SbF5)で修飾したワイドポアのゼオライトのZSM−3,ZSM−4
,ZSM−12,ZSM−18,ZSM−20であって、プロセスの性能を改善することを特徴
とする、4〜22個の炭素原子を有するイソパラフィン類を、2〜12個の炭素原子
を有するオレフィンでアルキル化する方法が知られている(米国特許第4,992,61
6号)。新しい触媒を使用した結果得られた、反容器容積の生産性、初期オレフ
ィンに対する収率および触媒力は次のとおりである。
2.0〜2.1g/g触媒 Xhr
190〜210重量%
500〜600gアルキレート/g触媒
この請求項に記載の方法は、高毒性で腐食性のルイス酸を含有する触媒が用い
られ、しかもその触媒は再生できない点が欠点である
。
日本国特許第61−242461(A)号にはイソパラフィン類をオレフィン類でアル
キル化するのに用いる触媒として、硫酸成分と希土類元素化合物をIV族金属の酸
化物中に導入し次いで400〜800℃の温度範囲で焼成して活性化することによって
得られる触媒が開示されている。そのアルキル化法は、0〜200℃の温度、1〜6
0気圧の圧力、およびモル比が1〜20のイソブタンとオレフィン類を含有する供
給原料で実施される。新しい触媒を利用した結果、得られた反応器容積の生産性
、初期オレフィンに対する収率および触媒力は次のとおりである。
0.2〜0.3g/g触媒 Xhr
99〜100重量%
20〜50gアルキレート/g触媒
その失活した触媒は、空気中、400〜500℃の温度範囲で焼成することによって
酸化再生させることができる。
この請求項に記載の触媒の欠点は、触媒力が低くかつ初期オレフィンに対する
アルキレート収率が低いことである。発明の説明
本発明の主要目的は、不均一系固体酸触媒でイソブタンをブチレン類でアルキ
ル化することによる、高オクタン価ガソリン成分の静態学的に安全な製造方法を
提供することである。
上記目的は反応器の容器に次のような触媒を入れることによって達成される。
すなわち、その触媒は、一般式Hk(Me1)l(Me2)mOnXp(式中、k=1〜6
,l=1〜3,m=1〜5,n=1〜10,p=2〜10であり、Me1はIV族の金属
のTi,Zr,Hf,Snであり、Me2はII〜IV族の金属であり、XはF-,Cl-,SO4 2-,
PO4 3-
,FSO3 -,ClSO3 -,FPO3 2-,F2PO2 -またはその任意の組合わせである)で表され
る金属錯体化合物または金属オキソ高分子化合物(metaloxopolymexic compound
)の形態の活性成分を含有し、その活性成分は無機もしくは有機のマトリックス
の表面に化学的に固定されるかまたは塗布され、この活性成分が、基準的大きさ
が約10〜550Åの粒子の形態の多孔質マトリックスの表面に分散されており、さ
らに
多孔質の無機または有機材料で構成されているマトリックス、II−IV族の金属
の酸化物、およびVIII族の金属、例えばPt,Pd,Ru,Os,Irを含有する触媒であ
る。
本発明の発明者らの研究結果は、オレフィン類によるイソブタンのアルキル化
は、前記一般式で表されるIV族金属の金属錯体化合物または金属オキソ高分子化
合物を含み、多孔質の無機または有機の物質の表面に塗布または化学的に固定さ
れた触媒で最も有効に進行することを示し、そしてこのこととともに、従来技術
の触媒活性に比べて改良された触媒活性が、
a)イソブタンのアルキル化反応を選択して正確に触媒する狭い範囲の活性酸
性中心を決定する活性酸触媒成分の化学量論的組成、
b)反応に参画する活性中心の数を増やす、多孔質支持体の表面上の金属錯体
化合物の高い分散度、
によって保証される。
触媒を製造するのに、各種の多孔質無機物質すなわち高シリカ含有量のゼオラ
イト類、II〜IV族元素の酸化物類またはその混合物、多孔質の炭素物質および多
孔質の有機ポリマーを用いた。
II〜IV族の元素の酸化物を触媒の組成に導入することによって、触媒の活性が
増し、選択性が改善され、これは、水素不均質化反応で触媒表面の活性が増大し
て、供給原料のイソブタン成分のアルキ
ル化プロセスへの一層十分な参画が促進されるため起こる。
トリメチルペンタン類のような、最高の高オクタン価成分のアルキレートに対
する触媒力の増大と選択性の改善はさらに、VIII族の元素を触媒の組成に導入し
、次いで水素中または水素含有ガス中でアルキル化を実施することによって達成
される。この場合、活性触媒表面を不活化する高分子量オレフィン炭化水素の水
素化反応が起こる。
そのアルキル化法が、反応器の容積内での供給原料成分の超臨界状態を保証す
る温度と圧力下で実施されると、最高の触媒活性、触媒選択性および触媒が達成
される。
アルキル化を行う供給原料中に、5〜10個の炭素原子を含有する炭化水素を10
〜20重量%の量で導入すると、触媒力が増大することが見出されたのである。炭
化水素の溶解力が高いと、触媒を失活させるオレフィンの重合生成物が反応器の
容積から除かれて、二回の再生の間の時間が長くなりかつ触媒力が大きくなる。
本発明の特許請求がなされている組成物は、マルチアクション(maltiaction)
触媒に関し、すなわち再生後、その触媒特性(活性、選択性、力)を十分に回復
することができる。
本発明の特許請求がなされているアルキル化法では、触媒は、高温高圧の溶媒
を用いて、失活成分を触媒の表面から抽出することによって再生される。触媒床
を洗浄するのに、単一成分の溶媒または異なる種類の有機物質に属する複合溶媒
を使用することができる。
上記溶媒としては下記のものがある。
−芳香族炭化水素類:ベンゼン、トルエン、キシレン類など、
−酸素含有有機化合物類:エーテル、ジオキサン、メチルエチルケトンなど、
−ハロゲン含有有機化合物類:四塩化炭素、ジクロロメタン、ジク
ロロエタンなど、
−無機溶媒類:二酸化炭素、二酸化硫黄。
上記溶媒は、50〜200℃の温度でかつこの溶媒を反応器中で液体状態で存在さ
せることができる圧力の反応器空間に供給される。
上記の条件で再生が行われると、活性触媒中心から樹脂状生成物が抽出されて
新しい触媒と同様の触媒活性、触媒選択性および触媒力が再生される。
本発明の方法を用いて触媒活性の再生を行うと、従来の高温での酸化再生法と
は異なり、触媒粒子の形態および構造の特性(表面、多孔性)すなわち触媒の廃
棄寿命を何倍も増大する因子が変化しない。
対応する成分の含量が増減して前記範囲からはずれると、ブチレン類の転化率
が低くなって初期ブチレンに対するアルキレートの収量が低下し、また触媒力も
低くなるので目的生成物の収率が減少する。発明の好ましい実施態様
イソパラフィンの種類の高オクタン価ガソリン成分を製造する本発明の方法は
、、供給原料成分として、イソブタンおよび異性体の組成が異なるブチレン類、
またはイソブタンとブチレン類を含有する炭化水素画分を用いて実施される。以
下に示す諸実施例では、アルキル化供給原料として下記の工業用炭化水素画分(
重量%)を用いたときに得られた触媒活性、触媒選択性、触媒生産性および触媒
力を示す。
アルキル化触媒は次の方法で製造される。すなわちまず金属錯体化合物を合成
する。多孔質の支持体に前記金属錯体化合物の水溶液を含浸させて、100〜200℃
の温度で乾燥させる。最後に、大気空気中または不活性ガス内で約400〜約600℃
の温度にて焼成することによって活性触媒成分を製造する。
本発明の概念の優れたアイデアを理解するため、具体的な実施例を以下に示す
。実施例1
シリカゲル20gを、硝酸ジルコニル2.34gおよびクロロ白金酸の形態のPt 0.0
43gを含有する水溶液20mlと混合する。110℃で10時間乾燥し次いで550℃で3時
間焼成してアルキル化触媒支持体を得る。
ジルコニル硫酸50gを含有する水溶液100mlに塩化亜鉛8.81gを溶解して、こ
の溶液中に金属錯体化合物を生成させる。その錯体化合物は式:HZnZrO(SO4)2で
表される。得られた溶液を、水浴上で5時間、95℃に保持する。
得られた溶液中に、アルキル化触媒の支持体を導入して3時間保持し、150℃
で10時間乾燥し次いで550℃で3時間焼成する。得られたアルキル化触媒は、以
下の化学組成:ZrO2−5.4重量%,HZnZrO(SO4)2−12.2重量%、SiO2−81.0重量
%,Pt−0.2重量%を有し
ている。
流動管形反応容器に触媒(10g)を充填する。この反応容器を75℃まで予熱し
、ヘリウムを通過させ次いでイソブタンの画分を3g/g触媒hrの流量で1時間
通過させる。イソブタンを通過させた後、ブチレン画分0.37kgと前記イソブタン
画分1.00kgを混合することによって調製した供給原料を6.4g/ml触媒 Xhrの流
量で供給する。供給原料のイソブタン対ブチレン類のモル比は10.3である。反応
容器中の圧力は17気圧である。反応生成物を圧力調整機を通じて分離器に入れる
。なおこの分離器は0℃に冷却されている。気体と液体の生成物を別個に、クロ
マトグラフィーの分析法を用いて検定する。上記プロセスは400時間行われる。
クロマトグラフィーによる分析データに基いて以下の事項が算出される。
−反応器容積の生産性(gアルキレート/ml触媒/hr):P=Ma/Vcat〔式中Ma
は1時間の反応で生成する液体アルキレートの量(g)でありVcatは触媒の容積
(ml)である〕、
−式:X=100×(Cn−Ck)/Cnによるブチレン類の転化率(%)〔式中、Cnは
反応器入口におけるブチレン類の濃度(mol%)であり、Ckは反応器出口における
ブチレン類の濃度(mol%)である〕、
−初期オレフィンに対するアルキレートの収率:A=P/(W×Cnv)〔式中、
Pは反応器容積の生産性であり、Wは供給原料の供給流量でありg/ml触媒 Xhr
で表され、Cnvは供給原料内のブチレン類の濃度(重量%)である〕、
−生成したアルキレート中のトリメチルペンタン類の含量:TMP=Mtmp/Mアル
キレート×100〔式中、Mtmpはアルキレート中のトリメチルペンタンの量(g)
であり、Mアルキレートは反応によって得られたアルキレートの量(g)であり
、TMPは得られたアルキレ
ート中のトリメチルペンタン類の濃度(重量%)である〕、
−触媒力:R=P×T〔式中、Pは反応器容積の生産性であり、Tはオレフィン
転化率が10%低下する時間である〕。
上記プロセスの試験結果は次のとおりである。
アルキレートの効率:E=0.93g/ml触媒/hr、
平均ブチレン転化率(400時間):X=97%、
初期ブチレン類に対する液体アルキレートの収率:A=202%、
触媒力:R=195g/ml触媒。実施例2
イソブタン/ブチレンの供給原料を25気圧の圧力下で水素で飽和させることを
除いて、実施例1と同じ方法でアルキレートを製造する。触媒の特性、諸条件お
よびプロセスの試験結果を表1に示す。実施例3〜11
温度に加えて、供給原料の流量、圧力およびイソブタン/ブチレン類のモル比
を変えることを除いて、実施例1と同じ方法でアルキレートを製造する。触媒の
特性、諸条件およびプロセスの試験結果を表1に示す。実施例12〜22
シリカゲルの表面に適用した金属錯体化合物の組成と量を変えることを除いて
、実施例1と同じ方法でアルキレートを製造する。触媒の特性とプロセスの諸条
件を表2と図に示す。実施例23〜32
多孔質支持体の化学的性質を変えることを除いて、実施例1と同じ方法でアル
キレートを製造する。触媒の特性とプロセスの試験結果を表3に示す。実施例33〜34
触媒の活性成分の分散度を変えることを除いて、実施例1と同じ
方法でアルキレートを製造する。触媒の特性とプロセスの試験結果を表4と図1
と2に示す。実施例35
供給原料を、15.2重量の量のアルキレートとともに添加することを除いて実施
例1と同じ方法でアルキレートを製造する。このプロセスの成果は次のとおりで
ある。
アルキレートの効率:E=0.95g/ml触媒 Xhr、
平均ブチレン転化率(135時間):X=97%、
初期ブチレンに対する液体アルキレートの収率:A=205%、
触媒力:R=249g/ml触媒、
トリメチルペンタン類の含量:TMP=76.3%。実施例36
実施例1の失活触媒を、管形反応器中で、5g/g触媒 Xhrのトルエン流量で
170℃,15気圧にて5時間処理した。得られた再生触媒は下記の特性を有してい
る。
アルキレートの効率:E=0.95g/ml触媒 Xhr、
平均ブチレン転化率(400hr):X=98%、
初期ブチレン類に対する液体アルキレートの収率:A=200%、
触媒力:R=195g/ml触媒。実施例37
実施例1の失活触媒を、管形反応器中で、3g/g触媒 Xhrのエーテル流量で
、90℃,29気圧にて5時間処理した。得られた再生触媒は下記の特性を有してい
る。
アルキレートの生産性:P=0.85g/ml触媒 Xhr、
平均ブチレン転化率(400時間):X=96%、
初期ブチレン類に対する液体アルキレートの収率:A=180%、
触媒力:R=174g/ml触媒。実施例38
実施例1の失活触媒を、管形反応容器中で、7g/g触媒 Xhrのジクロロエタ
ン流量で、110℃,35気圧にて5時間処理する。得られた再生触媒は下記の特性
を有している。
アルキレートの効率:E=0.99g/ml触媒 Xhr、
平均ブチレン転化率(400hr):X=98%、
初期ブチレン類に対する液体アルキレートの収率:A=195%、
触媒力:R=192g/ml触媒。実施例39
実施例1の失活触媒を、管形反応容器中で、9g/g触媒 Xhrの二酸化炭素流
量で、60℃,90気圧にて5時間処理する。得られた再生触媒は下記の特性を有し
ている。
アルキレートの効率:E=0.97g/ml触媒 Xhr、
ブチレン転化率(400時間):X=98%、
初期ブチレン類に対する液体アルキレートの収率:A=204%、
触媒力:R=197g/ml触媒。産業上の適用性
特許請求がなされた本発明の方法には、工業に各種の用途が見出され生態学的
に純粋な燃料を得ることができる。また本発明の方法は石油精製工業を含む化学
工業の各種分野で利用できる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 フィネビチ,バレンティナ ペトロフナ
ロシア連邦,644092,オムスク,ウリツァ
ペレレタ,2−241
(72)発明者 ウルヅントセフ,グレブ アレキサンドロ
ビチ
ロシア連邦,644079,オムスク,ウリツァ
10 レット オクトヤブレヤ 105−168
(72)発明者 ルゴブスコイ,アレキサンドル イバノビ
チ
ロシア連邦,390005,ルヤザン,ウリツァ
タタルスカヤ,118−169
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.イソブタンと、オレフィン類、好ましくはブチレン類とで構成されている 供給原料を、約50〜約160℃の温度および1〜40気圧の圧力下で不均一系酸触媒 と接触させ、そしてアルキル化の領域におけるイソブタン/オレフィン類の比率 が1〜40に維持されていることからなる高オクタン価ガソリン成分の製造方法で あって、 基準的大きさが10〜500Åの粒子の形態の多孔質マトリックスの表面に分散さ せた。一般式:Hk(Me1)l(Me2)mOnXp(式中、k=1〜6,l=1〜3, m=1〜5,n=1〜10,p=2〜10)で表される金属錯体化合物または金属オ キソ高分子化合物を含有する固体の不均一系酸触媒を使用して実施することを特 徴とする方法。 2.アルキル化を、全供給原料成分を超臨界状態で反応器容積中に入れ、P= F(T)の関係で相互に関連する温度と圧力下で実施することを特徴とする請求 項1記載の方法。 3.全供給原料成分を、液体状態で前記反応器容積に入れることを特徴とする 請求項1記載の方法。 4.前記アルキル化供給原料に、5〜10個の炭素原子を含有する炭化水素を1 〜20重量%の量でさらに添加することを特徴とする請求項2または3記載の方法 。 5.前記アルキル化供給原料に、水素または水素含有ガスを0.5〜5重量%の 量でさらに添加することを特徴とする請求項2または3記載の方法。 6.イソブタンとオレフィン類とで構成された供給原料を、50〜160℃の温度 と1〜40気圧の圧力下で接触させることによって、高オクタン価ガソリン成分を 製造するための触媒であって、 基準的大きさが10〜550Åの粒子の形態の多孔質マトリックスの表面に分散さ せた、一般式:Hk(Me1)l(Me2)mOnXp(式中、k=1〜6,l=1〜3, m=1〜5,n=1〜10,p=2〜10)で表される金属錯体化合物または金属オ キソ高分子化合物であることを特徴とする触媒。 7.一般式:Hk(Me1)l(Me2)mOnXpで表される前記金属錯体化合物がIV 族の金属を含有し、式中Me1がTi,Zr,Hfであることを特徴とする請求項6記載 の触媒。 8.一般式:Hk(Me1)l(Me2)mOnXpで表される前記金属錯体化合物がII 〜III族の金属を含有し、式中Me2がZn,Cd,Alであることを特徴とする請求項6 記載の触媒。 9.一般式:Hk(Me1)l(Me2)mOnXpで表される前記金属錯体化合物が、 配位子として、アニオン類:X=F-,Cl-,SO4 2-,PO4 3-,FSO3 -,ClSO3 -,FPO3 2- ,F2PO2 -またはその任意の組合わせを含有していることを特徴とする請求項 6記載の触媒。 10.触媒が、前記金属錯体化合物を、3〜50重量%の量で含有していることを 特徴とする請求項6記載の触媒。 11.触媒がさらに、VIII族の金属を0.01〜1.0重量%の量で含有していること を特徴とする請求項6記載の触媒。 12.触媒がさらに、II〜IV族の金属の酸化物を0.1〜20.0重量%の量で含有し ていることを特徴とする請求項6記載の触媒。 13.アルキル化触媒のマトリックスが多孔質の無機材料で構成されていること を特徴とする請求項6記載の触媒。 14.アルキル化触媒のマトリックスが多孔質の炭素材料で構成されていること を特徴とする請求項6記載の触媒。 15.触媒マトリックスが多孔質の有機材料で構成されていることを特徴とする 請求項6記載の触媒。 16.触媒が、異なる種類の有機化合物、例えば芳香族炭化水素類、イソパラフ ィン類、酸素含有有機化合物類、ハロゲン含有有機化合物類に属する溶媒もしく はその溶媒の混合物、または二酸化硫黄、二酸化炭素のような無機溶媒によって 、50〜200℃の温度および約1〜約100気圧の圧力下で再生されることを特徴とす る請求項6記載のアルキル化触媒。
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