JP2526630B2 - 可塑剤ブリ―ド防止剤、それを含む熱可塑性樹脂成型品及びそれを使用する可塑剤ブリ―ド防止方法 - Google Patents

可塑剤ブリ―ド防止剤、それを含む熱可塑性樹脂成型品及びそれを使用する可塑剤ブリ―ド防止方法

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JP2526630B2 JP63070778A JP7077888A JP2526630B2 JP 2526630 B2 JP2526630 B2 JP 2526630B2 JP 63070778 A JP63070778 A JP 63070778A JP 7077888 A JP7077888 A JP 7077888A JP 2526630 B2 JP2526630 B2 JP 2526630B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、可塑剤ブリード防止剤、それを含む熱可塑
性樹脂成型品及びそれを使用する可塑剤ブリード防止方
法に関する。
従来の技術とその問題点 従来自動車の内装品等に使用されているフィルム、レ
ザー、シートなどの軟質樹脂製品には、原料である塩化
ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂を軟化させるために、多
量の可塑剤が配合されている。ところがこの可塑剤は、
樹脂成型品表面に浸み出す、所謂ブリードする性質に有
しており、そのため、使用時及び製造時において、以下
の如き不都合が生じる。
即ち製造時には、例えば成形されロール状に巻かれた
フィルムの表面同士が、浸出してきた可塑剤によって付
着し、二次加工工程でのフィルムの巻戻しが困難になっ
て、作業性が著るしく悪化する。しかも二次加工によっ
て得られる製品同士も付着し易く、不良品率が極めて高
くなる。
また使用時には、樹脂成型品は浸出した可塑剤により
粘着性を有しているため、埃、ごみ等を極めて吸着し易
く、自動車内部の汚れの主な原因となっている。また、
浸出した可塑剤が蒸発して窓ガラス、フロントガラス等
に凝縮して曇りを生じさせ、視界を遮るという重大な問
題点も生じている。
上記の如き問題点を解消する方法として、軟質樹脂フ
ィルムを連続的に製造するに当り、フィルムをロール状
に巻きとる直前に、フィルムの表面に1)デンプン、タ
ルク等、2)ポリビニルアルコール部分ケン化物(特開
昭60−6734号)等の粘着防止剤を散布する方法等が提案
されている。しかしながら、これらの粘着剤は粉末であ
るため、その飛散による公害が問題となったり、透明製
品及び青色製品の外観が著るしく損われるという欠点が
ある。
問題点を解決するための手段 本発明者は、上記従来技術の問題点に鑑みて鋭意研究
を重ねた結果、パーフルオロアルキル基又はパーフルオ
ロアルケニル基を有するある種の化合物を含む可塑剤の
ブリード防止剤を、樹脂に添加するか又は該防止剤で樹
脂成型物の表面を被覆することによって、1)可塑剤の
浸出を防止でき、粘着性のない樹脂成型品が得られるこ
と、並びに2)得られる樹脂成型品が、従来のもに比べ
表面平滑性等の外観上の性質及び透明性に著るしく優れ
ていることを見い出し、本発明を完成した。
即ち本発明は、以下に示す可塑剤ブリード防止剤、そ
れを含む熱可塑性樹脂成型品及びそれを使用する可塑剤
ブリード防止方法を提供するものである。
炭素数4〜21のパーフルオロアルキル基又はパーフ
ルオロアルケニル基を有する化合物からなる可塑剤ブリ
ード防止剤。
熱可塑性100重量部、可塑剤30〜300重量部及び炭素
数4〜21のパーフルオロアルキル基又はパーフルオロア
ルケニル基を有する化合物からなる可塑剤ブリード防止
剤0.03〜20重量部を含む熱可塑性樹脂成型品。
熱可塑性樹脂及び可塑剤を含む熱可塑性樹脂成型品
を、炭素数4〜21のパーフルオロアルキル基又はパーフ
ルオロアルケニル基を有する化合物からなる可塑剤ブリ
ード防止剤で被覆することを特徴とする可塑剤ブリード
防止方法。
本発明で可塑剤ブリード防止剤として使用する炭素数
4〜21のパーフルオロアルキル基又はパーフルオロアル
ケニル基を有する化合物としては、例えば以下(a)〜
(d)の化合物を挙げることができる。
(a)一般式 〔式中Rfは、炭素数4〜21のパーフルオロアルキル基又
はパーフルオロアルケニル基、R1は水素原子、アルカリ
金属原子、置換基として炭素数1〜10のアルキル基若し
くはヒドロキシアルキル基を有することのあるアンモニ
ウム基又は炭素数1〜5のアルキル基、R2は炭素数1〜
10のアルキレン基又は基−CH2CH(OR5)CH2−(式中R5
は水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を示す。)、
R3は水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基、R4は炭素
数1〜10のアルキレン基を示す。但し、i、j、kは整
数であり、i>0、j≧0、K≧0、i+j+k=3と
する。〕 若しくは一般式 〔式中Rf、R1は上記に同じ。但し、j、kは整数であ
り、j≧0、k≧0、j+k=2とする。〕 で表わされるリン酸エステル、ホスホン酸エステル若し
くはホスフィン酸エステル又はその塩。これらの化合物
は公知化合物であり、例えば、特公昭57−48035号等に
記載されている。
以下に上記リン酸エステル等の具体例を挙げる。
(b)一般式 RfR2OCOCR6=CH2 RfSO2NR3R4OCOR6=CH2 RfR2CH=CH2若しくは RfCH=CH2 〔式中、Rf、R2、R3及びR4は上記に同じ。R6は水素原子
又はメチル基を示す。〕 で表わされるアクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
ル若しくはビニル化合物の単独重合体又は該アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル若しくはビニル化合物
とこれに重合可能なモノマーとの共重合体。これらの化
合物は公知化合物であり、例えば、特公昭53−4160号等
に記載されている。以下に上記(メタ)アクリル酸エス
テル又はビニル化合物の具体例を示す。
CF3(CF24CH2OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF2(CH22OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF26OCOCH=CH2 CF3(CF27CH2CH2OCOCH=CH2 CF3CF2(CF2CF22〜8(CH2CH22OCOCH=CH2 (CF33C(CF2CF22CH2CH2OCOCH=CH2 CF3CF2(CF2CF23CH=CH2 上記(メタ)アクリル酸エステルに共重合可能なモノ
マーとしては例えばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、シクロヘキシル、ベンジル、オクチル、2−エチル
ヘキシル、ラウリル、トリデシル、セチル、ステアリ
ル、メトキシエチル、エトキシエチル、ブトキシエチ
ル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシ−3−クロ
ロプロピル、ジエチルアミノエチル、グリシジル及びテ
トラヒドロフルフリルエステル、アクリル酸アミド、メ
タアクリル酸アミド、炭素数2〜18の1価の有機酸のビ
ニルエーテル、炭素数1〜18のアルキルのビニルエーテ
ル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、
メタアクリロニトリル、(メタ)クロキシプロピルトリ
メトキシシラン等を挙げることができる。
尚、共重合可能な単量体であっても、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコールのアクリル酸エス
テル及びメタクリル酸エステル並びにアクリル酸及びメ
タクリル酸等の水溶性単量体は、非粘着性を阻害してブ
リード防止に効かない共重合体を与えるので、このよう
な単量体は、不適当である。また、かかる共重合体は、
界面活性剤である。
上記(メタ)アクリル酸エステルとモノマーとの共重
合体を得るには、通常の重合反応が何れも採用できる。
(メタ)アクリル酸エステルとモノマーとの重合割合
は、通常前者が20重量%以上含まれることが好ましい。
(c)一般式 〔式中、Rfは上記に同じ。lは1〜3の整数を示す。〕 で表わされる含フッ素化合物の単独重合体若しくは該含
フッ素化合物とこれに共重合可能なモノマーとの共重合
体。この重合体は、公知の化合物であり、例えば特開昭
58−8757号に記載されている。
上記一般式で表わされる含フッ素化合物の具体例を以
下に挙げる。
また、上記含フッ素化合物と共重合可能なモノマーと
しては、例えば、環状酸無水物、環状エステル、環状エ
ーテル、環状ホルマール、エポキシド等を挙げることが
できる。
環状酸無水物とは、隣接する2つの炭素原子に結合し
た2つのカルボキシル基から脱水された形の五員環化合
物であり、その具体例としては、例えば、無水コハク
酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水ピロメリト
酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸無水物、テトラ
ヒドロフタル酸無水物、1,2,3,4−シクロペンタンテト
ラカルボン酸二無水物、1,2−ジシクロブタンジカルボ
ン酸無水物、無水エンディック酸、1,2−ナフタレンジ
カルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸等並びにこ
れらの置換体等を挙げることができる。
環状エステルとしては、例えば、β−プロピオラクト
ン、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、ε−カ
プロラクトン、パーフルオロ−γ−ブチロラクトン等を
挙げることができる。
環状エーテルの具体例としては、例えば、オキセタ
ン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、3,3−
ビス(クロロメチル)オキセタン、パーフルオロオキセ
タン等を挙げることができる。
環状ホルマールの具体例としては、例えば、1,3−ジ
オキソラン、トリオキソラン、テトラオキソラン、1,3,
6−トリオキソカン、1,3,5−トリオキソカン等を挙げる
ことができる。
エポキシドの具体例としては、例えば、エチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、エピクロルヒドリン、エピ
フルオルヒドリン、パーフルオロプロピレンオキシド、
イソブチレンオキサイド、ブタジエンオキシド、メチル
グリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル等を挙
げることができる。
上記含フッ素化合物とモノマーとの共重合は、通常の
共重合反応に従って行なうことができる。
(d)一般式 若しくは 〔式中、Rfは上記に同じ。Xは炭素数1〜10のアルキレ
ン基、基−CH2CH(OR5)CH2−又は基−SO2N(R3)R4
(式中R3、R4及びR5は上記に同じ。)を示し、Yは2価
の有機基を示し、Zは1価の有機基を示し、Wは2価の
有機基を示す。またR7はn価の有機基を示し、R8は炭素
数1〜5のアルキル基を示し、R9は炭素数1〜20のアル
キル基を示し、R10は炭素数5〜20のアルキル基を示
し、nは3〜10の整数を示し、mはn≧m≧1を満足す
る整数を示す。〕 で表わされるウレタン化合物。該化合物は公知化合物で
あり、例えば特開昭58−110555号公報、特開昭58−1118
98号公報、特開昭59−31751号公報、米国特許第3398182
号、同第3484281号等に記載の方法に準じて製造でき
る。
上記含フッ素ウレタン化合物の一般式中、Yである2
価の有機基としては、例えば、 等を挙げることができる。
Zである1価の有機基としては、例えば、 HOCH2CH2O−、 CH3COCH2CH(CH3)O−、 CH3COCH2CH(CH32O−、 CaH2a+1(CH2a′O−(a=1〜4,a′=2〜4)、 CaH2a+1NH−(a=1〜3)、 CaH2a+1COO−(a=1〜3)、 等を挙げることができる。
Wである2価の有機基としては、例えば、 −O(CH2bO−(b=2〜6)、 −O(CH2bNH−(b=2〜6)、 −NH(CH2bNH−(b=2〜6)、 〔R1及びR2は同一又は異なって酸素原子、イミノ基又は
炭素数1〜6のオキシアルキル基(酸素原子はベンゼン
核と直接結合していない)若しくはイミノアルキル基
(イミノ基はベンゼン核と直接結合していない)を示
す〕、 〔R1及びR2は前記に同じ。〕、−O(CH2CH2O)′−
(b′=2〜100) 等を挙げることができる。
またR7であるn価の有機基としては、例えば、 上記の如き化合物を、以下「含フッ素化合物」と総称
する。
本発明可塑剤ブリード防止剤における上記含フッ素化
合物の配合割合は、特に制限されず適宜選択すればよい
が、通常該防止剤全量の0.03〜20重量%程度とすればよ
い。また本発明可塑剤ブリード防止剤には、上記含フッ
素化合物の他の成分として、アルキル(C1218)リン
酸エステル、アルキル(C12〜C18)亜リン酸エステル、
ステアリン酸類及びそれらの塩、カルナバワックス、カ
ンデラワックス、ポリエチレンワックス、マイクロワッ
クス、FTワックス、羊毛ワックス、ミツロウ等のワック
ス類等を添加してもよい。その配合割合も特に制限され
ないが、通常該防止剤全量の0.03〜20重量%程度とすれ
ばよい。本発明可塑剤ブリード防止剤は、上記各成分を
通常の方法に従って混合することにより製造される。
本発明は熱可塑性樹脂成型品は、上記本発明可塑剤ブ
リード防止剤、熱可塑性樹脂及び可塑剤を公知の方法に
従って混練及び成形することによって製造される。熱可
塑性樹脂としては特に制限されず公知のものが何れも使
用でき、例えば塩化ビニル系樹脂等を挙げることができ
る。塩化ビニル系樹脂としては、公知のものが何れも使
用でき、例えばポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニルを主成
分とし、これに他のモノマーが共重合した樹脂等を挙げ
ることができる。
また可塑剤としては、通常この分野で常用されるもの
が何れも使用でき、例えばジオクチルフタレート、ジブ
チルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジベンジ
ルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジドデシルフ
タレート、ジウンデシルフタレート等のフタル酸エステ
ル類、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸−n−ブチ
ル、セバシン酸ジブチル等の脂肪族二塩基酸エステル
類、ペンタエリスリトールエステル、ジエチレングリコ
ールベンジエート等のグリコールエステル類、アセチル
リシノール酸メチル等の脂肪酸エステル、トリクレジル
ホスフェート、トリフェニルホスフェート等のリン酸エ
ステル、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油等のエ
ポキシ化油、アセチルトリブチルシトレート、アセチル
トリオクチルシトレート、トリ−n−ブチルシトレート
等のクエン酸エステル類、トリアルキルトリメリテー
ト、テトラ−n−オクチルピロメリテート、ポリプロピ
レンアジペート等のポリエステル類等を挙げることがで
きる。
本発明の可塑剤ブリード防止剤を熱可塑性樹脂成型品
に適用するには、熱可塑性樹脂を成型するときに、該防
止剤を可塑剤とともに練り込む方法と熱可塑性樹脂成型
品に該防止剤を被覆する方法とがある。
練り込む方法により熱可塑性樹脂を成型して、熱可塑
性樹脂成型品とする場合において、可塑剤の配合量を熱
可塑性樹脂100重量部に対し30〜300重量部程度、また含
フッ素化合物からなる可塑剤ブリード防止剤の配合量は
0.03〜20重量部程度とすればよい。可塑剤の配合量が30
重量部未満では、可塑剤のブリードが殆んど発生しな
い。また300重量部を越えて可塑剤を使用することはな
い。また本発明可塑剤ブリード防止剤の配合量が0.03重
量部未満では、ブリード防止効果が乏しく、一方20重量
部を越えてもそれ以上のブリード防止効果の向上が認め
られない。
本発明熱可塑性樹脂成型品には、必要に応じて、滑
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、染料、顔
料、充填剤、難燃剤等の通常の樹脂添加物を添加しても
よい。これら樹脂添加物の配合量は特に制限されず適宜
選択すればよい。尚、防曇等の目的で添加される界面活
性剤は非粘着性を損うので、添加するのは避けるのが好
ましい。
本発明可塑剤ブリード防止剤を用いて熱可塑性樹脂成
型品の表面を被覆し、可塑剤のブリードを防止するに
は、本発明可塑剤ブリード防止剤を適当な有機溶剤に溶
解して用いる。かかる有機溶剤としては、テトラクロロ
ジフルオロエタン、トリクロロトリフルオロエタン等の
フルオロクロロ炭化水素類、アセトン、メチルエチルケ
トン等のケトン類、ジクロロメタン、1,1,1−トリクロ
ロエタン等のクロロ炭化水素類等があり、ブリード防止
剤濃度が0.1〜10重量%程度の溶液として被覆するのが
よい。被覆方法としては、この分野で通常行なわれてい
る方法が何れも採用でき、例えば浸漬塗布、スプレー塗
布、ロール塗布、刷毛塗り等を挙げることができる。
本発明可塑剤ブリード防止剤の熱可塑性樹脂表面への
被覆量は、特に制限されず該樹脂成型品の使用目的等に
応じて適宜選択すれば良いが、通常被覆膜の膜厚が0.01
〜10μm程度となるようにすればよい。0.01μm未満で
は、ブリード防止効果が乏しく、一方10μmを越えると
シートの透明性が悪くなり、またブリード防止効果は十
分発揮されるが、高価なブリード防止剤の使用量が増加
し、製品コストが高くなり過ぎ好ましくない。
本発明熱可塑性樹脂成型品又は本発明可塑剤ブリード
防止剤で表面を被覆された樹脂成型品(以下両者を単に
「本発明樹脂成型品」とする)は、自動車の内装品に使
用されているフィルム、レザー、シート等だけでなく、
テーブルクロス、建築材料、ホース、履物、コンベアー
ベルトその他のシート、レザー等のこの分野の通常の用
途の何れにも使用できる。
発明の効果 本発明により、以下の如き優れた効果が奏される。
(1)本発明可塑剤ブリード防止剤を熱可塑性樹脂に添
加すると、可塑剤の浸出が防止され、フィルム等への成
形工程及び二次加工工程において、製品同士が付着する
ことがなく、得られる製品の不良品率を著るしく改善す
ることができる。(2)本発明樹脂成型品は、従来の方
法で可塑剤の浸出を防止した樹脂成型品に比べ、表面平
滑性等の外観上の性質及び透明性に優れている。また埃
等が付着せず、汚れにくいという性質を併せ持ってい
る。
(3)従来法に見られた粉末の飛散による公害が起らな
い。
実 施 例 以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明をより一層明
瞭なものとする。
以下に挙げる含フッ素化合物〜を使用し、本発明
可塑剤ブリード防止剤及び本発明樹脂成型品を製造し
た。
含フッ素ポリエステル (式中x=1.5,y=1,z=15,且つn=3,4,5の混合物であ
り、その重量比は、5:3:1である。) 含フッ素ポリエーテル 含フッ素ポリビニル 含フッ素アクリルポリマー 含フッ素アクリルポリマー 含フッ素リン酸エステル (上記化合物はx=3,4,5の混合物であり、その重量比
は、20:70:10である。) 含フッ素ホスホン酸 含フッ素ウレタン化合物 含フッ素フタル酸エステル 含フッ素脂肪酸エステル CF3CF2(CF2CF23CH2CH2OCOC17H35 実施例1〜6 第1表に配合割合(重量%)で上記含フッ素化合物
(、、、、、)とトリフルオロクロルエタ
ン(以下TFEとする)とを混合し、本発明可塑剤ブリー
ド防止剤を得た。
得られた可塑剤ブリード防止剤を塗布して、以下に挙
げる熱可塑性樹脂組成物に可塑剤ブリード防止処理を行
ない、軟質樹脂フィルムを製造した。
ポリ塩化ビニル(P=1300) 100 重量部 ジオクチルフタレート 60 〃 トリクレジルヘスフェート 3 〃 バリウム−亜鉛系複合安定剤 2 〃 エポキシ化大豆油 3 〃 メチレンビスステアロイド 0.5 〃 上記熱可塑性樹脂組成物の各原料を165℃に加熱した
ロール上で混練し、L型カレンダー装置によって幅500m
m、熱さ0.05mmの透明な軟質ポリ塩化ビニルフィルムを
製造した。カレンダーロールから出た後にフィルムを、
クーリングロールに接触させてフィルムの温度を40℃以
下に冷却した。このフィルムの片面に、自動スプレー装
置により、上記可塑剤ブリード防止剤を第2表に示す膜
厚となるように吹付けた。
このフィルムの両端50mmをスリットし、リサイクルさ
せながらフィルム化し、最終的には幅400mmのフィルム
を200mの長さでロール状に巻きとった。得られたフィル
ムを、ロール状にしたまま、温度40℃、相対湿度90%の
雰囲気下、2週間放置した後、以下の方法によってフィ
ルムの粘着性、表面平滑性及び透明性を評価した。
〔粘着性〕
ロール状物から4cm幅×60cmのフィルムを2枚切取
り、これを重ね合わせ、この上に30kgの荷重をかけ、40
℃に保持した雰囲気下で24時間放置した。荷重を取り除
いた後、25℃での180゜剥離強度(g/4cm巾)を、マイコ
ン付引張り試験機で測定し、更に手感にて判定した。
手感判定基準 ◎…粘着性なし ○…粘着性殆んどなし △…粘着性若干あり ×…粘着性著るしくあり 〔表面平滑性〕 ロール状に巻きとったフィルムの表面を目視で観察
し、判定した。判定基準は以下の通りである ○…表面は極めて平滑である。
△…表面に若干の凹凸がある。
×…表面にかなりの凹凸がある。
〔透明性〕
ロール状物からフィルムを切取り、これを光源に向け
てかさじ、目視で判定した。判定基準は以下の通りであ
る。
◎…透明性非常に良好 ○…透明性良好 △…透明性若干劣る ×…透明性劣る 結果を第4表に示す。
実施例7〜10 実施例1〜6で使用された熱可塑性樹脂成型品に、第
3表に示す配合割合(重量部)で含フッ素化合物、
、又はを添加し、本発明可塑剤ブリード防止剤で
可塑剤ブリード防止処理をしない以外は、実施例1〜6
と同様にしてフィルム状の本発明樹脂成型品を得た。
得られた成型品を実施例1〜6と同様の性能試験に供
した。結果を第4表に示す。
比較例1〜5 可塑剤ブリード防止処理を行なうに当り、本発明可塑
剤ブリード防止剤を使用せず、従来の防止剤を使用する
か或いは未処理とする以外は、実施例1〜6と同様にし
てフィルム状の熱可塑性樹脂成型品を得た。得られた成
型品を実施例1〜6と同様の性能試験に供した。結果を
第4表に示す。尚、ブリード防止剤として比較例1はデ
ンプン〔ニッカ(株)製、ニッカリコAS−180S、膜厚約
10μm〕を、比較例2はタルク〔ニッカ(株)製、ニッ
カリコMS−550S、膜厚約7μm〕を、比較例3はケン化
度47%のポリビニルアルコール〔日本合成化学(株)
製、ゴーセノールL032、膜厚約15μm〕を、比較例4は
ポリ塩化ビニル粉末〔三菱モンサント化成(株)製、ビ
ニカP450、膜厚約1μm〕を夫々使用した。比較例5は
未処理とした。
第4表から、本発明樹脂成型品が、従来法によって得
られる成型品に比べ、粘着性が極めて少く、且つ表面平
滑性等の外観上の性質及び透明性に著るしく優れている
ことが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07F 9/40 9450−4H C07F 9/40 Z C08J 7/04 CEV C08J 7/04 CEVZ C08K 5/16 KAX C08K 5/16 KAX 5/41 KBU 5/41 KBU 5/52 KCB 5/52 KCB 5/53 KCC 5/53 KCC C08L 27/06 KHY C08L 27/06 KHY 101/00 LSY 101/00 LSY

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素数4〜21のパーフルオロアルキル基又
    はパーフルオロアルケニル基を有する化合物からなる可
    塑剤ブリード防止剤。
  2. 【請求項2】炭素数4〜21のパーフルオロアルキル基又
    はパーフルオロアルケニル基を有する化合物が、 (a)一般式 〔式中Rfは、炭素数4〜21のパーフルオロアルキル基又
    はパーフルオロアルケニル基、R1は水素原子、アルカリ
    金属原子、置換基として炭素数1〜10のアルキル基若し
    くはヒドロキシアルキル基を有することのあるアンモニ
    ウム基又は炭素数1〜5のアルキル基、R2は炭素数1〜
    10のアルキレン基又は基−CH2CH(OR5)CH2−(式中R5
    は水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を示す。)、
    R3は水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基、R4は炭素
    数1〜10のアルキレン基を示す。但し、i、j、kは整
    数であり、i>0、j≧0、K≧0、i+j+k=3と
    する。〕 若しくは一般式 〔式中Rf、R1は上記に同じ。但し、j、kは整数であ
    り、j≧0、k≧0、j+k=2とする。〕 で表わされるリン酸エステル、ホスホン酸エステル若し
    くはホスフィン酸エステル又はその塩 (b)一般式 RfR2OCOCR6=CH2 RfSO2NR3R4OCOR6=CH2 RfR2CH=CH2若しくは RfCH=CH2 〔式中、Rf、R2、R3及びR4は上記に同じ。R6は水素原子
    又はメチル基を示す。〕 で表わされるアクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
    ル若しくはビニル化合物の単独重合体又は該アクリル酸
    エステル、メタクリル酸エステル若しくはビニル化合物
    とこれに共重合可能なモノマーとの共重合体、 (c)一般式 〔式中、Rfは上記に同じ。lは1〜3の整数を示す。〕 で表わされる含フッ素化合物の単独重合体若しくは該含
    フッ素化合物とこれに共重合可能なモノマーとの共重合
    体、又は (d)一般式 若しくは 〔式中、Rfは上記に同じ。Xは炭素数1〜10のアルキレ
    ン基、基−CH2CH(OR5)CH2−又は基−SO2N(R3)R4
    (式中R3、R4及びR5は上記に同じ。)を示し、Yは2価
    の有機基を示し、Zは1価の有機基を示し、Wは2価の
    有機基を示す。またR7はn価の有機基を示し、R8は炭素
    数1〜5のアルキル基を示し、R9は炭素数1〜20のアル
    キル基を示し、R10は炭素数5〜20のアルキル基を示
    し、nは3〜10の整数を示し、mはn≧m≧1を満足す
    る整数を示す。〕 で表わされるウレタン化合物 である特許請求の範囲第1項に記載の可塑剤ブリード防
    止剤。
  3. 【請求項3】熱可塑性樹脂100重量部、可塑剤30〜300重
    量部及び炭素数4〜21のパーフルオロアルキル基又はパ
    ーフルオロアルケニル基を有する化合物からなる可塑剤
    ブリード防止剤0.03〜20重量部を含む熱可塑性樹脂成型
    品。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂がポリ塩化ビニル系樹脂であ
    る特許請求の範囲第3項に記載の熱可塑性樹脂成型品。
  5. 【請求項5】炭素数4〜21のパーフルオロアルキル基又
    はパーフルオロアルケニル基を有する化合物が、 (a)一般式 〔式中Rfは、炭素数4〜21のパーフルオロアルキル基又
    はパーフルオロアルケニル基、R1は水素原子、アルカリ
    金属原子、置換基として炭素数1〜10のアルキル基若し
    くはヒドロキシアルキル基を有することのあるアンモニ
    ウム基又は炭素数1〜5のアルキル基、R2は炭素数1〜
    10のアルキレン基又は基−CH2CH(OR5)CH2−(式中R5
    は水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を示す。)、
    R3は水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基、R4は炭素
    数1〜10のアルキレン基を示す。但し、i、j、kは整
    数であり、i>0、j≧0、K≧0、i+j+k=3と
    する。〕 若しくは一般式 〔式中Rf、R1は上記に同じ。但し、j、kは整数であ
    り、j≧0、k≧0、j+k=2とする。〕 で表わされるリン酸エステル、ホスホン酸エステル若し
    くはホスフィン酸エステル又はその塩 (b)一般式 RfR2OCOCR6=CH2 RfSO2NR3R4OCOR6=CH2 RfR2CH=CH2若しくは RfCH=CH2 〔式中、Rf、R2、R3及びR4は上記に同じ。R6は水素原子
    又はメチル基を示す。〕 で表わされるアクリル酸エステル、メタアクリル酸エス
    テル若しくはビニル化合物の単独重合体又は該アクリル
    酸エステル、メタクリル酸エステル若しくはビニル化合
    物とこれ共重合可能なモノマーとの共重合体、 (c)一般式 〔式中、Rfは上記に同じ。lは1〜3の整数を示す。〕 で表わされる含フッ素化合物の単独重合体若しくは該含
    フッ素化合物とこれに共重合可能なモノマーとの共重合
    体、又は (d)一般式 若しくは 〔式中、Rfは上記に同じ。Xは炭素数1〜10のアルキレ
    ン基、基−CH2CH(OR5)CH2−又は基−SO2N(R3)R4
    (式中R3、R4及びR5は上記に同じ。)を示し、Yは2価
    の有機基を示し、Zは1価の有機基を示し、Wは2価の
    有機基を示す。またR7はn価の有機基を示し、R8は炭素
    数1〜5のアルキル基を示し、R9は炭素数1〜20のアル
    キル基を示し、R10は炭素数5〜20のアルキル基を示
    し、nは3〜10の整数を示し、mはn≧m≧1を満足す
    る整数を示す。〕 で表わされるウレタン化合物 である特許請求の範囲第3項に記載の熱可塑性樹脂成型
    品。
  6. 【請求項6】熱可塑性樹脂及び可塑剤を含む熱可塑性樹
    脂成型品を、炭素数4〜21のパーフルオロアルキル基又
    はパーフルオロアルケニル基を有する化合物からなる可
    塑剤ブリード防止剤で被覆することを特徴とする可塑剤
    のブリード防止方法。
  7. 【請求項7】熱可塑性樹脂がポリ塩化ビニル系樹脂であ
    る特許請求の範囲第6項に記載の可塑剤ブリード防止
    剤。
  8. 【請求項8】炭素数4〜21のパーフルオロアルキル基又
    はパーフルオロアルケニル基を有する化合物が、 (a)一般式 〔式中Rfは、炭素数4〜21のパーフルオロアルキル基又
    はパーフルオロアルケニル基、R1は水素原子、アルカリ
    金属原子、置換基として炭素数1〜10のアルキル基若し
    くはヒドロキシアルキル基を有することのあるアンモニ
    ウム基又は炭素数1〜5のアルキル基、R2は炭素数1〜
    10のアルキレン基又は基−CH2CH(OR5)CH2−(式中R5
    は水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を示す。)、
    R3は水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基、R4は炭素
    数1〜10のアルキレン基を示す。但し、i、j、kは整
    数であり、i>0、j≧0、K≧0、i+j+k=3と
    する。〕 若しくは一般式 〔式中Rf、R1は上記に同じ。但し、j、kは整数であ
    り、j≧0、k≧0、j+k=2とする。〕 で表わされるリン酸エステル、ホスホン酸エステル若し
    くはホスフィン酸エステル又はその塩 (b)一般式 RfR2OCOCR6=CH2 RfSO2NR3R4OCOR6=CH2 RfR2CH=CH2若しくは RfCH=CH2 〔式中、Rf、R2、R3及びR4は上記に同じ。R6は水素原子
    又はメチル基を示す。〕 で表わされるアクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
    ル若しくはビニル化合物の単独重合体又は該アクリル酸
    エステル、メタクリル酸エステル若しくはビニル化合物
    とこれに共重合可能なモノマーとの共重合体、 (c)一般式 〔式中、Rfは上記に同じ。lは1〜3の整数を示す。〕 で表わされる含フッ素化合物の単独重合体若しくは該含
    フッ素化合物とこれに共重合可能なモノマーとの共重合
    体、又は (d)一般式 若しくは 〔式中、Rfは上記に同じ。Xは炭素数1〜10のアルキレ
    ン基、基−CH2CH(OR5)CH2−又は基−SO2N(R3)R4
    (式中R3、R4及びR5は上記に同じ。)を示し、Yは2価
    の有機基を示し、Zは1価の有機基を示し、Wは2価の
    有機基を示す。またR7はn価の有機基を示し、R8は炭素
    数1〜10のアルキル基を示し、R9は炭素数1〜20のアル
    キル基を示し、R10は炭素数5〜20のアルキル基を示
    し、nは3〜10の整数を示し、mはn≧m≧1を満足す
    る整数を示す。〕 で表わされるウレタン化合物 である特許請求の範囲第6項に記載の可塑剤ブリード防
    止方法。
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