JP4150351B2 - タイヤ踏面の接地部測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ踏面の接地部測定装置、及びタイヤ踏面の接地部測定方法に係り、特に、少なくともタイヤの転動中におけるタイヤ踏面の路面に対する滑り量を測定可能な接地部測定装置、及びタイヤ踏面の接地部測定方法に関する。
従来、タイヤトレッド路面との相対変位、動きを計測する場合、トレッド内の測定個所に計測点を描画し、測定条件を付与した状態でタイヤを走行させて、その状態での点の配置をコンピュータに記憶し、その点と力センサーがうまく接触するようにタイヤの転動スタート位置を調整していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平2002−116119号公報
しかしながら、この方法では、試験前にペイント等によって計測点の打点が必要となり、打点が剥げ落ちたり、薄くなったりした場合は認識不可能となり、継続して自動運転ができない場合があった。
打点された計測点を座標化させる方法は、打点の白とタイヤ表面の黒のコントラストを利用して認識するため、新品タイヤのトレッド上に様々な色で描かれている識線の除去、タイヤ表面のペイントが剥がれ難くするための下地処理、点を正確に書くためのテンプレートの作成等、大変手間のかかる準備が必要で、効率的でなかった。
また、計測点を打点すると、その個所が僅かに膨らむ為、その部位の接地圧、剪断力、滑りに影響することがあった。
本発明は上記事実を考慮し、タイヤ表面の滑りと力を高精度で、かつ効率的に計測することのできるタイヤ踏面の接地部測定方法を提供することが目的である。
請求項1に記載の発明は、試験タイヤを路面上に転動させ、タイヤ踏面内の計測点が路面に接地した際の前記計測点に作用する少なくとも路面表面に沿った方向の力の大きさを力センサーを用いて検出すると共に、前記計測点の前記路面に対する滑り量を読取センサーを用いて検出するタイヤの接地部測定方法であって、少なくとも一部分を透明とした試験路面上に試験タイヤを走行させ、試験路面の試験タイヤ側とは反対側から透明部分を介して試験タイヤの接地部分を撮影する工程と、撮影した接地部分を画像表示手段に表示して前記画像表示手段に表示された画像に対応させて計測点を指示し、前記計測点の位置座標を演算し、前記表示された画像に対応させて記憶する工程と、前記計測点が前記試験路面に配置した前記力センサーに当接するように、前記試験タイヤのスタート位置及び前記力センサーの位置の少なくとも一方を制御手段で自動調整した後、前記試験タイヤを路面上に転動させて前記計測点に作用する前記力の大きさ及び前記滑り量を検出する工程と、を有する、ことを特徴としている。
次に、請求項1に記載のタイヤ踏面の接地部測定方法を説明する。
先ず、最初の工程では、試験路面上に試験タイヤを走行させ、透明部分を介して試験タイヤの接地部分をビデオカメラ等で撮影する。
次に、撮影した接地部分をテレビモニタ等の画像表示手段に表示し、表示された画像に対応させて計測点を指示し、計測点の位置座標を演算し、表示された画像に対応させて記憶する。
次の工程では、計測点が試験路面に配置した力センサーに当接するように、試験タイヤのスタート位置及び力センサーの位置の少なくとも一方が制御手段で自動調整され、試験タイヤを路面上に転動させて計測点に作用する力の大きさ及び滑り量の検出が行われる。
請求項2に記載のタイヤ踏面の接地部測定装置は、試験タイヤを路面上に転動させ、タイヤ踏面内の計測点が路面に接地した際の前記計測点に作用する少なくとも路面表面に沿った方向の力の大きさを力センサーを用いて検出すると共に、前記計測点の前記路面に対する滑り量を読取センサーを用いて検出するタイヤの接地部測定方法であって、少なくとも一部分を透明とした試験路面上に試験タイヤを走行させ、試験路面の試験タイヤ側とは反対側から透明部分を介して試験タイヤの接地部分を撮影する工程と、撮影した接地部分を画像表示手段に表示して前記画像表示手段に表示された画像に対応させて計測点を指示する計測点指示工程と、前記試験タイヤに試験条件を付与して前記試験路面上に試験タイヤを走行させ、試験路面の試験タイヤ側とは反対側から透明部分を介して試験タイヤの接地部分を撮影する工程と、前記試験条件を付与して撮影した画像と前記計測点指示工程で計測点を指示した画像とでパターンマッチングを行い、前記試験条件を付与して撮影した画像に対して計測点を再配置して、前記計測点の位置座標を演算し記憶する工程と、前記計測点が前記試験路面に配置した前記力センサーに当接するように、前記試験タイヤのスタート位置及び前記力センサーの位置の少なくとも一方を制御手段で自動調整した後、前記試験タイヤを路面上に転動させて前記計測点に作用する前記力の大きさ及び前記滑り量を検出する工程と、を有することを特徴としている。
次に、請求項2に記載のタイヤ踏面の接地部測定方法を説明する。
先ず、最初の工程では、試験路面上に試験タイヤを走行させ、透明部分を介して試験タイヤの接地部分をビデオカメラ等で撮影する。
次に、撮影した接地部分をテレビモニタ等の画像表示手段に表示し、表示された画像に対応させて計測点を指示する(計測点指示工程)。
次に、試験タイヤに試験条件(スリップアングル、キャンバー角、荷重、制駆動力等)を付与して試験路面上を走行させ、透明部分を介して試験タイヤの接地部分をビデオカメラ等で撮影する。
次の工程では、試験条件を付与して撮影した画像と計測点を指示した画像とでパターンマッチングを行い、試験条件を付与して撮影した画像に対して計測点を再配置して、再配置した計測点の位置座標を演算し記憶する。
次の工程では、計測点が試験路面に配置した力センサーに当接するように、試験タイヤのスタート位置及び力センサーの位置の少なくとも一方を制御手段で自動調整し、試験タイヤを路面上に転動させて計測点に作用する力の大きさ及び滑り量を検出する。
従来の接地部測定装置ではタイヤの表面処理及び打点作業が必要であったが、請求項1に記載のタイヤ踏面の接地部測定装置によれば、これらの煩雑な作業が必要なく、画像上で計測点を指定するので労働時間を軽減することができる。
また、請求項2に記載のタイヤ踏面の接地部測定装置によれば、パターンが初期の位置とずれた場合でも計測点の再配置を行なうので、複数条件にまたがった自動測定が可能となる。
本発明のタイヤ踏面の接地部測定装置の一実施形態を図1乃至図8にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、接地部測定装置10は、長尺状のベースフレーム12を備えている。
図1乃至図3に示すように、ベースフレーム12の幅方向(矢印F方向及び矢印B方向)両側には、ベースフレーム12の長手方向(矢印L方向及び矢印R方向)に沿って延びるスライドレール14が取り付けられており、幅方向略中間部分には同じく長手方向に沿って延びる路面16が設けられている。
スライドレール14には、リニアモーションガイド18を介してタイヤ走行装置20がスライド自在に搭載されている。
ベースフレーム12の側面には、サーボモータ22で回転されるボールネジ24が軸受26で支持されている。
タイヤ走行装置20の枠状フレーム28にはボールネジ24の螺合するナット30が固定されており、ボールネジ24を回転させることでタイヤ走行装置20をスライドレール14に沿って移動させることができる。
なお、枠状フレーム28には、タイヤ走行装置20の位置を検出するエンコーダー21(図6参照)が設けられている。なお、図6に示すように、サーボモータ22及びエンコーダー21は、コンピュータを含む制御装置23に接続されている。
枠状フレーム28の上部には、ベースフレーム12の長手方向に対して直交する方向に沿って延びるスライドレール32が取り付けられており、スライドレール32には、リニアモーションガイド34を介して移動ベース36がスライド自在に搭載されている。
枠状フレーム28の上部には、サーボモータ38で回転されるボールネジ40が軸受42で支持されている。
移動ベース36にはボールネジ40の螺合するナット(図示せず)が固定されており、ボールネジ40を回転させることで移動ベース36をスライドレール32に沿って移動させることができる。
枠状フレーム28には、移動ベース36の位置を検出するエンコーダ43(図6参照)が設けられており、サーボモータ38及びエンコーダ43は制御装置23に接続されている。
移動ベース36の中央上部には、スラストベアリング44を介して枠状のフレーム46が回転可能に設けられている。
フレーム46の中央には、軸受48が取り付けられている。
軸受48には、シャフト50が鉛直方向にスライド自在に支持されている。
移動ベース36の上部には、サーボモータ49を動力とするスリップ角変更用のスクリュージャッキ51が取り付けられており、スクリュージャッキ51のスクリュー52の先端の軸受54に設けたピン56が、軸受42の外側に突出したレバ−58の先端部分の孔(図示せず)に挿入されている。
したがって、スクリュー52を軸方向に移動することによって、軸受42に支持されたシャフト50が移動ベース36に対してある範囲内で回転可能となっている。
フレーム46の上部には、サーボモータ62を動力とする荷重負荷用のスクリュージャッキ64が取り付けられており、スクリュージャッキ64のスクリュー66が、シャフト50に接続されている。
したがって、スクリュー66を軸方向に移動することによって、軸受42に支持されたシャフト50が上下動する。
移動ベース36には、軸受42(シャフト50)の角度(スリップアングル)を検出するロータリーエンコーダ61(図6参照)、シャフト50の上下位置を検出するエンコーダ63が設けられており、サーボモータ49、ロータリーエンコーダ61、サーボモータ62及びエンコーダ63は制御装置23に接続されている。
シャフト50の下端には、T字状の水平回転フレーム68が吊り下げられる格好で取り付けられている。
水平回転フレーム68は、水平方向に延びる水平部68Aと、水平部68Aの中央から下方に延びる鉛直部68Bとを備え、水平部68Aの一端にシャフト50が固定されている。
水平回転フレーム68の鉛直部68Bの下端には、シャフト70が水平に取り付けられている。
シャフト70には、タイヤ支持フレーム72が揺動自在に支持されている。
水平回転フレーム68の水平部68Aには、サーボモータ73を動力とするキャンバー角変更用のスクリュージャッキ74が取り付けられており、スクリュージャッキ74のスクリュー76の先端の軸受78に設けたピン80が、タイヤ支持フレーム72の孔(図示せず)に挿入されている。
したがって、スクリュー76を軸方向に移動することによって、タイヤ支持フレーム72がシャフト70を中心に揺動する。
水平回転フレーム68には、タイヤ支持フレーム72の角度(キャンバー角)を検出するロータリーエンコーダ81(図6参照)が設けられている。サーボモータ73及びロータリーエンコーダ81は制御装置23に接続されている。
タイヤ支持フレーム72には、試験タイヤ82を装着するハブ軸84と、ハブ軸84を回転させる制駆動サーボモータ86、ハブ軸84の回転位置を検出するロータリーエンコーダ87が設けられている。
また、ハブ軸84には、試験タイヤ82に作用する力(負荷荷重等)を検出するロードセル89(図6参照)が設けられている。
制駆動サーボモータ86、ロータリーエンコーダ87、ロードセル89は制御装置23に接続されている。
路面16の一部には、一段下がった凹部88が設けられている。凹部88の底面には、路面16の長手方向に対して直交する方向に沿って延びるスライドレール90が取り付けられており、スライドレール90には、リニアモーションガイド91を介して計測器内蔵路面92がスライド自在に搭載されている。
凹部88の底面には、サーボモータ95で回転されるボールネジ97が軸受99で支持されている。
計測器内蔵路面92にはボールネジ97の螺合するナット(図示せず)が固定されており、ボールネジ97を回転させることで計測器内蔵路面92を路面16の長手方向に対して直交する方向に移動させることができる。
路面16には、計測器内蔵路面92の位置を検出するエンコーダ93(図6参照)が設けられており、エンコーダ93は制御装置23に接続されている。
計測器内蔵路面92には、滑り測定部94と、座標測定部96とが設けられている。
滑り測定部94は、透明の合成樹脂(アクリル等)からなる透明路面板98を備えている。
計測器内蔵路面92は、透明路面板98の下方に凹部100を備えている。
透明路面板98には、試験タイヤ82の踏面から受ける3方向(路面16の長手方向、路面16の幅方向、路面16の鉛直方向)それぞれの力の大きさを測定可能な3分力センサー102が取り付けられており、3分力センサー102の接触部(上端)102Aが透明路面板98の孔104から突出している。なお、接触部102Aの形状は円形である。
凹部100には、滑り測定用カメラ(CCDカメラ)108、及び撮影用の光源110が上向きに設けられている。
一方、座標測定部96は、透明の合成樹脂(アクリル等)からなる透明路面板112を備えている。
透明路面板112の下方に設けられた凹部114には座標測定用カメラ(CCDカメラ)116及び光源118が上向きに配置されている。
3分力センサー102、滑り測定用カメラ108、及び座標測定用カメラ116は、制御装置23に接続されている。
なお、制御装置23には、テレビモニター120、各種の設定を行うためのキーボード122、記憶装置124等が接続されている。
(作用)
次に、本実施形態の接地部測定装置10の動作を図7のフローチャートに基づき説明する。
先ず、試験タイヤ82をハブ軸84に取り付け、タイヤ走行装置20を座標測定用カメラ116の上に配置する(シャフト50は上昇位置にある。)。
ステップ100では、試験条件を設定する。試験条件としては、スリップアングル(SA)、キャンバー角(CA)、荷重、制動力、駆動力等があり、各々設定できる。これらの値は、キーボード122より入力できる。なお、タイヤ走行装置20の移動速度と制駆動サーボモータ86の回転速度とを調整することにより、路面16を走行する試験タイヤ82に対して制駆動力を付与することができる。
次のステップ102では、座標測定用カメラ116が試験タイヤ82の走行軌跡下に配置され、試験タイヤ82を下降して計測器内蔵路面92に接触させる。接地部分の画像をテレビモニター120に映し出し、オペレータは、画面を見ながらマウス106(図6参照)等を用いて画像の中の計測したい計測点Pを1乃至複数指定する(図8(A)参照。)。
画像上で計測点Pを指定することで(計測点指示工程)、計測点Pの座標が演算され、画像に対応して記憶される。
次のステップ104では、試験タイヤ82を接地させた状態でタイヤ走行装置20を矢印L方向へ移動し、ステップ100にて設定した試験条件を付与してタイヤ走行装置20を矢印R方向へ移動し、転動する試験タイヤ82の接地部分を座標測定用カメラ116で撮影して画像を記憶する。
ステップ102で接地部分を撮影後、試験タイヤ82に対して試験条件(スリップアングル等)を付与しているので、ステップ104で撮影した画像(図8(B))は、ステップ102で撮影した画像(図8(A))に対してずれを生じる。
このため、ステップ104では、試験条件付与前のステップ102で撮影した画像と、試験条件付与後に撮影した画像とでパターンマッチングを行い(ブロックや溝の輪郭、踏面のテクスチャ等に基づき)、画像のズレ量(X,Y方向)を算出し、図8(B)に示すように、試験条件付与後の画像(ステップ104にて撮影)に対して計測点Pを再配置する。
なお、再配置された新たな計測点Pの座標が演算され、画像に対応して記憶される。
図8の例では、パターンマッチング後の変位、及び回転角が、dX、dY、dθ(図8(B)参照)で表現されている。
この値を用いて、初期の指定された計測位置座標から、測定条件入力後の点位置データの再配置を、以下の式を用いて行なうことが出来る。
2=X1cosθ−Y1sinθ+dX
2=X1sinθ−Y1cosθ+dY
なお、同様の手順をもちて、ひし形(剪断方向)変形、扇形(曲げ方向)変形等の様々な変形をパターンマッチングでパラメータ化することで、あらゆる接地面の歪やズレに対応することができる。
次のステップ106では、3分力測定のためのスタート位置を決定する。具体的には、予め入力された試験タイヤ82の径、計測点Pの座標、試験タイヤ82の回転位置に基づいて、最初に計測する1番目の計測点Pが3分力センサー102の接触部102Aと一致するように試験タイヤ82のスタート位置(回転位置)及び、3分力センサー102の配置位置(及び又は移動ベース36の配置位置)を演算する。
次のステップ108では、タイヤ走行装置20を逆方向(矢印L方向)に移動してタイヤ走行装置20をスタート位置に停止させると共に、計測器内蔵路面92を移動して演算によって得られた配置位置に3分力センサー102を位置決めする(及び又は移動ベース36を位置決めする。)。その後、タイヤ走行装置20を矢印R方向に移動し、試験タイヤ82を計測器内蔵路面92上に転動させる。
試験タイヤ82が計測器内蔵路面92を通過する際に、滑り測定用カメラ108は少なくともタイヤ踏面が3分力センサー102に接触して離間するまでの間及びその前後のタイヤ踏面の撮影を行い、画像が記憶され、3分力センサー102は計測点Pに作用する3方向の力の大きさを計測する。
制御装置23は、パターンマッチングにより、タイヤ踏面が3分力センサー102に接触して離間するまでの間の画像についてそれぞれ計測点Pの再配置を行い、3分力センサー102の接触部102Aに対する計測点Pの座標のずれ(即ち、すべり)を演算して記憶する。
次のステップ100では、制御装置23は、3分力と計測点Pの滑り量に基づいて、計測点Pにおける摩耗エネルギーを計算し、記憶する。
ステップ112では、全ての計測点Pについて摩耗エネルギーの計算、記憶が終了したか否かを判断する。ここで、全ての計測点Pについて摩耗エネルギーの計算、記憶が終了していないと判断した場合にはステップ106に戻り、次の計測点について同様の処理を進める。一方、全ての計測点について摩耗エネルギーの計算、記憶が終了したと判断した場合にはステップ114へ進む。
ステップ114では、すべての測定条件で計測が終了したか否かを判断する。ここで、すべての測定条件で計測が終了していないと判断した場合には、ステップ104へ戻り、次の測定条件に変更して処理を進める。一方、全ての測定条件で計測が終了したと判断した場合には処理を終了する。
このように、本実施形態では、スリップアングル(SA)、キャンバー角(CA)、荷重、制駆動力等を種々変えた試験条件にて、試験タイヤ82の各計測点における3分力及び滑りの測定、さらに摩耗エネルギーの演算を全自動で行うことができる。
また、従来の接地部測定装置では、タイヤの表面処理及び打点作業が必要であったが、本実施形態の接地部測定装置10では、これらの煩雑な作業が必要なく、オペレータは、表示された画像上で計測点Pを決めれば良く、労働時間を軽減できる。
また、ペイント等でタイヤ表面の形状が変化しないので、計測部位の接地圧、剪断力、滑り等を正確に測定することができる。
また、本実施形態では、計測したい個所を後から任意に画面上から指定することもできる。
本発明の一実施例に係るタイヤ踏面の接地部測定装置の平面図である。 図1に示す接地部測定装置の正面図である。 図1に示す接地部測定装置の右側面図である。 計測器内蔵路面の平面図である。 スタート位置を説明するための説明図である。 制御系の構成を示すブロック図である。 制御のフローチャートである。 試験タイヤのフットプリントである。
符号の説明
10 接地部測定装置
16 路面
21 エンコーダー(制御手段)
22 サーボモータ(制御手段)
23 制御装置(制御手段)
38 サーボモータ(制御手段)
43 エンコーダ(制御手段)
49 サーボモータ(制御手段)
61 ロータリーエンコーダ(制御手段)
63 エンコーダ(制御手段)
72 サーボモータ(制御手段)
81 ロータリーエンコーダ(制御手段)
82 試験タイヤ
86 制駆動サーボモータ(制御手段)
87 ロータリーエンコーダ(制御手段)
89 ロードセル(制御手段)
92 計測器内蔵路面
94 サーボモータ(制御手段)
93 エンコーダ(制御手段)
102 3分力センサー(力センサー)
108 滑り測定用カメラ
116 座標測定用カメラ
P 計測点

Claims (2)

  1. 試験タイヤを路面上に転動させ、タイヤ踏面内の計測点が路面に接地した際の前記計測点に作用する少なくとも路面表面に沿った方向の力の大きさを力センサーを用いて検出すると共に、前記計測点の前記路面に対する滑り量を読取センサーを用いて検出するタイヤの接地部測定方法であって、
    少なくとも一部分を透明とした試験路面上に試験タイヤを走行させ、試験路面の試験タイヤ側とは反対側から透明部分を介して試験タイヤの接地部分を撮影する工程と、
    撮影した接地部分を画像表示手段に表示して前記画像表示手段に表示された画像に対応させて計測点を指示し、前記計測点の位置座標を演算し、前記表示された画像に対応させて記憶する工程と、
    前記計測点が前記試験路面に配置した前記力センサーに当接するように、前記試験タイヤのスタート位置及び前記力センサーの位置の少なくとも一方を制御手段で自動調整した後、前記試験タイヤを路面上に転動させて前記計測点に作用する前記力の大きさ及び前記滑り量を検出する工程と、
    を有する、ことを特徴としたタイヤ踏面の接地部測定方法。
  2. 試験タイヤを路面上に転動させ、タイヤ踏面内の計測点が路面に接地した際の前記計測点に作用する少なくとも路面表面に沿った方向の力の大きさを力センサーを用いて検出すると共に、前記計測点の前記路面に対する滑り量を読取センサーを用いて検出するタイヤの接地部測定方法であって、
    少なくとも一部分を透明とした試験路面上に試験タイヤを走行させ、試験路面の試験タイヤ側とは反対側から透明部分を介して試験タイヤの接地部分を撮影する工程と、
    撮影した接地部分を画像表示手段に表示して前記画像表示手段に表示された画像に対応させて計測点を指示する計測点指示工程と、
    前記試験タイヤに試験条件を付与して前記試験路面上に試験タイヤを走行させ、試験路面の試験タイヤ側とは反対側から透明部分を介して試験タイヤの接地部分を撮影する工程と、
    前記試験条件を付与して撮影した画像と前記計測点指示工程で計測点を指示した画像とでパターンマッチングを行い、前記試験条件を付与して撮影した画像に対して計測点を再配置して、前記計測点の位置座標を演算し記憶する工程と、
    前記計測点が前記試験路面に配置した前記力センサーに当接するように、前記試験タイヤのスタート位置及び前記力センサーの位置の少なくとも一方を制御手段で自動調整した後、前記試験タイヤを路面上に転動させて前記計測点に作用する前記力の大きさ及び前記滑り量を検出する工程と、
    を有する、ことを特徴としたタイヤ踏面の接地部測定方法。
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