JP4149188B2 - 製本機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホットメルト接着剤を用いた製本機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クランパに本身を保持固定して移動し、その移動過程で本身の背面を切削して揃え、揃えた背面に糊付けし、糊付けした背面に表紙を貼り付けて製本する製本機は周知である。図5はこような製本機の一例を概略的に示すもので、この図において、1は本身、2はクランパ、3はクランパの移動を案内するガイドレール、4はミーリング装置、5は糊付け装置、6はニッピング装置、7はレベル板7aを配置した本身挿入部、8は本身排出部である。
【0003】
クランパ2は挿入された本身1を固定保持するクランプ板2aと2bを有し、ガイドレール3に併設した図示しない往復移動するチェーンに固定されている。ミーリング装置4はモータ4bの回転軸に固定されたフライス盤4aを有し、糊付け装置5は加熱容器5aとこの容器5a内に加熱溶融して溜められたホットメルト接着剤5bを表面に付けてすくいあげる回転ドラム5cを有し、ニッピング装置6は底板6bの上面で開閉自在とされた一対のニッピング板6a(一方のニッピング板は図示なし)を有して構成されている。
【0004】
このように構成された製本機は、本身挿入部で本身1をクランパ2の予め所定量開いたクランプ板2aと2b間に本身1の背面をレベル板7aに当接して挿入し、挿入後クランプ板2aと2bを閉じて本身1を固定保持する。本身1を固定保持したクランパ2はガイドレール3で案内されて移動し、ミーリング装置4のフライス盤4aでクランパ2に固定保持した本身1の背面を切削して揃え、揃えた背面に糊付け装置5の回転ドラム5cに付着した糊を塗着し、ニッピング装置6の底板6bの所定量開いた一対のニッピング板6aの上方に送られる。
【0005】
ニッピング板6上には予め表紙の背面部位置が位置決めして載置されており、クランパ2に固定保持した本身1がニッピング板6の上方に送られたとき、ニッピング装置6は僅かに上昇して底板6bで表紙の背面部を本身1の背面に押し当てて表紙を本身1の背面に貼り付け、一対のニッピング板6を閉じて表紙を本身1の背面近傍の側面に押し当てて締め付ける。その後、クランパ2は本身排出部8に移動し、ここでクランパ2のクランプ板2aと2bを開いて表紙を貼付た本身1を排出する。そして、クランパ2はレベル板7が配置された本身挿入部に移動し、次ぎの表紙付け製本を実行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような製本機では、本身排出部8がニッピング装置6の隣に設置されている。そのために製本機が大型化する。そこで製本機をより小型化するために本身挿入部7と本身排出部8との場所を共用することが考えられている。この場合、表紙を貼付た本身1を保持固定したままクランパ2を本身挿入部7に戻す必要があるが、クランパ2が本身挿入部7に戻る際、本身1の背面が通過する経路には、糊付け装置5の回転ドラム5cとミーリング装置4のフライス盤4aが配置されており、この回転ドラム5cやフライス盤4aによって本身1に貼り付けた表紙を汚損し、また傷付けるという問題がある。
【0007】
本発明はこれらの問題を解消すべくなされたもので、簡素な機構で本身に貼り付けた表紙の汚損や傷付けを防ぎ、本身挿入部と本身排出部とを共用することのできる製本機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、クランパと、前記クランパの往復移動を案内するガイドレールと、前記ガイドレールに沿って、前記クランパに本身を挿入して固定保持するとともに、前記クランパに固定保持した本身を排出する挿入・排出部、本身の背面を切削して揃えるミーリング装置、本身の背面に糊付けする糊付け装置、本身の背面に表紙を貼り付けて成形するニッピング装置を順に配置してなり、本身を保持固定したクランパの前記ガイドレールに案内される往路移動によりクランパに保持固定した本身の背面に表紙を貼り付けてなる製本機において、前記ガイドレールは一端が上下駆動する駆動機構に連結され、他端が回転自在に固定されてなり、前記クランパの復路移動時、前記ガイドレールの前記一端を前記駆動機構で持ち上げて、前記クランパを、前記糊付け装置および前記ミーリング装置から往路移動時よりも離れた位置で移動してなることを特徴とする
【0010】
本発明では、クランパをニッピング装置から本身の挿入部に戻す際には、ガイドレールを糊付け装置およびミーリング装置から離れた位置に移動するので、本身に貼り付けた表紙の汚損や傷付けなく、本身を保持固定したままクランパを本身の挿入部に戻すことができ、本身の挿入部と排出部の場所を共用することができる。また、ガイドレールの一端を上下駆動する駆動機構に連結し、他端を回転自在に固定しているので、きわめて簡素な駆動機構によって糊付け装置およびミーリング装置から離れた位置で移動させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図1〜図4を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る製本機の概略構成を示す斜視図、図2は同側面図、図3は図1とは別の体様を示す斜視図、図4は同側面図である。なお、図5に示す製本機と対応する部分には同一の符号を付している。
【0012】
図1ないし図4において、9は機台、10および11は支柱、12はモータ、13はロッド、15は排出ガイド板である。ガイドレール3に沿って、モータ4bの回転軸に固定されたフライス盤4aを有するミーリング装置4、加熱容器5a内に加熱溶融して溜められたホットメルト接着剤を表面に付けてすくいあげる回転ドラム5cを有する糊付け装置5および底板6bと一対のニッピング板6aと6cとを有するニッピング装置6が順に配置され、クランプ板2aと2b間に本身1を固定保持したクランパ2のガイドレール3に案内されて移動することにより本身1の背面に表紙を貼り付ける点は、図5に示す製本機と同様であり、その詳細な説明は省略する。なお、ガイドレール3に併設した、クランパ2を固定して往復移動する駆動チェーンは図示省略している。
【0013】
本身1をクランプ板2aと2b間に挿入する挿入部7には、表紙貼付け後の本身1の排出をガイドするガイド板15が設置されており、本身1の排出時にはレベル板7aは退避している。支柱10および11はほぼL字状をなし、その一端は機台9の両側の端部にそれぞれ固定されている。支柱10の他端面にガイドレール3の一端が回転自在に固定(支点14)されている。支柱11の他端部上面に回転板12aを有するモータ12が固定され、回転板12aの偏心位置にロッド13の一端が回転自在に固定されている(この回転板12aとロッド13とにより上下駆動する駆動機構として構成されている。)。ガイドレール3の他端はこのロッド13の他端に回転および直線移動自在に連結されている。なお、回転および直線移動自在の連結は支点14部に設けてもよい。
【0014】
ロッド13の一端を回転自在に固定した回転板12aの偏心位置が、図1および図2に示すように最下部に位置しているとき、表紙を貼り付ける本身1を固定保持したクランパ2はガイドレール3に案内されてニッピング装置6へ移動(往路移動)し、その移動によって、本身1の背面はミーリング装置4により揃えられ、糊付け装置5により接着剤が塗着され、ニッピング装置6により表紙が張り付けられる。
【0015】
本身1の背面に表紙を張り付けるとモータ12が駆動し、回転板12aが回転して回転板12aの偏心位置が、図3および図4に示すように最上部に位置したときモータ12は停止する。この停止時に表紙を張り付けた本身1を固定保持するクランパ2はその本身1を固定保持ままガイドレール3に案内されて挿入部7へ移動(復路移動)し、挿入部7で表紙を張り付けた本身1をガイド板15上に排出する。この復路移動時ガイドレール3の他端は、糊付け装置5およびミーリング装置4を通過するまで持ち上げられており、ガイドレール3は往路移動時よりも糊付け装置5およびミーリング装置4から離れた位置に位置する。これにより復路移動時の糊付け装置5およびミーリング装置4との干渉は回避される。
【0016】
糊付け装置5およびミーリング装置4を通過するとモータ12が駆動し、回転板12aが回転して回転板12aの偏心位置が、図1および図2に示すように最下部に位置し、その状態で挿入部7に到達し、ここで表紙を張り付けた本身1をガイド板15上に排出する。これにより表紙を張り付けた本身1をガイド板15上に排出しても、表紙を張り付けた本身1は傾いていないので形崩れを防ぐことができ、また、つぎの本身1の表紙張り付けを速く行なうことができる。
【0017】
なお、以上の実施の形態では、ガイドレール3の片端をモータ12で持ち上げるようにし、簡素な構成としているが、持ち上げるための動力は油圧シリンダであってもよく、またガイドレール3の両端を持ち上げるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、クランパをニッピング装置から本身の挿入部に戻す際、クランパに固定保持した本身と糊付け装置およびミーリング装置との干渉は回避されるので、本身の挿入部と排出部の場所を共用でき、その分製本機を小型化することができる。また、その回避をガイドレールを移動する簡単な機構により達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る製本機の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す製本機の側面図である。
【図3】図1に示す製本機の別の体様を示す斜視図である。
【図4】図3に示す製本機の側面図である。
【図5】製本機の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 本身
2 クランパ
2a、2b クランプ板
3 ガイドレール
4 ミーリング装置
4a フライス盤
5 糊付け装置
5a 加熱容器
5c 回転ドラム
6 ニッピング装置
6a、6c ニッピング板
6b 底板
7 本身挿入・排出部
9 機台
10、11 支柱
12 モータ
13 ロッド
14 支点
15 排出ガイド板
Claims (1)
- クランパと、前記クランパの往復移動を案内するガイドレールと、前記ガイドレールに沿って、前記クランパに本身を挿入して固定保持するとともに、前記クランパに固定保持した本身を排出する挿入・排出部、本身の背面を切削して揃えるミーリング装置、本身の背面に糊付けする糊付け装置、本身の背面に表紙を貼り付けて成形するニッピング装置を順に配置してなり、本身を保持固定したクランパの前記ガイドレールに案内される往路移動によりクランパに保持固定した本身の背面に表紙を貼り付けてなる製本機において、前記ガイドレールは一端が上下駆動する駆動機構に連結され、他端が回転自在に固定されてなり、前記クランパの復路移動時、前記ガイドレールの前記一端を前記駆動機構で持ち上げて、前記クランパを、前記糊付け装置および前記ミーリング装置から往路移動時よりも離れた位置で移動してなることを特徴とする製本機。
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- 2002-04-04 JP JP2002102122A patent/JP4149188B2/ja not_active Expired - Fee Related
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