JP4148879B2 - 受信方法および装置 - Google Patents
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「本来配置された位相」とは、例えば、QPSKの場合に、0、π/2、π、3π/2に対応し、すなわち、送信側で信号を配置した位相に相当する。
なお、IEEE802.11b規格ではCCK変調の他に、DBPSKやDQPSKの位相変調した信号が既知の拡散符号によって拡散されて送信される。
相関器44は、図1のバーストフォーマットのプリアンブルとヘッダ領域のような所定の拡散符号で拡散された位相変調信号を逆拡散するために、等化器42から出力された信号を当該拡散符号で相関処理する。相関処理は、スライディング型の相関処理であってもよいし、マッチドフィルタ型の相関処理であってもよい。相関器44は、前述のごとく図1のバーストフォーマットにおいて、プリアンブルとヘッダでのみ動作するが、データが所定の拡散符号で拡散した位相変調信号である場合には、データの部分でも動作する。
FWT演算部50は、図1のバーストフォーマットのデータ領域のようなCCK変調された信号をFWT演算し、ウォルシュ変換値FWTを出力する。具体的には、CCK変調単位のチップ信号を入力して、チップ信号間の相関処理によって、64個のウォルシュ変換値FWT、すなわち相関値を出力する。
保持部150は、FWT演算部50から出力されたウォルシュ変換値FWTを64個単位で保持する。
0位相回転部86、π/2位相回転部88、π位相回転部90、3/2π位相回転部92は、X0の位相をそれぞれ0、π/2、π、3π/2回転させる。それらの出力は、加算部94でX1とそれぞれ加算される。
選択部110は、FWT0からFWT63の64個のデータを入力し、8個ずつのデータを出力する。例えば、最初のタイミングでFWT0からFWT7を出力し、次のタイミングでFWT8からFWT15を出力する。
(数3)
R = I2+Q2
比較部114は、8個のRを比較し、最大の大きさをもつウォルシュ変換値FWTをそれぞれ選択する。
候補生成部156は、第1位相インデックス信号210を入力し、第1位相インデックス信号210に対応した位相の組合せから、第2位相信号の候補、すなわち第1候補から第6候補を生成する。図9に、候補生成部156で生成される第1候補から第6候補を示す。ここでは、第1位相インデックス信号210として「6」が入力されており、それに対応したφ1、φ2、φ3の値はそれぞれ「0」、「π/2」、「π」になっている。候補生成部156は、φ1、φ2、φ3のうちのひとつの位相を+π/2、−π/2回転させ、当該回転をφ1、φ2、φ3のすべてに対して適用して、6種類の位相の組み合わせ、すなわち第1候補から第6候補を生成する。例えば、φ2に対しては、「3π/2」と「π/2」から第1候補と第2候補を生成する。
第1遅延検波部162は、既に比較部166で選択された過去の位相φ1と第1位相相関値信号208を遅延検波する。そのため、図示しない信号線によって、比較部166から第1遅延検波部162に過去の位相φ1が入力されている。遅延検波の結果は、第1遅延検波信号216として出力される。ここで、位相φ1は、前述のごとくDQPSK変調されているため、雑音等の影響がなければ、第1遅延検波信号216の位相は、0、π/2、π、3π/2のいずれかになる。
(数4)
R = Max{|I|,|Q|}+0.5×Min{|I|,|Q|}
また、次のように求めてもよい。
(数5)
R = Max{|I|,|Q|}+0.5×Min{|I|,|Q|}−K×(Max{|I|,|Q|}−Min{|I|,|Q|})
また、ウォルシュ変換値FWTの位相とウォルシュ符号が配置された位相のいずれかとの誤差を計算し、誤差が小さくなればそれと反対に大きくなるような係数を計算する。ウォルシュ変換値FWTのIとQの2乗和に係数を乗算して、近似値Rを求めてもよい。なお、これらの場合には、ベースバンド処理部26にデジタル受信信号200や等化器42の出力信号の絶対位相を補正する位相補正回路を付加してもよい。
本変形例によれば、受信特性をより向上できる。つまり、ウォルシュ変換値FWTの位相が、ウォルシュ符号が配置された位相のいずれかに近づくほど、近似値Rの大きさが大きくなればよい。
Claims (8)
- 差動符号化された位相信号を含んだ複数の位相信号からなる組合せにもとづいて、複数のウォルシュ符号が生成されており、当該生成された複数のウォルシュ符号をひとつのシンボルとした信号を受信する受信部と、
前記受信した信号をひとつのシンボル単位でウォルシュ変換して、複数の相関値をそれぞれ生成するウォルシュ変換部と、
前記生成した複数の相関値の大きさにもとづいて、ひとつの相関値を選択し、当該選択した相関値に対応した複数の位相信号からなる組合せを第1位相信号として導出する第1導出部と、
前記導出した第1位相信号にもとづいて、前記第1位相信号に対応した複数の位相信号からなる組合せ以外の複数の位相信号からなる組合せを第2位相信号として導出する第2導出部と、
前記導出した第1位相信号と前記導出した第2位相信号にそれぞれ含まれた差動符号化された位相信号にもとづいて、前記第1位相信号と前記第2位相信号のいずれかに対応した複数の位相信号を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする受信装置。 - 前記第2導出部は、
前記導出した第1位相信号に対応した複数の位相信号からなる組合せのうち、前記差動符号化された位相信号以外の複数の位相信号のいずれかの位相を回転させ、さらに位相を回転すべき位相信号を前記複数の位相信号の中で変更して複数の第2位相信号の候補を生成する候補生成部と、
前記生成した複数の第2位相信号の候補にそれぞれ対応した相関値の大きさにもとづいて、前記第2位相信号を選択する選択部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。 - 前記候補生成部は、位相信号が配置される可能性のある複数の位相のうち、前記位相を回転すべき位相信号が本来配置された位相に隣接した位相まで、当該位相を回転すべき位相信号の位相を回転させて、第2位相信号の候補を生成することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
- 複数の位相信号からなる組合せを識別番号によって管理する管理部をさらに含み、
前記第1導出部は、前記管理部から前記第1位相信号に対応した識別番号を導出し、
前記第2導出部は、前記導出した第1位相信号の識別番号にもとづいて、前記管理部から第2位相信号の識別番号を導出することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の受信装置。 - 前記出力部は、前記導出した第1位相信号に対応した相関値の大きさと前記導出した第2位相信号に対応した相関値の大きさの差が予め定めたしきい値以上の場合に、前記第1位相信号に対応した複数の位相信号を出力することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の受信装置。
- 前記出力部は、
前記導出した第1位相信号と前記導出した第2位相信号にそれぞれ含まれた差動符号化された位相信号に対して、過去に前記出力部から出力した複数の位相信号の中の差動符号化された位相信号をそれぞれ遅延検波する遅延検波部と、
前記導出した第1位相信号と前記導出した第2位相信号にそれぞれ含まれた差動符号化された位相信号に対してそれぞれ遅延検波した結果を比較して、前記第1位相信号と前記第2位相信号のいずれかを選択する比較部と、
を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の受信装置。 - 前記比較部は、前記導出した第1位相信号と前記導出した第2位相信号にそれぞれ含まれた差動符号化された位相信号に対してそれぞれ遅延検波した結果と、差動符号化された信号に含まれる可能性のある位相をそれぞれ比較して、前記第1位相信号と前記第2位相信号のいずれかを選択することを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
- 差動符号化された位相信号を含んだ複数の位相信号からなる組合せにもとづいて、複数のウォルシュ符号が生成されており、当該生成された複数のウォルシュ符号をひとつのシンボルとした信号を受信するステップと、
前記受信した信号をひとつのシンボル単位でウォルシュ変換して、複数の相関値をそれぞれ生成するステップと、
前記生成した複数の相関値の大きさにもとづいて、ひとつの相関値を選択し、当該選択した相関値に対応した複数の位相信号からなる組合せを第1位相信号として導出するステップと、
前記導出した第1位相信号にもとづいて、前記第1位相信号に対応した複数の位相信号からなる組合せ以外の複数の位相信号からなる組合せを第2位相信号として導出するステップと、
前記導出した第1位相信号と前記導出した第2位相信号にそれぞれ含まれた差動符号化された位相信号にもとづいて、前記第1位相信号と前記第2位相信号のいずれかに対応した複数の位相信号を出力するステップと、
を備えることを特徴とする受信方法。
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EP4064486A1 (en) | 2021-03-26 | 2022-09-28 | Eugeniusz Smycz | Lightning rod with a lightning protection system isolated from the protected facility, with a power supply control unit that monitors the technical condition of its head |
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