JP4148540B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動入賞口と、該始動入賞口への打玉の入賞により制御手段の制御に基づいて複数の識別情報を変動表示する可変表示装置を備え、該可変表示装置の表示結果としての識別情報が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態発生技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、遊技機としてのパチンコ遊技機に設けられる可変表示装置は、複数列の可変表示部で図柄(識別情報)を可変表示し、その図柄組合せが予め定めた大当り図柄(特定表示結果)となったときに特定遊技状態を発生して遊技者に特定の遊技価値を付与するようになっていた。また、このような可変表示装置が回転ドラムによって構成されたものの中には、特開平3−60681号(以下、これを先行技術という)公報に開示されているように二重ドラム構造をなすものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した二重ドラム構造の先行技術は、単に表示上の図柄組合せ数を増加させるだけであり、それ以外で特に遊技の興趣を向上させる構成とはなっていなかった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、二重階層構造(二重ドラム構造)の可変表示装置において、一方の識別情報列(回転ドラム)を確変制御等の特別遊技状態の発生判定に用いることで遊技の興趣を向上し得る遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
始動入賞口と、該始動入賞口への打玉の入賞により制御手段の制御に基づいて複数の識別情報を変動表示する可変表示装置を備え、該可変表示装置の表示結果としての識別情報が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態発生技機において、前記可変表示装置は、前記複数の識別情報を配列する第一識別情報列と、複数の判定情報を配列すると共に前記第一識別情報列との間で二重階層構造をなす第二識別情報列と、を備え、前記第一識別情報列が前記識別情報の表示結果を導出する以前に導出される前記第二識別情報列の前記判定情報の表示結果によって、前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となり易いか否かが報知されるとともに、前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となったときに導出される前記第二識別情報列前記判定情報の表示結果によって前記特定遊技状態とは異なり且つ遊技者にとって有利な特別遊技状態の発生の有無決定され、前記制御手段は、前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果を前記特定表示結果とするか否かを表示結果導出以前に決定する特定表示結果決定手段と、前記第一識別情報列においてリーチ変動させることが決定されたときに、複数種類のリーチ変動態様からリーチ動作用カウンタの値に対応するリーチ変動態様を選択するリーチ変動態様選択手段と、前記第一識別情報列においてリーチ変動させることが決定されたときに、前記第二識別情報列の前記複数の判定情報からリーチ判定用カウンタの値に対応する判定情報を選択する判定情報選択手段と、を備え、前記特定表示結果決定手段により前記特定表示結果とすることが決定されるときと前記特定表示結果以外とすることが決定されるときとでリーチ変動態様の種類に対応する前記リーチ動作用カウンタのカウント値の個数の割合を変えることにより、前記リーチ変動態様選択手段によるリーチ変動態様の選択率に差異を持たせ、前記判定情報選択手段は、前記リーチ変動態様選択手段により選択されたリーチ変動態様の種類と前記リーチ判定用カウンタの値とに応じて、前記リーチ変動態様選択手段により前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となりにくい第一リーチ変動態様が選択されたときと前記特定表示結果となり易い第二リーチ変動態様が選択されたときとの双方において選択される第一判定情報と、前記リーチ変動態様選択手段により前記第一リーチ変動態様が選択されたときには選択されず前記第二リーチ変動態様が選択されたときに選択される第二判定情報と、を含む前記複数の判定情報から判定情報を選択し、前記第一および第二リーチ変動態様には、リーチ状態が発生してから前記第一および第二リーチ変動態様に共通の変動態様でリーチ変動する期間が設定され、前記判定情報選択手段で選択された判定情報の表示結果は、前記第一識別情報列においてリーチ状態が発生した後であって前記共通の変動態様でリーチ変動している期間中に導出されるので、二重階層構造をなす一方の識別情報列(例えば、回転ドラム)に対して大当りの予測報知機能や特別遊技状態の発生判定機能を持たせることができ、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0005】
また、前記特定表示結果決定手段により前記特定表示結果とすることが決定されるときと前記特定表示結果以外とすることが決定されるときとでリーチ変動態様の種類に対応する前記リーチ動作用カウンタのカウント値の個数の割合を変えることにより、前記リーチ変動態様選択手段によるリーチ変動態様の選択率に差異を持たせる一方、前記判定情報選択手段は、前記リーチ変動態様選択手段により選択されたリーチ変動態様の種類と前記リーチ判定用カウンタの値とに応じて、前記リーチ変動態様選択手段により前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となりにくい第一リーチ変動態様が選択されたときと前記特定表示結果となり易い第二リーチ変動態様が選択されたときとの双方において選択される第一判定情報と、前記リーチ変動態様選択手段により前記第一リーチ変動態様が選択されたときには選択されず前記第二リーチ変動態様が選択されたときに選択される第二判定情報と、を含む前記複数の判定情報から判定情報を選択するので、そのリーチ変動態様の種類を前記判定情報の表示結果によって予測的に報知することで前記特定表示結果となり易いか否かを報知する構成とすることができる。
【0006】
なお、図1に示す普通可変入賞球装置4により本発明の始動入賞口の一例を構成し、特別可変表示装置30により、該始動入賞口への打玉の入賞により制御手段の制御に基づいて複数の識別情報(特別図柄)を変動表示する本発明の可変表示装置の一例を構成し、該可変表示装置の表示結果としての識別情報が予め定めた特定表示結果(大当り図柄)となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態発生ものである。
【0007】
また、図2に示す中外ドラム36により、前記複数の識別情報を配列する本発明の第一識別情報列の一例を構成している。
【0008】
また、図2に示す中内ドラム38により、複数の判定情報(背景図柄)を配列すると共に前記第一識別情報列との間で二重階層構造をなす本発明の第二識別情報列の一例を構成している。
【0009】
また、図11に示す中内図柄の変動制御により、前記第一識別情報列が前記識別情報の表示結果を導出する以前に導出される前記第二識別情報列の前記判定情報の表示結果によって、前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となり易いか否かを報知する一例を示し、図14に示す確変動作により、前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となったときに導出される前記第二識別情報列前記判定情報の表示結果によって前記特定遊技状態とは異なり且つ遊技者にとって有利な特別遊技状態の発生の有無決定される構成の一例を示している。
【0010】
また、図6に示すC_RND1により、前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果を前記特定表示結果とするか否かを表示結果導出以前に決定する本発明の特定表示結果決定手段の構成の一例を示し、図11に示すリーチ1及びリーチ2により、前記第一識別情報列においてリーチ変動させることが決定されたときに、複数種類のリーチ変動態様からリーチ動作用カウンタの値に対応するリーチ変動態様を選択する本発明のリーチ変動態様選択手段の構成の一例を示し、図6に示すC_RND_K及び図9に示す一覧表により、前記第一識別情報列においてリーチ変動させることが決定されたときに、前記第二識別情報列の前記複数の判定情報からリーチ判定用カウンタの値に対応する判定情報を選択する本発明の判定情報選択手段の構成の一例を示している。また、図11のリーチ1及びリーチ2のC_RND_RCHの割振個数により、前記特定表示結果決定手段により前記特定表示結果とすることが決定されるときと前記特定表示結果以外とすることが決定されるときとでリーチ変動態様の種類に対応する前記リーチ動作用カウンタのカウント値の個数の 割合を変えることにより、前記リーチ変動態様選択手段によるリーチ変動態様の選択率に差異を持たせた構成の一例を示し、図9の一覧表及び図11のリーチ1及びリーチ2により、前記判定情報選択手段は、前記リーチ変動態様選択手段により選択されたリーチ変動態様の種類と前記リーチ判定用カウンタの値とに応じて、前記リーチ変動態様選択手段により前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となりにくい第一リーチ変動態様が選択されたときと前記特定表示結果となり易い第二リーチ変動態様が選択されたときとの双方において選択される第一判定情報(図9の「丘」図柄)と、前記リーチ変動態様選択手段により前記第一リーチ変動態様が選択されたときには選択されず前記第二リーチ変動態様が選択されたときに選択される第二判定情報(図9の「噴火」図柄)と、を含む前記複数の判定情報から判定情報を選択する構成の一例を示し、更に、図11の中外図柄が変動パターンDで変動している期間により、前記第一および第二リーチ変動態様には、リーチ状態が発生してから前記第一および第二リーチ変動態様に共通の変動態様でリーチ変動する期間の構成の一例を示し、図11の中内図柄の変動パターンDの停止により、前記判定情報選択手段で選択された判定情報の表示結果は、前記第一識別情報列においてリーチ状態が発生した後であって前記共通の変動態様でリーチ変動している期間中に導出される構成の一例を示している。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形態に係る遊技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す正面図である。図1において、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を構成している。遊技領域3のほぼ中央には、左・中外・右の各ドラム35・36・37で識別情報(以下、これを特別図柄という)の可変表示(以下、変動ともいう)を可能にする特別可変表示装置30が配置されている。なお、特別可変表示装置30の詳細な構成については後に詳述するものである。
【0012】
特別可変表示装置30の下方には、特別図柄の変動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装置4が配置されている。この普通可変入賞球装置4は、ソレノイド5によって垂直(通常入賞口)位置と傾動(拡大入賞口)位置との間で可動制御される一対の可動翼片6a・6bを備え、いわゆるチューリップ型役物として構成され、その普通可変入賞球装置4には入賞した打玉を検出する始動玉検出器7が設けられている。なお、可動翼片6a・6bが垂直(通常入賞口)位置のときも普通可変入賞球装置4に入賞可能になっている。また、普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動は、変動中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶され、その旨が後述の特別図柄記憶表示LED61によって表示されるようになっている。
【0013】
また、上記した普通可変入賞球装置4の左側方には、普通可変表示装置8が配置されている。普通可変表示装置8は、その上端に玉通過口9を備えると共に該玉通過口9の内部に備えた通過玉検出器10が通過玉を検出することで、玉通過口9の下方に備えた普通図柄表示器11での識別情報(以下、普通図柄という)の変動を許容するようになっている。なお、普通図柄表示器11は、普通図柄が当り図柄となったときに、普通可変入賞球装置4の可動翼片6a・6bを所定時間が経過するまで開放制御するものであるが、後述する確率変動(大当り判定確率を通常時と異なる確率に変更した遊技状態)が生じたときには、開放時間が長くなるように設定されている。また、普通図柄の変動は、変動中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶され、その旨が普通可変表示装置8に設けられた普通図柄記憶表示LED12によって表示されるようになっている。
【0014】
また、遊技領域3の下方部位には、取付基板14を介して遊技盤1に取り付けられた特別可変入賞球装置13が配置されている。特別可変入賞球装置13の中央部には、特別可変入賞口15が開設されており、該特別可変入賞口15は、ソレノイド16による開閉板17の可動によって開閉制御されるようになっている。特別可変入賞口15の内部は、左右2つに区画され、そのうちの左側が特定領域とされ、右側が通常領域とされる。特定領域には、入賞玉の検出により開閉板17を再度開成させることができる特定玉検出器18が設けられている。一方、通常領域には入賞玉を検出するための入賞玉検出器19が設けられている。特別可変入賞口15の下方には、特定遊技状態の発生に伴う開閉板17の開閉サイクル数を表示する機能と、入賞玉検出器18及び特定玉検出器19によって検出された入賞玉数を表示する機能と、を合せ持つ7セグメントタイプの回数・個数表示器20が設けられている。また、取付基板14における特別可変入賞口15の左右の各側方には、それぞれ入賞口21が設けられている。
【0015】
しかして、上記のように構成される特別可変入賞球装置13は、以下のように作動する。即ち、打玉が普通可変入賞球装置4に入賞して始動玉検出器7をONさせると、特別可変表示装置30が変動を開始し、一定時間が経過すると、例えば左・右・中外の順で特別図柄が確定され、その確定された図柄の組合せが所定の大当り組合せ(同一図柄のゾロ目)となったときに特定遊技状態となる。そして、この特定遊技状態においては、特別可変入賞球装置13の開閉板17が所定期間(例えば、29秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開放する(開放サイクル)ように設定され、その開放している間遊技盤1の表面を落下する打玉を受け止めるようになっている。そして、受け止められた打玉が特定領域に入賞して特定玉検出器18をONすると、開放サイクルの終了後再度上記した開放サイクルを繰り返し、特定領域に入賞玉が入賞する毎に継続権が成立して開放サイクルを最高16回繰り返すことができるようになっている。なお、遊技領域3を含む遊技盤1の表面には、上記した構成以外にも、風車ランプ22、サイド飾りランプ23、アウト口24、バック玉防止部材25、等が設けられている。また、パチンコ遊技機には、特定遊技状態時あるいは特別図柄の変動時等にその旨を報知する図示しない遊技効果LED、遊技効果ランプ、及びスピーカが設けられている。
【0016】
また、本発明の特定遊技状態は、上記に限らず以下に示す(1)〜(5)の制御のうちいずれか1つの制御又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
(1) 打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御。
(2) 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在させ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御。
(3) 打玉の入賞に関わらず所定数の景品玉を直接排出する制御。
(4) 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)に対して有価数を加算する制御。
(5) 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に対して得点を付与する制御。
【0017】
次に、本実施形態の要部を構成する特別可変表示装置30の構成について説明する。特別可変表示装置30は、前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板31を有し、該取付基板31には、長方形状の窓開口32a〜32cが左・中・右の3箇所に開設されたドラムカバー部材32が設けられ、さらに該ドラムカバー部材32の各窓開口32a〜32cを後方より一体で覆う透過性のドラムレンズ33が設けられている。このドラムレンズ33の後方には、図2及び図3に示す回転ドラム機構34が設けられている。該回転ドラム機構34は、円周面に特別図柄が描かれて前記窓開口32a〜32cに個々に臨設される左・中外・右のドラム35・36・37と、円周面に背景図柄が描かれて中外ドラム36の内方に配される中内ドラム38と、これら各ドラム35〜38を収納して前記取付基板31の裏面側に一体的に取り付けるドラム筐体39と、各ドラム35〜38を個々にドラム筐体39内に位置決め固定するドラム取付金具40〜43と、を備えている。なお、以下の説明では、便宜上、各ドラム35〜38の円周面に描かれた図柄をそれぞれ左図柄、中外図柄、右図柄、中内図柄と称し、中外及び中内の各図柄を合せたものを中図柄と称する。また、前記窓開口32a〜32cは、それぞれ左・中外・右の各図柄を上・中・下の3図柄分停止表示する開口形状をなしている。これにより、特別可変表示装置30では、縦横共に3列の合計9図柄の組合せによって大当り図柄を決定する構成となっている。また、中内ドラム38との間で二重ドラム構造をなす中外ドラム36は、透過性の樹脂によって形成されており、これによって、中外図柄の表示部分以外では、中内ドラム38に描かれた中内図柄が視認できるようになっている。なお、中内図柄は、その表示結果によって後で詳述するリーチ種類の予測判定(以下、これをリーチ判定という)と確率変動の判定(以下、これを確変判定という)とを行うようになっている。
【0018】
上記ドラム取付金具40〜43には、それぞれドラム筐体39側の係止溝39aと係合してドラム筐体39との位置決めを行う係合突部40a〜43aが上下の各前端部分に形成されると共に、各ドラム35〜38の駆動源となるドラムモータ(図3中には、ドラムモータ44・45のみを図示)が取り付けられている。また、左・中内・右用の各ドラム取付金具40・43・42には、それぞれ各窓開口32a〜32cで表示する上・中・下の3図柄を個々に照明装飾するドラムランプ(図2及び図3中には、中図柄用のドラムランプ46a〜46cのみを図示)と、該ドラムランプ用の配線基板(図3中には、配線基板47のみを図示)と、が取り付けられている。なお、左・中・右の各図柄毎に設けられる上・中・下の各ドラムランプは、ランプハウス(図2及び図3中には、中図柄用のランプハウス48のみを図示)を介して各ドラム取付金具40・43・42に取り付け固定されている。また、ドラム取付金具40〜43には、上記した構成部材以外にもドラムモータ乃至ドラムランプをドラム筐体39側のコネクタと接続するコネクタ(図3中には、コネクタ49のみを図示)が取り付けられている。そして、以上のように構成されたドラム取付金具40〜43は、個々に取り付けたドラムモータの駆動軸に各ドラム35〜38をビス50止め固定した状態でドラム筐体39内に収納されている。
【0019】
一方、上記ドラム筐体39には、ドラム取付金具40〜43側の各コネクタと接続するコネクタ(図2中には、コネクタ51のみを図示)と、該コネクタに接続されて前記ドラムモータ及びドラムランプと遊技制御回路(図示しない)との電気的接続の中継を行う中継基板52と、該中継基板52を遊技制御回路側に繋ぐコネクタ53と、が下面後端側に取り付けられている。なお、中継基板52の下方には、取付金具54を介してドラム筐体39に取り付け固定された基板カバー55が設けられて、中継基板52を外乱等から保護するようになっている。また、ドラム筐体39の後面上側には、筐体39内の熱を効率良く外部に放出するための放熱口56a(図3参照)を複数穿設した放熱部材56が取り付けられている。これによって、前述した各ドラム35〜38の回転動作乃至ドラムランプの点灯点滅動作に伴って発生する熱を即座に筐体39の外部に放出することができ、筐体39内の各種構成部材が熱によって劣化するのを防止するようになっている。
【0020】
前記取付基板31の上側部には、図2に示すように、飾りLED57と飾りランプ58とを内蔵してなる上側装飾部59が設けられ、該上側装飾部59の上端部分には、入賞口60が設けられている。一方、取付基板31の中央下側部には、特別可変表示装置30の変動未消化分を記憶する特別図柄記憶表示LED61が設けられている。なお、特別可変表示装置30の変動未消化分を記憶する最大数は4個であり、このため、特別図柄記憶表示LED61も4個設けられている。また、特別図柄記憶表示LED61の左右の各側方には、それぞれ前方に突出した下側装飾部62・63が設けられている。下側装飾部62・63の上端面は、それぞれ中央の特別図柄記憶表示LED61側に下り傾斜した玉転送路62a・63aを構成しており、該玉転送路62a・63a上に落下した打玉は、中央側に転送された後に前記普通可変入賞球装置4の上方位置で再度自然落下されることにより普通可変入賞球装置4に入賞し易くなっている。
【0021】
次に、特別可変表示装置30が表示する図柄種類について説明する。先ず、左・中外・右の各ドラム35〜37が表示する特別図柄(左図柄・中外図柄・右図柄)は、図4に示すように、それぞれ「7」「B」「S」「C」「L」「3」「H」「D」の8種類8個の当り図柄と、「☆」の1種類12個の外れ図柄と、からなる全20図柄から構成されている。一方、中内ドラム38が表示する背景図柄(中内図柄)は、図5に示すように、中内ドラム38の円周面を4分割した各分割領域に描かれた「海」「川」「丘」「噴火」の4種類から構成されている。なお、各ドラム35〜38の図柄は、それぞれ不透明な着色材によって描かれているが、これに限定するものではない。例えば、二重ドラム構造をなす中外ドラム36の中外図柄を透明感のある着色材で描いたり、あるいは中ぬき文字で描くことで、中外図柄を介して中内ドラム38の中内図柄が視認できるようにしてもよい。また、「☆」の外れ図柄をなくして当り図柄のみの構成とすることで、中内図柄の視認性の向上を招来してもよい。
【0022】
次に、特別可変表示装置30による特別図柄及び背景図柄の各変動動作について図6乃至図14に示すタイムチャート及び説明図等を参照して説明する。先ず、特別可変表示装置30の変動動作に用いられるランダム数について説明する。特別可変表示装置30では、図6(A)に示すような7種類のランダム数が使用されており、これらのランダム数は、大当り決定用のC_RND1(0〜299)と、左図柄表示用のC_RND_L(0〜19)と、中外図柄表示用のC_RND_C(0〜19)と、右図柄表示用のC_RND_R(0〜19)と、中内図柄表示用、言い換えればリーチ・確変判定用のC_RND_K(0〜19)と、大当り図柄配列用のC_RND_FVR(0〜39)と、リーチ及び大当り動作用のC_RND_RCH(0〜6)と、から構成されている。
【0023】
そして、図6(B)に示すように、C_RND1から抽出された値が「77」であり大当りと判定されると、C_RND_FVRの抽出値に基づいて大当りとなる図柄及び配列が決定され、この大当り図柄が左・中外・右の各図柄の表示結果として導出される。一方、C_RND1で「77」以外の値が抽出されて外れと判定されると、C_RND_L・C・Rからの各抽出値に対応する外れ図柄が左・中外・右の各図柄の表示結果として導出される。なお、C_RND_L・C・Rからの各抽出値が偶然にも大当り図柄と一致した場合には、C_RND_Cのデータから「1」を減算して外れ図柄にして表示するものである。また、確率変動時(高確率時)には、C_RND1内の「77〜82」の各値が大当り決定用のランダム数となっている。
【0024】
上記したC_RND_L・C・Rの各抽出値に対応する特別図柄の種類は図7に示す通りであり、C_RND_FVRの抽出値に対応する大当り図柄の種類は図8に示す通りである。この大当り図柄の組合せは、前記窓開口32a〜32cに形成される上横ライン(上)、中横ライン(中)、下横ライン(下)、右斜めライン(右下)、左斜めライン(左下)のいずれかの当りライン上に、「3」「7」「B」「S」「C」「L」「D」「H」のいずれかの同一図柄が揃った組合せである。また、C_RND_Kの抽出値に対応する背景図柄の種類は、図9に示すように、リーチ判定時と確変判定時とで異なった設定を行い、さらにはリーチ判定時において各種リーチ1・2毎に異なった設定をしている。具体的には、リーチ判定時のリーチ1では、C_RND_Kの抽出値が「0〜7」のいずれかのときに「海」の背景図柄を選択し、C_RND_Kの抽出値が「8〜16」のいずれかのときに「川」の背景図柄を選択し、C_RND_Kの抽出値が「17〜19」のいずれかのときに「丘」の背景図柄を選択する。一方、リーチ判定時のリーチ2では、C_RND_Kの抽出値が「0〜4」のいずれかのときに「丘」の背景図柄を選択し、C_
RND_Kの抽出値が「5〜19」のいずれかのときに「噴火」の背景図柄を選択する。また、確変判定時では、C_RND_Kの抽出値が「0〜4」のいずれかのときに「海」の背景図柄を選択し、C_RND_Kの抽出値が「5〜9」のいずれかのときに「川」の背景図柄を選択し、C_RND_Kの抽出値が「10〜14」のいずれかのときに「丘」の背景図柄を選択し、C_RND_Kの抽出値が「15〜19」のいずれかのときに「噴火」の背景図柄を選択する。
【0025】
特別図柄(左図柄、中外図柄、右図柄)及び背景図柄(中内図柄)の具体的な変動は図10及び図11のタイムチャートに示すようになっている。なお、左・中外・右・中内の各図柄の変動は、図12の一覧表図に示すパターンに基づいて行われる。変動パターンAは、少しずつ速くした後に一定の速度で変動(1周期が約1.500秒)するパターンであり、変動パターンBは、一定速度から除々に減速して停止するパターンであり、変動パターンCは、一定の速度で変動するパターンであり、変動パターンDは、ゆっくりとした変動の後に除々に減速して停止するパターンであり、変動パターンEは、ゆっくりと変動を開始した後に除々に減速して停止するパターンである。
【0026】
先ず、図10において、普通可変入賞球装置4に打玉が入賞し始動玉検出器7(同図中には、始動口入賞と記載)が始動信号を導出すると、その始動信号の立ち上がり時に、C_RND1から数値を抽出してこれを格納する。その後、始動信号の立ち上がりより0.004秒後には、C_RND_L・C・Rから数値を抽出すると共に、格納したC_RND1の読み出し及び判定を行う。なお、このようなC_RND_L・C・Rの抽出あるいはC_RND1の読み出し判定に基づいてリーチとなる場合には、始動信号の立ち上がりより0.006秒後にC_RND_RCH及びC_RND_Kから数値を抽出する。そして、始動信号の立ち上がりより0.008秒後に、左・中外・右の全図柄を変動パターンAにて変動させる。その後、左図柄は、5.200秒間変動パターンAにて変動された後、1.000秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。右図柄は、6.200秒間変動パターンAにて変動された後、1.000秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。また、リーチ以外の中外図柄は、7.200秒間変動パターンAにて変動された後、1.000秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。
【0027】
一方、上記した左右の各図柄の停止結果によってリーチとなる場合には、図11に示すように、中外図柄に対してリーチ変動が行われると共に、このリーチ変動の種類(リーチ1又はリーチ2)を予測的に判定すべく中内図柄の変動が行われる。先ず、リーチ1での中外図柄は、変動パターンAで7.200秒間変動された時点でリーチ該当図柄の2図柄手前のデータがセットされ、次に0.250秒間の変動パターンC及び6.110〜7.800秒間の変動パターンDにて変動された後に停止表示される。一方、リーチ2での中外図柄は、変動パターンAで7.200秒間変動された時点でリーチ該当図柄の2図柄手前のデータがセットされ、次に0.250秒間の変動パターンC及び6.110〜7.800秒間の変動パターンDにて変動された後に一旦停止される。そして、0.400秒間の一旦停止後に0.260〜2.600秒間変動パターンEにて変動されて停止表示される。また、中内図柄は、リーチ1・2のいずれのリーチ変動においても中外図柄の変動パターンDの開始と同時に変動パターンDで変動が開始され、その変動パターンDにて4.000〜7.000秒間変動された後に停止表示される。即ち、中内図柄は、前記図9の一覧表図に示した各リーチ1・2毎の選択設定に基づいた表示結果を中外図柄の停止以前に導出するようになっている。また、このような中内図柄の選択において、リーチ1では「海」「川」の出現率を高く設定すると共に「噴火」の出現率を「0」に設定し、リーチ2では「噴火」の出現率を高く設定すると共に「海」「川」の出現率を「0」に設定している(図9参照)。このため、中内図柄の表示結果が「海」「川」のいずれかのときはリーチ1の予告的な報知となり、中内図柄の表示結果が「噴火」のときはリーチ2の予告的な報知となる。従って、中内図柄は、各リーチ1・2で出現させる「丘」図柄を考慮してリーチ種類の予測判定(リーチ判定)を行う構成となっている。
【0028】
なお、上記した各種リーチ1・2の選択実行は、図11中に示すように、当り外れ毎の前記C_RND_RCHの抽出値に基づいて行われる。具体的には、特別図柄の表示結果が大当りとなる場合、C_RND_RCHの抽出値が「0」のときにリーチ1が選択され、C_RND_RCHの抽出値が「1〜6」のいずれかのときにリーチ2が選択される。一方、特別図柄の表示結果がハズレとなる場合、C_RND_RCHの抽出値が「0〜5」のいずれかのときにリーチ1が選択され、C_RND_RCHの抽出値が「6」のときにリーチ2が選択される。このように、本実施形態では、大当りとなるときはリーチ2の出現率を高く設定し、また、ハズレとなるときはリーチ1の出現率を高く設定することで、リーチ1を大当り期待度の低いリーチ変動(ノーマルリーチ)とする一方、リーチ2を大当り期待度の高いリーチ変動(スーパーリーチ)として設定している。このため、前述した中内図柄によるリーチ判定は、リーチ種類を予測的に判定する結果として大当りを予測的に判定するようになっている。具体的には、「噴火」を表示結果として導出した場合には、スーパーリーチ(リーチ2)を予告することで大当りする可能性が高いことを報知する一方、「海」「川」のいずれかを表示結果として導出した場合には、ノーマルリーチ(リーチ1)を予告することで大当りする可能性が低いことを報知する。よって、従来の特別図柄だけを使ったリーチに比べてより一層リーチ種類が判り易い構成となり、然も表示態様が変化することで期待感を高めることができる。
【0029】
次に、前記中内図柄による確変判定について図13及び図14を参照して説明する。先ず、図13(A)において、最終停止図柄である中外図柄の停止によって大当り図柄が導出されると、その中外図柄の停止から微少時間(0.700秒)が経過した時点で大当りの確認判定が行われる。そして、その所定時間(11.800秒)後に特別可変入賞球装置13の開閉板17を開放すべくソレノイド16が所定時間(29.500秒)ONされる。開閉板17の開放終了後の所定時間(2.000秒)は、役物連続作動装置作動有効時間として設定され、その時間内に特定玉検出器18がONすれば、継続権が成立するように制御される。その後、図13(B)に示すように、特別可変入賞球装置13における開放サイクルの最終ラウンド(16R)が終了すると、その終了と同時にC_RND_Kの抽出及び判定が行われ、所定時間(1.800秒)後に確変判定用として中内図柄のみが変動される。そして、4.000〜7.000秒間の変動後に前記C_RND_Kの抽出値に応じた中内図柄が表示結果として導出される。なお、このC_RND_Kの抽出値に応じた表示結果は、前記図9の一覧表図に示した確変判定時の選択設定に基づくものであり、「海」「川」「丘」「噴火」の出現率はそれぞれ均一に設定されている(図9参照)。
【0030】
また、上記した確変判定において中内図柄の表示結果が「丘」となる場合、即ちC_RND_Kの抽出値が「10〜14」のいずれかとなる場合には、図14(A)に示すように、特別可変表示装置30(図14中には、条件装置と記載)での「丘」図柄の導出と同時に特別遊技状態としての確変制御を開始し、特別図柄の始動が50回行われた時点で確変制御を終了する。一方、図14(B)に示すように、中内図柄の表示結果が「噴火」となる場合、即ちC_RND_Kの抽出値が「15〜19」のいずれかとなる場合には、「噴火」図柄の導出と同時に確変制御を開始し、次の大当りが発生した時点で確変制御を終了する。なお、確率変動中に更に確変判定用の「噴火」図柄で大当りした場合には、その大当り終了後、新たに次の大当りまで確変制御が行われる。また、このような確変制御は、特別図柄と同様に次に説明する普通図柄に対しても行われるものである。
【0031】
次に、前記普通図柄表示器11に表示される普通図柄について説明する。普通図柄は、図15(A)(B)に示すように、「A・b・C・d・L・7」の6種類であり、これらの普通図柄に対しては、0.002秒毎に1ずつ加算される当り決定用のWC_RND2(3〜13)と、0.002秒毎に1ずつ加算され且つ割り込み処理余り時間に1ずつ加算される普通図柄表示用のWC_RND_F(0〜5)と、が設けられている。WC_RND_F(0〜5)の各ランダム数は、「A・b・C・d・L・7」の各普通図柄に対応して設けられている。また、WC_RND2(3〜13)からのランダム数の抽出において、図15(C)に示すように、「3」の値が抽出されて当りと判定されると、普通図柄表示器11にWC_RND_Fデータの「5」に対応する「7」の当り図柄を表示して普通可変入賞球装置4を所定時間開放(入賞口の拡大)する。一方、WC_RND2で「3」以外の値が抽出されて外れと判定されると、WC_RND_Fデータの値を抽出し、この値に対応する外れ図柄を普通図柄表示器11に表示する。なお、WC_RND2で外れと判定されたにも関わらずWC_RND_Fで抽出された値が偶然にも当り図柄となる場合には、「A」の外れ図柄を選択してこれを普通図柄表示器11に表示するものである。また、上記WC_RND2の抽出に伴う当り外れの判定は、図柄の当り確率が通常時のものであり、確率変動時(高確率時)には、WC_RND2の「3〜12」の値が当り決定用の乱数となる。
【0032】
次に、上記した普通図柄表示器11での普通図柄の変動動作を図16のタイムチャートに基づいて説明する。図16において、通過玉検出器10(同図中には、普通図柄始動玉検出器と記載)がONすると、これと同時にWC_RND2の抽出及び格納が行われる。その後、通過玉検出器10のONから所定時間(0.002秒)が経過すると、WC_RND_Fの抽出を行い、その0.002秒後に普通図柄の変動を開始する。そして、通過玉検出器10のONから所定時間(28.000秒)後に変動を停止する。なお、図16に示す※の確率変動時には、普通図柄の変動時間が5.200秒に短縮される。そして、通常時において停止表示される普通図柄が当り図柄のときには、図17(A)に示すように、普通図柄が停止してから所定時間(0.002秒)後に普通可変入賞球装置4を0.500秒間開放する。その後、通過玉検出器10への通過記憶がある場合には、普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.002秒後に、WC_RND_Fの抽出を行い、その0.002秒後に再度普通図柄の変動を開始する。また、確率変動時において停止表示される普通図柄が当り図柄のときには、図17(B)に示すように、普通図柄が停止してから所定時間(0.002秒)が経過すると普通可変入賞球装置4を2.200秒間開放し、3.000秒のインターバルを置いた後に再度2.200秒間開放する。その後、通過玉検出器10への通過記憶がある場合には、普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.002秒後に、WC_RND_Fの抽出を行い、その0.002秒後に再度普通図柄の変動を開始する。
【0033】
以上のように、本実施形態に係る特別可変表示装置30は、特定遊技状態の発生(大当り図柄の導出)の有無を特別図柄の表示結果によって決定する左・中外・右の各ドラム35〜37に加え、その中外ドラム36との間で二重ドラム構造をなす中内ドラム38を備えている。そして、この中内ドラム38は、円周面に沿って複数(本実施形態では4つ)の背景図柄を配列すると共に、該背景図柄の表示結果によって特定遊技状態の終了後に確変判定を行うようになっている。このため、特別遊技状態(確変制御)の発生決定を特定遊技状態の発生決定以降に行うことができ、ひいては射幸性の向上と共に遊技の興趣向上を招来するようになっている。
【0034】
なお、上記した実施形態(第一実施形態)では、二重ドラム構造をなす内側のドラムを確変判定用のドラムとしているが、これに限らず、外側のドラムを確変判定に用いてもよい。また、確変判定の時期については、特定遊技状態の終了時に限定するものではなく、特定遊技状態の発生決定直後や特定遊技状態中など、少なくとも特定遊技状態の発生決定以降であればよい。また、第一実施形態では、外ドラム内に中心点が同一の内ドラムを1個設けた構成を二重ドラム構造としているが、二重ドラム構造はこれに限定するものではない。以下、その他の二重ドラム構造によって確変判定を行う構成を第二実施形態として図18乃至図27を参照して説明する。先ず、第二実施形態に係る回転ドラム機構70を図18及び図19に基づいて説明する。なお、回転ドラム機構70は、前記第一実施形態の回転ドラム機構34の中ドラム機構のみが異なった構成となっている。このため、便宜上、第一実施形態と同一の構成部材については同一の符号を付記すると共にその説明を省略するものである。回転ドラム機構70の中ドラム機構は、図18及び図19に示すように、円周面に特別図柄が描かれて前記窓開口32bに臨設される中大ドラム71と、円周面に特別図柄が描かれて中大ドラム71に回転自在に取り付けられる3つの中小ドラム72a〜72cと、中大ドラム71の駆動源となるドラムモータ73を固設したドラム取付金具74と、各中小ドラム72a〜72cの駆動源となるドラムモータ75を固設したドラム取付金具76と、を備えている。
【0035】
上記中大ドラム71は、円周面の任意の3箇所にそれぞれ開口部71a〜71cが穿設されており、該取付開口部71a〜71cの裏面側の各開口端には、取付リブ71dが突設されている。そして、中小ドラム72a〜72cの中心軸がそれぞれ取付リブ71dに取り付けられることによって、中小ドラム72a〜72cは、それぞれ開口部71a〜71cが穿設された任意の位置で回転自在に中大ドラム71に取り付けられている。なお、中小ドラム72a〜72cには、それぞれ連動歯車77が一体的に取り付けられている。また、中大ドラム71は、その中心軸部がドラムモータ73の駆動軸に固定されることでA方向への回動が可能にドラム取付金具74に取り付けられている(図18参照)。一方、ドラム取付金具76に固設されたドラムモータ75の駆動軸には、前記連動歯車77と歯合する駆動歯車78が一体的に取り付けられており、該駆動歯車78は、ドラムモータ75の駆動力を連動歯車77を介して各中小ドラム72a〜72cに伝達するようになっている。これにより、ドラムモータ75は、その駆動力によって駆動歯車78をB方向に回動した後、各中小ドラム72a〜72cをそれぞれC・D・Eの方向へ同時に回動するようになっている(図18参照)。なお、ドラム取付金具74・76には、それぞれドラム筐体39側の係止溝39aと係合してドラム筐体39との位置決めを行う係合突部74a・76aが上下の各前端部分に形成されると共に、ドラムモータ73・75をドラム筐体39側の中継基板52と接続するコネクタ(図19中には、ドラムモータ75用のコネクタ79のみを図示)が取り付けられている。そして、このように構成されたドラム取付金具74・76を介して中大及び中小の各ドラム71・72a〜72cがドラム筐体39内に収納されている。
【0036】
次に、上記した回転ドラム機構70が表示する特別図柄の種類について説明する。なお、以下の説明では、各ドラム35・71・37・72a〜72cの円周面に描かれた図柄をそれぞれ左図柄、中大図柄、右図柄、中小図柄と称し、中大及び中小の各図柄を合せたものを中図柄と称する。先ず、左右のドラム35・37が表示する左右の各図柄は、図20に示すように、それぞれ「7」「S」「5」「L」「3」「D」の6種類6個の当り図柄と、「☆」の1種類14個の外れ図柄と、からなる全20図柄から構成されており、中大ドラム71が表示する中大図柄は、「S」「L」「D」の3種類3個の当り図柄及び「☆」の1種類14個の外れ図柄からなる全17図柄と、前記3箇所の開口部71a〜71cと、から構成されている。一方、開口部71aから中小ドラム72aが表示する中小図柄は、図21(A)に示すように「7」「7C」の2種類2個の当り図柄から構成されている。また、開口部71bから中小ドラム72bが表示する中小図柄は、図21(B)に示すように「5」「5C」の2種類2個の当り図柄から構成されている。また、開口部71cから中小ドラム72cが表示する中小図柄は、図21(C)に示すように「3」「3C」の2種類2個の当り図柄から構成されている。
【0037】
次に、第二実施形態における特別図柄の変動動作について図22乃至図27に示すタイムチャート及び説明図等を参照して説明する。先ず、特別図柄の変動動作に用いられるランダム数について説明する。第二実施形態の特別図柄には、図22(A)に示すような6種類のランダム数が使用されており、これらのランダム数は、大当り決定用のC_RND1(0〜299)と、左図柄表示用のC_RND_L(0〜19)と、中図柄表示用のC_RND_C(0〜19)と、右図柄表示用のC_RND_R(0〜19)と、大当り図柄配列用のC_RND_FVR(0〜44)と、リーチ及び大当り動作用のC_RND_RCH(0〜6)と、から構成されている。
【0038】
そして、図22(B)に示すように、C_RND1から抽出された値が「77」であり大当りと判定されると、C_RND_FVRの抽出値に基づいて大当りとなる図柄及び配列が決定され、この大当り図柄が左・中・右の各図柄の表示結果として導出される。一方、C_RND1で「77」以外の値が抽出されて外れと判定されると、C_RND_L・C・Rからの各抽出値に対応する外れ図柄が左・中・右の各図柄の表示結果として導出される。なお、C_RND_L・C・Rからの各抽出値が偶然にも大当り図柄と一致した場合には、C_RND_Cのデータから「1」を減算して外れ図柄にして表示するものである。また、確率変動時(高確率時)には、C_RND1内の「77〜82」の各値が大当り決定用のランダム数となっている。
【0039】
上記したC_RND_L・C・Rの各抽出値に対応する特別図柄の種類は図23に示す通りであり、C_RND_Cは、前述したように中大ドラム71の中大図柄と中小ドラム72aの中小図柄とからなる中図柄に対応して設けられている。C_RND_FVRの抽出値に対応する大当り図柄の種類は図24に示す通りである。この大当り図柄の組合せは、上横ライン(上)、中横ライン(中)、下横ライン(下)、右斜めライン(右下)、左斜めライン(左下)のいずれかの当りライン上に、「3」「5」「7」「S」「L」「D」のいずれかの同一図柄が揃った組合せである。また、この大当り図柄のうち中図柄が「C」を含んだ図柄で揃ったもの、言い換えればC_RND_FVRの抽出値が「0〜14」のいずれかとなる「3・3C・3」「5・5C・5」「7・7C・7」の図柄は、確変図柄をなしており、前記特定遊技状態の発生に加えて確変制御を特別遊技状態として発生するようになっている。
【0040】
特別図柄の具体的な変動は図25及び図26のタイムチャートに示すようになっている。なお、特別図柄の変動は、前記第一実施形態の図12の一覧表図に示すパターンに基づいて行われるものである。先ず、図25において、普通可変入賞球装置4に打玉が入賞し始動玉検出器7(同図中には、始動口入賞と記載)が始動信号を導出すると、その始動信号の立ち上がり時に、C_RND1から数値を抽出してこれを格納する。その後、始動信号の立ち上がりより0.004秒後には、C_RND_L・C・Rから数値を抽出すると共に、格納したC_RND1の読み出し及び判定を行う。なお、このようなC_RND_L・C・Rの抽出あるいはC_RND1の読み出し判定に基づいてリーチとなる場合には、始動信号の立ち上がりより0.006秒後にC_RND_RCH及びC_RND_Kから数値を抽出する。そして、始動信号の立ち上がりより0.008秒後に、左・中大・右の各図柄を変動パターンAにて変動させる。その後、左図柄は、5.200秒間変動パターンAにて変動された後、1.000秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。右図柄は、6.200秒間変動パターンAにて変動された後、1.000秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。また、リーチ以外の中大図柄は、7.200秒間変動パターンAにて変動された後、1.000秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。そして、この中大図柄の停止表示によって開口部71a〜71cのいずれかが導出された場合には、中大図柄が停止した時点で変動パターンEにて中小図柄の変動が開始され、1.000秒(1図柄分)又は2.000秒(2図柄分)間変動された後に停止表示される。
【0041】
一方、上記した左右の各図柄の停止結果によってリーチとなる場合には、図26に示すように、中大図柄に対してリーチ変動(リーチ1又はリーチ2)が行われる。先ず、リーチ1での中大図柄は、変動パターンAで7.200秒間変動された時点でリーチ該当図柄の2図柄手前のデータがセットされ、次に0.250秒間の変動パターンC及び6.110〜7.800秒間の変動パターンDにて変動された後に停止表示される。一方、リーチ2での中大図柄は、変動パターンAで7.200秒間変動された時点でリーチ該当図柄の2図柄手前のデータがセットされ、次に0.250秒間の変動パターンC及び6.110〜7.800秒間の変動パターンDにて変動された後に一旦停止される。そして、0.400秒間の一旦停止後に0.260〜2.600秒間変動パターンEにて変動されて停止表示される。また、リーチ1・2の各変動において、中大図柄の停止表示によって開口部71a〜71cのいずれかが導出された場合には、前記リーチ以外と同様に、中大図柄が停止した時点で変動パターンEにて中小図柄の変動が開始され、1.000秒(1図柄分)又は2.000秒(2図柄分)間変動された後に停止表示される。
【0042】
なお、上記した各種リーチ1・2の選択実行は、図26中に示すように、当り外れ毎の前記C_RND_RCHの抽出値に基づいて行われる。具体的には、特別図柄の表示結果が大当りとなる場合、C_RND_RCHの抽出値が「0」のときにリーチ1が選択され、C_RND_RCHの抽出値が「1〜6」のいずれかのときにリーチ2が選択される。一方、特別図柄の表示結果がハズレとなる場合、C_RND_RCHの抽出値が「0〜5」のいずれかのときにリーチ1が選択され、C_RND_RCHの抽出値が「6」のときにリーチ2が選択される。このように、第二実施形態では、前記第一実施形態と同様に、大当りとなるときはリーチ2の出現率を高く設定し、また、ハズレとなるときはリーチ1の出現率を高く設定することで、リーチ1を大当り期待度の低いリーチ変動(ノーマルリーチ)とする一方、リーチ2を大当り期待度の高いリーチ変動(スーパーリーチ)として設定している。
【0043】
ところで、上記した中大図柄は、リーチ状態での表示結果の導出によって大当り(特定遊技状態)の有無を決定するものであるが、その大当り決定の表示結果として開口部71a〜71cのいずれかを導出した場合には、中小図柄の変動によって特別遊技状態(確変制御)の発生の有無を決定するようになっている。具体的には、例えば、中横ライン上で左右の図柄が「7」で揃ったリーチ状態において、中図柄の真ん中に開口部71aを停止表示すると、この段階で既に「7・7・7」又は「7・7C・7」のいずれかの大当り図柄の導出を決定して特定遊技状態の発生を決定する。そして、中小図柄の表示結果が「7」のときは「7・7・7」の通常の大当り図柄となって特定遊技状態のみを発生する。一方、中小図柄の表示結果が「7C」のときは「7・7C・7」の確変図柄となって特定遊技状態の発生に加えて特別遊技状態を発生するようになっている。
【0044】
次に、前記確変図柄の導出に伴う確変動作を図27のタイムチャートに基づいて説明する。図27において、特別可変表示装置30(図27中には、条件装置と記載)が「3・3C・3」「5・5C・5」「7・7C・7」のうちいずれかの確変図柄を導出する、言い換えれば大当りに伴って抽出されるC_RND_FVRの値が「0〜14」のいずれかとなる場合には、その確変図柄による大当りの終了と同時に確変制御を開始し、次の大当りが発生した時点で確変制御を終了する。なお、確率変動中に更に確変図柄で大当りした場合には、その大当り終了後、新たに次の大当りまで確変制御が行われる。
【0045】
以上のように、第二実施形態では、中大ドラム71と、該中大ドラム71の各開口部71a〜71cに配された中小ドラム72a〜72cとによって二重ドラム構造を構成し、中小ドラム72a〜72cが表示する中小図柄によって特定遊技状態の発生決定後に確変判定を行うようになっている。このため、第二実施形態では、前記第一実施形態と同様に、特別遊技状態(確変制御)の発生決定を特定遊技状態の発生決定以降に行うことができ、ひいては射幸性の向上と共に遊技の興趣向上を招来するようになっている。
【0046】
なお、上記した第一及び第二の各実施形態は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、可変表示装置をモーターにより駆動するドラム式の表示器を例示しているが、これに限らず、CRT、LCD、VFD、LED等の画像表示装置を用いてもよい。この場合では、画像で二重階層構造を疑似的に表示することによって本発明の効果が得られるものである。また、遊技機の構成として、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると特定遊技状態が発生して可変入賞球装置を開放する弾球遊技機(これを俗に第1種という)を例示しているが、特にこれに限定するものではなく、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると権利発生状態となり、この状態で特定領域に打玉が入賞すると特定遊技状態が発生する弾球遊技機(これを俗に第3種という)であっても良く、さらにはスロットマシンやコインゲーム等の遊技機であっても良い。
【0047】
また、上記実施形態では、特別遊技状態を特別図柄及び普通図柄の確率変動制御としているが、これに限定するものではなく、例えば、特別図柄乃至普通図柄に対しての時間短縮制御又は確率変動制御を特別遊技状態としてもよい。また、電役の開放期間の延長制御、特別図柄乃至普通図柄に対しての始動通過領域の増設制御(例えば、普通入賞口を特別図柄の始動入賞口として設定変更する制御)、賞球数の増加制御(例えば、入賞に伴う賞球を通常時の13個から15個に増加する制御)、あるいは所定領域への通過率向上制御(例えば、始動入賞口の上流側に打玉規制装置を設け、該打玉規制装置の作動により始動入賞率を向上する制御)を特別遊技状態としてもよく、さらには前記第3種に本発明を適用した場合には、特定領域への入賞率向上制御を特別遊技状態としてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明の構成においては、始動入賞口と、該始動入賞口への打玉の入賞により制御手段の制御に基づいて複数の識別情報を変動表示する可変表示装置を備え、該可変表示装置の表示結果としての識別情報が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態発生技機において、前記可変表示装置は、前記複数の識別情報を配列する第一識別情報列と、複数の判定情報を配列すると共に前記第一識別情報列との間で二重階層構造をなす第二識別情報列と、を備え、前記第一識別情報列が前記識別情報の表示結果を導出する以前に導出される前記第二識別情報列の前記判定情報の表示結果によって、前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となり易いか否かが報知されるとともに、前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となったときに導出される前記第二識別情報列前記判定情報の表示結果によって前記特定遊技状態とは異なり且つ遊技者にとって有利な特別遊技状態の発生の有無決定され、前記制御手段は、前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果を前記特定表示結果とするか否かを表示結果導出以前に決定する特定表示結果決定手段と、前記第一識別情報列においてリーチ変動させることが決定されたときに、複数種類のリーチ変動態様からリーチ動作用カウンタの値に対応するリーチ変動態様を選択するリーチ変動態様選択手段と、前記第一識別情報列においてリーチ変動させることが決定されたときに、前記第二識別情報列の前記複数の判定情報からリーチ判定用カウンタの値に対応する判定情報を選択する判定情報選択手段と、を備え、前記特定表示結果決定手段により前記特定表示結果とすることが決定されるときと前記特定表示結果以外とすることが決定されるときとでリーチ変動態様の種類に対応する前記リーチ動作用カウンタのカウント値の個数の割合を変えることにより、前記リーチ変動態様選択手段によるリーチ変動態様の選択率に差異を持たせ、前記判定情報選択手段は、前記リーチ変動態様選択手段により選択されたリーチ変動態様の種類と前記リーチ判定用カウンタの値とに応じて、前記リーチ変動態様選択手段により前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となりにくい第一リーチ変動態様が選択されたときと前記特定表示結果となり易い第二リーチ変動態様が選択されたときとの双方において選択される第一判定情報と、前記リーチ変動態様選択手段により前記第一リーチ変動態様が選択された ときには選択されず前記第二リーチ変動態様が選択されたときに選択される第二判定情報と、を含む前記複数の判定情報から判定情報を選択し、前記第一および第二リーチ変動態様には、リーチ状態が発生してから前記第一および第二リーチ変動態様に共通の変動態様でリーチ変動する期間が設定され、前記判定情報選択手段で選択された判定情報の表示結果は、前記第一識別情報列においてリーチ状態が発生した後であって前記共通の変動態様でリーチ変動している期間中に導出されるので、二重階層構造をなす一方の識別情報列(例えば、回転ドラム)に対して大当りの予測報知機能や特別遊技状態の発生判定機能を持たせることができ、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面図である。
【図2】 特別可変表示装置を示す縦断面図である。
【図3】 特別可変表示装置を示す分解斜視図である。
【図4】 左・中外・右の各図柄の種類を示す一覧表図である。
【図5】 中内図柄の種類を示す一覧表図である。
【図6】 同図(A)は特別図柄及び背景図柄に用いられる各種ランダム数を示す一覧表図であり、同図(B)は選択されたランダム数によって特別図柄の当り外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチャートである。
【図7】 左・中外・右の各図柄とC_RND_L・C・Rとの関係を示す一覧表図である。
【図8】 大当り図柄とC_RND_FVRとの関係を示す一覧表図である。
【図9】 中内図柄とC_RND_Kとの関係を示す一覧表図である。
【図10】 左・右の各図柄の変動動作とリーチ以外の中外図柄の変動動作とを示すタイムチャートである。
【図11】 各リーチ1・2での中外及び中内の各図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図12】 特別図柄の変動パターンを示す一覧表図である。
【図13】 同図(A)は大当り図柄の導出に伴って特別可変入賞球装置が開放する動作を示すタイムチャートであり、同図(B)は特別可変入賞球装置の閉鎖後に始動記憶によって図柄が変動する動作を示すタイムチャートである。
【図14】 同図(A)(B)はそれぞれ所定の中外図柄での大当りに伴って発生する確率変動の動作を示すタイムチャートである。
【図15】 同図(A)は普通図柄の変動に用いられる各種ランダム数の一覧表図であり、同図(B)は普通図柄とWC_RND_Fとの関係を示す一覧表図であり、同図(C)は選択されたランダム数によって普通図柄の当り外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチャートである。
【図16】 通過玉検出器での通過検出に伴う普通図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図17】 同図(A)は通常時において普通図柄が当りとなるときの普通可変入賞球装置の開放動作を示すタイムチャートであり、同図(B)は確率変動時において普通図柄が当りとなるときの普通可変入賞球装置の開放動作を示すタイムチャートである。
【図18】 第二実施形態の特別可変表示装置を示す縦断面図である。
【図19】 第二実施形態の特別可変表示装置を示す分解斜視図である。
【図20】 第二実施形態の左・中大・右の各図柄の種類を示す一覧表図である。
【図21】 同図(A)〜(B)はそれぞれ第二実施形態の中小図柄の種類を示す一覧表図である。
【図22】 同図(A)は第二実施形態の特別図柄に用いられる各種ランダム数を示す一覧表図であり、同図(B)は第二実施形態の選択されたランダム数によって特別図柄の当り外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチャートである。
【図23】 第二実施形態の左・中・右の各図柄とC_RND_L・C・Rとの関係を示す一覧表図である。
【図24】 第二実施形態の大当り図柄とC_RND_FVRとの関係を示す一覧表図である。
【図25】 第二実施形態における左・右の各図柄の変動動作とリーチ以外の中大及び中小の各図柄の変動動作とを示すタイムチャートである。
【図26】 第二実施形態における各リーチ1・2での中大及び中小の各図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図27】 第二実施形態における確率変動の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 遊技盤
3 遊技領域
4 普通可変入賞球装置
7 始動玉検出器
8 普通可変表示装置
10 通過玉検出器
11 普通図柄表示器
12 普通図柄記憶表示LED
13 特別可変入賞球装置
18 特定玉検出器
19 入賞玉検出器
30 特別可変表示装置
34 回転ドラム機構
35〜38 ドラム
39 ドラム筐体
40〜43 ドラム取付金具
59 上側装飾部
61 特別図柄記憶表示LED
62・63 下側装飾部
62a・63a 玉転送路
70 回転ドラム機構
71 中大ドラム
71a〜71c 開口部
72a〜72c 中小ドラム
73・75 ドラムモータ
74・76 ドラム取付金具
77 連動歯車
78 駆動歯車

Claims (1)

  1. 始動入賞口と、該始動入賞口への打玉の入賞により制御手段の制御に基づいて複数の識別情報を変動表示する可変表示装置を備え、該可変表示装置の表示結果としての識別情報が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態発生技機において、
    前記可変表示装置は、
    前記複数の識別情報を配列する第一識別情報列と、
    複数の判定情報を配列すると共に前記第一識別情報列との間で二重階層構造をなす第二識別情報列と、を備え、
    前記第一識別情報列が前記識別情報の表示結果を導出する以前に導出される前記第二識別情報列の前記判定情報の表示結果によって、前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となり易いか否かが報知されるとともに、前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となったときに導出される前記第二識別情報列前記判定情報の表示結果によって前記特定遊技状態とは異なり且つ遊技者にとって有利な特別遊技状態の発生の有無決定され、
    前記制御手段は、
    前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果を前記特定表示結果とするか否かを表示結果導出以前に決定する特定表示結果決定手段と、
    前記第一識別情報列においてリーチ変動させることが決定されたときに、複数種類のリーチ変動態様からリーチ動作用カウンタの値に対応するリーチ変動態様を選択するリーチ変動態様選択手段と、
    前記第一識別情報列においてリーチ変動させることが決定されたときに、前記第二識別情報列の前記複数の判定情報からリーチ判定用カウンタの値に対応する判定情報を選択する判定情報選択手段と、を備え、
    前記特定表示結果決定手段により前記特定表示結果とすることが決定されるときと前記特定表示結果以外とすることが決定されるときとでリーチ変動態様の種類に対応する前記リーチ動作用カウンタのカウント値の個数の割合を変えることにより、前記リーチ変動態様選択手段によるリーチ変動態様の選択率に差異を持たせ、
    前記判定情報選択手段は、前記リーチ変動態様選択手段により選択されたリーチ変動態様の種類と前記リーチ判定用カウンタの値とに応じて、前記リーチ変動態様選択手段により前記第一識別情報列の前記識別情報の表示結果が前記特定表示結果となりにくい第一リーチ変動態様が選択されたときと前記特定表示結果となり易い第二リーチ変動態様が選択されたときとの双方において選択される第一判定情報と、前記リーチ変動態様選択手段により前記第一リーチ変動態様が選択されたときには選択されず前記第二リーチ変動態様が選択されたときに選択される第二判定情報と、を含む前記複数の判定情報から判定情報を選択し、
    前記第一および第二リーチ変動態様には、リーチ状態が発生してから前記第一および第二リーチ変動態様に共通の変動態様でリーチ変動する期間が設定され、
    前記判定情報選択手段で選択された判定情報の表示結果は、前記第一識別情報列においてリーチ状態が発生した後であって前記共通の変動態様でリーチ変動している期間中に導出されることを特徴とする遊技機。
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