JP4146099B2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品コラム内の最下位の商品から1個ずつ落下搬出する自動販売機の商品搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、サーペンタイン式自動販売機では、商品コラムの下部の商品通路に商品搬出装置を設置し、この商品搬出装置により商品を1個ずつ搬出するようになっている。この搬出構造を説明すれば、商品搬出装置の下部には商品通路に出没自在のゲートレバーを設置するとともに、上部にはこれまた商品通路に出没自在のロックレバーを設置しており、ゲートレバー上の最下位の商品を搬出する際、ソレノイドの駆動により、予めロックレバーを商品通路に突出させて最下位から2番目の商品を保持し、しかる後ゲートレバーを開けて最下位の商品を1個搬出する構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の商品搬出装置では、最下位の商品を搬出した後にゲートレバーを待機位置に戻す際、ゲートレバーが待機位置に戻る前にロックレバーがロック解除するときは、最下位から2番目の商品をゲートレバーで保持できず、最下位の商品に連なって最下位から2番目の商品も搬出されたり、或いは、復帰途中のゲートレバーと側壁との間に商品が挟まり、商品詰まりを起こすおそれがあった。
【0004】
このような搬出不良は常に同じ径の商品を搬出するときは、ソレノイドの通電時間を適宜設定して対処することもできるが、同一の商品コラムに誤って径の異なる商品が混在しているとき、或いは、所定の商品コラムを小径商品と大径商品の両者に使用できる仕様としたときなどは、ソレノイドの通電時間をその都度変更できるものでないため、商品連続搬出や商品詰まりを回避できないという問題点を有している。
【0005】
本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、ゲートレバーから商品が複数個連続して販売されたり、商品詰まりを起こすことがない自動販売機の商品搬出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、請求項1の発明は、商品コラム内の商品を最下位の商品から1個ずつ搬出する自動販売機の商品搬出装置において、最下位の商品を支持するとともに搬出自在に回動するゲートレバーと、最下位から2番目の商品を保持自在に回動するロックレバーと、ゲートレバーの商品搬出方向への回転を規制するストッパ部材と、ロックレバーを商品を保持する方向及び商品保持を解除する方向に回動させる回動付与部材と、下部には前記ストッパ部材を、上部には前記回動付与部材をそれぞれ連結した上下動自在な作動部材と、作動部材を上方に引き上げることにより、ストッパ部材が上昇してゲートレバーから離脱しゲートレバーの搬出方向への回転を許容するとともに、回動付与部材が上昇してロックレバーを商品保持方向に回転させ、また、作動部材を下方に引き下げることにより、ストッパ部材が下降してゲートレバーに当りゲートレバーの搬出方向への回転を規制するとともに、回動付与部材が下降してロックレバーの商品保持を解除する方向に回転させるソレノイド機構と、ソレノイド機構により上昇したストッパ部材を保持して作動部材の下方への移動を規制するとともに、ソレノイド機構により作動部材に引き下げ力が付与されたときストッパ部材の保持状態を一時的に継続し、作動部材の下方への移動を一時的に規制する一時保持機構とを有する構造となっている。
【0007】
請求項1の発明によれば、最下位の商品を搬出する際、ソレノイドを駆動して作動部材を上方に引き上げる。この作動部材の引き上げにより回動付与部材が商品を保持する方向に回転し、最下位から2番目の商品を保持する。一方、この作動部材の引き上げによりストッパ部材が外れてゲートレバーの商品搬出方向へ回転が許容される。この回転許容されたゲートレバーはその上に載っている商品の荷重により下方(商品搬出方向)に向かって回転し、最下位の商品が落下搬出する。また、作動部材を引き上げることにより、一時保持機構が作動部材を保持し、作動部材の下方への復帰動作を規制する。
【0008】
従って、たとえソレノイドの駆動が終了し作動部材の引き上げ力がなくなったとしても、作動部材は下がることがなく、ロックレバーで保持されている最下位から2番目の商品が、下方に向かって落下することがない。
【0009】
このように最下位から2番目の商品が保持されている間に、搬出済みのゲートレバーが上方に向かって回転し、ゲートレバーが待機状態に復帰する。この復帰する際に一時保持機構により作動部材の保持操作が解除される。これにより、ソレノイドの吸引作用がなくなった作動部材が下方に向かって移動し、ストッパ部材がゲートレバーの商品搬出方向への回転を規制する一方、回転付与部材がロックレバーを保持解除方向に回転するため、ロックレバーで保持されていた最下位から2番目の商品がゲートレバー上に落下し、ゲートレバー上に商品が支持され、待機状態に戻る。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に係る自動販売機の商品搬出装置において、一時保持機構は、ゲートレバーの回動軸に回動自在に取り付けられたフックと、フックをストッパ部材に向かって回転付勢するバネと、バネの回転付勢力に抗してフックの回動を規制する係止部とを有する構造となっている。
【0011】
請求項2の発明によれば、販売待機時においては、一時保持機構のフックは係止部によりストッパ部材に向かっての回転が規制されているが、商品販売時となったときはゲートレバーが商品搬出方向に回転するため、フックもこれに追従してストッパ部材に向かって回転し、ストッパ部材を保持する。一方、ゲートレバーが逆に回転して元の待機位置に戻ったとき、フックも同じく元の位置に戻るため、ストッパ部材の係止を解除する。
【0012】
このように、一時保持機構はゲートレバーが待機位置に戻ったときストッパ部材の保持を解除するため、最下位から2番目の商品がゲートレバーに向かって落下するときは、既にゲートレバーが商品保持姿勢となっており、最下位から2番目の商品を確実に保持できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1乃至図12は本発明に係る自動販売機の商品搬出装置を示すもので、図1は自動販売機の概略断面図、図2は商品搬出装置の正面斜視図、図3は商品搬出装置の背面斜視図、図4は小径商品搬出時の正面斜視図、図5は大径商品搬出時の正面斜視図、図6は一時保持機構の組立斜視図、図7は小径商品の販売待機時の側面概略図、図8は小径商品の販売時の側面概略図、図9は小径商品販売後のゲートレバー復帰途中の側面概略図、図10は大径商品の販売待機時の側面概略図、図11は大径商品の販売時の側面概略図、図12は大径商品販売後のゲートレバー復帰途中の側面概略図である。
【0014】
まず、自動販売機の概略を図1を参照して説明する。この自動販売機はサーペンタイン式自動販売機を示すもので、前後に複数の商品コラム1を並設しており、商品コラム1の下部側の商品通路Aにそれぞれ商品搬出装置2が設置されている。
【0015】
この商品搬出装置2の構造を図2乃至図5を参照して説明する。この商品搬出装置2は、縦に延在された基板21を有し、この基板21の上部略中央には売り切れ検知スイッチ20を設置しており、このスイッチ20により商品コラム1内の商品の有無を検知している。
【0016】
基板21の略中央には下端をシャフト221で軸支した板状のメインロックレバー22が横方向に延在している。このシャフト221を軸に商品通路Aに出没自在に回動する。また、メインロックレバー22は左右に2つの貫通孔222を有し、後述するサブロックレバー23の爪234が嵌り込むようになっている。また、メインロックレバー22の裏面には図3に示すように後方に突出した支持板223が間隔をおいて複数有しており、この支持板223には後方に向かって開口した案内溝224を形成している。この案内溝224には回転付与シャフト225が架設されており、回転付与シャフト225が上下動するとき、回転付与シャフト225が案内溝224をなぞって支持板223を上下に回転させ、メインロックレバー22に対して上下の回転力が付与される。
【0017】
サブロックレバー23はフレーム231により方形状に形成したもので、メインロックレバー22の上方にシャフト232で軸支され、商品通路A内で上下に回動できるようになっている。シャフト232にはバネ233が巻回しており、バネ力によりフレーム231全体が上方に付勢されている。また、フレーム231のうち前側フレームには後方に向かって突出した爪234が2個形成されており、この爪234がメインロックレバー22の貫通孔222に嵌め込み可能となっている。また、サブロックレバー23の回動中心から先端までの長さ寸法は、図4及び図8に示すように、サブロックレバー23がメインロックレバー22の先端に当たる際に、サブロックレバー23の先端がメインロックレバー22の上端から前方に突出するように大きく設計している。
【0018】
このように構成されたメインロックレバー22及びサブロックレバー23により最下位から2番目の商品S2,S21を保持するロックレバー24を構成している。
【0019】
基板21の下部には最下位の商品S1,S11を保持するゲートレバー25が設置されている。このゲートレバー25はシャフト251により基板21に軸支されており、上下方向に回動自在となっている。また、シャフト251にはバネ252が巻回しており、ゲートレバー25を上方に付勢している。また、ゲートレバー25の裏面には図6に示すように略U字状に形成された3個のストッパーアーム253が取り付けられている。各ストッパーアーム253は一体に形成されており、その基部が軸受け部253aとなっておりシャフト251に軸支されている。
【0020】
基板21の上部裏面には図3に示すようにソレノイド26が設置されている。このソレノイド26のプランジャ261は下方に向かって延在されており、プランジャ261の下端には上下に延在された上下動自在の作動板262が連結している。
【0021】
この作動板262はその下端に復帰用バネ263が連結しており、ソレノイド26が吸引するときは作動板262が上方に向かって引き上げられ、一方、ソレノイド26の吸引動作が終了したときは、復帰用バネ263の付勢力により作動板262が下方に移動する。また、この作動板262の上部側には前記回転付与シャフト225が連結しており、作動板262の上下動により、図7〜図12に示すように、メインロックレバー22が商品通路Aに出没するよう回動する。また、作動板262の下端にはストッパーシャフト264が固着されている。このストッパーシャフト264が下位にあるときは(ゲートレバー25の待機状態のときは)、図3に示すようにストッパーアーム253の下端がこれに当たり、ゲートレバー25の下方への回転を規制している。一方、ストッパーシャフト264が上方に移動するときは、この規制が解除され、ゲートレバー25の下方への回動を許容する。
【0022】
基板21の裏面には図3に示すように作動板262を間にして左右には回転付与シャフト225とストッパーシャフト264を上下に案内する案内部材27,28が形成されている。各案内部材27,28のうち、図3に向かって左側の案内部材27は基板21の側板となっており、一方、右側の案内部材28は上下に延びる棒体で構成している。各案内部材27,28の上部側には回転付与シャフト225を案内する上案内孔271,281を有し、下部側にはストッパーシャフト264を案内する下案内孔272,282を有している。
【0023】
ゲートレバー25のシャフト251には図6に示すように一時保持機構29が設けられている。この一時保持機構29は、ゲートレバー25のシャフト251に回動自在に取り付けられたフック291と、フック291を回転付勢するバネ292と、バネ292の回転付勢力に抗してフック291の回転を規制する係止部293を有する。
【0024】
フック291は隣接するストッパーアーム253の間に介装されたもので、上部左右に2個の軸受け部291aを突設しており、この軸受け部291aにシャフト251を通して回動自在となっている。また、フック291の中央から下部には、半楕円形状に切り欠いて形成した保持溝291bを有し、この保持溝291bはストッパーシャフト264を保持し得る大きさに形成されている。
【0025】
バネ292はフック291の軸受け部291a間に巻回されており、フック291の保持溝291bを基板21の裏側、即ちストッパーシャフト264側に向かって回転付勢している。
【0026】
係止部293は隣接する各ストッパーアーム253の各軸受け部253aに形成された係止片293aとフック291の各軸受け部291aに形成された段部293bとから構成されている。各係止片293aは各軸受け部253aの周縁から軸線に沿って互いに向き合う方向に突出する一方、各段部293bは各軸受け部291aの周縁の外面に形成されている。また、各係止片293aと各段部293bは、図7及び図10に示すように、ゲートレバー25が待機状態となっているとき各段部293bがバネ付勢により各係止片293aに係止されており、フック291が基板21の前寄りに位置している。
【0027】
次に、本実施形態に係る商品搬出装置2の動作を主に図7〜図12を参照して説明する。まず、自動販売機に図7〜図9に示すように商品径の小さな商品S1,S2が収容されているときの動作を説明する。販売待機時においては、図7に示すように、商品S1,S2の商品径が小さい分、サブロックレバー23の基部と商品S1,S2との間隔が広くなり、これにより、サブロックレバー23はバネ233の付勢力により上方への回動角度が大きくなっている。一方、ゲートレバー25の上には最下位の商品S1が載っており、ゲートレバー25に下方への回転力が付与されているが、ゲートレバー25のストッパーアーム253がストッパーシャフト264に当たっているため、ゲートレバー25が下方に回動することなく、最下位の商品S1を販売待機させている。また、一時保持機構29のフック291はバネ292により図7に向かって反時計回りに回転付勢されているが、段部293bが係止片293aにより係止され、フック291が回転規制された状態となっている。
【0028】
この状態で商品の販売信号が入力されたときは、ソレノイド26が励磁しプランジャ261を上方に引き上げる。これにより、回転付与シャフト225が案内溝224をなぞりながら支持板223を押し上げるため、メインロックレバー22が、図8に示すように、商品通路Aに向かって突出する。一方、プランジャ261の引き上げ動作によりストッパーシャフト264が上方に向かって移動するため、図8に示すように、ストッパーシャフト264がストッパーアーム253から外れ、ゲートレバー25が商品荷重により反時計方向に回転する。これにより、最下位の商品S1が落下搬出される。このゲートレバー25の反時計方向への回転に伴い、係止片293aも反時計方向に回転するため、フック291も同様に反時計方向に回転し、引き上げられたストッパーシャフト264を保持溝291bに保持する。
【0029】
この最下位の商品S1の落下搬出により、この商品S1の上に積まれていた最下位から2番目の商品S2が下方に向かって移動するとともに、商品S2がサブロックレバー23に当たって、サブロックレバー23を下方に向かって回動させる。このサブロックレバー23が下方に回転する際に、既にメインロックレバー22が商品通路Aに突出しているため、図4及び図8に示すように、サブロックレバー23の先端側がメインロックレバー22の上端側に当たり、この位置でサブロックレバー23の回転が規制される。これにより、サブロックレバー232に上から当たっている最下位から2番目の商品S2の落下が規制される。
【0030】
その後、最下位の商品S1を落下搬出したゲートレバー25は、図9に示すように、バネ252の付勢力により待機位置に戻るよう動作するが、待機位置に戻るとき、ソレノイド26の励磁時間が終了して復帰用バネ263の付勢力により作動板262に下方への移動力が加わる。ここで、ストッパーシャフト264がフック291により保持されているため、作動板262の下方への移動が一時的に規制される。そして、ゲートレバー25が図9に示すように待機位置に戻ったとき、係止片293aが再び段部293bに当たり、フック291が時計回りに回転させる。これにより、ストッパーシャフト264が保持溝291bから外れて、作動板262の保持状態が解除され、作動板262が下方に向かって移動する。この作動板262の移動によりストッパーシャフト264が下方に移動してストッパーアーム253の下端に当たり、ゲートレバー25の下方への回転を規制する。また、作動板262の下方への移動により回転付与シャフト225が案内溝224をなぞりながら再度下方に向かって移動する。これに伴い、メインロックレバー22が商品通路Aから離脱するように元の位置に戻る一方、サブロックレバー23の支持状態が解除され、最下位から2番目の商品S2がゲートレバー25の上に落下し、販売待機状態となる。
【0031】
次に、主に図10〜図12を参照して、商品径の大きな商品S11,S21が収容されているときの動作を説明する。販売待機時においては、図10に示すように、商品S11,S21の商品径が大きい分、サブロックレバー23の基部と商品S11,S21との間隔が狭くなり、これにより、サブロックレバー23の回動角度が小さくなっている。一方、ゲートレバー25の上には最下位の商品S11が載っており、前述の商品径の小さな商品S1,S2と同様に最下位の商品S11を販売待機させている。
【0032】
この状態で商品の販売信号が入力されたときは、前述と同様にソレノイド26が励磁しプランジャ261を上方に引き上げ、メインロックレバー22が、図11に示すように、商品通路Aに向かって突出する。一方、プランジャ261の引き上げ動作により、図11に示すように、ストッパーシャフト264がストッパーアーム253から外れ、ゲートレバー25が商品荷重により下方に向かって回転する。これにより、最下位の商品S11が落下搬出される。
【0033】
この最下位の商品S11の落下搬出により、この商品S11の上に積まれていた最下位から2番目の商品S21が下方に向かって移動する。このとき、メインロックレバー22が既に商品通路Aに突出しているため、図5及び図11に示すように、商品S21がメインロックレバー22の上端に当たって、落下が規制される。なお、サブロックレバー23は、図5に示すように、爪222がメインロックレバー22の貫通孔234に嵌り込み、メインロックレバー22の前面側で保持されている。
【0034】
その後、前述の最下位の商品S1と同様にゲートレバー25がバネ252の付勢力により待機位置に戻る一方、ソレノイド26の励磁時間が終了し、その後、作動板262を一時保持した後に、ストッパーシャフト264及び回転付与シャフト225が元の待機位置に戻り、メインロックレバー22及びサブロックレバー23が元の待機位置に戻って、最下位から2番目の商品S21がゲートレバー25の上に支持される。
【0035】
以上のように本実施形態に係る商品搬出装置によれば、収納商品が商品径の小さな商品S1,S2のときは、商品搬出の際、最下位から2番目の商品S2がサブロックレバー23により支持され、一方、収納商品が商品径の大きな商品S11,S21のときは、最下位から2番目の商品S21がメインロックレバー22により支持されるため、細缶又は太缶の何れの商品も確実に保持できる。また、このサブロックレバー23の先端までの寸法を大きくすることにより、各種商品径の商品に対応することができる。
【0036】
また、商品径の小さな商品S1,S2を支持するサブロックレバー23は、商品通路Aに単に回動自在に設置された構成のものであり、従来の如くカム機構も必要とせず、極めて簡単な構造となっている。
【0037】
更に、最下位の商品S1,S11を搬出する際、一時保持機構29により、ゲートレバー25が待機位置に戻った後に作動板262が動作する。即ち、ゲートレバー25が商品支持状態となってから、最下位から2番目の商品S2,S21がゲートレバー25上に落下するため、最下位の商品S1,S11と最下位から2番目の商品S2,S21が連続的に搬出されることがない。また、ゲートレバー25と側壁との間に最下位から2番目の商品S2,S21が挟まるという、商品詰まりを起こすことがない。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、商品を搬出する際に、複数の商品が一度に連続的に搬出することがないし、また、商品詰まりも防止でき、商品径の異なる各種商品を円滑に搬出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の概略断面図
【図2】商品搬出装置の正面斜視図
【図3】商品搬出装置の背面斜視図
【図4】小径商品搬出時の正面斜視図
【図5】大径商品搬出時の正面斜視図
【図6】一時保持機構の組立斜視図
【図7】小径商品の販売待機時の側面概略図
【図8】小径商品の販売時の側面概略図
【図9】小径商品販売後のゲートレバー復帰途中の側面概略図
【図10】大径商品の販売待機時の側面概略図
【図11】大径商品の販売時の側面概略図
【図12】大径商品販売後のゲートレバー復帰途中の側面概略図
【符号の説明】
1…商品コラム、2…商品搬出装置、22…メインロックレバー、23…サブロックレバー、24…ロックレバー、25…ゲートレバー、26…ソレノイド、29…一時保持機構、291…フック、292…バネ、293…係止部、S1,S2…小径商品、S11,S21…大径商品、A…商品通路。
Claims (2)
- 商品コラム内の商品を最下位の商品から1個ずつ搬出する自動販売機の商品搬出装置において、
最下位の商品を支持するとともに搬出自在に回動するゲートレバーと、
最下位から2番目の商品を保持自在に回動するロックレバーと、
前記ゲートレバーの商品搬出方向への回転を規制するストッパ部材と、
前記ロックレバーを商品を保持する方向及び商品保持を解除する方向に回動させる回動付与部材と、
下部には前記ストッパ部材を、上部には前記回動付与部材をそれぞれ連結した上下動自在な作動部材と、
前記作動部材を上方に引き上げることにより、前記ストッパ部材が上昇して前記ゲートレバーから離脱し前記ゲートレバーの搬出方向への回転を許容するとともに、前記回動付与部材が上昇して前記ロックレバーを商品保持方向に回転させ、また、該作動部材を下方に引き下げることにより、該ストッパ部材が下降して該ゲートレバーに当り該ゲートレバーの搬出方向への回転を規制するとともに、該回動付与部材が下降して該ロックレバーの商品保持を解除する方向に回転させるソレノイド機構と、
前記ソレノイド機構により上昇した前記ストッパ部材を保持して前記作動部材の下方への移動を規制するとともに、前記ソレノイド機構により該作動部材に引き下げ力が付与されたとき該ストッパ部材の保持状態を一時的に継続し、該作動部材の下方への移動を一時的に規制する一時保持機構とを有する
ことを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。 - 前記一時保持機構は、前記ゲートレバーの回動軸に回動自在に取り付けられたフックと、該フックを前記ストッパ部材に向かって回転付勢するバネと、該バネの回転付勢力に抗して該フックの回転を規制する係止部とを有する
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機の商品搬出装置。
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