JP4144760B2 - 変速機制御装置 - Google Patents
変速機制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4144760B2 JP4144760B2 JP2006125366A JP2006125366A JP4144760B2 JP 4144760 B2 JP4144760 B2 JP 4144760B2 JP 2006125366 A JP2006125366 A JP 2006125366A JP 2006125366 A JP2006125366 A JP 2006125366A JP 4144760 B2 JP4144760 B2 JP 4144760B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microprocessor
- transmission
- vehicle
- clutch
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 50
- 230000004913 activation Effects 0.000 claims description 38
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 claims description 36
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 17
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 230000008569 process Effects 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 6
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 208000032368 Device malfunction Diseases 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
しかしながら、2輪車においては、変速制御装置が誤動作した場合、つまり、誤った変速制御、誤ったクラッチON動作、または誤ったクラッチOFF動作などが発生した場合に、車両挙動により姿勢が乱れて事故につながり易いので、高度な安全性が求められている。
また、マイクロプロセッサのリセット復帰直後にリセット前の制御状態に戻ることができない場合にも、運転者の意図どおりに変速装置が動作できないので、事故につながる可能性があるという課題があった。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1はこの発明の実施の形態1に関連した変速機制御装置を示すブロック図である。
図1において、変速機制御装置は、内部の電源回路1と、電源回路1からの電源Vcc(=5[V])が供給されるマイクロプロセッサ2と、マイクロプロセッサ2により制御されるモータ駆動用のHブリッジ回路9、11と、マイクロプロセッサ2と協働するEEPROM15とを備えている。
また、電源回路1は、内部回路電源の低下時においても、マイクロプロセッサ2にリセット信号RSTを出力し、マイクロプロセッサ2を初期化する。
マイクロプロセッサ2には、シフトアップスイッチ3、シフトダウンスイッチ4、エンジン回転センサ5、車速センサ6、クラッチ位置センサ7およびシフト位置センサ8が接続されている。
各スイッチ3、4の操作信号は、マイクロプロセッサ2に入力されており、マイクロプロセッサ2は、各スイッチ3、4のいずれかが十分長い時間にわたって閉じた(ON操作された)場合に、運転者からの変速指令を認識するようになっている。
続いて、マイクロプロセッサ2は、ギア位置センサ(図示せず)の出力に基づき、目標ギアに入れ替わったことを判定した後、クラッチモータ10がクラッチ接続方向に回転するように通電を行うとともに、シフトモータ12がシフトシャフトを中立点に回転させるように通電を行う。
減速後のクラッチアクチュエータの出力軸には、クラッチ位置センサ7が取り付けられており、クラッチ位置センサ7の出力信号CLTはマイクロプロセッサ2に入力される。
マイクロプロセッサ2は、クラッチ位置センサ7から得られる実クラッチ位置および回転速度RCと、マイクロプロセッサ2内で演算される目標クラッチ位置とに基づいて、Hブリッジ回路9に対するPWMデューティおよびクラッチモータ10の通電方向を演算する。
減速後のシフトアクチュエータの出力軸には、シフト位置センサ8が取り付けられており、シフト位置センサ8の出力信号SFTは、マイクロプロセッサ2に入力される。
マイクロプロセッサ2は、シフト位置センサ8から得られる実シフト位置および回転速度RSと、マイクロプロセッサ2内で演算される目標シフト位置とに基づいて、Hブリッジ回路11に対するPWMデューティおよびシフトモータ12の通電方向を演算する。
たとえば、マイクロプロセッサ2内の記録手段は、通常のキーOFFによる制御装置のシャットダウン時において、EEPROM15内の正常終了を示す番地のビットを「1」にセットするものとする。
図2において、まず、マイクロプロセッサ2は、EEPROM15からデータを読出し(ステップS1)、EEPROM15内の正常終了データのビットがセットされているか否かにより、正常終了を示すデータが有るか否かを判定する(ステップS2)。
このとき、ギア位置は、通常、A/D変換器(図示せず)を介した入力情報、またはスイッチ入力状態なので、数制御周期のソフトフィルタを設けたとしても、20msec程度の時間があれば、通常制御に復帰することができる。
なお、エンジン回転速度Neおよび車速Vsは、たとえば各センサ5、6からの入力パルス信号の周期から演算されるが、最初の数周期分の計測が完了した時点で、エンジン回転速度Neおよび車速Vsをそれぞれ算出し、初回情報の取込みが完了したものとする。
また、エンジン停止、車両停車の場合には、周期計測タイマのオーバーフロー発生時点で取込み完了とする。
一方、ステップS6において、エンジン回転速度Neおよび車速Vsの取得処理が完了した(すなわち、YES)と判定されれば、続いて、エンジン回転速度Neが所定回転速度Ne1未満であるか否か、または、車速Vsが所定値Vs1未満であるか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7において、Ne<Ne1、または、Vs<Vs1(すなわち、YES)と判定されれば、現在の動作状態は停車状態であると見なして以降の制御動作を行い(ステップS8)、図2の処理ルーチンを終了する。
ステップS9において、ΔRC≧RCdif(すなわち、YES)と判定されれば、現在の車両の動作状態は発進状態であると見なして以降の制御動作を行い(ステップS10)、図2の処理ルーチンを終了する。
また、クラッチの出力側回転速度RCoは、車速センサ6の取り付け部からクラッチまでの間に存在するギア比の逆数1/Gscを、車速センサ6の取り付け部の回転速度に乗算することによって求められる。
以下、図3〜図5を参照しながら、この発明の実施の形態1について説明する。
図3において、マイクロプロセッサ2Aには、前述のEEPROM15に代えて、電源遮断時間測定回路16が接続されている。
この場合、マイクロプロセッサ2A内の起動要因判定手段は、電源遮断時間に基づいて、今回の起動が通常の電源投入によるものであるか異常なリセットによるものであるかを判定するようになっている。
図4において、電源遮断時間測定回路16は、トランジスタTRと、コンデンサCおよび抵抗Rからなる時定数回路とを備えており、トランジスタTRおよび時定数回路は、回路電源Vccとグランドとの間に直列に挿入されている。
また、時定数回路の一端は、マイクロプロセッサ2AのA/D入力ポートADに接続されている。
そして、電圧VADの測定後に、マイクロプロセッサ2Aは、出力ポートPOの電位を「L」レベルにしてトランジスタTRをONさせることにより、時定数回路内のコンデンサCを充電状態にする。
しかし、この場合、異常リセットから復帰するまでの時間は短時間なので、この復帰時間よりもコンデンサCおよび抵抗Rの時定数が十分大きければ、異常リセットから復帰直後に測定されるA/D入力ポートADの電圧VADは、回路電源Vccの電圧(=5[V])に近い値となる。
図5において、ステップS4〜S11は前述(図2参照)と同様の処理であり、ステップS21〜S23のみが前述と異なる。
すなわち、電源遮断時間(=コンデンサCの放電時間)が十分に長いか否かにより、今回の起動が正常起動なのか、異常リセットによる起動なのかを判定する。
一方、ステップS22において、VAD≧2.5[V](すなわち、NO)と判定されれば、電源遮断時間が短いので異常リセットによる起動と見なして、前述と同様に、異常リセット前の動作状態の判定処理および異常リセット前の制御復帰処理(ステップS4〜S11)を実行する。
また、EEPROM15(図1参照)を使用しない制御装置において、遮断時間測定回路16を簡単な電子回路(図4参照)で構成することができるので、安価な構成で異常リセットを判定することができる。
なお、図4に電源遮断時間測定回路16の具体的な構成例を示したが、これに限定されるものではなく、他の回路構成で実現してもよい。
Claims (7)
- マイクロプロセッサを備え、車両のエンジンに接続された変速機を制御する変速機制御装置であって、
運転者からの変速指令に応じたクラッチ操作および変速動作を、前記マイクロプロセッサの演算処理に基づき前記変速機に接続されたアクチュエータを駆動させることによって行う変速機制御装置において、
前記マイクロプロセッサと協働して、前記マイクロプロセッサの電源遮断時間を測定する遮断時間測定手段を備え、
前記マイクロプロセッサは、
前記マイクロプロセッサの起動時に、今回の起動が通常の電源投入によるものであるか異常なリセットによるものであるかを判定する起動要因判定手段と、
前記起動要因判定手段の判定結果に基づいて、前記マイクロプロセッサの次の制御動作を決定する動作決定手段とを含み、
前記起動要因判定手段は、前記電源遮断時間に基づいて、今回の起動が通常の電源投入によるものであるか異常なリセットによるものであるかを判定することを特徴とする変速機制御装置。 - 前記マイクロプロセッサは、前記起動要因判定手段により今回の起動が通常の電源投入によるものであると判定された場合のみに、通常の起動時制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の変速機制御装置。
- 前記マイクロプロセッサは、前記起動要因判定手段により今回の起動が異常なリセットによるものであると判定された場合には、通常の起動時制御を実行せずに、前記変速機のギア位置、前記エンジンの回転速度、前記車両の車速、前記車両のクラッチの位置および前記クラッチの入出力回転速度差の少なくとも1つに基づいて、前記マイクロプロセッサの実行すべき制御動作を決定することを特徴とする請求項1に記載の変速機制御装置。
- 前記マイクロプロセッサは、前記変速機のギア位置がニュートラルである場合には、前記車両が停車状態であると見なして以降の制御動作を行うことを特徴とする請求項3に記載の変速機制御装置。
- 前記マイクロプロセッサは、前記変速機のギア位置がニュートラルでなく、かつ前記車速が所定車速未満である場合には、前記車両が停車状態であると見なして以降の制御動作を行うことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の変速機制御装置。
- 前記マイクロプロセッサは、前記変速機のギア位置がニュートラルでなく、かつ前記エンジンの回転速度が所定回転速度以上であって、かつ前記車速が所定車速以上であって、かつ前記クラッチの入出力回転速度差が所定値以上である場合には、前記車両が発進状態であると見なして以降の制御動作を行うことを特徴とする請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の変速機制御装置。
- 前記マイクロプロセッサは、前記変速機のギア位置がニュートラルでなく、かつ前記エンジンの回転速度が所定回転速度以上であって、かつ前記車速が所定車速以上であって、かつ前記クラッチの入出力回転速度差が所定値未満である場合には、前記車両が走行状態であると見なして以降の制御動作を行うことを特徴とする請求項3から請求項6までのいずれか1項に記載の変速機制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006125366A JP4144760B2 (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 変速機制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006125366A JP4144760B2 (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 変速機制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007298083A JP2007298083A (ja) | 2007-11-15 |
JP4144760B2 true JP4144760B2 (ja) | 2008-09-03 |
Family
ID=38767745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006125366A Active JP4144760B2 (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 変速機制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4144760B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4735630B2 (ja) | 2007-09-28 | 2011-07-27 | トヨタ自動車株式会社 | 自動変速制御装置 |
WO2018061992A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 制御装置 |
-
2006
- 2006-04-28 JP JP2006125366A patent/JP4144760B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007298083A (ja) | 2007-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1992815B1 (en) | Eco-Run control device and engine restart method | |
JP4098803B2 (ja) | 車載駆動制御装置 | |
CN110594028B (zh) | 节气门自学习的控制方法、装置及电子控制单元 | |
US20110160985A1 (en) | In-vehicle control apparatus | |
JP5817747B2 (ja) | レンジ切換装置 | |
JP2010242557A (ja) | エンジン制御装置 | |
KR950002371B1 (ko) | 자동변속장치 부설차량의 엔진시동장치 | |
JP2006322362A (ja) | エンジン自動停止始動制御装置 | |
JP2006283816A (ja) | クラッチ制御装置 | |
JP4144760B2 (ja) | 変速機制御装置 | |
KR20100075339A (ko) | 건설장비의 아이들 상태에서 엔진 회전수 제어 장치 및 방법 | |
KR102019861B1 (ko) | 차량 제어 장치 및 차량 제어 방법 | |
JP4538852B2 (ja) | 車両用制御装置 | |
JP6834876B2 (ja) | 車両のシフトレンジ切替装置 | |
JP2006283815A (ja) | クラッチ制御装置 | |
JP4998816B2 (ja) | 電子制御装置のプログラム書換えシステム | |
JPH03219164A (ja) | 自動変速機のシフト指示装置 | |
JP4072199B2 (ja) | 自動変速機の故障診断装置 | |
KR20150008531A (ko) | 차량 제어 방법 및 이를 위한 장치 | |
JP4868760B2 (ja) | クラッチ制御装置 | |
KR0168300B1 (ko) | 자동변속기의 안정화 제어장치 및 방법 | |
JP4563978B2 (ja) | 変速機制御装置 | |
JP4119600B2 (ja) | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 | |
JP2007255559A (ja) | 変速機制御装置 | |
JP2002266735A (ja) | 車両の点火制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080327 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080610 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080612 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4144760 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |