JP2006322362A - エンジン自動停止始動制御装置 - Google Patents

エンジン自動停止始動制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電気負荷への電力供給源としてエンジン駆動時用に第一の電源及びエンジン停止時用に第二の電源を備える車両におけるエンジン自動停止始動制御装置において、スタータ電源切替リレーの異常を検出することができるようにする。
【解決手段】 エンジン自動停止始動制御装置が、スタータへの電力供給源として、キー始動時には第一の電源30が使用される一方、自動始動時には第二の電源32が使用されるようにするためのスタータ電源切替リレー40と、その第一及び/又は第二の電源の電流及び/又は電圧を検出する検出手段46、48、50及び52と、その検出手段の出力に基づいてキー始動時に第一の電源からの放電状態を監視することにより、スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常の有無を判定する判定手段34と、を備えるように構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両におけるエンジン自動停止始動制御装置に関する。
アイドリング中のエネルギ消費を低減するため、エンジン自動停止始動制御装置(アイドリングストップシステム、エコランシステム等ともいう。)が実用化されている。エンジン自動停止始動制御装置を備えた車両においては、走行状態からブレーキ踏みにて停止状態移行後一定時間経過後にエンジンが自動的に停止する一方、エンジン停止中にブレーキリリースやシフト操作などでエンジンが自動的に始動せしめられる。
エコランシステムを採用する車両では、例えば、Pb(鉛)バッテリ及びLi(リチウムイオン)バッテリといった二つの電源が搭載される場合がある。ここで、Pbバッテリは、エンジン駆動(通常走行)状態での補機への電力供給源として使用され、一方、Liバッテリは、エコラン(エンジン停止)中の補機への電力供給源として使用される。
このように、2電源搭載のエコランシステムでは、バッテリの使用用途が区別(差別化)されている。そのため、初回エンジン始動(キー始動)時とエコラン状態からのエンジン再始動時において、スタータへ電力供給を行うバッテリを切り替える必要がある。そのため、2電源(バッテリ)搭載のエコラン車にはスタータの電源を切り替えるリレーが搭載されている。
すなわち、キー始動時におけるスタータへの電力供給は、図1に示されるように、Pbバッテリから行われ、一方、エコラン状態からのエンジン再始動時におけるスタータへの電力供給は、図2に示されるように、Liバッテリから行われる。
このように、2電源(バッテリ)搭載のエコラン車にはスタータ電源切替リレーが搭載されているが、リレーの固着故障を検出する上で以下の問題が挙げられる。なお、スタータ電源切替リレーのOFF側がPbバッテリに対応し、スタータ電源切替リレーのON側がLiバッテリに対応するものとする。
第一の問題点として、初回エンジン始動時にON固着している場合には、Liバッテリより電力供給が行われることとなるが、例えば、エンジン回転数が600[rpm]まで上昇しないとLi電池リレー(図1及び図2においてLiバッテリの下にあるリレー)がONされない仕様となっているときには、ON固着時にはスタータモータへの電力供給ができない。この場合、エンジンをかけることができず、また、ユーザへの異常通知(チェックランプ点灯)もすることができない。
第二の問題点として、スタータモータのパワーラインが断線した場合には、電流が流れないため、スタータ電源切替リレーが正常にON(Li側)であった場合でも、OFF固着異常を検出してしまう。すなわち、誤ダイアグ(異常)検出をしてしまう。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、第一及び第二の電源を備える車両におけるエンジン自動停止始動制御装置(エコランシステム)であって、スタータ電源切替リレーのON固着異常(第二の電源側への固着異常)時に、車両が異常状態であることをユーザへ通知し車両異常コードを記憶するためON固着を検出することができるものを提供することにある。
また、本発明の更なる目的は、キー始動時にON固着異常となった場合にはエンジンを始動することができず、車両の移動やディーラへの車両の持ち込みもできないことに鑑み、スタータ電源切替リレーのON固着異常時にあってもエンジンを始動することができるエンジン自動停止始動制御装置(エコランシステム)を提供することにある。
また、本発明の更に他の目的は、スタータの異常時には、スタータ電源切替リレーの固着判定を実施すると誤ダイアグ検出する可能性があり、誤った異常コードを車両が記憶するおそれがあることに鑑み、誤ダイアグを防止することができるエンジン自動停止始動制御装置(エコランシステム)を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、電気負荷への電力供給源としてエンジン駆動時用に第一の電源及びエンジン停止時用に第二の電源を備える車両において、所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン始動条件が成立するとエンジンを自動的に始動させるエンジン自動停止始動制御装置であって、スタータへの電力供給源として、キー始動時には前記第一の電源が使用される一方、自動始動時には前記第二の電源が使用されるようにするためのスタータ電源切替リレーと、前記第一の電源の電流、前記第二の電源の電流、前記第一の電源の電圧及び前記第二の電源の電圧のうちの少なくとも一つを検出する検出手段と、前記検出手段の出力に基づいてキー始動時に前記第一の電源からの放電状態を監視することにより、前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常の有無を判定する判定手段と、を具備することを特徴とするエンジン自動停止始動制御装置が提供される。
一つの好適な態様では、前記判定手段は、キー始動時における前記第一の電源からの放電電流が所定の閾値以下である場合に前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常ありと判定する。
一つの好適な態様では、前記判定手段は、キー始動前とキー始動中とにおける前記第一の電源の電圧値の差が所定の閾値以下である場合に前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常ありと判定する。
一つの好適な態様では、前記判定手段は、キー始動時における前記第一の電源からの放電電流が所定の閾値以下であり且つキー始動前とキー始動中とにおける前記第一の電源の電圧値の差が所定の閾値以下である場合に前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常ありと判定する。
一つの好適な態様では、前記判定手段によって前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常ありと判定された場合に、キー始動時におけるスタータへの電力供給源として前記第二の電源が使用されるように制御する始動処理手段、を更に具備する。
一つの好適な態様では、スイッチング素子及び電流センサからなる回路を設け、スタータ異常時にあっても誤判定をすることなく前記スタータ電源切替リレーの第一又は第二の電源側への固着異常の有無を判定する第二の判定手段、を更に具備する。
一つの好適な態様では、前記第二の判定手段は、前記スタータ電源切替リレーが前記第一の電源への接続指示を受けているときに、前記スイッチング素子をONとし、前記回路内に流れる電流値が所定の閾値以上である場合に前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常ありと判定する。
一つの好適な態様では、前記第二の判定手段は、エンジン自動停止状態移行後に、前記スイッチング素子をONとし、前記回路内に流れる電流値が所定の閾値以下である場合に前記スタータ電源切替リレーの第一の電源側への固着異常ありと判定する。
一つの好適な態様では、キー始動時に前記第二の判定手段による前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常判定履歴があるか否かを判定し、該履歴があり且つキー始動したにもかかわらずエンジン回転数が所定の閾値以下の状態が所定時間以上成立した場合に、スタータへの電力供給源として前記第二の電源が使用されるように制御する始動処理手段、を更に具備する。
一つの好適な態様では、予めスタータの異常が検出されている場合には前記スタータ電源切替リレーの異常判定を実施しない。
また、本発明によれば、電気負荷への電力供給源としてエンジン駆動時用に第一の電源及びエンジン停止時用に第二の電源を備える車両において、所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン始動条件が成立するとエンジンを自動的に始動させるエンジン自動停止始動制御方法であって、スタータへの電力供給源として、キー始動時には前記第一の電源が使用される一方、自動始動時には前記第二の電源が使用されるようにするためのスタータ電源切替ステップと、前記第一の電源の電流、前記第二の電源の電流、前記第一の電源の電圧及び前記第二の電源の電圧のうちの少なくとも一つを検出する検出ステップと、前記検出ステップの出力に基づいてキー始動時に前記第一の電源からの放電状態を監視することにより、前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常の有無を判定する判定ステップと、を具備することを特徴とするエンジン自動停止始動制御方法が提供される。
また、本発明によれば、電気負荷への電力供給源としてエンジン駆動時用に第一の電源及びエンジン停止時用に第二の電源を備える車両において、所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン始動条件が成立するとエンジンを自動的に始動させるエンジン自動停止始動制御システムであって、スタータへの電力供給源として、キー始動時には前記第一の電源が使用される一方、自動始動時には前記第二の電源が使用されるようにするためのスタータ電源切替部と、前記第一の電源の電流、前記第二の電源の電流、前記第一の電源の電圧及び前記第二の電源の電圧のうちの少なくとも一つを検出する検出部と、前記検出部の出力に基づいてキー始動時に前記第一の電源からの放電状態を監視することにより、前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常の有無を判定する判定部と、を具備することを特徴とするエンジン自動停止始動制御システムが提供される。
初回キー始動時にスタータ電源切替リレーがON固着(第二の電源側への固着)していた場合には、従来技術ではON固着異常判定を実施していなかったため、エンジンが始動しないにもかかわらず、ユーザに何も情報が通知されなかった。しかし、本発明によりON固着判定を実施することができるため、ON固着した場合にユーザに車両が異常状態にあることを通知することが可能となる。
従来技術では、初回キー始動時にスタータ電源切替リレーがON固着していた場合に、スタータへの電力供給が実施されないため、エンジンを始動することができなかった。そのため、車両を移動したり、ディーラへ車両を持ち込むこともできなかった。しかし、本発明によるエンジン始動処理(フェールセーフ処理)によりエンジンが始動されるため、ディーラへの車両の持ち込みや車両の移動が可能となる。
従来技術ではスタータ異常時に誤ダイアグの可能性があり、スタータ電源切替リレーの固着検出が正常に実施できなかったが、本発明により、スタータ異常時でもスタータ電源切替リレーの固着検出が正常に実施することが可能となる。そのため、車両に誤った異常コードを格納したり、ユーザに誤って通知するケースを回避することができる。
従来技術では初回キー始動時にスタータ電源切替リレーがON固着していた場合に、スタータへの電力供給が実施できないため、エンジンを始動することができなかった。そのため、車両を移動したり、ディーラへ車両を持ち込むこともできなかった。しかし、キー始動時にON固着異常コードが記憶されているか否かを判定し、異常コードが記憶されている場合には、エンジン始動処理(フェールセーフ処理)を実行し、エンジンを始動させることで、ディーラへの車両の持ち込みや車両の移動が可能となる。
従来技術ではスタータ電源切替リレーが正常であっても、スタータ異常(断線異常)時にはスタータへの放電がないため、誤ってスタータ電源切替リレーも異常であると判定されていた。しかし、スタータ異常時にはスタータ電源切替リレーの固着検出をマスクすることにより、誤ダイアグを防止することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図3は、本発明によるエンジン自動停止始動制御装置が適用されるシステムの一例を示すブロック図である。同図において、20はスタータモータ、22はイグニションスイッチ、24は補機、26は電動オイルポンプ、28はDC−DCコンバータ、30はPbバッテリ(第一の電源)、32はLiバッテリ(第二の電源)、34はエコランECU(電子制御ユニット)、36はLi電池ECU、38はニュートラルスイッチ、40はスタータ電源切替リレー、42はLi電池リレー、44はスタータリレー、46はPbバッテリ用電流センサ、48はPbバッテリ用電圧センサ、50はLiバッテリ用電流センサ、52はLiバッテリ用電圧センサ、をそれぞれ示す。
なお、例として、第一の電源をPbバッテリ、第二の電源をLiバッテリとして説明するが、この組み合わせに限らず、他の組み合わせ(第一の電源及び第二の電源ともにPbバッテリ、第一の電源及び第二の電源ともにLiバッテリ、或いはNi−Hバッテリ等)であってもよい。
なお、DC−DCコンバータ28は、Pbバッテリ30の出力電圧(約13[V])を昇圧してLiバッテリ32に供給する機能と、Liバッテリ32の出力電圧(約16[V])を降圧して電気負荷側に供給する機能とを有する。Li電池ECU36は、Li電池リレー42を制御するものである。
エコランECU34は、スタータ電源切替リレー40をOFFとすることにより、スタータへの電力供給源としてPbバッテリ30を選択する一方、スタータ電源切替リレー40をONとすることにより、スタータへの電力供給源としてLiバッテリ32を選択することができる。また、エコランECU34は、スタータリレー44をONとすることにより、エンジンを自動的に始動させることができる。
また、エコランECU34は、Pbバッテリ用電流センサ46、Pbバッテリ用電圧センサ48、Liバッテリ用電流センサ50及びLiバッテリ用電圧センサ52の各出力を入力する。そして、エコランECU34は、初回キー始動時にPbバッテリ30からの放電状態を検出し、スタータ電源切替リレー40のON固着異常状態を判定する。次に、この判定処理の具体例について説明する。
図4は、エコランECUによるスタータ電源切替リレーのON固着異常判定処理の第一の例を示すフローチャートである。この判定処理においては、初回キー始動時におけるPbバッテリ30からの放電電流が検出される。ここで、スタータ電源切替リレー40が通常状態(OFF側)にあれば、Pbバッテリ30からスタータ20へ電力が供給されるが、ON固着していた場合には、Pbバッテリ30からの電力供給が実施されないため、通常時と比べ微小程度の電流しか放電しない。そこで、当該判定処理は、キー始動時にPbバッテリ30からの放電電流が所定の閾値以下である状態が所定時間以上継続した場合にON固着異常と判定してユーザへ通知するものである。
具体的には、まず、ステップ102において、キーによる始動中か否かを判定し、当該始動中でなければ、ステップ108に進み、異常検出をしないようにして、本ルーチンを終了し、一方、キーによる始動中であれば、ステップ104に進む。ステップ104では、別途実行されている他の診断ルーチンの結果に基づいて、Pbバッテリ用電流センサ46が有効か否かを判定し、Pbバッテリ用電流センサ46が有効でない場合には、ステップ108に進み、異常検出をしないようにして、本ルーチンを終了し、一方、Pbバッテリ用電流センサ46が有効な場合には、ステップ106に進む。
ステップ106では、別途実行されている他の診断ルーチンの結果に基づいて、スタータ異常コードが記憶されていないかどうかを判定し、スタータ異常コードが記憶されている場合には、ステップ108に進み、異常検出をしないようにして、本ルーチンを終了し、一方、スタータ異常コードが記憶されていない場合には、ステップ110に進む。ステップ110では、Pbバッテリ用電流センサ46による検出値がA0[A]以下の状態がT0[ms]以上経過しているか否かを判定し、経過していない場合には、ステップ102にループバックし、一方、経過している場合には、ステップ112に進む。
ステップ112では、スタータ電源切替リレーがON固着異常状態にあるとの判定結果を確定させる。次いで、ステップ114では、チェック(異常警告)ランプを点灯させることにより、異常をユーザに報知して、本ルーチンを終了する。
なお、本実施形態では、Pbバッテリ電流を検出することで異常検出を行ったが、これに限らず、Pbバッテリの電流若しくは電圧又はLiバッテリの電流若しくは電圧の少なくとも一つを検出することにより異常検出を行ってもよい。
図5は、エコランECUによるスタータ電源切替リレーのON固着異常判定処理の第二の例を示すフローチャートである。この判定処理においては、初回キー始動前とキー始動中とにおけるPbバッテリ30の電圧が比較され、Pbバッテリ30からの放電度合いが検出される。ここで、スタータ電源切替リレー40が通常状態(OFF側)にあれば、Pbバッテリ30からスタータ20への電力供給が実施されるが、ON固着していた場合には、Pbバッテリ30からの電力供給が実施されないため、通常時と比べ突入電流が小さくなり電圧降下率が低下する。そこで、当該判定処理は、キー始動前のPbバッテリ電圧を予め記憶しておき、その記憶値とキー始動中のPbバッテリ電圧とを比較し、その差が所定の閾値以下の状態が所定時間以上継続した場合に、ON固着異常と判定し、ユーザへ通知するものである。
具体的には、まず、ステップ202において、イグニションスイッチON後T1[ms]以上経過するまで待機する。次いで、ステップ204では、Pbバッテリ用電圧センサ48の出力に基づいて現在のPbバッテリ30の電圧値を記憶する。次いで、ステップ206では、キーによる始動中か否かを判定し、当該始動中でなければ、ステップ212に進み、異常検出をしないようにして、本ルーチンを終了し、一方、キーによる始動中であれば、ステップ208に進む。ステップ208では、別途実行されている他の診断ルーチンの結果に基づいて、Pbバッテリ用電圧センサ48が有効か否かを判定し、Pbバッテリ用電圧センサ48が有効でない場合には、ステップ212に進み、異常検出をしないようにして、本ルーチンを終了し、一方、Pbバッテリ用電圧センサ48が有効な場合には、ステップ210に進む。
ステップ210では、別途実行されている他の診断ルーチンの結果に基づいて、スタータ異常コードが記憶されていないかどうかを判定し、スタータ異常コードが記憶されている場合には、ステップ212に進み、異常検出をしないようにして、本ルーチンを終了し、一方、スタータ異常コードが記憶されていない場合には、ステップ214に進む。ステップ214では、電圧記憶値から現在のPbバッテリ用電圧センサ48による検出値を減じた値がV0[V]以下である状態がT2[ms]以上経過しているか否かを判定し、経過していない場合には、ステップ206にループバックし、一方、経過している場合には、ステップ216に進む。
ステップ216では、スタータ電源切替リレーがON固着異常状態にあるとの判定結果を確定させる。次いで、ステップ218では、チェック(異常警告)ランプを点灯させることにより、異常をユーザに報知して、本ルーチンを終了する。
図6は、エコランECUによるスタータ電源切替リレーのON固着異常判定処理の第三の例を示すフローチャートである。この判定処理は、初回キー始動時の放電電流値と、キー始動前及びキー始動中におけるPbバッテリ電圧比較値と、を用い、Pbバッテリ30の放電状態を電流値と電圧値との両方で検出することにより、Pbバッテリ30からの放電状態を確実に検出する。すなわち、スタータ電源切替リレー40が通常状態(OFF側)にあれば、Pbバッテリ30からスタータ20への電力供給が実施されるが、ON固着していた場合には、その電力供給が実施されないため、通常時と比べ電圧降下率が低く、Pbバッテリ30からの放電電流は微小となる。そこで、この判定処理は、キー始動前のPbバッテリ電圧を予め記憶しておき、その記憶値とキー始動中のPbバッテリ電圧とを比較し、その差が所定の閾値以下であり、かつ、Pbバッテリ30からの放電電流値が所定の閾値以下の状態が所定時間以上継続した場合に、ON固着異常と判定し、ユーザへ通知する。
具体的には、まず、ステップ302において、イグニションスイッチON後T2[ms]以上経過するまで待機する。次いで、ステップ304では、Pbバッテリ用電圧センサ48の出力に基づいて現在のPbバッテリ30の電圧値を記憶する。次いで、ステップ306では、キーによる始動中か否かを判定し、当該始動中でなければ、ステップ312に進み、異常検出をしないようにして、本ルーチンを終了し、一方、キーによる始動中であれば、ステップ308に進む。ステップ308では、別途実行されている他の診断ルーチンの結果に基づいて、Pbバッテリ用電圧センサ48が有効か否かを判定し、Pbバッテリ用電圧センサ48が有効でない場合には、ステップ312に進み、異常検出をしないようにして、本ルーチンを終了し、一方、Pbバッテリ用電圧センサ48が有効な場合には、ステップ310に進む。
ステップ310では、別途実行されている他の診断ルーチンの結果に基づいて、スタータ異常コードが記憶されていないかどうかを判定し、スタータ異常コードが記憶されている場合には、ステップ312に進み、異常検出をしないようにして、本ルーチンを終了し、一方、スタータ異常コードが記憶されていない場合には、ステップ314に進む。ステップ314では、電圧記憶値から現在のPbバッテリ用電圧センサ48による検出値を減じた値がV1[V]以下であるか否かを判定し、V1[V]以下でない場合には、ステップ306にループバックし、一方、V1[V]以下である場合には、ステップ316に進む。
ステップ316では、Pbバッテリ用電流センサ46による検出値がA1[A]以下であるか否かを判定し、A1[A]以下でない場合には、ステップ306にループバックし、一方、A1[A]以下である場合には、ステップ318に進む。ステップ318では、上述の状態がT3[ms]以上経過しているか否かを判定し、経過していない場合には、ステップ306にループバックし、一方、経過している場合には、ステップ320に進む。
ステップ320では、スタータ電源切替リレーがON固着異常状態にあるとの判定結果を確定させる。次いで、ステップ322では、チェック(異常警告)ランプを点灯させることにより、異常をユーザに報知して、本ルーチンを終了する。
図7は、スタータ電源切替リレーのON固着異常を検出したときのエンジン始動処理を示すフローチャートである。図4、図5又は図6の処理によってキー始動時にスタータ電源切替リレー40のON固着異常を検出した場合には、図7に示すエンジン始動処理をフェールセーフ処理として実施することができる。
まず、ステップ402では、Li電池リレー42をONとし、Liバッテリ32からスタータモータ20へ電力を供給する。そして、ステップ404、406及び408では、エンジンが始動したか否かを判定する。すなわち、エンジン回転数がN0[rpm]以上の状態がT8[ms]以上経過した場合(ステップ404)、DC−DCコンバータ28の起動が完了した場合(ステップ406)又はスタータリレー44がOFFとなった(キー操作が終了した)場合(ステップ408)には、ステップ410に進み、Li電池リレー42をOFFし通常制御に移行する。
なお、イグニションスイッチON後、エンジン回転が上昇し、DC−DCコンバータ28が起動完了となると、Li電池リレー42の故障検査を実行するため、エンジン始動処理実行後にLi電池リレー42をOFFする。かくして、通常制御(Li電池リレーの故障検査)に移行することができる。かかるエンジン始動処理によれば、スタータ電源切替リレー40にON固着異常があっても、図8に示されるように、キー始動時におけるスタータ20への電力供給源としてLi電池リレー42が使用可能となることで、エンジンの始動が可能となる。
図9は、図3の回路に誤ダイアグ防止回路60を追加した実施形態を示すブロック図である。この実施形態は、スタータ異常(断線異常)時にあっても、スタータ電源切替リレー40の固着異常を検出することができるようにするものである。誤ダイアグ防止回路60は、2個のトランジスタTr1及びTr2と電流センサ62とからなる。
スタータ電源切替リレー40のON固着異常を検出するのには、誤ダイアグ防止回路60におけるトランジスタTr1及びTr2をONとした際、図10(A)のように電流センサ62に電流が流れることが利用される。一方、スタータ電源切替リレー40のOFF固着異常を検出するのには、誤ダイアグ防止回路60におけるトランジスタTr1及びTr2をONとした際、図10(B)のように閉ループが形成されて電流センサ62に電流が流れないことが利用される。かくして、スタータ(断線)異常時にあっても、電流センサ62による電流検出値に基づいてスタータ電源切替リレー40の固着異常を検出することが可能となる。
図11及び図12は、図9の構成におけるスタータ電源切替リレーのON固着異常判定処理を示すフローチャートである。まず、ステップ502では、別途実行されている他の診断ルーチンの結果に基づいて、電流センサ62が有効か否かを判定し、電流センサ62が有効でない場合には、ステップ520に進み、異常検出無しとして、本ルーチンを終了し、一方、電流センサ62が有効な場合には、ステップ504に進む。ステップ504では、別途実行されている他の診断ルーチンの結果に基づいて、トランジスタ回路(Tr1,Tr2)が異常状態でないかどうかを判定し、トランジスタ回路(Tr1,Tr2)が異常状態である場合には、ステップ520に進み、異常検出無しとして、本ルーチンを終了し、一方、トランジスタ回路(Tr1,Tr2)が異常状態でない場合には、ステップ506に進む。
ステップ506では、スタータ電源切替リレー40に対してOFFを指示している状態にあるか否かを判定し、OFF指示状態にない場合には、ステップ502にループバックし、一方、OFF指示状態にある場合には、ステップ508に進む。ステップ508では、車速がS0[km/h]以上であるか否かを判定し、車速がS0以上でない場合には、ステップ502にループバックし、一方、車速がS0以上である場合には、ステップ510に進む。ステップ510では、Li電池リレー42をONしているか否かを判定し、Li電池リレー42をONしていない場合には、ステップ502にループバックし、一方、Li電池リレー42をONしている場合には、ステップ512に進む。
ステップ512では、DC−DCコンバータ28を停止させ、次いで、ステップ514では、トランジスタ回路Tr1及びTr2をONする。次いで、ステップ516では、トランジスタONからの経過時間がT4[ms]未満か否かを判定し、T4[ms]以上の場合には、ステップ522に進み、異常検出なしと判定し、ステップ528に進む。一方、T4[ms]未満の場合には、ステップ518に進む。ステップ518では、電流センサ62による検出値がA2[A]以上の状態がT5[ms]以上経過しているか否かを判定し、経過していない場合には、ステップ516にループバックし、一方、経過している場合には、ステップ524に進む。
ステップ524では、スタータ電源切替リレーがON固着異常状態にあると判定する。次いで、ステップ526では、チェック(異常警告)ランプを点灯させることにより、異常をユーザに報知する。次いで、ステップ528では、トランジスタ回路Tr1及びTr2をOFFし、ステップ530では、DC−DCコンバータ28を起動して、本ルーチンを終了する。
図13及び図14は、図9の構成におけるスタータ電源切替リレーのOFF固着異常判定処理を示すフローチャートである。まず、ステップ602では、別途実行されている他の診断ルーチンの結果に基づいて、電流センサ62が有効か否かを判定し、電流センサ62が有効でない場合には、ステップ614に進み、異常検出無しとして、本ルーチンを終了し、一方、電流センサ62が有効な場合には、ステップ604に進む。ステップ604では、別途実行されている他の診断ルーチンの結果に基づいて、トランジスタ回路(Tr1,Tr2)が異常状態でないかどうかを判定し、トランジスタ回路(Tr1,Tr2)が異常状態である場合には、ステップ614に進み、異常検出無しとして、本ルーチンを終了し、一方、トランジスタ回路(Tr1,Tr2)が異常状態でない場合には、ステップ606に進む。
ステップ606では、エコラン(アイドリングストップ)状態にあるか否かを判定し、エコラン状態にない場合には、ステップ602にループバックし、一方、エコラン状態にある場合には、ステップ608に進む。ステップ608では、トランジスタTr1及びTr2をONする。次いで、ステップ610では、トランジスタONからの経過時間がT6[ms]未満か否かを判定し、T6[ms]以上の場合には、ステップ616に進み、異常検出なしと判定し、ステップ622に進む。一方、T6[ms]未満の場合には、ステップ612に進む。
ステップ612では、電流センサ62による検出値がA3[A]未満の状態がT7[ms]以上経過しているか否かを判定し、経過していない場合には、ステップ610にループバックし、一方、経過している場合には、ステップ618に進む。ステップ618では、スタータ電源切替リレーがOFF固着異常状態にあると判定する。次いで、ステップ620では、チェック(異常警告)ランプを点灯させることにより、異常をユーザに報知する。次いで、ステップ622では、トランジスタTr1及びTr2をOFFして、本ルーチンを終了する。
図15は、図9の構成におけるエンジン始動処理を示すフローチャートである。まず、ステップ702では、イグニションスイッチON時(スタータON前)にスタータ電源切替リレーON固着異常コードが有るか無いかを判定し、無い場合には、ステップ716に進み、通常通りエンジンを始動し、一方、有る場合には、ステップ704に進む。ステップ704では、エンジン回転が上昇しないかどうかを判定し、エンジン回転が上昇する場合には、ステップ716に進み、通常通りエンジンを始動し、一方、エンジン回転が上昇しない場合には、スタータ電源切替リレーがON固着していると判断して、ステップ706に進み、フェールセーフ処理としてのエンジン始動処理に移行する。
まず、ステップ706では、Li電池リレー42をONとし、Liバッテリ32からスタータモータ20へ電力を供給する。そして、ステップ708、710及び712では、エンジンが始動したか否かを判定する。すなわち、エンジン回転数がN0[rpm]以上の状態がT8[ms]以上経過した場合(ステップ708)、DC−DCコンバータ28の起動が完了した場合(ステップ710)又はスタータリレー44がOFFとなった(キー操作が終了した)場合(ステップ712)には、ステップ714に進み、Li電池リレー42をOFFとして通常制御に移行する。
なお、イグニションスイッチON後、エンジン回転が上昇し、DC−DCコンバータ28が起動完了となると、Li電池リレー42の故障検査を実行するため、エンジン始動処理実行後にLi電池リレー42をOFFする。かくして、通常制御(Li電池リレーの故障検査)に移行することができる。
ところで、図16に示されるように、スタータモータ20のパワーラインが断線している場合には、スタータ電源切替リレー40がON固着していないときであっても、スタータモータ20への電力供給ができず、Pbバッテリ30の電流が微小となり、また電圧降下率が低くなる。そのため、スタータ電源切替リレー40はON固着していないにもかかわらず、誤って異常判定を実施するケースが発生する。そこで、スタータ異常(断線異常)時にはスタータ電源切替リレー40の異常判定をマスクすることにより、誤ダイアグを防止するようにしてもよい。
なお、上述した実施形態では、エコランECUによる制御について説明したが、これに限定されることはなく、例えば、本発明に関係する制御全てを行うといった統合型ECUにも適用可能である。
キー始動時におけるスタータへの電力供給を示す図である。 エコラン状態からのエンジン再始動時におけるスタータへの電力供給を示す図である。 本発明によるエンジン自動停止始動制御装置が適用されるシステムの一例を示すブロック図である。 エコランECUによるスタータ電源切替リレーのON固着異常判定処理の第一の例を示すフローチャートである。 エコランECUによるスタータ電源切替リレーのON固着異常判定処理の第二の例を示すフローチャートである。 エコランECUによるスタータ電源切替リレーのON固着異常判定処理の第三の例を示すフローチャートである。 スタータ電源切替リレーのON固着異常を検出したときのエンジン始動処理を示すフローチャートである。 スタータ電源切替リレーON固着異常状態でのエンジン始動処理におけるスタータへの電力供給を示す図である。 誤ダイアグ防止回路を追加した本発明の実施形態を示すブロック図である。 誤ダイアグ防止回路の作用を説明するための図であって、(A)はスタータ電源切替リレーのON固着異常を検出する場合、(B)はスタータ電源切替リレーのOFF固着異常を検出する場合、をそれぞれ示す。 図9の構成におけるスタータ電源切替リレーのON固着異常判定処理を示すフローチャート(1/2)である。 図9の構成におけるスタータ電源切替リレーのON固着異常判定処理を示すフローチャート(2/2)である。 図9の構成におけるスタータ電源切替リレーのOFF固着異常判定処理を示すフローチャート(1/2)である。 図9の構成におけるスタータ電源切替リレーのOFF固着異常判定処理を示すフローチャート(2/2)である。 図9の構成におけるエンジン始動処理を示すフローチャートである。 スタータモータのパワーラインが断線している場合を示す図である。
符号の説明
20 スタータモータ
22 イグニションスイッチ
24 補機
26 電動オイルポンプ
28 DC−DCコンバータ
30 Pbバッテリ
32 Liバッテリ
34 エコランECU
36 Li電池ECU
38 ニュートラルスイッチ
40 スタータ電源切替リレー
42 Li電池リレー
44 スタータ駆動リレー
46 Pbバッテリ用電流センサ
48 Pbバッテリ用電圧センサ
50 Liバッテリ用電流センサ
52 Liバッテリ用電圧センサ
60 誤ダイアグ防止回路
62 電流センサ

Claims (12)

  1. 電気負荷への電力供給源としてエンジン駆動時用に第一の電源及びエンジン停止時用に第二の電源を備える車両において、所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン始動条件が成立するとエンジンを自動的に始動させるエンジン自動停止始動制御装置であって、
    スタータへの電力供給源として、キー始動時には前記第一の電源が使用される一方、自動始動時には前記第二の電源が使用されるようにするためのスタータ電源切替リレーと、
    前記第一の電源の電流、前記第二の電源の電流、前記第一の電源の電圧及び前記第二の電源の電圧のうちの少なくとも一つを検出する検出手段と、
    前記検出手段の出力に基づいてキー始動時に前記第一の電源からの放電状態を監視することにより、前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常の有無を判定する判定手段と、
    を具備することを特徴とするエンジン自動停止始動制御装置。
  2. 前記判定手段は、キー始動時における前記第一の電源からの放電電流が所定の閾値以下である場合に前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常ありと判定する、請求項1に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  3. 前記判定手段は、キー始動前とキー始動中とにおける前記第一の電源の電圧値の差が所定の閾値以下である場合に前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常ありと判定する、請求項1に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  4. 前記判定手段は、キー始動時における前記第一の電源からの放電電流が所定の閾値以下であり且つキー始動前とキー始動中とにおける前記第一の電源の電圧値の差が所定の閾値以下である場合に前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常ありと判定する、請求項1に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  5. 前記判定手段によって前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常ありと判定された場合に、キー始動時におけるスタータへの電力供給源として前記第二の電源が使用されるように制御する始動処理手段、を更に具備する、請求項1に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  6. スイッチング素子及び電流センサからなる回路を設け、スタータ異常時にあっても誤判定をすることなく前記スタータ電源切替リレーの第一又は第二の電源側への固着異常の有無を判定する第二の判定手段、を更に具備する、請求項1に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  7. 前記第二の判定手段は、前記スタータ電源切替リレーが前記第一の電源への接続指示を受けているときに、前記スイッチング素子をONとし、前記回路内に流れる電流値が所定の閾値以上である場合に前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常ありと判定する、請求項6に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  8. 前記第二の判定手段は、エンジン自動停止状態移行後に、前記スイッチング素子をONとし、前記回路内に流れる電流値が所定の閾値以下である場合に前記スタータ電源切替リレーの第一の電源側への固着異常ありと判定する、請求項6に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  9. キー始動時に前記第二の判定手段による前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常判定履歴があるか否かを判定し、該履歴があり且つキー始動したにもかかわらずエンジン回転数が所定の閾値以下の状態が所定時間以上成立した場合に、スタータへの電力供給源として前記第二の電源が使用されるように制御する始動処理手段、を更に具備する、請求項6に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  10. 予めスタータの異常が検出されている場合には前記スタータ電源切替リレーの異常判定を実施しない、請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  11. 電気負荷への電力供給源としてエンジン駆動時用に第一の電源及びエンジン停止時用に第二の電源を備える車両において、所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン始動条件が成立するとエンジンを自動的に始動させるエンジン自動停止始動制御方法であって、
    スタータへの電力供給源として、キー始動時には前記第一の電源が使用される一方、自動始動時には前記第二の電源が使用されるようにするためのスタータ電源切替ステップと、
    前記第一の電源の電流、前記第二の電源の電流、前記第一の電源の電圧及び前記第二の電源の電圧のうちの少なくとも一つを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの出力に基づいてキー始動時に前記第一の電源からの放電状態を監視することにより、前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常の有無を判定する判定ステップと、
    を具備することを特徴とするエンジン自動停止始動制御方法。
  12. 電気負荷への電力供給源としてエンジン駆動時用に第一の電源及びエンジン停止時用に第二の電源を備える車両において、所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン始動条件が成立するとエンジンを自動的に始動させるエンジン自動停止始動制御システムであって、
    スタータへの電力供給源として、キー始動時には前記第一の電源が使用される一方、自動始動時には前記第二の電源が使用されるようにするためのスタータ電源切替部と、
    前記第一の電源の電流、前記第二の電源の電流、前記第一の電源の電圧及び前記第二の電源の電圧のうちの少なくとも一つを検出する検出部と、
    前記検出部の出力に基づいてキー始動時に前記第一の電源からの放電状態を監視することにより、前記スタータ電源切替リレーの第二の電源側への固着異常の有無を判定する判定部と、
    を具備することを特徴とするエンジン自動停止始動制御システム。
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