JP4142209B2 - 緊急ロック装置及びそれを用いた車両用リクライナ付きシート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートバックを所望の傾倒位置に設定可能なリクライナを具備するシートに於いて、衝突時などにシートバックが倒れないようにロックするための緊急ロック装置及びそれを具備するシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両衝突時には乗員の身体拘束性を高めることが好ましい。通常の前方衝突の場合にはシートベルトによる拘束性を高めれば良いが、特にシートバックを所望の傾倒位置に設定可能なリクライナを備えたシートバックの場合、後方からの衝突時には、荷重をシートバックが全面的に受けなければならないので、高いロック強度が要求される。また、前方衝突の場合にも、例えば後部荷台から荷物がその慣性により前方移動し、シートバックに衝突するような場合、シートバックのロック強度を高める必要がある。このシートバックのロック強度を高めるには、リクライニングシートの角度調節装置をシートの左右両側に設けると良い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ラチェット歯車を用いた従来の角度調節装置をシートの左右両側に設ける場合、それらを連結するためにシートの左右を貫通する連結ロッドをシートバックの枢軸線に沿って設けるが、これが乗員着座時に異物感を与えたり、シートクッションと干渉しないようにする設計する必要があり、シート、リクライナの設計自由度が低下する問題があった。また、連結ロッドに代えてケーブルを用いれば、異物感を与えることはないが、構造が複雑になりコストが高騰する。
【0004】
一方、衝突時などにシートバックのロック強度を高くする必要がある反面、乗員を保護するべくシートバックに一定以上の荷重が加わるとその荷重を吸収するように徐々にシートバックが変位するような構造とする必要もある。
【0005】
従来のラチェット歯車を用いたリクライナは、その構造上、荷重が増えても変位しない。そこで、シートバックのフレームを徐々に座屈変形して衝撃を吸収する構造としていた。ところが、近年、例えばシートの軽量化等を目的としてシートバックのフレームにマグネシウム合金等を用いることがある。このような材料は、その性質上、加わる荷重が増えると、徐々に変形せず、急激に破壊することから、衝撃を吸収することができず、別途乗員、即ちシートバックに加わる衝撃を吸収する構造が必要となり、リクライナの部品点数が増加し、重量化すると共に構造が複雑になる。
【0006】
そこで、特開平10−234507号公報には、角度調節装置に内・外周両部材間の楔形空室にボールを受容したワンウェイクラッチを用いたシートバックの傾動規制装置が開示されている。これによれば、ボールワンウェイクラッチのロック方向をシートバックの前方への傾動を阻止する方向とすれば、高いロック強度によって大きな角度保持強度が得られ、ボールワンウェイクラッチのロック方向をシートバックの後方への傾動を阻止する方向とし、有段階角度固定手段が一側に設けられたリクライニングシートの他側の固定手段として用いれば、左右の角度ずれが問題とならなくなるが、上記したように車両の衝突時に発生する衝撃は前後いずれの方向にも発生する可能性があることから、1方向のボールワンウェイクラッチのみでは不十分であった。
【0007】
また、ボールワンウェイクラッチは、衝撃が大きい場合にボールが徐々に内・外周両部材に食い込んでシートバックの変位を許容することから、別途衝撃吸収構造を設ける必要はないが、例えばリクライナを通常使用しているときにも場合によってはボールが徐々に内・外周両部材に食い込んで圧痕が残り、実際の衝突時の衝撃吸収能が低下するばかりか、リクライナの通常使用時にがたが生じ、その使用感を損ねる心配があった。
【0008】
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、簡単な構造をもって、リクライナの配置自由度及び使用感を損ねることなく、緊急時に前後両方向に高いロック強度が得られ、更に常に所望の衝撃吸収能を有する緊急ロック装置及びそれを用いた車両用リクライナ付きシートを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的は、本発明によれば、車体またはシートクッションに対して傾動可能に設けられたシートバックと、前記シートバックの傾倒位置を選択可能にするリクライナとを備えた車両用シートの傾倒位置を固定するリクライナ付きシート用緊急ロック装置であって、前記車体および前記シートバックの一方に設けられた外周部材と、前記車体および前記シートバックの他方に設けられ、前記外周部材に内装されるとともに前記外周部材に対して同軸に相対回転可能な内周部材と、前記内周部材と前記外周部材との互いの対向面間に画定され、周方向のいずれにも徐々に狭まる少なくとも1つの空室と、前記各空室内に受容された転動部材と、前記外周部材および前記内周部材と同軸に回転可能に設けられるとともに前記転動部材の位置を規制する規制部材と、前記転動部材を前記空室の中央に配置させるべく、前記規制部材を付勢するばねと、前記車体の前後方向加速度を検知する加速度検知手段と、前記加速度検知手段が前または後方向に所定値以上の加速度を検知した場合に、前記ばねの付勢力に抗して前記規制部材の位置を規制するロック状態選択手段とを有し、前記所定値以上の加速度が検知されていない場合には、前記転動部材は前記規制部材により前記空室の中央部に配置されて、前記外周部材と前記内周部材とは相対回転可能となり、前記所定値以上の加速度が検知されている場合には、前記転動部材は前記規制部材により位置が一定位置に規制され、前記内周部材と前記外周部材の相対回転に伴い前記空室の一方端に移動し、前記内周部材と前記外周部材との間に噛み込まれることを特徴とするリクライナ付きシート用緊急ロック装置を提供することにより達成される。特に、前記規制部材は、所定値以上の荷重を受けた場合に破壊されるようになっており、前記加速度検知手段により前記所定値以上の加速度が検出された場合に、前記転動部材が徐々に前記内周部材と外周部材との間に噛み込むことによって前記シートバックが徐々に変位するようになっていることが好ましい。また、前記内周部材の前記外周部材と対向する部分には凹凸部が設けられ、前記規制部材は、前記内周部材と同軸に回転可能に設けられ、前記ばねは、前記内周部材と前記規制部材との間に設けられ、前記規制部材を前記内周部材の回転に連動させて回転させるようにすることが好ましい。前記加速度検知手段は、前記車体の前後方向に移動自在に設けられた慣性部材を有し、前記ロック状態選択手段は、揺動可能に支持された爪部材を有し、前記爪部材は、前記慣性部材の移動に伴い揺動され、前記規制部材と係合することが好ましい。また、上記目的は前記緊急ロック装置と、ラチェット歯にラチェット爪を係合させるラチェット式リクライナとを具備することを特徴とする車両用リクライナ付きシートを提供することにより達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された一実施例を参照して本発明の構成について詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明に基づく車両用リクライナ付きシートの全体構成、図2は図1のシートに設けられた緊急ロック装置1の要部を示している。シートベルトアンカーは車体の側壁とフロアとに設けられ、各シートベルトアンカー間にシートベルトが掛け渡されている。また、シートベルトの一端には図示されないリトラクタが設けられ、衝突時等にシートベルトが急激に引き出されそうになると、それを禁止するべくロックするようになっている。
【0012】
緊急ロック装置1は、シートクッション2に対してシートバック3を傾動可能に支持する左右ピボット部の一方に設けられ(図2参照)、左右ピボット部の他方には従来構造のラチェット歯車を用いたリクライナが設けられている(図示せず)。また、緊急ロック装置1は、図3(a)、図3(b)に併せて示すように、互いに同軸的関係をもって相対回転可能に組み合わされたインナカム(内周部材)4及びアウタリング(外周部材)5と、これらインナカム4およびアウタリング5の互いの対向面間に多数形成され、径方向隙間の寸法が周方向いずれにも徐々に狭まる空室6と、空室6内に周方向に転動可能に受容された鋼球(転動部材)7と、鋼球7の転動を規制するべく、各鋼球7を挟む対をなす樹脂製のピン8a、8bが突設され、円盤状をなす規制部材8と、インナカム4と規制部材8との間に設けられ、規制部材8を介して鋼球7を空室6の中央に向けて付勢するばね9と、車体の前後方向加速度を検知する加速度検知手段10と、この加速度検知手段10の検知結果に応じて規制部材8をアウタリング5と一体化し、もって鋼球7を空室6の周方向いずれか一方に位置するように規制するべくアウタリング5に回動可能に支持されたロック状態選択手段としての両方向ラチェット爪部材11とを有している。
【0013】
アウタリング5は、内周面が真円輪郭の円環状をなし、シートクッション2側に設けられたステー(図示せず)に対してねじ或いはリベットをもって固定される。
【0014】
インナカム4は、シートバック3側に固定されるバックアーム12に対し、シートバック3の枢軸をなすセンターシャフト13を介して同軸的に固定されている。また、インナカム4には、外周輪郭に多数の凹凸が形成され、この凹部とアウタリング5の内周面との間に上記の如き空室6が形成され、各空室6内にそれぞれ鋼球7が受容されている。
【0015】
規制部材8の外周面には軸線方向に2層をなすラチェット歯8d、8eが形成されている。ラチェット歯8dは両方向ラチェット爪部材11の上端に形成されたラチェット爪11aに、ラチェット歯8eは両方向ラチェット爪部材11の上端に形成されたラチェット爪11bに、その回動状態に応じて噛み合うようになっている。
【0016】
加速度検知手段10は、アウタリング5の下部に固定されたホルダ15と、このホルダ15に受容された慣性部材としての慣性ボール16とを有している。ホルダ15はその底面が前後方向に高く、中央で窪む形状をなし(図3(a))、慣性ボール16は通常は中央の窪みに受容されている。上記両方向ラチェット爪部材11の下端は二股になっており、その間にこの慣性ボール16を挟むようになっている。
【0017】
従って、所定値よりも高い加速度(減速度)が前後方向に発生した場合、即ち衝突時などにボール16はホルダ15内で前後いずれかに転動し、両方向ラチェット爪部材11を回動させて規制部材8のラチェット歯8dまたはラチェット歯8eにラチェット爪11aまたはラチェット爪11bが噛み合い、規制部材8がアウタリング5に一体化し、もって鋼球7が空室6の周方向いずれか一方に位置するように規制され、アウタリング5とインナカム4とが一体化し、即ちシートクッション2にシートバック3が一体化するロック状態が選択されるようになっている。
【0018】
以下に、本発明装置の作動要領について図3〜図6を併せて参照して詳細に説明する。
【0019】
通常は、ホルダ15に受容された慣性ボール16がその中央に位置し、かつばね9の付勢力により規制部材8を介して各鋼球7が空室6の中央に位置し、緊急ロック装置1はロック解除状態となっている。この状態ではリクライナによりシートバック3をどの位置に設定しても、シートバック3と、インナカム4ととが一体的に動き、更にばね9の付勢力により規制部材8がそれに追従し、規制部材8のピン8a、8bに規制されて各鋼球7もそれに追従することから、緊急ロック装置1はロック解除状態のままである(図3(a))。
【0020】
ここで、例えば後方に当該車両が衝突すると、その減速度により図4に示すように、慣性ボール16が後方、即ち図の右側に移動し、両方向ラチェット爪部材11を図に於ける反時計回りに回動させて規制部材8のラチェット歯8eにラチェット爪11bが噛み合う。これにより規制部材8がアウタリング5に一体化し、鋼球7が空室6の周方向いずれか一方に位置するように規制される。そして、シートバック3がごくわずかに後傾することにより、鋼球7が各空室6の周方向両側の隙間寸法が徐々に狭まる部分に押圧され、インナカム4及びアウタリング5の壁面に当接して噛み込み、楔効果によりアウタリング5とインナカム4とが一体化し、即ちシートクッション2にシートバック3が一体化するロック状態が選択される。
【0021】
その後、衝突による減速度が増すと鋼球7が更に移動し、規制部材8のピン8aを破壊し、徐々にインナカム4及びアウタリング5の壁面に食い込む。これにより今度は徐々にシートバック3が後傾しつつ衝撃を吸収することで乗員への衝撃を緩和する。
【0022】
一方、例えば前方に当該車両が衝突すると、その減速度により図5に示すように、慣性ボール16が前方、即ち図の左側に移動し、両方向ラチェット爪部材11を図に於ける時計回りに回動させて規制部材8のラチェット歯8dにラチェット爪11aが噛み合う。すると、上記同様にシートクッション2にシートバック3が一体化するロック状態が選択される。この例は、例えば前方衝突の場合に、後部荷台から荷物がその慣性により前方移動し、シートバックに衝突するような場合を想定している。
【0023】
図6は、本発明の変形例を示す図3(a)と同様な図であり、図3(a)と同様な部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0024】
本構成では、規制部材18の外周面に形成されたラチェット歯18dの形状及び両方向ラチェット爪部材21の上端に形成されたラチェット爪21a、21bの角度を変えて、ラチェット歯18d一層のみでラチェット爪21a、21bの両方に噛み合うようになっている。これにより規制部材18を薄くできる。それ以外の構造は上記構成と同様である。
【0025】
尚、上記各構成では緊急ロック装置をシートの左右一方に設けたが、両方に設けても良い。
【0026】
【発明の効果】
上記した説明により明らかなように、本発明による緊急ロック装置及びそれを用いた車両用リクライナ付きシートによれば、同軸上で相対回動可能に支持された内周部材と外周部材の互いの対向面間に画定され、周方向いずれにも徐々に狭まる空室内に転動部材を受容し、この転動部材を規制部材により通常は空室中央に位置させると共に衝撃発生時にはその方向に応じて空室内を移動させてシートバックをシートクッションに保持するロック状態とする構成とすることで、シートバックの枢軸を左右で連結する必要がなく、かつ前後両方向に高いロック強度が得られる。またリクライナの設計自由度が向上すると共に衝撃の強さに応じて内周部材及び外周部材に転動部材が徐々に食い込むことにより緊急ロック装置で衝撃を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置が適用されたシートの斜視図。
【図2】本発明装置の分解拡散図。
【図3】(a)は本発明装置の組立状態の正面部分断面図(通常状態)、(b)は(a)の側断面図。
【図4】本発明装置の作動要領を示す図3(a)と同様な図(後方ロック状態)。
【図5】本発明装置の作動要領を示す図3(a)と同様な図(前方ロック状態)。
【図6】本発明装置の変形例を示す図3(a)と同様な正面部分断面図。
【符号の説明】
1 緊急ロック装置
2 シートクッション
3 シートバック
4 インナカム
5 アウタリング
6 空室
7 鋼球
8 規制部材
8a、8b ピン
8d、8e ラチェット歯
9 ばね
10 加速度検知手段
11 両方向ラチェット爪部材
11a、11b ラチェット爪
12 バックアーム
13 センターシャフト
15 ホルダ
16 慣性ボール
18 規制部材
18d ラチェット歯
21 両方向ラチェット爪部材
21a、21b ラチェット爪
Claims (5)
- 車体またはシートクッションに対して傾動可能に設けられたシートバックと、前記シートバックの傾倒位置を選択可能にするリクライナとを備えた車両用シートの傾倒位置を固定するリクライナ付きシート用緊急ロック装置であって、
前記車体および前記シートバックの一方に設けられた外周部材と、
前記車体および前記シートバックの他方に設けられ、前記外周部材に内装されるとともに前記外周部材に対して同軸に相対回転可能な内周部材と、
前記内周部材と前記外周部材との互いの対向面間に画定され、周方向のいずれにも徐々に狭まる少なくとも1つの空室と、
前記各空室内に受容された転動部材と、
前記外周部材および前記内周部材と同軸に回転可能に設けられるとともに前記転動部材の位置を規制する規制部材と、
前記転動部材を前記空室の中央に配置させるべく、前記規制部材を付勢するばねと、
前記車体の前後方向加速度を検知する加速度検知手段と、
前記加速度検知手段が前または後方向に所定値以上の加速度を検知した場合に、前記ばねの付勢力に抗して前記規制部材の位置を規制するロック状態選択手段と
を有し、
前記所定値以上の加速度が検知されていない場合には、前記転動部材は前記規制部材により前記空室の中央部に配置されて、前記外周部材と前記内周部材とは相対回転可能となり、
前記所定値以上の加速度が検知されている場合には、前記転動部材は前記規制部材により位置が一定位置に規制され、前記内周部材と前記外周部材の相対回転に伴い前記空室の一方端に移動し、前記内周部材と前記外周部材との間に噛み込まれることを特徴とするリクライナ付きシート用緊急ロック装置。 - 前記規制部材は、所定値以上の荷重を受けた場合に破壊されるようになっており、
前記加速度検知手段により前記所定値以上の加速度が検出された場合に、前記転動部材が徐々に前記内周部材と外周部材との間に噛み込むことによって前記シートバックが徐々に変位するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のリクライナ付きシート用緊急ロック装置。 - 前記内周部材の前記外周部材と対向する面には凹凸部が設けられ、
前記規制部材は、前記内周部材と同軸に回転可能に設けられ、
前記ばねは、前記内周部材と前記規制部材との間に設けられ、前記規制部材を前記内周部材の回転に連動させて回転させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリクライナ付きシート用緊急ロック装置。 - 前記加速度検知手段は、前記車体の前後方向に移動自在に設けられた慣性部材を有し、
前記ロック状態選択手段は、揺動可能に支持された爪部材を有し、
前記爪部材は、前記慣性部材の移動に伴い揺動され、前記規制部材と係合することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかの項に記載のリクライナ付きシート用緊急ロック装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の前記緊急ロック装置と、
ラチェット歯にラチェット爪を係合させるラチェット式リクライナとを具備することを特徴とする車両用リクライナ付きシート。
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