JP4140258B2 - 写真プリントシステム、写真プリントシステム制御方法、写真プリントシステム制御プログラム、および写真プリントシステム制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

写真プリントシステム、写真プリントシステム制御方法、写真プリントシステム制御プログラム、および写真プリントシステム制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者の写真撮影を行うとともに、その写真を背景画像などと合成した上でシールプリントとして出力する写真プリントシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばゲームセンターなどの娯楽施設において、利用者の写真撮影を行うとともに、その写真を背景画像などと合成した上でシールプリントとして出力する写真シール自動販売機が設置されており、人気を博している。この写真シール自動販売機において、写真撮影が行われた後に、表示画面上に表示させた撮影画像に対してタッチペンなどのポインティングデバイスによって画像編集を行うことが可能となっている機種が普及している。この画像編集機能によって、利用者は撮影画像に対して、例えば背景の色や模様を変更したり、文字やイラストなどを書き込んだりすることが可能となり、出力するシールプリントの娯楽性を高めることができる。
【0003】
上記のような写真シール自動販売機は、撮影、編集、出力機能を有する本体装置に加えて、写真撮影を行うための撮影空間が必要とされるので、全体として比較的大きなスペースを占有することになる。すなわち、例えば娯楽施設においても、写真シール自動販売機を設置するためのスペースには限りがあるので、人気のある機種であっても何台も設置することはできない。したがって、人気のある機種では、利用者が順番待ちのために列を作るというような事態が頻繁に生じている。
【0004】
これに対して、1台の写真シール自動販売機に、撮影空間とは別の空間に、落書きなどの編集作業用の編集空間を設けた機種が提供されている。このような機種によれば、ある利用者が編集空間において落書きしている間に、別の利用者が撮影空間において撮影作業を行うことが可能となり、客の回転率を向上させることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
撮影空間と編集空間とを分離した写真シール自動販売機では、本体装置の一方の面に撮影用のカメラなどを設け、その裏側となるもう一方の面に編集用の画面およびタッチペンなどを設けた構成となっている場合が多い。このような機種では、利用者は、撮影空間において撮影を行った後に、本体装置の裏側へ移動して編集空間に入り編集作業を行うことになる。このような移動は、利用者にとって不便さを感じる要因となっている。
【0006】
また、ある利用者が撮影作業および編集作業を終了した後に、連続して次のプレイを行いたいと思った場合、再び撮影空間に移動することになる。このとき、待ち行列ができている場合には、連続プレイを行いたい利用者はその待ち行列の最後列に並ばなければならないことになる。このように、撮影後に利用者を編集空間に移動させる構成の場合には、連続プレイを行う際の不便さが問題となっていた。
【0007】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、1台の写真プリントシステムにおいて同時に2組の利用者を取り扱うことができるとともに、撮影処理から編集処理への移行の際に、利用者自身が移動を行う必要がない写真プリントシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明に係る写真プリントシステムは、利用者の撮影を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画像に対して利用者による編集処理が行われる編集手段と、上記編集手段によって編集が行われた画像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画像出力手段とを備えた写真プリントシステムにおいて、上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、上記編集手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる編集手段移動手段と、上記編集手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、上記撮影手段が、上記第1および第2の作業空間にそれぞれ設けられているとともに、上記制御手段が、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記編集手段を移動させるとともに、上記編集手段が配置される作業空間を上記編集空間として機能させ、上記編集手段が配置されていない方の作業空間を上記撮影空間として機能させることを特徴としている。
【0009】
上記の構成における写真プリントシステムは、利用者の写真撮影を行うとともに、撮影された画像に対して、利用者によって落書き処理などの編集処理を行うことが可能となっているものである。そして、上記の構成では、撮影空間あるいは編集空間として機能する作業空間が2つ設けられているとともに、編集手段が2つの作業空間の間で移動可能となっている。この編集手段の移動は、それぞれ編集手段移動手段によって制御手段の制御のもとに行われる。一方、撮影手段は、第1および第2の作業空間にそれぞれ設けられている。すなわち、編集手段が配置された作業空間が編集空間として機能し、編集手段が配置されていない方の作業空間が撮影空間として機能することになる。
【0010】
以上の構成によれば、ある利用者が一方の作業空間において撮影処理を完了すると、他方の作業空間から編集手段が利用者のいる作業空間に移動してくることになる。すなわち、利用者自身は移動することなく、撮影処理から編集処理に移行することができる。また、ある利用者が編集処理を行っているときに、同時にもう一方の作業空間において他の利用者による撮影処理を行うことが可能となっている。したがって、1台の写真プリントシステムにおいて同時に2組の利用者を取り扱うことができるとともに、撮影処理から編集処理への移行の際に、利用者自身が移動を行う必要をなくすことができる。よって、利用者の回転率を向上させることができるとともに、利用者の利便性を向上させることができる。
【0011】
また、ある利用者が撮影作業および編集作業を終了した後に、連続して次のプレイを行いたいと思った場合には、編集作業終了後にその作業空間に残っていれば、再びその作業空間が撮影空間として機能するように編集手段の移動が行われることになる。よって、従来のように、連続プレイを行う場合に、一度装置の外に出て、待ち行列ができている場合にはその最後尾に並び直すというような不便さを解消することができる。
【0012】
また、2つの作業空間で、1つの編集手段を共有して使用することになるので、2台の写真プリントシステムを設置する場合よりも、装置コストを低く抑えることが可能となる。
【0013】
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る写真プリントシステムは、利用者の撮影を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画像に対して利用者による編集処理が行われる編集手段と、上記編集手段によって編集が行われた画像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画像出力手段とを備えた写真プリントシステムにおいて、上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、上記撮影手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる撮影手段移動手段と、上記撮影手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、上記編集手段が、上記第1および第2の作業空間にそれぞれ設けられているとともに、上記制御手段が、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記撮影手段を移動させるとともに、上記撮影手段が配置される作業空間を上記撮影空間として機能させ、上記撮影手段が配置されていない方の作業空間を上記編集空間として機能させることを特徴としている。
【0014】
上記の構成では、撮影手段が2つの作業空間の間で移動可能となっている。この撮影手段の移動は、それぞれ撮影手段移動手段によって制御手段の制御のもとに行われる。一方、編集手段は、第1および第2の作業空間にそれぞれ設けられている。すなわち、撮影手段が配置された作業空間が撮影空間として機能し、撮影手段が配置されていない方の作業空間が編集空間として機能することになる。
【0015】
以上の構成によれば、ある利用者が一方の作業空間において撮影処理を完了すると、撮影手段が該利用者のいる作業空間から他方の作業空間に移動することになる。すなわち、利用者自身は移動することなく、撮影処理から編集処理に移行することができる。また、ある利用者が編集処理を行っているときに、同時にもう一方の作業空間において他の利用者による撮影処理を行うことが可能となっている。したがって、1台の写真プリントシステムにおいて同時に2組の利用者を取り扱うことができるとともに、撮影処理から編集処理への移行の際に、利用者自身が移動を行う必要をなくすことができる。よって、利用者の回転率を向上させることができるとともに、利用者の利便性を向上させることができる。
【0016】
また、ある利用者が撮影作業および編集作業を終了した後に、連続して次のプレイを行いたいと思った場合には、編集作業終了後にその作業空間に残っていれば、再びその作業空間が撮影空間として機能するように撮影手段の移動が行われることになる。よって、従来のように、連続プレイを行う場合に、一度装置の外に出て、待ち行列ができている場合にはその最後尾に並び直すというような不便さを解消することができる。
【0017】
また、2つの作業空間で、1つの撮影手段を共有して使用することになるので、2台の写真プリントシステムを設置する場合よりも、装置コストを低く抑えることが可能となる。
【0018】
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る写真プリントシステムは、利用者の撮影を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画像に対して利用者による編集処理が行われる編集手段と、上記編集手段によって編集が行われた画像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画像出力手段とを備えた写真プリントシステムにおいて、上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、上記撮影手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる撮影手段移動手段と、上記編集手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる編集手段移動手段と、上記撮影手段移動手段および上記編集手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、上記制御手段が、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記撮影手段を移動させるとともに、上記第1および第2の作業空間のうちの他方に上記編集手段を移動させる制御を行うことを特徴としている。
【0019】
上記の構成では、撮影手段および編集手段が2つの作業空間の間で移動可能となっている。この撮影手段および編集手段の移動は、それぞれ撮影手段移動手段および編集手段移動手段によって制御手段の制御のもとに行われ、それぞれ異なる作業空間に配置されるように移動することになる。すなわち、撮影手段が配置された作業空間が撮影空間として機能し、編集手段が配置された作業空間が編集空間として機能することになる。
【0020】
以上の構成によれば、ある利用者が一方の作業空間において撮影処理を完了すると、撮影手段が該利用者のいる作業空間から他方の作業空間に移動するとともに、他方の作業空間から編集手段が利用者のいる作業空間に移動してくることになる。すなわち、利用者自身は移動することなく、撮影処理から編集処理に移行することができる。また、ある利用者が編集処理を行っているときに、同時にもう一方の作業空間において他の利用者による撮影処理を行うことが可能となっている。したがって、1台の写真プリントシステムにおいて同時に2組の利用者を取り扱うことができるとともに、撮影処理から編集処理への移行の際に、利用者自身が移動を行う必要をなくすことができる。よって、利用者の回転率を向上させることができるとともに、利用者の利便性を向上させることができる。
【0021】
また、ある利用者が撮影作業および編集作業を終了した後に、連続して次のプレイを行いたいと思った場合には、編集作業終了後にその作業空間に残っていれば、再びその作業空間が撮影空間として機能するように撮影手段および編集手段の移動が行われることになる。よって、従来のように、連続プレイを行う場合に、一度装置の外に出て、待ち行列ができている場合にはその最後尾に並び直すというような不便さを解消することができる。
【0022】
また、2つの作業空間で、撮影手段および編集手段を共有して使用することになるので、2台の写真プリントシステムを設置する場合よりも、装置コストを低く抑えることが可能となる。
【0023】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記の構成において、上記撮影手段と、上記編集手段と、上記撮影手段移動手段および/または上記編集手段移動手段とを支持する筐体をさらに備え、上記筐体の前面が左右2つの領域に分割され、これらの領域がそれぞれ第1および第2の作業空間に含まれるようになっており、上記撮影手段および/または上記編集手段が、それぞれ上記撮影手段移動手段および/または上記編集手段移動手段によって、上記筐体の前面側で左右方向に移動される構成としてもよい。
【0024】
上記の構成によれば、各構成を支持する筐体の前面において、撮影手段および/または編集手段が左右方向に移動する構成となるので、撮影手段および/または編集手段の移動は直線的に行えばよいことになる。したがって、撮影手段移動手段および/または編集手段移動手段における移動機構は比較的簡単な構成とすることができる。
【0025】
また、筐体の前面において作業空間が2つに分割されることになるので、作業空間は、筐体の前面側にのみ配置されることになる。したがって、筐体の裏面側に作業空間を設ける必要がなくなるので、例えば筐体の裏側を壁に接するような状態で写真プリントシステムを配置することが可能となり、娯楽施設などにおける装置の配置形態の自由度を向上させることができる。
【0026】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記の構成において、上記第1および第2の作業空間のそれぞれの周囲が、囲い部材によって囲われているとともに、上記第1および第2の作業空間の広さを変化させるように、上記囲い部材の少なくとも一部を移動させる囲い部材移動手段を備えている構成としてもよい。
【0027】
上記の構成によれば、第1および第2の作業空間のそれぞれは、囲い部材によって囲われていることになる。よって、各作業空間はそれぞれ独立したものとなるので、互いに隣の作業空間からの影響を受けない環境を構築することができる。例えば、隣の作業空間に他の利用者が利用している場合のプライバシーの問題や、撮影時に隣の作業空間からの光の漏洩に関する問題などを解消することができる。
【0028】
また、囲い部材移動手段によって囲い部材の少なくとも一部を移動させ、これにより第1および第2の作業空間の広さを変化させることが可能となっている。よって、例えば、比較的広い空間が必要とされる撮影空間として機能する作業空間の広さを広くするとともに、あまり広い空間が必要とされない編集空間として機能する作業空間の広さを狭くする、というような制御を行うことが可能となる。このように、状況に応じて作業空間の広さを変更させることによって、写真プリントシステムの設置面積を必要最低限に抑えることが可能となるので、娯楽施設などにおける設置スペース上の問題を低減することができる。
【0029】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記の構成において、上記囲い部材が、上記第1および第2の作業空間からなる空間の周囲を囲む周囲部材と、上記第1および第2の作業空間の間を仕切る仕切部材とによって構成されており、上記囲い部材移動手段が、上記仕切部材を移動させる仕切部材移動手段である構成としてもよい。
【0030】
上記の構成によれば、仕切部材を移動させることによって、第1および第2の作業空間の広さを変更させることになる。この場合、周囲部材は固定であるので、写真プリントシステム全体の設置面積を不変とした状態で、内部において第1および第2の作業空間の広さを変更することが可能となる。
【0031】
また、第1および第2の作業空間の間を仕切る仕切部材を移動させるだけでよいので、比較的簡素な構成によって第1および第2の作業空間の広さを変更することが可能となる。
【0032】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記の構成において、上記仕切部材移動手段が、上記制御手段による制御によって動作する構成としてもよい。
【0033】
上記の構成によれば、仕切部材の移動が制御手段の制御に基づいて行われるので、撮影手段および編集手段の移動に連動して仕切部材を移動させることが可能となる。すなわち、撮影空間として機能する場合と編集空間として機能する場合との両方において、的確な作業空間の広さに設定することが可能となる。
【0034】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記の構成において、上記撮影手段が、利用者の撮影を行う撮影カメラと、上記撮影カメラによる撮影画面および操作指示内容表示画面を表示する表示手段と、操作入力手段とを備えている構成としてもよい。
【0035】
上記の構成によれば、撮影手段に、撮影カメラ、表示手段、および操作入力手段が設けられており、このような撮影手段が撮影処理時に撮影空間に配置されることになる。すなわち、例えば表示手段や操作入力手段などは、撮影手段に1つだけ設ければよいことになり、各作業空間に1つずつ設ける必要がなくなる。よって、構成部品を少なくすることができるので、装置コストの低減を図ることができる。
【0036】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記の構成において、上記編集手段が、編集対象となる画像を含む編集画面を表示する編集表示手段と、利用者による編集処理を受け付ける編集入力手段とを備えている構成としてもよい。
【0037】
上記の構成によれば、編集手段に、編集表示手段および編集入力手段が設けられており、このような編集手段が編集処理時に編集空間に配置されることになる。すなわち、編集処理時には、編集手段が備える上記各手段のみで十分に編集処理が可能となるので、編集処理に必要な手段を各作業空間に1つずつ設ける必要がなくなる。よって、構成部品を少なくすることができるので、装置コストの低減を図ることができる。
【0038】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記の構成において、利用者から代金を徴収するための課金受付手段をさらに備え、上記課金受付手段が、上記撮影手段と連動して移動する構成としてもよい。
【0039】
一般的に、課金処理は撮影処理を開始する前に行われるものである。この場合、上記の構成によれば、課金受付手段が撮影手段と連動して移動するので、課金受付手段は1つだけ設ければよいことになり、各作業空間に1つずつ設ける必要がなくなる。よって、構成部品を少なくすることができるので、装置コストの低減を図ることができる。
【0040】
また、本発明に係る写真プリントシステム制御方法は、利用者の撮影を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画像に対して利用者による編集処理が行われる編集手段と、上記編集手段によって編集が行われた画像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画像出力手段と、上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、上記編集手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる編集手段移動手段と、上記編集手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、上記撮影手段が、上記第1および第2の作業空間にそれぞれ設けられている写真プリントシステムにおける写真プリントシステム制御方法であって、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記編集手段を移動させるとともに、上記編集手段が配置される作業空間を上記編集空間として機能させ、上記編集手段が配置されていない方の作業空間を上記撮影空間として機能させる制御を行うことを特徴としている。
【0041】
また、本発明に係る写真プリントシステム制御方法は、利用者の撮影を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画像に対して利用者による編集処理が行われる編集手段と、上記編集手段によって編集が行われた画像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画像出力手段と、上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、上記撮影手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる撮影手段移動手段と、上記撮影手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、上記編集手段が、上記第1および第2の作業空間にそれぞれ設けられている写真プリントシステムにおける写真プリントシステム制御方法であって、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記撮影手段を移動させるとともに、上記撮影手段が配置される作業空間を上記撮影空間として機能させ、上記撮影手段が配置されていない方の作業空間を上記編集空間として機能させる制御を行うことを特徴としている。
【0042】
また、本発明に係る写真プリントシステム制御方法は、利用者の撮影を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画像に対して利用者による編集処理が行われる編集手段と、上記編集手段によって編集が行われた画像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画像出力手段と、上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、上記撮影手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる撮影手段移動手段と、上記編集手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる編集手段移動手段と、上記撮影手段移動手段および上記編集手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備えた写真プリントシステムにおける写真プリントシステム制御方法であって、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記撮影手段を移動させるとともに、上記第1および第2の作業空間のうちの他方に上記編集手段を移動させる制御を行うことを特徴としている。
【0043】
上記の3つの方法によれば、上記した本発明に係る写真プリントシステムに関する作用において記載したように、1台の写真プリントシステムにおいて同時に2組の利用者を取り扱うことができるとともに、撮影処理から編集処理への移行の際に、利用者自身が移動を行う必要をなくすことができる。よって、利用者の回転率を向上させることができるとともに、利用者の利便性を向上させることができる。
【0044】
また、ある利用者が撮影作業および編集作業を終了した後に、連続して次のプレイを行いたいと思った場合には、編集作業終了後にその作業空間に残っていれば、再びその作業空間が撮影空間として機能するように撮影手段および編集手段の移動が行われることになる。よって、従来のように、連続プレイを行う場合に、一度装置の外に出て、待ち行列ができている場合にはその最後尾に並び直すというような不便さを解消することができる。
【0045】
また、2つの作業空間で、撮影手段および/または編集手段を共有して使用することになるので、2台の写真プリントシステムを設置する場合よりも、装置コストを低く抑えることが可能となる。
【0046】
また、本発明に係る写真プリントシステム制御方法は、上記の方法において、上記写真プリントシステムが、上記第1および第2の作業空間のそれぞれの周囲が、囲い部材によって囲われているとともに、上記第1および第2の作業空間の広さを変化させるように、上記囲い部材の少なくとも一部を移動させる囲い部材移動手段を備えているとともに、上記囲い部材移動手段の動作の制御を行う方法としてもよい。
【0047】
上記の方法によれば、囲い部材の移動が制御手段の制御に基づいて行われるので、撮影手段および編集手段の移動に連動して囲い部材を移動させることが可能となる。すなわち、撮影空間として機能する場合と編集空間として機能する場合との両方において、的確な作業空間の広さに設定することが可能となる。
【0048】
また、本発明に係る写真プリントシステム制御プログラムは、上記本発明に係る写真プリントシステム制御方法をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0049】
上記プログラムをコンピュータシステムにロードすることによって、上記写真プリントシステム制御方法を実現することが可能となる。
【0050】
また、本発明に係る写真プリントシステム制御プログラムを記録した記録媒体は、上記本発明に係る写真プリントシステム制御方法をコンピュータに実行させる写真プリントシステム制御プログラムを記録していることを特徴としている。
【0051】
上記記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムにロードすることによって、上記写真プリントシステム制御方法を実現することが可能となる。
【0052】
また、本発明に係るプリント紙ユニットは、画像が印刷されるプリント紙と、上記プリント紙に関する識別情報を記録する識別媒体とを備え、上記本発明に係る写真プリントシステムに備えられた識別情報読み取り手段によって、上記識別媒体に記録されている識別情報が読み取られ、その内容が確認された上で上記プリント紙に画像が出力されることを特徴としている。
【0053】
上記の構成によれば、識別情報読み取り手段で読みとった識別情報に基づいて、装着されたプリント紙が、当該写真プリントシステムにおいて利用可能なものであるかを判定し、利用可能である場合にのみプリンタを動作可能とすることが可能となる。すなわち、写真プリントシステムにおいて指定されているプリント紙以外は使用できないように設定することが可能となる。
【0054】
また、識別情報に用紙枚数情報を含ませることによって、プリント紙を使用するごとに用紙枚数をカウントダウンすることにより、残りの用紙枚数を把握することが可能となる。よって、残りの用紙枚数が少なくなってきた際に、これを表示手段などによって警告するような構成としておけば、利用者の利用中に用紙切れを起こすというような不具合を回避することが可能となる。
【0055】
また、識別情報に用紙種類情報を含ませることによって、これらを考慮して画像データの色成分などを補正することにより、その用紙やインクフィルムに的確な画像出力を行うことが可能となる。
【0056】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0057】
図1は、本実施形態に係る写真プリントシステムにおける写真プリント出力装置1の外観を示している。この写真プリント出力装置1は、利用者の写真を撮影する機能と、撮影した写真に対して落書きなどの編集を利用者に行わせる機能とを有している。そして、写真プリント出力装置1の筐体1Aにおける前面に、左右分割する形で2つの作業空間A・Bを設ける構成とし、一方の作業空間が撮影空間、他方の作業空間が編集空間として機能するとともに、これらの空間が互いに入れ替えられるようになっている。以降、この構成について詳しく説明する。
【0058】
図1に示すように、写真プリント出力装置1は、撮影ユニット(撮影手段)2、編集ユニット(編集手段)3を備えている。撮影ユニット2は撮影作業に必要な機能を備えたユニットであり、編集ユニット3は編集作業に必要な機能を備えたユニットである。この撮影ユニット2および編集ユニット3は、それぞれ作業空間Aと作業空間Bとの間で移動可能に設けられている。詳しく説明すると、筐体1Aの前面に、左右方向に延びた撮影ユニット用レール(撮影手段移動手段)4A、および編集ユニット用レール(編集手段移動手段)4Bがそれぞれ所定の高さ位置に設けられており、それぞれのレール上を撮影ユニット2および編集ユニット3が移動するようになっている。また、撮影ユニット2および編集ユニット3は、互いに異なる作業区間に配置されるように移動制御される。すなわち、撮影ユニット2が配置されている作業空間は撮影空間として機能し、編集ユニット3が配置されている作業空間は編集空間として機能することになる。なお、撮影ユニット2および編集ユニット3の詳細については後述する。
【0059】
また、筐体1Aには、照明装置7A…・7B…、スピーカ8A・8B、コイン投入口5A・5B(課金受付手段)、およびプリント排出口6A・6Bが設けられている。
【0060】
照明装置7A…・7B…は、撮影時にフラッシュとして機能するとともに、通常時の照明として機能するものである。また、照明装置7A…は、作業空間A内の照明として筐体1Aの前面における作業空間Aの領域に配置され、照明装置7B…は、作業空間B内の照明として筐体1Aの前面における作業空間Bの領域に配置されている。
【0061】
なお、本実施形態では、両方の作業空間にそれぞれフラッシュ機能および照明機能を有する照明装置を配置した構成となっているが、これに限定するものではない。例えば、通常時の照明用の照明装置を両方の作業空間に設ける一方、撮影時のフラッシュ用の照明装置を、撮影ユニット2に含める、あるいは撮影ユニット2の移動と連動して移動するような構成としてもよい。しかしながら、特に女性の利用者は撮影写真において肌がきれいに写ることを望む傾向が強く、撮影時のフラッシュ光量を強くすることや、広範囲からフラッシュ光を照射することなどが望まれている。したがって、フラッシュ用の照明装置はある程度大型にする必要があるので、フラッシュ用の照明装置を移動させる構成をとることは困難である場合が多い。
【0062】
スピーカ8A・8Bは、利用者に対して各種操作上のガイダンス音声や効果音などを出力するための拡声装置であり、スピーカ8Aは作業空間A内に、スピーカ8Bは作業空間B内にそれぞれ設けられている。
【0063】
コイン投入口5A・5Bは、利用者がプレイ料金として所定金額のコインを投入するための投入口であり、コイン投入口5Aは作業空間A内に、コイン投入口5Bは作業空間B内にそれぞれ設けられている。また、図示はしていないが、コイン投入口5A・5Bには、それぞれ課金処理部が設けられており、所定料金が投入されたか否かのチェック処理や釣り銭処理などが、作業空間Aの利用者および作業空間Bの利用者のそれぞれに対して行われる。また、図示はしていないが、利用者から徴収したコインを蓄積するコイン容器が筐体1Aの内部に設けられている。このコイン容器は、作業空間A用と作業空間B用とにそれぞれ設けてもよいし、共用で1つ設けてもよい。
【0064】
なお、本実施形態では、両方の作業空間にそれぞれコイン投入口を配置した構成となっているが、これに限定するものではない。例えば、コイン投入口を撮影ユニット2に含める、あるいは撮影ユニット2の移動と連動して移動するような構成としてもよい。図12は、コイン投入口5を撮影ユニット2に設けた例を示している。このような構成の場合、コイン投入口および課金処理部などの構成を1つにすることができるので、構成の簡素化を図ることができるが、コイン容器も移動させる構成とすると、筐体1A内にコイン容器を備えさせる場合と比較して堅牢性に劣るというデメリットがある。また、コイン容器を移動させる場合には、コイン容器をあまり大きくできない可能性が高くなるので、コインの蓄積容量が低くなり、頻繁にコイン回収メンテナンスを行わなければならないというデメリットもある。
【0065】
プリント排出口6A・6Bは、利用者が撮影作業および編集作業を終了した後に、プリントされた写真プリントが排出される箇所である。これらのプリント排出口6A・6Bは、筐体1Aの2つの側面のうち、作業空間A側の面および作業空間B側の面(図1では左側面および右側面)にそれぞれ配置されており、それぞれ作業空間Aおよび作業空間Bで処理された写真プリントが排出される。なお、図1においては、図の都合上、筐体1Aの左側面が陰になっていることにより、プリント排出口6Aは図示されていない。
【0066】
なお、本実施形態ではプリント排出口を2つ設けているが、これに限定するものではなく、例えば筐体1Aの裏側面などに作業空間Aおよび作業空間Bで共通に用いられるプリント排出口が設けられた構成となっていてもよい。また、プリント排出口6A・6Bを、それぞれ筐体1Aにおける前面の作業空間A内および作業空間B内に設ける構成としてもよい。これらの構成例のメリット・デメリットについては後述する。
【0067】
以上のように、本実施形態における写真プリント出力装置1によれば、撮影ユニット2が配置されている作業空間にて利用者が撮影作業を終了すると、撮影ユニット2がその作業空間から隣の作業空間に移動するとともに、隣の作業空間から編集ユニット3が移動してくるような構成とすることができる。すなわち、利用者は移動することなく、撮影作業から編集作業に移行することが可能となる。
【0068】
次に、写真プリントシステムの全体的な構成について説明する。図2は、写真プリントシステムを上側から見た際の状態を示している。同図に示すように、写真プリントシステムは、写真プリント出力装置1と、作業空間A・Bの周囲を囲うように設けられた周囲幕(周囲部材)10とを備えた構成となっている。周囲幕10は、撮影時に外部からの光が内部に入ってこないように、遮光性を有するビニールシートなどによって構成されている。この周囲幕10は、写真プリント出力装置1から離れるにつれて横幅方向に広がるような形状で作業空間A・Bを囲っている。
【0069】
また、周囲幕10には、写真プリント出力装置1に対向する位置に進入口10Cが、作業空間Aの側面側に退出口10Aが、作業空間Bの側面側に退出口10Bがそれぞれ設けられている。これらの進入口10C、退出口10A・10Bは、例えば扉のような形態となっていてもよいし、上部からビニールシートを垂れ下げた形態となっていてもよい。また、進入口および退出口の位置および数は、上記の例に限定されるものではなく、利用者の出入りがスムーズに行われるような形態であればどのような構成としてもよい。
【0070】
また、作業空間Aと作業空間Bとの間には、仕切幕(仕切部材)9が設けられている。この仕切幕9は、作業空間Aと作業空間Bとを分断するためのものであり、例えば遮光性を有するビニールシートなどによって構成される。また、この仕切幕9は、写真プリント出力装置1の前面に接する位置に設けられた支点9Aを中心に、所定の角度範囲で回動可能となっている。この仕切幕9の回動によって、周囲幕10に囲われる空間のうち、作業空間Aに割り当てられる空間と作業空間Bに割り当てられる空間との比率を変更することが可能となっている。
【0071】
図3は、仕切幕9の移動機構の構成例を示している。仕切幕9は、その上部および下部に設けられた仕切幕支持レール9B・9Bの間に張られた形態で設けられている。この仕切幕支持レール9B・9Bの一方の端部は支点9Aに接続されているとともに、他方の端部は、支点9Aを中心とする円弧形状に設けられた仕切幕移動レール9C・9C上で滑動自在となるように支持されている。そして、支点9Aには、仕切幕支持レール9B・9Bを回動させるトルクを発生する回動駆動モータ(図示せず)が設けられている。写真プリント出力装置1は、撮影空間として設定する作業空間を、撮影空間として適した広さとなるように、回動駆動モータを制御することによって仕切幕9の配置位置を決定する。なお、仕切幕9の移動機構は上記の例に限定されるものではなく、例えば仕切幕移動レール9Cに移動駆動力を与える構成などでもよい。また、上記のように機械的な制御によって仕切幕9を移動させるのではなく、手動によって仕切幕9を移動させる構成としてもかまわない。
【0072】
ここで、仕切幕9を上記のように移動させることの目的について説明する。前記したように、例えば娯楽施設などにおいては、写真プリントシステムを設置するためのスペースには限りがあり、できるだけ占有するスペースの小さい装置が望まれている。一方、利用者の顔付近を撮影するアップ撮影のみならず、利用者の全身を撮影する全身撮影に対応させるためには、比較的広い撮影空間を確保する必要がある。また、利用者の人数が多少多くなっても撮影が行えるようにするためにも、撮影空間はある程度広い方が好ましい。これに対して、編集空間としては、それほど広い空間は必要とされない。
【0073】
本実施形態における写真プリントシステムでは、作業空間を2つ設けており、これらは状況に応じて撮影空間としても編集空間としても機能するようになっている。よって、両方の作業空間を、それぞれ撮影空間として十分な広さを有する空間となるように設定してしまうと、写真プリントシステム全体が占めるスペースが極めて大きくなってしまうことになる。
【0074】
そこで、上記したように、仕切幕9を移動可能とすればし、例えば作業空間Aが撮影空間として機能している状況では、仕切幕9を作業空間B側へ移動させることによって、作業空間Aを撮影空間として十分な広さとなるようにするとともに、作業空間Bを編集空間として必要最低限の広さとなるようにすることができる。すなわち、仕切幕9を移動可能とすることによって、一方の作業空間を撮影空間として適当な広さとし、他方の作業空間を編集空間として最低限の広さとすることが可能となる。したがって、両方の作業空間を、それぞれ撮影空間として十分な広さを有する空間となるように設定する場合と比較して、作業空間Aおよび作業空間Bのトータルの占有スペースを小さくすることができる。
【0075】
また、撮影空間は、撮影カメラの視野角特性により、撮影カメラから離れるほど広くなっていることが好ましい。これに対して、周囲幕10は、写真プリント出力装置1から離れるほど横幅が広くなっているとともに、仕切幕9は、写真プリント出力装置1に接する支点9Aを中心に扇状に回動する構成となっている。よって、撮影空間として機能している作業空間は、撮影カメラから離れるほど広くなる形状となり、必要最低限のスペースで撮影空間として適した空間を構築することが可能となっている。
【0076】
次に、図2を参照しながら、利用者の移動経路について説明する。まず、利用者は、周囲幕10に設けられた進入口10Cから写真プリントシステムの内部に進入する。ここで、作業空間Aが撮影空間として設定されている場合、図2に示すように、仕切幕9は作業空間Aが広くなる方向、すなわち左側に移動していることになる。したがって、進入口10Cから進入してきた利用者は、仕切幕9によって進入しにくい作業空間B(編集空間)ではなく、自然に進入しやすい作業空間A(撮影空間)に進入することになる。
【0077】
利用者が作業空間Aで撮影処理を終了すると、撮影ユニット2が作業空間Aから退去するとともに、編集ユニット3が作業空間A内に進入してくる。そして、利用者はこの編集ユニット3を用いて落書きなどの編集処理を行う。編集処理が終了すると、利用者は退出口10Aから作業空間Aを退出し、筐体1Aにおける作業空間A側の側面に設けられたプリント排出口6Aから写真プリントを入手する。
【0078】
ここで、上記の構成のように、プリント排出口6A・6Bが、筐体1Aの2つの側面のうち、作業空間A側の面および作業空間B側の面にそれぞれ配置されており、それぞれ作業空間Aおよび作業空間Bで処理された写真プリントが排出されるようになっていることによって、利用者は、退出口10A・10Bから退出してから、近傍に設けられているプリント排出口6A・6Bに迷うことなく到達することができる。
【0079】
また、各作業空間ごとに別に退出口を設けることによって、連続して異なる利用者が利用した場合に、出力された写真プリントが混同されるおそれを低減することができる。また、ある利用者が連続してプレイを行う際に、1回のプレイが終了するたびに出力された写真プリントをプリント排出口に取りに行く必要はなく、連続プレイが終了した時点で、それまでに出力された写真プリントをまとめてプリント排出口から取り出せばよいことになる。
【0080】
また、筐体1Aの裏側面にプリント排出口を設けない構成とすることによって、筐体1Aの裏側面を壁などに近接させた状態で写真プリントシステムを配置することが可能となるので、設置場所の自由度を向上させることができる。
【0081】
一方、プリント排出口を2つ設ける構成とすると、プリンタを2台設けるか、あるいは1台のプリンタから出力された写真プリントを異なる2つのプリント排出口に向けて搬送する搬送手段を設けるなどの構成が必要となり、コストアップを招くというデメリットがある。
【0082】
次に、撮影ユニット2の構成について説明する。図4は、撮影ユニット2の外観を正面から見た状態を示している。同図に示すように、撮影ユニット2には、撮影カメラ11、表示モニタ(表示手段)12、切替/選択ボタン(操作入力手段)13、およびシャッタボタン(操作入力手段)14が設けられている。
【0083】
撮影カメラ11は、例えばレンズ群、絞り、CCD(Charge Coupled Device)撮像素子などを備えたデジタルカメラによって構成される。この撮影カメラ11は、全身撮影とアップ撮影との両方に対応できるように、例えば使用するレンズ群および絞りを切り替えられるような構成となっている。
【0084】
表示モニタ12は、撮影処理における各種操作内容の表示や、撮影時の撮影画面表示などに用いられるモニタである。この表示モニタ12は、例えば液晶表示素子などのフラットパネルディスプレイや、小型のCRT(Cathode Ray Tube)などによって構成される。
【0085】
切替/選択ボタン13は、例えば全身撮影とアップ撮影との切り替えを指示したり、その他、表示モニタ12に表示される操作内容に応じて何らかの選択を行う際に用いたりするボタンである。シャッタボタン14は、撮影を指示するためのシャッタボタンとして機能するとともに、表示モニタ12に表示される操作内容に応じて何らかの決定を指示する際に用いたりするボタンである。
【0086】
次に、編集ユニット3の構成について説明する。図5は、編集ユニット3の外観を示している。同図に示すように、編集ユニット3は、編集表示パネル(編集表示手段)(編集入力手段)3A、およびタッチペン3Bを備えた構成となっている。
【0087】
編集表示パネル3Aは、落書きなどの編集処理時に、編集対象の画像の表示や各種編集ツールの選択表示などを行うものである。この編集表示パネル3Aは、例えば液晶表示素子などのフラットパネルディスプレイやCRTなどによって構成されるとともに、その表面にタッチパネルが設けられている。
【0088】
タッチペン3Bは、編集表示パネル3Aにおけるタッチパネルを利用して、落書きなどの画像描画や、表示されている各種編集ツール、操作ボタンなどの選択を行うためのペンである。
【0089】
次に、上記写真プリントシステムの構成について、図6に示すブロック図を参照しながら説明する。
【0090】
次に、上記写真プリントシステムの構成について、図6に示すブロック図を参照しながら説明する。同図に示すように、写真プリントシステムは、前記した撮影ユニット2、編集ユニット3、および仕切幕9に加えて、制御装置(制御手段)16、記憶装置17、課金処理部18、照明装置19、IDタグリーダ/ライタ(識別情報読み取り手段)20、プリンタ(画像出力手段)21、仕切幕移動装置(仕切部材移動手段)22、撮影ユニット移動装置(撮影手段移動手段)23、および編集ユニット移動装置(編集手段移動手段)24を備えている。
【0091】
制御装置16は、写真プリントシステム内における上述した各種構成の動作を統括的に制御するものである。この制御装置16は、例えばPCベースのコンピュータによって構成される。そして、各種構成の動作制御は、制御プログラムをコンピュータに実行させることによって行われる。このプログラムは、例えばCD−ROMなどのリムーバブルメディアに記録されているものを読み出して使用する形態であってもよいし、ハードディスクなどにインストールされたものを読み出して使用する形態であってもよい。また、この制御装置16がインターネットなどの通信ネットワークに接続された構成とする場合、この通信ネットワークを介して上記プログラムをダウンロードしてハードディスクなどにインストールして実行する形態なども考えられる。
【0092】
記憶装置17は、上記したハードディスクなどの不揮発性の記憶装置によって構成されるものである。この記憶装置17に記憶される内容としては、上記した制御プログラム、OS(Operating System)プログラム、およびその他各種プログラム、撮影カメラにおける動作設定値、撮影した画像および編集した画像の画像データなどが挙げられる。上記の撮影カメラにおける動作設定値としては、装置出荷時やメンテナンス時などに設定されるホワイトバランスの値、撮影画像の明暗などを調整する際の画像処理に関する各種パラメータ値などが挙げられる。
【0093】
課金処理部18は、利用者から徴収する課金に関する処理を行うブロックである。課金処理部18による課金状況に応じて、制御装置16が該当利用者に対する動作を制御する。
【0094】
照明装置19は、前記した照明装置7A…・7B…に相当するものであり、撮影時にフラッシュとして機能するとともに、通常時の照明としても機能するものである。制御装置16は、照明装置19に対して、撮影の瞬間にフラッシュ照明を行わせるなどの制御を行う。
【0095】
IDタグリーダ/ライタ20およびプリンタ21は、プリンタユニットを構成しており、このプリンタユニットに対して、写真プリントの出力媒体となるプリント紙29およびIDタグ(識別媒体)28がプリント紙ユニットとしてセットで納入されるようになっている。
【0096】
プリンタ21は、出力すべき画像データが制御装置16から送られてくると、その画像データに基づいてプリント紙29に印刷を行うものである。このプリンタ21としては、例えば昇華型プリンタが用いられる。なお、昇華型プリンタを用いる場合には、プリント紙29およびIDタグ28に加えて、昇華型用インクフィルムがセットととなって納入されることになる。
【0097】
IDタグリーダ/ライタ20は、IDタグ28に記録されている各種識別情報を読み出して制御装置16に出力する。IDタグ28は、メモリ機能を有するICチップなどによって構成されるものである。上記識別情報としては、固有ID、用紙枚数、用紙種類、および、インク固有の色情報(インクフィルムがセットとなっている場合)などが挙げられる。
【0098】
制御装置16は、IDタグリーダ/ライタ20で読みとった識別情報に基づいて、装着されたプリント紙29およびインクフィルムが、当該写真プリント出力装置1において利用可能なものであるかを判定し、利用可能である場合にのみプリンタ21を動作可能とする。すなわち、写真プリント出力装置1において指定されているプリント紙29およびインクフィルム以外は使用できないように設定されていることになる。
【0099】
また、IDタグ28に記録されている用紙枚数情報に基づいて、プリント紙を使用するごとに用紙枚数をカウントダウンしていくことによって、残りの用紙枚数を把握することが可能となる。よって、残りの用紙枚数が少なくなってきた際に、これを表示手段などによって警告するような構成としておけば、利用者の利用中に用紙切れを起こすというような不具合を回避することが可能となる。なお、用紙枚数をカウントダウンする際には、IDタグ28に記録されている用紙枚数情報も書き換えるようにする。これにより、用紙を使い切った場合には、IDタグ28に記録されている用紙枚数情報も0となり、このIDタグ28を無効にすることが可能となる。
【0100】
また、IDタグ28に記録されている用紙種類情報や、インク固有の色情報を読み出すことによって、これらを考慮して画像データの色成分などを補正することにより、その用紙やインクフィルムに的確な画像出力を行うことが可能となる。
【0101】
IDタグ28としては、無線によりデータ通信を行うことが可能な非接触型IDタグと、端子が設けられた接触型IDタグとがあり、IDタグリーダ/ライタ20としては、これらのどちらか一方あるいは両方に対応したものとなる。
【0102】
なお、上記の例では、IDタグを利用して利用可能なプリント紙であるか否かを確認するようになっているが、これに限定するものではなく、例えば、プリント紙およびインクフィルムを梱包する梱包材などにプリントされているバーコードなどを利用して確認するような構成としてもよい。しかしながら、バーコードを用いる場合には、含めることのできる情報量が少ないことや、例えば用紙枚数のカウントダウンによる情報の書き換えができない、などの問題がある。
【0103】
なお、上記のプリント紙としては、通常の紙状媒体である紙状シートであってもよいし、粘着シートおよび該粘着シールの粘着面に貼り付けられている剥離シートからなるシールシートであってもよい。
【0104】
仕切幕移動装置22は仕切幕9を移動させる装置であり、例えば前記した例において、仕切幕移動レール9Cに移動駆動力を与える装置に相当するものである。具体的には、前記した例のように、支点9Aに設けられた、仕切幕支持レール9B・9Bを回動させるトルクを発生する回動駆動モータが仕切幕移動装置22に相当することになる。
【0105】
そして、制御装置16内には、仕切幕移動装置2における移動動作を制御する仕切幕移動制御部(制御手段)25が設けられている。なお、前記したように、機械的な制御によって仕切幕9を移動させるのではなく、手動によって仕切幕9を移動させる構成とする場合には、仕切幕移動装置2および仕切幕移動制御部25を設ける必要はない。
【0106】
撮影ユニット移動装置23は、撮影ユニット2を撮影ユニット用レール4A上で作業空間Aと作業空間Bとの間で移動させる装置である。また、編集ユニット移動装置24は、編集ユニット3を編集ユニット用レール4B上で作業空間Aと作業空間Bとの間で移動させる装置である。この撮影ユニット移動装置23および編集ユニット移動装置24は、例えばループ状のチェーンを移動範囲で設け、このチェーンをモータなどによって回動させることによって、チェーンに連動して撮影ユニット2あるいは編集ユニット3を移動させるような構成によって実現できる。
【0107】
そして、制御装置16内には、撮影ユニット移動装置23および編集ユニット移動装置24における移動動作をそれぞれ制御する撮影ユニット移動制御部(制御手段)26および編集ユニット移動制御部(制御手段)27が設けられている。
【0108】
以上のように、制御装置16には、仕切幕移動制御部25、撮影ユニット移動制御部26および編集ユニット移動制御部27が設けられており、これらの制御は互いに連動して行われることになる。すなわち、作業空間Aが撮影空間、作業空間Bが編集区間として機能させる場合には、仕切幕移動制御部25によって仕切幕9が作業空間B側に移動され、撮影ユニット移動制御部26によって撮影ユニット2が作業空間A側に移動され、編集ユニット移動制御部27によって編集ユニット3が作業空間B側に移動される。また、作業空間Bが撮影空間、作業空間Aが編集区間として機能させる場合には、上記と逆の移動制御が行われることになる。
【0109】
次に、上記写真プリントシステムにおける処理の流れについて、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず前提として、2つの作業空間のうち、一方が撮影空間、他方が編集空間として設定されているものとする。すなわち、仕切幕9は編集空間として設定されている作業空間の側へ移動しており、撮影ユニット2は撮影空間として設定されている作業空間の側へ移動しており、編集ユニット2は編集空間として設定されている作業空間の側へ移動しているものとする。
【0110】
そして、ステップ1(以降、S1のように称する)において、利用者が撮影空間として設定されている作業空間に進入したとする。ここで利用者は、コイン投入口から代金を投入し、課金処理部18によって課金処理が行われる(S2)。
【0111】
課金処理が正常に完了したことが確認されると、S3において撮影処理が開始される。そして、S4において撮影処理が終了したか否かが判定され、終了していない場合には(S4においてNO)、S3における撮影処理が繰り返し行われる。なお、撮影処理の詳細については後述する。
【0112】
撮影処理が終了したことが確認されると(S4においてYES)、その時点で、隣の作業空間、すなわち編集空間が他の利用者によって使用中であるか否かが判定される(S5)。ここで、編集空間が使用中であると判定された場合(S5においてYES)、撮影空間にいる利用者は、直ちに編集作業に移行することはできないことになる。したがって、編集空間での利用が終了するまで待機する処理が行われる(S6)。ここでの待機処理においては、例えば、撮影ユニット2における表示画面上に何らかのデモ画面を表示させたり、簡単なゲームなどを行うことが可能となっていたりしていてもよい。また、待機処理を行う代わりに、撮影処理を延長して行うことができるように設定してもよい。
【0113】
一方、もともと編集空間には他の利用者が存在していない場合や、編集空間を利用していた他の利用者による編集処理が終了した場合において、S5においてNO、すなわち編集空間が使用中でないと判定された場合には、現在の撮影空間を編集空間に移行させる処理が行われる。具体的には、仕切幕9、撮影ユニット2、および編集ユニット3の移動処理が行われる(S7)。以上の処理によって、利用者自身は移動することなしに、撮影空間から編集空間に移行することができる。なお、上記の移動処理についての詳細は後述する。
【0114】
編集空間への移行処理が正常に完了したことが確認されると、S8において編集処理が開始される。そして、S9において編集処理が終了したか否かが判定され、終了していない場合には(S9においてNO)、S8に戻って編集処理が継続される。なお、編集処理の詳細については後述する。
【0115】
編集処理が終了したことが確認されると(S9においてYES)、編集が施された画像データがプリンタ21に伝送され、この画像データに基づいてプリンタ21がプリント紙29に対して画像出力し、これがプリント排出口から排出される(S10)。以上のシーケンスによって、ある利用者による撮影から編集、出力に至るプレイ動作が終了する。
【0116】
次に、上記の仕切幕9、撮影ユニット2、および編集ユニット3の移動処理について、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、S11において、仕切幕9を現在の編集空間側から撮影空間側へ移動させる処理が行われる。この処理は、仕切幕移動制御部25によって仕切幕移動装置22が制御されることによって行われる。そして、S12において、仕切幕9の移動が完了したか、すなわち、仕切幕9が現在の撮影空間側の所定位置に移動したかが判定され、移動が完了していなければS11の処理が繰り返される。
【0117】
仕切幕9の移動が完了すると、S13において、撮影ユニット2を現在の撮影空間から編集空間へ移動させる処理が行われる。この処理は、撮影ユニット移動制御部26によって撮影ユニット移動装置23が制御されることによって行われる。そして、S14において、撮影ユニット2の移動が完了したか、すなわち、撮影ユニット2が現在の編集空間の所定位置に移動したかが判定され、移動が完了していなければS13の処理が繰り返される。
【0118】
撮影ユニット2の移動が完了すると、S15において、編集ユニット3を現在の編集空間から撮影空間へ移動させる処理が行われる。この処理は、編集ユニット移動制御部27によって編集ユニット移動装置24が制御されることによって行われる。そして、S16において、編集ユニット3の移動が完了したか、すなわち、編集ユニット3が現在の編集空間の所定位置に移動したかが判定され、移動が完了していなければS15の処理が繰り返される。以上より移動処理が終了する。
【0119】
なお、上記の移動処理では、仕切幕9の移動、撮影ユニット2の移動、編集ユニット3の移動という順番で処理が行われているが、実際には、これらの処理を同時に並行して行えば、移動処理に必要とされる時間を最低限にすることができるので好ましい。
【0120】
次に、上記の課金処理および撮影処理について、図9(a)ないし図9(f)に示す表示画面を参照しながら説明する。なお、課金処理および撮影処理は、撮影空間内で行われるものであるので、上記の図に示されている表示画面は、撮影ユニット2における表示モニタ12上に表示されるものとなる。
【0121】
まず、利用者が最初に撮影空間に進入すると、図9(a)に示すようなオープニング画面が表示され、コイン投入の指示も同時に行われる。利用者がコインを投入し、課金が正常に完了すると、撮影処理が開始される。まず、図9(b)に示すように、全身撮影、すなわち利用者のほぼ全身が撮影されるような構図で撮影を行うか、アップ撮影、すなわち利用者の頭部や胸部近傍が大きく撮影されるような構図で撮影を行うかの選択が行われる。ここでの選択は、撮影ユニット2に設けられている切替/選択ボタン13によってどちらか選択し、シャッタボタン14によって決定する、という方法で行われる。なお、撮影処理が開始されると、例えば画面の左上隅などに、撮影処理を行うことが可能な制限時間の残り時間が表示されるようにしておく。
【0122】
構図の選択が行われると、図9(c)のように構図選択の確認画面が表示され、OKであれば、撮影カメラによる撮影が行われる。なお、撮影時には、図示はしていないが、撮影カメラによる撮影状態が表示モニタ12上に表示され、利用者がポーズを決定した時点でシャッタボタン14が押され、カウントダウン表示の後にシャッタが切られる、というようなシーケンスが行われる。
【0123】
1枚分の撮影が終了すると、図9(d)のように、さらに撮影を行うか否かが質問される。すなわち、撮影処理のための制限時間内であれば何枚でも撮影を行うことが可能となっている。その後、撮影処理のための制限時間がなくなるか、撮影終了の指示が利用者から出されると、図9(e)に示すように、落書きなどの編集をしてプリントさせる対象とする画像の選択が行われる。ここでは、撮影処理時間内に撮影された全ての画像が表示され、利用者は表示された画像の中から任意に所定枚数分だけ画像を選択する。これにより、撮影時に目をつぶってしまったり、不本意な状態で撮影された画像などを排除して、利用者の好みにあった画像を選択することができる。そして、図9(f)に示すように、選択された画像を再度画面表示させることによって、選択画像の確認が行われる。なお、この画像の選択処理に関しても制限時間を設定し、画面の左上隅などに表示させることが好ましい。
【0124】
次に上記の編集処理について、図10に示す表示画面を参照しながら説明する。なお、編集処理は編集空間内で行われるものであるので、図10に示されている表示画面は、編集ユニット3における編集表示パネル3A上に表示されるものとなる。
【0125】
図10に示すように、表示画面上における左上隅には、編集処理を行うことが可能な制限時間の残り時間が表示される。また、表示画面上における中央には、編集対象となる画像が表示され、この画像に対してタッチペン3Bを用いて落書きなどの編集処理が行われる。この画像の左には、編集処理を行うためのツール類の選択領域が表示される。ツール類としては、例えば複数の種類からなるペンおよびその色、消しゴム、複数の背景の模様およびその色、複数のスタンプなどが挙げられる。
【0126】
また、編集対象となる画像の右には、編集対象となる画像を選択するための選択画像、すなわち、上記の画像の選択処理において選択された画像が表示される。利用者は、タッチペン3Bによって選択画像をタッチすることによって、中央に編集対象として表示される画像を切り替えることが可能となっている。
【0127】
その後、編集処理のための制限時間がなくなるか、編集終了の指示が利用者から出されると、図11に示すような画面が表示され、利用者はこの指示にしたがってプリント排出口に移動することになる。なお、この表示画面において、「取出し口」(プリント排出口に相当)がどちらにあるかを示す言葉および矢印が表示されているが、この向きは、作業空間Aである場合と作業空間Bである場合とでそれぞれ適切な向きとなるように変化させることが好ましい。
【0128】
なお、本実施形態では、図1などに示すように、撮影ユニット2および編集ユニット3の両方を作業空間A・Bの間で移動させる構成となっているが、これに限定されるものではなく、撮影ユニット2および編集ユニット3のどちらか一方のみを作業空間A・Bの間で移動可能とし、移動しない方のユニットを作業空間A・Bの両方に設置する構成としてもよい。このような構成としても、本実施形態と同様の処理を行うことが可能である。しかしながら、移動しない方のユニットを2つ設けることになるので、装置コストとしては図1などに示す本実施形態の構成の方が低いことになるが、例えば移動機構のない撮影ユニット2および編集ユニット3を設けた装置を2つ設けるよりはコストを低くすることができる。
【0129】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る写真プリントシステムは、上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、上記編集手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる編集手段移動手段と、上記編集手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、上記撮影手段が、上記第1および第2の作業空間にそれぞれ設けられているとともに、上記制御手段が、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記編集手段を移動させるとともに、上記編集手段が配置される作業空間を上記編集空間として機能させ、上記編集手段が配置されていない方の作業空間を上記撮影空間として機能させる構成である。
【0130】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、上記撮影手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる撮影手段移動手段と、上記撮影手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、上記編集手段が、上記第1および第2の作業空間にそれぞれ設けられているとともに、上記制御手段が、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記撮影手段を移動させるとともに、上記撮影手段が配置される作業空間を上記撮影空間として機能させ、上記撮影手段が配置されていない方の作業空間を上記編集空間として機能させる構成である。
【0131】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、上記撮影手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる撮影手段移動手段と、上記編集手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる編集手段移動手段と、上記撮影手段移動手段および上記編集手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、上記制御手段が、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記撮影手段を移動させるとともに、上記第1および第2の作業空間のうちの他方に上記編集手段を移動させる制御を行う構成である。
【0132】
これにより、1台の写真プリントシステムにおいて同時に2組の利用者を取り扱うことができるとともに、撮影処理から編集処理への移行の際に、利用者自身が移動を行う必要をなくすことができるので、利用者の回転率を向上させることができるとともに、利用者の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【0133】
また、従来のように、連続プレイを行う場合に、一度装置の外に出て、待ち行列ができている場合にはその最後尾に並び直すというような不便さを解消することができるという効果を奏する。
【0134】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記撮影手段と、上記編集手段と、上記撮影手段移動手段および/または上記編集手段移動手段とを支持する筐体をさらに備え、上記筐体の前面が左右2つの領域に分割され、これらの領域がそれぞれ第1および第2の作業空間に含まれるようになっており、上記撮影手段および/または上記編集手段が、それぞれ上記撮影手段移動手段および/または上記編集手段移動手段によって、上記筐体の前面側で左右方向に移動される構成としてもよい。
【0135】
これにより、上記の構成による効果に加えて、撮影手段および編集手段の移動は直線的に行えばよいことになるので、撮影手段移動手段および編集手段移動手段における移動機構は比較的簡単な構成とすることができるという効果を奏する。
【0136】
また、筐体の裏面側に作業空間を設ける必要がなくなるので、例えば筐体の裏側を壁に接するような状態で写真プリントシステムを配置することが可能となり、娯楽施設などにおける装置の配置形態の自由度を向上させることができるという効果を奏する。
【0137】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記第1および第2の作業空間のそれぞれの周囲が、囲い部材によって囲われているとともに、上記第1および第2の作業空間の広さを変化させるように、上記囲い部材の少なくとも一部を移動させる囲い部材移動手段を備えている構成としてもよい。
【0138】
これにより、上記の構成による効果に加えて、状況に応じて作業空間の広さを変更させることによって、写真プリントシステムの設置面積を必要最低限に抑えることが可能となるので、娯楽施設などにおける設置スペース上の問題を低減することができるという効果を奏する。
【0139】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記囲い部材が、上記第1および第2の作業空間からなる空間の周囲を囲む周囲部材と、上記第1および第2の作業空間の間を仕切る仕切部材とによって構成されており、上記囲い部材移動手段が、上記仕切部材を移動させる仕切部材移動手段である構成としてもよい。
【0140】
これにより、上記の構成による効果に加えて、写真プリントシステム全体の設置面積を不変とした状態で、内部において第1および第2の作業空間の広さを変更することが可能となる。また、第1および第2の作業空間の間を仕切る仕切部材を移動させるだけでよいので、比較的簡素な構成によって第1および第2の作業空間の広さを変更することが可能となるという効果を奏する。
【0141】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記仕切部材移動手段が、上記制御手段による制御によって動作する構成としてもよい。
【0142】
これにより、上記の構成による効果に加えて、撮影空間として機能する場合と編集空間として機能する場合との両方において、的確な作業空間の広さに設定することが可能となるという効果を奏する。
【0143】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記撮影手段が、利用者の撮影を行う撮影カメラと、上記撮影カメラによる撮影画面および操作指示内容表示画面を表示する表示手段と、操作入力手段とを備えている構成としてもよい。
【0144】
これにより、上記の構成による効果に加えて、構成部品を少なくすることができるので、装置コストの低減を図ることができるという効果を奏する。
【0145】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、上記編集手段が、編集対象となる画像を含む編集画面を表示する編集表示手段と、利用者による編集処理を受け付ける編集入力手段とを備えている構成としてもよい。
【0146】
これにより、上記の構成による効果に加えて、構成部品を少なくすることができるので、装置コストの低減を図ることができるという効果を奏する。
【0147】
また、本発明に係る写真プリントシステムは、利用者から代金を徴収するための課金受付手段をさらに備え、上記課金受付手段が、上記撮影手段と連動して移動する構成としてもよい。
【0148】
これにより、上記の構成による効果に加えて、課金受付手段は1つだけ設ければよいことになり、各作業空間に1つずつ設ける必要がなくなる。よって、構成部品を少なくすることができるので、装置コストの低減を図ることができるという効果を奏する。
【0149】
また、本発明に係る写真プリントシステム制御方法は、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記編集手段を移動させるとともに、上記編集手段が配置される作業空間を上記編集空間として機能させ、上記編集手段が配置されていない方の作業空間を上記撮影空間として機能させる制御を行う方法である。
【0150】
また、本発明に係る写真プリントシステム制御方法は、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記撮影手段を移動させるとともに、上記撮影手段が配置される作業空間を上記撮影空間として機能させ、上記撮影手段が配置されていない方の作業空間を上記編集空間として機能させる制御を行う方法である。
【0151】
また、本発明に係る写真プリントシステム制御方法は、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記撮影手段を移動させるとともに、上記第1および第2の作業空間のうちの他方に上記編集手段を移動させる制御を行う方法である。
【0152】
これにより、1台の写真プリントシステムにおいて同時に2組の利用者を取り扱うことができるとともに、撮影処理から編集処理への移行の際に、利用者自身が移動を行う必要をなくすことができる。よって、利用者の回転率を向上させることができるとともに、利用者の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【0153】
また、従来のように、連続プレイを行う場合に、一度装置の外に出て、待ち行列ができている場合にはその最後尾に並び直すというような不便さを解消することができるという効果を奏する。
【0154】
また、本発明に係る写真プリントシステム制御方法は、上記写真プリントシステムが、上記第1および第2の作業空間のそれぞれの周囲が、囲い部材によって囲われているとともに、上記第1および第2の作業空間の広さを変化させるように、上記囲い部材の少なくとも一部を移動させる囲い部材移動手段を備えているとともに、上記囲い部材移動手段の動作の制御を行う方法としてもよい。
【0155】
これにより、上記の方法による効果に加えて、撮影空間として機能する場合と編集空間として機能する場合との両方において、的確な作業空間の広さに設定することが可能となるという効果を奏する。
【0156】
また、本発明に係るプリント紙ユニットは、画像が印刷されるプリント紙と、上記プリント紙に関する識別情報を記録する識別媒体とを備え、上記本発明に係る写真プリントシステムに備えられた識別情報読み取り手段によって、上記識別媒体に記録されている識別情報が読み取られ、その内容が確認された上で上記プリント紙に画像が出力される構成である。
【0157】
これにより、写真プリントシステムにおいて指定されているプリント紙以外は使用できないように設定することが可能となるという効果を奏する。
【0158】
また、識別情報に用紙枚数情報を含ませることによって、プリント紙を使用するごとに用紙枚数をカウントダウンすることにより、残りの用紙枚数を把握することが可能となるという効果を奏する。
【0159】
また、識別情報に用紙種類情報を含ませることによって、これらを考慮して画像データの色成分などを補正することにより、その用紙やインクフィルムに的確な画像出力を行うことが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る写真プリントシステムが備える写真プリント出力装置の外観を示す斜視図である。
【図2】上記写真プリント出力装置および作業空間を上側から見た際の状態を示す図である。
【図3】仕切幕の移動機構の構成例を示す斜視図である。
【図4】撮影ユニットの外観を示す正面図である。
【図5】編集ユニットの外観を示す斜視図である。
【図6】上記写真プリントシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図7】上記写真プリントシステムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】仕切幕、撮影ユニット、編集ユニットの移動処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】同図(a)ないし(f)は、課金処理および撮影処理における表示画面の例を示す図である。
【図10】編集処理における表示画面の例を示す図である。
【図11】編集処理終了後の表示画面の例を示す図である。
【図12】コイン投入口を撮影ユニットに設けた例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 写真プリント出力装置
1A 筐体
2 撮影ユニット(撮影手段)
3 編集ユニット(編集手段)
3A 編集表示パネル(編集表示手段)
3B タッチペン(編集入力手段)
4A 撮影ユニット用レール(撮影手段移動手段)
4B 編集ユニット用レール(編集手段移動手段)
5A・5B コイン投入口(課金受付手段)
6A・6B プリント排出口
9 仕切幕(仕切部材)
10 周囲幕(周囲部材)
11 撮影カメラ
12 表示モニタ(表示手段)
13 切替/選択ボタン(操作入力手段)
14 シャッタボタン(操作入力手段)
16 制御装置(制御手段)
20 IDタグリーダ/ライタ(識別情報読み取り手段)
21 プリンタ(画像出力手段)
22 仕切幕移動装置(仕切部材移動手段)
23 撮影ユニット移動装置(撮影手段移動手段)
24 編集ユニット移動装置(編集手段移動手段)
25 仕切幕移動制御部(制御手段)
26 撮影ユニット移動制御部(制御手段)
27 編集ユニット移動制御部(制御手段)
28 IDタグ(識別媒体)
29 プリント紙

Claims (12)

  1. 利用者の撮影を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画像に対して利用者による編集処理が行われる編集手段と、上記編集手段によって編集が行われた画像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画像出力手段とを備えた写真プリントシステムにおいて、
    上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、
    上記編集手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる編集手段移動手段と、
    上記編集手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、
    上記撮影手段が、上記第1および第2の作業空間にそれぞれ設けられているとともに、
    上記制御手段が、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記編集手段を移動させるとともに、上記編集手段が配置される作業空間を上記編集空間として機能させ、上記編集手段が配置されていない方の作業空間を上記撮影空間として機能させることを特徴とする写真プリントシステム。
  2. 利用者の撮影を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画像に対して利用者による編集処理が行われる編集手段と、上記編集手段によって編集が行われた画像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画像出力手段とを備えた写真プリントシステムにおいて、
    上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、
    上記撮影手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる撮影手段移動手段と、
    上記撮影手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、
    上記編集手段が、上記第1および第2の作業空間にそれぞれ設けられているとともに、
    上記制御手段が、上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記撮影手段を移動させるとともに、上記撮影手段が配置される作業空間を上記撮影空間として機能させ、上記撮影手段が配置されていない方の作業空間を上記編集空間として機能させることを特徴とする写真プリントシステム。
  3. 利用者の撮影を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画像に対して利用者による編集処理が行われる編集手段と、上記編集手段によって編集が行われた画像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画像出力手段とを備えた写真プリントシステムにおいて、
    上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、
    上記撮影手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる撮影手段移動手段と、
    上記編集手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる編集手段移動手段と、
    上記撮影手段移動手段および上記編集手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段が、
    上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記撮影手段を移動させるとともに、上記第1および第2の作業空間のうちの他方に上記編集手段を移動させる制御を行うことを特徴とする写真プリントシステム。
  4. 上記撮影手段と、上記編集手段と、上記撮影手段移動手段および/または上記編集手段移動手段とを支持する筐体をさらに備え、
    上記筐体の前面が左右2つの領域に分割され、これらの領域がそれぞれ第1および第2の作業空間に含まれるようになっており、上記撮影手段および/または上記編集手段が、それぞれ上記撮影手段移動手段および/または上記編集手段移動手段によって、上記筐体の前面側で左右方向に移動されることを特徴とする請求項1、2、または3記載の写真プリントシステム。
  5. 上記第1および第2の作業空間のそれぞれの周囲が、囲い部材によって囲われているとともに、上記第1および第2の作業空間の広さを変化させるように、上記囲い部材の一部を移動させる囲い部材移動手段を備え
    上記囲い部材が、上記第1および第2の作業空間からなる空間の周囲を囲む周囲部材と、上記第1および第2の作業空間の間を仕切る仕切部材とによって構成されており、
    上記囲い部材移動手段が、上記仕切部材を移動させる仕切部材移動手段であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の写真プリントシステム。
  6. 利用者から代金を徴収するための課金受付手段をさらに備え、
    上記課金受付手段が、上記撮影手段と連動して移動することを特徴とする請求項2または3に記載の写真プリントシステム。
  7. 利用者の撮影を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画像に対して利用者による編集処理が行われる編集手段と、上記編集手段によって編集が行われた画像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画像出力手段と、上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、上記編集手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる編集手段移動手段と、上記編集手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、上記撮影手段が、上記第1および第2の作業空間にそれぞれ設けられている写真プリントシステムにおける写真プリントシステム制御方法であって、
    上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記編集手段を移動させるとともに、上記編集手段が配置される作業空間を上記編集空間として機能させ、上記編集手段が配置されていない方の作業空間を上記撮影空間として機能させる制御を行うことを特徴とする写真プリントシステム制御方法。
  8. 利用者の撮影を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画像に対して利用者による編集処理が行われる編集手段と、上記編集手段によって編集が行われた画像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画像出力手段と、上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、上記撮影手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる撮影手段移動手段と、上記撮影手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、上記編集手段が、上記第1および第2の作業空間にそれぞれ設けられている写真プリントシステムにおける写真プリントシステム制御方法であって、
    上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記撮影手段を移動させるとともに、上記撮影手段が配置される作業空間を上記撮影空間として機能させ、上記撮影手段が配置されていない方の作業空間を上記編集空間として機能させる制御を行うことを特徴とする写真プリントシステム制御方法。
  9. 利用者の撮影を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画像に対して利用者による編集処理が行われる編集手段と、上記編集手段によって編集が行われた画像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画像出力手段と、上記撮影手段による撮影処理が行われる撮影空間、あるいは上記編集手段による編集処理が行われる編集空間として機能する第1および第2の作業空間と、上記撮影手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる撮影手段移動手段と、上記編集手段を上記第1および第2の作業空間の間で移動させる編集手段移動手段と、上記撮影手段移動手段および上記編集手段移動手段の動作を制御する制御手段とを備えた写真プリントシステムにおける写真プリントシステム制御方法であって、
    上記第1および第2の作業空間のうちの一方に上記撮影手段を移動させるとともに、上記第1および第2の作業空間のうちの他方に上記編集手段を移動させる制御を行うことを特徴とする写真プリントシステム制御方法。
  10. 上記写真プリントシステムが、上記第1および第2の作業空間のそれぞれの周囲が、囲い部材によって囲われているとともに、上記第1および第2の作業空間の広さを変化させるように、上記囲い部材の一部を移動させる囲い部材移動手段を備えているとともに、
    上記囲い部材移動手段の動作の制御を行う写真プリントシステム制御方法であって、
    上記囲い部材が、上記第1および第2の作業空間からなる空間の周囲を囲む周囲部材と、上記第1および第2の作業空間の間を仕切る仕切部材とによって構成されており、
    上記囲い部材移動手段が、上記仕切部材を移動させる仕切部材移動手段であることを特徴とする請求項7、8、または9に記載の写真プリントシステム制御方法。
  11. 請求項7ないし10のいずれか一項に記載の写真プリントシステム制御方法をコンピュータに実行させる写真プリントシステム制御プログラム。
  12. 請求項7ないし10のいずれか一項に記載の写真プリントシステム制御方法をコンピュータに実行させる写真プリントシステム制御プログラムを記録した記録媒体。
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