JP4135416B2 - 重合体及びその製造方法 - Google Patents

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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、重合体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高分子化学の分野において、導電性材料が盛んに検討されており、その例として、ポリアセチレン、ポリフェニレン、ポリアニリン等の共役系高分子が挙げられる。中でも、ポリアニリンは、その導電率が大気中に優れた安定性を示すことから、固体電解コンデンサ等工業的に利用されている。
【0003】
一方、ノート型パソコン、携帯電話等の携帯電子機器の小型化及び高機能化に伴い、これらに用いられる二次電池の軽量化及び高容量化に対する要求が高まっている。しかし、現在用いられているリチウムイオン二次電池の正極電極材料には、比重の大きなコバルトやマンガンの酸化物が用いられているため、電池全体に占める正極材料の割合は高くなっている。従って、電池の重量を軽くするためには、正極材料の重量を小さくする必要がある。そこで、軽量の元素からなる有機化合物を電極活物質として用い、より軽量かつ単位質量当たりの容量の大きな二次電池を開発する試みがなされており、特に、ジスルフィド結合を有する有機化合物や導電性高分子を電極材料に用いた電池が盛んに検討されている。
【0004】
ポリアニリンは、二次電池用材料としても検討されており、これを電極に用いた電池は、電解質イオンのドープ(酸化)反応及び脱ドープ(還元)反応を原理としている。具体的には、ドープ反応では、ポリアニリンの酸化又は還元によって生ずる荷電ソリトンやポーラロン等のエキシトンを、対イオンによって安定化させる反応を用いている。一方、その逆反応に相当する脱ドープ反応では、対イオンによって安定化されたエキシトンを、電気化学的に酸化又は還元する反応を用いている。
【0005】
しかし、ポリアニリンは、酸化又は還元によって生じるエキシトンがπ電子共役系の広い範囲に亘って非局在化し、それらが相互作用して安定化するという性質がある。この性質は、発生するエキシトンの濃度に限界をもたらすため、電池の容量は制限されることになる。
このため、導電性高分子を電極材料とする電池では、軽量化という点では一定の効果を奏しているものの、大容量という点からは不充分である。
【0006】
また、このようなポリアニリンのアミノ基の水素原子が酸素で置換された重合体は、ほとんど知られていない。数少ない例として、N.N.チュチュルコフ(N.N.Tyutyulkov)らは、インターナショナル・ジャーナル・オブ・クオンタム・ケミストリー(International Journal of Quantum Chemistry)誌、第34巻、361〜373頁(1988)において、下記式(31)に示す化合物を開示している。
しかし、この論文では、この化合物の実際の合成例については開示されていない。
【0007】
【化5】
Figure 0004135416
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、高容量密度の電極及び高エネルギー密度かつ安定性に優れた電池の活物質として有用な新規な構造を有する重合体を提供することを目的とする。
【0009】
本発明者らは、上記目的を達成するため、鋭意研究を重ねた結果、特定の構造単位を含む新規の重合体を開発し、これが電極の活物質として有効に利用できることを見出し、本発明を完成させた。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の態様によれば、下記一般式(1)で表される構造単位を含む重合体が提供される。
【0011】
【化6】
Figure 0004135416
【0012】
[式中、R〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、炭素数1〜8のアシル基、炭素数1〜8のアシルオキシ基及びハロゲン原子を表す。]
【0013】
本発明の第二の態様によれば、下記一般式(6)及び(7)で表される化合物、又は下記一般式(8)及び(9)で表される化合物を反応させた後、酸化することを含む上記の重合体の製造方法が提供される。
【0014】
【化7】
Figure 0004135416
[式中、R〜Rは、前記一般式(1)と同様であり、X及びXは、それぞれ独立してハロゲン原子を表す。]
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の重合体について説明する。
本発明の重合体は、下記一般式(1)で表される構造単位を含む。
【0016】
【化8】
Figure 0004135416
【0017】
[式中、R〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、炭素数1〜8のアシル基、炭素数1〜8のアシルオキシ基及びハロゲン原子を表す。]
【0018】
炭素数1〜8のアルキル基としては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、2−メチル−ブチル基、3−メチル−ブチル基、3,3−ジメチル−ブチル基、ペンチル基、2−メチル−ペンチル基、3−メチル−ペンチル基、4−メチル−ペンチル基、4,4−ジメチル−ペンチル基、2−エチル−ペンチル基、3−エチル−ペンチル基、ヘキシル基、3−メチル−ヘキシル基、4−メチル−ヘキシル基、5−メチル−ヘキシル基、5,5−ジメチル−ヘキシル基、2−エチル−ヘキシル基、3−エチル−ヘキシル基、4−エチル−ヘキシル基、ヘプチル基、2−メチル−ヘプチル基、3−メチル−ヘプチル基、4−メチル−ヘプチル基、5−メチル−ヘプチル基、6−メチル−ヘプチル基、オクチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロプロポキシメチル基、メチルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、ノルボルニル基等が挙げられる。
【0019】
炭素数1〜8のアルコキシ基としては、具体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、2−メチル−ブトキシ基、3−メチル−ブトキシ基、3,3−ジメチル−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、2−メチル−ペンチルオキシ基、3−メチル−ペンチルオキシ基、4−メチル−ペンチルオキシ基、4,4−ジメチル−ペンチルオキシ基、2−エチル−ペンチルオキシ基、3−エチル−ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、3−メチル−ヘキシルオキシ基、4−メチル−ヘキシルオキシ基、5−メチル−ヘキシルオキシ基、5,5−ジメチル−ヘキシルオキシ基、2−エチル−ヘキシルオキシ基、3−エチル−ヘキシルオキシ基、4−エチル−ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、2−メチル−ヘプチルオキシ基、3−メチル−ヘプチルオキシ基、4−メチル−ヘプチルオキシ基、5−メチル−ヘプチルオキシ基、6−メチル−ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、シクロヘプチルオキシ基、シクロプロピルメトキシ基、メチルシクロヘキシルオキシ基、シクロヘキシルメトキシ基、ノルボルニルオキシ基等が挙げられる。
【0020】
炭素数1〜8のアシル基としては、具体的には、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、イソプロピオニル基、ブチリル基、sec−ブチリル基、tert−ブチリル基、2−メチル−ブチリル基、3−メチル−ブチリル基、3,3−ジメチル−ブチリル基、バレリル基、2−メチル−バレリル基、3−メチル−バレリル基、4−メチル−バレリル基、4,4−ジメチル−バレリル基、2−エチル−バレリル基、3−エチル−バレリル基、ペンチルカルボニル基、3−メチル−ペンチルカルボニル基、4−メチル−ペンチルカルボニル基、5−メチル−ペンチルカルボニル基、5,5−ジメチル−ペンチルカルボニル基、2−エチル−ペンチルカルボニル基、3−エチル−ペンチルカルボニル基、4−エチル−ペンチルカルボニル基、ヘキシルカルボニル基、2−メチル−ヘキシルカルボニル基、3−メチル−ヘキシルカルボニル基、4−メチル−ヘキシルカルボニル基、5−メチル−ヘキシルカルボニル基、6−メチル−ヘキシルカルボニル基等が挙げられる。
【0021】
炭素数1〜8のアシルオキシ基としては、具体的には、ホルミルオキシ基、アセトキシ基、プロピオニルオキシ基、イソプロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ基、sec−ブチリルオキシ基、tert−ブチリルオキシ基、2−メチル−ブチリルオキシ基、3−メチル−ブチリルオキシ基、3,3−ジメチル−ブチリルオキシ基、バレリルオキシ基、2−メチル−バレリルオキシ基、3−メチル−バレリルオキシ基、4−メチル−バレリルオキシ基、4,4−ジメチル−バレリルオキシ基、2−エチル−バレリルオキシ基、3−エチル−バレリルオキシ基、ペンチルカルボニルオキシ基、3−メチル−ペンチルカルボニルオキシ基、4−メチル−ペンチルカルボニルオキシ基、5−メチル−ペンチルカルボニルオキシ基、5,5−ジメチル−ペンチルカルボニルオキシ基、2−エチル−ペンチルカルボニルオキシ基、3−エチル−ペンチルカルボニルオキシ基、4−エチル−ペンチルカルボニルオキシ基、ヘキシルカルボニルオキシ基、2−メチル−ヘキシルカルボニルオキシ基、3−メチル−ヘキシルカルボニルオキシ基、4−メチル−ヘキシルカルボニルオキシ基、5−メチル−ヘキシルカルボニルオキシ基、6−メチル−ヘキシルカルボニルオキシ基等が挙げられる。
【0022】
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
【0023】
本発明の重合体は、さらに、下記一般式(2)〜(4)で表される構造単位を少なくとも一つ含むことができる。
【0024】
【化9】
Figure 0004135416
[式中、R〜Rは、一般式(1)と同様である。]
【0025】
上記一般式(1)で表される構造単位を含む重合体としては、例えば、下記一般式(5)で表される構造を有する重合体が挙げられる。
尚、この重合体を構成する各構造単位は、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
【0026】
【化10】
Figure 0004135416
[式中、R〜Rは、一般式(1)と同様であり、n、a、b、及びcは、それぞれ一般式(1)、(2)、(3)及び(4)で表される構造単位の含有率(%)を表し、n=50〜100、a=0〜50、b=0〜50、c=0〜50(ただし、n+a+b+c=100%)である。]
【0027】
本発明の重合体の好適例としては、上記一般式(5)において、n=100となる重合体、即ち、下記一般式(10)で表される重合体が挙げられる。
【0028】
【化11】
Figure 0004135416
[式中、R〜Rは、一般式(1)と同様である。]
【0029】
本発明の重合体の重量平均分子量は、通常、500〜1,000,000、好ましくは1,000〜100,000である。重量平均分子量が上記範囲の重合体は、後述する電極の活物質として好適である。
【0030】
本発明の重合体では、上記(2)〜(4)で表される構造単位以外の構造単位、例えば、フェニレン、フェニレンビニレン、フェニレンエチニレンなどを、さらに含むことができる。
【0031】
次に、本発明の重合体の製造方法について説明する。
本発明の重合体の製造方法では、まず、下記一般式(6)で表されるp−フェニレンジアミン誘導体及び下記一般式(7)で表されるm−ジハロベンゼン誘導体、又は下記一般式(8)で表されるp−ジハロベンゼン誘導体及び下記一般式(9)で表されるm−フェニレンジアミン誘導体を、アミネーション反応により重合して、下記一般式(11)で表される構造単位を含む化合物、好ましくは、この構造単位を繰り返し単位とするポリ(アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−フェニレン)誘導体を製造する。この化合物は、本発明の重合体の前駆体化合物である。
【0032】
【化12】
Figure 0004135416
【化13】
Figure 0004135416
[式中、R〜Rは、一般式(5)と同様であり、X及びXは、それぞれ独立してハロゲン原子を表す。]
【0033】
上記一般式(7)及び(8)において、X及びXは、好ましくは臭素原子である。
【0034】
ここで、アミネーション反応の方法としては、例えば、上記の化合物(6)及び(7)、又は(8)及び(9)を、t−ブトキシナトリウム、t−ブトキシカリウム、炭酸セシウム、リン酸カリウム等の塩基、触媒量のPd(dba)、塩化パラジウム(PdCl)、臭化パラジウム(PdBr)、酢酸パラジウム(Pd(OAc))、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(Pd(PPh)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド(PdCl(PPh)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムブロミド(PdBr(PPh、ビス(トリ−o−トリルホスフィン)パラジウムクロリド(PdCl[P(o−tolyl)]等の触媒、及びBINAP、トリフェニルホスフィン(PPh)、トリ−t−ブチルホスフィン(PBu)、トリ−o−トリルホスフィンP(o−tolyl)、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(dppf)、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン(dppe)、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(dppp)、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン(dppb)等の配位子の存在下、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、ベンゼン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等の溶媒中で還流加熱させて反応させる方法が挙げられる。
また他に、上記の化合物(6)及び(7)、又は(8)及び(9)をヨウ化銅(I)と炭酸カリウムの存在下、ニトロベンゼン中で還流加熱させる方法が挙げられる。
【0035】
化合物(6)及び(7)、又は(8)及び(9)の添加割合は、通常、モル比で、0.5:1〜1.5:1、好ましくは0.8:1〜1.2:1である。塩基は、化合物(7)又は(8)1モルに対し、通常、2.0〜4.0モル、好ましくは2.0〜3.0モル使用する。触媒及び配位子は、触媒量用いればよく、化合物(7)又は(8)1モルに対し、通常、0.05〜10モル%、好ましくは1〜5モル%使用する。
尚、このアミネーション反応に用いる、塩基、触媒、配位子及び溶媒等の組み合わせ、反応時間その他の条件等については、特に制限されず、目的とする前駆体化合物が得られる範囲で適宜調節することができる。
【0036】
次に、得られた前駆体化合物を酸化することにより、本発明の重合体を得ることができる。前駆体化合物の酸化反応とは、具体的には、その部分構造である、下記一般式(12)で表されるp−フェニレンジアミン構造を、酸化剤を用いて酸化する反応である。このとき、酸化剤として、酸化力が強い、過酸化水素、t−ブチルヒドロペルオキシド、過酸化ベンゾイル等の有機過酸化物、過酢酸、過安息香酸、m−クロロ過安息香酸等の有機過酸、ペルオキソ硫酸等を用いると、p−フェニレンジアミン構造は、強力に酸化されて、通常、下記一般式(13)で表されるp−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド構造へと変化する。
【0037】
また、前駆体化合物の酸化反応では、まず、酸化剤として、酸化力が穏やかな、酸化銀、酸化鉛、酢酸鉛、塩化鉄(III)、ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム等を用いて、p−フェニレンジアミン構造を、穏やかに酸化して、下記一般式(14)で表されるp−キノンジイミン構造へと変化させた後、この構造を、上記の強酸化剤でさらに酸化して、p−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド構造へと変化させることもできる。
【0038】
このとき、強酸化剤の使用量や反応条件等を適宜調節することにより、上記のp−フェニレンジアミン構造又はp−キノンジイミン構造を、下記一般式(15)で表されるp−キノンジイミン−N−オキサイド構造へと変化させることもできる。
【0039】
【化14】
Figure 0004135416
【0040】
このように、本発明の製造方法では、酸化剤の種類等を適宜選択することにより、酸化状態の異なる複数の構造単位、具体的には、上記一般式(5)で表される構造単位を有する重合体を製造することができる。
【0041】
本発明の重合体の具体例としては、下記式(16)〜(30)に示す化合物が挙げられる。
【0042】
【化15】
Figure 0004135416
【0043】
【化16】
Figure 0004135416
[式中、n=50〜100、n’=50〜100(ただし、n+n’=100)である。]
【0044】
【化17】
Figure 0004135416
[式中、n=50〜100、a=0〜50、b=0〜50(ただし、n+a+b=100)である。]
【0045】
【化18】
Figure 0004135416
[式中、n=50〜100、c=0〜50(ただし、n+c=100)である。]
【0046】
【化19】
Figure 0004135416
[式中、n=50〜100、a=0〜50、b=0〜50、c=0〜50(ただし、n+a+b+c=100)である。]
【0047】
本発明の重合体は、電極の活物質、好ましくは正極の活物質として用いられる。本発明の重合体は、炭素、窒素、水素及び酸素等の質量の小さい元素のみから構成されるため、この重合体を用いて製造された電極は、電極全体に占める活物質の割合が小さくなり、その結果、電極の単位質量当たりの容量密度が大きくなる。従って、このような電極を用いて製造された電池は、単位質量当たりのエネルギー密度が大きくなる。
【0048】
また、本発明の重合体を用いて製造された電極では、副反応をほとんど起こすことなく、ほぼ100%の割合で可逆的な酸化還元反応が安定して進行する。従って、このような電極を用いて製造された電池は、充放電を安定して行うことができ、サイクル特性に優れた二次電池となる。
【0049】
本発明の重合体を電極の活物質として用いる場合、電極を構成するその他の材料等については、公知の材料を用いることができる。また、本発明の電極を用いて電池を製造する場合、電極以外の構成要素については、公知の構成を用いることができる。
【0050】
【実施例】
以下、本発明の詳細について実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、重合体の構造は、FT−IR(バイオラッド社製、FTS155)及び元素分析(エレメンタール製全自動元素分析装置varioEL)により確認した。また、重合体の重量平均分子量及び分散度(重量平均分子量/数平均分子量)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)(溶離液:塩化リチウム0.1mol%を含むN,N−ジメチルホルムアミド(以下、DMF)、カラム:昭和電工製、KD−806M)を行い、ポリスチレン換算分子量として求めた。
【0051】
実施例1
ポリ(1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−フェニレン)の合成
ジムロート還流管付500ml四ツ口フラスコにおいて、アルゴン雰囲気下にて、p−フェニレンジアミン2.29g(0.02119mol)、m−ジブロモベンゼン5g(0.02119mol)、BINAP0.989g(1.589×10−3mol)、t−ブトキシナトリウム6.1g(0.06357mol)を脱水トルエン150mlに溶解した。ここへ、Pd(dba)0.458g(5.3×10−4mol)を加えた。これを撹拌しながら還流加熱を4時間行うことにより、m−ジブロモベンゼンのアミノ化反応を行った。
【0052】
反応物を室温まで冷却後、撹拌しながらメタノール1.5リットルに注いだ。さらに撹拌を30分行った後、沈殿物をろ集した。ろ集した沈殿物を、メタノール/25%アンモニア水(1/3)の混合溶液100mlに1時間浸漬した。これをろ集し、メタノールでろ液が透明になるまで洗浄した。60℃で4時間減圧乾燥することにより、ポリ(アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−フェニレン)を得た(収量2.93g、収率75.9%)。
【0053】
次に、300ml三つ口フラスコ中において、アルゴン雰囲気下で、上記のポリ(アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−フェニレン)1g(0.00587mol)を、DMF20mlに溶解した。ここへm−クロロ過安息香酸(以下、mCPBA)4g(純度約65%≒約0.01526mol)をDMF50mlに溶解した溶液を、滴下ロートで滴下して加えた。滴下終了後、室温で4時間撹拌を行った。4時間後、反応溶液をメタノール1.2リットルに撹拌しながら徐々に注いだ。撹拌を30分続けた後、沈殿物をろ集した。さらに、沈殿物をメタノールによりろ液の色がなくなるまで洗浄した。これを減圧下60℃で4時間減圧乾燥することにより、上記式(16)に示すポリ(1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−フェニレン)(poly(p−PHNO))を得た(収量0.69g、収率55.4%、黒色粉末)。
【0054】
得られた重合体の測定データを以下に示す。
IR(KBr法):1,586cm−1(νC=N)、1,255cm−1(νNO)
重量平均分子量:18,100
分散度:2.6
元素分析:実測値 C:63.1% H:3.9% N:11.8%O:13.8% Br:5.3%
計算値 C:64.3% H:3.59% N:12.5%O:14.3%
尚、計算値は、Brが5.3%含まれると仮定した値である。
【0055】
実施例2
ポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジメチル)フェニレン]の合成
実施例1において、m−ジブロモベンゼン5gの代わりに、1,3−ジブロモ−4,6−ジメチルベンゼン5.59g(0.02119mol)を用いた以外は、実施例1と同様にアミネーション反応を行い、ポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジメチル)フェニレン]を2.8g得た(収率63.0%)。
【0056】
得られたポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジメチル)フェニレン]1gを、実施例1と同様に、mCPBAで酸化して、上記式(17)に示すポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジメチル)フェニレン]を0.66g得た(収率58.5%)。測定データを以下に示す。
IR(KBr法):1,590cm−1(νC=N)、1,245cm−1(νNO)
重量平均分子量:15,600
分散度:2.83
【0057】
実施例3
ポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジオクチル)フェニレン]
実施例1において、m−ジブロモベンゼン5gの代わりに、1,3−ジブロモ−4,6−ジオクチルベンゼン9.75g(0.02119mol)を用いた以外は、実施例1と同様にアミネーション反応を行い、ポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジオクチル)フェニレン]を2.2g得た(収率25.5%)。
【0058】
得られたポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジオクチル)フェニレン]1gを、実施例1と同様に、mCPBAで酸化して、上記式(18)に示すポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジオクチル)フェニレン]を0.83g得た(収率77.6%)。測定データを以下に示す。
IR(KBr法):1,592cm−1(νC=N)、1,244cm−1(νNO)
重量平均分子量:9,500
分散度:2.52
【0059】
実施例4
ポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(5−tert−ブチル)フェニレン]の合成
実施例1において、m−ジブロモベンゼン5gの代わりに、1,3−ジブロモ−5−tert−ブチルベンゼン6.18g(0.02119mol)を用いた以外は、実施例1と同様にアミネーション反応を行い、ポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(5−tert−ブチル)フェニレン]を3.2g得た(収率63.4%)。
【0060】
得られたポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(5−tert−ブチル)フェニレン)1gを、実施例1と同様に、mCPBAで酸化して、上記式(19)に示すポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(5−tert−ブチル)フェニレン]を0.73g得た(収率64.8%)。測定データを以下に示す。
IR(KBr法):1,591cm−1(νC=N)、1,248cm−1(νNO)
重量平均分子量:45,000
分散度:2.88
【0061】
実施例5
ポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジメトキシ)フェニレン]の合成
実施例1において、m−ジブロモベンゼン5gの代わりに、1,3−ジブロモ−4,6−ジメトキシベンゼン6.27g(0.02119mol)を用いた以外は、実施例1と同様にアミネーション反応を行い、ポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジメトキシ)フェニレン]を4.1g得た(収率79.9%)。
【0062】
得られたポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジメトキシ)フェニレン]1gを、実施例1と同様に、mCPBAで酸化して、上記式(20)に示すポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジメトキシ)フェニレン]を0.85g得た(収率75%)。測定データを以下に示す。
IR(KBr法):1,591cm−1(νC=N)、1,237cm−1(νNO)
重量平均分子量:13,500
分散度:2.37
元素分析:実測値 C:60.5% H:4.4% N:10.3%O:21.5% Br:3.3%
計算値 C:60.0% H:4.3% N:10.0%O:22.4%
尚、計算値は、Brが3.3%含まれると仮定した値である。
【0063】
実施例6
ポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジプロポキシ)フェニレン]の合成
実施例1において、m−ジブロモベンゼン5gの代わりに、1,3−ジブロモ−4,6−ジプロポキシベンゼン7.46g(0.02119mol)を用いた以外は、実施例1と同様にアミネーション反応を行い、ポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジプロポキシ)フェニレン]を1.67g得た(収率26.4%)。
【0064】
得られたポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジプロポキシ)フェニレン]1gを、実施例1と同様に、mCPBAで酸化して、上記式(21)に示すポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジプロポキシ)フェニレン]を0.7g得た(収率63.6%)。測定データを以下に示す。
IR(KBr法):1,586cm−1(νC=N)、1,240cm−1(νNO)
重量平均分子量:6,800
分散度:2.75
【0065】
実施例7
ポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジメトキシ−5−メチル)フェニレン]の合成
実施例1において、m−ジブロモベンゼン5gの代わりに、2,6−ジメトキシ−3,5−ジブロモトルエン6.57g(0.02119mol)を用いた以外は、実施例1と同様にアミネーション反応を行い、ポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジメトキシ−5−メチル)フェニレン]を0.85g得た(収率15.6%)。
【0066】
得られたポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジメトキシ−5−メチル)フェニレン]0.5gを、実施例1と同様に、mCPBAで酸化して、上記式(22)に示すポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジメトキシ−5−メチル)フェニレン]を0.32g得た(収率57.3%)。測定データを以下に示す。
IR(KBr法):1,588cm−1(νC=N)、1,270cm−1(νNO)
重量平均分子量:2,100
分散度:4.1
【0067】
実施例8
ポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジフルオロ)フェニレン]の合成
実施例1において、m−ジブロモベンゼン5gの代わりに、1,3−ジフルオロ−4,6−ジブロモベンゼン5.98g(0.02119mol)を用いた以外は、実施例1と同様にアミノ化反応を行い、ポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジフルオロ)フェニレン]を3.4g得た(収率73.9%)。
【0068】
得られたポリ[アミノ−1,4−フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジフルオロ)フェニレン]1.5gを、実施例1と同様に、mCPBA(4.4g)で酸化して、上記式(23)に示すポリ[1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジフルオロ)フェニレン]を1.23g得た(収率72%)。測定データを以下に示す。
IR(KBr法):1,604cm−1(νC=N)、1,247cm−1(νNO)
重量平均分子量:4,100
分散度:3.2
元素分析:実測値 C:56.0% H:2.7% N:10.82%O:12.42% Br:3.7%
計算値 C:55.92% H:2.35% N:10.54%O:12.50%
尚、計算値は、Brが3.7%含まれると仮定した値である。
【0069】
実施例9
ポリ[2−メチル−1、4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジメトキシ)フェニレン]の合成
実施例1において、p−フェニレンジアミン2.29gの代わりに、2,5−ジアミノトルエン2.59g(0.02119mol)を用い、m−ジブロモベンゼン5gの代わりに、1,3−ジブロモ−4,6−ジメトキシベンゼン6.27g(0.02119mol)を用いた以外は、実施例1と同様にアミネーション反応を行い、ポリ[アミノ−1,4−(2−メチル)フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジメトキシ)フェニレン]を3.43g得た(収率63.1%)。
【0070】
得られたポリ[アミノ−1,4−(2−メチル)フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジメトキシ)フェニレン]0.5gを、実施例1と同様に、mCPBA(4.4g)で酸化して、上記式(25)に示すポリ[2−メチル−1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジメトキシ)フェニレン]を0.32g得た(収率57.6%)。測定データを以下に示す。
IR(KBr法):1,608cm−1(νC=N)、1,236cm−1(νNO)
重量平均分子量:8,500
分散度:2.6
【0071】
実施例10
ポリ[2−クロロ−1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジメトキシ)フェニレン]の合成
実施例1において、p−フェニレンジアミン2.29gの代わりに、1,4−ジアミノ−2−クロロベンゼン3g(0.02119mol)を用い、m−ジブロモベンゼン5gの代わりに、1,3−ジブロモ−4,6−ジメトキシベンゼン6.27g(0.02119mol)を用いた以外は、実施例1と同様にアミネーション反応を行い、ポリ[アミノ−1,4−(2−クロロ)フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジメトキシ)フェニレン]を2.1g得た(収率35.8%)。
【0072】
得られたポリ[アミノ−1,4−(2−クロロ)フェニレン−アミノ−1,3−(4,6−ジメトキシ)フェニレン]0.5gを、実施例1と同様に、mCPBA(4.4g)で酸化して、上記式(26)に示すポリ[2−クロロ−1,4−キノンジイミン−N,N’−ジオキサイド−1,3−(4,6−ジメトキシ)フェニレン]を0.15g得た(収率27.2%)。測定データを以下に示す。
IR(KBr法):1,612cm−1(νC=N)、1,247cm−1(νNO)
重量平均分子量:2,800
分散度:3.3
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、高容量密度の電極及び高エネルギー密度かつ安定性に優れた電池の活物質として有用な新規な構造を有する重合体が提供できる。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)で表される構造単位を含む重合体。
    Figure 0004135416
    [式中、R〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、炭素数1〜8のアシル基、炭素数1〜8のアシルオキシ基及びハロゲン原子を表す。]
  2. さらに、下記一般式(2)〜(4)で表される構造単位を少なくとも一つ含む請求項1に記載の重合体。
    Figure 0004135416
    [式中、R〜Rは、前記一般式(1)と同様である。]
  3. 下記一般式(5)で表される構造を有する請求項1又は2に記載の重合体。
    Figure 0004135416
    [式中、R〜Rは、前記一般式(1)と同様であり、n、a、b、及びcは、それぞれ前記一般式(1)、(2)、(3)及び(4)で表される構造単位の含有率(%)を表し、n=50〜100、a=0〜50、b=0〜50、c=0〜50(ただし、n+a+b+c=100)である。]
  4. 重量平均分子量が500〜1,000,000である請求項1〜3のいずれか一項に記載の重合体。
  5. 下記一般式(6)及び(7)で表される化合物、又は下記一般式(8)及び(9)で表される化合物を反応させた後、酸化することを含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の重合体の製造方法。
    Figure 0004135416
    [式中、R〜Rは、前記一般式(1)と同様であり、X及びXは、それぞれ独立してハロゲン原子を表す。]
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