JPS6117581A - イソチアナフテン構造を有する重合体 - Google Patents

イソチアナフテン構造を有する重合体

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JPS6117581A
JPS6117581A JP10932984A JP10932984A JPS6117581A JP S6117581 A JPS6117581 A JP S6117581A JP 10932984 A JP10932984 A JP 10932984A JP 10932984 A JP10932984 A JP 10932984A JP S6117581 A JPS6117581 A JP S6117581A
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正雄 小林
Udoru Furetsudo
フレツド.ウドル
Jiee Hiigaa Aran
アラン.ジエー.ヒーガー
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 羞」LLpオ団L±し一 本発明は極めて安定でドーピングによシ極めて高い電導
性を示す新規な電導性重合体に関し、更に詳しくは一般
式 (式中、R1及びR2はそれぞれ独立に水素又は炭素数
1〜5の炭化水素基を表わし、X−は電解質イオンを表
わし、yはモノマー1モル当シの陰イオンの割合を表わ
す0.O1〜1の数であシ、nは重合度を表わす5〜5
00の数である)で表わされるインチアナ7テン構造を
有する重合体に関す暮。
この重合体は、電気・電子工業の分野において電極、エ
レクトロクロミック表示素子、太陽電池の製造、電気的
接続、電磁線の固定・変換装置および可逆的な酸化還元
系として用いることができる。
従来の技術 近年、電気・電子機器の軽量化、薄形化或いは小型化の
進歩は著しく、それらに用いられる各種電導性材料素子
等についても軽量化、薄形化或いは小型化への要望は強
いものがあるのみならず、よシ優れた新規材料の出現に
強い期待が持たれている。
これらの要望或いは期待を満たすべく、新しい電導性高
分子の開発が盛んに行われている。例えばポリアセチレ
ンはヨウ素或いは五弗化ヒ素など・・をドーピングする
ことによシ102〜103s/crILもの高い電導塵
を示す(例えばシンセティックメタルズ(5ynthe
tic Metalm)第1巻2号101頁(1979
/1980年参照)こと、充放電特性が優れていること
から二次電池の電極材料として検討されているばか多で
なく、光の吸収特性が太陽光のそれに近いことから太陽
電池材料としても検討されている。しかしながら、ポリ
アセチレンはそれ自体酸化され易く、またドーピングし
たポリアセチレンは湿気に対しても極めて敏感であると
いう欠点を持っている。
一方、ポリチオフェンはその共役構造がシス型ポリアセ
チレンに類似し、硫黄原子を含むというその特異的な電
子構造の故に、電導性材料として或いは電池電極材料と
して検討されているのみならず、ドーピング状態での変
色を利用したエレクトロクロミック材料としても検討さ
れている。例えば、ニー・エム・ドルイ(A、M、Dr
uy)等は2.2′−ビチニルを電気化学的に重合する
と、重合体が酸化状態〜還元状態において、青色〜赤色
と変色し、これが可逆的で番ることを用いて、エレクト
ロクロミック材料として有用であると報告している(ジ
ャーナル・ド・フィジーク(J、de Physlqu
s)第44巻6号、C5−595頁(1983年))。
発明の目的 本発明者らは上記諸点に鑑み鋭意検討した結果、インチ
アナフテン構造を有する重合体が空気中においても極め
て安定な化合物であること、繰返し使用が十分可能な程
安定に酸化又は還元状態で可逆的に変色し得るものであ
シ、通常のドーピング剤によル容易に100−21Aよ
シ高い電導塵を有する新規な重合体であることを見出し
て本発明を達成した。
発明の構成及び作用 即ち本発明に係る重合体は一般式 (式中R1及びR2はそれぞれ独立に水素又は炭素数1
〜5の炭化水素基を表わし、X−は電解質の陰イオンを
表わし、yはモノマー1モル当りの陰イオンの割合を表
わす0.O1〜1の数であシ、nは重合度を表わす5〜
500の数である)で表わされるインチアナフテン構造
単位を、好ましくは0.1〜100モルチ含有する重合
体である。
本発明に係る重合体は種々の重合方法によって容易に合
成することができる。
例えば、下記一般式 で表わされる1、3−ジヒドロインチアナフテン−2−
オキシドもしくはその誘導体を濃硫酸のととき、脱水及
び酸化作用をもつ溶媒中で反応させることによって所望
の重合体を得ることができる。
さらには例えば一般式■1で表わされる化合物をアルミ
ナ上で脱水昇華させて得られる一般式で表わされるイン
チアナフテンもしくはその誘導体を(1)電解質の存在
下、非プロトン性溶媒中で電気化学的に重合させる、(
2)一般式nbで表わされる化合物を溶媒の存在下もし
くは不在下にカチオン重合させ、得られるジヒドロ型ポ
リマーを酸化剤に作用させることにより、脱水素する、
(3)一般式1bで表わされる化合物を酸化重合する等
の方法によって所望の重合体を得ることができる。これ
らの両者を共重合させる際には任意の割合(例えば0.
1〜99.9モルチ)で含む重合体を得ることができる
前記単量体の重合に際し用いられる溶媒はそれぞれの重
合方法によって適当に選足することができ、特に限定は
ない。一般的に言えば、一般式1bで示されるインチア
ナフテンもしくはその誘導体を電解質の存在下に電気化
学的に重合する場合には非プロトン性溶媒、例えばアセ
トニトリル、ベンゾニトリル、プロピオニトリル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、スルホラン、プnピレン
カーボネートなどをあげることができる。また、一般式
1bで示されるインチアナフテンもしくはその誘導体を
カチオン重合する場合にはジクロルメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロルエタン、テトラフロルエクン
、ニトロメタン、ニトロエタン、ニトロベンゼン、二硫
化炭素などのごとき溶媒をあげることができる。更に一
般式[aで示されるジヒドロインチアナ7テンー2−オ
キシドもしくはその誘導体を脱水重合する場合には濃硫
酸、ポリリン酸などの溶媒を使用することができる。ま
た一般式nbで示されるインチアナフテンもしくはその
誘導体を酸化付加重合する場合にはカチオン重合で用い
る溶媒とフリーデルクラフッ型触媒とを組合せて用いれ
ばよい。
また前記単量体の重合に際し用いられる重合温度は、そ
れぞれの重合方法によって定められるものであ夛特に定
め々いが一般には一80℃〜+200℃の温度範囲で重
合するのが望ましい。重合時間は重合方法及び重合温度
、単量体の構造等によって定められるものであるが通常
0.25時間〜200時間で重合するのが望ましい。
前記一般式[a及びl[bで表わされる単量体化合物は
公知方法で合成することができ、例えばエム・ビー・キ
ャバ(M、P、 Cava)等のジャーナル・オブ・ア
メリカン・ケミカル・ソサエティー(J、Am。
Chem、Soc 、 )第81巻4266頁(195
9年)及び同シくエム・−一・キャパ等のジャーナル・
オブ・オーガニック・ケミストリー(J、Org、Ch
em、)第36巻25号3932頁(1971年)に報
告されている方法で合成することができる。更に、中間
体の1.3−ジヒドロインチアナフテンの収率を上げる
ため、リチウムトリエチルがロンハイドライドと硫黄を
反応させて得られる可溶化硫化リチウムを用いる方法が
ジェー・ニー・グラディス(J、A、Gradysz 
)等のテトラヒトo 7L/ター/I”(Tetrah
adron、Lett、)第35巻2329頁(197
9年)に提案されている。
発明の効果 このようにして得られた本発明に係る重合体は全く新規
な構造を有するものであり、ドーピングによシ極めて高
い電導度を示すばかりでなく、電気化学的にも繰返し酸
化還元を行うことが可能で且つそれぞれの状態において
固有の色を有する。
本発明のポリ(インチアナフテン)は更に十分な酸化状
態においてすら透明性を失わないという極めて興味のあ
る重合体である。従って、本発明に係るインチアナフテ
ン構造を有する重合体は、電気・電子工業の分野におい
て電極、エレクトロクロミック表示素子、太陽電池、電
気的接続、電磁線の固定・変換装置、ならびに可逆的な
酸化還元系として極めて有用なものである。
実施例 以下に実施例によシ本発明を更に詳しく説明するが、本
発明の技術的範囲をこれらの実施例によって限定するも
のでないことはいうまでもない。
なお、以下の例において、聴スベク) # ハTMSを
内部標準としてヴアリアン社EM−36OAスペクトロ
メーターを用いて’H−NMRを測定し、赤外吸収スペ
クトルハハーキンエルマ−社製モデル281型装置を用
いて測定した。
実施例1 1.3−ジヒドロインチアナフテン−2−オキシドを濃
硫酸中で処理することによるポリインチアナフテンの製
造 キシドの合成 リチウムトリエチルポロンハイドライドのlモに/14
m200−に室温でジュレンフラスコに入れた粉末硫黄
3.21.9 (0,1モル)を窒素気流下で加えた。
反応が直ちに起シ、硫黄粉末が溶解し、黄色の懸濁液が
得られた。この溶液は微量の空気に触れると淡黄色の透
明な溶液と々うた。
一方、別に滴下ロート、攪拌機、温度計及び窒素導入口
を付した2I/四ツロフラスコに窒素雰囲気下で0−キ
シリレンジプロミド26.4II(0,1モル)を無水
のテトラヒドロンラン1!に溶解しておき、これに攪拌
しながら上記硫化リチウムのテトラヒドロフラン溶液を
室温で1.5時間かけて滴下した。その後、テトラヒド
ロフランを減圧で留去した後、更に残留物を蒸留して7
4〜76℃73 m Hgの無色の1,3−ジヒドロイ
ンチアナフテンIO,9Ii(収率80チ)を得た。こ
のものの赤外吸収スベク)ルFi3060.3026.
1582゜1485cm  にフェニル基に基づく吸収
、2910゜2840.1450cIrL″″1にメチ
レン基に基づく吸収、1195 cm−’に1.2−置
換フェニルの面内変角吸収、760m−’に0−置換フ
ェニルの吸収、740d1にサルファイドの吸収を示し
た。またTMSを内部標準とした重水素化クロロホルム
中の核磁気共鳴スペクトル(’ H−NMR)分析結果
は以下の通シであった。
4.22(S、4)i)、7.20(S、4H)この化
合物は非常に不安定でsb、遮光・密栓保存しても黄色
から黒色に変化した。
次いで得られた1、3−ジヒドロインチアナフテンを予
め用意したメタヨウ素駿ナトリウム18,6、F(0,
086モル)を溶解した450−の50%メタノール水
溶液に加え、室温で12時間攪拌した。生成した沈殿を
ろ別し、50−のメタノールで残液を洗浄し母液に合し
た。ろ液を減圧下濃縮し、生成した黄白色固体を酢酸エ
チル/シクロヘキサンから再結晶して僅かに黄色がかっ
た結晶を得た。この結晶の融点は87〜89℃であった
得られた結晶を更に酢酸エチル/シクロヘキサンから再
結晶したところ、90〜91℃の融点を示した。この結
晶の赤外吸収スペクトルはインチアナフテンの吸収の他
に1035cIIL−1にスルホキサイドの強い吸収が
認められ、740CIrL−’のサルファイドの吸収は
消滅した。またTMSを内部標準とした重水素化クロロ
ホルム中でのH−NMRスペクトルは以下の通シであっ
た。
4.65(S、4H)、7.20(S 、4H)上記結
晶の元素分析結果は次の通シであった。
実測値 C:63.08チH: 5.15チ S:20
.87%計算値(C8H8SOとして) C: 63.16チ H: 5.26% S:21.0
5係1.3−ジヒドロインチアナフテン−2−オキシド
5 o orv(3,29ミリモル)を1−の濃硫酸に
加えたところ反応系は直ちに暗赤色となった。
室温で70時間放置し、殆んど固化した系を400−の
メタノール中に注ぎ、生成した褐色の沈殿を遠心分離し
、次いでよく水で洗浄し、60℃で1夜真空乾燥した。
重合体をソックスレー抽出器に入れ塩化メチレン、次い
でクロルベンゼンで、それぞれ、12時間ソックスレー
抽出し、2031n9のクロルベンゼン不溶部を得た。
この重合体の赤外吸収スペクトルは第1図に示す通シで
あった。
元素分析結果はC:67.26係、H:3.12チ、S
:23.95%であシ、繰返し単位を下記構抜式と推定
した時の計算値“(C: 67.19% 、H:3.3
2チ、S:23.54係)とよく一致した。
この重合体の室温における電導度(σRT)を4端子式
の電導度測定器を用いて測定したところC8゜= 2 
X 10−2:f−であった。
実施例2 インチアナフテンをカチオン重合して得られるポリジヒ
ドロインチアナフテンを酸化剤を用いて酸化することに
よるポリインチアナフテンの製造(a)  イソチアナ
フテン(一般式1bでR1= R2=H)の合成 実施例1(a)に基づき合成、した1、3−ジヒド四イ
ンチアナフテンー2−オキシド300mg(1,97ミ
リモル)、中性アルミナ45.、OIRg(4,41ミ
リモル)を乳鉢中でよく粉砕混合した後、昇華器に入れ
、油浴上で減圧で加熱した。110℃720mHgで昇
華器冷却部底部にインチアナ7テンの白色針状結晶25
0Ing(1,87ミリモル)が得られた。
このモノマーを直ちに精製脱気した5−の塩化メチレン
に溶解し、室温にてトリフルオロ酢酸10■を加え、1
夜放置した。反応液を50−のメタノール中に注ぐと、
白色沈殿が得られた。この重合体ハクロロホルム、クロ
ルベンゼン、テトラヒドロフラン、N、N−ツメチルホ
ルムアミドに可溶であった。重合体の赤外吸収スペクト
ルは第2図に、そして’H−NMRスペクトルは第3図
に示した通シであった。
更にこの重合体のテトラヒドロフラン溶液のグルツヤ−
ミエーションクロマ) /’ ラフ (Varian5
000)から分子量4はポリ不チレン換算で2000で
あることが確かめられた。
実施例1と同様にして、室温における電導塵を測定した
ところσIL’r = 10−8s/cIIL以下であ
った。
また元素分析結果は次の通りであった。
実測値 C: 71.27チH: 4.54係、S:2
3.96チ、計算値((C8H8S)nとして) C: 71.64%、I(:4.48チ、S:23.8
8チ上記方法において、トリフルオロ酢酸の代わシにメ
タンスルホン酸を重合開始剤として用いた場合も同様に
重合体が得られ、その赤外吸収スペクトルは第2図のも
のと完全に一致した。
これらの重合体を5−のクロルベンゼンに溶解し、2倍
モルのクロラニルで処理したところ黒色沈殿が生成した
。この重合体の室温における電導塵σRTは9 X 1
0−20−2tsAであシ、ヨウ素をドープしたものの
電導塵はσRT=9X 10− a/cmであった。
このものの赤外吸収スペクトルは第4図に示した通)で
あった。ドーグ後の重合体は室温下を気中に1週間放置
しても、その電導塵に変化はなかったO クロラニルの代わりに1.1倍量のN−クロルコハク酸
イミドを用い、5−のクロロホルムを用いた場合に得ら
れた重合体も第4図と全く同じ赤外吸収スペクトルを示
す黒色沈殿が得られた。この重合体の電導塵σRTは2
.6 X 10−’ル蝕であった。
実施例3 インチアナフテンを酸化重合することによるポリインチ
アナフテンの一段重合 上記実施例2(a)で記載した方法でインチアナフテン
を合成した。インチアナ7テン250■、無水塩化メチ
レン5ゴ、無水塩化アルミニウム134■及び無水塩化
第二銅134■を温度35〜37℃で1時間反応させた
ところ、黒色沈殿が生成した。これを12時間この温度
に保持した後、沈殿物を虐酸酸性メタノール溶液で処理
した後、十分水洗し、乾燥した。乾燥重合体を熱メタノ
ール、熱塩化メチレン、次いで熱クロルベンゼンテ抽出
し、205■の黒色重合体を得た。その赤外吸収スペク
トルは第4図に完全に一致した。また電導塵σRTは2
.8 X 10−2!r/cmであった。
実施例4 インチアナフテンの電気化学的重合によるポリイソチア
ナフテンの重合 下記表1に示した電解質及びインチアナフテンを所定濃
度で極性溶媒に溶解したものを電解液とし、白金板を試
料極、Al板を対極、LI/L1+を参照極とし、0.
75 mA/iの定電流密度で所定時間室温で電気化学
的に重合させたところ、正極の白金板上にポリイソチア
ナフテンのフィルムが生成した。尚、前記溶液は少くと
も30分間乾燥アルゴンでバブリングすることによシ脱
酸素処理をしたものを用いた。重合中の最大電圧は4,
5v(vtrLl/L1つであった。
生成シたフィルムをアセトニトリル次いで塩化メチレン
で十分洗浄した後、真空乾燥して電気的性能を測定した
。得られた結果は以下の表1に示す通りであった。
実施例5 本発明で得られたポリインチアナフテンがエレクトロク
ロミック表示素子材料、電池材料等として有用であるこ
とを示す例 実施例4−2で白金板の代わシに正極として酸化インジ
ウムを蒸着させた導電ガラスを用いて、電気化学的に導
電ガラス上に重合体を析出させた。
この重合体で被覆された導電ガラスを負極に、白金線を
正極に、参照電極として標準カロメル電極ヲ用い、室温
でテトラブチルアンモニウムバークロレートの292ミ
リモル/!のアセトニトリル溶液中でポーラログラフイ
ックアナライザー(EC&G社Model 174A型
)によシサイクリックポルタムを測定した。加電圧掃引
速度は20 mV/叢、掃引範囲は+1.0v〜−〇、
7V(対標準カロメル電極)とした。得られた結果は第
5図に示した通りであった。
第5図に示すように酸化ピークは+0.58V。
還元ピークは一〇、15Vで、ま7’C−0,7V〜+
0.6Vの範囲は濃青色であfi+0.6〜+1.Ov
の範囲は、極めて透明な薄い緑色に変色した。このこと
は濃青色の状態は重合体が中性の状態であり、酸化ドー
ピングの状態で透明性の高い緑色であることを示してい
る。
〔電池実験〕
実施例4−1で得たフィルムを巾1儂長さ3cIrLに
切シ、一端を導電性接着剤を用い白金線に接着したもの
を同寸法のリチウム箔の両面に1wn厚の多孔質ポリプ
ロピレン製隔膜を介して電解液を十分含浸出来るように
して配置し、0.5モル/!のリチウムバークロレート
のゾロピレンカー?ネート溶液に深さ2crrLに浸漬
した。このようにして作製したIす(インチアナフテン
)を正極、リチウム箔を負極とする電池を用い、アルゴ
ン雰囲気下、2、0 mA/cIrtLで30分間充電
を行った。充電終了後直ちに2.0 mA/dで放電を
行ない、電池電圧がIVになったところで再度前記と同
じ条件で充電を行う、充電−放電の繰返し試験を行った
ところ、充・放電効率が50係に低下するまでの充放電
の繰り返し回数は590回を記録した。また繰返し回数
5回目の充・放電効率は99チであった。さらに充電し
たままでの48時間後の自己放電率は3.2チであった
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で製造した重合体の赤外吸収スペクト
ル図である。 第2図は実施例2で製造した重合体の赤外吸収スペクト
ル図であシ、第3図は実施例2で製造した重合体の■ス
ペクトル図である。 第4図は実施例2で製造した第一の重合体をクロラニル
で処理した後の重合体の赤外吸収スペクトル図である。 第5図は実施例5のエレクトロクロミック材料試験で得
られた重合体のポーラログラフ分析結果を示すチャート
図である。 第5図 手続補正書(自発) 昭和59年 7月を日 特許庁長官 志 賀   学 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第109329号 2、発明の名称 インチアナフテン構造を有する重合体 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称 (200)昭和電工株式会社 4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号5、
補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 l)明細書第11頁第4行「ジュレンフラスコを「シュ
レンクフラスコ」に補正する。 2)同第12頁第8行17.20(8,4H)Jをr7
.20(m、4H)Jに補正する。 3)同第13頁第8行r4.65(S、4H)。 7.20(8,4H)Jをr4.11(d、2H)。 4.30(d、2H)、7.20(m、4H)Jに補正
する。 4)同第15頁第9行と第10行との間に次の文を加入
する。 r(b)、xリジしドロインチアナフテンの製造1以上 手続補正書 昭和60年8月50 ヨ  特許庁長官 宇 賀 道 部 殿事件の表示 昭
和59年 特願第j09329  号発明の名称  イ
ソチアナフテン構造を有する重合体補正をする者

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I a)及び/又
    は▲数式、化学式、表等があります▼( I b) (式中、R^1及びR^2はそれぞれ独立に水素又は炭
    素数1〜5の炭化水素基を表わし、X^−は電解質の陰
    イオンを表わし、yはモノマー1モル当りの陰イオンの
    割合を示す0.1〜1の数であり、nは重合度を示す5
    〜500の数である)で表わされるイソチアナフテン構
    造を有する重合体。 2、前記一般式( I b)で表わされるイソチアナフテ
    ン構造の電解質陰イオンX^−がCl^−、Br^−、
    I^−、ClO_4^−、BF_4^−、PF_6^−
    、AsF_6^−、SbF_6^−、AlCl_4^−
    、AlBr_3Cl^−、FeCl_4^−、SnCl
    _3^−及びCF_3SO_3^−から選ばれるもので
    ある特許請求の範囲第1項に記載の重合体。
JP10932984A 1984-05-31 1984-05-31 イソチアナフテン構造を有する重合体 Granted JPS6117581A (ja)

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CA000482753A CA1248690A (en) 1984-05-31 1985-05-30 Polyisothianaphthene, a new conducting polymer
DE8585303864T DE3577860D1 (de) 1984-05-31 1985-05-31 Polymere mit isothianaphthen-struktur und elektrochromische anzeigevorrichtung.
AT85303864T ATE53046T1 (de) 1984-05-31 1985-05-31 Polymere mit isothianaphthen-struktur und elektrochromische anzeigevorrichtung.
EP85303864A EP0164974B1 (en) 1984-05-31 1985-05-31 Polymer having isothianaphthene structure and electrochromic display

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