JP4132833B2 - 浴室ユニットのフロアー構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部にフロアーとしての浴槽フロアーと洗い場フロアーを有する浴室ユニットに係わり、特に床面を形成するフロアー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的な浴室ユニットのフロアーにおいては、浴槽フロアーと洗い場フロアーとが樹脂で一体成型されると共に、その裏面に高さ調整用の脚が設けられた防水パンによって形成されている。また、他の浴室ユニットのフロアーとしては、例えば特開平9−84714号公報に開示されているように、支持架台上に支持され浴槽落とし込み用の開口を有して浴槽の上縁部に当接する浴槽受けで浴槽を支持させた浴槽フロアーと、浴槽の側方に該浴槽の上縁部まで立ち上がったエプロン部や左右壁部を有する洗い場床からなる洗い場フロアーとで構成したものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の浴室ユニットにあっては、浴槽フロアーと洗い場フロアーが一体の防水パンで形成されているため、フロアーのレベル出し作業を行う場合に、例えば防水パンの下部に潜り込んで防水パンの裏面に設けられた高さ調整用の脚を調整しなければならなかったり、防水パン自体が大型化して設置現場への搬入が面倒となり、設置作業の作業性が劣るという問題点を有している。
【0004】
また、後者の浴室ユニットにあっては、フロアーが支持架台と浴槽受け及び洗い場床の3つの部材で形成されているため、前者の浴室ユニットの持つ問題点はある程度解消されるものの、次のような問題点を有している。すなわち、洗い場フロアーを形成する洗い場床が、浴槽の上縁部まで立ち上がったエプロン部や左右壁部を有する深底の大型形状に形成されると共に、その底壁に脚等が一体的に組み付けられていることから、嵩張ると共にその重量も重くなり、洗い場床自体の運搬や設置現場への搬入作業等の作業性が劣る。
【0005】
また、浴槽フロアーを形成する支持架台の内側には、非設置状態において比較的大きな空き空間が形成されるが、前記の3分割構造ではこの空き空間内に浴槽受けや洗い場床を収容させることが困難であるため、支持架台の空き空間の有効活用が図れず、例えば保管・運搬時に広いスペースが必要となって、結果としてコストアップを招き易い。さらに、浴槽フロアーの支持架台上に支持される浴槽受けが浴槽の上縁部を単に支持するのみであるため、浴槽を確実な防水性を有して設置することが困難となる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、フロアーを効果的な分割状態とすることにより、レベル出し等の設置の作業性向上は勿論のこと保管・運搬や搬入作業の容易化をも同時に図り得ると共に、浴槽を十分な防水性を有して安価に設置し得る浴室ユニットのフロアー構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、浴槽が設置される浴槽フロアーと洗い場が設けられる洗場フロアーとを連結することによりフロアーが形成される浴室ユニットのフロアー構造であって、前記浴槽フロアーを、上面側に開口部を有する枠状の金属架台と該金属架台の開口部内に配置され内部に浴槽が収容配置される前記金属架台と略同じ高さの深底桶状の防水パンとで構成すると共に、前記洗い場フロアーを、上面側に開口部を有する枠状の金属架台と該金属架台の開口部上に配置される浅底皿形状の防水パンとで構成することにより前記フロアーを4つの部材に分割できると共に、前記フロアーの設置状態において、浴槽側の防水パンと洗い場側の防水パンとが連結部材により連結され、且つ、前記洗い場フロアーは、防水パン部とカウンター部とに分割され、前記連結部材は、浴槽側の防水パンに形成された固定面に対応した固定部と、洗い場側の防水パンに形成された係止壁に対応して断面略逆U字状とされた係止部とを有し、当該連結部材が洗い場フロアーと浴槽側の防水パンが接する領域のほぼ全長にわたって設けられていることを特徴とする。
【0008】
このように構成することにより、浴槽フロアーと洗い場フロアーとで形成されるフロアーは、各フロアーの金属架台の開口部に防水パンがそれぞれ設置され、この設置状態において、浴槽側の防水パンと洗い場側の防水パンが連結部材を介して連結されて両防水パンが一体化される。この時、フロアーが大きく4つの部材で形成されることから、個々の形状の小型化と軽量化が図れてその保管や運搬及び搬入作業が容易に行える。また、浴槽側の防水パンが金属架台と略同じ高さの深底樋形状に形成されることから、この防水パンを浴槽側の金属架台の空き空間に収容した状態で、かつ防水パン内に他の設置部材を収容した状態で保管や運搬等が行えると共に、樋形状の防水パンでその内部に配置される浴槽下部に十分な防水性が確保される。
【0009】
そして、前記洗い場側の防水パンは、請求項2に記載の発明のように、その裏面に該防水パンの補強を兼ねる固定板が設けられ、該固定板が洗い場側の金属架台の桁材に固定されるとともに、洗い場フロアーの防水パン部の略中央部に対応するように、洗い場フロアーの金属架台を構成する枠の中央に前記桁材を配設し、且つ、前記固定板は、金属架台の中央の桁材、反浴槽側の金属架台に固定されたものとすることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係わる浴室ユニットのフロアー構造の一実施例を示し、図1がその設置状態の概略斜視図、図2が浴槽フロアーの分解斜視図、図3が洗い場フロアーの分解斜視図、図4及び図5が要部の断面図である。
【0014】
図1において、浴室ユニット1の床面を形成するフロアー2は、浴槽フロアー3と洗い場フロアー4との分割構造とされている。浴槽フロアー3は、浴槽側金属架台5(以下、金属架台5という)と内部に浴槽9が設置される浴槽側防水パン7(以下、防水パン7という)とで形成され、洗い場フロアー4は、洗い場側金属架台6(以下、金属架台6という)と表面側に洗い場10が設けられる洗い場側防水パン8(以下、防水パン8という)とで形成されている。そして、金属架台5、6の外周端部上に壁パネル11がそれぞれ組み立てられると共に、金属架台6の一端部上にカウンター12等が組み立てられること等により、浴室ユニット1が形成されている。
【0015】
前記浴槽フロアー3の金属架台5は、図2に示すように、角形もしくはL型の鋼材を溶接、ねじ止めすること等により上面側に開口部5aを有して枠状に形成されている。そして、その底面側の2本の鋼材5b、5cには、防水パン7の設置部としての4枚の防水パン支持板14が固定されると共に、この防水パン支持板14の下部や金属架台5の4隅下部にはレベル出し用の高さ調整ボルト15がそれぞれ上下動可能に取り付けられている。また、金属架台5の洗い場10側の側面の鋼材5d上には浴槽エプロン13(図1参照)を設置するための開口16が設けられ、この開口16の幅方向一端側の垂直な鋼材5eには前記防水パン7と後述する点検蓋17用の固定孔18が穿設されている。
【0016】
また、前記防水パン7は、例えば樹脂成型(もしくは防水シート等)によって深底の略樋形状に形成されて、洗い場側の側面には金属架台5の前記開口16に対応した切欠部19が設けられており、この切欠部19には固定用の孔を有する水平な連結金具固定面20と固定用の孔を有する垂直な点検蓋固定面21とが形成されている。また、防水パン7の切欠部19側を除く上面開口端縁には、該防水パン7固定用の孔を有するフランジ7aがそれぞれ一体形成されている。
【0017】
そして、この防水パン7は、金属架台5の開口部5a内に上方から嵌挿されて、その底壁7bが前記防水パン支持板14上に載置されると共に、フランジ7aを防水パン7用の図示しない壁パネル支え金具に連結固定することによって浴室ユニット1内に設置されるように構成されている。なお、金属架台5の防水パン支持板14は、浴槽9の底壁に設けられた4つの脚部と対応する位置にそれぞれ設けられている。
【0018】
一方、前記洗い場フロアー4の金属架台6は、図3に示すように、金属架台5と同様に、上面側に複数の開口部6aを有する格子に組んだ枠状に形成され、この金属架台6は、その4隅下部や他の所定位置下部にレベル出し用の高さ調整ボルト24がそれぞれ上下動可能に配設されると共に、長手方向に沿った鋼材6bと長手方向の一端側の鋼材6cには壁支え金具25固定用の孔が穿設され、長手方向に沿った中央の鋼材6dには防水パン8固定用の孔が穿設されている。
【0019】
また、金属架台6は、その長手方向の他端部に上方に立ち上がった鋼材6fを有するカウンター取付部26が設けられると共に、このカウンター取付部26の前方側には、上面が例えば一段高く設定された仕切壁27が設けられている。そして、このカウンター取付部26には、側面視L字形状の点検蓋17が上方から着脱可能に取り付けられている。なお、点検蓋17には、その外周部に固定用の孔が穿設されると共にその水平部に配管もしくは点検用の開口17aが例えば2個穿設されている。
【0020】
前記防水パン8は、例えば樹脂成型(もしくは木材等)によって浅底の略皿形状に形成されて、その側壁上部には外方に延びたフランジ8aが形成されると共に、浴槽9側のフランジ8aの端部には上方に立ち上がった係止壁8bが一体形成されている。また、防水パン8の裏面には、図5に示すように、長手方向に沿って防水パン8の金属架台6への固定機能と補強(剛性アップ)機能を兼ねる2本のL型アングル等からなる固定板28が例えばねじによって固定されている。
【0021】
そして、洗い場フロアー4は、金属架台6のカウンター取付部26側の開口部6aに点検蓋17を取り付けると共に、仕切壁27より前方の開口部6a内に防水パン8の固定板28を嵌挿位置させて、該固定板28を金属架台6の鋼材6dにねじ固定する。また、図4に示すように、防水パン8の係止壁8bに連結金具29の係止部29aを係止させて、この連結金具29の固定部29bを前記金属架台5の連結金具固定面20にねじ31で固定することにより、浴槽フロアー3の防水パン7と連結される。
【0022】
ここで、浴槽フロアー3と洗い場フロアー4の設置方法の一例と、各フロアー3、4への壁パネル11の組立方法の一例について説明する。先ず、金属架台5をその高さ調整ボルト15の調整でレベル出しすると共に、金属架台6をその高さ調整ボルト24の調整でレベル出しして、両金属架台5、6を設置場所に所定の高さで配置する。
【0023】
この時、両金属架台5、6のレベル出しは、各開口部5a、6aを利用して行い、例えば金属架台5の上端面が金属架台6のカウンター取付部26の鋼材6fの上端面と面一になるように設定する。また、両金属架台5、6の配置位置関係は、金属架台6の長手方向の鋼材6eが金属架台5の側面の鋼材5fに当接(もしくは近接)する状態に設定する。
【0024】
この両金属架台5、6を所定位置に配置した状態において、両金属架台5、6の外周端面上に壁パネル11を組み立てる。この壁パネル11の組み立ては、金属架台6の場合、その鋼材6b、6cの孔に壁支え金具25の下端をねじ固定して一体化し、この壁支え金具25の上部に形成された係止突起25aに壁パネル11の下面に設けた図示しない係止溝を係止させる。これにより、壁パネル11の下端が壁支え部材25上に位置決め載置された状態で金属架台6に支持される。
【0025】
一方、金属架台5の場合は、当該金属架台5の外周端面上に、壁支え金具25と同様に係止突起等を有する適宜の壁支え金具を使用して、該壁支え金具に例えば防水パン7のフランジ7aを固定する。これにより、壁支え金具25等で金属架台5、6の各3辺の外周端面上に所定枚数の壁パネル11がそれぞれ支持されて、浴室ユニット1の壁パネル11が両金属架台5、6上に組み立てられる。この時、壁パネル11を支持する部材が剛性ある金属架台5、6で形成されていることから、その寸法精度を所定に確保して壁パネル11の幅寸法等に容易に一致させることができて、金属架台5、6上に支持される複数の壁パネル11の幅方向両側に形成される目地幅の均一化が図れることになる。
【0026】
そして、この組み立てられた壁パネル11上に図示しない天井パネルや躯体等が組み立てられると、金属架台5の開口部5a内に防水パン7を図2の矢印イの如く嵌挿配置し、この防水パン7内に浴槽9を配置して排水等の配管を行うことで防水パン7内に浴槽9を設置する。浴槽9が設置されると、金属架台6の点検蓋17の開口17aを利用してカウンター12(図1参照)の上部に設けられる水栓等の配管を行い、点検蓋17を矢印ハの如く金属架台6のカウンター取付部26に上方から固定する。
【0027】
次に、防水パン8の固定板28を金属架台6の所定の開口部6a内に図3の矢印ロの如く嵌挿し、図5に示すように金属架台6に例えばねじ32で固定し、該金属架台6上に防水パン8を載置状態とする。この時、壁支え金具25の係止突起25aの下部に形成された断面コ字状の係合凹部25b内に、防水パン8の外周端部が壁パネル11下端に直接接することのない状態で嵌挿配置されることで、防水パン8に壁パネル11等の荷重が作用せず、防水パン11の変形が確実に防止されることになる。
【0028】
そしてこの状態で、図4に示すように、連結金具29によって防水パン8と防水パン7を連結固定することにより、浴槽フロアー3と洗い場フロアー4とが一体化されて浴室ユニット1内に設置される。つまり、この浴室ユニット1の場合、フロアー2をそれぞれ金属架台5、6と防水パン7、8からなる浴槽フロアー3と洗い場フロアー4とに分割し、各金属架台5、6を枠状でそれぞれ個別に高さ調整可能に構成すると共に、浴槽側の防水パン7を深底樋形状に形成し洗い場側の防水パン8を浅底皿形状に形成し、これらを連結部材29で連結することで一体化して、浴室ユニット1のフロアー2を形成するようにしたものである。
【0029】
なお、以上の組立方法においては、基本的に両金属架台5、6の設置、壁パネル11(天井パネル)の組み立て、両防水パン7、8の設置の順としたが、例えば浴槽フロアー3の組み立て後に洗い場フロアー4を組み立てる等、設置現場の状況等に応じて適宜の組立方法を採用でき、その際、フロアー2が大きく4つの部材に分割されていることから、各種の設置現場の状況に容易に対応できることになる。
【0030】
このように、上記実施例の浴室ユニット1のフロアー2においては、それぞれ金属架台5、6と防水パン7、8からなる浴槽フロアー3と洗場フロアー4とで分割構造とし、設置時に連結金具29で連結して一体化する構造であるため、フロアー2を大きく4つの部材で分割構成でき、個々の部材の大きさを小型で軽量化することができて、従来の3分割された場合に比較して、各部材の保管や運搬時の省スペース化を図ることができると共に、設置現場への搬入作業等を容易に行うことができる。
【0031】
特に、フロアー2が4つの部材に効果的に分割構成されているため、高さが比較的高い防水パン7を略同じ高さの金属架台5の内部に納めた状態で保管や運搬を行うことができたり、分割構造の洗い場フロアー4の防水パン8を薄型形状でより小型に形成することができて、運搬や搬入作業を一層容易に行うことが可能になる。
【0032】
また、各フロアー3、4が金属架台5、6と防水パン7、8に分割されているため、金属架台5、6のレベル出しをその開口部5a、6aを利用して簡単に行うことができると共に、防水パン7が深底樋形状に形成されているため、浴室ユニット1の設置に必要な各種部材やボルト・ナット等をこの防水パン7内に収容した状態で運搬や保管を行うことができて、運搬・保管コストの低減化が図れると共に部材の紛失等を確実に防止することができる。
【0033】
さらに、洗い場フロアー4の金属架台6に防水パン8とは別体の点検蓋17が取り付けられているため、例えばこの点検蓋17を取り外すことにより、カウンター12の上部等に設けられる水栓等の給水湯管の点検作業や配管作業を行うことができて、配管の保守作業等を容易に行うことが可能になると共に、金属架台5に浴槽エプロン13配設用の切欠部19が設けられているため、フロアー2を設置後に浴槽エプロン13を着脱可能に配設することができる。これらのことから、各フロアー3、4の保管から運搬・搬入・設置(金属架台5、6のレベル出しも含む)までの各作業を効率的かつ容易に行うことが可能になる。
【0034】
また、浴槽9が設置される防水パン7が深底樋形状に形成されているため、浴槽フロアー3に設置される浴槽9の下部周囲を防水パン7で確実に防水することができて、例えば浴槽9から溢れる湯等を該防水パン7を介して外部に的確に排水することが可能になる。また、防水パン8の裏面に金属架台6への固定機能と防水パン8の剛性アップ機能を有する固定板28を固定しているため、防水パン8自体に設けられるリブを例えば省略することができると共に、防水パン8自体の厚さを薄くすることができる。その結果、防水パン8の一層の軽量化が図れたり、成型用の金型形状を簡略化して、その金型コストを低減させることができて、安価なフロアー2が得られると共に、フロアー2の設計変更等にも容易に対応することが可能になる。
【0035】
さらにまた、浴槽フロアー3と洗い場フロアー4が、金属製の高さ調整ボルト15、24を有する金属架台5、6と、樹脂製の防水パン7、8とで形成されるため、4分割される各部材の材質を一致させることができて、例えば浴室ユニット1のリサイクル時の分別を極めて簡単に行うことができて、その作業の簡略化やリサイクル費用の低減化を図ることが可能になる。
【0036】
また、上記実施例のように防水パン7、8に関係なく壁パネル11を金属架台5、6上に直接載置して連結固定することにより、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、例えば金属架台5、6を設置し、この金属架台5、6上に壁パネル11や天井パネル及び躯体等をそれぞれ組み立てた後であっても、各防水パン7、8を設置することができるため、設置作業の汎用性を高めることができて、各種設置現場の状況に対応した適切な設置作業を行うことができる。
【0037】
また、両金属架台5、6上に壁パネル11の下端が壁支え金具25等を介して支持されるため、上部に天井パネルが組み立てられた壁パネル11の重量を剛性の高い金属架台5、6で直接支持することができて、従来のような壁パネル11等の重量による防水パン7、8の変形を確実に防止することができる。
【0038】
また、壁パネル11を支持する部材が剛性ある金属架台5、6で構成され、その寸法精度を所定に設定することができるため、所定部位の寸法を壁パネル11の寸法と容易に一致させることができて、従来のような樹脂成形精度に影響されない状態での壁パネル11のフロアー2への組み立てが可能となると共に、金属架台5、6を予め工場生産できるため、その寸法精度を一層高めることができ、複数枚の壁パネル11が幅方向に連結される場合の目地幅のバラツキ発生を抑えて所定値に設定できる。これらのことから、浴室ユニット1の床面や壁面の意匠的価値を高めることが可能になる。
【0039】
なお、上記実施例における金属架台5、6の形状や防水パン7、8の形状、防水パン8の固定板28の数や位置、連結金具29や壁支え金具25の形状その材質等も一例であって、例えば固定板28を防水パンに一体形成したリブで形成する等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、浴槽フロアーと洗い場フロアーからなるフロアーが金属架台と防水パンの4分割状態とされ、浴槽側の防水パンと洗い場側の防水パンが連結部材を介して連結されて両防水パンが一体化されるため、個々の部材の形状の小型化と軽量化を図ることができてその保管・運搬及び搬入・設置を容易に行うことができると共に、金属架台と略同じ高さの深底樋形状の防水パンでその内部に配置される浴槽下部の周囲に十分な防水性を容易に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる浴室ユニットのフロアー構造の一実施例を示すその設置状態の概略斜視図
【図2】同その浴槽フロアーの分解斜視図
【図3】同洗い場フロアーの分解斜視図
【図4】同両防水パンの連結部分の断面図
【図5】同洗い場側防水パンの固定部分の断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・浴室ユニット
2・・・・・・・フロアー
3・・・・・・・浴槽フロアー
4・・・・・・・洗い場フロアー
5・・・・・・・浴槽側金属架台
5a・・・・・・開口部
6・・・・・・・洗い場側金属架台
6a・・・・・・開口部
7・・・・・・・浴槽側防水パン
8・・・・・・・洗い場側防水パン
8a・・・・・・フランジ
8b・・・・・・係止部
9・・・・・・・浴槽
10・・・・・・洗い場
11・・・・・・壁パネル
12・・・・・・カウンター
13・・・・・・浴槽エプロン
15、24・・・高さ調整ボルト
17・・・・・・点検蓋
18・・・・・・浴槽
25・・・・・・壁支え金具
29・・・・・・連結金具
29a・・・・・係止部
29b・・・・・固定部

Claims (2)

  1. 浴槽が設置される浴槽フロアーと洗い場が設けられる洗場フロアーとを連結することによりフロアーが形成される浴室ユニットのフロアー構造であって、
    前記浴槽フロアーを、上面側に開口部を有する枠状の金属架台と該金属架台の開口部内に配置され内部に浴槽が収容配置される前記金属架台と略同じ高さの深底桶状の防水パンとで構成すると共に、前記洗い場フロアーを、上面側に開口部を有する枠状の金属架台と該金属架台の開口部上に配置される浅底皿形状の防水パンとで構成することにより前記フロアーを4つの部材に分割できると共に、前記フロアーの設置状態において、浴槽側の防水パンと洗い場側の防水パンとが連結部材により連結され、且つ、前記洗い場フロアーは、防水パン部とカウンター部とに分割され、前記連結部材は、浴槽側の防水パンに形成された固定面に対応した固定部と、洗い場側の防水パンに形成された係止壁に対応して断面略逆U字状とされた係止部とを有し、当該連結部材が洗い場フロアーと浴槽側の防水パンが接する領域のほぼ全長にわたって設けられていることを特徴とする浴室ユニットのフロアー構造。
  2. 前記洗い場側の防水パンは、その裏面に該防水パンの補強を兼ねる固定板が設けられ、該固定板が洗い場側の金属架台の桁材に固定されるとともに、洗い場フロアーの防水パン部の略中央部に対応するように、洗い場フロアーの金属架台を構成する枠の中央に前記桁材を配設し、且つ、前記固定板は、金属架台の中央の桁材、反浴槽側の金属架台に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の浴室ユニットのフロアー構造。
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